JPH10267264A - 燃焼炉用モニターシステム - Google Patents
燃焼炉用モニターシステムInfo
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- JPH10267264A JPH10267264A JP9077648A JP7764897A JPH10267264A JP H10267264 A JPH10267264 A JP H10267264A JP 9077648 A JP9077648 A JP 9077648A JP 7764897 A JP7764897 A JP 7764897A JP H10267264 A JPH10267264 A JP H10267264A
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高圧の燃焼炉において着火状態を完全に確認し
て燃焼炉を安全に運転することができる燃焼炉用モニタ
ーシステムを提供する。 【解決手段】光ファイバー型ライトパイプセンサーによ
り燃焼炉における着火状態の確認および温度測定を行う
高圧燃焼炉用モニターシステム。
て燃焼炉を安全に運転することができる燃焼炉用モニタ
ーシステムを提供する。 【解決手段】光ファイバー型ライトパイプセンサーによ
り燃焼炉における着火状態の確認および温度測定を行う
高圧燃焼炉用モニターシステム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に高圧の燃焼炉
の起動時における着火状態の確認および温度測定のため
の燃焼炉用モニターシステムに関する。
の起動時における着火状態の確認および温度測定のため
の燃焼炉用モニターシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、燃焼炉は固体燃料から液体または
気体燃料への転換が図られ、これに伴って燃料の着火不
良や失火による爆発事故が頻発する状況となった。この
ため燃焼炉における着火状態の変化を早期に発見して、
燃焼炉への燃料停止等の安全措置操作を的確に行うため
の自動装置が設置されている。
気体燃料への転換が図られ、これに伴って燃料の着火不
良や失火による爆発事故が頻発する状況となった。この
ため燃焼炉における着火状態の変化を早期に発見して、
燃焼炉への燃料停止等の安全措置操作を的確に行うため
の自動装置が設置されている。
【0003】燃焼炉における着火不良や失火の検出方法
は、温度を検出するよりも光学的な方法が早期発見に有
効であることから、一般に火炎が放つ赤外線、紫外線や
可視光線等の電磁波を捉える火炎監視装置が最も広く用
いられている。
は、温度を検出するよりも光学的な方法が早期発見に有
効であることから、一般に火炎が放つ赤外線、紫外線や
可視光線等の電磁波を捉える火炎監視装置が最も広く用
いられている。
【0004】水素は将来のクリーンな燃料として、また
はメタノールは低公害で輸送が容易で安価な燃料として
大量に使用するために大型装置の開発が要請されてい
る。大型の水素およびメタノール製造装置の開発におい
て最も問題となるのは炭化水素から合成ガスを製造する
ためのガス改質装置であり、熱効率が高く大型化が有利
なガス改質装置として、加圧下で水蒸気改質と部分酸化
を組み合わせた方式が最近注目されている。
はメタノールは低公害で輸送が容易で安価な燃料として
大量に使用するために大型装置の開発が要請されてい
る。大型の水素およびメタノール製造装置の開発におい
て最も問題となるのは炭化水素から合成ガスを製造する
ためのガス改質装置であり、熱効率が高く大型化が有利
なガス改質装置として、加圧下で水蒸気改質と部分酸化
を組み合わせた方式が最近注目されている。
【0005】この方式は、炭化水素と水蒸気の接触反応
による一次改質反応を行い、得られる一次改質ガスに酸
化剤ガスを加えて部分酸化した後、二次改質反応を行
い、得られた高温ガスを一次改質反応の熱源に用いるも
のである。これは他から熱を供給することなく、従って
一次改質反応管を外熱する改質炉を用いる必要もないの
で、ガス改質装置を高圧化することができ、大型化が容
易である等の利点がある。このように一次改質反応、部
分酸化および二次改質反応を行う自己熱交換型反応器
(以下「断熱リフォーマー」という)については、特開
昭60−186401号、特開平1−261201号お
よび特開平2−18303号等に具体的な構造が示され
ている。
による一次改質反応を行い、得られる一次改質ガスに酸
化剤ガスを加えて部分酸化した後、二次改質反応を行
い、得られた高温ガスを一次改質反応の熱源に用いるも
のである。これは他から熱を供給することなく、従って
一次改質反応管を外熱する改質炉を用いる必要もないの
で、ガス改質装置を高圧化することができ、大型化が容
易である等の利点がある。このように一次改質反応、部
分酸化および二次改質反応を行う自己熱交換型反応器
(以下「断熱リフォーマー」という)については、特開
昭60−186401号、特開平1−261201号お
よび特開平2−18303号等に具体的な構造が示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】火炎が放つ赤外線、紫
外線や可視光線等の電磁波を捉える火炎監視装置は、適
切な位置に検出端を設置することにより火炎の有無が性
格に検知され、その応答が早いことから、一般の燃焼炉
において広く用いられている。しかしながらこれらに用
いられる光学センサー(光電管)は透明ガラスにより覆
われていることから、高圧下で使用することができず、
一般に10気圧程度の圧力に耐える設計となっている。
特別に設計されたセンサーであっても20〜30気圧が
限度であり、この特別に設計のセンサーは極めて高価で
ある。
外線や可視光線等の電磁波を捉える火炎監視装置は、適
切な位置に検出端を設置することにより火炎の有無が性
格に検知され、その応答が早いことから、一般の燃焼炉
において広く用いられている。しかしながらこれらに用
いられる光学センサー(光電管)は透明ガラスにより覆
われていることから、高圧下で使用することができず、
一般に10気圧程度の圧力に耐える設計となっている。
特別に設計されたセンサーであっても20〜30気圧が
限度であり、この特別に設計のセンサーは極めて高価で
ある。
【0007】本発明者らは、断熱リフォーマーを用いた
大型水素製造装置の開発を行い、ガス改質装置を80気
圧以上の圧力として反応を行うプロセスを検討している
が、このプロセスにおいて一次改質ガスを部分酸化する
工程を安全に起動するために、酸化剤ガスを導入した時
の着火状態を確認することが必要である。
大型水素製造装置の開発を行い、ガス改質装置を80気
圧以上の圧力として反応を行うプロセスを検討している
が、このプロセスにおいて一次改質ガスを部分酸化する
工程を安全に起動するために、酸化剤ガスを導入した時
の着火状態を確認することが必要である。
【0008】また、一般の燃焼炉の着火では燃料ガスと
酸化剤ガスを少量導入しながら電気スパークを発生させ
ることにより行われるが、上記の断熱リフォーマーの燃
焼室(炉)の内部温度は1500℃以上となるため、電
気スパークを設置することが困難である。このため燃料
ガスを着火点よりも高温に加熱して、酸化剤ガスを少量
導入し、着火させる方式を採らざる得ないが、その着火
の確認がされずに可燃性ガスと酸化剤ガスの導入を継続
した場合には炉内爆発の危険があり、その被害は極めて
大きいものとなるのでこのような事態は絶対に避けなけ
ればならない。本発明の目的は、以上の如き高圧燃焼炉
において着火状態を完全に確認して燃焼炉を安全に運転
することができる燃焼炉用モニターシステムを提供する
ことにある。
酸化剤ガスを少量導入しながら電気スパークを発生させ
ることにより行われるが、上記の断熱リフォーマーの燃
焼室(炉)の内部温度は1500℃以上となるため、電
気スパークを設置することが困難である。このため燃料
ガスを着火点よりも高温に加熱して、酸化剤ガスを少量
導入し、着火させる方式を採らざる得ないが、その着火
の確認がされずに可燃性ガスと酸化剤ガスの導入を継続
した場合には炉内爆発の危険があり、その被害は極めて
大きいものとなるのでこのような事態は絶対に避けなけ
ればならない。本発明の目的は、以上の如き高圧燃焼炉
において着火状態を完全に確認して燃焼炉を安全に運転
することができる燃焼炉用モニターシステムを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の如
き課題を有する高圧燃焼炉用モニターシステムについて
鋭意検討した結果、光ファイバー型センサーを酸化剤ガ
スの供給流路ライン中に挿入し検出機器として利用する
ことにより、燃焼炉の着火状態を速やかに確認でき、燃
焼炉を安全に運転できることを見出した。本発明はかか
る知見に基いて完成したものである。
き課題を有する高圧燃焼炉用モニターシステムについて
鋭意検討した結果、光ファイバー型センサーを酸化剤ガ
スの供給流路ライン中に挿入し検出機器として利用する
ことにより、燃焼炉の着火状態を速やかに確認でき、燃
焼炉を安全に運転できることを見出した。本発明はかか
る知見に基いて完成したものである。
【0010】すなわち本発明は、光ファイバー型ライト
パイプセンサーを具備し、燃焼炉における着火状態の確
認および/または温度測定を行うことを特徴とする燃焼
炉用モニターシステムである。
パイプセンサーを具備し、燃焼炉における着火状態の確
認および/または温度測定を行うことを特徴とする燃焼
炉用モニターシステムである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における燃焼炉は、燃料と
酸化剤ガスを混合して酸化反応が行われる装置であり、
各種物質の加熱炉、焼却炉や、水蒸気の発生および加熱
用のボイラ等の一般の燃焼炉が含まれるが、水素や一酸
化炭素の製造、メタノールやアンモニア等の合成ガスの
製造のために炭化水素の部分酸化を行う部分燃焼炉、ア
ンモニア製造装置における二次改質炉、前述の断熱リフ
ォーマーの如き反応器の燃焼室も含まれ、本発明のモニ
ターシステムは特にこのように高圧で燃焼が行われる燃
焼炉に好適に用いられる。
酸化剤ガスを混合して酸化反応が行われる装置であり、
各種物質の加熱炉、焼却炉や、水蒸気の発生および加熱
用のボイラ等の一般の燃焼炉が含まれるが、水素や一酸
化炭素の製造、メタノールやアンモニア等の合成ガスの
製造のために炭化水素の部分酸化を行う部分燃焼炉、ア
ンモニア製造装置における二次改質炉、前述の断熱リフ
ォーマーの如き反応器の燃焼室も含まれ、本発明のモニ
ターシステムは特にこのように高圧で燃焼が行われる燃
焼炉に好適に用いられる。
【0012】本発明において燃焼炉に使用される燃料
は、石炭や各種廃棄物などの固体燃料、石油や重油など
の液体燃料の場合にも適用されるが、特に天然ガスやL
PGの如き気体燃料が好適であり、前述の断熱リフォー
マーにおいて部分酸化が行われるための水蒸気改質ガ
ス、アンモニア、メタノールや有機化学物質の合成装置
等から放出されるパージガス、或いはこれらのガスの混
合物も好適に用いられる。酸化剤ガスとしては、酸素ガ
ス、空気および酸素富化された空気等が挙げられる。上
記の如き気体燃料を用いる場合、燃料ガスおよび酸化剤
ガスは燃焼炉における燃焼状態を好適に維持するため
に、燃焼炉に加熱して供給されることが多く、また部分
酸化を行う場合等の炭素析出を防止するために水蒸気が
燃料ガスまたは酸化剤ガスに混合されることもある。
は、石炭や各種廃棄物などの固体燃料、石油や重油など
の液体燃料の場合にも適用されるが、特に天然ガスやL
PGの如き気体燃料が好適であり、前述の断熱リフォー
マーにおいて部分酸化が行われるための水蒸気改質ガ
ス、アンモニア、メタノールや有機化学物質の合成装置
等から放出されるパージガス、或いはこれらのガスの混
合物も好適に用いられる。酸化剤ガスとしては、酸素ガ
ス、空気および酸素富化された空気等が挙げられる。上
記の如き気体燃料を用いる場合、燃料ガスおよび酸化剤
ガスは燃焼炉における燃焼状態を好適に維持するため
に、燃焼炉に加熱して供給されることが多く、また部分
酸化を行う場合等の炭素析出を防止するために水蒸気が
燃料ガスまたは酸化剤ガスに混合されることもある。
【0013】燃料が酸化剤ガスと接触して着火燃焼した
瞬間から可視光線が発生する。本発明では、光ファイバ
ー型ライトパイプセンサーを検出機器として用い、上記
の可視光線を検出するものである。ライトパイプセンサ
ーは、様々なものが使用可能であるが、通常は直径1〜
2mmの石英製またはサファイア製の光ファイバーから
なり、外経3〜4mmのSUS等の金属製保護管を有す
るものが、好適に用いられる。
瞬間から可視光線が発生する。本発明では、光ファイバ
ー型ライトパイプセンサーを検出機器として用い、上記
の可視光線を検出するものである。ライトパイプセンサ
ーは、様々なものが使用可能であるが、通常は直径1〜
2mmの石英製またはサファイア製の光ファイバーから
なり、外経3〜4mmのSUS等の金属製保護管を有す
るものが、好適に用いられる。
【0014】上記の如き気体燃料を用いて部分酸化を行
う場合に、燃焼中の燃焼炉の内部温度は1500℃以上
となる。一般に、石英製の光ファイバー型ライトパイプ
センサーは1000℃の耐熱性を有し、サファイア製の
光ファイバー型ライトパイプセンサーは1900℃の耐
熱性を有するが、より低温で使用することにより耐久性
が向上する。酸化剤ガスは200℃程度に加熱されるこ
とが多いが、ライトパイプセンサーを燃焼炉における酸
化剤ガス導入部の供給配管内に設置することにより、酸
化剤ガスによりセンサーの加熱が抑制される。ライトパ
イプセンサーの先端は燃焼状態を好適に監視する位置に
設置される。
う場合に、燃焼中の燃焼炉の内部温度は1500℃以上
となる。一般に、石英製の光ファイバー型ライトパイプ
センサーは1000℃の耐熱性を有し、サファイア製の
光ファイバー型ライトパイプセンサーは1900℃の耐
熱性を有するが、より低温で使用することにより耐久性
が向上する。酸化剤ガスは200℃程度に加熱されるこ
とが多いが、ライトパイプセンサーを燃焼炉における酸
化剤ガス導入部の供給配管内に設置することにより、酸
化剤ガスによりセンサーの加熱が抑制される。ライトパ
イプセンサーの先端は燃焼状態を好適に監視する位置に
設置される。
【0015】本発明の燃焼炉用モニターシステムは常圧
の燃焼炉にも用いられるが、従来の火炎監視装置では使
用することのできない高圧燃焼炉でも使用できることが
特徴である。水素や一酸化炭素の製造、メタノールやア
ンモニア等の合成ガスの製造のために炭化水素の部分酸
化を行う部分燃焼炉、アンモニア製造装置における二次
改質炉、前述の断熱リフォーマーの如き反応器の燃焼室
に好適に用いられ、燃焼炉の内圧は20気圧以上、80
〜100気圧の高圧の燃焼炉にも用いられる。燃焼炉の
内部温度は前述の如く1500℃以上のものにも用いら
れる。
の燃焼炉にも用いられるが、従来の火炎監視装置では使
用することのできない高圧燃焼炉でも使用できることが
特徴である。水素や一酸化炭素の製造、メタノールやア
ンモニア等の合成ガスの製造のために炭化水素の部分酸
化を行う部分燃焼炉、アンモニア製造装置における二次
改質炉、前述の断熱リフォーマーの如き反応器の燃焼室
に好適に用いられ、燃焼炉の内圧は20気圧以上、80
〜100気圧の高圧の燃焼炉にも用いられる。燃焼炉の
内部温度は前述の如く1500℃以上のものにも用いら
れる。
【0016】燃焼状態を好適に監視できるようにするた
めに、ライトパイプセンサーは金属製保護管の先端より
も若干(数ミリ程度)突出すようにし、センサーの上部
はごみ溜まりを防止するために金属製保護管の先端を面
取りしてライトパイプセンサーを中心とした山なり構造
とすることが好ましい(図1(C)参照)。また、ライ
トパイプセンサーの振動を防止するために酸化剤ガス供
給管等の内部に揺れ止めワイヤーを取り付け、該ライト
パイプセンサーの保護管を固定することが好ましい。
めに、ライトパイプセンサーは金属製保護管の先端より
も若干(数ミリ程度)突出すようにし、センサーの上部
はごみ溜まりを防止するために金属製保護管の先端を面
取りしてライトパイプセンサーを中心とした山なり構造
とすることが好ましい(図1(C)参照)。また、ライ
トパイプセンサーの振動を防止するために酸化剤ガス供
給管等の内部に揺れ止めワイヤーを取り付け、該ライト
パイプセンサーの保護管を固定することが好ましい。
【0017】次に、図面に基いて本発明を更に詳しく説
明すれば、次の通りである。図1は、本発明の燃焼炉用
モニターシステムを断熱リホーマーに適用した例を示
し、(A)図は断熱リホーマーAの概略断面図、(B)
図は断熱リホーマーAの酸素バーナー部(破線囲繞部
B)を拡大した拡大断面図、(C)図は(B)図におい
てセンサー上端部(破線囲繞部C)を拡大した拡大断面
図である。
明すれば、次の通りである。図1は、本発明の燃焼炉用
モニターシステムを断熱リホーマーに適用した例を示
し、(A)図は断熱リホーマーAの概略断面図、(B)
図は断熱リホーマーAの酸素バーナー部(破線囲繞部
B)を拡大した拡大断面図、(C)図は(B)図におい
てセンサー上端部(破線囲繞部C)を拡大した拡大断面
図である。
【0018】(A)において、11は酸素バーナー、1
2は燃焼室、13は酸素ガス、15は一次触媒、16は
二次触媒、17は合成ガス、18は天然ガスとスチーム
の混合物を示している。(B)に示すように、断熱リホ
ーマーAの酸化剤(酸素ガス)導入部に本発明の高圧燃
焼炉用モニターシステムが設置され、酸化剤ガス供給管
2の内部に、(C)に示すように金属製保護管4を有す
るライトパイプセンサー3が配置されると共に該ライト
パイプセンサー3の先端側が酸化剤ガス導入部のノズル
部1に臨んでいる。
2は燃焼室、13は酸素ガス、15は一次触媒、16は
二次触媒、17は合成ガス、18は天然ガスとスチーム
の混合物を示している。(B)に示すように、断熱リホ
ーマーAの酸化剤(酸素ガス)導入部に本発明の高圧燃
焼炉用モニターシステムが設置され、酸化剤ガス供給管
2の内部に、(C)に示すように金属製保護管4を有す
るライトパイプセンサー3が配置されると共に該ライト
パイプセンサー3の先端側が酸化剤ガス導入部のノズル
部1に臨んでいる。
【0019】この場合、ノズル径dに対してライトパイ
プセンサー3の先端をノズル出口から5d(ノズル径の
5倍)以下とすることにより、センサーの開口角度が5
0°以上となるようにする。ライトパイプセンサー3と
保護管4の先端部構造は(C)に示され、保護管4の先
端は面取り部4aが形成されてライトパイプセンサー3
の先端3aを中心とした山なり構造とすることにより、
ごみ溜まりが防止されるようになっている。(B)に示
すように、酸化剤ガス配管2中に通したライトパイプセ
ンサー3の振動を防止するために、揺れ止めワイヤー5
を任意の間隔で位相をずらして配置してこれを保護管4
と酸化剤ガス配管2の内壁に溶接する。また、ライトパ
イプセンサー3を挿入のため酸化剤ガス供給部6の下方
においてフランジ7,7によるフランジ構造となってお
り、高圧継手8によりライトパイプセンサー3の保護管
4が固定されている。
プセンサー3の先端をノズル出口から5d(ノズル径の
5倍)以下とすることにより、センサーの開口角度が5
0°以上となるようにする。ライトパイプセンサー3と
保護管4の先端部構造は(C)に示され、保護管4の先
端は面取り部4aが形成されてライトパイプセンサー3
の先端3aを中心とした山なり構造とすることにより、
ごみ溜まりが防止されるようになっている。(B)に示
すように、酸化剤ガス配管2中に通したライトパイプセ
ンサー3の振動を防止するために、揺れ止めワイヤー5
を任意の間隔で位相をずらして配置してこれを保護管4
と酸化剤ガス配管2の内壁に溶接する。また、ライトパ
イプセンサー3を挿入のため酸化剤ガス供給部6の下方
においてフランジ7,7によるフランジ構造となってお
り、高圧継手8によりライトパイプセンサー3の保護管
4が固定されている。
【0020】
【発明の効果】本発明の燃焼炉用モニターシステムによ
れば、高圧の燃焼炉においても起動時における着火状況
を迅速に確認できるため、燃焼炉を安全に起動すること
ができる。また、本発明のモニターシステムで平常運転
時において炉内の温度計測を行うことにより、例えば酸
素バーナーの失火などの燃焼の異常を確認することもで
きる。従って本発明により従来困難であった高圧燃焼炉
の燃焼管理を極めて安全、且つ有効に行うことができ、
本発明の工業的意義が大きい。
れば、高圧の燃焼炉においても起動時における着火状況
を迅速に確認できるため、燃焼炉を安全に起動すること
ができる。また、本発明のモニターシステムで平常運転
時において炉内の温度計測を行うことにより、例えば酸
素バーナーの失火などの燃焼の異常を確認することもで
きる。従って本発明により従来困難であった高圧燃焼炉
の燃焼管理を極めて安全、且つ有効に行うことができ、
本発明の工業的意義が大きい。
【図1】本発明の燃焼炉用モニターシステムを断熱リホ
ーマーの燃焼炉に適用した実施例を示す断面図であり、
(A)は断熱リホーマーの概略断面図、(B)は断熱リ
ホーマーAの酸素バーナー部(破線囲繞部B)を拡大し
た拡大断面図、(C)は(B)においてセンサー上端部
(破線囲繞部C)を拡大した拡大断面図。
ーマーの燃焼炉に適用した実施例を示す断面図であり、
(A)は断熱リホーマーの概略断面図、(B)は断熱リ
ホーマーAの酸素バーナー部(破線囲繞部B)を拡大し
た拡大断面図、(C)は(B)においてセンサー上端部
(破線囲繞部C)を拡大した拡大断面図。
1 ノズル部 2 酸化剤ガス供給管 3 ライトパイプセンサー 3a 先端 4 保護管 4a 面取り部 5 揺れ止めワイヤー 6 酸化剤ガス供給部 7 フランジ 8 高圧継手
Claims (4)
- 【請求項1】 光ファイバー型ライトパイプセンサーを
具備し、燃焼炉における着火状態の確認および/または
温度測定を行うことを特徴とする燃焼炉用モニターシス
テム。 - 【請求項2】 燃焼炉における酸化剤ガス導入部の供給
配管内に、ライトパイプセンサーを設置する請求項1に
記載の燃焼炉用モニターシステム。 - 【請求項3】 燃焼炉の内圧が20気圧以上である請求
項1または請求項2に記載の燃焼炉用モニターシステ
ム。 - 【請求項4】 加圧下において、炭化水素と水蒸気の接
触反応による一次改質反応を行い、次いで得られた一次
改質ガスに酸化剤ガスを加えて燃焼炉で部分酸化した
後、二次改質反応を行い、得られた高温ガスを一次改質
反応の熱源に用いるガス改質装置における部分酸化反応
用燃焼炉に設置された請求項1〜3のいずれかに記載の
燃焼炉用モニターシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9077648A JPH10267264A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 燃焼炉用モニターシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9077648A JPH10267264A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 燃焼炉用モニターシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10267264A true JPH10267264A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13639722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9077648A Pending JPH10267264A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 燃焼炉用モニターシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10267264A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003002606A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Nippon Sanso Corp | 一酸化炭素、水素生成用燃焼装置及びバーナ |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9077648A patent/JPH10267264A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003002606A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Nippon Sanso Corp | 一酸化炭素、水素生成用燃焼装置及びバーナ |
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