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JPH10256748A - 二重蓋構造 - Google Patents

二重蓋構造

Info

Publication number
JPH10256748A
JPH10256748A JP5756897A JP5756897A JPH10256748A JP H10256748 A JPH10256748 A JP H10256748A JP 5756897 A JP5756897 A JP 5756897A JP 5756897 A JP5756897 A JP 5756897A JP H10256748 A JPH10256748 A JP H10256748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
closed
inner lid
cover
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5756897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Shimizu
邦夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5756897A priority Critical patent/JPH10256748A/ja
Publication of JPH10256748A publication Critical patent/JPH10256748A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外側蓋と内側蓋とを一度に閉塞することがで
きるようにする。 【解決手段】 外郭筐体2を開閉する外側蓋13と、外
郭筐体の内部に配置された内部筐体3の凹部5を開閉す
る内側蓋8とを備えた二重蓋構造であって、外側蓋には
押圧部14が形成され、内側蓋には外側蓋が閉塞される
ときに該外側蓋の押圧部に押圧される被押圧部8aが形
成された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二重蓋構造に関す
る。詳しくは、外側蓋と内側蓋とを一度に閉塞すること
ができるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、光ディスク等の記録媒体に係る
再生を行うための再生部やスピーカー部等が一体的に形
成されて成る本体部(内部筐体)が外郭筐体内に配置さ
れた所謂ステレオセットと称される再生及び/又は記録
装置がある。
【0003】このような再生及び/又は記録装置にあっ
ては、一般に、外郭筐体を開閉するための外側蓋と、内
部筐体に形成され内部に上記した記録媒体が装着される
装着部を有する凹部を開閉するための内側蓋とを備えて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな外側蓋と内側蓋とを備えた従来の再生及び/又は記
録装置にあっては、内側蓋の閉塞時には外側蓋の開閉を
行うことができるが、内側蓋の開放時には外側蓋の開閉
を行うことができないようになっていた。
【0005】これは、内側蓋の開閉に拘らず外側蓋を開
閉することができるようにした場合に、内側蓋を開放し
た状態で外側蓋を閉塞しその状態で再生及び/又は記録
装置を放置してしまうと、内部筐体と外側蓋との隙間で
浮遊していた塵や埃が凹部内に入り込み装着部に付着し
てしまい、記録媒体に対する再生及び/又は記録に支障
を来す可能性があり、これを避ける等のためである。
【0006】従って、従来の再生及び/又は記録装置に
おいては、常に、内側蓋を閉じてから外側蓋を閉じなけ
ればならず大変不便であり、2回蓋を閉じるという面倒
な作業をしなければならず手間がかかってしまうという
問題がある。
【0007】そこで、本発明二重蓋構造は、上記した問
題点を克服し、外側蓋と内側蓋とを一度に閉塞すること
ができるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明二重蓋構造は、上
記した課題を解決するために、外側蓋には押圧部が形成
され、内側蓋には外側蓋が閉塞されるときに該外側蓋の
押圧部に押圧される被押圧部が形成されたものである。
【0009】従って、本発明二重蓋構造にあっては、外
側蓋を閉塞すると内側蓋も同時に閉塞される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明二重蓋構造の実施
の形態を図示した実施の一例に従って説明する。
【0011】尚、以下に示す実施例は本発明二重蓋構造
を、例えば、コンパクトディスク(CD)プレイヤーを
有する所謂ステレオセットである再生及び/又は記録装
置に適用したものである。
【0012】また、本明細書において方向を示すとき
は、図1における左下方に向かう方向を前、右上方に向
かう方向を後、左上方に向かう方向を左、右下方に向か
う方向を右、上方に向かう方向を上、下方に向かう方向
を下として説明をする。
【0013】再生及び/又は記録装置1は上方に開口し
た箱状の外郭筐体2とその内部に配置された内部筐体
3、即ち、光ディスク(コンパクトディスク)に係る再
生を行うための再生部やスピーカー部等が一体的に形成
されて成る本体部とを備えている(図1参照)。
【0014】外郭筐体2の前側の開口縁には段差部2a
が形成され、該段差部2aは後述する外側蓋が閉じられ
たときにその前端縁を受ける受部とされる。
【0015】内部筐体3の上面にはその中央部から右方
にかけて複数の操作摘子4、4、・・・が配置され、該
操作摘子4、4、・・・は光ディスクに係る再生やその
停止、或は、音量調整や音質調整等の各種の調整等を行
うためのものである。
【0016】内部筐体3の上面の左側の部分には上方に
開口する凹部5が形成され、該凹部5の内部には光ディ
スクが装着される図示しない装着部が設けられている。
そして、凹部5の前側の開口縁には段差部5aが形成さ
れている。
【0017】そして、内部筐体3には凹部5の右側の開
口縁の前端部の近傍に位置する前後方向に長い矩形状の
摘子挿通孔6が形成されている。また、内部筐体3の上
面の右側縁部には前後方向に長い挿通孔7が形成されて
いる。
【0018】内側蓋8は略矩形の板状を為し、その厚み
Tは図3に示す内部筐体3の上面と段差部5aとの間の
距離H1よりも薄くされており、一端部が上記凹部5の
左右両側壁の後端部でその上端部に回動自在に支持され
ている。そして、内側蓋8の内面の他端部寄りの位置で
右端部には係止爪9が垂設されている(図2参照)。
【0019】係止爪9は内側蓋8の内面からこれと垂直
方向に突出した突出部9aと該突出部9aの先端部から
内側蓋8の上記一端部側に突出した係止部9bとが一体
に形成されて成る。そして、係止部9bは先端に行くに
従い内側蓋8の内面に近づく円弧面9cと該円弧面9c
に連続し内側蓋8の内面と平行な係止面9dとを備えて
いる。
【0020】内側蓋8の内面の左右両側縁の一端部から
は板状の軸支部10、10が垂設され(図2にひとつの
もののみ示す。)、該軸支部10、10のうち右側に位
置するもの10はその厚み方向と直交する方向を向く面
の前半部が円弧面10aとされ、該円弧面10aに連続
する後半部の面10bが略平面状を為し内側蓋8が閉塞
された状態、即ち、水平な状態においては後方に行くに
従って上方へ変位する当接面として形成されている。
【0021】そして、軸支部10、10は凹部5の側壁
に両端部が固定された回動軸11の両端寄りの位置で回
動自在に支持され、右側の軸支部10の直ぐ内側には、
コイル部が回動軸11に外嵌状に支持された捩じりコイ
ルバネ12が内側蓋8の内面と後述するストッパ部との
間に介挿され、捩じりコイルバネ12によって内側蓋8
に図3乃至図9で見て時計回り方向への回動力が付勢さ
れる。
【0022】外側蓋13は左右方向に長い矩形の稍厚手
の板状を為し、幅方向における一端部が外郭筐体2の後
端部でその上端部に回動自在に支持され、内面の左半部
の略中央から押圧突起14が垂設されている(図2参
照)。そして、押圧突起14の軸方向の長さLは図3に
示す外郭筐体2の受部2aと内部筐体3の上面との間の
距離H2よりも稍長くされており、先端部は略半球状に
形成されている。
【0023】外側蓋13の右側縁には支持棒15の一端
部が回動自在に支持されている。そして、支持棒15は
内部筐体3の右側縁部に形成された上記挿通孔7を挿通
され、他端部が内部筐体3の内部で移動自在に支持され
ている。
【0024】開閉スイッチ16は主部17と摘子部18
と係合部19とばね掛け部20とが一体に形成されて成
る(図2参照)。
【0025】主部17は板状を為し左右方向から見て前
後方向に稍長い長方形状をしており、その中央部に左右
両側面を貫通し前後方向に延びる被案内孔17aが形成
されている。
【0026】摘子部18は主部17の前端部から立設さ
れ内部筐体3に形成された上記摘子挿通孔6に下側から
挿通され、その上端部が内部筐体3の上面から上方に突
出されている。
【0027】係合部19は棒状を為し摘子部18の下端
部から左方に突設され、また、ばね掛け部20は主部1
7の前面の下端部に前方に突出するようにして設けられ
ている。
【0028】案内部21、ばね掛け部22、ストッパ部
23がそれぞれ内部筐体3の内部に設けられている(図
2参照)。
【0029】案内部21は矩形の板状を為し、上記開閉
スイッチ16の被案内孔17aに挿通される。そして、
案内部21の前後方向の長さは被案内孔17aのそれよ
り短く形成されており、開閉スイッチ16が案内部21
に対して前後方向に摺動自在に支持される。
【0030】ばね掛け部22は開閉スイッチ16の前方
に位置されており、ばね掛け部22と開閉スイッチ16
のばね掛け部20との間に引張コイルバネ24が張設さ
れている。従って、引張コイルバネ24によって開閉ス
イッチ16には前方への移動力が付勢され、これにより
後述するように開閉スイッチ16に後方への移動力が加
えられていない状態においては、案内部21は開閉スイ
ッチ16の被案内孔17aの後端に寄った位置にあり、
また、開閉スイッチ16の摘子部18は摘子挿通孔6の
前端部に位置されている。
【0031】ストッパ部23は開閉スイッチ16の後方
に位置されており、左右方向に長い三角柱状に形成され
ている。ストッパ部23の3つの長方形状の面のうちの
一の面23aは略前方を向く弾接面として形成され、該
弾接面23aに上記捩じりコイルバネ12の一方の腕が
弾接され、また、捩じりコイルバネ12の他方の腕は内
側蓋8の内面に弾接されている。そして、長方形状の面
のうち他の一の面23bは略上斜め後方を向くストッパ
面として形成され、該ストッパ面23bには後述するよ
うに内側蓋8が回動されて開放されたときにその軸支部
10の当接面10bが当接し、これにより内側蓋8が開
放状態で停止される。
【0032】次に、内側蓋8及び外側蓋13の開閉動作
について説明をする(図3乃至図9参照)。
【0033】先ず、内側蓋8及び外側蓋13が閉塞され
た状態について説明をする(図3参照)。
【0034】外側蓋13はその前端縁が外郭筐体2の受
部2aに載置され水平な状態とされ、内側蓋8の外面8
aが外側蓋13の押圧突起14によって上方から押圧さ
れている。ここで、上記捩じりコイルバネ12のばね力
は外側蓋13の自重により内側蓋8に対して生じる押圧
力よりも小さくされている。そして、上記したように、
押圧突起14の軸方向の長さが外郭筐体2の受部2aと
内部筐体3の上面との距離よりも稍長く形成されてお
り、かつ、内側蓋8の厚みが内部筐体3の上面と段差部
5aとの距離よりも薄くされているため、内側蓋8はそ
の前端縁が段差部5aの少し上方に位置し稍前下がりの
状態とされている。また、開閉スイッチ16は移動範囲
における前端にあり、即ち、案内部21が被支持孔17
aの後端に寄った状態とされている。
【0035】尚、外側蓋13は、上記のように、その自
重によって閉塞状態が保たれるようになっているが、こ
れに限らず、外郭筐体2と外側蓋13とが当接する部分
にロック機構を設けて外側蓋13の閉塞状態を保つよう
にしてもよい。
【0036】上記のように、内側蓋8及び外側蓋13が
閉塞された状態で外側蓋13を手動により開放する(図
4参照)。
【0037】外側蓋13を開放すると、該外側蓋13に
よる内側蓋8に対する押圧が解除され、これにより内側
蓋8は捩じりコイルバネ12のばね力によって略上方へ
回動される。そして、内側蓋8が稍上方へ回動されたと
ころで係止爪9の係止部9bと開閉スイッチ16の係合
部19とが係合し、即ち、係止部9bの係止面9dが係
合部19の下面と当接し、内側蓋8は水平な状態で停止
される。
【0038】次に、内側蓋8を開閉するために開閉スイ
ッチ16の摘子部18を操作し、該摘子部18を摘子挿
通孔6の後端側に移動させる(図5参照)。
【0039】即ち、ばね掛け部22と開閉スイッチ16
のばね掛け部20との間に張設された引張コイルバネ2
4のばね力に抗して摘子部18を摘子挿通孔6の後端側
に移動させると、係合部19と内側蓋8の係止爪9との
係合が解除され、内側蓋8は捩じりコイルバネ12のば
ね力により図5で見て時計回り方向へ回動されていく。
【0040】尚、摘子部18を摘子挿通孔6の後端側に
移動させたときには開閉スイッチ16が案内部21に案
内されて後方へ移動され、被案内孔17aの後端側に位
置されていた案内部21は被案内孔17aの前端側に位
置される。
【0041】そして、内側蓋8はさらに時計回り方向へ
回動され、軸支部10の当接面10bがストッパ部23
のストッパ面23bに当接したところで停止される(図
6参照)。
【0042】尚、係合部19と係止爪9との係合が解除
された後に摘子部18に対する後方への押圧を解除する
と、開閉スイッチ16は引張コイルバネ24のばね力に
より前方へ移動され元の状態、即ち、案内部21が開閉
スイッチ16の被案内孔17aの後端側に寄った位置に
戻り、また、開閉スイッチ16の摘子部18は摘子挿通
孔6の前端部に再び位置される(図6参照)。
【0043】上記のように外側蓋13及び内側蓋8が開
放された状態から外側蓋13を閉塞すれば、以下に示す
ように内側蓋8も同時に閉塞される。
【0044】外側蓋13を図7で見て手動により反時計
回り方向に回動していくと、外側蓋13の押圧突起14
が内側蓋8の外面8aに当接する(図7参照)。
【0045】さらに外側蓋13を反時計回り方向に回動
させていくと、内側蓋8は外側蓋13の押圧突起14に
押圧され外側蓋13と共に図7で見て反時計回り方向に
回動される。そして、反時計回り方向に回動された内側
蓋8は、その係止爪9の係止部9bが開閉スイッチ16
の係合部19に当接する。即ち、係止部9bの円弧面9
cが係合部19に当接し、さらに外側蓋13の回動によ
り内側蓋8が回動されていくと円弧面9cと係合部19
とが摺接し、このとき開閉スイッチ16は引張コイルバ
ネ24のばね力に抗して僅かに後方に移動される(図8
参照)。
【0046】さらに外側蓋13の回動により内側蓋8が
反時計回り方向に回動され円弧面9cと係合部19との
摺接が解除されたところで、開閉スイッチ16は引張コ
イルバネ24のばね力により前方へ移動され元の状態に
戻る(図9参照)。このとき内側蓋8は略水平な状態と
なっており、外側蓋13は稍前上がりの状態とされてい
る。
【0047】そして、上記したように、内側蓋8の厚み
が内部筐体3の上面と段差部5aとの距離よりも薄くさ
れているため、内側蓋8の前端縁が段差部5aの少し上
方に位置し稍前下がりの状態となるまで以下のように外
側蓋13の回動により内側蓋8は図9で見て反時計回り
方向にさらに回動される。
【0048】図9の状態、即ち、外側蓋13が稍前上が
りの状態からさらに反時計回り方向に回動されると該外
側蓋13はその前端縁が外郭筐体2の上記受部2aに当
接し水平な状態となり、外側蓋13の押圧突起14によ
って押圧された内側蓋8はその前端縁が段差部5aの少
し上方に位置し稍前下がりの状態になるまで反時計回り
方向に回動される。そして、上記したように、捩じりコ
イルバネ12のばね力が外側蓋13の自重により内側蓋
8に対して加えられる押圧力よりも小さくされているた
め、上記の状態、即ち、外側蓋13が水平の状態、内側
蓋8が稍前下がりの状態が保たれ、この状態が外側蓋1
3及び内側蓋8が共に閉塞された状態となる。
【0049】このように内側蓋8の厚みを内部筐体3の
上面と段差部5aとの距離よりも薄く形成し、外側蓋1
3が閉塞されたときに内側蓋8がその前端縁が段差部5
aの少し上方に位置し稍前下がりの状態で閉塞されるよ
うにしてあれば、再生及び/又は記録装置1の製造工程
において寸法公差等により外側蓋13や内側蓋8の位置
精度に多少のずれが生じても、常に、外側蓋13はその
前端縁が受部2bに当接し、かつ、内側蓋8はその前端
部が内部筐体3の上面から段差部5aまでの間に位置さ
れ、外側蓋13及び内側蓋8を同時に確実に閉塞するこ
とができる。
【0050】図示しない光ディスクの再生は以下のよう
にして行う。
【0051】先ず、外側蓋13及び内側蓋8が閉塞され
た状態(図3参照)から、上記と同様にして外側蓋13
を開放し(図4参照)、続いて内側蓋8を開放する(図
6参照)。そして、この図6の状態では内部筐体3の凹
部5の上方が開口されており、該凹部5内に設けられた
装着部に図示しない光ディスクを装着する。
【0052】光ディスクを装着した後、内側蓋8のみを
閉塞する。内側蓋8を閉塞するには、内側蓋8を捩じり
コイルバネ12のばね力に抗して図6で見て反時計回り
方向に、以下に示すように手動で回動することにより行
う。
【0053】図6の状態から内側蓋8を反時計回り方向
に回動させていくと、内側蓋8が外側蓋13の押圧突起
14に押圧されて回動される場合と同様に係止爪9の円
弧面9cと係合部19とが摺接し開閉スイッチ16が引
張コイルバネ24のばね力に抗して僅かに後方に移動さ
れる。そして、内側蓋8が反時計回り方向にさらに回動
され、係止爪9の円弧面9cと係合部19との摺接が解
除されたところで、開閉スイッチ16は引張コイルバネ
24のばね力により前方へ移動され元の状態に戻り、こ
こで内側蓋8に対する手動による上方側からの押圧を解
除することにより係止爪9と係合部19とが係合され、
これにより内側蓋8は水平な状態で閉塞される(図4参
照)。
【0054】そして、このように内側蓋8のみが閉塞さ
れた状態において、内部筐体3の上面に設けられた操作
摘子4、4、・・・のうちの再生用摘子を操作すること
により凹部5内の装着部に装着された光ディスクの再生
が為される。また、光ディスクに係る音量調整や音質調
整等は操作摘子4、4、・・・のうちの各摘子4、4、
・・・を操作することにより行う。
【0055】尚、再生及び/又は記録装置1にあって
は、光ディスクの再生は内側蓋8が閉塞された状態、即
ち、内側蓋8及び外側蓋13が共に閉塞された状態か、
或は、内側蓋8が閉塞され外側蓋13が開放された状態
でなければ行われないようになっている。
【0056】上記したように、再生及び/又は記録装置
1にあっては、外側蓋13に押圧突起14を設け外側蓋
13を閉塞するときに押圧突起14が内側蓋8の外面8
aを押圧して外側蓋13と内側蓋8とが一度に閉塞され
るようになっており、逆に、外側蓋13を開放しても該
外側蓋13と同時に内側蓋8が開放されることはない。
【0057】従って、上記のように内側蓋8が閉塞され
た状態でしか光ディスクの再生が為されないようになっ
ている上記装置1に適合し、即ち、光ディスクの再生中
に外側蓋13を開放する必要がある場合、例えば、音量
調整や音質調整を行おうとした場合に内側蓋8が同時に
開放されて再生が停止してしまうというような不具合を
生じることはない。
【0058】光ディスクの装着部からの取出は、以下の
ようにして行う。
【0059】内側蓋8及び外側蓋13が共に閉塞された
状態(図3参照)からの光ディスクの取出は、先ず外側
蓋13を開放し(図4参照)、次に内側蓋8を開放し
(図6参照)、装着部から再生が終了した光ディスクを
取り出すことにより行う。
【0060】また、内側蓋8が閉塞され外側蓋13が開
放された状態(図4参照)からの光ディスクの取出は、
内側蓋8を開放し(図6参照)、装着部から再生が終了
した光ディスクを取り出すことにより行う。
【0061】しかして、上記した再生及び/又は記録装
置1にあっては、外側蓋13を閉塞するときにその押圧
突起14が内側蓋8の外面8aを押圧して、外側蓋13
と内側蓋8とを一度に閉塞することができるため、2回
蓋を閉じる作業、即ち、内側蓋8を閉じてから外側蓋1
3を閉じるという面倒な作業を行う必要がなく手間を省
くことができる。
【0062】また、外側蓋13の内面に押圧突起14を
設けるという簡単な構造により外側蓋13と内側蓋8と
を一度に閉塞することができるため、外側蓋13と内側
蓋8を一度に閉塞させるために他の特別な機構を設ける
必要がなく、再生及び/又は記録装置1の製造コストが
大幅に増加してしまうようなことがない。
【0063】尚、上記には、外側蓋13に押圧突起14
を設け、該押圧突起14によって内側蓋8が押圧される
ことにより外側蓋13及び内側蓋8が一度に閉塞される
場合について示したが、逆に、内側蓋8の外面8aに被
押圧突起を設け、外側蓋13が回動するときに該外側蓋
13の内面が被押圧突起を押圧することにより外側蓋1
3及び内側蓋8が一度に閉塞されるようにしてもよい。
この場合にあっても、外側蓋13に押圧突起14を設け
た場合と同様の効果を奏する。
【0064】また、外側蓋13及び内側蓋8の何れにも
突起を設けず、外側蓋13が回動するときに該外側蓋1
3の内面が内側蓋8の外面8aと接するようにして外側
蓋13が内側蓋8を直接押圧することにより外側蓋13
及び内側蓋8が一度に閉塞されるようにしてもよい。こ
の場合にあっても、外側蓋13に押圧突起14を設けた
場合と同様の効果を奏する。
【0065】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明二重蓋構造は、外郭筐体を開閉する外側蓋
と、外郭筐体の内部に配置された内部筐体の凹部を開閉
する内側蓋とを備えた二重蓋構造であって、外側蓋には
押圧部が形成され、内側蓋には外側蓋が閉塞されるとき
に該外側蓋の押圧部に押圧される被押圧部が形成された
ので、外側蓋を閉塞するときにその押圧部が内側蓋の被
押圧部を押圧して、外側蓋と内側蓋とを一度に閉塞する
ことができるため、2回蓋を閉じるという面倒な作業を
行う必要がなく手間を省くことができる。
【0066】請求項2に記載した発明にあっては、外側
蓋の押圧部が外側蓋の内面に設けられた押圧突起又は外
側蓋の内面であり、内側蓋の被押圧部が内側蓋の外面又
は内側蓋の外面に設けられた被押圧突起であるので、外
側蓋の内面に押圧突起又は内側蓋の外面に被押圧突起を
設けるという簡単な構造により外側蓋と内側蓋を一度に
閉塞することができるため、外側蓋と内側蓋とを一度に
閉塞するのに他の特別な機構を設ける必要がなく、これ
により製造コストが大幅に増加してしまうようなことが
ない。
【0067】請求項3及び請求項4に記載した発明にあ
っては、内側蓋が外側蓋の押圧によって該外側蓋と共に
閉塞されたときの内側蓋の閉塞位置が、外側蓋が閉塞さ
れず内側蓋のみが閉塞されたときの内側蓋の閉塞位置よ
りも上記凹部の内底面に寄った位置であるので、製造工
程において寸法公差等により外側蓋や内側蓋の位置精度
に多少のずれが生じても、常に、外側蓋及び内側蓋を同
時に確実に閉塞することができる。
【0068】請求項5乃至請求項8に記載した発明にあ
っては、凹部内には記録媒体が装着される装着部が設け
られ、内側蓋が閉塞されたときにのみ上記記録媒体に対
する再生及び/又は記録を行い得る再生及び/又は記録
装置に適用したので、内側蓋は外側蓋を閉塞するときに
その押圧部が内側蓋の被押圧部を押圧することにより外
側蓋と共に閉塞されるようになっており、逆に、外側蓋
を開放したときには押圧部が被押圧部を押圧せず同時に
内側蓋が開放されることがないため、記録媒体の再生及
び/又は記録中に外側蓋を開放した場合でも内側蓋が開
放されて再生及び/又は記録が停止してしまうような不
具合を生じることがない。
【0069】尚、上記した実施例において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際
しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面は本発明二重蓋構造を再生及び/又は記録
装置に適用した実施の一例を示すものであり、本図は再
生及び/又は記録装置の概略斜視図である。
【図2】要部の拡大斜視図である。
【図3】図4乃至図9と共に外側蓋及び内側蓋の開閉動
作を一部を断面にして示す側面図であり、本図は外側蓋
及び内側蓋が閉塞された状態を示す図である。
【図4】外側蓋のみが開放された状態を示す図である。
【図5】図4に続き、内側蓋を開放しようとした直後の
状態を示す図である。
【図6】図5に続き内側蓋が開放された状態を示す図で
ある。
【図7】外側蓋と共に内側蓋を閉塞しようとした直後の
状態を示す図である。
【図8】図7に続く状態を示す図である。
【図9】図8に続く状態を示す図である。
【符号の説明】
1…再生及び/又は記録装置、2…外郭筐体、3…内部
筐体、5…凹部、8…内側蓋、8a…外面(被押圧
部)、13…外側蓋、14…押圧突起(押圧部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外郭筐体を開閉する外側蓋と、外郭筐体
    の内部に配置された内部筐体の凹部を開閉する内側蓋と
    を備えた二重蓋構造であって、 上記外側蓋には押圧部が形成され、 上記内側蓋には外側蓋が閉塞されるときに該外側蓋の押
    圧部に押圧される被押圧部が形成されたことを特徴とす
    る二重蓋構造。
  2. 【請求項2】 上記外側蓋の押圧部が外側蓋の内面に設
    けられた押圧突起又は外側蓋の内面であり、 上記内側蓋の被押圧部が内側蓋の外面又は内側蓋の外面
    に設けられた被押圧突起であることを特徴とする請求項
    1に記載の二重蓋構造。
  3. 【請求項3】 内側蓋が外側蓋の押圧によって該外側蓋
    と共に閉塞されたときの内側蓋の閉塞位置が、外側蓋が
    閉塞されず内側蓋のみが閉塞されたときの内側蓋の閉塞
    位置よりも上記凹部の内底面に寄った位置であることを
    特徴とする請求項1に記載の二重蓋構造。
  4. 【請求項4】 内側蓋が外側蓋の押圧によって該外側蓋
    と共に閉塞されたときの内側蓋の閉塞位置が、外側蓋が
    閉塞されず内側蓋のみが閉塞されたときの内側蓋の閉塞
    位置よりも上記凹部の内底面に寄った位置であることを
    特徴とする請求項2に記載の二重蓋構造。
  5. 【請求項5】 上記凹部内には記録媒体が装着される装
    着部が設けられ、 上記内側蓋が閉塞されたときにのみ上記記録媒体に対す
    る再生及び/又は記録を行い得る再生及び/又は記録装
    置に適用したことを特徴とする請求項1に記載の二重蓋
    構造。
  6. 【請求項6】 上記凹部内には記録媒体が装着される装
    着部が設けられ、 上記内側蓋が閉塞されたときにのみ上記記録媒体に対す
    る再生及び/又は記録を行い得る再生及び/又は記録装
    置に適用したことを特徴とする請求項2に記載の二重蓋
    構造。
  7. 【請求項7】 上記凹部内には記録媒体が装着される装
    着部が設けられ、 上記内側蓋が閉塞されたときにのみ上記記録媒体に対す
    る再生及び/又は記録を行い得る再生及び/又は記録装
    置に適用したことを特徴とする請求項3に記載の二重蓋
    構造。
  8. 【請求項8】 上記凹部内には記録媒体が装着される装
    着部が設けられ、 上記内側蓋が閉塞されたときにのみ上記記録媒体に対す
    る再生及び/又は記録を行い得る再生及び/又は記録装
    置に適用したことを特徴とする請求項4に記載の二重蓋
    構造。
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