JPH10255935A - ジョイントコネクタ - Google Patents
ジョイントコネクタInfo
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- JPH10255935A JPH10255935A JP6146197A JP6146197A JPH10255935A JP H10255935 A JPH10255935 A JP H10255935A JP 6146197 A JP6146197 A JP 6146197A JP 6146197 A JP6146197 A JP 6146197A JP H10255935 A JPH10255935 A JP H10255935A
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- Japan
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- terminal
- contact
- plate
- metal plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 端子金具における金属板(ジョイントプレー
ト)との接触部(舌片部)を変形し難くする。 【解決手段】 上下二段に形成された端子収容室11間
にジョイントプレート30が組み込まれるようになって
いる。このジョイントプレート30は金属薄板を折り合
わせて形成され、連結片部31の一縁部には複数個の弾
性接触片部32が上下に拡開した状態で並設されてい
る。一方、端子収容室11内に嵌め込まれる端子金具2
0は、底板を折り返して形成した舌片部23とこれを保
護するための保護壁24を備え、かつ舌片部23の上端
部が保護壁24から突出しないように設定されている。
そして、端子金具20を端子収容室11内に嵌め込む
と、ジョイントプレート30の弾性接触片部32が保護
壁24内に入り込んで舌片部23に接触する。従って、
舌片部23を保護壁24から突出させなくてもよいか
ら、舌片部23を変形し難くすることができる。
ト)との接触部(舌片部)を変形し難くする。 【解決手段】 上下二段に形成された端子収容室11間
にジョイントプレート30が組み込まれるようになって
いる。このジョイントプレート30は金属薄板を折り合
わせて形成され、連結片部31の一縁部には複数個の弾
性接触片部32が上下に拡開した状態で並設されてい
る。一方、端子収容室11内に嵌め込まれる端子金具2
0は、底板を折り返して形成した舌片部23とこれを保
護するための保護壁24を備え、かつ舌片部23の上端
部が保護壁24から突出しないように設定されている。
そして、端子金具20を端子収容室11内に嵌め込む
と、ジョイントプレート30の弾性接触片部32が保護
壁24内に入り込んで舌片部23に接触する。従って、
舌片部23を保護壁24から突出させなくてもよいか
ら、舌片部23を変形し難くすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョイントコネク
タに関する。
タに関する。
【0002】
【従来の技術】図5に一般的なジョイントコネクタを示
す。これは図示するように、直方体形状のコネクタハウ
ジング1を備えて構成される。このコネクタハウジング
1内には、複数の端子収容室2が上下二段に並設され、
前方から電線Cの端末に接続された端子金具3を差し込
み可能にしている。また、この上下に並設された各端子
収容室2間にはプレート収容部4が形成されており、前
方からジョイントプレート5が組み付けられるようにな
っている。そして、プレート収容部4にジョイントプレ
ート5を組み付けた後、各端子収容室2に端子金具3を
差し込むと、各端子金具3とジョイントプレート5とが
導通接触し、これにより各電線Cをジョイントすること
ができる。
す。これは図示するように、直方体形状のコネクタハウ
ジング1を備えて構成される。このコネクタハウジング
1内には、複数の端子収容室2が上下二段に並設され、
前方から電線Cの端末に接続された端子金具3を差し込
み可能にしている。また、この上下に並設された各端子
収容室2間にはプレート収容部4が形成されており、前
方からジョイントプレート5が組み付けられるようにな
っている。そして、プレート収容部4にジョイントプレ
ート5を組み付けた後、各端子収容室2に端子金具3を
差し込むと、各端子金具3とジョイントプレート5とが
導通接触し、これにより各電線Cをジョイントすること
ができる。
【0003】端子金具3は、導電性の金属薄板を折り曲
げて形成され、電線Cの端末が接続されるバレル部6
と、上記ジョイントプレート5に接触する接触部7とを
備えて構成される。接触部7は、底板の前縁部を上側へ
折り返してジョイントプレート5に弾性接触する舌片部
7Aを形成するとともに、底板の両側を上方へ折り曲げ
て舌片部7Aを保護する保護壁7Bを形成している。
げて形成され、電線Cの端末が接続されるバレル部6
と、上記ジョイントプレート5に接触する接触部7とを
備えて構成される。接触部7は、底板の前縁部を上側へ
折り返してジョイントプレート5に弾性接触する舌片部
7Aを形成するとともに、底板の両側を上方へ折り曲げ
て舌片部7Aを保護する保護壁7Bを形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、舌片部をジ
ョイントプレートに弾性接触させるためには、舌片部は
保護壁より上方へ突出させなければならない。そのた
め、舌片部が外力によって変形し易いという問題があっ
た。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その
目的は、端子金具における金属板(ジョイントプレー
ト)との接触部(舌片部)が変形し難いジョイントコネ
クタを提供するところにある。
ョイントプレートに弾性接触させるためには、舌片部は
保護壁より上方へ突出させなければならない。そのた
め、舌片部が外力によって変形し易いという問題があっ
た。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その
目的は、端子金具における金属板(ジョイントプレー
ト)との接触部(舌片部)が変形し難いジョイントコネ
クタを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のジョイントコネクタは、コネクタハウジ
ング内には複数の端子収容部が並設されるとともに、導
電性の金属板が組み込まれており、各端子収容部内へ電
線の端末に接続された端子金具を嵌め込むとその各端子
金具と金属板とが接触し、金属板を介して各端子金具同
士が短絡することにより電線をジョイントさせることが
できるジョイントコネクタにおいて、各端子金具には、
金属板に接触可能な接触部が形成されるとともに、これ
を保護するための保護壁がその接触部の両側方に対向し
て形成され、金属板には端子収容部内へ突出して形成さ
れ、端子収容部内に嵌め込まれた端子金具の保護壁内に
入り込んで接触部に接触可能な突出部が設けられている
ことに特徴を有する。
に、請求項1のジョイントコネクタは、コネクタハウジ
ング内には複数の端子収容部が並設されるとともに、導
電性の金属板が組み込まれており、各端子収容部内へ電
線の端末に接続された端子金具を嵌め込むとその各端子
金具と金属板とが接触し、金属板を介して各端子金具同
士が短絡することにより電線をジョイントさせることが
できるジョイントコネクタにおいて、各端子金具には、
金属板に接触可能な接触部が形成されるとともに、これ
を保護するための保護壁がその接触部の両側方に対向し
て形成され、金属板には端子収容部内へ突出して形成さ
れ、端子収容部内に嵌め込まれた端子金具の保護壁内に
入り込んで接触部に接触可能な突出部が設けられている
ことに特徴を有する。
【0006】請求項2のジョイントコネクタは、突出部
が、端子金具の挿入方向に沿って保護壁内へ深く入り込
むよう傾斜し、接触部とは弾性的に接触可能としてある
ことに特徴を有する。
が、端子金具の挿入方向に沿って保護壁内へ深く入り込
むよう傾斜し、接触部とは弾性的に接触可能としてある
ことに特徴を有する。
【0007】請求項3のジョイントコネクタは、端子収
容部が上下二段に形成され、かつ、金属板は薄板材料を
折り返して重ね合わせることにより形成され、その上側
に重ね合わされた薄板材料と下側に重ね合わされた薄板
材料とをそれぞれ上下に対称に突出させて突出部とし、
上下に配設された端子収容部間に組み込まれることに特
徴を有する。
容部が上下二段に形成され、かつ、金属板は薄板材料を
折り返して重ね合わせることにより形成され、その上側
に重ね合わされた薄板材料と下側に重ね合わされた薄板
材料とをそれぞれ上下に対称に突出させて突出部とし、
上下に配設された端子収容部間に組み込まれることに特
徴を有する。
【0008】
【発明の作用・効果】請求項1の発明によれば、コネク
タハウジング内には金属板が組み込まれ、かつ複数の端
子収容部が並設されており、電線の端末に接続された端
子金具を端子収容部内に嵌め込むと、金属板に形成され
た突出部が端子金具の保護壁内に入り込んで接触部に接
触する。これにより、端子金具同士が金属板を介して短
絡され、電線がジョイントされる。つまり、本発明で
は、金属板側に突出部を設けたことにより、その突出部
が保護壁内に入り込んで接触部に接触するから、端子金
具側の接触部を保護壁より突出させる必要がなくなり、
もって接触部が外力によって変形し難いという効果を奏
する。
タハウジング内には金属板が組み込まれ、かつ複数の端
子収容部が並設されており、電線の端末に接続された端
子金具を端子収容部内に嵌め込むと、金属板に形成され
た突出部が端子金具の保護壁内に入り込んで接触部に接
触する。これにより、端子金具同士が金属板を介して短
絡され、電線がジョイントされる。つまり、本発明で
は、金属板側に突出部を設けたことにより、その突出部
が保護壁内に入り込んで接触部に接触するから、端子金
具側の接触部を保護壁より突出させる必要がなくなり、
もって接触部が外力によって変形し難いという効果を奏
する。
【0009】請求項2の発明によれば、端子金具を挿入
してゆくと、突出部は端子金具の挿入方向に沿って深く
入り込むようになっているため、接触部は突出部を徐々
に撓ませながら進入してゆく。したがって、突出部と接
触部とを円滑にかつ確実に接触させることができる。請
求項3の発明によれば、薄板材料の使用により、突出部
の加工が容易であり、しかも、組み込み操作に必要な部
分は薄板材料を重ね合わせることにより厚みを増すこと
ができているため、組み込みに必要な強度が確保され
る。
してゆくと、突出部は端子金具の挿入方向に沿って深く
入り込むようになっているため、接触部は突出部を徐々
に撓ませながら進入してゆく。したがって、突出部と接
触部とを円滑にかつ確実に接触させることができる。請
求項3の発明によれば、薄板材料の使用により、突出部
の加工が容易であり、しかも、組み込み操作に必要な部
分は薄板材料を重ね合わせることにより厚みを増すこと
ができているため、組み込みに必要な強度が確保され
る。
【0010】
<第1実施形態>以下、本発明のジョイントコネクタを
具体化した第1実施形態について図1〜図3を参照して
説明する。本実施形態のジョイントコネクタは、図1及
び図2に示すように、直方体形状のコネクタハウジング
10を備えて構成される。このコネクタハウジング10
内には、複数の端子収容室11が上下二段に並設されて
おり、前面側(図2中、左側面側)に形成された端子挿
入口11Aを介して後述する端子金具20が収容される
ようになっている。この端子収容室11のうち、下段側
の端子収容室11の底面及び上段側の端子収容室11の
天井面には、端子挿入口11Aから奥部にかけてガイド
溝12が形成されており、後述する端子金具20のスタ
ビライザ25がこれに係合し端子金具20が案内される
ようになっている。また、この端子収容室11の底面及
び天井面には、係止突部13が形成されており、収容さ
れた端子金具20の係止孔22Aに係合してこれを抜け
止めするようにしている。
具体化した第1実施形態について図1〜図3を参照して
説明する。本実施形態のジョイントコネクタは、図1及
び図2に示すように、直方体形状のコネクタハウジング
10を備えて構成される。このコネクタハウジング10
内には、複数の端子収容室11が上下二段に並設されて
おり、前面側(図2中、左側面側)に形成された端子挿
入口11Aを介して後述する端子金具20が収容される
ようになっている。この端子収容室11のうち、下段側
の端子収容室11の底面及び上段側の端子収容室11の
天井面には、端子挿入口11Aから奥部にかけてガイド
溝12が形成されており、後述する端子金具20のスタ
ビライザ25がこれに係合し端子金具20が案内される
ようになっている。また、この端子収容室11の底面及
び天井面には、係止突部13が形成されており、収容さ
れた端子金具20の係止孔22Aに係合してこれを抜け
止めするようにしている。
【0011】上下に並設された端子収容室11の間に
は、プレート収容部14が形成されている。このプレー
ト収容部14には前方から後述するジョイントプレート
30が組み付けられるようになっている。下段側の端子
収容室11の天井面は左端部を僅かに残して切り欠か
れ、上段側の端子収容室11の底面は右端部を僅かに残
して切り欠かれており、この各切り欠かれた開口11B
を介して各端子収容室11とプレート収容部14とが連
通している。そして、ジョイントプレート30をプレー
ト収容部14内に組み付けると、この各開口11Bを介
して後述する端子金具20の弾性接触片部32がそれぞ
れ端子収容室11内へ突出する。なお、コネクタハウジ
ング10の底面及び天井面には、各端子収容室11に対
応して凹部15が形成され、かつその凹部15には貫通
孔15Aが形成されている。そして、この貫通孔15A
に治具を差し込んで、その先端を端子金具20の底面と
係止突部13との間に突っ込んで係止突部13を外方へ
強制的に撓ませ、これによって係止突部13との係合を
解いて端子金具20の抜き取りを可能にしている。
は、プレート収容部14が形成されている。このプレー
ト収容部14には前方から後述するジョイントプレート
30が組み付けられるようになっている。下段側の端子
収容室11の天井面は左端部を僅かに残して切り欠か
れ、上段側の端子収容室11の底面は右端部を僅かに残
して切り欠かれており、この各切り欠かれた開口11B
を介して各端子収容室11とプレート収容部14とが連
通している。そして、ジョイントプレート30をプレー
ト収容部14内に組み付けると、この各開口11Bを介
して後述する端子金具20の弾性接触片部32がそれぞ
れ端子収容室11内へ突出する。なお、コネクタハウジ
ング10の底面及び天井面には、各端子収容室11に対
応して凹部15が形成され、かつその凹部15には貫通
孔15Aが形成されている。そして、この貫通孔15A
に治具を差し込んで、その先端を端子金具20の底面と
係止突部13との間に突っ込んで係止突部13を外方へ
強制的に撓ませ、これによって係止突部13との係合を
解いて端子金具20の抜き取りを可能にしている。
【0012】端子金具20は、導電性の金属薄板を折り
曲げて形成され、電線Cの端末が接続されるバレル部2
1と、ジョイントプレート30に接触する接触部22と
から構成される。バレル部21は、端子金具20の後端
部に形成され、電線Cの被覆端末をかしめる一対のイン
シュレーションバレル片21Aと、その被覆端末から剥
き出された状態で突出する芯線部分をかしめる一対のワ
イヤバレル片21Bとからなる。
曲げて形成され、電線Cの端末が接続されるバレル部2
1と、ジョイントプレート30に接触する接触部22と
から構成される。バレル部21は、端子金具20の後端
部に形成され、電線Cの被覆端末をかしめる一対のイン
シュレーションバレル片21Aと、その被覆端末から剥
き出された状態で突出する芯線部分をかしめる一対のワ
イヤバレル片21Bとからなる。
【0013】接触部22は、底板の前縁部を上側へ折り
返して形成される舌片部23と底板の左右両側縁部(図
3中、左右両縁部)を上方へほぼ直角に折り曲げて形成
される保護壁24とから構成される。舌片部23は、底
板の前縁部(図1中、奥縁部)から後方(図1中、手前
側)に向けて斜めに延びた後、その延出端部が下方へ湾
曲している。そして、この舌片部23の上端部は、図3
に示すように、保護壁24の上縁部より突出しないよう
に、つまり、舌片部23の上端部が保護壁24の上縁部
より下方に位置するように設定されている。また、舌片
部23の下方に湾曲した延出端部には係合凸片部23A
が左右縁部から張り出して形成されており、保護壁24
に形成された係合孔24Aに嵌合して舌片部23の過度
の撓み変形を防止している。さらに、接触部22には、
底板を外側へ切り起こすことによりスタビライザ25が
形成されるとともに、そのスタビライザ25を切り起こ
すことにより底板に形成された開口が上記コネクタハウ
ジング10側の係止突部13と係合する係止孔22Aと
なっている。
返して形成される舌片部23と底板の左右両側縁部(図
3中、左右両縁部)を上方へほぼ直角に折り曲げて形成
される保護壁24とから構成される。舌片部23は、底
板の前縁部(図1中、奥縁部)から後方(図1中、手前
側)に向けて斜めに延びた後、その延出端部が下方へ湾
曲している。そして、この舌片部23の上端部は、図3
に示すように、保護壁24の上縁部より突出しないよう
に、つまり、舌片部23の上端部が保護壁24の上縁部
より下方に位置するように設定されている。また、舌片
部23の下方に湾曲した延出端部には係合凸片部23A
が左右縁部から張り出して形成されており、保護壁24
に形成された係合孔24Aに嵌合して舌片部23の過度
の撓み変形を防止している。さらに、接触部22には、
底板を外側へ切り起こすことによりスタビライザ25が
形成されるとともに、そのスタビライザ25を切り起こ
すことにより底板に形成された開口が上記コネクタハウ
ジング10側の係止突部13と係合する係止孔22Aと
なっている。
【0014】ジョイントプレート30は、金属薄板を折
り合わせて形成され、連結片部31の一縁部に複数個の
弾性接触片部32が等間隔で並設されている。各弾性接
触片部32は、重ね合わされた金属薄板を連結片部31
との付け根部分から後端側(図1中、奥端側)に向けて
上下に拡開してなる。つまり、各弾性接触片部32は、
連結片部31の一縁部から後方に向けてそれぞれ斜め上
下に突出しており、プレート収容部14に組み込まれた
状態でそれぞれ開口11Bを介して各端子収容室11内
へ突出する。また、この弾性接触片部32の幅寸法は、
端子金具20の保護壁24間の寸法より僅かに小さく設
定され、保護壁24間に入り込むことができるようにな
っている。この弾性接触片部32が本発明の突出部に相
当する。なお、連結片部31の左右両縁部には、保持突
部31Aが形成されており、プレート収容部14の左右
両側壁に係合してジョイントプレート30をその状態に
保持するようになっている。
り合わせて形成され、連結片部31の一縁部に複数個の
弾性接触片部32が等間隔で並設されている。各弾性接
触片部32は、重ね合わされた金属薄板を連結片部31
との付け根部分から後端側(図1中、奥端側)に向けて
上下に拡開してなる。つまり、各弾性接触片部32は、
連結片部31の一縁部から後方に向けてそれぞれ斜め上
下に突出しており、プレート収容部14に組み込まれた
状態でそれぞれ開口11Bを介して各端子収容室11内
へ突出する。また、この弾性接触片部32の幅寸法は、
端子金具20の保護壁24間の寸法より僅かに小さく設
定され、保護壁24間に入り込むことができるようにな
っている。この弾性接触片部32が本発明の突出部に相
当する。なお、連結片部31の左右両縁部には、保持突
部31Aが形成されており、プレート収容部14の左右
両側壁に係合してジョイントプレート30をその状態に
保持するようになっている。
【0015】次に、本実施形態の作用について述べる。
ジョイントプレート30は予めプレート収容部14内に
組み込んでおく。そして、電線Cの端末に接続された端
子金具20を端子収容室11内に嵌め込む。嵌め込むに
は、下段側の端子収容室11に対しては底板を下面とし
た向き(図1に示す向き)でスタビライザ25をガイド
溝12に係合させながら奥部まで押し込む。また、上段
側の端子収容室11に対しては、底板を上面とした向き
(図1に示す状態から上下を反転させた向き)でスタビ
ライザ25をガイド溝12に係合させながら奥部まで押
し込む。奥部に押し込まれた端子金具20は、係止突部
13が係止孔22Aに嵌り込むことにより抜止状態に保
持される。
ジョイントプレート30は予めプレート収容部14内に
組み込んでおく。そして、電線Cの端末に接続された端
子金具20を端子収容室11内に嵌め込む。嵌め込むに
は、下段側の端子収容室11に対しては底板を下面とし
た向き(図1に示す向き)でスタビライザ25をガイド
溝12に係合させながら奥部まで押し込む。また、上段
側の端子収容室11に対しては、底板を上面とした向き
(図1に示す状態から上下を反転させた向き)でスタビ
ライザ25をガイド溝12に係合させながら奥部まで押
し込む。奥部に押し込まれた端子金具20は、係止突部
13が係止孔22Aに嵌り込むことにより抜止状態に保
持される。
【0016】また、端子金具20が奥部まで押し込まれ
るのにしたがって、ジョイントプレート30の弾性接触
片部32が徐々に保護壁24内に入り込んで来て舌片部
23と弾性接触する。これにより、各端子収容室11に
嵌め込まれた端子金具20同士が、ジョイントプレート
30を介して導通され、もって電線Cがジョイントされ
ることになる。
るのにしたがって、ジョイントプレート30の弾性接触
片部32が徐々に保護壁24内に入り込んで来て舌片部
23と弾性接触する。これにより、各端子収容室11に
嵌め込まれた端子金具20同士が、ジョイントプレート
30を介して導通され、もって電線Cがジョイントされ
ることになる。
【0017】このように本実施形態では、ジョイントプ
レート30側に弾性接触片部32を突出して形成したか
ら、端子金具20側における舌片部23を保護壁24よ
り突出させる必要がなくなる。従って、舌片部23は保
護壁24より突出しないから外力に対し変形し難くな
り、端子金具20とジョイントプレート30との接触に
対する信頼性を高めることができるという効果を奏す
る。また、ジョイントプレート30の弾性接触片部32
は後方に向けて斜めに突出しており、端子金具20を挿
入してゆくと舌片部23は弾性接触片部32を徐々に撓
ませながら進入してゆくから、弾性接触片部32と舌片
部23とを円滑にかつ確実に接触させることができる。
さらに、ジョイントプレート30を金属薄板を折り合わ
せて形成するようにしたから、弾性接触片部32の折り
曲げ加工が容易であり、しかも、組み込み操作に必要な
部分(連結片部31)は重ね合わせで厚みを増すことが
できているため、組み込みに必要な強度を確保できる。
レート30側に弾性接触片部32を突出して形成したか
ら、端子金具20側における舌片部23を保護壁24よ
り突出させる必要がなくなる。従って、舌片部23は保
護壁24より突出しないから外力に対し変形し難くな
り、端子金具20とジョイントプレート30との接触に
対する信頼性を高めることができるという効果を奏す
る。また、ジョイントプレート30の弾性接触片部32
は後方に向けて斜めに突出しており、端子金具20を挿
入してゆくと舌片部23は弾性接触片部32を徐々に撓
ませながら進入してゆくから、弾性接触片部32と舌片
部23とを円滑にかつ確実に接触させることができる。
さらに、ジョイントプレート30を金属薄板を折り合わ
せて形成するようにしたから、弾性接触片部32の折り
曲げ加工が容易であり、しかも、組み込み操作に必要な
部分(連結片部31)は重ね合わせで厚みを増すことが
できているため、組み込みに必要な強度を確保できる。
【0018】<第2実施形態>以下、本発明のジョイン
トコネクタを具体化した第2実施形態について図4を参
照して説明する。本実施形態と第1実施形態との相違は
ジョイントプレートの形状にあり、その他の部分にはつ
いては第1実施形態と同様であるため同一部分には同一
符号を付して説明を省略する。
トコネクタを具体化した第2実施形態について図4を参
照して説明する。本実施形態と第1実施形態との相違は
ジョイントプレートの形状にあり、その他の部分にはつ
いては第1実施形態と同様であるため同一部分には同一
符号を付して説明を省略する。
【0019】本実施形態のジョイントプレート40は、
第1実施形態と同様に金属薄板を折り合わせて形成され
る。また、連結片部41の一縁部には複数の弾性接触片
部42が等間隔で並設されており、各弾性接触片部42
のほぼ中央部分は、上下に引き離され、かつ山なり状に
膨出している。この膨出部42Aが本発明の突出部に相
当する。なお、ジョイントプレート40には、左右両端
に位置する弾性接触片部42の外側縁部及びそれに隣接
する弾性接触片部42の内側縁部に保持突部43が形成
されており、プレート収容部14に組み込んだ状態でコ
ネクタハウジング10と係合してジョイントプレート4
0を抜け止め状態に保持するようになっている。
第1実施形態と同様に金属薄板を折り合わせて形成され
る。また、連結片部41の一縁部には複数の弾性接触片
部42が等間隔で並設されており、各弾性接触片部42
のほぼ中央部分は、上下に引き離され、かつ山なり状に
膨出している。この膨出部42Aが本発明の突出部に相
当する。なお、ジョイントプレート40には、左右両端
に位置する弾性接触片部42の外側縁部及びそれに隣接
する弾性接触片部42の内側縁部に保持突部43が形成
されており、プレート収容部14に組み込んだ状態でコ
ネクタハウジング10と係合してジョイントプレート4
0を抜け止め状態に保持するようになっている。
【0020】そして、ジョイントプレート40をプレー
ト収容部14内へ組み込んだ後、端子収容室11内に端
子金具20を嵌め込むと、弾性接触片部42の膨出部4
2Aが端子金具20の保護壁24内に入り込んで舌片部
23と接触する。従って、本実施形態でも、ジョイント
プレート30側に膨出部42Aを形成したことにより、
端子金具20側における舌片部23を保護壁24より突
出させる必要がなくなり、もって舌片部23を外力に対
し変形し難くすることができる。また、第1実施形態と
同様に、ジョイントプレート40を金属薄板を折り合わ
せて形成するようにしたから、膨出部42Aの加工が容
易でありながら、組み込みに必要な部分の強度を確保で
きる。
ト収容部14内へ組み込んだ後、端子収容室11内に端
子金具20を嵌め込むと、弾性接触片部42の膨出部4
2Aが端子金具20の保護壁24内に入り込んで舌片部
23と接触する。従って、本実施形態でも、ジョイント
プレート30側に膨出部42Aを形成したことにより、
端子金具20側における舌片部23を保護壁24より突
出させる必要がなくなり、もって舌片部23を外力に対
し変形し難くすることができる。また、第1実施形態と
同様に、ジョイントプレート40を金属薄板を折り合わ
せて形成するようにしたから、膨出部42Aの加工が容
易でありながら、組み込みに必要な部分の強度を確保で
きる。
【0021】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば次のように変形して実施すること
ができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属す
る。 (1) 上記各実施形態では、本発明の突出部は重ね合
わされた弾性接触片部32を先端側に向けて拡開するよ
うに折り曲げて形成、或いは弾性接触片部42の中央部
分を引き離すように膨出させて形成したが、切り起こし
或いは叩き出し等によって形成してもよい。また、この
ようにして形成した突出部は必ずしも弾性変形可能でな
くてもよい。
ものではなく、例えば次のように変形して実施すること
ができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属す
る。 (1) 上記各実施形態では、本発明の突出部は重ね合
わされた弾性接触片部32を先端側に向けて拡開するよ
うに折り曲げて形成、或いは弾性接触片部42の中央部
分を引き離すように膨出させて形成したが、切り起こし
或いは叩き出し等によって形成してもよい。また、この
ようにして形成した突出部は必ずしも弾性変形可能でな
くてもよい。
【0022】(2) 上記各実施形態では、コネクタハ
ウジング10には端子収容室11が上下二段に形成さ
れ、ジョイントプレート30,40には弾性接触片部3
2が上下両側へ突出或いは弾性接触片部42が突出する
部分を備えて形成されていたが、端子収容室を一段と
し、ジョイントプレートには弾性接触片部が一方側への
み突出して形成されたものであってもよい。
ウジング10には端子収容室11が上下二段に形成さ
れ、ジョイントプレート30,40には弾性接触片部3
2が上下両側へ突出或いは弾性接触片部42が突出する
部分を備えて形成されていたが、端子収容室を一段と
し、ジョイントプレートには弾性接触片部が一方側への
み突出して形成されたものであってもよい。
【0023】(3) 上記各実施形態では、端子金具2
0におけるジョイントプレート30,40との接触部分
は底板の前縁部を折り返して形成される舌片部23であ
ったが、端子金具を箱型状に形成し、その上面をジョイ
ントプレート30,40の弾性接触片部32,42に接
触させるようにしてもよい。その他、本発明は要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
0におけるジョイントプレート30,40との接触部分
は底板の前縁部を折り返して形成される舌片部23であ
ったが、端子金具を箱型状に形成し、その上面をジョイ
ントプレート30,40の弾性接触片部32,42に接
触させるようにしてもよい。その他、本発明は要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【図1】第1実施形態の全体を示す分解斜視図である。
【図2】同実施形態の端子金具を嵌め込んだ状態を示す
側断面図である。
側断面図である。
【図3】同実施形態の端子金具を示す正面図である。
【図4】第2実施形態におけるジョイントプレートを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】従来例を示す分解斜視図である。
10…コネクタハウジング 11…端子収容室(端子収容部) 20…端子金具 23…舌片部(接触部) 24…保護壁 30,40…ジョイントプレート(金属板) 32…弾性接触片部(突出部) 42A…膨出部(突出部) C…電線
Claims (3)
- 【請求項1】 コネクタハウジング内には複数の端子収
容部が並設されるとともに、導電性の金属板が組み込ま
れており、各端子収容部内へ電線の端末に接続された端
子金具を嵌め込むとその各端子金具と金属板とが接触
し、前記金属板を介して各端子金具同士が短絡すること
により電線をジョイントさせることができるジョイント
コネクタにおいて、 前記各端子金具には、前記金属板に接触可能な接触部が
形成されるとともに、これを保護するための保護壁がそ
の接触部の両側方に対向して形成される一方、前記金属
板には前記端子収容部内へ突出して形成され、前記端子
収容部内に嵌め込まれた端子金具の保護壁内に入り込ん
で前記接触部に接触可能な突出部が設けられていること
を特徴とするジョイントコネクタ。 - 【請求項2】 前記突出部は、前記端子金具の挿入方向
に沿って前記保護壁内へ深く入り込むよう傾斜し、前記
接触部とは弾性的に接触可能としてあることを特徴とす
る請求項1記載のジョイントコネクタ。 - 【請求項3】 前記端子収容部は上下二段に形成され、
かつ、前記金属板は薄板材料を折り返して重ね合わせる
ことにより形成され、その上側に重ね合わされた薄板材
料と下側に重ね合わされた薄板材料とをそれぞれ上下に
対称に突出させて突出部とし、前記上下に配設された端
子収容部間に組み込まれることを特徴とする請求項1又
は請求項2記載のジョイントコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146197A JPH10255935A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | ジョイントコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146197A JPH10255935A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | ジョイントコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10255935A true JPH10255935A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13171709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6146197A Pending JPH10255935A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | ジョイントコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10255935A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002247731A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-08-30 | Yazaki Corp | 回路形成体 |
JP2014044864A (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-13 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
KR20170000212A (ko) * | 2015-06-23 | 2017-01-02 | (주)우주일렉트로닉스 | 콤팩트한 통전 구조를 가지는 조인트 커넥터 |
CN111509516A (zh) * | 2019-01-31 | 2020-08-07 | 住友电装株式会社 | 接头连接器及汇流条 |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP6146197A patent/JPH10255935A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002247731A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-08-30 | Yazaki Corp | 回路形成体 |
JP2014044864A (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-13 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
KR20170000212A (ko) * | 2015-06-23 | 2017-01-02 | (주)우주일렉트로닉스 | 콤팩트한 통전 구조를 가지는 조인트 커넥터 |
CN111509516A (zh) * | 2019-01-31 | 2020-08-07 | 住友电装株式会社 | 接头连接器及汇流条 |
US10840659B2 (en) | 2019-01-31 | 2020-11-17 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Joint connector and busbar |
CN111509516B (zh) * | 2019-01-31 | 2021-08-06 | 住友电装株式会社 | 接头连接器及汇流条 |
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