JPH10243240A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH10243240A JPH10243240A JP9284891A JP28489197A JPH10243240A JP H10243240 A JPH10243240 A JP H10243240A JP 9284891 A JP9284891 A JP 9284891A JP 28489197 A JP28489197 A JP 28489197A JP H10243240 A JPH10243240 A JP H10243240A
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T5/00—Image enhancement or restoration
- G06T5/90—Dynamic range modification of images or parts thereof
- G06T5/92—Dynamic range modification of images or parts thereof based on global image properties
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T5/00—Image enhancement or restoration
- G06T5/40—Image enhancement or restoration using histogram techniques
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/46—Colour picture communication systems
- H04N1/56—Processing of colour picture signals
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- H04N1/6027—Correction or control of colour gradation or colour contrast
Landscapes
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Signal Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
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- Image Analysis (AREA)
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Abstract
て、画像処理を実行する際に、画像解析から得られた結
果に基づいて画像処理オペレータおよび画像処理パラメ
ータを決定し、適切な画像処理を実施する。 【解決手段】 質感向上、あるいは立体感向上を目的と
するような画像処理を実行する際に、まず被処理画像の
特徴を分析する。例えば、明度、彩度、エッジ量につい
て平均値、ヒストグラム中心値、分散等の特徴量を得
る。これらの特徴量から、画像がテクスチャものである
か、あるいは色ものであるか等の判定を行う。この画像
解析の結果から得られた画像の判定に基づいて、画像処
理の目的に応じた画像処理オペレータおよび画像処理パ
ラメータを決定する。画像処理手段が、決定されたオペ
レータおよびパラメータに基づいて画像処理を実行する
ことにより、被処理画像に最適な処理を実行できる。
Description
て画質調整等の画像処理を行う画像処理装置に関し、特
に質感向上あるいは立体感向上のような画像処理の目的
および処理対象となる画像の特性に応じて実際の処理オ
ペレーションを決定し、処理対象となる画像データに最
も適切な画像処理を選択し実行することにより操作者の
意図する画像を容易に得ることができる画像処理装置に
関する。
るための画像処理装置が各種開発されている。画像処理
の実現形態にはさまざまなものがあるが、基本的には対
象となる画像を画像表示装置で表示し、画像処理を加え
たい領域を指定するとともに、コントラスト、シヤープ
ネス、エッジ等の画像表現を変化させる画像処理オペレ
ータを指定し、さらに場合によっては処理パラメータで
細かな設定を行い、画像処理を実行することにより、所
望の画像を得るのが一般的である。
えば、「濃度反転」、「画像回転」、「シヤープネス調
整」、「エッジ強調」「コントラスト向上」等の画像お
よび画質の変化をもたらす画像処理オペレータがあり、
操作者が、これら多数の画像処理オペレータを用いて画
像処理を実行し、さらに場合によっては各オペレータご
とに設定された所定の画像処理パラメータを設定しなが
ら、より微妙な調整を実行することによって所望の画像
を得ている。そのため、これらの画像処理プロセスは、
操作者の試行錯誤の繰り返しのプロセスが多くを占める
こととなる。すなわち、所定のオペレータ、およびパラ
メータを操作者が設定し、設定されたパラメータに基づ
いて画像処理を実行し、その処理結果を操作者が確認
し、所望の結果が得られない場合には、再度異なるオペ
レータ、パラメータ設定によって繰り返し画像処理を実
行するということになる。
行する際、所定のオペレータの指示を与えることが必要
となる。例えば「エッジ強調」あるいは「コントラスト
向上」等である。しかしながら、被処理画像によっては
操作者の指定したオペレータが不適切な場合が生じる。
すなわち画像データには、例えばカメラ、ラジオ、ガラ
ス等の光沢のある製品、風景、植物、生鮮食品、果物、
そして、日光あるいはその他の光のあたる物品および風
景、陰のある物等、さまざまな画質を有するものがあ
る。これら各種の画像データに対して、同一のオペレー
タによる処理を実行すると、その結果はそれぞれの被処
理画像データによって異なる結果をもたらすこととな
る。よって画像処理が操作者の意図した目的、例えば質
感の向上、立体感の向上等が十分に達成されない場合が
発生する。
置は、操作者が画像処理の目的に応じて適切と思われる
オペレータを指定し、指定された所定の画像処理オペレ
ータに対して画像処理パラメータを設定し、その指定さ
れた画像処理オペレータおよび画像処理パラメータをも
とに画像処理が実行されていた。被処理画像の画像特性
は操作者の感覚に基づいて判断され、その操作者の判断
によって適切と判断した画像処理オペレータおよびパラ
メータが設定されていた。従って、適切なオペレータ、
パラメータの設定は操作者の感覚に依存するものとなっ
てしまい、画像処理に不慣れな操作者にとっては試行錯
誤の繰り返しとなり、適切な画像処理を容易に行うこと
は困難であった。
れたものである。本発明の目的は、特性が異なるさまざ
まな画像データに対して画像処理を実施する際に、処理
目的に応じて被処理画像がどのような画像特性を有する
かを判断し、その画像特性に応じて画像処理オペレータ
およびパラメータを設定して、適切な画像処理を実行す
るようにした画像処理装置を提供することにある。
は、画像データを入力する画像入力手段と、画像データ
に対する画質調整の指示情報を認識する画質調整指示情
報認識手段と、画像データの属性情報を認識する画像デ
ータ認識手段と、画質調整指示情報認識手段によって認
識された画質調整指示情報および画像データ認識手段に
よって認識された画像データの属性情報に基づき、画像
処理オペレータを決定する画像処理オペレータ決定手段
と、画像処理オペレータ決定手段によって決定された画
像処理オペレータの実行態様を設定するための画像処理
パラメータを決定する画像処理パラメータ決定手段と、
画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づい
て画像データの画像処理を実行する画像処理手段とを有
することを特徴とする。
タ認識手段は、前記画像データに対する画像データの解
析を実行する画像データ解析手段を有し、画像処理パラ
メータ決定手段は、前記画像データ解析手段による画像
解析情報に基づいて画像処理パラメータを決定する。
手段は画像データのテクスチャの有無を解析し、テクス
チャを有するときは該画像をテクスチャものと判別し、
画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段
は、テクスチャものと判別された画像データに対して、
シャープネスを向上させる画像処理オペレータおよび画
像処理パラメータを決定し、画像処理手段は該決定され
たシャープネス向上用の画像処理オペレータおよび画像
処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像
データの質感を向上させる。
手段は画像データのテクスチャの有無および色分布の解
析を実行し、該画像データがテクスチャを有さず、かつ
略無彩色の場合は該画像データを黒ものと判別し、画像
処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、
黒ものと判別された画像データに対して、明度コントラ
ストを向上させる画像処理オペレータおよび画像処理パ
ラメータを決定し、画像処理手段は該決定された明度コ
ントラスト向上用の画像処理オペレータおよび画像処理
パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画像デー
タの質感を向上させる。
手段は前記画像データのテクスチャの有無および色分布
を解析し、該画像データがテクスチャを有さず、かつ略
有彩色の場合は該画像データを色ものと判別し、画像処
理オペレータおよび画像処理パラメータ決定手段は、色
ものと判別された画像データに対して、彩度を強調させ
る画像処理オペレータおよび画像処理パラメータを決定
し、画像処理手段は該決定された彩度強調用の画像処理
オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処
理を実行して前記画像データの質感を向上させる。
手段は前記画像データのキャッチライトの有無を解析
し、該画像データがキャッチライトを有するときは該画
像をキャッチライト系画像として判別し、画像処理オペ
レータおよび画像処理パラメータ決定手段は、キャッチ
ライト系画像と判別された画像データに対して、明度コ
ントラストを強調させる画像処理オペレータおよび画像
処理パラメータを決定し、画像処理手段は該決定された
明度コントラスト強調用の画像処理オペレータおよび画
像処理パラメータに基づいて画像処理を実行して前記画
像データの立体感を向上させる。
手段は画像データのキャッチライトの有無および色分布
を解析し、該画像データがキャッチライトを有さず、か
つ略無彩色の場合は該画像データを低彩度系画像と判別
し、画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定
手段は、低彩度系画像と判別された画像データに対し
て、エッジコントラストを向上させる画像処理オペレー
タおよび画像処理パラメータを決定し、画像処理手段は
該決定されたエッジコントラスト向上用の画像処理オペ
レータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処理を
実行して前記画像データの立体感を向上させる。
手段は前記画像データのキャッチライトの有無および色
分布を解析し、該画像データがキャッチライトを有さ
ず、かつ略有彩色の場合は該画像データを高彩度系画像
と判別し、画像処理オペレータおよび画像処理パラメー
タ決定手段は、高彩度系画像と判別された前記画像デー
タに対して、彩度コントラストを強調させる画像処理オ
ペレータおよび画像処理パラメータを決定し、画像処理
手段は該決定された彩度コントラスト強調用の画像処理
オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処
理を実行して前記画像データの立体感を向上させる。
置中の画像データ認識手段は、外部よりに入力された画
像データの属性情報として認識することを特徴とする。
て、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明
の一実施例の画像処理装置の全体構成を示すブロック図
である。図1における画像処理装置は、画像入力手段
1、画像データ解析手段2、画質調整指示情報認識手段
3、画像処理オペレータ決定手段4、画像処理パラメー
タ決定手段5、および、画像処理手段6によって構成さ
れている。これら各構成部は相互にデータ転送が可能な
ように所定のバスによって連結されている。
たものが図2である。図2を用いて、以下各手段の処理
について説明する。画像入力手段1は、スキャナ、デジ
タルビデオ、デジタルカメラのようなさまざまな機器か
ら出力された画像情報をデジタルデータとして入力する
ものである。画像データ解析手段2は、画像入力部1に
入力された画像情報について各種画像解析を行い解析結
果を出力する。画質調整指示情報認識手段3は画質調整
として操作者からどのような指示があったかについての
情報を認識する。画像処理オペレータ決定手段4は、画
像データ解析手段2と画質調整指示情報認識手段3の情
報に基づいて処理オペレータの決定を行う。画像処理パ
ラメータ決定手段5は、決定されたオペレータの各処理
係数を決定する。決定された画像処理オペレータおよび
画像処理パラメータは、画像処理手段6に入力される。
画像処理部6は、入力された画像処理オペレータと画像
処理パラメータおよび画像処理パラメータ適用領域情報
をもとに、画像データに対して画像処理を行う。
タ解析手段2による実際の解析結果を使用するのみなら
ず、例えば、外部から所定の画像の属性情報を入力する
ようにしてもよい。この場合は操作者等によって入力さ
れた画像に関する特徴データが画像解析データと同様に
取り扱われる。
動作について図面を参照して具体的に説明する。図3は
画像処理の手順をフローで示したものである。まず、処
理対象となる画像に対してどのような処理を実行する
か、例えば「質感」等のユーザの調整指示をステップ3
01で受領する。次にステップ302において画像の分
類ルールを選択する。ステップ301のユーザ調整指示
は図4に示すように分類ルール情報選択手段403へ入
力され、指示に従って分類ルール情報保持手段404か
ら所定の分類情報を選択する。分類ルール情報は図5に
示すように、ユーザの指示に対応した各種の分類手段を
持っている。図6に各種の分類手段の例を示す。図6
(a)はユーザ指示が「質感」、図6(b)はユーザ指
示が「明るく」の場合に対応する分類手段である。図5
の分類ルール情報を用いて、図3のステップ301のユ
ーザ調整指示に基づいて図6(a)または図6(b)に
示すような分類手段を選択する。
306は、ステップ307において画像解析特徴量算出
が実行される。画像解析特徴量として得られる値の例を
画像データ属性パラメータと対応させて示したのが図7
である。図7に示すように画像データの属性パラメータ
には、明度情報:L*、彩度情報:C*、エッジ量(空間
周波数情報)があり、これらのパラメータに対応してそ
れぞれ図7の右欄のような平均値、ヒストグラム中心
値、分散等の値を画像データの解析特徴量として得る。
これらの特徴量は入力された画像データの解析によって
算出する。ただし、ユーザの指示内容によっては、図7
に示すすべての特徴量を必要とするとは限らないので、
その場合には画像データの解析を選択的に実行し、必要
な特徴量のみを得るようにしてもよい。
ステップ307で得られた画像解析特徴量を付与し、画
像データの分類を行うステップがステップ303であ
る。図6に基づいて、このステップ303を説明する。
ユーザ指示が「質感」であった場合は、図6(a)の分
類手段「質感」を使用し、これにステップ307で得ら
れた特徴量が付与される。特徴量としてはエッジ量、彩
度C*についての各特徴量、すなわち前述した図7に示
す平均値、ヒストグラム中心値等が付与される。これら
各特徴量に応じてテクスチャの有無、および色分布の判
定が実行される。これらの判定結果に基づいてフラグが
作成される。図6(a)に示すようにテクスチャ判定結
果を0,1で分類し、色分布を0,1で分類し、その結
果に分類ルール情報(ここでは質感)を付加したものを
分類フラグとしている。
ような処理であり、画像処理が画像の特徴量に依存しな
い場合には、図6(b)に示すように特徴量の付与は実
施されない。フラグはユーザ指示にしたがって生成され
る。
けるステップ304に移行する。ステップ304では、
生成された分類フラグにしたがって処理オペレータ・特
性テーブルから処理オペレータを選択する。処理オペレ
ータ・特性テーブルの例を図8に示す。図8に示す処理
オペレータ・特性テーブルは、カテゴリ名、基本的処理
方針、および処理オペレータの項目を有し、処理オペレ
ータは、さらに属性パラメータ、演算方法、および処理
特性の各項目を有する。基本的処理方針とはカテゴリに
対する処理の基本を示すものである。処理オペレータは
その基本的処理を実行する際に処理すべき属性パラメー
タ、画像処理を行う際に用いるDF(デジタルフイル
タ)、LUT(ルックアップテーブル)などの演算方
法、およびそれぞれの処理特性の候補(フイルタ形状、
トーンカーブ形状等)が記述されている。LUTの種類
としては例えば図8の下欄に示すようなA,B,C,
D,Eの種類を有する。
ラグに応じて、この処理オペレータ・特性テーブルか
ら、まず処理オペレータセットを選択する。例えば分類
フラグが「テクスチャもの」、「黒もの」、「色も
の」、あるいは「明るく」であるかによってその選択す
べき処理オペレータセットがそれぞれのカテゴリ名から
選択される。この処理オペレータセット選択は、図4に
示した処理オペレータ選択手段406によって実行され
る。図4の処理オペレータ選択手段406が、処理オペ
レータ・特性テーブル保持手段407をアクセスし、所
定の処理オペレータセットと基本的処理方針が選択され
る。
と、次に図3のステップ305において、処理オペレー
タ中の処理特性が特徴量より決定される。これは図4の
処理特性決定手段408によって実行される。この処理
特性決定手段の詳細を図9に示す。図9中、特徴量選択
手段902は、画像解析によって得られた特徴量を入力
し、入力された各種の特徴量の中から、どの特徴量を用
いて処理特性を決定するかを選択する。この選択はステ
ップ304で選択された処理オペレータセット中の属性
パラメータと演算方法を用いて実行される。入力される
特徴量は図7で示したように明度L*、彩度C*、エッジ
量に関する平均値、ヒストグラム中心値等多数あり、こ
の複数の特徴量から、特徴量選択手段902に入力され
る選択済みのオペレータセットに含まれる属性パラメー
タ、演算方法を用いて選択される。次に選択された特徴
量である例えばヒストグラム等を用いて処理特性の候補
の中から最適な処理特性が処理特性選択手段903によ
って選択される。選択された処理特性は処理オペレータ
セットの属性パラメータと演算方法とともに最終的な選
択処理オペレータとして出力される。
を用いて最適なものを選択する方法を述べる。図7の画
像データ解析項目中には図3のステップ303で分類す
るために用いる特徴量なども含まれている。処理特性を
決定するために用いる特徴量はこの中から選択する。処
理オペレータセット中の属性パラメータがL*の場合に
はL*ヒストグラム分散、C*の場合にはa*およびb*ヒ
ストグラム分散、エッジ量の場合にはエッジ量ヒストグ
ラム分散をそれぞれ選択する。
リ毎に挙げられている。これら候補から最適なものを選
択するには、前述のヒストグラム分散の特徴量と基本的
処理方針を用いる。図8では各カテゴリ別にその基本的
処理方針と処理オペレータの概略を記したが、さらに特
徴量の情報が加わることによってどのような処理特性が
対応するかを詳細に記すると図10のようになる。異な
るカテゴリに属する基本的処理方針とその処理オペレー
タが同じものもある。例えば「黒もの」カテゴリと「キ
ャッチライト系」カテゴリはどちらもL*のコントラス
トを強調する画像処理(図10での一番上の欄)とな
る。
パラメータ(オペレータ強度を設定するもの)の決定が
実行される。各「属性パラメータ/処理方針」ごとにま
ず前述の図10を用いて処理特性を選択した理由につい
て述べ、次にどのように特徴量から画像処理パラメータ
を算出するかについて具体的に説明する。
るものから説明する。ここで用いる画像データはL*a*
b*空間で表わされているとする。また、L*ヒストグラ
ム分散の特徴量とは、例えば図11に示すように画像中
のL*値のヒストグラムをとり、L*=0から見て全体の
5%,95%の画素が含まれるL*値をそれぞれ特徴量
H5,H95として算出したもののことを言う。
一言で言えば、「暗い部分はより暗く、明るい部分はよ
り明るく」することである。基本的にはトーンを立てて
やればよい。それにはE+型のLUTを用いる。(図1
1−右)
一方領域(暗いまたは明るい領域)にのみ分布している
場合(図11−左,図11−中)には、まず全体のレン
ジを広げることが必要である。ある程度広いダイナミッ
クレンジを確保できたら、さらにE型のLUTでトーン
を立てることも有効である。
はH5,H95の値とL*=50との大小関係で判定するこ
とができる。閾値を例えばHlow=30、Hhigh=70
などすると、以下のようになる。
タ強度0(Min:破線)と強度100(Max値:太
い実線)を示す。図17中、(2)特徴量から算出の最
適値にはこのMax値を設定すればよい。強度100
は、LUTの数学的な限界および一般的な色再現におけ
る画像欠陥を生じさせない常識的なトーン形状というも
のなどから制約を受ける。
0は、それぞれH5,H95の値から(破線のように作図
することで)一意に求められる。
学的にはMaxは1点鎖線のようになるがこれは現実的
ではない。図11−右のちょうど中間調のLUTの2次
微分が変化する部分で最もトーンが立っているが、その
付近でのトーンジャンプや、シャドー部でのつぶれなど
の画像欠陥を発生しないようにすることが大前提であ
る。例えばトーンジャンプを発生させないためにはLU
Tの傾きtan<1.5に抑えたほうが好ましい。
次曲線で作るとすると、2次多項式の3つの係数は、両
端点(それぞれ(0,0)と(p,q)、(p,q)と
(100,100))の2点を通ることと、2つの2次
曲線の接点(p,q)における微分係数が等しく且つ
1.5以下であるという条件より数学的に求めることが
できる。
理を施し、処理後の画像の有効階調数を算出して元画像
の有効階調数よりも所定の割合(例えば20%)以上減
っていたならばLUTの最大傾斜をさらに小さく制限し
て強度100LUTを算出しなおす。以上のステップを
上記条件を満たすまで繰り返すことで最適な処理パラメ
ータを求めることができる。
後の画像によっては人の目に違和感を生じることもあり
うる。このような場合には、図17中、項目4の「バリ
エーション」に示すように強度25、50、75、10
0というような複数個のLUTを強度0と強度100L
UTから線形補間により求め、それらによって処理を行
なった画像をバリエーションとしてユーザに提示して選
択させることも有効である。
の対象領域のL*ヒストグラムを見て(明るい領域にあ
ることはないと思われるが)暗い領域部分をA型LUT
を用いて明るい方向にシフトしてやればよい(図12−
左)。対象領域のヒストグラム分散が既に十分広い場合
には中間調部分を明るい方向に押し上げてやるC型のL
UTを用いる(図12−右)。どちらを用いるかの判定
は、例えばH95>50%か否かで行なうことができる。
−左,図11−中と同様、H95の値から強度100につ
いては数学的に決定される。また図12−右についても
図11−右と同様、画像欠陥を生じないギリギリのLU
T形状というものに制約を受ける。中間調の持ち上げす
ぎはハイライト部での急峻なトーンの立ち上がりとなり
これはトーンジャンプを引き起こす。経験的にはハイラ
イト部のLUTの立ち上がりの傾きは最大1.5程度に
するのがよい。
い(1)と同様に最適値を求める。画像処理後の画像ヒ
ストグラム分布においてハイライト部に画素数0の階調
が連続して2階調あったらトーンジャンプが発生したと
見なし、LUT立ち上がり傾斜を小さく制限して算出し
直す。以上のステップを上記条件を満たすまで繰り返す
ことで強度100LUTを求めることができる。(図1
3)
LUTをベースにバリエーション表示を行ない、ユーザ
の好みに合わせた処理強度を選択させることが実際のシ
ステムとしては有効である。
L*をC*と読み替えればよいが、ここでは画像はLab
空間としているので、a*/アップ、b*/アップを同時
に行なうという例を示す。ここではシンプルにa*,b*
各2本のLUTで処理を行なう方法を示す。ただしa*
LUTとb*LUTは同じもの、且つ、原点を通る直線
LUTであることが必要である。さもないと色相が変化
してしまう。
うな対象物は、経験的にa*−b*面上で占める色域は比
較的狭い。つまり通常2本のB型LUTを用いて処理を
行なう。色域が広い面積を占めるような場合、所定の閾
値Hlow,Hhighに対して、
をつぶってE型を用いる。
同時に上げた方が一般的によい結果が得られることが知
られているがここでは触れない。
いて処理を行なう場合を例に説明する。彩度アップ処理
後の対象物の色域が帯域(Gamut)からはみ出して
しまうと、それは色のつぶれとなって画像欠陥を生じ
る。これを起こさないためには、H95-aとH95-b、さら
には帯域(Gamut)形状との関係から処理強度(L
UTの傾き)を求めなければならない。
し、点Mの色相方向のGamutのへりの値(Ga,G
b)を求める。次にH95-a、H95-bとGa、Gbから最
大倍率をそれぞれ算出し小さいほうを採用する。(図1
4および下式参照)
95-a,Gb/H95-b)×S
て異なった複雑な形状をしているので、処理後画像がG
amut内に収まっているかどうかをチェックする。例
えばGamut外画素数が対象物画素数の例えば5%以
上の場合には倍率S(S<1.0)を所定のステップだ
け小さくし再度LUT傾きを算出する。これを繰り返す
ことで、最適の処理パラメータを得ることができる。
理パラメータ(最大値)をベースにユーザにバリエーシ
ョン提示を行なう。
ようにトーンジャンプに留意して同様に算出することが
可能である。
メータを特徴量から算出する方法を説明する。
処理特性=高域強調、からなる処理オペレータセットに
対する処理パラメータ算出は、処理対象画像のエッジ量
に関連する特徴量を用いて、予め用意された基本高域強
調フィルタの処理強度を算出することにより行う。
画素を注目画素値およびその周辺画素値の重み付和によ
り算出される値に変換する2次元FIRフィルタ(FI
RF:Finite Impulse Respons
e Filter:有限インパルス応答フィルタ)を用
いて算出する。例えば図15に示すように高周波成分に
のみ空間周波数伝達特性Fed(frq)を有する2次
元FIRフィルタをエッジ量検出フィルタとして用い、
対象画像を該エッジ量検出フィルタでフィルタ処理した
値の絶対値をエッジ量とする。次に対象画像に対して算
出されたエッジ量のヒストグラムを作成し、図16に示
すよう例えば95%の画素が含まれるエッジ量E95を特
徴量として算出する。
フィルタは、エッジ量検出フィルタ同様に2次元FIR
フィルタであり、例えば図15に示すような空間周波数
伝達特性Fhp(frq)を有している。
基本高域強調フィルタの関係を、空間周波数frq=x
に対する伝達特性が、Fhp(x)=Fed(x)+1
となるようにする。つまり、エッジ量検出フィルタは係
数の和が0となる2次元FIRフィルタであり、基本高
域強調フィルタは注目画素に対するフィルタ係数は該エ
ッジ量検出フィルタのフィルタ係数に1加算した値で他
のフィルタ係数は該エッジ量検出フィルタと等しく、和
が1となる2次元FIRフィルタである。
の処理強度を算出するに際しては、まず、図16に示す
ように、予め鮮鋭さが感じられる一般的画像から統計的
に算出した目標エッジ量Etと前述した処理対象画像の
エッジ量の特徴量E95の比較を行う。
定した基準処理強度値αに設定する。E95<Etの場合
には、G=(Et−E95)/E95に設定する。
G倍となる高域強調フィルタのフィルタ係数は、前述し
たエッジ量検出フィルタと基本高域強調フィルタの関係
から、前記エッジ量検出フィルタ係数より算出すること
ができる。注目画素に対しては前記エッジ量検出フィル
タのフィルタ係数をG倍し1加算した値が、他は前記エ
ッジ量検出フィルタのフィルタ係数を各々G倍した値
が、それぞれ該高域強調フィルタのフィルタ係数とな
る。これによりパラメータの算出が完了する。
算出された処理強度を用いて高域強調フィルタ処理をす
ることにより、処理後の画像のエッジ量の特徴量E95は
前述した目標エッジ量Etと等しくなり、適度にエッジ
強調された画像を取得できる。
ータ決定について簡単に説明する。図17に処理パラメ
ータの決定方法を表で示した。デフォルト(defau
lt)値に基づくもの、特徴量から算出する方法、外部
からの情報(ユーザ指示)に基づく場合、これらの組み
合わせによるバリエーション(複数候補提示)などがあ
る。デフォルト値は、処理オペレータの演算方法(D
F,LUT)ごとに設定されている。例えばLUTのタ
イプAなら「1/256ステップ刻みにシフトする。」
をデフォルト値とする。LUTのタイプB,Cについて
も振り幅の最小ステップを決めてデフォルト値として保
持しておく。DF(デジタルフィルタ)については平滑
化フイルタ、広域強調フィルタなどそれぞれのフィルタ
に対して最小の振り幅のテンプレートを用意して保持し
ておく。これらデフォルト値の設定は一例であり、これ
ら以外のデフォルト値を用いることも可能である。
ォルト値を使用し、図17中のユーザ指示のない場合の
処理を説明するものである。処理オペレータがデフォル
ト(default)値参照手段1101に入力される
と、デフォルト(default)値保持手段1102
から入力処理オペレータに対応して設定されたデフォル
ト値を引き出し、これを係数変数手段1103に出力す
る。ここでユーザが強度の指示、例えばデフォルトのk
倍の処理を指定すると、デフォルト×kが処理パラメー
タとして出力される。デフォルト値そのままの値を出力
する場合はk=1.0と設定すればよい。
本発明の画像処理装置において実行する場合の複数の具
体例を説明する。まず、質感の向上の画像解析、分類、
処理について説明したものを図19および図20を用い
て説明する。図19は被処理画像の具体例として「いく
ら」、「カメラ」、および「カーペット」をとりあげて
その画像解析について説明したものである。図19の上
段に示すごとく、画像処理の対象として「いくら」の画
像があるとする。まず、この「いくら」の画像について
空間周波数の解析により、この画像データには高周波に
おけるパワーがないと判断される。その結果、この画像
データはテクスチャ物ではないと判定され、次に色分布
の解析に移る。色分布解析では色空間L*a*b*におけ
る分布が個別に解析され、この色分布の解析結果、(a
*/b*)からこの画像データは色ものと判定される。
合を図19中段に示す。上述の「いくら」の場合と同様
に、まず「カメラ」の画像に対する空間周波数解析を実
行し、高周波におけるパワー有無の判定がなされる。こ
の「カメラ」の画像の場合、高周波のパワーが有ると判
断され、テクスチャものである可能性がある。次に、こ
の高周波のパワーがテクスチャによるものであるか、エ
ッジによるものであるかを判定する。そのためにエッジ
ヒストグラムによる分析が実行される。この分析の結
果、この「カメラ」の画像におけるエッジヒストグラム
の分散は大きいことから、空間周波数解析の高周波のパ
ワーはエッジによるものであったと判断される。次に、
色分布の解析を実行する。色空間L*a*b*における分
布が個別に解析され、この色分布の解析結果、(a*/
b*)からこの画像データは黒ものと判定される。
ト」である場合を示したものである。上記の場合と同様
に、まず「カーペット」の画像に対する空間周波数解析
を実行し、高周波におけるパワー有無の判定がなされ
る。この「カーペット」の画像の場合も、高周波のパワ
ー有りと判断され、テクスチャものである可能性があ
る。次に、カメラの場合と同様にこの高周波のパワーが
テクスチャによるものであるか、エッジによるものであ
るかをエッジヒストグラムによって判定する。この分析
の結果、この「カーペット」の画像におけるエッジヒス
トグラムの分散は小さくこの画像はテクスチャ物である
と判断される。
理の形態を表としてまとめたものが図20である。図2
0は被処理画像の質感を向上させる処理についてまとめ
たものである。図20の中央部分が各対象物をテクスチ
ャもの、色もの、黒ものと分類した分類分けを示し、左
側の欄が、これらの画像について画像解析を行った場合
のエッジ、コントラスト、色についての判定を○および
×で示してある。*は解析不要、すなわち、質感の向上
に関する処理においては解析を必要としないものであ
る。右側の欄は各画像に対する処理を示したものであ
り、処理を画像処理要点とメインオペレータで示してあ
る。この表から理解されるように、同じ質感向上という
指示であっても、被処理画像が異なれば適切な処理は、
それぞれ異なってくる。
いて図21および図22を用いて具体的に説明する。図
21は、被処理画像が「プリン」、「人参」、「お地蔵
様」の場合の処理について示したものである。まず、解
析1として、被処理画像についての明度分布を解析す
る。この明度分布ではハイライト部の局所ピークが調査
される。「プリン」の場合、局所ピークがあり、この画
像はキャッチライト系であると判断される。「人参」お
よび「お地蔵様」の明度分布の分析結果にはハイライト
部における局所ピークが見当たらずキャッチライト系で
はないと判断される。次に、解析2として色分布a*お
よびb*が解析される。この解析された色分布から人参
の場合は高彩度系画像、お地蔵様の場合は低彩度系画像
であると判断される。
類、そしてその画像処理の形態を表としてまとめたもの
が図22である。図22の中央部分が各対象物をキャッ
チライト系、高彩度系、低彩度系と分類した分類分けを
示し、左側の欄が、これらの画像について画像解析を行
った場合のエッジ、キャツチライト、色についての判定
を○および×で示してある。*は解析不要項目である。
表中、右の欄は処理の形態を示してある。質感向上の場
合と同様、立体感向上の指示においても被処理画像によ
って適切な処理が異なる。
装置によれば、画像処理の指示および画像データの特徴
にしたがって、適切な画像処理オペレータ、および画像
処理パラメータを選択して実行するので、画像に応じた
適切な画像処理が容易に実行でき、操作者の希望する画
像を効率よく得ることが可能となる。
ック図である。
流れにそって説明する図である。
である。
決定手段の構成を示す図である。
る。
ラム分散、処理特性の対応を示す図てある。
クアップテーブルの型を説明する図である。
テーブルの型を説明する図である。
テーブルの最適形態の求めかたを説明する図である。
アップテーブルの導出方法を説明する図である。
次元FIRフィルタの周波数特性を示す図である。
を求める手法を説明する図である。
ある。
像解析の具体例を説明する図である。
像解析、分類、画像処理についての相関を示す図であ
る。
画像解析の具体例を説明する図である。
画像解析、分類、画像処理についての相関を示す図であ
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 画像データを入力する画像入力手段と、 画像データに対する画質調整の指示情報を認識する画質
調整指示情報認識手段と、 画像データの属性情報を認識する画像データ認識手段
と、 前記画質調整指示情報認識手段によって認識された画質
調整指示情報および前記画像データ認識手段によって認
識された画像データの属性情報に基づき、画像処理オペ
レータを決定する画像処理オペレータ決定手段と、 前記画像処理オペレータ決定手段によって決定された画
像処理オペレータの実行態様を設定するための画像処理
パラメータを決定する画像処理パラメータ決定手段と、 前記画像処理オペレータおよび前記画像処理パラメータ
に基づいて前記画像データの画像処理を実行する画像処
理手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記画像データ認識手段は前記画像デー
タの解析を実行する画像データ解析手段を有することを
特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記画像処理パラメータ決定手段は、前
記画像データ解析手段による画像解析情報に基づいて画
像処理パラメータを決定することを特徴とする請求項2
記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記画像解析手段は前記画像データのテ
クスチャの有無を解析し、テクスチャを有するときは該
画像をテクスチャものと判別し、 前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定
手段は、テクスチャものと判別された前記画像データに
対して、シャープネスを向上させる画像処理オペレータ
および画像処理パラメータを決定し、 前記画像処理手段は該決定されたシャープネス向上用の
画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基づい
て画像処理を実行して前記画像データの質感を向上させ
ることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記画像解析手段は前記画像データのテ
クスチャの有無および色分布を解析し、該画像データが
テクスチャを有さず、かつ略無彩色の場合は該画像デー
タを黒ものと判別し、 前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定
手段は、黒ものと判別された前記画像データに対して、
明度コントラストを向上させる画像処理オペレータおよ
び画像処理パラメータを決定し、 前記画像処理手段は該決定された明度コントラスト向上
用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基
づいて画像処理を実行して前記画像データの質感を向上
させることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記画像解析手段は前記画像データのテ
クスチャの有無および色分布を解析し、該画像データが
テクスチャを有さず、かつ略有彩色の場合は該画像デー
タを色ものと判別し、 前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定
手段は、色ものと判別された前記画像データに対して、
彩度を強調させる画像処理オペレータおよび画像処理パ
ラメータを決定し、 前記画像処理手段は該決定された彩度強調用の画像処理
オペレータおよび画像処理パラメータに基づいて画像処
理を実行して前記画像データの質感を向上させることを
特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記画像解析手段は前記画像データのキ
ャッチライトの有無を解析し、該画像データがキャッチ
ライトを有するときは該画像をキャッチライト系画像と
して判別し、 前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定
手段は、キャッチライト系画像と判別された前記画像デ
ータに対して、明度コントラストを強調させる画像処理
オペレータおよび画像処理パラメータを決定し、 前記画像処理手段は該決定された明度コントラスト強調
用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基
づいて画像処理を実行して前記画像データの立体感を向
上させることを特徴とする請求項2記載の画像処理装
置。 - 【請求項8】 前記画像解析手段は前記画像データのキ
ャッチライトの有無および色分布を解析し、該画像デー
タがキャッチライトを有さず、かつ略無彩色の場合は該
画像データを低彩度系画像と判別し、 前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定
手段は、低彩度系画像と判別された前記画像データに対
して、エッジコントラストを向上させる画像処理オペレ
ータおよび画像処理パラメータを決定し、 前記画像処理手段は該決定されたエッジコントラスト向
上用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに
基づいて画像処理を実行して前記画像データの立体感を
向上させることを特徴とする請求項2記載の画像処理装
置。 - 【請求項9】 前記画像解析手段は前記画像データのキ
ャッチライトの有無および色分布を解析し、該画像デー
タがキャッチライトを有さず、かつ略有彩色の場合は該
画像データを高彩度系画像と判別し、 前記画像処理オペレータおよび画像処理パラメータ決定
手段は、高彩度系画像と判別された前記画像データに対
して、彩度コントラストを強調させる画像処理オペレー
タおよび画像処理パラメータを決定し、 前記画像処理手段は該決定された彩度コントラスト強調
用の画像処理オペレータおよび画像処理パラメータに基
づいて画像処理を実行して前記画像データの立体感を向
上させることを特徴とする請求項2記載の画像処理装
置。 - 【請求項10】 前記画像データ認識手段は外部の入力
手段から入力された属性情報を画像データ属性情報とし
て認識することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
置。
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