[go: up one dir, main page]

JPH10240557A - 待機冗長化システム - Google Patents

待機冗長化システム

Info

Publication number
JPH10240557A
JPH10240557A JP9043954A JP4395497A JPH10240557A JP H10240557 A JPH10240557 A JP H10240557A JP 9043954 A JP9043954 A JP 9043954A JP 4395497 A JP4395497 A JP 4395497A JP H10240557 A JPH10240557 A JP H10240557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
cpu unit
standby
unit
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9043954A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nishiyuki
弘 西雪
Noboru Sakamoto
昇 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9043954A priority Critical patent/JPH10240557A/ja
Priority to US08/916,449 priority patent/US5978932A/en
Priority to KR1019970040384A priority patent/KR100273103B1/ko
Priority to DE19739513A priority patent/DE19739513B4/de
Publication of JPH10240557A publication Critical patent/JPH10240557A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/04Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
    • G05B19/042Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers using digital processors
    • G05B19/0421Multiprocessor system

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Multi Processors (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機冗長化システムにおけるデータ同一性保
持のための作業性を向上させる。 【解決手段】 制御対象機器を制御する制御系CPUユ
ニットと、上記制御対象機器を上記制御系CPUユニッ
トに代わって制御可能な待機系CPUユニットとを備え
た待機冗長化システムにおいて、周辺機器から入力され
る命令文及びデータから構成されるコマンドを、一時保
管し、そのコマンドにおける命令文に基づく上記データ
の処理を行うとともに、一時保管していた上記コマンド
を他系のCPUユニットに対して転送するトラッキング
手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方は実際に制御
対象機器の制御を行う制御系CPUユニットと、他方は
制御系CPUユニットが何らかの原因でダウンした時
に、引き続いて制御対象機器を制御する待機系CPUユ
ニットとで構成され、産業機器などで使用されるプログ
ラマブルコントローラの待機冗長化システムにおいて、
制御系CPUユニットと待機系CPUユニットのファイ
ルや制御情報や運転状態の同一性を実現できるようにし
た待機冗長化システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば特開平2−81101
号公報に示された従来の待機冗長化システムの構成を示
す構成図である。図において、10はオンラインとなっ
て制御対象機器を制御実行している制御系CPUユニッ
ト、110は制御系CPUユニット10が故障した時等
にそれに代わって制御を実行する待機系CPUユニッ
ト、5はそれらの入出力と制御対象機器を結ぶラインを
切換えるための切換装置、6はバックアップに必要な情
報を転送するための伝送ラインである。そして、これら
2台のCPUユニットの入出力は、切換装置5を介して
制御対象機器に接続されている。
【0003】待機系CPUユニット110は、実際の制
御は実行しないが、制御系CPUユニット10のバック
アップ機能を果たす必要から、制御系CPUユニット1
0と同様のH/W構成をしており、内部のプログラム等
を含めたデータも同一となっている。そのため、待機系
CPUユニット110は、伝送ライン6を介してトラッ
キング情報を制御系CPUユニット1から常時受け取っ
ている。
【0004】ここで、トラッキングされている情報に
は、制御対象機器の状態を示す入力情報、制御出力情
報、標準プログラム、アプリケーションプログラムで実
行した制御アルゴリズムの計算の途中結果と結果のデー
タ、アプリケーションプログラムそのもの、制御演算等
で使用するパラメータ等がある。
【0005】次に、一般的なトラッキング手法について
図11のフローチャートを用いて説明する。まずステッ
プS1100において、制御系CPUユニットのシステ
ム情報と、あらかじめRUN前にユーザによって範囲設
定された制御系CPUユニットのデバイス情報を抽出
し、ステップS1101に移行する。ステップS110
1では、制御系CPUユニットで抽出した情報を、待機
系CPUユニット内のトラッキングメモリに転送する。
そして、ステップS1102により、待機系CPUユニ
ット内のトラッキングメモリに転送された情報を、各対
象メモリであるデバイスメモリ、システムメモリのいず
れかに反映することにより行われる。
【0006】しかしながら、特開平2−81101号公
報に示されるトラッキングとは、一旦システムが立ち上
がった後、すなわち稼働中の制御系CPUユニットと待
機系CPUユニット間において変更があったデータの同
一性を保持するための技術でしかない。そのため、シス
テムの立ち上げ時に必要となるプログラム、データ等
は、トラッキングを実行することができず、制御系CP
Uユニット及び待機系CPUユニット間で同一性を保持
することができない。また、一般にトラッキングするト
ラッキングデータは、ユーザによるパラメータ設定によ
り、メモリ領域の予め設定された範囲内のデータを対象
としていることから、トラッキングデータの対象となる
メモリ領域とは異なる領域に格納されるデータ等は、ト
ラッキングデータとしてトラッキングされず、同様に制
御系CPUユニット及び待機系CPUユニット間で同一
性を保持することができない。そのため、トラッキング
に関する信頼性の観点から、以下に示すような方法を用
いて、制御系CPUユニット及び待機系CPUユニット
間のプログラム、データの設定をおこなっていた。
【0007】以下に、待機冗長化システムにおいて、制
御系CPUユニット及び待機系CPUユニットに対し
て、ファイル一括書き込み手段やデバイス一括書き込み
手段のような通信サービス機能を実行する際のプログラ
ム、データ等の設定方法について図12のフローチャー
ト及び図13の手順を示した図を用いて説明する。
【0008】上述したように、待機冗長化システムにお
いては、両系のCPUユニットに対してそれぞれ同一の
プログラム、データとする必要がある。そのため、ST
OPモードにおいて、対象とするCPUユニットに通信
回線を介して周辺装置を接続し、周辺装置からのプログ
ラム、データ等の一括書き込み要求に応じ、CPUユニ
ット内部のファイル一括書き込み手段、デバイス一括書
き込み手段が、周辺装置から転送されたファイル内容や
デバイス情報を、対象メモリ、すなわちデバイスメモ
リ、プログラムメモリのいずれかに書き込む。この書き
込みに際して、CPUユニットは書込まれるプログラ
ム、データ等の制御対象エリア等をチェックしている。
(ステップS1200、S1201) そして、周辺装置からの一括書き込みのコマンド実行が
正常に完了したら、応答データを作成し(ステップS1
202)、それを周辺装置に対して完了を知らせる応答
を返す(ステップS1203)。(図13(a)参照)
【0009】その後、周辺装置を待機系CPUユニット
に接続先を変更し(図13(b)参照)、待機系CPU
ユニットに対して図10に基づき同一の書き込み処理を
実行していた(図13(c)参照)。
【0010】次に、制御系CPUユニットのプログラム
メモリ、デバイスメモリ、外部メモリ内の各ファイル内
容を、待機系CPUユニットの対応する各メモリ(プロ
グラムメモリ、デバイスメモリ、外部メモリ)に転送す
る場合について説明する。まず、周辺装置から制御系C
PUユニットに対してファイル一括読み出し手段やデバ
イス一括読み出し手段を図12に基づき実行し、(図1
3(a)参照)、制御系CPUユニット内のデータを一
旦周辺装置に取り込む。その後、上記周辺装置を制御系
CPUユニットに接続先を変更し(図13(b)参
照)、待機系CPUユニットに対して制御系CPUユニ
ットから読み出した情報を通信サービス機能のファイル
一括書き込み手段やデバイス一括書き込み手段により、
待機系CPUユニットの対象メモリに対して書きこまな
ければならない(図13(c)参照)。
【0011】なお、周辺装置からプログラムファイル
を、一括して対象CPUユニットのプログラムメモリに
書き込む際は、CPUユニットの運転状態がRUNであ
ればSTOPに切り換えて実行する必要がある。このR
UNからSTOPへ、或はSTOPからRUNへの運転
状態の切換は、待機冗長化システムにおいて、待機系C
PUユニットの運転状態を制御系CPUユニットの運転
状態と同一にするために、制御系CPUユニットの運転
状態の変化に合わせて待機系CPUユニットの運転状態
切り換えスイッチを手動で切り換えることにより実現し
ていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、トラ
ッキングすることができないデータの制御系CPUユニ
ット及び待機系CPUユニット間の同一性確保のために
は、周辺装置を両系のCPUユニットにそれぞれ接続し
て同一性を保持する必要がありデータの同一性を確保す
るための作業が非常に煩雑であった。
【0013】また、一般にプログラムを一部変更する場
合には、RUNモードにおけるEND処理時に周辺機器
から変更するプログラムを書込み対応していた。しかし
ながら、END処理の限られた時間内では、通信回線を
介した周辺機器から書込むことができるプログラムの容
量が制限されてしまう。さらに、最近のプログラムの傾
向として、各プログラムがモジュール化し、それぞれの
プログラムが密接に結びついて一連のプログラムを形成
するものにおいては、モジュール化した1ブロックのプ
ログラム内部を一部変更するより、その1ブロックのプ
ログラム内部全てを変更した方が、作業効率、プログラ
ムの信頼性の観点から有用であることが多い。さらにま
た、RUNモードにおけるEND処理時にはRUNモー
ドからSTOPに変更し、このSTOPモードにおいて
一括して周辺機器からプログラムを書込んでいたため、
一旦制御対象機器をSTOPさせなければならず、作業
効率が低下するといった課題があった。
【0014】また、トラッキングは、設定された範囲内
のデータ全てをトラッキングデータとして認識するた
め、変更のないデータもトラッキングデータと認識し、
トラッキングに要する時間も長くなってしまう。
【0015】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたもので、第1の目的は、待機冗長化システム
におけるデータ同一性保持のための作業性を向上させる
ものである。また、第2の目的は、データ同一性の信頼
性をより向上させるものである。さらに、第3の目的
は、待機冗長化システムにおいて、RUN中でも一括し
てプログラムの変更を可能とし、作業効率を向上させる
ものである。さらにまた、第4の目的は、RUN中に一
括して書き込むプログラムの信頼性を向上させるもので
ある。さらにまた、第5の目的は、RUN中に一括して
書き込むプログラムの同期を確実に取るものである。ま
た、第5の目的は、待機冗長化システムにおけるトッラ
キング作業を効率化するものである。さらに第6の目的
は、待機冗長化システムにおける運転状況の変化にいち
早く対応し、効率的に運転切換を行うものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる待機冗
長化システムにおいては、制御対象機器を制御する制御
系CPUユニットと、上記制御対象機器を上記制御系C
PUユニットに代わって制御可能な待機系CPUユニッ
トとを備えた待機冗長化システムにおいて、周辺機器か
ら入力される命令文及びデータから構成されるコマンド
を、一時保管し、そのコマンドにおける命令文に基づく
上記データの処理を行うとともに、一時保管していた上
記コマンドを他系のCPUユニットに対して転送するト
ラッキング手段を備えたものである。
【0017】また、一時保管されたコマンドが転送され
てきた他系のCPUユニットは、上記コマンドにおける
命令文に基づき、データを処理するとともに、上記コマ
ンドの不具合を検出し、上記コマンドを転送したCPU
ユニットを介して周辺機器に対して異常を通知するよう
にしたものである。
【0018】また、周辺機器から入力される命令文及び
プログラムから構成されるコマンドを、一時保管し、そ
のコマンドにおける上記命令文に基づき上記プログラム
を内部接続された第1の外部メモリに不具合チェックを
行いつつ格納するとともに、一時保管していた上記コマ
ンドを第2のCPUユニットに対して転送する第1のC
PUユニットと、転送されてきたコマンドの上記命令文
に基づき、上記プログラムを内部接続された第2の外部
メモリに不具合チェックを行いつつ格納するとともに、
上記チェックの結果を上記第1のCPUユニットに送信
する第2のCPUユニットと、を備え、それぞれ第1及
び第2の外部メモリに格納されている上記プログラム
を、シーケンスプログラムに基づくRUN中にそれぞれ
対応するメモリに書き込むようにしたものである。
【0019】さらに、不具合チェックは、プログラムを
スキャンすることにより実行するようにしたものであ
る。
【0020】また、第1及び第2のCPUユニットにお
いて、両系とも不具合が無い場合に、周辺機器からの要
求により、それぞれ第1及び第2の外部メモリに格納さ
れている上記プログラムを、RUN中にそれぞれ対応す
るメモリに書き込むようにしたものである。
【0021】また、第1及び第2のCPUユニットにお
いて、両系とも不具合が無い場合に、第1又は第2のの
CPUユニットからの要求により、それぞれ第1及び第
2の外部メモリに格納されている上記プログラムを、R
UN中にそれぞれ対応するメモリに書き込むようにした
ものである。
【0022】また、制御対象機器を制御する制御系CP
Uユニットと、上記制御対象機器を上記制御系CPUユ
ニットに代わって制御可能な待機系CPUユニットとを
備えた待機冗長化システムにおいて、内部メモリにおけ
る所定領域内のデータの変化を検出し、変化の検出され
たアドレス、及び変化後のデータを逐次記憶し、データ
トラッキング時に、記憶された上記アドレス及び変化後
のデータのみを待機系CPUユニットに転送するように
したものである。
【0023】また、制御対象機器を制御する制御系CP
Uユニットと、上記制御対象機器を上記制御系CPUユ
ニットに代わって制御可能な待機系CPUユニットとを
備えた待機冗長化システムにおいて、制御系CPUユニ
ットの運転状況をスキャン毎に記憶し、スキャン終了毎
に現在の運転状況及び1スキャン前の運転状況とを比較
し、運転状況の変化が検出されたら、待機系CPUユニ
ットに対して運転状況を変更させるためのコマンドを発
行するようにしたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の実施の形態1を図をもちいて
説明する。図1は、待機冗長化システムのPCの全体の
構成を示すブロック図である。図において、1は実際に
制御対象機器の制御を行う制御系CPUユニット、10
0は制御系CPUユニットが何らかの原因でダウンした
ときに、引き継いで制御対象機器の制御を行う待機系C
PUユニットである。2、200はCPUユニットに内
部バス等により接続されるファイルレジスタやプログラ
ムファイルを格納する外部メモリ、3、300はCPU
ユニットに通信回線により接続されるユーザがプログラ
ムを作成したりPCにプログラムを格納するための周辺
装置、4、400は運転状態をSTOPからRUN、ま
たはRUNからSTOPに手動で切り換える運転状態切
り換えスイッチである。
【0025】11はプログラムを実行するCPU、12
はCPU11を制御するOSとしてのマイクロプログラ
ムを格納するマイクロプログラムROM、13はデバイ
ス情報を格納するデバイスメモリ、14はCPU11を
制御するためのシステム情報を格納するシステムメモ
リ、15はシーケンスプログラムが格納されるプログラ
ムメモリ、16は待機冗長化システムにおいて制御系C
PUユニット1と待機系CPUユニット100との間で
トラッキングするトラッキングデータを格納するトラッ
キングメモリ、17は待機冗長化システムにおいて、他
系のCPUユニットとトラッキングデータのやり取りを
行うトラッキングインタフェイス、18は外部メモリ2
とデータのやり取りを行う外部メモリインタフェイス、
19は周辺装置3とデータのやり取りを行う周辺インタ
フェイスである。
【0026】また、制御系CPUユニット1と待機系C
PUユニット100は、同じ内部構成を有している。す
なわち、制御系CPUユニット1における、CPU1
1、マイクロプログラムROM12、デバイスメモリ1
3、システムメモリ14、プログラムメモリ15、トラ
ッキングメモリ16、トラッキングインタフェイス1
7、外部メモリインタフェイス18、周辺インタフェイ
ス19に対応して、待機系CPUユニット100のCP
U101、マイクロプログラムROM102、デバイス
メモリ103、システムメモリ104、プログラムメモ
リ105、トラッキングメモリ106、トラッキングイ
ンタフェイス107、外部メモリインタフェイス10
8、周辺インタフェイス109が構成されている。
【0027】図2は、本実施の形態1に係るマイクロプ
ログラムROM12、102の内部機能の詳細を示した
メモリ構成図である。本実施の形態では、マイクロプロ
グラムROM12、102の主な機能として、周辺装置
3とCPUユニット1、100との間におけるデータの
やり取りや、周辺装置3からCPUユニット1、100
への動作指令を制御する通信サービスに関する通信サー
ビス機能20、及び制御系CPUユニット1と待機系C
PUユニット100間における情報及び状態の変化を検
出するメイン機能30、並びに待機冗長化システムにお
ける制御系CPUユニット1と待機系CPUユニット1
00間でデータのやり取りを制御するトラッキング機能
40があげられる。
【0028】ここで、通信サービス機能20は、その詳
細な手段として、周辺装置3からの指令に基づき指定の
運転状態に変更する運転状態変更手段21、周辺装置3
からファイルを指定のプログラムメモリ15または外部
メモリ2に対して一括書き込みを行うファイル一括書き
込み手段22、周辺装置3からデバイス値をデバイスメ
モリ13に対して一括書き込みを行うデバイス一括書き
込み手段23、CPUユニット1の指定のプログラムメ
モリ15または外部メモリ2内の指定のファイルを周辺
装置3に対して一括読み出しを行うファイル一括読み出
し手段24、CPUユニット1のデバイスメモリ13内
の指定のデバイス値を周辺装置3に対して一括読み出し
を行うデバイス一括読み出し手段25、外部メモリ2内
にあらかじめ存在するファイルを、RUN中(一連のス
キャン終了後のエンド処理時)にプログラムメモリに転
送するRUN中一括ファイル転送手段26、を有してい
る。
【0029】また、メイン機能30は、その詳細な手段
として、自動的にシステム情報の変化を検出し、変化の
あったシステム情報を他系のCPUユニットに送信する
システム情報検出手段31、対象CPUユニットの運転
状態の変化を検出し、運転状態の変更を他系のCPUユ
ニットに送信するする運転状態検出手段32、を有して
いる。
【0030】さらに、トラッキング機能40は、その詳
細な手段として、制御系CPUユニット1のシステム情
報及びユーザで指定された範囲のデバイス情報を待機系
CPUユニット100に対して転送するデータトラッキ
ング手段41、周辺装置3から待機冗長化システムの制
御系CPUユニット1に対して通信サービス要求が掛け
られたら、トラッキングユニットを介して待機系CPU
ユニット100に対しても同一の通信サービス要求を掛
ける通信サービス要求トラッキング手段42、制御系C
PUユニット1のプログラムメモリ15や外部メモリ2
内のファイル内容を待機系CPUユニット100の該当
するプログラムメモリ105や外部メモリ200に対し
て転送するファイル内容トラッキング手段43、を有し
ている。
【0031】図3は、通信サービス要求トラッキング手
段41の動作の詳細を示すフローチャートである。対象
とするCPUユニットに接続された周辺装置3から、制
御系CPUユニット1に対して通信サービス機能20の
コマンドが発行され、ステップS300において、その
コマンドを制御系CPUユニット1が受信すると、ステ
ップS301で送信されてきたコマンド内容に応じたマ
イクロプログラムROM12内の通信サービス機能20
が実行される。
【0032】すなわち、送信されてきたコマンドの先頭
部分の命令をCPU1が解釈し、その命令に対応するマ
イクロプログラムROM12内の何れかのプログラムが
起動され、CPU1によりそのプログラムに基づき、命
令以降のデータの処理を実行する。この際、制御系CP
Uユニット1はコマンドに基づく処理が実際に、CPU
1自身がプログラム、データ等の制御対象エリア等をチ
ェックして、このプログラム、データ等が実際に有効か
否かをチェックしている。また、CPU1は、周辺機器
3から送信されてきたコマンド全てを、システムメモリ
14にそのまま格納しておく。
【0033】ステップS301で送信されたコマンドに
応じた処理が完了したら、ステップS302に移行し、
周辺装置3に対する正常完了或いは異常完了を示す応答
データを作成する。その後、ステップS303でステッ
プS301の実行が正常完了したか否かを検出する。こ
こで、異常完了であればステップS304に移行し、ス
テップS302で作成した応答を周辺装置3に返し、処
理を終了する。
【0034】ステップS303において、正常完了であ
れば、上記ステップS302で作成した応答を捨て、通
信サービス要求トラッキング手段41により、待機系C
PUユニット100のトラッキングメモリ106に対し
て、上記ステップS300で制御系CPUユニット1が
受け取った通信サービス機能20のコマンドと同一のコ
マンドを発行する。具体的には、システムメモリ14に
格納されていた、受け取ったコマンドを、トラッキング
インタフェイス17を介して待機系CPUユニット10
0に対して発行する。
【0035】ステップS305において、待機系CPU
ユニット100が、制御系CPUユニット1からトラッ
キングインタフェイス107を介してトラッキングメモ
リ106に一旦格納された周辺装置3から発行されたコ
マンドと完全同一のコマンドを受信すると、ステップS
306で送信されてきたコマンド内容に応じた通信サー
ビス機能内の各手段が処理を実行する。このコマンドに
対する実行も、送信されてきたコマンドの先頭部分の命
令をCPU101が解釈し、その命令に対応するマイク
ロプログラムROM102内の何れかのプログラムが起
動され、CPU101によりそのプログラムに基づき、
命令以降のデータの処理を実行する。この際にも待機系
CPUユニット100はコマンドに基づく処理が実際に
制御可能かどうかをチェックしている。
【0036】ステップS306で送信されたコマンドに
応じた処理が完了したら、ステップS307に移行し、
制御系CPUユニット1に対する正常完了或いは異常完
了を示す応答データを作成し、ステップS308におい
て制御系CPUユニット1のトラッキングメモリ16に
対して転送する。
【0037】制御系CPUユニット1は、待機系CPU
ユニット100からの正常完了或いは異常完了を示す応
答データを受信すると、ステップS309で受け取った
応答データを、制御系CPUユニット1にステップS3
00で通信サービス機能20のコマンドを発行した周辺
装置3に対して返し、一連の処理を終了する。周辺装置
3は、制御系CPUユニット1からの応答により、自身
が送ったコマンドに基づく処理が、制御系CPUユニッ
ト1或いは待機系CPUユニット100において正常に
行われたか否かを確認することができる。
【0038】次に、図4のフローチャートを用いて、フ
ァイル一括書き込み処理について説明する。制御系CP
Uユニット1に接続している周辺機器3から、通信サー
ビス機能20のファイル一括書き込み手段22を起動す
るための命令と、その書き込むファイルが添付されたコ
マンドを発行することにより図4で示されるフローチャ
ートが起動される。ステップS400で、制御系CPU
ユニット1のCPU11が周辺装置3からコマンドを周
辺インタフェイス19を介して受信することにより、ス
テップ401に移行する。
【0039】ステップS401において、CPU11
は、送信されてきたコマンドの先頭部分に存在する命令
文を解釈し、マイクロプログラムROM12内のファイ
ル一括書き込み手段22のプログラムを読み出し実行す
る。ファイル一括書き込み手段22に基づくプログラム
は、命令文に添付されているファイルを、命令文に規定
されている外部メモリ2或いはプログラムメモリ15の
所定領域に書き込む処理を実行する。このファイル一括
書き込み手段22により、ファイルを外部メモリ2或い
はプログラムメモリ15の所定領域に書き込む際に、送
信されてきたファイル内部のプログラムの命令コード呼
び付属情報が所定範囲内であるかどうかをファイル一括
書き込み手段21に基づくCPU1の機能によりチェッ
クしている。
【0040】そして、ステップS402において、コマ
ンドに対する正常完了或は異常完了を示す応答データを
作成し、ステップS403に移行する。ステップS40
3では、コマンドに対する処理が正常完了したか否かを
検出し、異常完了であれば、ステップS404に移行
し、制御系CPUユニット1に対するコマンドが失敗し
たことを通知し、処理を終了する。正常完了であれば、
ステップS402で作成した応答を捨て、周辺機器3か
ら送信されてきたコマンドと同一のコマンドを待機系C
PUユニット100に転送するための通信サービス要求
トラッキング手段41を、マイクロプログラムROM2
から起動する。
【0041】通信サービス要求トラッキング手段41に
より、CPU1は、周辺機器3から送信されたコマンド
を格納していたシステムメモリ14から取り出し、待機
系CPUユニット100のトラッキングメモリ106に
対して、トラッキングインタフェイスを介して発行す
る。
【0042】待機系CPUユニット100では、ステッ
プS405において、トラッキングメモリ106に転送
されたコマンドを受信すると、ステップS406に移行
する。ステップS406において、CPU101は、ト
ラッキングメモリ106により受信したコマンドの命令
文を解釈し、このコマンドは制御系CPUユニット1か
らのファイル一括書き込みであることを認識する。そし
てCPU101は、マイクロプログラムROM102内
のファイル一括書き込み手段のプログラムを読み出し実
行し、命令文に規定されている外部メモリ200或はプ
ログラムメモリ105の所定領域に添付ファイルの書き
込み処理を実行する。
【0043】この待機系CPUユニット100における
書き込み処理の際にも、制御系CPUユニット1がおこ
なったファイル一括書き込み手段に基づくCPU101
の機能によるチェックをおこなっている。そして、ステ
ップS407で、コマンドに対する正常完了或は異常完
了を示す応答データを作成し、ステップS408で制御
系CPUユニット1のトラッキングメモリ16に対し
て、トラッキングインタフェイスを介して転送する。
【0044】ステップS409では、制御系CPUユニ
ット1は、待機系CPUユニット100からの正常完了
或いは異常完了を示す応答データを受信すると、受け取
った応答データを周辺装置3に対して返し、一連の処理
を終了する。
【0045】本実施の形態によれば、従来、周辺機器3
を制御系CPUユニット1及び待機系CPUユニット1
00それぞれに接続し、ファイルを書き込んでいた処理
を、CPUの機能として通信サービス要求トラッキング
手段を設けたことにより、周辺機器から一度のコマンド
発信により、制御系CPUユニット1が同一のコマンド
を待機系CPUユニット100側にも送信し、ファイル
を一括して制御系CPUユニット1及び待機系CPUユ
ニット100それぞれに書き込むことができる。そのた
め、システムの立ち上げ時等のプログラムの変更に対す
るユーザーの作業効率を向上させることができる。ま
た、一括してファイルを書き込む際にも、待機系CPU
ユニット100からの応答を、周辺機器に送信し、確実
にファイルが書込めたか否かを周辺機器においてチェッ
クでき、プログラムを通信回線を介して送信する場合に
問題となる信頼性も考慮できる。そのため、冗長化シス
テムの特徴である、制御系CPUユニット1のダウン時
に待機系CPUユニット100が引き続いて同一プログ
ラムで制御をおこなうことができる。さらに、従来のト
ラッキングとは異なり、トラッキングするメモリの指定
領域などに囚われずにファイル書き込みを実行できる。
【0046】実施の形態2.本実施の形態2では、両系
同時にデバイス一括書き込みを実行する処理について図
5を用いて説明する。制御系CPUユニット1に接続し
ている周辺機器3から、通信サービス機能20のデバイ
ス一括書き込み手段23を起動するための命令と、その
書き込むファイルが添付されたコマンドを発行すること
により図5で示されるフローチャートが起動される。ス
テップS500で、制御系CPUユニット1のCPU1
1が周辺装置3からコマンドを周辺インタフェイス19
を介して受信することにより、ステップ501に移行す
る。
【0047】ステップS501において、CPU1は、
送信されてきたコマンドの先頭部分に存在する命令文を
解釈し、マイクロプログラムROM12内のデバイス一
括書き込み手段23のプログラムを読み出し実行する。
デバイス一括書き込み手段23に基づくプログラムは、
命令文に添付されている書き込むためのデバイス情報
を、命令文に規定されているデバイスメモリ13の所定
領域に書き込む処理を実行する。このデバイス一括書き
込み手段23により、デバイス情報をデバイスメモリ1
3の所定領域に書き込む際に、書き込みをおこなう先頭
デバイス及び、その先頭デバイスと点数から求められる
最終デバイスが、パラメータで設定されているデバイス
範囲内であるかどうかをデバイス一括書き込み手段23
に基づくCPU1の機能によりチェックしている。
【0048】そして、ステップS502において、コマ
ンドに対する正常完了或は異常完了を示す応答データを
作成し、ステップS503に移行する。ステップS50
3では、コマンドに対する処理が正常完了したか否かを
検出し、異常完了であれば、ステップS504に移行
し、制御系CPUユニット1に対するコマンドが失敗し
たことを通知し、処理を終了する。正常完了であれば、
ステップS502に作成した応答を捨て、周辺機器3か
ら送信されてきたコマンドと同一のコマンドを待機系C
PUユニット100に転送するための通信サービス要求
トラッキング手段41を、マイクロプログラムROM1
2から起動する。
【0049】通信サービス要求トラッキング手段41に
より、CPU11は、周辺機器3から送信されたコマン
ドを格納していたシステムメモリ14からコマンドを取
り出し、待機系CPUユニット100のトラッキングメ
モリ106に対して、トラッキングインタフェイスを介
して発行する。
【0050】待機系CPUユニット100では、ステッ
プS505において、トラッキングメモリ106に転送
されたコマンドを受信すると、ステップS506に移行
する。ステップS506において、CPU101は、ト
ラッキングメモリ106により受信したコマンドの命令
文を解釈し、このコマンドは制御系CPUユニット1か
らのデバイス一括書き込みであることを認識する。そし
てCPU101は、マイクロプログラムROM102内
のデバイス一括書き込み手段のプログラムを読み出し実
行し、命令文に規定されているデバイスメモリ103の
所定領域に添付ファイルの書き込み処理を実行する。
【0051】この待機系CPUユニット100における
書き込み処理の際にも、制御系CPUユニット1がおこ
なったデバイス一括書き込み手段に基づくCPU101
の機能によるチェックをおこなっている。そして、ステ
ップS507で、コマンドに対する正常完了或は異常完
了を示す応答データを作成し、ステップS508で制御
系CPUユニット1のトラッキングメモリ16に対し
て、トラッキングインタフェイスを介して転送する。
【0052】ステップS509では、制御系CPUユニ
ット1は、待機系CPUユニット100からの正常完了
或いは異常完了を示す応答データを受信すると、受け取
った応答データを制御系CPUユニット1に通信サービ
ス機能20のコマンドを発行した周辺装置3に対して返
し、一連の処理を終了する。
【0053】本実施の形態によれば、従来周辺機器3を
制御系CPUユニット1及び待機系CPUユニット10
0それぞれに接続し、ファイルを書き込んでいた処理
を、CPUの機能として、通信サービス要求トラッキン
グ手段を設けたことにより、一度のコマンド発信によ
り、制御系CPUユニット1が同一のコマンドを待機系
CPUユニット100側にも送信し、デバイス値すなわ
ちデバイス情報を一括して制御系CPUユニット1及び
待機系CPUユニット100それぞれに書き込むことが
でき、システムの立ち上げ時等のプログラムの変更に対
するユーザーの作業効率を向上させることができる。ま
た、一括してファイルを書き込む際にも、待機系CPU
ユニット100からの応答を、周辺機器に送信し、確実
に正確な情報が書込めたか否かを周辺機器においてチェ
ックでき、通信回線を介して送信する場合に問題となる
信頼性も考慮できる。さらに、従来のトラッキングとは
異なり、デバイスデータが格納されるメモリにおけるト
ラッキング指定領域などに囚われずにデバイス書き込み
を実行できる。すなわち、トラッキングするデバイスデ
ータが、複数のトラッキング指定領域にわたる場合で
も、一括してデバイスデータを書込むことができ、デバ
イス情報の同一性を保ち、冗長化システムの特徴であ
る、制御系CPUユニット1のダウン時に待機系CPU
ユニット100が引き続いて制御をおこなうことができ
る。
【0054】実施の形態3.本実施の形態3では、両系
同時にRUN中一括ファイル転送を実行する処理につい
て図6を用いて説明する。本実施の形態3では、上述し
た実施の形態1に示される処理により、周辺機器3から
の制御系CPUユニット1及び待機系CPUユニット1
00に対するファイル一括書き込みを一旦外部メモリ
2、200におこなった後、プログラムのRUN中、す
なわちRUN中のEND処理時に、書込まれたファイル
を内部バスを介してプログラムメモリ15、105に一
括して書込む処理を示している。
【0055】図6を用いて具体的に処理手順について説
明する。まず、ステップS600において、通信サービ
ス機能20のファイル一括書き込み手段22を起動する
ための命令と、その書き込むファイルが添付されたコマ
ンドを発行することにより図4で示されるフローチャー
トが起動され、上述した実施の形態1と同様に、プログ
ラムの実行に影響の無い両系の外部メモリ2、200に
対して、ファイル一括書き込み手段22の実行により、
RUN中に変更したいプログラムファイルを書き込む
(ステップS601)。そして、ステップS602にお
いて、制御系CPUユニット1及び待機系CPUユニッ
ト100に対してのプログラムファイル書き込みが正常
に完了したか否かを制御系CPUユニット1或は待機系
CPUユニット100からの応答データにより判断す
る。ここで、応答データにより異常完了であった場合
は、処理を終了する。
【0056】周辺機器3は、制御系CPUユニット1を
介して送信される応答データにより、制御系CPUユニ
ット1及び待機系CPUユニット100の外部メモリ
2、200に対するファイル一括書き込みが正常完了し
たことを検出すると、待機冗長化システムの制御系CP
Uユニット1に対してRUN中一括ファイル転送手段2
6を起動するためのコマンドを発行する。ステップS6
03において、制御系CPUユニット1が周辺装置3か
らのRUN中一括ファイル転送手段26のコマンドを受
信すると、そのコマンドの命令を解釈し、ステップS6
04に移行し、マイクロプログラムROM2内のRUN
中一括ファイル転送手段26のプログラムを読み出し実
行する。
【0057】RUN中一括ファイル転送手段26に基づ
くプログラムは、外部メモリ2に格納されているプログ
ラムファイルを、RUN中、すなわちEND処理時に接
続された内部バス等を介してプログラムメモリ15の所
定領域に転送する処理を実行する。このRUN中一括フ
ァイル転送手段26により、プログラムファイルを外部
メモリ2からプログラムメモリ15の所定領域に転送す
る際に、ファイル内部のプログラムの命令コード及び付
属情報が所定範囲内であるかどうか、かつ1スキャン分
のファイル内部のプログラムを逐次実行を行い、設定等
に問題がなく新たに転送されるプログラムが正常に実行
可能か否かをRUN中一括ファイル転送手段26に基づ
くCPU11の機能によりチェックしている。
【0058】RUN中におけるプログラムファイルの転
送は、外部メモリ2から内部バス等を介してプログラム
メモリ15に転送する内部処理であるため、ステップS
600において周辺装置3から通信回線を介して対象C
PUユニット1の外部メモリ2に対してファイルを転送
する時間よりも、ファイルを転送に要するする方が短
く、高速に処理できる。そのため、これによりプログラ
ムメモリ15内の大容量プログラムをRUN中に一括し
て変更することが可能となる。
【0059】そして、ステップS605において、コマ
ンドに対する正常完了或は異常完了を示す応答データを
作成し、ステップS606に移行する。ステップS60
6では、コマンドに対する処理が正常完了したか否かを
検出し、異常完了であればステップS607に移行し、
制御系CPUユニット1に対するコマンドが失敗したこ
とを周辺機器3に通知し、処理を終了する。正常完了で
あれば、ステップS605で作成した応答を捨て、周辺
機器3から送信されてきたコマンドと同一のコマンドを
待機系CPUユニット100に転送するための通信サー
ビス要求トラッキング手段41を、マイクロプログラム
ROM12から起動する。
【0060】通信サービス要求トラッキング手段41に
より、CPU11は、周辺機器3から送信されたRUN
中一括ファイル転送手段26のコマンドを格納していた
システムメモリ14から取り出し、待機系CPUユニッ
ト100のトラッキングメモリ106に対して、トラッ
キングインタフェイスを介して発行する。
【0061】待機系CPUユニット100では、ステッ
プS608において、トラッキングメモリ106に転送
されたコマンドを受信すると、ステップS609に移行
する。ステップS609において、CPU101は、ト
ラッキングメモリ106により受信したコマンドの命令
文を解釈し、このコマンドは制御系CPUユニット1か
らのRUN中一括ファイル転送であることを認識する。
そしてCPU101は、マイクロプログラムROM10
2内のRUN中一括ファイル転送手段のプログラムを読
み出し実行し、ステップS601において外部メモリ2
00に書き込んだプログラムファイルを、接続されてい
る内部バス等を介してプログラムメモリ105の所定領
域に転送する。この待機系CPUユニット100におけ
る転送処理の際にも、制御系CPUユニット100はR
UN中一括ファイル転送手段に基づくCPU101の機
能によるチェックをおこなっている。
【0062】RUN中におけるプログラムファイルの転
送は、外部メモリ200から内部バス等を介してプログ
ラムメモリ105に転送する内部処理であるため、ステ
ップS601において周辺装置3から通信回線を介して
対象CPUユニット1の外部メモリ200に対してファ
イルを転送する時間よりも、ファイルを転送に要するす
る方が短く、高速に処理できる。そのため、これにより
プログラムメモリ105内の大容量プログラムをRUN
中に一括して変更することが可能となる。
【0063】そして、ステップS610で、コマンドに
対する正常完了或は異常完了を示す応答データを作成
し、ステップS611で制御系CPUユニット1のトラ
ッキングメモリ16に対して、トラッキングインタフェ
イスを介して転送する。ステップS612では、制御系
CPUユニット1は、待機系CPUユニット100から
の正常完了或いは異常完了を示す応答データを受信する
と、受け取った応答データを制御系CPUユニット1に
通信サービス機能20のコマンドを発行した周辺装置3
に対して返し、一連の処理を終了する。
【0064】また、本実施の形態では、制御系CPUユ
ニット1及び待機系CPUユニット100からの応答に
より、両系ともに各外部メモリへのファイル書き込みが
異常完了でない場合に周辺機器からRUN中一括ファイ
ル書き込要求を発信して、RUN中一括ファイル書き込
みを行ったが、待機系CPUユニット100から正常完
了の応答を受け取った制御系CPUユニット1がRUN
中一括ファイル書き込み要求を出してもよい。また、待
機系CPUユニット100にコマンドが送信されてくる
ことは、制御系CPUユニット1において正常完了であ
ることから、待機系CPUユニット100において正常
完了であるならば、両系共に正常完了であり、待機系C
PUユニット100から、制御系CPUユニットに対し
て、RUN中一括ファイル書き込みを司令してもよい。
【0065】本実施の形態3によれば、従来周辺機器3
を制御系CPUユニット1及び待機系CPUユニット1
00それぞれに接続し、ファイルを書き込んでいた処理
を、CPUの機能として、通信サービス要求トラッキン
グ手段を設けたことにより、一度のコマンド発信によ
り、制御系CPUユニット1が同一のコマンドを待機系
CPUユニット100側にも送信し、ファイルを一括し
て制御系CPUユニット1及び待機系CPUユニット1
00の外部メモリ2、200それぞれに書き込むことが
できる。
【0066】そして、外部メモリ2、200に書き込ま
れたプログラムファイルは、外部メモリと接続されてい
る内部バスなどによる内部処理により、高速に一括して
プログラムメモリ15、105に転送することができ
る。そのため、従来では、RUN中のEND処理に例え
ば500Kしか書き込むことができなかったプログラム
ファイルを、本実施の形態3では、外部メモリからバス
を介した内部処理のメリットを生かし、一括書き込みを
実現することができ、制御対象機器などをSTOPとす
る必要がなくなり、生産性がより向上する。また、待機
冗長化システムにおいて、制御系CPUユニット1及び
待機系CPUユニット100は、同一のタイミングでプ
ログラムを走らせることが重要であるが、本実施の形態
によれば、同時にプログラムを一括して変更することも
可能であり、より待機冗長化システムの信頼性が向上す
る。さらに、近年のプログラムのモジュール化に際し、
モジュールとなるプログラム全部を一括してRUN中の
短い時間に変更可能であり、プログラム変更における作
業効率、信頼性を向上させることができる。
【0067】また、一括してファイルを書き込む際に
も、待機系CPUユニット100からの応答を、周辺機
器に送信し、確実にファイルが書込めたか否かを周辺機
器においてチェックでき、プログラムを通信回線を介し
て送信する場合に問題となる信頼性も考慮できる。その
ため、冗長化システムの特徴である、制御系CPUユニ
ット1のダウン時に待機系CPUユニット100が引き
続いて同一プログラムで制御をおこなうことができる。
【0068】実施の形態4.本実施の形態4では、両系
同時にファイル内容トラッキングを実行する処理につい
て図7の待機冗長化システムにおけるRUNモード前、
すなわちSTOPモード中に起動されているフローチャ
ートを用いて説明する。ステップS700において、待
機冗長化システムの制御系CPUユニット1にて、予め
設定されている待機系CPUユニット100への転送の
対象となっているプログラムメモリ15或は外部メモリ
2の指定のファイル(複数設定可)を一括して抽出し、
マイクロプログラムROM12内のファイル内容トラッ
キング手段42により、ファイル一括転送を示す命令文
とそのファイル内容から成るコマンドを、待機系CPU
ユニット100のトラッキングメモリ106に対して転
送する。
【0069】ステップS701では、待機系CPUユニ
ット100のCPU101は、制御系CPUユニット1
からトラッキングメモリ106に転送されたコマンドを
解釈し、ファイル一括転送を行うことから、ファイル内
容トラッキング手段を起動してステップS702に移行
し、ステップS700で抽出されたプログラムメモリ1
5或は外部メモリ2内の選択されたファイルを、対象と
なるプログラムメモリ105或は外部メモリ200に書
き込み、完了したら待機系CPUユニット100は、ス
テップS703で制御系CPUユニット1のトラッキン
グメモリ6に対して完了を知らせる応答を返す。これに
より、ファイル内容トラッキング機能を完了する。
【0070】本実施の形態によれば、ファイル毎の制御
系CPUユニット1及び待機系CPUユニット100の
整合性が取れる。そのため、従来ファイル内における対
象領域のみのトラッキングデータでは、同一性保持でき
なかった部分においても、ファイル毎の同一性保持によ
りより待機冗長化システムにおけるデータの同一性が向
上し、システム自体の信頼性が向上する。さらに、複数
場所にまたがるデータのトラッキングに要していた時間
を、一括してトラッキング可能としたことにより、トラ
ッキング時間短縮を図ることができる。また、従来、周
辺機器3を双方につなぎ直してファイル毎の同一性保持
をおこなっていた作業が必要なくなり、作業効率が向上
する。
【0071】実施の形態5.本実施の形態5では、シス
テム情報の自動転送手段の処理について図8の待機冗長
化システムにおけるRUNモード中に起動されているフ
ローチャートを用いて説明する。ステップS800にお
いて、待機冗長化システムの制御系CPUユニット1の
CPU11は、マイクロプログラムROM12内のシス
テム情報検出手段31に基づき、システムメモリ14内
のシステム情報、デバイスメモリ3内のデバイス情報、
外部メモリ2内のファイルレジスタ情報、における値の
変更の有無を常に監視している。具体的には、システム
メモリ14上に所定の領域を設け、その領域に、それぞ
れのメモリの値が変更する(値か書き込まれる)度に、
書き込まれるアドレス及びその値をシステム情報検出手
段30に基づくCPU11の機能により同時に記憶して
おく。
【0072】そして、ステップS801において、シス
テムメモリ14内を解釈して、値の変更が発生したら、
制御系CPUユニット1から待機系CPUユニット10
0のトラッキングメモリ106に対して、データトラッ
キング手段43により、更新された情報の場所と値の変
更情報を転送する。ステップS802において、待機系
CPUユニット100は、データトラッキング手段によ
り転送された更新された情報の格納場所と値の変更情報
をトラッキングメモリ106が受信すると、ステップS
803に移行し、上記変更情報により、制御系CPUユ
ニット1で抽出した更新したメモリ(デバイスメモリ、
プログラムメモリ、外部メモリが対象)に対して変更値
を反映し、完了したら待機系CPUユニット100は、
ステップS804で制御系CPUユニット1のトラッキ
ングメモリ16に対して完了を知らせる応答を返す。こ
れにより、システム情報の自動トラッキング機能を完了
する。
【0073】本実施の形態5によれば、自動的に変更さ
れたメモリ内のデータのみ他系のCPUユニットに対し
てトラッキングデータとして送信するので、従来設定さ
れていた全ての領域のデータをトラッキングデータとし
て送信することがなく、変更のあった部分のみの必要と
なるデータをトラッキングすることができ、トラッキン
グに対する時間が短縮でき、余分なトラッキング処理が
発生しないため、変更のある処理のみトラッキングでき
高速の待機系CPUユニットに反映することができる。
さらに、変更のあった部分のみのトラッキングも可能で
あり、ユーザーは予めトラッキングするためのデバイス
範囲を調査する必要も無く、作業効率も向上する。
【0074】実施の形態6.本実施の形態6では、運転
状態の自動追従手段の処理について図9の待機冗長化シ
ステムにおいて起動されているフローチャートを用いて
説明する。ステップS900において、待機冗長化シス
テムの制御系CPUユニット1のCPU11は、マイク
ロプログラムROM12内の運転状態検出手段32に基
づき、システムメモリ14内の領域に格納される制御系
CPUユニット1の運転状態の変化を常に監視してい
る。具体的には、システムメモリ14上に所定の領域
に、制御系CPUユニット1の運転状態の履歴(1スキ
ャン前の状態)を保持し、そのデータと、現在の運転状
態とを比較する。
【0075】そして、ステップS901において、運転
状態の比較の結果、運転状態が変化したら、制御系CP
Uユニット1から待機系CPUユニット100のトラッ
キングメモリ106に対して、運転状態変更後の制御系
CPUユニット1の運転状態に変更する運転状態変更手
段21の要求を通信サービス要求トラッキング手段33
により転送する。ステップS902において、待機系C
PUユニット100は、データトラッキング手段により
転送された運転状態変更の要求を待機系CPUユニット
100のトラッキングメモリ106が受信すると、ステ
ップS903に移行する。ステップS903では、運転
状態変更手段21に基づくCPU101により運転状態
変更後の制御系CPUユニット1と同一の運転状態に変
更され、完了したら待機系CPUユニット100は、ス
テップS904で制御系CPUユニット1のトラッキン
グメモリ6に対して完了を知らせる応答を返す。これに
より、運転状態の自動運転状態追従機能を完了する。
【0076】本実施の形態6によれば、自動的に変更さ
れた制御系CPUユニット1の運転状態を示すデータを
待機系CPUユニット100に対してコマンドとして送
信し、そのコマンドに基づき、待機系CPUユニット1
00は、運転状態を制御系CPUユニット1と同一とす
る。そのため、待機系CPUユニットの運転状態が制御
系CPUユニットの運転状態の変化に自動追従し、両系
の運転状態を常に同一に保ち、その切替りのタイミング
もずれることなく、待機冗長化システムをより効率よく
維持することができる。
【0077】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0078】この発明にかかる待機冗長化システムにお
いては、制御対象機器を制御する制御系CPUユニット
と、上記制御対象機器を上記制御系CPUユニットに代
わって制御可能な待機系CPUユニットとを備えた待機
冗長化システムにおいて、周辺機器から入力される命令
文及びデータから構成されるコマンドを、一時保管し、
そのコマンドにおける命令文に基づく上記データの処理
を行うとともに、一時保管していた上記コマンドを他系
のCPUユニットに対して転送するトラッキング手段を
備えたので、周辺機器からのコマンドにより両系のCP
Uユニットともデータを命令文に基づき処理でき、デー
タ同一性保持のための作業性が向上する。
【0079】また、一時保管されたコマンドが転送され
てきた他系のCPUユニットは、上記コマンドにおける
命令文に基づき、データを処理するとともに、上記コマ
ンドの不具合を検出し、上記コマンドを転送したCPU
ユニットを介して周辺機器に対して異常を通知するよう
にしたので、データ同一性の信頼性がより向上する。
【0080】また、周辺機器から入力される命令文及び
プログラムから構成されるコマンドを、一時保管し、そ
のコマンドにおける上記命令文に基づき上記プログラム
を内部接続された第1の外部メモリに不具合チェックを
行いつつ格納するとともに、一時保管していた上記コマ
ンドを第2のCPUユニットに対して転送する第1のC
PUユニットと、転送されてきたコマンドの上記命令文
に基づき、上記プログラムを内部接続された第2の外部
メモリに不具合チェックを行いつつ格納するとともに、
上記チェックの結果を上記第1のCPUユニットに送信
する第2のCPUユニットと、を備え、それぞれ第1及
び第2の外部メモリに格納されている上記プログラム
を、シーケンスプログラムに基づくRUN中にそれぞれ
対応するメモリに書き込むようにしたので、外部メモリ
からRUN中の間に一括して大容量のプログラムを書き
込むことができ、従来プログラムの書き込みに必要であ
ったSTOP処理を行わなくて済み、作業時間が短縮で
きる。
【0081】さらに、不具合チェックは、プログラムを
スキャンすることにより実行するようにしたので、RU
N中に書き込む前のスキャンによりプログラムの信頼性
を高めることができる。
【0082】また、第1及び第2のCPUユニットにお
いて、両系とも不具合が無い場合に、周辺機器からの要
求により、それぞれ第1及び第2の外部メモリに格納さ
れている上記プログラムを、RUN中にそれぞれ対応す
るメモリに書き込むようにしたので、両系とも同期して
プログラムを書き込むことができ、待機冗長化システム
自体の信頼性がより向上する。
【0083】また、第1及び第2のCPUユニットにお
いて、両系とも不具合が無い場合に、第1又は第2のの
CPUユニットからの要求により、それぞれ第1及び第
2の外部メモリに格納されている上記プログラムを、R
UN中にそれぞれ対応するメモリに書き込むようにした
ので、両系とも同期してプログラムを書き込むことがで
き、待機冗長化システム自体の信頼性がより向上する。
【0084】また、制御対象機器を制御する制御系CP
Uユニットと、上記制御対象機器を上記制御系CPUユ
ニットに代わって制御可能な待機系CPUユニットとを
備えた待機冗長化システムにおいて、内部メモリにおけ
る所定領域内のデータの変化を検出し、変化の検出され
たアドレス、及び変化後のデータを逐次記憶し、データ
トラッキング時に、記憶された上記アドレス及び変化後
のデータのみを待機系CPUユニットに転送するように
したので、変更のあったデータのみをトラッキングデー
タの対象とすることができ、データ伝送に要する時間、
負荷を軽減することができ、作業効率が向上する。
【0085】また、制御対象機器を制御する制御系CP
Uユニットと、上記制御対象機器を上記制御系CPUユ
ニットに代わって制御可能な待機系CPUユニットとを
備えた待機冗長化システムにおいて、制御系CPUユニ
ットの運転状況をスキャン毎に記憶し、スキャン終了毎
に現在の運転状況及び1スキャン前の運転状況とを比較
し、運転状況の変化が検出されたら、待機系CPUユニ
ットに対して運転状況を変更させるためのコマンドを発
行するようにしたので、制御系CPUユニットに追従し
てたい基油の運転状況を切換えることができ、待機冗長
化システム自体の信頼性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態における待機冗長化シ
ステムのPCの構成を示すブロック図である。
【図2】 マイクロプログラムROM内部の詳細を示す
詳細構成図である。
【図3】 実施の形態1における、通信サービス要求ト
ラッキング手段の動作を示すフローチャートである。
【図4】 実施の形態1における、両系同時にファイル
一括書き込みを実行する動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】 実施の形態2における、両系同時にデバイス
一括書き込みを実行する動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】 実施の形態3における、RUN中一括ファイ
ル転送を両系同時に実行する動作を示すフローチャート
である。
【図7】 実施の形態4における、メモリ内のファイル
内容の自動転送手段の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】 実施の形態5における、システム情報の自動
転送手段の動作を示すフローチャートである。
【図9】 実施の形態6における、運転状態の自動運転
状態追従手段の動作を示すフローチャートである。
【図10】 従来の待機冗長化システムの構成を示す構
成図である。
【図11】 従来の待機冗長化システムにおけるデータ
トラッキングの動作を示すフローチャートである。
【図12】 従来の通信サービス要求機能の動作を示す
フローチャートである。
【図13】 従来の通信サービス要求機能を待機冗長化
システムに対して実行する際の手順である。
【符号の説明】
1 制御系CPUユニット、100 待機系CPUユニ
ット、2、200 外部メモリ、3、300 周辺機
器、4、400 運転状態切換えスイッチ、11、10
1 CPU、12、102 マイクロプログラムRO
M、13、103デバイスメモリ、14、104 シス
テムメモリ、15、105 プログラムメモリ、16、
106 トラッキングメモリ、17、107 トラッキ
ングインタフェイス、18、108 外部メモリインタ
フェイス、19、109 周辺インタフェイス。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象機器を制御する制御系CPUユ
    ニットと、上記制御対象機器を上記制御系CPUユニッ
    トに代わって制御可能な待機系CPUユニットとを備え
    た待機冗長化システムにおいて、 周辺機器から入力される命令文及びデータから構成され
    るコマンドを、一時保管し、そのコマンドにおける命令
    文に基づく上記データの処理を行うとともに、一時保管
    していた上記コマンドを他系のCPUユニットに対して
    転送するトラッキング手段を備えたことを特徴とする待
    機冗長化システム。
  2. 【請求項2】 一時保管されたコマンドが転送されてき
    た他系のCPUユニットは、上記コマンドにおける命令
    文に基づき、データを処理するとともに、上記コマンド
    の不具合を検出し、上記コマンドを転送したCPUユニ
    ットを介して周辺機器に対して異常を通知することを特
    徴とする請求項1記載の待機冗長化システム。
  3. 【請求項3】 周辺機器から入力される命令文及びプロ
    グラムから構成されるコマンドを、一時保管し、そのコ
    マンドにおける上記命令文に基づき上記プログラムを内
    部接続された第1の外部メモリに不具合チェックを行い
    つつ格納するとともに、一時保管していた上記コマンド
    を第2のCPUユニットに対して転送する第1のCPU
    ユニットと、 転送されてきたコマンドの上記命令文に基づき、上記プ
    ログラムを内部接続された第2の外部メモリに不具合チ
    ェックを行いつつ格納するとともに、上記チェックの結
    果を上記第1のCPUユニットに送信する第2のCPU
    ユニットと、を備え、それぞれ第1及び第2の外部メモ
    リに格納されている上記プログラムを、シーケンスプロ
    グラムに基づくRUN中にそれぞれ対応するメモリに書
    き込むことを特徴とする待機冗長化システム。
  4. 【請求項4】 不具合チェックは、プログラムをスキャ
    ンすることにより実行することを特徴とする請求項3記
    載の待機冗長化システム。
  5. 【請求項5】 第1及び第2のCPUユニットにおい
    て、両系とも不具合が無い場合に、周辺機器からの要求
    により、それぞれ第1及び第2の外部メモリに格納され
    ている上記プログラムを、RUN中にそれぞれ対応する
    メモリに書き込むことを特徴とする請求項3または4記
    載の待機冗長化システム。
  6. 【請求項6】 第1及び第2のCPUユニットにおい
    て、両系とも不具合が無い場合に、第1又は第2ののC
    PUユニットからの要求により、それぞれ第1及び第2
    の外部メモリに格納されている上記プログラムを、RU
    N中にそれぞれ対応するメモリに書き込むことを特徴と
    する請求項3または4記載の待機冗長化システム。
  7. 【請求項7】 制御対象機器を制御する制御系CPUユ
    ニットと、上記制御対象機器を上記制御系CPUユニッ
    トに代わって制御可能な待機系CPUユニットとを備え
    た待機冗長化システムにおいて、 内部メモリにおける所定領域内のデータの変化を検出
    し、変化の検出されたアドレス、及び変化後のデータを
    逐次記憶し、データトラッキング時に、記憶された上記
    アドレス及び変化後のデータのみを待機系CPUユニッ
    トに転送することを特徴とする待機冗長化システム。
  8. 【請求項8】 制御対象機器を制御する制御系CPUユ
    ニットと、上記制御対象機器を上記制御系CPUユニッ
    トに代わって制御可能な待機系CPUユニットとを備え
    た待機冗長化システムにおいて、 制御系CPUユニットの運転状況をスキャン毎に記憶
    し、スキャン終了毎に現在の運転状況及び1スキャン前
    の運転状況とを比較し、運転状況の変化が検出された
    ら、待機系CPUユニットに対して運転状況を変更させ
    るためのコマンドを発行することを特徴とする待機冗長
    化システム。
JP9043954A 1997-02-27 1997-02-27 待機冗長化システム Pending JPH10240557A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9043954A JPH10240557A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 待機冗長化システム
US08/916,449 US5978932A (en) 1997-02-27 1997-08-22 Standby redundancy system
KR1019970040384A KR100273103B1 (ko) 1997-02-27 1997-08-23 대기 용장화 시스템
DE19739513A DE19739513B4 (de) 1997-02-27 1997-09-09 Reserve-Redunanzsystem

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9043954A JPH10240557A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 待機冗長化システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10240557A true JPH10240557A (ja) 1998-09-11

Family

ID=12678107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9043954A Pending JPH10240557A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 待機冗長化システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5978932A (ja)
JP (1) JPH10240557A (ja)
KR (1) KR100273103B1 (ja)
DE (1) DE19739513B4 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6189111B1 (en) * 1997-03-28 2001-02-13 Tandem Computers Incorporated Resource harvesting in scalable, fault tolerant, single system image clusters
DE19836347C2 (de) * 1998-08-11 2001-11-15 Ericsson Telefon Ab L M Fehlertolerantes Computersystem
US6618783B1 (en) * 1999-10-29 2003-09-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and system for managing a PCI bus coupled to another system
US7213167B1 (en) * 2000-01-18 2007-05-01 Verso Technologies, Inc. Redundant state machines in network elements
US7117390B1 (en) * 2002-05-20 2006-10-03 Sandia Corporation Practical, redundant, failure-tolerant, self-reconfiguring embedded system architecture
US20040153700A1 (en) * 2003-01-02 2004-08-05 Nixon Mark J. Redundant application stations for process control systems
DE10313318A1 (de) * 2003-03-25 2004-10-21 Giesecke & Devrient Gmbh Kontrollierte Ausführung eines für eine virtuelle Maschine vorgesehenen Programms auf einem tragbaren Datenträger
JP4038224B2 (ja) * 2003-05-27 2008-01-23 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 省電力化阻害要因特定システム、情報処理装置、省電力化阻害要因特定方法、プログラム、及び記録媒体
JP4182948B2 (ja) * 2004-12-21 2008-11-19 日本電気株式会社 フォールト・トレラント・コンピュータシステムと、そのための割り込み制御方法
JP4116640B2 (ja) * 2005-10-28 2008-07-09 ファナック株式会社 多系統制御機能を有する数値制御装置
CN101202719A (zh) * 2006-12-15 2008-06-18 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 网络设备及其通信冗余方法
TW200832128A (en) * 2007-01-26 2008-08-01 Rdc Semiconductor Co Ltd Redundant system
US20100229029A1 (en) * 2009-03-06 2010-09-09 Frazier Ii Robert Claude Independent and dynamic checkpointing system and method
CN101886530B (zh) * 2010-07-10 2012-12-05 中国石油大学(华东) 基于fpga的深水防喷器组电控系统

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE789828A (nl) * 1972-10-09 1973-04-09 Bell Telephone Mfg Gegevensverwerkend besturingsstelsel.
EP0088789B1 (en) * 1981-09-18 1987-08-05 CHRISTIAN ROVSING A/S af 1984 Multiprocessor computer system
US4466098A (en) * 1982-06-11 1984-08-14 Siemens Corporation Cross channel circuit for an electronic system having two or more redundant computers
CA1320276C (en) * 1987-09-04 1993-07-13 William F. Bruckert Dual rail processors with error checking on i/o reads
JPH0281101A (ja) * 1988-09-19 1990-03-22 Toshiba Corp プログラマブルコントローラシステム
AU6894491A (en) * 1989-11-27 1991-06-26 Olin Corporation Method and apparatus for providing backup process control
US5157663A (en) * 1990-09-24 1992-10-20 Novell, Inc. Fault tolerant computer system
JP3052595B2 (ja) * 1992-08-25 2000-06-12 日本電気株式会社 計算機冗長制御方式
US6496940B1 (en) * 1992-12-17 2002-12-17 Compaq Computer Corporation Multiple processor system with standby sparing
US5841963A (en) * 1994-06-08 1998-11-24 Hitachi, Ltd. Dual information processing system having a plurality of data transfer channels
US5857208A (en) * 1996-05-31 1999-01-05 Emc Corporation Method and apparatus for performing point in time backup operation in a computer system

Also Published As

Publication number Publication date
DE19739513A1 (de) 1998-09-10
DE19739513B4 (de) 2006-02-16
US5978932A (en) 1999-11-02
KR19980069899A (ko) 1998-10-26
KR100273103B1 (ko) 2000-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10240557A (ja) 待機冗長化システム
US6968242B1 (en) Method and apparatus for an active standby control system on a network
EP1901162A2 (en) Storage system and data migration method for the same
US7376804B2 (en) Storage system, backup system, and backup method
US5742851A (en) Information processing system having function to detect fault in external bus
JPH1020921A (ja) 数値制御装置
EP0372411B1 (en) Floating console control system
JPH0683657A (ja) サービスプロセッサの切り換え方式
JP2626127B2 (ja) 予備系ルート試験方式
JPH1137532A (ja) 空気調和装置
JPH1118122A (ja) データ転送方式
JP2693627B2 (ja) プログラマブルコントローラの二重化システム
JPH0713791A (ja) 二重化制御システムの等値化方法
JPH10128693A (ja) ロボット装置の通信インタフェース装置
US5548716A (en) Recording medium dualizing system
JPH03268007A (ja) シーケンスコントローラ
JPH10283121A (ja) データバックアップ方式
JP2001022561A (ja) 制御装置
JP2000172320A (ja) Faネットワーク及びロボットコントローラ
JPH10289121A (ja) 2重化コンピュータシステム
JPH09149476A (ja) バンプレスプロセスコントローラ
JP2000347885A (ja) 二重化プロセス制御コントローラ
JPH06214816A (ja) 二重化制御システムの切換方法
JP2001100811A (ja) 制御用表示装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体
KR20050012494A (ko) Atm 교환기에서의 이중화 보드의 고속 절체 방법