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JPH10234161A - ノズル直巻き巻線機のコモン線処理装置 - Google Patents

ノズル直巻き巻線機のコモン線処理装置

Info

Publication number
JPH10234161A
JPH10234161A JP3592897A JP3592897A JPH10234161A JP H10234161 A JPH10234161 A JP H10234161A JP 3592897 A JP3592897 A JP 3592897A JP 3592897 A JP3592897 A JP 3592897A JP H10234161 A JPH10234161 A JP H10234161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wires
nozzle
phase
winding machine
common wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3592897A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Furuya
勉 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Odawara Engineering Co Ltd
Original Assignee
Odawara Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Odawara Engineering Co Ltd filed Critical Odawara Engineering Co Ltd
Priority to JP3592897A priority Critical patent/JPH10234161A/ja
Publication of JPH10234161A publication Critical patent/JPH10234161A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コモン線接続を自動化して安定性を向上させ
る。 【解決手段】 スピンドルシャフト5を挿通して3本の
ノズル6A,6B,6Cから供給されるワイヤ2A,2
B,2Cの巻き始め線をそれぞれA相,B相,C相グリ
ッパ20A,20B,20Cで保持し、スピンドルシャ
フト5を中心とする円環状のガイド部材7に案内されて
旋回するコモン線処理装置13に、ワイヤ2A,2B,
2Cをそれぞれ保持可能な3連のコモン線グリッパ12
aを設け、コモン線グリッパ12aを上昇させてワイヤ
2Aを保持した後下降させ、A相グリッパ20Aを釈放
してコモン線処理装置13をスピンドルシャフト5の回
りを旋回させ、順次ワイヤ2B,2Cを保持して旋回を
繰り返し、3本のワイヤ2A,2B,2Cをコモン線保
持部1dに保持させた後巻線を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータ等のよう
な回転電機のステータコアの内歯にノズルから供給され
るワイヤを直接巻き付けて界磁コイルを形成するノズル
直巻き巻線機のコモン線処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、3相モータの多くはスター結線
が用いられる。この場合、3本同時巻きされたコイルの
巻き始め線あるいは巻き終わり線のいずれかのコモン線
をまとめて結線する必要がある。従来から、線処理機構
を備えたノズル直巻き巻線機は公知であるが、これらの
線処理装置は、いずれもワイヤ供給用ノズルの近くに設
けた溝あるいは端子に巻き始めあるいは巻き終わりの線
を預けるためのものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のノズル直巻き巻線機の線処理装置は、いずれ
もノズル近傍の溝あるいは端子に線を預ける作用をなす
ものであるので、コモン線の接続は、手作業や特殊の線
処理用のロボット等により別個に行わなければならず、
生産性やコモン線接続品質の低下につながるという問題
点があった。この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、巻線と連続して自動的にコモン線の接続を行い
得るノズル直巻き巻線機のコモン線処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、複数のワイヤをそれぞれ供給するノズル
を備えたスピンドルシャフトを軸線方向に往復移動させ
るとともに、その両移動端で軸線の回りに搖動させるこ
とにより、上記ノズルからワイヤを供給してステータコ
アの複数の内歯に同時に巻線するノズル直巻き巻線機の
コモン線処理装置であって、上記ノズルから供給され先
端部をそれぞれ所定の位置に保持されたワイヤの巻き始
め線を互いに近接位置に保持可能なグリッパ装置と、こ
のグリッパ装置を上記スピンドルシャフトの周りに旋回
させる旋回手段とを設け、上記グリッパ装置が上記巻き
始め線を順次把持しながら旋回することにより、複数の
ワイヤをステータコアの所定の位置にまとめて保持し得
るようにしたノズル直巻き巻線機のコモン線処理装置を
提供するものである。
【0005】そして、上記のノズル直巻き巻線機のコモ
ン線処理装置において、旋回手段が、スピンドルシャフ
トを中心とする円環状の固定のガイド部材と、このガイ
ド部材に案内されグリッパ装置を搭載して旋回可能な可
動部材とからなるようにするのがよく、上記ガイド部材
は外周部に歯部を形成し、可動部材は上記ガイド部材の
歯部に歯合するピニオンを回転軸に設けた駆動モータを
有するようにするとさらによい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態を示す平面図、図2は、図1の矢示X方向から見
た拡大側面図である。
【0007】巻線しようとするステータコア1は、図1
において下面側を透視して示してあり、内周部に複数の
内歯1aを有し、下面に複数のガイドピン1b及び線保
持部1cがそれぞれ形成してあって、別個にほぼ5mm間
隔の3本のスリットを備えたコモン線保持部1dが設け
てある。
【0008】各内歯1aにワイヤ2A,2B,2Cを巻
き付けてコイルを形成するノズル直巻き巻線機(以下
「巻線機」という)3は、図2に示すように、周知のク
ランク機構及び搖動機構を有する駆動ユニット4に駆動
されて軸線方向に往復移動するとともに、その両移動端
において所定角度搖動するスピンドルシャフト5を備え
ている。スピンドルシャフト5の上部側面には中心から
60°間隔に3本のA相,B相,C相のノズル6A,6
B,6Cを突設し、スピンドルシャフト5を上下に挿通
する3本のA相,B相,C相のワイヤ2A,2B,2C
を供給する。
【0009】巻線機3を囲繞してスピンドルシャフト5
を中心とする円環状の固定のガイド部材7(図1参照)
を設け、外周部に歯部7aを形成する。ガイド部材7の
内外筒面7b,7cにローラ8,8を介して案内される
旋回可能な可動部材であるテーブル9を設ける。そし
て、このテーブル9上に、シリンダ10,11により上
下並びに進退方向(図2で左右方向)へ移動可能なグリ
ッパ装置12を搭載し、その上端部に3本のワイヤ2
A,2B,2C(図1)をそれぞれほぼ5mm間隔で把持
及び釈放可能な3連のコモン線グリッパ12aを形成し
てコモン線処理装置13を構成する。なお、図2中、1
4はシリンダ15により上下動可能なワイヤ2のガイド
ピンである。
【0010】図1に示すように、テーブル9上に駆動モ
ータ16を固設し、その回転軸にピニオン17を一体に
設けてこのピニオン17をガイド部材7の歯部7aに歯
合させ、駆動モータ16を図1で時計方向へ回転させる
ことにより、テーブル9がグリッパ装置12を伴いスピ
ンドルシャフト5を中心として時計方向に旋回する。ま
た、スピンドルシャフト5を中心として60度間隔で各
ノズル6A,6B,6Cに対応してカッタ付きのA相グ
リッパ20A,B相グリッパ20B,C相グリッパ20
Cを設け、ノズル6A,6B,6Cから供給される巻き
始めのワイヤ2A,2B,2Cをそれぞれ保持させる。
【0011】次に、上記のような構成からなるコモン線
処理装置13の作用を図1及び図3乃至図5を参照して
説明する。巻線開始に先立って、ノズル6A,6B,6
Cから供給されるワイヤ2A,2B,2Cの巻き始め線
をA相グリッパ20A,B相グリッパ20B,C相グリ
ッパ20Cにそれぞれ保持させる。その後、駆動モータ
16によりピニオン17を回転させ、コモン線処理装置
13のグリッパ装置12がA相のワイヤ2Aを拾い得る
位置に移動させて図1に示す状態とする。
【0012】ここで、グリッパ装置12を上昇させてコ
モン線グリッパ12aによりA相のワイヤ2Aを保持さ
せ、A相グリッパ20Aによるワイヤ2Aの保持を釈放
した後、A相のワイヤ2Aをコモン線グリッパ12aに
保持したまま、グリッパ装置12を下降させて時計方向
にB相のワイヤ2Bを拾い得る図3に示す位置まで移動
させる。
【0013】この状態でグリッパ装置12を上昇させて
コモン線グリッパ12aによりB相のワイヤ2Bを保持
させ、B相グリッパ20Bによるワイヤ2Bの保持を釈
放し、A相及びB相のワイヤ2A,2Bを保持したま
ま、グリッパ装置12を下降させて再び時計方向にC相
のワイヤ2Cを拾い得る図4に示す位置まで移動させ、
同様にしてC相のワイヤ2Cをコモン線グリッパ12a
に保持させ、C相グリッパ20Cによる保持を釈放す
る。
【0014】このようにして、コモン線グリッパ12a
にA相,B相,C相のワイヤ2A,2B,2Cの巻き始
め線を保持したコモン線処理装置13を、さらに図5に
示すコモン線保持部1dに対応する位置まで旋回させ、
前進させてワイヤ2A,2B,2Cの巻き始め線をステ
ータコア1のコモン線保持部1dへ預けた後に後退さ
せ、巻線機3を始動させて巻線を開始する。コモン線保
持部1dに保持された3本のワイヤ2A,2B,2C
は、コモン線保持部1dへ図示しない連続端子を打ち込
むことにより容易に接続することができるが、連続端子
を用いることなく3本のコモン線を捩り合わせて半田付
けしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によるノズ
ル直巻き巻線機のコモン線処理装置は、実際の巻線に先
立って、巻線機に内蔵したグリッパ装置により、コモン
線を形成する複数のワイヤの巻き始め線をそれぞれ保持
し、グリッパ装置を旋回させることにより、それらをス
テータコアの所定の位置にまとめて保持し得るようにし
たので、連続端子を打ち込むか捩り合わせて半田付けす
るだけでコモン線を容易に接続することが可能になる。
これにより、従来必要とした別個のコモン線接続用のロ
ボットは不要になり、生産性とコモン線接続の安定性が
向上する。
【0016】また、上記の装置において、グリッパ装置
の旋回手段が、スピンドルシャフトを中心とする円弧状
のガイド部材と、このガイド部材に案内されて旋回可能
な可動部材とからなるようにすると、きわめて簡単な構
成でグリッパ装置を旋回させることができ、ガイド部材
と可動部材に設けた駆動モータの回転軸とを歯車連結す
ると、可動部材の停止位置を高精度に制御することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の初期工程を示す平面図
である。
【図2】図1の矢示X方向から見た拡大側面図である。
【図3】同じくその第2工程を示す平面図である。
【図4】同じくその第3工程を示す平面図である。
【図5】同じくその第4工程を示す平面図である。
【符号の説明】
1:ステータコア 2A,2B,2C:ワイヤ 3:ノズル直巻き巻線機 5:スピンドルシャフト 6A,6B,6C:ノズル 7:ガイド部材 9:テーブル(可動部材) 12:グリッパ装置 13:コモン線処理装置 16:駆動モータ 17:ピニオン 20A,20B,20C:A相,B相,C相グリッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワイヤをそれぞれ供給するノズル
    を備えたスピンドルシャフトを軸線方向に往復移動させ
    るとともに、その両移動端で軸線の回りに搖動させるこ
    とにより、前記ノズルからそれぞれワイヤを供給してス
    テータコアの複数の内歯に同時に巻線するノズル直巻き
    巻線機のコモン線処理装置であって、前記ノズルから供
    給され先端部をそれぞれ所定の位置に保持されたワイヤ
    の巻き始め線を互いに近接位置に保持可能なグリッパ装
    置と、該グリッパ装置を前記スピンドルシャフトの周り
    に旋回させる旋回手段とを設け、前記グリッパ装置が前
    記巻き始め線を順次保持しながら旋回することにより、
    複数のワイヤをステータコアの所定の位置にまとめて保
    持し得るようにしたことを特徴とするノズル直巻き巻線
    機のコモン線処理装置。
  2. 【請求項2】 旋回手段が、スピンドルシャフトを中心
    とする円環状の固定のガイド部材と、該ガイド部材に案
    内されグリッパ装置を搭載して旋回可能な可動部材とか
    らなることを特徴とする請求項1記載のノズル直巻き巻
    線機のコモン線処理装置。
  3. 【請求項3】 ガイド部材は外周部に歯部を形成し、可
    動部材は前記ガイド部材の歯部に歯合するピニオンを回
    転軸に設けた駆動モータを有することを特徴とする請求
    項2記載のノズル直巻き巻線機のコモン線処理装置。
JP3592897A 1997-02-20 1997-02-20 ノズル直巻き巻線機のコモン線処理装置 Pending JPH10234161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3592897A JPH10234161A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 ノズル直巻き巻線機のコモン線処理装置

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JP3592897A JPH10234161A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 ノズル直巻き巻線機のコモン線処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10234161A true JPH10234161A (ja) 1998-09-02

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ID=12455705

Family Applications (1)

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JP3592897A Pending JPH10234161A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 ノズル直巻き巻線機のコモン線処理装置

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JP (1) JPH10234161A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101582135B1 (ko) * 2015-08-25 2016-01-04 박돈정 코일 절단장치
KR101582133B1 (ko) * 2015-08-25 2016-01-04 박돈정 코일 절단장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101582135B1 (ko) * 2015-08-25 2016-01-04 박돈정 코일 절단장치
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