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JPH10229500A - 色再現域変換装置 - Google Patents

色再現域変換装置

Info

Publication number
JPH10229500A
JPH10229500A JP9030365A JP3036597A JPH10229500A JP H10229500 A JPH10229500 A JP H10229500A JP 9030365 A JP9030365 A JP 9030365A JP 3036597 A JP3036597 A JP 3036597A JP H10229500 A JPH10229500 A JP H10229500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
uniform
function
image signal
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9030365A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kaneda
利宏 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP9030365A priority Critical patent/JPH10229500A/ja
Publication of JPH10229500A publication Critical patent/JPH10229500A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】原色をできるだけ忠実に再現し、かつ、階調性
を失うことなく良好な色再現を実現する。 【解決手段】均等色空間においてカラーディスプレイ1
2の色再現域を、その輪郭の一部がカラープリンタ13
の色再現域の輪郭に接するまで、カラーディスプレイ1
2の色再現域の輪郭上の各点を無彩色点方向に同一の縮
小率で圧縮する。次いで、圧縮後のカラーディスプレイ
12の色再現域における無彩色点Poから輪郭までの距
離を高次関数f(x)を用いて圧縮処理し、カラープリ
ンタ13の色再現域の輪郭に一致させる。カラー画像信
号に対して上記縮小率による均等縮小処理と上記高次関
数による関数圧縮処理との2段階の圧縮処理を実行し、
均等色空間におけるカラーディスプレイ12の色再現域
内のカラー画像信号の座標を、カラープリンタ13の色
再現域内の座標に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラーディスプ
レイ、カラースキャナまたはカラープリンタ等の各色再
現域の異なる画像出力機器間において入出力されるカラ
ー画像信号を、各画像出力機器の色再現域に合わせて変
換する色再現域変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラーディスプレイの色再現域
はカラープリンタの色再現域より広く、カラーディスプ
レイで表現される色を全て正確にカラープリンタで再現
することは不可能である。このため、カラープリンタで
表現不可能な色に対して、最も近い色を割り当てたり、
色再現域を縮小写像処理し、色再現域内に納まる信号に
変換する等の方法が提案されている。
【0003】例えば、特開平4−113773号公報に
は、色再現域の重心を中心として縮小写像処理を施し、
カラープリンタの色再現領域内に納まる信号にする方法
が開示されている。
【0004】また、特開平6−339016号公報に
は、色差の総和が最小となる変換パラメータを用いたと
きの色再現域変換を、元色再現域および目的色再現域間
の最適色再現域変換として選択する方法が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、ディスプレイの色再現域とプリンタの色
再現域との比を用いて均等圧縮することによりカラー画
像信号を変換する場合、または、色差を最小にするよう
に均等圧縮することによりカラー画像信号を変換する場
合に、どの色相のカラー画像信号に対しても一定の圧縮
率で圧縮するようにしている。このため、変換後のカラ
ー画像信号において原画像のカラー画像信号の階調性は
維持されるが、プリンタにおいてそのまま再現すること
が可能な色のカラー画像信号に対しても一定の圧縮率で
圧縮される結果、原色と大きく異なる色のカラー画像信
号として出力してしまい、画像の再現性が低下する問題
があった。
【0006】この発明の目的は、色再現域が相違する複
数の機器間でカラー画像信号を入出力する際に、原色を
できるだけ忠実に再現し、かつ、階調性を失うことなく
良好な色再現を実現する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、均等色空間における入力側装置の色再現域の輪郭を
その一部が出力側装置の色再現域の輪郭に一致するよう
に無彩色点方向に均等圧縮した際の縮小率と、均等圧縮
した入力側装置の色再現域の輪郭と無彩色点との間の距
離が出力側装置の色再現域の輪郭と無彩色点との間の距
離に一致する高次関数と、を求め、入力側装置から入力
されたカラー画像信号に対して、前記縮小率により圧縮
する均等圧縮処理と、前記高次関数により圧縮する関数
圧縮処理と、を実行して出力側装置に出力することを特
徴とする。
【0008】請求項1に記載した発明においては、入力
側装置から入力されたカラー画像信号に対して、一定の
縮小率により圧縮する均等圧縮処理と、高次関数により
圧縮する関数圧縮処理と、の2段階の圧縮処理が実行さ
れる。したがって、均等圧縮処理における縮小率は比較
的小さくなるとともに、関数圧縮処理の前後における入
力側装置の色再現域と出力側装置の色再現域との重複範
囲に存在するカラー画像信号の均等色空間における変位
量は少なくなる。
【0009】請求項2に記載した発明は、前記均等圧縮
処理及び関数圧縮処理を、入力側装置から入力されたカ
ラー画像信号に対して、均等色空間における色差、明度
または彩度のいずれかについて実行することを特徴とす
る。
【0010】請求項2に記載した発明においては、入力
側装置から入力されたカラー画像信号に対して色差、明
度または彩度のいずれかについて均等圧縮処理及び関数
圧縮処理が実行される。したがって、画像全体の色階調
のバランス、明度階調のバランス及び彩度階調のバラン
スのいずれかを選択的に重視した色再現域の変換処理が
なされる。
【0011】請求項3に記載した発明は、前記均等縮小
処理と関数縮小処理とのいずれを先に実行するかの設定
入力を受け付けることを特徴とする。均等縮小処理と関
数縮小処理とのいずれを先に実行するかに応じて最終的
な画像の変換状態が変化する。したがって、設定内容に
応じて画像色の再現状態が異なる2種類の画像が選択的
に形成される。
【0012】請求項4に記載した発明は、前記均等縮小
処理と関数縮小処理とを前記均等色空間における色差、
明度または彩度のいずれについて実行するかの設定入力
を受け付ける手段を設けたことを特徴とする。前記均等
色空間における色差、明度または彩度のいずれについて
縮小処理を実行するかに応じて最終的な画像の変換状態
が変化する。したがって、設定内容に応じて画像色の再
現状態が異なる3種類の画像が選択的に形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態の一
例を示す図である。図1に示す構成において、選択装置
14を備えた色再現域変換装置11により、カラーディ
スプレイ12の画面に表示されているカラー画像をカラ
ープリンタ13によりカラーハードコピーとして出力す
る。先ず、RGB表色系でカラーディスプレイ12上に
表現されるカラー画像信号が色再現域変換装置11に出
力される。色再現域変換装置11は、カラーディスプレ
イ12とカラープリンタ13との表現可能な色再現域の
差異を吸収してカラープリンタ13でハードコピーとし
て出力するためのCMY(K)信号の生成を行う。カラ
ープリンタ13は、色再現域変換装置11から入力され
るCMY(K)信号により出力画像を生成する。
【0014】図2は、上記色再現域変換装置の構成を示
すブロック図である。色再現域変換装置11は、色空間
変換手段2、色再現域変換手段1及び色空間変換手段3
を備えている。色空間変換手段2は、カラーディスプレ
イ12から入力されたカラー画像信号を均等色空間の一
つであるL* * * 表色系(明度L* 、彩度(a*2
*21/2 )に変換して色再現域変換手段1に出力す
る。色再現域変換手段1は、色空間変換手段2から入力
されたカラー画像信号の均等色空間における座標を、そ
の均等色空間においてカラーディスプレイ12の色再現
域をカラープリンタ13の色再現域に一致するように圧
縮した時の座標によって表されるカラー画像信号を変換
し、変換後のカラー画像信号を色空間変換手段3に出力
する。色空間変換手段3は、L* * * 表色系のカラ
ー画像信号をCMY(K)信号に変換してカラープリン
タ13に出力する。
【0015】色再現域変換手段1は、縮小率記憶手段3
1を備えた均等圧縮手段21と、関数記憶手段32を備
えた関数圧縮手段22と、から構成されている。均等圧
縮手段21は、縮小率記憶手段31に記憶された一定の
縮小率でカラー画像信号を一律に圧縮処理する。関数圧
縮手段22は、関数記憶手段32に記憶された高次関数
によりカラー画像信号を個別に圧縮処理する。即ち、色
再現域変換手段1は、カラー画像信号に対して均等圧縮
手段21による均等圧縮処理と、関数圧縮手段による関
数圧縮処理と、の2段階の圧縮処理を行う。
【0016】図3は、上記色再現域変換装置が有する色
再現域変換手段における色再現域の圧縮処理を概念的に
説明する図である。一例として、カラーディスプレイ1
2の色再現域、及び、カラープリンタ13の色再現域
が、L* * * 表色系の均等色空間において図3
(A)に示すように表される場合、色再現域変換手段1
は、カラーディスプレイ12の色再現域とカラープリン
タ13の色再現域とを色差((L* −50)2 +a*2
*21/2 について比較し、先ず、広い方の領域である
カラーディスプレイ12の色再現域を、その輪郭が一部
において狭い方の領域であるカラープリンタ13の色再
現域の輪郭に接するまで、カラーディスプレイ12の色
再現域の輪郭上の各点を無彩色点方向に同一の縮小率で
圧縮する均等圧縮処理を行う(図3(B)参照)。この
縮小率は、前述の縮小率記憶手段31に記憶される。
【0017】次いで、色再現域変換手段1は、圧縮後の
カラーディスプレイ12の色再現域における無彩色点P
o(L* =50、a* =b* =0)から輪郭までの距離
を、高次関数f(x)を用いて圧縮処理することによ
り、カラーディスプレイ12の色再現域の輪郭がカラー
プリンタ13の色再現域の輪郭に一致するように圧縮す
る(図3(C)参照)。この高次関数f(x)は、前述
の関数記憶手段32に記憶される。即ち、色再現域変換
手段1は、均等色空間における広い方の色再現域を、一
定の縮小率を用いた均等圧縮処理と高次関数を用いた関
数圧縮処理とのそれぞれにより、2段階に圧縮処理して
狭い方の色再現域に一致させる。
【0018】色再現域変換手段1は、カラーディスプレ
イから入力されたカラー画像信号に対して、縮小率記憶
手段31に記憶されている縮小率を用いて均等縮小処理
を実行した後、さらに、関数記憶手段32に記憶されて
いる高次関数を用いて関数圧縮処理とを実行する。これ
によって、色再現域変換手段1は、カラー画像信号を2
段階に圧縮し、均等色空間におけるカラーディスプレイ
12の色再現域内のカラー画像信号の座標を、カラープ
リンタ13の色再現域内の座標に変換する。より具体的
には、色再現域変換手段1は、色空間変換手段2から入
力されたカラー画像信号の色差を上記圧縮率で乗算し、
この値を上記高次関数f(x)に代入する演算処理を行
う。
【0019】この色再現域変換手段1における演算処理
を図4により説明する。色再現域変換手段1は、先ず、
* * * 表色系の色空間において、カラーディスプ
レイ12の色再現域の輪郭S1をその一部においてカラ
ープリンタ13の色再現域の輪郭S2に一致する輪郭S
1′まで均等圧縮した際の縮小率により、その色空間に
おける点PPで表せるカラー画像信号を点Ppまで圧縮
する。次いで、点Ppで表される均等圧縮処理後のカラ
ー画像信号を高次関数f(x)を用いて関数圧縮処理す
る。このとき、無彩色点Poから点Ppを含む方向につ
いて無彩色点Poと均等圧縮後のカラーディスプレイ1
2の色再現域の輪郭S1′上の点Paとの間の距離をL
aとし、無彩色点Poとカラープリンタ13の色再現域
の輪郭S2上の点Pbとの間の距離をLbとすると、距
離La及びLbは、
【0020】
【数1】
【0021】で得られる。また、無彩色点Poからカラ
ー画像信号点Ppまでの距離Lpは、
【0022】
【数2】
【0023】で表される。
【0024】ここで、カラーディスプレイ12の色再現
域の輪郭S1′上の点Paをカラープリンタ13の色再
現域の輪郭S2上の点Pbに圧縮する場合、図5に示す
ように高次関数f(x)により圧縮距離Ls=La−L
bが与えられるとすると、
【0025】
【数3】
【0026】の関係から高次関数f(x)が決定する。
【0027】したがって、カラー画像信号点Ppを高次
関数f(x)を用いて圧縮した場合の圧縮点をPqとす
ると、上記距離Lpは、
【0028】
【数4】
【0029】で表され、この(5)式により圧縮点Pq
を決定することができる。
【0030】以上の処理により、カラー画像信号点Pp
を色差について圧縮し、カラーディスプレイ12の色再
現域におけるカラー画像信号を、明度及び彩度について
圧縮し、カラープリンタ13の色再現域の対応する位置
のカラー画像信号に変換することができる。
【0031】以上の処理は、カラーディスプレイ12か
ら入力されたカラー画像信号を色差について圧縮する場
合の処理であるが、カラーディスプレイ12から入力さ
れたカラー画像信号を明度L* のみについて圧縮するこ
ともできる。この場合の処理を便宜的に図4を用いて説
明すると、色再現域変換手段1は、均等色空間において
カラーディスプレイ12の色再現域とカラープリンタ1
3の色再現域とを明度L* に関してのみ比較し、カラー
ディスプレイ12の色再現域の明度L* の輪郭S1をそ
の一部がカラープリンタ13の色再現域の明度L* の輪
郭S2に一致する輪郭S1′まで均等圧縮した際の縮小
率と、均等圧縮後のカラーディスプレイ12の色再現域
の明度L* の輪郭S1′の全てをカラープリンタ13の
色再現域の明度L* の輪郭S2に一致させるための高次
関数と、を求め、得られた縮小率によりカラー画像信号
を均等圧縮処理したのち、高次関数f(x)を用いて関
数圧縮処理する。この関数圧縮処理において、図4にお
ける距離La、Lb、Lpはそれぞれ、
【0032】
【数5】
【0033】で表され、図5における高次関数は、
【0034】
【数6】
【0035】で表される。したがって、距離Lpは、
【0036】
【数7】
【0037】で表され、この(10)式により圧縮点P
qを決定できる。
【0038】また、カラーディスプレイ12から入力さ
れたカラー画像信号を彩度のみについて圧縮することも
できる。この場合の処理を便宜的に図4を用いて説明す
ると、、均等色空間においてカラーディスプレイ12の
色再現域とカラープリンタ13の色再現域とを彩度(a
*2+b*21/2 に関してのみ比較し、両者の彩度(a*2
+b*21/2 の輪郭S1、S2が、一部において一致す
る時の縮小率、及び、全部において一致する時の高次関
数を用いて、カラー画像信号に対して均等圧縮処理及び
関数圧縮処理を実行する。この関数圧縮処理において、
図4における距離La、Lb、Lpはそれぞれ、
【0039】
【数8】
【0040】で表され、図5における高次関数は、
【0041】
【数9】
【0042】で表される。したがって、距離Lpは、
【0043】
【数10】
【0044】で表され、この(15)式により圧縮点P
qを決定できる。
【0045】以上の圧縮処理では、先に均等圧縮処理を
行い、次に関数圧縮処理を行うこととしたが、先に関数
圧縮処理を行い、次に均等圧縮処理を行うこともでき
る。例えば、カラーディスプレイ12から入力されたカ
ラー画像信号を色差について圧縮する場合、色再現域変
換手段1は、カラーディスプレイ12の色再現域とカラ
ープリンタ13の色再現域とを色差((L* −50)2
+a*2+b*21/2 について比較し、先ず、カラーディ
スプレイ12の色再現域の輪郭S1をその一部において
カラープリンタ13の色再現域の輪郭S2に一致する輪
郭S1′まで均等圧縮した際の縮小率を求め、次いで、
上記(1)式、(2)式、(4)式により図7に示す高
次関数f(x)を求めておき、カラー画像信号に対して
上記高次関数による関数圧縮処理、及び、上記縮小率に
よる均等圧縮処理を実行する。この場合には、色再現域
変換手段1は、先ず、(4)式で表される高次関数f
(x)を用いて無彩色点Poからカラー画像信号PPま
での距離LPを(16)式のように表し、カラー画像信
号を高次関数f(x)により関数圧縮処理した点PQを
求め、
【0046】
【数11】
【0047】次に、点PQから無彩色点Poまでの距離
LQに(1)式と(2)式との比である縮小率を乗算す
る均等圧縮処理を行うことにより、無彩色点Poから圧
縮点Pqまでの距離Lqを求めることができる。
【0048】また、カラー画像信号の明度のみについて
圧縮処理を行う場合にも、同様の処理により、先ず、関
数圧縮処理を行い、次いで、均等圧縮処理を行うことが
できる。即ち、均等色空間におけるカラー画像信号点に
ついて、先に(9)式の高次関数を用いて関数圧縮処理
を行い、関数圧縮処理後のカラー画像信号点から無彩色
点までの距離を求め、次いで、この距離に(6)式と
(7)式との比である縮小率を乗算する均等圧縮処理を
行うことにより、2段階の圧縮処理後のカラー画像信号
点から無彩色点までの距離が得られる。
【0049】さらに、カラー画像信号の彩度のみについ
て圧縮処理を行う場合にも、同様の処理により、先ず、
関数圧縮処理を行い、次いで、均等圧縮処理を行うこと
ができる。即ち、均等色空間におけるカラー画像信号点
について、先に(14)式の高次関数を用いて関数圧縮
処理を行い、関数圧縮処理後のカラー画像信号点から無
彩色点までの距離を求め、次いで、この距離に(11)
式と(12)式との比である縮小率を乗算する均等圧縮
処理を行うことにより、2段階の圧縮処理後のカラー画
像信号点から無彩色点までの距離が得られる。
【0050】したがって、色再現域変換手段1は、カラ
ー画像信号の色差、明度及び彩度のそれぞれに関して、
均等圧縮処理及び関数圧縮処理のいずれか一方を先にし
て圧縮処理することにより、合計6種類の圧縮処理のい
ずれかを択一的に実行できることになる。
【0051】そこで、図1に示したように、色再現域変
換装置11に選択装置14を接続し、いずれの圧縮処理
を実行するかの設定入力を受け付け、設定入力された圧
縮処理により使用者の要求に応じた画像をカラープリン
タ13において再現することができる。この場合には、
色再現域変換手段1の縮小率記憶手段31に色差、明度
及び彩度のそれぞれについての3種類の縮小率を記憶し
ておき、関数記憶手段32に色差、明度及び彩度のそれ
ぞれについての3種類の高次関数を記憶しておくととも
に、色再現域変換手段1内の信号経路において、均等圧
縮手段21と関数圧縮手段22との先後を切り換えるこ
とができるようにしておく。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、入力
側装置から入力されたカラー画像信号に対して、一定の
縮小率により圧縮する均等圧縮処理と、高次関数により
圧縮する関数圧縮処理と、の2段階の圧縮処理を実行す
ることにより、均等圧縮処理における縮小率を比較的小
さくすることができるとともに、関数圧縮処理の前後に
おける入力側装置の色再現域と出力側装置の色再現域と
の重複範囲に存在するカラー画像信号の均等色空間にお
ける変位量を少なくすることができ、出力側装置におい
てそのまま再現できるカラー画像信号をできるだけ変化
させないようにして入力側装置の色再現域を圧縮するこ
とができ、入力側装置のカラー画像を出力側装置におい
て忠実に再現することができる。
【0053】請求項2に記載した発明によれば、入力側
装置から入力されたカラー画像信号に対して色差、明度
または彩度のいずれかについて均等圧縮処理及び関数圧
縮処理を実行することにより、画像全体の色階調のバラ
ンス、明度階調のバランス及び彩度階調のバランスのい
ずれかを選択的に重視して色再現域の変換処理を行うこ
とができる。
【0054】請求項3に記載した発明によれば、均等縮
小処理と関数縮小処理とのいずれを先に実行するかにつ
いての設定内容に応じて画像色の再現状態が異なる2種
類の画像を選択的に形成することができ、入力側装置の
カラー画像を使用者の要求に応じた状態で出力側装置に
おいて再現することができる。
【0055】請求項4に記載した発明によれば、前記均
等縮小処理と関数縮小処理とを前記均等色空間における
色差、明度または彩度のいずれについて実行するかにつ
いての設定内容に応じて画像色の再現状態が異なる3種
類の画像を選択的に形成することができ、入力側装置の
カラー画像を使用者の要求に応じた状態で出力側装置に
おいて再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の一例である色再現域変換
装置の使用状態を示すブロック図である。
【図2】上記色再現域変換装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】上記色再現域変換装置の色空間における色再現
域の変換状態を示す図である。
【図4】上記色再現域変換装置におけるカラー画像信号
の圧縮処理を示す図である。
【図5】上記色再現域変換装置におけるカラー画像信号
の圧縮処理に用いられる高次関数を示す図である。
【符号の説明】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】均等色空間における入力側装置の色再現域
    の輪郭をその一部が出力側装置の色再現域の輪郭に一致
    するように無彩色点方向に均等圧縮した際の縮小率と、
    均等圧縮した入力側装置の色再現域の輪郭と無彩色点と
    の間の距離が出力側装置の色再現域の輪郭と無彩色点と
    の間の距離に一致する高次関数と、を求め、入力側装置
    から入力されたカラー画像信号に対して、前記縮小率に
    より縮小する均等縮小処理と、前記高次関数により縮小
    する関数縮小処理と、を実行して出力側装置に出力する
    ことを特徴とする色再現域変換装置。
  2. 【請求項2】前記均等縮小処理及び関数縮小処理を、入
    力側装置から入力されたカラー画像信号に対して、均等
    色空間における色差、明度または彩度のいずれかについ
    て実行する請求項1に記載の色再現変換装置。
  3. 【請求項3】前記均等縮小処理と関数縮小処理とのいず
    れを先に実行するかの設定入力を受け付ける手段を設け
    た請求項1及び2に記載の色再現変換装置。
  4. 【請求項4】前記均等縮小処理と関数縮小処理とを前記
    均等色空間における色差、明度または彩度のいずれにつ
    いて実行するかの設定入力を受け付ける手段を設けた請
    求項2または3に記載の色再現域変換装置。
JP9030365A 1997-02-14 1997-02-14 色再現域変換装置 Pending JPH10229500A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003003715A1 (en) * 2001-06-28 2003-01-09 Seiko Epson Corporation Image processing device, image processing method, program, and recording medium
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