JPH10228966A - 中間電気コネクタ - Google Patents
中間電気コネクタInfo
- Publication number
- JPH10228966A JPH10228966A JP9041444A JP4144497A JPH10228966A JP H10228966 A JPH10228966 A JP H10228966A JP 9041444 A JP9041444 A JP 9041444A JP 4144497 A JP4144497 A JP 4144497A JP H10228966 A JPH10228966 A JP H10228966A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- slot
- spring
- insulating housing
- electrical connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/50—Fixed connections
- H01R12/51—Fixed connections for rigid printed circuits or like structures
- H01R12/52—Fixed connections for rigid printed circuits or like structures connecting to other rigid printed circuits or like structures
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/7082—Coupling device supported only by cooperation with PCB
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/71—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
- H01R12/712—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
- H01R12/714—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit with contacts abutting directly the printed circuit; Button contacts therefore provided on the printed circuit
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/71—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
- H01R12/72—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures
- H01R12/73—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures connecting to other rigid printed circuits or like structures
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Connecting Device With Holders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイピング効果をもたらし電気特性に優れた
中間電気コネクタを簡単に作れるようにすることを目的
とする。 【解決手段】接触子1は、絶縁ハウジング10に形成さ
れたスロット12の一方の側縁部に沿って該スロット1
2内に挿入される剛性の高い固定部2と、該固定部2か
ら延出する可撓部3とを有し、該可撓部3は上記固定部
2から発して細長く延びる上下一体の第一ばね部5と、
それぞれの第一ばね部5から細長く延びて互に連続しも
しくは若干の隙間をもって対峙せる第二ばね部6とを備
え、それぞれの第一ばね部5と第二ばね部6との境界部
に接触部7が設けられている。
中間電気コネクタを簡単に作れるようにすることを目的
とする。 【解決手段】接触子1は、絶縁ハウジング10に形成さ
れたスロット12の一方の側縁部に沿って該スロット1
2内に挿入される剛性の高い固定部2と、該固定部2か
ら延出する可撓部3とを有し、該可撓部3は上記固定部
2から発して細長く延びる上下一体の第一ばね部5と、
それぞれの第一ばね部5から細長く延びて互に連続しも
しくは若干の隙間をもって対峙せる第二ばね部6とを備
え、それぞれの第一ばね部5と第二ばね部6との境界部
に接触部7が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二つのコネクタ等の
相手接続体の中間に位置してこれらの相手接続体を接続
する中間電気コネクタに関する。
相手接続体の中間に位置してこれらの相手接続体を接続
する中間電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の中間電気コネクタとしては米国
特許第5,498,166号に開示されているものが知
られている。このコネクタは、添付図面の図12に示さ
れるように、金属板を打ち抜いて作られた略Σ字状の接
触子51が左ハウジング52と右ハウジング53により
保持されている。上記接触子51は、両端部に半円状に
突出形成された接触部51Aを、そして中間部にU字状
の嵌合部51Bを有しており、該嵌合部51Bの底部
(右端部)に突起状の固定部51Cが上下に設けられて
いる。
特許第5,498,166号に開示されているものが知
られている。このコネクタは、添付図面の図12に示さ
れるように、金属板を打ち抜いて作られた略Σ字状の接
触子51が左ハウジング52と右ハウジング53により
保持されている。上記接触子51は、両端部に半円状に
突出形成された接触部51Aを、そして中間部にU字状
の嵌合部51Bを有しており、該嵌合部51Bの底部
(右端部)に突起状の固定部51Cが上下に設けられて
いる。
【0003】左ハウジング52と右ハウジング53は、
紙面に直角方向に延びて形成されていて、上記接触子5
1を収めるスロット52A,53Aが紙面と平行な面で
形成されている。該スロット52A,53Aは、紙面に
直角方向の複数の位置に設けられており、図12ではそ
のうちの一つが図示されている。左ハウジング52のス
ロット52Aは上下そして右方に開口されており、中央
には嵌合指持部52Bが右方に延びている。右ハウジン
グ53のスロット53Aはポケット状となっていて上記
接触子51の固定部51Cに嵌着する大きさとなってい
る。
紙面に直角方向に延びて形成されていて、上記接触子5
1を収めるスロット52A,53Aが紙面と平行な面で
形成されている。該スロット52A,53Aは、紙面に
直角方向の複数の位置に設けられており、図12ではそ
のうちの一つが図示されている。左ハウジング52のス
ロット52Aは上下そして右方に開口されており、中央
には嵌合指持部52Bが右方に延びている。右ハウジン
グ53のスロット53Aはポケット状となっていて上記
接触子51の固定部51Cに嵌着する大きさとなってい
る。
【0004】かかる図12のコネクタの組立ては、先ず
右ハウジング53がない状態で、接触子51が左ハウジ
ング52へ組まれる。すなわち、左ハウジング52の各
スロット52Aへ接触子51がそのU字状の嵌合部51
Bにて左ハウジングの嵌合支持部52Bへ押し込まれ
る。このとき接触子51の接触部51Aはスロット52
Aから上下に突出している。
右ハウジング53がない状態で、接触子51が左ハウジ
ング52へ組まれる。すなわち、左ハウジング52の各
スロット52Aへ接触子51がそのU字状の嵌合部51
Bにて左ハウジングの嵌合支持部52Bへ押し込まれ
る。このとき接触子51の接触部51Aはスロット52
Aから上下に突出している。
【0005】しかる後に、右ハウジング53が左ハウジ
ング52へ組み込まれる。すなわち、右ハウジング53
のスロット53Aにて接触子51の固定部51Cが固定
される。
ング52へ組み込まれる。すなわち、右ハウジング53
のスロット53Aにて接触子51の固定部51Cが固定
される。
【0006】かかる中間コネクタの上下に相手接続体た
る相手コネクタ、回路基板そしてICパッケージ等が配
置されると、それらの接続部が(接触子あるいは回路
部)が上記突出する接触部51Aをハウジングの内方に
向けて圧し、弾圧接触する。かくして、中間コネクタは
上下の相手コネクタ等の中間に介在してこれらを接続す
るようになる。
る相手コネクタ、回路基板そしてICパッケージ等が配
置されると、それらの接続部が(接触子あるいは回路
部)が上記突出する接触部51Aをハウジングの内方に
向けて圧し、弾圧接触する。かくして、中間コネクタは
上下の相手コネクタ等の中間に介在してこれらを接続す
るようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の図12のコネク
タにあっては、上下二つの接触部51Cを結ぶ線の近傍
に固定部51Cが位置しているため、相手コネクタによ
り圧せられる接触部51Aは単に縦方向に変位する。し
たがって、上記接触部51Aと相手コネクタの接続部と
の間では接触面同士間の摺接はなく、摺接による清掃は
なされず、いわゆるワイピング効果は得られない。これ
は、埃や塵の付着による使用時における接触不良の可能
性を意味する。さらには、コネクタの小型化の要請に応
えるべく接触子も小さくしようとすると接触子が弱体化
し、使用中に破損してしまう虞れもある。
タにあっては、上下二つの接触部51Cを結ぶ線の近傍
に固定部51Cが位置しているため、相手コネクタによ
り圧せられる接触部51Aは単に縦方向に変位する。し
たがって、上記接触部51Aと相手コネクタの接続部と
の間では接触面同士間の摺接はなく、摺接による清掃は
なされず、いわゆるワイピング効果は得られない。これ
は、埃や塵の付着による使用時における接触不良の可能
性を意味する。さらには、コネクタの小型化の要請に応
えるべく接触子も小さくしようとすると接触子が弱体化
し、使用中に破損してしまう虞れもある。
【0008】又、上下二つの接触部51A間は、弾性を
有するように細長くΣ状に延びているために、伝送距離
が長く伝送特性が劣る。そして、伝送路が細長いため、
直流抵抗が大きい。
有するように細長くΣ状に延びているために、伝送距離
が長く伝送特性が劣る。そして、伝送路が細長いため、
直流抵抗が大きい。
【0009】さらには、ハウジングは左右に分割されて
いる構造であるために、部品コストが高くなると共に、
組立て作業が必要となって組立コストも高くなる。
いる構造であるために、部品コストが高くなると共に、
組立て作業が必要となって組立コストも高くなる。
【0010】本発明は、かかる従来のコネクタのかかえ
ていた問題を解決し、ワイピング効果が得られ、伝送特
性に優れ、直流抵抗が小さく、コストの低減化が図れる
中間電気コネクタを提供することを目的とする。
ていた問題を解決し、ワイピング効果が得られ、伝送特
性に優れ、直流抵抗が小さく、コストの低減化が図れる
中間電気コネクタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る中間電気コ
ネクタは、絶縁ハウジングにその厚み方向に貫通せる複
数のスロットが形成され、金属板の打ち抜き加工あるい
は放電加工等による抜き加工により形成された接触子が
各スロットに挿入されている。スロットに収められた該
接触子に設けられた変位可能な接触部は上記絶縁ハウジ
ングの両面から突出していて、該絶縁ハウジングの両面
にそれぞれ相手コネクタを配した際に該相手コネクタの
対応せる接触子が上記接触部に弾圧接触し、両方の相手
コネクタを接続せしめるようになっている。
ネクタは、絶縁ハウジングにその厚み方向に貫通せる複
数のスロットが形成され、金属板の打ち抜き加工あるい
は放電加工等による抜き加工により形成された接触子が
各スロットに挿入されている。スロットに収められた該
接触子に設けられた変位可能な接触部は上記絶縁ハウジ
ングの両面から突出していて、該絶縁ハウジングの両面
にそれぞれ相手コネクタを配した際に該相手コネクタの
対応せる接触子が上記接触部に弾圧接触し、両方の相手
コネクタを接続せしめるようになっている。
【0012】かかる電気コネクタにおいて、本発明では
上記目的の達成のために、接触子は、絶縁ハウジングに
形成されたスロットの一方の側縁部に沿って該スロット
内に挿入される剛性の高い固定部と、該固定部からスロ
ットの他方の側縁部に向かって一つの面内で延出し該面
内での可撓な可撓部とを有している。該可撓部は上記固
定部から発してスロットの上下開口に向かって細長く延
びる上下一対の第一ばね部と、それぞれの第一ばね部か
ら連続して細長く延びて互に連続もしくは若干の隙間を
もって対峙する第二ばね部とを備えている。そして、そ
れぞれの第一ばね部と第二ばね部との境界部に接触部が
設けられている。
上記目的の達成のために、接触子は、絶縁ハウジングに
形成されたスロットの一方の側縁部に沿って該スロット
内に挿入される剛性の高い固定部と、該固定部からスロ
ットの他方の側縁部に向かって一つの面内で延出し該面
内での可撓な可撓部とを有している。該可撓部は上記固
定部から発してスロットの上下開口に向かって細長く延
びる上下一対の第一ばね部と、それぞれの第一ばね部か
ら連続して細長く延びて互に連続もしくは若干の隙間を
もって対峙する第二ばね部とを備えている。そして、そ
れぞれの第一ばね部と第二ばね部との境界部に接触部が
設けられている。
【0013】上記構成に成る本発明の中間コネクタにあ
っては、ハウジングの両面上に相手コネクタが配される
と、上記接触子の上下の接触部と相手コネクタの接続部
が弾圧接触し、該二つの相手コネクタは中間コネクタを
有して接続される。
っては、ハウジングの両面上に相手コネクタが配される
と、上記接触子の上下の接触部と相手コネクタの接続部
が弾圧接触し、該二つの相手コネクタは中間コネクタを
有して接続される。
【0014】弾圧された本発明コネクタの接触部は、第
一ばね部の基部(固定部との連結箇所)から横方向に離
れているため、弾圧により上下方向に変位すると共に横
方向にも変位する。この横方向の変位は相手コネクタの
接続部に対して摺接作用を生じ、いわゆるワイピング効
果をもたらす。
一ばね部の基部(固定部との連結箇所)から横方向に離
れているため、弾圧により上下方向に変位すると共に横
方向にも変位する。この横方向の変位は相手コネクタの
接続部に対して摺接作用を生じ、いわゆるワイピング効
果をもたらす。
【0015】また、上下二つの接触部の間の伝送路は第
一ばね部もしくは第二ばね部を主として経由するように
形成される。したがって、上記伝送路は従来のものと比
べて短く、低抵抗に作られるようになる。
一ばね部もしくは第二ばね部を主として経由するように
形成される。したがって、上記伝送路は従来のものと比
べて短く、低抵抗に作られるようになる。
【0016】又、第二ばね部は、接触子が相手コネクタ
との接続から解除されたときに、第一ばね部が自らの弾
性に加えさらに確実に復元力を得られるように作用す
る。これは、第一ばね部に対しての補強の機能ともな
り、接触子の小型化に十分対応できることを意味する。
との接続から解除されたときに、第一ばね部が自らの弾
性に加えさらに確実に復元力を得られるように作用す
る。これは、第一ばね部に対しての補強の機能ともな
り、接触子の小型化に十分対応できることを意味する。
【0017】上記本発明にあって、固定部の一部が屈曲
されて係止部を形成し、スロットの段部に上記係止部が
係止可能となっているようにすれば、単に固定部をスロ
ットに挿入するだけで、その挿入深さ(縦方向)位置さ
らには横方向位置は自ずと決定される。
されて係止部を形成し、スロットの段部に上記係止部が
係止可能となっているようにすれば、単に固定部をスロ
ットに挿入するだけで、その挿入深さ(縦方向)位置さ
らには横方向位置は自ずと決定される。
【0018】又、接触子の固定部と可撓部とを連結する
連結部金属板の板厚方向にがクランク状に屈曲されてい
て固定部と可撓部とが互に平行な異なる二つの面内に位
置し、絶縁板の面に直角な方向から見たとき、組をなす
二つのスロットが点対称でかつ可撓部収容部同士が対面
するように位置づけられていることとするならば、上記
二つのスロットに挿入されているそれぞれの接触子の接
触部は逆方向に摺接(変位)するので、各接触子の摺接
による相手コネクタ(全体)の移動は相殺されてなくな
る。
連結部金属板の板厚方向にがクランク状に屈曲されてい
て固定部と可撓部とが互に平行な異なる二つの面内に位
置し、絶縁板の面に直角な方向から見たとき、組をなす
二つのスロットが点対称でかつ可撓部収容部同士が対面
するように位置づけられていることとするならば、上記
二つのスロットに挿入されているそれぞれの接触子の接
触部は逆方向に摺接(変位)するので、各接触子の摺接
による相手コネクタ(全体)の移動は相殺されてなくな
る。
【0019】さらには、接触子の固定部と可撓部が傾角
をなすように連結部で屈曲され、複数のスロットの固定
部収容部が、絶縁ハウジングの面に直角方向から見たと
きに、一直線上に位置しているようにすれば、複数の接
触子は一括してスロットへ挿入することができる。すな
わち、複数の接触子は挿着前にはそれぞれの固定部の端
部にてキャリヤによって接続されていて、該キャリヤを
保持して複数の接触子を自動機により一括挿入し、挿入
後に接触子はキャリヤから分離される。
をなすように連結部で屈曲され、複数のスロットの固定
部収容部が、絶縁ハウジングの面に直角方向から見たと
きに、一直線上に位置しているようにすれば、複数の接
触子は一括してスロットへ挿入することができる。すな
わち、複数の接触子は挿着前にはそれぞれの固定部の端
部にてキャリヤによって接続されていて、該キャリヤを
保持して複数の接触子を自動機により一括挿入し、挿入
後に接触子はキャリヤから分離される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面にもとづき本発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【0021】図1は本発明の中間電気コネクタに用いら
れる接触子を示す斜視図である。図において、接触子1
は金属板を打ち抜いて作られている。該接触子1は金属
板の厚み方向には何の曲げ成形も受けておらず、一つの
平面内にある。この接触子1は縦方向に柱状に延びる固
定部2と該固定部2の右方にに延出する可撓部3とから
成っている。
れる接触子を示す斜視図である。図において、接触子1
は金属板を打ち抜いて作られている。該接触子1は金属
板の厚み方向には何の曲げ成形も受けておらず、一つの
平面内にある。この接触子1は縦方向に柱状に延びる固
定部2と該固定部2の右方にに延出する可撓部3とから
成っている。
【0022】固定部2は、剛性が高く絶縁ハウジングの
スロットへの挿入時に保持され挿入力が付加されても変
形しない幅をもっている。該固定部2の高さ寸法は、ス
ロットの深さの範囲内となるように定められる。可撓部
3は二箇所の連結部4により上記固定部2と一体的に連
結されており、図にて右方に延出している。可撓部3は
上下対称に形成されており、二箇所の連結部4から細長
い第一ばね部5がそれぞれ高さ方向に互に離間するよう
に斜方向に延び、それぞれの第一ばね部5に引き続いて
同様に細長い第二ばね部6が互に近接するように延びて
いる。本実施形態の場合、上下の二つの第二ばね部6は
右方で近接しながら次に左方に大きく弯曲して連結部4
に近い位置で互に連通していて、上下の第一ばね部5と
第二ばね部6とによって一つの閉じられたループを形成
している。
スロットへの挿入時に保持され挿入力が付加されても変
形しない幅をもっている。該固定部2の高さ寸法は、ス
ロットの深さの範囲内となるように定められる。可撓部
3は二箇所の連結部4により上記固定部2と一体的に連
結されており、図にて右方に延出している。可撓部3は
上下対称に形成されており、二箇所の連結部4から細長
い第一ばね部5がそれぞれ高さ方向に互に離間するよう
に斜方向に延び、それぞれの第一ばね部5に引き続いて
同様に細長い第二ばね部6が互に近接するように延びて
いる。本実施形態の場合、上下の二つの第二ばね部6は
右方で近接しながら次に左方に大きく弯曲して連結部4
に近い位置で互に連通していて、上下の第一ばね部5と
第二ばね部6とによって一つの閉じられたループを形成
している。
【0023】上記第一ばね部5と第二ばね部6との境界
部には、それぞれ上方そして下方に突出した半円状の接
触部7が設けられている。該接触部7は、接触子1が絶
縁ハウジングのスロット内に収められたとき、該スロッ
トから突出するようにその位置そして大きさが決定され
ている。該接触部7の形状は、特には限定されないが、
変位時に相手コネクタの接続部に対して滑らかに摺擦で
きるような形状が望ましい。
部には、それぞれ上方そして下方に突出した半円状の接
触部7が設けられている。該接触部7は、接触子1が絶
縁ハウジングのスロット内に収められたとき、該スロッ
トから突出するようにその位置そして大きさが決定され
ている。該接触部7の形状は、特には限定されないが、
変位時に相手コネクタの接続部に対して滑らかに摺擦で
きるような形状が望ましい。
【0024】絶縁ハウジング10は、図2に見られるよ
うに、上下に平面11を有し、両平面に貫通する複数の
スロット12が形成されている。図示の例では、上記絶
縁ハウジング10は平板状をなし、上記両方の平面11
はそれぞれ相手コネクタ(図示せず)を配設することが
できるようになっている。
うに、上下に平面11を有し、両平面に貫通する複数の
スロット12が形成されている。図示の例では、上記絶
縁ハウジング10は平板状をなし、上記両方の平面11
はそれぞれ相手コネクタ(図示せず)を配設することが
できるようになっている。
【0025】上記スロット12は図1に図示した接触子
1を収容するのに十分な大きさになっていて、図2のご
とく、上方から各スロット12へ接触子1が挿入され
る。そのとき、接触子1は挿入工具等により固定部2に
て保持されつつスロット12へ挿入される。接触子1は
上記スロット12へ挿入されると、接触部7がハウジン
グ10の上下の平面11より突出した状態となる。
1を収容するのに十分な大きさになっていて、図2のご
とく、上方から各スロット12へ接触子1が挿入され
る。そのとき、接触子1は挿入工具等により固定部2に
て保持されつつスロット12へ挿入される。接触子1は
上記スロット12へ挿入されると、接触部7がハウジン
グ10の上下の平面11より突出した状態となる。
【0026】このように絶縁ハウジング10に接触子1
が挿入されて構成された中間電気コネクタには、上記絶
縁ハウジング10の両方の平面11にそれぞれ相手コネ
クタが配設される。これらの相手コネクタの接続部はそ
れぞれ対応する接触子1の接触部7と弾圧接触し、両方
の相手コネクタは中間電気コネクタの接触子1を介して
接続されるようになる。
が挿入されて構成された中間電気コネクタには、上記絶
縁ハウジング10の両方の平面11にそれぞれ相手コネ
クタが配設される。これらの相手コネクタの接続部はそ
れぞれ対応する接触子1の接触部7と弾圧接触し、両方
の相手コネクタは中間電気コネクタの接触子1を介して
接続されるようになる。
【0027】接触部7では相手コネクタからの力を受
け、第一ばね部5は第二ばね部6に抗して連結部4を支
点にして撓みを生じ、接触部7が縦方向(下方及び上
方)そして同時に横方向にも変位する。したがって、接
触部7は相手コネクタの接続部と摺擦して、いわゆるワ
イピング効果をもたらす。
け、第一ばね部5は第二ばね部6に抗して連結部4を支
点にして撓みを生じ、接触部7が縦方向(下方及び上
方)そして同時に横方向にも変位する。したがって、接
触部7は相手コネクタの接続部と摺擦して、いわゆるワ
イピング効果をもたらす。
【0028】上下二箇所の接触部7の間では、電流の多
くは、第一ばね部5から連結部4を経て他方の第一ばね
部5へ達する経路を流れる。すなわち、上方の接触部7
から下方の接触部7へ至る経路は、第一ばね部5を通る
経路と、第二ばね部を通る経路の二通りあるが、図示の
場合は前者の方が短いために電流(信号)の多くは前者
の方を流れる。この伝送路は従来のコネクタの場合にく
らべるとかなり短くなっている。
くは、第一ばね部5から連結部4を経て他方の第一ばね
部5へ達する経路を流れる。すなわち、上方の接触部7
から下方の接触部7へ至る経路は、第一ばね部5を通る
経路と、第二ばね部を通る経路の二通りあるが、図示の
場合は前者の方が短いために電流(信号)の多くは前者
の方を流れる。この伝送路は従来のコネクタの場合にく
らべるとかなり短くなっている。
【0029】相手コネクタが外されると、第一ばね部5
の復元力に加えて第二ばね部6からの力を受けて、接触
部7はすばやく原位置へ復帰する。この第二ばね部6は
このように第一ばね部5を補強するので、接触子1を小
型化しても十分に強度を保ち、コネクタの小型化に好適
である。
の復元力に加えて第二ばね部6からの力を受けて、接触
部7はすばやく原位置へ復帰する。この第二ばね部6は
このように第一ばね部5を補強するので、接触子1を小
型化しても十分に強度を保ち、コネクタの小型化に好適
である。
【0030】図1の場合において、複数の接触子1は帯
状のキャリヤ9により固定部1の端部にて連結されてい
るようにすることができる。こうすれば、自動機を用い
て複数のスロットへ同時に接触子を挿入することができ
る。接触子の挿入の後は、切込部9Aが形成されている
位置にてキャリヤ9から切り離される。
状のキャリヤ9により固定部1の端部にて連結されてい
るようにすることができる。こうすれば、自動機を用い
て複数のスロットへ同時に接触子を挿入することができ
る。接触子の挿入の後は、切込部9Aが形成されている
位置にてキャリヤ9から切り離される。
【0031】図1に示された接触子1は変形が可能であ
る。例えば、図3に見られるように、接触子1の固定部
2の一部を該固定部2の面に対して直角に突出するよう
にL字状に屈曲して鉤状の係止部2Aを形成し、一方、
絶縁ハウジング10のスロット12には上記係止部2A
に対応する係止段部12Aを形成する。こうすることに
より、接触子1をスロット12に挿入する工程におい
て、上記係止部2Aが係止段部12Aに係止して自動的
に正規の挿入位置にもたらされる。
る。例えば、図3に見られるように、接触子1の固定部
2の一部を該固定部2の面に対して直角に突出するよう
にL字状に屈曲して鉤状の係止部2Aを形成し、一方、
絶縁ハウジング10のスロット12には上記係止部2A
に対応する係止段部12Aを形成する。こうすることに
より、接触子1をスロット12に挿入する工程におい
て、上記係止部2Aが係止段部12Aに係止して自動的
に正規の挿入位置にもたらされる。
【0032】次に、図1に示された接触子1を連結部4
Aにて屈曲し、上方から見たときに図4のごとく固定部
2と可撓部3とが上記連結部4Aを介してクランク状に
連結されているようにすることができる。この場合、か
かる接触子1を受け入れるスロット12もクランク状と
なるが、図5に見られるように組をなす二つのスロット
13を互に点対称となるように、そして可撓部受入部1
3A同士が平行に対面するように位置せしめるとよい。
こうすると、上記組をなす二つのスロット13には同一
の接触子1が挿入でき、しかもそれらが左右逆向きとな
り、使用時における接触部7の変位方向が互に反対向き
となる。したがって一つの接触子は相手コネクタの接続
部と所定の摺擦を行うが、複数の接触子全体をみると、
互に逆方向に打ち消し合うので、相手コネクタ全体がず
れて起き得る接点の接触不良等を生ずることなくワイピ
ング効果を得る。
Aにて屈曲し、上方から見たときに図4のごとく固定部
2と可撓部3とが上記連結部4Aを介してクランク状に
連結されているようにすることができる。この場合、か
かる接触子1を受け入れるスロット12もクランク状と
なるが、図5に見られるように組をなす二つのスロット
13を互に点対称となるように、そして可撓部受入部1
3A同士が平行に対面するように位置せしめるとよい。
こうすると、上記組をなす二つのスロット13には同一
の接触子1が挿入でき、しかもそれらが左右逆向きとな
り、使用時における接触部7の変位方向が互に反対向き
となる。したがって一つの接触子は相手コネクタの接続
部と所定の摺擦を行うが、複数の接触子全体をみると、
互に逆方向に打ち消し合うので、相手コネクタ全体がず
れて起き得る接点の接触不良等を生ずることなくワイピ
ング効果を得る。
【0033】次に、接触子1は、図6のごとく、固定部
2と可撓部3とが傾角θをもつようにすることもでき
る。この場合、スロット12も当然のことながら上記傾
角θをもって形成される。さらに、図示の例では、固定
部2の側縁部両端部には当接突部2Bが設けられてい
る。かかる当接突部2Bはスロット12の対応壁面に当
接して反力として保持力を得る。又、対応壁面に係止段
部を形成しておけば、接触子の挿入時において位置決め
(挿入深さの決定)も自動的になされる。このような接
触子によると、複数の接触子をそれらの固定部が一つの
面に位置するように配することができるので(図6参
照)、これらを図1に示したキャリヤで連結しておいて
自動機を用いて同時にスロットへ挿入できるという利点
がある。
2と可撓部3とが傾角θをもつようにすることもでき
る。この場合、スロット12も当然のことながら上記傾
角θをもって形成される。さらに、図示の例では、固定
部2の側縁部両端部には当接突部2Bが設けられてい
る。かかる当接突部2Bはスロット12の対応壁面に当
接して反力として保持力を得る。又、対応壁面に係止段
部を形成しておけば、接触子の挿入時において位置決め
(挿入深さの決定)も自動的になされる。このような接
触子によると、複数の接触子をそれらの固定部が一つの
面に位置するように配することができるので(図6参
照)、これらを図1に示したキャリヤで連結しておいて
自動機を用いて同時にスロットへ挿入できるという利点
がある。
【0034】さらに、可撓部の第一ばね部そして第二ば
ね部の形態も図1のものに限定される、種々変形が可能
である。
ね部の形態も図1のものに限定される、種々変形が可能
である。
【0035】例えば、図7に示されるように上下二つの
第二ばね部6の連結部分が図1のものにくらべ一回多く
弯曲しており、それにより可撓性をさらに向上せしめて
いる。
第二ばね部6の連結部分が図1のものにくらべ一回多く
弯曲しており、それにより可撓性をさらに向上せしめて
いる。
【0036】又、図8に示されるものにあっては、第一
ばね部5そして第二ばね部6は共にその長さが大きく設
定されており、ここでも可撓性の向上が図られている。
ばね部5そして第二ばね部6は共にその長さが大きく設
定されており、ここでも可撓性の向上が図られている。
【0037】図9にあっては、図9(A)にもみられる
ように、図8の接触子の固定部2に図3と同様な係止部
2Aが形成されている。又、図10では、図8の接触子
を図6の場合と同様に、固定部2と可撓部3との間に傾
角θをもたせている。
ように、図8の接触子の固定部2に図3と同様な係止部
2Aが形成されている。又、図10では、図8の接触子
を図6の場合と同様に、固定部2と可撓部3との間に傾
角θをもたせている。
【0038】図11にあっては、上下二つの第二ばね部
6は連結されておらず、両者の端部が隙間δをもって近
接して対峙している。この隙間δの量は、上下の両接触
部7の縦方向変位量の和よりも小さく設定されている。
したがって、相手コネクタの接続部により圧せられる
と、接触部7が所定量だけ変位する途中で上記二つの第
二ばね部6は互に当接し、既述した図1〜10の例の場
合と同様に反力をもたらし、第一ばね部5の復元力を増
大させる。そして、図11の例では一方のばね部の伝送
路をさらに短くすることができる。
6は連結されておらず、両者の端部が隙間δをもって近
接して対峙している。この隙間δの量は、上下の両接触
部7の縦方向変位量の和よりも小さく設定されている。
したがって、相手コネクタの接続部により圧せられる
と、接触部7が所定量だけ変位する途中で上記二つの第
二ばね部6は互に当接し、既述した図1〜10の例の場
合と同様に反力をもたらし、第一ばね部5の復元力を増
大させる。そして、図11の例では一方のばね部の伝送
路をさらに短くすることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上のごとく、中間電気コネク
タの接触子が金属板を打ち抜いて作られた固定部と可撓
部とを有し、可撓部が固定部から横方向成分をもって延
出する上下二つの第一ばね部と、各第一ばね部から延出
し互に連結あるいは近接せる第二ばね部とを有し、第一
ばね部と第二ばね部と境界部に接触部を設けることとし
たので、相手コネクタとの接続時に弾圧接触する上記接
触部は接触子を収めるスロットの内方に向けて変位する
と同時に横方向にも変位するので、いわゆるワイピング
効果が得られ、接触面がその都度清掃される。又、第二
ばね部が第一ばね部を補強するので、接触子を小型化し
ても十分強度を確保できコネクタの小型化に貢献する。
タの接触子が金属板を打ち抜いて作られた固定部と可撓
部とを有し、可撓部が固定部から横方向成分をもって延
出する上下二つの第一ばね部と、各第一ばね部から延出
し互に連結あるいは近接せる第二ばね部とを有し、第一
ばね部と第二ばね部と境界部に接触部を設けることとし
たので、相手コネクタとの接続時に弾圧接触する上記接
触部は接触子を収めるスロットの内方に向けて変位する
と同時に横方向にも変位するので、いわゆるワイピング
効果が得られ、接触面がその都度清掃される。又、第二
ばね部が第一ばね部を補強するので、接触子を小型化し
ても十分強度を確保できコネクタの小型化に貢献する。
【0040】又、従来のものに比し、上下の両接触部間
の伝送路が短い方のばね部を通る経路で形成されるため
全体として短くなる。したがって、電気特性の向上が図
れる。詳述すれば、伝送路が第一ばね部と第二ばね部に
より二通り形成されるため、高周波の信号においては、
主に短い伝送路に信号が流れることにより電気特性が改
善され、低周波の信号においては二つの伝送路の両方を
信号が流れることにより、一つの伝送路の場合に比べ大
きな電流が流せる。すなわち、波形の再現性を重視する
高周波伝送においては、短い伝送路がその要求を満足す
る特性を示し、電流容量を重視する直流伝送又は低周波
伝送においては、電流の流れ易さを表すコンダクタンス
は二本の伝送路のコンダクタンスの和で表され、より大
きな電流容量を確保できる。さらに、接触子は打ち抜き
加工あるいは放電加工等による抜き工程、あるいはこれ
に若干の曲げ工程を加えるだけで作られるので、低コス
トで製作が容易である。又、コネクタとしての組み立て
も容易となる。
の伝送路が短い方のばね部を通る経路で形成されるため
全体として短くなる。したがって、電気特性の向上が図
れる。詳述すれば、伝送路が第一ばね部と第二ばね部に
より二通り形成されるため、高周波の信号においては、
主に短い伝送路に信号が流れることにより電気特性が改
善され、低周波の信号においては二つの伝送路の両方を
信号が流れることにより、一つの伝送路の場合に比べ大
きな電流が流せる。すなわち、波形の再現性を重視する
高周波伝送においては、短い伝送路がその要求を満足す
る特性を示し、電流容量を重視する直流伝送又は低周波
伝送においては、電流の流れ易さを表すコンダクタンス
は二本の伝送路のコンダクタンスの和で表され、より大
きな電流容量を確保できる。さらに、接触子は打ち抜き
加工あるいは放電加工等による抜き工程、あるいはこれ
に若干の曲げ工程を加えるだけで作られるので、低コス
トで製作が容易である。又、コネクタとしての組み立て
も容易となる。
【図1】本発明の中間電気コネクタの一実施形態として
の接触子を示す斜視図である。
の接触子を示す斜視図である。
【図2】図1の接触子をハウジングへ組込んで成るコネ
クタの要部を示す部分破断斜視図である。
クタの要部を示す部分破断斜視図である。
【図3】図1の接触子の変形例を示す斜視図である。
【図4】図1の接触子の他の変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】図4の接触子に適合するハウジングのスロット
についての平面図である。
についての平面図である。
【図6】図1の接触子のさらに他の変形例を用いたコネ
クタの要部を示す部分破断斜視図である。
クタの要部を示す部分破断斜視図である。
【図7】接触子の他の形態を示す図である。
【図8】接触子のさらに他の形態を示す図である。
【図9】図8の接触子の変形例を示し、(A)は平面
図、(B)は正面図である。
図、(B)は正面図である。
【図10】図8の接触子のさらに変形例を示し、(A)
は平面図、(B)は正面図である。
は平面図、(B)は正面図である。
【図11】接触子のさらに他の形態を示す図である。
【図12】従来の中間電気コネクタを示す断面図であ
る。
る。
1 接触子 2 固定部 2A 係止部 3 可撓部 4 連結部 5 第一ばね部 6 第二ばね部 7 接触部 10 絶縁ハウジング 11 平面 12 スロット 13 スロット
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁ハウジングにその厚み方向に貫通せ
る複数のスロットが形成され、金属板に抜き加工を施し
て形成された接触子を各スロットに挿入し、該接触子に
設けられた変位可能な接触部が上記絶縁ハウジングの両
面から突出していて、該絶縁ハウジングの両面にそれぞ
れ相手接続体を配した際に該相手接続体の対応せる接触
子が上記接触部に弾圧接触し、両方の相手接続体を接続
せしめることとする中間コネクタにおいて、接触子は、
絶縁ハウジングに形成されたスロットの一方の側縁部に
沿って該スロット内に挿入される剛性の高い固定部と、
該固定部からスロットの他方の側縁部に向かって一つの
面内で延出し該面内での可撓な可撓部とを有し、該可撓
部は上記固定部から発してスロットの上下開口に向かっ
て細長く延びる上下一対の第一ばね部と、それぞれの第
一ばね部から細長く延びて互に連続しもしくは若干の隙
間をもって対峙せる第二ばね部とを備え、それぞれの第
一ばね部と第二ばね部との境界部に接触部が設けられて
いることを特徴とする中間電気コネクタ。 - 【請求項2】 固定部は一部が屈曲されて係止部を形成
し、スロットの段部に上記係止部が係止可能となってい
ることとする請求項1に記載の中間電気コネクタ。 - 【請求項3】 接触子の固定部と可撓部とを連結する連
結部が金属板の厚み方向にクランク状に屈曲されていて
固定部と可撓部とが互に平行な異なる二つの面内に位置
し、スロットは絶縁ハウジングの面に直角な方向から見
たとき、組をなす二つのスロットが点対称でかつ可撓部
収容部同士が対面するように位置づけられていることと
する請求項1又は請求項2に記載の中間電気コネクタ。 - 【請求項4】 接触子の固定部と可撓部が傾角をなすよ
うに連結部で屈曲されており、複数のスロットは固定部
収容部が、絶縁ハウジングの面に直角方向から見たとき
に、一直線上に位置していることとする請求項1又は請
求項2に記載の中間電気コネクタ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9041444A JPH10228966A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 中間電気コネクタ |
TW086206249U TW352195U (en) | 1997-02-12 | 1997-04-21 | Interconnecting electrical connector |
US09/022,478 US5957703A (en) | 1997-02-12 | 1998-02-12 | Interconnecting electrical connector |
EP98650012A EP0867980A3 (en) | 1997-02-12 | 1998-02-12 | Interconnecting electrical connector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9041444A JPH10228966A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 中間電気コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10228966A true JPH10228966A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12608551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9041444A Pending JPH10228966A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 中間電気コネクタ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5957703A (ja) |
EP (1) | EP0867980A3 (ja) |
JP (1) | JPH10228966A (ja) |
TW (1) | TW352195U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002184488A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-06-28 | Seiko Epson Corp | コネクタ |
JP2008066029A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-03-21 | Itt Mfg Enterp Inc | コネクタおよび該コネクタに使用されるコンタクト |
JP2009032440A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Jst Mfg Co Ltd | 電気コネクタ |
JP2015146293A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ |
JP2017535929A (ja) * | 2014-11-28 | 2017-11-30 | 中航光電科技股▲ふん▼有限公司Avic Jonhon Optronic Technology Co., Ltd | 略弓字状弾性接触リード及び端接続式アダプタコネクタ |
Families Citing this family (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000133353A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-12 | Hirose Electric Co Ltd | 中間電気コネクタ |
TW385071U (en) * | 1998-11-24 | 2000-03-11 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Structure of electrical connector terminals |
US6071130A (en) * | 1998-11-30 | 2000-06-06 | 3Com Corporation | Surface mounted contact block |
DE19934302C2 (de) * | 1999-07-21 | 2003-02-13 | Amphenol Tuchel Elect | Kontaktiereinrichtung und Kontaktelement |
US6193524B1 (en) * | 1999-08-20 | 2001-02-27 | Tekon Electronics Corp. | Connector with high-densely arranged terminals for connecting to working element and printed circuit board through LGA type connection |
US6328573B1 (en) * | 2000-02-29 | 2001-12-11 | Hirose Electric Co., Ltd. | Intermediate electrical connector |
US6456504B1 (en) | 2000-10-31 | 2002-09-24 | 3Com Corporation | Surface mounted grounding clip for shielded enclosures |
US6650546B2 (en) | 2001-02-27 | 2003-11-18 | 3Com Corporation | Chip component assembly |
US6604950B2 (en) * | 2001-04-26 | 2003-08-12 | Teledyne Technologies Incorporated | Low pitch, high density connector |
JP4053786B2 (ja) * | 2002-02-27 | 2008-02-27 | 株式会社エンプラス | 電気部品用ソケット |
US6572386B1 (en) * | 2002-02-28 | 2003-06-03 | Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. | Socket having low wiping terminals |
US6786736B2 (en) * | 2002-08-23 | 2004-09-07 | Artesyn Technologies, Inc. | Surface mount interconnect and device including same |
US6921270B2 (en) * | 2003-06-11 | 2005-07-26 | Cinch Connectors, Inc. | Electrical connector |
US7455556B2 (en) * | 2003-06-11 | 2008-11-25 | Cinch Connectors, Inc. | Electrical contact |
US7625216B2 (en) * | 2003-06-11 | 2009-12-01 | Cinch Connectors, Inc. | Electrical connector |
TWM256608U (en) * | 2004-02-06 | 2005-02-01 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Socket connector |
US20060019508A1 (en) * | 2004-04-27 | 2006-01-26 | Ronmee Industrial Corporation | Terminal formation for socket employed on CPU |
KR100883455B1 (ko) * | 2004-05-28 | 2009-02-16 | 몰렉스 인코포레이티드 | 가요성의 문지름 링 접촉부 |
US7557485B1 (en) | 2004-10-08 | 2009-07-07 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Ion conducting electrolyte brush additives |
TWI314375B (en) * | 2005-08-22 | 2009-09-01 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Electrical connector |
JP3964440B2 (ja) * | 2005-10-07 | 2007-08-22 | タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 | コンタクト及び電気コネクタ |
US7179090B1 (en) * | 2005-12-08 | 2007-02-20 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Integral dual-component current collection device |
US7270550B1 (en) * | 2006-07-11 | 2007-09-18 | Cheng Uei Precision Industry Co., Ltd. | Board to board connector |
JP5064205B2 (ja) * | 2007-12-27 | 2012-10-31 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | コンタクトおよびインタポーザ |
US8263879B2 (en) * | 2009-11-06 | 2012-09-11 | International Business Machines Corporation | Axiocentric scrubbing land grid array contacts and methods for fabrication |
US8672688B2 (en) * | 2012-01-17 | 2014-03-18 | International Business Machines Corporation | Land grid array interposer with compressible conductors |
GB2512263B (en) * | 2012-01-17 | 2017-04-19 | Ibm | Interposer With Compressible Conductors |
JP2015041592A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | ホシデン株式会社 | 端子およびこれを備えたコネクタ |
DE102015110498B3 (de) | 2015-06-30 | 2016-11-17 | HARTING Electronics GmbH | Gleitelement zur Kontaktierung von Leiterkarten |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4699593A (en) * | 1986-01-14 | 1987-10-13 | Amp Incorporated | Connector having contact modules for a substrate such as an IC chip carrier |
US4927369A (en) * | 1989-02-22 | 1990-05-22 | Amp Incorporated | Electrical connector for high density usage |
US4969826A (en) * | 1989-12-06 | 1990-11-13 | Amp Incorporated | High density connector for an IC chip carrier |
US5308252A (en) * | 1992-12-24 | 1994-05-03 | The Whitaker Corporation | Interposer connector and contact element therefore |
US5498166A (en) * | 1994-06-30 | 1996-03-12 | The Whitaker Corporation | Interconnect system |
US5573435A (en) * | 1995-08-31 | 1996-11-12 | The Whitaker Corporation | Tandem loop contact for an electrical connector |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP9041444A patent/JPH10228966A/ja active Pending
- 1997-04-21 TW TW086206249U patent/TW352195U/zh unknown
-
1998
- 1998-02-12 EP EP98650012A patent/EP0867980A3/en not_active Withdrawn
- 1998-02-12 US US09/022,478 patent/US5957703A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002184488A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-06-28 | Seiko Epson Corp | コネクタ |
JP4567876B2 (ja) * | 2000-12-14 | 2010-10-20 | セイコーエプソン株式会社 | コネクタ |
JP2008066029A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-03-21 | Itt Mfg Enterp Inc | コネクタおよび該コネクタに使用されるコンタクト |
JP2009032440A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Jst Mfg Co Ltd | 電気コネクタ |
JP2015146293A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ |
JP2017535929A (ja) * | 2014-11-28 | 2017-11-30 | 中航光電科技股▲ふん▼有限公司Avic Jonhon Optronic Technology Co., Ltd | 略弓字状弾性接触リード及び端接続式アダプタコネクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5957703A (en) | 1999-09-28 |
TW352195U (en) | 1999-02-01 |
EP0867980A2 (en) | 1998-09-30 |
EP0867980A3 (en) | 2001-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH10228966A (ja) | 中間電気コネクタ | |
EP0902994B1 (en) | Rechargeable battery connector | |
US8092232B2 (en) | Board-to-board connector | |
US7094066B2 (en) | Electrical connector | |
JP3406180B2 (ja) | 中間電気コネクタ | |
CN110061375B (zh) | 连接器、对接连接器以及连接器组件 | |
JP4425058B2 (ja) | コンタクト構造及びそれを使用する電気コネクタ | |
US20050042924A1 (en) | Electrical connector having shielding plates | |
JP2000133353A (ja) | 中間電気コネクタ | |
CN110277689B (zh) | 可动连接器 | |
JP4037259B2 (ja) | 電気コネクタ | |
JP2002237342A (ja) | カードエッジコネクタ | |
JP2005531111A (ja) | フレキシブル回路用接続デバイス | |
US5562474A (en) | Base body and terminal of a socket assembly for an integrated circuit chip | |
EP1965469A2 (en) | Electrical connector | |
JP4766421B2 (ja) | コネクタ | |
US20220368053A1 (en) | Terminal for contacting a contact pin | |
JP2002367695A (ja) | カードエッジコネクタ | |
JP2003017171A (ja) | コネクタ | |
JP3233843B2 (ja) | 電気コネクタ及びそれに使用されるコンタクト | |
JP3549851B2 (ja) | コネクタ | |
JP2003017170A (ja) | コネクタ | |
JPH11251017A (ja) | 基板間接続コネクタ | |
JP2003007382A (ja) | コネクタ | |
JP2002093491A (ja) | コネクタ及び該コネクタの装着方法 |