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JPH10228491A - 論理検証装置 - Google Patents

論理検証装置

Info

Publication number
JPH10228491A
JPH10228491A JP9028941A JP2894197A JPH10228491A JP H10228491 A JPH10228491 A JP H10228491A JP 9028941 A JP9028941 A JP 9028941A JP 2894197 A JP2894197 A JP 2894197A JP H10228491 A JPH10228491 A JP H10228491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
target system
verification
verification target
request signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9028941A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Fujita
真哉 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9028941A priority Critical patent/JPH10228491A/ja
Publication of JPH10228491A publication Critical patent/JPH10228491A/ja
Priority to CNB988015560A priority patent/CN100367347C/zh
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】検証対象システムのハードウェアに接続される
周辺システムを、コンピュータ上でソフトウェアを動作
させることにより実現した場合にも、検証の速度性能を
大きく低下させることがない論理検証装置を提供する。 【解決手段】検証対象である検証対象システム2から出
力される要求信号により、要求された情報がコンピュー
タ4上のソフトウェアの処理により生成される。そし
て、上記検証対象システム2から出力される上記要求信
号に基づいて、外部から入力されるクロックの周波数が
クロック可変装置6により変更され、上記検証対象シス
テム2へ供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルLSI
(大規模集積回路)等からなるデジタルシステムに対し
て論理検証を行う論理検証装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記デジタルLSI等の検証対象
システムの機能を検証するには、ソフトウェアによる機
能シミュレータが用いられて来た。ところが、年々、L
SIの配線が微細化されるのに伴って、回路規模が大き
くなりつつある。その結果、ソフトウェアによる機能シ
ミュレータでは速度性能が不足し、上記デジタルLSI
に対しての機能シミュレータの検証時間が飛躍的に増大
している。
【0003】この対策として、エミュレータ、FPGA
(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、ブレッド
ボード等のハードウェアにより、上記デジタルLSI等
の検証対象システムを実現し、検証することが考えられ
る。この場合、速度性能は本来のデジタルLSIに比べ
て、通常、1桁から2桁低下する程度であり、シミュレ
ータとしては十分である。図10は、検証対象システム
100を上述したハードウェアで構成し、この検証対象
システム100に接続される周辺システムも同様にハー
ドウェア102で構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
10に示すような構成例を高速論理シミュレータとして
使用する場合、性能は十分稼げるが、上記周辺システム
を上述したハードウェア102で実現する場合は、これ
ら周辺システムの設計及び検証にかなりの時間を割かね
ばならず、検証時間の短縮という本来の目的が達せられ
なくなってしまう。
【0005】この手間を回避するために、図11に示す
ように検証対象システム100のハードウェアに接続さ
れる周辺システムを、コンピュータ上のソフトウェア1
04で動作させて実現することが考えられる。しかし、
上記コンピュータ上のソフトウェア104は、エミュレ
ータ上に実現された回路より速度性能が著しく低い。よ
って、図11に示す論理検証装置を単一のクロックレー
トで動作させたのでは、この論理検証装置の速度性能は
大きく低下してしまう。
【0006】また、検証対象システムのハードウェアに
接続される周辺システムに本物のシステムを用いた場
合、検証対象システムのクロックレートが本来のものよ
りはるかに低いため、上記本物のシステムが正常に動作
する保証はない。
【0007】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
めになされたものであり、検証対象システムのハードウ
ェアに接続される周辺システムを、コンピュータ上でソ
フトウェアを動作させることにより実現した場合にも、
検証の速度性能を大きく低下させることがない論理検証
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の論理検証装置は、検証対象である
検証対象システムから出力される要求信号により、要求
された情報をソフトウェアにより処理して出力する情報
処理手段と、上記検証対象システムから出力される上記
要求信号に基づいて、外部から入力されるクロックの周
波数を変更して上記検証対象システムへ供給するクロッ
ク可変手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載の論理検証装置は、
検証対象である検証対象システムから出力される要求信
号により、要求された情報をソフトウェアにより処理し
て出力する情報処理手段と、上記検証対象システムから
上記情報処理手段への上記要求信号を検出する検出手段
と、この検出手段により検出された上記要求信号に基づ
いて、外部から入力されるクロックの周波数を変更して
上記検証対象システムへ供給するクロック可変手段とを
具備したことを特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載の論理検証装置は、
検証対象である検証対象システムから出力される要求信
号により、要求された情報をソフトウェアにより処理し
て出力する情報処理手段と、上記検証対象システムから
出力される上記要求信号が第1の電位であるときは、外
部から入力されるクロックの周波数を低下させ、上記要
求信号が第2の電位であるときは、上記クロックをその
まま上記検証対象システムへ供給するクロック可変手段
とを具備したことを特徴とする。
【0011】また、さらに請求項4に記載の論理検証装
置は、上記クロック可変手段による上記クロックの周波
数の低下が、4分周によって行われることを特徴とす
る。また、請求項5に記載の論理検証装置は、検証対象
である検証対象システムから出力される要求信号によ
り、要求された情報をソフトウェアにより処理して出力
するとともに、上記情報の処理期間は処理中であること
を知らせる準備信号を出力する情報処理手段と、上記検
証対象システムから出力される要求信号及び上記情報処
理手段から出力される準備信号に基づいて、上記検証対
象システムへクロックの供給又は停止を行うクロック制
御手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】また、さらに請求項6に記載の論理検証装
置は、上記クロック制御手段が、上記要求信号の始まり
を検出したときに上記検証対象システムへのクロックの
供給を停止し、上記準備信号の終わりを検出したときに
上記検証対象システムへのクロックの供給を開始するこ
とを特徴とする。
【0013】また、さらに請求項7に記載の論理検証装
置は、上記クロック制御手段が、上記要求信号の始まり
を検出したときに上記検証対象システムへのクロックの
供給を停止し、上記準備信号の終わりを検出したときに
上記検証対象システムへのクロックの供給を開始すると
ともに、上記要求信号を終了させることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形
態の論理検証装置の構成を示す図である。同図に示すよ
うに、検証の対象であるハードウェアからなる検証対象
システム2には、この検証対象システム2に接続される
周辺システムが持つ機能をソフトウェアで実現して提供
するコンピュータ4と、上記検証対象システム2に動作
のための適応したクロックを供給するクロック可変装置
6が接続されている。また、このクロック可変装置6に
は、外部から上記クロックが供給されている。
【0015】図2は、上記クロック可変装置6の回路構
成を示す図である。同図に示すように、検証対象システ
ム2から出力されたデータ要求信号は、ANDゲート回
路A1の第1入力端子、フリップ・フロップF1の入力
端子、クロック切り換え回路S1の選択端子にそれぞれ
入力される。
【0016】外部から供給されるクロックは、上記フリ
ップ・フロップF1のCP端子、ORゲート回路O1の
第1入力端子、フリップ・フロップF2のCP端子、フ
リップ・フロップF3のCP端子にそれぞれ入力され
る。
【0017】上記フリップ・フロップF1の出力端子か
ら出力される信号は、インバータI1を介して上記AN
Dゲート回路A1の第2入力端子に入力される。さら
に、このANDゲート回路A1の出力端子から出力され
る信号は、ORゲート回路O2の第1入力端子、NOR
ゲート回路N1の第1入力端子、ORゲート回路O1の
第2入力端子にそれぞれ入力される。
【0018】また、上記NORゲート回路N1の出力端
子から出力される信号は、上記フリップ・フロップF2
の入力端子に入力される。さらに、このフリップ・フロ
ップF2の出力端子から出力される信号は、XORゲー
ト回路X1の第1入力端子、上記NORゲート回路N1
の第2入力端子にそれぞれ入力される。
【0019】上記XORゲート回路X1の出力端子から
出力される信号は、上記ORゲート回路O2の第2入力
端子に入力される。さらに、このORゲート回路O2の
出力端子から出力される信号は、上記フリップ・フロッ
プF3の入力端子に入力される。
【0020】また、このフリップ・フロップF3の出力
端子から出力される信号は、上記クロック切り換え回路
S1の第1入力端子、上記XORゲート回路X1の第2
入力端子にそれぞれ入力される。さらに、上記ORゲー
ト回路O1の出力端子から出力される信号は、上記クロ
ック切り換え回路S1の第2入力端子に入力される。そ
して、上記クロック切り換え回路S1の出力端子から
は、このクロック切り換え回路S1の選択端子に入力さ
れたデータ要求信号に従って、第1入力端子または第2
入力端子に入力された信号が適応クロックとして出力さ
れる。
【0021】ここで上記フリップ・フロップF1、イン
バータI1、及びANDゲート回路A1は、立ち上がり
検出回路8を形成し、検証対象システム2からのデータ
要求信号の立ち上がりを検出して、検出時にハイレベル
の信号を出力する。また、上記NORゲート回路N1、
フリップ・フロップF2、XORゲート回路X1、OR
ゲート回路O2、フリップ・フロップF3は、分周用カ
ウンタ10を形成し、外部から入力されるクロックを分
周して出力する。さらに、上記ORゲート回路O1は、
外部から入力されるクロックに発生するひげ状の信号
(ハザード)を防止するためのハザード防止回路12で
ある。
【0022】次に、第1の実施の形態の論理検証装置の
動作について説明する。図3は、上記第1の実施の形態
の論理検証装置の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【0023】この論理検証装置において検証動作が開始
されると、必要に応じて図3(b)に示すようなデータ
要求信号が、上記検証対象システム2からコンピュータ
4の入力部とクロック可変装置6の入力部に入力され
る。これは、検証対象システム2からコンピュータ4へ
のデータの読み出し要求である。また、上記クロック可
変装置6には、外部から図3(a)に示すようなクロッ
クが供給されている。
【0024】上記クロック可変装置6は、上記データ要
求信号がハイレベルになったことを検出したとき、すな
わち、データ要求信号の始まりを検出したとき、外部か
ら入力されたクロックを4分周し、図3(c)に示すよ
うな適応クロックを生成して検証対象システム2へ出力
する。一方、上記データ要求信号がローレベルになった
ことを検出したとき、すなわち、データ要求信号の終わ
りを検出したとき、上記クロック可変装置6は入力され
たクロックをそのまま適応クロックとして検証対象シス
テム2へ出力する。
【0025】また、上記コンピュータ4は、4分周した
適応クロックがローレベルからハイレベルに立ち上がる
前に、図3(d)に示すように、上記データ要求信号に
より要求されたデータの呼び出し又は演算を行って有効
データの供給準備を終了させ、この有効データを検証対
象システム2へ供給する。
【0026】なお、ここでは外部から入力されたクロッ
クを4分周したが、入力されたクロックを何分周するか
は、上記コンピュータ4にて有効データの供給準備が終
了するまでに必要な時間を確保できるように設定すれば
よい。さらに、上記検証対象システム2から出力される
ハイレベルのデータ要求信号の出力期間も、上記コンピ
ュータ4にて有効データの供給準備が終了するまでに必
要な時間を確保できるように、予め設定され出力される
ものとする。
【0027】以上説明したように本第1の実施の形態に
よれば、検証対象システムから周辺システムのコンピュ
ータに有効データの要求があり、上記コンピュータが要
求された有効データを検証対象システムに供給するまで
の期間のみ、一定の比率でクロックの周波数を低下させ
ることにより、検証速度を大きく低下させることなく、
検証を実施することが可能な論理検証装置を提供でき
る。
【0028】なお、上記立ち上がり検出回路8及びハザ
ード防止回路12は、実用上必要がない場合は削除して
もよい。次に、第2の実施の形態の論理検証装置につい
て説明する。
【0029】図4は、第2の実施の形態の論理検証装置
の構成を示す図である。同図に示すように、検証の対象
であるハードウェアからなる検証対象システム2には、
この検証対象システム2に接続される周辺システムが持
つ機能をソフトウェアで実現して提供するコンピュータ
14と、上記検証対象システム2に動作のための適応し
たクロックを供給するクロック適応可変装置16が接続
されている。さらに、このクロック適応可変装置16に
は、上記コンピュータ14が接続され、また外部からは
クロックが入力されている。
【0030】図5は、上記クロック適応可変装置16の
回路構成を示す図である。同図に示すように、検証対象
システム2から出力されたデータ要求信号は、ANDゲ
ート回路A11の第1入力端子、フリップ・フロップF
11の入力端子にそれぞれ入力される。
【0031】上記コンピュータ14から出力されるレデ
ィ信号は、インバータI11を介してNANDゲート回
路NA11の第1入力端子に入力される。さらに、上記
レディ信号は、フリップ・フロップF12の入力端子に
入力される。
【0032】また、外部から供給されるクロックは、上
記フリップ・フロップF11のCP端子、上記フリップ
・フロップF12のCP端子、フリップ・フロップF1
3のCP端子、及びORゲート回路O11の第1入力端
子にそれぞれ入力される。
【0033】上記フリップ・フロップF11の出力端子
から出力される信号は、インバータI12を介して上記
ANDゲート回路A11の第2入力端子に入力される。
また、上記フリップ・フロップF12の出力端子から出
力される信号は、上記NANDゲート回路NA11の第
2入力端子に入力される。
【0034】また、上記ANDゲート回路A11の出力
端子から出力される信号は、ORゲート回路O12の第
1入力端子、上記ORゲート回路O11の第2入力端子
にそれぞれ入力される。上記NANDゲート回路NA1
1の出力端子から出力される信号は、ANDゲート回路
NA12の第1入力端子に入力される。
【0035】さらに、上記ORゲート回路O12の出力
端子から出力される信号は、上記ANDゲート回路NA
12の第2入力端子に入力される。さらに、このAND
ゲート回路NA12の出力端子から出力される信号は、
フリップ・フロップF13の入力端子、上記ORゲート
回路O11の第3入力端子にそれぞれ入力される。ま
た、上記フリップ・フロップF13の出力端子から出力
される信号は、上記ORゲート回路O12の第2入力端
子に入力される。そして、上記ORゲート回路O11の
出力端子からは、適応クロックが出力される。
【0036】ここで上記フリップ・フロップF11、イ
ンバータI12、及びANDゲート回路A11は、立ち
上がり検出回路18を形成し、検証対象システム2から
のデータ要求信号の立ち上がりを検出して、検出時にハ
イレベルの信号を出力する。上記フリップ・フロップF
12、インバータI11、及びNANDゲート回路NA
11は、立ち下がり検出回路20を形成し、コンピュー
タ14からのレディ信号の立ち下がりを検出して、検出
時にハイレベルの信号を出力する。
【0037】また、上記ORゲート回路O12、AND
ゲート回路A12、フリップ・フロップF13は、適応
クロック固定回路22を形成し、上記立ち上がり検出回
路18からの出力がハイレベルになったとき、すなわ
ち、上記データ要求信号の立ち上がりを検出したとき、
ハイレベルの信号を出力する。一方、上記立ち下がり検
出回路20からの出力がローレベルになったとき、すな
わち、上記レディ信号の立ち下がりを検出したとき、ロ
ーレベルの信号を出力する。
【0038】次に、第2の実施の形態の論理検証装置の
動作について説明する。図6は、上記第2の実施の形態
の論理検証装置の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【0039】この論理検証装置において検証動作が開始
されると、必要に応じて図6(b)に示すようなデータ
要求信号が、上記検証対象システム2からコンピュータ
14の入力部とクロック適応可変装置16の入力部に入
力される。これは、検証対象システム2からコンピュー
タ14へのデータの読み出し要求である。また、上記ク
ロック適応可変装置16には、外部から図6(a)に示
すようなクロックが供給されている。
【0040】上記クロック適応可変装置16は、上記デ
ータ要求信号がハイレベルになったことを検出したと
き、すなわち、データ要求信号の始まりを検出したと
き、外部から供給されたクロックの出力を停止し、図6
(d)に示すようなハイレベルを適応クロックとして検
証対象システム2へ出力する。さらに、コンピュータ1
4は、上述したように上記データ要求信号がハイレベル
になったことを検出したとき、上記データ要求信号によ
り要求されたデータの呼び出し又は演算を行って有効デ
ータの供給準備を終了させ、この有効データを検証対象
システム2へ供給する。
【0041】このとき、コンピュータ14は、図6
(c)に示すように、要求されたデータの呼び出し又は
演算を開始するときにレディ信号を立ち上げ、このデー
タの呼び出し又は演算が終了して有効データの供給準備
が終了したときにレディ信号を立ち下げる。
【0042】上記クロック適応可変装置16は、レディ
信号の立ち下がりを検出すると、すなわち、コンピュー
タ14において上記有効データの供給準備が終了したこ
とを検出すると、図6(d)に示すようにハイレベルの
出力を停止してクロックの出力を再開させ、外部から供
給されるクロックをそのまま適応クロックとして検証対
象システム2へ出力する。
【0043】以上説明したように本第2の実施の形態に
よれば、検証対象システムから周辺システムのコンピュ
ータにデータの要求があり、上記コンピュータが要求さ
れた有効データを検証対象システムに供給するまでの期
間のみ、クロックを停止させることにより、検証速度を
大きく低下させることなく、検証を実施することが可能
な論理検証装置を提供できる。
【0044】次に、第3の実施の形態の論理検証装置に
ついて説明する。この第3の実施の形態は、検証対象シ
ステムからこれに接続された周辺システムのコンピュー
タ24に対して、連続したクロックサイクルでデータの
読み出し要求がなされる場合への本発明の適用を示すも
のである。
【0045】図7は、第3の実施の形態の論理検証装置
の構成を示す図である。同図に示すように、検証の対象
であるハードウェアからなる検証対象システム2には、
この検証対象システム2に接続される周辺システムが持
つ機能をソフトウェアで実現して提供するコンピュータ
24と、上記検証対象システム2に動作のための適応し
たクロックを供給するクロック適応可変装置26が接続
されている。さらに、このクロック適応可変装置26に
は、上記コンピュータ24が接続され、また外部からは
クロックが入力されている。
【0046】図8は、上記クロック適応可変装置26の
回路構成を示す図である。同図に示すように、検証対象
システム2から出力されたデータ要求1信号は、ハイレ
ベルへの立ち上がりを検出するための立ち上がり検出回
路28の第1入力端子、ANDゲート回路A21の第1
入力端子にそれぞれ入力される。上記コンピュータ24
から出力されるレディ信号は、ローレベルへの立ち下が
りを検出するための立ち下がり検出回路30の第1入力
端子に入力される。
【0047】さらに、上記立ち上がり検出回路28の出
力端子から出力される信号は、検証対象システム2へ適
応したクロックを供給するための適応クロック固定回路
32の第1入力端子、ORゲート回路O21の第1入力
端子にそれぞれ入力される。上記立ち下がり検出回路3
0の出力端子から出力される信号は、適応クロック固定
回路32の第2入力端子に入力される。
【0048】この適応クロック固定回路32の出力端子
から出力される信号は、上記立ち上がり検出回路28に
てデータ要求1信号の立ち上がりが検出されたときハイ
レベルとなり、一方、上記立ち下がり検出回路30にて
レディ信号の立ち下がりが検出されたときローレベルと
なり、上記ORゲート回路O21の第2入力端子に入力
される。
【0049】また、外部から供給されるクロックは、上
記立ち上がり検出回路28のCP端子、上記立ち下がり
検出回路30のCP端子、上記適応クロック固定回路3
2のCP端子、及びORゲート回路O21の第3入力端
子にそれぞれ入力される。
【0050】そして、上記ORゲート回路O21の出力
端子からは、上記第1、2、3入力端子に入力された信
号に従って、適応クロックが検証対象システム2へ出力
されるとともに、上記ANDゲート回路A21の第2入
力端子に入力される。このANDゲート回路A21の出
力端子からは、データ要求2信号がコンピュータ24へ
出力される。
【0051】次に、第3の実施の形態の論理検証装置の
動作について説明する。図9は、上記第3の実施の形態
の論理検証装置の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【0052】この論理検証装置において検証動作が開始
されると、必要に応じて検証対象システム2からコンピ
ュータ24へのデータの読み出し要求である図9(b)
に示すようなデータ要求1信号が、上記検証対象システ
ム2からクロック適応可変装置26の入力部に入力され
る。また、上記クロック適応可変装置26には、外部か
ら図9(a)に示すようなクロックが供給されている。
【0053】上記クロック適応可変装置26は、上記デ
ータ要求1信号のハイレベルへの立ち上がりを検出した
とき、すなわち、データ要求信号の始まりを検出したと
き、図9(d)に示すようなデータ要求2信号をコンピ
ュータ24へ出力するとともに、外部から供給されたク
ロックの出力を停止し、図9(e)に示すようなハイレ
ベルを適応クロックとして検証対象システム2へ出力す
る。
【0054】続いて、コンピュータ24は、上記データ
要求2信号がハイレベルになったことを検出したとき、
上記データ要求2信号により要求されたデータの呼び出
し又は演算を行って有効データの供給準備を終了させ、
この有効データを検証対象システム2へ供給する。
【0055】このとき、コンピュータ24は、図9
(c)に示すように、要求されたデータの呼び出し又は
演算を開始するときにレディ信号を立ち上げ、このデー
タの呼び出し又は演算が終了して有効データの供給準備
が終了し、有効データを検証対象システム2へ供給した
後、レディ信号を立ち下げてローレベルにする。
【0056】上記クロック適応可変装置26は、レディ
信号の立ち下がりを検出すると、すなわち、コンピュー
タ24において上記有効データの供給準備が終了し、有
効データが検証対象システム2へ供給されたことを検出
すると、図9(d)に示すように上記データ要求2信号
をローレベルに立ち下げ次のデータ要求を可能とすると
ともに、図9(e)に示すようにハイレベルに固定した
クロック出力を停止して、外部から入力される周波数の
クロック出力を再開させる。
【0057】その後、クロック適応可変装置26は、再
びデータ要求2信号をハイレベルに立ち上げ、外部から
供給されたクロックの出力を停止し、図9(e)に示す
ようなハイレベルを適応クロックとして検証対象システ
ム2へ出力する。続いて、コンピュータ24は、上記デ
ータ要求2信号がハイレベルになったことを検出したと
き、上記データ要求2信号により要求されたデータの呼
び出し又は演算を行って有効データの供給準備を終了さ
せ、この有効データを検証対象システム2へ供給する。
【0058】このとき、コンピュータ24は、図9
(c)に示すように、要求されたデータの呼び出し又は
演算を開始するときにレディ信号を立ち上げ、このデー
タの呼び出し又は演算が終了して有効データの供給準備
が終了し、有効データを検証対象システム2へ供給した
後、レディ信号を立ち下げてローレベルにする。
【0059】上記クロック適応可変装置26は、レディ
信号の立ち下がりを検出すると、すなわち、コンピュー
タ24において上記有効データの供給準備が終了し、有
効データが検証対象システム2へ供給されたことを検出
すると、図9(d)に示すように上記データ要求2信号
をローレベルに立ち下げて次のデータ要求を可能とする
とともに、図9(e)に示すようにハイレベルに固定し
たクロック出力を停止して、外部から入力される周波数
のクロック出力を再開させる。
【0060】以上の動作の繰り返しにより、検証対象シ
ステム2からコンピュータ24へのデータの要求を連続
したクロックサイクルごとに新たに行うことができ、連
続したクロックサイクルで異なるデータの要求が可能と
なる。
【0061】以上説明したように本第3の実施の形態に
よれば、検証対象システムから周辺システムのコンピュ
ータにデータの要求がなされた場合、クロックを停止さ
せ、上記コンピュータからのデータの読み出しが終了し
た後、コンピュータへのデータの要求を無効にしてクロ
ックを再動作させることにより、コンピュータへのデー
タの要求がクロックサイクルごとに新たに行われること
となり、連続したクロックサイクルで異なるデータの要
求が可能となる。これにより、検証速度を大きく低下さ
せることなく、検証を実施することが可能な論理検証装
置を提供できる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、検証
対象システムのハードウェアに接続される周辺システム
を、コンピュータ上でソフトウェアを動作させることに
より実現した場合にも、検証の速度性能を大きく低下さ
せることがない論理検証装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の論理検証装置の構成を示す
図である。
【図2】第1の実施の形態の論理検証装置内のクロック
可変装置の回路構成を示す図である。
【図3】第1の実施の形態の論理検証装置の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図4】第2の実施の形態の論理検証装置の構成を示す
図である。
【図5】第2の実施の形態の論理検証装置内のクロック
適応可変装置の回路構成を示す図である。
【図6】第2の実施の形態の論理検証装置の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図7】第3の実施の形態の論理検証装置の構成を示す
図である。
【図8】第3の実施の形態の論理検証装置内のクロック
適応可変装置の回路構成を示す図である。
【図9】第3の実施の形態の論理検証装置の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図10】従来例の論理検証装置の構成を示す図であ
る。
【図11】別の従来例の論理検証装置の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
2…検証対象システム 4、14、24…コンピュータ 6…クロック可変装置 8、18、28…立ち上がり検出回路 10…分周用カウンタ 12…ハザード防止回路 16、26…クロック適応可変装置 20、30…立ち下がり検出回路 22、32…適応クロック固定回路 A1、A11、A12、A21…ANDゲート回路 F1、F2、F3、F11、F12、F13…フリップ
・フロップ S1…クロック切り換え回路 O1、O2、O11、O12、O21…ORゲート回路 I1、I11、I12…インバータ N1…NORゲート回路 X1…XORゲート回路 NA11、NA12…NANDゲート回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検証対象である検証対象システムから出
    力される要求信号により、要求された情報をソフトウェ
    アにより処理して出力する情報処理手段と、 上記検証対象システムから出力される上記要求信号に基
    づいて、外部から入力されるクロックの周波数を変更し
    て上記検証対象システムへ供給するクロック可変手段
    と、 を具備したことを特徴とする論理検証装置。
  2. 【請求項2】 検証対象である検証対象システムから出
    力される要求信号により、要求された情報をソフトウェ
    アにより処理して出力する情報処理手段と、 上記検証対象システムから上記情報処理手段への上記要
    求信号を検出する検出手段と、 この検出手段により検出された上記要求信号に基づい
    て、外部から入力されるクロックの周波数を変更して上
    記検証対象システムへ供給するクロック可変手段と、 を具備したことを特徴とする論理検証装置。
  3. 【請求項3】 検証対象である検証対象システムから出
    力される要求信号により、要求された情報をソフトウェ
    アにより処理して出力する情報処理手段と、 上記検証対象システムから出力される上記要求信号が第
    1の電位であるときは、外部から入力されるクロックの
    周波数を低下させ、上記要求信号が第2の電位であると
    きは、上記クロックをそのまま上記検証対象システムへ
    供給するクロック可変手段と、 を具備したことを特徴とする論理検証装置。
  4. 【請求項4】 上記クロック可変手段による上記クロッ
    クの周波数の低下は、4分周によって行われることを特
    徴とする請求項3に記載の論理検証装置。
  5. 【請求項5】 検証対象である検証対象システムから出
    力される要求信号により、要求された情報をソフトウェ
    アにより処理して出力するとともに、上記情報の処理期
    間は処理中であることを知らせる準備信号を出力する情
    報処理手段と、 上記検証対象システムから出力される上記要求信号及び
    上記情報処理手段から出力される上記準備信号に基づい
    て、上記検証対象システムへクロックの供給又は停止を
    行うクロック制御手段と、 を具備したことを特徴とする論理検証装置。
  6. 【請求項6】 上記クロック制御手段は、上記要求信号
    の始まりを検出したときに上記検証対象システムへのク
    ロックの供給を停止し、上記準備信号の終わりを検出し
    たときに上記検証対象システムへのクロックの供給を開
    始することを特徴とする請求項5に記載の論理検証装
    置。
  7. 【請求項7】 上記クロック制御手段は、上記要求信号
    の始まりを検出したときに上記検証対象システムへのク
    ロックの供給を停止し、上記準備信号の終わりを検出し
    たときに上記検証対象システムへのクロックの供給を開
    始するとともに、上記要求信号を終了させることを特徴
    とする請求項5に記載の論理検証装置。
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