JPH10186177A - 光コネクタおよび光コネクタの接続方法および把持用工具 - Google Patents
光コネクタおよび光コネクタの接続方法および把持用工具Info
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- JPH10186177A JPH10186177A JP15716497A JP15716497A JPH10186177A JP H10186177 A JPH10186177 A JP H10186177A JP 15716497 A JP15716497 A JP 15716497A JP 15716497 A JP15716497 A JP 15716497A JP H10186177 A JPH10186177 A JP H10186177A
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- ferrule
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- housing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接続作業が簡単で、部品点数が少なく、実装
密度を上げることができる光コネクタを提供する。 【解決手段】 テープ状光ファイバ心線1の端末部を保
持する第1のフェルール2と、ハウジング3を有するコ
ネクタである。ハウジング3は、テープ状光ファイバ心
線1の長手方向に長い並行アームを有するコの字状の部
材であり、フェルール2の図示左側のテープ状光ファイ
バ心線引き出し側部分および側面部を囲みフェルール2
を収容している。ハウジング3は、テープ状光ファイバ
心線4の端末部を保持するフェルール5を図示右側のコ
の字状の開口側から受け入れ、フェルール5の側面部お
よびテープ状光ファイバ心線引き出し側部分の一部を囲
むことによって、2個のフェルール2,5同士を結合し
ている。
密度を上げることができる光コネクタを提供する。 【解決手段】 テープ状光ファイバ心線1の端末部を保
持する第1のフェルール2と、ハウジング3を有するコ
ネクタである。ハウジング3は、テープ状光ファイバ心
線1の長手方向に長い並行アームを有するコの字状の部
材であり、フェルール2の図示左側のテープ状光ファイ
バ心線引き出し側部分および側面部を囲みフェルール2
を収容している。ハウジング3は、テープ状光ファイバ
心線4の端末部を保持するフェルール5を図示右側のコ
の字状の開口側から受け入れ、フェルール5の側面部お
よびテープ状光ファイバ心線引き出し側部分の一部を囲
むことによって、2個のフェルール2,5同士を結合し
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタおよび
光コネクタの接続方法および光コネクタの把持用工具に
関するものである。
光コネクタの接続方法および光コネクタの把持用工具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】限られた空間でより多くの光ファイバ心
線を着脱可能に接続するためには、光ファイバ心線の高
密度実装を実現する必要がある。一例として、中西功ほ
か3名「B−1046高密度ファイバターミネーション
モジュール(FTM)の設計と特性」、電子通信学会総
合全国大会講演論文集(1995)、p.492などに
記載されている、ファイバターミネーションモジュール
について簡単に説明する。
線を着脱可能に接続するためには、光ファイバ心線の高
密度実装を実現する必要がある。一例として、中西功ほ
か3名「B−1046高密度ファイバターミネーション
モジュール(FTM)の設計と特性」、電子通信学会総
合全国大会講演論文集(1995)、p.492などに
記載されている、ファイバターミネーションモジュール
について簡単に説明する。
【0003】電話局における高密度ファイバターミネー
ションモジュールにおいては、加入者からの光ファイバ
ケーブルを、局内側の伝送装置および光線路保守支援シ
ステム用心線選択装置へ光分岐するための光分岐モジュ
ールが設けられている。光加入者線路網の普及に伴なう
光ファイバ心線数の増大に対処するために、ファイバタ
ーミネーションモジュールの高密度化が要求されてい
る。光分岐モジュール収容部分は、光カプラを収納した
光部品収納箱の構成をとり、架に複数並べ置かれている
が、この光分岐モジュールとの接続に用いる光コネクタ
についても、高密度実装が可能なものが要求されてい
る。
ションモジュールにおいては、加入者からの光ファイバ
ケーブルを、局内側の伝送装置および光線路保守支援シ
ステム用心線選択装置へ光分岐するための光分岐モジュ
ールが設けられている。光加入者線路網の普及に伴なう
光ファイバ心線数の増大に対処するために、ファイバタ
ーミネーションモジュールの高密度化が要求されてい
る。光分岐モジュール収容部分は、光カプラを収納した
光部品収納箱の構成をとり、架に複数並べ置かれている
が、この光分岐モジュールとの接続に用いる光コネクタ
についても、高密度実装が可能なものが要求されてい
る。
【0004】現在実用化されている光コネクタのうち、
多心のものでは、ピン嵌合型の多心フェルールを用いる
ものが一般的である。マンホール内等、一度結合した後
はほとんど着脱することのない用途の場合には、一対の
多心フェルールをクリップ等の簡易的な把持具を用いて
結合する、いわゆるMT(Mecanicaly Tr
ansferrable)コネクタが使用されている。
また、屋内の比較的着脱回数の多い用途では、プッシュ
プル機構を持つハウジングを有し、コネクタアダプタを
介して結合する、いわゆるMPO(Multipass
Push On)コネクタを使用する場合が多い。
多心のものでは、ピン嵌合型の多心フェルールを用いる
ものが一般的である。マンホール内等、一度結合した後
はほとんど着脱することのない用途の場合には、一対の
多心フェルールをクリップ等の簡易的な把持具を用いて
結合する、いわゆるMT(Mecanicaly Tr
ansferrable)コネクタが使用されている。
また、屋内の比較的着脱回数の多い用途では、プッシュ
プル機構を持つハウジングを有し、コネクタアダプタを
介して結合する、いわゆるMPO(Multipass
Push On)コネクタを使用する場合が多い。
【0005】従来のMTコネクタは、一対のフェルール
に多心のテープ状光ファイバ心線の複数本の光ファイバ
の端部を固定し、屈折率整合剤を介して結合するもの
で、端面には、ガイドピンと嵌合する2つのガイドピン
穴が開けられ、その間の部分に複数本の光ファイバの端
面が露出している。2本のガイドピンによって左右のフ
ェルールが位置決めされて突き合わされ、ガイドピン孔
に対し精密に配列固定化された左右の光ファイバ同士が
結合され、テープ状光ファイバ心線が引き出されている
側同士を1個のクリップで固定している。
に多心のテープ状光ファイバ心線の複数本の光ファイバ
の端部を固定し、屈折率整合剤を介して結合するもの
で、端面には、ガイドピンと嵌合する2つのガイドピン
穴が開けられ、その間の部分に複数本の光ファイバの端
面が露出している。2本のガイドピンによって左右のフ
ェルールが位置決めされて突き合わされ、ガイドピン孔
に対し精密に配列固定化された左右の光ファイバ同士が
結合され、テープ状光ファイバ心線が引き出されている
側同士を1個のクリップで固定している。
【0006】このMTコネクタは、構造は簡単である
が、フェルール同士を結合する方向とクリップを取り付
ける方向とが異なるため、フェルール同士の結合とクリ
ップの固定とを個別に行なう必要があり、接続作業に手
間がかかり、専用の工具を製作するにしても構造が複雑
になる。また、筐体に取り付ける取付部を設ける余地が
なく、高密度実装をすることがむずかしい。
が、フェルール同士を結合する方向とクリップを取り付
ける方向とが異なるため、フェルール同士の結合とクリ
ップの固定とを個別に行なう必要があり、接続作業に手
間がかかり、専用の工具を製作するにしても構造が複雑
になる。また、筐体に取り付ける取付部を設ける余地が
なく、高密度実装をすることがむずかしい。
【0007】一方、従来のMPOコネクタは、コネクタ
ハウジング内にフェルールが収容されたもので、テープ
状光ファイバ心線の多心の光ファイバの端面が、フェル
ールの端面に露出する。光ファイバがフェルールに接着
剤で固定された後、フェルールの端面が研磨される。一
対のコネクタプラグを、角筒形状のコネクタアダプタの
左右から差し込んで左右のフェルール同士を2本のガイ
ドピンによって接合する。コネクタアダプタの内部に
は、コネクタ係止機構があり、コネクタハウジングの先
端の挿入ガイドがコネクタアダプタ内に係止するように
なっている。また、コネクタハウジングとフェルールと
の隙間がフローティング空間となっている。
ハウジング内にフェルールが収容されたもので、テープ
状光ファイバ心線の多心の光ファイバの端面が、フェル
ールの端面に露出する。光ファイバがフェルールに接着
剤で固定された後、フェルールの端面が研磨される。一
対のコネクタプラグを、角筒形状のコネクタアダプタの
左右から差し込んで左右のフェルール同士を2本のガイ
ドピンによって接合する。コネクタアダプタの内部に
は、コネクタ係止機構があり、コネクタハウジングの先
端の挿入ガイドがコネクタアダプタ内に係止するように
なっている。また、コネクタハウジングとフェルールと
の隙間がフローティング空間となっている。
【0008】MPOコネクタのフェルール同士は、屈折
率整合剤を使用せずに光学的に接触させるPC(Phy
sical Contact)結合がなされる。フェル
ールの端面を斜め8°に研磨し、さらに、光ファイバと
フェルールの樹脂材料の硬度差を利用して、光ファイバ
をサブミクロンオーダで突き出させている。
率整合剤を使用せずに光学的に接触させるPC(Phy
sical Contact)結合がなされる。フェル
ールの端面を斜め8°に研磨し、さらに、光ファイバと
フェルールの樹脂材料の硬度差を利用して、光ファイバ
をサブミクロンオーダで突き出させている。
【0009】上述したMPOコネクタは、接続作業がワ
ンタッチで行なえ、しかも、コネクタアダプタを筐体に
取り付けることができるので、上述したファイバターミ
ネーションモジュールのような用途に用いることも可能
であるが、形状が大きくなり実装密度を上げることがで
きないだけでなく、部品点数が多くコストが高くつくと
いう問題がある。
ンタッチで行なえ、しかも、コネクタアダプタを筐体に
取り付けることができるので、上述したファイバターミ
ネーションモジュールのような用途に用いることも可能
であるが、形状が大きくなり実装密度を上げることがで
きないだけでなく、部品点数が多くコストが高くつくと
いう問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、接続作業が簡単で、部品点
数が少なく、実装密度を上げることができる光コネクタ
および、光コネクタの接続方法および光コネクタの把持
用工具を提供することを目的とするものである。
情に鑑みてなされたもので、接続作業が簡単で、部品点
数が少なく、実装密度を上げることができる光コネクタ
および、光コネクタの接続方法および光コネクタの把持
用工具を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光コネクタにおいて、第1の光ファイバ心線の端末
部を保持する第1のフェルールと、ハウジング部を有
し、該ハウジング部は、前記第1のフェルールの光ファ
イバ心線引き出し側部分および側面部を囲み前記第1の
フェルールを収容するとともに、第2の光ファイバ心線
の端末部を保持する第2のフェルールを受け入れる開口
部を有し、前記第2のフェルールの側面部および光ファ
イバ心線引き出し側部分の一部を囲むことにより前記第
1,第2のフェルールを結合することを特徴とするもの
である。
は、光コネクタにおいて、第1の光ファイバ心線の端末
部を保持する第1のフェルールと、ハウジング部を有
し、該ハウジング部は、前記第1のフェルールの光ファ
イバ心線引き出し側部分および側面部を囲み前記第1の
フェルールを収容するとともに、第2の光ファイバ心線
の端末部を保持する第2のフェルールを受け入れる開口
部を有し、前記第2のフェルールの側面部および光ファ
イバ心線引き出し側部分の一部を囲むことにより前記第
1,第2のフェルールを結合することを特徴とするもの
である。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光コネクタにおいて、前記ハウジング部は、前記第
1,第2のフェルールに結合力を与えるとともに、前記
第1,第2のフェルールの側面部に保持力を与えること
を特徴とするものである。
の光コネクタにおいて、前記ハウジング部は、前記第
1,第2のフェルールに結合力を与えるとともに、前記
第1,第2のフェルールの側面部に保持力を与えること
を特徴とするものである。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の光コネクタにおいて、ばね部材を有し、該ば
ね部材は、前記ハウジング部と前記第1のフェルールの
光ファイバ心線引き出し側部分との間に設けられ、前記
第1のフェルールを前記開口部側に押圧することを特徴
とするものである。
2に記載の光コネクタにおいて、ばね部材を有し、該ば
ね部材は、前記ハウジング部と前記第1のフェルールの
光ファイバ心線引き出し側部分との間に設けられ、前記
第1のフェルールを前記開口部側に押圧することを特徴
とするものである。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の光コネクタにおいて、前記ハウジング部は、前記第
1,第2のフェルールの側面部を位置決めする位置決め
部と、前記ばね部材の一端を位置決めするばね位置決め
部と、前記第1,第2のフェルールを着脱可能に結合す
る保持部を有することを特徴とするものである。
の光コネクタにおいて、前記ハウジング部は、前記第
1,第2のフェルールの側面部を位置決めする位置決め
部と、前記ばね部材の一端を位置決めするばね位置決め
部と、前記第1,第2のフェルールを着脱可能に結合す
る保持部を有することを特徴とするものである。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、前記ハ
ウジング部は、コの字状の部材であり、厚みが前記第
1,第2のフェルールの厚みと略等しいことを特徴とす
るものである。
4のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、前記ハ
ウジング部は、コの字状の部材であり、厚みが前記第
1,第2のフェルールの厚みと略等しいことを特徴とす
るものである。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、キャッ
プを有し、該キャップは、前記第1,第2のフェルール
の結合後に前記開口部にまたがって取り付けられるもの
であり、前記ハウジング部は、前記キャップを係止する
係止部を有することを特徴とするものである。
5のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、キャッ
プを有し、該キャップは、前記第1,第2のフェルール
の結合後に前記開口部にまたがって取り付けられるもの
であり、前記ハウジング部は、前記キャップを係止する
係止部を有することを特徴とするものである。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、貫通穴
を有するアダプタを有し、前記ハウジング部は、前記第
1のフェルールを収容した状態で前記貫通穴の一方から
前記開口部側を先にして前記貫通穴に挿入されて取り付
けられ、前記第2のフェルールは、前記貫通穴の他方か
ら挿入されることを特徴とするものである。
6のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、貫通穴
を有するアダプタを有し、前記ハウジング部は、前記第
1のフェルールを収容した状態で前記貫通穴の一方から
前記開口部側を先にして前記貫通穴に挿入されて取り付
けられ、前記第2のフェルールは、前記貫通穴の他方か
ら挿入されることを特徴とするものである。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の光コネクタにおいて、前記ハウジング部は、前記アダ
プタに係止されるための係止部を有することを特徴とす
るものである。
の光コネクタにおいて、前記ハウジング部は、前記アダ
プタに係止されるための係止部を有することを特徴とす
るものである。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項7または
8に記載の光コネクタにおいて、前記アダプタは、前記
貫通穴を複数個有し、前記第1のフェルールを収容した
状態の前記ハウジング部が複数個取り付けられることを
特徴とするものである。
8に記載の光コネクタにおいて、前記アダプタは、前記
貫通穴を複数個有し、前記第1のフェルールを収容した
状態の前記ハウジング部が複数個取り付けられることを
特徴とするものである。
【0020】請求項10に記載の発明は、請求項7ない
し9のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、前記
アダプタは、前記第2のフェルールの取り付けまたは取
り外しを行なう工具の挿入を位置決めする位置決め部を
有することを特徴とするものである。
し9のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、前記
アダプタは、前記第2のフェルールの取り付けまたは取
り外しを行なう工具の挿入を位置決めする位置決め部を
有することを特徴とするものである。
【0021】請求項11に記載の発明は、請求項1ない
し10のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、前
記第1のフェルールの結合端面は、直角に研磨されてい
ることを特徴とするものである。
し10のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、前
記第1のフェルールの結合端面は、直角に研磨されてい
ることを特徴とするものである。
【0022】請求項12に記載の発明は、請求項1ない
し10のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、前
記第1のフェルールの結合端面は、斜めに研磨されてい
ることを特徴とするものである。
し10のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて、前
記第1のフェルールの結合端面は、斜めに研磨されてい
ることを特徴とするものである。
【0023】請求項13に記載の発明は、請求項1ない
し12のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて前記
第2のフェルールが、把持部材付きのフェルールである
ことを特徴とするものである。
し12のいずれか1項に記載の光コネクタにおいて前記
第2のフェルールが、把持部材付きのフェルールである
ことを特徴とするものである。
【0024】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の光コネクタにおいて、前記把持部材は、前記第2
のフェルールを把持する把持部と、前記ハウジングの開
口部を拡開する楔部を有することを特徴とするものであ
る。
記載の光コネクタにおいて、前記把持部材は、前記第2
のフェルールを把持する把持部と、前記ハウジングの開
口部を拡開する楔部を有することを特徴とするものであ
る。
【0025】請求項15に記載の発明は、光コネクタの
接続方法において、光ファイバ心線の端末部を保持する
第1のフェルールとハウジング部を有し該ハウジング部
が前記第1のフェルールの光ファイバ心線引き出し側部
分および側面部を囲み前記第1のフェルールを収容し開
口部を有する光コネクタに、前記開口部側から、光ファ
イバ心線の端末部を保持する第2のフェルールを、該第
2のフェルールを把持する工具を用いて挿入し、前記ハ
ウジング部が前記第2のフェルールの側面部および光フ
ァイバ心線引き出し側部分の一部を囲むようにして前記
第1,第2のフェルールを結合させた後に、前記工具を
抜き取ることを特徴とするものである。
接続方法において、光ファイバ心線の端末部を保持する
第1のフェルールとハウジング部を有し該ハウジング部
が前記第1のフェルールの光ファイバ心線引き出し側部
分および側面部を囲み前記第1のフェルールを収容し開
口部を有する光コネクタに、前記開口部側から、光ファ
イバ心線の端末部を保持する第2のフェルールを、該第
2のフェルールを把持する工具を用いて挿入し、前記ハ
ウジング部が前記第2のフェルールの側面部および光フ
ァイバ心線引き出し側部分の一部を囲むようにして前記
第1,第2のフェルールを結合させた後に、前記工具を
抜き取ることを特徴とするものである。
【0026】請求項16に記載の発明は、光コネクタの
離脱方法において、光ファイバ心線の端末部を保持する
第1のフェルールとハウジング部を有し該ハウジング部
が前記第1のフェルールの光ファイバ心線引き出し側部
分および側面部を囲むとともに開口部を有し、光ファイ
バ心線の端末部を保持する第2のフェルールを前記開口
部側から受け入れ、前記第2のフェルールの側面部およ
び光ファイバ心線引き出し側部分の一部を囲み前記第
1,第2のフェルールが結合された状態の光コネクタに
対して、前記開口部側に前記第2のフェルールを把持す
る工具を挿入し、前記第2のフェルールを把持し、前記
第1,第2のフェルールの結合を解放し、工具を抜き取
ることを特徴とするものである。
離脱方法において、光ファイバ心線の端末部を保持する
第1のフェルールとハウジング部を有し該ハウジング部
が前記第1のフェルールの光ファイバ心線引き出し側部
分および側面部を囲むとともに開口部を有し、光ファイ
バ心線の端末部を保持する第2のフェルールを前記開口
部側から受け入れ、前記第2のフェルールの側面部およ
び光ファイバ心線引き出し側部分の一部を囲み前記第
1,第2のフェルールが結合された状態の光コネクタに
対して、前記開口部側に前記第2のフェルールを把持す
る工具を挿入し、前記第2のフェルールを把持し、前記
第1,第2のフェルールの結合を解放し、工具を抜き取
ることを特徴とするものである。
【0027】請求項17に記載の発明は、請求項15に
記載の光コネクタの接続方法または請求項16に記載の
光コネクタの離脱方法に用いる光コネクタの把持用工具
において、前記把持用工具は、前記第2のフェルールを
把持する把持部を有し、該把持部の先端部および先端部
近傍の側面は、前記光コネクタに前記第2のフェルール
を挿入する際の位置決め部となることを特徴とするもの
である。
記載の光コネクタの接続方法または請求項16に記載の
光コネクタの離脱方法に用いる光コネクタの把持用工具
において、前記把持用工具は、前記第2のフェルールを
把持する把持部を有し、該把持部の先端部および先端部
近傍の側面は、前記光コネクタに前記第2のフェルール
を挿入する際の位置決め部となることを特徴とするもの
である。
【0028】請求項18に記載の発明は、請求項15に
記載の光コネクタの接続方法または請求項16に記載の
光コネクタの離脱方法に用いる光コネクタの把持用工具
において、前記把持部の先端部および先端部近傍の外面
は面取りされていることを特徴とするものである。
記載の光コネクタの接続方法または請求項16に記載の
光コネクタの離脱方法に用いる光コネクタの把持用工具
において、前記把持部の先端部および先端部近傍の外面
は面取りされていることを特徴とするものである。
【0029】請求項19に記載の発明は、請求項16に
記載の光コネクタの離脱方法に用いる光コネクタの把持
用工具において、前記把持用工具は、前記第2のフェル
ールを把持する把持部と、前記開口部側の結合を解放す
る楔部を有することを特徴とするものである。
記載の光コネクタの離脱方法に用いる光コネクタの把持
用工具において、前記把持用工具は、前記第2のフェル
ールを把持する把持部と、前記開口部側の結合を解放す
る楔部を有することを特徴とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光コネクタの第
1の実施の形態を説明するための斜視図である。図2
は、この第1の実施の形態を説明するための平面図およ
び正面図である。図2(A)が平面図、図2(B)が正
面図である。図中、1,4はテープ状光ファイバ心線、
2、5はフェルール、2a,5aは鍔部、2b,5bは
ガイドピン穴、3はハウジング、3aは保持部、3b,
3cは係止突起、3dは係止溝、3eは傾斜部、6は圧
縮コイルばね、7はガイドピンである。
1の実施の形態を説明するための斜視図である。図2
は、この第1の実施の形態を説明するための平面図およ
び正面図である。図2(A)が平面図、図2(B)が正
面図である。図中、1,4はテープ状光ファイバ心線、
2、5はフェルール、2a,5aは鍔部、2b,5bは
ガイドピン穴、3はハウジング、3aは保持部、3b,
3cは係止突起、3dは係止溝、3eは傾斜部、6は圧
縮コイルばね、7はガイドピンである。
【0031】この実施の形態は、テープ状光ファイバ心
線1の端末部を保持する第1のフェルール2と、ハウジ
ング3を有するコネクタである。ハウジング3は、テー
プ状光ファイバ心線1の長手方向に長い並行アームを有
するコの字状の部材であり、図示左側のテープ状光ファ
イバ心線引き出し側部分および側面部を囲みフェルール
2を収容している。ハウジング3は、テープ状光ファイ
バ心線4の端末部を保持するフェルール5を図示右側の
コの字状の開口側から受け入れ、フェルール5の側面部
およびテープ状光ファイバ心線4の引き出し側部分の一
部を囲むことによって、2個のフェルール2,5同士を
結合している。
線1の端末部を保持する第1のフェルール2と、ハウジ
ング3を有するコネクタである。ハウジング3は、テー
プ状光ファイバ心線1の長手方向に長い並行アームを有
するコの字状の部材であり、図示左側のテープ状光ファ
イバ心線引き出し側部分および側面部を囲みフェルール
2を収容している。ハウジング3は、テープ状光ファイ
バ心線4の端末部を保持するフェルール5を図示右側の
コの字状の開口側から受け入れ、フェルール5の側面部
およびテープ状光ファイバ心線4の引き出し側部分の一
部を囲むことによって、2個のフェルール2,5同士を
結合している。
【0032】フェルール2,5は、光ファイバを精度よ
く位置決めし保持するために必要である。この実施の形
態のフェルール2,5は、従来のMTコネクタやMPO
コネクタに使用しているピン嵌合型のフェルールと同一
のものであり、厚みの薄い略直方体状であって、鍔部2
a,5aを有する。しかし、必ずしもこのような構造に
限らず、種々のフェルールを用いることができ、単心用
のフェルールを用いることもできる。フェルール2,5
は、両者のガイドピン穴2b,5bに嵌合されたガイド
ピン7によっても相互に結合される。
く位置決めし保持するために必要である。この実施の形
態のフェルール2,5は、従来のMTコネクタやMPO
コネクタに使用しているピン嵌合型のフェルールと同一
のものであり、厚みの薄い略直方体状であって、鍔部2
a,5aを有する。しかし、必ずしもこのような構造に
限らず、種々のフェルールを用いることができ、単心用
のフェルールを用いることもできる。フェルール2,5
は、両者のガイドピン穴2b,5bに嵌合されたガイド
ピン7によっても相互に結合される。
【0033】フェルール2,5の結合端面は、従来のM
Tコネクタのように直角に研磨されたものを用いれば、
低接続損失を実現することができる。また、従来のMP
Oコネクタのように斜めに研磨されたものを用いれば、
屈折率整合剤を使用せずに高反射減衰量を実現すること
ができ、また、屈折率整合剤を使用しないので作業性が
向上する。
Tコネクタのように直角に研磨されたものを用いれば、
低接続損失を実現することができる。また、従来のMP
Oコネクタのように斜めに研磨されたものを用いれば、
屈折率整合剤を使用せずに高反射減衰量を実現すること
ができ、また、屈折率整合剤を使用しないので作業性が
向上する。
【0034】このハウジング3は、フェルール2,5を
保護および結合するために用いる。光ファイバ1,4の
端末が露出したフェルール2,5の端面に結合力を与え
るとともに、フェルール2,5が側方に動かないよう保
持する保持力をフェルール2,5の側面に与える構造に
なっている。厚みを極力薄くするために、フェルール
2,5の鍔部2a,5aのない部分の厚みと同じにして
ある。
保護および結合するために用いる。光ファイバ1,4の
端末が露出したフェルール2,5の端面に結合力を与え
るとともに、フェルール2,5が側方に動かないよう保
持する保持力をフェルール2,5の側面に与える構造に
なっている。厚みを極力薄くするために、フェルール
2,5の鍔部2a,5aのない部分の厚みと同じにして
ある。
【0035】圧縮コイルばね6が、ハウジング3とフェ
ルール2のテープ状光ファイバ心線引き出し側部分との
間に設けられ、フェルール2をハウジング2の開口部側
へ付勢し、ハウジング3内で2個のフェルール2,5同
士が安定して結合する結合力を与えている。ハウジング
3のコの字状の開口側の先端には、テープ状光ファイバ
心線引き出し側部分の角部に接して係合する楔形状の保
持部3aを有し、このコネクタに結合されるフェルール
5のテープ状光ファイバ心線引き出し側部分の面を着脱
可能に係止し、結合力を保持し外力の影響を緩和してい
る。
ルール2のテープ状光ファイバ心線引き出し側部分との
間に設けられ、フェルール2をハウジング2の開口部側
へ付勢し、ハウジング3内で2個のフェルール2,5同
士が安定して結合する結合力を与えている。ハウジング
3のコの字状の開口側の先端には、テープ状光ファイバ
心線引き出し側部分の角部に接して係合する楔形状の保
持部3aを有し、このコネクタに結合されるフェルール
5のテープ状光ファイバ心線引き出し側部分の面を着脱
可能に係止し、結合力を保持し外力の影響を緩和してい
る。
【0036】一方、ハウジング3の平行なアーム部分の
内側は、フェルール2,5の側面部であって、鍔部2
a,5aのない部分を位置決めし、フェルール2,5を
結合する際に高精度に端面を合わせることができるよう
にしている。また、同時に、フェルール2,5の非結合
状態、結合状態のいずれにおいても、長手方向のわずか
な移動を可能にするため、幅のある鍔部2a,5aを避
ける幅を有し、位置決め部分との境界においては内側面
がわずかに傾斜した傾斜部3eを設けている。
内側は、フェルール2,5の側面部であって、鍔部2
a,5aのない部分を位置決めし、フェルール2,5を
結合する際に高精度に端面を合わせることができるよう
にしている。また、同時に、フェルール2,5の非結合
状態、結合状態のいずれにおいても、長手方向のわずか
な移動を可能にするため、幅のある鍔部2a,5aを避
ける幅を有し、位置決め部分との境界においては内側面
がわずかに傾斜した傾斜部3eを設けている。
【0037】ハウジング3には、コの字状の中央部にテ
ープ状光ファイバ心線1を通す細長い穴が開けられると
ともに、その周りに圧縮コイルばね6の左端を位置決め
する円弧状の凹部が設けられ、圧縮コイルばね6が前後
左右に移動しないようにして、結合力が一定となるよう
にしている。なお、図では正確に表わしていないが、圧
縮コイルばね6は、両端部が平坦なリング状面になるよ
うに線材の端部およびその近傍を特別に平坦に加工した
ものを用いている。
ープ状光ファイバ心線1を通す細長い穴が開けられると
ともに、その周りに圧縮コイルばね6の左端を位置決め
する円弧状の凹部が設けられ、圧縮コイルばね6が前後
左右に移動しないようにして、結合力が一定となるよう
にしている。なお、図では正確に表わしていないが、圧
縮コイルばね6は、両端部が平坦なリング状面になるよ
うに線材の端部およびその近傍を特別に平坦に加工した
ものを用いている。
【0038】ハウジング3の平行なアーム部分の外側の
各面には、係止突起3b,3cと係止溝3dが対称的に
形成されている。このうち、係止突起3b,3cは、ハ
ウジング3が図3,図4を参照して後述するアダプタに
嵌合した状態を保持するためのものである。一方、係止
溝3dは、図5を参照して後述するキャップの突起部を
係合させるものである。キャップは、フェルール2,5
の結合後にコの字状の開口側に取り付けられて、フェル
ール5が保持部3aを越えて抜けるおそれをなくすもの
である。
各面には、係止突起3b,3cと係止溝3dが対称的に
形成されている。このうち、係止突起3b,3cは、ハ
ウジング3が図3,図4を参照して後述するアダプタに
嵌合した状態を保持するためのものである。一方、係止
溝3dは、図5を参照して後述するキャップの突起部を
係合させるものである。キャップは、フェルール2,5
の結合後にコの字状の開口側に取り付けられて、フェル
ール5が保持部3aを越えて抜けるおそれをなくすもの
である。
【0039】上述したコネクタは、このままでも少ない
部品点数で高密度実装が可能なコネクタとなるが、筐体
への取り付け部を有していない。そこで、このコネクタ
を光コネクタプラグとして用い、後述するアダプタに挿
入することにより、従来技術の項で説明した光分岐モジ
ュール収容部などに高密度で実装することができる。こ
のままで使用する場合には、ハウジング3の平行なアー
ム部分で囲まれない側面方向の位置決めが問題がになる
場合もある。この場合には、アーム部分の少なくとも一
部分の厚みを厚くしてフェルール2,5の側面を通す溝
を設けることによって側面方向の位置決めをしてもよ
い。
部品点数で高密度実装が可能なコネクタとなるが、筐体
への取り付け部を有していない。そこで、このコネクタ
を光コネクタプラグとして用い、後述するアダプタに挿
入することにより、従来技術の項で説明した光分岐モジ
ュール収容部などに高密度で実装することができる。こ
のままで使用する場合には、ハウジング3の平行なアー
ム部分で囲まれない側面方向の位置決めが問題がになる
場合もある。この場合には、アーム部分の少なくとも一
部分の厚みを厚くしてフェルール2,5の側面を通す溝
を設けることによって側面方向の位置決めをしてもよ
い。
【0040】図3は、本発明の第2の実施の形態におい
て用いられるアダプタを説明する斜視図である。図4
は、この実施の形態において用いられるアダプタを説明
する正面図、平面図、裏面図である。図4(A)は正面
図、図4(B)は平面図、図4(C)は裏面図である。
図中、11はアダプタ、11aは貫通穴、11bは鍔
部、11cは円形凹部、11d,11eは係止溝、11
fは工具位置決め穴である。
て用いられるアダプタを説明する斜視図である。図4
は、この実施の形態において用いられるアダプタを説明
する正面図、平面図、裏面図である。図4(A)は正面
図、図4(B)は平面図、図4(C)は裏面図である。
図中、11はアダプタ、11aは貫通穴、11bは鍔
部、11cは円形凹部、11d,11eは係止溝、11
fは工具位置決め穴である。
【0041】図3に示すように、このアダプタ11は、
貫通穴11aを有し、図1,図2を参照して説明したハ
ウジング3は、フェルール2を収容した状態で貫通穴1
1aの一方、図3の右手前側からコの字状の開口側を先
頭にして貫通穴11aに挿入されて取り付けられる。ア
ダプタ11は、ハウジング3のアーム部の一部を支え、
上述した光コネクタプラグとフェルール5とを位置決め
結合する機能も有している。アダプタの側面には、鍔部
11bが設けられ、筐体に取り付けるための穴を有す
る。
貫通穴11aを有し、図1,図2を参照して説明したハ
ウジング3は、フェルール2を収容した状態で貫通穴1
1aの一方、図3の右手前側からコの字状の開口側を先
頭にして貫通穴11aに挿入されて取り付けられる。ア
ダプタ11は、ハウジング3のアーム部の一部を支え、
上述した光コネクタプラグとフェルール5とを位置決め
結合する機能も有している。アダプタの側面には、鍔部
11bが設けられ、筐体に取り付けるための穴を有す
る。
【0042】図4(A)に示すように、この貫通穴11
aの一方側においては、圧縮コイルばね6を収容するた
めの円形凹部11cが貫通穴11aを囲むように所定の
深さまで形成されている。図4(B)に示すように、ア
ダプタ11の側面、図3では上面および下面となる面
に、図1,図2に示したハウジング3の係止突起3b,
3cを係止するための係止溝11d,11eを有し、こ
の係合によってハウジング3がアダプタ11の貫通穴1
1a内に取り付けられる。係止溝11eの幅は、深さ方
向に所定幅を維持した後、係止突起3cと係合する溝底
の手前で傾斜して、係止突起3cの幅に合うように短か
くされている。高密度実装を可能とするため、貫通穴1
1aが複数個設けられ、それぞれにハウジング3等から
なる光コネクタプラグを係止する。この例では、貫通穴
11aが並行して4個設けられ、それぞれにフェルール
2を収容した状態のハウジング3が係合されて取り付け
られる。
aの一方側においては、圧縮コイルばね6を収容するた
めの円形凹部11cが貫通穴11aを囲むように所定の
深さまで形成されている。図4(B)に示すように、ア
ダプタ11の側面、図3では上面および下面となる面
に、図1,図2に示したハウジング3の係止突起3b,
3cを係止するための係止溝11d,11eを有し、こ
の係合によってハウジング3がアダプタ11の貫通穴1
1a内に取り付けられる。係止溝11eの幅は、深さ方
向に所定幅を維持した後、係止突起3cと係合する溝底
の手前で傾斜して、係止突起3cの幅に合うように短か
くされている。高密度実装を可能とするため、貫通穴1
1aが複数個設けられ、それぞれにハウジング3等から
なる光コネクタプラグを係止する。この例では、貫通穴
11aが並行して4個設けられ、それぞれにフェルール
2を収容した状態のハウジング3が係合されて取り付け
られる。
【0043】また、図4(B),図4(C)に示すよう
に、貫通穴11aの他方の側においては、フェルール5
の着脱を行なうための図7,図8を参照して後述する工
具を案内して位置決めする矩形状の工具位置決め穴11
fが4個、貫通穴11aに隣接して所定の深さまで形成
されている。この貫通穴11aの他方の側から、図1,
図2に示したフェルール5が挿入される。
に、貫通穴11aの他方の側においては、フェルール5
の着脱を行なうための図7,図8を参照して後述する工
具を案内して位置決めする矩形状の工具位置決め穴11
fが4個、貫通穴11aに隣接して所定の深さまで形成
されている。この貫通穴11aの他方の側から、図1,
図2に示したフェルール5が挿入される。
【0044】図5は、本発明の第2の実施の形態におい
て用いられるキャップの平面図および右側面図である。
図中、21はキャップ、21aは突起部、21bは切り
欠き部である。キャップ21は、平板状の底面に垂直に
立設された2本のアームを有し、このアームの先端に突
起部21aが設けられ、また、底板は切り欠き部21b
を有するコの字状をしている。図1に示したフェルール
2,5の結合後、このキャップ21を図4(C)に示し
たアダプタ11の貫通穴11aに挿入し、突起部21a
を図1,図2に示した係止溝3dに係合させて、外力の
影響を遮断し、フェルール5が抜けることがないように
する。
て用いられるキャップの平面図および右側面図である。
図中、21はキャップ、21aは突起部、21bは切り
欠き部である。キャップ21は、平板状の底面に垂直に
立設された2本のアームを有し、このアームの先端に突
起部21aが設けられ、また、底板は切り欠き部21b
を有するコの字状をしている。図1に示したフェルール
2,5の結合後、このキャップ21を図4(C)に示し
たアダプタ11の貫通穴11aに挿入し、突起部21a
を図1,図2に示した係止溝3dに係合させて、外力の
影響を遮断し、フェルール5が抜けることがないように
する。
【0045】図6は、本発明の光コネクタの第2の実施
の形態を説明するための斜視図である。図中、図1ない
し図5と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。テープ状光ファイバ心線1の端末部を保持するフェ
ルール2と圧縮コイルばね6とハウジング3とを有する
左側の光コネクタプラグは、アダプタ11の貫通穴11
aに左側から挿入され、ハウジング3の係止突起3b,
3cがアダプタ11の係止溝11d,11eに係合して
取り付けられ、原則として着脱しないのでアダプタ11
と一体化させておく。図示を省略するが、上述した光コ
ネクタプラグは、全ての貫通穴11aに取り付けてお
く。
の形態を説明するための斜視図である。図中、図1ない
し図5と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。テープ状光ファイバ心線1の端末部を保持するフェ
ルール2と圧縮コイルばね6とハウジング3とを有する
左側の光コネクタプラグは、アダプタ11の貫通穴11
aに左側から挿入され、ハウジング3の係止突起3b,
3cがアダプタ11の係止溝11d,11eに係合して
取り付けられ、原則として着脱しないのでアダプタ11
と一体化させておく。図示を省略するが、上述した光コ
ネクタプラグは、全ての貫通穴11aに取り付けてお
く。
【0046】アダプタ11の貫通穴11aの右側には、
光ファイバ心線4の端末部を保持するフェルール5を、
図7,図8を参照して後述する把持用工具などを用いて
挿入する。把持用工具はフェルール5を把持し、アダプ
タ11の工具位置決め穴11fに案内されて、フェルー
ル2のガイドピン7をフェルール5のガイドピン穴5b
に嵌合させてフェルール2,5を結合させ、フェルール
5のテープ状光ファイバ心線4の引き出し側部分の両端
をハウジング3の保持部3aに係止させる。
光ファイバ心線4の端末部を保持するフェルール5を、
図7,図8を参照して後述する把持用工具などを用いて
挿入する。把持用工具はフェルール5を把持し、アダプ
タ11の工具位置決め穴11fに案内されて、フェルー
ル2のガイドピン7をフェルール5のガイドピン穴5b
に嵌合させてフェルール2,5を結合させ、フェルール
5のテープ状光ファイバ心線4の引き出し側部分の両端
をハウジング3の保持部3aに係止させる。
【0047】その後、工具を抜き取り、最後にキャップ
21の切り欠き部21aをハウジング3の係止溝3dに
取り付ける。ファイバターミネーションモジュールの光
分岐モジュール収容部分のコネクタとして用いる場合、
フェルール5側は、必ずしも全ての貫通穴11aに最初
から挿入しておくのではなく、光加入者線の需要に応じ
て挿入して所望のテープ状光ファイバ心線同士のコネク
タ結合を行なう。
21の切り欠き部21aをハウジング3の係止溝3dに
取り付ける。ファイバターミネーションモジュールの光
分岐モジュール収容部分のコネクタとして用いる場合、
フェルール5側は、必ずしも全ての貫通穴11aに最初
から挿入しておくのではなく、光加入者線の需要に応じ
て挿入して所望のテープ状光ファイバ心線同士のコネク
タ結合を行なう。
【0048】フェルール2,5の結合を開放するときに
は、キャップ21を取り外し、把持用工具を用いてコネ
クタの離脱を行なう。アダプタ11の貫通穴11aの右
側から、アダプタ11の工具位置決め穴11fに案内さ
れて把持用工具を挿入し、フェルール5を把持し、ハウ
ジング3の保持部3aの係止を解除して、ハウジング3
とフェルール5との間の結合を開放し、引き続き、フェ
ルール2,5の結合を開放し工具を抜き取る。
は、キャップ21を取り外し、把持用工具を用いてコネ
クタの離脱を行なう。アダプタ11の貫通穴11aの右
側から、アダプタ11の工具位置決め穴11fに案内さ
れて把持用工具を挿入し、フェルール5を把持し、ハウ
ジング3の保持部3aの係止を解除して、ハウジング3
とフェルール5との間の結合を開放し、引き続き、フェ
ルール2,5の結合を開放し工具を抜き取る。
【0049】図7は、本発明の光コネクタの把持用工具
の実施の一形態を説明する第1の説明図である。図7
(A)は平面図、図7(B)は正面図である。図8は、
本発明の光コネクタの把持用工具の実施の一形態を説明
する第2の説明図である。図中、31は中心支持体、3
1aは先端部、31bは軸受け、31cはガイド溝、3
2は把持部、32aは爪部、33,38は圧縮コイルば
ね、34,37はストッパ、35はスライド部、35a
は楔部、36はレバー、36aはスライド穴、38は引
っ張りコイルばね、39は取っ手である。スライド部3
5の外表面にはハッチングを施して図示している。
の実施の一形態を説明する第1の説明図である。図7
(A)は平面図、図7(B)は正面図である。図8は、
本発明の光コネクタの把持用工具の実施の一形態を説明
する第2の説明図である。図中、31は中心支持体、3
1aは先端部、31bは軸受け、31cはガイド溝、3
2は把持部、32aは爪部、33,38は圧縮コイルば
ね、34,37はストッパ、35はスライド部、35a
は楔部、36はレバー、36aはスライド穴、38は引
っ張りコイルばね、39は取っ手である。スライド部3
5の外表面にはハッチングを施して図示している。
【0050】この実施の形態は、図6等に示したフェル
ール5を把持する爪部32aを先端に有する把持部3
2、図6等に示したフェルール5とハウジング3の保持
部3aとの間の係合を解除して、ハウジング3とフェル
ール5との間の結合力を開放する楔部35aを先端に有
するスライド部35、把持部32およびスライド部35
を支持する中心支持体31等を有するものである。従来
のMPOコネクタのように、既存のコネクタには着脱機
能を有したものが多いが、この機能を工具側に持たせる
ことによりコネクタの部品点数が少なくなり高密度実装
が可能となる。
ール5を把持する爪部32aを先端に有する把持部3
2、図6等に示したフェルール5とハウジング3の保持
部3aとの間の係合を解除して、ハウジング3とフェル
ール5との間の結合力を開放する楔部35aを先端に有
するスライド部35、把持部32およびスライド部35
を支持する中心支持体31等を有するものである。従来
のMPOコネクタのように、既存のコネクタには着脱機
能を有したものが多いが、この機能を工具側に持たせる
ことによりコネクタの部品点数が少なくなり高密度実装
が可能となる。
【0051】把持部32により、フェルール5の挿入位
置の変動を小さくしている。把持部32の先端部および
その近傍の側面は、フェルール5を挿入する際の位置決
め部を兼ねる外形状とし、図4(C)に示したアダプタ
11の工具位置決め穴11fに案内されてアダプタ11
内に挿入され、フェルール5を高精度にアダプタ11内
に挿入することができる。把持部32の先端部およびそ
の近傍が位置決め部となることにより位置決め部単体の
部品を製作する必要がなく、部品の簡略化につながる。
置の変動を小さくしている。把持部32の先端部および
その近傍の側面は、フェルール5を挿入する際の位置決
め部を兼ねる外形状とし、図4(C)に示したアダプタ
11の工具位置決め穴11fに案内されてアダプタ11
内に挿入され、フェルール5を高精度にアダプタ11内
に挿入することができる。把持部32の先端部およびそ
の近傍が位置決め部となることにより位置決め部単体の
部品を製作する必要がなく、部品の簡略化につながる。
【0052】また、把持部32の先端部およびその近傍
の外面は面取りされ、図6等に示したアダプタ11に把
持用工具を挿入する際に、角当たり等がないうようにし
て、挿入をスムーズに行なうようにしている。
の外面は面取りされ、図6等に示したアダプタ11に把
持用工具を挿入する際に、角当たり等がないうようにし
て、挿入をスムーズに行なうようにしている。
【0053】図7(A)において、中心支持体31は、
全体的には四角柱状の部材の中央部の上下左右に鍔部を
有する形状である。この鍔部の右寄りに軸受け31bを
有し、ここに2つの把持部32が軸支され、右側に取り
付けられた圧縮コイルばね33により付勢されるととも
にストッパ34を備えている。2つの把持部32を指で
押圧することにより把持部32の先端の爪部32aの間
隔が開くようになっている。図7(B)に示すように、
1つの把持部32には2つの爪部32aを有するので、
図6等に示されたフェルール5を合計4つの爪で把持す
るようになっている。
全体的には四角柱状の部材の中央部の上下左右に鍔部を
有する形状である。この鍔部の右寄りに軸受け31bを
有し、ここに2つの把持部32が軸支され、右側に取り
付けられた圧縮コイルばね33により付勢されるととも
にストッパ34を備えている。2つの把持部32を指で
押圧することにより把持部32の先端の爪部32aの間
隔が開くようになっている。図7(B)に示すように、
1つの把持部32には2つの爪部32aを有するので、
図6等に示されたフェルール5を合計4つの爪で把持す
るようになっている。
【0054】図7(B)に示すように、中心支持体31
の左側にスライド部35がスライド可能にはめ込まれ、
その先端に2つの楔部35aを有するとともに、2本の
ねじによりレバー36に結合されている。このレバー3
6は、スライド穴36aを有し、引っ張りコイルばね3
8により図示右方向に付勢され、図示右側の突起部分を
指で押すことにより、中心支持体31上を左方向にスト
ッパ37のねじがスライド穴36aの右端に当接するま
でスライドさせることができる。中心支持体31は取っ
手39と植え込みボルトにより結合されている。このよ
うに、この把持工具は、片手で全ての操作を行なうこと
ができるようになっている。
の左側にスライド部35がスライド可能にはめ込まれ、
その先端に2つの楔部35aを有するとともに、2本の
ねじによりレバー36に結合されている。このレバー3
6は、スライド穴36aを有し、引っ張りコイルばね3
8により図示右方向に付勢され、図示右側の突起部分を
指で押すことにより、中心支持体31上を左方向にスト
ッパ37のねじがスライド穴36aの右端に当接するま
でスライドさせることができる。中心支持体31は取っ
手39と植え込みボルトにより結合されている。このよ
うに、この把持工具は、片手で全ての操作を行なうこと
ができるようになっている。
【0055】図8は、図7(B)の正面図に対して、把
持用工具を裏返して見たものである。図7(A)におい
ても破線で示したが、中心支持体31の先端部31aか
ら右方向にガイド溝31cが設けられている。このガイ
ド溝31cは、図6等に示したフェルール5のテープ状
光ファイバ心線引き出し側部分の付け根の突き出し部分
を受けるとともに、テープ状光ファイバ心線4を所定の
曲率半径よりも小さく曲げられることのないようにして
導くものである。そのため、ガイド溝31cの右端の角
部分は、丸く加工されている。
持用工具を裏返して見たものである。図7(A)におい
ても破線で示したが、中心支持体31の先端部31aか
ら右方向にガイド溝31cが設けられている。このガイ
ド溝31cは、図6等に示したフェルール5のテープ状
光ファイバ心線引き出し側部分の付け根の突き出し部分
を受けるとともに、テープ状光ファイバ心線4を所定の
曲率半径よりも小さく曲げられることのないようにして
導くものである。そのため、ガイド溝31cの右端の角
部分は、丸く加工されている。
【0056】図9は、把持用工具を使用したコネクタの
接続作業工程を説明するための模式的説明図である。図
9(A)ないし図9(E)は、各工程における状態を順
に示すものである。図中、図1ないし図4,図7と同様
な部分には同じ符号を付して説明を省略する。フェルー
ル2,5はハッチングを施して図示している。アダプタ
11の貫通穴11aの図示上側には、既にフェルール
2、圧縮ばね6を収容したハウジング3が挿入されて取
り付けられている。
接続作業工程を説明するための模式的説明図である。図
9(A)ないし図9(E)は、各工程における状態を順
に示すものである。図中、図1ないし図4,図7と同様
な部分には同じ符号を付して説明を省略する。フェルー
ル2,5はハッチングを施して図示している。アダプタ
11の貫通穴11aの図示上側には、既にフェルール
2、圧縮ばね6を収容したハウジング3が挿入されて取
り付けられている。
【0057】図9(A)に示すように、フェルール5を
アダプタ1に取り付ける際、フェルール5の鍔部5aを
把持部32の爪部32aと中心支持体31の先端部31
aで把持する。図9(B)に示すように、アダプタ11
の工具位置決め穴11fに沿って把持部32の先端部を
アダプタ11内に挿入し、フェルール5をハウジング3
の開口部に挿入する。図9(C)に示すように、圧縮コ
イルばね6を押し上げながら、図示を省略したガイドピ
ン7によりフェルール2,5を結合させるとともに、フ
ェルール5をハウジング3の保持部3a(図6等参照)
に係止させる。図9(D)に示すように、爪部32aを
開き、フェルール5を把持部32の先端から外す。図9
(E)に示すように、把持部32の先端をアダプタ11
から抜き取る。
アダプタ1に取り付ける際、フェルール5の鍔部5aを
把持部32の爪部32aと中心支持体31の先端部31
aで把持する。図9(B)に示すように、アダプタ11
の工具位置決め穴11fに沿って把持部32の先端部を
アダプタ11内に挿入し、フェルール5をハウジング3
の開口部に挿入する。図9(C)に示すように、圧縮コ
イルばね6を押し上げながら、図示を省略したガイドピ
ン7によりフェルール2,5を結合させるとともに、フ
ェルール5をハウジング3の保持部3a(図6等参照)
に係止させる。図9(D)に示すように、爪部32aを
開き、フェルール5を把持部32の先端から外す。図9
(E)に示すように、把持部32の先端をアダプタ11
から抜き取る。
【0058】図10,図11,図12は、把持用工具を
使用したコネクタの離脱作業工程を説明するための模式
的説明図である。各図は、各工程における状態を順に示
すものであり、図10(B),図11(B),図12
(B)は、側面から見た模式的説明図である。図中、図
1ないし図4,図7と同様な部分には同じ符号を付して
説明を省略する。フェルール2,5はハッチングを施し
て図示している。
使用したコネクタの離脱作業工程を説明するための模式
的説明図である。各図は、各工程における状態を順に示
すものであり、図10(B),図11(B),図12
(B)は、側面から見た模式的説明図である。図中、図
1ないし図4,図7と同様な部分には同じ符号を付して
説明を省略する。フェルール2,5はハッチングを施し
て図示している。
【0059】図10に示すように、フェルール5をアダ
プタ11から取り外す際、アダプタ11の工具位置決め
穴11fに案内されて、アダプタ11内に把持部32の
先端を挿入する。爪部32aはあらかじめ開いておく
が、開いていない場合にも、フェルール5のテープ状光
ファイバ心線引き出し側の部分に当接すれば自然に開
く。爪部32aを閉じてフェルール5の鍔部5aを把持
する。
プタ11から取り外す際、アダプタ11の工具位置決め
穴11fに案内されて、アダプタ11内に把持部32の
先端を挿入する。爪部32aはあらかじめ開いておく
が、開いていない場合にも、フェルール5のテープ状光
ファイバ心線引き出し側の部分に当接すれば自然に開
く。爪部32aを閉じてフェルール5の鍔部5aを把持
する。
【0060】図11に示すように、フェルール5を把持
した状態で、楔部35aを先端部31aに沿ってスライ
ドさせる。図11(B)に示すように、ハウジング3の
保持部3aの内側に楔部35aを食い込ませ、ハウジン
グ3の開口部を押し開き、保持部3aの係止を解除し、
ハウジング3とフェルール5との結合を開放する。図1
2に示すように、把持部32の先端を引き戻すことによ
り、フェルール2,5の結合を開放し、把持部32の先
端をアダプタ11の貫通穴11aから抜き取る。
した状態で、楔部35aを先端部31aに沿ってスライ
ドさせる。図11(B)に示すように、ハウジング3の
保持部3aの内側に楔部35aを食い込ませ、ハウジン
グ3の開口部を押し開き、保持部3aの係止を解除し、
ハウジング3とフェルール5との結合を開放する。図1
2に示すように、把持部32の先端を引き戻すことによ
り、フェルール2,5の結合を開放し、把持部32の先
端をアダプタ11の貫通穴11aから抜き取る。
【0061】上述した説明では、専用の把持用工具を用
いてコネクタ結合の着脱を行なったが、コネクタ結合の
接続については、レバー36、スライド部35、楔部3
5aを備えず、把持部32だけを有する工具で行なうこ
ともできる。手動工具を例示したが、駆動装置、制御装
置を搭載して自動的に着脱を行なうようにすることも可
能である。アダプタ11の4つの貫通穴11aそれぞれ
に対するフェルール5の着脱を同時にかつ独立して自動
的に行なうようにすることも可能である。専用の把持用
工具が望ましいが、フェルール5の着脱は一般的な工具
を用いても可能である。
いてコネクタ結合の着脱を行なったが、コネクタ結合の
接続については、レバー36、スライド部35、楔部3
5aを備えず、把持部32だけを有する工具で行なうこ
ともできる。手動工具を例示したが、駆動装置、制御装
置を搭載して自動的に着脱を行なうようにすることも可
能である。アダプタ11の4つの貫通穴11aそれぞれ
に対するフェルール5の着脱を同時にかつ独立して自動
的に行なうようにすることも可能である。専用の把持用
工具が望ましいが、フェルール5の着脱は一般的な工具
を用いても可能である。
【0062】上述した説明では、鍔部5aの出っ張りを
爪部32aで把持したが、フェルール5に把持用の凸部
または凹部を設け、これを爪部32aで把持するように
してもよい。この場合、フェルール5の鍔部5aは特に
必要がない。また、把持用の凸部または凹部が特になく
ても、把持力を大きくすればフェルール5の把持が可能
である。
爪部32aで把持したが、フェルール5に把持用の凸部
または凹部を設け、これを爪部32aで把持するように
してもよい。この場合、フェルール5の鍔部5aは特に
必要がない。また、把持用の凸部または凹部が特になく
ても、把持力を大きくすればフェルール5の把持が可能
である。
【0063】図13ないし図21は、着脱のための工具
を必要としないフェルールの実施の形態の説明図であ
る。図中、図1,図2と同様の部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。41は把持部材、41aは把持部、
41bは楔部、41cは傾斜部、41dは係止部、41
eは連結部、41fは押圧部、42は支持部材、43は
つまみ部材である。
を必要としないフェルールの実施の形態の説明図であ
る。図中、図1,図2と同様の部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。41は把持部材、41aは把持部、
41bは楔部、41cは傾斜部、41dは係止部、41
eは連結部、41fは押圧部、42は支持部材、43は
つまみ部材である。
【0064】図13は、フェルールと把持部材の構造を
説明するための図で、図13(A)は平面図、図13
(B)は側面図であるが、把持部材は断面を図示してい
る。フェルール5は図1,図2で説明したフェルール同
じ機能を果たすもので、ハウジングに取り付けられてい
るフェルールに結合されるフェルールである。フェルー
ル5の後部には、支持部材42が取り付けられ、その先
端側につまみ部材43が固定されている。テープ状光フ
ァイバ心線4は、つまみ部材43,支持部材42を貫通
してフェルール5に取り付けられている。フェルール5
とつまみ部材43との間に把持部材41が設けられてい
る。
説明するための図で、図13(A)は平面図、図13
(B)は側面図であるが、把持部材は断面を図示してい
る。フェルール5は図1,図2で説明したフェルール同
じ機能を果たすもので、ハウジングに取り付けられてい
るフェルールに結合されるフェルールである。フェルー
ル5の後部には、支持部材42が取り付けられ、その先
端側につまみ部材43が固定されている。テープ状光フ
ァイバ心線4は、つまみ部材43,支持部材42を貫通
してフェルール5に取り付けられている。フェルール5
とつまみ部材43との間に把持部材41が設けられてい
る。
【0065】把持部材41の先端に把持部41aが形成
され、後端側は押圧部41fとなっている。把持部材4
1の概略の構造は把持部41aから押圧部41fにかけ
ては、2枚の板状体が連結部41eで連結された基本構
造であり、連結部41eの両側側部に楔部41bが設け
られている。また、少なくとも連結部41eの近傍は弾
性体で形成され、押圧部41fを上下面から押圧する
と、把持部41aの上下の間隔が開くように構成されて
いる。支持部材42は、連結部41eを貫通しており、
把持部材41は、支持部材42上を前後に移動可能であ
る。把持部41aは、段部として形成され、連結部41
eのばね力によって、フェルール5を挟み込むようにし
て把持している。把持部41aの後方には、傾斜部41
cが形成され、その後側に係止部41dが段部として形
成されている。このようにして、フェルール5に把持部
材41が常時取り付けられている。したがって、図13
は、結合前のフェルールの状態を示している。
され、後端側は押圧部41fとなっている。把持部材4
1の概略の構造は把持部41aから押圧部41fにかけ
ては、2枚の板状体が連結部41eで連結された基本構
造であり、連結部41eの両側側部に楔部41bが設け
られている。また、少なくとも連結部41eの近傍は弾
性体で形成され、押圧部41fを上下面から押圧する
と、把持部41aの上下の間隔が開くように構成されて
いる。支持部材42は、連結部41eを貫通しており、
把持部材41は、支持部材42上を前後に移動可能であ
る。把持部41aは、段部として形成され、連結部41
eのばね力によって、フェルール5を挟み込むようにし
て把持している。把持部41aの後方には、傾斜部41
cが形成され、その後側に係止部41dが段部として形
成されている。このようにして、フェルール5に把持部
材41が常時取り付けられている。したがって、図13
は、結合前のフェルールの状態を示している。
【0066】図14は、結合工程を説明するための平面
図である。なお、ハウジング3は概略を図示した。つま
み部材43を指で摘んで、ハウジング3の開口部に向け
て押し込むと、図14(A)に示すように、フェルール
5の先端がハウジング3の開口部に衝合する。
図である。なお、ハウジング3は概略を図示した。つま
み部材43を指で摘んで、ハウジング3の開口部に向け
て押し込むと、図14(A)に示すように、フェルール
5の先端がハウジング3の開口部に衝合する。
【0067】さらに、つまみ部材43を押し込むながら
前進させると、図14(B)に示すように、フェルール
5が結合位置まで押し込まれ、フェルール5の鍔部5a
は、ハウジング3の保持部3aで保持される。結合状態
においては、把持部材3は取り付けたままでよい。把持
部材3を支持部材42に対して着脱できる構造として、
結合後は、必要に応じて、把持部材42を取り外すよう
にしてもよい。
前進させると、図14(B)に示すように、フェルール
5が結合位置まで押し込まれ、フェルール5の鍔部5a
は、ハウジング3の保持部3aで保持される。結合状態
においては、把持部材3は取り付けたままでよい。把持
部材3を支持部材42に対して着脱できる構造として、
結合後は、必要に応じて、把持部材42を取り外すよう
にしてもよい。
【0068】図15は、結合されたフェルールを離脱さ
せる工程の最初の図である。図15(A)は平面図、図
15(B)は側面図であるが、把持部材は断面を図示し
ている。押圧部41fを押し気味にしながら把持部材4
1を支持部材42の沿って前進させる。把持部材42の
先端は、傾斜部41cが鍔部5aに係合しながら拡げら
れる。把持部材42が前進して、楔部41bがハウジン
グ3の開口部に係合する。
せる工程の最初の図である。図15(A)は平面図、図
15(B)は側面図であるが、把持部材は断面を図示し
ている。押圧部41fを押し気味にしながら把持部材4
1を支持部材42の沿って前進させる。把持部材42の
先端は、傾斜部41cが鍔部5aに係合しながら拡げら
れる。把持部材42が前進して、楔部41bがハウジン
グ3の開口部に係合する。
【0069】図16は、ハウジングの開口部を拡げた図
である。図16(A)は平面図、図16(B)は側面図
であるが、把持部材は断面を図示している。把持部材4
1の前進によりハウジング3の開口部は拡げられ、フェ
ルール5の鍔部5aが把持部材41の係止部41cに位
置する。
である。図16(A)は平面図、図16(B)は側面図
であるが、把持部材は断面を図示している。把持部材4
1の前進によりハウジング3の開口部は拡げられ、フェ
ルール5の鍔部5aが把持部材41の係止部41cに位
置する。
【0070】図17は、離脱時の図である。図17
(A)は平面図、図17(B)は側面図であるが、把持
部材は断面を図示している。図16の状態で、把持部材
41とつまみ部材43とを一緒に引き抜いてもよいが、
引き抜く工程で、鍔部5aが保持部3aに再び保持され
てしまうことがある。図17は、図16の状態で、把持
部材41をハウジング3に向けて押し付けたまま、つま
み部材43を引いた状態である。鍔部5aを確実に保持
部3aから外れた位置に移動できる。この状態で、つま
み部材43をさらに引けば、フェルール5をフェルール
2から離脱させることができる。
(A)は平面図、図17(B)は側面図であるが、把持
部材は断面を図示している。図16の状態で、把持部材
41とつまみ部材43とを一緒に引き抜いてもよいが、
引き抜く工程で、鍔部5aが保持部3aに再び保持され
てしまうことがある。図17は、図16の状態で、把持
部材41をハウジング3に向けて押し付けたまま、つま
み部材43を引いた状態である。鍔部5aを確実に保持
部3aから外れた位置に移動できる。この状態で、つま
み部材43をさらに引けば、フェルール5をフェルール
2から離脱させることができる。
【0071】離脱させたフェルールを図13の状態に戻
す必要がある場合は、図18(A)に示すように、押圧
部41fを押圧する。この状態で、つまみ部43を前方
に向けて押せば、図18(B)に示すように、フェルー
ル5を把持部41aの位置に移動させることができる。
す必要がある場合は、図18(A)に示すように、押圧
部41fを押圧する。この状態で、つまみ部43を前方
に向けて押せば、図18(B)に示すように、フェルー
ル5を把持部41aの位置に移動させることができる。
【0072】このように、この実施の形態では、フェル
ールに、これを着脱できる把持部材を付属させたことに
よって、着脱のための工具は必要でない。
ールに、これを着脱できる把持部材を付属させたことに
よって、着脱のための工具は必要でない。
【0073】光コネクタが用いられる光ケーブル接続モ
ジュールについて説明する。光ケーブル接続モジュール
は、加入者側光ケーブルから延びる加入者側光ファイバ
と、局側光ケーブルから延びる局側光ファイバとをファ
ンアウト(Fun Out、以下、FOという。)コー
ドを介して接続し、加入者側光ファイバとの接続部を保
持するモジュールであり、電話局内の加入者ファイバ成
端架(以下、FTM(Fiber Terminati
on Module)架という。)に収納されている。
そして、この光ケーブル接続モジュールは光ファイバの
最小曲げ半径を保証するためのガイド機能と、コードに
かかる張力がコネクタ接続部にかからないようにする光
ファイバコードの引留部を光ケーブル接続モジュールに
保持する機能を持っている。
ジュールについて説明する。光ケーブル接続モジュール
は、加入者側光ケーブルから延びる加入者側光ファイバ
と、局側光ケーブルから延びる局側光ファイバとをファ
ンアウト(Fun Out、以下、FOという。)コー
ドを介して接続し、加入者側光ファイバとの接続部を保
持するモジュールであり、電話局内の加入者ファイバ成
端架(以下、FTM(Fiber Terminati
on Module)架という。)に収納されている。
そして、この光ケーブル接続モジュールは光ファイバの
最小曲げ半径を保証するためのガイド機能と、コードに
かかる張力がコネクタ接続部にかからないようにする光
ファイバコードの引留部を光ケーブル接続モジュールに
保持する機能を持っている。
【0074】図19は、本発明の光コネクタを用いるの
に好適な光ケーブル接続モジュールの一例の説明図であ
る。図中、50は光ケーブル接続モジュール、51は収
納トレイ、52がFOケーブル、52aはFO部、53
は局側光ケーブル、54は加入者側光ケーブル、55,
56は光コネクタ、57は光コネクタ接続部、58は引
留部である。
に好適な光ケーブル接続モジュールの一例の説明図であ
る。図中、50は光ケーブル接続モジュール、51は収
納トレイ、52がFOケーブル、52aはFO部、53
は局側光ケーブル、54は加入者側光ケーブル、55,
56は光コネクタ、57は光コネクタ接続部、58は引
留部である。
【0075】光ケーブル接続モジュール50は、2つに
区画され、引き出し可能に図示しない支持架に引き出し
可能に支持されている。前方の区画には、収納トレイ5
1が、引き出し可能に収納され、一方の側面は開放さ
れ、他方の側面は、板状部材で覆われている。丁度、薄
い箱を横に立てたような形状である。後方の区画の後部
には、光コネクタ接続部57が取り付けられている。収
納トレイ51も、薄い箱を横に立てたような形状であ
り、その前方の上部から局側光ケーブル53を引き込ん
でいる。収納トレイ51から、光ケーブル接続モジュー
ル50の後方の区画にかけて、FOケーブル52が収納
されている。FOケーブル52の一端には、光コネクタ
56が取り付けられ、局側光ケーブル53の先端に取り
付けられた光コネクタ56と結合されている。FOケー
ブル52の光ファイバ心線は、FO部52aから複数に
分割され、その先端は光コネクタ接続部57のそれぞれ
の光コネクタに取り付けられている。FOケーブル52
は、例えば、局側光ケーブル53に接続される側は8心
であり、FO部52aで2心ずつに分割されている。こ
の心数は一例であり、これに限られるものではない。収
納トレイ51と光ケーブル接続モジュール50の後方の
区画との間は、それぞれの切り欠き部分を通してFOケ
ーブル52が通されているが、引留部58で、図示しな
い引留部材により、引き留めるようにするのがよい。光
コネクタ接続部57には、上述した本発明の光コネクタ
が取り付けられており、加入者側光ケーブル54が適宜
に結合される。
区画され、引き出し可能に図示しない支持架に引き出し
可能に支持されている。前方の区画には、収納トレイ5
1が、引き出し可能に収納され、一方の側面は開放さ
れ、他方の側面は、板状部材で覆われている。丁度、薄
い箱を横に立てたような形状である。後方の区画の後部
には、光コネクタ接続部57が取り付けられている。収
納トレイ51も、薄い箱を横に立てたような形状であ
り、その前方の上部から局側光ケーブル53を引き込ん
でいる。収納トレイ51から、光ケーブル接続モジュー
ル50の後方の区画にかけて、FOケーブル52が収納
されている。FOケーブル52の一端には、光コネクタ
56が取り付けられ、局側光ケーブル53の先端に取り
付けられた光コネクタ56と結合されている。FOケー
ブル52の光ファイバ心線は、FO部52aから複数に
分割され、その先端は光コネクタ接続部57のそれぞれ
の光コネクタに取り付けられている。FOケーブル52
は、例えば、局側光ケーブル53に接続される側は8心
であり、FO部52aで2心ずつに分割されている。こ
の心数は一例であり、これに限られるものではない。収
納トレイ51と光ケーブル接続モジュール50の後方の
区画との間は、それぞれの切り欠き部分を通してFOケ
ーブル52が通されているが、引留部58で、図示しな
い引留部材により、引き留めるようにするのがよい。光
コネクタ接続部57には、上述した本発明の光コネクタ
が取り付けられており、加入者側光ケーブル54が適宜
に結合される。
【0076】図20は、光ケーブル接続モジュールの別
の形式のものである。図中、図20と同様の部分には同
じ符号を付して説明を省略する。59は光コネクタ接続
部である。この光ケーブル接続モジュール50は、1つ
の区画内にFOケーブル52が収納されている。光ケー
ブル接続モジュール50の前後に光コネクタ接続部5
9,57が取り付けられ、FOケーブル52の両端に上
述した本発明の光コネクタが取り付けられている。した
がって、局側光ケーブル53の先端に取り付けられたフ
ェルールが光コネクタ接続部59の光コネクタに結合さ
れ、加入者側光ケーブル54の先端に取り付けられたフ
ェルールが光コネクタ接続部57の光コネクタに結合さ
れる。
の形式のものである。図中、図20と同様の部分には同
じ符号を付して説明を省略する。59は光コネクタ接続
部である。この光ケーブル接続モジュール50は、1つ
の区画内にFOケーブル52が収納されている。光ケー
ブル接続モジュール50の前後に光コネクタ接続部5
9,57が取り付けられ、FOケーブル52の両端に上
述した本発明の光コネクタが取り付けられている。した
がって、局側光ケーブル53の先端に取り付けられたフ
ェルールが光コネクタ接続部59の光コネクタに結合さ
れ、加入者側光ケーブル54の先端に取り付けられたフ
ェルールが光コネクタ接続部57の光コネクタに結合さ
れる。
【0077】なお、光ケーブル接続モジュール50内に
は、FOケーブル52だけが収納されているが、カプラ
等の光部品を収納し、光コネクタに適宜に接続するよう
にしてもよい。
は、FOケーブル52だけが収納されているが、カプラ
等の光部品を収納し、光コネクタに適宜に接続するよう
にしてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、第1の光ファイバ心線の端末
部を保持する第1のフェルールと、ハウジング部を有
し、このハウジング部は、第1のフェルールの光ファイ
バ心線引き出し側部分および側面部を囲み第1のフェル
ールを収容するとともに、第2の光ファイバ心線の端末
部を保持する第2のフェルールを受け入れる開口部を有
し、第2のフェルールの側面部および光ファイバ心線引
き出し側部分の一部を囲むことにより第1,第2のフェ
ルールを結合するものである。
1に記載の発明によれば、第1の光ファイバ心線の端末
部を保持する第1のフェルールと、ハウジング部を有
し、このハウジング部は、第1のフェルールの光ファイ
バ心線引き出し側部分および側面部を囲み第1のフェル
ールを収容するとともに、第2の光ファイバ心線の端末
部を保持する第2のフェルールを受け入れる開口部を有
し、第2のフェルールの側面部および光ファイバ心線引
き出し側部分の一部を囲むことにより第1,第2のフェ
ルールを結合するものである。
【0079】したがって、第2のフェルールを結合方向
に移動させるだけで、ハウジング部がコネクタ同士の結
合力を保持し光ファイバ心線の接続が完了するため、接
続作業が簡単であるという効果がある。また、部品点数
が少ないために、実装密度を上げることができるととも
に低コスト化できるという効果がある。
に移動させるだけで、ハウジング部がコネクタ同士の結
合力を保持し光ファイバ心線の接続が完了するため、接
続作業が簡単であるという効果がある。また、部品点数
が少ないために、実装密度を上げることができるととも
に低コスト化できるという効果がある。
【0080】請求項2に記載の発明によれば、ハウジン
グ部は、第1,第2のフェルールに結合力を与えるとと
もに、第1,第2のフェルールの側面部に保持力を与え
ることから、フェルール同士が結合した状態において、
外力の影響を緩和してこの結合状態を持続させることが
できるという効果がある。
グ部は、第1,第2のフェルールに結合力を与えるとと
もに、第1,第2のフェルールの側面部に保持力を与え
ることから、フェルール同士が結合した状態において、
外力の影響を緩和してこの結合状態を持続させることが
できるという効果がある。
【0081】請求項3に記載の発明によれば、ばね部材
を有し、このばね部材は、ハウジング部と第1のフェル
ールの光ファイバ心線引き出し側部分との間に設けら
れ、第1のフェルールを開口部側に押圧することから、
第1のフェルールを押圧し安定した結合力を与えること
ができるという効果がある。
を有し、このばね部材は、ハウジング部と第1のフェル
ールの光ファイバ心線引き出し側部分との間に設けら
れ、第1のフェルールを開口部側に押圧することから、
第1のフェルールを押圧し安定した結合力を与えること
ができるという効果がある。
【0082】請求項4に記載の発明によれば、ハウジン
グ部は、第1,第2のフェルールの側面部を位置決めす
る位置決め部と、ばね部材の一端を位置決めするばね位
置決め部と、第1,第2のフェルールを着脱可能に結合
する保持部を有することから、フェルール同士を結合す
る際に高精度に端面を合わせることができるとともに、
リング状ばねが前後左右に移動しないようにして結合力
を一定にすることができ、外力の影響を緩和することが
できるという効果がある。
グ部は、第1,第2のフェルールの側面部を位置決めす
る位置決め部と、ばね部材の一端を位置決めするばね位
置決め部と、第1,第2のフェルールを着脱可能に結合
する保持部を有することから、フェルール同士を結合す
る際に高精度に端面を合わせることができるとともに、
リング状ばねが前後左右に移動しないようにして結合力
を一定にすることができ、外力の影響を緩和することが
できるという効果がある。
【0083】請求項5に記載の発明によれば、ハウジン
グ部は、コの字状の部材であり、厚みが第1,第2のフ
ェルールの厚みと略等しいことから、ハウジング部を小
さくすることができコネクタの実装密度を上げることが
できるという効果がある。
グ部は、コの字状の部材であり、厚みが第1,第2のフ
ェルールの厚みと略等しいことから、ハウジング部を小
さくすることができコネクタの実装密度を上げることが
できるという効果がある。
【0084】請求項6に記載の発明によれば、キャップ
を有し、このキャップは、第1,第2のフェルールの結
合後に開口部にまたがって取り付けられるものであり、
ハウジング部は、キャップを係止する係止部を有するこ
とから、結合状態のフェルールに引っ張り等の外力が加
わるのを遮断することができるという効果がある。
を有し、このキャップは、第1,第2のフェルールの結
合後に開口部にまたがって取り付けられるものであり、
ハウジング部は、キャップを係止する係止部を有するこ
とから、結合状態のフェルールに引っ張り等の外力が加
わるのを遮断することができるという効果がある。
【0085】請求項7に記載の発明によれば、貫通穴を
有するアダプタを有し、ハウジング部は、第1のフェル
ールを収容した状態で貫通穴の一方から開口部側を先に
して貫通穴に挿入されて取り付けられ、第2のフェルー
ルは、貫通穴の他方から挿入されることから、接続作業
時に第2のフェルールを位置決めすることが容易である
という効果がある。また、アダプタに筺体への取付部を
設けることも可能となる。
有するアダプタを有し、ハウジング部は、第1のフェル
ールを収容した状態で貫通穴の一方から開口部側を先に
して貫通穴に挿入されて取り付けられ、第2のフェルー
ルは、貫通穴の他方から挿入されることから、接続作業
時に第2のフェルールを位置決めすることが容易である
という効果がある。また、アダプタに筺体への取付部を
設けることも可能となる。
【0086】請求項8に記載の発明によれば、ハウジン
グ部は、アダプタに係止されるための係止部を有するこ
とから、ハウジング部とアダプタとを一体化させること
が容易であるという効果がある。
グ部は、アダプタに係止されるための係止部を有するこ
とから、ハウジング部とアダプタとを一体化させること
が容易であるという効果がある。
【0087】請求項9に記載の発明によれば、アダプタ
は、貫通穴を複数個有し、第1のフェルールを収容した
状態のハウジング部が複数個取り付けられることから、
高密度にコネクタを実装することができるという効果が
ある。
は、貫通穴を複数個有し、第1のフェルールを収容した
状態のハウジング部が複数個取り付けられることから、
高密度にコネクタを実装することができるという効果が
ある。
【0088】請求項10に記載の発明によれば、アダプ
タは、第2のフェルールの取り付けまたは取り外しを行
なう工具の挿入を位置決めする位置決め部を有すること
から、第2のフェルールを高精度にアダプタ内に挿入し
第1のフェルールと結合することができるという効果が
ある。
タは、第2のフェルールの取り付けまたは取り外しを行
なう工具の挿入を位置決めする位置決め部を有すること
から、第2のフェルールを高精度にアダプタ内に挿入し
第1のフェルールと結合することができるという効果が
ある。
【0089】請求項11に記載の発明によれば、第1の
フェルールの結合端面は、直角に研磨されていることか
ら、光ファイバ心線の低接続損失を実現することができ
るという効果がある。
フェルールの結合端面は、直角に研磨されていることか
ら、光ファイバ心線の低接続損失を実現することができ
るという効果がある。
【0090】請求項12に記載の発明によれば、第1の
フェルールの結合端面は、斜めに研磨されていることか
ら、反射光が戻り光となることを防止している。また、
整合剤を使用しないので作業性が向上するという効果も
ある。
フェルールの結合端面は、斜めに研磨されていることか
ら、反射光が戻り光となることを防止している。また、
整合剤を使用しないので作業性が向上するという効果も
ある。
【0091】請求項13,14に記載の発明によれば、
第2のフェルールが、把持部材付きのフェルールであ
り、また、前記把持部材が、前記第2のフェルールを把
持する把持部と、前記ハウジングの開口部を拡開する楔
部を有することにより、第2フェルールを光コネクタに
結合し、また、離脱する際に工具を必要としない効果が
ある。
第2のフェルールが、把持部材付きのフェルールであ
り、また、前記把持部材が、前記第2のフェルールを把
持する把持部と、前記ハウジングの開口部を拡開する楔
部を有することにより、第2フェルールを光コネクタに
結合し、また、離脱する際に工具を必要としない効果が
ある。
【0092】請求項15に記載の発明によれば、光ファ
イバ心線の端末部を保持する第1のフェルールとハウジ
ング部を有しこのハウジング部が第1のフェルールの光
ファイバ心線引き出し側部分および側面部を囲み第1の
フェルールを収容し開口部を有する光コネクタに、開口
部側から、光ファイバ心線の端末部を保持する第2のフ
ェルールを、この第2のフェルールを把持する工具を用
いて挿入し、ハウジング部が第2のフェルールの側面部
および光ファイバ心線引き出し側部分の一部を囲むよう
にして第1,第2のフェルールを結合させた後に、工具
を抜き取ることから、部品点数が少ないために実装密度
を上げることができるコネクタを用いて簡単に接続作業
を行なうことができるという効果がある。
イバ心線の端末部を保持する第1のフェルールとハウジ
ング部を有しこのハウジング部が第1のフェルールの光
ファイバ心線引き出し側部分および側面部を囲み第1の
フェルールを収容し開口部を有する光コネクタに、開口
部側から、光ファイバ心線の端末部を保持する第2のフ
ェルールを、この第2のフェルールを把持する工具を用
いて挿入し、ハウジング部が第2のフェルールの側面部
および光ファイバ心線引き出し側部分の一部を囲むよう
にして第1,第2のフェルールを結合させた後に、工具
を抜き取ることから、部品点数が少ないために実装密度
を上げることができるコネクタを用いて簡単に接続作業
を行なうことができるという効果がある。
【0093】請求項16に記載の発明によれば、光ファ
イバ心線の端末部を保持する第1のフェルールとハウジ
ング部を有しこのハウジング部が第1のフェルールの光
ファイバ心線引き出し側部分および側面部を囲むととも
に開口部を有し、光ファイバ心線の端末部を保持する第
2のフェルールを開口部側から受け入れ、第2のフェル
ールの側面部および光ファイバ心線引き出し側部分の一
部を囲み第1,第2のフェルールが結合された状態の光
コネクタに対して、開口部側に第2のフェルールを把持
する工具を挿入し、第2のフェルールを把持し、第1,
第2のフェルールの結合を解放し、工具を抜き取ること
から、部品点数が少ないために実装密度を上げることが
できるコネクタを用いて簡単に接続解放作業を行なうこ
とができるという効果がある。
イバ心線の端末部を保持する第1のフェルールとハウジ
ング部を有しこのハウジング部が第1のフェルールの光
ファイバ心線引き出し側部分および側面部を囲むととも
に開口部を有し、光ファイバ心線の端末部を保持する第
2のフェルールを開口部側から受け入れ、第2のフェル
ールの側面部および光ファイバ心線引き出し側部分の一
部を囲み第1,第2のフェルールが結合された状態の光
コネクタに対して、開口部側に第2のフェルールを把持
する工具を挿入し、第2のフェルールを把持し、第1,
第2のフェルールの結合を解放し、工具を抜き取ること
から、部品点数が少ないために実装密度を上げることが
できるコネクタを用いて簡単に接続解放作業を行なうこ
とができるという効果がある。
【0094】請求項17に記載の発明によれば、把持用
工具は、第2のフェルールを把持する把持部を有し、こ
の把持部の先端部および先端部近傍の側面は、光コネク
タに第2のフェルールを挿入する際の位置決め部となる
ことから、把持部により第2のフェルールの挿入位置の
変動を小さくすることができるという効果がある。ま
た、位置決め用に単体の部品を製作する必要がなく、部
品を簡素化できるという効果がある。
工具は、第2のフェルールを把持する把持部を有し、こ
の把持部の先端部および先端部近傍の側面は、光コネク
タに第2のフェルールを挿入する際の位置決め部となる
ことから、把持部により第2のフェルールの挿入位置の
変動を小さくすることができるという効果がある。ま
た、位置決め用に単体の部品を製作する必要がなく、部
品を簡素化できるという効果がある。
【0095】請求項18に記載の発明によれば、把持部
の先端部および先端部近傍の外面は面取りされているこ
とから、角あたり等がなく把持部の挿入をスムーズに行
なうことができるという効果がある。
の先端部および先端部近傍の外面は面取りされているこ
とから、角あたり等がなく把持部の挿入をスムーズに行
なうことができるという効果がある。
【0096】請求項19に記載の発明によれば、把持用
工具は、第2のフェルールを把持する把持部と、開口部
側の結合を解放する楔部を有することから、把持部によ
り第2のフェルールの挿入位置の変動を小さくすること
ができるという効果がある。また、ハウジング部の結合
力を簡易な構造で容易に解放することができるという効
果がある。
工具は、第2のフェルールを把持する把持部と、開口部
側の結合を解放する楔部を有することから、把持部によ
り第2のフェルールの挿入位置の変動を小さくすること
ができるという効果がある。また、ハウジング部の結合
力を簡易な構造で容易に解放することができるという効
果がある。
【図1】本発明の光コネクタの第1の実施の形態を説明
するための斜視図である。
するための斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を説明するための平
面図および正面図である。
面図および正面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態において用いられる
アダプタを説明する斜視図である。
アダプタを説明する斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態において用いられる
アダプタを説明する正面図、平面図、裏面図である。
アダプタを説明する正面図、平面図、裏面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態において用いられる
キャップの平面図および右側面図である。
キャップの平面図および右側面図である。
【図6】本発明の光コネクタの第2の実施の形態を説明
するための斜視図である。
するための斜視図である。
【図7】本発明の光コネクタの把持用工具の実施の一形
態を説明する第1の説明図である。
態を説明する第1の説明図である。
【図8】本発明の光コネクタの把持用工具の実施の一形
態を説明する第2の説明図である。
態を説明する第2の説明図である。
【図9】把持用工具を使用したコネクタの接続作業工程
を説明するための模式的説明図である。
を説明するための模式的説明図である。
【図10】把持用工具を使用したコネクタの離脱作業工
程を説明するための模式的説明図である。
程を説明するための模式的説明図である。
【図11】把持用工具を使用したコネクタの離脱作業工
程を説明するための模式的説明図である。
程を説明するための模式的説明図である。
【図12】把持用工具を使用したコネクタの離脱作業工
程を説明するための模式的説明図である。
程を説明するための模式的説明図である。
【図13】本発明のフェルールの実施の形態の一例の説
明図である。
明図である。
【図14】図13のフェルールの結合工程の説明図であ
る。
る。
【図15】図13のフェルールの離脱工程の説明図であ
る。
る。
【図16】図13のフェルールの離脱工程の説明図であ
る。
る。
【図17】図13のフェルールの離脱時の説明図であ
る。
る。
【図18】図13のフェルールの離脱後の説明図であ
る。
る。
【図19】本発明の光コネクタを用いるのに好適な光ケ
ーブル接続モジュールの一例の説明図である。
ーブル接続モジュールの一例の説明図である。
【図20】本発明の光コネクタを用いるのに好適な光ケ
ーブル接続モジュールの他の一例の説明図である。
ーブル接続モジュールの他の一例の説明図である。
1,4…テープ状光ファイバ心線、2、5…フェルー
ル、2a,5a…鍔部、2b,5b…ガイドピン穴、3
…ハウジング、3a…保持部、3b,3c…係止突起、
3d…係止溝、3e…傾斜部、6…圧縮コイルばね、7
…ガイドピン、11…アダプタ、21…キャップ、31
…中心支持体、32…把持部、33,38…圧縮コイル
ばね、34,37…ストッパ、35…スライド部、36
…レバー、38…引っ張りコイルばね、39…取っ手、
41…把持部材、41a…把持部、41b…楔部、41
c…傾斜部、41d…係止部、41e…連結部、41f
…押圧部、42…支持部材、43…つまみ部材。
ル、2a,5a…鍔部、2b,5b…ガイドピン穴、3
…ハウジング、3a…保持部、3b,3c…係止突起、
3d…係止溝、3e…傾斜部、6…圧縮コイルばね、7
…ガイドピン、11…アダプタ、21…キャップ、31
…中心支持体、32…把持部、33,38…圧縮コイル
ばね、34,37…ストッパ、35…スライド部、36
…レバー、38…引っ張りコイルばね、39…取っ手、
41…把持部材、41a…把持部、41b…楔部、41
c…傾斜部、41d…係止部、41e…連結部、41f
…押圧部、42…支持部材、43…つまみ部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿井 俊昭 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 山西 徹 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内
Claims (19)
- 【請求項1】 第1の光ファイバ心線の端末部を保持す
る第1のフェルールと、ハウジング部を有し、該ハウジ
ング部は、前記第1のフェルールの光ファイバ心線引き
出し側部分および側面部を囲み前記第1のフェルールを
収容するとともに、第2の光ファイバ心線の端末部を保
持する第2のフェルールを受け入れる開口部を有し、前
記第2のフェルールの側面部および光ファイバ心線引き
出し側部分の一部を囲むことにより前記第1,第2のフ
ェルールを結合することを特徴とする光コネクタ。 - 【請求項2】 前記ハウジング部は、前記第1,第2の
フェルールに結合力を与えるとともに、前記第1,第2
のフェルールの側面部に保持力を与えることを特徴とす
る請求項1に記載の光コネクタ。 - 【請求項3】 ばね部材を有し、該ばね部材は、前記ハ
ウジング部と前記第1のフェルールの光ファイバ心線引
き出し側部分との間に設けられ、前記第1のフェルール
を前記開口部側に押圧することを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の光コネクタ。 - 【請求項4】 前記ハウジング部は、前記第1,第2の
フェルールの側面部を位置決めする位置決め部と、前記
ばね部材の一端を位置決めするばね位置決め部と、前記
第1,第2のフェルールを着脱可能に結合する保持部を
有することを特徴とする請求項3に記載の光コネクタ。 - 【請求項5】 前記ハウジング部は、コの字状の部材で
あり、厚みが前記第1,第2のフェルールの厚みと略等
しいことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項
に記載の光コネクタ。 - 【請求項6】 キャップを有し、該キャップは、前記第
1,第2のフェルールの結合後に前記開口部にまたがっ
て取り付けられるものであり、前記ハウジング部は、前
記キャップを係止する係止部を有することを特徴とする
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光コネクタ。 - 【請求項7】 貫通穴を有するアダプタを有し、前記ハ
ウジング部は、前記第1のフェルールを収容した状態で
前記貫通穴の一方から前記開口部側を先にして前記貫通
穴に挿入されて取り付けられ、前記第2のフェルール
は、前記貫通穴の他方から挿入されることを特徴とする
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光コネクタ。 - 【請求項8】 前記ハウジング部は、前記アダプタに係
止されるための係止部を有することを特徴とする請求項
7に記載の光コネクタ。 - 【請求項9】 前記アダプタは、前記貫通穴を複数個有
し、前記第1のフェルールを収容した状態の前記ハウジ
ング部が複数個取り付けられることを特徴とする請求項
7または8に記載の光コネクタ。 - 【請求項10】 前記アダプタは、前記第2のフェルー
ルの取り付けまたは取り外しを行なう工具の挿入を位置
決めする位置決め部を有することを特徴とする請求項7
ないし9のいずれか1項に記載の光コネクタ。 - 【請求項11】 前記第1のフェルールの結合端面は、
直角に研磨されていることを特徴とする請求項1ないし
10のいずれか1項に記載の光コネクタ。 - 【請求項12】 前記第1のフェルールの結合端面は、
斜めに研磨されていることを特徴とする請求項1ないし
10のいずれか1項に記載の光コネクタ。 - 【請求項13】 前記第2のフェルールが、把持部材付
きのフェルールであることを特徴とする請求項1ないし
12のいずれか1項に記載の光コネクタ。 - 【請求項14】 前記把持部材は、前記第2のフェルー
ルを把持する把持部と、前記ハウジングの開口部を拡開
する楔部を有することを特徴とする請求項13に記載の
光コネクタ。 - 【請求項15】 光ファイバ心線の端末部を保持する第
1のフェルールとハウジング部を有し該ハウジング部が
前記第1のフェルールの光ファイバ心線引き出し側部分
および側面部を囲み前記第1のフェルールを収容し開口
部を有する光コネクタに、前記開口部側から、光ファイ
バ心線の端末部を保持する第2のフェルールを、該第2
のフェルールを把持する工具を用いて挿入し、前記ハウ
ジング部が前記第2のフェルールの側面部および光ファ
イバ心線引き出し側部分の一部を囲むようにして前記第
1,第2のフェルールを結合させた後に、前記工具を抜
き取ることを特徴とする光コネクタの接続方法。 - 【請求項16】 光ファイバ心線の端末部を保持する第
1のフェルールとハウジング部を有し該ハウジング部が
前記第1のフェルールの光ファイバ心線引き出し側部分
および側面部を囲むとともに開口部を有し、光ファイバ
心線の端末部を保持する第2のフェルールを前記開口部
側から受け入れ、前記第2のフェルールの側面部および
光ファイバ心線引き出し側部分の一部を囲み前記第1,
第2のフェルールが結合された状態の光コネクタに対し
て、前記開口部側に前記第2のフェルールを把持する工
具を挿入し、前記第2のフェルールを把持し、前記第
1,第2のフェルールの結合を解放し、工具を抜き取る
ことを特徴とする光コネクタの離脱方法。 - 【請求項17】 請求項15に記載の光コネクタの接続
方法または請求項16に記載の光コネクタの離脱方法に
用いる光コネクタの把持用工具において、前記把持用工
具は、前記第2のフェルールを把持する把持部を有し、
該把持部の先端部および先端部近傍の側面は、前記光コ
ネクタに前記第2のフェルールを挿入する際の位置決め
部となることを特徴とする光コネクタの把持用工具。 - 【請求項18】 請求項15に記載の光コネクタの接続
方法または請求項16に記載の光コネクタの離脱方法に
用いる光コネクタの把持用工具において、前記把持部の
先端部および先端部近傍の外面は面取りされていること
を特徴とする光コネクタの把持用工具。 - 【請求項19】 請求項16に記載の光コネクタの離脱
方法に用いる光コネクタの把持用工具において、前記把
持用工具は、前記第2のフェルールを把持する把持部
と、前記開口部側の結合を解放する楔部を有することを
特徴とする光コネクタの把持用工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15716497A JPH10186177A (ja) | 1996-10-28 | 1997-06-13 | 光コネクタおよび光コネクタの接続方法および把持用工具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28478896 | 1996-10-28 | ||
JP8-284788 | 1996-10-28 | ||
JP15716497A JPH10186177A (ja) | 1996-10-28 | 1997-06-13 | 光コネクタおよび光コネクタの接続方法および把持用工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10186177A true JPH10186177A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=26484719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15716497A Pending JPH10186177A (ja) | 1996-10-28 | 1997-06-13 | 光コネクタおよび光コネクタの接続方法および把持用工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10186177A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2006059548A1 (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-08 | Advantest Corporation | 試験装置 |
JP2008527443A (ja) * | 2005-01-12 | 2008-07-24 | アダマンド工業株式会社 | プッシュ−プッシュ式の挿入/引抜き機構、シャッターモジュラーコネクタおよびシャッターアダプタを有する超小型フォームファクターの単芯光ファイバ相互接続システム、並びにその使用方法 |
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WO2019111399A1 (ja) * | 2017-12-08 | 2019-06-13 | 株式会社日新化成 | 光コネクタ抜き冶具 |
JPWO2018135368A1 (ja) * | 2017-01-17 | 2019-11-07 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ保持部品、光コネクタ、及び光結合構造 |
-
1997
- 1997-06-13 JP JP15716497A patent/JPH10186177A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1182477A4 (en) * | 1999-10-29 | 2005-08-17 | Furukawa Electric Co Ltd | OPTICAL CONNECTOR BODY, OPTICAL CONNECTOR USING THE SAME, AND CONNECTION STRUCTURE BETWEEN AN OPTICAL CONNECTOR AND AN OPTICAL COMPONENT USING THE BODY |
EP1182477A1 (en) * | 1999-10-29 | 2002-02-27 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Optical connector housing, optical connector using the optical connector housing and connection structure between optical connector and optical component using the optical connector housing |
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JPWO2008090981A1 (ja) * | 2007-01-26 | 2010-05-20 | 日本航空電子工業株式会社 | 光接続装置 |
JP2013117733A (ja) * | 2007-01-26 | 2013-06-13 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | 光接続装置 |
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