[go: up one dir, main page]

JPH10185612A - ストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいてスカリングを補償するための方法および装置ならびにストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいて使用するためのメモリを含むデジタルプロセッサ - Google Patents

ストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいてスカリングを補償するための方法および装置ならびにストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいて使用するためのメモリを含むデジタルプロセッサ

Info

Publication number
JPH10185612A
JPH10185612A JP9298960A JP29896097A JPH10185612A JP H10185612 A JPH10185612 A JP H10185612A JP 9298960 A JP9298960 A JP 9298960A JP 29896097 A JP29896097 A JP 29896097A JP H10185612 A JPH10185612 A JP H10185612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
sculling
approximately
digital processor
compensating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9298960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3172700B2 (ja
Inventor
John G Mark
ジョン・ジィ・マーク
Daniel A Tazartes
ダニエル・エイ・タザルテス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Northrop Grumman Guidance and Electronics Co Inc
Original Assignee
Litton Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Litton Systems Inc filed Critical Litton Systems Inc
Publication of JPH10185612A publication Critical patent/JPH10185612A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3172700B2 publication Critical patent/JP3172700B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/10Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 by using measurements of speed or acceleration
    • G01C21/12Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 by using measurements of speed or acceleration executed aboard the object being navigated; Dead reckoning
    • G01C21/16Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 by using measurements of speed or acceleration executed aboard the object being navigated; Dead reckoning by integrating acceleration or speed, i.e. inertial navigation
    • G01C21/183Compensation of inertial measurements, e.g. for temperature effects
    • G01C21/188Compensation of inertial measurements, e.g. for temperature effects for accumulated errors, e.g. by coupling inertial systems with absolute positioning systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストラップダウン形慣性ナビゲーションシス
テムにおけるスカリングを補償するための方法および装
置を提供する。 【解決手段】 この方法は、加速度計の出力からnΔt
ごとに導出される入力ΔVB (n)のシーケンスを操作
する。kが0〜K−1,jが0〜J−1に対するA
(m,k)ΔVB (pJ−j−k)を合計して、M個の
mの値に対し(pJ+1/2)Δtごとに補償された量
ΔVBc(m,p)を別個に得る。定数A(m,k)は、
個々のΔVNc(m,p)のスカリング誤差を最小化する
よう選択され、ΔVNc(m,p)はナビゲーション座標
系のΔVBc(m,p)を示す。最終的な補償された量Δ
Bc(p)は、mについてB(m)ΔVBc(m,p)を
合計して得られる。定数B(m)はΔVNc(p)のスカ
リング誤差を最小化するよう選択され、ΔVNc(p)は
ナビゲーション座標系のΔVBc(p)を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】ストラップダウン形慣性ナビゲーション
システムは、ミサイルおよび航空機において頻繁に使用
されている。局所垂直方向に対して物理的に角度的に安
定化されたジンバル支持されたプラットホームなどの、
物理的に分離され安定化された装置には、精密な機械的
に複雑な角度位置決め装置が必要であり、このような装
置はストラップダウン形のシステムに組織的に取替えら
れつつある。
【0002】先行技術によるストラップダウン形慣性ナ
ビゲーションシステムは、支持移動体に固着された3つ
の加速度計および3つの回転センサまたはジャイロを有
する。この回転センサは、各々、機体座標系として知ら
れる移動体本体に取付けられた3つの規定された直交す
る軸の1つに関しての角変位を感知するよう位置付けら
れ方向付けられている。加速度計は各々、移動体に対し
て固定方向に位置付けられ方向付けられており、3つの
規定された直交する軸のそれぞれに沿っての速度変化
(増分速度)を感知する。ストラップダウン形システム
においては、加速度計の軸は角度的に安定化されていな
い。
【0003】加速度計の重力に対する方向は常に変化し
ているので、ナビゲーション速度を加速度計信号を直接
積分することによって計算することはできない。代わり
に、安定した計算座標系または解析ナビゲーション座標
系が連続的に生成される。姿勢積分装置は、回転センサ
からの出力信号を使用して、局所垂直方向を、局所垂直
方向に直交する他の2つの軸とともに計算する。
【0004】感知された角度の変化および加速度(増分
速度)は、機体軸から計算されたナビゲーション軸へ
と、計算された角度によって連続的に回転される。回転
センサからの角度信号は、コンピュータに記憶された、
ナビゲーション座標系に対する角度センサ用の角位置デ
ータおよび加速度計用の増分速度データを更新するため
に使用される。
【0005】回転センサおよび加速度計は、機体座標系
中では相互に固定した方向を有する。姿勢積分装置にお
いて方向余弦の角変換行列が計算される。ストラップダ
ウン形機体座標系における、速度の増分変化である加速
度計信号は、座標変換コンピュータにおいて、この座標
系から安定化されたナビゲーション座標系における対応
する信号へと変換される。
【0006】ナビゲーション座標系への変換の後、増分
速度信号を積分または和算して更新された速度信号を得
る。回転センサおよび加速度計の信号はサンプリングさ
れ、サンプリングされた信号はコンピュータに送られ
る。このコンピュータは、信号を受取り、安定化された
ナビゲーション座標系における3つの軸に沿った速度お
よびこの座標系に対する姿勢角の両者を計算するようプ
ログラミングされている。
【0007】姿勢積分装置において回転行列が作られ、
ベクトル機体座標信号(たとえば、増分速度成分信号)
をこの装置の機体座標系からナビゲーション座標系へ変
換する。この変換された信号を使用して、航空機の局所
的地理位置および局所重力の方向の測定値である信号が
計算され、生成される。また、この変換行列から、ナビ
ゲーション座標系に対する支持移動体の角度方位の測定
値である信号が得られる。
【0008】変換行列を計算するために使用されるデー
タは有限周期間隔でサンプリングされるので、信号の帯
域幅は限定されている。この装置が、応答の弱い変換の
帯域幅の上限に近いまたは上限を超える周波数で生じた
振動を感知すると、計算された増分速度信号に整流誤差
が生じ、ナビゲーション座標系信号が劣化する。このよ
うな劣化を生じさせる整流誤差はスカリング誤差と呼ば
れる。
【0009】第1のストラップダウン軸に対するスカリ
ング誤差は、第1の軸に直交する第2の軸についての周
期的な角変位によって生じ、これは、第1および第2の
軸に直交する第3の軸に沿った周期的加速によって乗算
される。
【0010】ストラップダウン形システムにおけるスカ
リング誤差を減ずるためには、装置の信号のサンプリン
グ速度を上げることができる。サンプリング速度の上限
は、コンピュータの能力によって設定される。高速コン
ピュータによりサンプリング速度を上げると、計算の数
も増加するであろう。コンピュータが高速であればある
ほど、その初期費用は高くなる。さらに、計算の数が増
えると、電力要求の大きい極めて高性能のコンピュータ
が必要になるかもしれない。
【0011】1つの座標系から別の座標系に増分速度を
変換する反復速度を上げる代わりに、スカリング補償ア
ルゴリズムを使用することができよう。これは、スカリ
ング誤差を減じる効果を有しているが計算上の要件はご
く少ししか増えない。
【0012】機体座標からナビゲーション座標への増分
速度の変換をさらに改良するために、より高速のサンプ
リングおよびスカリング補償の両者を使用することもで
きる。
【0013】
【発明の概要】この発明は、ストラップダウン形慣性ナ
ビゲーションシステムにおけるスカリングを補償するた
めの方法および装置である。1つまたは2つ以上の加速
度計の出力から時間nΔtに導出される一連の入力ΔV
B (n)は、次の式を用いてスカリングを補償される。
【0014】
【数5】
【0015】量A(m,k)は、補償された出力ΔVNc
(m,p)におけるスカリング誤差を最小化するよう選
択される定数である。ここで、ΔVNc(m,p)は、Δ
Bc(m,p)をナビゲーション座標系で表わしたもの
である。補償された出力は、時間pJΔtに得られ、こ
こでpは整数でありJは1より大きい整数である。さら
なる補償が次の式を使用して行なわれる。
【0016】
【数6】
【0017】これは、重み付けられた補償された出力Δ
Bc(m,p)を組合せて最終的な補償された出力ΔV
Bc(p)を得るものである。重みB(m)はΔV
Nc(p)におけるスカリング誤差を最小化するよう選択
されており、ここでΔVNc(p)は、ΔVBc(p)をナ
ビゲーション座標系で表わしたものである。
【0018】
【詳細な説明】ストラップダウン形慣性ナビゲーション
システムにおけるナビゲーション解はメモリに記憶され
たプログラム内の命令リストにより、デジタルプロセッ
サによって得られる。プログラム10はいくつかのプロ
グラムセグメントを含み、そのいくつかが図1に示され
ている。このナビゲーションシステムを載置している移
動体内に固定された機体座標系内のxB 、yB 、および
B 軸に関しての回転角を測定するxジャイロ12、y
ジャイロ14、およびzジャイロ16によりナビゲーシ
ョン解のための回転角入力が与えられる。x加速度計1
8、y加速度計20、およびz加速度計22が加速度入
力を与える。
【0019】サンプリング間隔Δtの間にジャイロが測
定した角度の変化は、各サンプリング間隔Δtの終了時
にデジタルプロセッサに供給され、プログラムセグメン
ト24が、機体座標系の、座標xN 、yN 、およびzN
を備えるナビゲーション座標系に対する姿勢を表わす行
列を更新する。
【0020】間隔Δtの間の機体座標系における座標x
B 、yB 、およびzB に関して表わされる機体の速度の
変化ΔVB を示す加速度出力は、プログラムセグメント
26において、算術演算28、30、および32ととも
に利用され、スカリング補償された速度変化ΔVBcを得
る。算術演算28、30、および32の結果として入力
ΔVB からスカリング補正が減じられ、スカリング補償
された速度変化ΔVBcは、プログラムセグメント34に
よってナビゲーション座標で表わされたスカリング補償
された速度変化ΔVNcに変換される。
【0021】図1に示すデータ処理活動は、座標変換
が、ジャイロおよび加速度計のサンプリングが行なわれ
る間隔Δtと同じ間隔で行なわれるという仮定に基づい
ている。データ処理活動を行なうより一般的な方法が図
2に示されており、これは、座標変換が間隔TΔtに行
なわれるという仮定に基づいている。ここでTは整数で
ある。この仮定の下に、プログラム36はやはり、ΔV
B をΔVBcに変換する算術演算38、40、および42
ならびにスカリング補償プログラムセグメント37を含
んでいる。加えて、アキュムレータプログラムセグメン
ト44によってT個の連続したΔVBcの値が和算され、
その結果はΔVBcT となる。もし算術演算48および5
0において使用される減数がゼロであれば、プログラム
セグメント52はTΔt間隔でΔVBcT の各々をΔVNc
に変換する。
【0022】ΔVBcの値を得るもう1つの方法は、プロ
グラムセグメント54、56、および58によって速度
−角速度クロス積を含めることである。TΔt間隔の始
まった後の時間tΔtにおけるジャイロ12、14、お
よび16の出力を、ほぼベクトル角Δθ(t)とする。
ここで、tは1からTまでの整数値を取る。コンバイナ
ープログラムセグメント54によって、各々のtの値に
対して近似ベクトル角φ(t)が次式により生成され
る。
【0023】
【数7】
【0024】スカリングクロス積プログラムセグメント
56によって、ΔVBc(t)×φ(t)が計算され、ア
キュムレータプログラムセグメント58によって、T個
のΔt間隔についてのその量が合計される。算術演算4
6、48、および50の結果、アキュムレータプログラ
ムセグメント44からの被減数はアキュムレータプログ
ラムセグメント58からの減数と組合され、その結果は
値ΔVBcT となり、これはプログラムセグメント52に
よってTΔt間隔でΔVN に変換される。
【0025】P・G・サベージ(Savage)による「スト
ラップダウン形・システム・アルゴリズム(Strapdown
System Algorithms )」(『AGARD講義シリーズN
o.133(AGARD Lecture Series No.133 )』198
4年5月)に、クロス積補償方法が詳述され分析されて
いる。ここに引用により援用されるタザルテス(Tazart
es)およびマーク(Mark)の特許(1995年6月6日
に発行された特許第5,422,817号)は上述の主
題に関しさらに詳述している。
【0026】スカリングは厳密には3次元の問題である
が、複数の2次元行列によって表わすことができる。機
体座標系からナビゲーション座標系への方向余弦行列C
B Nは次の式によって得られる。
【0027】
【数8】
【0028】ここでθは角運動の振幅であり、ωは運動
の角振動数であり、tは時間である。同相加速度ベクト
ルおよび直角位相加速度ベクトルは次の式により与えら
れる。
【0029】
【数9】
【0030】ここでaは直線加速度の大きさである。機
体座標加速度AB をナビゲーション座標加速度AN で表
わすと、次の式となる。
【0031】
【数10】
【0032】直角位相加速度に対する機体座標加速度
は、
【0033】
【数11】
【0034】で与えられ、これは角度が微小なときには
以下のように単純化できる。
【0035】
【数12】
【0036】加速度計はサンプリング間隔Δtにわたっ
て積分された加速度ΔVB (すなわち速度変化)を測定
する。すなわち、
【0037】
【数13】
【0038】および
【0039】
【数14】
【0040】となる。微小角近似を使用してナビゲーシ
ョン座標に変換すると、次の式が得られる。
【0041】
【数15】
【0042】第2のベクトル要素の最終項を平均すると
次の式により表わされる平均値〈ΔV N /Δt〉が得ら
れる。
【0043】
【数16】
【0044】機体座標には平均値は存在しないのである
から、この誤差はΔVが方向余弦行列にΔt/2だけ遅
れているという事実によるものである。従来、この遅れ
は、1/2Δθ×ΔVの形のベクトルクロス積を用いて
補償されている(サベージの論文を参照)。この補償に
より直角位相スカリング誤差が完全に取除かれる。
【0045】同相加速度については、機体座標加速度
は、次の式によって与えられる。
【0046】
【数17】
【0047】これは角度が微小な場合には、以下のよう
に単純化できる。
【0048】
【数18】
【0049】加速度計はサンプリング間隔Δtにわたっ
ての積分された加速度ΔVB (すなわち速度変化)を測
定する。したがって、
【0050】
【数19】
【0051】および
【0052】
【数20】
【0053】となる。微小角近似を使用してナビゲーシ
ョン座標に変換すると、次の式が得られる。
【0054】
【数21】
【0055】最終項のみが平均すると残り次の式により
表わされる平均値〈ΔVN /Δt〉が得られる。
【0056】
【数22】
【0057】同相スカリング誤差が生じるのは機体座標
データのDC項が不完全にしか消去されないためであ
る。サベージの論文に説明される補償アルゴリズムを使
用してもこの誤差は修正されない。補償アルゴリズムを
使用しなくとも、ΔVS と方向余弦行列との間の固有の
遅れを取除くことによって同相スカリング誤差を減じ、
直角位相スカリング誤差を取除くことができる。これ
は、ΔVのサンプリング間隔を、(n−1)Δtからn
Δtではなくて(n−1/2)Δtから(n+1/2)
Δtにわたるようにかえ、この間隔の中心における(す
なわちnΔtにおける)方向余弦行列で変換することに
よって達成される。すなわち、以下の式が成り立つ。
【0058】
【数23】
【0059】同相の場合には、
【0060】
【数24】
【0061】および
【0062】
【数25】
【0063】となる。ナビゲーション座標に変換すると
次の式となる。
【0064】
【数26】
【0065】前と同じように、DC部分を含むのは第2
のベクトル要素のみである。平均スカリング誤差は次の
式で与えられる。
【0066】
【数27】
【0067】適切に中心決めされたアルゴリズムにおけ
る誤差の式は従来のアルゴリズムの式と全く同じ形を有
しているが、帯域幅が2倍になっている。この中心決め
方法によれば、角度が大きい状態の場合でも直角位相ス
カリング誤差は全く生成されず(すなわち厳密解)、し
たがってクロス積補償の必要はない。明らかに、この中
心決めされたアルゴリズムは、誤差および必要な計算が
減じられるという点で有利である。
【0068】同相スカリング応答の解析形式は、測定さ
れた機体座標ΔVS における高周波数成分の減衰から正
味の誤差が生じることを示している。以下のフィルタリ
ング技術を用いて、ΔVS の高周波数応答を人為的に上
げることによってこの減衰を容易に補償することができ
る。
【0069】周波数ドメインにおいては、
【0070】
【数28】
【0071】であり、サンプルデータドメインにおいて
は、
【0072】
【数29】
【0073】である。ΔVBcはスカリングを補償された
ΔVB の値を示す。
【0074】
【数30】
【0075】はフィルタの周波数特性を示す。Zによっ
て表わされるフィルタ、すなわちZ変換演算子は、FZ
(Z)で表わされる。
【0076】たとえば、タザルテス/マークの特許に開
示されたアルゴリズムは次の式で与えられる。
【0077】
【数31】
【0078】
【数32】
【0079】式中、t/mは「タザルテス/マーク」を
意味する。Z変換演算子により表わされるタザルテス/
マークのアルゴリズムFZt/m(Z)は次の式で与えられ
る。
【0080】
【数33】
【0081】そして対応する周波数特性
【0082】
【数34】
【0083】は次の式で与えられる。
【0084】
【数35】
【0085】機体座標系のスカリング補償された速度変
化ΔVBc(n)は、時間nΔtの方向余弦行列によっ
て、ナビゲーション座標におけるスカリング補償された
速度変化ΔVNc(n)に変換される。次の式が成立す
る。
【0086】
【数36】
【0087】補償されたΔVBcがナビゲーション座標系
に変換されると、以下の平均誤差が同相スカリングにつ
いて生じる。
【0088】
【数37】
【0089】これに式(27)で与えられるスカリング
補正を行なうとおよそ以下のようになる。
【0090】
【数38】
【0091】ここで、ΔVNc(n)は、ナビゲーション
座標系におけるスカリング補償された速度変化である。
【0092】上述の誤差の式においては、(ωΔt)に
おける2次項は消去され、4次以上の項のみが残ってい
る。従来のアルゴリズムおよび中心決めされたアルゴリ
ズムならびにタザルテス/マークの特許において開示さ
れ式(24)、(26)、および(27)で説明される
高次のアルゴリズムについての正規化されたスカリング
誤差応答のプロットが図3に示される。量fΔtは正規
化された周波数(ω=2πf)である。各曲線は、以下
の条件下での正確な誤差の式および近似的な誤差の式の
跡を含んでいる。すなわち、(1)θ=0.1ラジア
ン、(2)0.004ラジアン/反復の角変位。合計で
12の跡が図示されている。近似解と厳密解との間には
大きな相違は現れていない。
【0093】上述の分析は微小な角度の場合について行
なわれたものであるが、厳密な取扱いを行なうと、実際
的状況では高周波数および低周波数において上述の誤差
の式に極めて良く一致する結果が得られる。厳密解は以
下の式で与えられる。
【0094】
【数39】
【0095】ここで、Jk はk次ベッセル関数であり、
J′k はその導関数である。タザルテス/マークの特許
は、上述のFZ (Z)を繰返し使用して、任意の高次ス
カリング応答を達成する方法を説明している。しかしな
がら、この方法では、補償項を形成するために必要なデ
ータサンプルが増加するほどデータの遅延がより長くな
る。この発明は、FZ (Z)を構成するためにより短い
サンプリング間隔を用いることにより次数を拡張し、よ
って、遅延を長くすることなくより高次の応答を得るた
めの方法および装置である。
【0096】この発明は以下の式を利用する。
【0097】
【数40】
【0098】ここでKはΔVBc(p)の各値を得るため
に使用されるΔVB (n)の値の数であり、Jは各座標
変換を区分している計器サンプリング間隔の数であり、
MはΔVBc(p)の獲得にかかわるフィルタの数であ
る。整数pは座標変換を表わす。量A(m,k)および
B(m)は定数である。
【0099】ΔVBc(p)の新しい値が、時間pJΔt
毎に得られる。これらのΔVBc(p)の値は座標変換行
列CB N [pJ−(J+K−1)/2]を用いてΔVNc
(p)の値に変換される。
【0100】
【数41】
【0101】関数FZ (j,K,Z)は次の式により定
義される。
【0102】
【数42】
【0103】K=5、J=2、かつM=1のときの4次
スカリング補償(すなわちωΔtの4以上のべき乗を含
む有意の同相スカリング誤差)の一例は、A(1,0)
=−1/24,A(1,1)=0,A(1,2)=13
/12,A(1,3)=0,A(1,4)=−1/2
4,およびB(1)=1である。
【0104】K=3、J=2、かつM=1の4次スカリ
ング補償の第2の例は、A(1,0)=−1/6,A
(1,1)=4/3,A(1,2)=−1/6,および
B(1)=1である。2つの「ダミー」のヌル係数を加
えることで、これをK=5、J=2、M=1の構成に展
開することもできる。A(1,0)=0,A(1,1)
=−1/6,A(1,2)=4/3,A(1,3)=−
1/6,A(1,4)=0,およびB(1)=1。
【0105】第1の例および第2の例のフィルタを組合
せて、K=5、J=2、かつM=2に対する6次スカリ
ング補償を得ることもできる。A(1,0)=−1/2
4,A(1,1)=0,A(1,2)=13/12,A
(1,3)=0,A(1,4)=−1/24,A(2,
0)=0,A(2,1)=−1/6,A(2,2)=4
/3,A(2,3)=−1/6,A(2,4)=0,B
(1)=−4/5、およびB(2)=9/5。
【0106】代替的に、K=5、J=2、かつM=1の
等価単一フィルタが以下により与えられる。A(1,
0)=1/30,A(1,1)=−3/10,A(1,
2)=38/15,A(1,3)=−3/10,A
(1,4)=1/30、およびB(1)=1。
【0107】K=5、J=4、かつM=1の4次スカリ
ング補償の第3の例は、A(1,0)=−1/6,A
(1,1)=0,A(1,2)=4/3,A(1,3)
=0,A(1,4)=−1/6,およびB(1)=1。
【0108】パラメータの値が同じ4次スカリング補償
の第4の例は、A(1,0)=0,A(1,1)=−2
/3、A(1,2)=7/3,A(1,3)=−2/
3,A(1,4)=0,およびB(1)=1である。遅
延を減ずるためにこの第4の例をK=3、J=4、およ
びM=1を用いて構成することもできる。その場合、A
(1,0)=−2/3,A(1,1)=7/3,A
(1,2)=−2/3,およびB(1)=1である。
【0109】また、異なったフィルタを使用した第3お
よび第4の例を組合せて、K=5、J=4、かつM=2
の6次スカリング補償を得ることができる。このとき、
A(1,0)=−1/6,A(1,1)=0,A(1,
2)=4/3,A(1,3)=0,A(1,4)=−1
/6,A(2,0)=0,A(2,1)=−2/3,A
(2,2)=7/3,A(2,3)=−2/3,A
(2,4)=0,B(1)=−11/5およびB(2)
=16/5である。
【0110】また、付加項を消去するために、フィルタ
関数をさらに組合せることもできる(すなわち2よりも
大きいMの値を使用することもできる)。すなわち、4
次項、6次項、およびさらに高次の項を消去することが
できる。上述の例は、JΔtの各々について座標を変換
するための姿勢行列CB N を含んでいるが、1次のクロ
ス積変換φ×ΔVBcまたはΔVBc×φを行なうこともで
きる。ここで、φはタザルテス/マークの特許で述べら
れているようにジャイロの出力からのΔθsの適切な和
である。次に、より遅い速度で、実際の姿勢変換行列が
適用される。この方法によってコンピュータスループッ
トはいくらかは節約されるかもしれないが、現在のコン
ピュータにおいては通常もはや必要とされていない。
【0111】上述の例におけるフィルタ定数A(m,
k)は、ナビゲーション座標への変換の後、ωΔtにお
ける2次の誤差が厳密に消去され、4次以上の次数のス
カリング誤差のみが残されるよう選択される。2次の誤
差を完全に消去するために上述の厳密なフィルタ定数を
使用することが好ましいが、何らかの理由で定数が不正
確に特定されたとしても依然として上述の技術は有利で
ある。たとえば、この定数が、2次の誤差が90%しか
消去されないように特定されたとしても、やはり2次の
誤差は1/10にできる。同様に、定数B(m)が、4
次の誤差が90%しか消去されないように特定されたと
しても、やはり、4次の誤差を1/10にすることがで
きる。
【0112】この着想は以下のようにも表わすことがで
きる。特定されたフィルタ定数のある組が、q次以下の
すべてのスカリング誤差の項を完全に消去すると仮定す
る。もし、1よりも小さな値の範囲内のωΔtの値に対
して同相スカリング誤差が(ωΔt)q+2 にほぼ比例す
る限りは、特定された定数に近いフィルタ定数を使用し
ても、やはりここに説明する発明は有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】スカリング補償プログラミングセグメントから
の出力の、座標変換プログラムセグメントへの直接入力
を示す、ストラップダウン形慣性ナビゲーションシステ
ムにおけるデジタルプロセッサの動作を制御するプログ
ラムのブロック図である。
【図2】座標変換プログラムセグメントに入力する前に
スカリング補償プログラムセグメントからの出力に行な
う付加的なスカリング補償動作を示す、ストラップダウ
ン形慣性ナビゲーションシステムにおけるデジタルプロ
セッサの動作を制御するプログラムのブロック図であ
る。
【図3】従来のアルゴリズムおよび中心決めされたアル
ゴリズムに対する正規化されたスカリング誤差応答のプ
ロットの図である。
【符号の説明】
36 プログラム 37 スカリング補償プログラムセグメント 44 アキュムレータプログラムセグメント 52 座標変換プログラムセグメント 54 コンバイナープログラムセグメント 56 スカリングクロス積プログラムセグメント 58 アキュムレータプログラムセグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・エイ・タザルテス アメリカ合衆国、91304 カリフォルニア 州、ウエスト・ヒルズ、ジャスティス・ス トリート、23729 (54)【発明の名称】 ストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいてスカリングを補償するための方法およ び装置ならびにストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいて使用するためのメモリ を含むデジタルプロセッサ

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストラップダウン形慣性ナビゲーション
    システムにおいてスカリングを補償するための方法であ
    って、入力ΔVB (n)のシーケンスが1つまたは2つ
    以上の加速度計の出力から時間nΔtに導出され、nは
    整数であり、Δtは時間間隔であり、出力ΔVB (n)
    はスカリングを補償されており、補償された出力は、時
    間(pJ+1/2)Δtに得られΔVBc(m,p)で表
    わされ、前記方法は、 次の式におけるA(m,k)の組に対する値を選択する
    ステップを含み、 【数1】 ここで、kは0からK−1の値を取り、mは1に等し
    く、jは1からJの値を取り、Jは2以上の値を取り、
    pは整数であり、前記方法はさらに、 pの各値に対してΔVBc(m,p)の値を決定するステ
    ップを含む、スカリングを補償するための方法。
  2. 【請求項2】 ΔVBc(m,p)は、時間[pJ−(J
    +K−2)/2]Δtに評価される方向余弦行列CB N
    によって機体座標からナビゲーション座標に変換され、
    ΔVBc(m,p)はナビゲーション座標ではΔV
    Nc(m,p)と表わされる、請求項1に記載のスカリン
    グを補償するための方法。
  3. 【請求項3】 A(m,k)の組に対して選択される値
    は、1より小さい値の範囲のωΔtの値に対して(ωΔ
    t)q にほぼ比例する、同相スカリングによって生じる
    ΔVNc(m,p)/Δtの平均誤差となり、ωはスカリ
    ング運動の角振動数であり、qは4以上である、請求項
    2に記載のスカリングを補償するための方法。
  4. 【請求項4】 mは1からMまでの値を取り、前記方法
    はさらに、 2からMまでのmの値に対してA(m,k)の組に対す
    る値を選択するステップと、 【数2】 におけるmのすべての値に対するB(m)の組に対する
    値を選択するステップと、 pの各値に対するΔVBc(p)の値を決定するステップ
    とを含む、請求項1に記載のスカリングを補償するため
    の方法。
  5. 【請求項5】 ΔVBc(p)は、時間[pJ−(J+K
    −2)/2]Δtに評価される方向余弦行列CB N によ
    って機体座標からナビゲーション座標に変換され、ΔV
    Bc(p)はナビゲーション座標ではΔVNc(p)と表わ
    される、請求項4に記載のスカリングを補償するための
    方法。
  6. 【請求項6】 A(m,k)の組に対して選択される値
    は、1より小さい値の範囲のωΔtの値に対して(ωΔ
    t)q にほぼ比例する、同相スカリングによって生じる
    ΔVNc(m,p)/Δtの平均誤差となり、ωはスカリ
    ング運動の角振動数であり、qは4以上である、請求項
    5に記載のスカリングを補償するための方法。
  7. 【請求項7】 B(m)の組に対して選択される値は、
    1より小さい値の範囲のωΔtの値に対して(ωΔt)
    q に比例する、同相スカリングによって生じるΔV
    Nc(p)/Δtの平均誤差となり、ωはスカリング運動
    の角振動数であり、qは6以上である、請求項6に記載
    のスカリングを補償するための方法。
  8. 【請求項8】 J=2、K=5、かつm=1であり、A
    (1,k)の値はほぼ、A(1,0)=−1/24,A
    (1,1)=0,A(1,2)=13/12,A(1,
    3)=0,A(1,4)=−1/24である、請求項1
    に記載のスカリングを補償するための方法。
  9. 【請求項9】 J=2、K=3、かつm=1であって、
    A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=−1/6、A
    (1,1)=4/3およびA(1,2)=−1/6であ
    る、請求項1に記載のスカリングを補償するための方
    法。
  10. 【請求項10】 J=2、K=5、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=0,A
    (1,1)=−1/6、A(1,2)=4/3,A
    (1,3)=−1/6およびA(1,4)=0である、
    請求項1に記載のスカリングを補償するための方法。
  11. 【請求項11】 J=2、K=5、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=1/3
    0,A(1,1)=−3/10,A(1,2)=38/
    15,A(1,3)=−3/10およびA(1,4)=
    1/30である、請求項1に記載のスカリングを補償す
    るための方法。
  12. 【請求項12】 J=4、K=3、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=−2/
    3,A(1,1)=7/3およびA(1,2)=−2/
    3である、請求項1に記載のスカリングを補償するため
    の方法。
  13. 【請求項13】 J=4、K=5、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=11/3
    0,A(1,1)=−32/15,A(1,2)=83
    /15,A(1,3)=−32/15およびA(1,
    4)=11/30である、請求項1に記載のスカリング
    を補償するための方法。
  14. 【請求項14】 J=2、K=5、かつM=2であっ
    て、A(m,k)の値はほぼ、A(1,0)=−1/2
    4,A(1,1)=0,A(1,2)=13/12,A
    (1,3)=0,A(1,4)=−1/24,A(2,
    0)=0,A(2,1)=−1/6,A(2,2)=4
    /3,A(2,3)=−1/6およびA(2,4)=0
    であり、B(1)はほぼ−4/5に等しく、B(2)は
    ほぼ9/5に等しい、請求項4に記載のスカリングを補
    償するための方法。
  15. 【請求項15】 J=4、K=5、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=−1/
    6,A(1,1)=0,A(1,2)=4/3,A
    (1,3)=0およびA(1,4)=−1/6である、
    請求項1に記載のスカリングを補償するための方法。
  16. 【請求項16】 J=4、K=5、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=0,A
    (1,1)=−2/3、A(1,2)=7/3,A
    (1,3)=−2/3およびA(1,4)=0である、
    請求項1に記載のスカリングを補償するための方法。
  17. 【請求項17】 J=4、K=5、かつM=2であっ
    て、A(m,k)の値はほぼ、A(1,0)=−1/
    6,A(1,1)=0,A(1,2)=4/3,A
    (1,3)=0,A(1,4)=−1/6,A(2,
    0)=0,A(2,1)=−2/3,A(2,2)=7
    /3,A(2,3)=−2/3およびA(2,4)=0
    であり、B(1)はほぼ−11/5に等しく、B(2)
    はほぼ16/5に等しい、請求項4に記載のスカリング
    を補償するための方法。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の方法を実行するため
    の装置。
  19. 【請求項19】 請求項4に記載の方法を実行するため
    の装置。
  20. 【請求項20】 ストラップダウン形慣性ナビゲーショ
    ンシステムにおいて使用するためのメモリを含むデジタ
    ルプロセッサであって、前記デジタルプロセッサは、1
    つまたは2つ以上の加速度計の出力から時間(n+1/
    2)Δtに入力ΔVB (n)のシーケンスを導出し、n
    は整数であり、Δtは時間間隔であり、前記デジタルプ
    ロセッサは入力ΔV(n)のスカリングを補償し、補償
    された出力は、時間(pJ+1/2)Δtに得られΔV
    Bc(m,p)によって表わされ、前記デジタルプロセッ
    サの動作はメモリに記憶されたプログラムによって特定
    され、前記プログラムは、 A(m,k)の組に対する値をメモリから読出させる第
    1のプログラムセグメントを含み、選択された値は次の
    式において使用され 【数3】 ここで、kは0からK−1までの値を取り、mは1に等
    しく、jは1からJまでの値を取り、Jは2以上であ
    り、pは整数であり、前記プログラムはさらに、 pの各値に対するΔVBc(m,p)の値を計算させる第
    2のプログラムセグメントを含む、デジタルプロセッ
    サ。
  21. 【請求項21】 ΔVBc(p)は、時間[pJ−(J+
    K−2)/2]Δtに評価される方向余弦行列CB N
    よって機体座標からナビゲーション座標に変換され、Δ
    Bc(p)はナビゲーション座標ではΔVNc(p)と表
    わされる、請求項20に記載のデジタルプロセッサ。
  22. 【請求項22】 A(m,k)の組に対して選択される
    値は、1より小さい値の範囲のωΔtの値に対して(ω
    Δt)q にほぼ比例する、同相スカリングによって生じ
    るΔVNc(m,p)/Δtの平均誤差となり、ωはスカ
    リング運動の角振動数であり、qは4以上である、請求
    項21に記載のデジタルプロセッサ。
  23. 【請求項23】 mは1からMまでの値を取り、前記プ
    ログラムはさらに、 mが2からMまでの値を取るときのA(m,k)の組に
    対する値をメモリから読出させる第3のプログラムセグ
    メントと、 【数4】 におけるmのすべての値に対するB(m)の組に対する
    値をメモリから読出させる第4のプログラムセグメント
    と、 pの各値に対するΔVBc(p)の値を計算させる第5の
    プログラムセグメントとを含む、請求項20に記載のデ
    ジタルプロセッサ。
  24. 【請求項24】 ΔVBc(p)は、時間[pJ−(J+
    K−2)/2]Δtに評価される方向余弦行列CB N
    よって機体座標からナビゲーション座標に変換され、Δ
    Bc(p)はナビゲーション座標ではΔVNc(p)と表
    わされる、請求項23に記載のデジタルプロセッサ。
  25. 【請求項25】 A(m,k)の組に対して選択される
    値は、1より小さい値の範囲のωΔtの値に対して(ω
    Δt)q にほぼ比例する、同相スカリングによって生じ
    るΔVNc(m,p)/Δtの平均誤差となり、ωはスカ
    リング運動の角振動数であり、qは4以上である、請求
    項24に記載のデジタルプロセッサ。
  26. 【請求項26】 B(m)の組に対して選択される値
    は、1より小さい値の範囲のωΔtの値に対して(ωΔ
    t)q に比例する、同相スカリングによって生じるΔV
    Nc(p)/Δtの平均誤差となり、ωはスカリング運動
    の角振動数であり、qは6以上である、請求項25に記
    載のデジタルプロセッサ。
  27. 【請求項27】 J=2、K=5、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=−1/2
    4,A(1,1)=0,A(1,2)=13/12,A
    (1,3)=0,A(1,4)=−1/24である、請
    求項20に記載のデジタルプロセッサ。
  28. 【請求項28】 J=2、K=3、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=−1/
    6、A(1,1)=4/3およびA(1,2)=−1/
    6である、請求項20に記載のデジタルプロセッサ。
  29. 【請求項29】 J=2、K=5、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=0,A
    (1,1)=−1/6、A(1,2)=4/3,A
    (1,3)=−1/6およびA(1,4)=0である、
    請求項20に記載のデジタルプロセッサ。
  30. 【請求項30】 J=2、K=5、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=1/3
    0,A(1,1)=−3/10,A(1,2)=38/
    15,A(1,3)=−3/10およびA(1,4)=
    1/30である、請求項20に記載のデジタルプロセッ
    サ。
  31. 【請求項31】 J=4、K=3、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=−2/
    3,A(1,1)=7/3およびA(1,2)=−2/
    3である、請求項20に記載のデジタルプロセッサ。
  32. 【請求項32】 J=4、K=5、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値はほぼ、A(1,0)=11/3
    0,A(1,1)=−32/15,A(1,2)=83
    /15,A(1,3)=−32/15およびA(1,
    4)=11/30である、請求項20に記載のデジタル
    プロセッサ。
  33. 【請求項33】 J=2、K=5、かつM=2であっ
    て、A(m,k)の値はほぼ、A(1,0)=−1/2
    4,A(1,1)=0,A(1,2)=13/12,A
    (1,3)=0,A(1,4)=−1/24,A(2,
    0)=0,A(2,1)=−1/6,A(2,2)=4
    /3,A(2,3)=−1/6およびA(2,4)=0
    であり、B(1)はほぼ−4/5に等しく、B(2)は
    ほぼ9/5に等しい、請求項23に記載のデジタルプロ
    セッサ。
  34. 【請求項34】 J=4、K=5、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値は、ほぼ、A(1,0)=−1/
    6,A(1,1)=0,A(1,2)=4/3,A
    (1,3)=0およびA(1,4)=−1/6である、
    請求項20に記載のデジタルプロセッサ。
  35. 【請求項35】 J=4、K=5、かつm=1であっ
    て、A(1,k)の値は、ほぼ、A(1,0)=0,A
    (1,1)=−2/3、A(1,2)=7/3,A
    (1,3)=−2/3およびA(1,4)=0である、
    請求項20に記載のデジタルプロセッサ。
  36. 【請求項36】 J=4、K=5、かつM=2であっ
    て、A(m,k)の値はほぼ、A(1,0)=−1/
    6,A(1,1)=0,A(1,2)=4/3,A
    (1,3)=0,A(1,4)=−1/6,A(2,
    0)=0,A(2,1)=−2/3,A(2,2)=7
    /3,A(2,3)=−2/3およびA(2,4)=0
    であり、B(1)は、ほぼ、−11/5に等しく、B
    (2)はほぼ、16/5に等しい、請求項23に記載の
    デジタルプロセッサ。
JP29896097A 1996-11-01 1997-10-30 ストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいてスカリングを補償するための方法および装置ならびにストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいて使用するためのメモリを含むデジタルプロセッサ Expired - Fee Related JP3172700B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/742,384 US5890093A (en) 1996-11-01 1996-11-01 Sculling compensation in strapdown inertial navigation systems
US08/742384 1996-11-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10185612A true JPH10185612A (ja) 1998-07-14
JP3172700B2 JP3172700B2 (ja) 2001-06-04

Family

ID=24984620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29896097A Expired - Fee Related JP3172700B2 (ja) 1996-11-01 1997-10-30 ストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいてスカリングを補償するための方法および装置ならびにストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいて使用するためのメモリを含むデジタルプロセッサ

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5890093A (ja)
EP (1) EP0840093B1 (ja)
JP (1) JP3172700B2 (ja)
KR (1) KR19980042029A (ja)
CA (1) CA2218014C (ja)
DE (1) DE69733301T2 (ja)
IL (1) IL121991A (ja)
TR (1) TR199701295A2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102155957A (zh) * 2011-03-21 2011-08-17 哈尔滨工程大学 基于移动捷联航姿基准的船用光纤陀螺组件在线标定方法
CN102168978A (zh) * 2010-12-17 2011-08-31 北京航空航天大学 一种船用惯性导航系统摇摆基座开环对准方法
CN103245357A (zh) * 2013-04-03 2013-08-14 哈尔滨工程大学 一种船用捷联惯导系统二次快速对准方法

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19858621C2 (de) * 1998-12-18 2001-02-01 Autoflug Gmbh Verfahren zum Verbessern der Meßwerte eines inertialen Meßsystems
US6453239B1 (en) * 1999-06-08 2002-09-17 Schlumberger Technology Corporation Method and apparatus for borehole surveying
US6285954B1 (en) * 1999-07-21 2001-09-04 Litton Systems Inc. Compensation system
US6315062B1 (en) 1999-09-24 2001-11-13 Vermeer Manufacturing Company Horizontal directional drilling machine employing inertial navigation control system and method
US6292751B1 (en) 2000-02-08 2001-09-18 Bae Systems Positioning refinement algorithm
FR2826445B1 (fr) * 2001-06-26 2003-09-19 Sagem Procede et dispositif pour generer des informations de navigation, et centrale de navigation inertielle incorporant un tel dispositif
US7028546B2 (en) * 2003-10-21 2006-04-18 Instrumented Sensor Technology, Inc. Data recorder
US7711483B2 (en) * 2005-11-15 2010-05-04 Sirf Technology, Inc. Dead reckoning system
US8086405B2 (en) * 2007-06-28 2011-12-27 Sirf Technology Holdings, Inc. Compensation for mounting misalignment of a navigation device
US8248301B2 (en) * 2009-07-31 2012-08-21 CSR Technology Holdings Inc. Method and apparatus for using GPS satellite state computations in GLONASS measurement processing
US8566032B2 (en) 2009-10-30 2013-10-22 CSR Technology Holdings Inc. Methods and applications for altitude measurement and fusion of user context detection with elevation motion for personal navigation systems
US8886980B2 (en) * 2010-03-29 2014-11-11 Qualcomm Incorporated Power efficient way of operating motion sensors
US9534900B2 (en) * 2011-02-17 2017-01-03 Systron Donner Interial, Inc. Inertial navigation sculling algorithm
KR101250257B1 (ko) * 2011-02-28 2013-04-04 국방과학연구소 관성 측정기의 교정 장치 및 그 방법
GB2534833B (en) * 2014-10-27 2020-07-01 Atlantic Inertial Systems Ltd Inertial navigation system
CN105771219A (zh) * 2014-12-24 2016-07-20 北京中体动力数字技术有限公司 桨频获取装置及其获取方法
CN109581892B (zh) * 2019-01-29 2021-10-12 西北工业大学 全捷联导弹制导控制系统双转台半实物仿真系统及方法
US11473909B2 (en) * 2020-03-04 2022-10-18 Invensense, Inc. Use of MEMS gyroscope for compensation of accelerometer stress induced errors
KR102457952B1 (ko) * 2020-09-08 2022-10-24 주식회사 에싸 폴리우레탄폼, 메모리폼 및 메모리칩을 층상화하여 착석감을 개선한 소파

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2146776B (en) * 1983-09-16 1986-07-30 Ferranti Plc Accelerometer systems
US4675820A (en) * 1984-06-14 1987-06-23 Sundstrand Data Control, Inc. Inertial reference system
DE3634023A1 (de) * 1986-10-07 1988-04-21 Bodenseewerk Geraetetech Integriertes, redundantes referenzsystem fuer die flugregelung und zur erzeugung von kurs- und lageinformationen
US4812977A (en) * 1986-12-31 1989-03-14 Sundstrand Data Control, Inc. Borehole survey system utilizing strapdown inertial navigation
GB2229536B (en) * 1989-03-22 1993-04-07 Ferranti Int Signal Signal processing apparatus and method
US5422817A (en) * 1991-08-13 1995-06-06 Litton Systems, Inc. Strapdown inertial navigation system using high order
JPH05240654A (ja) * 1992-02-28 1993-09-17 Japan Aviation Electron Ind Ltd 慣性航法装置
FR2725026B1 (fr) * 1994-09-28 1997-01-10 Aerospatiale Procede et dispositif pour minimiser dans un systeme de mesures inertielles l'erreur due a un mouvement perturbant dans la restitution de la vitesse

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102168978A (zh) * 2010-12-17 2011-08-31 北京航空航天大学 一种船用惯性导航系统摇摆基座开环对准方法
CN102155957A (zh) * 2011-03-21 2011-08-17 哈尔滨工程大学 基于移动捷联航姿基准的船用光纤陀螺组件在线标定方法
CN103245357A (zh) * 2013-04-03 2013-08-14 哈尔滨工程大学 一种船用捷联惯导系统二次快速对准方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5890093A (en) 1999-03-30
IL121991A (en) 2000-07-16
TR199701295A3 (tr) 1998-05-21
JP3172700B2 (ja) 2001-06-04
EP0840093B1 (en) 2005-05-18
TR199701295A2 (xx) 1998-05-21
DE69733301D1 (de) 2005-06-23
IL121991A0 (en) 1998-03-10
KR19980042029A (ko) 1998-08-17
CA2218014A1 (en) 1998-05-01
EP0840093A2 (en) 1998-05-06
DE69733301T2 (de) 2006-02-02
CA2218014C (en) 2006-01-10
EP0840093A3 (en) 1999-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3172700B2 (ja) ストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいてスカリングを補償するための方法および装置ならびにストラップダウン形慣性ナビゲーションシステムにおいて使用するためのメモリを含むデジタルプロセッサ
CA2381196C (en) Vibration compensation for sensors
EP1585939B1 (en) Attitude change kalman filter measurement apparatus and method
JPH0465963B2 (ja)
US20140222369A1 (en) Simplified method for estimating the orientation of an object, and attitude sensor implementing such a method
US5422817A (en) Strapdown inertial navigation system using high order
JPH09318382A (ja) 姿勢角検出装置及び方法
CN109682377A (zh) 一种基于动态步长梯度下降的姿态估计方法
CN108827288A (zh) 一种基于对偶四元数的降维捷联惯性导航系统初始对准方法及系统
JP3172689B2 (ja) ストラップダウン慣性航法装置で使用するためのコーニング補償の方法、ならびに、そのための装置およびデジタルプロセッサ
JP3425689B2 (ja) 慣性装置
RU2060463C1 (ru) Способ определения и компенсации ухода трехосного гиростабилизатора
JPH11248456A (ja) 3軸姿勢検出装置
RU2154810C2 (ru) Бесплатформенная система ориентации
RU2794283C1 (ru) Способ определения ориентации объекта в бесплатформенной инерциальной навигационной системе
JP3360089B2 (ja) 慣性装置
Zorn GPS-aided all-accelerometer inertial navigation
RU2796328C1 (ru) Способ коррекции углов ориентации БИНС
Zhu et al. Coarse Alignment of Strapdown Inertial Navigation System Based on LMS Adaptive Filtering
Håndlykken Advances in inertial measurement technology for marine motion control
McLean et al. A robotic joint sensor
GB2272974A (en) Inertial guidance system
Marselli et al. Error modelling of a silicon angular rate sensor
RU2117300C1 (ru) Система определения кинематических параметров движения (варианты)
JPH06265367A (ja) 船舶の慣性航法装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010306

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080323

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090323

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090323

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100323

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110323

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120323

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130323

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130323

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140323

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees