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JPH10182355A - メイクアップ化粧料 - Google Patents

メイクアップ化粧料

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JPH10182355A
JPH10182355A JP28917997A JP28917997A JPH10182355A JP H10182355 A JPH10182355 A JP H10182355A JP 28917997 A JP28917997 A JP 28917997A JP 28917997 A JP28917997 A JP 28917997A JP H10182355 A JPH10182355 A JP H10182355A
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ester
long
carbon atoms
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oil
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Kimitoku Hirai
公徳 平井
Kiyomi Tachibana
清美 橘
Shizuka Uehara
静香 上原
Jiro Nakabayashi
治郎 中林
Kazuhiro Tsuhara
一寛 津原
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モイスチャー効果、使用性と共に化粧持ちに優
れるメイクアップ化粧料に関する。 【解決手段】分子内に少なくとも1個のステロールエス
テルを有する油溶性のN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ
又はジエステルと特定の環状シリコーンとを必須成分と
して配合することにより得られる、モイスチャー効果、
使用性、更には化粧持ちが良好なメイクアップ化粧料を
提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メイクアップ化粧
料に関し、更に詳しくは、モイスチャー効果及び化粧持
ちに優れているとともに、使用性が良好なメイクアップ
化粧料を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、メイクアップ化粧料の油相原料
として、炭化水素類やエステル類、グリセリン誘導体あ
るいはシリコーン油等が用いられ、使用性や化粧持ち、
モイスチャー感等を考慮しながら種々組み合わせて使用
される。従来、モイスチャー感を出すために油性原料と
して、抱水性の高いアミノ酸誘導体が用いられ、N−長
鎖低級アシル酸性アミノ酸ジエステル、N−長鎖アシル
中性アミノ酸エステル、N,N−ジ長鎖アシル塩基性ア
ミノ酸エステル等が用いられてきた。また、各種ステロ
ールエステルについても抱水性が良好であることから従
来から用いられている。これらの原料は、モイスチャー
効果には優れるものの、これらをメイクアップ化粧料に
配合した場合、製品の使用性が悪くなるといった欠点を
有している。そこで最近、分子内に少なくとも1個のス
テロールエステルを有する油溶性のN−長鎖アシル酸性
アミノ酸モノ又はジエステルが開発され、これを配合し
たメイクアップ化粧料はモイスチャー効果と共に使用性
が向上してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分子内
に少なくとも1個のステロールエステルを有する油溶性
のN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ又はジエステルを配
合したメイクアップ化粧料は、モイスチャー感、使用性
には優れるものの、汗や皮脂により化粧崩れが生じ、化
粧持ちが悪いという欠点を有している。そこで、モイス
チャー効果、使用性と共に化粧持ちに優れるメイクアッ
プ化粧料が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、本発明
者らは、鋭意研究の結果、分子内に少なくとも1個のス
テロールエステルを有する油溶性のN−長鎖アシル酸性
アミノ酸モノ又はジエステルと特定の環状シリコーンと
を必須成分として配合することにより、モイスチャー効
果、使用性、更には化粧持ちが良好なメイクアップ化粧
料が得られることを見出だし、本発明を完成した。すな
わち本発明は、次の(a)成分及び(b)成分; (a)下記一般式(1)
【0005】
【化3】
【0006】(但し、式中、X及びYは同一又は異なっ
ても良く、それぞれステロールのエステル生成残基であ
るか或はX及びYのいずれか一方がステロールのエステ
ル生成残基で他方がH、炭素原子数8〜30の液状高級
アルキル若しくはアルケニル又は炭素原子数12〜38
の固形状高級アルキル一価アルコールのエステル生成残
基であり、COR1は炭素原子数8〜22の長鎖アシル
基であり、lは1又は2である。)で表わされる油溶性
N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ又はジエステル (b)下記一般式(2)
【0007】
【化4】
【0008】(但し、式中のR2は炭素原子数1〜10
のアルキル基又はフェニル基、R3は炭素原子数1〜1
0のフッ素置換アルキル基、mは0〜3の整数、nは1
〜6の整数であり、(m+n)は3〜6の整数であ
る。)で表わされる環状シリコーンを含有することを特
徴とするメイクアップ化粧料を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明で用いられる(a)成分の油溶性N−長鎖アシル酸
性アミノ酸モノ又はジエステルとは、特開平3−275
697号公報等に記載されているものが例示され、分子
内に少なくとも1個のステロールエステルを有する油溶
性のN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ又はジエステルで
ある。前記一般式(1)で表わされるエステルのN−長
鎖アシル酸性アミノ酸部分は、N−長鎖アシルアスパラ
ギン酸(式(1)でl=1)及びN−長鎖アシルグルタ
ミン酸(式(1)でl=2)で、長鎖アシル基としては
炭素原子数8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導さ
れるアシル基で、例えば、ラウリン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、オレイン酸等の単一組成の脂肪酸による
アシル基の他に、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂
脂肪酸等の天然より得られる混合脂肪酸あるいは合成に
より得られる脂肪酸(分岐脂肪酸を含む)のアシル基で
あってもよい。アシル基として長鎖アシル基を採用する
のは、疎水性付与のためである。酸性アミノ酸部分は光
学活性体又はラセミ体のいずれであっても差し支えな
い。ステロールとしてはコレステロール、フィトステロ
ール及びこれらの水添物(動物由来のものでも植物由来
のものでも差し支えない)など例示でき、炭素原子数8
〜30の液状高級アルキル若しくはアルケニルアルコー
ルとしては炭素原子数8〜30の天然又は合成脂肪族ア
ルコールでかつ常温で液状を呈するもの、例えば、2−
オクチルドデシルアルコール等の分岐アルコールの他、
オレイルアルコール等の不飽和アルコールなどを例示で
き、そして炭素原子数12〜38の固形状高級アルコー
ルとしては炭素原子数12〜38の飽和一価アルコール
でかつ常温で固形状を呈するもので、例えば、セチルア
ルコール、ベヘニルアルコール等が提示できる。これら
の油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ又はジエステ
ルは、本発明のメイクアップ化粧料中に、より好ましく
は0.5〜30重量%(以下、単に「%」で示す)、更
に好ましくは、1〜20%の範囲で配合される。配合量
がこの範囲であれば、モイスチャー効果、使用性におい
て特に良好なものが得られる。またこれらの油溶性N−
長鎖アシル酸性アミノ酸モノ又はジエステルは、必要に
応じて1種又は2種以上を用いることができる。
【0010】本発明で用いられる(b)成分の環状シリ
コーンとしては、前記一般式(2)で表される環状シリ
コーンで、具体的には下記の化学式(3)〜(10)が
挙げられる。
【0011】
【化5】
【0012】
【化6】
【0013】
【化7】
【0014】
【化8】
【0015】
【化9】
【0016】
【化10】
【0017】
【化11】
【0018】
【化12】
【0019】(b)成分の環状シリコーンは、本発明の
メイクアップ化粧料中により好ましくは1〜40%、更
に好ましくは、5〜30%の範囲で配合される。配合量
がこの範囲であれば化粧持ち、系の安定性において特に
良好なものが得られる。また、これらの環状シリコーン
は、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができ
る。
【0020】本発明のメイクアップ化粧料には、上記し
た必須成分の他に通常の化粧料に使用される成分、例え
ば炭化水素、高級脂肪酸エステル、動植物油脂、シリコ
ーン油、フッ素系油等の油性成分や、有機顔料、無機顔
料等の粉体、水溶性高分子、アルコール類、水等の水性
成分、界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、酸化防止
剤、美容成分、防腐剤、香料などを本発明の効果を損な
わない範囲で適宜配合することができる。
【0021】油性成分としては、必須成分のほかに、化
粧品一般に使用される固形油、半固形油、液体油、揮発
性油等が使用できる。動物油、植物油、鉱物油、合成油
を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エ
ステル類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油
類、フッ素系油類、親油性界面活性剤等が挙げられる。
具体的には、固体パラフィンワックス、セレシンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバワック
ス、キャンデリラワックス、ミツロウ、モクロウ、ゲイ
ロウ、ポリエチレンワックス、流動パラフィン、スクワ
ラン、ポリブテン、ワセリン、オリーブ油、ヒマシ油、
ホホバ油、マカデミアンナッツ油、ロジン酸ペンタエリ
トリットエステル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステ
ル、コレステロール脂肪酸エステル、液状ラノリン、ミ
リスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、
2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オクチルド
デシル、トリオクタン酸グリセリル、ポリイソステアリ
ン酸ジグリセリル、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、ベへニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、
セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラウリルア
ルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチ
ルシクロポリシロキサン、架橋型メチルポリシロキサ
ン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、パーフルオ
ロオクタン、パーフルオロデカン、パーフルオロポリエ
ーテル、フッ素変性シリコーン等のフッ素系油剤、グリ
セリンモノステアレート、ソルビタントリステアレート
等が挙げられる。
【0022】粉体としては、化粧品一般に使用される粉
体であれば形状も球状、板状、針状等特に限定すること
なく配合できる。例えば無機粉体としては、タルク、カ
オリン、マイカ、合成マイカ、セリサイト、炭酸マグネ
シウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸
マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、無水
ケイ酸、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメ
クタイト、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、
酸化アルミニウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、一
酸化チタン、チッ化硼素、酸化クロム、コンジョウ、群
青、酸化鉄雲母、酸化鉄雲母チタン、雲母チタン、オキ
シ塩化ビスマス等が挙げられ、有機粉体としては、ナイ
ロン粉末、ポリエチレン粉末、ポリスチレン粉末、シリ
コーン粉末、メチルメタアクリレート粉末、ポリテトラ
フルオロエチレンパウダー、ウールパウダー、シルクパ
ウダー、結晶セルロース、タール系色素及びそのレーキ
色素等、又、これらの粉体を複合化したものが挙げられ
る。更にフッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石鹸、
ロウ、油脂、炭化水素等の1種又は2種以上を用いて表
面処理を施したものを用いることもできる。
【0023】水性成分としては、水に可溶な成分であれ
ば何れでもよく、例えば、プロピレングリコール、1,
3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、
ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、ソ
ルビトール、マルチトール、ショ糖、でんぷん糖、ラク
チトール等の糖類、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナ
トリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、ア
ルギン酸ナトリウム、カラギーナン、メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、アルキル化カルボキシ
ビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性
高分子、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、乳酸ナト
リウム等の塩類、アロエベラ、ウィッチヘーゼル、ハマ
メリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植
物抽出液等及び水が挙げられる。
【0024】界面活性剤としては、例えば、非イオン界
面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル及びその
アルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコ
ール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキ
レングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル
及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレン
グリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、グ
リセリンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンの
アルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレン変
性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げら
れる。アニオン界面活性剤としては、ステアリン酸、ラ
ウリン酸のような脂肪酸及びそれらの無機及び有機塩、
アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−
オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸
塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン
塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシル
アミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο
−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩
等が挙げられる。両性界面活性剤としては、アミノ酸タ
イプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル
型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人
体に対して安全とされるものが使用できる。例えば、
N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメ
チルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノ
アルキレンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N
−スルフォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−
ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)
アンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシ
エチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイ
ン等が挙げられる。
【0025】紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフ
ェノン系としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,2’
−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベ
ンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テト
ラヒドロキシベンゾフェノン等が挙げられ、PABA系
としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エ
チル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルア
ミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸−2
−エチルヘキシル、パラジヒドロキシプロピル安息香酸
エチル等が挙げられ、ケイ皮酸系としては、p−メトキ
シケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−メトキシケイ皮
酸−2−エトキシエチル等が挙げられ、サリチル酸系と
しては、サリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸
フェニル、サリチル酸ホモメンチル等が挙げられ、その
他、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、4−tert−ブチル−4’−メトキ
シジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられ
る。
【0026】保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ
多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられ
る。酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、
アスコルビン酸等が挙げられる。美容成分としては、例
えばビタミン類、消炎剤、生薬等が挙げられる。防腐剤
としては、例えばパラオキシ安息香酸アルキル、フェノ
キシエタノール等が挙げらる。
【0027】本発明のメイクアップ化粧料の形態として
はスティック状、皿状、打粉状等が挙げられ、口紅やフ
ァンデーション、アイシャドウ、下地クリーム等に用い
ることができる。
【0028】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0029】実施例1〜6及び比較例1〜3:スティッ
ク状口紅 表1に示す処方のスティック状口紅を調製し、モイスチ
ャー感、化粧持ち、使用性について下記の方法により評
価した。その結果も併せて表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】*1:前記化学式(3)の環状シリコーン *2:前記化学式(4)の環状シリコーン *3:パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノー
ルアミン塩処理(5%) *4:パーフルオロポリエーテル処理(5%) (製造方法) A、成分1〜11を均一に加熱溶解する。 B、Aに成分12〜17を加えて均一混合し、その後、
成分18を添加し均一混合する。C、口紅容器に充填し
て口紅を得る。
【0032】(評価方法)各試料について、化粧歴10
年以上の女性50名をパネルとする使用テストを行な
い、モイスチャー感、化粧持ち、使用性の各々の項目に
ついて良いとした人数により、以下の基準に従い評価し
た。
【0033】
【0034】表1の結果から明らかな如く、本発明の実
施例1〜6のスティック状口紅は、比較例1〜3のステ
ィック状口紅に比べモイスチャー感、化粧持ち、使用性
に優れたものであり、また、発汗等もなく成型性も良好
であった。
【0035】 *5:メチルハイドロジェンポリシロキサン処理(2
%) *6:メチルポリシロキサン・メチルハイドロジェンポ
リシロキサン処理(3.5%) *7:前記化学式(8)の環状シリコーン (製法) A.成分1〜7を混合粉砕する。 B.成分8〜16を均一混合する。 C.AにBを加え、均一にした後、更に粉砕し、皿にプ
レス成型する。 以上のようにして得られた本発明品は、モイスチャー
感、化粧持ち、使用性に優れたパウダーファンデーショ
ンであった。
【0036】 (製法) A.成分8〜13を均一に加熱溶解する。 B.Aに成分1〜7を加えて均一混合する。 C.Bに成分14〜19を加えて、所定の容器に充填す
る。 以上のようにして得られた本発明品は、モイスチャー
感、化粧持ち、使用性に優れた油性ファンデーションで
あった。
【0037】 (製法) A.成分1〜6を混合粉砕する。 B.成分7〜16を均一混合する。 C.AにBを加え、均一にした後、更に粉砕し、皿にプ
レス成型する。 以上のようにして得られた本発明品は、モイスチャー
感、化粧持ち、使用性に優れたアイシャドウであった。
【0038】
【発明の効果】本発明のメイクアップ化粧料は、分子内
に少なくとも1個のステロールエステルを有する油溶性
のN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ又はジエステルと特
定の環状シリコーンとを含有することにより、モイスチ
ャー感、化粧持ち、使用性に優れ、しかも、安定性も良
好な化粧料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中林 治郎 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究所内 (72)発明者 津原 一寛 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(a)成分及び(b)成分; (a)一般式(1) 【化1】 (但し、式中、X及びYは同一又は異なっても良く、そ
    れぞれステロールのエステル生成残基であるか或はX及
    びYのいずれか一方がステロールのエステル生成残基で
    他方がH、炭素原子数8〜30の液状高級アルキル若し
    くはアルケニル又は炭素原子数12〜38の固形状高級
    アルキル一価アルコールのエステル生成残基であり、C
    OR1は炭素原子数8〜22の長鎖アシル基であり、l
    は1又は2である。)で表わされる油溶性N−長鎖アシ
    ル酸性アミノ酸モノ又はジエステル (b)一般式(2) 【化2】 (但し、式中のR2は炭素原子数1〜10のアルキル基
    又はフェニル基、R3は炭素原子数1〜10のフッ素置
    換アルキル基、mは0〜3の整数、nは1〜6の整数で
    あり、(m+n)は3〜6の整数である。)で表わされ
    る環状シリコーンを含有することを特徴とするメイクア
    ップ化粧料。
  2. 【請求項2】 (a)成分を0.5〜30重量%、
    (b)成分を1〜40重量%含有することを特徴とする
    請求項1記載のメイクアップ化粧料。
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