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JPH10166374A - 筒状成形品の成形方法 - Google Patents

筒状成形品の成形方法

Info

Publication number
JPH10166374A
JPH10166374A JP35192696A JP35192696A JPH10166374A JP H10166374 A JPH10166374 A JP H10166374A JP 35192696 A JP35192696 A JP 35192696A JP 35192696 A JP35192696 A JP 35192696A JP H10166374 A JPH10166374 A JP H10166374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
pipe
mold
outer peripheral
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35192696A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Morita
晴夫 森田
Yoshinori Sugiura
好典 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP35192696A priority Critical patent/JPH10166374A/ja
Publication of JPH10166374A publication Critical patent/JPH10166374A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 型からの脱型を容易にして簡単かつ品質良好
に成形品を得ることのできる筒状成形品の成形方法を提
供する。 【解決手段】 型10の内面11に筒状成形品20を形
成した後、前記成形品20の内径より小さな外径を有す
るパイプの外周面に複数の気体流通孔41が形成された
脱型パイプ40を、前記型10内の成形品20内に挿入
し、前記脱型パイプ40に接続された吸引装置30によ
り前記気体流通孔41を介して脱型パイプ40と型内の
成形品20間の空気を外部へ吸引して、前記成形品20
を脱型パイプ40の外周面に吸着した後、前記成形品2
0を吸着したまま脱型パイプ40を型10から抜いて脱
型し、次いで、前記脱型パイプ40に接続された送風装
置50により前記気体流通孔41から脱型パイプ40の
外周面と成形品20間に空気を吹き出し、前記成形品2
0を脱型パイプ40の外周面から抜き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴム等からなる
筒状成形品の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム等の柔軟な材質からなる薄肉
の筒状成形品の成形方法として、回転する筒状の型内に
ウレタン樹脂原料やシリコンゴム原料等の液状原料を注
入し、型の内面に液状原料を層状に付着させ、次いでそ
の液状原料を硬化させて筒状の成形品を型内面に形成し
た後、前記成形品を型の内面から剥がして脱型する方法
がある。
【0003】前記成形方法において、成形品の脱型は、
型の一端側において、成形品の端部と型の内面との境界
部分に空気を吹き付けて、成形品を端部から徐々に剥が
すことによってなされている。また、その際に、竹べら
を成形品と型内面間に挿入して成形品を型内面から剥が
すことも同時になされている。
【0004】しかし、前記成形方法では成形品が型の内
面に密着して形成されるため型の内面から剥がれ難い問
題がある。さらに、成形品を一端から剥がしていく最中
に、一度剥がれた部分が再び復元して型の内面に密着
し、それによって成形品の脱型が阻害されることがあ
る。また粘着性のある成形品にあっては、脱型の最中に
型の内面から剥がれた部分同士が互いに接触して密着し
易く、その部分を離すのに時間と熟練した技術が必要と
なるのみならず、最悪の場合には密着部分を良好に離す
ことができず、製品として不良になることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたもので、型からの脱型を容易にして簡単か
つ品質良好に成形品を得ることのできる筒状成形品の成
形方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1に
記載されるように、筒状の型内に液状原料を注入し、前
記型の内面に液状原料を付着させて筒状の成形品を形成
し、その後に前記成形品を脱型する筒状成形品の成形方
法において、前記型の内面に成形品を形成した後、前記
成形品の内径より小さな外径を有するパイプの外周面に
複数の気体流通孔が形成された脱型パイプを、前記型内
の成形品内に挿入し、前記脱型パイプに接続された吸引
装置により前記気体流通孔を介して脱型パイプと型内の
成形品間の空気を外部へ吸引して、前記成形品を脱型パ
イプの外周面に吸着した後、前記成形品を吸着したまま
脱型パイプを型から抜いて脱型し、次いで、前記脱型パ
イプに接続された送風装置により前記気体流通孔から脱
型パイプの外周面と成形品間に空気を吹き出し、前記成
形品を脱型パイプの外周面から外すことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載された発明は、気体流通孔
の全数または一部が脱型パイプの先端に向かって外方へ
傾斜していることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載された発明は、前記型の内
面に成形品を形成した後、前記型の少なくとも一側端部
の成形品の端部を摩擦部材で擦って当該成形品の端部を
型の端部内面から剥がれ易くしあるいは剥がし、次い
で、脱型パイプと前記型内の成形品間の空気を外部へ吸
引することを特徴とする。
【0009】請求項4に記載された発明は、前記脱型パ
イプと型内の成形品間の空気を外部へ吸引する際に、前
記型の一端側を閉じるとともに他端側の脱型パイプ外周
面と成形品間を開口させておくことを特徴とする。
【0010】さらに、請求項5に記載された発明は、脱
型パイプの外周面が周方向に沿って凹凸形状からなるこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1ないし図14は請求項1の発明
に係る一実施例を示しており、図1は型の内面にポリウ
レタン原料等を注入する工程を示す側面図、図2は型の
内面に筒状成形品が形成された状態を示す断面図、図3
は脱型パイプを成形品の内側に挿入する際を示す側面
図、図4は同脱型パイプを挿入した状態を示す断面図、
図5は図4のA−A断面図、図6は脱型パイプにより型
内の空気を外部へ吸引している状態を示す断面図、図7
はその時の型の端部付近を示す拡大断面図、図8は成形
品が型の内面から剥がされて脱型パイプの外周面に吸着
した状態を示す断面図、図9は送風装置により気体流通
孔から脱型パイプの外周面と成形品間に空気を吹き出す
工程を示す側面図、図10は成形品が脱型パイプの外周
面に浮き上がった状態を示す図9のB−B断面図、図1
1は成形品を脱型パイプの外周面から抜き取る際を示す
斜視図、図12は脱型パイプの外周面から抜き取った成
形品を示す斜視図、図13は請求項1の発明に係る他の
実施例において型を回転させながら成形品を吸引してい
る状態を示す側面図、図14は成形品の一部が型の内面
に密着した状態を示す断面図である。
【0012】図15は請求項2の発明に係る一実施例に
おいて気体流通孔から脱型パイプの外周面と成形品間に
空気を吹き出す工程を示す断面図、図16は同実施例に
おいて成形品が脱型パイプの先端から吹き飛んだ状態を
示す側面図、図17は請求項3の発明に係る一実施例に
おいて摩擦部材により成形品の端部を擦る工程を示す断
面図、図18は請求項3の発明に係る他の実施例におい
て摩擦部材を取り付けた脱型パイプにより成形品の端部
を擦る工程を示す断面図、図19は請求項4の発明に係
る一実施例において型の一端側を閉じて成形品を吸引す
る工程を示す断面図、図20は請求項5の発明に係る一
実施例の脱型パイプを示す斜視図、図21は成形品が型
の内面から剥がれて同脱型パイプの外周面に吸着した状
態を示す断面図である。
【0013】まず、請求項1の発明の一実施例について
説明する。この請求項1の発明においては、図1に示す
ように、筒状の型10を用い、その型10を回転させな
がら型10内にポリウレタン原料等の液状原料Pを注型
ノズル15により注入し、型の内面11に層状に付着さ
せて硬化させ、図2に示すような所定厚みの均一な筒状
成形品20を形成する。前記型10は、従来より筒状成
形品の成形に用いられているものと同様のもので、所望
の内径からなる内面11が成形品形成面を構成する。こ
の型10は、液状原料Pの注入時、図示しない回転装置
に取り付けられてその周方向に沿って回転する。なお、
成形品20を型の内面11に形成するこの工程は、従来
の成形方法と同様であり、用いる液状原料に応じて型1
0が適宜の温度とされ、型10の回転速度も適宜設定さ
れる。また、この実施例では、型10の内径は65m
m、長さは350mm、成形品20はポリウレタンエラ
ストマーからなる厚み3mmのものである。
【0014】次いで、前記型10内の成形品20内側
に、図3ないし図5に示すように、吸引装置30と接続
された脱型パイプ40を挿入する。前記脱型パイプ40
は、金属または樹脂製等からなるパイプの外周面にその
パイプ40の内外を連通する複数の気体流通孔41が形
成されたものである。また、この脱型パイプ40は、前
記成形品20の内側に挿入される部分が、成形品20の
内径より所定量小さな外径からなって、少なくとも成形
品20の全長に渡って挿入される長さからなる。
【0015】なお、前記脱型パイプ40の外径や、長さ
等は、後に行う吸引時に成形品20を脱型パイプ40に
良好に吸着できるように、成形品20の厚みや、吸引装
置30の能力等に応じて適宜定められる。この実施例の
脱型パイプ40は、図4に示すように基部42が接続パ
イプ31との接続部となっていて、その基部42を除く
長さは400mm、外径は60mmとされている。ま
た、前記脱型パイプ40の基部42と接続パイプ31と
の連結は単なる挿入あるいは螺合等によってなされ、そ
の接続パイプ31を介して脱型パイプ40が真空ポンプ
等の吸引装置30に接続されている。一方、脱型パイプ
の先端43は、前記気体流通孔41における吸引力が大
になるように閉じられている。
【0016】前記気体流通孔41は、図4および図5に
示すように脱型パイプ40の成形品20内に挿入される
部分全体に渡って脱型パイプ40の周壁に所定数形成さ
れている。この気体流通孔41の数やサイズは、吸引装
置30の能力や、成形品20の材質、厚み等によって異
なるが、一般的には、直径2〜5mm、個数100〜1
50個とされる。この例では、直径3mmの孔が80
個、直径5mmの孔が50個、合計で130個とされて
いる。
【0017】次いで、前記吸引装置30の作動により、
脱型パイプ40の気体流通孔41を介して脱型パイプ4
0と型10内の成形品20間の空気を外部へ吸引する。
この吸引によって、脱型パイプ40の外周と成形品20
間が減圧になって、図6および図7に示すように、型1
0の外部の空気Kが型10内に流入する。その際、その
流入空気Kが型の端部12,13の内面と成形品20の
端部21,22間に入り込み、前記成形品の端部21,
22は前記型の端部12,13の内面から剥がれ易くな
り、成形品20の脱型がスムーズになされる。そして、
所定時間吸引を続ければ、ついには、図8に示すよう
に、成形品20全体が型の内面11から剥がれて脱型パ
イプ40の外周面に吸着する。
【0018】そして、前記吸引を続け、前記成形品20
が吸着した状態の脱型パイプ40を、型10から抜き取
り、成形品20の脱型を行う。このとき、前記成形品2
0は、既に型の内面11から剥がされて脱型パイプ40
の外周面に吸着されているため、容易に脱型することが
できる。
【0019】次いで、前記吸引を止め、図9に示すよう
に前記吸引装置30から送風装置50へ脱型パイプ40
の接続を換え、前記脱型パイプ40内に送風装置50か
ら空気を吹き込んで前記気体流通孔41から空気を吹き
出す。それによって、脱型パイプ40の外周面と成形品
20間に空気が吹き込まれ、図10に示すように、成形
品20が脱型パイプ40の外周面から浮き上がり、脱型
パイプ40の外周面から剥がれる。そして、図11に示
すように、前記成形品20を脱型パイプ40から抜き取
れば、図12に示すような所望の筒状成形品20が得ら
れる。その際、前記したように、成形品20が脱型パイ
プ40の外周面から空気で浮いた状態となっているた
め、容易に成形品20を脱型パイプ40から抜くことが
できる。なお、予め、脱型パイプ40の外周面をフッ素
樹脂等により表面処理をしておけば、脱型パイプ40の
外周面に成形品20が貼り付いたりせず、確実に脱型パ
イプ40の外周面から浮き上がり極めて容易に前記抜き
取りを行うことができる。また、前記吸引装置30から
送風装置への切り替えは、接続パイプ31の一部に切り
替え装置を設け、その切り替え装置によって行ってもよ
く、あるいは、脱型パイプ40を吸引装置30(接続パ
イプ31)から外して送風装置50に接続し直してもよ
い。
【0020】なお、前記脱型パイプ40と型10内の成
形品20間の空気を外部へ吸引する間に、図13に示す
ように、前記脱型パイプ40と型10の少なくとも一方
(図では型10)を型10の周方向に沿って適宜数回転
させてもよい。そうすれば、成形品20の内周を均一に
吸引することができ、図14に示すように前記吸引時に
成形品20の一部が型の内面11に密着して剥離が遅れ
るといった不具合を少なくすることができる。また、仮
に成形品20の一部が型の内面11に密着しても、前記
回転により成形品20は型の内面11に密着した部分が
引き剥がされて、脱型パイプ40側に吸引されるため、
迅速かつ確実に脱型パイプ40の外周面に吸着される。
前記回転は型の周方向に沿って一方向のみならず、両方
向に行うのが、成形品20にシワを生じにくいので好ま
しい。
【0021】このように、請求項1に記載された発明の
成形方法によれば、脱型パイプを介して型内の成形品内
側の空気を外部へ吸引するだけで成形品を型から剥がす
ことができるため、成形品の成形を容易に行うことがで
きる。しかも、その際に成形品の一部分同士が互いに密
着せず、その後に成形品の密着部分を離す作業が不要と
なる。さらに、型から抜き取った脱型パイプに空気を吹
き込むことによって、脱型パイプの外周面から成形品を
浮かすことができるため、その成形品を簡単に脱型パイ
プから抜き取ることができる。加えて、その脱型パイプ
から成形品を抜き取る際には、脱型パイプの気体流通孔
から吹き出す空気によって成形品の弛み(ダブつき)部
分が広がるため、この工程でも成形品が密着し難く、そ
の後に密着部分を離す工程が不要となるばかりか、密着
部分の離し損ないによる製品不良を生じることもない。
【0022】次に請求項2の発明について説明する。こ
の請求項2の発明は、請求項1における前記脱型パイプ
40の気体流通孔41として、脱型パイプの先端43
(送風装置50とは反対側端部)に向かって外方へ傾斜
したものが含まれることを特徴とするものである。
【0023】図15および図16に請求項2の一実施例
を示す。この実施例では、脱型パイプ40Aの気体流通
孔41Aを脱型パイプの先端43Aに向かって外方向へ
傾斜するように形成している。なお、この実施例では、
気体流通孔41Aの全数を傾斜させているが、一部のも
のを傾斜させ、残りを脱型パイプ40Aの外周面に略垂
直にしたものでもよい。
【0024】このように、脱型パイプの先端43Aに向
かって外方へ傾斜した気体流通孔41Aを脱型パイプ4
0Aに設けると、送風装置50Aの作動により脱型パイ
プ40Aの気体流通孔41Aから脱型パイプ40Aの外
周面と成形品20A間に空気を吹き出す際に、前記傾斜
した気体流通孔41Aから脱型パイプ40Aの前方(先
端方向)かつ外方へ向かって空気が吹き出して成形品2
0Aの内面に衝突するため、その成形品は脱型パイプ4
0Aの外周面から浮いて剥がれると同時に脱型パイプの
先端43A側へ自動的に移動する。従って、簡単に成形
品20Aを脱型パイプ40Aから外すことができる。し
かも、脱型パイプ40Aに送る空気の圧力および流量
や、気体流通孔41Aの傾斜角度や、傾斜させる気体流
通孔41Aの割合等を、成形品20Aの材質や寸法等に
応じて適宜設定することによって、図16に示すよう
に、成形品20Aを脱型パイプ40Aから剥がすと同時
に脱型パイプ40Aの先端43Aから吹き飛ばすことが
でき、極めて容易に成形品20Aが得られるようにな
る。なお、このように、気体流通孔41Aを脱型パイプ
の先端43Aに向かって外方へ傾斜させることは、請求
項1の発明における前記吸引の際の吸引力に影響を及ぼ
すことはない。
【0025】次に請求項3の発明について説明する。図
17に請求項3の発明の一実施例を示す。この請求項3
の発明は、前記型の内面11に成形品20を形成した
後、前記型10の少なくとも一側端部12における成形
品の端部21を摩擦部材60で擦って当該成形品の端部
21を型の端部12の内面から剥がれ易くしあるいは剥
がし、次いで、前記脱型パイプ40と前記型内の成形品
20間の空気を外部へ吸引し、その後は請求項1と同様
にして筒状成形品20を得るものである。なお、この請
求項3の発明は請求項1のみならず2の発明に対しても
適用される。
【0026】図17に示す実施例では、請求項1の実施
例で説明した前記型10内の成形品20内に脱型パイプ
40を挿入する前に、先細の円柱形状からなって脱型パ
イプ挿入側となる成形品の端部21に嵌まる径を有する
ゴム等からなる摩擦部材60を、脱型パイプ挿入側とな
る型の端部12に当てて数回回転させることにより成形
品の端部21を擦り、それによって成形品の端部21を
型の端部12の内面から剥がし、あるいは剥がれ易くし
ている。その後、請求項1の実施例と同様に、前記脱型
パイプ40が型10内の成形品20内に挿入される。な
お、図示する符号61は、摩擦部材60を持つための把
持棒である。また、この摩擦によって前記成形品の端部
21の品質が低下する場合は、成形品20の脱型後に前
記端部21を切除すればよい。この実施例では、脱型パ
イプ40の挿入側となる成形品の端部21のみを擦って
いるが、成形品20を型の内面11からより迅速かつ確
実に剥離させるためには、脱型パイプ40の非挿入側と
なる成形品の端部22も擦る(すなわち成形品の両側端
部21,22を擦る)のがより好ましい。
【0027】前記摩擦部材60は、脱型パイプ40とは
別個のものでもよいが、図18に示すように、脱型パイ
プ40Bの基部42Bに取り付けられた先細の円柱また
は円盤状からなる摩擦部材70でもよい。その場合に
は、脱型パイプ40Bを成形品20B内に挿入する際
に、摩擦部材70を脱型パイプ挿入側となる型の端部1
2Bに当てて、脱型パイプ40Bまたは型10B(図で
は型10B)を適宜回転させることにより成形品の端部
21Bを擦る。また、そのときの摩擦部材70は、摩擦
部材70と脱型パイプの先端43B(脱型パイプの基部
42Bとは反対側端部)間の距離が型10Bの全長より
大となるような位置に取り付けるのが好ましい。そし
て、図示しないが、前記摩擦後に脱型パイプ40Bを型
10Bから所定量引き出して摩擦部材70と型の端部1
2Bの間に隙間を設けて、成形品20B(特に前記成形
品の端部21B)の剥離が摩擦部材70により妨げられ
ないようにして吸引を行う。このように脱型パイプ40
Bと摩擦部材70を一体にすれば、成形品の端部21B
を擦る工程とそのあとの吸引工程とを連続的にスムーズ
に行うことができ、作業効率がより向上する。なお、こ
の後の工程は、請求項1の実施例と同じなので説明を省
略する。
【0028】次に請求項4の発明について説明する。こ
の請求項4の発明は、請求項1における前記脱型パイプ
40と型10内の成形品20間の空気を外部へ吸引する
際に、前記型の一端側13(脱型パイプ非挿入側となる
端部)を閉じるとともに他端側12(脱型パイプ挿入側
となる端部)の脱型パイプ40と成形品20間を開口さ
せておくものである。
【0029】図19に請求項4の発明の一実施例を示
す。この実施例では、型10C内に成形品20Cを形成
した後、脱型パイプ40Cと型10C内の成形品20C
間の空気を外部へ吸引するのに先立ち、脱型パイプ40
Cの非挿入側となる型の端部13Cに、ゴム等からなる
シール部材80を当接させて前記型の端部13Cを閉じ
るとともに、脱型パイプ40Cの挿入側となる型の他側
端部12Cで、成形品20Cと脱型パイプ40C間に隙
間を残して開口させ、その後、請求項1の発明の実施例
と同様に、脱型パイプ40Cによる吸引を行ない、成形
品20Cの脱型および脱型パイプ40Cからの抜き取り
を行っている。
【0030】前記シール部材80は、図示しない押圧装
置によって前記型の端部13Cに押しつけるようにした
り、前記型の端部13Cにクランプ等で固定するように
したり、あるいはねじで固定するなど、適宜の手段で取
り付けられる。なお、シール部材80側の成形品の端部
22Cが型の内面11Cから剥がれ難くなるのを妨ぐた
め、シール部材80は、成形品20Cの内側に挿入され
ない形状とするのが好ましい。この実施例では、型10
Cの内径より大である円盤状のものを使用している。
【0031】この請求項4の発明では、前記吸引時に脱
型パイプ40Cの挿入側となる型の端部12Cからの
み、空気が脱型パイプ40Cの外周面と成形品20C間
に流入するため、その流入空気は流速が極めて大になっ
て、成形品の端部21Cに勢いよく衝突しながら成形品
20Cの内側に流れ込む。その結果、前記成形品の端部
21Cが型の端部12Cの内面から容易に剥がれるとと
もに、その剥がれた成形品の端部21C近傍に前記流入
空気が衝突しながら成形品20Cと型の内面11C間に
連続して入り込むため、型の内面11Cからの成形品2
0Cの剥離が迅速に進み、成形品20Cが脱型パイプ4
0Cの外周面にスムーズかつ確実に吸着される。なお、
この請求項4の発明は、請求項1の発明に対してのみな
らず、請求項2の発明及び請求項3の発明の少なくとも
一の発明との併用が好ましい。
【0032】次に請求項5の発明について説明する。こ
の請求項5の発明は、請求項1ないし4の発明における
前記脱型パイプの外周面が周方向に沿って凹凸形状とな
るものである。
【0033】図20および図21に請求項5の発明の一
実施例を示す。この実施例では、脱型パイプ40Dの外
周面が周方向に沿って凹凸形状44Dになっており、該
脱型パイプ40Dの外周長(周方向に沿う外周面の長さ
を言う。以下同じ。)は、凹凸形状のない平滑な前記脱
型パイプ40の外周長と比べて長くなっている。従っ
て、この脱型パイプ40Dを用いて成形品20Dの吸着
を行えば、型10Dの内面11Dから剥がれた成形品2
0Dは弛み部分(成形品のダブつき)が少なく脱型パイ
プ40Dの外周面に吸着し、その弛み部分が互いに密着
してシワが生じるのを防ぐことができる。
【0034】なお、前記凹凸形状44Dの具体的な寸法
は、前記吸引時に脱型パイプ40Dの外周面に良好に成
形品20Dが吸着するように、成形品20Dの材質や厚
みや、吸引装置の吸引能力等に応じて適宜定められる。
この実施例では、前記凹凸形状44Dは、凸部45Dお
よび凹部46Dが脱型パイプ40Dの長手方向に伸び
て、脱型パイプ40Dの周方向に凹凸の波形状を構成す
るとともに、前記凸部45Dと成形品20Dの内面間に
所定の隙間を形成する寸法になるよう、脱型パイプ40
Dの外径は60mm、凹凸形状44Dの高低差すなわち
凹部46Dの深さは2.2mmとされている。また、こ
の脱型パイプ40Dにおける気体流通孔41Dの形成位
置は、成形品20Dの吸着を良好に行うため、少なくと
も凸部45Dに、好ましくは凸部45Dと凹部46Dの
双方に設けるのが望ましい。さらに好ましくは凸部45
Dに設けられた孔の直径を凹部46Dに設けられた孔の
直径よりも大に設定されるのが望ましい。
【0035】さらに、この実施例では、脱型パイプ40
Dの外周長は成形品20Dの内周長(周方向に沿う内周
面の長さを言う。)と略等しくなるように凹凸形状44
Dが設定されているので、図示するように成形品20D
が脱型パイプ40Dの外周面で弛むことなく吸着し、そ
の弛んだ部分同士が密着してシワが生じるのを確実に防
ぐことができ、その密着部分を離す面倒な作業も不要と
なる。なお、この請求項5の発明は、請求項1の発明に
対してのみならず、請求項2ないし4の発明の少なくと
も一の発明との併用が好ましい。
【0036】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明によれば、型の内面に形成した筒状成形品の内側に
脱型パイプを挿入して吸引するだけで、筒状成形品を型
の内面から剥がして脱型できるため、筒状成形品の成形
を容易に行うことができる。しかも、成形品を脱型パイ
プの外周面に吸着させて成形品の脱型を行うため、その
脱型時に筒状成形品の一部が互いに密着し難く、その成
形品同士の密着部分を離すための面倒な作業が不要とな
るのみならず、密着部分の離し損ねによる製品不良を生
じる恐れがない。また、その後に脱型パイプ内に空気を
送って気体流通孔から脱型パイプの外周面と成形品間に
空気を吹き出し、それによって前記成形品を脱型パイプ
の外周面から剥がすため、脱型パイプから成形品を抜き
取るのも容易であり、その際に成形品の一部が互いに密
着することも防げる。
【0037】さらに、請求項2の発明のように、脱型パ
イプの気体流通孔の全数あるいは一部を、前記脱型パイ
プの先端に向かって外方へ傾斜したものとすれば、脱型
パイプに空気を吹き込むことによって成形品を脱型パイ
プから浮かすと同時に脱型パイプの先端方向へ移動させ
ることができ、成形品を脱型パイプから抜き取るのがよ
り容易になる。しかも、脱型パイプに吹き込む空気の圧
力および流量や、気体流通孔の傾斜角度等を成形品の材
質や厚み等に応じて適宜設定することにより、脱型パイ
プ内への空気の吹き込みにより、脱型パイプの先端から
自動的に吹き飛ばすことができ、成形の自動化も可能と
なる。
【0038】また、請求項3の発明によれば、型の内面
に成形品を形成した後に、型の少なくとも一側端部の成
形品の端部を摩擦部材で擦って当該成形品の端部を型の
端部内面から剥がれ易くしあるいは剥がし、次いで、脱
型パイプと型内の成形品間の空気を外部へ吸引するた
め、成形品が容易に型の内面から剥がれて脱型パイプの
外周面に吸着され易くなり、成形品の脱型がよりスムー
ズになって、筒状成形品の成形をより簡単、迅速かつ確
実に行えるようになる。
【0039】請求項4の発明によれば、脱型パイプと型
内の成形品間の空気を外部へ吸引する際に、型の一端側
を閉じるとともに他端側の脱型パイプ外周面と成形品間
を開口させておくため、前記吸引によって、型の開口側
端部から型内に大なる流速で空気を流入させることがで
きる。そして、その空気が、型の開口側端部に位置する
成形品の端部と衝突しながら型内に流入することになる
ため、成形品が端部から剥がれ易くなって脱型がスムー
ズになり、筒状成形品の成形をより簡単、迅速かつ確実
に行えるようになる。
【0040】また、請求項5の発明によれば、脱型パイ
プの外周面が周方向に沿う凹凸形状からなるため、型内
面の成形品を脱型パイプに吸着させて成形品の脱型を行
う際に、成形品が脱型パイプの外周面で弛むのを防ぐこ
とができる。従って、前記弛みによる成形品の弛み部分
同士の密着をより確実に防ぎ、その後に密着部分を離す
面倒な作業をなくせるとともに、離し損ねによる製品不
良が生じるのをより確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係る一実施例において、型の
内面にポリウレタン原料等を注入する工程を示す側面図
である。
【図2】同型の内面に筒状成形品が形成された状態を示
す断面図である。
【図3】脱型パイプを同型内の成形品の内側に挿入する
際を示す側面図である。
【図4】脱型パイプを挿入した状態を示す断面図であ
る。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】脱型パイプにより型内の空気を外部へ吸引して
いる状態を示す断面図である。
【図7】その時の型の端部付近を示す拡大断面図であ
る。
【図8】成形品が型の内面から剥がされて脱型パイプの
外周面に吸着した状態を示す断面図である。
【図9】送風装置により気体流通孔から脱型パイプの外
周面と成形品間に空気を吹き出す工程を示す側面図であ
る。
【図10】成形品が脱型パイプの外周面に浮き上がった
状態を示す図9のB−B断面図である。
【図11】成形品を脱型パイプの外周面から抜き取る際
を示す斜視図である。
【図12】脱型パイプの外周面から抜き取った成形品を
示す斜視図である。
【図13】請求項1の発明に係る他の実施例において型
を回転させながら成形品を吸引している状態を示す側面
図である。
【図14】成形品の一部が型の内面に密着した状態を示
す断面図である。
【図15】請求項2の発明に係る一実施例において送風
装置により気体流通孔から脱型パイプの外周面と成形品
間に空気を吹き出す工程を示す断面図である。
【図16】同実施例において成形品が脱型パイプの先端
から吹き飛んだ状態を示す側面図である。
【図17】請求項3の発明に係る一実施例において摩擦
部材により成形品の端部を擦る工程を示す断面図であ
る。
【図18】請求項3の発明に係る他の実施例において摩
擦部材を取り付けた脱型パイプにより成形品の端部を擦
る工程を示す断面図である。
【図19】請求項4の発明に係る一実施例において型の
一端側を閉じて成形品を吸引する工程を示す断面図であ
る。
【図20】請求項5の発明に係る一実施例における脱型
パイプを示す斜視図である。
【図21】成形品が型の内面から剥がれて同脱型パイプ
の外周面に吸着した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 筒状の型 11 型の内面 12,13 型の端部 20 筒状成形品 21,22 成形品の端部 30 吸引装置 40 脱型パイプ 41 気体流通孔 42 脱型パイプの基部 43 脱型パイプの先端 44D 脱型パイプの外周面に形成された凹凸 50 送風装置 60 摩擦部材 80 シール部材 P 液状原料 K 流入空気

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の型内に液状原料を注入し、前記型
    の内面に液状原料を付着させて筒状の成形品を形成し、
    その後に前記成形品を脱型する筒状成形品の成形方法に
    おいて、 前記型の内面に成形品を形成した後、前記成形品の内径
    より小さな外径を有するパイプの外周面に複数の気体流
    通孔が形成された脱型パイプを、前記型内の成形品内に
    挿入し、 前記脱型パイプに接続された吸引装置により前記気体流
    通孔を介して脱型パイプと型内の成形品間の空気を外部
    へ吸引して、前記成形品を脱型パイプの外周面に吸着し
    た後、 前記成形品を吸着したまま脱型パイプを型から抜いて脱
    型し、 次いで、前記脱型パイプに接続された送風装置により前
    記気体流通孔から脱型パイプの外周面と成形品間に空気
    を吹き出し、前記成形品を脱型パイプの外周面から外す
    ことを特徴とする筒状成形品の成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、気体流通孔の全数ま
    たは一部が脱型パイプの先端に向かって外方へ傾斜して
    いることを特徴とする筒状成形品の成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、型の内面に
    成形品を形成した後、前記型の少なくとも一側端部の成
    形品の端部を摩擦部材で擦って当該成形品の端部を型の
    端部内面から剥がれ易くしあるいは剥がし、次いで前記
    脱型パイプと型内の成形品間の空気を外部へ吸引するこ
    とを特徴とする筒状成形品の成形方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    脱型パイプと型内の成形品間の空気を外部へ吸引する際
    に、前記型の一端側を閉じるとともに他端側の脱型パイ
    プ外周面と成形品間を開口させておくことを特徴とする
    筒状成形品の成形方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    脱型パイプの外周面が周方向に沿って凹凸形状からなる
    ことを特徴とする筒状成形品の成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100946838B1 (ko) * 2002-01-15 2010-03-09 쿠퍼-스탠다드 오토모티브 인코포레이티드 호스 형성 방법
WO2010137535A1 (ja) 2009-05-26 2010-12-02 日本製紙株式会社 リグノセルロース材料の蒸解法
CN114688353A (zh) * 2020-12-31 2022-07-01 威士邦(厦门)环境科技有限公司 一种辅助吸膜贴膜的中空管体及辅助吸膜贴膜工具

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