JPH10139624A - 化粧料の製造方法 - Google Patents
化粧料の製造方法Info
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- JPH10139624A JPH10139624A JP9198247A JP19824797A JPH10139624A JP H10139624 A JPH10139624 A JP H10139624A JP 9198247 A JP9198247 A JP 9198247A JP 19824797 A JP19824797 A JP 19824797A JP H10139624 A JPH10139624 A JP H10139624A
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Abstract
これらに表面平滑性、すなわち毛髪に対しては櫛通り
性、手触りの軽快性、皮膚に対してはすべすべ感などを
付与することが望まれているが、現状ではこの要求は十
分には満たされていないので、これらの要求に十分応え
られる化粧料の製造方法 【解決手段】 下記(A)〜(C)を主成分とする水性
分散物を添加混合する、水を分散媒としてなる化粧料の
製造方法。 (A)平均粒径 0.1〜 100μmの球状シリコーンゴム粉体 1〜70重量% (B)界面活性剤 0.1〜20重量% (C)水 残部
Description
アリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナ
ー、ヘアスタイリング剤、パーマ剤、ヘアカラーなどの
毛髪化粧料及びボディシャンプー、クリーム、乳液、フ
ァンデーション、洗顔料などの皮膚化粧料のうち水を分
散媒とするものの製造方法に関する。
に塗布した場合、これらに表面平滑性を付与することが
望まれてきた。すなわち毛髪に対しては櫛通り性、手触
りの軽快性が、皮膚に対してはすべすべ感などを付与す
ることである。これらの特性付与を目的として、毛髪化
粧料では、カチオン性コンディショニング剤を添加する
ことが行なわれてきたが、効果は十分ではなかった。ま
たこれら以外には不揮発性のシリコーンオイルを配合す
る方法(特開昭61-210022 号、特開平2-247113号、特開
平4-327520号、特開平4-364113号、特公平4-2566号、同
4-2567号、同4-38723 号各公報参照)および硬質シリコ
ーン重合体を配合する方法(特公平7-29906 号公報参
照)、シリコーンオイルを乳化物の形態で配合する方法
(特開昭63-130512 号、特開平4-36226 号、同4-224309
号、同5-13994 号、同5-39212 号、同5-163122号各公報
参照)などがある。これらによるとある程度の効果が認
められるが、十分ではなくその特性を更に向上させるこ
とが求められている。
ついては塗布後の触感改良のため、これらにシリコーン
粉体を配合する方法が検討されている。すなわち、ポリ
オルガノシルセスキオキサン粉末を配合する方法(特開
平1-265008号、同1-268615号各公報参照)、オルガノポ
リシロキサン硬化物粉体を配合する方法(特公平4-1716
2 号公報参照)およびオルガノポリシロキサンエラスト
マー粉体を配合する方法(特公平4-66446 号公報参照)
などが開示されている。また制汗剤、日焼け防止用化粧
料へ球状シリコーンゴム粉体を配合する方法も開示され
ており(特開平8-12545、同8-12546 号各公報参照)、こ
れらによってもある程度の効果が得られているが、これ
らの対象となる化粧料が水を分散媒とする水性の場合で
も、シリコーン粉体のまま配合するため、該粉体の化粧
料中への均一な分散が困難となり、性能のばらつきを生
ずることが多かった。またシリコーンゴム球状物の水分
散液をプラスチック、ゴム、金属、木などの潤滑剤、離
型剤とすることが提案されているが(特公平6-53863 号
公報参照)、これらを化粧料に配合することは未だ知ら
れていない。
記の櫛通り性、すべすべ感、触感の良さなどを更に改善
するために鋭意研究の結果本発明を完成させた。
〜(C)を主成分とする水性分散物を添加混合する、水
を分散媒としてなる化粧料の製造方法である。 (A)平均粒径 0.1〜 100μmの球状シリコーンゴム粉体 1〜70重量% (B)界面活性剤 0.1〜20重量% (C)水 残部
本発明における水性分散物を製造するには硬化性の液状
シリコーンゴム組成物を平均粒径が 0.1〜 100μmとな
るように界面活性剤を用いて水中に乳化分散させて硬化
させる方法が好ましい。この硬化性シリコーンの硬化反
応は付加反応、縮合反応による硬化、紫外線硬化、放射
線硬化などのいずれの方法でも良いが、特に付加反応が
好ましい。
えば、1分子中にけい素原子に結合しているアルケニル
基を少なくとも2個有するオルガノポリシロキサンと、
1分子中にけい素原子に結合している水素原子を少なく
とも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
とを、(B)の界面活性剤を用いて水中に乳化分散させ
たのち、白金系触媒を用いて反応させれば良い。
ル基としては、ビニル基、アリル基などが挙げられる
が、特にビニル基が好ましい。このアルケニル基以外の
有機基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル
基、ヘキサデシル基、オクタデシル基などのアルキル
基;フェニル基、トリル基などのアリール基;β−フェ
ニルエチル基、β−フェニルプロピル基などのアラルキ
ル基;クロロメチル基、3,3,3-トリフルオロプロピル
基、3,3,4,4,5,5,6,6,6-ノナフルオロヘキシル基、3,3,
4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10- ヘプタデカフルオ
ロデシル基などのハロゲン化アルキル基などから選択さ
れる、1種または2種以上の炭素数1〜20の1価有機基
が挙げられるが、その90モル%以上がメチル基であるこ
とが好ましい。
ン中のけい素原子に結合している水素原子以外の有機基
としては上に挙げたものと同様の炭素数1〜20の1価有
機基が挙げられるが、同様にその90モル%以上がメチル
基であることが好ましい。
の界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤としてポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルなど
が挙げられ、HLBが 1.5〜20の範囲のもの、好ましく
は7〜19の範囲のものから選択される。またイオン性界
面活性剤としてはアルキル硫酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルリ
ン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩な
どのアニオン性界面活性剤、アルキルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、アルキルアミン塩酸塩、アルキルア
ミン酢酸塩、アルキルベンゼンジメチルアンモニウムク
ロライドなどのカチオン性界面活性剤、N−アシルアミ
ドプロピル−N,N−ジメチルアンモニオベタイン類、
N−アシルアミドプロピル−N,N’−ジメチル−N’
−β−ヒドロキシプロピルアンモニオベタイン類などの
両イオン性界面活性剤が挙げられる。これらのなかで
は、非イオン性界面活性剤が好ましい。
ある球状シリコーンゴム粉体は、その平均粒径が 0.1μ
m〜 100μmの範囲内にあることが必要である。この平
均粒径が 0.1μm未満では化粧料を使用した際に顕著な
滑り性向上効果を付与することができないし、 100μm
を超えると化粧料を使用した場合に、ざらつき感が出て
触感が悪くなるので、その粒径は 0.1〜 100μmの範囲
内にあることが必要で、好ましくは1〜10μmの範囲内
である。本発明における球状シリコーンゴム粉体の粒子
の形状はその(長径/短径)が1〜1.2 であることが好
ましい。1.2 より大きいと得られる化粧料の滑り性が不
十分となる。より好ましくは1〜1.1 である。
硬度としては、JIS-K-6301に従って測定したシート硬度
がA形スプリング式硬さ試験機で10〜90の範囲内の値を
示すものがよい。好ましくは20〜80の範囲内である。硬
度が10未満のものは化粧料に顕著な滑り性を与えること
ができないし、硬度が90を超えるものを使用した場合は
ざらざら感がしまた硬度が90を超えるものを工業的に得
ることが困難である。
〜70重量%であることが必要であり、これが1重量%未
満であると、化粧料への水性分散物の配合量を多くする
必要が生じ不経済である。70重量%を超えると水性分散
物の粘度が高くなりすぎ、取り扱いが困難になる。好ま
しくは10〜60重量%である。
面活性剤は 0.1重量%未満であると水性分散物が不安定
になるし、20重量%を超えると水性化粧料を使用した時
の滑り性が低下するので、 0.1〜20重量%が必要で、好
ましくは0.5 〜5重量%である。
合量は化粧料中の不揮発成分に対し(A)ベースで0.1
〜30重量%、好ましくは1〜10重量%の範囲内である。
この理由は0.1 重量%未満であると得られた化粧料を使
用した際の滑り性が乏しいものとなり、30重量%を超え
ると得られた化粧料の安定性が低下する。
ャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコン
ディショナー、ヘアスタイリング剤、パーマ剤、ヘアカ
ラーなどの毛髪化粧料およびボディシャンプー、クリー
ム、乳液、ファンデーション、洗顔料、制汗剤などの皮
膚化粧料、口紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナ
ーなどのメイクアップ化粧料などのうち水を分散媒とす
るものが挙げられるがこれらに限定されるものではな
い。
類、剤形などに応じて適宜一般的に使用される発汗を抑
える収れん剤、微生物の生育を防ぐ殺菌剤、形状保持の
ための油性成分、使用後の爽快感を与える揮発性油分、
充填剤、紫外線吸収剤、香料、湿潤剤、防腐剤、酸化防
止剤、安定剤などを、配合することができる。
加混合方法は、例えばバッチ式、連続式により製造で
き、使用する装置は特に限定されないが、例えばホモミ
キサー、ホモジナイザー、プロペラ式撹拌機、インライ
ン式連続乳化機などが挙げられる。また個々の化粧料の
製造については、以下の実施例にそのいくつかを例示す
るが、本発明の化粧料の製造方法においては、水性分散
物の状態で化粧料に配合するため作業性が良く、化粧料
中でのシリコーンゴム粉体の分散性が良好で、優れた特
性が得られる。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例の説明に先立ち、実施例で使用する水性分散物の
製造例について説明する。以下における粘度は25℃にお
ける測定値である。
度が600cStのメチルビニルポリシロキサン500gと下記式
(化2)で示される粘度が 30cStのメチルハイドロジェ
ンポリシロキサン20gを容量1リットルのガラスビーカ
ーに仕込み、ホモミキサーを用いて2,000rpmで撹拌混合
したのち、ポリオキシエチレン(付加モル数9)オクチ
ルフェニルエーテル5g 、水150gを加えて6,000rpmで撹
拌を継続したところ、W/O型からO/W型への転相が
起り増粘が認められた。次いで2,000rpmで撹拌を行いな
がら水329gを加えたところ、均一な白濁のO/W型エマ
ルジョンが得られた。ついで、このエマルジョンを錨型
撹拌翼を備えた撹拌装置の付いたガラスフラスコに移
し、室温で撹拌下に塩化白金酸−オレフィン錯体のトル
エン溶液(白金含有量0.05重量%)1g とポリオキシエ
チレン(付加モル数9)オクチルフェニルエーテル1g
の混合物を添加し、12時間室温で反応させたところ、均
一な白濁分散液[以下(水性分散物−1)とする]が得
られた。この分散液中の粒子の平均粒径をコールターカ
ウンター(コールターエレクトロニクス社製)を用いて
測定したところ3μm であり、またシリコーンゴム含有
量は52重量%であった。(水性分散物−1)の数g を室
温乾燥したところ弾性のある白色の粉末が得られ、光学
顕微鏡観察により球状であることを確認した。
ルポリシロキサン500gと上記式(化2)のメチルハイド
ロジェンポリシロキサン 20gの混合液に、上記の塩化白
金酸−オレフィン錯体のトルエン溶液(白金含有量0.05
重量%)1g を添加し、即座に内径60mm、深さ10mmのア
ルミ皿に注入し、室温下に12時間放置し、シリコーンゴ
ムシートを得た。このゴムシートの硬度をJIS-K-6301に
準拠して、A形スプリング式硬さ試験機で測定したとこ
ろ29であった。
度が 10cStのメチルビニルポリシロキサン280gと下記式
(化4)で示される粘度が200cStのメチルハイドロジェ
ンポリシロキサン90gを容量1リットルのガラスビーカ
ーに仕込み、ホモミキサーを用いて2,000rpmで撹拌混合
したのち、ポリオキシエチレン(付加モル数9)オクチ
ルフェニルエーテル3g 、水 70gを加えて6,000rpmで撹
拌を継続したところ、W/O型からO/W型への転相が
起り増粘が認められた。次いで2,000rpmで撹拌を行ない
ながら水295gを加えたところ、均一な白濁のO/W型エ
マルジョンが得られた。ついで、このエマルジョンを撹
拌装置の付いたガラスフラスコに移し、室温で撹拌下に
塩化白金酸−オレフィン錯体のトルエン溶液(白金含有
量0.05重量%)1g とポリオキシエチレン(付加モル数
9)オクチルフェニルエーテル1g の混合物を添加し、
12時間反応させたところ、均一な白濁分散液[以下(水
性分散物−2)とする]が得られた。この分散液中の粒
子の平均粒径を前記コールターカウンターを用いて測定
したところ4μm であり、シリコーンゴム含有量は50重
量%であった。(水性分散物−2)の数g を室温乾燥し
たところ弾性のある白色粉末であり、光学顕微鏡観察に
より球状であることを確認した。
ルポリシロキサン280gと上記式(化4)のメチルハイド
ロジェンポリシロキサン 90gの混合液に上記の塩化白金
酸−オレフィン錯体のトルエン溶液(白金含有量0.05重
量%)1g を添加し、(製造例1)と同様にしてシリコ
ーンゴムシートを得た。このゴムシートの硬度を製造例
1と同じ方法で測定したところ75であった。
度が600cStのメチルビニルポリシロキサン500gと前記式
(化2)で示される粘度が 30cStのメチルハイドロジェ
ンポリシロキサン20gを容量1リットルのガラスビーカ
ーに仕込み、ホモミキサーを用いて2,000rpmで撹拌混合
したのち、ポリオキシエチレン(付加モル数9)オクチ
ルフェニルエーテル 0.5g 、水479gを加えて6,000rpmで
撹拌を継続したところ、W/O型からO/W型への転相
が起り、均一な白濁のO/W型エマルジョンが得られ
た。次いで、このエマルジョンを錨型撹拌翼を備えた撹
拌装置の付いたガラスフラスコに移し、室温で撹拌下に
塩化白金酸−オレフィン錯体のトルエン溶液(白金含有
量0.05重量%)1g とポリオキシエチレン(付加モル数
9)オクチルフェニルエーテル1g の混合物を添加し、
12時間室温で反応させたところ、均一な白濁分散液[以
下(水性分散物−3)とする]が得られた。この分散液
中の粒子の平均粒径をコールターカウンター(コールタ
ーエレクトロニクス社製)を用いて測定したところ120
μm であり、またシリコーンゴム含有量は52重量%であ
った。(水性分散物−3)の数g を室温乾燥したところ
弾性のある白色の粉末が得られ、光学顕微鏡観察により
球状であることを確認した。
散物−2)、(水性分散物−3)を各々配合して化粧料
を調製した実施例及び比較例を示す。以下の記載におけ
る%は重量%を示す。
をプロペラ式撹拌装置で均一に混合し、ヘアシャンプー
を得た。 ポリオキシエチレン(EO付加モル数=3)ラウリル硫酸ナトリウム(25% 水溶 液) 16% ラウリル硫酸ジエタノールアミド 4% ジメチルポリシロキサン(5,000St )水性乳濁液(50%) 3% (水性分散物−1) 1% プロピレングリコール 2% パラオキシ安息香酸メチル 0.1% 精製水 残部 このヘアシャンプーで洗髪し、ヘアドライヤーで乾燥後
の櫛通り性を確認したところ、極めて滑り性が良好であ
り頭髪の触感はさらさら感に優れていた。
加温溶解させた1、2及び5をプロペラ式攪拌装置で撹
拌しながら加えた。これを50℃まで冷却後、3、4及び
7を加え、撹拌しながら室温まで冷却し、ヘアリンスを
得た。このヘアリンスを、市販のヘアシャンプーで洗髪
後に、頭髪の表面に処理し、軽くすすぎ洗いを行ない、
ヘアドライヤーで乾燥後の櫛通り性を確認したところ、
極めて滑り性が良好であり、また頭髪の触感も極めてさ
らさら感に優れたものであった。
し、1、2、4および5を70℃に加熱混合したものを上
記水相部に混合しながら加えた、さらにホモミキサーで
均一に乳化した。これを45℃まで冷却後、3および6を
加えて撹拌しながら、室温まで冷し、エモリエントクリ
ームを得た。このエモリエントクリームを、市販の石け
んで洗顔後の顔面に塗布し、軽く拭き取った後、指触観
察を行なったところ、しっとり感、すべすべ感が極めて
優れていた。
とし、1、2、3、5および6を加熱混合し、70℃とし
たものを上記水相部へ撹拌しながら添加した。さらに9
を加えて混合した後、10を加えてホモミキサーにより均
一に乳化後、45℃まで冷却し、4および11を加えて撹拌
しながら、室温まで冷却することにより、エモリエント
ローションを得た。このエモリエントローションを市販
石けんで洗顔後の顔面に塗布し、軽く拭き取った後、指
触観察を行なったところ、しっとり感、すべすべ感が極
めて優れていた。
ないこと以外は実施例1と同様の方法でヘアシャンプー
を調製した。このヘアシャンプーで洗髪後、櫛通り性、
頭髪の触感を確認したところ、実施例1に比較して滑り
性、さらさら感に劣っていた。
ないこと以外は実施例2と同様にしてヘアリンスを調製
した。このヘアリンスを実施例2と同様に頭髪に処理
し、頭髪の櫛通り性および触感を確認したところ、実施
例2に比較して劣っていた。
ないこと以外は実施例3と同様にしてエモリエントクリ
ームを調製した。このエモリエントクリームを実施例3
と同様に顔面に塗布し、指触観察を行なったところ、実
施例3に比較してしっとり感、すべすべ感に劣るもので
あった。
ないこと以外は実施例4と同様にしてエモリエントロー
ションを調製した。このエモリエントローションを実施
例4と同様にして顔面に塗布し、指触観察を行なったと
ころ実施例4に比較してしっとり感、すべすべ感に劣る
ものであった。
分散物−3)に替えたこと以外は実施例1と同様の方法
でヘアシャンプーを調製した。このヘアシャンプーで洗
髪後、櫛通り性、頭髪の触感を確認したところ、実施例
1に比較して滑り性に乏しく、ややざらつき感を伴うも
のであった。
ードライ法により乾燥して、球状シリコーンゴム粉末を
得た。(水性分散物−1)1%をこの球状シリコーンゴ
ム粉末0.5 %に替えたこと以外は実施例1と同様の方法
でヘアシャンプーを調製したが球状シリコーンゴム粉末
が液上層に浮遊し均一に分散させることができなかっ
た。このヘアシャンプーで洗髪後、櫛通り性、頭髪の触
感を確認したところ、実施例1に比較して滑り性、さら
さら感に劣ったものであった。
均粒径3μm の球状ポリメチルシルセスキオキサン粉末
0.5 %に替えたこと以外は実施例1と同様の方法でヘア
シャンプーを調製した。このヘアシャンプーで洗髪後、
櫛通り性、頭髪の触感を確認したところ、実施例1に比
較して滑り性に劣り、やや、ざらつき感を伴うものであ
った。
滑り性(平面平滑性、櫛通り性、皮膚滑り性、コンディ
ショニング性)が従来の化粧料のそれに比較してはるか
に優れている。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記(A)〜(C)を主成分とする水性
分散物を添加混合する、水を分散媒としてなる化粧料の
製造方法。 (A)平均粒径 0.1〜 100μmの球状シリコーンゴム粉体 1〜70重量% (B)界面活性剤 0.1〜20重量% (C)水 残部
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19824797A JP3529593B2 (ja) | 1996-09-13 | 1997-07-24 | 化粧料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-242854 | 1996-09-13 | ||
JP24285496 | 1996-09-13 | ||
JP19824797A JP3529593B2 (ja) | 1996-09-13 | 1997-07-24 | 化粧料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10139624A true JPH10139624A (ja) | 1998-05-26 |
JP3529593B2 JP3529593B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=26510861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19824797A Expired - Lifetime JP3529593B2 (ja) | 1996-09-13 | 1997-07-24 | 化粧料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3529593B2 (ja) |
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