JPH10130685A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
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- JPH10130685A JPH10130685A JP8288419A JP28841996A JPH10130685A JP H10130685 A JPH10130685 A JP H10130685A JP 8288419 A JP8288419 A JP 8288419A JP 28841996 A JP28841996 A JP 28841996A JP H10130685 A JPH10130685 A JP H10130685A
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- hydrocarbon
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 十分な冷凍能力を有し、かつ地球温暖化の防
止に寄与し得る冷凍装置を提供する。 【解決手段】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環
状に接続することにより冷凍回路を構成してなる冷凍装
置において、冷媒として炭化水素系冷媒を使用する一
方、潤滑油として該炭化水素系冷媒と相溶性のある油を
使用することによって、可及的に地球温暖化係数が低
く、しかも旧冷媒と同等の冷凍能力を有する冷凍システ
ムを実現した。
止に寄与し得る冷凍装置を提供する。 【解決手段】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環
状に接続することにより冷凍回路を構成してなる冷凍装
置において、冷媒として炭化水素系冷媒を使用する一
方、潤滑油として該炭化水素系冷媒と相溶性のある油を
使用することによって、可及的に地球温暖化係数が低
く、しかも旧冷媒と同等の冷凍能力を有する冷凍システ
ムを実現した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、地球温暖化係数
が低く、冷凍能力が高い冷媒を用いた冷凍装置に関する
ものである。
が低く、冷凍能力が高い冷媒を用いた冷凍装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から長く使用されてきたフロン系の
冷媒R12(CFC12)やR22(HCFC22)が
規制され、最近では、その代替冷媒として例えばR13
4a(HFC−134a)等のHFC系冷媒が採用され
るようになっている。また、該HFC系の冷媒の内の例
えばHFC32,HFC125,HFC134aの3種
を混合した冷媒R407Cや同じくHFC系の冷媒の内
の例えばHFC32,HFC125の2種を混合した冷
媒R410Aなども今後の有力な代替冷媒として注目さ
れている。
冷媒R12(CFC12)やR22(HCFC22)が
規制され、最近では、その代替冷媒として例えばR13
4a(HFC−134a)等のHFC系冷媒が採用され
るようになっている。また、該HFC系の冷媒の内の例
えばHFC32,HFC125,HFC134aの3種
を混合した冷媒R407Cや同じくHFC系の冷媒の内
の例えばHFC32,HFC125の2種を混合した冷
媒R410Aなども今後の有力な代替冷媒として注目さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、R12、R2
2の代替冷媒として現在有力と考えられている上記R4
07c,R410Aは、共にオゾン破壊係数は0である
が、他方地球温暖化係数が大きく、地球の温暖化に及ぼ
す影響が大きい。また、冷凍機油についてもキャピラリ
詰まり等の問題があり、上記R407c,R410Aに
対応した有力な油が少ないのが現状である。
2の代替冷媒として現在有力と考えられている上記R4
07c,R410Aは、共にオゾン破壊係数は0である
が、他方地球温暖化係数が大きく、地球の温暖化に及ぼ
す影響が大きい。また、冷凍機油についてもキャピラリ
詰まり等の問題があり、上記R407c,R410Aに
対応した有力な油が少ないのが現状である。
【0004】本願の請求項1〜7の発明は、それぞれ該
問題を解決するためになされたもので、可及的に地球温
暖化係数が低く、しかも旧冷媒と同等の冷凍能力を有す
る冷媒を用い、かつ該冷媒に対応した適切な潤滑油を組
み合わせて構成することによって、上記従来の問題を改
善した冷凍装置を提供することを目的とするものであ
る。
問題を解決するためになされたもので、可及的に地球温
暖化係数が低く、しかも旧冷媒と同等の冷凍能力を有す
る冷媒を用い、かつ該冷媒に対応した適切な潤滑油を組
み合わせて構成することによって、上記従来の問題を改
善した冷凍装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜7の発
明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次のよう
な課題解決手段を備えて構成されている。
明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次のよう
な課題解決手段を備えて構成されている。
【0006】(1) 請求項1の発明 該発明の冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器を環状に接続することにより冷凍回路を構成してなる
冷凍装置において、冷媒として炭化水素系冷媒を使用す
る一方、潤滑油として該炭化水素系冷媒と相溶性のある
油を使用したことを特徴としている。
器を環状に接続することにより冷凍回路を構成してなる
冷凍装置において、冷媒として炭化水素系冷媒を使用す
る一方、潤滑油として該炭化水素系冷媒と相溶性のある
油を使用したことを特徴としている。
【0007】上記のような炭化水素系の冷媒は、フロン
と違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。したがっ
て、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
環状に接続することによって構成された冷凍回路に該炭
化水素系の冷媒を使用すると、オゾン層を破壊すること
もなく地球の温暖化を招かない冷凍システムを実現する
ことができる。しかも、冷凍能力はフロン系の旧冷媒R
12(CFC12)、R22(HCFC22)に近い。
と違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。したがっ
て、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
環状に接続することによって構成された冷凍回路に該炭
化水素系の冷媒を使用すると、オゾン層を破壊すること
もなく地球の温暖化を招かない冷凍システムを実現する
ことができる。しかも、冷凍能力はフロン系の旧冷媒R
12(CFC12)、R22(HCFC22)に近い。
【0008】物質の特性が地球の温暖化に影響する地球
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)との積によって決
定される。炭化水素(HC)の大気中の寿命はフロン
(CFC12,HCFC22)と比較して特に短かいと
いうわけではないということを考えると、上記のように
炭化水素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤
外線吸収特性の差によるものと考えられる。
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)との積によって決
定される。炭化水素(HC)の大気中の寿命はフロン
(CFC12,HCFC22)と比較して特に短かいと
いうわけではないということを考えると、上記のように
炭化水素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤
外線吸収特性の差によるものと考えられる。
【0009】フロンの場合、その組成上、炭化水素HC
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、それ
によって地球温暖化係数が大となっていたものと考えら
れる。
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、それ
によって地球温暖化係数が大となっていたものと考えら
れる。
【0010】しかし、炭化水素系の冷媒の場合、そのよ
うな赤外線の吸収特性が小さく、変化がない。そのた
め、地球の温暖化係数が小さくなる。
うな赤外線の吸収特性が小さく、変化がない。そのた
め、地球の温暖化係数が小さくなる。
【0011】一方、該発明の冷凍装置では、潤滑油とし
て当該炭化水素系の冷媒と相溶性のある油が使用され、
圧縮機の駆動性を確保し、かつキャピラリーチューブの
目詰まりが確実に防止される。
て当該炭化水素系の冷媒と相溶性のある油が使用され、
圧縮機の駆動性を確保し、かつキャピラリーチューブの
目詰まりが確実に防止される。
【0012】(2) 請求項2の発明 該発明の冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器を環状に接続することにより冷凍回路を構成してなる
冷凍装置において、冷媒として炭化水素系冷媒と非炭化
水素系の代替冷媒との混合冷媒を使用する一方、潤滑油
として該混合冷媒と相溶性のある油を使用したことを特
徴としている。
器を環状に接続することにより冷凍回路を構成してなる
冷凍装置において、冷媒として炭化水素系冷媒と非炭化
水素系の代替冷媒との混合冷媒を使用する一方、潤滑油
として該混合冷媒と相溶性のある油を使用したことを特
徴としている。
【0013】上記のような炭化水素系の冷媒は、フロン
と違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。したがっ
て、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
環状に接続することによって構成された冷凍回路に該炭
化水素系の冷媒と非炭化水素系の冷媒との混合冷媒を使
用すると、オゾン層を破壊することもなく地球の温暖化
レベルの低い冷凍システムを実現することができる。し
かも、冷凍能力はフロン系の旧冷媒R12(CFC1
2)、R22(HCFC22)に近くなる。
と違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。したがっ
て、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
環状に接続することによって構成された冷凍回路に該炭
化水素系の冷媒と非炭化水素系の冷媒との混合冷媒を使
用すると、オゾン層を破壊することもなく地球の温暖化
レベルの低い冷凍システムを実現することができる。し
かも、冷凍能力はフロン系の旧冷媒R12(CFC1
2)、R22(HCFC22)に近くなる。
【0014】物質の特性が地球の温暖化に影響する地球
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)との積によって決
定される。炭化水素(HC)の大気中の寿命はフロン
(CFC12,HCFC22)と比較して特に短かいと
いうわけではないということを考えると、上記のように
炭化水素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤
外線吸収特性の差によるものと考えられる。
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)との積によって決
定される。炭化水素(HC)の大気中の寿命はフロン
(CFC12,HCFC22)と比較して特に短かいと
いうわけではないということを考えると、上記のように
炭化水素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤
外線吸収特性の差によるものと考えられる。
【0015】フロンの場合、その組成上、炭化水素HC
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、それ
によって地球温暖化係数が大となっていたものと考えら
れる。
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、それ
によって地球温暖化係数が大となっていたものと考えら
れる。
【0016】しかし、炭化水素系の冷媒の場合、そのよ
うな赤外線の吸収特性が小さく、変化がない。そのた
め、地球の温暖化係数が小さくなる。
うな赤外線の吸収特性が小さく、変化がない。そのた
め、地球の温暖化係数が小さくなる。
【0017】一方、該発明の冷凍装置では、潤滑油とし
て当該炭化水素系の冷媒と非炭化水素系の冷媒との混合
冷媒と相溶性のある油が使用され、圧縮機の駆動性を確
保し、かつキャピラリーチューブの目詰まりが確実に防
止される。
て当該炭化水素系の冷媒と非炭化水素系の冷媒との混合
冷媒と相溶性のある油が使用され、圧縮機の駆動性を確
保し、かつキャピラリーチューブの目詰まりが確実に防
止される。
【0018】(3) 請求項3の発明 該発明の冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器を環状に接続することにより冷凍回路を構成してなる
冷凍装置において、冷媒としてアンモニアと炭化水素系
冷媒との混合冷媒を使用する一方、潤滑油として該混合
冷媒と相溶性のある油を使用したことを特徴としてい
る。
器を環状に接続することにより冷凍回路を構成してなる
冷凍装置において、冷媒としてアンモニアと炭化水素系
冷媒との混合冷媒を使用する一方、潤滑油として該混合
冷媒と相溶性のある油を使用したことを特徴としてい
る。
【0019】アンモニアおよび炭化水素系の冷媒は、そ
の何れもフロンと違って地球の温暖化係数が殆んど零に
近い。したがって、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り
装置、蒸発器を環状に接続することによって構成された
冷凍回路に、それらの混合冷媒を使用すると、オゾン層
を破壊することもなく地球の温暖化を招かない冷凍シス
テムを実現することができる。しかも、冷凍能力はフロ
ン系の旧冷媒R12(CFC12)、R22(HCFC
22)に近い。
の何れもフロンと違って地球の温暖化係数が殆んど零に
近い。したがって、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り
装置、蒸発器を環状に接続することによって構成された
冷凍回路に、それらの混合冷媒を使用すると、オゾン層
を破壊することもなく地球の温暖化を招かない冷凍シス
テムを実現することができる。しかも、冷凍能力はフロ
ン系の旧冷媒R12(CFC12)、R22(HCFC
22)に近い。
【0020】物質の特性が地球の温暖化に影響する地球
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)の積によって決定
される。アンモニア(NH3)および炭化水素(HC)
の大気中の寿命は何れもフロン(CFC12,HCFC
22)と比較して特に短かいというわけではないという
ことを考えると、上記のようにアンモニアおよび炭化水
素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤外線吸
収特性の差によるものと考えられる。
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)の積によって決定
される。アンモニア(NH3)および炭化水素(HC)
の大気中の寿命は何れもフロン(CFC12,HCFC
22)と比較して特に短かいというわけではないという
ことを考えると、上記のようにアンモニアおよび炭化水
素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤外線吸
収特性の差によるものと考えられる。
【0021】フロンの場合、その組成上、炭化水素HC
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、した
がって地球温暖化係数が大となっていたものと考えられ
る。
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、した
がって地球温暖化係数が大となっていたものと考えられ
る。
【0022】しかし、アンモニアや炭化水素系の冷媒の
場合、そのような赤外線の吸収特性が小さく、変化がな
い。そのため、地球の温暖化係数が小さくなる。
場合、そのような赤外線の吸収特性が小さく、変化がな
い。そのため、地球の温暖化係数が小さくなる。
【0023】一方、該発明の冷凍装置では、潤滑油とし
て当該アンモニアおよび炭化水素系の各冷媒同士の混合
冷媒と相溶性のある油が使用され、圧縮機の駆動性を確
保し、かつキャピラリーチューブの目詰まりが確実に防
止される。
て当該アンモニアおよび炭化水素系の各冷媒同士の混合
冷媒と相溶性のある油が使用され、圧縮機の駆動性を確
保し、かつキャピラリーチューブの目詰まりが確実に防
止される。
【0024】(4) 請求項4の発明 該発明の冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器を環状に接続することにより冷凍回路を構成してなる
冷凍装置において、冷媒としてアンモニアと炭化水素系
冷媒との混合冷媒と非アンモニア系代替冷媒との混合冷
媒を使用する一方、潤滑油として該混合冷媒と相溶性の
ある油を使用したことを特徴としている。
器を環状に接続することにより冷凍回路を構成してなる
冷凍装置において、冷媒としてアンモニアと炭化水素系
冷媒との混合冷媒と非アンモニア系代替冷媒との混合冷
媒を使用する一方、潤滑油として該混合冷媒と相溶性の
ある油を使用したことを特徴としている。
【0025】上記アンモニアおよび炭化水素系の冷媒
は、フロンと違って地球の温暖化係数が殆んど零に近
い。したがって、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装
置、蒸発器を環状に接続することによって構成された冷
凍回路に、該アンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒
と非アンモニア系の代替冷媒との混合冷媒を使用する
と、オゾン層を破壊することもなく地球の温暖化を招か
ない冷凍システムを実現することができる。しかも、冷
凍能力はフロン系の旧冷媒R12(CFC12)、R2
2(HCFC22)に近い。
は、フロンと違って地球の温暖化係数が殆んど零に近
い。したがって、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装
置、蒸発器を環状に接続することによって構成された冷
凍回路に、該アンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒
と非アンモニア系の代替冷媒との混合冷媒を使用する
と、オゾン層を破壊することもなく地球の温暖化を招か
ない冷凍システムを実現することができる。しかも、冷
凍能力はフロン系の旧冷媒R12(CFC12)、R2
2(HCFC22)に近い。
【0026】物質の特性が地球の温暖化に影響する地球
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)の積によって決定
される。アンモニア(NH3)および炭化水素(HC)
各々の大気中の寿命はフロン(CFC12,HCFC2
2)と比較して特に短かいというわけではないというこ
とを考えると、上記のようにアンモニアおよび炭化水素
各々の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤外線
吸収特性の差によるものと考えられる。
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)の積によって決定
される。アンモニア(NH3)および炭化水素(HC)
各々の大気中の寿命はフロン(CFC12,HCFC2
2)と比較して特に短かいというわけではないというこ
とを考えると、上記のようにアンモニアおよび炭化水素
各々の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤外線
吸収特性の差によるものと考えられる。
【0027】フロンの場合、その組成上、炭化水素HC
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、した
がって地球温暖化係数が大となっていたものと考えられ
る。
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、した
がって地球温暖化係数が大となっていたものと考えられ
る。
【0028】しかし、アンモニアや炭化水素系の冷媒の
場合、そのような赤外線の吸収特性が小さく、変化がな
い。そのため、地球の温暖化係数が小さくなる。
場合、そのような赤外線の吸収特性が小さく、変化がな
い。そのため、地球の温暖化係数が小さくなる。
【0029】一方、該発明の冷凍装置では、潤滑油とし
て当該アンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒と非ア
ンモニア系の代替冷媒との混合冷媒に対し相溶性のある
油が使用され、圧縮機の駆動性を確保し、かつキャピラ
リーチューブの目詰まりが確実に防止される。
て当該アンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒と非ア
ンモニア系の代替冷媒との混合冷媒に対し相溶性のある
油が使用され、圧縮機の駆動性を確保し、かつキャピラ
リーチューブの目詰まりが確実に防止される。
【0030】(5) 請求項5の発明 該発明の冷凍装置は、上記請求項1記載の発明の炭化水
素系冷媒、請求項2記載の発明の炭化水素系冷媒と非炭
化水素系冷媒との混合冷媒、請求項3記載の発明のアン
モニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒、請求項4記載の
発明のアンモニアと炭化水素系冷媒の混合冷媒と非アン
モニア系代替冷媒との混合冷媒の何れかに対し、相溶性
のある潤滑油として、例えばナフテン系の鉱物油が採用
されている。
素系冷媒、請求項2記載の発明の炭化水素系冷媒と非炭
化水素系冷媒との混合冷媒、請求項3記載の発明のアン
モニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒、請求項4記載の
発明のアンモニアと炭化水素系冷媒の混合冷媒と非アン
モニア系代替冷媒との混合冷媒の何れかに対し、相溶性
のある潤滑油として、例えばナフテン系の鉱物油が採用
されている。
【0031】(6) 請求項6の発明 該発明の冷凍装置は、上記請求項1記載の発明の炭化水
素系冷媒、請求項2記載の発明の炭化水素系冷媒と非炭
化水素系冷媒との混合冷媒、請求項3記載の発明のアン
モニア系冷媒と炭化水素系冷媒との混合冷媒、請求項4
記載の発明のアンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒
と非アンモニア系代替冷媒との混合冷媒の何れかに対
し、相溶性のある潤滑油として、例えばパラフィン系の
鉱物油が採用されている。
素系冷媒、請求項2記載の発明の炭化水素系冷媒と非炭
化水素系冷媒との混合冷媒、請求項3記載の発明のアン
モニア系冷媒と炭化水素系冷媒との混合冷媒、請求項4
記載の発明のアンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒
と非アンモニア系代替冷媒との混合冷媒の何れかに対
し、相溶性のある潤滑油として、例えばパラフィン系の
鉱物油が採用されている。
【0032】(7) 請求項7の発明 該発明の冷凍装置は、上記請求項1記載の発明の炭化水
素系冷媒、請求項2記載の発明の炭化水素系冷媒と非炭
化水素系冷媒との混合冷媒、請求項3記載の発明のアン
モニア系冷媒と炭化水素系冷媒との混合冷媒、請求項4
記載の発明のアンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒
と非アンモニア系代替冷媒との混合冷媒の何れかに対
し、相溶性のある潤滑油として、例えばアルキルベンゼ
ン油、エステル油、エーテル油、フッ素油などの合成油
が採用されている。
素系冷媒、請求項2記載の発明の炭化水素系冷媒と非炭
化水素系冷媒との混合冷媒、請求項3記載の発明のアン
モニア系冷媒と炭化水素系冷媒との混合冷媒、請求項4
記載の発明のアンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒
と非アンモニア系代替冷媒との混合冷媒の何れかに対
し、相溶性のある潤滑油として、例えばアルキルベンゼ
ン油、エステル油、エーテル油、フッ素油などの合成油
が採用されている。
【0033】この場合、例えば請求項2の発明の混合冷
媒や請求項4記載の発明の混合冷媒などの場合におい
て、例えばHFC系冷媒を含み、かつその組成比率が高
いような場合には、合成油の中でも特に当該HFC系冷
媒との相溶性の高いエステル油、エーテル油、フッ素油
などが採用される。
媒や請求項4記載の発明の混合冷媒などの場合におい
て、例えばHFC系冷媒を含み、かつその組成比率が高
いような場合には、合成油の中でも特に当該HFC系冷
媒との相溶性の高いエステル油、エーテル油、フッ素油
などが採用される。
【0034】
【発明の効果】以上の結果、本願請求項1〜7各発明の
冷凍装置によると、地球の温暖化を招くことがなく、し
かも従来のフロン系冷凍回路のシステム構造を改変する
ことなく適用することができるようになり、冷凍機油と
しても、従来の鉱油或いは合成油を利用し得るようにな
る。
冷凍装置によると、地球の温暖化を招くことがなく、し
かも従来のフロン系冷凍回路のシステム構造を改変する
ことなく適用することができるようになり、冷凍機油と
しても、従来の鉱油或いは合成油を利用し得るようにな
る。
【0035】
(実施の形態1)該実施の形態の冷凍装置では、圧縮
機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環状に接続することに
より冷凍回路を構成してなる冷凍装置において、冷媒と
して例えば次の表1に示すメタン、エタン、プロピレ
ン、エチレン、シクロブタン、n−ブタン、i−ブタ
ン、n−ペンタン、i−ぺンタン、シクロペンタン、シ
クロプロパンの内の1種或いはそれらの内の2種以上を
含む炭化水素系冷媒を使用する一方、潤滑油として該炭
化水素系冷媒と相溶性のある油を使用して構成されてい
る。
機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環状に接続することに
より冷凍回路を構成してなる冷凍装置において、冷媒と
して例えば次の表1に示すメタン、エタン、プロピレ
ン、エチレン、シクロブタン、n−ブタン、i−ブタ
ン、n−ペンタン、i−ぺンタン、シクロペンタン、シ
クロプロパンの内の1種或いはそれらの内の2種以上を
含む炭化水素系冷媒を使用する一方、潤滑油として該炭
化水素系冷媒と相溶性のある油を使用して構成されてい
る。
【0036】
【表1】
【0037】上記のような炭化水素系の冷媒は、フロン
と違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。したがっ
て、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
環状に接続することによって構成された冷凍回路に該炭
化水素系の冷媒を使用すると、オゾン層を破壊すること
もなく地球の温暖化を招かない冷凍システムを実現する
ことができる。しかも、冷凍能力はフロン系の旧冷媒R
12(CFC12)、R22(HCFC22)に近い。
と違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。したがっ
て、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
環状に接続することによって構成された冷凍回路に該炭
化水素系の冷媒を使用すると、オゾン層を破壊すること
もなく地球の温暖化を招かない冷凍システムを実現する
ことができる。しかも、冷凍能力はフロン系の旧冷媒R
12(CFC12)、R22(HCFC22)に近い。
【0038】物質の特性が地球の温暖化に影響する地球
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)との積によって決
定される。炭化水素(HC)の大気中の寿命はフロン
(CFC12,HCFC22)と比較して特に短かいと
いうわけではないということを考えると、上記のように
炭化水素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤
外線吸収特性の差によるものと考えられる。
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)との積によって決
定される。炭化水素(HC)の大気中の寿命はフロン
(CFC12,HCFC22)と比較して特に短かいと
いうわけではないということを考えると、上記のように
炭化水素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤
外線吸収特性の差によるものと考えられる。
【0039】フロンの場合、その組成上、炭化水素HC
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、それ
によって地球温暖化係数が大となっていたものと考えら
れる。
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、それ
によって地球温暖化係数が大となっていたものと考えら
れる。
【0040】しかし、炭化水素系の冷媒の場合、そのよ
うな赤外線の吸収特性が小さく、変化がない。そのた
め、地球の温暖化係数が小さくなる。
うな赤外線の吸収特性が小さく、変化がない。そのた
め、地球の温暖化係数が小さくなる。
【0041】一方、該実施の形態の冷凍装置では、例え
ば圧縮機としてロータリ式、スクロール式、揺動式のも
のが採用され、その潤滑油として当該炭化水素系の冷媒
と相溶性のあるナフテン系又はパラフィン系の鉱物油、
或いはまた合成油が使用され、圧縮機の駆動性を確保
し、かつキャピラリーチューブの目詰まりが確実に防止
される。上記合成油としては、例えばアルキルベンゼン
油、エーテル油、エステル油、フッ素油などが使用され
る。
ば圧縮機としてロータリ式、スクロール式、揺動式のも
のが採用され、その潤滑油として当該炭化水素系の冷媒
と相溶性のあるナフテン系又はパラフィン系の鉱物油、
或いはまた合成油が使用され、圧縮機の駆動性を確保
し、かつキャピラリーチューブの目詰まりが確実に防止
される。上記合成油としては、例えばアルキルベンゼン
油、エーテル油、エステル油、フッ素油などが使用され
る。
【0042】以上の結果、本実施の形態の冷凍装置によ
ると、地球の温暖化を招くことがなく、しかも従来のフ
ロン系冷凍回路のシステム構造を改変することなく適用
することができるようになり、冷凍機油としても、従来
の鉱油或いは合成油を利用し得るようになる。
ると、地球の温暖化を招くことがなく、しかも従来のフ
ロン系冷凍回路のシステム構造を改変することなく適用
することができるようになり、冷凍機油としても、従来
の鉱油或いは合成油を利用し得るようになる。
【0043】以上の構成における各冷媒の内、その飽和
蒸気圧との関係からR22(飽和蒸気圧:55℃で21
75KPa、5℃で584.0KPa)と同等の冷凍能
力を得やすいものとしては、例えば次のものがあげられ
る。
蒸気圧との関係からR22(飽和蒸気圧:55℃で21
75KPa、5℃で584.0KPa)と同等の冷凍能
力を得やすいものとしては、例えば次のものがあげられ
る。
【0044】(1) プロピレンのみの冷媒 (2) シクロプロパンのみの冷媒 (3) プロピレンとシクロプロパンの2種混合冷媒 (4) プロピレンとイソブタンの2種混合冷媒 (5) シクロプロパンとイソブタンの2種混合冷媒 (実施の形態2)該実施の形態の冷凍装置では、圧縮
機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環状に接続することに
より冷凍回路を構成してなる冷凍装置において、冷媒と
して例えば次の表2に示すメタン、エタン、プロピレ
ン、エチレン、シクロブタン、n−ブタン、i−ブタ
ン、n−ペンタン、i−ぺンタン、シクロペンタン、プ
ロパン、シクロプロパンの内の2種以上を含む炭化水素
系冷媒を使用する一方、潤滑油として該炭化水素系冷媒
と相溶性のある油を使用して構成されている。
機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環状に接続することに
より冷凍回路を構成してなる冷凍装置において、冷媒と
して例えば次の表2に示すメタン、エタン、プロピレ
ン、エチレン、シクロブタン、n−ブタン、i−ブタ
ン、n−ペンタン、i−ぺンタン、シクロペンタン、プ
ロパン、シクロプロパンの内の2種以上を含む炭化水素
系冷媒を使用する一方、潤滑油として該炭化水素系冷媒
と相溶性のある油を使用して構成されている。
【0045】
【表2】
【0046】上記のような炭化水素系の冷媒は、フロン
と違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。したがっ
て、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
環状に接続することによって構成された冷凍回路に該炭
化水素系の冷媒を使用すると、オゾン層を破壊すること
もなく地球の温暖化を招かない冷凍システムを実現する
ことができる。しかも、冷凍能力はフロン系の旧冷媒R
12(CFC12)、R22(HCFC22)に近い。
と違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。したがっ
て、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
環状に接続することによって構成された冷凍回路に該炭
化水素系の冷媒を使用すると、オゾン層を破壊すること
もなく地球の温暖化を招かない冷凍システムを実現する
ことができる。しかも、冷凍能力はフロン系の旧冷媒R
12(CFC12)、R22(HCFC22)に近い。
【0047】物質の特性が地球の温暖化に影響する地球
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)との積によって決
定される。炭化水素(HC)の大気中の寿命はフロン
(CFC12,HCFC22)と比較して特に短かいと
いうわけではないということを考えると、上記のように
炭化水素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤
外線吸収特性の差によるものと考えられる。
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)との積によって決
定される。炭化水素(HC)の大気中の寿命はフロン
(CFC12,HCFC22)と比較して特に短かいと
いうわけではないということを考えると、上記のように
炭化水素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤
外線吸収特性の差によるものと考えられる。
【0048】フロンの場合、その組成上、炭化水素HC
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、それ
によって地球温暖化係数が大となっていたものと考えら
れる。
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、それ
によって地球温暖化係数が大となっていたものと考えら
れる。
【0049】しかし、炭化水素系の冷媒の場合、そのよ
うな赤外線の吸収特性が小さく、変化がない。そのた
め、地球の温暖化係数が小さくなる。
うな赤外線の吸収特性が小さく、変化がない。そのた
め、地球の温暖化係数が小さくなる。
【0050】一方、該実施の形態の冷凍装置では、例え
ば圧縮機としてロータリ式、スクロール式、揺動式のも
のが採用され、その潤滑油として当該炭化水素系の冷媒
と相溶性のあるナフテン系又はパラフィン系の鉱物油、
或いはまた合成油が使用され、圧縮機の駆動性を確保
し、かつキャピラリーチューブの目詰まりが確実に防止
される。上記合成油としては、例えばアルキルベンゼン
油、エーテル油、エステル油、フッ素油などが使用され
る。
ば圧縮機としてロータリ式、スクロール式、揺動式のも
のが採用され、その潤滑油として当該炭化水素系の冷媒
と相溶性のあるナフテン系又はパラフィン系の鉱物油、
或いはまた合成油が使用され、圧縮機の駆動性を確保
し、かつキャピラリーチューブの目詰まりが確実に防止
される。上記合成油としては、例えばアルキルベンゼン
油、エーテル油、エステル油、フッ素油などが使用され
る。
【0051】以上の結果、本実施の形態の冷凍装置によ
ると、地球の温暖化を招くことがなく、しかも従来のフ
ロン系冷凍回路のシステム構造を改変することなく適用
することができるようになり、冷凍機油としても、従来
の鉱油或いは合成油を利用し得るようになる。
ると、地球の温暖化を招くことがなく、しかも従来のフ
ロン系冷凍回路のシステム構造を改変することなく適用
することができるようになり、冷凍機油としても、従来
の鉱油或いは合成油を利用し得るようになる。
【0052】以上の構成における各冷媒の内、その飽和
蒸気圧との関係からR22(飽和蒸気圧:55℃で21
75KPa、5℃で584.0KPa)と同等の冷凍能
力を得やすいものとしては、例えば次のものがあげられ
る。
蒸気圧との関係からR22(飽和蒸気圧:55℃で21
75KPa、5℃で584.0KPa)と同等の冷凍能
力を得やすいものとしては、例えば次のものがあげられ
る。
【0053】(1) プロピレンとシクロプロパンの2
種混合冷媒 (2) プロピレンとプロパンの2種混合冷媒 (3) プロピレンとイソブタンの2種混合冷媒 (4) シクロプロパンとプロパンの2種混合冷媒 (5) シクロプロパンとイソブタンの2種混合冷媒 (実施の形態3)該実施の形態の冷凍装置では、圧縮
機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環状に接続することに
より冷凍回路を構成してなる冷凍装置において、冷媒と
して例えば次の表3に示すメタン、エタン、プロピレ
ン、エチレン、シクロブタン、n−ブタン、i−ブタ
ン、n−ペンタン、i−ぺンタン、シクロペンタン、プ
ロパン、シクロプロパンの内の1種或いはそれらの内の
2種以上を含む炭化水素系冷媒と例えばHFC32、H
FC134a、HFC125、HFC23、HFC14
3a、HFC152aの内の1種或いは2種以上を含む
非炭化水素系の代替冷媒との混合冷媒を使用する一方、
潤滑油として該混合冷媒と相溶性のある油を使用して構
成されている。
種混合冷媒 (2) プロピレンとプロパンの2種混合冷媒 (3) プロピレンとイソブタンの2種混合冷媒 (4) シクロプロパンとプロパンの2種混合冷媒 (5) シクロプロパンとイソブタンの2種混合冷媒 (実施の形態3)該実施の形態の冷凍装置では、圧縮
機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環状に接続することに
より冷凍回路を構成してなる冷凍装置において、冷媒と
して例えば次の表3に示すメタン、エタン、プロピレ
ン、エチレン、シクロブタン、n−ブタン、i−ブタ
ン、n−ペンタン、i−ぺンタン、シクロペンタン、プ
ロパン、シクロプロパンの内の1種或いはそれらの内の
2種以上を含む炭化水素系冷媒と例えばHFC32、H
FC134a、HFC125、HFC23、HFC14
3a、HFC152aの内の1種或いは2種以上を含む
非炭化水素系の代替冷媒との混合冷媒を使用する一方、
潤滑油として該混合冷媒と相溶性のある油を使用して構
成されている。
【0054】
【表3】
【0055】上記のような炭化水素系の冷媒は、フロン
と違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。したがっ
て、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
環状に接続することによって構成された冷凍回路に該炭
化水素系の冷媒と非炭化水素系の冷媒との混合冷媒を使
用すると、オゾン層を破壊することもなく地球の温暖化
レベルの低い冷凍システムを実現することができる。し
かも、冷凍能力はフロン系の旧冷媒R12(CFC1
2)、R22(HCFC22)に近くなる。
と違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。したがっ
て、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
環状に接続することによって構成された冷凍回路に該炭
化水素系の冷媒と非炭化水素系の冷媒との混合冷媒を使
用すると、オゾン層を破壊することもなく地球の温暖化
レベルの低い冷凍システムを実現することができる。し
かも、冷凍能力はフロン系の旧冷媒R12(CFC1
2)、R22(HCFC22)に近くなる。
【0056】物質の特性が地球の温暖化に影響する地球
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)との積によって決
定される。炭化水素(HC)の大気中の寿命はフロン
(CFC12,HCFC22)と比較して特に短かいと
いうわけではないということを考えると、上記のように
炭化水素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤
外線吸収特性の差によるものと考えられる。
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)との積によって決
定される。炭化水素(HC)の大気中の寿命はフロン
(CFC12,HCFC22)と比較して特に短かいと
いうわけではないということを考えると、上記のように
炭化水素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤
外線吸収特性の差によるものと考えられる。
【0057】フロンの場合、その組成上、炭化水素HC
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、それ
によって地球温暖化係数が大となっていたものと考えら
れる。
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、それ
によって地球温暖化係数が大となっていたものと考えら
れる。
【0058】しかし、炭化水素系の冷媒の場合、そのよ
うな赤外線の吸収特性が小さく、変化がない。そのた
め、地球の温暖化係数が小さくなる。
うな赤外線の吸収特性が小さく、変化がない。そのた
め、地球の温暖化係数が小さくなる。
【0059】一方、該実施の形態の冷凍装置では、例え
ば圧縮機としてロータリ式、スクロール式、揺動式のも
のが採用され、その潤滑油として当該炭化水素系の冷媒
と非炭化水素系の冷媒との混合冷媒と相溶性のあるナフ
テン系又はパラフィン系、或いはまた合成油が使用さ
れ、圧縮機の駆動性を確保し、かつキャピラリーチュー
ブの目詰まりが確実に防止される。上記合成油として
は、例えばアルキルベンゼン油、エーテル油、エステル
油、フッ素油などが使用される。
ば圧縮機としてロータリ式、スクロール式、揺動式のも
のが採用され、その潤滑油として当該炭化水素系の冷媒
と非炭化水素系の冷媒との混合冷媒と相溶性のあるナフ
テン系又はパラフィン系、或いはまた合成油が使用さ
れ、圧縮機の駆動性を確保し、かつキャピラリーチュー
ブの目詰まりが確実に防止される。上記合成油として
は、例えばアルキルベンゼン油、エーテル油、エステル
油、フッ素油などが使用される。
【0060】以上の結果、本実施の形態の冷凍装置によ
ると、地球の温暖化を招くことがなく、しかも従来のフ
ロン系冷凍回路のシステム構造を改変することなく適用
することができるようになり、冷凍機油としても、従来
の鉱油或いは合成油を利用し得るようになる。
ると、地球の温暖化を招くことがなく、しかも従来のフ
ロン系冷凍回路のシステム構造を改変することなく適用
することができるようになり、冷凍機油としても、従来
の鉱油或いは合成油を利用し得るようになる。
【0061】以上の構成における各冷媒の内、その飽和
蒸気圧との関係からR22(飽和蒸気圧:55℃で21
75KPa、5℃で584.0KPa)と同等の冷凍能
力を得やすいものとしては、例えば次のものがあげられ
る。
蒸気圧との関係からR22(飽和蒸気圧:55℃で21
75KPa、5℃で584.0KPa)と同等の冷凍能
力を得やすいものとしては、例えば次のものがあげられ
る。
【0062】(1)−1 プロピレンとHFC134a
との2種混合冷媒 −2 プロピレンとHFC32との2種混合冷媒 −3 プロピレンとHFC125との2種混合冷媒 (2)−1 シクロプロパンとHFC134aとの2種
混合冷媒 −2 シクロプロパンとHFC32との2種混合冷媒 −3 シクロプロパンとHFC125との2種混合冷媒 (3)−1 プロピレンとシクロプロパンとHFC13
4aとの3種混合冷媒 −2 プロピレンとシクロプロパンとHFC32との3
種混合冷媒 −3 プロピレンとシクロプロパンとHFC125との
3種混合冷媒 (4)−1 プロピレンとプロパンとHFC134aと
の3種混合冷媒 −2 プロピレンとプロパンとHFC32との3種混合
冷媒 −3 プロピレンとプロパンとHFC125との3種混
合冷媒 (5)−1 プロピレンとイソブタンとHFC134a
との3種混合冷媒 −2 プロピレンとイソブタンとHFC32との3種混
合冷媒 −3 プロピレンとイソブタンとHFC125との3種
混合冷媒 (6)−1 シクロプロパンとプロパンとHFC134
aとの3種混合冷媒 −2 シクロプロパンとプロパンとHFC32との3種
混合冷媒 −3 シクロプロパンとプロパンとHFC125との3
種混合冷媒 (7)−1 シクロプロパンとイソブタンとHFC13
4aとの3種混合冷媒 −2 シクロプロパンとイソブタンとHFC32との3
種混合冷媒 −3 シクロプロパンとイソブタンとHFC125との
3種混合冷媒 (実施の形態4)該実施の形態の冷凍装置では、圧縮
機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環状に接続することに
より冷凍回路を構成してなる冷凍装置において、冷媒と
してアンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒を使用す
る一方、潤滑油として該混合冷媒と相溶性のある油を使
用して構成されている。
との2種混合冷媒 −2 プロピレンとHFC32との2種混合冷媒 −3 プロピレンとHFC125との2種混合冷媒 (2)−1 シクロプロパンとHFC134aとの2種
混合冷媒 −2 シクロプロパンとHFC32との2種混合冷媒 −3 シクロプロパンとHFC125との2種混合冷媒 (3)−1 プロピレンとシクロプロパンとHFC13
4aとの3種混合冷媒 −2 プロピレンとシクロプロパンとHFC32との3
種混合冷媒 −3 プロピレンとシクロプロパンとHFC125との
3種混合冷媒 (4)−1 プロピレンとプロパンとHFC134aと
の3種混合冷媒 −2 プロピレンとプロパンとHFC32との3種混合
冷媒 −3 プロピレンとプロパンとHFC125との3種混
合冷媒 (5)−1 プロピレンとイソブタンとHFC134a
との3種混合冷媒 −2 プロピレンとイソブタンとHFC32との3種混
合冷媒 −3 プロピレンとイソブタンとHFC125との3種
混合冷媒 (6)−1 シクロプロパンとプロパンとHFC134
aとの3種混合冷媒 −2 シクロプロパンとプロパンとHFC32との3種
混合冷媒 −3 シクロプロパンとプロパンとHFC125との3
種混合冷媒 (7)−1 シクロプロパンとイソブタンとHFC13
4aとの3種混合冷媒 −2 シクロプロパンとイソブタンとHFC32との3
種混合冷媒 −3 シクロプロパンとイソブタンとHFC125との
3種混合冷媒 (実施の形態4)該実施の形態の冷凍装置では、圧縮
機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環状に接続することに
より冷凍回路を構成してなる冷凍装置において、冷媒と
してアンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒を使用す
る一方、潤滑油として該混合冷媒と相溶性のある油を使
用して構成されている。
【0063】炭化水素系冷媒としては、例えば次の表4
に示すメタン、エタン、プロピレン、エチレン、シクロ
ブタン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペンタン、i−
ぺンタン、シクロペンタン、プロパン、シクロプロパン
の内の1種或いはそれらの内の2種以上を含むものが採
用される。
に示すメタン、エタン、プロピレン、エチレン、シクロ
ブタン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペンタン、i−
ぺンタン、シクロペンタン、プロパン、シクロプロパン
の内の1種或いはそれらの内の2種以上を含むものが採
用される。
【0064】
【表4】
【0065】アンモニア(NH3:炭素数0、飽和蒸気
圧55℃で2310KPa、5℃で515.7KPa)
および炭化水素系の冷媒(表4参照)は、その何れもフ
ロンと違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。した
がって、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器を環状に接続することによって構成された冷凍回路
に、それらの混合冷媒を使用すると、オゾン層を破壊す
ることもなく地球の温暖化を招かない冷凍システムを実
現することができる。しかも、冷凍能力はフロン系の旧
冷媒R12(CFC12)、R22(HCFC22)に
近い。
圧55℃で2310KPa、5℃で515.7KPa)
および炭化水素系の冷媒(表4参照)は、その何れもフ
ロンと違って地球の温暖化係数が殆んど零に近い。した
がって、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発
器を環状に接続することによって構成された冷凍回路
に、それらの混合冷媒を使用すると、オゾン層を破壊す
ることもなく地球の温暖化を招かない冷凍システムを実
現することができる。しかも、冷凍能力はフロン系の旧
冷媒R12(CFC12)、R22(HCFC22)に
近い。
【0066】物質の特性が地球の温暖化に影響する地球
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)の積によって決定
される。アンモニア(NH3)および炭化水素(HC)
の大気中の寿命は何れもフロン(CFC12,HCFC
22)と比較して特に短かいというわけではないという
ことを考えると、上記のようにアンモニアおよび炭化水
素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤外線吸
収特性の差によるものと考えられる。
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)の積によって決定
される。アンモニア(NH3)および炭化水素(HC)
の大気中の寿命は何れもフロン(CFC12,HCFC
22)と比較して特に短かいというわけではないという
ことを考えると、上記のようにアンモニアおよび炭化水
素の地球温暖化係数が零に近いのは、主として赤外線吸
収特性の差によるものと考えられる。
【0067】フロンの場合、その組成上、炭化水素HC
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、した
がって地球温暖化係数が大となっていたものと考えられ
る。
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、した
がって地球温暖化係数が大となっていたものと考えられ
る。
【0068】しかし、アンモニアや炭化水素系の冷媒の
場合、そのような赤外線の吸収特性が小さく、変化がな
い。そのため、地球の温暖化係数が小さくなる。
場合、そのような赤外線の吸収特性が小さく、変化がな
い。そのため、地球の温暖化係数が小さくなる。
【0069】一方、該実施の形態の冷凍装置では、例え
ば圧縮機としてロータリ式、スクロール式、揺動式のも
のが採用され、その潤滑油として当該アンモニアと炭化
水素系冷媒との混合冷媒に対して相溶性のあるナフテン
系又はパラフィン系の鉱物油、或いはまた合成油が使用
され、圧縮機の駆動性を確保し、かつキャピラリーチュ
ーブの目詰まりが確実に防止される。上記合成油として
は、例えばアルキルベンゼン油、エーテル油、エステル
油、フッ素油などが使用される。
ば圧縮機としてロータリ式、スクロール式、揺動式のも
のが採用され、その潤滑油として当該アンモニアと炭化
水素系冷媒との混合冷媒に対して相溶性のあるナフテン
系又はパラフィン系の鉱物油、或いはまた合成油が使用
され、圧縮機の駆動性を確保し、かつキャピラリーチュ
ーブの目詰まりが確実に防止される。上記合成油として
は、例えばアルキルベンゼン油、エーテル油、エステル
油、フッ素油などが使用される。
【0070】以上の結果、本実施の形態の冷凍装置によ
ると、地球の温暖化を招くことがなく、しかも従来のフ
ロン系冷凍回路のシステム構造を改変することなく適用
することができるようになり、冷凍機油としても、従来
の鉱油或いは合成油を利用し得るようになる。
ると、地球の温暖化を招くことがなく、しかも従来のフ
ロン系冷凍回路のシステム構造を改変することなく適用
することができるようになり、冷凍機油としても、従来
の鉱油或いは合成油を利用し得るようになる。
【0071】以上の構成における各冷媒の内、その飽和
蒸気圧との関係からR22(飽和蒸気圧:55℃で21
75KPa、5℃で584.0KPa)と同等の冷凍能
力を得やすいものとしては、例えば次のものがあげられ
る。
蒸気圧との関係からR22(飽和蒸気圧:55℃で21
75KPa、5℃で584.0KPa)と同等の冷凍能
力を得やすいものとしては、例えば次のものがあげられ
る。
【0072】(1) アンモニアとプロピレンの2種混
合冷媒 (2) アンモニアとプロパンの2種混合冷媒 (3) アンモニアとシクロプロパンの2種混合冷媒 (4) アンモニアとプロピレンとシクロプロパンの3
種混合冷媒 (5) アンモニアとプロピレンとプロパンの3種混合
冷媒 (6) アンモニアとプロピレンとイソブタンの3種混
合冷媒 (7) アンモニアとシクロプロパンとプロパンの3種
混合冷媒 (8) アンモニアとシクロプロパンとイソブタンの3
種混合冷媒 (実施の形態5)該実施の形態の冷凍装置では、圧縮
機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環状に接続することに
より冷凍回路を構成してなる冷凍装置において、冷媒と
してアンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒と例えば
HFC32、HFC134a、HFC125、HFC2
3、HFC143a、HFC152aなどの内の1種或
いはそれらの内の2種以上を含む非アンモニア系代替冷
媒との混合冷媒を使用する一方、潤滑油として該混合冷
媒と相溶性のある油を使用して構成されている。
合冷媒 (2) アンモニアとプロパンの2種混合冷媒 (3) アンモニアとシクロプロパンの2種混合冷媒 (4) アンモニアとプロピレンとシクロプロパンの3
種混合冷媒 (5) アンモニアとプロピレンとプロパンの3種混合
冷媒 (6) アンモニアとプロピレンとイソブタンの3種混
合冷媒 (7) アンモニアとシクロプロパンとプロパンの3種
混合冷媒 (8) アンモニアとシクロプロパンとイソブタンの3
種混合冷媒 (実施の形態5)該実施の形態の冷凍装置では、圧縮
機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環状に接続することに
より冷凍回路を構成してなる冷凍装置において、冷媒と
してアンモニアと炭化水素系冷媒との混合冷媒と例えば
HFC32、HFC134a、HFC125、HFC2
3、HFC143a、HFC152aなどの内の1種或
いはそれらの内の2種以上を含む非アンモニア系代替冷
媒との混合冷媒を使用する一方、潤滑油として該混合冷
媒と相溶性のある油を使用して構成されている。
【0073】炭化水素系冷媒としては、例えば次の表5
に示すメタン、エタン、プロピレン、エチレン、シクロ
ブタン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペンタン、i−
ぺンタン、シクロペンタン、プロパン、シクロプロパン
の内の1種或いはそれらの内の2種以上を含むものが採
用される。
に示すメタン、エタン、プロピレン、エチレン、シクロ
ブタン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペンタン、i−
ぺンタン、シクロペンタン、プロパン、シクロプロパン
の内の1種或いはそれらの内の2種以上を含むものが採
用される。
【0074】
【表5】
【0075】上記アンモニア(NH3:炭素数0、飽和
蒸気圧55℃で2310KPa、5℃で515.7KP
a)と炭化水素系冷媒の各々およびそれらの混合冷媒
は、フロンと違って地球の温暖化係数が殆んど零に近
い。したがって、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装
置、蒸発器を環状に接続することによって構成された冷
凍回路に、該アンモニアと炭化水素系の冷媒との混合冷
媒に対して、さらに上記のような非アンモニア系の代替
冷媒を混合した混合冷媒を使用すると、オゾン層を破壊
することもなく地球の温暖化を招かない冷凍システムを
実現することができる。しかも、冷凍能力はフロン系の
旧冷媒R12(CFC12)、R22(HCFC22)
に近い。
蒸気圧55℃で2310KPa、5℃で515.7KP
a)と炭化水素系冷媒の各々およびそれらの混合冷媒
は、フロンと違って地球の温暖化係数が殆んど零に近
い。したがって、上記のような圧縮機、凝縮器、絞り装
置、蒸発器を環状に接続することによって構成された冷
凍回路に、該アンモニアと炭化水素系の冷媒との混合冷
媒に対して、さらに上記のような非アンモニア系の代替
冷媒を混合した混合冷媒を使用すると、オゾン層を破壊
することもなく地球の温暖化を招かない冷凍システムを
実現することができる。しかも、冷凍能力はフロン系の
旧冷媒R12(CFC12)、R22(HCFC22)
に近い。
【0076】物質の特性が地球の温暖化に影響する地球
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)の積によって決定
される。アンモニア(NH3)および炭化水素(HC)
の大気中の寿命はフロン(CFC12,HCFC22)
と比較して特に短かいというわけではないということを
考えると、上記のようにアンモニアおよび炭化水素の地
球温暖化係数が零に近いのは、主として赤外線吸収特性
の差によるものと考えられる。
温暖化係数GWPは、一般に、それ自体の赤外線吸収特
性と大気中での存在寿命(存在時間)の積によって決定
される。アンモニア(NH3)および炭化水素(HC)
の大気中の寿命はフロン(CFC12,HCFC22)
と比較して特に短かいというわけではないということを
考えると、上記のようにアンモニアおよび炭化水素の地
球温暖化係数が零に近いのは、主として赤外線吸収特性
の差によるものと考えられる。
【0077】フロンの場合、その組成上、炭化水素HC
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、した
がって地球温暖化係数が大となっていたものと考えられ
る。
の水素Hの一部をフッ素Fに置換しているので、このフ
ッ素Fの存在のために赤外線の吸収特性が変化し、した
がって地球温暖化係数が大となっていたものと考えられ
る。
【0078】しかし、アンモニアや炭化水素系の冷媒の
各々およびそれらの混合冷媒の場合、そのような赤外線
の吸収特性が小さく、変化がない。そのため、地球の温
暖化係数が小さくなる。
各々およびそれらの混合冷媒の場合、そのような赤外線
の吸収特性が小さく、変化がない。そのため、地球の温
暖化係数が小さくなる。
【0079】一方、該実施の形態の冷凍装置では、例え
ば圧縮機としてロータリ式、スクロール式、揺動式のも
のが採用され、その潤滑油として当該アンモニアと炭化
水素系冷媒との混合冷媒と非アンモニア系の代替冷媒と
の混合冷媒に対して相溶性のあるナフテン系又はパラフ
ィン系の鉱物油、或いはまた合成油が使用され、圧縮機
の駆動性を確保し、かつキャピラリーチューブの目詰ま
りが確実に防止される。上記合成油としては、例えばア
ルキルベンゼン油、エーテル油、エステル油、フッ素油
などが使用される。
ば圧縮機としてロータリ式、スクロール式、揺動式のも
のが採用され、その潤滑油として当該アンモニアと炭化
水素系冷媒との混合冷媒と非アンモニア系の代替冷媒と
の混合冷媒に対して相溶性のあるナフテン系又はパラフ
ィン系の鉱物油、或いはまた合成油が使用され、圧縮機
の駆動性を確保し、かつキャピラリーチューブの目詰ま
りが確実に防止される。上記合成油としては、例えばア
ルキルベンゼン油、エーテル油、エステル油、フッ素油
などが使用される。
【0080】以上の結果、本実施の形態の冷凍装置によ
ると、地球の温暖化を招くことがなく、しかも従来のフ
ロン系冷凍回路のシステム構造を改変することなく適用
することができるようになり、冷凍機油としても、従来
の鉱油或いは合成油を利用し得るようになる。
ると、地球の温暖化を招くことがなく、しかも従来のフ
ロン系冷凍回路のシステム構造を改変することなく適用
することができるようになり、冷凍機油としても、従来
の鉱油或いは合成油を利用し得るようになる。
【0081】以上の構成における各冷媒の内、その飽和
蒸気圧との関係からR22(飽和蒸気圧:55℃で21
75KPa、5℃で584.0KPa)と同等の冷凍能
力を得やすいものとしては、例えば次のものがあげられ
る。
蒸気圧との関係からR22(飽和蒸気圧:55℃で21
75KPa、5℃で584.0KPa)と同等の冷凍能
力を得やすいものとしては、例えば次のものがあげられ
る。
【0082】(1)−1 アンモニアとプロピレンの2
種混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとプロピレンの2種混合冷媒とHFC
32との混合冷媒 −3 アンモニアとプロピレンの2種混合冷媒とHFC
125との混合冷媒 (2)−1 アンモニアとプロパンの2種混合冷媒とH
FC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとプロパンの2種混合冷媒とHFC3
2との混合冷媒 −3 アンモニアとプロパンの2種混合冷媒とHFC1
25との混合冷媒 (3)−1 アンモニアとシクロプロパンの2種混合冷
媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとシクロプロパンの2種混合冷媒とH
FC32との混合冷媒 −3 アンモニアとシクロプロパンの2種混合冷媒とH
FC125との混合冷媒 (4)−1 アンモニアとプロピレンとシクロプロパン
の3種混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとプロピレンとシクロプロパンの3種
混合冷媒とHFC32との混合冷媒 −3 アンモニアとプロピレンとシクロプロパンの3種
混合冷媒とHFC125との混合冷媒 (5)−1 アンモニアとプロピレンとプロパンの3種
混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとプロピレンとプロパンの3種混合冷
媒とHFC32との混合冷媒 −3 アンモニアとプロピレンとプロパンの3種混合冷
媒とHFC125との混合冷媒 (6)−1 アンモニアとプロピレンとイソブタンの3
種混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとプロピレンとイソブタンの3種混合
冷媒とHFC32との混合冷媒 −3 アンモニアとプロピレンとイソブタンの3種混合
冷媒とHFC125との混合冷媒 (7)−1 アンモニアとシクロプロパンとプロパンの
3種混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとシクロプロパンとプロパンの3種混
合冷媒とHFC32との混合冷媒 −3 アンモニアとシクロプロパンとプロパンの3種混
合冷媒とHFC125との混合冷媒 (8)−1 アンモニアとシクロプロパンとイソブタン
の3種混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとシクロプロパンとイソブタンの3種
混合冷媒とHFC32との混合冷媒 −3 アンモニアとシクロプロパンとイソブタンの3種
混合冷媒とHFC125との混合冷媒
種混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとプロピレンの2種混合冷媒とHFC
32との混合冷媒 −3 アンモニアとプロピレンの2種混合冷媒とHFC
125との混合冷媒 (2)−1 アンモニアとプロパンの2種混合冷媒とH
FC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとプロパンの2種混合冷媒とHFC3
2との混合冷媒 −3 アンモニアとプロパンの2種混合冷媒とHFC1
25との混合冷媒 (3)−1 アンモニアとシクロプロパンの2種混合冷
媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとシクロプロパンの2種混合冷媒とH
FC32との混合冷媒 −3 アンモニアとシクロプロパンの2種混合冷媒とH
FC125との混合冷媒 (4)−1 アンモニアとプロピレンとシクロプロパン
の3種混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとプロピレンとシクロプロパンの3種
混合冷媒とHFC32との混合冷媒 −3 アンモニアとプロピレンとシクロプロパンの3種
混合冷媒とHFC125との混合冷媒 (5)−1 アンモニアとプロピレンとプロパンの3種
混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとプロピレンとプロパンの3種混合冷
媒とHFC32との混合冷媒 −3 アンモニアとプロピレンとプロパンの3種混合冷
媒とHFC125との混合冷媒 (6)−1 アンモニアとプロピレンとイソブタンの3
種混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとプロピレンとイソブタンの3種混合
冷媒とHFC32との混合冷媒 −3 アンモニアとプロピレンとイソブタンの3種混合
冷媒とHFC125との混合冷媒 (7)−1 アンモニアとシクロプロパンとプロパンの
3種混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとシクロプロパンとプロパンの3種混
合冷媒とHFC32との混合冷媒 −3 アンモニアとシクロプロパンとプロパンの3種混
合冷媒とHFC125との混合冷媒 (8)−1 アンモニアとシクロプロパンとイソブタン
の3種混合冷媒とHFC134aとの混合冷媒 −2 アンモニアとシクロプロパンとイソブタンの3種
混合冷媒とHFC32との混合冷媒 −3 アンモニアとシクロプロパンとイソブタンの3種
混合冷媒とHFC125との混合冷媒
Claims (7)
- 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環
状に接続することにより冷凍回路を構成してなる冷凍装
置において、冷媒として炭化水素系冷媒を使用する一
方、潤滑油として該炭化水素系冷媒と相溶性のある油を
使用したことを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環
状に接続することにより冷凍回路を構成してなる冷凍装
置において、冷媒として炭化水素系冷媒と非炭化水素系
代替冷媒との混合冷媒を使用する一方、潤滑油として該
混合冷媒と相溶性のある油を使用したことを特徴とする
冷凍装置。 - 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環
状に接続することにより冷凍回路を構成してなる冷凍装
置において、冷媒としてアンモニアと炭化水素系冷媒と
の混合冷媒を使用する一方、潤滑油として該混合冷媒と
相溶性のある油を使用したことを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項4】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環
状に接続することにより冷凍回路を構成してなる冷凍装
置において、冷媒としてアンモニアと炭化水素系冷媒と
の混合冷媒と非アンモニア系代替冷媒との混合冷媒を使
用する一方、潤滑油として該混合冷媒と相溶性のある油
を使用したことを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項5】 油がナフテン系の鉱物油であることを特
徴とする請求項1,2,3又は4記載の冷凍装置。 - 【請求項6】 油がパラフィン系の鉱物油であることを
特徴とする請求項1,2,3又は4記載の冷凍装置。 - 【請求項7】 油が合成油であることを特徴とする請求
項1,2,3又は4記載の冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8288419A JPH10130685A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8288419A JPH10130685A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10130685A true JPH10130685A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17729981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8288419A Pending JPH10130685A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10130685A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000060031A1 (fr) * | 1999-04-02 | 2000-10-12 | Japan Energy Corporation | Refrigerateur a compression de vapeur dans lequel une substance de refroidissement hydrocarbonee est utilisee |
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WO2013129579A1 (ja) | 2012-03-02 | 2013-09-06 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 冷凍機用作動流体組成物、冷凍機油及びその製造方法 |
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US11674067B2 (en) | 2005-03-04 | 2023-06-13 | The Chemours Company Fc, Llc | Compositions comprising a fluoroolefin |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP8288419A patent/JPH10130685A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11674067B2 (en) | 2005-03-04 | 2023-06-13 | The Chemours Company Fc, Llc | Compositions comprising a fluoroolefin |
US11046875B2 (en) | 2005-03-04 | 2021-06-29 | The Chemours Company Fc, Llc | Compositions comprising a fluoroolefin |
US11034872B2 (en) | 2005-03-04 | 2021-06-15 | The Chemours Company Fc, Llc | Compositions comprising a fluoroolefin |
US10883030B2 (en) | 2005-03-04 | 2021-01-05 | The Chemours Company Fc, Llc | Compositions comprising a fluoroolefin |
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US9879165B2 (en) | 2005-03-04 | 2018-01-30 | The Chemours Company Fc, Llc | Compositions comprising a fluoroolefin |
US9670393B2 (en) | 2005-03-04 | 2017-06-06 | The Chemours Company Fc, Llc | Compositions comprising a fluoroolefin |
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