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JPH10118490A - 排ガス浄化触媒及びこれを用いた排ガス浄化フィルタ - Google Patents

排ガス浄化触媒及びこれを用いた排ガス浄化フィルタ

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Publication number
JPH10118490A
JPH10118490A JP8280485A JP28048596A JPH10118490A JP H10118490 A JPH10118490 A JP H10118490A JP 8280485 A JP8280485 A JP 8280485A JP 28048596 A JP28048596 A JP 28048596A JP H10118490 A JPH10118490 A JP H10118490A
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JP
Japan
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exhaust gas
gas purifying
filter
purifying catalyst
catalyst
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Application number
JP8280485A
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Nobuyuki Tokubuchi
信行 徳渕
Tatsuro Miyazaki
達郎 宮▲崎▼
Masaaki Arita
雅昭 有田
Masahiro Inoue
雅博 井上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28048596A priority Critical patent/JP3900563B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、パティキュレートを低温で燃焼で
きる高い触媒活性を有し、かつ耐熱性及び硫黄酸化物に
対する耐被毒性に優れた排ガス浄化触媒の提供、及びこ
の排ガス浄化触媒が担持され、パティキュレートの燃焼
効率が高く、かつ耐久性に優れた排ガス浄化フィルタの
提供を目的とする。 【解決手段】 本発明の排ガス浄化触媒は、アルカリ金
属のケイ酸塩,アルミン酸塩,ジルコン酸塩の内の少な
くとも1以上からなる構成よりなる。また、本発明の排
ガス浄化フィルタは、ハニカムフィルタと、ハニカムフ
ィルタ上に担持された本発明の排ガス浄化触媒と、を有
する構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンから排出される排ガス中に含まれるパティキュレート
(微粒子状炭素及び未燃炭化水素)を燃焼させる排ガス
浄化触媒、及びパティキュレートを捕集して燃焼させる
排ガス浄化触媒を担持した排ガス浄化フィルタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディーゼルエンジンから排出され
る排ガス中に含まれるパティキュレートが環境保護や人
体への影響等から段階的に規制されてきている。
【0003】このようなパティキュレートを排ガス中か
ら除去する方法として、ディーゼルエンジンの排気系に
耐熱性セラミックからなるハニカムフィルタを配設し、
このハニカムフィルタにパティキュレートを捕集して排
ガス中から除去した後、パティキュレートが所定量堆積
したところで、ハニカムフィルタを加熱する等してパテ
ィキュレートを燃焼し、炭酸ガスに変えて大気中に放出
する方法がある。しかしながら、この方法はハニカムフ
ィルタにおいて連続的にパティキュレートを捕集し、燃
焼させることができないとともに、ハニカムフィルタの
加熱手段又はハニカムフィルタに加熱された空気や排ガ
スを送るための送風及び加熱手段が必要となるため、排
ガスを浄化する装置全体としては大がかりになり、また
装置コストが高くなるという問題がある。
【0004】そこで、ハニカムフィルタの表面にパティ
キュレートを燃焼させる排ガス浄化触媒を担持した排ガ
ス浄化フィルタを用いて、ハニカムフィルタへのパティ
キュレートの捕集とともに、連続的にパティキュレート
を燃焼させる方法がある。この方法によれば、連続的に
排ガスを浄化できるとともに、触媒作用によってパティ
キュレートの燃焼温度を低下させることが可能となり、
ハニカムフィルタを加熱するためのエネルギーを低減し
たり、または特別な加熱手段を用いることなくパティキ
ュレートを燃焼できる可能性がある。また、燃焼温度の
低下によって、パティキュレートの燃焼熱によりハニカ
ムフィルタに割れや溶損が生じることを防止することが
できる。
【0005】このような排ガス浄化触媒としては、従来
より種々の金属酸化物や白金等の貴金属、またペロブス
カイト型複合酸化物等が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の排ガス浄化触媒は、パティキュレートの燃焼熱によ
り酸化や焼結を起こして表面積の低下等が生じ、結果的
に触媒活性が低下する傾向があるとともに、排ガス中に
含まれる硫黄酸化物で被毒されて、数十時間の使用で著
しく触媒活性が低下するという問題を有していた。すな
わち、使用初期における触媒活性は優れていても、長期
間のパティキュレートの捕集燃焼に対しては耐熱性及び
耐被毒性に欠けていた。
【0007】また、耐久性を向上させようとすると初期
の触媒活性の高いものが得られず、実用的には、排ガス
温度程度の低温でパティキュレートを燃焼できるまでの
高い触媒活性を有する排ガス浄化触媒が得られていな
い。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、パティキュレートを低温で燃焼できる高い触媒活
性を有し、かつ耐熱性及び硫黄酸化物に対する耐被毒性
に優れた排ガス浄化触媒の提供、及びこの排ガス浄化触
媒が担持され、パティキュレートの燃焼効率が高く、か
つ耐久性に優れた排ガス浄化フィルタの提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の排ガス浄化触媒は、アルカリ金属のケイ酸
塩,アルミン酸塩,ジルコン酸塩の内の少なくとも1以
上からなる構成よりなる。
【0010】この構成により、アルカリ金属の高い触媒
活性によりパティキュレートを排ガス温度付近の低温で
燃焼することが可能になるとともに、熱的に安定でかつ
排ガス中の硫黄酸化物に対する反応性の低いケイ酸塩,
アルミン酸塩,ジルコン酸塩であることから、パティキ
ュレートを継続的に燃焼させる上での耐熱性及び硫黄酸
化物に対する耐被毒性を向上させることができる。した
がって、パティキュレートを低温で燃焼できる高い触媒
活性を有し、かつ耐熱性及び硫黄酸化物に対する耐被毒
性に優れた排ガス浄化触媒を提供することができる。
【0011】また、本発明の排ガス浄化フィルタは、ハ
ニカムフィルタと、ハニカムフィルタ上に担持された本
発明の排ガス浄化触媒と、を有する構成よりなる。
【0012】この構成により、触媒活性が高く、耐熱性
及び耐被毒性に優れた本発明の排ガス浄化触媒を担持し
ていることによって、他の加熱手段等を用いることなく
排ガス温度付近において高い燃焼効率でパティキュレー
トの燃焼除去することができるとともに、パティキュレ
ートを低温で燃焼できることからハニカムフィルタの割
れや溶損が防止され、排ガス浄化フィルタの耐久性を向
上させることができるという作用を有する。したがっ
て、パティキュレートの燃焼効率が高く、かつ耐久性に
優れた排ガス浄化フィルタを提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、アルカリ金属のケイ酸塩,アルミン酸塩,ジルコン
酸塩の内の少なくとも1以上からなることとしたもので
あり、アルカリ金属の高い触媒活性によりパティキュレ
ートを排ガス温度付近の低温で燃焼することが可能にな
るとともに、熱的に安定でかつ排ガス中の硫黄酸化物に
対する反応性の低いケイ酸塩,アルミン酸塩,ジルコン
酸塩であることから、パティキュレートを継続的に燃焼
させる上での耐熱性及び硫黄酸化物に対する耐被毒性を
向上させることができるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、アルカリ金属がルビジウム又
はリチウムであることとしたものであり、種々のアルカ
リ金属の中でも、特に触媒活性の高い排ガス浄化触媒が
得られるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1又は2の内のいずれか1に記載の発明において、ケイ
酸塩が、A2SiO3,A2Si25,A2Si49,A4
SiO4,A8SiO6(Aはアルカリ金属)の内の少な
くとも1以上からなることとしたものであり、構造的な
安定性が向上することにより、耐熱性及び耐被毒性をよ
り高めることができるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3に記載の発明において、ケイ酸塩がRb2SiO3又は
Li2SiO3であることとしたものであり、種々のケイ
酸塩の中でもより触媒活性の高く、かつ耐熱性及び耐被
毒性に優れた排ガス浄化触媒が得られるという作用を有
する。
【0017】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1又は2の内のいずれか1に記載の発明において、アル
ミン酸塩が、AAlO2,AAl58,A5AlO4(A
はアルカリ金属)の内の少なくとも1以上からなること
としたものであり、構造的な安定性が向上することによ
り、耐熱性及び耐被毒性をより高めることができるとい
う作用を有する。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載の発明において、アルミン酸塩がLiAlO2
であることとしたものであり、種々のアルミン酸塩の中
でもより触媒活性の高く、かつ耐熱性及び耐被毒性に優
れた排ガス浄化触媒が得られるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1又は2の内のいずれか1に記載の発明において、ジル
コン酸塩が、A2ZrO3,A2Zr25,A2Zr49
4ZrO4,A8ZrO6(Aはアルカリ金属)の内の少
なくとも1以上からなることとしたものであり、構造的
な安定性が向上することにより、耐熱性及び耐被毒性を
より高めることができるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
7に記載の発明において、ジルコン酸塩がLi2ZrO3
であることとしたものであり、種々のジルコン酸塩の中
でもより触媒活性の高く、かつ耐熱性及び耐被毒性に優
れた排ガス浄化触媒が得られるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項9に記載の発明は、ハニカ
ムフィルタと、ハニカムフィルタ上に担持された請求項
1乃至8の内のいずれか1に記載の排ガス浄化触媒と、
を有することとしたものであり、触媒活性が高く、耐熱
性及び耐被毒性に優れた本発明の排ガス浄化触媒を担持
していることによって、他の加熱手段等を用いることな
く排ガス温度付近において高い燃焼効率でパティキュレ
ートの燃焼除去することができるとともに、パティキュ
レートを低温で燃焼できることからハニカムフィルタの
割れや溶損が防止され、排ガス浄化フィルタの耐久性を
向上させることができるという作用を有する。
【0022】ハニカムフィルタとしては、金属製、又は
ムライト,コージェライト,チタン酸アルミニウム等の
セラミック製のものが用いられる。
【0023】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項9に記載の発明において、排ガス浄化触媒の担持量
が、ハニカムフィルタの重量に対して、1〜30重量
%、好ましくは3〜10重量%であることとしたもので
あり、高い燃焼効率を維持しながら、排ガスフィルタに
おける排ガスの圧損の増加を防止して、エンジンへの負
荷の増大を抑制することができるという作用を有する。
【0024】排ガス浄化触媒の担持量が、3重量%より
も小さくなるにつれてパティキュレートを低温で十分に
燃焼除去できなくなる傾向を生じ、また10重量%より
も大きくなるにつれて、排ガスフィルタ内での圧損が増
加して、エンジンへ過大な負荷がかかる傾向を生じるた
め、いずれも好ましくない。また、排ガス浄化触媒の担
持量が、1重量%よりも小さくと、また30重量%より
も大きくなると上記傾向が著しくなるため、特に好まし
くない。
【0025】以下に、本発明を実施例により詳細に説明
する。
【0026】
【実施例】
(実施例1)第1実施例の排ガス浄化触媒として、微粒
子状のケイ酸ルビジウムRb2SiO3(添川理化学社
製)を用いた。このRb2SiO3は、X線回折法による
構造解析によりほぼRb2SiO3単相であることを確認
した。
【0027】第1実施例の排ガス浄化触媒について、以
下のような燃焼試験、耐熱性評価試験、耐被毒性評価試
験を行った。
【0028】まず、燃焼試験の試験方法を説明する。デ
ィーゼルエンジン(トヨタ製、3B、排気量3431c
c)を回転数1500rpm,トルク21kgmの高負
荷モードで作動させて、排ガス中に含まれるパティキュ
レートを触媒を全く担持していないコージェライト製の
ハニカムフィルタを用いて捕集した。ハニカムフィルタ
から採取したパティキュレートと第1実施例の排ガス浄
化触媒を重量比1:1で混合した混合粉末10mgを熱
分析装置(セイコー電子工業社製、TG/DTA32
0)の加熱炉内に設置し、加熱炉内に乾燥空気を50c
c/minで導入しながら、昇温速度5℃/minで加
熱した。この時、パティキュレートの燃焼に伴って混合
粉末の重量が減少する際の減少速度が最大となったとこ
ろで、パティキュレートの燃焼温度を決定した。
【0029】次に、耐熱性評価試験の試験方法を説明す
る。第1実施例の排ガス浄化触媒200mgを電気炉内
に設置し、200℃/hで1000℃まで昇温してから
50h保持した後、200℃/hで常温まで降温する熱
処理を行った。この後前述の燃焼試験を行い、熱処理後
における燃焼温度を決定した。
【0030】次に、耐被毒性評価試験の試験方法を説明
する。石英ガラス管内に第1実施例の排ガス浄化触媒2
00mgを設置し、排ガス浄化触媒の近傍に熱電対を配
設した。石英ガラス管の外周に近設された円筒状の電気
炉により排ガス浄化触媒を350℃に加熱した状態で、
石英ガラス管内に21vol%のO2と1000ppm
のSO2を含むN2ガスを通気して50時間保持する被毒
処理を行った。この後前述の燃焼試験を行い、被毒処理
後における燃焼温度を決定した。
【0031】第1実施例の排ガス浄化触媒について、燃
焼試験、耐熱性評価試験、耐被毒性評価試験の各試験に
おける燃焼温度を(表1)に示した。
【0032】
【表1】
【0033】別に実施したパティキュレートのみの燃焼
における燃焼温度が約600℃であったのに対して、
(表1)に示したように、第1実施例の排ガス浄化触媒
を用いた場合の燃焼温度は320℃と極めて低く、また
熱処理後においても燃焼温度はほとんど変化しないこと
が明らかとなった。さらに、被毒処理後における燃焼温
度も335℃であり、第1実施例の排ガス浄化触媒は高
い触媒活性を有するとともに、耐熱性及び硫黄酸化物に
対する耐被毒性においても優れていることが判明した。
また、本実施例の排ガス浄化触媒は、触媒活性を高める
ために貴金属が添加されていた従来の排ガス浄化触媒に
比べると、より低コストで高い触媒活性を得ることがで
きる。
【0034】尚、第1実施例として示したRb2SiO3
単相からなる排ガス浄化触媒の他に、製造条件を変えて
ケイ酸ルビジウムを調製したところ、Rb2SiO3相を
主成分としてRb2Si25、Rb2Si49、Rb4
iO4、又はRb8SiO6等が種々の割合で混在する排
ガス浄化触媒が得られた。これらのついても、燃焼試
験、耐熱性評価試験、耐被毒性評価試験を実施した結
果、Rb2SiO3単相の場合と同程度に低い燃焼温度を
有し、また熱処理や被毒処理に対しても優れた耐久性を
示すことが判明した。
【0035】(実施例2〜実施例4)第2実施例〜第4
実施例の排ガス浄化触媒として、微粒子状のケイ酸リチ
ウムLi2SiO3(添川理化学社製)、ジルコン酸リチ
ウムLi2ZrO3(添川理化学社製)、アルミン酸リチ
ウムLiAlO2(添川理化学社製)を各々用い、第1
実施例と同様な方法により、燃焼試験及び耐熱性評価試
験を行った。
【0036】第2実施例〜第4実施例の排ガス浄化触媒
について、燃焼試験、耐熱性評価試験の各試験における
燃焼温度を(表1)に示した。(表1)に示したよう
に、第2実施例〜第4実施例の排ガス浄化触媒を用いた
場合の燃焼温度は、それぞれ435℃、434℃、46
3℃であり、またいずれの実施例の排ガス浄化触媒にお
いても熱処理後による燃焼温度の上昇は小さかった。デ
ィーゼルエンジンから排出される排ガス温度は一例とし
て420〜460℃であることから、第2実施例〜第4
実施例の排ガス浄化触媒によれば排ガス温度及びその近
傍においてパティキュレートを燃焼できることが判っ
た。
【0037】(比較例1)ペロブスカイト型酸化物であ
るLaCrO3のLaの一部をLiで置換し、これを第
1比較例として、第1実施例と同様な方法により燃焼試
験、耐熱性評価試験、耐被毒性評価試験を行った。
【0038】第1比較例の排ガス浄化触媒について、燃
焼試験、耐熱性評価試験の各試験における燃焼温度を
(表1)に示した。(表1)に示したように、第1比較
例の排ガス浄化触媒は、熱処理前の燃焼温度は第4実施
例の排ガス浄化触媒と同程度であったが、熱処理後や被
毒処理後の燃焼温度は著しく上昇し、熱処理や被毒処理
による活性の低下が極めて大きいことが判った。
【0039】(実施例5)本発明の排ガス浄化触媒を担
持した第5実施例の排ガス浄化フィルタを以下のように
して作製した。
【0040】ハニカムフィルタとしては、コージェライ
ト製の円柱状で、直径及び高さが5.66インチ、セル
密度が断面積の1平方インチ当たり100セルのものを
使用した。このハニカムフィルタを、ケイ酸ルビジウム
Rb2SiO3(添川理化学社製)100gに水200g
を加えて攪拌したスラリー液に浸漬した。スラリー液か
らハニカムフィルタを取り出した後、ハニカムフィルタ
のセル内に付着した余分なスラリー液を圧縮空気を吹き
つけて取り除き、乾燥させてから500℃で5時間焼成
することによりハニカムフィルタにケイ酸ルビジウムか
らなる排ガス浄化触媒を担持させた。尚、排ガス浄化触
媒の担持量は、焼成後の重量でハニカムフィルタの重量
に対して約8重量%であった。
【0041】上記方法により作製した第5実施例の排ガ
ス浄化フィルタについて、以下のような燃焼試験を行っ
た。第5実施例の排ガス浄化フィルタの外周にインター
ラムを巻いた後、排ガス流入口と排ガス流出口が形成さ
れたステンレス製の容器内に収納し、この容器をディー
ゼルエンジン(トヨタ製、3B型、排気量3431c
c)のエキゾーストマニホールドより1mの位置に設置
し、ディーゼルエンジンの排気系に接続した。この後、
ディーゼルエンジンを回転数1500rpm,トルク1
8kgm(負荷率80%)で作動させながら、排ガス浄
化フィルタで6時間パティキュレートの捕集燃焼を行
い、この間に水銀圧力計を用いて排ガスフィルタの前後
における差圧を測定した。
【0042】尚、捕集燃焼の際の排ガス浄化フィルタ近
傍における排ガス温度は約430℃であった。
【0043】(実施例6)スラリー液を付着させたハニ
カムフィルタを900℃で焼成したことを除いて、第5
実施例と同様な方法により排ガス浄化フィルタを作製
し、これを第6実施例とした。第6実施例の排ガス浄化
フィルタについても、第5実施例と同様な方法により燃
焼試験を行った。
【0044】(比較例2)第5実施例の排ガス浄化フィ
ルタで用いたものと同じハニカムフィルタのみからなる
排ガス浄化フィルタを第2比較例とし、第5実施例と同
様な方法により燃焼試験を行った。但し、第2比較例の
排ガス浄化フィルタについては、パティキュレートの捕
集燃焼は2時間で中止した。
【0045】(評価例1)第5実施例、第6実施例、第
2比較例の各排ガス浄化フィルタの燃焼試験における差
圧の経時変化を図1を用いて説明する。
【0046】図1は、第5実施例、第6実施例、第2比
較例の各排ガス浄化フィルタの燃焼試験における差圧の
経時変化を示す関係図である。図1に示したように、第
5実施例及び第6実施例の排ガス浄化フィルタについて
は、パティキュレートの捕集開始直後から捕集燃焼の初
期段階において、排ガスフィルタにパティキュレートが
堆積することによる差圧上昇が認められるものの、その
後は差圧がやや低下してほぼ一定値となり、初期段階で
堆積したパティキュレートを含めて、排ガス浄化フィル
タに捕集されたパティキュレートを排ガス温度において
十分に燃焼除去できていることが明らかとなった。又、
燃焼試験の前後における第5実施例及び第6実施例の排
ガスフィルタの重量を測定したところ、その重量変化は
ほとんど認められなかったことから、捕集されたパティ
キュレートを排ガス温度でほぼ完全に燃焼除去できるこ
とが判明した。
【0047】一方、第2比較例の排ガスフィルタについ
ては、パティキュレートの捕集開始とともに継続的に差
圧が上昇し、2時間を経過したところで差圧が200m
mHgに達したため、これ以上の燃焼試験の継続は困難
であった。
【0048】このように本発明の排ガス浄化触媒を担持
した排ガス浄化フィルタを用いれば、他の加熱手段等を
用いることなく排ガス温度付近において高い燃焼効率で
パティキュレートを燃焼除去することができるととも
に、パティキュレートを低温で燃焼できることからハニ
カムフィルタの割れや溶損が防止され、排ガス浄化フィ
ルタの耐久性を向上させることができる。
【0049】(実施例7)種々の割合でケイ酸ルビジウ
ムRb2SiO3(添川理化学社製)と水を混合して攪拌
したスラリー液を調整し、第5実施例の排ガス浄化フィ
ルタに用いたものと同じハニカムフィルタから1cm角
の立方体に切り出したフィルタ小片を各スラリー溶液に
浸漬してから、第5実施例と同様な方法により、ケイ酸
ルビジウムを種々の担持量で担持させたフィルタ小片を
作製した。
【0050】次に、各フィルタ小片を、第1実施例と同
様な方法で捕集したパティキュレート60gとエチルア
ルコール100gの混合溶液中に浸漬させた後、取り出
して乾燥し、フィルタ小片1g当たり約50mgのパテ
ィキュレートを付着させた。
【0051】このようにしてパティキュレートを付着さ
せた各フィルタ小片を、石英ガラス管内に設置し、フィ
ルタ小片の近傍に熱電対を配設するとともに、石英ガラ
スのガス流出側に炭酸ガス濃度計を設置した。次に、石
英ガラス管の外周に近設された円筒状の電気炉により、
フィルタを200℃/hで昇温しながら、石英ガラス管
内に21vol%のO2と1000ppmのSO2を含む
2ガスを通気し、炭酸ガス濃度計に炭酸ガス濃度の増
加が認められた温度を燃焼開始温度とした。
【0052】図2はフィルタ小片に担持したケイ酸ルビ
ジウムの担持量と燃焼開始温度との関係図である。尚、
図2においてケイ酸ルビジウムの担持量は、フィルタ小
片のみの重量に対して、担持されたケイ酸ルビジウムの
重量比として示している。
【0053】図2に示したように、ケイ酸ルビジウムの
担持量の増加とともに燃焼開始温度は低下したが、担持
量が3重量%〜30重量%の間では燃焼開始温度がほぼ
一定であることが明らかとなった。また、排ガス温度で
パティキュレートを燃焼させる場合には、図2の結果か
らケイ酸ルビジウムの担持量として1重量%以上が好ま
しいことが判明した。一方、排ガス浄化フィルタでは担
持量が多くなりすぎると、ハニカムフィルタの細孔を排
ガス浄化触媒が塞いで排ガスの圧損を上昇させる。上述
のように本実施例においては、ケイ酸ルビジウムの担持
量が3重量%〜30重量%までは燃焼開始温度がほぼ一
定であったが、他の実験結果による排ガス浄化フィルタ
内における差圧の上昇を考慮すると、30重量%は担持
量のほぼ上限であり、差圧の上昇がほとんど認められな
い担持量としては10重量%であることも判った。
【0054】以上の結果から、排ガス浄化フィルタに担
持する排ガス浄化触媒は、ハニカムフィルタの重量に対
して、1〜30重量%、好ましくは3〜10重量%の重
量比で担持することが望ましいことが判明した。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明の排ガス浄化触媒に
よれば、アルカリ金属の高い触媒活性によりパティキュ
レートを排ガス温度付近の低温で燃焼することが可能に
なるとともに、熱的に安定でかつ排ガス中の硫黄酸化物
に対する反応性の低いケイ酸塩,アルミン酸塩,ジルコ
ン酸塩であることから、パティキュレートを継続的に燃
焼させる上での耐熱性及び硫黄酸化物に対する耐被毒性
を向上させることができるという優れた効果が得られ
る。
【0056】また、本発明の排ガス浄化フィルタによれ
ば、触媒活性が高く、耐熱性及び耐被毒性に優れた本発
明の排ガス浄化触媒を担持していることによって、他の
加熱手段等を用いることなく排ガス温度付近において高
い燃焼効率でパティキュレートの燃焼除去することがで
きるとともに、パティキュレートを低温で燃焼できるこ
とからハニカムフィルタの割れや溶損が防止され、排ガ
ス浄化フィルタの耐久性を向上させることができるとい
う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第5実施例、第6実施例、第2比較例の各排ガ
ス浄化フィルタの燃焼試験における差圧の経時変化を示
す関係図
【図2】フィルタ小片に担持したケイ酸ルビジウムの担
持量と燃焼開始温度との関係図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 雅博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルカリ金属のケイ酸塩,アルミン酸塩,
    ジルコン酸塩の内の少なくとも1以上からなることを特
    徴とする排ガス浄化触媒。
  2. 【請求項2】前記アルカリ金属がルビジウム又はリチウ
    ムであることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化
    触媒。
  3. 【請求項3】前記ケイ酸塩が、A2SiO3,A2Si2
    5,A2Si49,A4SiO4,A8SiO6(Aはアルカ
    リ金属)の内の少なくとも1以上からなることを特徴と
    する請求項1又は2の内のいずれか1に記載の排ガス浄
    化触媒。
  4. 【請求項4】前記ケイ酸塩がRb2SiO3又はLi2
    iO3であることを特徴とする請求項3に記載の排ガス
    浄化触媒。
  5. 【請求項5】前記アルミン酸塩が、AAlO2,AAl5
    8,A5AlO4(Aはアルカリ金属)の内の少なくと
    も1以上からなることを特徴とする請求項1又は2の内
    のいずれか1に記載の排ガス浄化触媒。
  6. 【請求項6】前記アルミン酸塩がLiAlO2であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の排ガス浄化触媒。
  7. 【請求項7】前記ジルコン酸塩が、A2ZrO3,A2
    25,A2Zr49,A4ZrO4,A8ZrO6(Aは
    アルカリ金属)の内の少なくとも1以上からなることを
    特徴とする請求項1又は2の内のいずれか1に記載の排
    ガス浄化触媒。
  8. 【請求項8】前記ジルコン酸塩が、Li2ZrO3である
    ことを特徴とする請求項7に記載の排ガス浄化触媒。
  9. 【請求項9】ハニカムフィルタと、前記ハニカムフィル
    タ上に担持された請求項1乃至8の内のいずれか1に記
    載の排ガス浄化触媒と、を有することを特徴とする排ガ
    ス浄化フィルタ。
  10. 【請求項10】前記排ガス浄化触媒の担持量が、前記ハ
    ニカムフィルタの重量に対して、1〜30重量%、好ま
    しくは3〜10重量%であることを特徴とする請求項9
    に記載の排ガス浄化フィルタ。
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