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JPH10114833A - ポリグリコール酸発泡体 - Google Patents

ポリグリコール酸発泡体

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Publication number
JPH10114833A
JPH10114833A JP22726197A JP22726197A JPH10114833A JP H10114833 A JPH10114833 A JP H10114833A JP 22726197 A JP22726197 A JP 22726197A JP 22726197 A JP22726197 A JP 22726197A JP H10114833 A JPH10114833 A JP H10114833A
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JP
Japan
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foam
polyglycolic acid
acid
weight
glycolide
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JP22726197A
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English (en)
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Mitsuru Hoshino
満 星野
Michitomo Kawakami
進盟 川上
Nobuo Sato
宣夫 佐藤
Yoshiya Shiiki
善彌 椎木
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性や機械的性質に優れ、かつ、土中崩壊
性を示す生分解性樹脂からなる発泡体を安価に提供する
こと。 【解決手段】 (a)下記式(1) 【化1】 で表される繰り返し単位を有し、(b)溶融粘度η
*〔温度(融点Tm+20℃)、剪断速度100/秒で
測定〕が500〜100,000Pa・s、(c)融点
が180℃以上、(d)溶融エンタルピーΔHmが10
J/g以上、及び(e)無配向結晶化物の密度が1.5
0g/cm3以上であるポリグリコール酸を含有する熱
可塑性樹脂材料からなる発泡体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリグリコール酸
を含有する熱可塑性樹脂材料から形成された発泡体に関
し、さらに詳しくは、耐熱性、機械的性質などに優れた
土中崩壊性のポリグリコール酸発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタン系、ポリスチレン
系、ポリオレフィン系などの樹脂からなる発泡体は、軽
量性、断熱性、緩衝性などに優れるため、食品包装容器
や使い捨て容器として、あるいは断熱材、緩衝材として
広く使用されている。しかし、これらの汎用の樹脂から
成形された発泡体は、自然環境下では容易に分解されな
い性質を有している。このため、これらの発泡体が、使
用後に土中に埋設処理された場合、半永久的に残存する
ので、埋設処理場の不足問題が起きたり、また、自然環
境下に投棄された場合、景観が損なわれたり、海洋生物
や陸上生物の生活環境が破壊されるなどの問題が起き
る。
【0003】このような状況の下で、自然の中の微生物
によって分解される生分解性樹脂が、環境への負荷が小
さい樹脂材料として注目を集めている。生分解性は、例
えば、土壌中での崩壊性(土中崩壊性)試験によって評
価することができる。従来、熱可塑性の生分解性樹脂と
して、例えば、微生物産出の3−ヒドロキシブタン酸と
3−ヒドロキシペンタン酸との共重合体、乳酸をベース
としたポリ乳酸、こはく酸とジオールのポリアルキレン
こはく酸エステル、ε−カプロラクトンの開環重合物で
あるポリ−ε−カプロラクトン等が知られている。しか
しながら、これらの樹脂は、結晶融点が180℃未満の
低融点のものが多く、これらの樹脂からなる発泡体は、
耐熱性が要求される発泡体の用途においては制限を受け
るという問題がある。
【0004】一方、耐熱性の高い生分解性樹脂として、
ポリグリコール酸が知られており、その生体適合性から
手術用の縫合糸等に使用されている。ポリグリコール酸
は、結晶融点が220℃と前記樹脂より高いため、耐熱
性の高い発泡体としての利用が期待できるが、発泡体と
しての利用は未だ知られていない。また、これらの生分
解性樹脂は、一般に製造コストが高いという問題を抱え
ている。例えば、微生物産出の上記ポリエステルは、発
酵法によるため、低コスト化には限界がある。ポリ乳酸
は、乳酸が光学異性を有するため、純度の高い原料〔乳
酸の環状二量体エステルのL−(−)ラクチド〕を得る
ためには発酵法によらざるを得ず、低コスト化には限界
がある。ポリグリコール酸は、従来、高分子量を与える
モノマーであるグリコリド(グリコール酸の環状二量体
エステル)の製造工程において、工業的に不利な昇華回
収工程を経る必要があったため、低コスト化には限界が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐熱
性や機械的性質に優れ、かつ、土中崩壊性を示す生分解
性樹脂からなる発泡体を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、上記発泡体を比較的安価に提供する
ことにある。本発明者らは、前記従来技術の問題点を克
服するため鋭意研究した結果、特定の物性を有するポリ
グリコール酸を含有する熱可塑性樹脂材料から発泡体が
得られること、そして、得られた発泡体が機械的性質や
耐熱性に優れ、かつ、土中崩壊性であること、しかも比
較的安価に製造できることを見いだした。
【0006】本発明に用いるポリグリコール酸は、例え
ば、グリコリドを、触媒(例えば、有機カルボン酸錫、
ハロゲン化錫、ハロゲン化アンチモン等のカチオン触
媒)の存在下に加熱して、塊状開環重合または溶液開環
重合することにより得ることができる。優れた物性のポ
リグリコール酸を得るには、モノマーとしての高純度の
グリコリドを使用することが好ましい。高純度のグリコ
リドは、グリコール酸オリゴマーを高沸点極性有機溶媒
と混合して、常圧下または減圧下に、該オリゴマーの解
重合が起こる温度に加熱し、該オリゴマーを高沸点極性
有機溶媒と共に溜出させて、生成したグリコリドを回収
する方法(溶液相解重合法)により、生産性よく得るこ
とができる。この方法によれば、モノマーのグリコリド
を比較的に安価に得ることができ、発泡体の製造コスト
も低減することができる。
【0007】ポリグリコール酸は、CO、H2O、及び
CH2O、あるいはエチレングリコールという極めて安
価な原料を用いて、工業的に量産することができる。ポ
リグリコール酸の発泡体は、土中崩壊性を有するため、
環境に対する負荷が小さい。ポリグリコール酸を含有す
る熱可塑性樹脂材料からなる発泡体は、従来公知の各種
発泡方法を適用することにより得ることができる。本発
明は、これらの知見に基づいて完成するに至ったもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、(a)下記式(1)
【0009】
【化2】 で表される繰り返し単位を有し、(b)溶融粘度η
*〔温度(融点Tm+20℃)、剪断速度100/秒で
測定〕が500〜100,000Pa・s、(c)融点
が180℃以上、(d)溶融エンタルピーΔHmが10
J/g以上、及び(e)無配向結晶化物の密度が1.5
0g/cm3以上であるポリグリコール酸を含有する熱
可塑性樹脂材料からなる発泡体が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】ポリグリコール酸 本発明で使用するポリグリコール酸は、下記式(1)
【0011】
【化3】 で表される繰り返し単位を含有するポリマーである。ポ
リマー中、(1)で表される繰り返し単位の割合は、通
常、70%重量%以上、好ましくは80重量%以上、よ
り好ましくは90重量%以上である。式(1)で表され
る繰り返し単位の割合が70重量%未満であると、耐熱
性が低下する。式(1)で表される繰り返し単位以外の
繰り返し単位としては、例えば、下記式(2)
【0012】
【化4】 (式中、n=1〜10、m=0〜10)で表される繰り
返し単位、下記式(3)
【0013】
【化5】 (式中、j=1〜10)で表される繰り返し単位、下記
式(4)
【0014】
【化6】 (式中、R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子また
は炭素数1〜10のアルキル基である。k=2〜10)
で表される繰り返し単位、下記式(5)
【0015】
【化7】 で表される繰り返し単位、及び下記式(6)
【0016】
【化8】 で表される繰り返し単位を挙げることができる。
【0017】これらの繰り返し単位(2)〜(6)を0
重量%超過、好ましくは1重量%以上の割合で導入する
ことにより、ポリグリコール酸ホモポリマーの融点Tm
を下げ、ポリマーの加工温度を下げることができるの
で、溶融加工時の熱分解を低減することができる。一
方、これらの繰り返し単位(2)〜(6)が30重量%
を超過すれば、ポリグリコール酸が本来有する結晶性が
損なわれ、得られる発泡体の耐熱性が著しく低下するお
それがある。
【0018】本発明に発泡体の原料として使用するポリ
グリコール酸は、高分子量ポリマーである。溶融粘度を
分子量の指標とすることができる。本発明で使用するポ
リグリコール酸は、温度(Tm+20℃)(すなわち、
通常の溶融加工温度に相当する温度)及び剪断速度10
0/秒において測定した溶融粘度η*が500〜10
0,000Pa・s、好ましくは1,000〜50,0
00Pa・sより好ましくは1,500〜20,000
Pa・sである。ポリグリコール酸の溶融粘度η*が5
00Pa・s未満では、得られた発泡体が脆くなるばか
りでなく、気泡を保持することが困難となり、均一な品
質の発泡体が得られないおそれがある。一方、ポリグリ
コール酸の溶融粘度η*が100,000Pa・s超過
では、溶融加工に高い温度が必要になり、その温度で加
工するとポリグリコール酸が熱劣化するおそれがある。
【0019】本発明で使用するポリグリコール酸の融点
Tmは、180℃以上、好ましくは190℃以上、より
好ましくは200℃以上である。本発明で使用するポリ
グリコール酸の溶融エンタルピーΔHmは、10J/g
以上、好ましくは20J/g以上、より好ましくは30
J/g以上である。Tmが180℃未満及び/またはΔ
Hmが10J/g未満のポリグリコール酸は、分子内の
化学構造の乱れ等により結晶化度が低下し、その結果、
Tm及び/またはΔHmが低くなっていると推定され
る。したがって、このようなポリグリコール酸を用いて
成形した発泡体は、耐熱性が低下するおそれがある。
【0020】本発明で使用するポリグリコール酸は、無
配向結晶化物の密度が1.50g/cm3以上、好まし
くは1.51g/cm3以上、より好ましくは1.52
g/cm3以上である。この密度が1.50g/cm3
満のポリグリコール酸は、分子内の化学構造の乱れ等に
より結晶化度が低下し、その結果、密度が低下している
と推定される。したがって、このような低密度のポリグ
リコール酸を用いて得られる発泡体は、結晶化度が低
く、耐熱性が低下するおそれがある。
【0021】本発明の発泡体の原料となるポリグリコー
ル酸は、下記の及びの方法によって製造することが
できる。 グリコリドを、少量の触媒(例えば、有機カルボン酸
錫、ハロゲン化錫、ハロゲン化アンチモン等のカチオン
触媒)の存在下に、約120〜250℃の温度に加熱し
て、開環重合させる方法。開環重合は、塊状重合または
溶液重合により行うことが好ましい。 グリコール酸またはグリコール酸アルキルエステル
を、触媒の存在下または不存在下に、加熱して、脱水ま
たはエステル交換反応によって縮重合させる方法。
【0022】ポリグリコール酸共重合体を得るには、上
記またはの方法において、コモノマーとして、例え
ば、シュウ酸エチレン(すなわち、1,4−ジオキサン
−2,3−ジオン)、ラクチド、ラクトン類(例えば、
β−プロピオラクトン、β−ブチロラクトン、ピバロラ
クトン、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、β
−メチル−δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン
等)、トリメチレンカーボネート、及び1,3−ジオキ
サンなどの環状モノマー;乳酸、3−ヒドロキシプロパ
ン酸、3−ヒドロキシブタン酸、4−ヒドロキシブタン
酸、6−ヒドロキシカプロン酸などのヒドロキシカルボ
ン酸またはそのアルキルエステル;エチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール等の脂肪族ジオールと、こ
はく酸、アジピン酸等の脂肪族ジカルボン酸またはその
アルキルエステルとの実質的に等モルの混合物;または
これらの2種以上を、グリコリド、グリコール酸、また
はグリコール酸アルキルエステルと適宜組み合わせて共
重合すればよい。また、ポリグリコール酸共重合体は、
ポリグリコール酸と、例えば、前記式(2)〜(5)か
ら選ばれる繰り返し単位を有する他の重合体とを、加熱
下にエステル交換反応させることによって得られたもの
であってもよい。前記製造方法のうち、のグリコリド
の開環重合法が、高分子量のポリグリコール酸が得られ
やすいので、好ましい。
【0023】前記の方法において、モノマーとして使
用するグリコリドとしては、従来のグリコール酸オリゴ
マーの昇華解重合によって得られるものよりも、本発明
者らが開発した「溶液相解重合法」(特願平9−384
04号)によって得られるものの方が、高純度であり、
しかも高収率で大量に得ることができるので、好まし
い。モノマーとして高純度のグリコリドを用いることに
より、高分子量のポリグリコール酸を容易に得ることが
できる。溶液相解重合法では、(1)グリコール酸オリ
ゴマーと230〜450℃の範囲内の沸点を有する少な
くとも一種の高沸点極性有機溶媒とを含む混合物を、常
圧下または減圧下に、該オリゴマーの解重合が起きる温
度に加熱して、(2)該オリゴマーの融液相の残存率
(容積比)が0.5以下になるまで、該オリゴマーを該
溶媒に溶解させ、(3)同温度で更に加熱を継続して該
オリゴマーを解重合させ、(4)生成した二量体環状エ
ステルのグリコリドを高沸点極性有機溶媒と共に溜出さ
せ、(5)溜出物からグリコリドを回収する。
【0024】高沸点極性有機溶媒としては、例えば、ジ
(2−メトキシエチル)フタレートなどのフタル酸ビス
(アルコキシアルキルエステル)、ジエチレングリコー
ルジベンゾエートなどのアルキレングリコールジベンゾ
エート、ベンジルブチルフタレートやジブチルフタレー
トなどの芳香族カルボン酸エステル、トリクレジルホス
フェートなどの芳香族リン酸エステル等を挙げることが
でき、該オリゴマーに対して、通常、0.3〜50倍量
(重量比)の割合で使用する。高沸点極性有機溶媒と共
に、必要に応じて、該オリゴマーの可溶化剤として、ポ
リプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、テ
トラエチレングリコールなどを併用することができる。
グリコール酸オリゴマーの解重合温度は、通常、230
℃以上であり、好ましくは230〜320℃に加熱す
る。解重合は、常圧または減圧下に行うが、0.1〜9
0.0kPa(1〜900mbar)の減圧下に加熱し
て解重合させることが好ましい。
【0025】熱可塑性樹脂材料 本発明では、熱可塑性樹脂材料として、ポリグリコール
酸のニートレジンを単独で使用することができるが、本
発明の目的を阻害しない範囲内において、無機フィラ
ー、他の熱可塑性樹脂、可塑剤等を配合した組成物とし
て使用することができる。無機フィラーとしては、アル
ミナ、シリカ、シリカアルミナ、ジルコニア、酸化チタ
ン、酸化鉄、酸化ホウ素、炭酸カルシウム、ケイ酸カル
シウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、ケイ酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、
硫酸マグネシウム、カオリン、タルク、マイカ、フェラ
イト、炭素、窒素ケイ素、二硫化モリブデン、ガラス、
チタン酸カリウム等の粉末、ウイスカー、繊維等が挙げ
られる。これらの無機フィラーは、それぞれ単独で、あ
るいは、2種以上を組み合せて使用することができる。
無機フィラーは、ポリグリコール酸100重量部に対し
て、通常0〜100重量部の割合で使用されるが、加工
性、発泡性等を考慮すると、好ましくは10重量部以
下、より好ましくは5重量部以下の範囲で用いることが
望ましい。
【0026】他の熱可塑性樹脂としては、例えば、乳酸
の単独重合体及び共重合体、シュウ酸エチレンの単独重
合体及び共重合体、ε−カプロラクトンの単独重合体及
び共重合体、ポリアルキレンこはく酸エステル、ポリ−
3−ヒドロキシブタン酸、3−ヒドロキシブタン酸−3
−ヒドロキシペンタン酸共重合体、酢酸セルロース、ポ
リビニルアルコール、でん粉、ポリグルタミン酸エステ
ル、天然ゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレ
ン、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体、スチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロック
共重合体、ABS樹脂、MBS樹脂、エチレン−ビニル
アルコール共重合体等が挙げられる。これらの熱可塑性
樹脂は、それぞれ単独で、あるいは、2種以上を組み合
せて使用することができる。他の熱可塑性樹脂は、ポリ
グリコール酸100重量部に対して、通常0〜100重
量部の割合で使用されるが、土中崩壊性を考慮すると、
好ましくは50重量部以下、より好ましくは30重量部
以下の割合で使用することが望ましい。
【0027】可塑剤としては、ジ(メトキシエチル)フ
タレート、ジオクチルフタレート、ジエチルフタレー
ト、ベンジルブチルフタレート等のフタル酸エステル;
ジエチレングリコールジベンゾエート、エチレングリコ
ールジベンゾエート等の安息香酸エステル;アジピン酸
ジオクチル、セバチン酸ジオクチル等の脂肪族二塩基酸
エステル;アセチルクエン酸トリブチル等の脂肪族三塩
基酸エステル;リン酸ジオクチル、リン酸トリクレジル
等のリン酸エステル;エポキシ化大豆油等のエポキシ系
可塑剤;ポリエチレングリコールジセバケート、ポリプ
ロピレングリコールジラウレート等のポリアルキレング
リコールの脂肪酸エステル等が挙げられる。これらの可
塑剤は、それぞれ単独で、あるいは2種以上組み合わせ
て使用することができる。可塑剤は、ポリグリコール酸
100重量部に対して、通常0〜200重量部の割合で
使用されるが、発泡性、耐熱性等を考慮すると、好まし
くは100重量部以下、より好ましくは50重量部以下
の割合で使用することが望ましい。本発明では、必要に
応じて、熱安定剤、光安定剤、防湿剤、防水剤、撥水
剤、滑剤、離型剤、カップリング剤、顔料、染料、難燃
剤等の各種添加剤を熱可塑性樹脂材料に添加することが
できる。これら各種添加剤は、それぞれの使用目的に応
じて有効量が使用される。
【0028】発泡法及び発泡体 本発明の発泡体は、上記ポリグリコール酸を含有する熱
可塑性樹脂材料から製造される。発泡方法としては、最
終使用形態に応じて、任意の方法を用いて行われる。よ
り具体的に、発泡方法としては、例えば、(1)ペレッ
ト状のポリグリコール酸を含有する熱可塑性樹脂材料を
分散溶液中に懸濁させ、その融点以上で気体となる発泡
剤を加熱、加圧下に含浸吸収させた後、加熱下で減圧す
ることにより発泡させるか、冷却したものを加熱して発
泡させるいわゆるビーズ発泡法、(2)発泡剤を使用し
て、ポリグリコール酸を含有する熱可塑性樹脂材料を押
出機から押し出しすると同時に発泡させるいわゆる押出
発泡法、射出成形機から射出すると同時に発泡させるい
わゆる射出発泡法、(3)ポリグリコール酸を含有する
熱可塑性樹脂材料に熱分解型発泡剤を配合して発泡性樹
脂組成物を調製し、次いで、熱分解型発泡剤の分解温度
未満の温度で所望の形状に成形した後、加熱発泡させる
方法などが挙げられる。これらの方法で得られた発泡体
は、発泡時に所望の形態に成形されるが、必要に応じて
二次加工して所望の形態に賦形されて使用される。
【0029】発泡剤は、それぞれの発泡法に適したもの
を選択して使用する。具体的に、発泡剤としては、
(1)蒸発によって生じたガスによって発泡させる物理
発泡剤、例えば、エタン、プロパン、ブタン、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、石油エーテル、エ
チレン、プロピレン等の炭化水素化合物、塩化メチル、
塩化メチレン、ジクロロエタン、ジクロロジフルオロメ
タン、ジクロロテトラフルオロエタン等のハロゲン化炭
化水素化合物や炭酸ガス、窒素ガス等、(2)加熱する
と分解によりガスを発生する熱分解型発泡剤(化学発泡
剤)、例えば、重炭酸塩、炭酸塩等の無機発泡剤;アゾ
ジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、バリ
ウムアゾジカルボキシレート等のアゾ化合物;N,N−
ジニトロソペンタメチレンテトラミン等のニトロソ化合
物;p,p′−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラ
ジド)、p−トルエンスルホニルヒドラジド等のスルホ
ニルヒドラジド化合物等の有機発泡剤が挙げられる。
【0030】発泡剤の使用量は、発泡剤の種類や発泡
法、所望の発泡倍率などに応じて、適宜定めることがで
きるが、グリコール酸100重量部に対して、通常、
0.1〜30重量部の割合で好ましく使用される。ま
た、必要に応じて、発泡助剤を有効量使用してもよい。
本発明の発泡体の発泡倍率は、通常1.3〜30倍、好
ましくは1.5〜20倍である。発泡倍率が1.3未満
の発泡体では、発泡体としての特性が発現できず、逆
に、30倍超過の発泡体では、機械的強度が劣るものと
なる以外に、均一な発泡体の製造が難しくなるおそれが
ある。発泡体の発泡倍率は、最終用途によって異なり、
適宜選択されるが、例えば、機械的強度が要求される食
品包装トレーや使い捨てコップ等では比較的低い発泡倍
率が、また、断熱特性が要求され機械的強度は比較的要
求されない断熱材や緩衝材等では比較的高い発泡倍率が
一般的に選択される。
【0031】本発明の発泡体は、優れた耐熱性を有する
が、この特性を最大限に発揮するため、最終発泡体成形
物を、ポリグリコール酸の結晶化温度(Tc1)以上結
晶融点未満の温度範囲において結晶化を促進するための
熱処理を行ってもよい。本発明のポリグリコール酸発泡
体は、軽量性、断熱性、耐熱性、生分解性等の特徴を活
かして、各種の用途に使用することができる。本発明の
発泡体は、例えば、食品包装容器や食品容器、各種の使
い捨て容器(コップ、スープ皿等)、バラ状で緩衝材や
断熱材等を挙げることができるが、特に耐熱性を要求さ
れる用途に好適に使用される。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
より具体的に説明する。なお、各種物性の測定法は、次
のとおりである。 <物性測定法> (1)溶融粘度η* ポリマーの分子量の指標として、溶融粘度η*を測定し
た。試料として、各ポリマーの厚み約0.2mmの非晶
シートを約150℃で5分間加熱して結晶化させたもの
を用い、D=0.5mm、L=5mmのノズル装着キャ
ピログラフ(東洋精機(株)製)を用いて、温度(Tm
+20℃)、剪断速度100/秒で測定した。 (2)ポリマーの熱的性質 試料として、各ポリマーの厚み約0.2mmの非晶シー
トを用い、示差走査熱量計(DSC:Mettler社
製TC−10A型)を用い、窒素ガス気流下、10℃/
分の速度で250℃まで昇温し、結晶化温度(T
1)、融点(Tm)、及び溶融エントロピー(ΔH
m)を測定した。 (3)無配向結晶化物の密度 試料として、各ポリマーの厚み約0.2mmの非晶シー
トを150℃で5分間熱処理したものを用いて、JIS
R−7222(n−ブタノールを用いたピクノメータ
ー法)に準拠して測定した。 (4)発泡体の密度 発泡体の密度は、ストランド状の発泡体から試料を切り
だし、JIS R−7222に準拠して測定した。発泡
倍率は、発泡前の無配向結晶化物の密度と、この発泡体
の密度の比として求まる。 (5)熱伝導度 発泡体の熱伝導度は、レーザーフラシュ法によって測定
した。 (6)土中崩壊性 発泡体を畑地の土壌の深さ10cmのところに埋設し、
半月毎に掘り起こして形状を観察した。形状が崩れ始め
る時期を観察して、24ヶ月以内に崩壊を始めた場合を
土中崩壊性ありと評価した。
【0033】[合成例1]モノマーの合成 10リットルオートクレーブに、グリコール酸(和光純
薬社(株)製)5kgを仕込み、撹拌しながら170℃
から200℃まで約2時間かけて昇温加熱し、生成水を
溜出させながら縮合させた。次いで、19kPa(19
0mbar)に減圧し、2時間保持して、低沸分を溜出
させ、グリコール酸オリゴマーを調製した。オリゴマー
の融点Tmは、205℃であった。グリコール酸オリゴ
マー1.2kgを10リットルのフラスコに仕込み、溶
媒としてベンジルブチルフタレート5kg(純正化学社
(株)製)及び可溶化剤としてポリプロピレングリコー
ル((純正化学社(株)製、#400)150gを加
え、窒素ガス雰囲気中、5kPa(50mbar)の減
圧下、268℃に加熱し、当該オリゴマーの「溶液相解
重合」を行い、生成したグリコリドをベンジルブチルフ
タレートと共溜出させた。得られた共溜出物に約2倍容
のシクロヘキサンを加えて、グリコリドをベンジルブチ
ルフタレートから析出させ、濾別した。これを、酢酸エ
チルを用いて再結晶し、減圧乾燥した。約77%の収率
でグリコリドを得た。
【0034】[合成例2]ポリマーの合成例1 合成例1で得たグリコリド200gを、PFA製シリン
ダーに仕込み、窒素ガスを吹き込みながら約30分間室
温で乾燥した。次いで、触媒として、SnCl4・6.
5H2Oを0.04g添加し、窒素ガスを吹き込みなが
ら172℃に2時間保持して重合を行った。重合終了
後、シリンダーを室温まで冷却し、シリンダーから取り
出した塊状ポリマーを約3mm以下の細粒に粉砕し、約
150℃、約0.1kPaで減圧乾燥し、未反応モノマ
ーを除去してポリグリコール酸[ポリマー(P−1)]
を得た。同じ方法を繰り返し、必要量のポリマー(P−
1)を調製した。
【0035】[合成例3]ポリマーの合成例2 グリコリド220gに代えて、グリコリド210gと精
製L−(−)ラクチド10gとの混合物を用いたこと以
外は、合成例2と同様にして重合と後処理を行い、グリ
コール酸−ラクチド共重合体[ポリマー(P−2)]を
得た。同じ方法を繰り返し、必要量のポリマー(P−
2)を調製した。なお、精製L−(−)ラクチドは、市
販L−(−)ラクチド(東京化成社(株)製)をエタノ
ールで再結晶して調製した。
【0036】[合成例4]ポリマーの合成例3 精製L−(−)ラクチド220gをPFA製シリンダー
に仕込み、窒素ガスを吹き込みながら約30分間室温で
乾燥した。次いで、触媒としてオクタン酸錫を0.05
5g添加し、窒素ガスを吹き込みながら130℃に10
時間保持して、重合を行った。重合終了後、シリンダー
を室温まで冷却し、シリンダーから取り出した塊状ポリ
マーを約3mm以下の細粒に粉砕し、約100℃、約
0.1kPaで減圧乾燥し、未反応モノマーを除去して
ポリラクチド[ポリマー(CP−1)]を得た。同じ方
法を繰り返し、必要量のポリマー(CP−1)を調製し
た。なお、精製L−(−)ラクチドは、市販L−(−)
ラクチド(東京化成社(株)製)をエタノールで再結晶
して調製した。
【0037】[合成例5]ポリマーの合成例4 触媒のSnCl4・6.5H2Oを添加しなかった以外
は、合成例2と同様にして重合と後処理を行い、ポリグ
リコール酸[ポリマー(CP−2)]を得た。同じ方法
を繰り返し、必要量のポリマー(CP−2)を調製し
た。
【0038】[実施例1]ポリマー(P−1)を3mm
φのノズルを装着した小型二軸混練押出機に窒素ガス気
流下で供給し、溶融温度約230〜235℃でストラン
ド状に押出し、空冷してカットし、ペレットを得た。こ
のペレットを小型押出機に窒素ガス気流下で供給し、溶
融樹脂温度を約230℃とした後、押出機途中より発泡
剤としてペンタンを樹脂100重量部に対して約4.7
gを圧入し、約200〜210℃に設定したノズルより
押出し、発泡したストランドを得た。得られた発泡スト
ランドの密度、熱伝導度、及び土中崩壊性を評価した。
結果を表1に示した。
【0039】[実施例2]ポリマー(P−2)を用いた
以外は、実施例1と同様にして、発泡したストランドを
得た。得られた発泡ストランドの密度、熱伝導度、及び
土中崩壊性の評価結果を表1に示した。
【0040】[比較例1]ポリマー(PC−1)を使用
し、かつ、溶融温度を約200℃とした以外は、実施例
1と同様にしてペレットを得た。このペレットを小型押
出機に窒素気流下で供給し、溶融温度200℃とした
後、押出機途中よりペンタンを樹脂100重量部に対し
て約4.7gを圧入し、約160℃に設定したノズルよ
り押出し、発泡したストランドを得た。得られた発泡体
の密度、熱伝導度、及び土中崩壊性の評価結果を表1に
示した。ポリマー(PC−1)からは均一な発泡体が得
られ、土中崩壊性も有するが、本発明のポリグリコール
酸発泡体に比較して耐熱性が低い。
【0041】[比較例2]ポリマー(PC−2)を用い
た以外は、実施例1と同様にして押出しを行ったとこ
ろ、発泡が不均一となり、均一な発泡体が得られなかっ
た。
【0042】
【表1】 (*1)GA=グリコリド、LA=L−(−)ラクチド
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性や機械的性質に
優れ、しかも土中崩壊性を示す発泡体を安価に提供する
ことができる。本発明の発泡体は、軽量性、断熱性、耐
熱性、生分解性等の特徴を生かして、各種の用途、例え
ば、食品包装容器や食品容器、各種の使い捨て容器(コ
ップ、スープ皿等)、バラ状で緩衝材や断熱材等として
利用できる。本発明の発泡体は、特に耐熱性の要求され
る用途に好適に使用できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記式(1) 【化1】 で表される繰り返し単位を有し、(b)溶融粘度η
    *〔温度(融点Tm+20℃)、剪断速度100/秒で
    測定〕が500〜100,000Pa・s、(c)融点
    が180℃以上、(d)溶融エンタルピーΔHmが10
    J/g以上、及び(e)無配向結晶化物の密度が1.5
    0g/cm3以上であるポリグリコール酸を含有する熱
    可塑性樹脂材料からなる発泡体。
  2. 【請求項2】 ポリグリコール酸が、グリコール酸また
    はグリコリドの単独重合体、あるいはグリコール酸また
    はグリコリド70重量%以上100重量%未満と、蓚酸
    エチレン、ラクチド、ラクトン類、トリメチレンカーボ
    ネート、及び1,3−ジオキサンからなる群より選ばれ
    る少なくとも一種のコモノマー0重量%超過30重量%
    以下との共重合体である請求項1に記載の発泡体。
  3. 【請求項3】 ポリグリコール酸を含有する熱可塑性樹
    脂材料が、ポリグリコール酸と、無機フィラー、他の熱
    可塑性樹脂、及び可塑剤からなる群より選ばれる少なく
    とも一種とを含む組成物である請求項1または2に記載
    の発泡体。
  4. 【請求項4】 発泡倍率1.3〜30倍の発泡体である
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発泡体。
  5. 【請求項5】 土中崩壊性である請求項1ないし4のい
    ずれか1項に記載の発泡体。
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