[go: up one dir, main page]

JPH10113222A - 化粧綿 - Google Patents

化粧綿

Info

Publication number
JPH10113222A
JPH10113222A JP8272247A JP27224796A JPH10113222A JP H10113222 A JPH10113222 A JP H10113222A JP 8272247 A JP8272247 A JP 8272247A JP 27224796 A JP27224796 A JP 27224796A JP H10113222 A JPH10113222 A JP H10113222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cotton
fibers
woven fabric
stapes
polyester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8272247A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoji Saeki
知司 佐伯
Akira Umeda
明 梅田
Shigeyoshi Kamata
繁儀 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP8272247A priority Critical patent/JPH10113222A/ja
Publication of JPH10113222A publication Critical patent/JPH10113222A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】吸水性・耐水性及びコシ・ボリューム感のある
化粧綿を得る。 【解決手段】不織布からなる内部層と、該内部層を包む
外装材とからなる化粧綿において、不織布がポリエステ
ル系短繊維および/またはアクリル系短繊維を20重量
%以上含んでなることを特徴とする化粧綿。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧水や乳液等を塗
布する場合や化粧落しの際等に使用される化粧綿に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の化粧綿は肌に安全で、ソ
フト感及び適度な吸水性・耐水性があり、かつ厚みを有
し所望のコシ・ボリューム感があることが必要である。
【0003】このため一般には、精選された純質綿のシ
ートを数層に折返した状態で熱シールしてなるものであ
ったが、適度な吸水性・耐水性とコシ・ボリューム感を
バランスすることは困難で、さらには高価であるととも
に綿屑が肌に付着する欠点があった。
【0004】これを改善するため例えば実公昭58−3
9608号公報に開示されているように、レーヨンステ
ープル綿の化学繊維からなる内部層とレーヨン比率の高
い外装材で包んだ化粧綿があるが、これは安価で製造で
き、適度な吸水性及び耐水性があるものの、コシ・ボリ
ューム感が得られないという欠点を有している。
【0005】本発明者らは、これらの欠点を改良し、適
度な吸水性・耐水性があり、所望のコシ・ボリューム感
がある化粧綿を得るために鋭意検討した結果、本発明に
到達した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術では達成できなかった吸水性・耐水性に優れる及び
コシ・ボリューム感のある化粧綿を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の化粧綿は、前記
した本発明の目的を達成するため、次の構成を有する。
すなわち、不織布からなる内部層と、該内部層を包む外
装材とからなる化粧綿において、不織布がポリエステル
系短繊維および/またはアクリル系短繊維を20重量%
以上含んでなることを特徴とする化粧綿である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の化粧綿は、不織布からな
る内部層と、該内部層を包む外装材とからなる。ここ
で、不織布は、ポリエステル系短繊維および/またはア
クリル系短繊維からなる。これによりコシ・ボリューム
感がある化粧綿とすることができる。特に、ポリエステ
ル系短繊維を用いるのが好ましい。
【0009】本発明に用いるポリエステル系短繊維とし
ては、特にポリエチレンテレフタレート系短繊維が好ま
しい。また、その共重合体、変性体を用いることも可能
である。なお、後述するような不織布の熱セットにより
融着しないためには、融点が150℃以上、好ましくは
230℃以上であるポリエステル系短繊維を用いるのが
よい。
【0010】さらに、短繊維の断面形状に関して特に限
定されるものでなく、丸断面のほか三角断面、四角断面
等の多角形断面、偏平断面、中空断面等であっても良
い。また、異種ポリマー同士による複合化された短繊維
でも良く、複合形態は芯鞘型構造、サイドバイサイド型
構造、分割型構造、海島型構造であっても良い。特に、
単繊維繊度、短繊維長、断面形状などの異なるポリエス
テル系短繊維を、2種類以上を組合せた方が、コシ・ボ
リューム感のある化粧綿が得られる。
【0011】本発明に用いるアクリロニトリル系短繊維
としては、下記式を満足する組成物を表面処理したアク
リロニトリル系短繊維が良い。この組成物は恒久的吸水
性を有する吸水処理剤である。
【0012】
【化1】 (ここで、RはHまたはCH2 であり、R1 はCl、B
r、I、OCH3 、OC25またはSCH3 であり、0
≦m<10およびl≧10である) 本発明において、ポリエステル系短繊維および/または
アクリロニトリル系短繊維の含有量はコシ・ボリューム
感付与の点から不織布全体の20重量%以上、好ましく
は20重量%〜80重量%、より好ましくは30重量%
〜70重量%、さらに好ましくは40重量%〜60重量
%とする。
【0013】本発明における不織布には、ポリエステル
系短繊維やアクリロニトリル系短繊維に加えて、綿を含
有せしめることが好ましい。これにより吸水性をきわめ
て良好なものとすることができる。綿の含有量として
は、不織布全体の5重量%〜80重量%、好ましくは1
0重量%〜60重量%、より好ましくは20重量%〜4
0重量%とするのがよい。
【0014】また、本発明における不織布には、ポリエ
ステル系短繊維やアクリロニトリル系短繊維に加えて、
それらを接着せしめ形状を固定させるために、バインダ
ー短繊維を含有させるのがよい。これにより、後述する
不織布の熱セットで、ポリエステル系短繊維やアクリロ
ニトリル系短繊維同士を接着し、不織布の形状を固定さ
せることができる。
【0015】バインダー短繊維としては、低融点ポリマ
ーを芯としホモポリマーを鞘とした芯鞘型ポリエステル
系短繊維やポリエステル未延伸糸などが挙げられるが、
なかでも芯鞘型短繊維が不織布強度、接着性の点から好
ましい。低融点ポリマーとしては、融点が70〜230
℃、好ましくは90〜150℃のものがよい。バインダ
ー短繊維の含有量は、外装材のシール性と化粧綿の特性
の面から、不織布全体の20重量%以下、好ましくは5
重量%〜15重量%とするのがよい。
【0016】本発明で用いる短繊維には、無機物粒子、
有機物粒子、金属粒子等の添加物、触媒残査等による内
部粒子が含有されていても良く、公知の耐熱剤、抗酸化
剤、耐光剤、蛍光剤、難燃剤等を配合させても良い。
【0017】本発明の外装材は直接肌に触れる部分であ
り、その素材としては綿または綿とレーヨン等の合成繊
維などが挙げられる。
【0018】本発明の化粧綿の一例を図1に示した。1
は化粧水等吸蔵用の不織布内部層、2は外装材、3はシ
ール部分である。
【0019】このような化粧綿は、例えば次のようにし
て製造することができる。上記した短繊維をカード装置
により開綿し、ウェッブ状の不織布を形成し、70〜2
30℃、好ましくは90〜150℃で熱セットして内部
層1を得る。その後、内部層1を外装材2で両側からサ
ンドウイッチ状に積層し、周辺部を所要数個所において
内層部1と外装材2を一緒に加熱加圧してシールするこ
とで化粧綿とする。
【0020】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。
【0021】(実施例1)次の構成からなる原綿を混綿
し、オープナー及びカード装置によりウェッブを形成し
た。その後熱処理ドラムにより熱接着することで目付7
0g/m2 の不織布内部層を得た。
【0022】 [原綿構成] (1)ポリエチレンテレフタレート短繊維 30重量% (単繊維繊度:6d,繊維長:51mm) (2)ポリエチレンテレフタレート短繊維 25重量% (単繊維繊度:2d,繊維長:51mm) (3)バインダー短繊維 15重量% イソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート /ポリエチレンテレフタレート芯鞘型短繊維 (単繊維繊度:2d,繊維長:51mm) (4)綿 30重量% その後、予め綿とレーヨンからなる不織布を内部層の両
面に重ね、熱圧着ロールによりヒートシールし、カッタ
ーにより5cm×6cmの化粧綿を得た。得られた化粧綿を
30人のモニターテストにより、化粧水の吸水性・発水
性に優れ、コシ・ボリューム感の性能が優れていた(表
1)。
【0023】(実施例2)実施例1において原綿構成を
次の組合わせにした以外は、実施例1と同様にして化粧
綿を得た。
【0024】 [原綿構成] (1)ポリエチレンテレフタレート短繊維 20重量% (単繊維繊度:6d,繊維長:51mm) (2)ポリエチレンテレフタレート短繊維 20重量% (単繊維繊度:2d,繊維長:51mm) (3)アクリロニトリル短繊維 20重量% (吸水剤処理:1.0%) (4)バインダー短繊維 10重量% イソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート /ポリエチレンテレフタレート芯鞘型短繊維 (単繊維繊度:2d,繊維長:51mm) (5)綿 30重量% 得られた化粧綿を30人のモニターテストにより、化粧
水の吸水性・発水性に優れ、コシ・ボリューム感の性能
が優れていた(表1)。
【0025】(比較例1)原綿構成を次の組合わせにし
た以外は、実施例1と同様にして化粧綿を得た。
【0026】 [原綿構成] (1)バインダー短繊維 10重量% イソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート /ポリエチレンテレフタレート芯鞘型短繊維 (単繊維繊度:2d,繊維長:51mm) (2)綿 90重量% 化粧水の吸水性は優れているものコシ・ボリューム感の
性能が劣っていた。
【0027】(比較例2)原綿構成を次の組合わせにし
た以外は、実施例1と同様にして化粧綿を得た。
【0028】 [原綿構成] (1)バインダー短繊維 10重量% イソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート /ポリエチレンテレフタレート芯鞘型短繊維 (単繊維繊度:2d,繊維長:51mm) (2)レーヨン短繊維 30重量% (3)綿 60重量% 化粧水の吸水性は優れているものコシ・ボリューム感の
性能が劣っていた。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明の化粧綿は、吸水性・耐水性に優
れるばかりか、コシ・ボリューム感のきわめて良好なも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧綿の一例を示す概略斜視図で
ある。
【符号の説明】
1:内部層 2:外装材 3:シール部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不織布からなる内部層と、該内部層を包む
    外装材とからなる化粧綿において、不織布がポリエステ
    ル系短繊維および/またはアクリル系短繊維を20重量
    %以上含んでなることを特徴とする化粧綿。
  2. 【請求項2】不織布が、綿を含有するものであることを
    特徴とする請求項1記載の化粧綿。
  3. 【請求項3】不織布が、バインダー短繊維を含有するも
    のであることを特徴とする請求項1記載の化粧綿。
JP8272247A 1996-10-15 1996-10-15 化粧綿 Pending JPH10113222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8272247A JPH10113222A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 化粧綿

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8272247A JPH10113222A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 化粧綿

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10113222A true JPH10113222A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17511191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8272247A Pending JPH10113222A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 化粧綿

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10113222A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010056463A (ko) * 1999-12-15 2001-07-04 임영완 화장솜 인쇄방법
EP1264561A1 (de) * 2001-06-06 2002-12-11 Paul Hartmann Aktiengesellschaft Verbundvliesstoffmaterial und Verfahren zu seiner Herstellung
JP2004230111A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Masuo Kato 天然植物繊維カポックを利用した脂吸着化粧用パッド、苗床シートおよびカポック混入食品
EP1721597A1 (de) * 2005-05-09 2006-11-15 Paul Hartmann AG Mehrfach auf sich selbst gefaltetes Watteband
JP2009097121A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Toray Ind Inc シート型コスメ製品用不織布

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5839608Y2 (ja) * 1981-06-23 1983-09-06 フジ衛材株式会社 化粧綿
JPH06346351A (ja) * 1993-06-01 1994-12-20 Toray Ind Inc アクリル系繊維不織布
JPH0754255A (ja) * 1993-08-11 1995-02-28 New Oji Paper Co Ltd 吸水性不織布
JPH07138865A (ja) * 1993-04-28 1995-05-30 Johnson & Johnson Inc 不織布パンティライナーおよびそれを製造するための方法と装置
JPH08500398A (ja) * 1992-07-27 1996-01-16 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 積層二重テクスチャー化トリートメントパッド

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5839608Y2 (ja) * 1981-06-23 1983-09-06 フジ衛材株式会社 化粧綿
JPH08500398A (ja) * 1992-07-27 1996-01-16 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 積層二重テクスチャー化トリートメントパッド
JPH07138865A (ja) * 1993-04-28 1995-05-30 Johnson & Johnson Inc 不織布パンティライナーおよびそれを製造するための方法と装置
JPH06346351A (ja) * 1993-06-01 1994-12-20 Toray Ind Inc アクリル系繊維不織布
JPH0754255A (ja) * 1993-08-11 1995-02-28 New Oji Paper Co Ltd 吸水性不織布

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010056463A (ko) * 1999-12-15 2001-07-04 임영완 화장솜 인쇄방법
EP1264561A1 (de) * 2001-06-06 2002-12-11 Paul Hartmann Aktiengesellschaft Verbundvliesstoffmaterial und Verfahren zu seiner Herstellung
JP2004230111A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Masuo Kato 天然植物繊維カポックを利用した脂吸着化粧用パッド、苗床シートおよびカポック混入食品
EP1721597A1 (de) * 2005-05-09 2006-11-15 Paul Hartmann AG Mehrfach auf sich selbst gefaltetes Watteband
JP2009097121A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Toray Ind Inc シート型コスメ製品用不織布

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4480000A (en) Absorbent article
CA2575662C (en) Skin covering sheet for cosmetic preparation impregnation and process for producing the same, and face mask using said sheet
CN101538799B (zh) 伸缩性积层片材及使用伸缩性积层片材而获得的产品
JP5199953B2 (ja) 化粧料含浸用皮膚被覆シート及びその製造方法、並びにこれを用いたフェイスマスク
US6492307B1 (en) Personal cleansing sheet
JP3333718B2 (ja) ワイパー用積層物
JP2000514883A (ja) 柔軟性を改善したウエットワイプ
JPS5939136B2 (ja) 生理用ナプキン
JP5324403B2 (ja) 化粧料含浸用皮膚被覆シート及びその製造方法、並びにこれを用いたフェイスマスク
TW201226199A (en) Laminated nonwoven fabric and manufactured article using the same
WO1981003503A1 (en) Insulating sheet
JP2002051876A (ja) 折り曲げ自由な敷布団
JPH10113222A (ja) 化粧綿
JP4549056B2 (ja) 化粧料含浸用基材及びこれを用いた顔面被覆化粧料シート
JP2953628B2 (ja) 積層紙
JP3256170B2 (ja) 対人向けワイパー用不織布およびその製造方法
JPH10113223A (ja) 化粧綿
JPS6343113B2 (ja)
JP2986265B2 (ja) 柔軟なラミネート不織布
JP3276578B2 (ja) 熱接着不織布およびその製造方法
JPS6334661Y2 (ja)
JP3823661B2 (ja) 身体清浄用シート
JP3544047B2 (ja) 低融点不織布
JP2008174864A (ja) 化粧綿
JP3241433U (ja) シートパック

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061003