JPH0992926A - 半導体レーザ及びその製造方法 - Google Patents
半導体レーザ及びその製造方法Info
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- JPH0992926A JPH0992926A JP26912595A JP26912595A JPH0992926A JP H0992926 A JPH0992926 A JP H0992926A JP 26912595 A JP26912595 A JP 26912595A JP 26912595 A JP26912595 A JP 26912595A JP H0992926 A JPH0992926 A JP H0992926A
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Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 埋込構造の半導体レーザにおける漏れ電流
と、素子抵抗によって素子の高温動作特性と高光出力動
作特性が劣化される。 【解決手段】 バッファ層2、活性層3、クラッド層4
を積層してなる埋込構造の半導体レーザにおいて、活性
層3の両脇にZnCdSeからなる電流ブロック層6が
形成され、かつ活性層3上には活性層よりも幅寸法の大
きな第2クラッド層7と半導体コンタクト層8が形成さ
れる。電流ブロック層6により漏れ電流が有効に低減さ
れるとともに、コンタクト層8によって素子の直列抵抗
が低減され、十分高い電流ブロック機能を保持すること
が可能となり、高温動作特性、高光出力動作特性を実現
する。
と、素子抵抗によって素子の高温動作特性と高光出力動
作特性が劣化される。 【解決手段】 バッファ層2、活性層3、クラッド層4
を積層してなる埋込構造の半導体レーザにおいて、活性
層3の両脇にZnCdSeからなる電流ブロック層6が
形成され、かつ活性層3上には活性層よりも幅寸法の大
きな第2クラッド層7と半導体コンタクト層8が形成さ
れる。電流ブロック層6により漏れ電流が有効に低減さ
れるとともに、コンタクト層8によって素子の直列抵抗
が低減され、十分高い電流ブロック機能を保持すること
が可能となり、高温動作特性、高光出力動作特性を実現
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信方式等に用い
られる半導体レーザに関し、特に漏れ電流を低減して高
光出力及び高温動作特性を改善した半導体レーザとその
製造方法に関する。
られる半導体レーザに関し、特に漏れ電流を低減して高
光出力及び高温動作特性を改善した半導体レーザとその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアが大きな社会の流れとな
っていている現在、大容量の情報伝達に威力を発揮する
光通信方式の進展が目ざましい。光通信方式に用いられ
る各種光部品の中でも半導体レーザは最も重要な位置を
示すキーデバイスである。光通信に適した半導体レーザ
として、現在InP基板上にInGaAsP系の多重量
子井戸(MQW)構造の活性層を形成した、波長1.3
〜1.6μm帯の埋込構造の素子が多く用いられてい
る。埋込構造の半導体レーザでは、光の閉じ込めと電流
の閉じ込めとを一括して行っている。このような埋込構
造として、現在ではInPのpn接合を複数形成して活
性層以外の領域にpnpn構造の電流ブロック層を形成
するタイプと、活性層の両側にFe(鉄)ドープInP
のような高抵抗(半絶縁性)の半導体材料を形成して電
流ブロック層とするタイプの2種類の素子が主流となっ
てきている。
っていている現在、大容量の情報伝達に威力を発揮する
光通信方式の進展が目ざましい。光通信方式に用いられ
る各種光部品の中でも半導体レーザは最も重要な位置を
示すキーデバイスである。光通信に適した半導体レーザ
として、現在InP基板上にInGaAsP系の多重量
子井戸(MQW)構造の活性層を形成した、波長1.3
〜1.6μm帯の埋込構造の素子が多く用いられてい
る。埋込構造の半導体レーザでは、光の閉じ込めと電流
の閉じ込めとを一括して行っている。このような埋込構
造として、現在ではInPのpn接合を複数形成して活
性層以外の領域にpnpn構造の電流ブロック層を形成
するタイプと、活性層の両側にFe(鉄)ドープInP
のような高抵抗(半絶縁性)の半導体材料を形成して電
流ブロック層とするタイプの2種類の素子が主流となっ
てきている。
【0003】これらの素子で、例えば光ファイバアンプ
励起用の1.48μm波長帯高出力レーザとして実用レ
ベルでも200mWを越える光出力が得られている。し
かしながら、pn構造の電流ブロック層を有する素子の
場合には、活性層脇のp型InP層に流れ込む漏れ電流
成分が、高注入時に大きくなることが問題である。ま
た、高抵抗埋込構造の素子の場合、例えば、Feドープ
InP層は電子に対するトラップとして働くものの、正
孔をトラップすることができないため、やはり高電流注
入時の漏れ電流が問題となっている。このような漏れ電
流を低減するために、従来では次のような2種類の構造
が提案されている。
励起用の1.48μm波長帯高出力レーザとして実用レ
ベルでも200mWを越える光出力が得られている。し
かしながら、pn構造の電流ブロック層を有する素子の
場合には、活性層脇のp型InP層に流れ込む漏れ電流
成分が、高注入時に大きくなることが問題である。ま
た、高抵抗埋込構造の素子の場合、例えば、Feドープ
InP層は電子に対するトラップとして働くものの、正
孔をトラップすることができないため、やはり高電流注
入時の漏れ電流が問題となっている。このような漏れ電
流を低減するために、従来では次のような2種類の構造
が提案されている。
【0004】一つは、活性層のすぐ脇に絶縁膜を形成し
て埋込構造とするものであり、「応用物理学会学術講演
会講演予稿集第3分冊」1994,pp964に開示さ
れている。これは、図5に示すように、基板41上に絶
縁膜42が形成され、その上に直接貼り付け技術によっ
てInP層43が接着される。この接着では、両者を加
圧した状態で高温処理しているため、絶縁膜42とIn
P層43は結晶学的に接着される。そして、通常の化学
エッチング法によって幅2μm程度の溝44が形成さ
れ、その上にバッファ層45、活性層46、クラッド層
47、コンタクト層48が形成され、さらに電極49,
50が形成された構成とされている。この構成では、活
性層46の両脇には絶縁膜42が直接接しているため、
注入電流は活性層46以外には流れなくなる。この構造
では、発振しきい値電流10mA、スロープ効率0.3
W/A、最大出力60mW程度の特性が得られることが
報告されている。
て埋込構造とするものであり、「応用物理学会学術講演
会講演予稿集第3分冊」1994,pp964に開示さ
れている。これは、図5に示すように、基板41上に絶
縁膜42が形成され、その上に直接貼り付け技術によっ
てInP層43が接着される。この接着では、両者を加
圧した状態で高温処理しているため、絶縁膜42とIn
P層43は結晶学的に接着される。そして、通常の化学
エッチング法によって幅2μm程度の溝44が形成さ
れ、その上にバッファ層45、活性層46、クラッド層
47、コンタクト層48が形成され、さらに電極49,
50が形成された構成とされている。この構成では、活
性層46の両脇には絶縁膜42が直接接しているため、
注入電流は活性層46以外には流れなくなる。この構造
では、発振しきい値電流10mA、スロープ効率0.3
W/A、最大出力60mW程度の特性が得られることが
報告されている。
【0005】他の一つは、埋込活性層の両脇に、通常の
ブロック層よりもエネルギギャップが大きな高抵抗半導
体を採用することにより漏れ電流を低減しようとするも
のであり、例えば、特開昭57−128092号公報に
記載されている。これは、図6に示すように、基板51
上にバッファ層52、活性層53、クラッド層54、コ
ンタクト層55が成長され、通常のフォトリソグラフィ
の手法と化学エッチングによって幅2μm程度のメサス
トライプ56が形成される。そして、このメサストライ
プ56を除く部分にワイドギャップのZnSe埋込層か
らなる電流ブロック層57が形成される。この構造で
は、高抵抗のZnSe電流ブロック層57のエネルギギ
ャップが活性層53のエネルギギャップに比べて極めて
大きいため、キャリアの漏れ込みが大幅に抑制できる。
ブロック層よりもエネルギギャップが大きな高抵抗半導
体を採用することにより漏れ電流を低減しようとするも
のであり、例えば、特開昭57−128092号公報に
記載されている。これは、図6に示すように、基板51
上にバッファ層52、活性層53、クラッド層54、コ
ンタクト層55が成長され、通常のフォトリソグラフィ
の手法と化学エッチングによって幅2μm程度のメサス
トライプ56が形成される。そして、このメサストライ
プ56を除く部分にワイドギャップのZnSe埋込層か
らなる電流ブロック層57が形成される。この構造で
は、高抵抗のZnSe電流ブロック層57のエネルギギ
ャップが活性層53のエネルギギャップに比べて極めて
大きいため、キャリアの漏れ込みが大幅に抑制できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来技術のうち、前者の活性層の両脇に絶縁膜が形成
されるものは、活性層の半導体と絶縁材料とは格子整合
していないため両者の界面には高密度の界面準位が存在
するものと考えられる。しかも、そのような界面準位は
活性層に接して存在しているため、活性層に一旦注入さ
れたキャリアでさえ容易に前記の界面準位を介して非発
光状態で再結合してしまうと考えられる。このため、実
際には電流の漏れ量は多くなり、本発明者の測定によれ
ば、実験的に得られているレーザ特性も通常のpn埋込
構造の半導体レーザよりも劣っている。
た従来技術のうち、前者の活性層の両脇に絶縁膜が形成
されるものは、活性層の半導体と絶縁材料とは格子整合
していないため両者の界面には高密度の界面準位が存在
するものと考えられる。しかも、そのような界面準位は
活性層に接して存在しているため、活性層に一旦注入さ
れたキャリアでさえ容易に前記の界面準位を介して非発
光状態で再結合してしまうと考えられる。このため、実
際には電流の漏れ量は多くなり、本発明者の測定によれ
ば、実験的に得られているレーザ特性も通常のpn埋込
構造の半導体レーザよりも劣っている。
【0007】また、後者の構造では、ZnSe埋込層と
AlGaAs系の活性層とが格子整合することから、前
記したような界面準位の問題は生じることがない。しか
し、メサストライプはほぼ活性層の幅で決定されてしま
い、この活性層幅は横基本モード発振条件から通常2μ
m以下に設定される。したがって、コンタクト層の幅も
活性層幅と同程度となり、素子の直列抵抗が高くなり、
高出力動作や高温動作特性上から不利なものとなる。本
発明の目的は、漏れ電流を十分に低減することができる
とともに、高光出力動作、高温動作特性が大幅に改善さ
れた半導体レーザとその製造方法を提供することにあ
る。
AlGaAs系の活性層とが格子整合することから、前
記したような界面準位の問題は生じることがない。しか
し、メサストライプはほぼ活性層の幅で決定されてしま
い、この活性層幅は横基本モード発振条件から通常2μ
m以下に設定される。したがって、コンタクト層の幅も
活性層幅と同程度となり、素子の直列抵抗が高くなり、
高出力動作や高温動作特性上から不利なものとなる。本
発明の目的は、漏れ電流を十分に低減することができる
とともに、高光出力動作、高温動作特性が大幅に改善さ
れた半導体レーザとその製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ
は、埋込構造とされた活性層の両脇にII−VI族化合
物半導体からなる電流ブロック層が形成され、かつ活性
層上には活性層よりも幅寸法の大きな半導体コンタクト
層が形成されていることを特徴とする。例えば、活性層
は下側のバッファ層と上側のクラッド層で挟まれた構成
とされ、クラッド層上にはこれに連続して第2クラッド
層と、その上層のコンタクト層が形成され、これら第2
クラッド層とコンタクト層を活性層よりも大幅に形成し
た構成とする。また、活性層を含む半導体積層構造の高
さを電流ブロック層の高さよりも低く形成することが好
ましい。さらに、活性層はInP基板上に形成されたI
nGaAsP系の半導体材料で形成され、電流ブロック
層はInPに格子整合するZnCdSe混晶で構成され
る。
は、埋込構造とされた活性層の両脇にII−VI族化合
物半導体からなる電流ブロック層が形成され、かつ活性
層上には活性層よりも幅寸法の大きな半導体コンタクト
層が形成されていることを特徴とする。例えば、活性層
は下側のバッファ層と上側のクラッド層で挟まれた構成
とされ、クラッド層上にはこれに連続して第2クラッド
層と、その上層のコンタクト層が形成され、これら第2
クラッド層とコンタクト層を活性層よりも大幅に形成し
た構成とする。また、活性層を含む半導体積層構造の高
さを電流ブロック層の高さよりも低く形成することが好
ましい。さらに、活性層はInP基板上に形成されたI
nGaAsP系の半導体材料で形成され、電流ブロック
層はInPに格子整合するZnCdSe混晶で構成され
る。
【0009】本発明の半導体レーザの製造方法は、半導
体基板上に半導体層を積層して活性層を含むメサストラ
イプを形成する工程と、前記メサストライプの両脇にI
I−VI族半導体層からなる電流ブロック層を形成する
工程と、前記メサストライプ上の領域を含んで前記メサ
ストライプよりも大幅の領域に半導体コンタクト層を形
成する工程を含むことを特徴とする。あるいは、半導体
基板にII−VI族半導体層を形成する工程と、このI
I−Vi族半導体層の一部をストライプ状に除去して電
流ブロック層を形成する工程と、このストライプ状の領
域に活性層を含む半導体多層構造を成長する工程と、こ
の半導体多層構造を含みかつこれよりも大きな幅寸法の
領域に半導体コンタクト層を含む半導体層を形成する工
程とを含むことを特徴とする。
体基板上に半導体層を積層して活性層を含むメサストラ
イプを形成する工程と、前記メサストライプの両脇にI
I−VI族半導体層からなる電流ブロック層を形成する
工程と、前記メサストライプ上の領域を含んで前記メサ
ストライプよりも大幅の領域に半導体コンタクト層を形
成する工程を含むことを特徴とする。あるいは、半導体
基板にII−VI族半導体層を形成する工程と、このI
I−Vi族半導体層の一部をストライプ状に除去して電
流ブロック層を形成する工程と、このストライプ状の領
域に活性層を含む半導体多層構造を成長する工程と、こ
の半導体多層構造を含みかつこれよりも大きな幅寸法の
領域に半導体コンタクト層を含む半導体層を形成する工
程とを含むことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態の断
面図である。n型InP基板1上に0.2μm厚のn型
InPバッファ層2、0.23 μm厚のInGaAsP
系の多重量子井戸構造を有する活性層3、0.3μm厚
のp型InPクラッド層4からなるメサストライプ5が
形成される。前記活性層3は、図2に示すように、1.
05μm波長組成のInGaAsP光閉じ込め層21
(厚さ50μm)、1.35μm波長組成のInGaA
sP井戸層22(歪み量+0.8%、厚さ6nm、10
層)、1.05μm波長組成のInGaAsPバリア層
23からなり、全体の厚さが230nmとされる。
参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態の断
面図である。n型InP基板1上に0.2μm厚のn型
InPバッファ層2、0.23 μm厚のInGaAsP
系の多重量子井戸構造を有する活性層3、0.3μm厚
のp型InPクラッド層4からなるメサストライプ5が
形成される。前記活性層3は、図2に示すように、1.
05μm波長組成のInGaAsP光閉じ込め層21
(厚さ50μm)、1.35μm波長組成のInGaA
sP井戸層22(歪み量+0.8%、厚さ6nm、10
層)、1.05μm波長組成のInGaAsPバリア層
23からなり、全体の厚さが230nmとされる。
【0011】また、前記メサストライプ5の両脇にII
−VI族半導体材料からなる電流ブロック層6として、
平坦部の厚さが1μmの高抵抗のZnCdSe層が形成
される。さらに、前記メサストライプ5及びZnCdS
e層6上に、メサストライプ5よりも幅寸法が大きいp
型InP第2クラッド層7が形成され、その上にp型I
nGaAsPコンタクト層8が形成されている。また、
前記基板1とコンタクト層8にはそれぞれ電極9,10
が形成される。
−VI族半導体材料からなる電流ブロック層6として、
平坦部の厚さが1μmの高抵抗のZnCdSe層が形成
される。さらに、前記メサストライプ5及びZnCdS
e層6上に、メサストライプ5よりも幅寸法が大きいp
型InP第2クラッド層7が形成され、その上にp型I
nGaAsPコンタクト層8が形成されている。また、
前記基板1とコンタクト層8にはそれぞれ電極9,10
が形成される。
【0012】図3は図1の半導体レーザ素子の製造方法
を工程順に示す断面図である。まず、図3(a)のよう
に、n型InP基板1上に幅10μmで1.5μmの間
隔を置いた2本の平行なSiO2 絶縁膜11を形成す
る。この絶縁膜11の形成では、例えば全面にSiO2
膜を形成した後、選択エッチング法により間隔部の絶縁
膜を除去することにより形成できる。次いで、前記絶縁
膜11の間隔内の基板1上に、MOVPE法によってn
型InPバッファ層2、InGaAsP系の多重量子井
戸構造を有する活性層3、p型InPクラッド層4をそ
れぞれ厚さ0.2μm、0.23μm、0.3μm成長
し、これによりメサストライプ5を形成する。
を工程順に示す断面図である。まず、図3(a)のよう
に、n型InP基板1上に幅10μmで1.5μmの間
隔を置いた2本の平行なSiO2 絶縁膜11を形成す
る。この絶縁膜11の形成では、例えば全面にSiO2
膜を形成した後、選択エッチング法により間隔部の絶縁
膜を除去することにより形成できる。次いで、前記絶縁
膜11の間隔内の基板1上に、MOVPE法によってn
型InPバッファ層2、InGaAsP系の多重量子井
戸構造を有する活性層3、p型InPクラッド層4をそ
れぞれ厚さ0.2μm、0.23μm、0.3μm成長
し、これによりメサストライプ5を形成する。
【0013】次いで、図3(b)のように、前記メサス
トライプ5の上部にのみ絶縁膜マスク12を形成し、こ
の絶縁膜マスク12以外の領域の基板1上に平坦部の厚
さが1μmとなるようにZnCdSe層6を成長する。
このZnCdSe層6は、固体ソースMBE法によって
成長し、マスク12上への成長を抑制するためにラジカ
ル水素ビームを照射した。良好な品質のZnCdSe層
を成長するために成長初期に40nm程度のInGaA
s薄膜層を成長し、ZnCdSeは300℃の温度で成
長を行っている。ZnCdSe層6にはドーピングを行
わず、この状態で105 Ωcm程度の高抵抗層が形成さ
れる。
トライプ5の上部にのみ絶縁膜マスク12を形成し、こ
の絶縁膜マスク12以外の領域の基板1上に平坦部の厚
さが1μmとなるようにZnCdSe層6を成長する。
このZnCdSe層6は、固体ソースMBE法によって
成長し、マスク12上への成長を抑制するためにラジカ
ル水素ビームを照射した。良好な品質のZnCdSe層
を成長するために成長初期に40nm程度のInGaA
s薄膜層を成長し、ZnCdSeは300℃の温度で成
長を行っている。ZnCdSe層6にはドーピングを行
わず、この状態で105 Ωcm程度の高抵抗層が形成さ
れる。
【0014】しかる上で、図3(c)のように、前記絶
縁膜マスク12を除去した後、前記ZnCdSe層6上
に新たに選択成長用のマスク13を形成し、前記メサス
トライプ5を含むZnCdSe層6上にp型InP第2
クラッド層7と、波長組成1.3μmのp型InGaA
sPコンタクト層8を成長する。ここで、前記第2クラ
ッド層7の成長幅は15μmと十分に広くとり、コンタ
クト層8はこの第2クラッド層7と同じ幅に形成する。
しかる後、前記コンタクト層8の上面と、前記基板1の
底面のそれぞれに電極10,9を形成し、図1の半導体
レーザ素子が完成される。
縁膜マスク12を除去した後、前記ZnCdSe層6上
に新たに選択成長用のマスク13を形成し、前記メサス
トライプ5を含むZnCdSe層6上にp型InP第2
クラッド層7と、波長組成1.3μmのp型InGaA
sPコンタクト層8を成長する。ここで、前記第2クラ
ッド層7の成長幅は15μmと十分に広くとり、コンタ
クト層8はこの第2クラッド層7と同じ幅に形成する。
しかる後、前記コンタクト層8の上面と、前記基板1の
底面のそれぞれに電極10,9を形成し、図1の半導体
レーザ素子が完成される。
【0015】このように構成された半導体レーザ素子で
は、活性層3の両脇にII−VI族半導体材料であるZ
nCdSeからなる電流ブロック層6が形成されること
で、漏れ電流が有効に低減される。また、メサストライ
プ5上に、ストライプ幅よりも大幅の第2クラッド層7
及びコンタクト層8が形成されており、かつ活性層3の
直上のクラッド層4の厚さを十分小さく形成しているた
め、活性層3を通る電流通路の電気抵抗を低減し、素子
の直列抵抗を低減することが可能となる。これにより、
素子抵抗を十分に低く抑えることができると同時に、十
分高い電流ブロック機能を保持することが可能となり、
高温動作特性、高光出力動作特性を実現することが可能
となる。
は、活性層3の両脇にII−VI族半導体材料であるZ
nCdSeからなる電流ブロック層6が形成されること
で、漏れ電流が有効に低減される。また、メサストライ
プ5上に、ストライプ幅よりも大幅の第2クラッド層7
及びコンタクト層8が形成されており、かつ活性層3の
直上のクラッド層4の厚さを十分小さく形成しているた
め、活性層3を通る電流通路の電気抵抗を低減し、素子
の直列抵抗を低減することが可能となる。これにより、
素子抵抗を十分に低く抑えることができると同時に、十
分高い電流ブロック機能を保持することが可能となり、
高温動作特性、高光出力動作特性を実現することが可能
となる。
【0016】すなわち、前記第1実施形態の半導体レー
ザ素子を、長さ200μmに切断し、前面、後面のそれ
ぞれに70%、95%の高反射コーティング膜を形成
し、特性を評価したところ、室温での発振しきい値電流
2mA、スロープ効率0.35W/Aで、85℃の環境
温度条件において発振しきい値電流3.2mA、5mW
光出力時動作電流30mAと極めて良好な特性を得た。
また、ZnCdSe層からなる電流ブロック層6を採用
したことにより、漏れ電流が大幅に低減でき、高温動作
時での飽和光出力レベル、最高動作温度が大幅に改善さ
れた。100℃での飽和光出力レベル、最高CW動作温
度がそれぞれ20mW、180℃と、従来タイプのpn
埋込構造素子のそれぞれの値15mW、160℃と比較
して大きく改善された。
ザ素子を、長さ200μmに切断し、前面、後面のそれ
ぞれに70%、95%の高反射コーティング膜を形成
し、特性を評価したところ、室温での発振しきい値電流
2mA、スロープ効率0.35W/Aで、85℃の環境
温度条件において発振しきい値電流3.2mA、5mW
光出力時動作電流30mAと極めて良好な特性を得た。
また、ZnCdSe層からなる電流ブロック層6を採用
したことにより、漏れ電流が大幅に低減でき、高温動作
時での飽和光出力レベル、最高動作温度が大幅に改善さ
れた。100℃での飽和光出力レベル、最高CW動作温
度がそれぞれ20mW、180℃と、従来タイプのpn
埋込構造素子のそれぞれの値15mW、160℃と比較
して大きく改善された。
【0017】また、高出力動作に適した、4層量子井戸
活性層の場合、素子長を1mmに切断し、前面6%、後
面90%の各反射率の端面コーティング膜を形成して特
性を評価したところ、室温での最高光出力は従来タイプ
の素子で300mWであったものが、420mWまで改
善された。
活性層の場合、素子長を1mmに切断し、前面6%、後
面90%の各反射率の端面コーティング膜を形成して特
性を評価したところ、室温での最高光出力は従来タイプ
の素子で300mWであったものが、420mWまで改
善された。
【0018】なお、この第1実施形態での前記した製造
方法において、図3(b)の工程では、メサストライプ
5の上部にのみ絶縁膜マスク12を形成してその上にZ
nCdSeが成長しないようにしているが、メサストラ
イプ上にも成長を行い、その後にメサストライプのp型
InPクラッド層4に達するまでZnCdSeを選択エ
ッチング除去する方法を採用してもよい。
方法において、図3(b)の工程では、メサストライプ
5の上部にのみ絶縁膜マスク12を形成してその上にZ
nCdSeが成長しないようにしているが、メサストラ
イプ上にも成長を行い、その後にメサストライプのp型
InPクラッド層4に達するまでZnCdSeを選択エ
ッチング除去する方法を採用してもよい。
【0019】図4は本発明の第2の実施形態の断面図で
ある。n型InP基板31上にZnCdSeからなる電
流ブロック層36を厚さ0.7μm成長し、その一部を
幅2μmのストライプ状にエッチングして除去する。そ
の上に、例えばMOVPE法によってn型InPバッフ
ァ層32を厚さ0.2μmで、活性層33を全体の厚さ
0.23μmで形成し、さらにその上にp型InPクラ
ッド層34を平坦部の厚さ2.5μmで、波長組成1.
3μm組成のp型InGaAsPコンタクト層38を平
坦部の厚さ0.5μmでそれぞれ成長する。
ある。n型InP基板31上にZnCdSeからなる電
流ブロック層36を厚さ0.7μm成長し、その一部を
幅2μmのストライプ状にエッチングして除去する。そ
の上に、例えばMOVPE法によってn型InPバッフ
ァ層32を厚さ0.2μmで、活性層33を全体の厚さ
0.23μmで形成し、さらにその上にp型InPクラ
ッド層34を平坦部の厚さ2.5μmで、波長組成1.
3μm組成のp型InGaAsPコンタクト層38を平
坦部の厚さ0.5μmでそれぞれ成長する。
【0020】このとき、クラッド層34の上層部領域は
前記ストライプ状の領域から前記電流ブロック層36の
上側領域にまでわたって成長されるため、その幅寸法は
ストライプ状の領域、すなわち活性層33の幅寸法に比
較して極めて大きな幅寸法となる。すなわち、この実施
形態では、前記第1実施形態における第2クラッド層が
下層のクラッド層と一体に形成されたものと等価とな
る。したがって、このクラッド層34の上に形成される
コンタクト層38も大きな幅寸法となる。なお、活性層
33は前記第1の実施形態と同様の歪みMQW構成とし
た。また、コンタクト層38の上面と基板31の底面に
それぞれ電極40,39を形成する。
前記ストライプ状の領域から前記電流ブロック層36の
上側領域にまでわたって成長されるため、その幅寸法は
ストライプ状の領域、すなわち活性層33の幅寸法に比
較して極めて大きな幅寸法となる。すなわち、この実施
形態では、前記第1実施形態における第2クラッド層が
下層のクラッド層と一体に形成されたものと等価とな
る。したがって、このクラッド層34の上に形成される
コンタクト層38も大きな幅寸法となる。なお、活性層
33は前記第1の実施形態と同様の歪みMQW構成とし
た。また、コンタクト層38の上面と基板31の底面に
それぞれ電極40,39を形成する。
【0021】この第2実施形態においても、ストライプ
状の活性層33の両脇にII−VI族半導体材料である
ZnCdSeからなる電流ブロック層36が形成される
ことで、漏れ電流が有効に低減される。また、クラッド
層34及びコンタクト層38は、活性層33の幅寸法に
比較して十分に大きく形成されているため、素子の直列
抵抗を低減することが可能となる。これにより、素子抵
抗を十分に低く抑えることができると同時に、十分高い
電流ブロック機能を保持することが可能となり、高温動
作特性、高光出力動作特性を実現することが可能とな
る。
状の活性層33の両脇にII−VI族半導体材料である
ZnCdSeからなる電流ブロック層36が形成される
ことで、漏れ電流が有効に低減される。また、クラッド
層34及びコンタクト層38は、活性層33の幅寸法に
比較して十分に大きく形成されているため、素子の直列
抵抗を低減することが可能となる。これにより、素子抵
抗を十分に低く抑えることができると同時に、十分高い
電流ブロック機能を保持することが可能となり、高温動
作特性、高光出力動作特性を実現することが可能とな
る。
【0022】なお、前記実施形態では、いずれもInP
を基板とするInGaAsP系の材料を用いて半導体レ
ーザ素子を形成する例を示しているが、用いる材料系は
これに限られるものではなく、InGaAlAs系、G
aAs系等の他の材料系を用いて構成することも可能で
ある。
を基板とするInGaAsP系の材料を用いて半導体レ
ーザ素子を形成する例を示しているが、用いる材料系は
これに限られるものではなく、InGaAlAs系、G
aAs系等の他の材料系を用いて構成することも可能で
ある。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、埋込構造
をした活性層の両脇にII−VI族化合物半導体からな
る電流ブロック層が形成され、かつ活性層上には活性層
よりも幅寸法の大きな半導体コンタクト層が形成されて
いるので、電流ブロック層により漏れ電流が有効に低減
されるとともに、大幅に形成されたコンタクト層によっ
て素子の直列抵抗を低減し、素子抵抗を十分に低く抑え
ることができる。したがって、本発明の半導体レーザで
は、十分高い電流ブロック機能を保持することが可能と
なり、高温動作特性、高光出力動作特性を実現すること
が可能となる。
をした活性層の両脇にII−VI族化合物半導体からな
る電流ブロック層が形成され、かつ活性層上には活性層
よりも幅寸法の大きな半導体コンタクト層が形成されて
いるので、電流ブロック層により漏れ電流が有効に低減
されるとともに、大幅に形成されたコンタクト層によっ
て素子の直列抵抗を低減し、素子抵抗を十分に低く抑え
ることができる。したがって、本発明の半導体レーザで
は、十分高い電流ブロック機能を保持することが可能と
なり、高温動作特性、高光出力動作特性を実現すること
が可能となる。
【0024】また、本発明の半導体レーザの製造方法
は、半導体基板上に半導体層を積層して活性層を含むメ
サストライプを形成した後に、その両脇にII−VI族
半導体層からなる電流ブロック層を形成し、しかる上で
メサストライプ上の領域を含んで大幅の領域に半導体コ
ンタクト層を形成することにより、本発明の半導体レー
ザを容易に製造することができる。また、本発明の製造
方法は、半導体基板にII−VI族半導体層を形成し、
かつこのII−Vi族半導体層の一部をストライプ状に
除去して電流ブロック層を形成し、このストライプ状の
領域に活性層を含む半導体多層構造を成長し、さらにこ
の半導体多層構造を含む大きな幅寸法の領域に半導体コ
ンタクト層を含む半導体層を形成することによっても、
本発明の半導体レーザを容易に製造することができる。
は、半導体基板上に半導体層を積層して活性層を含むメ
サストライプを形成した後に、その両脇にII−VI族
半導体層からなる電流ブロック層を形成し、しかる上で
メサストライプ上の領域を含んで大幅の領域に半導体コ
ンタクト層を形成することにより、本発明の半導体レー
ザを容易に製造することができる。また、本発明の製造
方法は、半導体基板にII−VI族半導体層を形成し、
かつこのII−Vi族半導体層の一部をストライプ状に
除去して電流ブロック層を形成し、このストライプ状の
領域に活性層を含む半導体多層構造を成長し、さらにこ
の半導体多層構造を含む大きな幅寸法の領域に半導体コ
ンタクト層を含む半導体層を形成することによっても、
本発明の半導体レーザを容易に製造することができる。
【図1】本発明の半導体レーザ素子の第1の実施形態の
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の半導体レーザ素子の活性層のエネルギバ
ンド構造図である。
ンド構造図である。
【図3】図1の半導体レーザ素子の製造方法を工程順に
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】本発明の半導体レーザ素子の第2の実施形態の
断面図である。
断面図である。
【図5】従来の半導体レーザ素子の一例の断面図であ
る。
る。
【図6】従来の半導体レーザ素子の他の例の断面図であ
る。
る。
1 InP基板 2 バッファ層 3 活性層 4 クラッド層 5 メサストライプ 6 電流ブロック層 7 第2クラッド層 8 コンタクト層 9,10 電極
Claims (8)
- 【請求項1】 発光再結合する活性層を、これよりもエ
ネルギギャップが大きくかつ屈折率の低い半導体層によ
って覆われてなる埋込構造の半導体レーザにおいて、前
記活性層の両脇にII−VI族化合物半導体からなる電
流ブロック層が形成され、かつ前記活性層上には活性層
よりも幅寸法の大きな半導体コンタクト層が形成されて
いることを特徴とする半導体レーザ。 - 【請求項2】 活性層は下側のバッファ層と上側のクラ
ッド層で挟まれた構成とされ、前記クラッド層上には連
続して第2クラッド層と、その上層のコンタクト層が形
成され、これら第2クラッド層とコンタクト層を前記活
性層よりも大幅に形成してなる請求項1の半導体レー
ザ。 - 【請求項3】 第2クラッド層及びコンタクト層は活性
層の上側領域から電流ブロック層の上側領域の少なくと
も一部の領域にわたって形成される請求項2の半導体レ
ーザ。 - 【請求項4】 活性層を含む半導体積層構造の高さが電
流ブロック層の高さよりも低い請求項1ないし3のいず
れかの半導体レーザ。 - 【請求項5】 活性層はInP基板上に形成されたIn
GaAsP系の半導体材料で形成され、電流ブロック層
はInPに格子整合するZnCdSe混晶である請求項
1ないし4のいずれかの半導体レーザ。 - 【請求項6】 半導体基板上に半導体層を積層して活性
層を含むメサストライプを形成する工程と、前記メサス
トライプの両脇にII−VI族半導体層からなる電流ブ
ロック層を形成する工程と、前記メサストライプ上の領
域を含んで前記メサストライプよりも大幅の領域に半導
体コンタクト層を形成する工程を含むことを特徴とする
半導体レーザの製造方法。 - 【請求項7】 半導体基板の表面のメサストライプ形成
以外の領域をマスクし、半導体基板の表面にMOVPE
法によりメサストライプを成長する請求項6の半導体レ
ーザの製造方法。 - 【請求項8】 半導体基板にII−VI族半導体層を形
成する工程と、このII−Vi族半導体層の一部をスト
ライプ状に除去して電流ブロック層を形成する工程と、
このストライプ状の領域に活性層を含む半導体多層構造
を成長する工程と、この半導体多層構造を含みかつこれ
よりも大きな幅寸法の領域に半導体コンタクト層を含む
半導体層を形成する工程とを含むことを特徴とする半導
体レーザの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26912595A JPH0992926A (ja) | 1995-09-23 | 1995-09-23 | 半導体レーザ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26912595A JPH0992926A (ja) | 1995-09-23 | 1995-09-23 | 半導体レーザ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0992926A true JPH0992926A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17468042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26912595A Pending JPH0992926A (ja) | 1995-09-23 | 1995-09-23 | 半導体レーザ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0992926A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021200549A1 (ja) * | 2020-04-02 | 2021-10-07 | 浜松ホトニクス株式会社 | 量子カスケードレーザ素子及び量子カスケードレーザ装置 |
JP2021163925A (ja) * | 2020-04-02 | 2021-10-11 | 浜松ホトニクス株式会社 | 量子カスケードレーザ素子及び量子カスケードレーザ装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62162386A (ja) * | 1986-01-13 | 1987-07-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体レ−ザ装置およびその製造法 |
JPS6316689A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-23 | Fujitsu Ltd | 半導体装置 |
JPS6457787A (en) * | 1987-08-28 | 1989-03-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Semiconductor laser device |
JPH0362986A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体レーザの製造方法 |
JPH0389578A (ja) * | 1989-08-31 | 1991-04-15 | Nec Corp | 埋め込み構造半導体レーザ |
JPH03119780A (ja) * | 1989-10-02 | 1991-05-22 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体レーザ |
JPH04186686A (ja) * | 1990-11-17 | 1992-07-03 | Seiko Epson Corp | 半導体レーザ |
JPH05343808A (ja) * | 1992-06-08 | 1993-12-24 | Nec Corp | 光半導体素子の製造方法 |
-
1995
- 1995-09-23 JP JP26912595A patent/JPH0992926A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62162386A (ja) * | 1986-01-13 | 1987-07-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体レ−ザ装置およびその製造法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021200549A1 (ja) * | 2020-04-02 | 2021-10-07 | 浜松ホトニクス株式会社 | 量子カスケードレーザ素子及び量子カスケードレーザ装置 |
JP2021163925A (ja) * | 2020-04-02 | 2021-10-11 | 浜松ホトニクス株式会社 | 量子カスケードレーザ素子及び量子カスケードレーザ装置 |
JP2021163924A (ja) * | 2020-04-02 | 2021-10-11 | 浜松ホトニクス株式会社 | 量子カスケードレーザ素子及び量子カスケードレーザ装置 |
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