JPH0990781A - 転写ベルトを有する静電複写装置 - Google Patents
転写ベルトを有する静電複写装置Info
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- JPH0990781A JPH0990781A JP27356595A JP27356595A JPH0990781A JP H0990781 A JPH0990781 A JP H0990781A JP 27356595 A JP27356595 A JP 27356595A JP 27356595 A JP27356595 A JP 27356595A JP H0990781 A JPH0990781 A JP H0990781A
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- Japan
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- transfer belt
- transfer
- roller
- belt
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 伸張状態の有無や継続時間、さらには伸張率
によって中抵抗転写ベルトの電気抵抗値が変化すること
を利用して、転写ベルトの特性を簡単な機構的付加によ
り“張力”を制御することによってコントロールするこ
とができる静電複写装置を提供する。 【解決手段】 感光体上のトナー像を転写紙上に転写さ
せる為に感光体に近接して配置され、且つ弾性材料から
構成された無端状の転写ベルトと、この転写ベルトを無
端状に張設し且つ駆動する駆動ロ−ラ及び従動ロ−ラ
と、この転写ベルトに接して所定の転写電圧を印加する
印加ロ−ラとを有する静電複写装置において、上記従動
ロ−ラを移動させて上記駆動ローラとの間の距離を変化
させることにより上記転写ベルトの伸張率を変化させる
ようにした。
によって中抵抗転写ベルトの電気抵抗値が変化すること
を利用して、転写ベルトの特性を簡単な機構的付加によ
り“張力”を制御することによってコントロールするこ
とができる静電複写装置を提供する。 【解決手段】 感光体上のトナー像を転写紙上に転写さ
せる為に感光体に近接して配置され、且つ弾性材料から
構成された無端状の転写ベルトと、この転写ベルトを無
端状に張設し且つ駆動する駆動ロ−ラ及び従動ロ−ラ
と、この転写ベルトに接して所定の転写電圧を印加する
印加ロ−ラとを有する静電複写装置において、上記従動
ロ−ラを移動させて上記駆動ローラとの間の距離を変化
させることにより上記転写ベルトの伸張率を変化させる
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ装置等の静電転写方式を用いた画像形成装
置に関し、特に感光体上のトナー像を転写紙上に転写す
る手段として転写ベルトを用いた場合に発生する不具合
であるベルトの放置条件や取付け状態の変動等に起因し
た電気的抵抗値の変動と、それに起因した転写不良の発
生を防止するようにした静電複写装置に関する。
ファクシミリ装置等の静電転写方式を用いた画像形成装
置に関し、特に感光体上のトナー像を転写紙上に転写す
る手段として転写ベルトを用いた場合に発生する不具合
であるベルトの放置条件や取付け状態の変動等に起因し
た電気的抵抗値の変動と、それに起因した転写不良の発
生を防止するようにした静電複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等
の静電転写方式を用いた画像形成装置においては、予め
一様に帯電された感光体を暗所中に於て原稿反射光等の
光学的な画像情報によって露光することにより静電潜像
を形成し、この静電潜像を現像装置からのトナーにより
現像することによって得たトナー像を転写装置によって
転写紙上に転写した後で定着することにより、画像形成
を行っている。ところで、上記転写装置としては、感光
体表面と直接コロナチャージャを対面させて、感光体と
の間を通過する転写紙に対して、コロナ放電によりトナ
ー像と逆極性の電荷を付与することにより静電転写を行
うコロナ転写方式と、中抵抗材料等から成る転写ベルト
を介して転写手段たるバイアスローラを感光体と対面せ
しめ、転写ベルトにより転写紙が転写位置に搬送されて
きた時に転写バイアスを印加してトナー像を転写紙上に
転写せしめる接触転写方式とが知られている。
の静電転写方式を用いた画像形成装置においては、予め
一様に帯電された感光体を暗所中に於て原稿反射光等の
光学的な画像情報によって露光することにより静電潜像
を形成し、この静電潜像を現像装置からのトナーにより
現像することによって得たトナー像を転写装置によって
転写紙上に転写した後で定着することにより、画像形成
を行っている。ところで、上記転写装置としては、感光
体表面と直接コロナチャージャを対面させて、感光体と
の間を通過する転写紙に対して、コロナ放電によりトナ
ー像と逆極性の電荷を付与することにより静電転写を行
うコロナ転写方式と、中抵抗材料等から成る転写ベルト
を介して転写手段たるバイアスローラを感光体と対面せ
しめ、転写ベルトにより転写紙が転写位置に搬送されて
きた時に転写バイアスを印加してトナー像を転写紙上に
転写せしめる接触転写方式とが知られている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】転写ベルトを用いてベ
ルトにバイアスを印加する接触タイプの転写方式には、
上記従来のコロナ転写方式にくらべて、オゾンの発生
量が少ない、電源容量が小さくて済む、転写紙の分
離搬送性能が良好等、のメリットがある。しかし、転写
ベルトを用いた接触タイプの転写方式では、転写ベルト
の抵抗値の違いによって転写性に変化を起こし易い。特
にベルトの全体又は一部の抵抗値が低い場合には、転写
紙と感光体との間の放電による画像白ヌケが発生した
り、低抵抗部分に電流が流れ過ぎて高圧電源(バイアス
供給源)の容量を超えて所定の転写出力が得られずに転
写不良を起こし易い。特に接触電極を用いて転写を行な
う転写ベルトとしては、中抵抗の領域(106 〜1012
Ω)が使用されるが、この領域の抵抗値を有したベルト
は製造方法が難しいために、全周にわたって均一な抵抗
値を有するように構成することが難しく、抵抗値のバラ
ツキが周長内に生じると、上述したような転写不良が発
生しやすくなる。これとは逆に、転写ベルトの抵抗値が
部分的に高くなると、高圧電源の応答性が間に合わず、
同様に転写不良が発生し易くなる。なお、中抵抗領域の
抵抗値を有した転写ベルトとしては、特に抵抗変化の少
ない材質のものが選択されるが、それでもなおベルトの
放置条件(時間、温湿度)、取付け状態(伸張の有無、
周囲温度)によって抵抗変化を生じやすく、このような
変化によって転写不良が発生する。
ルトにバイアスを印加する接触タイプの転写方式には、
上記従来のコロナ転写方式にくらべて、オゾンの発生
量が少ない、電源容量が小さくて済む、転写紙の分
離搬送性能が良好等、のメリットがある。しかし、転写
ベルトを用いた接触タイプの転写方式では、転写ベルト
の抵抗値の違いによって転写性に変化を起こし易い。特
にベルトの全体又は一部の抵抗値が低い場合には、転写
紙と感光体との間の放電による画像白ヌケが発生した
り、低抵抗部分に電流が流れ過ぎて高圧電源(バイアス
供給源)の容量を超えて所定の転写出力が得られずに転
写不良を起こし易い。特に接触電極を用いて転写を行な
う転写ベルトとしては、中抵抗の領域(106 〜1012
Ω)が使用されるが、この領域の抵抗値を有したベルト
は製造方法が難しいために、全周にわたって均一な抵抗
値を有するように構成することが難しく、抵抗値のバラ
ツキが周長内に生じると、上述したような転写不良が発
生しやすくなる。これとは逆に、転写ベルトの抵抗値が
部分的に高くなると、高圧電源の応答性が間に合わず、
同様に転写不良が発生し易くなる。なお、中抵抗領域の
抵抗値を有した転写ベルトとしては、特に抵抗変化の少
ない材質のものが選択されるが、それでもなおベルトの
放置条件(時間、温湿度)、取付け状態(伸張の有無、
周囲温度)によって抵抗変化を生じやすく、このような
変化によって転写不良が発生する。
【0004】本発明は、伸張状態の有無や継続時間、さ
らには伸張率によって中抵抗転写ベルトの電気抵抗値が
変化することを利用して、転写ベルトの特性を簡単な機
構的付加により“張力”を制御することによってコント
ロールすることができる静電複写装置を提供することを
目的としている。また、転写ベルトの伸張の有無、さら
には伸張率によって変化する転写ベルトの電気抵抗値を
装置側で検出し、該検出結果に基づいて転写ベルトの張
力を変化させることにより、装置に合った電気抵抗値を
得ることをも目的としている。
らには伸張率によって中抵抗転写ベルトの電気抵抗値が
変化することを利用して、転写ベルトの特性を簡単な機
構的付加により“張力”を制御することによってコント
ロールすることができる静電複写装置を提供することを
目的としている。また、転写ベルトの伸張の有無、さら
には伸張率によって変化する転写ベルトの電気抵抗値を
装置側で検出し、該検出結果に基づいて転写ベルトの張
力を変化させることにより、装置に合った電気抵抗値を
得ることをも目的としている。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為、請
求項1の発明は、感光体上のトナー像を転写紙上に転写
させる為に感光体に近接して配置され、且つ弾性材料か
ら構成された無端状の転写ベルトと、この転写ベルトを
無端状に張設し且つ駆動する駆動ロ−ラ及び従動ロ−ラ
と、この転写ベルトに接して所定の転写電圧を印加する
印加ロ−ラとを有する静電複写装置において、上記従動
ロ−ラを移動させて上記駆動ローラとの間の距離を変化
させることにより上記転写ベルトの伸張率を変化させる
ようにしたことを特徴とする。請求項2の発明は、上記
従動ローラを移動させて上記駆動ローラとの間の距離を
変化させることにより、静電複写装置による画像形成動
作時には上記転写ベルトの張力を高め、非画像形成動作
時には該転写ベルトの張力を低下させるようにしたこと
を特徴とする。請求項3の発明は、上記従動ローラを移
動させて上記駆動ローラとの間の距離を変化させること
により、転写ベルトの電気抵抗値を制御するようにした
ことを特徴とする。
求項1の発明は、感光体上のトナー像を転写紙上に転写
させる為に感光体に近接して配置され、且つ弾性材料か
ら構成された無端状の転写ベルトと、この転写ベルトを
無端状に張設し且つ駆動する駆動ロ−ラ及び従動ロ−ラ
と、この転写ベルトに接して所定の転写電圧を印加する
印加ロ−ラとを有する静電複写装置において、上記従動
ロ−ラを移動させて上記駆動ローラとの間の距離を変化
させることにより上記転写ベルトの伸張率を変化させる
ようにしたことを特徴とする。請求項2の発明は、上記
従動ローラを移動させて上記駆動ローラとの間の距離を
変化させることにより、静電複写装置による画像形成動
作時には上記転写ベルトの張力を高め、非画像形成動作
時には該転写ベルトの張力を低下させるようにしたこと
を特徴とする。請求項3の発明は、上記従動ローラを移
動させて上記駆動ローラとの間の距離を変化させること
により、転写ベルトの電気抵抗値を制御するようにした
ことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態例を添付図面
に基づいて説明する。図1は本発明を適用する画像形成
部の一形態例の要部斜視図、図2は転写ベルトの支持ロ
ーラ等の構成図、図3、図4は転写ベルトを備えた画像
形成部の動作説明図、図5は転写ベルトの断面図、図6
は転写位置における電荷の状態を示す図である。なお、
本発明の第1形態例の主要な構成については図7、図8
に示す。図1に符号1で示す転写搬送装置は、転写ベル
トを含むベルトユニット2を本体(ユニット枠体)1A
に対して着脱自在に支持している。ベルトユニット2
は、図3に示すドラム状の感光体3上に形成された現像
画像を転写紙上に転写するために一対のロ−ラ4、5に
巻き掛けられている無端状の転写ベルト6と、ローラ5
を支点として回動する転写ベルト6を感光体3に対して
接離させるDCソレノイド8及び接離レバ−9と、転写
ベルト6に転写バイアスを印加するバイアスロ−ラ11
と、転写ベルト6の電荷を除電するためにベルト内面に
配置した接触板13とを備えている。また、転写ベルト
6の表面に付着する残留トナ−や転写紙Sの紙屑を掻き
落とすクリ−ニングブレ−ド16Aを有するクリ−ニン
グ装置16やバイアスロ−ラ11に電圧を印加する高圧
電源12は、図1に示す本体1A側に設けられている。
一方のロ−ラ5は、図1、図2に示すように、図示しな
い駆動モ−タと連結する歯車5bを有していて回転駆動
する駆動ローラである。転写ベルト6は、このロ−ラ5
の回転に従動して感光体3との対向位置で転写紙Sの搬
送方向(図3矢印A方向)に走行する。転写ベルト6
は、図5に示すように、表面層(低摩擦係数の被膜層)
6bと内側層6aとから成る2層構造で構成されてお
り、JISK6911に準拠した測定による電気抵抗
が、DC100V印加時において、表面層6bはベルト
表面の表面抵抗率が1×109 Ω〜1×1012Ωに、内
側層6aはその表面抵抗率が1×107 〜1×109 Ω
に、そして、その体積抵抗率が5×108 Ω・cm 〜5×
1010Ω・cm となるように夫々設定されているものであ
る。
に基づいて説明する。図1は本発明を適用する画像形成
部の一形態例の要部斜視図、図2は転写ベルトの支持ロ
ーラ等の構成図、図3、図4は転写ベルトを備えた画像
形成部の動作説明図、図5は転写ベルトの断面図、図6
は転写位置における電荷の状態を示す図である。なお、
本発明の第1形態例の主要な構成については図7、図8
に示す。図1に符号1で示す転写搬送装置は、転写ベル
トを含むベルトユニット2を本体(ユニット枠体)1A
に対して着脱自在に支持している。ベルトユニット2
は、図3に示すドラム状の感光体3上に形成された現像
画像を転写紙上に転写するために一対のロ−ラ4、5に
巻き掛けられている無端状の転写ベルト6と、ローラ5
を支点として回動する転写ベルト6を感光体3に対して
接離させるDCソレノイド8及び接離レバ−9と、転写
ベルト6に転写バイアスを印加するバイアスロ−ラ11
と、転写ベルト6の電荷を除電するためにベルト内面に
配置した接触板13とを備えている。また、転写ベルト
6の表面に付着する残留トナ−や転写紙Sの紙屑を掻き
落とすクリ−ニングブレ−ド16Aを有するクリ−ニン
グ装置16やバイアスロ−ラ11に電圧を印加する高圧
電源12は、図1に示す本体1A側に設けられている。
一方のロ−ラ5は、図1、図2に示すように、図示しな
い駆動モ−タと連結する歯車5bを有していて回転駆動
する駆動ローラである。転写ベルト6は、このロ−ラ5
の回転に従動して感光体3との対向位置で転写紙Sの搬
送方向(図3矢印A方向)に走行する。転写ベルト6
は、図5に示すように、表面層(低摩擦係数の被膜層)
6bと内側層6aとから成る2層構造で構成されてお
り、JISK6911に準拠した測定による電気抵抗
が、DC100V印加時において、表面層6bはベルト
表面の表面抵抗率が1×109 Ω〜1×1012Ωに、内
側層6aはその表面抵抗率が1×107 〜1×109 Ω
に、そして、その体積抵抗率が5×108 Ω・cm 〜5×
1010Ω・cm となるように夫々設定されているものであ
る。
【0007】従動ロ−ラ4、及び駆動ローラ5は、図
1、図3に示すように、支持体7によって回転可能に支
持されている。支持体7は、ロ−ラ4、5のうち、図3
の矢印Aで示す転写紙搬送方向において、感光体3に対
する転写位置の下流側に位置する駆動ロ−ラ5の支持軸
5aを支点として、感光体に接近離間する方向へ揺動可
能となっている。この支持体7は、制御板8Aからの信
号により駆動されるDCソレノイド8により押圧された
り、自重或はバネ力等により戻されたりすることによっ
て転写ベルト6を感光体面に接触させたり、離間させる
ように動作する。すなわち、DCソレノイド8には、接
離レバ−9が連結されていて、この接離レバ−9が支持
体7を動かして転写ベルト6を感光体3に対して接離さ
せる。
1、図3に示すように、支持体7によって回転可能に支
持されている。支持体7は、ロ−ラ4、5のうち、図3
の矢印Aで示す転写紙搬送方向において、感光体3に対
する転写位置の下流側に位置する駆動ロ−ラ5の支持軸
5aを支点として、感光体に接近離間する方向へ揺動可
能となっている。この支持体7は、制御板8Aからの信
号により駆動されるDCソレノイド8により押圧された
り、自重或はバネ力等により戻されたりすることによっ
て転写ベルト6を感光体面に接触させたり、離間させる
ように動作する。すなわち、DCソレノイド8には、接
離レバ−9が連結されていて、この接離レバ−9が支持
体7を動かして転写ベルト6を感光体3に対して接離さ
せる。
【0008】制御板8Aは、用紙搬送手段であるレジス
トロ−ラ10によって感光体3に形成されるトナー画像
の先端位置との整合を採られた状態で搬送される転写紙
Sの先端が感光体3に接近すると、駆動信号を発してD
Cソレノイド8を駆動する。従って、このソレノイド8
の駆動により支持体7が感光体ドラム3に対して近接し
て、転写ベルト6が感光体3に当接することにより、感
光体3との対向位置で転写紙Sを感光体3に接触させな
がら搬送することのできるニップ部Bが形成される。
トロ−ラ10によって感光体3に形成されるトナー画像
の先端位置との整合を採られた状態で搬送される転写紙
Sの先端が感光体3に接近すると、駆動信号を発してD
Cソレノイド8を駆動する。従って、このソレノイド8
の駆動により支持体7が感光体ドラム3に対して近接し
て、転写ベルト6が感光体3に当接することにより、感
光体3との対向位置で転写紙Sを感光体3に接触させな
がら搬送することのできるニップ部Bが形成される。
【0009】上記ロ−ラ4、5のうち、感光体3側に位
置する従動ロ−ラ4は、駆動側をなすロ−ラ5に対する
従動ロ−ラとして構成されており、またロ−ラ4の表面
形状は、図2に示すように、軸方向両端4a、4aが先
細のテ−パ状に形成されていて、転写ベルト6の片寄り
を防止するようになっている。従動ロ−ラ4は金属など
の導電性材料から成るロ−ラであるが、前述したような
中程度の電気抵抗値を有した転写ベルトを支持している
だけであり、電気的には他の導電部材とは直接接続され
ていない。駆動側のロ−ラ5としては、駆動の際の転写
ベルト6に対するグリップ力を高める機能を発揮させる
必要から、EPDMゴム、クロロプレ−ンゴム、あるい
はシリコ−ンゴムなどの材質が選択される。
置する従動ロ−ラ4は、駆動側をなすロ−ラ5に対する
従動ロ−ラとして構成されており、またロ−ラ4の表面
形状は、図2に示すように、軸方向両端4a、4aが先
細のテ−パ状に形成されていて、転写ベルト6の片寄り
を防止するようになっている。従動ロ−ラ4は金属など
の導電性材料から成るロ−ラであるが、前述したような
中程度の電気抵抗値を有した転写ベルトを支持している
だけであり、電気的には他の導電部材とは直接接続され
ていない。駆動側のロ−ラ5としては、駆動の際の転写
ベルト6に対するグリップ力を高める機能を発揮させる
必要から、EPDMゴム、クロロプレ−ンゴム、あるい
はシリコ−ンゴムなどの材質が選択される。
【0010】バイアスロ−ラ11は、転写ベルト6の移
動方向において従動ロ−ラ4の下流側(図3、図4にお
いて左側)で、転写ベルト6の内側に接触するように設
けられている。このバイアスロ−ラ11は、転写ベルト
6に対して感光体3上のトナ−の帯電極性と逆極性の電
荷を付与するための接触電極を構成しており、高圧電源
12に接続されている。接触板13は、転写ベルト6の
転写紙搬送面でない下側の、従動ロ−ラ4の近傍のベル
ト内面に配置されており、転写ニップ部の上流側におい
て転写紙Sに電荷注入されることを抑制している。ま
た、この接触板13は、転写ベルト6上に流れる電流を
帰還電流として検出するためのものであり、この帰還電
流の検出によってバイアスロ−ラ11からの供給電流が
制御される。このため、接触板13には、検出電流に応
じてバイアスロ−ラ11への供給電流を設定、制御する
ための転写制御板14が接続されており、この転写制御
板14は、高圧電源12に接続され、これを制御する。
動方向において従動ロ−ラ4の下流側(図3、図4にお
いて左側)で、転写ベルト6の内側に接触するように設
けられている。このバイアスロ−ラ11は、転写ベルト
6に対して感光体3上のトナ−の帯電極性と逆極性の電
荷を付与するための接触電極を構成しており、高圧電源
12に接続されている。接触板13は、転写ベルト6の
転写紙搬送面でない下側の、従動ロ−ラ4の近傍のベル
ト内面に配置されており、転写ニップ部の上流側におい
て転写紙Sに電荷注入されることを抑制している。ま
た、この接触板13は、転写ベルト6上に流れる電流を
帰還電流として検出するためのものであり、この帰還電
流の検出によってバイアスロ−ラ11からの供給電流が
制御される。このため、接触板13には、検出電流に応
じてバイアスロ−ラ11への供給電流を設定、制御する
ための転写制御板14が接続されており、この転写制御
板14は、高圧電源12に接続され、これを制御する。
【0011】このような転写搬送装置1においては、図
4の転写状態を示す図のように、レジストロ−ラ10か
ら転写紙Sが繰り出されるのに合わせて、支持体7が転
写ベルト6を感光体3に接近させる態位を設定され、感
光体3との間で、転写紙の搬送方向に沿った長さに相当
する幅4〜8mm程度の二ップ部Bを形成する。一方、
感光体3は、その表面が例えば、−800Vに帯電した
状態とされ、図6に示すように、この表面にプラス帯電
のトナ−を静電的に吸着した状態でニップ部に移動させ
る。そして、感光体3は、ニップ部に至る前に感光体3
近傍に配置され感光体表面の電荷を弱める転写前除電ラ
ンプ(PTL)15によって表面電位を低下させられ
る。図6では、帯電電荷の高さを丸印の大きさによって
表してあり、転写前除電ランプ15によって帯電電荷が
少なくなっている状態は、除電前を示す丸印よりも小さ
く示されている。
4の転写状態を示す図のように、レジストロ−ラ10か
ら転写紙Sが繰り出されるのに合わせて、支持体7が転
写ベルト6を感光体3に接近させる態位を設定され、感
光体3との間で、転写紙の搬送方向に沿った長さに相当
する幅4〜8mm程度の二ップ部Bを形成する。一方、
感光体3は、その表面が例えば、−800Vに帯電した
状態とされ、図6に示すように、この表面にプラス帯電
のトナ−を静電的に吸着した状態でニップ部に移動させ
る。そして、感光体3は、ニップ部に至る前に感光体3
近傍に配置され感光体表面の電荷を弱める転写前除電ラ
ンプ(PTL)15によって表面電位を低下させられ
る。図6では、帯電電荷の高さを丸印の大きさによって
表してあり、転写前除電ランプ15によって帯電電荷が
少なくなっている状態は、除電前を示す丸印よりも小さ
く示されている。
【0012】図4に示すニップ部Bにおいて、感光体3
上のトナ−は、転写ベルト6側に位置するバイアスロ−
ラ11からの転写バイアスによって転写紙S上に転移す
る。この転写バイアスは−1.5KV〜−6.5KVの
範囲で高圧電源12から印加されるが、以下のような定
電流制御の結果、転写バイアスが可変設定される。すな
わち、図3および図4において、高圧電源12から出力
された電流値をI1とし、転写ベルト6を介して接触板
13から接地側に流れる帰還電流値を検出した際の値を
I2 とした場合、これら両者間で、 I1 −I2 =IOUT (但し、IOUT :一定)・・・・(1) の関係が得られるようにI1 の値を制御する。これは、
温度、湿度等の環境条件の変化や転写ベルト6の製造品
質に生じるバラツキに拘らず、転写紙S上での表面電位
VP を安定させることによって転写効率の変化を無くす
ようにするためである。つまり、転写ベルト6および転
写紙Sを通して感光体3側に流れる電流をIOUT として
見立てることによって、転写紙S上での表面抵抗VP の
低抵抗化あるいは高抵抗化による転写ベルト6への電流
の流れやすさの変化が転写紙Sの分離性能や転写性能に
影響してしまうのを防止するように構成されている。本
実施例の場合、転写ベルト6および転写紙Sを通して感
光体3側に流れる電流IOUT は、搬送速度330mm/
sec、有効バイアスロ−ラ長310mmにおいて、I
OUT =35μA±5μAに設定した場合に良好な転写が
得られた。
上のトナ−は、転写ベルト6側に位置するバイアスロ−
ラ11からの転写バイアスによって転写紙S上に転移す
る。この転写バイアスは−1.5KV〜−6.5KVの
範囲で高圧電源12から印加されるが、以下のような定
電流制御の結果、転写バイアスが可変設定される。すな
わち、図3および図4において、高圧電源12から出力
された電流値をI1とし、転写ベルト6を介して接触板
13から接地側に流れる帰還電流値を検出した際の値を
I2 とした場合、これら両者間で、 I1 −I2 =IOUT (但し、IOUT :一定)・・・・(1) の関係が得られるようにI1 の値を制御する。これは、
温度、湿度等の環境条件の変化や転写ベルト6の製造品
質に生じるバラツキに拘らず、転写紙S上での表面電位
VP を安定させることによって転写効率の変化を無くす
ようにするためである。つまり、転写ベルト6および転
写紙Sを通して感光体3側に流れる電流をIOUT として
見立てることによって、転写紙S上での表面抵抗VP の
低抵抗化あるいは高抵抗化による転写ベルト6への電流
の流れやすさの変化が転写紙Sの分離性能や転写性能に
影響してしまうのを防止するように構成されている。本
実施例の場合、転写ベルト6および転写紙Sを通して感
光体3側に流れる電流IOUT は、搬送速度330mm/
sec、有効バイアスロ−ラ長310mmにおいて、I
OUT =35μA±5μAに設定した場合に良好な転写が
得られた。
【0013】ところで、感光体3からの画像転写が行わ
れると、これと同時に転写紙Sも帯電する。従って、転
写ベルト6の真電荷と転写紙S側に発生する分極電荷と
の関係により、転写紙Sを転写ベルト6上に静電的に吸
着して感光体3からの転写紙の分離が行える。そして感
光体3の曲率分離を利用した転写紙S自らの腰の強さに
よる剥離動作によって助長される。しかし、このような
静電吸着は、環境条件の変化により、高湿度の場合に
は、転写紙Sに電流が流れやすくなるので転写紙の分離
がうまくいかなくなる。このため、図5に示した転写ベ
ルト6の表面層6bでの抵抗値を若干高めに設定してあ
ることから、ニップ部Bでの転写紙Sへの真電荷の移行
を遅らせ、さらには、バイアスロ−ラ11をニップ部B
よりも転写紙搬送方向で下流側に位置させている。これ
により、転写ベルト6から転写紙Sへの真電荷の移行を
遅らせて、転写紙Sと感光体3との間での静電的な吸着
関係を回避するようになっている。ここで真電荷の移行
を遅らせるとは、転写紙Sが感光体6側のニップ部に至
るまでの上流側で転写紙Sに電荷を発生させないことを
意味している。このことから、転写紙Sの感光体3への
巻き付きが防止され、また、感光体3からの転写紙Sの
分離不良も防止されることになる。
れると、これと同時に転写紙Sも帯電する。従って、転
写ベルト6の真電荷と転写紙S側に発生する分極電荷と
の関係により、転写紙Sを転写ベルト6上に静電的に吸
着して感光体3からの転写紙の分離が行える。そして感
光体3の曲率分離を利用した転写紙S自らの腰の強さに
よる剥離動作によって助長される。しかし、このような
静電吸着は、環境条件の変化により、高湿度の場合に
は、転写紙Sに電流が流れやすくなるので転写紙の分離
がうまくいかなくなる。このため、図5に示した転写ベ
ルト6の表面層6bでの抵抗値を若干高めに設定してあ
ることから、ニップ部Bでの転写紙Sへの真電荷の移行
を遅らせ、さらには、バイアスロ−ラ11をニップ部B
よりも転写紙搬送方向で下流側に位置させている。これ
により、転写ベルト6から転写紙Sへの真電荷の移行を
遅らせて、転写紙Sと感光体3との間での静電的な吸着
関係を回避するようになっている。ここで真電荷の移行
を遅らせるとは、転写紙Sが感光体6側のニップ部に至
るまでの上流側で転写紙Sに電荷を発生させないことを
意味している。このことから、転写紙Sの感光体3への
巻き付きが防止され、また、感光体3からの転写紙Sの
分離不良も防止されることになる。
【0014】さらに、転写ベルト6の材質としても、環
境変化による抵抗変化が少ないものを選択する方が好ま
しく、抵抗を制御する導電材料としてはカ−ボン、酸化
亜鉛などを適量添加し、弾性体ベルトとしてゴムベルト
を用いた場合には、クロロプレ−ンゴム、EPDMゴ
ム、シリコ−ンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどの吸
湿性が少なく、抵抗値が安定した材質を選択することが
望まれる。なお、この感光体3側へ流れる電流IOUT の
値は、一義的なものでなく、搬送速度が遅い場合には減
らすことができ、反対に搬送速度が早い時や、転写前除
電ランプ15が用いられない場合には増やすことにな
る。一方、ニップ部Bを通過した転写紙Sは、転写ベル
ト6の移動にあわせて静電吸着搬送され、駆動側のロ−
ラ5での曲率分離が行われる。このため、ロ−ラ5の直
径は16mm以下に設定されている。さらに、このよう
なロ−ラ5を用いた場合には、上質45K紙(剛度 横
21〔cm3 /100〕)の分離が可能であるという実
験結果が得られている。
境変化による抵抗変化が少ないものを選択する方が好ま
しく、抵抗を制御する導電材料としてはカ−ボン、酸化
亜鉛などを適量添加し、弾性体ベルトとしてゴムベルト
を用いた場合には、クロロプレ−ンゴム、EPDMゴ
ム、シリコ−ンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどの吸
湿性が少なく、抵抗値が安定した材質を選択することが
望まれる。なお、この感光体3側へ流れる電流IOUT の
値は、一義的なものでなく、搬送速度が遅い場合には減
らすことができ、反対に搬送速度が早い時や、転写前除
電ランプ15が用いられない場合には増やすことにな
る。一方、ニップ部Bを通過した転写紙Sは、転写ベル
ト6の移動にあわせて静電吸着搬送され、駆動側のロ−
ラ5での曲率分離が行われる。このため、ロ−ラ5の直
径は16mm以下に設定されている。さらに、このよう
なロ−ラ5を用いた場合には、上質45K紙(剛度 横
21〔cm3 /100〕)の分離が可能であるという実
験結果が得られている。
【0015】また、駆動ロ−ラ5の外周位置で転写ベル
トから分離された転写紙Sは、ガイド板で案内されて定
着部17を構成する加熱ロ−ラ17aとパッドロ−ラ1
7bとの間に搬送される。定着部17では、転写紙S上
のトナ−を加熱溶解して転写紙Sに圧着してトナ−を転
写紙S上に定着させる。転写紙Sへの画像転写および分
離が完了した転写ベルト6は、DCソレノイド8の励磁
が解除されるのに応じて接離レバ−9が退避方向へ移動
し、支持体7が感光体3から離間される。そして、クリ
−ニング装置16により表面を清掃される。クリ−ニン
グ装置16は、クリ−ニングブレ−ド16Aを備えてお
り、転写ベルト6を摺擦することにより、感光体3の表
面から転移したトナ−や転写されないで転写ベルト6の
周辺に飛散していたものが付着した場合のトナ−や転写
紙Sの紙粉を掻き取るようになっている。クリ−ニング
ブレ−ド16Aによって摺擦される転写ベルト6は、摺
擦抵抗の増加による駆動力の増大あるいはクリ−ニング
ブレ−ド16Aのめくれ等の現象を防止するのに、摩擦
係数の低いものとして表面にフッ素系の樹脂材料たとえ
ばポリフッ化ビニリデン、四フッ化エチレンなどが被覆
されている。また転写ベルト6の表面から掻き採られた
トナ−あるいは紙粉は、回収スクリュ−16Bによって
本体1Aから図示しない廃トナ−回収容器に収容され
る。
トから分離された転写紙Sは、ガイド板で案内されて定
着部17を構成する加熱ロ−ラ17aとパッドロ−ラ1
7bとの間に搬送される。定着部17では、転写紙S上
のトナ−を加熱溶解して転写紙Sに圧着してトナ−を転
写紙S上に定着させる。転写紙Sへの画像転写および分
離が完了した転写ベルト6は、DCソレノイド8の励磁
が解除されるのに応じて接離レバ−9が退避方向へ移動
し、支持体7が感光体3から離間される。そして、クリ
−ニング装置16により表面を清掃される。クリ−ニン
グ装置16は、クリ−ニングブレ−ド16Aを備えてお
り、転写ベルト6を摺擦することにより、感光体3の表
面から転移したトナ−や転写されないで転写ベルト6の
周辺に飛散していたものが付着した場合のトナ−や転写
紙Sの紙粉を掻き取るようになっている。クリ−ニング
ブレ−ド16Aによって摺擦される転写ベルト6は、摺
擦抵抗の増加による駆動力の増大あるいはクリ−ニング
ブレ−ド16Aのめくれ等の現象を防止するのに、摩擦
係数の低いものとして表面にフッ素系の樹脂材料たとえ
ばポリフッ化ビニリデン、四フッ化エチレンなどが被覆
されている。また転写ベルト6の表面から掻き採られた
トナ−あるいは紙粉は、回収スクリュ−16Bによって
本体1Aから図示しない廃トナ−回収容器に収容され
る。
【0016】次に、図7、図8に基づいて本発明の第1
の形態例を具体的に説明する。本形態例の特徴的な構成
は、従動ローラ4をその軸方向と直交する方向に移動可
能に構成して駆動ローラ5との間の距離を変化させるこ
とにより、転写ベルトの伸長率を変化させるようにした
点である。即ち、図7に示す従動ロ−ラ4は、その両軸
端部を回転自在に支持するブラケット25により支持さ
れており、且つ従動ローラ4の軸方向と直交する矢印方
向A(駆動ローラ5に対して接近・離間する方向)へ進
退可能となっている。そしてブラケット25は、中央1
点でリンク機構24を介してウォ−ムギア付き駆動モ−
タ(DCモータ)23によりロ−ラ4を矢印方向へ移動
させる。つまり、モータ23の出力軸に一体化されたウ
ォーム23aを,本体7等により回転自在に支持された
ウォームホイール23bに噛合させるとともに、ウォー
ムホイール23bの偏心位置に設けた23cをリンク機
構24を構成するリンクによりブラケット25に枢支す
る。この様に構成することにより、モータの正逆回転に
よりブラケット25を所望距離だけ、駆動ローラ5に対
して進退(接近・離間)させることができる。このとき
の駆動モ−タ23にかかる負荷トルクを、電流検知手段
27がトルク変換器21から電流値として検知し、この
検知データに基づいて制御部30が転写ベルトの張力
(抵抗値)を判断することができる。この実施例では、
画像形成部の画像形成動作時のみ従動ローラ4を駆動ロ
ーラ5から必要距離離間させて、転写に必要な張力(伸
長率=抵抗値)を確保し、非画像形成時には張力を低下
させて転写ベルトの耐久性(電気的特性)の低下防止を
図る様にした点が特徴的である。また、上記手法により
リアルタイムで転写ベルトの張力(抵抗値)を検出する
ことにより、張力が最適値となるように従動ローラ4の
位置を微調整するようにした点も特徴的である。
の形態例を具体的に説明する。本形態例の特徴的な構成
は、従動ローラ4をその軸方向と直交する方向に移動可
能に構成して駆動ローラ5との間の距離を変化させるこ
とにより、転写ベルトの伸長率を変化させるようにした
点である。即ち、図7に示す従動ロ−ラ4は、その両軸
端部を回転自在に支持するブラケット25により支持さ
れており、且つ従動ローラ4の軸方向と直交する矢印方
向A(駆動ローラ5に対して接近・離間する方向)へ進
退可能となっている。そしてブラケット25は、中央1
点でリンク機構24を介してウォ−ムギア付き駆動モ−
タ(DCモータ)23によりロ−ラ4を矢印方向へ移動
させる。つまり、モータ23の出力軸に一体化されたウ
ォーム23aを,本体7等により回転自在に支持された
ウォームホイール23bに噛合させるとともに、ウォー
ムホイール23bの偏心位置に設けた23cをリンク機
構24を構成するリンクによりブラケット25に枢支す
る。この様に構成することにより、モータの正逆回転に
よりブラケット25を所望距離だけ、駆動ローラ5に対
して進退(接近・離間)させることができる。このとき
の駆動モ−タ23にかかる負荷トルクを、電流検知手段
27がトルク変換器21から電流値として検知し、この
検知データに基づいて制御部30が転写ベルトの張力
(抵抗値)を判断することができる。この実施例では、
画像形成部の画像形成動作時のみ従動ローラ4を駆動ロ
ーラ5から必要距離離間させて、転写に必要な張力(伸
長率=抵抗値)を確保し、非画像形成時には張力を低下
させて転写ベルトの耐久性(電気的特性)の低下防止を
図る様にした点が特徴的である。また、上記手法により
リアルタイムで転写ベルトの張力(抵抗値)を検出する
ことにより、張力が最適値となるように従動ローラ4の
位置を微調整するようにした点も特徴的である。
【0017】図8は従動ローラの動作を示す略図であ
り、自然内周長300mmの転写ベルトを2本のロ−ラ
4、5で架張することにより、約4%伸張させた状態を
示している。このときの転写ベルトの厚みを0.5mm
とすると、内周長は約312mmとなる。伸張率を0%
→4%にするためには、駆動ローラ5に対する従動ロ−
ラ4の位置を約+6mm分だけ図8の右側(離間方向)
へ移動させればよいことになる。この移動量は、上記モ
ータ23の回転方向及び回転数により、決定されるの
で、制御部による制御が可能である。
り、自然内周長300mmの転写ベルトを2本のロ−ラ
4、5で架張することにより、約4%伸張させた状態を
示している。このときの転写ベルトの厚みを0.5mm
とすると、内周長は約312mmとなる。伸張率を0%
→4%にするためには、駆動ローラ5に対する従動ロ−
ラ4の位置を約+6mm分だけ図8の右側(離間方向)
へ移動させればよいことになる。この移動量は、上記モ
ータ23の回転方向及び回転数により、決定されるの
で、制御部による制御が可能である。
【0018】次に、図9の<グラフ1>は、転写ベルト
6の伸長率と、転写ベルトの電気抵抗値の関係を示した
ものであり、転写ベルト6の特性が、伸張率を上げる
程、電気抵抗値が下がることを表わしている。矢印B部
分が適正な電気抵抗値の範囲であるとすると、この電気
的抵抗値の範囲に対応するベルトの伸張率の範囲(1〜
4%)内のいずれかの位置に従動ロ−ラ4を移動させれ
ば、適正な電気抵抗値を得ることが可能となる。また中
抵抗体の転写ベルトの電気特性は、材料によって大きく
異なり、例えばクロロプレ−ンゴムやEPDMにカ−ボ
ン導電材を混入したものは前述の<グラフ1>のような
特性を示すが、シリコ−ン系のゴム材料では、<グラフ
1>の場合とはまったく反対に<グラフ2>のような特
性を示す。このため、予め使用する転写ベルト材料の特
性を把握しておくことが必要である。
6の伸長率と、転写ベルトの電気抵抗値の関係を示した
ものであり、転写ベルト6の特性が、伸張率を上げる
程、電気抵抗値が下がることを表わしている。矢印B部
分が適正な電気抵抗値の範囲であるとすると、この電気
的抵抗値の範囲に対応するベルトの伸張率の範囲(1〜
4%)内のいずれかの位置に従動ロ−ラ4を移動させれ
ば、適正な電気抵抗値を得ることが可能となる。また中
抵抗体の転写ベルトの電気特性は、材料によって大きく
異なり、例えばクロロプレ−ンゴムやEPDMにカ−ボ
ン導電材を混入したものは前述の<グラフ1>のような
特性を示すが、シリコ−ン系のゴム材料では、<グラフ
1>の場合とはまったく反対に<グラフ2>のような特
性を示す。このため、予め使用する転写ベルト材料の特
性を把握しておくことが必要である。
【0019】次に、<グラフ3>は、転写ベルトの張力
の経時変化を示したものである。例えば上述の自然内周
長が300mmの転写ベルトを4%伸張させ、内周長約
312mmの状態で長期間(1週間くらい)放置すると
応力緩和が起こり、張力が最初の値(10)にくらべ約
60%に下がる。このときには、転写ベルトの電気抵抗
値もグラフ4のように増える方向へ変化する。結果的に
は、長期放置により自然内周長が約305mmに延び、
伸張率が2.4%の状態になっている。本発明では上例
のように伸張率を常に4%に保つように図8のロ−ラ4
を右側(駆動ローラ5から離間する方向)へ所定距離
(例えば、6mm)移動した状態で固定させることもで
きるが、コピ−動作時のみ4%に伸張し、待機時には
0.1%まで下げる(駆動ローラ5に接近させる)こと
によって対応する方が応力緩和も少なくなり、実用化し
易いと考えられる(図8の点線ロ−ラの部分が待機状態
となる。) このようにコピ−動作時のみ張力を所定の強さに高め、
その他の待機時には張力を緩めておくようにすれば、弾
性体ベルト6の張力変化(応力緩和)をできるだけ少な
くすることができ、走行時のグリップ力を長期に渡り維
持することができるだけでなく、弾性体転写ベルト特有
の応力緩和からくる電気抵抗値の経時変化を押えること
ができる。この第1の実施例によれば、図9のグラフ
1、グラフ2に示した如き材質の違いに起因したベルト
の特性の違いがあったとしても、ベルトの抵抗値をモー
タのトルクから検知できるので、常に最適のベルト抵抗
値を確保することができる。
の経時変化を示したものである。例えば上述の自然内周
長が300mmの転写ベルトを4%伸張させ、内周長約
312mmの状態で長期間(1週間くらい)放置すると
応力緩和が起こり、張力が最初の値(10)にくらべ約
60%に下がる。このときには、転写ベルトの電気抵抗
値もグラフ4のように増える方向へ変化する。結果的に
は、長期放置により自然内周長が約305mmに延び、
伸張率が2.4%の状態になっている。本発明では上例
のように伸張率を常に4%に保つように図8のロ−ラ4
を右側(駆動ローラ5から離間する方向)へ所定距離
(例えば、6mm)移動した状態で固定させることもで
きるが、コピ−動作時のみ4%に伸張し、待機時には
0.1%まで下げる(駆動ローラ5に接近させる)こと
によって対応する方が応力緩和も少なくなり、実用化し
易いと考えられる(図8の点線ロ−ラの部分が待機状態
となる。) このようにコピ−動作時のみ張力を所定の強さに高め、
その他の待機時には張力を緩めておくようにすれば、弾
性体ベルト6の張力変化(応力緩和)をできるだけ少な
くすることができ、走行時のグリップ力を長期に渡り維
持することができるだけでなく、弾性体転写ベルト特有
の応力緩和からくる電気抵抗値の経時変化を押えること
ができる。この第1の実施例によれば、図9のグラフ
1、グラフ2に示した如き材質の違いに起因したベルト
の特性の違いがあったとしても、ベルトの抵抗値をモー
タのトルクから検知できるので、常に最適のベルト抵抗
値を確保することができる。
【0020】次に、本発明の第2の形態例について図1
0、図11及び図12に基づいて説明する。なお、図7
と同一部分には同一の符号を付す。この形態例では、高
圧電源12から印加ロ−ラ(転写バイアスロ−ラ)11
に定電圧を印加して、転写ベルト6が感光体に当接した
状態での印加ロ−ラ11の電流を電流検知手段27によ
って検出し、制御部30がこの検出値に基づいて転写ベ
ルト6の電気抵抗値が適正値になるまでロ−ラ4を移動
させる様にしている。この形態例は、上記形態例とは異
なり、所要抵抗を得る為に常時従動ローラを駆動ローラ
から離間させてテンションを付与することが前提であ
り、転写ベルトにへたりが起きて抵抗値が所要の範囲か
ら逸脱した場合にもテンションを弛めるのではなく、テ
ンションを更に高めてベルトの電気抵抗値が所要の範囲
となる様に従動ローラ4の位置を駆動ローラ5から離間
させるように制御するものである。又、当然のことなが
ら、印加ロ−ラ11に定電圧を印加する方法にも、印加
ロ−ラ11に定電流を印加して起電圧を測定する方法も
適用可能である。上記第2の実施例によれば、図9のグ
ラフ1、グラフ2に示した如き材質の違いに起因したベ
ルトの特性の違いにも柔軟に対応して、常に最適のベル
ト抵抗値を確保することができる。なお、第2の実施例
によるベルト抵抗の測定方法を用いて転写時における従
動ローラ4の適正位置を確保しておく一方で、非画像形
成時にはベルトを弛緩させるようにしてもよい。
0、図11及び図12に基づいて説明する。なお、図7
と同一部分には同一の符号を付す。この形態例では、高
圧電源12から印加ロ−ラ(転写バイアスロ−ラ)11
に定電圧を印加して、転写ベルト6が感光体に当接した
状態での印加ロ−ラ11の電流を電流検知手段27によ
って検出し、制御部30がこの検出値に基づいて転写ベ
ルト6の電気抵抗値が適正値になるまでロ−ラ4を移動
させる様にしている。この形態例は、上記形態例とは異
なり、所要抵抗を得る為に常時従動ローラを駆動ローラ
から離間させてテンションを付与することが前提であ
り、転写ベルトにへたりが起きて抵抗値が所要の範囲か
ら逸脱した場合にもテンションを弛めるのではなく、テ
ンションを更に高めてベルトの電気抵抗値が所要の範囲
となる様に従動ローラ4の位置を駆動ローラ5から離間
させるように制御するものである。又、当然のことなが
ら、印加ロ−ラ11に定電圧を印加する方法にも、印加
ロ−ラ11に定電流を印加して起電圧を測定する方法も
適用可能である。上記第2の実施例によれば、図9のグ
ラフ1、グラフ2に示した如き材質の違いに起因したベ
ルトの特性の違いにも柔軟に対応して、常に最適のベル
ト抵抗値を確保することができる。なお、第2の実施例
によるベルト抵抗の測定方法を用いて転写時における従
動ローラ4の適正位置を確保しておく一方で、非画像形
成時にはベルトを弛緩させるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の第1の実施例では、コピ−動作
時のみ張力を所定の強さに高めて必要なベルト抵抗値を
確保し、その他の待機時には張力を緩めるようにしたの
で、弾性体ベルトである転写ベルトの張力変化(応力緩
和)をできるだけ少なくすることができ、走行時のロー
ラによるベルトグリップ力を長期に渡り維持することが
できるだけではなく、弾性体転写ベルト特有の応力緩和
からくる電気抵抗値の経時変化を押えることができる。
また、第2の実施例では、転写バイアスロ−ラに流れる
電流、或は電圧から、転写ベルトの実際の抵抗値を測定
し、該測定値に基づいて従動ロ−ラ4を移動させること
により、転写ベルトの張力変化からくる電気抵抗値の変
化をある一定の値に制御することができるので、グラフ
1又は2で示す様な材料の違いに起因した特性の違いに
も問題なく対応することができる。
時のみ張力を所定の強さに高めて必要なベルト抵抗値を
確保し、その他の待機時には張力を緩めるようにしたの
で、弾性体ベルトである転写ベルトの張力変化(応力緩
和)をできるだけ少なくすることができ、走行時のロー
ラによるベルトグリップ力を長期に渡り維持することが
できるだけではなく、弾性体転写ベルト特有の応力緩和
からくる電気抵抗値の経時変化を押えることができる。
また、第2の実施例では、転写バイアスロ−ラに流れる
電流、或は電圧から、転写ベルトの実際の抵抗値を測定
し、該測定値に基づいて従動ロ−ラ4を移動させること
により、転写ベルトの張力変化からくる電気抵抗値の変
化をある一定の値に制御することができるので、グラフ
1又は2で示す様な材料の違いに起因した特性の違いに
も問題なく対応することができる。
【図1】図1は本発明を適用する画像形成部の一形態例
の要部斜視図。
の要部斜視図。
【図2】転写ベルトの支持ローラ等の構成図。
【図3】転写ベルトを備えた画像形成部の動作説明図。
【図4】転写ベルトを備えた画像形成部の動作説明図。
【図5】転写ベルトの断面図。
【図6】転写位置における電荷の状態を示す図。
【図7】本発明の第1の形態例の要部構成説明図。
【図8】図7の例の動作説明図。
【図9】転写ベルトの特性を示す図。
【図10】本発明の第2の形態例の構成説明図。
【図11】図10の例の動作説明図。
【図12】図10の例の動作説明図。
1 転写搬送装置、2 ベルトユニット、3 感光体、
4 従動ローラ、5 駆動ローラ、6 転写ベルト、8
DCソレノイド、9 接離レバ−、11 バイアスロ
−ラ、12 高圧電源、13 接触板、16 クリ−ニ
ング装置、23 駆動モータ、24 リンク機構、25
ブラケット、27 電流検知手段、30 制御部。
4 従動ローラ、5 駆動ローラ、6 転写ベルト、8
DCソレノイド、9 接離レバ−、11 バイアスロ
−ラ、12 高圧電源、13 接触板、16 クリ−ニ
ング装置、23 駆動モータ、24 リンク機構、25
ブラケット、27 電流検知手段、30 制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 宏一 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (3)
- 【請求項1】 感光体上のトナー像を転写紙上に転写さ
せる為に感光体に近接して配置され、且つ弾性材料から
構成された無端状の転写ベルトと、 この転写ベルトを無端状に張設し且つ駆動する駆動ロ−
ラ及び従動ロ−ラと、 この転写ベルトに接して所定の転写電圧を印加する印加
ロ−ラとを有する静電複写装置において、 上記従動ロ−ラを移動させて上記駆動ローラとの間の距
離を変化させることにより上記転写ベルトの伸張率を変
化させるようにしたことを特徴とする転写ベルトを有す
る静電複写装置。 - 【請求項2】 上記従動ローラを移動させて上記駆動ロ
ーラとの間の距離を変化させることにより、静電複写装
置による画像形成動作時には上記転写ベルトの張力を高
め、非画像形成動作時には該転写ベルトの張力を低下さ
せるようにしたことを特徴とする請求項1記載の転写ベ
ルトを有する静電複写装置。 - 【請求項3】 上記従動ローラを移動させて上記駆動ロ
ーラとの間の距離を変化させることにより、転写ベルト
の電気抵抗値を制御するようにしたことを特徴とする請
求項1又は2記載の転写ベルトを有する静電複写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27356595A JPH0990781A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 転写ベルトを有する静電複写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27356595A JPH0990781A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 転写ベルトを有する静電複写装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0990781A true JPH0990781A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17529582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27356595A Pending JPH0990781A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 転写ベルトを有する静電複写装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0990781A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6778802B2 (en) | 2002-03-20 | 2004-08-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image transferring and sheet separating device and image forming apparatus including the same |
JP2011169963A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及びテンション調整方法 |
JP2012078471A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2019066544A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 転写装置および画像形成装置 |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP27356595A patent/JPH0990781A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6778802B2 (en) | 2002-03-20 | 2004-08-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image transferring and sheet separating device and image forming apparatus including the same |
JP2011169963A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及びテンション調整方法 |
JP2012078471A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2019066544A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 転写装置および画像形成装置 |
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