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JPH0985608A - 表面仕上げ処理方法及び装置 - Google Patents

表面仕上げ処理方法及び装置

Info

Publication number
JPH0985608A
JPH0985608A JP24897895A JP24897895A JPH0985608A JP H0985608 A JPH0985608 A JP H0985608A JP 24897895 A JP24897895 A JP 24897895A JP 24897895 A JP24897895 A JP 24897895A JP H0985608 A JPH0985608 A JP H0985608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
treatment
processed
rocking
surface finishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24897895A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Tsutsumi
勝次 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUTSUMI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TSUTSUMI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TSUTSUMI SEISAKUSHO KK filed Critical TSUTSUMI SEISAKUSHO KK
Priority to JP24897895A priority Critical patent/JPH0985608A/ja
Publication of JPH0985608A publication Critical patent/JPH0985608A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理物を効率的に表面仕上げするととも
に、被処理物の相互接触による傷付きを防止する。 【解決手段】 処理槽1内に処理材41、42と被処理
物40を収容して処理槽1を揺動又は回転させ、被処理
物40の表面を仕上げ処理する表面仕上げ方法におい
て、被処理物40を処理槽1内に固定して取付けた状態
で処理槽1を揺動又は正逆回転又は一方向連続若しくは
断続回転させることにより、処理槽内の処理材41、4
2を被処理物40表面に沿って流動させて被処理物40
表面を仕上げ処理するとともに、被処理物40を処理槽
1に固定することにより被処理物40同士の接触や衝突
による傷付きの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種容器、器具、
部品などの被処理物の鏡面仕上げ処理や研磨処理等の各
種表面処理やそれらの表面洗浄などの表面仕上げ処理を
行う表面仕上げ処理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、揺動駆動可能な揺動槽内に洗
浄液や処理液などの液体とそれと同等又はそれ以上の比
重の粒状体と被処理物とを収容し、揺動槽をほぼ等速に
て揺動させることによって、液体と粒状体と被処理物を
8の字状に流動させて表面仕上げする方法が知られてい
る。これによると、液中に粒状体が大量に混合されてい
ても揺動槽の揺動に伴って液体と粒状体が複雑な挙動を
示しながら大きく流動し、大量の粒状体が互いに近接し
かつ攪乱した状態で流動するため、その中に配置された
被処理物に対して粒状体と液体が頻繁に接触・衝突を繰
り返し、被処理物を効率的に表面仕上げすることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば塗装
層やコーティング層を有する板材のプレス加工品におけ
るプレス加工時のバリ取りにこのような表面仕上げ処理
方法を適用しようとして揺動槽内にこのような被処理物
を収容して仕上げ処理を行った場合、揺動槽の揺動に伴
って被処理物が互いに接触又は衝突し、塗装層やコーテ
ィング層に傷を付ける恐れがあるという問題があり、一
般的に被処理物の形状、材質、表面処理の状況によって
同様に傷付きを発生するという問題がある。
【0004】また、従来の揺動槽の周壁面はすべて一体
的に固定されているため、揺動槽内に収容した被処理物
を取り出したり、粒状体を洗浄したり、汚れた処理液を
交換したりする際には、揺動槽の上部開口から取り出し
たり、排出したりするしかなく、作業能率が悪いととい
う問題もあった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、被処理物の表面を効率的に表面仕上げできるととも
に、被処理物の相互接触による傷付きを防止し、また被
処理物やその他の収容物の取り扱いを容易にできる表面
仕上げ処理方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の表面仕上げ処理
方法は、処理槽内に処理材と被処理物を収容して処理槽
を揺動又は回転させ、被処理物の表面を仕上げ処理する
表面仕上げ処理方法において、被処理物を処理槽内に固
定して取付けた状態で処理槽を揺動又は正逆回転又は一
方向連続若しくは断続回転させることにより、処理槽内
の処理材を被処理物表面に沿って流動させて被処理物表
面を仕上げ処理し、特に被処理物の滑らかな表面から突
出しているバリ等を、被処理物の表面に被覆層等を有す
る場合にもその被覆層等に傷を付けることなく効果的に
除去し、また被処理物を固定することにより被処理物同
士の接触や衝突による傷付きの発生を防止している。
【0007】なお、本明細書において、上記揺動とは3
60°未満の回転角で周期的に正逆回転し、又はそれと
回転方向の横移動を組み合わせた往復動作を意味し、正
逆回転は360°以上の回転角で往復回転する動作を意
味し、断続回転は適当回転角の回転と適当時間の停止を
繰り返す動作を意味し、本発明ではこれらの動作を単独
又は組み合わせて動作させる。
【0008】また、本発明の表面仕上げ処理装置は、処
理槽内に処理材と被処理物を収容して処理槽を揺動又は
正逆回転又は一方向連続若しくは断続回転させ、被処理
物の表面を仕上げ処理する表面仕上げ処理装置におい
て、処理槽の周壁の少なくとも一部の壁体を着脱して処
理槽内の収容物の収容・取出しを可能に構成し、処理槽
内への被処理物の収容・取り出しや処理材の交換等を容
易に行うことができるようにしている。
【0009】またその着脱可能な壁体の内面に被処理物
を固定する手段を設け、取り外した壁体内面に予め被処
理物を固定しておき、この壁体を処理槽に装着すること
により上記のように処理槽内面に被処理物を固定した表
面仕上げ処理を行い、処理後には壁体を取り外すことで
被処理物を取り出すことができ、被処理物の収容・取り
出し等の取り扱いを容易かつ効率的に行えるようにして
いる。
【0010】また処理槽における着脱可能な壁体の内側
部分に粒状体の通過を阻止する網状体を配設し、壁体を
取り外して下向きにして処理槽内の粉塵の排出や粒状体
の洗浄、また処理液を収容している場合はその排出等を
簡単に行うことができるようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の表面仕上げ処理装
置の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明す
る。
【0012】まず、装置構成について説明する。図1、
図2において、1は処理槽としての揺動槽であり、側面
形状が8角形に形成され、その両側端壁1a、1bの中
央部に、支持軸3a、3bを垂直に固着した取付板2
a、bが固定されている。支持軸3a、3bはフレーム
5の上端両側に設置された軸受4a、4bにて回転自在
に支持され、これによって揺動槽1が一定水平軸芯まわ
りに揺動自在に支持されている。
【0013】一方の支持軸3aは並列配置された一対の
軸受4aを貫通して突出し、その先端部に歯車10が固
定され、フレーム5の下部の支持軸3aの下方位置に配
設された駆動手段6にて正逆回転駆動可能に構成されて
いる。駆動手段6は、正逆回転駆動可能なサーボモータ
7と減速機8とから成り、減速機8の出力軸に固定され
た歯車9と上記歯車10間にタイミングチェーン11が
巻回され、この駆動手段6にて揺動槽1を揺動端を除い
てほぼ等速にて揺動駆動可能にかつ揺動角度範囲及び揺
動速度を任意に選択できるように構成されている。サー
ボモータ7と減速機8は、タイミングチェーン11にテ
ンションを付与できるように一側が軸13にて枢支され
て位置調整可能に構成されたモータ台12上に設置され
ている。
【0014】フレーム5の下端には移動車輪14と設置
用アジャストボルト15が設けられている。なお、図1
に仮想線で示すように、フレーム5の上部開口を除いて
フレーム5の外面及び軸受4a、4bや歯車10、11
等の駆動部が外装カバー16にて覆われ、また揺動槽1
の揺動駆動時にフレーム5の上部開口を覆う安全カバー
17が設けられている。
【0015】揺動槽1には、図3、図4に示すように、
8面の周側面の内の一側面に開口部18が形成され、開
閉蓋19にて開閉可能に閉鎖されている。揺動槽1の内
面には耐摩耗性を高めるとともに衝撃と騒音を吸収する
ためのゴムライニング20が施されており、かつこのゴ
ムライニング20は開口部18の外面まで延設されてい
る。また、ゴムライニング20の内表面には微小な凹凸
(図示せず)が形成され、比較的小さな被処理物を処理
するときにその被処理物がゴムライング20に密着して
表面処理が均一にできなくなる恐れを無くしている。開
閉蓋19は、開口部18の一側縁部に配設された複数
(図示例では両側と中央の3つ)の蝶番21にて開閉自
在に枢支され、かつ開閉蓋19の外面に蝶番21に対応
して配設された複数のロック手段22を開口部18の他
側縁部に配設された係合金具23にそれぞれ係合させる
ことにより閉鎖状態を保持するように構成されている。
ロック手段22は、ハンドル部22aの操作により係合
部22bを係合金具23に対して係合・離脱させ得るよ
うに構成されている。
【0016】開閉蓋19は、蝶番21及びロック手段2
2が取付けられている枠体24と、枠体24の内面に着
脱自在に装着された壁体25にて構成されている。枠体
24は方形枠24aと蝶番21及びロック手段22の配
置位置に対応して方形枠24aの長手方向の縦枠を互い
に連結するように配設された枠桟24bにて構成され、
かつ両側の枠桟24bの近傍にこれと平行にかつ枠体2
4の内面と面一になるように取付板26が配設されてい
る。壁体25は、主板27の内外面にゴムライニング2
8を施して構成され、かつ主板27には枠体24の取付
板26に形成された取付穴26aを貫通する取付ねじ2
9が固着され、この取付ねじ29を取付穴26aに挿通
して蝶ナット30にて締結することにより、壁体25が
枠体24に着脱自在に取付けられている。
【0017】また、壁体25の内面側には、図4、図5
に示すように、被処理物40の固定手段31が配設され
ている。すなわち、壁体25の内面側のゴムライニング
28には、頂部が平坦な低い山形断面の突条部28aが
形成され、この突条部28aの両端部に主板27に切り
込みを入れて立ち上げ形成した固定ブラケット32が突
設されている。両固定ブラケット32にはナット33が
固着され、これに先端に押圧板35が回転自在に装着さ
れた固定ボルト34が螺合され、互いに対向する押圧板
35、35間にゴム製のスペースブロック36と被処理
物40を交互に配置して挟持するように構成されてい
る。
【0018】次に、以上の構成の装置を用いて塗装膜を
有する板材をプレス加工して成る被処理物40のプレス
加工時のバリの除去処理を行う処理方法を説明する。
【0019】揺動槽1内には、処理材として水又は温水
に界面活性剤を添加した処理液41と表面の滑らかなセ
ラミック球やアルミニウム球などからなる粒状体42を
収容する。粒状体42に対する処理液41の収容量は、
液面が粒状体層上端近傍に位置する状態と、粒状体層上
の処理液の深さが粒状体層の高さの半分以下である状態
との間の範囲内にするのが望ましい。処理液41として
は水又は温水だけでもよいが、界面活性剤を適量添加し
たものが望ましい。
【0020】一方、図5に示すように、予め開閉蓋19
の枠体24に取付可能な壁体25に対してそのゴムライ
ニング28の突条部28a上にスペースブロック36と
被処理物40を押圧板35、35間に交互に配置し、固
定ボルト34をナット33にねじ込んで挟持することに
よって壁体25に被処理物40を配列して固定して置
く。
【0021】そして、表面仕上げ処理時には、駆動手段
8にて揺動槽1を略半回転させてその開口部18を上向
きにして停止させ、開閉蓋19を開き、この開閉蓋19
の枠体24に先に取付けられていた壁体25を取り外
し、図4に示すように新しい壁体25を取付け、開閉蓋
19を閉じ、ロック手段22にて閉鎖する。かくして、
壁体25を取付けるだけで、多数の被処理物40を揺動
槽1内に固定状態で収容することができる。この固定状
態において、被処理物40はその板面が揺動槽1の揺動
方向に沿うように配設されている。
【0022】次に駆動手段6にて、図1に示すように、
開閉蓋19及び被処理物40が揺動槽1の下部に位置す
るように揺動槽1を略半回転させた後、揺動槽1を所定
の揺動範囲でほぼ等速にて往復揺動させる。すると、揺
動槽1内に粒状体42が大量に収容されていても、揺動
槽1の揺動に伴って揺動の両端で互いに反対向きのすべ
り層が交互に形成され、粒状体42と処理液41が揺動
面内で8の字状に大きく流動し、これら粒状体42と処
理液41が揺動槽1内の下部に固定されている被処理物
40の表面に沿って流動することになり、被処理物40
の表面の塗装膜には傷を付けることなく被処理物40の
滑らかな表面から突出しているバリが効果的に除去され
る。また、このように揺動槽1が揺動しても被処理物4
0は揺動槽1に固定されているため、被処理物40、4
0同士の接触や衝突による傷付きが発生する恐れもな
い。
【0023】揺動槽1を所要時間揺動させて被処理物4
0の表面仕上げ処理が終了すると、揺動を停止し、開閉
蓋19が上方に位置するように揺動槽1を略半回転さ
せ、開閉蓋19を開き、その枠体24から壁体25を取
り外すことにより、極めて容易に処理済みの被処理物4
0を揺動槽1から取り出すことができる。さらに、連続
して表面仕上げ処理を行う場合には、未処理の被処理物
40が予め固定されている別の壁体25を枠体24に取
付け、以下上記動作を繰り返すことにより、大変能率的
に被処理物40の表面仕上げ処理を行うことができる。
【0024】上記図示例では、揺動槽1の周側面の内の
1側面に形成した開口部18を開閉蓋19にて開閉可能
に閉鎖し、かつその開閉蓋19を枠体24と着脱可能な
壁体25にて構成したが、開閉蓋19に代えて壁体25
を適当なロック手段にて開口部18に固定可能に構成し
てもよい。また、開口部18は、揺動槽1の周側面の
内、1つ置きの側面に形成しても良く、また各壁体25
を各別に着脱可能な手段を講ずることができればすべて
側面を着脱可能に構成することができ、このように多く
の着脱可能な壁体25を設ければ、1回に処理できる被
処理物40の数を増加でき、効率的に処理することがで
きる。
【0025】次に、本発明の他の実施形態の表面仕上げ
処理装置について、図6を参照して説明する。上記実施
形態では、揺動槽1に開口部18を1つだけ形成し、被
処理物40だけでなく、処理液41を交換したり、粒状
体42の洗浄・交換を行う場合もこの開口部18から行
うようにしたが、本実施形態においては、揺動槽1の適
当な1側面に開口部18とは別に開口部38を形成して
その開口部38を開閉蓋19又は適宜ロック手段にて着
脱自在な壁体25にて閉鎖し、その開口部38の内側部
分に粒状体42の通過を阻止する網状体37を配設した
構成を付設している。
【0026】以上の構成によると、処理液41を交換し
たり、粒状体42の洗浄を行う場合には、開閉蓋19を
開き、又は壁体25を取り外して揺動槽1を回転させて
その開口部38を下向きにすると、粒状体42は揺動槽
1内に収容したまま処理液41だけを排出することがで
き、さらに粒状体42の洗浄を行う場合には揺動槽1を
小範囲で揺動させながら揺動槽1の他の開口部18から
洗浄液を吹き付けることによって簡単に洗浄することが
できる。その後、この開口部38を上方に向けて開閉蓋
19を閉じまたは壁体25で閉鎖した後、この開口部3
8を下方に回転させて処理液41を収容することによ
り、表面仕上げ処理を再開できる状態に復帰する。ま
た、乾式処理の場合にも揺動槽1内に溜まった塵埃を同
様に排出できる。
【0027】上述の実施形態では、被処理物40が表面
に塗装膜を有する金属板のプレス加工品であり、処理槽
としての揺動槽1内に処理材として水に界面活性剤を混
合した処理液41とセラミックスの粒状体42とを収容
し、その被処理物40のバリを除去する例を示したが、
本発明は、バリ取りに限らず、研磨、鏡面仕上げ、メッ
キ、その他の各種表面処理、洗浄等の各種表面仕上げ処
理に適用することができる。また、処理槽に関しても、
揺動槽に限らず回転式や反転式の槽にも適用することが
できる。また、被処理物40も、各種金属材料、プラス
チック、ゴム、木材、石材、カーボン等の任意の材質の
任意の形状及び大きさのものに適用することができる。
さらに、被処理物40には、板状等の適当な治具に、例
えば小さな金属製のプレス部品や金網加工品等を複数個
取付けたもの等も含む。
【0028】また、上記処理液41を有する湿気処理方
式に限らず、乾式処理方式にも適用できる。また、湿式
処理の場合の処理液としては、水又は温水だけでも、上
記のように界面活性剤やその他の洗剤等を混合しても良
く、また各種洗浄研磨液、化学研磨液を処理に応じて選
択して使用すれば良く、処理材としてはセラミック、ガ
ラス、プラスチック、ゴム、金属などの粒状体と各種コ
ンパウンドを使用することができる。また、乾式処理の
場合は、プラスチック、竹、くるみ、とうもろこしの
芯、綿の実、皮等を被処理物に合わせて選択使用すれば
よく、ワックスや光沢仕上げ剤などの艶だし剤を付加的
に使用することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の表面仕上げ処理方法によれば、
以上のように被処理物を処理槽内に固定して取付け、処
理槽を揺動又は正逆回転又は一方向連続若しくは断続回
転させると、処理槽内の処理材が被処理物表面に沿って
流動することにより被処理物表面を仕上げ処理すること
ができ、特に被処理物の滑らかな表面から突出している
バリ等は、被処理物の表面に被覆層等を有する場合にも
その被覆層等に傷を付けることなく効果的に除去するこ
とができ、また被処理物を固定しているために被処理物
同士の接触や衝突による傷付きが発生する恐れもない。
【0030】また、本発明の表面仕上げ処理装置によれ
ば、処理槽の周壁の少なくとも一部の壁体を着脱可能に
構成したことにより、処理槽内への被処理物の収容・取
り出しや処理材の交換等を容易に行うことができる。
【0031】また、着脱可能な壁体の内面に被処理物を
固定する手段を設けることにより、取り外した壁体内面
に予め被処理物を固定しておき、この壁体を処理槽に装
着することにより上記の処理槽内面に被処理物を固定し
た表面仕上げ処理を行うことができ、かつ処理後にも壁
体を取り外すことで被処理物を取り出すことができ、被
処理物の収容・取り出し等の取り扱いを容易に効率的に
行うことができる。
【0032】また、着脱可能な壁体の内側部分に粒状体
の通過を阻止する網状体を配設することにより、壁体を
取り外して下向きにして処理槽内の粉塵の排出や粒状体
の洗浄、また処理液を収容している場合はその排出等を
簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の表面仕上げ処理装置の縦
断正面図である。
【図2】同実施形態の表面仕上げ処理装置の側面図であ
る。
【図3】同表面仕上げ処理装置の開閉蓋の平面図であ
る。
【図4】同表面仕上げ処理装置の開閉蓋の部分断面側面
図である。
【図5】同表面仕上げ処理装置の開閉蓋における壁体へ
の被処理物の固定状態を示す部分拡大正面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の表面仕上げ処理装置に
おける要部の部分断面側面図である。
【符号の説明】
1 揺動槽(処理槽) 18 開口部 25 壁体 31 固定手段 37 網状体 38 開口部 40 被処理物 41 処理液(処理材) 42 粒状体(処理材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内に処理材と被処理物を収容して
    処理槽を揺動又は回転させ、被処理物の表面を仕上げ処
    理する表面仕上げ処理方法において、被処理物を処理槽
    内に固定して取付けた状態で処理槽を揺動又は正逆回転
    又は一方向連続若しくは断続回転させることを特徴とす
    る表面仕上げ処理方法。
  2. 【請求項2】 処理槽内に処理材と被処理物を収容して
    処理槽を揺動又は正逆回転又は一方向連続若しくは断続
    回転させ、被処理物の表面を仕上げ処理する表面仕上げ
    処理装置において、処理槽の周壁の少なくとも一部の壁
    体を着脱して処理槽内の収容物の収容・取出しを可能に
    構成したことを特徴とする表面仕上げ処理装置。
  3. 【請求項3】 着脱可能な壁体の内面に被処理物を固定
    する手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の表面
    仕上げ処理装置。
  4. 【請求項4】 処理槽における着脱可能な壁体の内側部
    分に粒状体から成る処理材の通過を阻止する網状体を配
    設したことを特徴とする請求項2又は3記載の表面仕上
    げ処理装置。
JP24897895A 1995-09-27 1995-09-27 表面仕上げ処理方法及び装置 Pending JPH0985608A (ja)

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