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JPH0983608A - 時刻同期装置 - Google Patents

時刻同期装置

Info

Publication number
JPH0983608A
JPH0983608A JP7241595A JP24159595A JPH0983608A JP H0983608 A JPH0983608 A JP H0983608A JP 7241595 A JP7241595 A JP 7241595A JP 24159595 A JP24159595 A JP 24159595A JP H0983608 A JPH0983608 A JP H0983608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
transmission
reception
station
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7241595A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Kano
達弥 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7241595A priority Critical patent/JPH0983608A/ja
Publication of JPH0983608A publication Critical patent/JPH0983608A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Electric Clocks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信局と受信局との時刻同期をマイクロ秒
(μs)オーダーでとる。 【解決手段】この時刻同期装置の送信局1は、時刻デー
タ送信要求に対してコード変換した時刻データと送信遅
延時間とを受信局3に送信する送受信部11と、送信遅
延時間を計測するタイマー部14と、時刻データ送信要
求によって、HDLC手順における16進数で表される
時刻データを、2進化によってゼロ挿入されないような
コードに変換するCPU部12とを備え、受信局3は、
送信局1から送信されてきた時刻データと送信遅延時間
とを受信する送受信部31と、時刻データの受信を完了
してから時刻設定までの受信遅延時間を計測するタイマ
ー部34と、受信された時刻データを元の16進数のコ
ードに逆変換し、送信遅延時間と受信遅延時間、伝送遅
延時間および時刻データのフレーム長時間を加算しそれ
を現在時刻として時計部33に設定するCPU部32と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電力システ
ムなどに利用されている時刻同期装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、HDLC伝送を使用して各所
に配置された電力設備間の時刻同期をとる時刻同期装置
は、よく知られている。
【0003】このHDLC伝送では、データのビット列
が、例えば“01111110”というパターンではフ
ラグを示し、“11111111”というパターンでは
アボートを示すなど、特殊なパターンが用いられてい
る。
【0004】これら特殊なパターンと一般のデータのビ
ット列とを区別する上では、一般のデータの“1”が6
個以上連続して並ばないようにする必要があり、HDL
C伝送の手順では、一般のデータ中にビット列の“1”
が連続5個以上となった場合は、“0”を自動的に挿入
する規則がある。
【0005】例えばある送信局から一定長のフレームを
伝送路を通じて受信局へ送信する場合、上記ゼロ挿入が
発生するため、フレーム内のデータの長さが変わり、フ
レーム長が変化する。
【0006】したがって、受信局での受信完了のタイミ
ングが一定にならず精度のよい時刻同期が困難であっ
た。
【0007】また、送信局と受信局との間に中継装置な
どの伝送遅延を発生させる装置や長距離の伝送路が介在
する場合なども、その間の遅延時間が分からず、この場
合も精度のよい時刻同期が困難であった。
【0008】以下、送信局と受信局間で時刻同期をとる
従来の時刻同期装置の動作について説明する。
【0009】まず、送信局内の時計(外部時計装置の場
合もある)からの割り込み信号により起動されるソフト
ウェアが、上記時計から時刻を読み取り、その時刻を受
信局に送信する。このとき時計からの割り込み信号によ
り時間計測部(送信遅延時間測定用)が起動されて送受
信部が送信を開始した時点で時間計測を停止する。
【0010】一方、受信局では、時刻データの入ったフ
レームの受信が完了すると、送受信部からの割り込み信
号が発生する。この信号によりタイマー部(受信遅延時
間測定用)を起動する。また受信局のソフトウェアはタ
イマー部から時刻データを取り出し、時刻データの受信
完了を送信局に通知する。
【0011】この受信完了通知を受け取った送信局は、
計測済みの送信遅延時間を受信局に送信する。
【0012】この送信遅延時間を受信局が受け取ると、
時刻設定を行うタイミングで時間計測部を停止し、その
時間を取り出してこれと時刻データと送信遅延時間およ
び(伝送遅延時間の予想値と伝送フレーム長時間の概算
値)を合計して時刻を設定する。
【0013】ところで、HDLC伝送を利用したシステ
ムとしては、複数の発電所を通信回線で接続して制御す
る電力システムなどがある。
【0014】この種の電力システムでは、複数の発電所
で故障や障害が発生したときに、各発電所の事故履歴を
基に、故障や障害の発生時間や障害の波及経路などをチ
ェックして、故障元や障害発生元を究明し復旧対策を講
じることが行なわれている。この場合、電力設備が停止
してからの復旧活動は迅速を究める必要があり、特に障
害の波及経路などを調べる上では、少なくともマイクロ
秒オーダーでの時刻確認が必要となる。
【0015】しかしながら、このような電力システムで
は、各発電所に時刻情報を送る上で上記時刻同期装置を
利用しても、伝送遅延時間や伝送フレーム長が一定しな
いためマイクロ秒オーダーでの時刻同期が困難であり、
故障元や障害発生元を究明するために多大な時間が費や
されているのが現状である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の時刻同期装置では、送信局と異なる地点に配置され
た受信局との時刻同期をマイクロ秒オーダーでとれない
ことから、特に電力システムなどに利用された場合、事
故発生時などに各発電所で時刻のずれが生じ、その原因
究明に多大な時間を要するという問題があった。
【0017】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、送信局と受信局間でマイクロ秒オーダ
ーで時刻同期をとることのできる時刻同期装置を提供す
ることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の時刻同期装置は、伝送路上に接
続された送信局と受信局との間で情報をHDLC手順に
基づき伝送する情報伝送装置において、前記送信局は、
前記時刻設定要求を受け付け、それから時刻情報を送信
開始するまでの送信遅延時間を計測する送信遅延時間計
測手段と、前記受信局から時刻設定要求があったとき、
HDLC手順における16進数で表される時刻情報を、
2進化によってゼロ挿入されないようなコードに変換す
るコード変換手段と、前記コード変換手段によりコード
変換された時刻情報と、前記送信遅延時間計測手段によ
り計測された送信遅延時間とを受信局に送信する送信手
段とを備え、前記受信局は、前記送信局から送信されて
きた時刻情報と送信遅延時間とを受信する受信手段と、
前記受信手段により時刻情報が受信完了してから時刻設
定までの受信遅延時間を計測する受信遅延時間計測手段
と、前記受信手段により受信された時刻情報を、元の1
6進数のコードに逆変換するコード逆変換手段と、前記
コード逆変換手段により逆変換された時刻情報に、前記
送信遅延時間と前記受信遅延時間と、前記伝送路上にお
ける伝送遅延時間と、前記時刻情報のフレーム長時間と
を加算する加算手段と、前記加算手段により加算された
時刻情報の値を現在時刻として所定の時計部に設定する
時刻設定手段とを備えてなることを特徴としている。
【0019】この場合、送信する時刻情報を2進化の際
にゼロ挿入されないようなコードに変換した後、送信手
段から2進化して送信するので、時刻情報送信時にゼロ
挿入されなくなり、時刻情報のフレーム長が変化しなく
なり、時刻情報のフレーム長時間t3が一定になる。
【0020】したがって、伝送路を通じて受信局に時刻
情報が伝送されてきたときに、時刻情報に、送信遅延時
間t1と、伝送路上の遅延時間である伝送遅延時間t2
と、フレーム長時間t3と、受信遅延時間t4とを加算
することにより、送信局と受信局間で時刻同期をマイク
ロ秒単位のオーダーでほぼ正確にとることができる。ま
た請求項2記載の時刻同期装置は、請求項1記載の時刻
同期装置において、前記送信局のコード変換手段は、1
6進数で表される時刻情報を2進化する際に、1のビッ
トが6つ以上連続して並ばないようなコードに変換する
ことを特徴としている。
【0021】HDLC手順では、1のビットが5つまで
ならば、ゼロ挿入動作を行わないので、変換されたコー
ドでは、ゼロ挿入されなくなり、フレーム長時間t3が
固定値になる。
【0022】したがって、送信局と受信局間で時刻同期
をマイクロ秒単位のオーダーでほぼ正確にとることがで
きる。
【0023】さらに請求項3記載の時刻同期装置は、伝
送路上に接続された送信局と受信局との間で、時刻設定
要求が発生したときにHDLC手順に基づき送信局から
受信局へ時刻情報を送り時刻設定する時刻同期装置にお
いて、前記送信局は、前記時刻設定要求を受け付け、そ
れから時刻情報を送信開始するまでの送信遅延時間を計
測する送信遅延時間計測手段と、前記時刻設定要求に対
する時刻情報と、前記計測手段により計測された送信遅
延時間とを前記伝送路に送信する送信手段とを備え、前
記受信局は、前記伝送路から時刻情報と送信遅延時間と
を受信する受信手段と、前記受信手段により時刻情報が
受信され始めてから時刻設定までの受信遅延時間を計測
する受信遅延時間計測手段と、前記受信手段により受信
された時刻情報に、前記伝送路上における伝送遅延時間
と前記送信遅延時間と前記受信遅延時間を加算する加算
手段と、前記加算手段により加算された時刻情報の値を
現在時刻として所定の時計部に設定する時刻設定手段と
を備えてなることを特徴している。
【0024】この場合、フレーム長時間t3は、伝送フ
レーム全体の時間を含んで計測されるため伝送フレーム
長の変化に影響されず、送信局と受信局間で正確な時刻
同期が行える。
【0025】請求項4記載の時刻同期装置は、伝送路上
に接続された送信局と受信局との間で、時刻設定要求が
発生したときにHDLC手順に基づき送信局から受信局
へ時刻情報を送り時刻設定する時刻同期装置において、
前記送信局は、前記時刻設定要求を受け付け、それから
時刻情報の送信を終了するまでの送信遅延時間を計測す
る送信遅延時間計測手段と、前記時刻設定要求に対する
時刻情報と、前記送信遅延時間計測手段により計測され
た送信遅延時間を前記伝送路に送信する送信手段とを備
え、前記受信局は、前記伝送路から時刻情報と送信遅延
時間とを受信する受信手段と、前記受信手段により時刻
情報が受信終了してから時刻設定までの受信遅延時間を
計測する受信遅延時間計測手段と、前記受信手段により
受信された時刻情報に、前記伝送路上における伝送遅延
時間と前記送信遅延時間と前記受信遅延時間とを加算す
る加算手段と、前記加算手段により加算された時刻情報
の値を現在時刻として所定の時計部に設定する時刻設定
手段とを備えてなることを特徴としている。
【0026】この場合、送信遅延時間t1が伝送フレー
ム全体の長さの時間を含んで計測されるため伝送フレー
ム長の変化に影響されず、送信局と受信局間で時刻同期
をほぼ正確にとることができる。
【0027】請求項5記載の時刻同期装置は、伝送路上
に接続された送信局と受信局との間で、時刻設定要求が
発生したときにHDLC手順に基づき送信局から受信局
へ時刻情報を送り時刻設定する時刻同期装置において、
前記送信局は、前記受信局に対して前記伝送路を通じて
ループバック指令を発信するループバック指令発信手段
と、前記ループバック指令発信後、送信した送信データ
がループバック状態とされた伝送路を通じて自局に戻っ
てくるまでの時間を計測するループバック時間計測手段
と、前記ループバック時間計測手段により計測されたル
ープバック時間と時刻情報とを前記伝送路に送信する送
信手段とを備え、前記受信局は、前記伝送路からループ
バック指令、ループバック時間および時刻情報を受信す
る受信手段と、前記受信手段により受信されたループバ
ック指令を基に、前記伝送路をループバック状態とする
伝送路切り替え手段と、前記伝送路切り替え手段により
ループバック状態が解除された後、前記受信手段により
前記伝送路を通じて受信されたループバック時間を基
に、前記時刻情報が前記受信局に届くのに要する伝送遅
延時間を算出する算出手段と、前記受信手段により受信
された時刻情報に、前記算出手段により算出された伝送
遅延時間を加算する加算手段と、前記加算手段により加
算された時刻情報の値を現在時刻として所定の時計部に
設定する時刻設定手段とを具備したことを特徴としてい
る。
【0028】この場合、受信局側の伝送路切り替え手段
により伝送路をループバック状態とした後、送信手段よ
りフレームを送信する。このときフレームの先頭が伝送
路にでたタイミングでタイマー部の時間計測を開始し、
そのフレームが受信局でループバックされて戻ってきた
時点で停止してループバック時間を得る。この時間の1/
2が片道の伝送遅延時間t2となる。
【0029】したがって、伝送遅延時間t2が伝送路上
で変化する場合や中継装置を介すことにより変化する場
合でも、この時間をほぼ正確に求めることができる。
【0030】請求項6記載の時刻同期装置は、請求項3
乃至5いずれか一記載の時刻同期装置において、請求項
1記載のコード変換手段およびコード逆変換手段をさら
に具備している。
【0031】これにより、フレーム長時間t3が一定に
なるので、さらに精度のよい時刻同期をとることができ
る。
【0032】上記請求項2〜5の発明のポイントは、送
信局と受信局とに、時刻データのフレーム先頭を検出す
るフレーム先頭検出部、フレームエンドを検出するフレ
ームエンド検出部、それぞれの時間を計測するタイマー
部などを設けたことにある。そして、一つのフレーム中
から、特殊なビット列であるフラグパターンを検出し、
フラグパターンとそれ以外のパターンとの境界を捉える
ことにより、時刻データそのものの長さを求める。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0034】まず、図1〜図3を参照して本発明に係る
第1の実施形態の時刻同期装置について説明する。図1
は本発明に係る第1の実施形態の時刻同期装置の構成を
示す図、図2はこの時刻同期装置において、16進数の
“0”から“F”までの値をコード変換するテーブルを
示す図、図3は“1”が6個以上連続する組み合わせを
示す図、図4はこの時刻同期装置の動作を示すタイミン
グチャートである。
【0035】図1において、この時刻同期装置は、送信
局1と受信局3との間に中継装置2を配し、それぞれの
間を伝送路4〜7を介して接続して構成されている。
【0036】送信局1は、送受信部11、MPU部1
2、時計部13、タイマー部14などからなる。送受信
部11はMPU部12から与えられた送信データをシリ
アル変換し伝送路4に送り出すものである。MPU部1
2は、時刻同期用のソフトウェアが動作する部分であ
る。時計部13は時刻を発生する回路であり、例えば1
分毎などの時刻同期タイミングに割り込み信号22を発
生する。タイマー部14は時計部13からの割り込み信
号22により時間計測をスタートし送受信部11からの
送信スタート信号21により時間計測を停止し、送信遅
延時間t1を得る。受信局3は、送受信部31、MPU
部32、時計部33、タイマー部34などからなる。送
受信部31は伝送路5からのシリアルデータをパラレル
変換しMPU部32に与えるものである。MPU部32
は時刻同期用のソフトウェアが動作する部分である。時
計部33は時刻を発生する回路であり送信局1の時計部
13に時刻同期して時刻が設定される。タイマー部34
は送受信部31からの割り込み信号36により時間計測
をスタートしMPU部32からのタイマー停止信号37
により時間計測を停止し、受信遅延時間t4を得る。
【0037】図2に示すように、MPU部32は、コー
ド変換テーブル20を有しており、このテーブル20を
基に16進の0からFまでの値をコード変換して送受信
部31に受け渡す。
【0038】通常、“0”から“F”までの16進数
は、4ビットの2進数で表すことができるので、このテ
ーブル20上において、“1”が連続5個を越える組み
合わせは、図3に示すように、16進数の“FF”、
“FE”、“FD”、“FC”、“3F”、“7F”、
“BF”、“7E”となる。
【0039】よって“F”と“7”とを別のコードに置
き換えれば、“1”が連続して5個を越えて繋がらなく
なることがわかる。
【0040】この場合、4ビットでは、別のコードには
変換できないため、1ビット追加し、5ビットで表すこ
ととする。
【0041】この5ビットをテーブル20上で、コード
変換すれば、全ての組み合わせにおいても“1”が連続
6個以上となることはない。
【0042】HDLC手順では、“1”が連続して5個
を越えた場合に、ビットデータに““0”を挿入する規
則があるが、上記によりデータ送信時に2進化されたビ
ットデータにゼロ挿入されなくなり、フレーム長の変動
がなくなる。
【0043】以下、この時刻同期装置の動作を説明す
る。
【0044】この時刻同期装置の場合、HDLC手順に
基づきデータ伝送を行う。
【0045】図4に示すように、まず、送信局1の時計
部13からは、割り込み信号22がそのタイミングで発
生する。この信号によりタイマー部14の値が一旦0に
リセットされて再スタートする。
【0046】またMPU部12のソフトウェアは、上記
割り込み信号を受けて時刻同期のための処理を開始す
る。
【0047】この場合、MPU部12は、時計部13よ
り時刻を読み出して時刻同期用フレームに組立てて送受
信部11にセットする。
【0048】すると、送受信部11は、伝送路4にフレ
ームを送信し始める。これと同じタイミングでタイマー
部14に対して送信スタート信号21を出力する。これ
を受けたタイマー部14は、計測中の時間t1の測定を
停止する。送信局1はここで受信局3からのアクノリッ
ジフレームの受信待ち状態となる。
【0049】受信局3は、送信局1からの時刻データを
送受信部31で受信すると、そのタイミングでタイマー
部34へ割り込み信号36を出力する。この信号36に
よりタイマー部34が一旦0にリセットされて再スター
トする。
【0050】またMPU部32のソフトウェアは、上記
割り込み信号36を受けて時刻同期のための処理を開始
する。
【0051】この場合、MPU部32は、送信受信部3
1より時刻データを読み出し、受信が完了したことを送
信局1に知らせるためアクノリッジフレームを送受信部
31にセットし、送信局1からの時間t1の間、フレー
ムの受信待ち状態になる。
【0052】送信局1は、受信局3からアクノリッジフ
レームを受信すると、タイマー部14から時間t1を取
り出しフレームに組立て送受信部11にセットする。受
信局3では、このフレームを受信すると、MPU部32
は、時計部33への時刻設定処理を開始する。
【0053】この場合、MPU部32は、受信済みの時
刻データと、時刻データを送信する際の送信遅延時間t
1と、時刻データのフレーム長時間t3(ゼロ挿入され
ないので固定値)と、伝送遅延時間t2とを合計した時
間に、さらに時刻セットのタイミングで停止したタイマ
ー部34の値を加えて時計部33に設定する。
【0054】このようにこの第1の実施形態の時刻同期
装置によれば、送信するフレームにゼロ挿入されなくな
り、フレーム長時間t3が固定値になるので、受信局3
の時計部33に設定される時刻は、送信局の時刻と水晶
発振器の発振タイミング程度はずれる可能性があるもの
の、マイクロ秒オーダーではほぼ一致し、送信局と受信
局とで正確な時刻同期をとることができる。
【0055】すなわち、ゼロ挿入による伝送フレームの
フレーム長変化や、伝送路上の中継装置などによる伝送
遅延の影響をなくし、受信局に対して伝送路を通じてマ
イクロ秒オーダーでの高精度な時刻同期を行えるように
なる。
【0056】例えば電力システムなどの高精度な時刻同
期を必要とする各所へ適用することにより、ある発電所
で事故が発生した場合に、各発電所から事故履歴を取り
寄せ、各時刻情報から原因究明を迅速にできるようにな
る。
【0057】またハードウェア(タイマー部、フレーム
先頭検出部、フレームエンド検出部など)は既存のもの
でよいので、低価格でかつ高精度な時刻同期を実現でき
る。次に、図5および図6を参照して本発明に係る第2
の実施形態の時刻同期装置について説明する。図5は本
発明に係る第2の実施形態の時刻同期装置の構成を示す
図、図6はこの時刻同期装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【0058】ここでの構成の説明は、第1の実施形態の
構成との差異で説明する。
【0059】第1の実施形態の場合、タイマー部14の
停止が、送受信部11からの送信スタート信号21で行
われていたのに対し、図5に示すように、この第2の実
施形態の時刻同期装置では、フレーム先頭検出部15を
有しており、ここからタイマー停止信号24が発信され
るようになっている。
【0060】またタイマー部34のスタートが、第1の
実施形態では、送受信部31からの割り込み信号36で
行われていたのに対し、この第2の実施形態の時刻同期
装置では、フレーム先頭検出部38からのタイマースタ
ート信号39となっている。この時刻同期装置の場合、
送信局1の時計部13から、時刻同期のための割り込み
信号22が、図6に示すタイミングで発生すると、この
割り込み信号22によりタイマー部14の時間が一旦0
にリセットされて再スタートする。
【0061】またMPU部12のソフトウェアは、上記
割り込み信号22を受けて時刻同期のための処理を開始
する。
【0062】この場合、MPU部12は、時計部13よ
り時刻を読み出し、時刻同期用フレームに組立てて送受
信部11にセットする。
【0063】すると、送受信部11は、伝送路4にフレ
ームを送信し始める。このとき同時にフレーム先頭検出
部15からは、タイマー部14に対して、図6に示すタ
イムチャートのタイミングでタイマー停止信号24が出
力される。このタイマー停止信号24を受けたタイマー
部14は、計測中の時間t1の計測を停止する。送信局
1は、ここで受信局3からのアクノリッジフレームの受
信待ちの状態となる。受信局3は、送信局1からの時刻
データを送受信部31で受信すると、フレーム先頭検出
部38がフレームの先頭を検出し、図6に示すタイムチ
ャートのタイミングでタイマースタート信号39をタイ
マー部34へ出力する。このタイマースタート信号39
によりタイマー部34が一旦0にリセットされて再スタ
ートする。
【0064】またMPU部32のソフトウェアは、割り
込み信号36を受けて時刻同期のための処理を開始す
る。
【0065】この場合、MPU部32は、送受信部31
より時刻データを読み出し受信が完了したことを送信局
1に知らせるためアクノリッジフレームを送受信部31
にセットし送信局1からの送信遅延時間t1の間、フレ
ームの受信待ち状態になる。送信局1は、受信局3から
のアクノリッジフレームを受信すると、タイマー部14
から送信遅延時間t1を取り出しフレームに組立てて送
受信部11にセットし、送受信部11から送信される。
【0066】受信局3では、伝送路4、中継装置2およ
び伝送路5を通じてフレームを受信すると、MPU部3
2が時計部33への時刻設定処理を開始する。
【0067】この場合、MPU部32は、受信済みの時
刻データと送信遅延時間t1と伝送遅延時間t2とを合
計した時間に、さらに図6の時刻セットのタイミングで
停止したタイマー部34の計測値t3を加えて時計部3
3に設定する。
【0068】このようにこの第2の実施形態の時刻同期
装置によれば、送信局1と受信局3とで、時刻データを
含むフレームのフレーム先頭を検出して、そのフレーム
長に応じた遅延時間を求め、その遅延時間を受信局3で
時刻データに加算して時刻を設定するので、上記第1の
実施形態同様に送信局と受信局とでマイクロ秒単位のオ
ーダーで正確な時刻同期をとることができる。
【0069】次に、図7および図8を参照して本発明に
係る第3の実施形態の時刻同期装置について説明する。
図7は本発明に係る第3の実施形態の時刻同期装置の構
成を示す図、図8はこの時刻同期装置の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【0070】ここでの構成の説明は、第1の実施形態の
構成との差異で説明する。
【0071】第1の実施形態の場合、タイマー部14の
停止が送受信部11からの送信スタート信号21で行わ
れていたのに対し、図7に示すように、この第3の実施
形態の時刻同期装置では、フレームエンド検出部16か
らのタイマー停止信号24となっている。
【0072】図8に示すように、この時刻同期装置の場
合、送信局1の時計部13から、図8に示すタイムチャ
ートのタイミングで割り込み信号22が発生すると、こ
の信号22によりタイマー部14の時間が一旦0にリセ
ットされて再スタートする。またMPU部12のソフト
ウェアは、上記割り込み信号22を受けて時刻同期のた
めの処理を開始する。
【0073】この場合、MPU部12は、送受信部11
より時刻データを読み出して時刻同期用フレームに組立
てて送受信部11にセットする。
【0074】すると、送受信部11は、伝送路4上にフ
レームを送信し始める。そしてこのフレームエンドをフ
レームエンド検出部19が検出すると、タイマー停止信
号24を出力する。これを受けたタイマー部14は、計
測中の時間t1の計測を停止する。送信局1はここで受
信局3からのアクノリッジフレームの受信待ちの状態と
なる。
【0075】受信局3は、送信局1からの時刻データを
送受信部31で受信すると、図8のタイムチャートのタ
イミングで割り込み信号36をタイマー部34へ出力す
る。この信号36によりタイマー部34が一旦0にリセ
ットされて再スタートする。またMPU部32のソフト
ウェアは、上記割り込み信号36を受けて時刻同期のた
めの処理を開始する。
【0076】この場合、MPU部32は、送受信部31
より時刻データを読み出し、受信が完了したことを送信
局1に知らせるためアクノリッジフレームを送受信部3
1にセットし、送信局1からの時間t1の間、フレーム
の受信待ち状態になる。
【0077】送信局1は、受信局3からのアクノリッジ
フレームを受信すると、タイマー部14から時間t1を
取り出しフレームに組立てて送受信部11にセットし、
送受信部11からフレームが送信される。
【0078】受信局3では、このフレームを受信する
と、MPU部32が時計部33への時刻設定処理を開始
する。
【0079】この場合、MPU部32は、受信済みに時
刻データと、時間t1の時間データと、時間伝送遅延t
2とを合計した時間に、さらに図8の時刻セットのタイ
ミングで停止したタイマー部34の値を加えて時計部3
3に設定する。
【0080】このようにこの第3の実施形態の時刻同期
装置によれば、送信局1と受信局3とで、時刻データを
含むフレームのフレームエンドを検出して、そのフレー
ム長に応じた遅延時間を求め、その遅延時間を受信局3
で時刻データに加算して時刻を設定するので、上記第1
の実施形態同様に送信局と受信局とでマイクロ秒オーダ
ーで正確な時刻同期をとることができる。
【0081】ここで、上記第2の実施形態のフレーム先
頭検出部15および第3の実施形態のフレームエンド検
出部16の具体例について説明する。
【0082】図9に示すように、上記フレーム先頭検出
部15およびフレームエンド検出部16などは、モデム
101、シフトレジスト102、0〜7までカウントア
ップするカウンタ103、ANDゲート104a、10
4b、フリップフロップ105およびORゲート106
などから構成されている。
【0083】この場合、モデム101は、まず、伝送路
107上の信号をデータ信号108とクロック信号10
9とに分ける。そしてデータ信号108をクロック10
9でシフトレジスタ102に順次シフトインする。シフ
トレジスト102のパラレル出力Q1〜Q8に“011
11110”のビットパターン(フラグパターン)が出
現すると、ANDゲート104aからフリップフロップ
105とORゲート106とに信号“1”が出力され
る。
【0084】ORゲート106では、この信号“1”の
入力で信号“1”をカウンタ103へ出力し、カウンタ
103の値をクリアし0となる。さらにカウンタ103
は0〜7までカウントの値がクリアされて0となる。
【0085】その後、カウンタ103は0〜7までカウ
ントアップし、カウンタ103の値が7になると、AN
Dゲート104bからフリップフロップ105へ信号1
13へ“1”が出力される。この信号113の“1”が
フリップフロップ105に入力されたとき、フリップフ
ロップ105では信号114の値が記憶される。
【0086】以上により、フリップフロップ105から
の出力信号115は、フラグパターン中(“F”が入っ
てきているとき)は“1”でフラグパターン以外となっ
たとき“0”に変化する。またフラグパターン以外から
フラグパターンとなったときは“0”から“1”に変化
する。
【0087】したがって、この信号115が“1”から
“0”の変化点がフレームの先頭を示し、“0”から
“1”の変化点がフレームのエンドを示すこととなる。
【0088】次に、図10および図11を参照して本発
明に係る第4の実施形態の時刻同期装置について説明す
る。図10は本発明に係る第4の実施形態の時刻同期装
置の構成を示す図、図11はこの時刻同期装置の動作を
示すタイミングチャートである。
【0089】図10に示すように、この時刻同期装置の
送信局1は、伝送路4上に出力されたフレームの先頭を
検出するフレーム先頭検出部15と、先頭検出と共にス
タートするタイマー部14と、伝送路7を通じて返って
きたフレームの先頭を検出しタイマー部14をストップ
するフレーム先頭検出部17とを有している。
【0090】受信局3は、伝送路5からのフレームを伝
送路6に折り返すための切り替えスイッチ40、41
と、切り替え信号(指令)45を出力するMPU部42
とからなる。
【0091】図11に示すように、この場合、まず、送
信局1から受信局3に対してスイッチ40、41の切り
替え信号45を送る。スイッチ40は、平常時閉、スイ
ッチ41は閉となっているが、切り替え信号45により
スイッチ40は閉、スイッチ41は開となり、ループバ
ック状態となる。
【0092】ここで、送信局1がこれから送信するフレ
ームの先頭50を、図11に示すタイムチャートのタイ
ミングでフレーム先頭検出部15が検出すると、タイマ
ー部14にタイマースタート信号25を出力する。この
信号25によりタイマー部14の時間が一旦0にリセッ
トされて再スタートする。
【0093】そしてこのフレームが送信局1から伝送路
4、中継装置2、伝送路5、スイッチ40、伝送路6、
中継装置2および伝送路7というような経路を通ってき
たとき、送信局1のフレーム先頭検出部17がフレーム
の先頭51を、図11のタイミングで検出し、タイマー
部14へタイマー停止信号26を出力しタイマー部14
の時間計測を停止させる。
【0094】このタイマー部14の値が中継装置2を含
めた往復の伝送遅延時間であるので、この値を受信局3
に送り、受信局3が 1/2することによって片道の伝送遅
延時間が求められる。
【0095】そして切り替え信号45の出力を停止、こ
れによりスイッチ40を開、スイッチ41を閉とした
後、送信局1から時刻データを送信し、受信局3で時刻
データが受信されたとき、この片道の伝送遅延時間を加
算して時刻設定を行うことにより、送信局1と受信局3
とで正確な時刻同期をとることができる。
【0096】このようにこの第4の実施形態の時刻同期
装置によれば、フレームを送信局1から伝送路4、中継
装置2、伝送路5、スイッチ40、伝送路6、中継装置
2および伝送路7というような経路で周回させて得られ
た時間を受信局3に送ることにより、伝送経路上におけ
る遅延時間が分かるので、送信局と受信局間における時
刻同期を、従来困難であったマイクロ秒(μs)単位の
オーダーでとることができる。
【0097】なお上記第2〜第4の実施形態には、第1
の実施形態のようなコード変換については記載していな
いが、それぞれについて時刻データの送信時と受信時に
コード変換を行うことにより、送信局1から送信するフ
レームにゼロ挿入されなくなるので、フレーム長時間t
3が固定されるようになり、さらに精度よく時刻同期を
行うことができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、時
刻データ送信時にHDLC手順のゼロ挿入動作が行われ
なくなり、時刻データのフレーム長が固定するので、受
信局側で、時刻データにフレーム長時間や、さまざまな
遅延時間を加算することにより、送信局と受信局間で時
刻同期をマイクロ秒単位のオーダーでほぼ正確にとるこ
とができる。
【0099】また、時刻データのフレーム先頭やフレー
ムエンドを正確に検出することにより、フレームの伝送
遅延時間が正確に求められ、受信局側で時刻データに伝
送遅延時間を加算することにより、送信局と受信局間で
時刻同期をマイクロ秒単位のオーダーでほぼ正確にとる
ことができる。
【0100】さらに伝送遅延時間が伝送路上のハードウ
ェア要因で変化する場合でも、あるフレームのループバ
ック時間を求めることにより、この時間がほぼ正確に求
められるので、上記同様に送信局と受信局間で時刻同期
をマイクロ秒単位のオーダーでほぼ正確にとることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の時刻同期装置の
構成を示す図である。
【図2】この時刻同期装置のコード変換テーブルを示す
図である。
【図3】図2のコード変換テーブルの16進数うち、2
進化に伴って1が連続6個以上となる組み合わせを示す
図である。
【図4】この時刻同期装置の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図5】本発明に係る第2の実施形態の時刻同期装置の
構成を示す図である。
【図6】この時刻同期装置の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図7】本発明に係る第3の実施形態の時刻同期装置の
構成を示す図である。
【図8】この時刻同期装置の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図9】上記第2の実施形態の時刻同期装置のフレーム
先頭検出部および第3の実施形態の時刻同期装置のフレ
ームエンド検出部の具体例を示す図である。
【図10】本発明に係る第4の実施形態の時刻同期装置
の構成を示す図である。
【図11】この時刻同期装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1…送信局、2…中継装置、3…受信局、4〜7…伝送
路、11、31…送受信部、12、32…MPU部、1
3、33…時計部、14、34…タイマー部、15、3
8…フレーム先頭検出部、23、35…データバス、1
5…フレーム先頭検出部、16…フレームエンド検出
部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路上に接続された送信局と受信局と
    の間で、時刻設定要求が発生したときにHDLC手順に
    基づき送信局から受信局へ時刻情報を送り時刻設定する
    時刻同期装置において、 前記送信局は、 前記時刻設定要求を受け付け、それから時刻情報を送信
    開始するまでの送信遅延時間を計測する送信遅延時間計
    測手段と、 前記受信局から時刻設定要求があったとき、HDLC手
    順における16進数で表される時刻情報を、2進化によ
    ってゼロ挿入されないようなコードに変換するコード変
    換手段と、 前記コード変換手段によりコード変換された時刻情報
    と、前記送信遅延時間計測手段により計測された送信遅
    延時間とを受信局に送信する送信手段とを備え、 前記受信局は、 前記送信局から送信されてきた時刻情報と送信遅延時間
    とを受信する受信手段と、 前記受信手段により時刻情報が受信完了してから時刻設
    定までの受信遅延時間を計測する受信遅延時間計測手段
    と、 前記受信手段により受信された時刻情報を、元の16進
    数のコードに逆変換するコード逆変換手段と、 前記コード逆変換手段により逆変換された時刻情報に、
    前記送信遅延時間と前記受信遅延時間と、前記伝送路上
    における伝送遅延時間と、前記時刻情報のフレーム長時
    間とを加算する加算手段と、 前記加算手段により加算された時刻情報の値を現在時刻
    として所定の時計部に設定する時刻設定手段とを備えて
    なることを特徴とした時刻同期装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の時刻同期装置において、 前記送信局のコード変換手段は、 16進数で表される時刻情報を2進化する際に、1のビ
    ットが6つ以上連続して並ばないようなコードに変換す
    ることを特徴とする時刻同期装置。
  3. 【請求項3】 伝送路上に接続された送信局と受信局と
    の間で、時刻設定要求が発生したときにHDLC手順に
    基づき送信局から受信局へ時刻情報を送り時刻設定する
    時刻同期装置において、 前記送信局は、 前記時刻設定要求を受け付け、それから時刻情報を送信
    開始するまでの送信遅延時間を計測する送信遅延時間計
    測手段と、 前記時刻設定要求に対する時刻情報と、前記計測手段に
    より計測された送信遅延時間とを前記伝送路に送信する
    送信手段とを備え、 前記受信局は、 前記伝送路から時刻情報と送信遅延時間とを受信する受
    信手段と、 前記受信手段により時刻情報が受信され始めてから時刻
    設定までの受信遅延時間を計測する受信遅延時間計測手
    段と、 前記受信手段により受信された時刻情報に、前記伝送路
    上における伝送遅延時間と前記送信遅延時間と前記受信
    遅延時間を加算する加算手段と、 前記加算手段により加算された時刻情報の値を現在時刻
    として所定の時計部に設定する時刻設定手段とを備えて
    なることを特徴とした時刻同期装置。
  4. 【請求項4】 伝送路上に接続された送信局と受信局と
    の間で、時刻設定要求が発生したときにHDLC手順に
    基づき送信局から受信局へ時刻情報を送り時刻設定する
    時刻同期装置において、 前記送信局は、 前記時刻設定要求を受け付け、それから時刻情報の送信
    を終了するまでの送信遅延時間を計測する送信遅延時間
    計測手段と、 前記時刻設定要求に対する時刻情報と、前記送信遅延時
    間計測手段により計測された送信遅延時間を前記伝送路
    に送信する送信手段とを備え、 前記受信局は、 前記伝送路から時刻情報と送信遅延時間とを受信する受
    信手段と、 前記受信手段により時刻情報が受信終了してから時刻設
    定までの受信遅延時間を計測する受信遅延時間計測手段
    と、 前記受信手段により受信された時刻情報に、前記伝送路
    上における伝送遅延時間と前記送信遅延時間と前記受信
    遅延時間とを加算する加算手段と、 前記加算手段により加算された時刻情報の値を現在時刻
    として所定の時計部に設定する時刻設定手段とを備えて
    なることを特徴とした時刻同期装置。
  5. 【請求項5】 伝送路上に接続された送信局と受信局と
    の間で、時刻設定要求が発生したときにHDLC手順に
    基づき送信局から受信局へ時刻情報を送り時刻設定する
    時刻同期装置において、 前記送信局は、 前記受信局に対して前記伝送路を通じてループバック指
    令を発信するループバック指令発信手段と、 前記ループバック指令発信後、送信した送信データがル
    ープバック状態とされた伝送路を通じて自局に戻ってく
    るまでの時間を計測するループバック時間計測手段と、 前記ループバック時間計測手段により計測されたループ
    バック時間と時刻情報とを前記伝送路に送信する送信手
    段とを備え、 前記受信局は、 前記伝送路からループバック指令、ループバック時間お
    よび時刻情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信されたループバック指令を基
    に、前記伝送路をループバック状態とする伝送路切り替
    え手段と、 前記伝送路切り替え手段によりループバック状態が解除
    された後、前記受信手段により前記伝送路を通じて受信
    されたループバック時間を基に、前記時刻情報が前記受
    信局に届くのに要する伝送遅延時間を算出する算出手段
    と、 前記受信手段により受信された時刻情報に、前記算出手
    段により算出された伝送遅延時間を加算する加算手段
    と、 前記加算手段により加算された時刻情報の値を現在時刻
    として所定の時計部に設定する時刻設定手段とを具備し
    たことを特徴とする時刻同期装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5いずれか一記載の時刻同
    期装置において、 請求項1記載のコード変換手段およびコード逆変換手段
    をさらに具備したことを特徴とする時刻同期装置。
JP7241595A 1995-09-20 1995-09-20 時刻同期装置 Withdrawn JPH0983608A (ja)

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