JPH097738A - ヒータ - Google Patents
ヒータInfo
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- JPH097738A JPH097738A JP14910395A JP14910395A JPH097738A JP H097738 A JPH097738 A JP H097738A JP 14910395 A JP14910395 A JP 14910395A JP 14910395 A JP14910395 A JP 14910395A JP H097738 A JPH097738 A JP H097738A
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- Japan
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- wedge
- heating element
- heater
- electrode plate
- shaped
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱伝達のロスが少なく、感電のおそれがな
い。構造が簡略化できて小型化、組立ての自動化が図れ
る。従来のような無機質材のコーティングの必要がな
い。 【構成】 PTC素子からなる発熱体1を少なくとも一
方が楔形状をした2個の電極2で挟持し、これらを外形
が楔形形状をしたセラミックケース3の楔形状の穴4に
圧入してヒータを構成する。
い。構造が簡略化できて小型化、組立ての自動化が図れ
る。従来のような無機質材のコーティングの必要がな
い。 【構成】 PTC素子からなる発熱体1を少なくとも一
方が楔形状をした2個の電極2で挟持し、これらを外形
が楔形形状をしたセラミックケース3の楔形状の穴4に
圧入してヒータを構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体の加熱装置やスチ
ーム発生装置に用いる外形が楔型形状をしたヒータに関
するものである。
ーム発生装置に用いる外形が楔型形状をしたヒータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばスチーム式ヘアーカー
ル器内に内蔵されるヒータとして外形が楔型形状をした
ヒータが提案されている。例えば、特開昭60ー112
281号公報においては、図13、図14に示すよう
に、スチーム式ヘアーカール器の筒状をした本体20内
に外形が楔型形状をしたヒータ21を配設し、筒状をし
た本体20の端部開口部に着脱自在に嵌め込んだ給水タ
ンク22の端部に楔形をした凹部23を設け、該給水タ
ンク22に設けた給水体24を楔形をした凹部23の内
面に沿わせてあり、給水タンク22を筒状をした本体2
0の端部開口部に嵌め込んで取付けた際に、楔型形状を
したヒータ21に楔型形状をした凹部23を嵌め込むこ
とで、凹部23内面に沿わせた給水体24をヒータ21
に密着するようにしてある。このように、ヒータ21の
外形を楔型形状にすることで、給水タンク22との着脱
を容易にし且つ給水体24とヒータ21との密着を良く
している。
ル器内に内蔵されるヒータとして外形が楔型形状をした
ヒータが提案されている。例えば、特開昭60ー112
281号公報においては、図13、図14に示すよう
に、スチーム式ヘアーカール器の筒状をした本体20内
に外形が楔型形状をしたヒータ21を配設し、筒状をし
た本体20の端部開口部に着脱自在に嵌め込んだ給水タ
ンク22の端部に楔形をした凹部23を設け、該給水タ
ンク22に設けた給水体24を楔形をした凹部23の内
面に沿わせてあり、給水タンク22を筒状をした本体2
0の端部開口部に嵌め込んで取付けた際に、楔型形状を
したヒータ21に楔型形状をした凹部23を嵌め込むこ
とで、凹部23内面に沿わせた給水体24をヒータ21
に密着するようにしてある。このように、ヒータ21の
外形を楔型形状にすることで、給水タンク22との着脱
を容易にし且つ給水体24とヒータ21との密着を良く
している。
【0003】ところで、上記のような外形が楔型形状を
したヒータ21を形成するには、従来にあっては、PT
C素子からなる発熱体1′を薄平板の電極板2′で挟持
し、その両側に楔型形状をした無機質の絶縁板25を配
したものを樹脂製の枠26に組み込み、これらを表面が
無機質材でコーティングされた外形が楔型形状をした金
属ケース3′の楔型形状の穴4′に圧入することで形成
していた。
したヒータ21を形成するには、従来にあっては、PT
C素子からなる発熱体1′を薄平板の電極板2′で挟持
し、その両側に楔型形状をした無機質の絶縁板25を配
したものを樹脂製の枠26に組み込み、これらを表面が
無機質材でコーティングされた外形が楔型形状をした金
属ケース3′の楔型形状の穴4′に圧入することで形成
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来例のヒータ21にあっては、PTC素子からなる
発熱体1′から熱が電極板2′、楔型形状をした絶縁板
25、金属ケース3′の順に熱伝達が行われるため、熱
伝達ロスが大きいという問題がある。しかも、ケースが
金属製のため、人が触れた場合には感電のおそれがあ
る。
な従来例のヒータ21にあっては、PTC素子からなる
発熱体1′から熱が電極板2′、楔型形状をした絶縁板
25、金属ケース3′の順に熱伝達が行われるため、熱
伝達ロスが大きいという問題がある。しかも、ケースが
金属製のため、人が触れた場合には感電のおそれがあ
る。
【0005】また、構造が複雑なため、小型化、組立て
の自動化が困難であり、コストも高くなるという問題が
ある。また、スチーム発生の場合、水垢付着防止及び、
腐蝕防止のために金属ケース3′に無機質材のコーティ
ングが必要であるという問題がある。本発明は上記の従
来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的
とするところは、熱伝達のロスが少なく、感電のおそれ
がなく、また、構造が簡略化できて小型化、組立ての自
動化が図れ、しかも、従来のような無機質材のコーティ
ングの必要がないヒータを提供するにある。
の自動化が困難であり、コストも高くなるという問題が
ある。また、スチーム発生の場合、水垢付着防止及び、
腐蝕防止のために金属ケース3′に無機質材のコーティ
ングが必要であるという問題がある。本発明は上記の従
来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的
とするところは、熱伝達のロスが少なく、感電のおそれ
がなく、また、構造が簡略化できて小型化、組立ての自
動化が図れ、しかも、従来のような無機質材のコーティ
ングの必要がないヒータを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するために本発明のヒータ
は、PTC素子からなる発熱体1を少なくとも一方が楔
型形状をした2個の電極板2で挟持し、これらを外形が
楔型形状をしたセラミックケース3の楔型形状の穴4に
圧入して成ることを特徴とするものである。
決して本発明の目的を達成するために本発明のヒータ
は、PTC素子からなる発熱体1を少なくとも一方が楔
型形状をした2個の電極板2で挟持し、これらを外形が
楔型形状をしたセラミックケース3の楔型形状の穴4に
圧入して成ることを特徴とするものである。
【0007】また、PTC素子からなる発熱体1を挟持
する電極板2に発熱体1のずれ防止用の突起5を設ける
ことも好ましい。また、PTC素子からなる発熱体1を
挟持する電極板2の一部に過電流防止用の切欠部6を設
けることも好ましい。また、PTC素子からなる発熱体
1を挟持する電極板2に、電路の一部に過電流防止用の
切欠部7を設けた切片8を接続することも好ましい。
する電極板2に発熱体1のずれ防止用の突起5を設ける
ことも好ましい。また、PTC素子からなる発熱体1を
挟持する電極板2の一部に過電流防止用の切欠部6を設
けることも好ましい。また、PTC素子からなる発熱体
1を挟持する電極板2に、電路の一部に過電流防止用の
切欠部7を設けた切片8を接続することも好ましい。
【0008】
【作用】上記のような構成の本発明によれば、PTC素
子からなる発熱体1を少なくとも一方が楔型形状をした
2個の電極板2で挟持し、これらを外形が楔型形状をし
たセラミックケース3の楔型形状の穴4に圧入してヒー
タを構成してあるので、PTC素子からなる発熱体1か
ら熱が電極板2、セラミックケース3の順に熱伝達する
こととなり、熱伝達のロスが少なくなる。そして、ケー
スがセラミックケース3であることから、従来の金属ケ
ースのように人が触れても感電の恐れがない。また、セ
ラミックケース3であるので、スチーム用ヒータとした
場合には水垢の付着や腐蝕の防止効果があり、従来の金
属ケースのように無機質材のコーティングをする必要が
ない。また、発熱体1を少なくとも一方が楔型形状をし
た2個の電極板2で挟持し、これらを外形が楔型形状を
したセラミックケース3の楔型形状の穴4に圧入してヒ
ータを構成することで、構造が簡単となり、組立てが簡
略化する。
子からなる発熱体1を少なくとも一方が楔型形状をした
2個の電極板2で挟持し、これらを外形が楔型形状をし
たセラミックケース3の楔型形状の穴4に圧入してヒー
タを構成してあるので、PTC素子からなる発熱体1か
ら熱が電極板2、セラミックケース3の順に熱伝達する
こととなり、熱伝達のロスが少なくなる。そして、ケー
スがセラミックケース3であることから、従来の金属ケ
ースのように人が触れても感電の恐れがない。また、セ
ラミックケース3であるので、スチーム用ヒータとした
場合には水垢の付着や腐蝕の防止効果があり、従来の金
属ケースのように無機質材のコーティングをする必要が
ない。また、発熱体1を少なくとも一方が楔型形状をし
た2個の電極板2で挟持し、これらを外形が楔型形状を
したセラミックケース3の楔型形状の穴4に圧入してヒ
ータを構成することで、構造が簡単となり、組立てが簡
略化する。
【0009】また、PTC素子からなる発熱体1を挟持
する電極板2に発熱体1のずれ防止用の突起5を設ける
ことで、発熱体1を電極板2の所定の位置に位置決めし
て、セラミックケース3の楔型形状の穴4に正確に組み
込むことができる。また、PTC素子からなる発熱体1
を挟持する電極板2の一部に過電流防止用の切欠部6を
設けることで、PTC素子からなる発熱体1の寿命時等
過電流が流れた場合に切欠部6部分が溶断し、過電流を
防止することが可能となる。
する電極板2に発熱体1のずれ防止用の突起5を設ける
ことで、発熱体1を電極板2の所定の位置に位置決めし
て、セラミックケース3の楔型形状の穴4に正確に組み
込むことができる。また、PTC素子からなる発熱体1
を挟持する電極板2の一部に過電流防止用の切欠部6を
設けることで、PTC素子からなる発熱体1の寿命時等
過電流が流れた場合に切欠部6部分が溶断し、過電流を
防止することが可能となる。
【0010】また、PTC素子からなる発熱体1を挟持
する電極板2に、電路の一部に過電流防止用の切欠部7
を設けた切片8を接続することで、PTC素子からなる
発熱体1の寿命時等過電流が流れた場合に切欠部7部分
が溶断し、過電流を防止することが可能となる。
する電極板2に、電路の一部に過電流防止用の切欠部7
を設けた切片8を接続することで、PTC素子からなる
発熱体1の寿命時等過電流が流れた場合に切欠部7部分
が溶断し、過電流を防止することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1、図2には本発明の一実施例が示して
ある。ヒータの外殻を構成するケースは無機質のセラミ
ック製のセラミックケース3であり、外形が楔型形状を
している。楔型形状をしたセラミックケース3には楔型
形状をした穴4が形成してある。セラミックケース3の
外形を楔型形状にしたのは、例えばスチーム式ヘアーカ
ール器のヒータなどとして使用する際に、該ヒータに給
水体に設けた楔型形状をした凹部を簡単に着脱できるよ
うにし、また、嵌め込んだ際に確実に密着できるように
するためである。
て詳述する。図1、図2には本発明の一実施例が示して
ある。ヒータの外殻を構成するケースは無機質のセラミ
ック製のセラミックケース3であり、外形が楔型形状を
している。楔型形状をしたセラミックケース3には楔型
形状をした穴4が形成してある。セラミックケース3の
外形を楔型形状にしたのは、例えばスチーム式ヘアーカ
ール器のヒータなどとして使用する際に、該ヒータに給
水体に設けた楔型形状をした凹部を簡単に着脱できるよ
うにし、また、嵌め込んだ際に確実に密着できるように
するためである。
【0012】外形が楔型のセラミックケース3の楔型形
状をした穴4にはPTC素子からなる発熱体1、電極板
2が内装されるが、本実施例にあっては、PTC素子か
らなる発熱体1を2個の楔型形状をした電極板2で挟
み、これをセラミックケース3の楔型形状をした穴4に
圧入してヒータが構成してある。なお、電極板2には端
部に突片10が設けてあって、該突片10にリード線9
が接続してある。図2には圧入した状態の断面図が示し
てある。ここで、PTC素子からなる発熱体1を2個の
楔型形状をした電極板2aで挟み、これをセラミックケ
ース3の楔型形状をした穴4に圧入することで、簡単な
構成で圧入ができ、また、電極板2aの外面を楔型形状
をした穴4にぴったりと密着させることができて、熱伝
導のロスがないようにできるものである。
状をした穴4にはPTC素子からなる発熱体1、電極板
2が内装されるが、本実施例にあっては、PTC素子か
らなる発熱体1を2個の楔型形状をした電極板2で挟
み、これをセラミックケース3の楔型形状をした穴4に
圧入してヒータが構成してある。なお、電極板2には端
部に突片10が設けてあって、該突片10にリード線9
が接続してある。図2には圧入した状態の断面図が示し
てある。ここで、PTC素子からなる発熱体1を2個の
楔型形状をした電極板2aで挟み、これをセラミックケ
ース3の楔型形状をした穴4に圧入することで、簡単な
構成で圧入ができ、また、電極板2aの外面を楔型形状
をした穴4にぴったりと密着させることができて、熱伝
導のロスがないようにできるものである。
【0013】図3、図4には本発明の他の実施例が示し
てある。すなわち、上記実施例ではPTC素子からなる
発熱体1を2個の楔型形状をした電極板2aで挟み、こ
れをセラミックケース3の楔型形状をした穴4に圧入し
てヒータを構成しているが、本実施例においては、楔型
形状をした電極板2aと平板状をした電極板2bとでP
TC素子からなる発熱体1を挟み、これをセラミックケ
ース3の楔型形状をした穴4に圧入してヒータを構成し
た例を示している。図4には圧入した状態の断面図が示
してある。
てある。すなわち、上記実施例ではPTC素子からなる
発熱体1を2個の楔型形状をした電極板2aで挟み、こ
れをセラミックケース3の楔型形状をした穴4に圧入し
てヒータを構成しているが、本実施例においては、楔型
形状をした電極板2aと平板状をした電極板2bとでP
TC素子からなる発熱体1を挟み、これをセラミックケ
ース3の楔型形状をした穴4に圧入してヒータを構成し
た例を示している。図4には圧入した状態の断面図が示
してある。
【0014】図5には本発明の更に他の実施例が示して
ある。本実施例においては、図1や図3の実施例におけ
る楔型形状をした電極板2aの発熱体1と接する面に発
熱体1のずれ防止用の突起5を設けてあり、このように
ずれ防止用の突起5を設けることで楔型形状をした電極
板2aの所定の位置にPTC素子からなる発熱体1を位
置決めできるようになっており、穴4への組み込みもよ
り正確且つ容易に行えるようになっている。
ある。本実施例においては、図1や図3の実施例におけ
る楔型形状をした電極板2aの発熱体1と接する面に発
熱体1のずれ防止用の突起5を設けてあり、このように
ずれ防止用の突起5を設けることで楔型形状をした電極
板2aの所定の位置にPTC素子からなる発熱体1を位
置決めできるようになっており、穴4への組み込みもよ
り正確且つ容易に行えるようになっている。
【0015】また、図6には図3の実施例における平板
状をした電極板2bの発熱体1と接する面に発熱体1の
ずれ防止用の突起5を設けてあり、この実施例において
もずれ防止用の突起5で平板状をした電極板2bの所定
の位置にPTC素子からなる発熱体1を位置決めできる
ようになっており、穴4への組み込みもより正確且つ容
易に行えるようになっている 図7、図8には本発明の他の実施例が示してある。すな
わち、図7に示す実施例においては、楔型形状をした電
極板2aのPTC素子からなる発熱体1と接触する面と
リード線9との間の電路である突片10の一部に過電流
防止用の切欠部6が設けてある。つまり、本実施例にお
いては、楔型形状の電極2aに過電流防止機構を付加し
たものである。また、図8に示す実施例では、平板状を
した電極板2bのPTC素子からなる発熱体1と接触す
る面とリード線9との間の電路である突片10の一部に
過電流防止用の切欠部6が設けてある。つまり、本実施
例においては、平板状の電極2bに過電流防止機構を付
加したものである。
状をした電極板2bの発熱体1と接する面に発熱体1の
ずれ防止用の突起5を設けてあり、この実施例において
もずれ防止用の突起5で平板状をした電極板2bの所定
の位置にPTC素子からなる発熱体1を位置決めできる
ようになっており、穴4への組み込みもより正確且つ容
易に行えるようになっている 図7、図8には本発明の他の実施例が示してある。すな
わち、図7に示す実施例においては、楔型形状をした電
極板2aのPTC素子からなる発熱体1と接触する面と
リード線9との間の電路である突片10の一部に過電流
防止用の切欠部6が設けてある。つまり、本実施例にお
いては、楔型形状の電極2aに過電流防止機構を付加し
たものである。また、図8に示す実施例では、平板状を
した電極板2bのPTC素子からなる発熱体1と接触す
る面とリード線9との間の電路である突片10の一部に
過電流防止用の切欠部6が設けてある。つまり、本実施
例においては、平板状の電極2bに過電流防止機構を付
加したものである。
【0016】ここで、図7、図8の実施例ではずれ防止
用の突起5を設けてない楔型形状又は平板形状をした電
極板2の突片10に切欠部6を設けた例を示したが、図
5や図6に示すようにずれ防止用の突起5を設けた電極
板2の突片10に切欠部6を設けてもよい。図9乃至図
12には本発明の他の実施例が示してある。すなわち、
図9、図11に示す実施例では楔型形状をした電極板2
aの端部に設けた突片10の端部に過電流防止用の切欠
部7を設けた切片8の一端部を溶接、ねじ止め、カシ
メ、超音波溶着、ロウ付け等で電気的及び機械的に接続
してあって電極板ブロックを構成してあり、上記切片8
の他端部にリード線9が接続してある。また、図10、
図12に示す実施例では平板状をした電極板2bの端部
に設けた突片10の端部に過電流防止用の切欠部7を設
けた切片8の一端部を溶接、ねじ止め、カシメ、超音波
溶着、ロウ付け等で電気的及び機械的に接続してあって
電極板ブロックを構成してあり、上記切片8の他端部に
リード線9が接続してある。
用の突起5を設けてない楔型形状又は平板形状をした電
極板2の突片10に切欠部6を設けた例を示したが、図
5や図6に示すようにずれ防止用の突起5を設けた電極
板2の突片10に切欠部6を設けてもよい。図9乃至図
12には本発明の他の実施例が示してある。すなわち、
図9、図11に示す実施例では楔型形状をした電極板2
aの端部に設けた突片10の端部に過電流防止用の切欠
部7を設けた切片8の一端部を溶接、ねじ止め、カシ
メ、超音波溶着、ロウ付け等で電気的及び機械的に接続
してあって電極板ブロックを構成してあり、上記切片8
の他端部にリード線9が接続してある。また、図10、
図12に示す実施例では平板状をした電極板2bの端部
に設けた突片10の端部に過電流防止用の切欠部7を設
けた切片8の一端部を溶接、ねじ止め、カシメ、超音波
溶着、ロウ付け等で電気的及び機械的に接続してあって
電極板ブロックを構成してあり、上記切片8の他端部に
リード線9が接続してある。
【0017】ここで、図9乃至図12の実施例ではずれ
防止用の突起5を設けてない楔型形状又は平板形状をし
た電極板2の突片10に切欠部7を有する切片8を電気
的及び機械的に接続した例を示したが、図5や図6に示
すようにずれ防止用の突起5を設けた電極板2の突片1
0に切欠部7を有する切片8を接続してもよいものであ
る。
防止用の突起5を設けてない楔型形状又は平板形状をし
た電極板2の突片10に切欠部7を有する切片8を電気
的及び機械的に接続した例を示したが、図5や図6に示
すようにずれ防止用の突起5を設けた電極板2の突片1
0に切欠部7を有する切片8を接続してもよいものであ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、PTC素子からなる発熱体を少なく
とも一方が楔型形状をした2個の電極板で挟持し、これ
らを外形が楔型形状をしたセラミックケースの楔型形状
の穴に圧入してあるので、従来のように楔型形状をした
無機質の絶縁板が必要でなく、部品点数が少なく、小型
化が可能となり、構造も簡略化され、この結果、組立て
が容易となり、自動化も容易となるものであり、また、
従来のように楔型形状をした無機質の絶縁板を必要とし
ないので、PTC素子からなる発熱体から熱が電極板、
セラミックケースの順に熱伝達することとなって、熱伝
達のロスが低減でき、高出力を得られると同時に、PT
C素子の応答性が向上し、立ち上がり時間も減少するも
のであり、また、ケースがセラミックケースなので感電
防止効果があり、人が容易に触れる場所でも使用可能と
なるものであり、また、スチーム発生用ヒータとした場
合、水垢の付着や腐蝕の防止にもなるものである。
は、上記のように、PTC素子からなる発熱体を少なく
とも一方が楔型形状をした2個の電極板で挟持し、これ
らを外形が楔型形状をしたセラミックケースの楔型形状
の穴に圧入してあるので、従来のように楔型形状をした
無機質の絶縁板が必要でなく、部品点数が少なく、小型
化が可能となり、構造も簡略化され、この結果、組立て
が容易となり、自動化も容易となるものであり、また、
従来のように楔型形状をした無機質の絶縁板を必要とし
ないので、PTC素子からなる発熱体から熱が電極板、
セラミックケースの順に熱伝達することとなって、熱伝
達のロスが低減でき、高出力を得られると同時に、PT
C素子の応答性が向上し、立ち上がり時間も減少するも
のであり、また、ケースがセラミックケースなので感電
防止効果があり、人が容易に触れる場所でも使用可能と
なるものであり、また、スチーム発生用ヒータとした場
合、水垢の付着や腐蝕の防止にもなるものである。
【0019】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、PTC素子から
なる発熱体を挟持する電極板に発熱体のずれ防止用の突
起を設けてあるので、発熱体を電極板の所定の位置に位
置決めできてPTC素子からなる発熱体と電極板とのブ
ロック化が容易になり、セラミックケースの楔型形状の
穴への組み込みが簡単且つ正確に行えるものである。
記請求項1記載の発明の効果に加えて、PTC素子から
なる発熱体を挟持する電極板に発熱体のずれ防止用の突
起を設けてあるので、発熱体を電極板の所定の位置に位
置決めできてPTC素子からなる発熱体と電極板とのブ
ロック化が容易になり、セラミックケースの楔型形状の
穴への組み込みが簡単且つ正確に行えるものである。
【0020】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、P
TC素子からなる発熱体を挟持する電極板の一部に過電
流防止用の切欠部を設けてあるので、PTC素子からな
る発熱体の寿命時等過電流が流れた場合に、切欠部が溶
断し、過電流を防止することが可能となるものである。
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、P
TC素子からなる発熱体を挟持する電極板の一部に過電
流防止用の切欠部を設けてあるので、PTC素子からな
る発熱体の寿命時等過電流が流れた場合に、切欠部が溶
断し、過電流を防止することが可能となるものである。
【0021】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、P
TC素子からなる発熱体を挟持する電極板に、電路の一
部に過電流防止用の切欠部を設けた切片を接続してある
ので、PTC素子からなる発熱体の寿命時等過電流が流
れた場合に、切欠部が溶断し、過電流を防止することが
可能となるものである。
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、P
TC素子からなる発熱体を挟持する電極板に、電路の一
部に過電流防止用の切欠部を設けた切片を接続してある
ので、PTC素子からなる発熱体の寿命時等過電流が流
れた場合に、切欠部が溶断し、過電流を防止することが
可能となるものである。
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の分解斜視図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示し、楔型形状の電
極にずれ防止用の突起を設けた例を示す分解斜視図であ
る。
極にずれ防止用の突起を設けた例を示す分解斜視図であ
る。
【図6】同上の平板状の電極にずれ防止用の突起を設け
た例を示す分解斜視図である。
た例を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の更に他の実施例を示し、楔型形状の電
極の突片に切欠部を設けた例を示す斜視図である。
極の突片に切欠部を設けた例を示す斜視図である。
【図8】同上の平板状の電極の突片に切欠部を設けた例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図9】本発明の更に他の実施例を示し、楔型形状の電
極の突片に切欠部を有する切片を接続した例を示す斜視
図である。
極の突片に切欠部を有する切片を接続した例を示す斜視
図である。
【図10】同上の平板状の電極の突片に切欠部を有する
切片を接続した例を示す斜視図である。
切片を接続した例を示す斜視図である。
【図11】同上の楔型形状の電極の突片に切欠部を有す
る切片を接続した他例を示す斜視図である。
る切片を接続した他例を示す斜視図である。
【図12】同上の平板状の電極の突片に切欠部を有する
切片を接続した他例を示す斜視図である。
切片を接続した他例を示す斜視図である。
【図13】従来例の断面図である。
【図14】従来例のヒータと給水タンクとの斜視図であ
る。
る。
1 発熱体 2 電極板 3 セラミックケース 4 穴 5 ずれ防止用の突起 6 切欠部 7 切欠部 8 切片
Claims (4)
- 【請求項1】 PTC素子からなる発熱体を少なくとも
一方が楔型形状をした2個の電極板で挟持し、これらを
外形が楔型形状をしたセラミックケースの楔型形状の穴
に圧入して成ることを特徴とするヒータ。 - 【請求項2】 PTC素子からなる発熱体を挟持する電
極板に発熱体のずれ防止用の突起を設けて成ることを特
徴とする請求項1記載のヒータ。 - 【請求項3】 PTC素子からなる発熱体を挟持する電
極板の一部に過電流防止用の切欠部を設けて成ることを
特徴とする請求項1又は請求項2記載のヒータ。 - 【請求項4】 PTC素子からなる発熱体を挟持する電
極板に、電路の一部に過電流防止用の切欠部を設けた切
片を接続して成ることを特徴とする請求項1又は請求項
2記載のヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14910395A JPH097738A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14910395A JPH097738A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | ヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH097738A true JPH097738A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15467767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14910395A Pending JPH097738A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | ヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH097738A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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- 1995-06-15 JP JP14910395A patent/JPH097738A/ja active Pending
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