JPH0975731A - 触媒構造体および熱交換型触媒反応器 - Google Patents
触媒構造体および熱交換型触媒反応器Info
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- JPH0975731A JPH0975731A JP7239418A JP23941895A JPH0975731A JP H0975731 A JPH0975731 A JP H0975731A JP 7239418 A JP7239418 A JP 7239418A JP 23941895 A JP23941895 A JP 23941895A JP H0975731 A JPH0975731 A JP H0975731A
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- Japan
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- copper
- catalyst structure
- sintered alloy
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/06—Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
- H01M8/0606—Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants
- H01M8/0612—Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material
- H01M8/0625—Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material in a modular combined reactor/fuel cell structure
- H01M8/0631—Reactor construction specially adapted for combination reactor/fuel cell
-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
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Abstract
(57)【要約】
【課題】銅−亜鉛−アルミニウム焼結合金管を用いて伝
熱性の良い管状あるいは円管状の触媒構造体を提供する
こと。 【解決手段】触媒構造体は、円筒状の銅−亜鉛−アルミ
ニウム焼結合金管の内面をアルカリ処理して、その表面
に触媒化層を形成しているので、高活性な触媒が形成さ
れると共に触媒構造体としては従来の粒状触媒を充填し
た触媒層として比較して著しく伝熱性が向上する。
熱性の良い管状あるいは円管状の触媒構造体を提供する
こと。 【解決手段】触媒構造体は、円筒状の銅−亜鉛−アルミ
ニウム焼結合金管の内面をアルカリ処理して、その表面
に触媒化層を形成しているので、高活性な触媒が形成さ
れると共に触媒構造体としては従来の粒状触媒を充填し
た触媒層として比較して著しく伝熱性が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高熱伝導でかつメタ
ノール,一酸化炭素等と反応活性を有する触媒構造体と
その触媒構造体を用いた熱交換型触媒反応器に関する。
ノール,一酸化炭素等と反応活性を有する触媒構造体と
その触媒構造体を用いた熱交換型触媒反応器に関する。
【0002】
【従来の技術】メタノールを水蒸気改質する従来の触媒
は、粒状でかつ組成がCu−ZnOあるいはCu−Zn
O−Al2 O3 のものがよく知られており、多管式の反
応器に充填されて用いられている。この触媒を用いた
時、水素を製造する反応は以下の(1)式と(2)式の
反応を組み合わせたものである。
は、粒状でかつ組成がCu−ZnOあるいはCu−Zn
O−Al2 O3 のものがよく知られており、多管式の反
応器に充填されて用いられている。この触媒を用いた
時、水素を製造する反応は以下の(1)式と(2)式の
反応を組み合わせたものである。
【0003】
【化1】
【0004】上記(1)式は吸熱反応、(2)式は発熱
反応であるが、トータルすれば吸熱反応であり、外部よ
り熱を供給してやる必要がある。通常、温度は300〜
350℃、圧力は〜5kgG/cm2 程度で行われるの
が一般的である。
反応であるが、トータルすれば吸熱反応であり、外部よ
り熱を供給してやる必要がある。通常、温度は300〜
350℃、圧力は〜5kgG/cm2 程度で行われるの
が一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CO濃度を
低くすることができれば、それだけ水素収率がよくな
り、また(2)式の反応の平衡が低温になればなるほど
右にずれているため、より低温で活性を有する触媒が求
められている。
低くすることができれば、それだけ水素収率がよくな
り、また(2)式の反応の平衡が低温になればなるほど
右にずれているため、より低温で活性を有する触媒が求
められている。
【0006】また、最近では製造された水素が燃料電池
発電に応用することが考えられており、この場合、CO
は燃料電池にとって有害であるので、できるだけ低濃度
にすることが求められている。例えば、COを0.5%
程度以下にするには、250℃程度以下にすることが好
ましい。更に燃料電池等への応用を考えると、触媒を充
填した反応器をできるだけコンパクトにすることも必要
である。
発電に応用することが考えられており、この場合、CO
は燃料電池にとって有害であるので、できるだけ低濃度
にすることが求められている。例えば、COを0.5%
程度以下にするには、250℃程度以下にすることが好
ましい。更に燃料電池等への応用を考えると、触媒を充
填した反応器をできるだけコンパクトにすることも必要
である。
【0007】しかしながら、上述したように触媒は粒状
であり、触媒および触媒充填層の伝熱性が悪くかつ反応
が吸熱反応であり、反応熱を外部から供給するために大
きな伝熱面積を必要とするので、これにより触媒反応器
のコンパクト化が妨げられている。
であり、触媒および触媒充填層の伝熱性が悪くかつ反応
が吸熱反応であり、反応熱を外部から供給するために大
きな伝熱面積を必要とするので、これにより触媒反応器
のコンパクト化が妨げられている。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、銅−亜鉛−アルミニウム焼結合金管を
用いて伝熱性の良い管状あるいは円管状の触媒構造体を
提供することにある。また、本発明の他の目的は、その
触媒構造体を複数個用いてコンパクトに形成した熱交換
型触媒反応器を提供することにある。
で、その目的は、銅−亜鉛−アルミニウム焼結合金管を
用いて伝熱性の良い管状あるいは円管状の触媒構造体を
提供することにある。また、本発明の他の目的は、その
触媒構造体を複数個用いてコンパクトに形成した熱交換
型触媒反応器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の触媒構造体は、円筒状の銅−亜
鉛−アルミニウム焼結合金管の内面をアルカリ処理し
て、その表面に触媒化層を形成したことを特徴とする。
に、本発明の請求項1の触媒構造体は、円筒状の銅−亜
鉛−アルミニウム焼結合金管の内面をアルカリ処理し
て、その表面に触媒化層を形成したことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2の触媒構造体は、同心円
状に一体化された銅管と銅−亜鉛−アルミニウム焼結合
金管の内面をアルカリ処理して、その表面に触媒化層を
形成したことを特徴とする。
状に一体化された銅管と銅−亜鉛−アルミニウム焼結合
金管の内面をアルカリ処理して、その表面に触媒化層を
形成したことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3は、請求項1または請求
項2の触媒構造体において、銅−亜鉛−アルミニウムの
焼結合金管の組成が90%〜98%銅が占めるまでアル
カリ処理したことを特徴とする。
項2の触媒構造体において、銅−亜鉛−アルミニウムの
焼結合金管の組成が90%〜98%銅が占めるまでアル
カリ処理したことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4の熱交換型触媒反応器
は、請求項1乃至請求項3記載の触媒構造物を、触媒反
応器本体内に設置すると共に、前記触媒反応器本体に反
応ガス入口管と出口管並びに熱媒体入口管と出口管を設
けたことを特徴とする。
は、請求項1乃至請求項3記載の触媒構造物を、触媒反
応器本体内に設置すると共に、前記触媒反応器本体に反
応ガス入口管と出口管並びに熱媒体入口管と出口管を設
けたことを特徴とする。
【0013】次に、本発明の触媒構造体に用いられる焼
結合金管について説明する。本発明で用いられる焼結合
金の組成は、アルミニウムが10%を越えないことが望
ましい。またCuは少なすぎると、アルカリ処理して亜
鉛とアルミニウムを溶出させた後の触媒構造体の強度が
小さくなるので50〜80%がよく、残りが亜鉛である
が亜鉛が少なすぎると触媒活性が低くなるので10%を
下回らないことが重要である。
結合金管について説明する。本発明で用いられる焼結合
金の組成は、アルミニウムが10%を越えないことが望
ましい。またCuは少なすぎると、アルカリ処理して亜
鉛とアルミニウムを溶出させた後の触媒構造体の強度が
小さくなるので50〜80%がよく、残りが亜鉛である
が亜鉛が少なすぎると触媒活性が低くなるので10%を
下回らないことが重要である。
【0014】一般に用いる焼結合金の組成としては、C
u;60%、Zn;30%、Al;10%程度が好まし
い。また、焼結合金の気孔率が大きすぎると、アルカリ
処理した場合に触媒構造体の強度が小さくなる。反対に
焼結合金の気孔率が小さすぎると、アルカリ処理する時
間が長くなり、製造コストが上昇する欠点はあるが、触
媒構造体としての機能的な問題はない。通常、焼結合金
の気孔率は20〜40%程度が望ましい。
u;60%、Zn;30%、Al;10%程度が好まし
い。また、焼結合金の気孔率が大きすぎると、アルカリ
処理した場合に触媒構造体の強度が小さくなる。反対に
焼結合金の気孔率が小さすぎると、アルカリ処理する時
間が長くなり、製造コストが上昇する欠点はあるが、触
媒構造体としての機能的な問題はない。通常、焼結合金
の気孔率は20〜40%程度が望ましい。
【0015】また、銅−亜鉛−アルミニウム焼結金属円
筒管の肉厚は0.5mm以上がよく、厚すぎるのは無意
味であり、高々1mm程度でよい。長さは反応器の設計
によって決定されるべきであるが高々1〜2m程度が製
造上も容易である。
筒管の肉厚は0.5mm以上がよく、厚すぎるのは無意
味であり、高々1mm程度でよい。長さは反応器の設計
によって決定されるべきであるが高々1〜2m程度が製
造上も容易である。
【0016】このような円筒管を高濃度のアルカリ溶液
で処理し、亜鉛とアルミニウムを溶出させることが触媒
構造体としては必須であり、これによって触媒としての
機能が発揮される。しかし、焼結管の触媒化した部分に
ついてみれば存在する亜鉛およびアルミニウムを100
%溶出させ、組成的に100%銅になるまで溶出させる
のは触媒として好ましくない。高々銅が98%程度の組
成になるまで溶出させれば充分である。また、溶出させ
る亜鉛,アルミニウムが少なすぎると触媒構造体のミク
ロポアーが少なくなり、触媒としての比表面積が小さく
なり、好ましくないので銅の組成が90%程度になるま
では溶出させるべきである。また、焼結合金管の触媒化
する厚みは0.5mm程度が適当でこれ以上厚くしても
著しい効果が現れない。例えば肉厚1mmの焼結合金管
を用いる場合は肉厚の半分程度触媒化するだけでよい。
焼結合金管の管径は細ければ細いほど触媒としては好都
合であるが、ガスの流通抵抗が増加すると共に、反応器
としてみた場合に管の本数が増えることになるのでコス
トアップになる。また、管径を大きくし過ぎると、もし
内面を溶出させて触媒化した場合はガスとの触媒の接触
が充分でなく反応効率が悪くなる。したがって、管径は
内径で2〜6mmΦ程度が好ましい。
で処理し、亜鉛とアルミニウムを溶出させることが触媒
構造体としては必須であり、これによって触媒としての
機能が発揮される。しかし、焼結管の触媒化した部分に
ついてみれば存在する亜鉛およびアルミニウムを100
%溶出させ、組成的に100%銅になるまで溶出させる
のは触媒として好ましくない。高々銅が98%程度の組
成になるまで溶出させれば充分である。また、溶出させ
る亜鉛,アルミニウムが少なすぎると触媒構造体のミク
ロポアーが少なくなり、触媒としての比表面積が小さく
なり、好ましくないので銅の組成が90%程度になるま
では溶出させるべきである。また、焼結合金管の触媒化
する厚みは0.5mm程度が適当でこれ以上厚くしても
著しい効果が現れない。例えば肉厚1mmの焼結合金管
を用いる場合は肉厚の半分程度触媒化するだけでよい。
焼結合金管の管径は細ければ細いほど触媒としては好都
合であるが、ガスの流通抵抗が増加すると共に、反応器
としてみた場合に管の本数が増えることになるのでコス
トアップになる。また、管径を大きくし過ぎると、もし
内面を溶出させて触媒化した場合はガスとの触媒の接触
が充分でなく反応効率が悪くなる。したがって、管径は
内径で2〜6mmΦ程度が好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態である触媒構
造体を図を用いて詳細に説明する。図1は本発明の実施
例(請求項1対応)である触媒構造体の構成図である。
同図に示すように、銅−亜鉛−アルミニウムの焼結合金
管1の内側を、例えば苛性ソーダ溶液のような強アルカ
リ溶液によって処理することによって、亜鉛およびアル
ミニウムを溶出させ、触媒化層2を形成させたものであ
る。この場合、焼結合金管1の外側を同様に処理して触
媒化層2を外側に形成してもよい。
造体を図を用いて詳細に説明する。図1は本発明の実施
例(請求項1対応)である触媒構造体の構成図である。
同図に示すように、銅−亜鉛−アルミニウムの焼結合金
管1の内側を、例えば苛性ソーダ溶液のような強アルカ
リ溶液によって処理することによって、亜鉛およびアル
ミニウムを溶出させ、触媒化層2を形成させたものであ
る。この場合、焼結合金管1の外側を同様に処理して触
媒化層2を外側に形成してもよい。
【0018】本実施例によると、メタノールの分解,メ
タノールの水蒸気改質,一酸化炭素の変性反応あるいは
メタノールの合成反応に高活性な触媒が形成されると共
に触媒構造体としては従来の粒状触媒を充填した触媒層
として比較して著しく伝熱性が向上している。
タノールの水蒸気改質,一酸化炭素の変性反応あるいは
メタノールの合成反応に高活性な触媒が形成されると共
に触媒構造体としては従来の粒状触媒を充填した触媒層
として比較して著しく伝熱性が向上している。
【0019】また、上記にあげた反応はいずれも吸熱あ
るいは発熱反応であり、熱を供給あるいは除熱する必要
があり、そのために従来と比較してコンパクトで安価な
触媒反応器を構成することができる。内側に触媒層を形
成した場合は内側に反応ガス、外側は冷却の場合は水の
ような冷却剤を、加熱の場合は高温ガスのような加熱媒
体を流せばよい。
るいは発熱反応であり、熱を供給あるいは除熱する必要
があり、そのために従来と比較してコンパクトで安価な
触媒反応器を構成することができる。内側に触媒層を形
成した場合は内側に反応ガス、外側は冷却の場合は水の
ような冷却剤を、加熱の場合は高温ガスのような加熱媒
体を流せばよい。
【0020】図2は本発明の他の実施例(請求項2対
応)である触媒構造体の構成図である。同図に示すよう
に、銅管3に密着して銅−亜鉛−アルミニウム合金管4
を配置し、その内側を強アルカリ処理することによって
触媒化層5を形成させたものである。
応)である触媒構造体の構成図である。同図に示すよう
に、銅管3に密着して銅−亜鉛−アルミニウム合金管4
を配置し、その内側を強アルカリ処理することによって
触媒化層5を形成させたものである。
【0021】本実施例も上記実施例と同様にエタノール
の分解,メタノールの水蒸気改質,一酸化炭素の変性反
応あるいはメタノールの合成反応に高活性な触媒が形成
されると共に触媒構造体としては従来の粒状触媒を充填
した触媒層として比較して著しく伝熱性が向上してい
る。
の分解,メタノールの水蒸気改質,一酸化炭素の変性反
応あるいはメタノールの合成反応に高活性な触媒が形成
されると共に触媒構造体としては従来の粒状触媒を充填
した触媒層として比較して著しく伝熱性が向上してい
る。
【0022】図3は本発明の触媒構造体(請求項3対
応)における触媒化層を形成させたときの触媒化層の銅
の組成とメタノール分解能の関係を示すグラフであり、
銅の組成が100%になるまで亜鉛とアルミニウムを溶
出させるとかえって分解能は悪くなっており、また銅の
組成が90%程度以下では分解能にかなりの差があるこ
とが分かる。
応)における触媒化層を形成させたときの触媒化層の銅
の組成とメタノール分解能の関係を示すグラフであり、
銅の組成が100%になるまで亜鉛とアルミニウムを溶
出させるとかえって分解能は悪くなっており、また銅の
組成が90%程度以下では分解能にかなりの差があるこ
とが分かる。
【0023】図4は本発明の触媒構造体を伝熱管として
用いた一例である熱交換器型触媒反応器(請求項4対
応)の構成図である。同図に示すように、熱交換器触媒
反応器6の入口管7から反応ガス8が入り、触媒構造体
9で反応して出口管10より排出される。他方、熱供給
あるいは除熱のための熱媒体11は、熱媒体入口管12
により入って触媒構造体9で熱交換して熱媒体出口管1
3から出ていく。
用いた一例である熱交換器型触媒反応器(請求項4対
応)の構成図である。同図に示すように、熱交換器触媒
反応器6の入口管7から反応ガス8が入り、触媒構造体
9で反応して出口管10より排出される。他方、熱供給
あるいは除熱のための熱媒体11は、熱媒体入口管12
により入って触媒構造体9で熱交換して熱媒体出口管1
3から出ていく。
【0024】このように、本実施例の熱交換型触媒反応
器は、粒状触媒を充填した従来の触媒反応器と比較し
て、触媒層の伝熱が2〜3倍以上向上するために、吸熱
反応では加熱のための伝熱面積を小さくすることができ
る。したがって、反応器自体ををコンパクトにすること
が可能で、メタノールの分解反応を例にとれば容積を約
2/3以下にすることができる。
器は、粒状触媒を充填した従来の触媒反応器と比較し
て、触媒層の伝熱が2〜3倍以上向上するために、吸熱
反応では加熱のための伝熱面積を小さくすることができ
る。したがって、反応器自体ををコンパクトにすること
が可能で、メタノールの分解反応を例にとれば容積を約
2/3以下にすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の触媒構造
体はその内側を強アルカリ処理することによって触媒化
層を形成しているので、高活性な触媒が形成されると共
に触媒構造体としては従来の粒状触媒を充填した触媒層
として比較して著しく伝熱性が向上する。また、このよ
うな触媒構造体を用いた本発明の熱交換型触媒反応器
は、伝熱性が良好であるのでコンパクト化が達成され
る。
体はその内側を強アルカリ処理することによって触媒化
層を形成しているので、高活性な触媒が形成されると共
に触媒構造体としては従来の粒状触媒を充填した触媒層
として比較して著しく伝熱性が向上する。また、このよ
うな触媒構造体を用いた本発明の熱交換型触媒反応器
は、伝熱性が良好であるのでコンパクト化が達成され
る。
【図1】本発明の触媒構造体の構成図。
【図2】本発明の他の触媒構造体の構成図。
【図3】本発明の触媒構造体における触媒化層を形成さ
せたときの触媒化層の銅の組成とメタノール分解能の関
係を示すグラフ。
せたときの触媒化層の銅の組成とメタノール分解能の関
係を示すグラフ。
【図4】本発明の熱交換型触媒反応器の構成図。
1…銅−亜鉛−アルミニウム焼結合金管、2…触媒化
層、3…銅管、4…銅−亜鉛−アルミニウム焼結合金
管、5…触媒化層、6…熱交換型触媒反応器、7…反応
ガス入口管、8…反応ガス、9…触媒構造体、10…反
応ガス出口管、11…熱媒体、12…熱媒体入口管、1
3…熱媒体出口管。
層、3…銅管、4…銅−亜鉛−アルミニウム焼結合金
管、5…触媒化層、6…熱交換型触媒反応器、7…反応
ガス入口管、8…反応ガス、9…触媒構造体、10…反
応ガス出口管、11…熱媒体、12…熱媒体入口管、1
3…熱媒体出口管。
Claims (4)
- 【請求項1】 円筒状の銅−亜鉛−アルミニウム焼結合
金管の内面をアルカリ処理して、その表面に触媒化層を
形成したことを特徴とする触媒構造体。 - 【請求項2】 同心円状に一体化された銅管と銅−亜鉛
−アルミニウム焼結合金管の内面をアルカリ処理して、
その表面に触媒化層を形成したことを特徴とする触媒構
造体。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2の触媒構造体に
おいて、銅−亜鉛−アルミニウムの焼結合金管の組成が
90%〜98%銅が占めるまでアルカリ処理したことを
特徴とする触媒構造体。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3記載の触媒構造物
を、触媒反応器本体内に設置すると共に、前記触媒反応
器本体に反応ガス入口管と出口管並びに熱媒体入口管と
出口管を設けたことを特徴とする熱交換型触媒反応器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7239418A JPH0975731A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 触媒構造体および熱交換型触媒反応器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7239418A JPH0975731A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 触媒構造体および熱交換型触媒反応器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0975731A true JPH0975731A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17044484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7239418A Pending JPH0975731A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 触媒構造体および熱交換型触媒反応器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0975731A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004167483A (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-17 | Haldor Topsoe As | 高温固定床反応器 |
JP2005247684A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Haldor Topsoe As | 発熱反応域を冷却するための方法及び反応器ユニット |
JP2012157825A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Tohoku Univ | Coシフト触媒 |
JP2013173101A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 化学反応器 |
CN107774303A (zh) * | 2016-08-30 | 2018-03-09 | 中国石油化工股份有限公司 | 多孔金属/分子筛复合催化剂、其制备方法及在合成气制备低碳烯烃中的用途 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP7239418A patent/JPH0975731A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107774303A (zh) * | 2016-08-30 | 2018-03-09 | 中国石油化工股份有限公司 | 多孔金属/分子筛复合催化剂、其制备方法及在合成气制备低碳烯烃中的用途 |
CN107774303B (zh) * | 2016-08-30 | 2020-02-28 | 中国石油化工股份有限公司 | 多孔金属/分子筛复合催化剂、其制备方法及在合成气制备低碳烯烃中的用途 |
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A02 | Decision of refusal |
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