JPH0959634A - 液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents
液晶組成物および液晶表示素子Info
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- JPH0959634A JPH0959634A JP7237687A JP23768795A JPH0959634A JP H0959634 A JPH0959634 A JP H0959634A JP 7237687 A JP7237687 A JP 7237687A JP 23768795 A JP23768795 A JP 23768795A JP H0959634 A JPH0959634 A JP H0959634A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 TN−LCDおよびSTN−LCD表示方式
に求められる種々の特性を満たしながら、特に高速応答
性に対応するために低粘度で且つ透明点の高い液晶組成
物を提供。 【解決手段】 第1成分として、一般式(I−a)また
は(I−b)から選択される化合物を、第2成分として
一般式(I−c)〜(I−e)で表される化合物群から
選択される化合物を1種以上含有する液晶組成物。 (式中、R0 〜R4 は特定炭素数のアルキル基またはア
ルケニル基を示す。いずれも基中の任意の1つまたは相
隣接しない2つ以上の(−CH2 −)は(−O−)によ
って置換可能。Z0 、Z1 およびZ2 は−C2 H4 −ま
たは単結合を、A0 〜A3 は側位の1つのHがFで置換
されても良いフェニレン等を示す。)
に求められる種々の特性を満たしながら、特に高速応答
性に対応するために低粘度で且つ透明点の高い液晶組成
物を提供。 【解決手段】 第1成分として、一般式(I−a)また
は(I−b)から選択される化合物を、第2成分として
一般式(I−c)〜(I−e)で表される化合物群から
選択される化合物を1種以上含有する液晶組成物。 (式中、R0 〜R4 は特定炭素数のアルキル基またはア
ルケニル基を示す。いずれも基中の任意の1つまたは相
隣接しない2つ以上の(−CH2 −)は(−O−)によ
って置換可能。Z0 、Z1 およびZ2 は−C2 H4 −ま
たは単結合を、A0 〜A3 は側位の1つのHがFで置換
されても良いフェニレン等を示す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明電極を有する
2枚の基板で形成される密閉セル中に設けられた、少な
くとも1種のカイラル添加物を含むネマチック液晶組成
物およびその液晶組成物を用いた液晶表示素子に関す
る。さらに詳しくはツイストネマチック(TN)方式あ
るいはスーパーツイスト複屈折(STN)方式に好適な
液晶組成物およびその液晶組成物を用いた液晶表示素子
に関する。
2枚の基板で形成される密閉セル中に設けられた、少な
くとも1種のカイラル添加物を含むネマチック液晶組成
物およびその液晶組成物を用いた液晶表示素子に関す
る。さらに詳しくはツイストネマチック(TN)方式あ
るいはスーパーツイスト複屈折(STN)方式に好適な
液晶組成物およびその液晶組成物を用いた液晶表示素子
に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】液晶表示素子(LCD)の
表示方式としてツイストネマチック(TN)方式、スー
パーツイスト複屈折(STN)方式、アクティブマトリ
ックス(AM−LCD)方式等が提案され、次々に実用
化されてきた。これらのうち、TNおよびSTN方式の
液晶表示素子に用いられる液晶組成物には、共通して以
下のような特性が求められる。 (1)室温を含む広い温度範囲でネマチック液晶相を示
すこと。特にネマチック−等方相相転移温度(透明点)
が高いこと。 (2)消費電力を小さくするために、しきい値電圧が小
さいこと。 (3)応答時間(τ)をできるだけ小さくするために、
粘度(η)が小さいこと。 (4)液晶表示素子に応じた適切な屈折率異方性(Δ
n)を取り得ること。 (5)化学的に安定であること。 近年、LCDの動画への対応が強く要求されるようにな
ってきた。動画へ対応するためには、LCDを駆動する
際の応答速度が小さくなければならない。応答速度は液
晶組成物の粘度に比例するために、粘度の小さい液晶組
成物の開発が求められている。また、LCDのバッテリ
ー駆動が可能となったため、屋外での使用を目的とした
LCD開発が進められてきた。屋外での使用をより確実
にするためには、ネマチック液晶相をより拡大する必要
がある。特に透明点を高くする必要がある。しかしなが
ら、このような液晶組成物は鋭意検討されてはいるもの
の、常に改善を要求されているのが現状である。末端に
カルボキシル基(−COOH)を有する化合物は2量体
化(dimerization)し、液晶性を発現する
ことが知られている(D.Demus,Flussig
e Kristalle in Tabellen,5
7(1974))。そのようなカルボキシル基を有する
化合物の応用したものとして、特開昭54−15195
1号公報にはアルキルシクロヘキサンカルボン酸を用い
た液晶組成物が開示されている。しかしながら、アルキ
ルシクロヘキサンカルボン酸を用いると液晶組成物の粘
度を下げることはできるが、透明点、屈折率異方性(Δ
n)が小さくなってしまうという欠点を有している。ま
た、特開平6−57252号公報にはアルキル安息香酸
あるいはアルコキシ安息香酸を用いた液晶組成物が開示
されている。これらの安息香酸は液晶組成物の粘度を下
げて、Δnを大きくすることはできるが、透明点を高く
すること、またΔnを任意に調整することはいづれもで
きないという欠点を有している。
表示方式としてツイストネマチック(TN)方式、スー
パーツイスト複屈折(STN)方式、アクティブマトリ
ックス(AM−LCD)方式等が提案され、次々に実用
化されてきた。これらのうち、TNおよびSTN方式の
液晶表示素子に用いられる液晶組成物には、共通して以
下のような特性が求められる。 (1)室温を含む広い温度範囲でネマチック液晶相を示
すこと。特にネマチック−等方相相転移温度(透明点)
が高いこと。 (2)消費電力を小さくするために、しきい値電圧が小
さいこと。 (3)応答時間(τ)をできるだけ小さくするために、
粘度(η)が小さいこと。 (4)液晶表示素子に応じた適切な屈折率異方性(Δ
n)を取り得ること。 (5)化学的に安定であること。 近年、LCDの動画への対応が強く要求されるようにな
ってきた。動画へ対応するためには、LCDを駆動する
際の応答速度が小さくなければならない。応答速度は液
晶組成物の粘度に比例するために、粘度の小さい液晶組
成物の開発が求められている。また、LCDのバッテリ
ー駆動が可能となったため、屋外での使用を目的とした
LCD開発が進められてきた。屋外での使用をより確実
にするためには、ネマチック液晶相をより拡大する必要
がある。特に透明点を高くする必要がある。しかしなが
ら、このような液晶組成物は鋭意検討されてはいるもの
の、常に改善を要求されているのが現状である。末端に
カルボキシル基(−COOH)を有する化合物は2量体
化(dimerization)し、液晶性を発現する
ことが知られている(D.Demus,Flussig
e Kristalle in Tabellen,5
7(1974))。そのようなカルボキシル基を有する
化合物の応用したものとして、特開昭54−15195
1号公報にはアルキルシクロヘキサンカルボン酸を用い
た液晶組成物が開示されている。しかしながら、アルキ
ルシクロヘキサンカルボン酸を用いると液晶組成物の粘
度を下げることはできるが、透明点、屈折率異方性(Δ
n)が小さくなってしまうという欠点を有している。ま
た、特開平6−57252号公報にはアルキル安息香酸
あるいはアルコキシ安息香酸を用いた液晶組成物が開示
されている。これらの安息香酸は液晶組成物の粘度を下
げて、Δnを大きくすることはできるが、透明点を高く
すること、またΔnを任意に調整することはいづれもで
きないという欠点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはカルボキ
シル基を持つ化合物を種々組合わせることによって、こ
れらの特性を満足させる液晶組成物が調製できることを
見いだした。以上の記述から明らかなように本発明の目
的は、上記TN−LCDおよびSTN−LCD表示方式
に求められる種々の特性を満たしながら、特に高速応答
性に対応するために低粘度で且つ透明点の高い液晶組成
物を提供することにある。
シル基を持つ化合物を種々組合わせることによって、こ
れらの特性を満足させる液晶組成物が調製できることを
見いだした。以上の記述から明らかなように本発明の目
的は、上記TN−LCDおよびSTN−LCD表示方式
に求められる種々の特性を満たしながら、特に高速応答
性に対応するために低粘度で且つ透明点の高い液晶組成
物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】以下、本発明を詳細に説
明する。本発明は、下記第1ないし第11の発明に記載
の構成を有する。本発明の第1の発明は、第1成分とし
て、一般式(I−a)および/または(I−b)から選
択される化合物を少なくとも1種含有し、第2成分とし
て、一般式(I−c)〜(I−e)で表される化合物群
から選択される化合物を少なくとも1種以上含有するこ
とを特徴とする液晶組成物に関する。
明する。本発明は、下記第1ないし第11の発明に記載
の構成を有する。本発明の第1の発明は、第1成分とし
て、一般式(I−a)および/または(I−b)から選
択される化合物を少なくとも1種含有し、第2成分とし
て、一般式(I−c)〜(I−e)で表される化合物群
から選択される化合物を少なくとも1種以上含有するこ
とを特徴とする液晶組成物に関する。
【0005】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【0006】(式中、R0 〜R4 は各々独立して炭素数
1〜10のアルキル基または炭素数2〜10のアルケニ
ル基を示す。いずれにおいても基中の任意の1つまたは
相隣接しない2つ以上のメチレン基(−CH2 −)は酸
素原子(−O−)によって置換されても良い。Z0 、Z
1 およびZ2 は各々独立して−C2 H4 −または単結合
を示し、A0 〜A2 は各々独立して側位の1つのHがF
で置換されても良いフェニレン基を示し、A3 はトラン
ス1,4−シクロヘキシレン基または側位の1つのHが
Fで置換されても良いフェニレン基を示す。)
1〜10のアルキル基または炭素数2〜10のアルケニ
ル基を示す。いずれにおいても基中の任意の1つまたは
相隣接しない2つ以上のメチレン基(−CH2 −)は酸
素原子(−O−)によって置換されても良い。Z0 、Z
1 およびZ2 は各々独立して−C2 H4 −または単結合
を示し、A0 〜A2 は各々独立して側位の1つのHがF
で置換されても良いフェニレン基を示し、A3 はトラン
ス1,4−シクロヘキシレン基または側位の1つのHが
Fで置換されても良いフェニレン基を示す。)
【0007】カルボキシル基を有する単環系の(I−
a)および/または(I−b)と2環系の(I−c)〜
(I−e)の化合物を組み合わせて使用することによっ
て、粘度調整、透明点調整、△nの調整が基本的に可能
となる。これらの化合物は、液晶化合物合成の際の原料
または中間体として利用されており、これらの利用によ
って安価な液晶組成物が製造できるという別の長所も有
している。
a)および/または(I−b)と2環系の(I−c)〜
(I−e)の化合物を組み合わせて使用することによっ
て、粘度調整、透明点調整、△nの調整が基本的に可能
となる。これらの化合物は、液晶化合物合成の際の原料
または中間体として利用されており、これらの利用によ
って安価な液晶組成物が製造できるという別の長所も有
している。
【0008】本発明の第2の発明は、第3成分として、
一般式(II)の末端基構造を持つニトリル化合物を少な
くとも1種またはそれ以上含有することを特徴とする前
記第1の発明に記載の液晶組成物に関する。
一般式(II)の末端基構造を持つニトリル化合物を少な
くとも1種またはそれ以上含有することを特徴とする前
記第1の発明に記載の液晶組成物に関する。
【化24】 (L1 およびL2 は各々独立してHまたはFを示す。)
【0009】本発明の第3の発明は、一般式(II)の化
合物が、一般式(II−a)、(II−b)、(II−c)、
(II−d)または(II−e)
合物が、一般式(II−a)、(II−b)、(II−c)、
(II−d)または(II−e)
【0010】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【0011】(式中、R5 は炭素数1〜10のアルキル
基または炭素数2〜10のアルケニル基を示す。いずれ
においても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以
上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)に
よって置換されても良い。Z3 は−COO−、−C2 H
4 −または単結合を示し、Z4 およびZ5 は−C2 H 4
−または単結合を示し、Z6 は−COO−、−C2 H4
−または単結合を示し、B1 はトランス1,4−シクロ
ヘキシレン基、フェニレン基または1,3−ジオキサ−
2,4レン基を示し、B2 、B3 、B4 、B6 およびB
7 は各々独立してトランス1,4−シクロヘキシレン基
またはフェニレン基を示し、B5 はトランス1,4−シ
クロヘキシレン基または側位の1つのHがFで置換され
ても良いフェニレン基を示し、qおよびmは各々独立し
て0または1を示す。)で表される化合物であることを
特徴とする前記第2の発明に記載の液晶組成物に関す
る。
基または炭素数2〜10のアルケニル基を示す。いずれ
においても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以
上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)に
よって置換されても良い。Z3 は−COO−、−C2 H
4 −または単結合を示し、Z4 およびZ5 は−C2 H 4
−または単結合を示し、Z6 は−COO−、−C2 H4
−または単結合を示し、B1 はトランス1,4−シクロ
ヘキシレン基、フェニレン基または1,3−ジオキサ−
2,4レン基を示し、B2 、B3 、B4 、B6 およびB
7 は各々独立してトランス1,4−シクロヘキシレン基
またはフェニレン基を示し、B5 はトランス1,4−シ
クロヘキシレン基または側位の1つのHがFで置換され
ても良いフェニレン基を示し、qおよびmは各々独立し
て0または1を示す。)で表される化合物であることを
特徴とする前記第2の発明に記載の液晶組成物に関す
る。
【0012】本発明の第4の発明は、液晶組成物の全重
量に対して、第1成分が2〜60%、第2成分が2〜3
0%、第3成分が10〜96%であることを特徴とする
前記第2または3の発明に記載の液晶組成物に関する。
量に対して、第1成分が2〜60%、第2成分が2〜3
0%、第3成分が10〜96%であることを特徴とする
前記第2または3の発明に記載の液晶組成物に関する。
【0013】本発明の第5の発明は、第4成分として、
一般式(III)、(IV)および(V)
一般式(III)、(IV)および(V)
【0014】
【化30】
【0015】(式中、R6 およびR7 は各々独立して炭
素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜10のアル
ケニル基を示す。いずれにおいても基中の任意の1つま
たは相隣接しない2つ以上のメチレン基(−CH2 −)
は酸素原子(−O−)によって置換されても良い。Cは
トランス1,4−シクロヘキシレン基、ピリミジレン基
またはフェニレン基を示し、Dはトランス1,4−シク
ロヘキシレン基またはフェニレン基を示し、Z7 は−C
≡C−、−COO−、−C2 H4 −、または−CH=C
H−または単結合を示す。)
素数1〜10のアルキル基または炭素数2〜10のアル
ケニル基を示す。いずれにおいても基中の任意の1つま
たは相隣接しない2つ以上のメチレン基(−CH2 −)
は酸素原子(−O−)によって置換されても良い。Cは
トランス1,4−シクロヘキシレン基、ピリミジレン基
またはフェニレン基を示し、Dはトランス1,4−シク
ロヘキシレン基またはフェニレン基を示し、Z7 は−C
≡C−、−COO−、−C2 H4 −、または−CH=C
H−または単結合を示す。)
【0016】
【化31】
【0017】(式中、R8 は炭素数1〜10のアルキル
基または炭素数2〜10のアルケニル基を示す。いずれ
においても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以
上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)に
よって置換されても良い。R9 は炭素数1〜10のアル
キル基、アルコキシ基またはアルコキシメチル基を示
し、Eはトランス1,4−シクロヘキシレン基またはピ
リミジレン基を示し、Gはトランス1,4−シクロヘキ
シレン基または側位の1つのHがFで置換されても良い
フェニレン基を示し、Jはトランス1,4−シクロヘキ
シレン基またはフェニレン基を示し、Z8 は−C2 H4
−、−COO−または単結合を示し、Z9は−C≡C
−、−COO−、−CH=CH−または単結合を示
す。)
基または炭素数2〜10のアルケニル基を示す。いずれ
においても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以
上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)に
よって置換されても良い。R9 は炭素数1〜10のアル
キル基、アルコキシ基またはアルコキシメチル基を示
し、Eはトランス1,4−シクロヘキシレン基またはピ
リミジレン基を示し、Gはトランス1,4−シクロヘキ
シレン基または側位の1つのHがFで置換されても良い
フェニレン基を示し、Jはトランス1,4−シクロヘキ
シレン基またはフェニレン基を示し、Z8 は−C2 H4
−、−COO−または単結合を示し、Z9は−C≡C
−、−COO−、−CH=CH−または単結合を示
す。)
【0018】
【化32】
【0019】(式中、R10は炭素数1〜10のアルキル
基または炭素数2〜10のアルケニル基を示す。いずれ
においても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以
上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)に
よって置換されても良い。R11は炭素数1〜10のアル
キル基、アルコキシ基またはアルコキシメチル基を示
し、Q1 はHまたはFを示す。)で表される化合物群か
ら選択される化合物を少なくとも1種以上、さらに含有
することを特徴とする前記第1〜4のいずれかの発明に
記載の液晶組成物に関する。
基または炭素数2〜10のアルケニル基を示す。いずれ
においても基中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以
上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)に
よって置換されても良い。R11は炭素数1〜10のアル
キル基、アルコキシ基またはアルコキシメチル基を示
し、Q1 はHまたはFを示す。)で表される化合物群か
ら選択される化合物を少なくとも1種以上、さらに含有
することを特徴とする前記第1〜4のいずれかの発明に
記載の液晶組成物に関する。
【0020】本発明の第6の発明は、液晶組成物の全重
量に対して、第4成分の含有量が0.1〜75%である
ことを特徴とする前記第5の発明に記載の液晶組成物に
関する。
量に対して、第4成分の含有量が0.1〜75%である
ことを特徴とする前記第5の発明に記載の液晶組成物に
関する。
【0021】本発明の第7の発明は、第4成分として、
一般式(VI)および(VII )
一般式(VI)および(VII )
【0022】
【化33】
【0023】(式中、R12は炭素数1〜10のアルキル
基を示し、Q2 はHまたはFを示し、kは0または1を
示す。)
基を示し、Q2 はHまたはFを示し、kは0または1を
示す。)
【0024】
【化34】
【0025】(式中、R13は炭素数1〜10のアルキル
基を示し、Kはトランス1,4−シクロヘキシレン基ま
たはフェニレン基を示し、Q3 およびQ4 は各々独立し
てHまたはFを示し、Z10およびZ11は各々独立して−
COO−、−CH2 CH2 −または単結合を示し、hは
0、1または2を示す。またXはFまたはClを示
す。)からなる群から選択される化合物を少なくとも1
種以上さらに含有することを特徴とする前記第1〜6の
いずれかの発明に記載の液晶組成物に関する。
基を示し、Kはトランス1,4−シクロヘキシレン基ま
たはフェニレン基を示し、Q3 およびQ4 は各々独立し
てHまたはFを示し、Z10およびZ11は各々独立して−
COO−、−CH2 CH2 −または単結合を示し、hは
0、1または2を示す。またXはFまたはClを示
す。)からなる群から選択される化合物を少なくとも1
種以上さらに含有することを特徴とする前記第1〜6の
いずれかの発明に記載の液晶組成物に関する。
【0026】本発明の第8の発明は、液晶組成物の全重
量に対して、第4成分の含有量が0.1〜75%である
ことを特徴とする前記第7の発明に記載の液晶組成物に
関する。
量に対して、第4成分の含有量が0.1〜75%である
ことを特徴とする前記第7の発明に記載の液晶組成物に
関する。
【0027】本発明の第9の発明は、さらに第5成分と
して、一般式(VI)および(VII)
して、一般式(VI)および(VII)
【0028】
【化35】
【0029】(式中、R12は炭素数1〜10のアルキル
基を示し、Q2 はHまたはFを示し、kは0または1を
示す。)
基を示し、Q2 はHまたはFを示し、kは0または1を
示す。)
【0030】
【化36】
【0031】(式中、R13は炭素数1〜10のアルキル
基を示し、Kはトランス1,4−シクロヘキシレン基ま
たはフェニレン基を示し、Q3 およびQ4 は各々独立し
てHまたはFを示し、Z10およびZ11は各々独立して−
COO−、−CH2 CH2 −または単結合を示し、hは
0、1または2を示す。またXはFまたはClを示
す。)からなる群から選択される化合物を少なくとも1
種以上さらに含有することを特徴とする前記第1〜8の
いずれかの発明に記載の液晶組成物に関する。
基を示し、Kはトランス1,4−シクロヘキシレン基ま
たはフェニレン基を示し、Q3 およびQ4 は各々独立し
てHまたはFを示し、Z10およびZ11は各々独立して−
COO−、−CH2 CH2 −または単結合を示し、hは
0、1または2を示す。またXはFまたはClを示
す。)からなる群から選択される化合物を少なくとも1
種以上さらに含有することを特徴とする前記第1〜8の
いずれかの発明に記載の液晶組成物に関する。
【0032】本発明の第10の発明は、液晶組成物の全
重量に対して、第4成分および第5成分の合計の含有量
が80%以下1%以上であることを特徴とする前記第9
の発明に記載の液晶組成物に関する。
重量に対して、第4成分および第5成分の合計の含有量
が80%以下1%以上であることを特徴とする前記第9
の発明に記載の液晶組成物に関する。
【0033】本発明の第11の発明は、上記1〜10の
いずれかの発明に記載の液晶組成物を用いた液晶表示素
子に関する。
いずれかの発明に記載の液晶組成物を用いた液晶表示素
子に関する。
【0034】以下、本発明の液晶組成物を構成する液晶
化合物について説明する。本発明の第1成分である、一
般式(I−a)および/または(I−b)で表される化
合物として、好ましくは以下の化合物を挙げることがで
きる。
化合物について説明する。本発明の第1成分である、一
般式(I−a)および/または(I−b)で表される化
合物として、好ましくは以下の化合物を挙げることがで
きる。
【0035】
【化37】
【0036】(Rはアルキル基、アルケニル基を示
す。) これらの化合物の中では、粘度が低いことや、低温での
相溶性が良いことから一般式(I−a−1)〜(I−b
−3)の化合物が本発明で特に好ましく用いられる。一
般式(I−a)および/または(I−b)の化合物は2
量体化することによって誘電率異方性Δεが |Δε|
<5程度の2環の液晶化合物の特性を発現する。したが
って、特に液晶組成物の粘度を低下させることに優れた
効果を発揮する。
す。) これらの化合物の中では、粘度が低いことや、低温での
相溶性が良いことから一般式(I−a−1)〜(I−b
−3)の化合物が本発明で特に好ましく用いられる。一
般式(I−a)および/または(I−b)の化合物は2
量体化することによって誘電率異方性Δεが |Δε|
<5程度の2環の液晶化合物の特性を発現する。したが
って、特に液晶組成物の粘度を低下させることに優れた
効果を発揮する。
【0037】本発明の第2成分である一般式(I−c)
〜(I−e)で表される化合物として、好ましくは以下
の化合物を挙げることができる。
〜(I−e)で表される化合物として、好ましくは以下
の化合物を挙げることができる。
【0038】
【化38】
【0039】
【化39】
【0040】
【化40】
【0041】
【化41】
【0042】(Rはアルキル基、アルケニル基を示
す。) これらの化合物の中では、粘度が低いことや、低温での
相溶性が良いことから一般式(I−c−1)〜(I−c
−3)、(I−d−1)〜(I−d−3)、(I−e−
1)〜(I−e−3)、(I−e−19)〜(I−e−
21)等の化合物が本発明で特に好ましく用いられる。
一般式(I−c)〜(I−e)の化合物は2量体化する
ことによって誘電率異方性Δεが |Δε|<5程度の
4環の液晶化合物の特性を発現する。したがって、特に
液晶組成物の粘度を低下させることに優れた効果を発揮
する。
す。) これらの化合物の中では、粘度が低いことや、低温での
相溶性が良いことから一般式(I−c−1)〜(I−c
−3)、(I−d−1)〜(I−d−3)、(I−e−
1)〜(I−e−3)、(I−e−19)〜(I−e−
21)等の化合物が本発明で特に好ましく用いられる。
一般式(I−c)〜(I−e)の化合物は2量体化する
ことによって誘電率異方性Δεが |Δε|<5程度の
4環の液晶化合物の特性を発現する。したがって、特に
液晶組成物の粘度を低下させることに優れた効果を発揮
する。
【0043】本発明の第1成分である一般式(I−a)
および/または(I−d)と第2成分である一般式(I
−c)〜(I−e)の化合物を組み合わせて使用するこ
とによって、粘度調整、透明点調整、Δnの調整が基本
的に可能となる。
および/または(I−d)と第2成分である一般式(I
−c)〜(I−e)の化合物を組み合わせて使用するこ
とによって、粘度調整、透明点調整、Δnの調整が基本
的に可能となる。
【0044】本発明の第3成分である一般式(II−
a)、(II−b)、(II−c)、(II−d)および(I
−e)で表される化合物として、好ましくは以下の化合
物を挙げることができる。
a)、(II−b)、(II−c)、(II−d)および(I
−e)で表される化合物として、好ましくは以下の化合
物を挙げることができる。
【0045】
【化42】
【0046】
【化43】
【0047】
【化44】
【0048】(Rはアルキル基またはアルケニル基、
R’はアルカンジイルまたはアルケンジイルを示す。) これらの化合物のなかでは、式(II−a−1)、(II−
a−2)、(II−a−3)、(II−a−4)、(II−a
−5)、(II−a−8)、(II−b−1)、(II−b−
2)、(II−b−3)、(II−c−1)、(II−c−
4)、(II−c−5)、(II−c−6)、(II−c−
9)、(II−c−10)、(II−c−11)、(II−d
−1)、(II−d−2)、(II−e−1)または(II−
e−2)で表される化合物が本発明において特に好まし
く用いられる。
R’はアルカンジイルまたはアルケンジイルを示す。) これらの化合物のなかでは、式(II−a−1)、(II−
a−2)、(II−a−3)、(II−a−4)、(II−a
−5)、(II−a−8)、(II−b−1)、(II−b−
2)、(II−b−3)、(II−c−1)、(II−c−
4)、(II−c−5)、(II−c−6)、(II−c−
9)、(II−c−10)、(II−c−11)、(II−d
−1)、(II−d−2)、(II−e−1)または(II−
e−2)で表される化合物が本発明において特に好まし
く用いられる。
【0049】これら第3成分の化合物は、誘電率異方性
が正の化合物で特にその値が大きく、主としてしきい値
電圧を小さくする目的およびSTN特性として重要な急
峻性を改善する目的で使用される。電圧駆動を行うため
には誘電率異方性の大きいこれらの化合物は不可欠な成
分となる。
が正の化合物で特にその値が大きく、主としてしきい値
電圧を小さくする目的およびSTN特性として重要な急
峻性を改善する目的で使用される。電圧駆動を行うため
には誘電率異方性の大きいこれらの化合物は不可欠な成
分となる。
【0050】第4成分の、一般式(III)、(IV)および
(V)で表される化合物として、好ましくは以下の化合
物を挙げることができる。
(V)で表される化合物として、好ましくは以下の化合
物を挙げることができる。
【0051】
【化45】
【0052】
【化46】
【0053】
【化47】
【0054】
【化48】
【0055】(RおよびR’は各々独立してアルキル基
またはアルケニル基を示す。) これらの中で、式(III)で表される化合物としては、式
(III −1)、(III−2)、(III −4)、(III −
5)、(III −6)、(III −7)、(III −8)、
(III −10)、(III −13)、(III −14)、
(III −18)または(III −19)で表される化合物
が本発明において特に好ましく用いられる。また、式
(IV)で表される化合物としては、式(IV−1)、(IV
−2)、(IV−5)、(IV−6)、(IV−8)、(IV−
9)、(IV−11)、(IV−12)、(IV−14)また
は(IV−15)で表される化合物が本発明において特に
好ましく用いられる。式(V)で表される化合物として
は(V−2)または(V−3)で表される化合物が本発
明において特に好ましく用いられる。
またはアルケニル基を示す。) これらの中で、式(III)で表される化合物としては、式
(III −1)、(III−2)、(III −4)、(III −
5)、(III −6)、(III −7)、(III −8)、
(III −10)、(III −13)、(III −14)、
(III −18)または(III −19)で表される化合物
が本発明において特に好ましく用いられる。また、式
(IV)で表される化合物としては、式(IV−1)、(IV
−2)、(IV−5)、(IV−6)、(IV−8)、(IV−
9)、(IV−11)、(IV−12)、(IV−14)また
は(IV−15)で表される化合物が本発明において特に
好ましく用いられる。式(V)で表される化合物として
は(V−2)または(V−3)で表される化合物が本発
明において特に好ましく用いられる。
【0056】第4成分の、一般式(III)、(IV)および
(V)の化合物は、誘電率異方性が負かまたは弱い正の
化合物である。一般式(III)の化合物は主として粘度低
下および/またはΔn調整の目的で使用される。また、
一般式(IV)の化合物は透明点を高くする等のネマチッ
クレンジを広げる目的および/またはΔn調整、粘度調
整の目的で使用される。
(V)の化合物は、誘電率異方性が負かまたは弱い正の
化合物である。一般式(III)の化合物は主として粘度低
下および/またはΔn調整の目的で使用される。また、
一般式(IV)の化合物は透明点を高くする等のネマチッ
クレンジを広げる目的および/またはΔn調整、粘度調
整の目的で使用される。
【0057】本発明の一般式(VI)および(VII)で表さ
れる化合物として、好ましくは以下の化合物を挙げるこ
とができる。
れる化合物として、好ましくは以下の化合物を挙げるこ
とができる。
【0058】
【化49】
【0059】
【化50】
【0060】
【化51】
【0061】
【化52】
【0062】
【化53】
【0063】(Rはアルキル基を示す。) 一般式(VI)で表される化合物としては、式(VI−
1)、(VI−2)または(VI−3)で表される化合物が
本発明において特に好ましく用いられる。また、一般式
(VII)で表される化合物としては、(VII −1)、(VI
I −5)、(VII −6)、(VII −7)、(VII −
8)、(VII −9)、(VII −10)、(VII −1
1)、(VII −12)、(VII −13)、(VII −1
4)、(VII −15)、(VII −16)、(VII −1
7)、(VII −18)、(VII −19)、(VII −2
0)、(VII −22)、(VII −29)、(VII −3
4)、(VII −35)、(VII −37)、(VII −4
1)、(VII −47)または(VII −48)で表される
化合物が本発明において特に好ましく用いられる。一般
式(VI)〜(VII)の化合物は誘電率異方性が正の化合物
であり、特にしきい値電圧を小さくする目的やその温度
依存性を改善する目的で使用される。また、粘度調整、
Δn調整、透明点を高くする等のネマチックレンジを広
げる目的にも使用される。
1)、(VI−2)または(VI−3)で表される化合物が
本発明において特に好ましく用いられる。また、一般式
(VII)で表される化合物としては、(VII −1)、(VI
I −5)、(VII −6)、(VII −7)、(VII −
8)、(VII −9)、(VII −10)、(VII −1
1)、(VII −12)、(VII −13)、(VII −1
4)、(VII −15)、(VII −16)、(VII −1
7)、(VII −18)、(VII −19)、(VII −2
0)、(VII −22)、(VII −29)、(VII −3
4)、(VII −35)、(VII −37)、(VII −4
1)、(VII −47)または(VII −48)で表される
化合物が本発明において特に好ましく用いられる。一般
式(VI)〜(VII)の化合物は誘電率異方性が正の化合物
であり、特にしきい値電圧を小さくする目的やその温度
依存性を改善する目的で使用される。また、粘度調整、
Δn調整、透明点を高くする等のネマチックレンジを広
げる目的にも使用される。
【0064】本発明で使用される第1成分の使用量は、
液晶組成物の全重量に対して2〜60重量%が好まし
い。より好ましくは5〜40重量%が好ましい。2重量
%未満だと主題である粘度の効果が得にくいし、60重
量%を超えると液晶組成物のしきい値電圧が大きくなり
好ましくない。第2成分の使用量は2〜30重量%が好
ましい。より好ましくは2〜20重量%が好ましい。2
重量%未満だと液晶組成物の透明点を高くするという本
発明の主題の効果が得にくいし、30重量%を超えると
液晶組成物の粘度が大きくなり、またしきい値電圧が高
くなり好ましくない。第3成分の使用量は10〜96重
量%が好ましい。より好ましくは20〜90重量%が好
ましい。10重量%未満だと液晶組成物のしきい値電圧
が大きく好ましくない。96重量%を超えると液晶組成
物の粘度が大きくなり好ましくない。第4成分の使用量
は80重量%以下1%以上が好ましい。より好ましくは
75重量%以下が好ましい。第5成分の使用量は50重
量%以下が好ましい。より好ましくは40重量%以下が
好ましい。
液晶組成物の全重量に対して2〜60重量%が好まし
い。より好ましくは5〜40重量%が好ましい。2重量
%未満だと主題である粘度の効果が得にくいし、60重
量%を超えると液晶組成物のしきい値電圧が大きくなり
好ましくない。第2成分の使用量は2〜30重量%が好
ましい。より好ましくは2〜20重量%が好ましい。2
重量%未満だと液晶組成物の透明点を高くするという本
発明の主題の効果が得にくいし、30重量%を超えると
液晶組成物の粘度が大きくなり、またしきい値電圧が高
くなり好ましくない。第3成分の使用量は10〜96重
量%が好ましい。より好ましくは20〜90重量%が好
ましい。10重量%未満だと液晶組成物のしきい値電圧
が大きく好ましくない。96重量%を超えると液晶組成
物の粘度が大きくなり好ましくない。第4成分の使用量
は80重量%以下1%以上が好ましい。より好ましくは
75重量%以下が好ましい。第5成分の使用量は50重
量%以下が好ましい。より好ましくは40重量%以下が
好ましい。
【0065】本発明の液晶組成物は使用される液晶表示
素子の目的に応じて、上記一般式(I)〜(VI)で表さ
れる化合物の他、しきい値電圧、ネマティックレンジ、
Δn、誘電率異方性、粘度等を調製する目的で、その他
の化合物を本発明の目的を害さない範囲で適当量含有す
ることができる。
素子の目的に応じて、上記一般式(I)〜(VI)で表さ
れる化合物の他、しきい値電圧、ネマティックレンジ、
Δn、誘電率異方性、粘度等を調製する目的で、その他
の化合物を本発明の目的を害さない範囲で適当量含有す
ることができる。
【0066】本発明に従い使用される液晶組成物は、そ
れ自体慣用な方法で調整される。一般には、種々の成分
を高い温度で互いに溶解させる方法がとられている。ま
た、本発明の液晶材料は、適当な添加物によって意図す
る用途に応じた改良がなされ、最適化される。このよう
な添加物は当業者によく知られており、文献等に詳細に
記載されている。通常、液晶のらせん構造を誘起して必
要なねじれ角を調整し、逆ねじれ(reversetw
ist)を防止するため、キラルドープ材(chira
l dopant)などを添加する。また、本発明に従
い使用される液晶組成物は、メロシアニン系、スチリル
系、アゾ系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタロン
系、アントラキノン系およびテトラジン系等の二色性色
素を添加してゲストホスト(GH)モード用の液晶組成
物としても使用できる。あるいは、ネマチック液晶をマ
イクロカプセル化して作製したNCAPや液晶中に三次
元網目状高分子を作製したポリマーネットワーク液晶表
示素子(PNLCD)に代表されるポリマー分散型液晶
表示素子(PNLCD)用の液晶組成物としても使用で
きる。その他、複屈折制御(ECB)モードや動的散乱
(DS)モード用の液晶組成物としても使用できる。
れ自体慣用な方法で調整される。一般には、種々の成分
を高い温度で互いに溶解させる方法がとられている。ま
た、本発明の液晶材料は、適当な添加物によって意図す
る用途に応じた改良がなされ、最適化される。このよう
な添加物は当業者によく知られており、文献等に詳細に
記載されている。通常、液晶のらせん構造を誘起して必
要なねじれ角を調整し、逆ねじれ(reversetw
ist)を防止するため、キラルドープ材(chira
l dopant)などを添加する。また、本発明に従
い使用される液晶組成物は、メロシアニン系、スチリル
系、アゾ系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタロン
系、アントラキノン系およびテトラジン系等の二色性色
素を添加してゲストホスト(GH)モード用の液晶組成
物としても使用できる。あるいは、ネマチック液晶をマ
イクロカプセル化して作製したNCAPや液晶中に三次
元網目状高分子を作製したポリマーネットワーク液晶表
示素子(PNLCD)に代表されるポリマー分散型液晶
表示素子(PNLCD)用の液晶組成物としても使用で
きる。その他、複屈折制御(ECB)モードや動的散乱
(DS)モード用の液晶組成物としても使用できる。
【0067】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。また、比較例、実施例の組成比は全て重量%または
重量部で示される。尚、例において輝度が10%に達し
たときの電圧をしきい値電圧とし、V10で示す。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。また、比較例、実施例の組成比は全て重量%または
重量部で示される。尚、例において輝度が10%に達し
たときの電圧をしきい値電圧とし、V10で示す。
【0068】比較例1 以下の組成物Aを調製した。
【0069】
【化54】
【0070】この組成物の透明点はTNI=72.4
(℃)、20℃における粘度はη20=27.0(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.13
7、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.78
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=27.0(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.13
7、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.78
(V)であった。
【0071】実施例1 比較例1の組成物A95重量部に式(I−b)に包含さ
れる次式の化合物を2.5重量部と式(I−d)に包含
される次式の化合物を2.5重量部混合して液晶組成物
Bを調製した。
れる次式の化合物を2.5重量部と式(I−d)に包含
される次式の化合物を2.5重量部混合して液晶組成物
Bを調製した。
【0072】
【化55】
【0073】この組成物Bの透明点はTNI=79.5
(℃)、20℃における粘度はη20=25.7(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.14
0、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.74
(V)であった。組成物Bの透明点は、比較例1の組成
物Aに比べて高くなり、粘度は、組成物Aに比べて低く
なった。
(℃)、20℃における粘度はη20=25.7(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.14
0、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.74
(V)であった。組成物Bの透明点は、比較例1の組成
物Aに比べて高くなり、粘度は、組成物Aに比べて低く
なった。
【0074】実施例2 比較例1の組成物A95重量部に式(I−a)に包含さ
れる次式の化合物を2重量部と式(I−d)に包含され
る次式の化合物を3重量部混合して液晶組成物Cを調製
した。
れる次式の化合物を2重量部と式(I−d)に包含され
る次式の化合物を3重量部混合して液晶組成物Cを調製
した。
【0075】
【化56】
【0076】この組成物Cの透明点はTNI=79.8
(℃)、20℃における粘度はη20=26.1(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.13
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.77
(V)であった。組成物Cの透明点は、比較例1の組成
物Aに比べて高くなり、粘度は、組成物Aに比べて低く
なった。
(℃)、20℃における粘度はη20=26.1(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.13
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.77
(V)であった。組成物Cの透明点は、比較例1の組成
物Aに比べて高くなり、粘度は、組成物Aに比べて低く
なった。
【0077】実施例3 比較例1の組成物A95重量部に式(I−b)に包含さ
れる次式の化合物を2.5重量部と式(I−d)に包含
される次式の化合物を2.5重量部混合して液晶組成物
Dを調製した。
れる次式の化合物を2.5重量部と式(I−d)に包含
される次式の化合物を2.5重量部混合して液晶組成物
Dを調製した。
【0078】
【化57】
【0079】この組成物Cの透明点はTNI=80.1
(℃)、20℃における粘度はη20=26.2(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.14
1、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.75
(V)であった。組成物Dの透明点は、比較例1の組成
物Aに比べて高くなり、粘度は、組成物Aに比べて低く
なった。
(℃)、20℃における粘度はη20=26.2(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.14
1、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.75
(V)であった。組成物Dの透明点は、比較例1の組成
物Aに比べて高くなり、粘度は、組成物Aに比べて低く
なった。
【0080】比較例2 以下の組成物Eを調製した。
【0081】
【化58】
【0082】この組成物Eの透明点はTNI=91.8
(℃)、20℃における粘度はη20=45.5(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.12
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=0.90
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=45.5(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.12
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=0.90
(V)であった。
【0083】実施例4 比較例2の組成物E100重量部に式(I−a)に包含
される次式の化合物を10重量部と式(I−d)に包含
される次式の化合物を5重量部混合して液晶組成物Fを
調製した。
される次式の化合物を10重量部と式(I−d)に包含
される次式の化合物を5重量部混合して液晶組成物Fを
調製した。
【0084】
【化59】
【0085】この組成物Fの透明点はTNI=100.4
(℃)、20℃における粘度はη20=44.0(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.12
7、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.02
(V)であった。組成物Fの透明点は、比較例2の組成
物Eに比べて高くなり、粘度は、組成物Eに比べて低く
なった。
(℃)、20℃における粘度はη20=44.0(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.12
7、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.02
(V)であった。組成物Fの透明点は、比較例2の組成
物Eに比べて高くなり、粘度は、組成物Eに比べて低く
なった。
【0086】実施例5
【0087】
【化60】
【0088】上記組成物の透明点はTNI=98.9
(℃)、20℃における粘度はη20=28.4(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.09
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=2.04
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=28.4(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.09
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=2.04
(V)であった。
【0089】実施例6
【0090】
【化61】
【0091】上記組成物の透明点はTNI=79.6
(℃)、20℃における粘度はη20=24.1(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.10
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.54
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=24.1(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.10
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.54
(V)であった。
【0092】実施例7
【0093】
【化62】
【0094】上記組成物の透明点はTNI=75.2
(℃)、20℃における粘度はη20=41.7(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.12
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.28
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=41.7(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.12
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.28
(V)であった。
【0095】実施例8
【0096】
【化63】
【0097】上記組成物の透明点はTNI=98.0
(℃)、20℃における粘度はη20=16.7(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.13
6、25℃におけるしきい値電圧はV10=2.45
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=16.7(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.13
6、25℃におけるしきい値電圧はV10=2.45
(V)であった。
【0098】実施例9
【0099】
【化64】
【0100】上記組成物の透明点はTNI=81.0
(℃)、20℃における粘度はη20=21.5(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.23
6、25℃におけるしきい値電圧はV10=2.44
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=21.5(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.23
6、25℃におけるしきい値電圧はV10=2.44
(V)であった。
【0101】実施例10
【0102】
【化65】
【化66】
【0103】上記組成物の透明点はTNI=99.6
(℃)、20℃における粘度はη20=30.9(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.10
0、25℃におけるしきい値電圧はV10=2.01
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=30.9(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.10
0、25℃におけるしきい値電圧はV10=2.01
(V)であった。
【0104】実施例11
【0105】
【化67】
【化68】
【0106】上記組成物の透明点はTNI=82.7
(℃)、20℃における粘度はη20=21.9(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.07
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.76
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=21.9(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.07
9、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.76
(V)であった。
【0107】実施例12
【0108】
【化69】
【化70】
【0109】上記組成物の透明点はTNI=80.1
(℃)、20℃における粘度はη20=26.2(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.15
2、25℃におけるしきい値電圧はV10=2.08
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=26.2(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.15
2、25℃におけるしきい値電圧はV10=2.08
(V)であった。
【0110】実施例13
【0111】
【化71】
【化72】
【0112】上記組成物の透明点はTNI=119.5
(℃)、20℃における粘度はη20=41.9(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.12
1、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.92
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=41.9(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.12
1、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.92
(V)であった。
【0113】実施例14
【0114】
【化73】
【化74】
【0115】上記組成物の透明点はTNI=108.2
(℃)、20℃における粘度はη20=46.4(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.14
2、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.95
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=46.4(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.14
2、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.95
(V)であった。
【0116】実施例15
【0117】
【化75】
【0118】上記組成物の透明点はTNI=59.6
(℃)、20℃における粘度はη20=34.1(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.12
2、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.19
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=34.1(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.12
2、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.19
(V)であった。
【0119】実施例16
【0120】
【化76】
【0121】上記組成物の透明点はTNI=91.8
(℃)、20℃における粘度はη20=41.0(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.10
2、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.57
(V)であった。
(℃)、20℃における粘度はη20=41.0(mPa
・s)、25℃における屈折率異方性はΔn=0.10
2、25℃におけるしきい値電圧はV10=1.57
(V)であった。
【0122】
【発明の効果】実施例に示したように、本発明によって
TN−LCDおよびSTN−LCD表示方式に用いられ
る種々の特性を満たしながら、特に高速応答性に対応す
るために低粘度で且つ透明点の高い液晶組成物が提供で
きる。
TN−LCDおよびSTN−LCD表示方式に用いられ
る種々の特性を満たしながら、特に高速応答性に対応す
るために低粘度で且つ透明点の高い液晶組成物が提供で
きる。
Claims (11)
- 【請求項1】 第1成分として、一般式(I−a)およ
び/または(I−b)から選択される化合物を少なくと
も1種含有し、第2成分として、一般式(I−c)〜
(I−e)で表される化合物群から選択される化合物を
少なくとも1種以上含有することを特徴とする液晶組成
物。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 (式中、R0 〜R4 は各々独立して炭素数1〜10のア
ルキル基または炭素数2〜10のアルケニル基を示す。
いずれにおいても基中の任意の1つまたは相隣接しない
2つ以上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子(−O
−)によって置換されても良い。Z0 、Z1 およびZ2
は各々独立して−C2 H4 −または単結合を示し、A0
〜A2 は各々独立して側位の1つのHがFで置換されて
も良いフェニレン基を示し、A3 はトランス1,4−シ
クロヘキシレン基または側位の1つのHがFで置換され
ても良いフェニレン基を示す。) - 【請求項2】 第3成分として、一般式(II)の末端基
構造を持つニトリル化合物を少なくとも1種またはそれ
以上含有することを特徴とする請求項1に記載の液晶組
成物。 【化6】 (L1 およびL2 は各々独立してHまたはFを示す。) - 【請求項3】 一般式(II)の化合物が、一般式(II−
a)、(II−b)、(II−c)、(II−d)または(II
−e) 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 (式中、R5 は炭素数1〜10のアルキル基または炭素
数2〜10のアルケニル基を示す。いずれにおいても基
中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以上のメチレン
基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)によって置換さ
れても良い。Z3 は−COO−、−C2 H4 −または単
結合を示し、Z4 およびZ5 は−C2 H4 −または単結
合を示し、Z6 は−COO−、−C2 H4 −または単結
合を示し、B1 はトランス1,4−シクロヘキシレン
基、フェニレン基または1,3−ジオキサ−2,4レン
基を示し、B2 、B3 、B4 、B6 およびB7 は各々独
立してトランス1,4−シクロヘキシレン基またはフェ
ニレン基を示し、B5 はトランス1,4−シクロヘキシ
レン基または側位の1つのHがFで置換されても良いフ
ェニレン基を示し、qおよびmは各々独立して0または
1を示す。)で表される化合物であることを特徴とする
請求項2に記載の液晶組成物。 - 【請求項4】 液晶組成物の全重量に対して、第1成分
が2〜60%、第2成分が2〜30%、第3成分が10
〜96%であることを特徴とする請求項2または3に記
載の液晶組成物。 - 【請求項5】 第4成分として、一般式(III)、(IV)
および(V) 【化12】 (式中、R6 およびR7 は各々独立して炭素数1〜10
のアルキル基または炭素数2〜10のアルケニル基を示
す。いずれにおいても基中の任意の1つまたは相隣接し
ない2つ以上のメチレン基(−CH2 −)は酸素原子
(−O−)によって置換されても良い。Cはトランス
1,4−シクロヘキシレン基、ピリミジレン基またはフ
ェニレン基を示し、Dはトランス1,4−シクロヘキシ
レン基またはフェニレン基を示し、Z7 は−C≡C−、
−COO−、−C2 H4 −、または−CH=CH−また
は単結合を示す。) 【化13】 (式中、R8 は炭素数1〜10のアルキル基または炭素
数2〜10のアルケニル基を示す。いずれにおいても基
中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以上のメチレン
基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)によって置換さ
れても良い。R9 は炭素数1〜10のアルキル基、アル
コキシ基またはアルコキシメチル基を示し、Eはトラン
ス1,4−シクロヘキシレン基またはピリミジレン基を
示し、Gはトランス1,4−シクロヘキシレン基または
側位の1つのHがFで置換されても良いフェニレン基を
示し、Jはトランス1,4−シクロヘキシレン基または
フェニレン基を示し、Z8 は−C2 H4 −、−COO−
または単結合を示し、Z9は−C≡C−、−COO−、
−CH=CH−または単結合を示す。) 【化14】 (式中、R10は炭素数1〜10のアルキル基または炭素
数2〜10のアルケニル基を示す。いずれにおいても基
中の任意の1つまたは相隣接しない2つ以上のメチレン
基(−CH2 −)は酸素原子(−O−)によって置換さ
れても良い。R11は炭素数1〜10のアルキル基、アル
コキシ基またはアルコキシメチル基を示し、Q1 はHま
たはFを示す。)で表される化合物群から選択される化
合物を少なくとも1種以上、さらに含有することを特徴
とする請求項1〜4のいずれかに記載の液晶組成物。 - 【請求項6】 液晶組成物の全重量に対して、第4成分
の含有量が0.1〜75%であることを特徴とする請求
項5に記載の液晶組成物。 - 【請求項7】 第4成分として、一般式(VI)および
(VII ) 【化15】 (式中、R12は炭素数1〜10のアルキル基を示し、Q
2 はHまたはFを示し、kは0または1を示す。) 【化16】 (式中、R13は炭素数1〜10のアルキル基を示し、K
はトランス1,4−シクロヘキシレン基またはフェニレ
ン基を示し、Q3 およびQ4 は各々独立してHまたはF
を示し、Z10およびZ11は各々独立して−COO−、−
CH2 CH2 −または単結合を示し、hは0、1または
2を示す。またXはFまたはClを示す。)からなる群
から選択される化合物を少なくとも1種以上さらに含有
することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
液晶組成物。 - 【請求項8】 液晶組成物の全重量に対して、第4成分
の含有量が0.1〜75%であることを特徴とする請求
項7に記載の液晶組成物。 - 【請求項9】 第5成分として、一般式(VI)および
(VII) 【化17】 (式中、R12は炭素数1〜10のアルキル基を示し、Q
2 はHまたはFを示し、kは0または1を示す。) 【化18】 (式中、R13は炭素数1〜10のアルキル基を示し、K
はトランス1,4−シクロヘキシレン基またはフェニレ
ン基を示し、Q3 およびQ4 は各々独立してHまたはF
を示し、Z10およびZ11は各々独立して−COO−、−
CH2 CH2 −または単結合を示し、hは0、1または
2を示す。またXはFまたはClを示す。)からなる群
から選択される化合物を少なくとも1種以上含有するこ
とを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の液晶組
成物。 - 【請求項10】 液晶組成物の全重量に対して、第4成
分および第5成分の合計の含有量が80%以下1%以上
であることを特徴とする請求項9に記載の液晶組成物。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の液
晶組成物を用いた液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7237687A JPH0959634A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 液晶組成物および液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7237687A JPH0959634A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 液晶組成物および液晶表示素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0959634A true JPH0959634A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=17019027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7237687A Pending JPH0959634A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 液晶組成物および液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0959634A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000310797A (ja) * | 1999-02-25 | 2000-11-07 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置 |
JP2007137966A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Adeka Corp | ネマチック液晶組成物 |
KR100745115B1 (ko) * | 1999-02-25 | 2007-08-01 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 액정표시장치 |
WO2024216711A1 (zh) * | 2023-04-19 | 2024-10-24 | 北京大学 | 一种热致变色胆甾相液晶材料及其制备方法 |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP7237687A patent/JPH0959634A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000310797A (ja) * | 1999-02-25 | 2000-11-07 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置 |
KR100745115B1 (ko) * | 1999-02-25 | 2007-08-01 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 액정표시장치 |
JP2007137966A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Adeka Corp | ネマチック液晶組成物 |
WO2024216711A1 (zh) * | 2023-04-19 | 2024-10-24 | 北京大学 | 一种热致变色胆甾相液晶材料及其制备方法 |
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