JPH095384A - 電力系統の故障点標定装置および故障点標定方法 - Google Patents
電力系統の故障点標定装置および故障点標定方法Info
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- JPH095384A JPH095384A JP7149322A JP14932295A JPH095384A JP H095384 A JPH095384 A JP H095384A JP 7149322 A JP7149322 A JP 7149322A JP 14932295 A JP14932295 A JP 14932295A JP H095384 A JPH095384 A JP H095384A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y04—INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
- Y04S—SYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
- Y04S10/00—Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
- Y04S10/50—Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications
- Y04S10/52—Outage or fault management, e.g. fault detection or location
Landscapes
- Locating Faults (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】従来のPCMリレーの機能を損なわずに実現で
き、かつ従来技術と比べて設備コストが大幅に削限で
き、また設備費の大幅な削減および変電所への装置の設
置スペースが不要な電力系統の故障点標定装置を提供す
る。 【構成】系統端に設けられているPCMキャリヤ保護継
電装置120に、自端子の電圧情報も電流情報とともに
同時刻サンプリングし、かつこの電圧および電流情報を
メモリに格納する手段125と、事故検出時に、前記メ
モリに格納された所定サンプリング区間の電圧、電流情
報を凍結する手段と、この凍結手段の凍結データを演算
装置に送信する手段332とを設けるとともに、演算装
置にPCMキャリヤ保護継電装置より送信されるデータ
を受信する手段333と、この受信データをもとに演算
処理により事故点を標定する手段511とを設けた。
き、かつ従来技術と比べて設備コストが大幅に削限で
き、また設備費の大幅な削減および変電所への装置の設
置スペースが不要な電力系統の故障点標定装置を提供す
る。 【構成】系統端に設けられているPCMキャリヤ保護継
電装置120に、自端子の電圧情報も電流情報とともに
同時刻サンプリングし、かつこの電圧および電流情報を
メモリに格納する手段125と、事故検出時に、前記メ
モリに格納された所定サンプリング区間の電圧、電流情
報を凍結する手段と、この凍結手段の凍結データを演算
装置に送信する手段332とを設けるとともに、演算装
置にPCMキャリヤ保護継電装置より送信されるデータ
を受信する手段333と、この受信データをもとに演算
処理により事故点を標定する手段511とを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電線や変電所等の電
力系統に事故が発生した場合に、事故原因を早期に探索
し、かつ電力系統を早期に復旧させるために、事故点の
位置を算出する電力系統の故障点標定方法およびその故
障点標定装置(フォールトロケータ)に関するものであ
る。
力系統に事故が発生した場合に、事故原因を早期に探索
し、かつ電力系統を早期に復旧させるために、事故点の
位置を算出する電力系統の故障点標定方法およびその故
障点標定装置(フォールトロケータ)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来一般に採用されているこの種の故障
点標定装置としては、電力系統の端部に、電力系統両端
子の電圧情報および電流情報を取り込むための専用の継
電装置や端末機を設け、この取り込んだ情報を基にして
事故の発生点及び事故点の抵抗を算出するようにしてい
る。
点標定装置としては、電力系統の端部に、電力系統両端
子の電圧情報および電流情報を取り込むための専用の継
電装置や端末機を設け、この取り込んだ情報を基にして
事故の発生点及び事故点の抵抗を算出するようにしてい
る。
【0003】この従来用いられている故障点標定装置に
ついて図4〜図7に基づいてその概略を説明すると、図
4はその最も基本的な送電線路(三相交流並行2回線2
端子系統)の構成を示したもので、図中1Lは送電線1
号線、2Lは送電線2号線である。なおこの場合、送電
線は各々単線で示されているが、三相交流送電線におい
てはそれぞれ3相3線引きによって構成されている。
ついて図4〜図7に基づいてその概略を説明すると、図
4はその最も基本的な送電線路(三相交流並行2回線2
端子系統)の構成を示したもので、図中1Lは送電線1
号線、2Lは送電線2号線である。なおこの場合、送電
線は各々単線で示されているが、三相交流送電線におい
てはそれぞれ3相3線引きによって構成されている。
【0004】送電線1号線1Lおよび2号線2Lの亘長
をL0(km)とし、この亘長上において短絡、地絡な
どの事故が発生したときに、その事故発生点と事故点の
抵抗を算出するわけであるが、図中TRは変圧器を示
し、これらの変圧器には、図示はしていないが各々負荷
が接続されている。また、変圧器TRに結合されている
ZS、ZRはそれぞれS端子の変圧器およびR端子の変
圧器の中性点接地インピーダンスを示している。
をL0(km)とし、この亘長上において短絡、地絡な
どの事故が発生したときに、その事故発生点と事故点の
抵抗を算出するわけであるが、図中TRは変圧器を示
し、これらの変圧器には、図示はしていないが各々負荷
が接続されている。また、変圧器TRに結合されている
ZS、ZRはそれぞれS端子の変圧器およびR端子の変
圧器の中性点接地インピーダンスを示している。
【0005】送電線1号線1Lおよび2号線2Lに設け
られているCBは遮断器であり、三相交流各相毎に設置
されている。同様に三相交流各相には変流器CTが設置
されている。この変流器は送電線を流れる電流情報を装
置に取込むためのものである。PTは変成器であり送電
線各端子の電圧情報を取込むためのものである。
られているCBは遮断器であり、三相交流各相毎に設置
されている。同様に三相交流各相には変流器CTが設置
されている。この変流器は送電線を流れる電流情報を装
置に取込むためのものである。PTは変成器であり送電
線各端子の電圧情報を取込むためのものである。
【0006】図中100および200はそれぞれS端
子、R端子に設けられた端末機であり、この端末機は、
自端子の電圧および電流信号ならびに遮断器CBの開閉
状態信号などを記憶できるメモリ部を有し、各端子同時
刻の信号を例えば、商用周波数の波形について30度毎
のサンプリングによりディジタル量に変換し記憶する機
能をもつ信号入力部110,210、両端子間の信号の
送、受信ができる伝送装置150,250を備えてい
る。
子、R端子に設けられた端末機であり、この端末機は、
自端子の電圧および電流信号ならびに遮断器CBの開閉
状態信号などを記憶できるメモリ部を有し、各端子同時
刻の信号を例えば、商用周波数の波形について30度毎
のサンプリングによりディジタル量に変換し記憶する機
能をもつ信号入力部110,210、両端子間の信号の
送、受信ができる伝送装置150,250を備えてい
る。
【0007】310は伝送装置150,250間のデー
タ伝送路であり、S端子とR端子の情報を伝送するため
のもので、たとえば電話回線,マイクロ波回線,光通信
路などが用いられている。また、伝送装置150に結合
されている500は中央装置であり、事故点の位置およ
び事故点抵抗を演算処理する部分である。
タ伝送路であり、S端子とR端子の情報を伝送するため
のもので、たとえば電話回線,マイクロ波回線,光通信
路などが用いられている。また、伝送装置150に結合
されている500は中央装置であり、事故点の位置およ
び事故点抵抗を演算処理する部分である。
【0008】この中央装置500には、S端子およびR
端子の電圧,電流信号,遮断器の開閉状態信号等の情報
が入力され、その演算処理結果は制御所あるいは給電指
令所などに出力する。320はデータ伝送路であって、
中央装置500における演算処理結果の出力、あるいは
制御所や給電指令所からの整定定数の伝送,装置の異常
の有無を監視するための信号などを伝送し合うために用
いられる。
端子の電圧,電流信号,遮断器の開閉状態信号等の情報
が入力され、その演算処理結果は制御所あるいは給電指
令所などに出力する。320はデータ伝送路であって、
中央装置500における演算処理結果の出力、あるいは
制御所や給電指令所からの整定定数の伝送,装置の異常
の有無を監視するための信号などを伝送し合うために用
いられる。
【0009】図6はその演算フロー図で、ディジタルコ
ンピュータを用いた場合の例である。同図において、ス
テップ40はシステムデータの整定を行なうもので、線
路亘長L0の値,線路インピーダンスマトリックス
Z11,Z12…Z66、その他演算結果の出力フォーマット
など、演算処理に必要な予め整定値として入力できるデ
ータ類を整定する。
ンピュータを用いた場合の例である。同図において、ス
テップ40はシステムデータの整定を行なうもので、線
路亘長L0の値,線路インピーダンスマトリックス
Z11,Z12…Z66、その他演算結果の出力フォーマット
など、演算処理に必要な予め整定値として入力できるデ
ータ類を整定する。
【0010】ステップ41は事故検出とデータの収集ス
テップを示す。事故検出は対象系統に事故が発生したこ
とを検出するもので、事故検出によって事故が検出され
たとき、各端子電圧,電流信号を各端子毎に同期したサ
ンプリングによってディジタルデータに変換しこれを収
集する。
テップを示す。事故検出は対象系統に事故が発生したこ
とを検出するもので、事故検出によって事故が検出され
たとき、各端子電圧,電流信号を各端子毎に同期したサ
ンプリングによってディジタルデータに変換しこれを収
集する。
【0011】ステップ42は事故種別の判別を行うもの
であり、短絡事故かあるいは地絡事故かを判別し、先の
ステップ41で収集したデータの使用先を選別するため
の情報とする。ステップ43はデータの選択過程を示す
もので、先のステップで判断した事故種別に従い演算処
理に必要なデータを収集してあるデータから選択し取り
込む。
であり、短絡事故かあるいは地絡事故かを判別し、先の
ステップ41で収集したデータの使用先を選別するため
の情報とする。ステップ43はデータの選択過程を示す
もので、先のステップで判断した事故種別に従い演算処
理に必要なデータを収集してあるデータから選択し取り
込む。
【0012】ステップ44は線路電圧マトリックス作成
過程であり、上記各ステップを介して入力されたデータ
をもとに、式(5)の連立方程式にそれぞれ既知の数値
を代入して、電圧方程式のマトリックスを作成する。ス
テップ45は事故相判別演算を行うものである。
過程であり、上記各ステップを介して入力されたデータ
をもとに、式(5)の連立方程式にそれぞれ既知の数値
を代入して、電圧方程式のマトリックスを作成する。ス
テップ45は事故相判別演算を行うものである。
【0013】ステップ46は事故点の位置k,事故相の
事故点抵抗R1,R2…REの一時刻tにおけるk(t),
R1(t),R2(t)…RE(t)を算出するステップであ
る。以下、ステップ47,48において図5演算ステッ
プとして補正演算を行う。ステップ47では、ステップ
46で算出した各サンプリング時間毎の事故点の位置k
(t)の平均値kを算出するものである。
事故点抵抗R1,R2…REの一時刻tにおけるk(t),
R1(t),R2(t)…RE(t)を算出するステップであ
る。以下、ステップ47,48において図5演算ステッ
プとして補正演算を行う。ステップ47では、ステップ
46で算出した各サンプリング時間毎の事故点の位置k
(t)の平均値kを算出するものである。
【0014】以降、事故点の位置は平均値kにあるもの
として、ステップ48の演算に入る。ステップ48では
事故点の位置kを平均値kをもって既知とすることによ
って、再度各時刻毎の事故点抵抗R1(t),R2(t)…
RE(t)の再計算を行う。ステップ49では、以上述べ
てきた演算結果を出力するステップである。
として、ステップ48の演算に入る。ステップ48では
事故点の位置kを平均値kをもって既知とすることによ
って、再度各時刻毎の事故点抵抗R1(t),R2(t)…
RE(t)の再計算を行う。ステップ49では、以上述べ
てきた演算結果を出力するステップである。
【0015】図7にはこの装置の構成に関する要部の一
例が示されている。同図は、図4で説明したS端子側の
装置の構成例を示し、端末機100と中央装置500を
一括したもので、他の端子に対して親局となるものであ
る。
例が示されている。同図は、図4で説明したS端子側の
装置の構成例を示し、端末機100と中央装置500を
一括したもので、他の端子に対して親局となるものであ
る。
【0016】以下、この図7に基づき記号とその動作内
容について説明する。400はS端子システムの親局部
分を示す。親局400は、自端子の信号入力部のほか、
他の端子からの信号の伝送受信,中央装置である事故様
相特定演算機能、および表示機能などをもつ。
容について説明する。400はS端子システムの親局部
分を示す。親局400は、自端子の信号入力部のほか、
他の端子からの信号の伝送受信,中央装置である事故様
相特定演算機能、および表示機能などをもつ。
【0017】親局のシステム400の内容についてさら
に説明する。111はA/D変換器であり、S端子の電
圧,電流信号、および遮断器CBの開閉状態信号をディ
ジタル量に変換し取り込む。112はオシログラムであ
り、親局400で入力した信号の記録、表示などに用い
るものである。
に説明する。111はA/D変換器であり、S端子の電
圧,電流信号、および遮断器CBの開閉状態信号をディ
ジタル量に変換し取り込む。112はオシログラムであ
り、親局400で入力した信号の記録、表示などに用い
るものである。
【0018】114はメモリであり、入力信号,受信信
号データ,送信信号データなどを記憶するデータ処理部
115では、各端子から収集した信号データについて、
複素数形式のデータ変換,系統事故有無についての事故
検出などを行う。
号データ,送信信号データなどを記憶するデータ処理部
115では、各端子から収集した信号データについて、
複素数形式のデータ変換,系統事故有無についての事故
検出などを行う。
【0019】151は信号形式変換を行う変換器であ
り、たとえば、ユニポーラ形式をバイポーラ形式の信号
に変換するU/B変換器である。152は151と逆変
換を行うB/U変換器である。153は信号端末機であ
り、データ伝送路のチャンネル振分けなどを行う。15
4は搬送装置であり、各対抗端子とのデータ伝送を行う
ためのインターフェースとなる装置である。
り、たとえば、ユニポーラ形式をバイポーラ形式の信号
に変換するU/B変換器である。152は151と逆変
換を行うB/U変換器である。153は信号端末機であ
り、データ伝送路のチャンネル振分けなどを行う。15
4は搬送装置であり、各対抗端子とのデータ伝送を行う
ためのインターフェースとなる装置である。
【0020】511は事故様相特定演算を実施するコン
ピュータである(コンピュータ511では後述する式
(5)の解法を図6の演算フローに従って実行する)。
512は演算結果の出力、あるいはシステムを監視する
補助コンピュータで、513はその画面表示を行うCR
Tディスプレーである。514はデータを記録するライ
ンプリンター、321は親局400と制御所あるいは給
電指令所などを結ぶデータ伝送モデムである。
ピュータである(コンピュータ511では後述する式
(5)の解法を図6の演算フローに従って実行する)。
512は演算結果の出力、あるいはシステムを監視する
補助コンピュータで、513はその画面表示を行うCR
Tディスプレーである。514はデータを記録するライ
ンプリンター、321は親局400と制御所あるいは給
電指令所などを結ぶデータ伝送モデムである。
【0021】モデム321は親局400の演算結果のみ
送信する場合など、電話回線1チャンネル単位の小規模
の装置とすることもできる。322は搬送装置であり、
データ伝送系のインターフェイスである。
送信する場合など、電話回線1チャンネル単位の小規模
の装置とすることもできる。322は搬送装置であり、
データ伝送系のインターフェイスである。
【0022】ここで送電線保護リレー装置113の内部
には事故発生時、送電線を保護するための目的で、A/
D変換器111,メモリ114,信号変換器151およ
び152が実装されており、又周辺装置として信号端末
機153,搬送装置154と同等の設備を有している。
には事故発生時、送電線を保護するための目的で、A/
D変換器111,メモリ114,信号変換器151およ
び152が実装されており、又周辺装置として信号端末
機153,搬送装置154と同等の設備を有している。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】このように形成された
従来の電力系統の故障点標定装置においては、装置構成
が、事故時に高速応動の必要なPCMキャリヤ保護継電
装置並みのものとなるため大掛りなものとなり、すなわ
ち変電所に故障点標定装置とPCMキャリヤ保護継電装
置が設置されることになり大きな設置スペースが必要
で、設備費が嵩む嫌いがあり、また地絡あるいは短絡等
の系統事故を検出するための高価なリレーが一方の電気
所側の故障点標定装置には必ず必要であった。
従来の電力系統の故障点標定装置においては、装置構成
が、事故時に高速応動の必要なPCMキャリヤ保護継電
装置並みのものとなるため大掛りなものとなり、すなわ
ち変電所に故障点標定装置とPCMキャリヤ保護継電装
置が設置されることになり大きな設置スペースが必要
で、設備費が嵩む嫌いがあり、また地絡あるいは短絡等
の系統事故を検出するための高価なリレーが一方の電気
所側の故障点標定装置には必ず必要であった。
【0024】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、設備コストが大幅に削限でき、さ
らに変電所への装置の設置スペースが不要なこの種電力
系統の故障点標定装置を提供するにある。
目的とするところは、設備コストが大幅に削限でき、さ
らに変電所への装置の設置スペースが不要なこの種電力
系統の故障点標定装置を提供するにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、系統
端に設けられているPCMキャリヤ保護継電装置に、自
端子の電圧情報も電流情報とともに同時刻サンプリング
し、かつこの電圧および電流情報をメモリに格納する手
段と、事故検出時に、前記メモリに格納された所定サン
プリング区間の電圧、電流情報を凍結する手段と、この
凍結手段の凍結データを演算装置に送信する手段とを設
けるとともに、演算装置にPCMキャリヤ保護継電装置
より送信されるデータを受信する手段と、この受信デー
タをもとに演算処理により事故点を標定する手段とを設
け、PCMキャリヤ保護継電装置の保護機能を阻害する
ことなくが所期の目的を達成するようにしたものであ
る。
端に設けられているPCMキャリヤ保護継電装置に、自
端子の電圧情報も電流情報とともに同時刻サンプリング
し、かつこの電圧および電流情報をメモリに格納する手
段と、事故検出時に、前記メモリに格納された所定サン
プリング区間の電圧、電流情報を凍結する手段と、この
凍結手段の凍結データを演算装置に送信する手段とを設
けるとともに、演算装置にPCMキャリヤ保護継電装置
より送信されるデータを受信する手段と、この受信デー
タをもとに演算処理により事故点を標定する手段とを設
け、PCMキャリヤ保護継電装置の保護機能を阻害する
ことなくが所期の目的を達成するようにしたものであ
る。
【0026】
【作用】すなわちこのように形成された電力系統の故障
点標定装置であると、PCMキャリヤ保護継電装置内
に、サンプリング時間内に電圧、電流情報をメモリに格
納する機能が設けられていることから、故障点標定装置
がPCMキャリヤ保護継電装置を内蔵した形となり、電
圧、電流情報を得るための専用装置は電気所内設置不要
となる。すなわち変電所内への装置の設置スペースが不
要となり、従来の装置に比べて設備コストが大幅に削限
でき、さらには系統事故を検出するためのリレーはPC
Mキャリヤ保護継電装置に内蔵にされたリレーが使用可
能となるため、特に高価なリレーを不用とすることがで
きるのである。
点標定装置であると、PCMキャリヤ保護継電装置内
に、サンプリング時間内に電圧、電流情報をメモリに格
納する機能が設けられていることから、故障点標定装置
がPCMキャリヤ保護継電装置を内蔵した形となり、電
圧、電流情報を得るための専用装置は電気所内設置不要
となる。すなわち変電所内への装置の設置スペースが不
要となり、従来の装置に比べて設備コストが大幅に削限
でき、さらには系統事故を検出するためのリレーはPC
Mキャリヤ保護継電装置に内蔵にされたリレーが使用可
能となるため、特に高価なリレーを不用とすることがで
きるのである。
【0027】
【実施例】以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細
に説明する。図1にはその構成の一つの例が示されてい
る。送電線1号線1Lおよび2号線2Lの亘長上におい
て、例えば短絡あるいは地絡等の系統事故が発生したと
きに事故点と事故点抵抗を算出するわけである。なお、
この算出については後述する。
に説明する。図1にはその構成の一つの例が示されてい
る。送電線1号線1Lおよび2号線2Lの亘長上におい
て、例えば短絡あるいは地絡等の系統事故が発生したと
きに事故点と事故点抵抗を算出するわけである。なお、
この算出については後述する。
【0028】図中120及び130が電力系統の端部に
配置されているPCMキャリヤ保護継電装置(以下PC
Mリレーと略す)で、その内部構成がブロック図で示さ
れている。ここでは便宜上送電線1号線1L側と送電線
2号線2L側の入力部を一緒にしてあるが、一般的には
送電線1号線1L側と送電線2号線2L側には夫々個別
にPCMリレー120,130が設置されている。
配置されているPCMキャリヤ保護継電装置(以下PC
Mリレーと略す)で、その内部構成がブロック図で示さ
れている。ここでは便宜上送電線1号線1L側と送電線
2号線2L側の入力部を一緒にしてあるが、一般的には
送電線1号線1L側と送電線2号線2L側には夫々個別
にPCMリレー120,130が設置されている。
【0029】このPCMリレー120及び130は、常
時サンプリング同期機能により、同時刻での電流I1,
I2,電圧V,その他の機器情報(CB条件など)の大
きさ、状態を電気角30度毎のサンプリング周期により
デジタル量に変換する信号入力部121、A/D変換部
122、両端子間の信号の送信、受信ができる伝送装置
155,156を有している。
時サンプリング同期機能により、同時刻での電流I1,
I2,電圧V,その他の機器情報(CB条件など)の大
きさ、状態を電気角30度毎のサンプリング周期により
デジタル量に変換する信号入力部121、A/D変換部
122、両端子間の信号の送信、受信ができる伝送装置
155,156を有している。
【0030】サンプリング同期の調整は、伝送装置15
5,156を介し、信号端末機157,搬送装置158
及び伝送路159を通して行なわれている。又、電気角
30度毎にサンプリングされた相手端子の電流,機器情
報(CB条件など)は伝送装置155,156を通し
て、決められた伝送速度で互いに送、受信が連続して行
なわれている。
5,156を介し、信号端末機157,搬送装置158
及び伝送路159を通して行なわれている。又、電気角
30度毎にサンプリングされた相手端子の電流,機器情
報(CB条件など)は伝送装置155,156を通し
て、決められた伝送速度で互いに送、受信が連続して行
なわれている。
【0031】PCMリレー120内部では、短絡,地絡
等の系統事故を即時判定するために自端子の電流、電圧
情報をA/D変換部122を通し、デジタル量に変換
し、メモリ123に記憶させる。又、一方相手端子の電
流情報は伝送路159を介して伝送装置156により受
信されメモリ123に記憶される。
等の系統事故を即時判定するために自端子の電流、電圧
情報をA/D変換部122を通し、デジタル量に変換
し、メモリ123に記憶させる。又、一方相手端子の電
流情報は伝送路159を介して伝送装置156により受
信されメモリ123に記憶される。
【0032】リレー演算部124では自端子の電流、電
圧及び相手端子の電流によりリレー演算を行ない、動作
するリレーにより、短絡,地絡事故の判定を行なう。そ
してこの判定が系統事故有りと判断した場合には、DO
126を介して遮断器CBヘトリップ指令が与えられ
る。
圧及び相手端子の電流によりリレー演算を行ない、動作
するリレーにより、短絡,地絡事故の判定を行なう。そ
してこの判定が系統事故有りと判断した場合には、DO
126を介して遮断器CBヘトリップ指令が与えられ
る。
【0033】リレー演算部124で使用する自端子の電
流,電圧情報は、メモリ125に電気角30度単位で毎
回格納され、データが一巡したことを判定して再び先頭
番地からデータの書き込みを行なう様に配慮されてい
る。
流,電圧情報は、メモリ125に電気角30度単位で毎
回格納され、データが一巡したことを判定して再び先頭
番地からデータの書き込みを行なう様に配慮されてい
る。
【0034】系統事故が発生した場合、メモリ125,
127に各々格納された電流,電圧情報を凍結し、凍結
データは電話回線等の伝送路331,334により他所
に設置された演算装置510内の伝送装置333,33
6へ送信される。演算装置510内のCPU511では
この受信データを使用し、後述する図3の演算フロー図
に基づいて事故点及び事故点抵抗が演算され、その結果
はCRT513に表示され、またプリンタ514に印字
される。
127に各々格納された電流,電圧情報を凍結し、凍結
データは電話回線等の伝送路331,334により他所
に設置された演算装置510内の伝送装置333,33
6へ送信される。演算装置510内のCPU511では
この受信データを使用し、後述する図3の演算フロー図
に基づいて事故点及び事故点抵抗が演算され、その結果
はCRT513に表示され、またプリンタ514に印字
される。
【0035】次に参考までに系統事故が発生したときに
事故点と事故点抵抗の演算方法について述べる。まず、
各端子の電圧,電流信号をもとに制御条件マトリックス
を形成する。図4に示した三相交流並行2回線送電線路
について、各相毎に表示したのが図5である。
事故点と事故点抵抗の演算方法について述べる。まず、
各端子の電圧,電流信号をもとに制御条件マトリックス
を形成する。図4に示した三相交流並行2回線送電線路
について、各相毎に表示したのが図5である。
【0036】この図5においては、送電線1号線1Lが
相No.1,2,3、また2号線2Lが相No.4,5,6と
して表示されている。すなわちS端子,R端子の各々の
電圧信号V1,V2…V12、電流信号I1,I2…I12のよ
うに添字により相順番と対応するように表示してある。
kは事故点までの距離で、S端子を基点に、線路亘長L
0を1とおいた割合によって示してある。
相No.1,2,3、また2号線2Lが相No.4,5,6と
して表示されている。すなわちS端子,R端子の各々の
電圧信号V1,V2…V12、電流信号I1,I2…I12のよ
うに添字により相順番と対応するように表示してある。
kは事故点までの距離で、S端子を基点に、線路亘長L
0を1とおいた割合によって示してある。
【0037】R1,R2…R6,REは各相の事故点抵抗で
あり、REは事故相の共通な事故点抵抗である。E1,E
6…E12は図示していない相も同様にそれぞれの相の線
路の電圧降下に係るもので、この電圧降下E1,E6…E
12は、
あり、REは事故相の共通な事故点抵抗である。E1,E
6…E12は図示していない相も同様にそれぞれの相の線
路の電圧降下に係るもので、この電圧降下E1,E6…E
12は、
【0038】
【数1】 E1 =Z11I1+Z12I2+Z13I3+Z14I4+Z15I5+Z16I6 E2 =Z21I1+Z22I2+Z23I3+Z24I4+Z25I5+Z26I6 E6 =Z61I1+Z62I2+Z63I3+Z64I4+Z65I5+Z66I6…(1) E7 =Z11I7+Z12I8+Z13I9+Z14I10+Z15I11+Z16I12 E12=Z61I7+Z62I8+Z63I9+Z64I10+Z65I11+Z66I12 で表される。
【0039】ただし、Z11,Z12…Z66は送電線各相
間の1km当りのインピーダンスであり、各相間では対
称とするインピーダンスマトリックスからなる。説明を
簡素化するためにここでは亘長L0(km)において一
様分布定数とする。この式(1)において、電圧信号V
1,V2…V12および電流信号I1,I2…I12,インピー
ダンスZ11,Z12…Z66はいずれも複素数であり、
E1,E2…E12も複素数である。
間の1km当りのインピーダンスであり、各相間では対
称とするインピーダンスマトリックスからなる。説明を
簡素化するためにここでは亘長L0(km)において一
様分布定数とする。この式(1)において、電圧信号V
1,V2…V12および電流信号I1,I2…I12,インピー
ダンスZ11,Z12…Z66はいずれも複素数であり、
E1,E2…E12も複素数である。
【0040】また、事故点抵抗REを流れる電流IEは、
【0041】
【数2】 IE=I1+I2…+I12 …(2) である。
【0042】この図5において、各端子各相の電圧方程
式
式
【0043】
【数3】 V1 =kL0E1+R1(I1+I7)+REIE V2 =kL0E2+R2(I2+I8)+REIE V3 =kL0E3+R3(I3+I9)+REIE V4 =kL0E4+R4(I4+I10)+REIE V5 =kL0E5+R5(I5+I11)+REIE V6 =kL0E6+R6(I6+I12)+REIE …(3) V7 =(1−k)L0E7+R1(I1+I7)+REIE V8 =(1−k)L0E8+R2(I2+I8)+REIE V9 =(1−k)L0E9+R3(I3+I9)+REIE V10=(1−k)L0E10+R4(I4+I10)+REIE V11=(1−k)L0E11+R5(I5+I11)+REIE V12=(1−k)L0E12+R6(I6+I12)+REIE が成り立つ。
【0044】この式(3)は複素数を含むものである
が、未知数は事故点の位置を示すk,各相の事故点抵抗
R1,R2…R6,REであり、未知数は8ヶであるから、
式(3)を直接解くことによっても事故様相特定に必要
な事故点の位置k,事故点抵抗R1,R2…R6,REが求
められる。式(3)の各方程式は電圧,電流信号の計測
値を用いているので、計測時の誤差が含まれることが考
えられる。
が、未知数は事故点の位置を示すk,各相の事故点抵抗
R1,R2…R6,REであり、未知数は8ヶであるから、
式(3)を直接解くことによっても事故様相特定に必要
な事故点の位置k,事故点抵抗R1,R2…R6,REが求
められる。式(3)の各方程式は電圧,電流信号の計測
値を用いているので、計測時の誤差が含まれることが考
えられる。
【0045】ある一時刻断面について複素数の(3)式
を実数部と虚数部について分離した連立方程式で示すと
を実数部と虚数部について分離した連立方程式で示すと
【0046】
【数4】 V1r =kL0E1r+R1(I1+I7)r+REIE+X1r V1I =kL0E1I+R1(I1+I7)I+REIE+X1I V2r =kL0E2r+R2(I2+I8)r+REIE+X2r …(4) V12I=(1−k)L0E12I+R6(I6+I12)IREIEX12I のように、全部で24本の連立方程式で置くことができ
る。ただし、X1r,X1I,…,X12Iは各方程式のそれ
ぞれ誤差項である。式(4)をさらに変形し、
る。ただし、X1r,X1I,…,X12Iは各方程式のそれ
ぞれ誤差項である。式(4)をさらに変形し、
【0047】
【数5】 V1r =kL0E1r+R1(I1+I7)r+U1r+REIEr+UEr+X1r V1I =kL0E1I+R1(I1+I7)I+U1I+REIEI+UEI+X1I V2r =kL0E2r+R2(I2+I8)r+U2r+REIEr+UEr+X2r …(5) V12r−L0E12r=−kE12r+R6(I6+I12)r+U6r +REIEr+UEr+X12r X12I−L0E12I=−kE12I+R6(I6+I12)I+U6I +REIEI+UEI+X12I とおく。式(5)において、U1r,U1I,U2r…
U6I,UER,UEIは補正項であり、事故相は抵抗Rの項
を用い、健全相は補正項Uを用いるものである。
U6I,UER,UEIは補正項であり、事故相は抵抗Rの項
を用い、健全相は補正項Uを用いるものである。
【0048】図2は本発明の処理フロー図であり、この
図に基づき演算処理内容を詳細に説明する。図2はPC
Mリレー(図1の120,130)の内部処理フロー図
である。本図に示す一連の処理は、前述もしたように電
気角30度毎に発せられるサンプリング信号により、系
統事故の有無に関係なくエンドレスに繰り返し処理され
ている。
図に基づき演算処理内容を詳細に説明する。図2はPC
Mリレー(図1の120,130)の内部処理フロー図
である。本図に示す一連の処理は、前述もしたように電
気角30度毎に発せられるサンプリング信号により、系
統事故の有無に関係なくエンドレスに繰り返し処理され
ている。
【0049】まず、ステップ50にて以下の処理を始め
るためのサンプリング信号有無の判定が行われ、ステッ
プ51では自端子の系統電圧,電流をA/D交換し、デ
ジタル量を取り込み、また機器情報(CB状態等)の取
込みが行なわれる。ステップ52は、リレー演算に使用
するための他端子の電流及び機器情報(CB状態等)デ
ータを取込むための受信処理であり、同時刻にサンプリ
ングされた両端子の電流データ、自端子の電圧データを
ステップ53のメモリに格納する。
るためのサンプリング信号有無の判定が行われ、ステッ
プ51では自端子の系統電圧,電流をA/D交換し、デ
ジタル量を取り込み、また機器情報(CB状態等)の取
込みが行なわれる。ステップ52は、リレー演算に使用
するための他端子の電流及び機器情報(CB状態等)デ
ータを取込むための受信処理であり、同時刻にサンプリ
ングされた両端子の電流データ、自端子の電圧データを
ステップ53のメモリに格納する。
【0050】格納したこのデータを使用し、ステップ5
4でリレー演算を実施し、系統に短絡,地絡による内部
事故の発生を判断する。演算結果、内部事故がない場合
は、リレーは動作せず、ステップ70へ戻る。ステップ
70ではデータ転送フラグの有無を判定し、有の場合は
ステップ59へ行き、無しの場合はステップ71に戻
る。
4でリレー演算を実施し、系統に短絡,地絡による内部
事故の発生を判断する。演算結果、内部事故がない場合
は、リレーは動作せず、ステップ70へ戻る。ステップ
70ではデータ転送フラグの有無を判定し、有の場合は
ステップ59へ行き、無しの場合はステップ71に戻
る。
【0051】ステップ71では、リレー演算に使用する
データの格納番地を+1歩進させて、データが時系列的
に順次格納できるようにするための処理、ステップ72
では限られたメモリをエンドレスに格納するため処理、
ステップ73はメモリ格納番地が最終番地まで来たとき
に更新するための処理を行う。
データの格納番地を+1歩進させて、データが時系列的
に順次格納できるようにするための処理、ステップ72
では限られたメモリをエンドレスに格納するため処理、
ステップ73はメモリ格納番地が最終番地まで来たとき
に更新するための処理を行う。
【0052】内部事故がない場合にステップ50からス
テップ55までの処理を行ない、ステップ70を経て先
頭に戻る。内部事故が発生し、リレーが動作した場合、
ステップ56でデータ転送フラグをセットし、ステップ
57でメモリに格納された電流,電圧データを凍結す
る。但し、メモリーを凍結するのは図1のメモリ125
のみで、リレー演算に使用するメモリ123は、電気角
30度毎に格納番地が更新される。
テップ55までの処理を行ない、ステップ70を経て先
頭に戻る。内部事故が発生し、リレーが動作した場合、
ステップ56でデータ転送フラグをセットし、ステップ
57でメモリに格納された電流,電圧データを凍結す
る。但し、メモリーを凍結するのは図1のメモリ125
のみで、リレー演算に使用するメモリ123は、電気角
30度毎に格納番地が更新される。
【0053】ステップ58はリレー動作による内部事故
判定結果、系統を保護するための遮断器トリップ指令処
理である。ステップ59,60は図1の伝送路331,
334を経由して、データ送信の可否を双方にて確認す
る処理、ステップ61はデータ転送中のトラブル等で、
データが途中で中断した場合、図1の他所に設置された
演算装置(以下中央の演算装置と略す)510からの再
送要求フラグの判定処理を行なう。
判定結果、系統を保護するための遮断器トリップ指令処
理である。ステップ59,60は図1の伝送路331,
334を経由して、データ送信の可否を双方にて確認す
る処理、ステップ61はデータ転送中のトラブル等で、
データが途中で中断した場合、図1の他所に設置された
演算装置(以下中央の演算装置と略す)510からの再
送要求フラグの判定処理を行なう。
【0054】ステップ62は凍結された事故時の電流,
電圧データ格納メモリからアドレスを付加して所定ワー
ド分のデータを図1の伝送路331,334を介して他
所に設置された演算装置510に送信する。ステップ6
3は全データの送信終了判定処理で、ステップ64は図
1中央の演算装置510からの受信終了の応答処理で、
受信終了している場合は、ステップ65でデータ転送フ
ラグをリセットして先頭処理へ戻る。
電圧データ格納メモリからアドレスを付加して所定ワー
ド分のデータを図1の伝送路331,334を介して他
所に設置された演算装置510に送信する。ステップ6
3は全データの送信終了判定処理で、ステップ64は図
1中央の演算装置510からの受信終了の応答処理で、
受信終了している場合は、ステップ65でデータ転送フ
ラグをリセットして先頭処理へ戻る。
【0055】ステップ66は図1の中央演算装置510
からデータ受信障害があった場合に発せられるデータの
再送要求の有無を判定する処理であり、データ再送要求
が有る場合はステップ67で再送フラグをセットし先頭
処理へ戻る。
からデータ受信障害があった場合に発せられるデータの
再送要求の有無を判定する処理であり、データ再送要求
が有る場合はステップ67で再送フラグをセットし先頭
処理へ戻る。
【0056】ステップ68では、全データ送信終了にか
かわらず、ステップ64、及びステップ66が否定のた
めデータは図1の中央演算装置510へ送れない障害が
発生したことで、データ受信不良警報を発する処理、ス
テップ69は転送フラグ、及び再送フラグをリセット
し、転送処理を終了させて先頭処理へ戻る処理である。
かわらず、ステップ64、及びステップ66が否定のた
めデータは図1の中央演算装置510へ送れない障害が
発生したことで、データ受信不良警報を発する処理、ス
テップ69は転送フラグ、及び再送フラグをリセット
し、転送処理を終了させて先頭処理へ戻る処理である。
【0057】次に図1の中央演算装置510のデータ受
信処理内容を図3のデータ受信処理フローにより説明す
る。図1のS端子側の伝送装置332、及びR端子側の
伝送装置335と中央演算装置510に設置されている
伝送装置333,336は、各々伝送路331,334
を通して常にデータの送信および受信ができる状態に保
ってある。
信処理内容を図3のデータ受信処理フローにより説明す
る。図1のS端子側の伝送装置332、及びR端子側の
伝送装置335と中央演算装置510に設置されている
伝送装置333,336は、各々伝送路331,334
を通して常にデータの送信および受信ができる状態に保
ってある。
【0058】この図のステップ80は、S端子からの送
信要求の有無を確認する処理であり、送信要求ありの場
合は、ステップ81へ進んでS端子側のデータ受信処理
を行ない、送信要求なしの場合は、ステップ89へ進
む。ステップ89ではR端子からの送信要求の有無を確
認する処理であり、送信要求ありの場合はステップ90
へ進みR端子側のデータ受信処理を行なう。
信要求の有無を確認する処理であり、送信要求ありの場
合は、ステップ81へ進んでS端子側のデータ受信処理
を行ない、送信要求なしの場合は、ステップ89へ進
む。ステップ89ではR端子からの送信要求の有無を確
認する処理であり、送信要求ありの場合はステップ90
へ進みR端子側のデータ受信処理を行なう。
【0059】なお、送信要求なしの場合は先頭処理へ戻
り、初期状態のデータ送信要求を待つ。ステップ81で
は、S端子側のデータを所定ワード分のデータを受信
し、逐次受信データを蓄積する。ステップ82はS端子
側のデータを全て受信終了したかを判定する処理であ
り、全データ受信終了したら、ステップ83でS端子デ
ータ受信終了通知を発し、図1の伝送装置333、伝送
路331、S端子側の伝送装置332を介してS端子側
のデータが受信終了したことを、S端子側へ通知する。
り、初期状態のデータ送信要求を待つ。ステップ81で
は、S端子側のデータを所定ワード分のデータを受信
し、逐次受信データを蓄積する。ステップ82はS端子
側のデータを全て受信終了したかを判定する処理であ
り、全データ受信終了したら、ステップ83でS端子デ
ータ受信終了通知を発し、図1の伝送装置333、伝送
路331、S端子側の伝送装置332を介してS端子側
のデータが受信終了したことを、S端子側へ通知する。
【0060】S端子側では図2のステップ64により判
定し、S端子からの送信処理を終了させる。ステップ8
2の処理で、データ受信が途中の場合はステップ84に
より、所定ワード分の受信データのエラー検出の処理を
行なう。エラーがない場合は先頭処理へ戻る。エラーが
有った場合は、ステップ85で再送フラグをセットす
る。ステップ86は再送が何回目かをセットする処理、
ステップ87では再送回数判定処理を行ない、同一デー
タをN回受信しても、エラーが継続していた場合はステ
ップ88でデータ受信不良の警報を発し先頭処理へ戻
る。
定し、S端子からの送信処理を終了させる。ステップ8
2の処理で、データ受信が途中の場合はステップ84に
より、所定ワード分の受信データのエラー検出の処理を
行なう。エラーがない場合は先頭処理へ戻る。エラーが
有った場合は、ステップ85で再送フラグをセットす
る。ステップ86は再送が何回目かをセットする処理、
ステップ87では再送回数判定処理を行ない、同一デー
タをN回受信しても、エラーが継続していた場合はステ
ップ88でデータ受信不良の警報を発し先頭処理へ戻
る。
【0061】S端子側のデータ受信処理が終了すると、
次にR端子側のデータ受信処理をステップ90からステ
ップ97でS端子と同様の処理を行なう。S端子側及び
R端子側のデータ受信が終了すると、前述した様に図1
のCPU511では図3の演算フロー図にしたがい、事
故点及び事故点抵抗を演算により求める。
次にR端子側のデータ受信処理をステップ90からステ
ップ97でS端子と同様の処理を行なう。S端子側及び
R端子側のデータ受信が終了すると、前述した様に図1
のCPU511では図3の演算フロー図にしたがい、事
故点及び事故点抵抗を演算により求める。
【0062】ここで、CPU511では、S端子側及び
R端子側のデータが電気角30度分受信された時点で演
算は可能なため、時分割にて図3の演算フローのステッ
プ40から、ステップ46までの処理を行ない処理速度
を早くすることも可能である。又、目的によって事故点
のみが知りたい場合は、図1のCRT513、プリンタ
514の処理速度をきわめて早くすることが可能であ
る。
R端子側のデータが電気角30度分受信された時点で演
算は可能なため、時分割にて図3の演算フローのステッ
プ40から、ステップ46までの処理を行ない処理速度
を早くすることも可能である。又、目的によって事故点
のみが知りたい場合は、図1のCRT513、プリンタ
514の処理速度をきわめて早くすることが可能であ
る。
【0063】このようにPCMリレーに図1のメモリ1
25,127、伝送装置332,335を付加すること
でハード的に実現可能であり、図2の内部処理フロー図
のステップ56〜57,59〜73の処理を追加するこ
とにより、従来のPCMリレーの機能を損なわずに実現
可能なため、従来技術と比べて設備コストが大幅に削限
できる。
25,127、伝送装置332,335を付加すること
でハード的に実現可能であり、図2の内部処理フロー図
のステップ56〜57,59〜73の処理を追加するこ
とにより、従来のPCMリレーの機能を損なわずに実現
可能なため、従来技術と比べて設備コストが大幅に削限
できる。
【0064】又、従来技術で必要とする図4の端末機1
00,200及び伝送路310は、図1のPCMリレー
120,130及び伝送路159と共用できるため、装
置を設置する必要がなくなり、設備費の大幅な削減及び
変電所への装置の設置スペースが不要となる大きなメリ
ットがある。
00,200及び伝送路310は、図1のPCMリレー
120,130及び伝送路159と共用できるため、装
置を設置する必要がなくなり、設備費の大幅な削減及び
変電所への装置の設置スペースが不要となる大きなメリ
ットがある。
【0065】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、送電線路両端の端末機及び専用の伝送路が不要とな
り、したがって従来のPCMリレーの機能を損なわずに
設備コストの大幅な削限が可能となり、また変電所への
装置の設置スペースが不要なこの種電力系統の故障点標
定装置を得ることができる。
ば、送電線路両端の端末機及び専用の伝送路が不要とな
り、したがって従来のPCMリレーの機能を損なわずに
設備コストの大幅な削限が可能となり、また変電所への
装置の設置スペースが不要なこの種電力系統の故障点標
定装置を得ることができる。
【図1】本発明の電力系統の故障点評定装置を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本発明の電力系統の故障点評定装置に用いられ
るPCM保護継電装置の内部処理フロー図である。
るPCM保護継電装置の内部処理フロー図である。
【図3】本発明の電力系統の故障点評定装置に用いられ
る中央演算装置のデータ受信処理フロー図である。
る中央演算装置のデータ受信処理フロー図である。
【図4】従来の電力系統の故障点評定装置を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】2端子二相並行2回線送電線による演算方式の
説明図である。
説明図である。
【図6】演算フロー図である。
【図7】従来の電力系統の故障点評定装置のデータ収集
ならびに中央装置を含む親局のブロック図である。
ならびに中央装置を含む親局のブロック図である。
120…PCMキャリヤ保護継電装置、125…メモ
リ、332…伝送装置、510…中央演算装置。
リ、332…伝送装置、510…中央演算装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳田 孫肖 富山県富山市牛島町15番1号 北陸電力株 式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 電力系統の各端子のサンプリング同期さ
れた電圧および電流情報を用いて演算装置により故障点
の標定演算を行うように形成されている電力系統の故障
点標定装置において、 前記電力系統の各端子部に配置されているPCMキャリ
ヤ保護継電装置に、前記各端子の電流情報とともに電圧
情報も同時刻サンプリングし、かつこの電圧および電流
情報をメモリに格納する手段と、内部事故の検出時に前
記メモリに格納された所定サンプリング区間の電圧およ
び電流情報を凍結する手段と、該凍結手段の凍結データ
を前記演算装置に送信する手段とを設け、かつ前記演算
装置に前記PCMキャリヤ保護継電装置より送信される
データを受信する手段と、該受信手段の受信データをも
とに演算処理により事故点を標定する手段とを設けたこ
とを特徴とする電力系統の故障点標定装置。 - 【請求項2】 電力系統の各端子のサンプリング同期さ
れた電圧および電流情報を用いて演算装置により故障点
の標定演算を行うように形成されている電力系統の故障
点標定装置において、 前記電力系統の各端子部に配置されているPCMキャリ
ヤ保護継電装置に、自端子電圧情報および電流情報を内
蔵メモリに格納する手段と、事故検出時にメモリに格納
された所定のサンプリング区間の電圧および電流情報を
凍結する手段と、他方端のPCMキャリヤ保護継電装置
へ凍結データを送信する手段と、他方端のPCMキャリ
ヤ保護継電装置から送信された送信データを受信する手
段と、前記凍結データおよび前記受信データを前記演算
装置に送信する手段とを設け、かつ前記演算装置に前記
PCMキャリヤ保護継電装置から送信されるデータを受
信する手段と、該受信手段の受信データをもとに演算処
理により事故点を標定する手段とを設けたことを特徴と
する電力系統の故障点標定装置。 - 【請求項3】 電力系統の各端子のサンプリング同期さ
れた電圧および電流情報を用いて故障点の標定演算を行
うように形成されている電力系統の故障点標定装置にお
いて、 前記電力系統の各端子部に配置されている夫々のPCM
キャリヤ保護継電装置に、各端子の電流データおよび同
一時刻にサンプリングされた電圧データの情報を相互に
送受信する手段と、前記電流情報、電圧情報を内蔵メモ
リに格納する手段と、内部事故検出時に内蔵メモリに格
納された所定サンプリング区間の前記電流情報、電圧情
報および受信された所定サンプリング区間の電流情報と
電圧情報を凍結する手段と、該凍結手段の受信凍結デー
タと自端凍結データをもとに、演算処理により事故点を
標定する手段とを備えていることを特徴とする電力系統
の故障点標定装置。 - 【請求項4】 電力系統の各端子における電圧および電
流情報を取り込むとともに、この情報を用いて演算処理
により故障点の標定を行なう電力系統の故障点標定方法
において、 前記電圧および電流情報の取り込みおよび演算処理する
ための情報の送信を、電力系統の各端子部に配置されて
いるPCMキャリヤ保護継電装置に行わせるようにした
ことを特徴とする電力系統の故障点標定方法。 - 【請求項5】 電力系統の各端子における電圧および電
流情報を取り込むとともに、この情報を用いて演算処理
により故障点の標定を行なう電力系統の故障点標定方法
において、 電力系統の各端子部に配置されているPCMキャリヤ保
護継電装置に、自端子電圧情報および電流情報を内蔵メ
モリに格納、事故検出時にメモリに格納された所定のサ
ンプリング区間の電圧および電流情報の凍結、この凍結
したデータを他端子相互間での送受信、およびこの凍結
データを演算装置へ送信する機能を持たせるようにした
ことを特徴とする電力系統の故障点標定方法。 - 【請求項6】 電力系統の各端子における電圧および電
流情報を取り込むとともに、この情報を用いて演算処理
により故障点の標定を行なう電力系統の故障点標定方法
において、 電力系統の各端子部に配置されているPCMキャリヤ保
護継電装置が、自端子電圧情報および電流情報を内蔵メ
モリに格納、事故検出時にメモリに格納された所定のサ
ンプリング区間の電圧および電流情報の凍結、この凍結
したデータを他端子相互間での送受信、かつこの凍結デ
ータの演算装置への送信を行なうことを特徴とする電力
系統の故障点標定方法。 - 【請求項7】 電力系統の各端子における電圧および電
流情報を取り込むとともに、この情報を用いて演算処理
により故障点の標定を行なうようになした電力系統の故
障点標定方法において、 電力系統の各端子部に配置されている夫々のPCMキャ
リヤ保護継電装置が、自端子電圧情報および電流情報を
内蔵メモリに格納し、かつ内部事故検出時にメモリに格
納された所定のサンプリング区間の電圧および電流情報
を凍結し、この凍結したデータをPCMキャリヤ保護継
電装置相互間で送受信し、他方端PCMキャリヤ保護継
電装置から受信した凍結データと自端子凍結データを故
障点標定演算装置に送信するようにしたことを特徴とす
る電力系統の故障点標定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7149322A JPH095384A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 電力系統の故障点標定装置および故障点標定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7149322A JPH095384A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 電力系統の故障点標定装置および故障点標定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH095384A true JPH095384A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15472588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7149322A Pending JPH095384A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 電力系統の故障点標定装置および故障点標定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH095384A (ja) |
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1995
- 1995-06-16 JP JP7149322A patent/JPH095384A/ja active Pending
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