JPH0948639A - 撥水撥油性防汚ガラスと撥水撥油性防汚ガラスの製造法及びこの撥水撥油性防汚ガラスを用いた電化製品 - Google Patents
撥水撥油性防汚ガラスと撥水撥油性防汚ガラスの製造法及びこの撥水撥油性防汚ガラスを用いた電化製品Info
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- JPH0948639A JPH0948639A JP19734095A JP19734095A JPH0948639A JP H0948639 A JPH0948639 A JP H0948639A JP 19734095 A JP19734095 A JP 19734095A JP 19734095 A JP19734095 A JP 19734095A JP H0948639 A JPH0948639 A JP H0948639A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- C03C17/28—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性・耐水性・耐候性を改善した化学吸着
膜を有する撥水撥油性防汚ガラスを提供することを目的
としている。 【構成】 ガラス基材1の表面を脱アルカリ処理し脱ア
ルカリ層2とすることによって、この部分のナトリウム
等のアルカリ成分量を減じ、表面に設けた界面活性剤よ
りなる化学吸着膜3の耐熱性・耐水性・耐候性を高める
ものである。
膜を有する撥水撥油性防汚ガラスを提供することを目的
としている。 【構成】 ガラス基材1の表面を脱アルカリ処理し脱ア
ルカリ層2とすることによって、この部分のナトリウム
等のアルカリ成分量を減じ、表面に設けた界面活性剤よ
りなる化学吸着膜3の耐熱性・耐水性・耐候性を高める
ものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撥水性・撥油性すなわ
ち防汚性に富んだ撥水撥油防汚ガラスとこの製造方法、
このガラスを使用した電化製品に関するものである。
ち防汚性に富んだ撥水撥油防汚ガラスとこの製造方法、
このガラスを使用した電化製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラスの表面に撥水性・撥油性を付与す
る方法として、ガラス基材の表面にフッ素系ポリマーを
塗布焼き付けたり、フロロカーボン系の化学吸着単分子
膜を形成する方法が提案されている。
る方法として、ガラス基材の表面にフッ素系ポリマーを
塗布焼き付けたり、フロロカーボン系の化学吸着単分子
膜を形成する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のフッ素系ポ
リマーを塗布焼き付けるガラスの表面処理の方法は、製
造が容易である反面、ガラス表面に設けた塗膜の密着性
が不十分で膜剥れが生ずるものである。またフロロカー
ボン系の化学吸着単分子膜を形成する方法では、膜剥が
れに対する耐久性は十分得られているが、耐熱性や耐水
性、耐候性が悪いという課題を有している。
リマーを塗布焼き付けるガラスの表面処理の方法は、製
造が容易である反面、ガラス表面に設けた塗膜の密着性
が不十分で膜剥れが生ずるものである。またフロロカー
ボン系の化学吸着単分子膜を形成する方法では、膜剥が
れに対する耐久性は十分得られているが、耐熱性や耐水
性、耐候性が悪いという課題を有している。
【0004】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決するもので、耐熱性・耐水性・耐候性を改
善した化学吸着膜を有する撥水撥油性防汚ガラスを提供
することを第一の目的としている。また、より簡単な構
成で第一の目的を達成できる化学吸着膜を有する撥水撥
油性防汚ガラスを提供することを第二の目的としてい
る。また、化学吸着膜の撥水撥油性を高めた撥水撥油性
防汚ガラスを提供することを第三の目的としている。ま
た、化学吸着膜の結合力を高めた撥水撥油性防汚ガラス
を提供することを第四の目的・第五の目的としている。
また、化学吸着膜の耐久性を高めた撥水撥油性防汚ガラ
スを提供することを第六の目的としている。更に、透明
性を高め、内部の観察が容易にできる撥水撥油性防汚ガ
ラスを提供することを第七の目的としている。また、耐
熱耐久性の高い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を提供
することを第八の目的としている。また、より簡単な構
成で耐熱耐久性の高い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法
を提供することを第九の目的としている。更に、ガラス
基材の表面の脱アルカリ処理が容易に行える方法を提供
することを第十の目的としている。また、アルカリバリ
ヤー層の形成が容易にできる方法を提供することを第十
一の目的としている。また、化学吸着膜の耐久性を高め
た撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を提供することを第
十二の目的としている。更に、アルカリバリヤー層を緻
密とした撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を提供するこ
とを第十三の目的としている。更に、アルカリバリヤー
層を簡単に形成できる撥水撥油性防汚ガラスの製造方法
を提供することを第十四の目的としている。また特に、
撥水撥油性の高い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を提
供することを第十五の目的・第十六の目的としている。
また更に、化学吸着膜の結合力の強い撥水撥油性防汚ガ
ラスの製造方法を提供することを第十七の目的としてい
る。また化学吸着膜を緻密に形成して、耐久性・撥水撥
油性を高めた撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を提供す
ることを第十八の目的・第十九の目的としている。また
更に、耐熱性・耐久性を改善した撥水撥油性防汚ガラス
を備えた電化製品を提供することを第二十の目的として
いる。
る課題を解決するもので、耐熱性・耐水性・耐候性を改
善した化学吸着膜を有する撥水撥油性防汚ガラスを提供
することを第一の目的としている。また、より簡単な構
成で第一の目的を達成できる化学吸着膜を有する撥水撥
油性防汚ガラスを提供することを第二の目的としてい
る。また、化学吸着膜の撥水撥油性を高めた撥水撥油性
防汚ガラスを提供することを第三の目的としている。ま
た、化学吸着膜の結合力を高めた撥水撥油性防汚ガラス
を提供することを第四の目的・第五の目的としている。
また、化学吸着膜の耐久性を高めた撥水撥油性防汚ガラ
スを提供することを第六の目的としている。更に、透明
性を高め、内部の観察が容易にできる撥水撥油性防汚ガ
ラスを提供することを第七の目的としている。また、耐
熱耐久性の高い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を提供
することを第八の目的としている。また、より簡単な構
成で耐熱耐久性の高い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法
を提供することを第九の目的としている。更に、ガラス
基材の表面の脱アルカリ処理が容易に行える方法を提供
することを第十の目的としている。また、アルカリバリ
ヤー層の形成が容易にできる方法を提供することを第十
一の目的としている。また、化学吸着膜の耐久性を高め
た撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を提供することを第
十二の目的としている。更に、アルカリバリヤー層を緻
密とした撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を提供するこ
とを第十三の目的としている。更に、アルカリバリヤー
層を簡単に形成できる撥水撥油性防汚ガラスの製造方法
を提供することを第十四の目的としている。また特に、
撥水撥油性の高い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を提
供することを第十五の目的・第十六の目的としている。
また更に、化学吸着膜の結合力の強い撥水撥油性防汚ガ
ラスの製造方法を提供することを第十七の目的としてい
る。また化学吸着膜を緻密に形成して、耐久性・撥水撥
油性を高めた撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を提供す
ることを第十八の目的・第十九の目的としている。また
更に、耐熱性・耐久性を改善した撥水撥油性防汚ガラス
を備えた電化製品を提供することを第二十の目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、ガラス基材の表面を脱アル
カリ処理し、この表面に界面活性剤よりなる化学吸着膜
を結合形成した撥水撥油性防汚ガラスとするものであ
る。
めの本発明の第一の手段は、ガラス基材の表面を脱アル
カリ処理し、この表面に界面活性剤よりなる化学吸着膜
を結合形成した撥水撥油性防汚ガラスとするものであ
る。
【0006】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、ガラス基材の表面近傍にアルカリ含有量が少
ないアルカリバリヤー層を設け、このアルカリバリヤー
層の表面に界面活性剤よりなる化学吸着膜を結合形成し
た撥水撥油性防汚ガラスとするものである。
の手段は、ガラス基材の表面近傍にアルカリ含有量が少
ないアルカリバリヤー層を設け、このアルカリバリヤー
層の表面に界面活性剤よりなる化学吸着膜を結合形成し
た撥水撥油性防汚ガラスとするものである。
【0007】また第三の目的を達成するための本発明の
第三の手段は、特に、界面活性剤がフロロカーボン基を
含んでいる撥水撥油性防汚ガラスとするものである。
第三の手段は、特に、界面活性剤がフロロカーボン基を
含んでいる撥水撥油性防汚ガラスとするものである。
【0008】第四の目的を達成するための本発明の第四
の手段は、特に、界面活性剤よりなる化学吸着膜がSi
O基を介して基材表面と共有結合している撥水撥油性防
汚ガラスとするものである。
の手段は、特に、界面活性剤よりなる化学吸着膜がSi
O基を介して基材表面と共有結合している撥水撥油性防
汚ガラスとするものである。
【0009】また第五の目的を達成するための本発明の
第五の手段は、特に、界面活性剤よりなる化学吸着膜が
TiO基を介して基材表面と共有結合している撥水撥油
性防汚ガラスとするものである。
第五の手段は、特に、界面活性剤よりなる化学吸着膜が
TiO基を介して基材表面と共有結合している撥水撥油
性防汚ガラスとするものである。
【0010】第六の目的を達成するための本発明の第六
の手段は、基材表面近傍のアルカリ濃度が0.1%以下で
ある撥水撥油性防汚ガラスとするものである。
の手段は、基材表面近傍のアルカリ濃度が0.1%以下で
ある撥水撥油性防汚ガラスとするものである。
【0011】第七の目的を達成するための本発明の第七
の手段は、特に化学吸着膜を単分子膜とした撥水撥油性
防汚ガラスとするものである。
の手段は、特に化学吸着膜を単分子膜とした撥水撥油性
防汚ガラスとするものである。
【0012】更に第八の目的を達成するための本発明の
第八の手段は、ガラス基材の表面を脱アルカリ処理する
工程と、界面活性剤を非水系溶剤中に溶かした化学吸着
液にガラス基材を接触させ前記界面活性剤を化学吸着す
る工程とを有する撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とす
るものである。
第八の手段は、ガラス基材の表面を脱アルカリ処理する
工程と、界面活性剤を非水系溶剤中に溶かした化学吸着
液にガラス基材を接触させ前記界面活性剤を化学吸着す
る工程とを有する撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とす
るものである。
【0013】第九の目的を達成するための本発明の第九
の手段は、ガラス基材の表面にアルカリバリヤー層を形
成する工程と、界面活性剤を非水系溶剤中に溶かした化
学吸着液にガラス基材を接触させ前記界面活性剤を化学
吸着する工程とを有する撥水撥油性防汚ガラスの製造方
法とするものである。
の手段は、ガラス基材の表面にアルカリバリヤー層を形
成する工程と、界面活性剤を非水系溶剤中に溶かした化
学吸着液にガラス基材を接触させ前記界面活性剤を化学
吸着する工程とを有する撥水撥油性防汚ガラスの製造方
法とするものである。
【0014】また第十の目的を達成するための本発明の
第十の手段は、特にガラス基材を硫酸、燐酸、塩酸また
は硝酸を含む水または温水で処理してガラス基材の表面
を脱アルカリ処理する撥水撥油性防汚ガラスの製造方法
とするものである。
第十の手段は、特にガラス基材を硫酸、燐酸、塩酸また
は硝酸を含む水または温水で処理してガラス基材の表面
を脱アルカリ処理する撥水撥油性防汚ガラスの製造方法
とするものである。
【0015】更に第十一の目的を達成するための本発明
の第十一の手段は、アルカリバリヤー層を硫酸、燐酸、
塩酸または硝酸を含む水または温水で処理して形成する
撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とするものである。
の第十一の手段は、アルカリバリヤー層を硫酸、燐酸、
塩酸または硝酸を含む水または温水で処理して形成する
撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とするものである。
【0016】第十二の目的を達成するための本発明の第
十二の手段は、特にアルカリバリヤー層がシリカを含む
撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とするものである。
十二の手段は、特にアルカリバリヤー層がシリカを含む
撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とするものである。
【0017】また第十三の目的を達成するための本発明
の第十三の手段は、特にシリカを含むアルカリバリヤー
層は、CVD法によって形成する撥水撥油性防汚ガラス
の製造方法とするものである。
の第十三の手段は、特にシリカを含むアルカリバリヤー
層は、CVD法によって形成する撥水撥油性防汚ガラス
の製造方法とするものである。
【0018】第十四の目的を達成するための本発明の第
十四の手段は、特にシリカを含むアルカリバリヤー層
は、ゾルゲル法によって形成する撥水撥油性防汚ガラス
の製造方法とするものである。
十四の手段は、特にシリカを含むアルカリバリヤー層
は、ゾルゲル法によって形成する撥水撥油性防汚ガラス
の製造方法とするものである。
【0019】第十五の目的を達成するための本発明の第
十五の手段は、特に界面活性剤はフロロカーボン基を有
する撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とするものであ
る。
十五の手段は、特に界面活性剤はフロロカーボン基を有
する撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とするものであ
る。
【0020】第十六の目的を達成するための本発明の第
十六の手段は、特に界面活性剤はクロロシリル基または
アルコキシ基を有する撥水撥油性防汚ガラスの製造方法
とするものである。
十六の手段は、特に界面活性剤はクロロシリル基または
アルコキシ基を有する撥水撥油性防汚ガラスの製造方法
とするものである。
【0021】第十七の目的を達成するための本発明の第
十七の手段は、特に界面活性剤は、チタネート基を有す
る撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とするものである。
十七の手段は、特に界面活性剤は、チタネート基を有す
る撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とするものである。
【0022】また第十八の目的を達成するための本発明
の第十八の手段は、特にフロロカーボン系界面活性剤ま
たはフロロシラン系界面活性剤として(化1)あるいは
(化2)で表せるものを用いた撥水撥油性防汚ガラスの
製造方法とするものである。
の第十八の手段は、特にフロロカーボン系界面活性剤ま
たはフロロシラン系界面活性剤として(化1)あるいは
(化2)で表せるものを用いた撥水撥油性防汚ガラスの
製造方法とするものである。
【0023】第十九の目的を達成するための本発明の第
十九の手段は、フロロシラン系界面活性剤として(化
3)から(化15)または(化16)から(化26)で
表現できるものを用いた撥水撥油性防汚ガラスの製造方
法とするものである。
十九の手段は、フロロシラン系界面活性剤として(化
3)から(化15)または(化16)から(化26)で
表現できるものを用いた撥水撥油性防汚ガラスの製造方
法とするものである。
【0024】更にまた第二十の目的を達成するための第
二十の手段は、本発明の第一から第七の手段である撥水
撥油性防汚ガラスを用いた電化製品とするものである。
請求項1から7のいずれか1項に記載した撥水撥油性防
汚ガラスを用いた電化製品界面活性剤として、フロロカ
ーボン基とクロロシリル基またはアルコキシ基とを有す
る撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とするものである。
二十の手段は、本発明の第一から第七の手段である撥水
撥油性防汚ガラスを用いた電化製品とするものである。
請求項1から7のいずれか1項に記載した撥水撥油性防
汚ガラスを用いた電化製品界面活性剤として、フロロカ
ーボン基とクロロシリル基またはアルコキシ基とを有す
る撥水撥油性防汚ガラスの製造方法とするものである。
【0025】
【作用】本発明の第一の手段は、ガラス基材の表面を脱
アルカリ処理することによってこの表面部分のナトリウ
ム等のアルカリ成分量を減じ、この表面に設けた界面活
性剤よりなる化学吸着膜の耐熱性・耐水性・耐候性を高
めるものである。
アルカリ処理することによってこの表面部分のナトリウ
ム等のアルカリ成分量を減じ、この表面に設けた界面活
性剤よりなる化学吸着膜の耐熱性・耐水性・耐候性を高
めるものである。
【0026】本発明の第二の手段は、ガラス基材の表面
近傍に設けたアルカリバリヤー層が、ガラス基材が含ん
でいるナトリウム等のアルカリ成分の影響を抑え、この
表面に設けた界面活性剤よりなる化学吸着膜の耐熱性・
耐水性・耐候性を高めるように作用する。
近傍に設けたアルカリバリヤー層が、ガラス基材が含ん
でいるナトリウム等のアルカリ成分の影響を抑え、この
表面に設けた界面活性剤よりなる化学吸着膜の耐熱性・
耐水性・耐候性を高めるように作用する。
【0027】本発明の第三の手段は、フロロカーボン基
を含んだ界面活性剤を用いることによって、化学吸着膜
の撥水撥油性を高めた撥水撥油性防汚ガラスとするもの
である。
を含んだ界面活性剤を用いることによって、化学吸着膜
の撥水撥油性を高めた撥水撥油性防汚ガラスとするもの
である。
【0028】本発明の第四の手段は、SiO基を介して
ガラス基材表面と共有結合する化学吸着膜として、化学
吸着膜の結合力を高めた撥水撥油性防汚ガラスとするも
のである。
ガラス基材表面と共有結合する化学吸着膜として、化学
吸着膜の結合力を高めた撥水撥油性防汚ガラスとするも
のである。
【0029】本発明の第五の手段は、TiO基を介して
ガラス基材表面と共有結合する化学吸着膜として、化学
吸着膜の結合力を高めた撥水撥油性防汚ガラスとするも
のである。
ガラス基材表面と共有結合する化学吸着膜として、化学
吸着膜の結合力を高めた撥水撥油性防汚ガラスとするも
のである。
【0030】本発明の第六の手段は、ガラス基材の表面
近傍のアルカリ濃度を0.1%以下として、化学吸着膜の
耐久性を高めた撥水撥油性防汚ガラスとするものであ
る。
近傍のアルカリ濃度を0.1%以下として、化学吸着膜の
耐久性を高めた撥水撥油性防汚ガラスとするものであ
る。
【0031】本発明の第七の手段は、化学吸着膜を単分
子膜によって構成することによって、透明性を高め、内
部の観察が容易にできる撥水撥油性防汚ガラスとしてい
る。
子膜によって構成することによって、透明性を高め、内
部の観察が容易にできる撥水撥油性防汚ガラスとしてい
る。
【0032】本発明の第八の手段は、ガラス基材の表面
を脱アルカリ処理する工程と、界面活性剤を非水系溶剤
中に溶かした化学吸着液にガラス基材を接触させ界面活
性剤を化学吸着する工程とを有することによって、耐熱
耐久性の高い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法としてい
るものである。
を脱アルカリ処理する工程と、界面活性剤を非水系溶剤
中に溶かした化学吸着液にガラス基材を接触させ界面活
性剤を化学吸着する工程とを有することによって、耐熱
耐久性の高い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法としてい
るものである。
【0033】本発明の第九の手段は、ガラス基材の表面
にアルカリバリヤー層を形成して、界面活性剤を非水系
溶剤中に溶かした化学吸着液にガラス基材を接触させる
ようにして、より簡単な構成で耐熱耐久性の高い撥水撥
油性防汚ガラスの製造方法とするものである。
にアルカリバリヤー層を形成して、界面活性剤を非水系
溶剤中に溶かした化学吸着液にガラス基材を接触させる
ようにして、より簡単な構成で耐熱耐久性の高い撥水撥
油性防汚ガラスの製造方法とするものである。
【0034】本発明の第十の手段は、ガラス基材を硫
酸、燐酸、塩酸または硝酸を含む水または温水で処理す
るようにして、ガラス基材の表面の脱アルカリ処理が容
易に行える撥水撥油性防汚ガラスの製造方法としてい
る。
酸、燐酸、塩酸または硝酸を含む水または温水で処理す
るようにして、ガラス基材の表面の脱アルカリ処理が容
易に行える撥水撥油性防汚ガラスの製造方法としてい
る。
【0035】本発明の第十一の手段は、アルカリバリヤ
ー層を硫酸、燐酸、塩酸または硝酸を含む水または温水
で処理するようにして、アルカリバリヤー層の形成が容
易にできる撥水撥油性防汚ガラスの製造方法としてい
る。
ー層を硫酸、燐酸、塩酸または硝酸を含む水または温水
で処理するようにして、アルカリバリヤー層の形成が容
易にできる撥水撥油性防汚ガラスの製造方法としてい
る。
【0036】本発明の第十二の手段は、シリカを含むア
ルカリバリヤー層として化学吸着膜の耐久性を高めた撥
水撥油性防汚ガラスの製造方法としている。
ルカリバリヤー層として化学吸着膜の耐久性を高めた撥
水撥油性防汚ガラスの製造方法としている。
【0037】本発明の第十三の手段は、CVD法によっ
てシリカを含むアルカリバリヤー層を形成するようにし
て、アルカリバリヤー層を緻密とした撥水撥油性防汚ガ
ラスの製造方法としている。
てシリカを含むアルカリバリヤー層を形成するようにし
て、アルカリバリヤー層を緻密とした撥水撥油性防汚ガ
ラスの製造方法としている。
【0038】本発明の第十四の手段は、ゾルゲル法によ
ってシリカを含むアルカリバリヤー層を形成するように
して、アルカリバリヤー層を簡単に形成できる撥水撥油
性防汚ガラスの製造方法としている。
ってシリカを含むアルカリバリヤー層を形成するように
して、アルカリバリヤー層を簡単に形成できる撥水撥油
性防汚ガラスの製造方法としている。
【0039】本発明の第十五の手段は、フロロカーボン
基を有する界面活性剤を使用するようにして、特に、撥
水撥油性の高い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法として
いる。
基を有する界面活性剤を使用するようにして、特に、撥
水撥油性の高い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法として
いる。
【0040】本発明の第十六の手段は、クロロシリル基
またはアルコキシ基を有する界面活性剤を使用するよう
にして、特に、撥水撥油性の高い撥水撥油性防汚ガラス
の製造方法としている。
またはアルコキシ基を有する界面活性剤を使用するよう
にして、特に、撥水撥油性の高い撥水撥油性防汚ガラス
の製造方法としている。
【0041】本発明の第十七の手段は、チタネート基を
有する界面活性剤を使用するようにして、化学吸着膜の
結合力の強い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法としてい
る。
有する界面活性剤を使用するようにして、化学吸着膜の
結合力の強い撥水撥油性防汚ガラスの製造方法としてい
る。
【0042】本発明の第十八の手段は、フロロカーボン
系界面活性剤またはフロロシラン系界面活性剤として
(化1)あるいは(化2)で表せるものを用いるように
して、化学吸着膜を緻密に形成して、耐久性・撥水撥油
性を高めた撥水撥油性防汚ガラスの製造方法としてい
る。
系界面活性剤またはフロロシラン系界面活性剤として
(化1)あるいは(化2)で表せるものを用いるように
して、化学吸着膜を緻密に形成して、耐久性・撥水撥油
性を高めた撥水撥油性防汚ガラスの製造方法としてい
る。
【0043】本発明の第十九の手段は、フロロシラン系
界面活性剤として(化3)から(化26)で表現できる
ものを用いるようにして、化学吸着膜を緻密に形成し
て、耐久性・撥水撥油性を高めた撥水撥油性防汚ガラス
の製造方法としている。
界面活性剤として(化3)から(化26)で表現できる
ものを用いるようにして、化学吸着膜を緻密に形成し
て、耐久性・撥水撥油性を高めた撥水撥油性防汚ガラス
の製造方法としている。
【0044】本発明の第二十の手段は、撥水撥油性防汚
ガラスを用いることによって、耐熱性・耐久性を改善し
た撥水撥油性防汚ガラスを備えた電化製品としている。
ガラスを用いることによって、耐熱性・耐久性を改善し
た撥水撥油性防汚ガラスを備えた電化製品としている。
【0045】
(実施例1)ガラス表面の撥水撥油性を改善するため
に、従来からフロロカーボン系の化学吸着単分子膜を形
成する方法が提案されている。しかし従来行われてきた
方法では、膜剥がれに対する耐久性は十分得られている
が、耐熱性や耐水性、耐候性が悪い欠点があった。発明
者らは、この原因がガラス基材に含まれているナトリウ
ム等のアルカリ成分にあることを発見したものである。
つまり、ナトリウム等のアルカリ成分が界面活性剤分子
の分子内結合を切ることが耐熱性や耐水性、耐候性が悪
い原因となるものである。
に、従来からフロロカーボン系の化学吸着単分子膜を形
成する方法が提案されている。しかし従来行われてきた
方法では、膜剥がれに対する耐久性は十分得られている
が、耐熱性や耐水性、耐候性が悪い欠点があった。発明
者らは、この原因がガラス基材に含まれているナトリウ
ム等のアルカリ成分にあることを発見したものである。
つまり、ナトリウム等のアルカリ成分が界面活性剤分子
の分子内結合を切ることが耐熱性や耐水性、耐候性が悪
い原因となるものである。
【0046】以下本実施例について、図1に基づいて説
明する。本実施例の撥水撥油性防汚ガラス4は、ガラス
基材1の表面をアルカリ濃度が非常に少ない層2とし、
層2の表面にフロロカーボン系化学吸着単分子膜3を設
けて形成しているものである。
明する。本実施例の撥水撥油性防汚ガラス4は、ガラス
基材1の表面をアルカリ濃度が非常に少ない層2とし、
層2の表面にフロロカーボン系化学吸着単分子膜3を設
けて形成しているものである。
【0047】層2は、ガラス基材1を硫酸水溶液で脱ア
ルカリ処理して形成したものである。例えば、濃硫酸を
水で10%程度に薄めた水溶液中にガラス基材1を、9
0〜98℃で一昼夜程度浸漬し、その後良く水洗するこ
とによって形成できる。この処理によって、ガラス基材
1の表面近傍およそ2μ程度の領域では、ナトリウムや
カリウムが溶出してほとんどアルカリを含まない層2と
なるものである。この脱アルカリ処理に際しては、硫酸
の他に塩酸・燐酸・硝酸・有機酸等を利用することも可
能である。特に、硫酸・燐酸は安定的に使用できて層2
を形成する目的に対しては都合が良いものである。
ルカリ処理して形成したものである。例えば、濃硫酸を
水で10%程度に薄めた水溶液中にガラス基材1を、9
0〜98℃で一昼夜程度浸漬し、その後良く水洗するこ
とによって形成できる。この処理によって、ガラス基材
1の表面近傍およそ2μ程度の領域では、ナトリウムや
カリウムが溶出してほとんどアルカリを含まない層2と
なるものである。この脱アルカリ処理に際しては、硫酸
の他に塩酸・燐酸・硝酸・有機酸等を利用することも可
能である。特に、硫酸・燐酸は安定的に使用できて層2
を形成する目的に対しては都合が良いものである。
【0048】フロロカーボン系化学吸着単分子膜3は、
以下のようにして形成している。界面活性剤として、
(化10)に示しているフロロカーボン基とクロロシリ
ル基とを含むフロロシラン系のものを使用している。
以下のようにして形成している。界面活性剤として、
(化10)に示しているフロロカーボン基とクロロシリ
ル基とを含むフロロシラン系のものを使用している。
【0049】予めn-ヘキサデカンを80%、四塩化炭
素を12%、クロロホルム8%の割合で調整した非水系
溶剤中に、この界面活性剤を3×10-3Mol/L程度の濃
度で混入して化学吸着液を作成する。この化学吸着液中
に、前記脱アルカリ処理を施して層2を形成したガラス
基材1を、例えば湿度10%以下とした乾燥雰囲気中
で、室温で1時間程度浸漬するものである。この浸漬を
終了した後、ガラス基材1をクロロホルムなどの非水系
溶媒によって良く洗浄する。この浸漬によって、脱アル
カリ層2の表面には、水酸基が多数存在しているため、
クロロシラン系界面活性剤のクロロシリル基とこの水酸
基とが脱塩酸反応を生じて、図1(b)・(化27)に
示している組成の化学吸着単分子膜3を生成するもので
ある。
素を12%、クロロホルム8%の割合で調整した非水系
溶剤中に、この界面活性剤を3×10-3Mol/L程度の濃
度で混入して化学吸着液を作成する。この化学吸着液中
に、前記脱アルカリ処理を施して層2を形成したガラス
基材1を、例えば湿度10%以下とした乾燥雰囲気中
で、室温で1時間程度浸漬するものである。この浸漬を
終了した後、ガラス基材1をクロロホルムなどの非水系
溶媒によって良く洗浄する。この浸漬によって、脱アル
カリ層2の表面には、水酸基が多数存在しているため、
クロロシラン系界面活性剤のクロロシリル基とこの水酸
基とが脱塩酸反応を生じて、図1(b)・(化27)に
示している組成の化学吸着単分子膜3を生成するもので
ある。
【0050】
【化27】
【0051】この化学吸着単分子膜3は表面にCF3−
基を含んでおり、酸素原子を介して脱アルカリ層2と共
有結合した形で約20Å程度の厚みで形成される。
基を含んでおり、酸素原子を介して脱アルカリ層2と共
有結合した形で約20Å程度の厚みで形成される。
【0052】なお本実施例では、フロロカーボン基およ
びクロロシリル基を含むフロロシラン系界面活性剤を
(化10)に示す組成として説明したが、(化1)ある
いは(化2)に示している一般的なものであっても同様
の効果を発揮させることができるものである。
びクロロシリル基を含むフロロシラン系界面活性剤を
(化10)に示す組成として説明したが、(化1)ある
いは(化2)に示している一般的なものであっても同様
の効果を発揮させることができるものである。
【0053】なお(化1)あるいは(化2)に示す組成
の界面活性剤としては、(化3)から(化15)に示す
ものが使用できる。
の界面活性剤としては、(化3)から(化15)に示す
ものが使用できる。
【0054】また、クロロシリル基の代わりにアルコキ
シ基を含むフロロシラン系界面活性剤も利用可能であ
る。この場合には、前述した化学吸着液に触媒として有
機酸を数%添加して、脱アルコール反応をさせる必要が
あるが、それ以外は前記と同様の条件で化学吸着単分子
膜3と同様の被膜が作製できた。この場合は、化学吸着
液をアルコールのような含水系の溶媒に代えてもこの成
膜は可能である。なお含水系の溶媒を用いる場合には、
塩酸や硫酸、硝酸等の鑛酸が利用できて都合がよい。
シ基を含むフロロシラン系界面活性剤も利用可能であ
る。この場合には、前述した化学吸着液に触媒として有
機酸を数%添加して、脱アルコール反応をさせる必要が
あるが、それ以外は前記と同様の条件で化学吸着単分子
膜3と同様の被膜が作製できた。この場合は、化学吸着
液をアルコールのような含水系の溶媒に代えてもこの成
膜は可能である。なお含水系の溶媒を用いる場合には、
塩酸や硫酸、硝酸等の鑛酸が利用できて都合がよい。
【0055】またこの場合に使用できる界面活性剤に
は、(化28)あるいは(化29)として示している一
般的なものがある。
は、(化28)あるいは(化29)として示している一
般的なものがある。
【0056】
【化28】
【0057】
【化29】
【0058】具体的には(化16)から(化26)に示
すような組成の界面活性剤が使用できる。
すような組成の界面活性剤が使用できる。
【0059】なお、界面活性剤のフッ素を水素に置換し
た界面活性剤も使用したが、この場合には撥水性を確保
することはできたが、撥油性および防汚性については良
くないものであった。従って、撥水性のみが必要とされ
る場合には界面活性剤のフッ素を水素に置換した界面活
性剤を使用することが可能となるものである。
た界面活性剤も使用したが、この場合には撥水性を確保
することはできたが、撥油性および防汚性については良
くないものであった。従って、撥水性のみが必要とされ
る場合には界面活性剤のフッ素を水素に置換した界面活
性剤を使用することが可能となるものである。
【0060】さらにまた、クロロシラン系界面活性剤や
アルコキシシラン系界面活性剤以外にも、(化30)あ
るいは(化31)に示しているフロロチタネート系界面
活性剤を使用しても、類似の条件で化学吸着単分子膜を
得ることができる。
アルコキシシラン系界面活性剤以外にも、(化30)あ
るいは(化31)に示しているフロロチタネート系界面
活性剤を使用しても、類似の条件で化学吸着単分子膜を
得ることができる。
【0061】
【化30】
【0062】
【化31】
【0063】なおフロロチタネート系界面活性剤を用い
た場合には、化学吸着液中での反応は脱アルコール反応
を伴った吸着となり、フロロチオール系界面活性剤を用
いた場合には、脱水反応を伴った吸着となるものであ
る。
た場合には、化学吸着液中での反応は脱アルコール反応
を伴った吸着となり、フロロチオール系界面活性剤を用
いた場合には、脱水反応を伴った吸着となるものであ
る。
【0064】また本実施例では、脱アルカリ層2の上に
フロロカーボン系化学吸着単分子膜3を形成している
が、この形成には約10分程度の時間が必要である。化
学吸着液に浸漬した後、反応途中て、例えば5分後に化
学吸着液からガラス4を引き上げ乾燥雰囲気中(湿度3
0%程度以下)で溶媒を蒸発させ、さらに空気中の水分
と反応させると、化学吸着ポリマー膜となるものであ
る。この単分子膜もポリマー膜も共有結合を介してガラ
ス板表面と結合している点では同じであるが、撥水撥油
性は−CF3基が表面に並んでいる単分子膜の方が高い
ものである。なお、単分子膜では、撥水撥油膜が薄すぎ
る場合には、特開平4ー367721号公報に開示され
たような方法を用いて単分子膜を累積形成すればよい。
フロロカーボン系化学吸着単分子膜3を形成している
が、この形成には約10分程度の時間が必要である。化
学吸着液に浸漬した後、反応途中て、例えば5分後に化
学吸着液からガラス4を引き上げ乾燥雰囲気中(湿度3
0%程度以下)で溶媒を蒸発させ、さらに空気中の水分
と反応させると、化学吸着ポリマー膜となるものであ
る。この単分子膜もポリマー膜も共有結合を介してガラ
ス板表面と結合している点では同じであるが、撥水撥油
性は−CF3基が表面に並んでいる単分子膜の方が高い
ものである。なお、単分子膜では、撥水撥油膜が薄すぎ
る場合には、特開平4ー367721号公報に開示され
たような方法を用いて単分子膜を累積形成すればよい。
【0065】(実験例1)次に、実施例1で作製した撥
水撥油防汚ガラス4(以下単にガラス4と称する)につ
いての実験結果について報告する。
水撥油防汚ガラス4(以下単にガラス4と称する)につ
いての実験結果について報告する。
【0066】先ずガラス4の撥水性・撥油性を評価する
ために、ガラス4の水に対する濡れ角度を測定した。こ
の結果、濡れ角度は118度であった。当濡れ角度は、
フッ素樹脂の代表的な材料であるポリ四フッ化エチレン
と同程度である。つまり撥水性・撥油性は非常に優れて
いるものである。
ために、ガラス4の水に対する濡れ角度を測定した。こ
の結果、濡れ角度は118度であった。当濡れ角度は、
フッ素樹脂の代表的な材料であるポリ四フッ化エチレン
と同程度である。つまり撥水性・撥油性は非常に優れて
いるものである。
【0067】次に、このガラス4の撥水耐久性を300
℃で加熱して加速評価した。この実験の結果、従来品、
つまりフロロシラン系の界面活性剤を直接普通の青板硝
子表面に形成した場合には、初期値が接触角115度で
耐熱試験後5時間で80度に劣化するものである。これ
に対して、実施例1で得られたガラス4は脱アルカリ層
2を挟んでいるため、5時間では全く劣化せず、およそ
200時間で80度になった。すなわち従来に比べ、約
40倍程度耐久性の改善が見られた。
℃で加熱して加速評価した。この実験の結果、従来品、
つまりフロロシラン系の界面活性剤を直接普通の青板硝
子表面に形成した場合には、初期値が接触角115度で
耐熱試験後5時間で80度に劣化するものである。これ
に対して、実施例1で得られたガラス4は脱アルカリ層
2を挟んでいるため、5時間では全く劣化せず、およそ
200時間で80度になった。すなわち従来に比べ、約
40倍程度耐久性の改善が見られた。
【0068】一般の板ガラスのアルカリ含有量は、Na
2OとK2Oとを合わせて15%程度である。本実施例で
設けている脱アルカリ層2は、残留アルカリ濃度が低い
ほど耐久性に対する効果が高いものであるが、残留アル
カリ分の濃度を0.1%以下にすると明確な改善効果が表
れるものである。また脱アルカリ層2の層が厚いほど耐
久性が高いことも判ったが、通常の使用では1μm程度
で十分性能を発揮できる。
2OとK2Oとを合わせて15%程度である。本実施例で
設けている脱アルカリ層2は、残留アルカリ濃度が低い
ほど耐久性に対する効果が高いものであるが、残留アル
カリ分の濃度を0.1%以下にすると明確な改善効果が表
れるものである。また脱アルカリ層2の層が厚いほど耐
久性が高いことも判ったが、通常の使用では1μm程度
で十分性能を発揮できる。
【0069】また化学吸着単分子膜3は、脱アルカリ層
2の表面に約20Å程度の厚みで形成されるもので、ガ
ラス基板1の透明性に全く影響しないものである。
2の表面に約20Å程度の厚みで形成されるもので、ガ
ラス基板1の透明性に全く影響しないものである。
【0070】以上のように本実施例によれば、ガラス基
板1の表面を、アルカリ含有量が少ない脱アルカリ層2
とすることによって、撥水撥油機能の耐久性を高める効
果がある。
板1の表面を、アルカリ含有量が少ない脱アルカリ層2
とすることによって、撥水撥油機能の耐久性を高める効
果がある。
【0071】また、界面活性剤にフロロカーボン基を含
くめておくと撥水撥油性能を向上できる効果がある。
くめておくと撥水撥油性能を向上できる効果がある。
【0072】さらに、界面活性剤よりなる化学吸着膜を
SiO基を介してガラス基板1の表面と共有結合するこ
とで化学吸着膜の耐剥離強度を向上できる効果がある。
SiO基を介してガラス基板1の表面と共有結合するこ
とで化学吸着膜の耐剥離強度を向上できる効果がある。
【0073】なお、界面活性剤よりなる化学吸着膜をT
iO基を介してガラス基板1の表面と共有結合すること
によっても、SiO基の場合と同様に化学吸着膜の耐剥
離強度を向上できる効果がある。
iO基を介してガラス基板1の表面と共有結合すること
によっても、SiO基の場合と同様に化学吸着膜の耐剥
離強度を向上できる効果がある。
【0074】さらにまた、脱アルカリ層2のアルカリ濃
度を0.1%以下にしておくと耐熱耐久性が向上できる効
果がある。
度を0.1%以下にしておくと耐熱耐久性が向上できる効
果がある。
【0075】また、化学吸着膜を数nm以下の極薄膜で
ある化学吸着単分子膜で構成することによって、通常光
での光学干渉効果もないため、ガラスの透明性を損なう
ことなく防汚効果を付与できる効果がある。
ある化学吸着単分子膜で構成することによって、通常光
での光学干渉効果もないため、ガラスの透明性を損なう
ことなく防汚効果を付与できる効果がある。
【0076】一方、ガラス基板1の表面に脱アルカリ層
2を形成する工程と、界面活性剤を非水系溶剤中に溶か
した化学吸着液にガラス基板1を接触させ脱アルカリ層
2の表面に前記界面活性剤を化学吸着する工程とで撥水
撥油性防汚ガラスを製造すると、耐熱耐久性の高い防汚
膜を簡単に製造できる効果がある。
2を形成する工程と、界面活性剤を非水系溶剤中に溶か
した化学吸着液にガラス基板1を接触させ脱アルカリ層
2の表面に前記界面活性剤を化学吸着する工程とで撥水
撥油性防汚ガラスを製造すると、耐熱耐久性の高い防汚
膜を簡単に製造できる効果がある。
【0077】また、脱アルカリ層2を形成する工程とし
て、ガラス基板1を硫酸・燐酸・塩酸または硝酸を含む
水または温水で処理する工程を用いることによって、ピ
ンホールが無くガラスの透明性を損なうことなく手軽に
耐久性の高い撥水撥油性防汚ガラスを製造できる効果が
ある。
て、ガラス基板1を硫酸・燐酸・塩酸または硝酸を含む
水または温水で処理する工程を用いることによって、ピ
ンホールが無くガラスの透明性を損なうことなく手軽に
耐久性の高い撥水撥油性防汚ガラスを製造できる効果が
ある。
【0078】さらに、脱アルカリ層2を形成する工程と
して、ガラス基板1の表面にシリカを含む被膜を形成す
る工程を用いると、より高い耐熱耐久性を有する撥水撥
油性防汚ガラスを製造できる効果がある。
して、ガラス基板1の表面にシリカを含む被膜を形成す
る工程を用いると、より高い耐熱耐久性を有する撥水撥
油性防汚ガラスを製造できる効果がある。
【0079】また界面活性剤を化学吸着する行程におい
て、化学吸着材にフロロカーボン基を含ませておくと化
学吸着膜の撥水効果をより高める効果がある。
て、化学吸着材にフロロカーボン基を含ませておくと化
学吸着膜の撥水効果をより高める効果がある。
【0080】さらに、界面活性剤にクロロシリル基また
はアルコキシ基を含ませておくと単分子膜とガラス基板
1の表面との結合を強固にできる効果がある。
はアルコキシ基を含ませておくと単分子膜とガラス基板
1の表面との結合を強固にできる効果がある。
【0081】また、界面活性剤にチタネート基を含ませ
ておいても同様に単分子膜とガラス基板1の表面との結
合を強固にできる効果がある。
ておいても同様に単分子膜とガラス基板1の表面との結
合を強固にできる効果がある。
【0082】さらにまた、界面活性剤にフロロカーボン
基を含ませておくと、撥水撥油効果の高い被膜が得られ
る効果がある。
基を含ませておくと、撥水撥油効果の高い被膜が得られ
る効果がある。
【0083】なお、フロロシラン系界面活性剤として
(化1)あるいは(化2)で表せるものを用いれば、直
鎖状の分子であるため化学吸着膜の膜密度を高める効果
がある。
(化1)あるいは(化2)で表せるものを用いれば、直
鎖状の分子であるため化学吸着膜の膜密度を高める効果
がある。
【0084】また、フロロシラン系界面活性剤として
(化3)から(化15)または(化16)から(化2
6)で表現できるものを用いると合成が容易であるため
製造コストを低くできる効果がある。
(化3)から(化15)または(化16)から(化2
6)で表現できるものを用いると合成が容易であるため
製造コストを低くできる効果がある。
【0085】(実施例2)続いて本発明の第二の実施例
について説明する。本実施例では、ガラス基板1として
電磁調理器の天板等として一般によく用いられているヒ
ュミセラムガラスを使用している。なおガラス基板1の
材質は、このヒュミセラムに限定するものではない。こ
のガラス基板1の表面に有機シラン化合物を塗布し、乾
燥後加熱分解してアルカリバリヤー層2であるSiO2
被膜を形成する。このアルカリバリヤー層2は、全くア
ルカリ成分を含んでいないものである。例えば、ガラス
基板1の表面に、大阪有機化学工業(株)のスカイミッ
クHRCをディップ法で塗布して300℃で20分焼成
することで、ガラス基板1の表面近傍におよそ1μm程
度の膜厚のアルカリバリヤー層2を形成できるものであ
る。なおこのような純粋なSiO2膜を形成する方法と
して、半導体製造で良く用いられるCVD法が利用でき
る。さらに、アルカリバリヤー層2として純粋なSiO
2膜の代わりに、リンやボロンを含むPSG膜やBSG
膜も使用できるものである。このPSG膜やBSG膜は
耐水性が悪い欠点はあるが、アルカリバリヤー効果は高
いものである。また、アルカリバリヤー層2の形成にゾ
ルゲル法も利用できるものである。
について説明する。本実施例では、ガラス基板1として
電磁調理器の天板等として一般によく用いられているヒ
ュミセラムガラスを使用している。なおガラス基板1の
材質は、このヒュミセラムに限定するものではない。こ
のガラス基板1の表面に有機シラン化合物を塗布し、乾
燥後加熱分解してアルカリバリヤー層2であるSiO2
被膜を形成する。このアルカリバリヤー層2は、全くア
ルカリ成分を含んでいないものである。例えば、ガラス
基板1の表面に、大阪有機化学工業(株)のスカイミッ
クHRCをディップ法で塗布して300℃で20分焼成
することで、ガラス基板1の表面近傍におよそ1μm程
度の膜厚のアルカリバリヤー層2を形成できるものであ
る。なおこのような純粋なSiO2膜を形成する方法と
して、半導体製造で良く用いられるCVD法が利用でき
る。さらに、アルカリバリヤー層2として純粋なSiO
2膜の代わりに、リンやボロンを含むPSG膜やBSG
膜も使用できるものである。このPSG膜やBSG膜は
耐水性が悪い欠点はあるが、アルカリバリヤー効果は高
いものである。また、アルカリバリヤー層2の形成にゾ
ルゲル法も利用できるものである。
【0086】次に、界面活性剤として(化13)に示す
フロロカーボン基およびクロロシリル基を含むフロロシ
ラン系界面活性剤を使用して、化学吸着膜3を形成して
いる。
フロロカーボン基およびクロロシリル基を含むフロロシ
ラン系界面活性剤を使用して、化学吸着膜3を形成して
いる。
【0087】(化13)に示している界面活性剤を、予
めn-ヘキサデカンを80%、四塩化炭素を12%、ク
ロロホルム8%の割合で調整した非水系溶剤中に3×1
0-3Mol/L程度の濃度で混入して化学吸着液を作成す
る。この化学吸着液中に、前記アルカリバリヤー層2を
形成したガラス基材1を、例えば湿度10%以下とした
乾燥雰囲気中に取り出して5時間程度乾燥し、さらに湿
度60%程度の普通の空気中において、空気中の水分と
反応させるものである。この処理によって、アルカリバ
リヤー層2の表面の水酸基と界面活性剤のクロロシリル
基とが脱塩酸反応して、重合する。一方、表面に残った
未反応のクロロシラン系界面活性剤のクロロシリル基
は、空気中の水分と脱塩酸反応して重合する。そこでガ
ラス基板1の表面には、(化27)に示している組成の
化学吸着単分子膜3を生成するものである。
めn-ヘキサデカンを80%、四塩化炭素を12%、ク
ロロホルム8%の割合で調整した非水系溶剤中に3×1
0-3Mol/L程度の濃度で混入して化学吸着液を作成す
る。この化学吸着液中に、前記アルカリバリヤー層2を
形成したガラス基材1を、例えば湿度10%以下とした
乾燥雰囲気中に取り出して5時間程度乾燥し、さらに湿
度60%程度の普通の空気中において、空気中の水分と
反応させるものである。この処理によって、アルカリバ
リヤー層2の表面の水酸基と界面活性剤のクロロシリル
基とが脱塩酸反応して、重合する。一方、表面に残った
未反応のクロロシラン系界面活性剤のクロロシリル基
は、空気中の水分と脱塩酸反応して重合する。そこでガ
ラス基板1の表面には、(化27)に示している組成の
化学吸着単分子膜3を生成するものである。
【0088】本実施例ではこの化学吸着単分子膜3は、
およそ50Å程度の厚みでアルカリバリヤー層2の上に
形成された。
およそ50Å程度の厚みでアルカリバリヤー層2の上に
形成された。
【0089】(実験例2)次に、実施例2で作製した撥
水撥油防汚ガラス4(以下単にガラス4と称する)につ
いての実験結果について報告する。
水撥油防汚ガラス4(以下単にガラス4と称する)につ
いての実験結果について報告する。
【0090】先ずガラス4の撥水性・撥油性を評価する
ために、ガラス4の水に対する濡れ角度を測定した。こ
の結果濡れ角度は115度であり、実施例1で作成した
脱アルカリ層を設けたものとほぼ同様の撥水・撥油性能
となっている。
ために、ガラス4の水に対する濡れ角度を測定した。こ
の結果濡れ角度は115度であり、実施例1で作成した
脱アルカリ層を設けたものとほぼ同様の撥水・撥油性能
となっている。
【0091】次に、このガラス4の撥水耐久性を300
℃で加熱して加速評価した。この実験の結果、従来品、
つまりフロロシラン系の界面活性剤を直接普通の青板硝
子表面に形成した場合には、初期値が接触角115度で
耐熱試験後5時間で80度に劣化するものである。これ
に対して、本実施例で作成したガラス4は、1μmのア
ルカリを全く含まないアルカリバリヤー層2を有してい
るため、100時間では全く劣化せず、およそ500時
間で80度になった。すなわち、耐久性は従来に比べ約
100倍程度良くなっているものである。
℃で加熱して加速評価した。この実験の結果、従来品、
つまりフロロシラン系の界面活性剤を直接普通の青板硝
子表面に形成した場合には、初期値が接触角115度で
耐熱試験後5時間で80度に劣化するものである。これ
に対して、本実施例で作成したガラス4は、1μmのア
ルカリを全く含まないアルカリバリヤー層2を有してい
るため、100時間では全く劣化せず、およそ500時
間で80度になった。すなわち、耐久性は従来に比べ約
100倍程度良くなっているものである。
【0092】以上のように本実施例によれば、ガラス基
材1の表面近傍にアルカリ含有量が少ないアルカリバリ
ヤー層2を設け、このアルカリバリヤー層2の表面に界
面活性剤よりなる化学吸着膜を結合形成した撥水撥油性
防汚ガラスとすることによって、撥水撥油機能の耐久性
を高める効果がある。
材1の表面近傍にアルカリ含有量が少ないアルカリバリ
ヤー層2を設け、このアルカリバリヤー層2の表面に界
面活性剤よりなる化学吸着膜を結合形成した撥水撥油性
防汚ガラスとすることによって、撥水撥油機能の耐久性
を高める効果がある。
【0093】さらにまたシリカを含む被膜を形成する工
程で、CVD法を用いると緻密な信頼性の高いアルカリ
バリヤー層2を形成できる効果がある。
程で、CVD法を用いると緻密な信頼性の高いアルカリ
バリヤー層2を形成できる効果がある。
【0094】なおシリカを含む被膜を形成する工程で、
ゾルゲル法を用いるとより簡単に省エネルギーにアルカ
リバリヤー層2を形成できる効果がある。
ゾルゲル法を用いるとより簡単に省エネルギーにアルカ
リバリヤー層2を形成できる効果がある。
【0095】また実施例1・実施例2で作成した撥水撥
油性防汚ガラスを応用できる電化製品としては、電子レ
ンジ・オーブン・ロースター・オーブントースター・オ
ーブン電子レンジ・コーヒーメーカー等がある。
油性防汚ガラスを応用できる電化製品としては、電子レ
ンジ・オーブン・ロースター・オーブントースター・オ
ーブン電子レンジ・コーヒーメーカー等がある。
【0096】例えば、電子レンジの覗き窓に用いた場合
には、ガラス表面に付着した汚れをふき取り易くできる
効果がある。
には、ガラス表面に付着した汚れをふき取り易くできる
効果がある。
【0097】また、オーブンの覗き窓に用いたばあいに
は、ガラス表面に付着した汚れの焼付きを防止できさら
にふき取りが容易になる効果がある。
は、ガラス表面に付着した汚れの焼付きを防止できさら
にふき取りが容易になる効果がある。
【0098】さらに、ロースターの覗き窓に用いたばあ
いには、ガラス表面に付着した汚れの焼付きを防止で
き、ふき取りが容易になり、さらに臭い残りが少なくで
きる効果がある。
いには、ガラス表面に付着した汚れの焼付きを防止で
き、ふき取りが容易になり、さらに臭い残りが少なくで
きる効果がある。
【0099】また、オーブントースターの覗き窓に用い
たばあいには、ガラス表面に付着した汚れの焼付きを防
止でき、さらにふき取りが容易になる効果がある。
たばあいには、ガラス表面に付着した汚れの焼付きを防
止でき、さらにふき取りが容易になる効果がある。
【0100】さらにまた、オーブン電子レンジ覗き窓に
用いたばあいには、ガラス表面に付着した汚れの焼付き
を防止できさらにふき取りが容易になる効果がある。
用いたばあいには、ガラス表面に付着した汚れの焼付き
を防止できさらにふき取りが容易になる効果がある。
【0101】また、コーヒーメーカーのガラス製カップ
に用いた場合には、ガラス表面に付着した汚れ(茶渋)
の付着を少なくし、さらにふき取りが容易になる効果が
ある。
に用いた場合には、ガラス表面に付着した汚れ(茶渋)
の付着を少なくし、さらにふき取りが容易になる効果が
ある。
【0102】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、ガラス基材の表
面を脱アルカリ処理し、この表面に界面活性剤よりなる
化学吸着膜を結合形成した構成の撥水撥油性防汚ガラス
として、耐熱性・耐水性・耐候性を改善することができ
るものである。
面を脱アルカリ処理し、この表面に界面活性剤よりなる
化学吸着膜を結合形成した構成の撥水撥油性防汚ガラス
として、耐熱性・耐水性・耐候性を改善することができ
るものである。
【0103】本発明の第二の手段は、ガラス基材の表面
近傍にアルカリ含有量が少ないアルカリバリヤー層を設
け、このアルカリバリヤー層の表面に界面活性剤よりな
る化学吸着膜を結合形成することによって、より簡単な
構成で耐熱性・耐水性・耐候性を改善した撥水撥油性防
汚ガラスを実現するものである。
近傍にアルカリ含有量が少ないアルカリバリヤー層を設
け、このアルカリバリヤー層の表面に界面活性剤よりな
る化学吸着膜を結合形成することによって、より簡単な
構成で耐熱性・耐水性・耐候性を改善した撥水撥油性防
汚ガラスを実現するものである。
【0104】本発明の第三の手段は、特に界面活性剤が
フロロカーボン基を含んでいる構成として、撥水撥油性
能を向上した撥水撥油性防汚ガラスを実現するものであ
る。
フロロカーボン基を含んでいる構成として、撥水撥油性
能を向上した撥水撥油性防汚ガラスを実現するものであ
る。
【0105】本発明の第四の手段は、界面活性剤よりな
る化学吸着膜がSiO基を介してガラス基材表面と共有
結合させた構成として、化学吸着膜の耐剥離強度を向上
した撥水撥油性防汚ガラスを実現するものである。
る化学吸着膜がSiO基を介してガラス基材表面と共有
結合させた構成として、化学吸着膜の耐剥離強度を向上
した撥水撥油性防汚ガラスを実現するものである。
【0106】本発明の第五の手段は、界面活性剤よりな
る化学吸着膜がTiO基を介してガラス基材表面と共有
結合させた構成として、化学吸着膜の耐剥離強度を向上
した撥水撥油性防汚ガラスを実現するものである。
る化学吸着膜がTiO基を介してガラス基材表面と共有
結合させた構成として、化学吸着膜の耐剥離強度を向上
した撥水撥油性防汚ガラスを実現するものである。
【0107】本発明の第六の手段は、ガラス基材の表面
近傍のアルカリ濃度を0.1%以下とした構成として、特
に耐熱耐久性を向上した撥水撥油性防汚ガラスを実現す
るものである。
近傍のアルカリ濃度を0.1%以下とした構成として、特
に耐熱耐久性を向上した撥水撥油性防汚ガラスを実現す
るものである。
【0108】本発明の第七の手段は、化学吸着膜を単分
子膜とした構成として、ガラスの透明性を損なうことな
く防汚効果を付与できる撥水撥油性防汚ガラスを実現す
るものである。
子膜とした構成として、ガラスの透明性を損なうことな
く防汚効果を付与できる撥水撥油性防汚ガラスを実現す
るものである。
【0109】本発明の第八の手段は、ガラス基材の表面
を脱アルカリ処理する工程と、界面活性剤を非水系溶剤
中に溶かした化学吸着液にガラス基材を接触させ前記界
面活性剤を化学吸着する工程とを有して、耐熱耐久性の
高い防汚膜を簡単に製造できる撥水撥油性防汚ガラスの
製造方法を実現するものである。
を脱アルカリ処理する工程と、界面活性剤を非水系溶剤
中に溶かした化学吸着液にガラス基材を接触させ前記界
面活性剤を化学吸着する工程とを有して、耐熱耐久性の
高い防汚膜を簡単に製造できる撥水撥油性防汚ガラスの
製造方法を実現するものである。
【0110】本発明の第九の手段は、ガラス基材の表面
にアルカリバリヤー層を形成する工程と、界面活性剤を
非水系溶剤中に溶かした化学吸着液にガラス基材を接触
させ前記界面活性剤を化学吸着する工程とを有して、耐
熱耐久性の高い防汚膜を簡単に製造できる撥水撥油性防
汚ガラスの製造方法を実現するものである。
にアルカリバリヤー層を形成する工程と、界面活性剤を
非水系溶剤中に溶かした化学吸着液にガラス基材を接触
させ前記界面活性剤を化学吸着する工程とを有して、耐
熱耐久性の高い防汚膜を簡単に製造できる撥水撥油性防
汚ガラスの製造方法を実現するものである。
【0111】本発明の第十の手段は、ガラス基材を硫
酸、燐酸、塩酸または硝酸を含む水または温水で処理し
てガラス基材の表面を脱アルカリ処理するようにして、
ピンホールが無く、ガラスの透明性を損なうことなく、
手軽に耐久性の高い撥水撥油性防汚ガラスを製造できる
撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を実現するものであ
る。
酸、燐酸、塩酸または硝酸を含む水または温水で処理し
てガラス基材の表面を脱アルカリ処理するようにして、
ピンホールが無く、ガラスの透明性を損なうことなく、
手軽に耐久性の高い撥水撥油性防汚ガラスを製造できる
撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を実現するものであ
る。
【0112】本発明の第十一の手段は、アルカリバリヤ
ー層を硫酸、燐酸、塩酸または硝酸を含む水または温水
で処理して形成するようにして、ピンホールが無く、ガ
ラスの透明性を損なうことなく、手軽に耐久性の高い撥
水撥油性防汚ガラスを製造できる撥水撥油性防汚ガラス
の製造方法を実現するものである。
ー層を硫酸、燐酸、塩酸または硝酸を含む水または温水
で処理して形成するようにして、ピンホールが無く、ガ
ラスの透明性を損なうことなく、手軽に耐久性の高い撥
水撥油性防汚ガラスを製造できる撥水撥油性防汚ガラス
の製造方法を実現するものである。
【0113】本発明の第十二の手段は、アルカリバリヤ
ー層がシリカを含むようにして、より高い耐熱耐久性を
有する撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を実現するもの
である。
ー層がシリカを含むようにして、より高い耐熱耐久性を
有する撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を実現するもの
である。
【0114】本発明の第十三の手段は、シリカを含むア
ルカリバリヤー層をCVD法によって形成するようにし
て、緻密な信頼性の高いアルカリバリヤー層を有する撥
水撥油性防汚ガラスの製造方法を実現するものである。
ルカリバリヤー層をCVD法によって形成するようにし
て、緻密な信頼性の高いアルカリバリヤー層を有する撥
水撥油性防汚ガラスの製造方法を実現するものである。
【0115】本発明の第十四の手段は、シリカを含むア
ルカリバリヤー層をゾルゲル法によって形成するように
して、より簡単に省エネルギーにアルカリバリヤー層を
形成できる撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を実現する
ものである。
ルカリバリヤー層をゾルゲル法によって形成するように
して、より簡単に省エネルギーにアルカリバリヤー層を
形成できる撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を実現する
ものである。
【0116】本発明の第十五の手段は、フロロカーボン
基を有する界面活性剤を使用するようにして、化学吸着
膜の撥水効果をより高めた撥水撥油性防汚ガラスの製造
方法を実現するものである。
基を有する界面活性剤を使用するようにして、化学吸着
膜の撥水効果をより高めた撥水撥油性防汚ガラスの製造
方法を実現するものである。
【0117】本発明の第十六の手段は、クロロシリル基
またはアルコキシ基を有する界面活性剤を使用するよう
にして、単分子膜とガラス基板の表面との結合を強固に
できる撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を実現するもの
である。
またはアルコキシ基を有する界面活性剤を使用するよう
にして、単分子膜とガラス基板の表面との結合を強固に
できる撥水撥油性防汚ガラスの製造方法を実現するもの
である。
【0118】本発明の第十七の手段は、チタネート基を
有する界面活性剤を使用するようにして、単分子膜とガ
ラス基板の表面との結合を強固にできる撥水撥油性防汚
ガラスの製造方法を実現するものである。
有する界面活性剤を使用するようにして、単分子膜とガ
ラス基板の表面との結合を強固にできる撥水撥油性防汚
ガラスの製造方法を実現するものである。
【0119】本発明の第十八の手段は、フロロカーボン
系界面活性剤またはフロロシラン系界面活性剤として
(化1)あるいは(化2)で表せるものを用いるように
して、化学吸着膜の膜密度を高めた撥水撥油性防汚ガラ
スの製造方法を実現するものである。
系界面活性剤またはフロロシラン系界面活性剤として
(化1)あるいは(化2)で表せるものを用いるように
して、化学吸着膜の膜密度を高めた撥水撥油性防汚ガラ
スの製造方法を実現するものである。
【0120】本発明の第十九の手段は、フロロシラン系
界面活性剤として(化3)から(化15)または(化1
6)から(化26)で表現できるものを用いるようにし
て、合成が容易で、製造コストを低くできる撥水撥油性
防汚ガラスの製造方法を実現するものである。
界面活性剤として(化3)から(化15)または(化1
6)から(化26)で表現できるものを用いるようにし
て、合成が容易で、製造コストを低くできる撥水撥油性
防汚ガラスの製造方法を実現するものである。
【0121】本発明の第二十の手段は、本発明の第一の
手段から第七の手段を実現する撥水撥油性防汚ガラスを
用いた電化製品として、耐熱性・耐久性を改善した撥水
撥油性防汚ガラスを備えた電化製品を実現するものであ
る。
手段から第七の手段を実現する撥水撥油性防汚ガラスを
用いた電化製品として、耐熱性・耐久性を改善した撥水
撥油性防汚ガラスを備えた電化製品を実現するものであ
る。
【図1】(a)本発明の第一の実施例及び第二の実施例
を示すガラスの断面図 (b)同、化学吸着膜の構成を説明する説明図
を示すガラスの断面図 (b)同、化学吸着膜の構成を説明する説明図
1 ガラス基材 2 脱アルカリ層またはアルカリバリヤー層 3 フロロカーボン系化学吸着単分子膜
Claims (20)
- 【請求項1】 ガラス基材の表面を脱アルカリ処理し、
この表面に界面活性剤よりなる化学吸着膜を結合形成し
た撥水撥油性防汚ガラス。 - 【請求項2】 ガラス基材の表面近傍にアルカリ含有量
が少ないアルカリバリヤー層を設け、このアルカリバリ
ヤー層の表面に界面活性剤よりなる化学吸着膜を結合形
成した撥水撥油性防汚ガラス。 - 【請求項3】 界面活性剤がフロロカーボン基を含んで
いる請求項1または2記載の撥水撥油性防汚ガラス。 - 【請求項4】 界面活性剤よりなる化学吸着膜がSiO
基を介してガラス基材表面と共有結合している請求項1
または2記載の撥水撥油性防汚ガラス。 - 【請求項5】 界面活性剤よりなる化学吸着膜がTiO
基を介してガラス基材表面と共有結合している請求項1
または2記載の撥水撥油性防汚ガラス。 - 【請求項6】 ガラス基材の表面近傍のアルカリ濃度を
0.1%以下とした請求項1または2記載の撥水撥油性防
汚ガラス。 - 【請求項7】 化学吸着膜が単分子膜である請求項1か
ら6のいずれか1項に記載した撥水撥油性防汚ガラス。 - 【請求項8】 ガラス基材の表面を脱アルカリ処理する
工程と、界面活性剤を非水系溶剤中に溶かした化学吸着
液にガラス基材を接触させ前記界面活性剤を化学吸着す
る工程とを有する撥水撥油性防汚ガラスの製造方法。 - 【請求項9】 ガラス基材の表面にアルカリバリヤー層
を形成する工程と、界面活性剤を非水系溶剤中に溶かし
た化学吸着液にガラス基材を接触させ前記界面活性剤を
化学吸着する工程とを有する撥水撥油性防汚ガラスの製
造方法。 - 【請求項10】 ガラス基材を硫酸、燐酸、塩酸または
硝酸を含む水または温水で処理してガラス基材の表面を
脱アルカリ処理する請求項8記載の撥水撥油性防汚ガラ
スの製造方法。 - 【請求項11】 アルカリバリヤー層を硫酸、燐酸、塩
酸または硝酸を含む水または温水で処理して形成する請
求項9記載の撥水撥油性防汚ガラスの製造方法。 - 【請求項12】 アルカリバリヤー層がシリカを含む請
求項9記載の撥水撥油性防汚ガラスの製造方法。 - 【請求項13】 シリカを含むアルカリバリヤー層は、
CVD法によって形成する請求項12記載の撥水撥油性
防汚ガラスの製造方法。 - 【請求項14】 シリカを含むアルカリバリヤー層は、
ゾルゲル法によって形成する請求項12記載の撥水撥油
性防汚ガラスの製造方法。 - 【請求項15】 界面活性剤はフロロカーボン基を有す
る請求項8または9記載の撥水撥油性防汚ガラスの製造
方法。 - 【請求項16】 界面活性剤はクロロシリル基またはア
ルコキシ基を有する請求項8または9記載の撥水撥油性
防汚ガラスの製造方法。 - 【請求項17】 界面活性剤は、チタネート基を有する
請求項8または9記載の撥水撥油性防汚ガラスの製造方
法。 - 【請求項18】 フロロカーボン系界面活性剤またはフ
ロロシラン系界面活性剤として(化1)あるいは(化
2)で表せるものを用いた請求項15記載の撥水撥油性
防汚ガラスの製造方法。 【化1】 【化2】 - 【請求項19】 フロロシラン系界面活性剤として(化
3)から(化15)または(化16)から(化26)で
表現できるものを用いた請求項18記載の撥水撥油性防
汚ガラスの製造方法。 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】 【化16】 【化17】 【化18】 【化19】 【化20】 【化21】 【化22】 【化23】 【化24】 【化25】 【化26】 - 【請求項20】 請求項1から7のいずれか1項に記載
した撥水撥油性防汚ガラスを用いた電化製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19734095A JPH0948639A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 撥水撥油性防汚ガラスと撥水撥油性防汚ガラスの製造法及びこの撥水撥油性防汚ガラスを用いた電化製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19734095A JPH0948639A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 撥水撥油性防汚ガラスと撥水撥油性防汚ガラスの製造法及びこの撥水撥油性防汚ガラスを用いた電化製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0948639A true JPH0948639A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16372850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19734095A Pending JPH0948639A (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 撥水撥油性防汚ガラスと撥水撥油性防汚ガラスの製造法及びこの撥水撥油性防汚ガラスを用いた電化製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0948639A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006291269A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | ガラス基体へのめっき方法及びそれを用いた磁気記録媒体の製造方法 |
JP2013527622A (ja) * | 2010-06-04 | 2013-06-27 | ソリブロ ゲーエムベーハー | 太陽電池モジュールおよびそのための製造方法 |
CN112512480A (zh) * | 2018-05-21 | 2021-03-16 | 中外制药株式会社 | 被封入玻璃容器的冷冻干燥制剂 |
WO2023136000A1 (ja) * | 2022-01-13 | 2023-07-20 | 日本板硝子株式会社 | イージークリーンコーティング付きガラス物品 |
-
1995
- 1995-08-02 JP JP19734095A patent/JPH0948639A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006291269A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | ガラス基体へのめっき方法及びそれを用いた磁気記録媒体の製造方法 |
JP2013527622A (ja) * | 2010-06-04 | 2013-06-27 | ソリブロ ゲーエムベーハー | 太陽電池モジュールおよびそのための製造方法 |
CN112512480A (zh) * | 2018-05-21 | 2021-03-16 | 中外制药株式会社 | 被封入玻璃容器的冷冻干燥制剂 |
JPWO2019225568A1 (ja) * | 2018-05-21 | 2021-07-01 | 中外製薬株式会社 | ガラス容器に封入された凍結乾燥製剤 |
EP3797752A4 (en) * | 2018-05-21 | 2022-03-02 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | LYOPHILIZED FORMULATION SEALED IN A GLASS VIAL |
WO2023136000A1 (ja) * | 2022-01-13 | 2023-07-20 | 日本板硝子株式会社 | イージークリーンコーティング付きガラス物品 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050620 |