JPH0943508A - ハイブリッドレンズ - Google Patents
ハイブリッドレンズInfo
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- JPH0943508A JPH0943508A JP21245495A JP21245495A JPH0943508A JP H0943508 A JPH0943508 A JP H0943508A JP 21245495 A JP21245495 A JP 21245495A JP 21245495 A JP21245495 A JP 21245495A JP H0943508 A JPH0943508 A JP H0943508A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- lens group
- plastic material
- negative
- positive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】明るく、高解像度で而も低コストのハイブリッ
ドレンズを提供する。 【構成】物体側から順に物体面に凸面を向けた両凸でプ
ラスチック材料より成る正の第1レンズ群1と、両凹で
プラスチック材料より成る負の第2レンズ群2と、単体
レンズ又は接合レンズから成る両凸の第3レンズ群3
と、物体側に強い屈折面を有し像面側に凸面を向けたメ
ニスカス状でプラスチック材料より成る負の第4レンズ
群4とを有し、第1レンズ群の少なくとも1つの面が非
球面形状であり、又第4レンズ群の少なくとも1つの面
が非球面形状から成るレンズとし、プラスチック材を使
用することで温度変化による屈折率の変化に起因するバ
ックフォーカスの変化を負の第2レンズ群、負の第4レ
ンズ群をプラスチック材料で形成することで、温度によ
るバックフォーカスの変化を相殺し、解像力の劣化を抑
制する。
ドレンズを提供する。 【構成】物体側から順に物体面に凸面を向けた両凸でプ
ラスチック材料より成る正の第1レンズ群1と、両凹で
プラスチック材料より成る負の第2レンズ群2と、単体
レンズ又は接合レンズから成る両凸の第3レンズ群3
と、物体側に強い屈折面を有し像面側に凸面を向けたメ
ニスカス状でプラスチック材料より成る負の第4レンズ
群4とを有し、第1レンズ群の少なくとも1つの面が非
球面形状であり、又第4レンズ群の少なくとも1つの面
が非球面形状から成るレンズとし、プラスチック材を使
用することで温度変化による屈折率の変化に起因するバ
ックフォーカスの変化を負の第2レンズ群、負の第4レ
ンズ群をプラスチック材料で形成することで、温度によ
るバックフォーカスの変化を相殺し、解像力の劣化を抑
制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ、イメ
ージスキャナ等の原稿読取りに用いられるハイブリッド
レンズに関するものである。
ージスキャナ等の原稿読取りに用いられるハイブリッド
レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年ファクシミリ、イメージスキャナ等
原稿読取装置の高速化、読取高密度化の要求により、レ
ンズには益々明るさ、高解像力が求められている。
原稿読取装置の高速化、読取高密度化の要求により、レ
ンズには益々明るさ、高解像力が求められている。
【0003】斯かる用途のレンズで、例えば読取密度4
00dpi 、読取幅が半画角20°程度のレンズとして
は、特開昭56−95206号の様な4群6枚構成の所
謂ガラスタイプレンズ、又は特開平2−216115号
の様な5群7枚構成の様にレンズ枚数を増やしたものが
知られている。又、レンズの材料をプラスチックとし、
レンズを非球面化したプラスチックモールドレンズとす
ることが知られている。
00dpi 、読取幅が半画角20°程度のレンズとして
は、特開昭56−95206号の様な4群6枚構成の所
謂ガラスタイプレンズ、又は特開平2−216115号
の様な5群7枚構成の様にレンズ枚数を増やしたものが
知られている。又、レンズの材料をプラスチックとし、
レンズを非球面化したプラスチックモールドレンズとす
ることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のレンズ
に於いて、前者のガウスタイプのレンズではレンズ枚数
を増し、更にガラス材の屈折率を高くしたりしていたの
で、高価なものとなっていた。又、後者のプラスチック
モールドレンズとした場合、温度変化により、屈折率が
大幅に変化する為、バックフォーカスが変化したり、解
像度を劣化させてしまうという問題がある。
に於いて、前者のガウスタイプのレンズではレンズ枚数
を増し、更にガラス材の屈折率を高くしたりしていたの
で、高価なものとなっていた。又、後者のプラスチック
モールドレンズとした場合、温度変化により、屈折率が
大幅に変化する為、バックフォーカスが変化したり、解
像度を劣化させてしまうという問題がある。
【0005】本発明は斯かる実情に鑑み、明るく、高解
像度で而も低コストのハイブリッドレンズを提供しよう
とするものである。
像度で而も低コストのハイブリッドレンズを提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、正のレンズ群
と負のレンズ群を有するハイブリッドレンズに於いて、
少なくとも正のレンズ群の一部にプラスチック材を使用
し、前記プラスチック材の正のレンズ群の温度変化に起
因するバックフォーカスの変化を相殺する様、負のレン
ズ群の少なくとも一部をプラスチック材としたものであ
り、又物体側から順に物体面に凸面を向けた両凸でプラ
スチック材料より成る正の第1レンズ群と、両凹でプラ
スチック材料より成る負の第2レンズ群と、単体レンズ
又は接合レンズから成る両凸の第3レンズ群と、物体側
に強い屈折面を有し像面側に凸面を向けたメニスカス状
でプラスチック材料より成る負の第4レンズ群とを有
し、第1レンズ群の少なくとも1つの面が非球面形状で
あり、又第4レンズ群の少なくとも1つの面が非球面形
状から成るレンズであって、且下記の条件を満足するも
のである。 (1) 0.65<f1 /f< 0.95 (2) −1.1 <f4 /f<−0.8 (3) −0.005<f12/f< 0.002 (4) 50 < ν1 < 60 但し f :全系の焦点距離 f1 :正第1レンズ群の焦点距離 f4 :負第4レンズ群の焦点距離 f12:正第1レンズ群と負第2レンズ群の合成焦点距離 ν1 :正第1レンズ群のアッベ数 である。
と負のレンズ群を有するハイブリッドレンズに於いて、
少なくとも正のレンズ群の一部にプラスチック材を使用
し、前記プラスチック材の正のレンズ群の温度変化に起
因するバックフォーカスの変化を相殺する様、負のレン
ズ群の少なくとも一部をプラスチック材としたものであ
り、又物体側から順に物体面に凸面を向けた両凸でプラ
スチック材料より成る正の第1レンズ群と、両凹でプラ
スチック材料より成る負の第2レンズ群と、単体レンズ
又は接合レンズから成る両凸の第3レンズ群と、物体側
に強い屈折面を有し像面側に凸面を向けたメニスカス状
でプラスチック材料より成る負の第4レンズ群とを有
し、第1レンズ群の少なくとも1つの面が非球面形状で
あり、又第4レンズ群の少なくとも1つの面が非球面形
状から成るレンズであって、且下記の条件を満足するも
のである。 (1) 0.65<f1 /f< 0.95 (2) −1.1 <f4 /f<−0.8 (3) −0.005<f12/f< 0.002 (4) 50 < ν1 < 60 但し f :全系の焦点距離 f1 :正第1レンズ群の焦点距離 f4 :負第4レンズ群の焦点距離 f12:正第1レンズ群と負第2レンズ群の合成焦点距離 ν1 :正第1レンズ群のアッベ数 である。
【0007】而して、プラスチック材を使用することで
温度変化による屈折率の変化が生じ、バックフォーカス
が変化し、解像力が劣化するが、負の第2レンズ群、負
の第4レンズ群をプラスチック材料で形成することで、
温度によるバックフォーカスの変化を相殺する。
温度変化による屈折率の変化が生じ、バックフォーカス
が変化し、解像力が劣化するが、負の第2レンズ群、負
の第4レンズ群をプラスチック材料で形成することで、
温度によるバックフォーカスの変化を相殺する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0009】物体側から順に物体面に凸面を向けた両凸
でプラスチック材料から成る正の第1レンズ群1、両凹
でプラスチック材料から成る負の第2レンズ群2、単体
又は接合レンズから成る両凸の第3レンズ群3、物体側
に強い屈折面を有し、像面側に凸面を向けたメニスカス
状でプラスチック材料から成る負の第4レンズ群4とを
順次配置し、前記第1レンズ群1の少なくとも1つの面
が非球面形状であり、又第4レンズ群4の少なくとも1
つの面が非球面形状とする。
でプラスチック材料から成る正の第1レンズ群1、両凹
でプラスチック材料から成る負の第2レンズ群2、単体
又は接合レンズから成る両凸の第3レンズ群3、物体側
に強い屈折面を有し、像面側に凸面を向けたメニスカス
状でプラスチック材料から成る負の第4レンズ群4とを
順次配置し、前記第1レンズ群1の少なくとも1つの面
が非球面形状であり、又第4レンズ群4の少なくとも1
つの面が非球面形状とする。
【0010】又、全系の焦点距離をf、第1レンズ群1
の焦点距離をf1 、第4レンズ群4の焦点距離をf4 、
第1レンズ群1と第2レンズ群2の合成焦点距離をf1
2、第1レンズ群1のアッベ数をν1 とし、前記第1レ
ンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、第4レン
ズ群4を下記条件式(1)〜(4)を満たす様作成す
る。
の焦点距離をf1 、第4レンズ群4の焦点距離をf4 、
第1レンズ群1と第2レンズ群2の合成焦点距離をf1
2、第1レンズ群1のアッベ数をν1 とし、前記第1レ
ンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、第4レン
ズ群4を下記条件式(1)〜(4)を満たす様作成す
る。
【0011】 (1) 0.65<f1 /f< 0.95 (2) −1.1 <f4 /f<−0.8 (3) −0.005<f12/f< 0.002 (4) 50 < ν1 < 60 本発明は前群が正のパワーで、最も像側に近いレンズが
負のパワーのレンズが配置された所謂望遠タイプのレン
ズである。
負のパワーのレンズが配置された所謂望遠タイプのレン
ズである。
【0012】上記構成でFナンバーを明るくする為に
は、各レンズ面の周辺部での屈折力が強くなり球面収差
が増大しない様に、前群の屈折率を高くし、曲率がきつ
くならない様にすれば良い。本発明では正の第1レンズ
群1をプラスチックレンズとした。一般にプラスチック
材料の屈折率は1.55以下と低い為に、明るくすると
曲率がきつくなり球面収差やコマ収差が悪化する。然し
本発明では、上記プラスチックレンズの第1レンズ群1
の1面を非球面化することにより、収差を良好に補正し
ている。
は、各レンズ面の周辺部での屈折力が強くなり球面収差
が増大しない様に、前群の屈折率を高くし、曲率がきつ
くならない様にすれば良い。本発明では正の第1レンズ
群1をプラスチックレンズとした。一般にプラスチック
材料の屈折率は1.55以下と低い為に、明るくすると
曲率がきつくなり球面収差やコマ収差が悪化する。然し
本発明では、上記プラスチックレンズの第1レンズ群1
の1面を非球面化することにより、収差を良好に補正し
ている。
【0013】プラスチック材料を使用すると温度変化に
よる屈折率の変化によりバックフォーカスが変化し、解
像力が劣化してしまう。然し本発明では、負の第2レン
ズ群2と負の第4レンズ群4をプラスチック材料で形成
することによって温度によるバックフォーカスの変化を
相殺する構成とした。
よる屈折率の変化によりバックフォーカスが変化し、解
像力が劣化してしまう。然し本発明では、負の第2レン
ズ群2と負の第4レンズ群4をプラスチック材料で形成
することによって温度によるバックフォーカスの変化を
相殺する構成とした。
【0014】前記条件式(1)の上限を越えると温度変
化による第1レンズ群1の変化を第2レンズ群2で相殺
することが困難となる。又焦点距離が長くなる為、正の
第1レンズ群1での色収差が増大し、全体で色収差が補
正不足となり、解像力が劣化する。逆に下限を越えると
パワーが強くなる為、非点収差が増大し最大画角での性
能を良好に保てなくなる。
化による第1レンズ群1の変化を第2レンズ群2で相殺
することが困難となる。又焦点距離が長くなる為、正の
第1レンズ群1での色収差が増大し、全体で色収差が補
正不足となり、解像力が劣化する。逆に下限を越えると
パワーが強くなる為、非点収差が増大し最大画角での性
能を良好に保てなくなる。
【0015】条件式(2)の上限を越え、負の第4レン
ズ群4のパワーが強くなると、正の歪曲収差が大きくな
り逆に下限を越えて第4レンズ群4のパワーを弱くする
と、像面湾曲収差が補正不足となり解像力が低下する。
又レンズ全長も長くなりレンズが大きくなってしまうの
でコスト面や使い勝手の点から好ましくない。
ズ群4のパワーが強くなると、正の歪曲収差が大きくな
り逆に下限を越えて第4レンズ群4のパワーを弱くする
と、像面湾曲収差が補正不足となり解像力が低下する。
又レンズ全長も長くなりレンズが大きくなってしまうの
でコスト面や使い勝手の点から好ましくない。
【0016】条件式(3)は温度補償の為の条件であ
り、この範囲を越えると、第1、第2レンズ群1、2の
温度変化に対する焦点距離等の変化が大きくなる為、第
4レンズ群4のパワーを変えても温度補償ができなくな
る。
り、この範囲を越えると、第1、第2レンズ群1、2の
温度変化に対する焦点距離等の変化が大きくなる為、第
4レンズ群4のパワーを変えても温度補償ができなくな
る。
【0017】条件式(4)は色収差を補正する為の条件
である。本発明は、第1、第2レンズ群1、2にプラス
チック材料を使用しているが、負の第2レンズ群2に使
用できるプラスチック材料はν=約30と限られている
ので、この範囲の上限を越えると色収差補正過剰とな
り、逆に下限を越えると色収差補正不足となり解像力が
劣化する。
である。本発明は、第1、第2レンズ群1、2にプラス
チック材料を使用しているが、負の第2レンズ群2に使
用できるプラスチック材料はν=約30と限られている
ので、この範囲の上限を越えると色収差補正過剰とな
り、逆に下限を越えると色収差補正不足となり解像力が
劣化する。
【0018】尚、図1では第1レンズ群1、第2レンズ
群2、第3レンズ群3、第4レンズ群4を模式的に単一
のレンズで表したが、各レンズ群は単体又は複数のレン
ズを接合した接合レンズであってもよい。更に、本発明
は写真用、CCDカメラ等の撮影レンズとして使用する
ことも勿論可能である。
群2、第3レンズ群3、第4レンズ群4を模式的に単一
のレンズで表したが、各レンズ群は単体又は複数のレン
ズを接合した接合レンズであってもよい。更に、本発明
は写真用、CCDカメラ等の撮影レンズとして使用する
ことも勿論可能である。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例を示す。表中のrは曲率
半径、dは面間隔、nは屈折率、νはアッベ数、fはレ
ンズ全系の焦点距離、FNはFナンバー、mは倍率を示
す。尚、非球面を表わす式は、 X=Y2 (1/r)/[1+{1−(1+k)Y2 (1
/r)2 }1/2 ]+C2Y4 +C4Y6 +C6Y8 +C
8Y10 という式で表わされ、k、C2、C4、C6、C8の実
施例に示す。
半径、dは面間隔、nは屈折率、νはアッベ数、fはレ
ンズ全系の焦点距離、FNはFナンバー、mは倍率を示
す。尚、非球面を表わす式は、 X=Y2 (1/r)/[1+{1−(1+k)Y2 (1
/r)2 }1/2 ]+C2Y4 +C4Y6 +C6Y8 +C
8Y10 という式で表わされ、k、C2、C4、C6、C8の実
施例に示す。
【0020】<第1実施例> f=40.0 FN=4.0 m=0.11
【0021】
【表1】
【0022】非球面係数 1面 k= 0.2047 C2=−0.1787E−4 C4=−0.1216E−6 C6= 0.5325E−8 C8=−0.5609E−11 7面 k=−0.5971 C2= 0.7245E−5 C4=−0.1197E−7 C6=−0.2608E−9 C8=−0.3325E−13 f1 /f = 0.753 f4 /f =−0.940 1 /f12= 0.0011 ν1 =58.0 第1実施例に対応するハイブリッドレンズの収差図を図
2に示す。
2に示す。
【0023】<第2実施例> f=40.0 FN=4.0 m=0.11
【0024】
【表2】
【0025】非球面係数 1面 k= 0.2025 C2=−0.1792E−4 C4=−0.1506E−6 C6= 0.7162E−9 C8=−0.1072E−10 7面 k=−0.5481 C2= 0.6162E−5 C4= 0.3041E−8 C6=−0.2783E−9 C8=−0.6290E−12 f1 /f = 0.904 f4 /f =−1.002 1 /f12=−0.0039 ν1 =58.0 第2実施例に対応するハイブリッドレンズの収差図を図
3に示す。
3に示す。
【0026】<第3実施例> f=40.0 FN=4.0 m=0.11
【0027】
【表3】
【0028】非球面係数 1面 k= 0.3116 C2=−0.1837E−4 C4=−0.5120E−7 C6=−0.6129E−9 C8= 0.2897E−11 7面 k=−0.5691 C2=−0.2305E−5 C4=−0.8819E−8 C6=−0.3266E−9 C8=−0.2036E−12 f1 /f = 0.753 f4 /f =−1.069 1 /f12=−0.0017 ν1 =56.3 第3実施例に対応するハイブリッドレンズの収差図を図
4に示す。
4に示す。
【0029】<第4実施例> f=40.0 FN=4.0 m=0.11
【0030】
【表4】
【0031】非球面係数 1面 k= 0.1566 C2=−0.1930E−4 C4=−0.6573E−7 C6=−0.5993E−9 C8= 0.1341E−11 8面 k=−0.6011 C2=−0.1474E−4 C4= 0.1004E−7 C6=−0.8055E−9 C8= 0.2378E−11 f1 /f = 0.854 f4 /f =−0.936 1 /f12=−0.0009 ν1 =58.0 第4実施例に対応するハイブリッドレンズの収差図を図
5に示す。
5に示す。
【0032】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、各レン
ズのパワー等を適切に設定することで、Fナンバーが4
程度と明るく、半画角が20°程度で構成レンズの大部
分にプラスチック材料を使用しているにもかかわらず温
度変化の影響を受けにくく、諸収差が良好に補正された
高解像力で且コストダウンを図った読取用レンズを得る
ことができる。
ズのパワー等を適切に設定することで、Fナンバーが4
程度と明るく、半画角が20°程度で構成レンズの大部
分にプラスチック材料を使用しているにもかかわらず温
度変化の影響を受けにくく、諸収差が良好に補正された
高解像力で且コストダウンを図った読取用レンズを得る
ことができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るハイブリッドレンズ
の断面図である。
の断面図である。
【図2】本発明の第1実施例のレンズの収差図である。
【図3】同前第2実施例のレンズの収差図である。
【図4】同前第3実施例のレンズの収差図である。
【図5】同前第4実施例のレンズの収差図である。
1 第1レンズ群 2 第2レンズ群 3 第3レンズ群 4 第4レンズ群
Claims (2)
- 【請求項1】 正のレンズ群と負のレンズ群を有するハ
イブリッドレンズに於いて、少なくとも正のレンズ群の
一部にプラスチック材を使用し、前記プラスチック材の
正のレンズ群の温度変化に起因するバックフォーカスの
変化を相殺する様、負のレンズ群の少なくとも一部をプ
ラスチック材としたことを特徴とするハイブリッドレン
ズ。 - 【請求項2】 物体側から順に物体面に凸面を向けた両
凸でプラスチック材料より成る正の第1レンズ群と、両
凹でプラスチック材料より成る負の第2レンズ群と、単
体レンズ又は接合レンズから成る両凸の第3レンズ群
と、物体側に強い屈折面を有し像面側に凸面を向けたメ
ニスカス状でプラスチック材料より成る負の第4レンズ
群とを有し、第1レンズ群の少なくとも1つの面が非球
面形状であり、又第4レンズ群の少なくとも1つの面が
非球面形状から成るレンズであって、且下記の条件を満
足することを特徴とするプラスチックハイブリッドレン
ズ。 (1) 0.65<f1 /f< 0.95 (2) −1.1 <f4 /f<−0.8 (3) −0.005<f12/f< 0.002 (4) 50 < ν1 < 60 但し f :全系の焦点距離 f1 :正第1レンズ群の焦点距離 f4 :負第4レンズ群の焦点距離 f12:正第1レンズ群と負第2レンズ群の合成焦点距離 ν1 :正第1レンズ群のアッベ数 である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21245495A JPH0943508A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | ハイブリッドレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21245495A JPH0943508A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | ハイブリッドレンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0943508A true JPH0943508A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16622898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21245495A Pending JPH0943508A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | ハイブリッドレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0943508A (ja) |
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-
1995
- 1995-07-28 JP JP21245495A patent/JPH0943508A/ja active Pending
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