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JPH0940897A - 孔版印刷用エマルションインキ及び印刷装置 - Google Patents

孔版印刷用エマルションインキ及び印刷装置

Info

Publication number
JPH0940897A
JPH0940897A JP7211253A JP21125395A JPH0940897A JP H0940897 A JPH0940897 A JP H0940897A JP 7211253 A JP7211253 A JP 7211253A JP 21125395 A JP21125395 A JP 21125395A JP H0940897 A JPH0940897 A JP H0940897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
stencil printing
microcapsules
oil
emulsion ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7211253A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Asada
啓介 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP7211253A priority Critical patent/JPH0940897A/ja
Publication of JPH0940897A publication Critical patent/JPH0940897A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輪転孔版印刷機において、指触乾燥性に優れ
た印刷物及び芳香性の印刷物が得られる孔版印刷用エマ
ルションインキと該エマルションインキを使用したとき
にその効果を速やかに且つ確実に発揮させる孔版印刷機
を提供する。 【解決手段】 インキ中に、例えば香料、金属石鹸、樹
脂若しくはエラストマー又は反応により高分子化できる
1種類以上の化合物若しくはプレポリマーなどを内包す
るマイクロカプセルを含有させてなるエマルションイン
キ並びに排紙部に加熱可能な加圧ローラを有する孔版印
刷装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は孔版印刷用エマルシ
ョンインキに関し、詳しくはインキ内に例えば香料、ド
ライヤー、樹脂又は反応性高分子等を内蔵するマイクロ
カプセルを含有し、印刷後にマイクロカプセルが破壊し
てそれぞれの機能が発揮される孔版印刷用エマルション
インキに関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷方法は、周知のように孔版印刷
原紙を用い、この原紙の穿孔部を介して原紙の一方の側
より他方の側へインキを移動させることにより、紙など
の被印刷物面に印刷を行なうものである。近年、輪転孔
版印刷機もマイクロコンピューター等による自動化が進
み、操作も簡単になり、これに伴って孔版印刷の利用が
増加している。
【0003】たゞ、孔版印刷の乾燥は浸透乾燥と蒸発乾
燥のみであり、また機上でインキが固化するのを抑制す
るために反応性樹脂を用いることができないことから、
これまで孔版印刷用エマルションインキの安定性及び定
着性あるいは指触乾燥性を確保するために、種々の試み
がなされてきた。例えば、特開昭61−255967号
公報では顔料1に対し3以上の固形の樹脂等を添加し油
相粘度を上げることで安定性及び定着性を確保してい
る。また、特公平5−62628号公報では、界面活性
剤としてソルビタンセスキオレエートやソルビタンモノ
オレエートなどを使用している。更に、特開平5−11
7564号公報には、ゲル化剤を含有させることによっ
てインキの定着性を向上させた孔版印刷用エマルション
インキが、また特開平6−128518号公報には、高
価な分散剤を使用した顔料の分散性の良好な孔版印刷用
エマルションインキが提案されている。更に、特開平6
−220382号公報には、水相に疎水性樹脂を多量に
添加することにより、定着性を向上させたインキが提案
されている。
【0004】しかしながら、これらの従来の技術では効
果はあるものの十分な指触乾燥性が得られない場合があ
り、またインキの保存安定性に問題が残っている。ま
た、孔版印刷用インキは機上で長時間放置されることが
多く、香料を直接インキに添加した場合、印刷機上で香
料が飛散してしまい、印刷したときにはインキ中に香料
が残っていないなど十分な効果が期待できないことか
ら、これまで香料入りのインキは作られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、前記従来技術の欠点を除去し、輪転孔版印刷機にお
いて、指触乾燥性に優れた印刷物及び芳香性の印刷物が
得られる孔版印刷用エマルションインキと該エマルショ
ンインキを使用したときにその効果を速やかに且つ確実
に発揮させる孔版印刷機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、油相約
10〜90重量%と水相約90〜10重量%によって構
成される油中水型エマルションインキにおいて、インキ
中にマイクロカプセルを含有することを特徴とする孔版
印刷用エマルションインキが提供される。また、本発明
によれば、前記マイクロカプセルの芯物質が、香料、金
属石鹸、天然若しくは合成の樹脂又はエラストマーを主
成分とするものである前記孔版印刷用エマルションイン
キが提供される。更に、本発明によれば、前記マイクロ
カプセルの芯物質が、反応により高分子化できる1種類
以上の化合物又はプレポリマーを主成分とするものであ
り、しかもインキ中にこれらの1種類以上の反応性物質
が別々に又は一緒にマイクロカプセル化された状態で含
有されている前記孔版印刷用エマルションインキが提供
される。また、本発明によれば、前記マイクロカプセル
の粒径が、50μm以下のものである前記孔版印刷用エ
マルションインキが提供される。更に、本発明によれ
ば、前記孔版印刷用エマルションインキを用いる孔版印
刷装置において、排紙部に加熱可能な加圧ローラーを有
することを特徴とする孔版印刷装置が提供される。
【0007】本発明者らは、前記目的を達成するため種
々研究を行ない本発明を完成した。即ち、本発明の孔版
印刷用エマルションインキは、油中水型エマルションイ
ンキにおいて、インキ中にマイクロカプセルを含有させ
たものとしたことから、マイクロカプセル中に香料を内
包する場合には、印刷物に転移したマイクロカプセル中
の香料が長期にわたって保持される印刷物を提供するも
のとなるし、マイクロカプセル中に金属石鹸を含有する
場合には、印刷機上ではドライヤーの効果を示さず、印
刷後テフロンローラーやシリコーンオイルを塗布したロ
ーラや水性液膜ローラなどにより、強制的にマイクロカ
プセルを破壊するかあるいは熱によりカプセルを溶かす
ことでドライヤーの効果が発揮される印刷物を提供する
ものとなるし、またマイクロカプセル中に樹脂又はエラ
ストマーを含有する場合には、インキ中ではマイクロカ
プセルにより溶剤又は水の揮発が抑制されているもの
が、印刷後上記の方法により強制的にカプセルを破壊す
ることで、印刷物上で樹脂が乾燥し皮膜が形成される印
刷物を提供するものとなる。更に、マイクロカプセル中
に反応により皮膜形成する化合物を含有する場合には、
インキ中ではマイクロカプセルにより酸素あるいは2液
反応型の場合には2液が隔離されているものが、印刷後
上述のような方法で強制的にカプセルを破壊すること
で、印刷物上で反応し皮膜が形成される印刷物を提供す
るものとなる。なお、インキ中に含有されるマイクロカ
プセルの粒径を50μm以下、特に好ましくは15μm
以下とすることにより、スクリーンが目詰りを起こす問
題を回避できるものとなる。また、本発明の孔版印刷装
置は、排紙部に加熱可能な加圧ローラーを有するものと
したことから、本発明のマイクロカプセル含有孔版印刷
用エマルションインキを使用した場合に、印刷後のイン
キ中のマイクロカプセルの破壊を印刷装置上で行なうこ
とができるものとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の孔版印刷用エマルションインキは、油相約
10〜90重量%と水相約90〜10重量%によって構
成される油中水型エマルションインキにおいて、インキ
中にマイクロカプセルを含有することを特徴とし、該マ
イクロカプセルの芯物質としては、香料、金属石鹸、天
然若しくは合成の樹脂又はエラストマー、反応により高
分子化する化合物又はプレポリマーが代表的なものとし
て挙げられる。
【0009】本発明において、マイクロカプセルの芯物
質に用いられる香料としては、ヘキシルシンナミックア
ルデヒド、メチルβ−ナフチルケトン、ハノオイゲー
ル、L−メントール、ケイ皮酸、ゲラニオール、ブロム
スチロール、フェニルエチルアルコール、リナロール、
α−リモネン、ベンジルアルデヒド、オイゲノール、ボ
ルニルアルデヒド、シトロネラール、コロラール、テル
ピネオール等が挙げられる。これらの天然あるいは合成
調合香料をベンジルベンゾエートに類する無臭溶剤を加
えて使用する。例えばオレンジフレーバーF−7404
(高砂香料工業社製)やローズB−1333(高砂香料
工業社製)等の市販品も用いることができる。
【0010】本発明でマイクロカプセルの芯物質のドラ
イヤーとして用いられる金属石鹸としては、オクチル
酸、ナフテン酸、樹脂酸、トール油脂肪酸、大豆油脂肪
酸、ヒドロキシ高級脂肪酸、等のコバルト、マンガン、
鉛、亜鉛、銅、鉄、カルシウム、ジルコニウム、アルミ
ニウムなどの金属塩、又はセリウムなどの希土類金属塩
の様な、印刷インキに従来より用いられている親油性の
ドライヤーである。
【0011】本発明でマイクロカプセルの芯物質として
用いられる樹脂としては、天然のものでも合成のもので
もよい。天然のものとしては、でんぷん、デキストリ
ン、にかわ、カゼイン、大豆たんぱく、アルブミン、ロ
ジン、セラック、アスファルト、ギルソナイト、ター
ル、ニトロセルロースなどが挙げられる。合成のものと
しては、ポリ酢酸ビニル、エチレン/酢酸ビニル共重合
体、酢酸ビニル/アクリル酸エステル共重合体、ポリア
クリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、スチレ
ン/アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニリデン/ア
クリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニ
ル/酢酸ビニル共重合体、などの樹脂のほか、合成ゴム
系、ユリア、フェノール、エポキシ系、ポリウレタン
系、シアノアクリレート系、シリコンRTV、一液形エ
ポキシ樹脂系化合物、水性ビニルウレタン、ポリイソシ
アナートなどの一液形ポリウレタン系化合物、具体的に
はトリフェニルメタン・トリイソシアナートなどの合成
樹脂が挙げられる。また、合成ゴム(エラストマー)と
しては、クロロプレンゴム系化合物、ニトリルゴム、フ
ェノール樹脂配合、ニトリルゴム・塩化ゴム配合、ニト
リルゴム・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂配合、ニ
トリルゴム・低コスト樹脂配合などのニトリルゴム系化
合物、スチレン/ブタジエン系化合物、スチレン/ブタ
ジエンのブロック共重合体エラストマー、スチレン/イ
ソプレンのブロック共重合体エラストマー、スチレン/
エチレン/ブチレンのブロック共重合体エラストマーな
どを主成分とする熱可塑性エラストマー系化合物などが
挙げられ、これらの1種類以上の化合物を溶液形又はラ
テックス形の形状でカプセルに添加できる。
【0012】本発明でマイクロカプセルの芯物質として
用いられる反応により高分子化できる1種類以上の化合
物又はプレポリマーとしては、二液形エポキシ樹脂系化
合物、ポリウレタン系化合物などが挙げられる。二液形
エポキシ樹脂系化合物は、ビスフェノールAのジグリシ
ジルエーテル、エポキシ・ノボラック、環状脂肪族エポ
キシ、臭素化エポキシ、フレキシブルエポキシなどのエ
ポキシオリゴマーと、芳香族アミン、脂肪族アミンなど
のアミン変性物、酸無水物、フェノリックノボラック、
ポリアミド、ポリアミン、ポリサルファイド、ルイス酸
などの触媒などの硬化剤の二液からなる。二液形ポリウ
レタン系化合物には、ポリイソシアネート形とプレポリ
マー形がある。ポリイソシアネート形には、ポリイソシ
アネート・ポリエーテル、ポリイソシアネート・ポリエ
ステル、イソシアネート・ポリエーテルポリオール、な
どの組み合わせがある。プレポリマー形は、分子末端に
イソシアナート基を持つプレポリマーと分子末端に水酸
基を持つポリオールにより硬化させるので、これらの末
端基を有する化合物はすべて使用可能である。これらは
二液の一液化かあるいは二液をそれぞれ別にカプセル化
した形でインキに添加する。また、尿素又はメラミンの
ホルムアルデヒド樹脂とp−トルエンスルホン酸などの
触媒との組み合わせや、スチレンに溶かした不飽和ポリ
エステルとパーオキサイドのような反応開始剤との組み
合わせもある。
【0013】本発明で用いられる着色剤としては、カー
ボンブラック;アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、ニ
トロソ系顔料、ニトロ系顔料、建染染料系顔料、媒染染
料系顔料、塩基性染料系顔料、酸性染料系顔料及び天然
染料系顔料;ジアゾ系顔料、アントラキノン系染料等の
油溶性染料;等が挙げられる。これらの染顔料類は、単
独でも2種以上混合して添加しても良い。
【0014】本発明で用いられる油成分としては、従来
公知のものが適用でき、例えば、石油系溶剤、流動パラ
フィン、スピンドル油、軽油、灯油、マシン油、潤滑油
等の鉱物油;あまに油、桐油、トール油、とうもろこし
油、オリーブ油、ナタネ油、ヒマシ油、脱水ヒマシ油、
大豆油、オイチシカ油、サフラワー油、綿実油、ぬか
油、シナキル油等の植物油等が使用される。これらの植
物油は加熱重合してワニスとして使用しても良い。な
お、石油系溶剤としては、芳香族性分の少ないアイソパ
ー、エクソール(エクソン化学社製)、ジェンレックス
(モービル石油社製)、AFソルベント(日本石油社
製)などが望ましい。また、鉱物油としては、サンパ
ー、サンセン(サン石油社製)やカーゴイルアークティ
ック(モービル石油社製)などが芳香族成分が少なく望
ましい。また、本発明においては合成油も使用できる。
合成油を使用する場合、種々の化合物が利用できる。代
表的な合成ビヒクルには、ポリイソブチレン類、水素化
ポリデセン類、トリメチロールプロパンエステル類、ネ
オペンチルエステル及びペンタエリスリトールエステ
ル、ジ(2−エチルヘキシル)セバケート、ジ(2−エ
チルヘキシル)アジペート、ジブチルフタレート、フル
オロカーボン類、珪素エステル類、シラン類、リン含有
酸類のエステル類、液体尿素、フェロセン誘導体類、水
素化合成油類、鎖状ポリフェニル類、シロキサン類及び
シリコーン類(ポリシロキサン類)、ブチル置換ビス
(p−フェノキシフェニル)エーテル類に代表されるア
ルキル置換ジフェニルエーテル類、フェノキシフェニル
エーテル類などが挙げられる。
【0015】本発明で用いられる乳化剤は、好ましくは
非イオン系界面活性剤であり、例えば、ソルビタン高級
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン高級脂
肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、脂肪酸ジグリセ
リド及び高級アルコール、アルキルフェノール、脂肪酸
等の酸化エチレン付加物が挙げられ、単独あるいはこれ
らのHLB(親水性親油性バランス)の異なるものを2
種以上組み合わせて、安定性の高いエマルションを調製
する。添加量はインキ重量の1〜8重量%、好ましくは
2〜5.5重量%とすれば良い。
【0016】以上のほか、油相にはエマルションの形成
を妨害しない範囲で樹脂、着色剤の分散剤、ゲル化剤及
び酸化防止剤等を添加することができる。なお、前記し
た着色剤や乳化剤も油相に含まれる。また、水相にはエ
マルションの形成を妨害しない範囲で水溶性高分子、防
腐・防かび剤、水の蒸発抑制剤、凍結防止剤、pH調整
剤、電解質、水中油型樹脂エマルション(疎水性高分
子)等を添加することができる。
【0017】油相に添加される樹脂は、着色剤と被印刷
物との固着、着色剤の分散及びインキの経時安定性向上
等のために従来から添加されているバインダー樹脂であ
る。従って、従来から添加されている樹脂を添加すれば
良く、具体的にはロジン;重合ロジン、水素化ロジン、
ロジンエステル、水素化ロジンエステル等のロジン系樹
脂;ロジン変性フェノール樹脂等のロジン変性樹脂;フ
ェノール樹脂;石油樹脂;アルキド樹脂;ゴム誘導体;
重合ひまし油等を1種又は2種以上混合して添加すれば
良い。なお、アルキド樹脂としては、あまに油、桐油、
オイチシカ油、サフラワー油、大豆油、トール油、綿実
油、ぬか油、ひまし油、やし油などの変性アルキド樹脂
が挙げられる。また、添加量はインク重量の10重量%
以下、好ましくは1〜7重量%とすれば良い。
【0018】本発明で用いられる着色剤用分散剤として
は、エマルションの形成を阻害しないものが使用され、
前記の乳化剤用非イオン界面活性剤を使用することがで
きる。このほか、アルキルアミン系高分子化合物、アル
ミニウムキレート系化合物、スチレン/無水マレイン酸
共重合体、ポリカルボン酸エステル型高分子化合物、脂
肪族系多価カルボン酸、高分子ポリエステルのアミン塩
類、エステル型アニオン界面活性剤、高分子量ポリカル
ボン酸の長鎖アミン塩、長鎖ポリアミノアミドと高分子
酸ポリエステルの塩、ポリアミド系化合物、燐酸エステ
ル系界面活性剤、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、ジオクチルスルホコハク酸塩、
及びアルキド樹脂など顔料分散能を有する樹脂等も使用
可能である。これらの分散剤は単独又は2種以上混合し
て添加すれば良く、その添加量は着色剤重量の40重量
%以下、好ましくは2〜35重量%とすれば良い。
【0019】ゲル化剤は、油相に含まれる樹脂をゲル化
してインキの保存安定性、定着性、流動性等を向上させ
る役割を持ち、本発明のインクに添加されるゲル化剤と
しては油相中の樹脂と配位結合する化合物が好ましい。
このような化合物を例示すると、Li、Na、K、A
l、Ca、Co、Fe、Mn、Mg、Pb、Zn、Zr
等の金属を含む有機酸塩、有機キレート化合物、金属石
鹸オリゴマー等であり、具体的にはオクチル酸アルミニ
ウム等のオクチル酸金属塩、ナフテン酸マンガン等のナ
フテン酸金属塩、ステアリン酸亜鉛等のステアリン酸
塩、アルミニウムジイソプロポキシドモノエチルアセト
アセテート等の有機キレート化合物等が挙げられる。こ
れらのゲル化剤は、1種又は2種以上を油相に添加すれ
ば良く、その添加量は油相中の樹脂の15重量%以下、
好ましくは5〜10重量%である。
【0020】油相に添加される酸化防止剤は、ジブチル
ヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ブチルヒドロ
キシアニソール等であり、これらの添加によって油相中
のバインダー樹脂等の酸化を防ぎ、これによってインキ
粘度の上昇等が防止される。また、その添加量はインキ
中の油の2重量%以下、好ましくは0.1〜1.0重量
%である。なお、酸化防止剤は単独でも2種以上を混合
して使っても良い。
【0021】エマルションインキの水相に添加される水
溶性高分子は、補湿や増粘のために添加されるものであ
り、具体的には下記の天然又は合成高分子が添加され
る。デンプン、マンナン、アルギン酸ソーダ、ガラクタ
ン、トラガントガム、アラビアガム、プルラン、デキス
トラン、キサンタンガム、ニカワ、ゼラチン、コラーゲ
ン、カゼイン等の天然高分子;カルボキシメチルセルロ
ース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ヒドロキシメチルデンプン、カル
ボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプン等の半合
成高分子;ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウ
ム、ポリアクリル酸トリエタノールアミン等のアクリル
酸樹脂誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキサイ
ド、ポリビニルメチルエーテル等の合成高分子等。これ
らの水溶性高分子は単独でも2種以上混合して添加して
も良く、インクに含まれる水の25重量%以下、好まし
くは0.5〜15重量%添加される。
【0022】また、水相又はカプセル内には、インキの
定着性を向上する目的で油溶性の高分子も水に分散した
状態で添加できる。この高分子は合成高分子でも天然高
分子でもよく、O/W型の樹脂エマルションとして添加
しても良い。高分子としては、ポリ酢酸ビニル、ポリア
クリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリ塩
化ビニル、エチレン/酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル
/アクリル酸エステル共重合体、スチレン/アクリル酸
エステル共重合体、塩化ビニリデン/アクリル酸エステ
ル共重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリウ
レタン等が挙げられる。天然のものとしては、油相に添
加できる高分子等が挙げられる。これらは油中水型エマ
ルションインキの安定性を阻害しない範囲であれば2種
類以上を併用してもよく、また分散方法も分散剤、保護
コロイド、界面活性剤を添加していてもよく、またソー
プフリー乳化重合によって合成したものでも良い。樹脂
エマルションとして使用する場合には、最低造膜温度が
40℃以下で且つその配合量が全エマルションインキに
対する固形分換算で0.5〜45重量%であることが望
ましい。
【0023】水相に添加される防腐・防かび剤は、エマ
ルション内で細菌やかびが繁殖するのを防ぐために添加
され、エマルションを長期間保存する場合は防腐・防か
び剤の添加が普通である。その添加量は、インク中に含
まれる水の3重量%以下、好ましくは0.1〜1.2重
量%とするのが良い。また、防腐・防かび剤としては、
サリチル酸、フェノール類、p−オキシ安息香酸メチ
ル、p−オキシ安息香酸エチル等の芳香族ヒドロキシ化
合物及びその塩素化合物のほか、ソルビン酸やデヒドロ
酢酸等が使用され、これらは単独でも2種以上混合して
使っても良い。
【0024】水の蒸発抑制剤と凍結防止剤は兼用可能で
あり、これらの目的で添加される薬品は、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール
等のグリコール;メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、ブタノール、イソブタノール等の低級飽和一価
アルコール;グリセリンやソルビトール等の多価アルコ
ール等である。これらの薬品は1種又は2種以上を添加
すれば良く、その添加量はインク中の水重量の15重量
%以下、好ましくは4〜12重量%である。
【0025】水相に添加されるpH調整剤は、トリエタ
ノールアミン、酢酸ナトリウム、トリアミルアミン等で
あり、必要時にはこれらのpH調整剤を添加して水相の
pHを6〜8に保つことができる。水相のpHが前記範
囲からはずれると、増粘剤用水溶性高分子が添加されて
いる場合にその効果が損なわれる等の問題がある。
【0026】水相に添加される電解質は、エマルション
の安定性を高めるために添加されるものである。従っ
て、該電解質にはエマルションの安定度向上に有効な離
液順列が高いイオンで構成された電解質を添加するのが
良い。離液順列が高い陰イオンは、クエン酸イオン、酒
石酸イオン、硫酸イオン、酢酸イオン等であり、離液順
列が高い陽イオンはアルカリ金属イオンやアルカリ土類
金属イオンであるから、ここで添加される電解質として
は少なくとも陰イオンか陽イオンの一方が前記イオンよ
りなる塩が好ましい。従って、ここで添加される電解質
としては、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、クエン
酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、ホウ酸ナトリウ
ム、酢酸ナトリウム等が好ましく、その添加量は水相の
0.1〜2重量%、好ましくは0.5〜1.5重量%で
ある。
【0027】上記のほか、本発明の孔版印刷用油中水滴
型エマルションインキには、印刷時に印刷用紙と印刷ド
ラムとの分離を良くするため、あるいは印刷用紙の巻き
上がり防止等のために油相にワックスを添加することが
できる。また、水相にはトリエタノールアミンや水酸化
ナトリウム等を添加して、水溶性高分子添加による高粘
度化を更に増進させることができる。更に、水相に防錆
剤や消泡剤を添加して印刷の際に印刷機がインクによっ
て錆びたり、インクが泡立つことを防止することができ
る。これらの添加剤は、孔版印刷用インクに添加されて
いる公知品を必要に応じて添加すれば良く、その添加量
は従来品の場合と同程度で良い。
【0028】本発明で使用するマイクロカプセルの製造
方法は、実用分野で多用されているマイクロカプセルの
製造方法の全てを利用できる。製造法としては、例えば
界面重合法、インサイチュウ法、コアセルベーション
法、液中乾燥法、噴霧・造粒法、水及び有機溶剤からの
相分離法、融解分散冷却法、液中硬化被覆法等(オリフ
ィス法)を挙げることができるが、中でも特に広い分野
で多用されている親水性コロイドの相分離を利用したコ
アセルベーション法やインサイチュウ法を応用すること
が好ましい。
【0029】また、本発明においては、使用するマイク
ロカプセルの粒径は50μm以下、特に15μm以下と
することが好ましい。粒径を50μm以下とすることに
より、印刷中、スクリーンが目詰りを起こす問題を回避
することができる。
【0030】マイクロカプセルの壁材としては、メラミ
ン樹脂、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、尿素・ホル
ムアルデヒド樹脂、グアナミン・ホルムアルデヒド樹
脂、スルホアミド・アルデヒド樹脂、アニリン・ホルム
アルデヒド樹脂などのホルムアルデヒド縮合系樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、ユリア樹
脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ケイ素樹脂等の
熱硬化性樹脂等、並びにゼラチン、アラビアゴム、アル
ギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースアルカ
リ金属塩、カラギナン、無水マレイン酸共重合体、無水
アクリル酸共重合体、ポリビニルアルコール、硫酸化セ
ルロース、水溶性ナイロン等が挙げられ、単独あるいは
2種類以上を組み合わせて使用される。このほかにイン
サイチュ法によりマイクロカプセルが得られる塩化ビニ
リデン、塩化ビニル、スチレン、エチレン、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル、
酢酸ビニルなどの熱可塑性ポリマーを作り得るモノマー
も重合体及び2種類以上のモノマーの共重合体として壁
材に使用できる。
【0031】本発明のエマルションインキは、従来のエ
マルションインキ製造時と同様にして油相及び水相液を
調製し、この両者を公知の乳化機内で乳化させてインキ
とすれば良い。即ち、着色剤、乳化剤及び必要に応じて
添加される樹脂等の添加物を良く分散させた油を常法で
調製し、これに防腐・防かび剤や水溶性高分子等が必要
に応じて添加されている水溶液を徐々に添加して乳化さ
せれば良い。そして、香料、金属石鹸、反応性物質など
を内包したマイクロカプセルは、油相あるいは水相を作
る際に添加すればよい。
【0032】得られたエマルションインキは、孔版印刷
機による印刷時にはマイクロカプセルが破壊されること
なく、機能性印刷物を与えることができる。例えば、香
料を内包したマイクロカプセルを含有するインキを用い
た印刷物は、そのままでは匂わないが、指で擦ることに
より香りを発生する。また、乾性アルキド樹脂を添加し
たインキの場合、ドライヤーである金属石鹸を内包した
マイクロカプセルを添加することで、機上での乾燥性を
抑制したまま、印刷後排紙部の加圧ローラでマイクロカ
プセル破壊することでドライヤーが反応を促進し、速や
かに印刷物に皮膜を形成する。また、樹脂を内包したマ
イクロカプセルを添加することで、機上での乾燥性を抑
制したまま、印刷後排紙部の加圧ローラでマイクロカプ
セル破壊することで樹脂が接着作用を示し、速やかに印
刷物に皮膜を形成する。また、反応性の樹脂を内包した
マイクロカプセルを添加することで、機上での乾燥性を
抑制したまま、印刷後排紙部の加圧ローラでマイクロカ
プセル破壊することでプレポリマーが反応し、速やかに
印刷物に皮膜を形成する。
【0033】次に、本発明の孔版印刷装置について詳し
く説明する。本発明の孔版印刷装置は、排紙部に加熱可
能な加圧ローラーを有することを特徴とする。本発明の
マイクロカプセル含有孔版印刷用インキを用いて印刷
後、上記排紙部の加圧ローラによってマイクロカプセル
が破壊されることで、本発明のインキ使用による例えば
速やかな皮膜形成等の効果が、速やかに且つ確実に発揮
される。本装置を製版印刷一体型の孔版印刷装置に適用
した場合について、以下説明する。
【0034】デジタル感熱方式を採用した製版印刷一体
型の孔版印刷装置は既によく知られている。この装置
は、機能的には大体6つの部分から構成されている。図
1を参照して以下に、これら6つの機能部について説明
する。 1.原稿読み取り部 原稿読み取り部90は、原稿画像Gに光をあてて、その
反射光をCCDセンサーで51によって光学的に読み取
り、電気的信号に変換するプロセスを実行する機能部で
ある。スキャナには、移動するスキャナが固定された原
稿を読み取る原稿固定タイプ(ブックスキャナタイプ)
と、その逆に静止したスキャナに対して原稿を移動して
原稿を読み取る原稿搬送タイプ(シートスルータイプ)
の2種類があるが、図1では後者の原稿搬送タイプにつ
いて示している。
【0035】2.製版給版部 製版給版部91は、ロール状に巻かれた感熱孔版原紙5
2を繰り出し、この繰り出された感熱孔版原紙52を、
原稿読み取り部90から送られたデータに基づいてサー
マルヘッド53により選択的に発熱穿孔製版を行ないな
がら、プラテンローラ54等で印刷ドラム部の版胴59
に向けて給版し、原紙切断装置55で切断する機能部で
ある。
【0036】3.排版部 排版部92は、軸心のまわりに回転可能な版胴59に巻
装された使用済み孔版原紙を、剥離ローラ56で剥離し
ながら搬送して排版収納箱57に収納し、圧縮板58の
降下で圧縮する。排版収納箱57が使用済み原紙で満杯
になったら、その中身を廃棄する機能部である。
【0037】4.印刷部 印刷部93は、印刷用紙62に印刷を行なう機能部であ
る。ここでは、軸心のまわりに回転可能な円筒状の版胴
59が、印刷用紙を介してプレスローラ63あるいは圧
胴により押し付けられて、印刷が行なわれる。印刷に際
しては、版胴59の外周に製版給版部91から送られた
製版済み原紙60が巻装され、印刷用紙62がプレスロ
ーラ63によって版胴59の外周面に押し付けられる。
版胴59の内部にはインキ供給装置61がある。このイ
ンキ供給装置61のインキは製版済み原紙60の孔を通
過し、プレスローラ63により版胴59に押し付けられ
ている印刷用紙62上に転移されて画像が形成される。
【0038】5.給紙部 給紙部94は、給紙台64上に積載された用紙65を、
最上の1枚から順次、給紙ローラ66によって1枚ずつ
分離しながらフィードローラ67で一旦停止させられ、
版胴59の回転とタイミングを合わせ、版胴59とプレ
スローラ63との間に向けて送り出される。給紙台64
は印刷用紙の減少に伴って上昇する。給紙部94は、給
紙台64を昇降させる給紙台昇降部と、給紙台64上の
印刷用紙65を印刷部93に向けて所定のタイミングで
送り出す給紙搬送部とからなる。
【0039】6.排紙台部 排紙台95は、印刷部93で画像形成された印刷済みの
印刷用紙65を、剥離爪68によって版胴59から剥離
する機能部である。更に、この剥離された印刷済みの印
刷用紙65を、空気吸引式のベルト搬送装置69によっ
てジャンプ台70に搬送し、このジャンプ台70により
腰付けをしながら排紙トレイ71上に送り出し、端部を
揃えて積載する。また、剥離爪68とジャンプ台70の
間に排紙部に加熱可能な加圧ローラ72が設置され、マ
イクロカプセルを破壊する。
【0040】孔版印刷装置においては、以上説明した1
〜6までの6つの機能部の他に、印刷プロセスが実行さ
れる正しい位置関係を保持するように、これらの各機能
部を構成する具体的手段を取り付ける構造体としての構
造筐体部と、これら6つの機能部分を互いに関連づけて
一連の動作をコントロールするための電送制御部とを有
する。
【0041】
【実施例】次に、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるも
のではない。なお、以下に記す部は重量部である。
【0042】〈マイクロカプセルの製造〉 製造法1 40℃に保温した3.0%ゼラチン水溶液40部に同温
度に保温した3.0%アラビアゴム水溶液40部を添加
し、更に10%酢酸水溶液を加えてpHを4.5に調整
してコンプレックスコアセルベートを形成した後、香
料、反応性化合物、揮発性溶剤に溶解又は分散した樹
脂、あるいはアイソパーM金属塩を6%に調整したナフ
テン酸コバルト20部を添加して、ホモミキサーにて4
500rpmの条件で撹拌した。引き続き、撹拌しなが
ら容器を外部より冷却し、液温が8℃の状態で約1時間
撹拌し、コンプレックスコアセルベート滴のゲル化を完
了した。その後、コンプレックスコアセルベートの沈
着、脱水のために等量の冷プロピルアルコールを加え
た。溶液をしばらく放置後デカンテーションにより生成
物を単離し、室温で乾燥した。
【0043】製造例2 エチレン/無水マレイン酸共重合体の酸性水溶液中に、
香料、反応性化合物、揮発性溶剤に溶解又は分散した樹
脂、又は6%に調整したアイソパーM金属塩などの芯物
質を加え、高速撹拌により乳化又は分散させる。一方、
ホルマリン及びメラミン混合液にアルカリを添加しpH
8〜10に調整したあと、50〜100℃の温度に加熱
してメチロール化メラミンからなるメラミン・ホルムア
ルデヒド初期縮合物の水溶液を調製する。次いで、この
メラミン・ホルムアルデヒド初期縮合物の水溶液を、前
記のスチレン/無水マレイン酸共重合体と芯物質とを含
む乳化液又は分散液中に加え、40〜90℃程度の温度
で30分〜4時間かき混ぜながら反応させて、芯物質の
周囲にメラミン樹脂からなる壁膜を形成させる。ここの
ようにして形成されたメラミン樹脂膜は耐熱性、耐水
性、耐溶剤性に優れ、且つ密性も高い。
【0044】〈インキの製造〉顔料分散体の調製はカー
ボンブラック、パラフィン系オイル、顔料分散剤、を3
本ロールで練肉することで行ない、この顔料分散体に乳
化用界面活性剤、オイルと必要であればロジン変性フェ
ノール樹脂等のワニスを加え油相とした。これに水相を
加え乳化することにより孔版印刷機用エマルションイン
キとした。製造法1又は2により合成したマイクロカプ
セルは、油相又は水相作成時に添加した。しかし、エマ
ルションインキに添加しても良い。
【0045】 油相−1の調製 着色剤 カーボンブラック 4.0部 樹脂 ロジン変性フェノール樹脂 6.0部 溶剤 スピンドル油 5.0部 石油系溶剤 9.7部 顔料分散剤 アルミニウムキレート 0.3部 乳化剤 ソルビタンセスキオレート 4.0部 合計29.0部
【0046】 油相−2の調製 着色剤 フタロシアニンブルー 4.0部 樹脂 ロジン変性フェノール樹脂 6.0部 植物油 あまに油 4.0部 溶剤 スピンドル油 5.0部 石油系溶剤 5.7部 顔料分散剤 アルミニウムキレート 0.3部 乳化剤 ソルビタンセスキオレート 4.0部 合計29.0部
【0047】 油相−3の調製 着色剤 カーボンブラック 4.0部 樹脂 やし油変性アルキド樹脂 5.0部 溶剤 スピンドル油 9.7部 顔料分散剤 アルミニウムキレート 0.3部 乳化剤 ソルビタンセスキオレート 4.0部 合計23.0部
【0048】 水相の調製 水 イオン交換水 84.0部 凍結防止剤 エチレングリコール 14.5部 電解質 硫酸マグネシウム 1.5部 合計100.0部
【0049】実施例1 マイクロカプセル製造法2により、ローズB−1333
を含有するマイクロカプセルを調製する。上記油相−
1、29部にマイクロカプセル1部を添加し、これに水
相を70部加え、乳化することで、香料を含有する孔版
印刷用エマルションインキを得た。カプセルの粒径は平
均15μmであった。このインキは、印刷後1日おいて
手で印刷物を擦ることによって香気が得られた。また、
別の印刷部を2日後に擦った場合には香気が得られた。
【0050】比較例1 上記油相−1、29部に香料ローズB−1333を1部
添加し、これに水相を70部加え、乳化することで、香
料を含有する孔版印刷用エマルションインキを得た。こ
のインキは印刷後すぐに香気が得られるが、1日後には
香気がなくなっていた。
【0051】比較例2 マイクロカプセル製造法1により、ローズB−1333
を含有するマイクロカプセルを調製する。但し、カプセ
ル製造時の撹拌速度を遅くすることで、マイクロカプセ
ルの粒径は平均55μmになった。上記油相−1、29
部にマイクロカプセル1部を添加し、これに水相70部
を加え、乳化することで、香料を含有する孔版印刷用エ
マルションインキを得た。このインキを印刷すると、ス
クリーンの目詰まりが生じたため、評価できなかった。
【0052】実施例2 マイクロカプセル製造法2により、6%オクチル酸マン
ガンのアイソパー溶液を含有するマイクロカプセルを調
製する。上記油相−2、29部にマイクロカプセル2部
を添加し、これに水相を69部加え、乳化することで、
乾性油と金属石鹸を含有する孔版印刷用エマルションイ
ンキを得た。マイクロカプセルの平均粒径は7μmであ
る。
【0053】比較例3 上記油相−2、29部に6%オクチル酸マンガンのアイ
ソパー溶液を2部添加し、これに水相を69部加え、乳
化することで、乾性油と金属石鹸を含有する孔版印刷用
エマルションインキを得た。
【0054】実施例3 マイクロカプセル製造法2により、6%オクチル酸マン
ガンのアイソパー溶液を含有するマイクロカプセル−1
及びあまに油ワニスを含有するマイクロカプセル−2を
調製する。上記油相−1、29部にマイクロカプセル−
1を2部及びマイクロカプセル−2を9部添加し、これ
に水相60部を加え、乳化することで、乾性油ワニス及
び金属石鹸を含有する孔版印刷用エマルションインキを
得た。マイクロカプセルの平均粒径は1が約10μm、
2が7μmであった。
【0055】比較例4 上記油相−1、29部に対し6%オクチル酸マンガンの
アイソパー溶液を2部とあまに油ワニス9部を添加し、
これに水相60部を加え、乳化することで、乾性油ワニ
ス及び金属石鹸を含有する孔版印刷用エマルションイン
キを得た。
【0055】比較例5 上記油相−1、29部に対しあまに油ワニス11部を添
加し、これに水相60部を加え、乳化することで、乾性
油ワニスを含有する孔版印刷用エマルションインキを得
た。
【0057】実施例4 マイクロカプセル製造法2により、クロロプレンゴムの
35%n−オクタン溶液を含有するマイクロカプセルを
調製する。上記油相−3、23部にマイクロカプセルを
20部添加し、これに水相57部を加え、乳化すること
で、ポリウレタンのプレポリマーを含有する孔版印刷用
エマルションインキを得た。マイクロカプセルの平均粒
径は6μmであった。
【0058】比較例6 上記油相−3、23部にクロロプレンゴムの35%n−
オクタン溶液を20部添加し、これに水相57部を加
え、乳化することで、ポリウレタンのプレポリマーを含
有する孔版印刷用エマルションインキを得た。
【0059】実施例5 マイクロカプセル製造法2により、エポキシ・ノボラッ
ク樹脂を含有するマイクロカプセル−1及び硬化剤であ
るポリアミドを含有するマイクロカプセル−2を調製す
る。上記油相−3、23部にマイクロカプセル−1を1
0部及びマイクロカプセル−2を10部添加し、これに
水相57部を加え、乳化することで、エポキシ樹脂を含
有する孔版印刷用エマルションインキを得た。マイクロ
カプセルの平均粒径は1が10μm、2が8μmであっ
た。
【0060】比較例7 上記油相−3、23部にエポキシ・ノボラック樹脂を1
0部及びポリアミドを10部添加し、これに水相57部
を加え、乳化することで、エポキシ樹脂を含有する孔版
印刷用エマルションインキを得た。
【0061】実施例6 マイクロカプセル製造法2により、ポリウレタンのプレ
ポリマーを含有するマイクロカプセルを調製する。上記
油相−3、23部にマイクロカプセルを17部添加し、
これに水相60部を加え、乳化することで、ポリウレタ
ンのプレポリマーを含有する孔版印刷用エマルションイ
ンキを得た。マイクロカプセルの平均粒径は4μmであ
った。
【0062】比較例8 上記油相−3、23部にポリウレタンのプレポリマーを
17部添加し、これに水相60部を加え、乳化すること
で、ポリウレタンのプレポリマーを含有する孔版印刷用
エマルションインキを得た。
【0063】〈エマルションインキの評価〉これらのイ
ンキを用い、排紙部に加圧ローラをつけたリコー社製孔
版印刷機(VT3500)で十分印刷を行なってインキ
を印刷機内にいきわたらせた後、印刷した。指触乾燥性
は、印刷部分を布を取り付けたクロックメーターで10
往復/10秒で擦り、布の汚れ具合を比較して求めた。
布の汚れ具合の少ないものを指触乾燥性○、布の汚れが
多いものを指触乾燥性×とした。指触乾燥性は12時間
後と72時間後に測定を行なった。印刷機上でのインキ
の放置安定性を、1週間後印刷することで評価した。印
刷可能であったものは○、インキが機内で固まり印刷で
きなかったものを×とした。これらの結果を表1にまと
めて示す。
【0064】
【表1】
【0065】
【発明の効果】請求項1の孔版印刷用エマルションイン
キは、インキ中にマイクロカプセルを含有させたことか
ら、反応性又は揮発性の物質をインキ中に添加すること
ができるものとなる。請求項2の孔版印刷用エマルショ
ンインキは、前記マイクロカプセルの芯物質が香料を主
成分とするものとしたことから、印刷機上では香気がな
く印刷物を軽く擦ることによって香気を発することがで
きるという効果が加わる。請求項3〜5の孔版印刷用エ
マルションインキは、前記マイクロカプセルの芯物質が
金属石鹸、樹脂若しくはエラストマー又は反応により高
分子化できる1種類以上の化合物若しくはプレポリマー
を主成分とするものとしたことから、機上でのインキの
変質がなく且つ指触乾燥性に優れた印刷物が得られると
いう効果が加わる。請求項6の孔版印刷用エマルション
インキは、前記マイクロカプセルの粒径が50μm以下
のものとしたことから、スクリーンの目詰まりを起こさ
ないという効果が加わる。請求項7の孔版印刷装置は、
排紙部に加熱可能な加圧ローラーを有するものとしたこ
とから、印刷後のインキ中のマイクロカプセルの破壊を
機上で行なうことができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の孔版印刷装置の概略図である。
【符号の説明】
G 原稿画像 51 CCDセンサー 52 感熱孔版原紙 53 サーマルヘッド 54 プラテンローラ 55 原紙切断装置 56 剥離ローラ 57 排版収納箱 58 圧縮板 59 版胴 60 製版済み原紙 61 インキ供給装置 62 印刷用紙 63 プレスローラ 64 給紙台 65 印刷用紙 66 供給ローラ 67 フィードローラ 68 剥離爪 69 ベルト搬送装置 70 ジャンプ台 71 排紙トレイ 72 加熱可能な加圧ローラ 90 原稿読み取り部 91 製版給版部 93 印刷部 94 給紙部 95 排紙台

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油相約10〜90重量%と水相約90〜
    10重量%によって構成される油中水型エマルションイ
    ンキにおいて、インキ中にマイクロカプセルを含有する
    ことを特徴とする孔版印刷用エマルションインキ。
  2. 【請求項2】 前記マイクロカプセルの芯物質が香料を
    主成分とするものである請求項1記載の孔版印刷用エマ
    ルションインキ。
  3. 【請求項3】 前記マイクロカプセルの芯物質が金属石
    鹸を主成分とするものである請求項1記載の孔版印刷用
    エマルションインキ。
  4. 【請求項4】 前記マイクロカプセルの芯物質が天然若
    しくは合成の樹脂又はエラストマーを主成分とするもの
    である請求項1記載の孔版印刷用エマルションインキ。
  5. 【請求項5】 前記マイクロカプセルの芯物質が反応に
    より高分子化できる1種類以上の化合物又はプレポリマ
    ーを主成分とするものであり、しかもインキ中にこれら
    の1種類以上の反応性物質が別々に又は一緒にマイクロ
    カプセル化された状態で含有されている請求項1記載の
    孔版印刷用エマルションインキ。
  6. 【請求項6】 前記マイクロカプセルの粒径が50μm
    以下のものである請求項1記載の孔版印刷用エマルショ
    ンインキ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の孔版印刷用エマルション
    インキを用いる孔版印刷装置において、排紙部に加熱可
    能な加圧ローラーを有することを特徴とする孔版印刷装
    置。
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