JPH0938093A - 内視鏡用処置具 - Google Patents
内視鏡用処置具Info
- Publication number
- JPH0938093A JPH0938093A JP7198430A JP19843095A JPH0938093A JP H0938093 A JPH0938093 A JP H0938093A JP 7198430 A JP7198430 A JP 7198430A JP 19843095 A JP19843095 A JP 19843095A JP H0938093 A JPH0938093 A JP H0938093A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tack
- indwelling
- holding
- endoscope
- stud
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は体腔内の生体組織の内視鏡視野を隠す
ことなく体腔内の生体組織のマーキング及び粘膜切除等
の処置を行うことができ、その作業性を高めることがで
きる内視鏡用処置具を提供することを最も主要な特徴と
する。 【解決手段】穿刺部13を有する体内留置鋲9を設け、
鋲保持具3の保持部10で保持された鋲9を鋲保持具3
とともに挿入チューブ2に挿通させた状態で、内視鏡を
通して生体腔内に挿入させ、体内留置鋲9を体腔内の生
体組織に穿刺させるようにしたものである。
ことなく体腔内の生体組織のマーキング及び粘膜切除等
の処置を行うことができ、その作業性を高めることがで
きる内視鏡用処置具を提供することを最も主要な特徴と
する。 【解決手段】穿刺部13を有する体内留置鋲9を設け、
鋲保持具3の保持部10で保持された鋲9を鋲保持具3
とともに挿入チューブ2に挿通させた状態で、内視鏡を
通して生体腔内に挿入させ、体内留置鋲9を体腔内の生
体組織に穿刺させるようにしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体腔内の生体組
織に留置させる内視鏡用処置具に関する。
織に留置させる内視鏡用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、体腔内の病変部を処置する際、
病変部の位置にマーキングをすることが行われている。
その手段としては、従来から注射針で墨汁を注入し、生
体腔内の生体組織に墨汁でマーキングする点墨法や、例
えば実公昭53−20957号公報に示されるようなク
リップ装置を使用して生体腔内の生体組織にクリップを
取付け、このクリップによってマーキングする構成のも
のがある。
病変部の位置にマーキングをすることが行われている。
その手段としては、従来から注射針で墨汁を注入し、生
体腔内の生体組織に墨汁でマーキングする点墨法や、例
えば実公昭53−20957号公報に示されるようなク
リップ装置を使用して生体腔内の生体組織にクリップを
取付け、このクリップによってマーキングする構成のも
のがある。
【0003】又、平滑な病変部を高周波スネアで切除す
る場合、高周波スネアを平滑な病変部と接触させた際に
高周波スネアが滑ってしまい、病変部を大きく切除でき
ないため、特開平2−7950号公報の「第8図」に示
されるように病変部にスネアをかける前に病変部の周囲
に、クリップを留置し、このクリップにスネアをかけた
状態で、高周波電流によって病変部を切除する粘膜切除
の方法がある。
る場合、高周波スネアを平滑な病変部と接触させた際に
高周波スネアが滑ってしまい、病変部を大きく切除でき
ないため、特開平2−7950号公報の「第8図」に示
されるように病変部にスネアをかける前に病変部の周囲
に、クリップを留置し、このクリップにスネアをかけた
状態で、高周波電流によって病変部を切除する粘膜切除
の方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、点墨法による
生体組織のマーキングは、生体組織の表面に塗布された
墨汁がにじんでマーキングが不明瞭になるおそれがあ
る。さらに、マーキングに使用される墨汁の量が多すぎ
る場合には、生体組織の切除標本が真黒になってしまう
不具合がある。
生体組織のマーキングは、生体組織の表面に塗布された
墨汁がにじんでマーキングが不明瞭になるおそれがあ
る。さらに、マーキングに使用される墨汁の量が多すぎ
る場合には、生体組織の切除標本が真黒になってしまう
不具合がある。
【0005】また、特開平2−7950号公報に示され
るようなクリップ装置を使用する場合には、図11に示
すように生体組織aの表面をクリップbの複数の腕部c
の先端部間で挾持させた状態で、腕部cの基端部側に固
定用リングdを外嵌させることにより、クリップbを生
体組織aの表面に留置させる構成になっているので、生
体組織aの表面に留置されたクリップbの高さLが比較
的高くなる問題がある。そのため、図12および図13
に示すように2本のクリップbを生体組織aの表面に留
置させてマーキングさせた状態で、クリップbが横向き
に倒れ易いので、生体組織aの表面の病変部分の視野が
隠れてしまうという不具合がある。その結果、生体組織
aの表面の病変部分が観察しにくくなるとともに、2本
のクリップbを生体組織aの表面に留置させてマーキン
グさせた後、粘膜等の生体組織aを切除する作業が行な
いにくくなる問題がある。
るようなクリップ装置を使用する場合には、図11に示
すように生体組織aの表面をクリップbの複数の腕部c
の先端部間で挾持させた状態で、腕部cの基端部側に固
定用リングdを外嵌させることにより、クリップbを生
体組織aの表面に留置させる構成になっているので、生
体組織aの表面に留置されたクリップbの高さLが比較
的高くなる問題がある。そのため、図12および図13
に示すように2本のクリップbを生体組織aの表面に留
置させてマーキングさせた状態で、クリップbが横向き
に倒れ易いので、生体組織aの表面の病変部分の視野が
隠れてしまうという不具合がある。その結果、生体組織
aの表面の病変部分が観察しにくくなるとともに、2本
のクリップbを生体組織aの表面に留置させてマーキン
グさせた後、粘膜等の生体組織aを切除する作業が行な
いにくくなる問題がある。
【0006】本発明は、上記課題に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、体腔内の生体組織の内
視鏡視野を隠すことなく体腔内の生体組織のマーキング
及び粘膜切除等の処置を行うことができ、その作業性を
高めることができる内視鏡用処置具を提供することにあ
る。
ので、その目的とするところは、体腔内の生体組織の内
視鏡視野を隠すことなく体腔内の生体組織のマーキング
及び粘膜切除等の処置を行うことができ、その作業性を
高めることができる内視鏡用処置具を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は穿刺部を有する
体内留置鋲と、この体内留置鋲を着脱自在に保持する保
持部を備えた鋲保持具と、内視鏡を通して生体腔内に挿
入され、前記鋲保持具の保持部で保持された前記鋲を前
記鋲保持具とともに進退自在に挿通する外装チューブと
を具備したものである。
体内留置鋲と、この体内留置鋲を着脱自在に保持する保
持部を備えた鋲保持具と、内視鏡を通して生体腔内に挿
入され、前記鋲保持具の保持部で保持された前記鋲を前
記鋲保持具とともに進退自在に挿通する外装チューブと
を具備したものである。
【0008】そして、鋲保持具の先端の保持部に体内留
置鋲が着脱自在に保持された状態で、鋲保持具が外装チ
ューブ内に進退自在に挿入される。さらに、内視鏡のチ
ャンネルを通じて外装チューブが生体腔内に挿脱自在に
挿通された状態で、体内留置鋲の穿刺部が生体腔内の生
体組織に穿刺される。この状態で、鋲保持具の先端の保
持部から体内留置鋲を取外すことにより、体内留置鋲が
体内に留置されるようにしたものである。
置鋲が着脱自在に保持された状態で、鋲保持具が外装チ
ューブ内に進退自在に挿入される。さらに、内視鏡のチ
ャンネルを通じて外装チューブが生体腔内に挿脱自在に
挿通された状態で、体内留置鋲の穿刺部が生体腔内の生
体組織に穿刺される。この状態で、鋲保持具の先端の保
持部から体内留置鋲を取外すことにより、体内留置鋲が
体内に留置されるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1(A)乃至図4を参照して説明する。図1は内視
鏡用処置具である鋲装置1全体の概略構成を示すもので
ある。この鋲装置1には図示しない内視鏡のチャンネル
を通して生体腔内に挿入される挿入チューブ(外装チュ
ーブ)2が設けられている。この挿入チューブ2は、例
えば四フッ化エチレン樹脂等の可撓性のあるチューブ材
から内視鏡のチャンネルに進退自在に挿通できる程度の
太さと可撓性を備えた構造に形成されている。
を図1(A)乃至図4を参照して説明する。図1は内視
鏡用処置具である鋲装置1全体の概略構成を示すもので
ある。この鋲装置1には図示しない内視鏡のチャンネル
を通して生体腔内に挿入される挿入チューブ(外装チュ
ーブ)2が設けられている。この挿入チューブ2は、例
えば四フッ化エチレン樹脂等の可撓性のあるチューブ材
から内視鏡のチャンネルに進退自在に挿通できる程度の
太さと可撓性を備えた構造に形成されている。
【0010】また、挿入チューブ2の内部には鋲保持具
3が進退自在に挿通されている。この鋲保持具3には可
撓性を有するコイルなどからなるシース4が設けられて
いる。このシース4の基端部には手元側の操作部5が設
けられている。
3が進退自在に挿通されている。この鋲保持具3には可
撓性を有するコイルなどからなるシース4が設けられて
いる。このシース4の基端部には手元側の操作部5が設
けられている。
【0011】さらに、操作部5には操作部本体6と、こ
の操作部本体6に遊嵌されたスライダ7とが設けられて
いる。ここで、スライダ7は操作部本体6に沿って軸方
向にスライド自在に支持されている。そして、操作部本
体6にはシース4の後端部が接続されている。また、シ
ース4の内部には操作ワイヤ8が進退自在に挿通されて
いる。この操作ワイヤ8の基端部はスライダ7に接続さ
れている。
の操作部本体6に遊嵌されたスライダ7とが設けられて
いる。ここで、スライダ7は操作部本体6に沿って軸方
向にスライド自在に支持されている。そして、操作部本
体6にはシース4の後端部が接続されている。また、シ
ース4の内部には操作ワイヤ8が進退自在に挿通されて
いる。この操作ワイヤ8の基端部はスライダ7に接続さ
れている。
【0012】また、鋲保持具3のシース4の先端部には
図1(B),(C)に示す体内留置鋲9を着脱自在に保
持する保持部10が設けられている。ここで、体内留置
鋲9には略直線状の首部11と、この首部11の一端部
に配置された頭部12と、首部11の他端部に配置され
た穿刺部13とがそれぞれ設けられている。
図1(B),(C)に示す体内留置鋲9を着脱自在に保
持する保持部10が設けられている。ここで、体内留置
鋲9には略直線状の首部11と、この首部11の一端部
に配置された頭部12と、首部11の他端部に配置され
た穿刺部13とがそれぞれ設けられている。
【0013】さらに、体内留置鋲9の頭部12は首部1
1よりも大径に形成されている。そして、この頭部12
の外周面には向かい合った1対の平面部12aが形成さ
れている。また、頭部12の端面には、赤、黄、青、
緑、白、黒などのカラーの着色部12bが設けられてい
る。さらに、鋲10の頭部12の軸方向の長さL1 は鋲
10の全長L0 の1/3以下程度に設定されている。
1よりも大径に形成されている。そして、この頭部12
の外周面には向かい合った1対の平面部12aが形成さ
れている。また、頭部12の端面には、赤、黄、青、
緑、白、黒などのカラーの着色部12bが設けられてい
る。さらに、鋲10の頭部12の軸方向の長さL1 は鋲
10の全長L0 の1/3以下程度に設定されている。
【0014】また、体内留置鋲9の穿刺部13の基端部
側は首部11よりも大径に形成されている。そして、こ
の穿刺部13と首部11との間の段差部によって抜け止
め用のカエリ部14が形成されている。さらに、この穿
刺部13の先端部側には円錐状で先端が鋭利な尖端部1
5が形成されている。
側は首部11よりも大径に形成されている。そして、こ
の穿刺部13と首部11との間の段差部によって抜け止
め用のカエリ部14が形成されている。さらに、この穿
刺部13の先端部側には円錐状で先端が鋭利な尖端部1
5が形成されている。
【0015】また、鋲保持具3の保持部10には図1
(D)に示すように一対の鋲保持部材16a,16bが
設けられている。ここで、シース4の先端にはスリーブ
17が固定されている。このスリーブ17にはシース4
の先端に固定されるリング状の固定部17aと、この固
定部17aの先端部に前方に向けて平行に突設された一
対の支持アーム17bとが設けられている。さらに、両
支持アーム17bの先端部間にはピン18が固定されて
いる。そして、各鋲保持部材16a,16bの中途部は
このピン18によって軸支され、鋲保持部材16a,1
6bの先端部はこのピン18を中心に回動可能になって
いる。
(D)に示すように一対の鋲保持部材16a,16bが
設けられている。ここで、シース4の先端にはスリーブ
17が固定されている。このスリーブ17にはシース4
の先端に固定されるリング状の固定部17aと、この固
定部17aの先端部に前方に向けて平行に突設された一
対の支持アーム17bとが設けられている。さらに、両
支持アーム17bの先端部間にはピン18が固定されて
いる。そして、各鋲保持部材16a,16bの中途部は
このピン18によって軸支され、鋲保持部材16a,1
6bの先端部はこのピン18を中心に回動可能になって
いる。
【0016】また、鋲保持部材16a,16bの基端部
は図2に示すようにリンク19a,19bの一端にピン
20a,20bを介してそれぞれ回動自在に連結されて
いる。さらに、リンク19a,19bの他端は操作ワイ
ヤ8の先端部に連結されている。そして、操作ワイヤ8
の押し引き操作にともないリンク19a,19bを介し
て鋲保持部材16a,16bをピン18を中心に回動さ
せて開閉操作するパンタグラフ式の開閉駆動機構が構成
されている。
は図2に示すようにリンク19a,19bの一端にピン
20a,20bを介してそれぞれ回動自在に連結されて
いる。さらに、リンク19a,19bの他端は操作ワイ
ヤ8の先端部に連結されている。そして、操作ワイヤ8
の押し引き操作にともないリンク19a,19bを介し
て鋲保持部材16a,16bをピン18を中心に回動さ
せて開閉操作するパンタグラフ式の開閉駆動機構が構成
されている。
【0017】また、各鋲保持部材16a,16bの先端
部内面側には図1(F)に示すように体内留置鋲9の頭
部12と対応する形状の挟持用の凹部20がそれぞれ形
成されている。この凹部20の底部20aは平面状とな
っている。そして、各鋲保持部材16a,16b間で鋲
9を保持する際、鋲9の頭部12の平面部12aと各鋲
保持部材16a,16bの凹部20の底部20aとが合
致するようになっている。
部内面側には図1(F)に示すように体内留置鋲9の頭
部12と対応する形状の挟持用の凹部20がそれぞれ形
成されている。この凹部20の底部20aは平面状とな
っている。そして、各鋲保持部材16a,16b間で鋲
9を保持する際、鋲9の頭部12の平面部12aと各鋲
保持部材16a,16bの凹部20の底部20aとが合
致するようになっている。
【0018】さらに、鋲保持部材16a,16bの先端
部には凹部20の前方に体内留置鋲9の首部11に係脱
可能に係合する爪部21が形成されている。この爪部2
1には図1(E)に示すように鋲9の首部11を挟持す
る円形溝22が設けられている。そして、鋲保持具3の
保持部10で保持された体内留置鋲9は鋲保持具3とと
もに挿入チューブ2内に進退自在に挿通されるようにな
っている。
部には凹部20の前方に体内留置鋲9の首部11に係脱
可能に係合する爪部21が形成されている。この爪部2
1には図1(E)に示すように鋲9の首部11を挟持す
る円形溝22が設けられている。そして、鋲保持具3の
保持部10で保持された体内留置鋲9は鋲保持具3とと
もに挿入チューブ2内に進退自在に挿通されるようにな
っている。
【0019】次に、上記構成の作用について説明する。
ここでは、本実施の形態の鋲装置1を用いて、患者の生
体腔内の生体組織、例えば粘膜23上にマーキングする
場合について説明する。まず、鋲保持具3の先端の保持
部10に体内留置鋲9を保持させる鋲保持操作が行なわ
れる。
ここでは、本実施の形態の鋲装置1を用いて、患者の生
体腔内の生体組織、例えば粘膜23上にマーキングする
場合について説明する。まず、鋲保持具3の先端の保持
部10に体内留置鋲9を保持させる鋲保持操作が行なわ
れる。
【0020】この操作を行なう場合には、最初に操作部
5のスライダ7を操作部本体6に対して先端側に前進さ
せる方向にスライド操作させることにより鋲保持部材1
6a,16bを開く。続いて、鋲9の頭部12を鋲保持
部材16a,16bの凹部20に、かつ鋲9の首部11
を爪部21の円形溝22にそれぞれ合わせてセットす
る。このとき、鋲9の頭部12の平面部12aと各鋲保
持部材16a,16bの凹部20の底部20aとを一致
させる状態に位置合わせしてセットする。
5のスライダ7を操作部本体6に対して先端側に前進さ
せる方向にスライド操作させることにより鋲保持部材1
6a,16bを開く。続いて、鋲9の頭部12を鋲保持
部材16a,16bの凹部20に、かつ鋲9の首部11
を爪部21の円形溝22にそれぞれ合わせてセットす
る。このとき、鋲9の頭部12の平面部12aと各鋲保
持部材16a,16bの凹部20の底部20aとを一致
させる状態に位置合わせしてセットする。
【0021】このセット状態で、操作部本体6のスライ
ダ7を後退方向にスライド操作させることにより、鋲保
持部材16a,16bを閉じ、鋲保持部材16a,16
b間で鋲9を保持する。その後、挿入チューブ2を鋲保
持具3に対して前進方向にスライドさせ、鋲9及び鋲保
持具3の先端保持部10を挿入チューブ2内に収容す
る。
ダ7を後退方向にスライド操作させることにより、鋲保
持部材16a,16bを閉じ、鋲保持部材16a,16
b間で鋲9を保持する。その後、挿入チューブ2を鋲保
持具3に対して前進方向にスライドさせ、鋲9及び鋲保
持具3の先端保持部10を挿入チューブ2内に収容す
る。
【0022】この状態で、鋲装置1の挿入チューブ2を
図示しない内視鏡のチャンネル内に挿入し、内視鏡チャ
ンネルの先端開口部から挿入チューブ2の先端を突出さ
せ、目的部位に誘導させる。次に、鋲保持具3を挿入チ
ューブ2に対して前進方向にスライドさせ、鋲9及び先
端保持部10を挿入チューブ2の外部に突出させる。
図示しない内視鏡のチャンネル内に挿入し、内視鏡チャ
ンネルの先端開口部から挿入チューブ2の先端を突出さ
せ、目的部位に誘導させる。次に、鋲保持具3を挿入チ
ューブ2に対して前進方向にスライドさせ、鋲9及び先
端保持部10を挿入チューブ2の外部に突出させる。
【0023】このとき、図3(A)に示すように、粘膜
23に、鋲9の穿刺部13の尖端部15を対向させる。
続いて、鋲装置1全体を内視鏡に対して前進させ、図3
(B)に示すように鋲9の穿刺部13を粘膜23に穿刺
させる。このとき、鋲9の穿刺部13全体を粘膜23の
内部に埋設させる状態で鋲9を穿刺させる。
23に、鋲9の穿刺部13の尖端部15を対向させる。
続いて、鋲装置1全体を内視鏡に対して前進させ、図3
(B)に示すように鋲9の穿刺部13を粘膜23に穿刺
させる。このとき、鋲9の穿刺部13全体を粘膜23の
内部に埋設させる状態で鋲9を穿刺させる。
【0024】次に、操作部5のスライダ7を前進させる
方向にスライド操作させることにより、図3(C)に示
すように鋲保持部材16a,16bを開き、鋲9を鋲保
持具3から離す。これにより、鋲9は粘膜23上に留置
される。そして、留置された体内留置鋲9により、粘膜
23上にマーキングされることになる。
方向にスライド操作させることにより、図3(C)に示
すように鋲保持部材16a,16bを開き、鋲9を鋲保
持具3から離す。これにより、鋲9は粘膜23上に留置
される。そして、留置された体内留置鋲9により、粘膜
23上にマーキングされることになる。
【0025】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、粘膜23上に穿刺された状態で
留置された体内留置鋲9の頭部12の近傍部分のみによ
り、粘膜23上にマーキングすることができるので、体
内留置鋲9の頭部12の近傍部分以外の部分が内視鏡の
視野内に露出された状態で保持されることを防止するこ
とができる。
果を奏する。すなわち、粘膜23上に穿刺された状態で
留置された体内留置鋲9の頭部12の近傍部分のみによ
り、粘膜23上にマーキングすることができるので、体
内留置鋲9の頭部12の近傍部分以外の部分が内視鏡の
視野内に露出された状態で保持されることを防止するこ
とができる。
【0026】そのため、クリップ装置のクリップを使用
して生体組織の表面にマーキングする場合のように生体
組織の表面にクリップ全体が露出された状態で保持され
る場合に比べて粘膜23上に露出される部分を小さくす
ることができるので、粘膜23上におけるマーキング部
の周囲の視野が体内留置鋲9によって隠される部分を従
来に比べて少なくすることができる。従って、生体組織
の表面にクリップ全体が露出された状態で保持される場
合に比べて体腔内の粘膜23上のマーキング及び粘膜2
3切除等の処置を行う際の作業性を高めることができ
る。
して生体組織の表面にマーキングする場合のように生体
組織の表面にクリップ全体が露出された状態で保持され
る場合に比べて粘膜23上に露出される部分を小さくす
ることができるので、粘膜23上におけるマーキング部
の周囲の視野が体内留置鋲9によって隠される部分を従
来に比べて少なくすることができる。従って、生体組織
の表面にクリップ全体が露出された状態で保持される場
合に比べて体腔内の粘膜23上のマーキング及び粘膜2
3切除等の処置を行う際の作業性を高めることができ
る。
【0027】また、図5(A),(B)および図6は本
発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形
態では、体内留置鋲9の外表面に電気絶縁コーティング
を施した絶縁コーティング部31を設けた点が、第1の
実施の形態と異なる。これ以外の部分は第1の実施の形
態と同一構成であり、ここでは第1の実施の形態と同一
部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形
態では、体内留置鋲9の外表面に電気絶縁コーティング
を施した絶縁コーティング部31を設けた点が、第1の
実施の形態と異なる。これ以外の部分は第1の実施の形
態と同一構成であり、ここでは第1の実施の形態と同一
部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0028】次に、上記構成の作用について説明する。
ここでは、本実施の形態の鋲装置1を使用して粘膜23
の切除作業を行う場合について説明する。まず、図6に
示すように粘膜23上の病変組織24の周囲部分に複数
個の体内留置鋲9を第1の実施の形態と同様の操作によ
って打ち込む。続いて、各鋲9,9間に高周波スネア3
2のスネアループ33を掛けたのち、スネアループ33
に高周波電流を通電し、この高周波電流で粘膜23上の
病変組織24を切除する。
ここでは、本実施の形態の鋲装置1を使用して粘膜23
の切除作業を行う場合について説明する。まず、図6に
示すように粘膜23上の病変組織24の周囲部分に複数
個の体内留置鋲9を第1の実施の形態と同様の操作によ
って打ち込む。続いて、各鋲9,9間に高周波スネア3
2のスネアループ33を掛けたのち、スネアループ33
に高周波電流を通電し、この高周波電流で粘膜23上の
病変組織24を切除する。
【0029】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、鋲9は絶縁コーティング部31
により電気的絶縁性を有しているので、鋲9を通じて粘
膜23上に高周波電流が流れることはない。
果を奏する。すなわち、鋲9は絶縁コーティング部31
により電気的絶縁性を有しているので、鋲9を通じて粘
膜23上に高周波電流が流れることはない。
【0030】さらに、各鋲9,9間に高周波スネア32
のスネアループ33を掛け渡してた状態でスネアループ
33を位置決めすることができるので、各鋲9で囲まれ
た範囲の粘膜23上の病変組織24を正確に高周波スネ
ア32のスネアループ33によって切除することができ
る。
のスネアループ33を掛け渡してた状態でスネアループ
33を位置決めすることができるので、各鋲9で囲まれ
た範囲の粘膜23上の病変組織24を正確に高周波スネ
ア32のスネアループ33によって切除することができ
る。
【0031】また、体内留置鋲9の頭部12の端面には
赤、黄、青、緑、白、黒などのカラーの着色部12bを
設けたので、着色部12bの色の異なる鋲9を使用する
ことにより、切除後の粘膜23の標本の位置を簡単に確
認することができる。
赤、黄、青、緑、白、黒などのカラーの着色部12bを
設けたので、着色部12bの色の異なる鋲9を使用する
ことにより、切除後の粘膜23の標本の位置を簡単に確
認することができる。
【0032】また、図7(A),(B)は本発明の第3
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は、体内
留置鋲9の本体41を例えば、乳酸や、グリコール酸な
どの生体吸収性材料によって形成したものである。さら
に、鋲9の外表面全体が任意の色に着色されている。
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は、体内
留置鋲9の本体41を例えば、乳酸や、グリコール酸な
どの生体吸収性材料によって形成したものである。さら
に、鋲9の外表面全体が任意の色に着色されている。
【0033】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、体内留置鋲9の本体41を生体
吸収性材料によって形成したので、鋲装置1を使用して
粘膜23の切除作業等の処置が終了した後、体内留置鋲
9が体内に残留した場合でも、この体内留置鋲9が時間
の経過と共に分解してなくなるため、安全である。
果を奏する。すなわち、体内留置鋲9の本体41を生体
吸収性材料によって形成したので、鋲装置1を使用して
粘膜23の切除作業等の処置が終了した後、体内留置鋲
9が体内に残留した場合でも、この体内留置鋲9が時間
の経過と共に分解してなくなるため、安全である。
【0034】また、図8乃至図10は本発明の第4の実
施の形態を示すものである。図8は鋲装置51の要部構
成を示すものである。この鋲装置51には第1の実施の
形態と同じ構成の挿入チューブ2が設けられている。
施の形態を示すものである。図8は鋲装置51の要部構
成を示すものである。この鋲装置51には第1の実施の
形態と同じ構成の挿入チューブ2が設けられている。
【0035】また、挿入チューブ2の内部には鋲保持具
53が進退自在に挿通されている。この鋲保持具53に
は可撓性を有するコイルなどからなるシース54が設け
られている。このシース54の基端部には第1の実施の
形態と同じ構成の手元側の操作部5が設けられている。
53が進退自在に挿通されている。この鋲保持具53に
は可撓性を有するコイルなどからなるシース54が設け
られている。このシース54の基端部には第1の実施の
形態と同じ構成の手元側の操作部5が設けられている。
【0036】また、鋲保持具53のシース54の先端部
には体内留置鋲55を着脱自在に保持する保持部56が
設けられている。ここで、体内留置鋲55には略直線状
の首部57と、この首部57の一端部に配置された頭部
58と、首部57の他端部に配置された穿刺部59とが
それぞれ設けられている。ここで、体内留置鋲55の首
部57および穿刺部59は第1の実施の形態の首部11
および穿刺部13と同じ構成になっている。
には体内留置鋲55を着脱自在に保持する保持部56が
設けられている。ここで、体内留置鋲55には略直線状
の首部57と、この首部57の一端部に配置された頭部
58と、首部57の他端部に配置された穿刺部59とが
それぞれ設けられている。ここで、体内留置鋲55の首
部57および穿刺部59は第1の実施の形態の首部11
および穿刺部13と同じ構成になっている。
【0037】さらに、体内留置鋲55の頭部58は首部
57よりも大径に形成されている。そして、この頭部5
8の外周面には軸方向と略直交する方向に延びる係止用
のスリット60が形成されている。
57よりも大径に形成されている。そして、この頭部5
8の外周面には軸方向と略直交する方向に延びる係止用
のスリット60が形成されている。
【0038】また、鋲保持具53の保持部56にはシー
ス54内の操作ワイヤ8の進退動作によってループの大
きさが膨縮する鋲保持ループ61が設けられている。こ
こで、鋲保持具53のシース54の先端にはスリーブ6
2が固定されている。このスリーブ62にはシース54
の先端に固定されるリング状の固定部62aと、この固
定部62aの先端部側壁に形成された一対の側孔63と
が設けられている。
ス54内の操作ワイヤ8の進退動作によってループの大
きさが膨縮する鋲保持ループ61が設けられている。こ
こで、鋲保持具53のシース54の先端にはスリーブ6
2が固定されている。このスリーブ62にはシース54
の先端に固定されるリング状の固定部62aと、この固
定部62aの先端部側壁に形成された一対の側孔63と
が設けられている。
【0039】また、鋲保持ループ61の両端部は図8お
よび図9に示すようにスリーブ62の側孔63からスリ
ーブ62の内部側に引き込まれ、さらに鋲保持ループ6
1の基端部側は操作ワイヤ8の先端部に固定されてい
る。そして、操作ワイヤ8の押し引き操作にともない鋲
保持ループ61の大きさが膨縮し、図8および図9に示
すようにこの鋲保持ループ61を体内留置鋲55の頭部
58のスリット60に引っ掛けた状態で、鋲保持ループ
61の大きさを縮める状態に変形させることにより、体
内留置鋲55が鋲保持具53の保持部56に係止状態で
保持されるようになっている。
よび図9に示すようにスリーブ62の側孔63からスリ
ーブ62の内部側に引き込まれ、さらに鋲保持ループ6
1の基端部側は操作ワイヤ8の先端部に固定されてい
る。そして、操作ワイヤ8の押し引き操作にともない鋲
保持ループ61の大きさが膨縮し、図8および図9に示
すようにこの鋲保持ループ61を体内留置鋲55の頭部
58のスリット60に引っ掛けた状態で、鋲保持ループ
61の大きさを縮める状態に変形させることにより、体
内留置鋲55が鋲保持具53の保持部56に係止状態で
保持されるようになっている。
【0040】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、鋲保持具53の先端の保持部53に体内留置鋲5
5を保持させる鋲保持操作を行なう場合には、最初に操
作部5のスライダ7を操作部本体6に対して先端側に前
進させる方向にスライド操作させることにより鋲保持ル
ープ61を大きく開く。続いて、鋲保持ループ61を鋲
55の頭部58のスリット60にひっかけた後、操作ワ
イヤ8を手元側へ引いて鋲保持ループ61を締め、体内
留置鋲55を鋲保持具53の保持部56に係止させた状
態で固定する。
まず、鋲保持具53の先端の保持部53に体内留置鋲5
5を保持させる鋲保持操作を行なう場合には、最初に操
作部5のスライダ7を操作部本体6に対して先端側に前
進させる方向にスライド操作させることにより鋲保持ル
ープ61を大きく開く。続いて、鋲保持ループ61を鋲
55の頭部58のスリット60にひっかけた後、操作ワ
イヤ8を手元側へ引いて鋲保持ループ61を締め、体内
留置鋲55を鋲保持具53の保持部56に係止させた状
態で固定する。
【0041】この後、挿入チューブ2を鋲保持具53に
対して前進方向にスライドさせて鋲55及び鋲保持具5
3の先端保持部56を挿入チューブ2内に収納する。こ
の状態で、挿入チューブ2の先端部を内視鏡のチャンネ
ル内に挿入し、内視鏡チャンネルの先端開口部から挿入
チューブ2の先端を突出させ、目的部位に誘導させる。
次に、鋲保持具53を挿入チューブ2に対して前進方向
にスライドさせ、挿入チューブ2から鋲55及び鋲保持
具53の先端保持部56を突出させる。
対して前進方向にスライドさせて鋲55及び鋲保持具5
3の先端保持部56を挿入チューブ2内に収納する。こ
の状態で、挿入チューブ2の先端部を内視鏡のチャンネ
ル内に挿入し、内視鏡チャンネルの先端開口部から挿入
チューブ2の先端を突出させ、目的部位に誘導させる。
次に、鋲保持具53を挿入チューブ2に対して前進方向
にスライドさせ、挿入チューブ2から鋲55及び鋲保持
具53の先端保持部56を突出させる。
【0042】続いて、第1の実施の形態と同じ操作によ
って体内留置鋲55の穿刺部59全体を粘膜23の内部
に埋設させる状態で鋲55を穿刺させた後、操作ワイヤ
8を前進方向にスライドさせて鋲保持ループ61を緩め
ることにより、図10に示すように鋲55を鋲保持具5
3から離し、粘膜23上に留置する。
って体内留置鋲55の穿刺部59全体を粘膜23の内部
に埋設させる状態で鋲55を穿刺させた後、操作ワイヤ
8を前進方向にスライドさせて鋲保持ループ61を緩め
ることにより、図10に示すように鋲55を鋲保持具5
3から離し、粘膜23上に留置する。
【0043】そこで、上記構成のものにあっても粘膜2
3上に穿刺された状態で留置された体内留置鋲55の頭
部58の近傍部分のみにより、粘膜23上にマーキング
することができるので、第1〜第3の各実施の形態と同
様に粘膜23上に露出される部分を小さくすることがで
きる。そのため、粘膜23上におけるマーキング部の周
囲の視野が体内留置鋲55によって隠される部分を従来
に比べて少なくすることができるので、生体組織の表面
にクリップ全体が露出された状態で保持される場合に比
べて体腔内の粘膜23上のマーキング及び粘膜23切除
等の処置を行う際の作業性を高めることができる。
3上に穿刺された状態で留置された体内留置鋲55の頭
部58の近傍部分のみにより、粘膜23上にマーキング
することができるので、第1〜第3の各実施の形態と同
様に粘膜23上に露出される部分を小さくすることがで
きる。そのため、粘膜23上におけるマーキング部の周
囲の視野が体内留置鋲55によって隠される部分を従来
に比べて少なくすることができるので、生体組織の表面
にクリップ全体が露出された状態で保持される場合に比
べて体腔内の粘膜23上のマーキング及び粘膜23切除
等の処置を行う際の作業性を高めることができる。
【0044】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。
【0045】次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下
記の通り付記する。
記の通り付記する。
【0046】記 (付記項1) 穿刺可能端部を有する鋲と、前記鋲を着
脱自在に保持する保持具と、前記保持具及び保持具で保
持した前記鋲を進退自在に挿通する外装チューブ、とか
らなることを特徴とする内視鏡用処置具。
脱自在に保持する保持具と、前記保持具及び保持具で保
持した前記鋲を進退自在に挿通する外装チューブ、とか
らなることを特徴とする内視鏡用処置具。
【0047】(付記項2) 前記保持具は、リンク機構
によって開閉する一対の鋲把持部を有することを特徴と
する付記項1記載の内視鏡用処置具。
によって開閉する一対の鋲把持部を有することを特徴と
する付記項1記載の内視鏡用処置具。
【0048】(付記項3) 前記保持具は、操作ワイヤ
の進退によって締緩するループ状の鋲把持部を有するこ
とを特徴とする付記項1記載の内視鏡用処置具。
の進退によって締緩するループ状の鋲把持部を有するこ
とを特徴とする付記項1記載の内視鏡用処置具。
【0049】(付記項4) 前記鋲は、円錐状の尖端部
と、頭部と、その間に位置する細径の首部とを有するこ
とを特徴とする付記項1記載の内視鏡用処置具。
と、頭部と、その間に位置する細径の首部とを有するこ
とを特徴とする付記項1記載の内視鏡用処置具。
【0050】(付記項5) 前記鋲の頭部の長さは、鋲
全長の1/3以下の長さであることを特徴とする付記項
4記載の内視鏡用処置具。
全長の1/3以下の長さであることを特徴とする付記項
4記載の内視鏡用処置具。
【0051】(付記項1〜5)目的、効果は明細書中に
記載の通り。
記載の通り。
【0052】(付記項6) 前記鋲は、少なくとも一部
に色が付いていることを特徴とする付記項1記載の内視
鏡用処置具。
に色が付いていることを特徴とする付記項1記載の内視
鏡用処置具。
【0053】(付記項6の目的) マーキング時の識別
をより明確にする。粘膜切除後の標本の位置関係(方向
性)を示す。
をより明確にする。粘膜切除後の標本の位置関係(方向
性)を示す。
【0054】(付記項6の効果) 上記目的の達成。
【0055】(付記項7) 前記鋲は、外表面に電気絶
縁性を有する被覆が施されていることを特徴とする付記
項1記載の内視鏡用処置具。
縁性を有する被覆が施されていることを特徴とする付記
項1記載の内視鏡用処置具。
【0056】(付記項7の目的) 粘膜切除時の鋲への
通電の防止。
通電の防止。
【0057】(付記項7の効果) 鋲への通電による焼
けがない。
けがない。
【0058】(付記項8) 前記鋲は、生体吸収性材料
からできていることを特徴とする付記項1記載の内視鏡
用処置具。
からできていることを特徴とする付記項1記載の内視鏡
用処置具。
【0059】(付記項9) 前記生体吸収性材料は、乳
酸、グリコール酸およびこれらの混合物であることを特
徴とする付記項8記載の内視鏡用処置具。
酸、グリコール酸およびこれらの混合物であることを特
徴とする付記項8記載の内視鏡用処置具。
【0060】(付記項8〜9の目的) 処置後、鋲が残
留しても安全である。
留しても安全である。
【0061】(付記項8〜9の効果) 処置後、鋲が残
留しても経時的に分解するので回収不要である。
留しても経時的に分解するので回収不要である。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば内視鏡を通して生体腔内
に挿入された体内留置鋲を粘膜等の生体組織に穿刺させ
て体内に留置するようにしたので、粘膜等の生体組織か
ら内視鏡の視野内に突出する部分が小さくなり、内視鏡
の視野を妨げることを防止することができる。そのた
め、体腔内の生体組織の内視鏡視野を隠すことなく体腔
内の生体組織のマーキング及び粘膜切除等の処置を行う
ことができ、その作業性を高めることができる。
に挿入された体内留置鋲を粘膜等の生体組織に穿刺させ
て体内に留置するようにしたので、粘膜等の生体組織か
ら内視鏡の視野内に突出する部分が小さくなり、内視鏡
の視野を妨げることを防止することができる。そのた
め、体腔内の生体組織の内視鏡視野を隠すことなく体腔
内の生体組織のマーキング及び粘膜切除等の処置を行う
ことができ、その作業性を高めることができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すもので、
(A)は鋲装置全体の側面図、(B)は体内留置鋲の側
面図、(C)は同平面図、(D)は鋲保持具の先端部を
示す側面図、(E)は同正面図、(F)は鋲保持具の保
持部を示す側面図。
(A)は鋲装置全体の側面図、(B)は体内留置鋲の側
面図、(C)は同平面図、(D)は鋲保持具の先端部を
示す側面図、(E)は同正面図、(F)は鋲保持具の保
持部を示す側面図。
【図2】 第1の実施の形態の鋲保持具の保持部を開い
て体内留置鋲を離した状態を示す側面図。
て体内留置鋲を離した状態を示す側面図。
【図3】 体内留置鋲を体腔内の生体組織に留置させる
手順を説明するための説明図。
手順を説明するための説明図。
【図4】 体腔内の生体組織に留置された体内留置鋲を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図5】 (A)は本発明の第2の実施の形態の鋲装置
で使用される体内留置鋲を示す側面図、(B)は(A)
の5B−5B線断面図。
で使用される体内留置鋲を示す側面図、(B)は(A)
の5B−5B線断面図。
【図6】 第2の実施の形態の体内留置鋲を使用した粘
膜切除作業を説明するための説明図。
膜切除作業を説明するための説明図。
【図7】 (A)は第3の実施の形態の体内留置鋲を示
す側面図、(B)は(A)の7B−7B線断面図。
す側面図、(B)は(A)の7B−7B線断面図。
【図8】 第4の実施の形態の鋲装置の先端部を一部断
面にして示す側面図。
面にして示す側面図。
【図9】 第4の実施の形態の鋲装置の先端部を一部断
面にして示す平面図。
面にして示す平面図。
【図10】 第4の実施の形態の鋲保持具の保持部を開
いて体内留置鋲を離した状態を示す平面図。
いて体内留置鋲を離した状態を示す平面図。
【図11】 従来のクリップ装置のクリップによって生
体腔内の生体組織にマーキングした状態を示す縦断面
図。
体腔内の生体組織にマーキングした状態を示す縦断面
図。
【図12】 従来のクリップ装置のクリップが横に倒れ
た状態を示す縦断面図。
た状態を示す縦断面図。
【図13】 同斜視図。
2…挿入チューブ(外装チューブ)、3,53…鋲保持
具、9,55…体内留置鋲、10,56…保持部、1
3,59…穿刺部。
具、9,55…体内留置鋲、10,56…保持部、1
3,59…穿刺部。
Claims (1)
- 【請求項1】 穿刺部を有する体内留置鋲と、この体内
留置鋲を着脱自在に保持する保持部を備えた鋲保持具
と、内視鏡を通して生体腔内に挿入され、前記鋲保持具
の保持部で保持された前記鋲を前記鋲保持具とともに進
退自在に挿通する外装チューブとを具備したことを特徴
とする内視鏡用処置具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7198430A JPH0938093A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 内視鏡用処置具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7198430A JPH0938093A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 内視鏡用処置具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0938093A true JPH0938093A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16390964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7198430A Withdrawn JPH0938093A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 内視鏡用処置具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0938093A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007262062A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-10-11 | Koyo Chemical Kk | 組織マーカー |
DE102009015780A1 (de) | 2008-03-31 | 2009-10-29 | Hoya Corp. | Endoskopsystem |
US9955977B2 (en) | 2009-12-22 | 2018-05-01 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
US9987018B2 (en) | 2009-12-22 | 2018-06-05 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
US10010336B2 (en) | 2009-12-22 | 2018-07-03 | Cook Medical Technologies, Inc. | Medical devices with detachable pivotable jaws |
US10548612B2 (en) | 2009-12-22 | 2020-02-04 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
DE102023101278A1 (de) | 2022-01-20 | 2023-07-20 | Olympus Medical Systems Corp. | Clipsystem |
-
1995
- 1995-08-03 JP JP7198430A patent/JPH0938093A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007262062A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-10-11 | Koyo Chemical Kk | 組織マーカー |
DE102009015780A1 (de) | 2008-03-31 | 2009-10-29 | Hoya Corp. | Endoskopsystem |
US8132951B2 (en) | 2008-03-31 | 2012-03-13 | Hoya Corporation | Endoscope system |
US9955977B2 (en) | 2009-12-22 | 2018-05-01 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
US9987018B2 (en) | 2009-12-22 | 2018-06-05 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
US10010336B2 (en) | 2009-12-22 | 2018-07-03 | Cook Medical Technologies, Inc. | Medical devices with detachable pivotable jaws |
US10548612B2 (en) | 2009-12-22 | 2020-02-04 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
US10792046B2 (en) | 2009-12-22 | 2020-10-06 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
US10813650B2 (en) | 2009-12-22 | 2020-10-27 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
US11129624B2 (en) | 2009-12-22 | 2021-09-28 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
US11576682B2 (en) | 2009-12-22 | 2023-02-14 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
DE102023101278A1 (de) | 2022-01-20 | 2023-07-20 | Olympus Medical Systems Corp. | Clipsystem |
CN116458952A (zh) * | 2022-01-20 | 2023-07-21 | 奥林巴斯医疗株式会社 | 夹具系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4493258B2 (ja) | 組織穿刺装置 | |
JP5185544B2 (ja) | 縫合システム | |
US6142931A (en) | Guide tube unit for endoscope and method for resecting a tissue | |
JP4261814B2 (ja) | 組織穿刺システム | |
JP4363891B2 (ja) | 生体組織用の処置装置 | |
US5582611A (en) | Surgical device for stapling and/or fastening body tissues | |
EP2258278B1 (en) | Endoscopic overtube | |
US7785333B2 (en) | Overtube and operative procedure via bodily orifice | |
US5571119A (en) | Retractable suture needle with self-contained driver | |
EP1859743B1 (en) | Suture instrument | |
JP5231348B2 (ja) | 内視鏡用縫合器 | |
US20090125039A1 (en) | Suture instrument | |
US20070167676A1 (en) | Overtube and medical procedure via natural orifice using the same | |
JP2004041733A (ja) | 内視鏡用縫合装置 | |
JPH07299073A (ja) | 縫合糸を確保する器具及び方法 | |
US20070167675A1 (en) | Overtube and medical procedure via natural orifice using the same | |
JP2004321482A (ja) | 内視鏡用切除補助装置及び切除補助装置を用いた内視鏡による処置方法 | |
JP2012024607A (ja) | 縫合器 | |
JP2025103041A (ja) | 筋肉レベルにおける組織を把持するためのデバイスおよびシステム | |
JPH0938093A (ja) | 内視鏡用処置具 | |
JP4118354B2 (ja) | 臓器吊り上げ装置 | |
WO2021009835A1 (ja) | 内視鏡用処置具 | |
JP2007143869A (ja) | 内視鏡処置具 | |
JP3649459B2 (ja) | 体内臓器吊上げ用具 | |
WO2017164359A1 (ja) | 縫合装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |