JPH0936246A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH0936246A JPH0936246A JP7181359A JP18135995A JPH0936246A JP H0936246 A JPH0936246 A JP H0936246A JP 7181359 A JP7181359 A JP 7181359A JP 18135995 A JP18135995 A JP 18135995A JP H0936246 A JPH0936246 A JP H0936246A
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- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【課題】アクティブ時とスタンバイ時で基体のバイアス
を変えて閾値電圧を制御することによりアクティブ時で
は高速でスタンバイ時では低消費電力を実現する半導体
装置と基体バイアス回路を提供する。 【解決手段】SOI基板上に形成されたNMOSのP型
シリコン基体104a,104bをアクティブ時には接
地電位に、スタンバイ時には接地電位より低い電位にし
て、同様にPMOSのN型シリコン基体106a,10
6bをアクティブ時には電源電位に、スタンバイ時には
電源電位より高い電位にする。シリコン基体の容量が小
さいのでスタンバイ時のバイアス回路110,111の
消費電力を低減することができる。
を変えて閾値電圧を制御することによりアクティブ時で
は高速でスタンバイ時では低消費電力を実現する半導体
装置と基体バイアス回路を提供する。 【解決手段】SOI基板上に形成されたNMOSのP型
シリコン基体104a,104bをアクティブ時には接
地電位に、スタンバイ時には接地電位より低い電位にし
て、同様にPMOSのN型シリコン基体106a,10
6bをアクティブ時には電源電位に、スタンバイ時には
電源電位より高い電位にする。シリコン基体の容量が小
さいのでスタンバイ時のバイアス回路110,111の
消費電力を低減することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に関し、
特にアクティブ時とスタンバイ時でMOSFETの閾値
電圧を変更することによりアクティブ時では高速に動作
してスタンバイ時には低消費電力化が可能な半導体装置
に関する。
特にアクティブ時とスタンバイ時でMOSFETの閾値
電圧を変更することによりアクティブ時では高速に動作
してスタンバイ時には低消費電力化が可能な半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯用電子情報機器の分野を中心
に低消費電力化の市場要求が強まり、それに応える形で
LSIの低電源電圧化が進められているが、LSIの電
源電圧の低下に伴ってLSIのアクティブ時の高速動作
とスタンバイ時の低消費電力の両立が困難になりつつあ
る。すなわち、LSIを構成するMOSFETでなるゲ
ート回路の動作速度は電源電圧をVDD、MOSFET
の閾値電圧をVTとすると、略(VDD−VT)2 に比
例するために閾値電圧VTを変更しないまま電源電圧V
DDを低下させると動作速度が急激に低下するためであ
り、また、これを防ぐために閾値電圧VTも電源電圧V
DDと同時に低下させるとMOSトランジスタに流れる
サブスレッシュホールド電流が増大して、LSIが動作
していないスタンバイ時における消費電力が増大するか
らである。携帯用電子情報機器の分野では高速動作が必
要なことはもちろんであるが、スタンバイ時の消費電力
はバッテリーの寿命を決定する大きな要素であるため、
電源電圧VDDが2V以下の領域では特にこれらの両立
が重要技術課題であった。
に低消費電力化の市場要求が強まり、それに応える形で
LSIの低電源電圧化が進められているが、LSIの電
源電圧の低下に伴ってLSIのアクティブ時の高速動作
とスタンバイ時の低消費電力の両立が困難になりつつあ
る。すなわち、LSIを構成するMOSFETでなるゲ
ート回路の動作速度は電源電圧をVDD、MOSFET
の閾値電圧をVTとすると、略(VDD−VT)2 に比
例するために閾値電圧VTを変更しないまま電源電圧V
DDを低下させると動作速度が急激に低下するためであ
り、また、これを防ぐために閾値電圧VTも電源電圧V
DDと同時に低下させるとMOSトランジスタに流れる
サブスレッシュホールド電流が増大して、LSIが動作
していないスタンバイ時における消費電力が増大するか
らである。携帯用電子情報機器の分野では高速動作が必
要なことはもちろんであるが、スタンバイ時の消費電力
はバッテリーの寿命を決定する大きな要素であるため、
電源電圧VDDが2V以下の領域では特にこれらの両立
が重要技術課題であった。
【0003】アクティブ時の高速化とスタンバイ時の低
電力化を両立させる技術として、ウェルの電位を制御す
ることによってアクティブ時にはMOSFETの閾値電
圧を低下させて高速動作を可能とし、スタンバイ時には
閾値電圧を増大させてサブスレッショルド領域の電流を
低減することによって消費電力を低減する技術が提案さ
れている。例えば、特開平4−302897号公報に
は、ダイナミック型半導体記憶装置(DRAM)の周辺
回路部分を構成するMOSFETの基板バイアスをアク
ティブ時とスタンバイ時で異ならせ、スタンバイ時にの
みNチャネルMOSFET(以下NMOSと記す)が形
成されているP型ウェルには接地電圧以下の負電圧を、
PチャネルMOSFET(以下PMOSと記す)が形成
されているN型ウェルには電源電圧以上の静電圧を加え
ることによりPMOS及びNMOSの閾値電圧の絶対値
を大きくしてスタンバイ時の消費電力を低減する技術が
開示されている。
電力化を両立させる技術として、ウェルの電位を制御す
ることによってアクティブ時にはMOSFETの閾値電
圧を低下させて高速動作を可能とし、スタンバイ時には
閾値電圧を増大させてサブスレッショルド領域の電流を
低減することによって消費電力を低減する技術が提案さ
れている。例えば、特開平4−302897号公報に
は、ダイナミック型半導体記憶装置(DRAM)の周辺
回路部分を構成するMOSFETの基板バイアスをアク
ティブ時とスタンバイ時で異ならせ、スタンバイ時にの
みNチャネルMOSFET(以下NMOSと記す)が形
成されているP型ウェルには接地電圧以下の負電圧を、
PチャネルMOSFET(以下PMOSと記す)が形成
されているN型ウェルには電源電圧以上の静電圧を加え
ることによりPMOS及びNMOSの閾値電圧の絶対値
を大きくしてスタンバイ時の消費電力を低減する技術が
開示されている。
【0004】以下に特開平4−302897号公報に開
示された従来技術の構成、動作について図6を参照して
説明する。
示された従来技術の構成、動作について図6を参照して
説明する。
【0005】図6において、N型シリコン基板301の
表面に第1の回路ブロックと第2の回路ブロックが形成
されており、第1の回路ブロックは第1の回路ブロック
用のバイアス回路310によりN型ウェル306aと第
2のP型ウェル304aの電位が制御され、N型ウェル
306aは第2のP型ウェル304aに接して形成され
た第1のP型ウェル302aに囲まれてN型シリコン基
板301から電気的に分離されていて、同様に、第2の
回路ブロックは第2の回路ブロック用のバイアス回路3
11によりN型ウェル306bと第2のP型ウェル30
4bの電位が制御され、N型ウェル306bは第2のP
型ウェル304bに接して形成された第1のP型ウェル
302bに囲まれてN型シリコン基板301から電気的
に分離されている。すなわち、第1の回路ブロックがア
クティブの状態にあるときには、N型ウェル306a接
続される第1の回路ブロック用のバイアス回路310の
第1の出力端子VA1は電源電圧レベルとなってN型ウ
ェル306a内に形成されたP型拡散層307とゲート
絶縁膜308とポリシリコンゲート電極309からなる
PMOSの閾値電圧をアクティブ時の絶対値で小さい値
に安定させ、同時にP型ウェル304aに接続される第
2の出力端子VA2は接地レベルになって第2のP型ウ
ェル304a内に形成されたN型拡散層305とゲート
絶縁膜308とポリシリコンゲート電極308からなる
NMOSの閾値電圧をアクティブ時の小さい値に安定さ
せる。第1の回路ブロックがスタンバイの状態にあると
きには、第1の回路ブロック用のバイアス回路310の
第1の出力端子VA1は電源電圧よりも高い電位レベル
になってN型ウェル306a内に形成されたPMOSの
閾値電圧をアクティブ時の値よりも絶対値で大きい値に
変化させ、同時にP型ウェル304aに接続される第2
の出力端子VA2は接地電位よりも低い電位レベルにな
って第2のP型ウェル304a内に形成されたNMOS
の閾値電圧をアクティブ時の値よりも大きい値に変化さ
せる。
表面に第1の回路ブロックと第2の回路ブロックが形成
されており、第1の回路ブロックは第1の回路ブロック
用のバイアス回路310によりN型ウェル306aと第
2のP型ウェル304aの電位が制御され、N型ウェル
306aは第2のP型ウェル304aに接して形成され
た第1のP型ウェル302aに囲まれてN型シリコン基
板301から電気的に分離されていて、同様に、第2の
回路ブロックは第2の回路ブロック用のバイアス回路3
11によりN型ウェル306bと第2のP型ウェル30
4bの電位が制御され、N型ウェル306bは第2のP
型ウェル304bに接して形成された第1のP型ウェル
302bに囲まれてN型シリコン基板301から電気的
に分離されている。すなわち、第1の回路ブロックがア
クティブの状態にあるときには、N型ウェル306a接
続される第1の回路ブロック用のバイアス回路310の
第1の出力端子VA1は電源電圧レベルとなってN型ウ
ェル306a内に形成されたP型拡散層307とゲート
絶縁膜308とポリシリコンゲート電極309からなる
PMOSの閾値電圧をアクティブ時の絶対値で小さい値
に安定させ、同時にP型ウェル304aに接続される第
2の出力端子VA2は接地レベルになって第2のP型ウ
ェル304a内に形成されたN型拡散層305とゲート
絶縁膜308とポリシリコンゲート電極308からなる
NMOSの閾値電圧をアクティブ時の小さい値に安定さ
せる。第1の回路ブロックがスタンバイの状態にあると
きには、第1の回路ブロック用のバイアス回路310の
第1の出力端子VA1は電源電圧よりも高い電位レベル
になってN型ウェル306a内に形成されたPMOSの
閾値電圧をアクティブ時の値よりも絶対値で大きい値に
変化させ、同時にP型ウェル304aに接続される第2
の出力端子VA2は接地電位よりも低い電位レベルにな
って第2のP型ウェル304a内に形成されたNMOS
の閾値電圧をアクティブ時の値よりも大きい値に変化さ
せる。
【0006】PMOS及びNMOSの閾値電圧の値をア
クティブ時には高速動作ができるように小さく設定し、
スタンバイ時のVA1,VA2の電位をサブスレッシュ
ホールド電流が十分小さい閾値電圧が得られるように設
定することにより、アクティブ時の高速動作とスタンバ
イ時の低消費電力が両立できる。
クティブ時には高速動作ができるように小さく設定し、
スタンバイ時のVA1,VA2の電位をサブスレッシュ
ホールド電流が十分小さい閾値電圧が得られるように設
定することにより、アクティブ時の高速動作とスタンバ
イ時の低消費電力が両立できる。
【0007】第2の回路ブロックについても同様であ
り、第2の回路ブロックがアクティブの状態にあるとき
には、N型ウェル306bに接続される第2の回路ブロ
ック用のバイアス回路311の第1の出力端子VB1は
電源電圧レベルになってN型ウェル306b内に形成さ
れたPチャネルMOSFETの閾値電圧をアクティブ時
の絶対値で小さい値に安定させ、同時にP型ウェル30
4bに接続される第2の出力端子VB2は接地レベルに
なって第2のP型ウェル304b内に形成されたNMO
Sの閾値電圧をアクティブ時の小さい値に安定させる。
第2の回路ブロックがスタンバイの状態にあるときに
は、第2の回路ブロック用のバイアス回路311の出力
端子VB1は電源電圧よりも高い電位レベルになってN
型ウェル306b内に形成されたPMOSの閾値電圧を
アクティブ時の値よりも絶対値で大きい値に変化させ、
同時にP型ウェル304bに接続される第2の出力端子
VB2は接地電位よりも低い電位レベルになって第2の
P型ウェル304a内に形成されたNMOSの閾値電圧
をアクティブ時の値よりも大きい値に変化させる。
り、第2の回路ブロックがアクティブの状態にあるとき
には、N型ウェル306bに接続される第2の回路ブロ
ック用のバイアス回路311の第1の出力端子VB1は
電源電圧レベルになってN型ウェル306b内に形成さ
れたPチャネルMOSFETの閾値電圧をアクティブ時
の絶対値で小さい値に安定させ、同時にP型ウェル30
4bに接続される第2の出力端子VB2は接地レベルに
なって第2のP型ウェル304b内に形成されたNMO
Sの閾値電圧をアクティブ時の小さい値に安定させる。
第2の回路ブロックがスタンバイの状態にあるときに
は、第2の回路ブロック用のバイアス回路311の出力
端子VB1は電源電圧よりも高い電位レベルになってN
型ウェル306b内に形成されたPMOSの閾値電圧を
アクティブ時の値よりも絶対値で大きい値に変化させ、
同時にP型ウェル304bに接続される第2の出力端子
VB2は接地電位よりも低い電位レベルになって第2の
P型ウェル304a内に形成されたNMOSの閾値電圧
をアクティブ時の値よりも大きい値に変化させる。
【0008】さらに図6の従来例では、第1の回路ブロ
ックのN型ウェル306aがP型ウェル304aと同電
位のP型ウェル302aに囲まれてN型シリコン基板3
01から電位的に分離されており、また第2の回路ブロ
ックのN型ウェル306bもP型ウェル304bと同電
位のP型ウェル302bに囲まれてN型シリコン基板3
01から電位的に分離されているので、第1の回路ブロ
ックのアクティブ時とスタンバイ時の閾値電圧制御と第
2の回路ブロックのアクティブ時とスタンバイ時の閾値
電圧制御をそれぞれ独立に行うことができるという利点
も有している。
ックのN型ウェル306aがP型ウェル304aと同電
位のP型ウェル302aに囲まれてN型シリコン基板3
01から電位的に分離されており、また第2の回路ブロ
ックのN型ウェル306bもP型ウェル304bと同電
位のP型ウェル302bに囲まれてN型シリコン基板3
01から電位的に分離されているので、第1の回路ブロ
ックのアクティブ時とスタンバイ時の閾値電圧制御と第
2の回路ブロックのアクティブ時とスタンバイ時の閾値
電圧制御をそれぞれ独立に行うことができるという利点
も有している。
【0009】しかしながら図6の従来例においては、第
1のP型ウェル302aとN型ウェル306a又は30
2bと306bが大面積で接して接合容量が大きいの
で、アクティブからスタンバイに変化した時にVA1,
VB1から306a,306bへ電荷を供給してN型ウ
ェルの電位を電源電圧より高電位に変化させ、またVA
2,VB2から第1のP型ウェル302a,302b及
び第2のP型ウェル304a,304bから電荷を引き
抜くことによって、速やかにPMOSとNMOSの閾値
電圧を絶対値で大きくしてサブスレッシュホールド電流
を低減するためには、第1の回路ブロック用のバイアス
回路310及び第2の回路ブロック用のバイアス回路3
11の電荷供給能力を大きくする必要が生じるが、スタ
ンバイ期間中バイアス回路310,311は動作し続け
るので、結果としてスタンバイ時の消費電力の増大を招
き、期待するほどにスタンバイ時の電力低減が達成でき
ないという問題点がある。例えば第1の回路ブロック、
第2回路ブロックにそれぞれ0.35μmの設計ルール
で100万トランジスタを搭載した大規模集積回路では
Nウェル306aと第1のPウェル302a及びNウェ
ル306bと第1のPウェル302bとの接合容量はそ
れぞれ約22,000pFにもなるため、真にスタンバ
イ期間中の電力消費を低減するためには接合容量を低減
してバイアス回路310,311の消費電力を低減する
ことが必要である。
1のP型ウェル302aとN型ウェル306a又は30
2bと306bが大面積で接して接合容量が大きいの
で、アクティブからスタンバイに変化した時にVA1,
VB1から306a,306bへ電荷を供給してN型ウ
ェルの電位を電源電圧より高電位に変化させ、またVA
2,VB2から第1のP型ウェル302a,302b及
び第2のP型ウェル304a,304bから電荷を引き
抜くことによって、速やかにPMOSとNMOSの閾値
電圧を絶対値で大きくしてサブスレッシュホールド電流
を低減するためには、第1の回路ブロック用のバイアス
回路310及び第2の回路ブロック用のバイアス回路3
11の電荷供給能力を大きくする必要が生じるが、スタ
ンバイ期間中バイアス回路310,311は動作し続け
るので、結果としてスタンバイ時の消費電力の増大を招
き、期待するほどにスタンバイ時の電力低減が達成でき
ないという問題点がある。例えば第1の回路ブロック、
第2回路ブロックにそれぞれ0.35μmの設計ルール
で100万トランジスタを搭載した大規模集積回路では
Nウェル306aと第1のPウェル302a及びNウェ
ル306bと第1のPウェル302bとの接合容量はそ
れぞれ約22,000pFにもなるため、真にスタンバ
イ期間中の電力消費を低減するためには接合容量を低減
してバイアス回路310,311の消費電力を低減する
ことが必要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6の従来例の半導体
装置では大規模な集積回路を構成した場合には第1のP
型ウェル302a又は302bとN型ウェル306a又
は306bが大面積で接して整合容量が大きいので、ア
クティブからスタンバイに変化した時にVA1,VB1
から306a,306bへ電荷を供給してN型ウェルの
電位を電源電圧より高電位に変化させ、またVA2,V
B2から第1のP型ウェル302a、302b及び第2
のP型ウェル304a、304bから電荷を引き抜くこ
とによって、速やかにPMOSとNMOSの閾値電圧を
絶対値で大きくしてサブスレッシュホールド電流を低減
するためには、第1の回路ブロック用のバイアス回路3
10及び第2の回路ブロック用のバイアス回路311の
電荷供給能力を大きくする必要が生じて電力を消費する
ことになって、結果としてスタンバイ時の消費電力の増
大を招き、期待するほどにスタンバイ時の電力低減が達
成できないという問題点がある。
装置では大規模な集積回路を構成した場合には第1のP
型ウェル302a又は302bとN型ウェル306a又
は306bが大面積で接して整合容量が大きいので、ア
クティブからスタンバイに変化した時にVA1,VB1
から306a,306bへ電荷を供給してN型ウェルの
電位を電源電圧より高電位に変化させ、またVA2,V
B2から第1のP型ウェル302a、302b及び第2
のP型ウェル304a、304bから電荷を引き抜くこ
とによって、速やかにPMOSとNMOSの閾値電圧を
絶対値で大きくしてサブスレッシュホールド電流を低減
するためには、第1の回路ブロック用のバイアス回路3
10及び第2の回路ブロック用のバイアス回路311の
電荷供給能力を大きくする必要が生じて電力を消費する
ことになって、結果としてスタンバイ時の消費電力の増
大を招き、期待するほどにスタンバイ時の電力低減が達
成できないという問題点がある。
【0011】従って、本発明の目的はスタンバイ時にお
ける消費電力を確実に低減可能な半導体装置を提供する
ことにある。
ける消費電力を確実に低減可能な半導体装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明第1の半導体装置
は、シリコン・オン・インシュレータ基板上に形成した
複数のPチャネルMOSFETと、複数のNチャネルM
OSFETと、バイアス回路とを含み、前記バイアス回
路は、前記複数のPチャネルMOSFETの内少なくと
も一部のPチャネルMOSFETのゲート電極下部のシ
リコン基体部にはアクティブ時に電源電圧を供給し、ス
タンバイ時には前記電源電圧よりも高い電圧を供給する
とともに、前記複数のNチャネルMOSFETの内少な
くとも一部のNチャネルMOSFETのゲート電極下部
のシリコン基体部にはアクティブ時に接地電位を供給
し、スタンバイ時には接地電位よりも低い電圧を供給す
るというものである。
は、シリコン・オン・インシュレータ基板上に形成した
複数のPチャネルMOSFETと、複数のNチャネルM
OSFETと、バイアス回路とを含み、前記バイアス回
路は、前記複数のPチャネルMOSFETの内少なくと
も一部のPチャネルMOSFETのゲート電極下部のシ
リコン基体部にはアクティブ時に電源電圧を供給し、ス
タンバイ時には前記電源電圧よりも高い電圧を供給する
とともに、前記複数のNチャネルMOSFETの内少な
くとも一部のNチャネルMOSFETのゲート電極下部
のシリコン基体部にはアクティブ時に接地電位を供給
し、スタンバイ時には接地電位よりも低い電圧を供給す
るというものである。
【0013】本発明第2の半導体装置は、シリコン・オ
ン・インシュレータ基板上に形成した複数のPチャネル
MOSFETと複数のNチャネルMOSFETとを含む
複数個の機能回路ブロックと、少なくとも一つの前記機
能回路ブロック内の前記PチャネルMOSFETのゲー
ト電極下部のシリコン基体部にはアクティブ時には電源
電圧を供給し、スタンバイ時には前記電源電圧よりも高
い電圧を供給するとともに、前記NチャネルMOSFE
Tのゲート電極下部のシリコン基体部にはアクティブ時
には接地電位を供給し、スタンバイ時には接地電位より
も低い電圧を供給するバイアス回路とを含むというもの
である。
ン・インシュレータ基板上に形成した複数のPチャネル
MOSFETと複数のNチャネルMOSFETとを含む
複数個の機能回路ブロックと、少なくとも一つの前記機
能回路ブロック内の前記PチャネルMOSFETのゲー
ト電極下部のシリコン基体部にはアクティブ時には電源
電圧を供給し、スタンバイ時には前記電源電圧よりも高
い電圧を供給するとともに、前記NチャネルMOSFE
Tのゲート電極下部のシリコン基体部にはアクティブ時
には接地電位を供給し、スタンバイ時には接地電位より
も低い電圧を供給するバイアス回路とを含むというもの
である。
【0014】この第1,第2の半導体装置の好ましいバ
イアス回路は、入力端子の信号が所定レベルの時に連続
パルスを発生するパルス発生回路と、接地端子に一方の
ソース・ドレイン電極とゲート電極が接続された第1の
PチャネルMOSFET、前記パルス発生回路の出力端
と前記第1のPチャネルMOSFETの他方のソース・
ドレイン電極との間に挿入された第1の容量素子、一方
のソース・ドレイン電極との間に挿入された第1の容量
素子、一方のソース・ドレイン電極とゲート電極が前記
第1のPチャネルMOSFETの他方のソース・ドレイ
ンに接続され他方のソース・ドレイン電極が第1の出力
端子に接続された第2のPチャネルMOSFET、一方
のソース・ドレイン電極とゲート電極が電源端子に接続
された第1のNチャネルMOSFET、前記パルス発生
回路の出力端と前記第1のNチャネルMOSFETの他
方のソース・ドレインとの間に挿入された第2の容量素
子、及び一方のソース・ドレイン電極とゲート電極が前
記第1のNチャネルMOSFETの他方のソース・ドレ
イン電極に接続され他方のソース・ドレイン電極が第2
の出力端子に接続された第2のNチャネルMOSFET
でなるチャージポンプ回路と、入力端が前記入力端子に
接続されたインバータ回路と、ソース電極と基体電極が
前記電源端子に接続されゲート電極が前記インバータ回
路の出力端に接続された第3のPチャネルMOSFE
T、ドレイン電極が前記第3のPチャネルMOSFET
のドレイン電極に接続されゲート電極が前記インバータ
回路の出力端に接続されソース電極と基体電極が前記第
1の出力端子に接続された第3のNチャネルMOSFE
T及びドレイン電極が前記接地端子に接続されゲート電
極が前記第3のPチャネルMOSFETのドレインに接
続されソース電極と基体電極が前記第1の出力端子に接
続された第4のNチャネルMOSFETでなるプルアッ
プ回路と、ソース電極と基体電極が前記接地端子に接続
されゲート電極が前記入力端子に接続された第5のNチ
ャネルMOSFET、ドレイン電極が前記第5のNチャ
ネルMOSFETのドレイン電極に接続されゲート電極
が前記入力端子に接続されソース電極と基体電極が前記
第2の出力端子に接続された第4のPチャネルMOSF
ET、及びドレイン電極が前記電源端子に接続されゲー
ト電極が前記第5のNチャネルMOSFETのドレイン
に接続されソース電極と基体電極が前記第2の出力端子
に接続された第5のPチャネルMOSFETからなるプ
ルダウン回路とを有するというものである。この場合、
第1のPチャネルMOSFET及び第2のPチャネルM
OSFETの基体電極が電源端子に接続され、第1のN
チャネルMOSFET及び第2のNチャネルMOSFE
Tの基体電極が接地端子に接続されていると一層好まし
い。
イアス回路は、入力端子の信号が所定レベルの時に連続
パルスを発生するパルス発生回路と、接地端子に一方の
ソース・ドレイン電極とゲート電極が接続された第1の
PチャネルMOSFET、前記パルス発生回路の出力端
と前記第1のPチャネルMOSFETの他方のソース・
ドレイン電極との間に挿入された第1の容量素子、一方
のソース・ドレイン電極との間に挿入された第1の容量
素子、一方のソース・ドレイン電極とゲート電極が前記
第1のPチャネルMOSFETの他方のソース・ドレイ
ンに接続され他方のソース・ドレイン電極が第1の出力
端子に接続された第2のPチャネルMOSFET、一方
のソース・ドレイン電極とゲート電極が電源端子に接続
された第1のNチャネルMOSFET、前記パルス発生
回路の出力端と前記第1のNチャネルMOSFETの他
方のソース・ドレインとの間に挿入された第2の容量素
子、及び一方のソース・ドレイン電極とゲート電極が前
記第1のNチャネルMOSFETの他方のソース・ドレ
イン電極に接続され他方のソース・ドレイン電極が第2
の出力端子に接続された第2のNチャネルMOSFET
でなるチャージポンプ回路と、入力端が前記入力端子に
接続されたインバータ回路と、ソース電極と基体電極が
前記電源端子に接続されゲート電極が前記インバータ回
路の出力端に接続された第3のPチャネルMOSFE
T、ドレイン電極が前記第3のPチャネルMOSFET
のドレイン電極に接続されゲート電極が前記インバータ
回路の出力端に接続されソース電極と基体電極が前記第
1の出力端子に接続された第3のNチャネルMOSFE
T及びドレイン電極が前記接地端子に接続されゲート電
極が前記第3のPチャネルMOSFETのドレインに接
続されソース電極と基体電極が前記第1の出力端子に接
続された第4のNチャネルMOSFETでなるプルアッ
プ回路と、ソース電極と基体電極が前記接地端子に接続
されゲート電極が前記入力端子に接続された第5のNチ
ャネルMOSFET、ドレイン電極が前記第5のNチャ
ネルMOSFETのドレイン電極に接続されゲート電極
が前記入力端子に接続されソース電極と基体電極が前記
第2の出力端子に接続された第4のPチャネルMOSF
ET、及びドレイン電極が前記電源端子に接続されゲー
ト電極が前記第5のNチャネルMOSFETのドレイン
に接続されソース電極と基体電極が前記第2の出力端子
に接続された第5のPチャネルMOSFETからなるプ
ルダウン回路とを有するというものである。この場合、
第1のPチャネルMOSFET及び第2のPチャネルM
OSFETの基体電極が電源端子に接続され、第1のN
チャネルMOSFET及び第2のNチャネルMOSFE
Tの基体電極が接地端子に接続されていると一層好まし
い。
【0015】シリコン・オン・インシュレータ(SO
I)基板上に形成されたMOSFETのシリコン基体は
下面が厚い絶縁膜に接し、側面がソース・ドレインの拡
散層及び絶縁膜に接しているので寄生容量を小さくでき
るので、バイアス回路が駆動する容量を低減できる。
I)基板上に形成されたMOSFETのシリコン基体は
下面が厚い絶縁膜に接し、側面がソース・ドレインの拡
散層及び絶縁膜に接しているので寄生容量を小さくでき
るので、バイアス回路が駆動する容量を低減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態について説明する。
形態について説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施の形態を概略的
に示す断面模式図である。図2は本実施の形態における
第1の回路ブロックのデバイス構造をCMOSインバー
タを例としてより具体的に示す平面図、図3(a),
(b),(c)は図2のA−A線断面図、B−B線断面
図、C−C線断面図である。
に示す断面模式図である。図2は本実施の形態における
第1の回路ブロックのデバイス構造をCMOSインバー
タを例としてより具体的に示す平面図、図3(a),
(b),(c)は図2のA−A線断面図、B−B線断面
図、C−C線断面図である。
【0018】この実施の形態は、SIMOX技術による
SOI基板を使用している。すなわち、シリコン基板1
01上に形成された埋込酸化膜102の上に酸化シリコ
ン膜103で絶縁分離されて第1の回路ブロックに属す
るNMOS11、PMOS12、第2の回路ブロックに
属するNMOS13、PMOS14が形成されている。
第1の回路ブロックのNMOS11は基体となるP型シ
リコン基体104a(N型拡散層104acに連結)上
にゲート酸化膜108を介して形成されたポリシリコン
ゲート電極109とこれに対して自己整合的に形成され
たソース・ドレイン電極を構成する一対のN型拡散層1
05が設けられており、第1の回路ブロック1のPMO
S12は基体となるN型シリコン基体106a(P型拡
散層106acに連結)上にゲート酸化膜108を介し
て形成されたポリシリコンゲート電極109とこれに対
して自己整合的に形成されてソース・ドレイン電極を構
成する一対のP型拡散層107が設けられている。同様
に、第2の回路ブロックのNMOS13は基体となるP
型シリコン基体104b上にゲート酸化膜108を介し
て形成されたポリシリコンゲート電極109とこれに対
して自己整合的に形成されてソース・ドレイン電極を構
成する一対のN型拡散層105が形成されており、第2
の回路ブロックのPMOS14は基体となるN型シリコ
ン基体106b上にゲート酸化膜108を介して形成さ
れたポリシリコンゲート電極109とこれに対して自己
整合的に形成されてソース・ドレイン電極を構成する一
対のP型拡散層107が設けられている。第1の回路ブ
ロックのNMOS11のP型シリコン基体104aは第
1の回路ブロック用のバイアス回路110の第2の出力
端子VA2に接続され、第1の回路ブロックのPMOS
12のN型シリコン基体106aは第1の回路ブロック
用のバイアス回路110の第1の出力端子VA1に接続
され、また、第2の回路ブロックのNMOS13のP型
シリコン基体104bは第2の回路ブロック用のバイア
ス回路111の第2の出力端子VB2に接続され、第2
の回路ブロックのPMOS14のN型シリコン基体10
6bは第2の回路ブロック用のバイアス回路111の第
1の出力端子VB1に接続されている。なお、404は
Al−Si合金膜などで形成される配線であり、例えば
404(GND)はAl−Si合金膜でなる接地配線で
ある。接地配線404(GND)、電源配線404(V
DD)、出力信号線404(OUT)はそれぞれコンタ
クト孔401を介して一方のN型拡散層105、一方の
P型拡散層107、他方のN型拡散層105並びに他方
のP型拡散層107に接続されている。第1の出力配線
404(VA1)はコンタクト孔402を介してN型拡
散層104acに接続され、第2の出力配線(VA2)
はコンタクト孔403を介してP型拡散層106acに
接続されている。入力信号線404(S1)はコンタク
ト孔402を介してポリシリコンゲート電極109に接
続されている。入力信号線404(S2)は図示しない
回路の入力信号線である。
SOI基板を使用している。すなわち、シリコン基板1
01上に形成された埋込酸化膜102の上に酸化シリコ
ン膜103で絶縁分離されて第1の回路ブロックに属す
るNMOS11、PMOS12、第2の回路ブロックに
属するNMOS13、PMOS14が形成されている。
第1の回路ブロックのNMOS11は基体となるP型シ
リコン基体104a(N型拡散層104acに連結)上
にゲート酸化膜108を介して形成されたポリシリコン
ゲート電極109とこれに対して自己整合的に形成され
たソース・ドレイン電極を構成する一対のN型拡散層1
05が設けられており、第1の回路ブロック1のPMO
S12は基体となるN型シリコン基体106a(P型拡
散層106acに連結)上にゲート酸化膜108を介し
て形成されたポリシリコンゲート電極109とこれに対
して自己整合的に形成されてソース・ドレイン電極を構
成する一対のP型拡散層107が設けられている。同様
に、第2の回路ブロックのNMOS13は基体となるP
型シリコン基体104b上にゲート酸化膜108を介し
て形成されたポリシリコンゲート電極109とこれに対
して自己整合的に形成されてソース・ドレイン電極を構
成する一対のN型拡散層105が形成されており、第2
の回路ブロックのPMOS14は基体となるN型シリコ
ン基体106b上にゲート酸化膜108を介して形成さ
れたポリシリコンゲート電極109とこれに対して自己
整合的に形成されてソース・ドレイン電極を構成する一
対のP型拡散層107が設けられている。第1の回路ブ
ロックのNMOS11のP型シリコン基体104aは第
1の回路ブロック用のバイアス回路110の第2の出力
端子VA2に接続され、第1の回路ブロックのPMOS
12のN型シリコン基体106aは第1の回路ブロック
用のバイアス回路110の第1の出力端子VA1に接続
され、また、第2の回路ブロックのNMOS13のP型
シリコン基体104bは第2の回路ブロック用のバイア
ス回路111の第2の出力端子VB2に接続され、第2
の回路ブロックのPMOS14のN型シリコン基体10
6bは第2の回路ブロック用のバイアス回路111の第
1の出力端子VB1に接続されている。なお、404は
Al−Si合金膜などで形成される配線であり、例えば
404(GND)はAl−Si合金膜でなる接地配線で
ある。接地配線404(GND)、電源配線404(V
DD)、出力信号線404(OUT)はそれぞれコンタ
クト孔401を介して一方のN型拡散層105、一方の
P型拡散層107、他方のN型拡散層105並びに他方
のP型拡散層107に接続されている。第1の出力配線
404(VA1)はコンタクト孔402を介してN型拡
散層104acに接続され、第2の出力配線(VA2)
はコンタクト孔403を介してP型拡散層106acに
接続されている。入力信号線404(S1)はコンタク
ト孔402を介してポリシリコンゲート電極109に接
続されている。入力信号線404(S2)は図示しない
回路の入力信号線である。
【0019】第1の回路ブロック用のバイアス回路11
0は入力信号ACT1によって出力端子VA1,VA2
の電圧が変化し、第1の回路ブロックがアクティブ状態
ではVA1に電源電位を、VA2には接地電位を出力
し、スタンバイ状態ではVA1に電源電位よりも高い電
位を、VA2には接地電位より低い電位を出力する。こ
れによりアクティブ時にはNMOS11及びPMOS1
2の閾値電圧が絶対値で小さいので第1の回路ブロック
は高速動作が可能であり、スタンバイ時にはNMOS1
1及びPMOS12の閾値電圧が絶対値で大きくなるの
で第1の回路ブロックでの消費電力低減が可能となるこ
とは図6の従来例と同様である。また、第2の回路ブロ
ック用のバイアス回路111は入力信号ACT2によっ
て出力端子VB1,VB2の電圧が変化し、第2の回路
ブロックがアクティブ状態ではVB1に電源電位を、V
B2には接地電位を出力し、スタンバイ状態ではVB1
に電源電位よりも高い電位を、VB2には接地電位より
低い電位を出力する。これにより第2の回路ブロックの
アクティブ時の高速動作とスタンバイ時の低消費電力が
達成されることも図6の従来例と同様である。
0は入力信号ACT1によって出力端子VA1,VA2
の電圧が変化し、第1の回路ブロックがアクティブ状態
ではVA1に電源電位を、VA2には接地電位を出力
し、スタンバイ状態ではVA1に電源電位よりも高い電
位を、VA2には接地電位より低い電位を出力する。こ
れによりアクティブ時にはNMOS11及びPMOS1
2の閾値電圧が絶対値で小さいので第1の回路ブロック
は高速動作が可能であり、スタンバイ時にはNMOS1
1及びPMOS12の閾値電圧が絶対値で大きくなるの
で第1の回路ブロックでの消費電力低減が可能となるこ
とは図6の従来例と同様である。また、第2の回路ブロ
ック用のバイアス回路111は入力信号ACT2によっ
て出力端子VB1,VB2の電圧が変化し、第2の回路
ブロックがアクティブ状態ではVB1に電源電位を、V
B2には接地電位を出力し、スタンバイ状態ではVB1
に電源電位よりも高い電位を、VB2には接地電位より
低い電位を出力する。これにより第2の回路ブロックの
アクティブ時の高速動作とスタンバイ時の低消費電力が
達成されることも図6の従来例と同様である。
【0020】本実施の形態においては、第1の回路ブロ
ック用のバイアス回路110又は第2の回路ブロック用
のバイアス回路111が駆動する容量を図6の従来例よ
り低減することができるため、バイアス回路110,1
11の消費電力を低減できる。図1においてPMOS1
2の基体であるN型シリコン基体106aは、下面が厚
い埋込酸化シリコン膜102に接して側面がソース・ド
レインを形成するP型拡散層107及び酸化シリコン膜
103に覆われた非常に小さい領域にできるため寄生容
量を小さくすることができ、またNMOS11の基体で
あるP型シリコン基体104aも下面が厚い埋込酸化シ
リコン膜102に接して側面がソース・ドレインを形成
するN型拡散層105及び酸化シリコン膜103に覆わ
れていて非常に小さい領域にできるため寄生容量を小さ
くすることができるからである。例えば第1の回路ブロ
ック、第2の回路ブロックのそれぞれに0.35μmの
設計ルールで100万個のトランジスタ(但し、シリコ
ン基体の厚さは100nm)を搭載したと想定してバイ
アス回路110のVA1,VA2及びバイアス回路11
1のVB1,VB2のそれぞれの負荷容量を試算したと
ころ、それぞれ1,000pFとなり、図6の従来例で
の試算値約22,000pFと比較して1/20以下に
する事ができるので、スタンバイ状態での図1のバイア
ス回路110,111の消費電力を図6のバイアス回路
310,311と比較して1/20に低減することがで
きる。
ック用のバイアス回路110又は第2の回路ブロック用
のバイアス回路111が駆動する容量を図6の従来例よ
り低減することができるため、バイアス回路110,1
11の消費電力を低減できる。図1においてPMOS1
2の基体であるN型シリコン基体106aは、下面が厚
い埋込酸化シリコン膜102に接して側面がソース・ド
レインを形成するP型拡散層107及び酸化シリコン膜
103に覆われた非常に小さい領域にできるため寄生容
量を小さくすることができ、またNMOS11の基体で
あるP型シリコン基体104aも下面が厚い埋込酸化シ
リコン膜102に接して側面がソース・ドレインを形成
するN型拡散層105及び酸化シリコン膜103に覆わ
れていて非常に小さい領域にできるため寄生容量を小さ
くすることができるからである。例えば第1の回路ブロ
ック、第2の回路ブロックのそれぞれに0.35μmの
設計ルールで100万個のトランジスタ(但し、シリコ
ン基体の厚さは100nm)を搭載したと想定してバイ
アス回路110のVA1,VA2及びバイアス回路11
1のVB1,VB2のそれぞれの負荷容量を試算したと
ころ、それぞれ1,000pFとなり、図6の従来例で
の試算値約22,000pFと比較して1/20以下に
する事ができるので、スタンバイ状態での図1のバイア
ス回路110,111の消費電力を図6のバイアス回路
310,311と比較して1/20に低減することがで
きる。
【0021】図4(a)は、本実施の形態に使用するバ
イアス回路の第1の例を示す回路図、図4(b)は図4
(a)に示すバイアス回路の動作について説明するため
の信号波形図である。
イアス回路の第1の例を示す回路図、図4(b)は図4
(a)に示すバイアス回路の動作について説明するため
の信号波形図である。
【0022】このバイアス回路は、入力端子ACTの信
号がハイレベルの時に連続パルスを発生して入力信号A
CTがローレベルの時にパルスの発生を停止するパルス
発生回路201(ノアゲート201−1,インバータ回
路201−2,201−3よりなる)と、接地端子GN
Dに一方のソース・ドレイン電極とゲート電極が接続さ
れた第1のPMOS202、パルス発生回路201の出
力端と第1のPMOS202の他方のソース・ドレイン
電極との間に挿入された第1の容量素子206、一方の
ソース・ドレイン電極とゲート電極が第1のPMOS2
02の他方のソース・ドレイン電極に接続され他方のソ
ース・ドレイン電極が第1の出力端子VA1に接続され
た第2のPMOS203、一方のソース・ドレイン電極
とゲート電極が電源端子VDDに接続された第1のNM
OS204、パルス発生回路201の出力端と第1のN
MOS204の他方のソース・ドレイン電極との間に挿
入された第2の容量素子207及び一方のソース・ドレ
イン電極とゲート電極が第1のNMOS204の他方の
ソース・ドレイン電極に接続され他方のソース・ドレイ
ン電極に接続され他方のソース・ドレイン電極が第2の
出力端子VA2に接続された第2のNMOS205でな
るチャージポンプ回路と、入力端が入力端子ACTに接
続されたインバータ回路205と、ソース電極と基体電
極が電源端子VDDに接続されゲート電極がインバータ
回路208の出力端に接続された第3のPMOS20
9、ドレイン電極が第3のPMOS209のドレイン電
極に接続されゲート電極がインバータ回路208の出力
端に接続されソース電極と基体電極が第1の出力端子V
A1に接続された第3のNMOS210及びドレイン電
極が接地端子GNDに接続されゲート電極が第3のPM
OS209のドレインに接続されソース電極と基体電極
が第1の出力端子VA1に接続された第4のNMOS2
13でなるプルアップ回路と、ソース電極と基体電極が
接地端子GNDに接続されゲート電極が入力端子ACT
に接続された第5のNMOS211、ドレイン電極が第
5のNMOS211のドレイン電極に接続されゲート電
極が入力端子ACTに接続されソース電極と基体電極が
第2出力端子VA2に接続された第4のPMOS212
及びドレイン電極が電源端子VDDに接続されゲート電
極が第5のNMOS212のドレインに接続されソース
電極と基体電極が第2の出力端子VA2に接続された第
5のPMOS214からなるプルダウン回路とを有して
いる。第1のPMOS202及び第2のPMOS203
の基体電極はそれぞれ電源端子VDDに接続され、第1
のNMOS204及び第2のNMOS205の基体電極
はそれぞれ接地端子GNDに接続されている。又、ノア
ゲート201−1、インバータ回路201−2,201
−3,208はCMOSで構成され、このCMOSのト
ランジスタの基体電極に固定電位を供給する必要はない
が、PMOSなら電源端子VDD、NMOSなら接地端
子GNDに接続してもよいことはいうまでもない。
号がハイレベルの時に連続パルスを発生して入力信号A
CTがローレベルの時にパルスの発生を停止するパルス
発生回路201(ノアゲート201−1,インバータ回
路201−2,201−3よりなる)と、接地端子GN
Dに一方のソース・ドレイン電極とゲート電極が接続さ
れた第1のPMOS202、パルス発生回路201の出
力端と第1のPMOS202の他方のソース・ドレイン
電極との間に挿入された第1の容量素子206、一方の
ソース・ドレイン電極とゲート電極が第1のPMOS2
02の他方のソース・ドレイン電極に接続され他方のソ
ース・ドレイン電極が第1の出力端子VA1に接続され
た第2のPMOS203、一方のソース・ドレイン電極
とゲート電極が電源端子VDDに接続された第1のNM
OS204、パルス発生回路201の出力端と第1のN
MOS204の他方のソース・ドレイン電極との間に挿
入された第2の容量素子207及び一方のソース・ドレ
イン電極とゲート電極が第1のNMOS204の他方の
ソース・ドレイン電極に接続され他方のソース・ドレイ
ン電極に接続され他方のソース・ドレイン電極が第2の
出力端子VA2に接続された第2のNMOS205でな
るチャージポンプ回路と、入力端が入力端子ACTに接
続されたインバータ回路205と、ソース電極と基体電
極が電源端子VDDに接続されゲート電極がインバータ
回路208の出力端に接続された第3のPMOS20
9、ドレイン電極が第3のPMOS209のドレイン電
極に接続されゲート電極がインバータ回路208の出力
端に接続されソース電極と基体電極が第1の出力端子V
A1に接続された第3のNMOS210及びドレイン電
極が接地端子GNDに接続されゲート電極が第3のPM
OS209のドレインに接続されソース電極と基体電極
が第1の出力端子VA1に接続された第4のNMOS2
13でなるプルアップ回路と、ソース電極と基体電極が
接地端子GNDに接続されゲート電極が入力端子ACT
に接続された第5のNMOS211、ドレイン電極が第
5のNMOS211のドレイン電極に接続されゲート電
極が入力端子ACTに接続されソース電極と基体電極が
第2出力端子VA2に接続された第4のPMOS212
及びドレイン電極が電源端子VDDに接続されゲート電
極が第5のNMOS212のドレインに接続されソース
電極と基体電極が第2の出力端子VA2に接続された第
5のPMOS214からなるプルダウン回路とを有して
いる。第1のPMOS202及び第2のPMOS203
の基体電極はそれぞれ電源端子VDDに接続され、第1
のNMOS204及び第2のNMOS205の基体電極
はそれぞれ接地端子GNDに接続されている。又、ノア
ゲート201−1、インバータ回路201−2,201
−3,208はCMOSで構成され、このCMOSのト
ランジスタの基体電極に固定電位を供給する必要はない
が、PMOSなら電源端子VDD、NMOSなら接地端
子GNDに接続してもよいことはいうまでもない。
【0023】次に図4(b)を参照しながら図4(a)
のバイアス回路の動作について説明する。入力端子AC
Tの信号がハイレベル(VDDの電位レベル)の時、即
ちアクティブ状態の時には、パルス発生回路201の出
力端A点の電位はローレベル(GND)であり、PMO
S202とPMOS203との接続点BはPMOSの閾
値電圧をVTP(負値)とすると−VTPからVTPの
間の値(図ではGNDレベルで表示)であり、NMOS
204とNMOS205との接続点CはNMOSの閾値
電圧をVTN(正値)とするとVDD+VTNからVD
D−VTNの間の値(図はVDDレベルで表示)であ
り、インバータ回路208の出力端はGNDレベルであ
るためPMOS209がオン状態でNMOS210がオ
フ状態となっていて、PMOS209のドレインとNM
OS210のドレインとの接続点DはVDDレベルとな
っていて、NMOS213がオン状態にあるので第1の
出力端子VA1はGNDレベルを出力している。またN
MOS211とPMOS212はいずれもゲート電極が
入力端子ACTに接続されているのでそれぞれオン状
態、オフ状態であり、NMOS211のドレインとPM
OS212のドレインの接続点EはGNDレベルとなっ
ていて、PMOS214がオン状態にあるので第2の出
力端子VA2はVDDレベルを出力している。
のバイアス回路の動作について説明する。入力端子AC
Tの信号がハイレベル(VDDの電位レベル)の時、即
ちアクティブ状態の時には、パルス発生回路201の出
力端A点の電位はローレベル(GND)であり、PMO
S202とPMOS203との接続点BはPMOSの閾
値電圧をVTP(負値)とすると−VTPからVTPの
間の値(図ではGNDレベルで表示)であり、NMOS
204とNMOS205との接続点CはNMOSの閾値
電圧をVTN(正値)とするとVDD+VTNからVD
D−VTNの間の値(図はVDDレベルで表示)であ
り、インバータ回路208の出力端はGNDレベルであ
るためPMOS209がオン状態でNMOS210がオ
フ状態となっていて、PMOS209のドレインとNM
OS210のドレインとの接続点DはVDDレベルとな
っていて、NMOS213がオン状態にあるので第1の
出力端子VA1はGNDレベルを出力している。またN
MOS211とPMOS212はいずれもゲート電極が
入力端子ACTに接続されているのでそれぞれオン状
態、オフ状態であり、NMOS211のドレインとPM
OS212のドレインの接続点EはGNDレベルとなっ
ていて、PMOS214がオン状態にあるので第2の出
力端子VA2はVDDレベルを出力している。
【0024】次に入力端子ACTの信号がローレベル
(GNDレベル)に変化してスタンバイ状態になると、
パルス発生回路201の出力端Aに連続パルスを発生す
る。第1発目のパルスでA点の電位がVDDレベルにな
ったときには、接続点Bの電位は第1の容量素子206
を介してVDDレベルに向かって瞬時上昇するがPMO
S202を通して放電するため−VTPの値に落ちつ
く。次にA点の電位がGNDレベルに低下したときには
接続点Bの電位は第1の容量素子206を介して−VT
P−VDDに向かって瞬時下降するがPMOS203を
通して大きな負荷容量を持つ第1の出力端子VA1から
充電されるために−VTPより低く−VTP−VDDよ
り高いある値V1に落ちつく。このときVA1の電位は
PMOS203があるためV1より−VTP分高い電圧
に落ちつく。次の第2発目のパルスでA点の電位がVD
Dレベルになったときには、接続点Bの電位は再び第1
の容量素子206を介してVDD−VTPに向かって瞬
時上昇するがPMOS202を通して放電して−VTP
の値に落ちつく。次にA点の電位がGNDレベルに低下
したときには接続点Bの電位は再び第1の容量素子20
6を介して−VTP−VDDに向かって瞬時下降するが
PMOS203を通して大きな負荷容量を持つ第1の出
力端子VA1から充電されるために前回の電位V1より
も低い電位V2に落ちつく。このときVA1電位はV2
より−VTP分高い電位に落ちつく。このようにA点に
パルスが連続的に加わることによってB点の振幅は最終
的にハイレベルが−VTPでローレベルが−VTP−V
DDに安定し、VA1の電位は順次下降してB点のロー
レベルよりPMOS203の閾値電圧の絶対値分高い−
2VTP−VDDに安定する。従って−2VTP<VD
DであればVA1にはGNDレベルより低い負電圧が得
られるわけである。一方スタンバイ時ではACTはGN
Dレベルであるためインバータ回路208の出力端の電
位はスタンバイ期間中はVDDレベルとなっており、P
MOS209はオフ状態でNMOS210はオン状態に
ある。従って接続点Dの電位はVA1の電位低下に追随
して低下するため、VA1の電位がGNDレベルよりも
低下してもNMOS213のソース・ゲート間の電位差
が増加してNMOS213がオンしてGND端子とVA
1の間に電流経路が生じることを防いでいる。
(GNDレベル)に変化してスタンバイ状態になると、
パルス発生回路201の出力端Aに連続パルスを発生す
る。第1発目のパルスでA点の電位がVDDレベルにな
ったときには、接続点Bの電位は第1の容量素子206
を介してVDDレベルに向かって瞬時上昇するがPMO
S202を通して放電するため−VTPの値に落ちつ
く。次にA点の電位がGNDレベルに低下したときには
接続点Bの電位は第1の容量素子206を介して−VT
P−VDDに向かって瞬時下降するがPMOS203を
通して大きな負荷容量を持つ第1の出力端子VA1から
充電されるために−VTPより低く−VTP−VDDよ
り高いある値V1に落ちつく。このときVA1の電位は
PMOS203があるためV1より−VTP分高い電圧
に落ちつく。次の第2発目のパルスでA点の電位がVD
Dレベルになったときには、接続点Bの電位は再び第1
の容量素子206を介してVDD−VTPに向かって瞬
時上昇するがPMOS202を通して放電して−VTP
の値に落ちつく。次にA点の電位がGNDレベルに低下
したときには接続点Bの電位は再び第1の容量素子20
6を介して−VTP−VDDに向かって瞬時下降するが
PMOS203を通して大きな負荷容量を持つ第1の出
力端子VA1から充電されるために前回の電位V1より
も低い電位V2に落ちつく。このときVA1電位はV2
より−VTP分高い電位に落ちつく。このようにA点に
パルスが連続的に加わることによってB点の振幅は最終
的にハイレベルが−VTPでローレベルが−VTP−V
DDに安定し、VA1の電位は順次下降してB点のロー
レベルよりPMOS203の閾値電圧の絶対値分高い−
2VTP−VDDに安定する。従って−2VTP<VD
DであればVA1にはGNDレベルより低い負電圧が得
られるわけである。一方スタンバイ時ではACTはGN
Dレベルであるためインバータ回路208の出力端の電
位はスタンバイ期間中はVDDレベルとなっており、P
MOS209はオフ状態でNMOS210はオン状態に
ある。従って接続点Dの電位はVA1の電位低下に追随
して低下するため、VA1の電位がGNDレベルよりも
低下してもNMOS213のソース・ゲート間の電位差
が増加してNMOS213がオンしてGND端子とVA
1の間に電流経路が生じることを防いでいる。
【0025】同様に第1発目のパルスでA点の電位がV
DDレベルになったときには、接続点Cの電位は第2の
容量素子207を介して2VDDに向かって瞬時上昇す
るがNMOS205を通して大きな負荷容量を持つ第2
の出力端子VA2に放電されるために2VDDより低く
VDD−VTN(VTNは正値)より高いある値V3に
落ちつく。このときVA2の電位はNMOS205があ
るためV3よりVTN分低い電位に落ちつく。次にA点
の電位がGNDレベルに低下したときには接続点Cの電
位は第2の容量素子207を介してV3−VDDレベル
に向かって瞬時低下するがNMOS204を通して充電
するためVDD−VTNの値に落ちつく。次の第2発目
のパルスでA点の電位がVDDレベルになったときに
は、接続点Cの電位は再び第2の容量素子207を介し
て2VDD−VTNに向かって瞬時上昇するがNMOS
205を通して大きな負荷容量を持つ第2の出力端子V
A2へ放電されるために前回の電位V3よりも高い電位
V4に落ちつく。このときVA2の電位はV4よりVT
N分低い電位に落ちつく。次にA点の電位がGNDレベ
ルに低下したときには接続点Cの電位は再び第2の容量
素子207を介してV4−VDDに向かって瞬時低下す
るがNMOS204を通して充電してVDD−VTNの
値に落ちつく。このようにA点にパルスが連続的に加わ
ることによってC点の振幅も最終的にハイレベルが2V
DD−VTNでローレベルがVDD+VTNに安定し、
VA2の電位は順次上昇してC点のハイレベルよりNM
OS205の閾値電圧分低い2VDD−2VTNに安定
する。従って2VTN<VDDであればVA2にはVD
Dレベルより高い電圧が得られるわけである。一方スタ
ンバイ時ではACTはGNDレベルであるためNMOS
211はオフ状態でPMOS212はオン状態にある。
従って接続点Eの電位はVA2の電位上昇に追随して上
昇するため、VA2の電位がVDDレベルよりも上昇し
てもPMOS214のソース・ゲート間の電位差が増加
してPMOS214がオンしてVDD端子とVA2の間
に電流経路が生じることを防いでいる。
DDレベルになったときには、接続点Cの電位は第2の
容量素子207を介して2VDDに向かって瞬時上昇す
るがNMOS205を通して大きな負荷容量を持つ第2
の出力端子VA2に放電されるために2VDDより低く
VDD−VTN(VTNは正値)より高いある値V3に
落ちつく。このときVA2の電位はNMOS205があ
るためV3よりVTN分低い電位に落ちつく。次にA点
の電位がGNDレベルに低下したときには接続点Cの電
位は第2の容量素子207を介してV3−VDDレベル
に向かって瞬時低下するがNMOS204を通して充電
するためVDD−VTNの値に落ちつく。次の第2発目
のパルスでA点の電位がVDDレベルになったときに
は、接続点Cの電位は再び第2の容量素子207を介し
て2VDD−VTNに向かって瞬時上昇するがNMOS
205を通して大きな負荷容量を持つ第2の出力端子V
A2へ放電されるために前回の電位V3よりも高い電位
V4に落ちつく。このときVA2の電位はV4よりVT
N分低い電位に落ちつく。次にA点の電位がGNDレベ
ルに低下したときには接続点Cの電位は再び第2の容量
素子207を介してV4−VDDに向かって瞬時低下す
るがNMOS204を通して充電してVDD−VTNの
値に落ちつく。このようにA点にパルスが連続的に加わ
ることによってC点の振幅も最終的にハイレベルが2V
DD−VTNでローレベルがVDD+VTNに安定し、
VA2の電位は順次上昇してC点のハイレベルよりNM
OS205の閾値電圧分低い2VDD−2VTNに安定
する。従って2VTN<VDDであればVA2にはVD
Dレベルより高い電圧が得られるわけである。一方スタ
ンバイ時ではACTはGNDレベルであるためNMOS
211はオフ状態でPMOS212はオン状態にある。
従って接続点Eの電位はVA2の電位上昇に追随して上
昇するため、VA2の電位がVDDレベルよりも上昇し
てもPMOS214のソース・ゲート間の電位差が増加
してPMOS214がオンしてVDD端子とVA2の間
に電流経路が生じることを防いでいる。
【0026】次に入力端子ACTの信号が再びハイレベ
ル(VDDレベル)に変化してアクディブ状態になる時
には、パルス発生回路201はパルスの発生を停止して
その出力端A点の電位はGNDレベルに固定され、PM
OS202とPMOS203との接続点Bはパルス停止
の時期に依存してVTPから−VTPの間の値(図では
GNDレベルに表示)をとる。同様にNMOS204と
NMOS205との接続点CはVDD−VTNからVD
D+VTNの間の値(図ではVDDレベルで表示)とな
り、インバータ回路208の出力端はGNDレベルとな
るためNMOS209がオン状態となるがACTの信号
が変化した直後はVA1の電位は−2VTP−VDDで
あるためNMOS210のゲート・ソース間の電位差は
VDD+2VTPとなって、これがNMOS210の閾
値電圧VTNより大きい場合はNMOS210もオフせ
ず、PMOS209,NMOS210ともにオン状態と
なるため、接続点Dは当初VDDレベルとGNDレベル
の中間のレベルとなるが、接続点DのレベルがNMOS
213をオン状態にすることができれば第1の出力端子
VA1はGNDレベルに向かって上昇を初め、VA1が
上昇するとNMOS210がオフ状態に近づくので接続
点Dの電位がより上昇しVA1の電位がGNDレベルに
復帰することを早めるというフィードバック動作が行わ
れる。より安定に且つ速やかにVA1の電位をGNDレ
ベルに変化させるためにはNMOS210のオン状態で
の等価抵抗がPMOS209のオン状態の等価抵抗より
もずっと大きくして接続点Dの電位がVDDレベルに近
い値となるように設定すればよい。また同様に、NMO
S211とPMOS212はいずれもゲート電極が入力
端子ACTに接続されているのでNMOS211はオン
状態となるがPMOS212はオフせず、ドレインの接
続点Eは中間レベルとなるが、接続点EのレベルがPM
OS214をオン状態にすることができれば第2の出力
端子VA2はVDDレベルに向かって下降を始め、VA
2が下降するとPMOS212がオフ状態に近づくので
接続点Eの電位がより下降しVA2の電位がVDDレベ
ルに復帰することを早めるというフィードバック動作が
行なわれる。より安定に且つ速やかにVA2の電位をV
DDレベルに変化させるためにはPMOS212のオン
状態での等価抵抗がNMOS211のオン状態の等価抵
抗よりもずっと大きくして接続点Eの電位がGNDレベ
ルに近い値となるように設定すればよい。
ル(VDDレベル)に変化してアクディブ状態になる時
には、パルス発生回路201はパルスの発生を停止して
その出力端A点の電位はGNDレベルに固定され、PM
OS202とPMOS203との接続点Bはパルス停止
の時期に依存してVTPから−VTPの間の値(図では
GNDレベルに表示)をとる。同様にNMOS204と
NMOS205との接続点CはVDD−VTNからVD
D+VTNの間の値(図ではVDDレベルで表示)とな
り、インバータ回路208の出力端はGNDレベルとな
るためNMOS209がオン状態となるがACTの信号
が変化した直後はVA1の電位は−2VTP−VDDで
あるためNMOS210のゲート・ソース間の電位差は
VDD+2VTPとなって、これがNMOS210の閾
値電圧VTNより大きい場合はNMOS210もオフせ
ず、PMOS209,NMOS210ともにオン状態と
なるため、接続点Dは当初VDDレベルとGNDレベル
の中間のレベルとなるが、接続点DのレベルがNMOS
213をオン状態にすることができれば第1の出力端子
VA1はGNDレベルに向かって上昇を初め、VA1が
上昇するとNMOS210がオフ状態に近づくので接続
点Dの電位がより上昇しVA1の電位がGNDレベルに
復帰することを早めるというフィードバック動作が行わ
れる。より安定に且つ速やかにVA1の電位をGNDレ
ベルに変化させるためにはNMOS210のオン状態で
の等価抵抗がPMOS209のオン状態の等価抵抗より
もずっと大きくして接続点Dの電位がVDDレベルに近
い値となるように設定すればよい。また同様に、NMO
S211とPMOS212はいずれもゲート電極が入力
端子ACTに接続されているのでNMOS211はオン
状態となるがPMOS212はオフせず、ドレインの接
続点Eは中間レベルとなるが、接続点EのレベルがPM
OS214をオン状態にすることができれば第2の出力
端子VA2はVDDレベルに向かって下降を始め、VA
2が下降するとPMOS212がオフ状態に近づくので
接続点Eの電位がより下降しVA2の電位がVDDレベ
ルに復帰することを早めるというフィードバック動作が
行なわれる。より安定に且つ速やかにVA2の電位をV
DDレベルに変化させるためにはPMOS212のオン
状態での等価抵抗がNMOS211のオン状態の等価抵
抗よりもずっと大きくして接続点Eの電位がGNDレベ
ルに近い値となるように設定すればよい。
【0027】このように、本バイアス回路はスタンバイ
からアクティブへの復帰が速やかに行われる。
からアクティブへの復帰が速やかに行われる。
【0028】図4(a)のバイアス回路のうちのプルア
ップ回路及びプルダウン回路を構成するNMOSの基体
電極をGND端子から電気的に分離してソース電極と接
続し、またPMOSの基体電極をVDD端子から電気的
に分離してソース電極と接続して用いているが、本実施
の形態では、シリコン・オン・インシュレータ(SO
I)基板にPMOS,NMOSを形成しているので特に
問題はない。ウェル方式によるバルク半導体装置(特開
平4−302897号に開示されたもののような)で
は、ウェルによる分離構造が複雑となり、又、寄生容量
が大きく、高速動作を妨げたり、バイアス回路自体の消
費電力が大きくなる欠点を伴なうのに比較して優れてい
る。また、寄生容量が大きいと、スタンバイ−アクティ
ブ遷移時間が大きくなり、特にスタンバイからアクティ
ブへ切換えが速やかに行われないという欠点が伴なう
が、この点からいっても本発明は有効である。特に本実
施の形態のバイアス回路は、前述したフィードバック動
作によりスタンバイからアクティブへの切換えが速やか
に行われる点で優れている。
ップ回路及びプルダウン回路を構成するNMOSの基体
電極をGND端子から電気的に分離してソース電極と接
続し、またPMOSの基体電極をVDD端子から電気的
に分離してソース電極と接続して用いているが、本実施
の形態では、シリコン・オン・インシュレータ(SO
I)基板にPMOS,NMOSを形成しているので特に
問題はない。ウェル方式によるバルク半導体装置(特開
平4−302897号に開示されたもののような)で
は、ウェルによる分離構造が複雑となり、又、寄生容量
が大きく、高速動作を妨げたり、バイアス回路自体の消
費電力が大きくなる欠点を伴なうのに比較して優れてい
る。また、寄生容量が大きいと、スタンバイ−アクティ
ブ遷移時間が大きくなり、特にスタンバイからアクティ
ブへ切換えが速やかに行われないという欠点が伴なう
が、この点からいっても本発明は有効である。特に本実
施の形態のバイアス回路は、前述したフィードバック動
作によりスタンバイからアクティブへの切換えが速やか
に行われる点で優れている。
【0029】なお、バイアス回路としては、以上説明し
たものに限るわけではない。例えば、図5に示すよう
に、プルアップ回路として、デプレッションモードのP
MOS213A、プルダウン回路としてデプレッション
モードのNMOS214Aを用いたものでもよい。この
バイアス回路は、素子数が少ない利点を有しているが、
デプレッションモードのトランジスタを使用するので閾
値制御のためのイオン注入工程を増やさなければならな
い不利を許容すれば使用可能である。なお、以上の説明
でデプレッションモードと断っていないMOSFETは
全てエンハンスメントモードである。
たものに限るわけではない。例えば、図5に示すよう
に、プルアップ回路として、デプレッションモードのP
MOS213A、プルダウン回路としてデプレッション
モードのNMOS214Aを用いたものでもよい。この
バイアス回路は、素子数が少ない利点を有しているが、
デプレッションモードのトランジスタを使用するので閾
値制御のためのイオン注入工程を増やさなければならな
い不利を許容すれば使用可能である。なお、以上の説明
でデプレッションモードと断っていないMOSFETは
全てエンハンスメントモードである。
【0030】以上、2つの回路ブロックを有するSOI
半導体装置を例にあげて説明したが、複数の回路ブロッ
クにそれぞれバイアス回路を設けて独立に制御できるよ
うにすることができる。回路ブロック毎にアクティブ・
モード、スタンバイ・モードを異にする場合に適用でき
る。また、マイクロコンピュータの割込処理回路のよう
に、バイアス条件を一定にしておくのが好ましいものも
あるので、SOI半導体装置内の特定の回路ブロックだ
けバイアス条件を変化させるようにしてもよい。更に、
回路ブロック単位ではなくて、特に消費電力の大きいト
ランジスタのみのバイアス条件を変化させるなど、トラ
ンジスタ単位でバイアス条件をきめるようにしてもよ
い。図4のバイアス回路においても、トランジスタ20
2,203,204,205の基体バイアスは固定であ
り、トランジスタ210,212,213,214のそ
れはスタンバイ時とアクティブ時とで異なっている。こ
のようなことは、SOI半導体装置では自由に行えるこ
とは以上の説明から明らかであろう。
半導体装置を例にあげて説明したが、複数の回路ブロッ
クにそれぞれバイアス回路を設けて独立に制御できるよ
うにすることができる。回路ブロック毎にアクティブ・
モード、スタンバイ・モードを異にする場合に適用でき
る。また、マイクロコンピュータの割込処理回路のよう
に、バイアス条件を一定にしておくのが好ましいものも
あるので、SOI半導体装置内の特定の回路ブロックだ
けバイアス条件を変化させるようにしてもよい。更に、
回路ブロック単位ではなくて、特に消費電力の大きいト
ランジスタのみのバイアス条件を変化させるなど、トラ
ンジスタ単位でバイアス条件をきめるようにしてもよ
い。図4のバイアス回路においても、トランジスタ20
2,203,204,205の基体バイアスは固定であ
り、トランジスタ210,212,213,214のそ
れはスタンバイ時とアクティブ時とで異なっている。こ
のようなことは、SOI半導体装置では自由に行えるこ
とは以上の説明から明らかであろう。
【0031】更に又、SIMOX技術に限らず、SOI
基板一般を利用することができるのも当業者に明らかで
あろう。
基板一般を利用することができるのも当業者に明らかで
あろう。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明はSOI基板
上に形成した半導体装置のMOSFETの基体バイアス
を必要に応じてアクティブ時とスタンバイ時とで変化さ
せるようにしたので、消費電力を低減できるが、ウェル
方式のものに比較して素子分離にともなう寄生容量を1
/20程度に少なくできるので半導体装置の消費電力を
確実に低減できる効果がある。
上に形成した半導体装置のMOSFETの基体バイアス
を必要に応じてアクティブ時とスタンバイ時とで変化さ
せるようにしたので、消費電力を低減できるが、ウェル
方式のものに比較して素子分離にともなう寄生容量を1
/20程度に少なくできるので半導体装置の消費電力を
確実に低減できる効果がある。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面模式図で
ある。
ある。
【図2】第1の実施の形態における第1の回路ブロック
のデバイス構造をCMOSインバータを例として示す平
面図である。
のデバイス構造をCMOSインバータを例として示す平
面図である。
【図3】図2のA−A線断面図(図3(a))、B−B
線断面図(図3(b))、C−C線断面図(図3
(b))である。
線断面図(図3(b))、C−C線断面図(図3
(b))である。
【図4】第1の実施の形態におけるバイアス回路の第1
の例を示す回路図(図4(a))及び図4(b)の回路
の動作について説明するための信号波形図である。
の例を示す回路図(図4(a))及び図4(b)の回路
の動作について説明するための信号波形図である。
【図5】バイアス回路の第2の例を示す回路図である。
【図6】従来例を示す断面模式図である。
11 第1の回路ブロックのNチャネルMOSFET 12 第1の回路ブロックのPチャネルMOSFET 13 第2の回路ブロックのNチャネルMOSFET 209 PチャネルMOSFET 210 NチャネルMOSFET 211 NチャネルMOSFET 212 PチャネルMOSFET 213 NチャネルMOSFET 213A PチャネルMOSFET(デプレッション
モード) 214 PチャネルMOSFET 214A NチャネルMOSFET 301 N型シリコン基板 302a,302b 第1のP型ウェル 304a,304b 第2のP型ウェル 305 N型拡散層 306a,306b N型ウェル 307 P型拡散層 308 ゲート酸化膜 309 ポリシリコンゲート電極 310 第1の回路ブロック用のバイアス回路 311 第2の回路ブロック用のバイアス回路 14 第2の回路ブロックのPチャネルMOSFET 101 シリコン基板 102 埋込酸化シリコン膜 103 酸化シリコン膜 104a,104b P型シリコン基体 104ac N型拡散層 105 N型拡散層 106a,106b N型シリコン基体 106ac P型拡散層 107 P型拡散層 108 ゲート酸化膜 109 ポリシリコンゲート電極 110 第1の回路ブロック用のバイアス回路 111 第2の回路ブロック用のバイアス回路 201 パルス発生回路 201−1 ノアゲート 201−2,201−3 インバータ回路 202 PチャネルMOSFET 203 PチャネルMOSFET 204 NチャネルMOSFET 205 NチャネルMOSFET 206,207 容量素子 208 インバータ回路 401 コンタクト孔 402 コンタクト孔 403 コンタクト孔 404 配線 ACT 信号入力端子 VA1,VB1 第1の出力端子 VA2,VB2 第2の出力端子
モード) 214 PチャネルMOSFET 214A NチャネルMOSFET 301 N型シリコン基板 302a,302b 第1のP型ウェル 304a,304b 第2のP型ウェル 305 N型拡散層 306a,306b N型ウェル 307 P型拡散層 308 ゲート酸化膜 309 ポリシリコンゲート電極 310 第1の回路ブロック用のバイアス回路 311 第2の回路ブロック用のバイアス回路 14 第2の回路ブロックのPチャネルMOSFET 101 シリコン基板 102 埋込酸化シリコン膜 103 酸化シリコン膜 104a,104b P型シリコン基体 104ac N型拡散層 105 N型拡散層 106a,106b N型シリコン基体 106ac P型拡散層 107 P型拡散層 108 ゲート酸化膜 109 ポリシリコンゲート電極 110 第1の回路ブロック用のバイアス回路 111 第2の回路ブロック用のバイアス回路 201 パルス発生回路 201−1 ノアゲート 201−2,201−3 インバータ回路 202 PチャネルMOSFET 203 PチャネルMOSFET 204 NチャネルMOSFET 205 NチャネルMOSFET 206,207 容量素子 208 インバータ回路 401 コンタクト孔 402 コンタクト孔 403 コンタクト孔 404 配線 ACT 信号入力端子 VA1,VB1 第1の出力端子 VA2,VB2 第2の出力端子
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】図2のA−A線断面図(図3(a))、B−B
線断面図(図3(b))、C−C線断面図(図3
(c))である。
線断面図(図3(b))、C−C線断面図(図3
(c))である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】第1の実施の形態におけるバイアス回路の第1
の例を示す回路図(図4(a))及び図4(a)の回路
の動作について説明するための信号波形図(図4
(b))である。
の例を示す回路図(図4(a))及び図4(a)の回路
の動作について説明するための信号波形図(図4
(b))である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/786
Claims (4)
- 【請求項1】 シリコン・オン・インシュレータ基板上
に形成した複数のPチャネルMOSFETと、複数のN
チャネルMOSFETと、バイアス回路とを含み、前記
バイアス回路は、前記複数のPチャネルMOSFETの
内少なくとも一部のPチャネルMOSFETのゲート電
極下部のシリコン基体部にはアクティブ時に電源電圧を
供給し、スタンバイ時には前記電源電圧よりも高い電圧
を供給するとともに、前記複数のNチャネルMOSFE
Tの内少なくとも一部のNチャネルMOSFETのゲー
ト電極下部のシリコン基体部にはアクティブ時に接地電
位を供給し、スタンバイ時には接地電位よりも低い電圧
を供給することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 シリコン・オン・インシュレータ基板上
に形成した複数のPチャネルMOSFETと複数のNチ
ャネルMOSFETとを含む複数個の機能回路ブロック
と、少なくとも一つの前記機能回路ブロック内の前記P
チャネルMOSFETのゲート電極下部のシリコン基体
部にはアクティブ時には電源電圧を供給し、スタンバイ
時には前記電源電圧よりも高い電圧を供給するととも
に、前記NチャネルMOSFETのゲート電極下部のシ
リコン基体部にはアクティブ時には接地電位を供給し、
スタンバイ時には接地電位よりも低い電圧を供給するバ
イアス回路とを含むことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 入力端子の信号が所定レベルの時に連続
パルスを発生するパルス発生回路と、接地端子に一方の
ソース・ドレイン電極とゲート電極が接続された第1の
PチャネルMOSFET、前記パルス発生回路の出力端
と前記第1のPチャネルMOSFETの他方のソース・
ドレイン電極との間に挿入された第1の容量素子、一方
のソース・ドレイン電極との間に挿入された第1の容量
素子、一方のソース・ドレイン電極とゲート電極が前記
第1のPチャネルMOSFETの他方のソース・ドレイ
ンに接続され他方のソース・ドレイン電極が第1の出力
端子に接続された第2のPチャネルMOSFET、一方
のソース・ドレイン電極とゲート電極が電源端子に接続
された第1のNチャネルMOSFET、前記パルス発生
回路の出力端と前記第1のNチャネルMOSFETの他
方のソース・ドレインとの間に挿入された第2の容量素
子、及び一方のソース・ドレイン電極とゲート電極が前
記第1のNチャネルMOSFETの他方のソース・ドレ
イン電極に接続され他方のソース・ドレイン電極が第2
の出力端子に接続された第2のNチャネルMOSFET
でなるチャージポンプ回路と、入力端が前記入力端子に
接続されたインバータ回路と、ソース電極と基体電極が
前記電源端子に接続されゲート電極が前記インバータ回
路の出力端に接続された第3のPチャネルMOSFE
T、ドレイン電極が前記第3のPチャネルMOSFET
のドレイン電極に接続されゲート電極が前記インバータ
回路の出力端に接続されソース電極と基体電極が前記第
1の出力端子に接続された第3のNチャネルMOSFE
T及びドレイン電極が前記接地端子に接続されゲート電
極が前記第3のPチャネルMOSFETのドレインに接
続されソース電極と基体電極が前記第1の出力端子に接
続された第4のNチャネルMOSFETでなるプルアッ
プ回路と、ソース電極と基体電極が前記接地端子に接続
されゲート電極が前記入力端子に接続された第5のNチ
ャネルMOSFET、ドレイン電極が前記第5のNチャ
ネルMOSFETのドレイン電極に接続されゲート電極
が前記入力端子に接続されソース電極と基体電極が前記
第2の出力端子に接続された第4のPチャネルMOSF
ET、及びドレイン電極が前記電源端子に接続されゲー
ト電極が前記第5のNチャネルMOSFETのドレイン
に接続されソース電極と基体電極が前記第2の出力端子
に接続された第5のPチャネルMOSFETからなるプ
ルダウン回路とを有するバイアス回路である請求項1又
は2記載の半導体装置。 - 【請求項4】 第1のPチャネルMOSFET及び第2
のPチャネルMOSFETの基体電極が電源端子に接続
され、第1のNチャネルMOSFET及び第2のNチャ
ネルMOSFETの基体電極が接地端子に接続されてい
る請求項3記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7181359A JPH0936246A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7181359A JPH0936246A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0936246A true JPH0936246A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16099349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7181359A Pending JPH0936246A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0936246A (ja) |
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- 1995-07-18 JP JP7181359A patent/JPH0936246A/ja active Pending
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