JPH09329393A - 高温加熱で使用する熱交換器 - Google Patents
高温加熱で使用する熱交換器Info
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- JPH09329393A JPH09329393A JP35384096A JP35384096A JPH09329393A JP H09329393 A JPH09329393 A JP H09329393A JP 35384096 A JP35384096 A JP 35384096A JP 35384096 A JP35384096 A JP 35384096A JP H09329393 A JPH09329393 A JP H09329393A
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F19/00—Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0229—Double end plates; Single end plates with hollow spaces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D21/00—Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
- F28D2021/0019—Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for
- F28D2021/0075—Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for syngas or cracked gas cooling systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】熱交換器内での均一な温度勾配を容易にし、停
電時の破局的なメルトダウンを回避する。 【解決手段】 内面が絶縁され、壁内を冷却剤が流れる
外部シェル15が利用される。第2の冷却剤チャンバを
包囲する二重底部チューブシート35が提供される。プ
ロセスガスチューブ60の頂部は、その手前の熱勾配を
緩やかにするため、遮蔽されたチャンバ内に包囲され、
フェルールも同様に、二重底部チューブシートが通過す
る箇所でプロセスガスチューブの底部に取付けられてい
る。冷却剤の流れが、二重底部チューブシートの冷却チ
ャンバに直接通される。二重底部チューブシートからの
冷却剤は、熱交換器の頂部の頂部チューブシートに隣接
した箇所に通気される。冷却剤を推進するための第2の
ブロア100が、主ブロア95からの冷却剤の通気の流
れと直列に配置され、不測の停止状態では、主ブロワは
停止するが第2ブロアは運転を継続する。
電時の破局的なメルトダウンを回避する。 【解決手段】 内面が絶縁され、壁内を冷却剤が流れる
外部シェル15が利用される。第2の冷却剤チャンバを
包囲する二重底部チューブシート35が提供される。プ
ロセスガスチューブ60の頂部は、その手前の熱勾配を
緩やかにするため、遮蔽されたチャンバ内に包囲され、
フェルールも同様に、二重底部チューブシートが通過す
る箇所でプロセスガスチューブの底部に取付けられてい
る。冷却剤の流れが、二重底部チューブシートの冷却チ
ャンバに直接通される。二重底部チューブシートからの
冷却剤は、熱交換器の頂部の頂部チューブシートに隣接
した箇所に通気される。冷却剤を推進するための第2の
ブロア100が、主ブロア95からの冷却剤の通気の流
れと直列に配置され、不測の停止状態では、主ブロワは
停止するが第2ブロアは運転を継続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温での使用に特
に適合する熱交換器に関する。より詳細には、本発明
は、非常な高温に曝されるカーボンブラック工業での利
用を意図した熱交換器に関する。装置は、熱交換器内で
の均一な温度勾配を容易にし、電力が不意に途絶した際
に破局的なメルトダウンを回避することを意図した、幾
つかの特徴を備えている。
に適合する熱交換器に関する。より詳細には、本発明
は、非常な高温に曝されるカーボンブラック工業での利
用を意図した熱交換器に関する。装置は、熱交換器内で
の均一な温度勾配を容易にし、電力が不意に途絶した際
に破局的なメルトダウンを回避することを意図した、幾
つかの特徴を備えている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】熱交換器は典型的に
は、関連した基礎的な工業プロセスからの熱を利用する
ことによって、空気又は他の気体をより高温に予熱する
のに使用される。或る特別の型式の熱交換器は、燃料又
は他の物質の燃焼による排ガスを利用し空気又は他の気
体をより高温に予熱して工業プロセスの他の観点で使用
する、気体−気体型熱交換器である。このようにして、
大気中に排出され廃棄されるプロセスガスの熱を回収す
ることにより、エネルギが保存される。熱交換器は典型
的には、特定の温度範囲内で使用されるように設計され
ている。作動温度は、熱交換器の構成材料の種類ならび
に熱交換器の構成要素の物理的な配向で決まる。一般
に、カーボンブラック工業では、比較的高温の作動温度
を利用しており、この作動温度と関連した熱交換器の特
別の設計上の特徴を必要としている。カーボンブラック
の製造プロセスの際、液体の供給原料がリアクタ内の高
温の火炎に噴霧され、高温の火炎は供給原料を分解し、
リアクタ内の排ガスと同伴した微細な分散固形物として
カーボンブラックを生成する。この微細な固形物は典型
的には、バッグフィルタによってリアクタの排ガスと分
離される。あいにく、バッグフィルタは、カーボンブラ
ック供給原料を分解して固形物質にする作動温度に耐え
ることができない。この状態では、分散されたカーボン
ブラック固形物を含んだリアクタの排ガスは、バッグフ
ィルタの許容温度まで冷却しなければならない。典型的
には、リアクタのプロセスガスは、1100°C〜12
00°Cで出現する。したがって、熱交換器を利用し
て、プロセスガスの熱エネルギを蓄え、即ち取り戻す冷
却剤でプロセスガスの温度を減少させる。冷却剤は、熱
エネルギを回収するため、もとの位置に搬送され或いは
利用される。
は、関連した基礎的な工業プロセスからの熱を利用する
ことによって、空気又は他の気体をより高温に予熱する
のに使用される。或る特別の型式の熱交換器は、燃料又
は他の物質の燃焼による排ガスを利用し空気又は他の気
体をより高温に予熱して工業プロセスの他の観点で使用
する、気体−気体型熱交換器である。このようにして、
大気中に排出され廃棄されるプロセスガスの熱を回収す
ることにより、エネルギが保存される。熱交換器は典型
的には、特定の温度範囲内で使用されるように設計され
ている。作動温度は、熱交換器の構成材料の種類ならび
に熱交換器の構成要素の物理的な配向で決まる。一般
に、カーボンブラック工業では、比較的高温の作動温度
を利用しており、この作動温度と関連した熱交換器の特
別の設計上の特徴を必要としている。カーボンブラック
の製造プロセスの際、液体の供給原料がリアクタ内の高
温の火炎に噴霧され、高温の火炎は供給原料を分解し、
リアクタ内の排ガスと同伴した微細な分散固形物として
カーボンブラックを生成する。この微細な固形物は典型
的には、バッグフィルタによってリアクタの排ガスと分
離される。あいにく、バッグフィルタは、カーボンブラ
ック供給原料を分解して固形物質にする作動温度に耐え
ることができない。この状態では、分散されたカーボン
ブラック固形物を含んだリアクタの排ガスは、バッグフ
ィルタの許容温度まで冷却しなければならない。典型的
には、リアクタのプロセスガスは、1100°C〜12
00°Cで出現する。したがって、熱交換器を利用し
て、プロセスガスの熱エネルギを蓄え、即ち取り戻す冷
却剤でプロセスガスの温度を減少させる。冷却剤は、熱
エネルギを回収するため、もとの位置に搬送され或いは
利用される。
【0003】熱交換器は典型的には、プロセスガスが、
一連のチューブが長さ方向に配列されている熱交換器の
略円筒形のシェルを通って上方に流れるように構成され
ている。プロセスガスは、冷却剤によって囲まれている
チューブを通って流れる。プロセスガスからの熱は、長
さ方向チューブの壁を通って、熱交換器の長さにわたっ
て循環している周囲の冷却剤に達する。チューブは、頂
部と底部のところでチューブシートに連結されており、
チューブシートは、チューブの端部を収容し且つ拘束
し、シェルと共に、冷却剤を収容する熱交換器の内部分
とプロセスガスとの間の障壁としても役立つ。したがっ
て、供給原料が分解されるリアクタと熱交換器の冷却部
分との界面となる底部チューブシートは、著しい熱崩壊
ならびに非常に高い作動温度に曝される。この領域にお
けるチューブシートと熱交換器の特別の冷却に関して種
々の発明が提案されており、その中には、1986年4
月29日にマルバーガーに付与された米国特許第4,5
85,957号、1995年8月17日に公開された独
国公開明細書(DE4404068C1号)が含まれ
る。マルバーガーの特許は、貫通する一連の入口チュー
ブを有するチューブシートに隣接して特別に配置された
冷却チャンバを備えた熱交換器のための冷却チューブシ
ート入口を開示している。
一連のチューブが長さ方向に配列されている熱交換器の
略円筒形のシェルを通って上方に流れるように構成され
ている。プロセスガスは、冷却剤によって囲まれている
チューブを通って流れる。プロセスガスからの熱は、長
さ方向チューブの壁を通って、熱交換器の長さにわたっ
て循環している周囲の冷却剤に達する。チューブは、頂
部と底部のところでチューブシートに連結されており、
チューブシートは、チューブの端部を収容し且つ拘束
し、シェルと共に、冷却剤を収容する熱交換器の内部分
とプロセスガスとの間の障壁としても役立つ。したがっ
て、供給原料が分解されるリアクタと熱交換器の冷却部
分との界面となる底部チューブシートは、著しい熱崩壊
ならびに非常に高い作動温度に曝される。この領域にお
けるチューブシートと熱交換器の特別の冷却に関して種
々の発明が提案されており、その中には、1986年4
月29日にマルバーガーに付与された米国特許第4,5
85,957号、1995年8月17日に公開された独
国公開明細書(DE4404068C1号)が含まれ
る。マルバーガーの特許は、貫通する一連の入口チュー
ブを有するチューブシートに隣接して特別に配置された
冷却チャンバを備えた熱交換器のための冷却チューブシ
ート入口を開示している。
【0004】米国ペンシルベニア州ピッツバーグのアメ
リカン・シャック社、及び独国カッセルのシュミットシ
ェ・ハイスダンプ・ゲゼルシャフト(SHG)社によっ
て製造されている著名な他の従来の装置は、冷却チュー
ブの支持構造体内に冷却剤用空隙を有する多数の壁又は
二重底部チューブシートを利用している。SHG社の装
置は、冷却チューブが取付けられる底部チューブシート
を形成するため、一連の平行な卵形のチューブを利用し
ている。底部チューブシートの冷却は、この構造体(特
に、冷却チューブとチューブシートとの溶接接合部)に
高温のプロセスガスが当たることにより、この箇所に特
別の疲労と破損が生ずるので、特に重要である。しかし
ながら、製造施設が予期せぬ電力停止を受けた場合に、
破局的な破損が生ずることが多い。このような状況は、
本発明の特別の用途ではあるが、熱交換器モジュールの
下部分に関する幾つかの冷却方法についての触媒として
も役立つ。上述のように、プロセスガスは、通常の作動
の際、典型的には熱交換器の上流に配置されているリア
クタから、熱交換器を通って上方に移送される。したが
って、熱交換器は、上部分に比較して下部分が著しい高
温を受ける。特にカーボンブラック工業における高温プ
ロセスの進行につれて、構成材料ならびに種々の金属構
成要素間の溶接接合部の構造容量以内に作動温度を維持
するのに、特殊な材料や冷却方法が益々利用されてい
る。しかしながら、従来の設計は、熱伝達を容易にする
ため、熱交換器を通過する気体又は液体の冷却剤を利用
していた。二重底部チューブでは、この箇所で特別の冷
却を行うため、二重底部の空隙にも冷却剤が通されてい
る。定期的な作動の停止の際、プロセスガスの流れを徐
々に減少させて、ついには停止させ、熱交換器ユニット
を、冷却剤の連続流の下で周囲温度まで冷却させる。こ
れにより、特に熱交換器の下部分において、温度の漸進
的かつ安定した減少が行われる。
リカン・シャック社、及び独国カッセルのシュミットシ
ェ・ハイスダンプ・ゲゼルシャフト(SHG)社によっ
て製造されている著名な他の従来の装置は、冷却チュー
ブの支持構造体内に冷却剤用空隙を有する多数の壁又は
二重底部チューブシートを利用している。SHG社の装
置は、冷却チューブが取付けられる底部チューブシート
を形成するため、一連の平行な卵形のチューブを利用し
ている。底部チューブシートの冷却は、この構造体(特
に、冷却チューブとチューブシートとの溶接接合部)に
高温のプロセスガスが当たることにより、この箇所に特
別の疲労と破損が生ずるので、特に重要である。しかし
ながら、製造施設が予期せぬ電力停止を受けた場合に、
破局的な破損が生ずることが多い。このような状況は、
本発明の特別の用途ではあるが、熱交換器モジュールの
下部分に関する幾つかの冷却方法についての触媒として
も役立つ。上述のように、プロセスガスは、通常の作動
の際、典型的には熱交換器の上流に配置されているリア
クタから、熱交換器を通って上方に移送される。したが
って、熱交換器は、上部分に比較して下部分が著しい高
温を受ける。特にカーボンブラック工業における高温プ
ロセスの進行につれて、構成材料ならびに種々の金属構
成要素間の溶接接合部の構造容量以内に作動温度を維持
するのに、特殊な材料や冷却方法が益々利用されてい
る。しかしながら、従来の設計は、熱伝達を容易にする
ため、熱交換器を通過する気体又は液体の冷却剤を利用
していた。二重底部チューブでは、この箇所で特別の冷
却を行うため、二重底部の空隙にも冷却剤が通されてい
る。定期的な作動の停止の際、プロセスガスの流れを徐
々に減少させて、ついには停止させ、熱交換器ユニット
を、冷却剤の連続流の下で周囲温度まで冷却させる。こ
れにより、特に熱交換器の下部分において、温度の漸進
的かつ安定した減少が行われる。
【0005】熱交換器を通る冷却剤の種々のポンプ又は
推進システムは典型的には、全体として作動プラントの
電力又は他の動力システムに接続されている。製造ユニ
ットへの電力又は動力の予期せぬ、即ち緊急の停止の
際、冷却剤の流れは、プロセスガスの発生が止まると同
時に停止する。しかしながら、動力の停止時にリアクタ
と熱交換器内にある残留プロセスガスは、リアクタと熱
交換器内に捕捉されたままである。冷却剤空隙を通る冷
却剤の流れが停止すると、リアクタと熱交換器は、同伴
残留プロセスガス内に含まれる熱に浸漬されることとな
り、構造システム全体をプロセスガスの作動温度まで上
昇させる。このような温度は、熱交換器を構成する構造
材料の設計温度よりも、かなり高い。この浸漬の影響
は、冷却チューブと底部チューブシートとの溶接接合部
に関して、より深刻となる。熱交換器が、構成材料の許
容強度に達する程度までプロセスガスの熱に浸漬される
と、典型的にはチューブとチューブシートとの溶接接合
部のところでの破損により、プロセスガスと冷却剤が混
合される。冷却剤が空気又は燃焼を支持する他の媒体で
ある場合には、種々の燃焼炭化水素物質を含むプロセス
ガスとこれらの物質の燃焼を支持する冷却剤の突然の露
出により、火災や爆発を含む、破局的な破損が引き起こ
される。また、熱交換器も恒久的に破壊される。
推進システムは典型的には、全体として作動プラントの
電力又は他の動力システムに接続されている。製造ユニ
ットへの電力又は動力の予期せぬ、即ち緊急の停止の
際、冷却剤の流れは、プロセスガスの発生が止まると同
時に停止する。しかしながら、動力の停止時にリアクタ
と熱交換器内にある残留プロセスガスは、リアクタと熱
交換器内に捕捉されたままである。冷却剤空隙を通る冷
却剤の流れが停止すると、リアクタと熱交換器は、同伴
残留プロセスガス内に含まれる熱に浸漬されることとな
り、構造システム全体をプロセスガスの作動温度まで上
昇させる。このような温度は、熱交換器を構成する構造
材料の設計温度よりも、かなり高い。この浸漬の影響
は、冷却チューブと底部チューブシートとの溶接接合部
に関して、より深刻となる。熱交換器が、構成材料の許
容強度に達する程度までプロセスガスの熱に浸漬される
と、典型的にはチューブとチューブシートとの溶接接合
部のところでの破損により、プロセスガスと冷却剤が混
合される。冷却剤が空気又は燃焼を支持する他の媒体で
ある場合には、種々の燃焼炭化水素物質を含むプロセス
ガスとこれらの物質の燃焼を支持する冷却剤の突然の露
出により、火災や爆発を含む、破局的な破損が引き起こ
される。また、熱交換器も恒久的に破壊される。
【0006】その他の破損は、プロセスガスに同伴され
るカーボンブラック固形物が熱交換器の内部分に長期間
堆積することによる熱交換器の内部分の閉塞や付着が原
因である。この付着により、上述の破局的な破損とは別
個に或いは破局的な破損とともに破損が引き起こされる
が、熱交換器内部の特定の箇所での冷却温度の変動によ
って引き起こされるのが普通である。したがって、当該
技術分野において欠如しているものは、より均一な温度
勾配の分布、ならびに、熱交換器の破局的な破損が回避
されるように突然の予期せぬ電力損が生じた場合でさえ
も熱交換器内での作動温度勾配を維持する構造方法論の
両方を提供する、熱交換器である。
るカーボンブラック固形物が熱交換器の内部分に長期間
堆積することによる熱交換器の内部分の閉塞や付着が原
因である。この付着により、上述の破局的な破損とは別
個に或いは破局的な破損とともに破損が引き起こされる
が、熱交換器内部の特定の箇所での冷却温度の変動によ
って引き起こされるのが普通である。したがって、当該
技術分野において欠如しているものは、より均一な温度
勾配の分布、ならびに、熱交換器の破局的な破損が回避
されるように突然の予期せぬ電力損が生じた場合でさえ
も熱交換器内での作動温度勾配を維持する構造方法論の
両方を提供する、熱交換器である。
【0007】
【課題を解決するための手段】熱交換器の本体内で均一
な温度勾配を達成し、かつ、熱交換器の構造一体性が維
持されるように予期せぬ電力停止が生じた場合でも熱交
換器内の温度勾配を維持するための手段を提供する、一
連の装置を利用した熱交換器が開示される。さらに、本
発明は、プロセスガスおよび同伴するカーボンブラック
固形物を含む、チューブの内部付着物を減少させる。好
ましくは内面が耐火物又は他の絶縁材で絶縁された外部
シェルを備えた熱交換器が提供される。或いは、冷却剤
のスリップストリームをシェル壁に通してもよい。シェ
ルは全体として円筒形であり、シェル内に長さ方向に配
置されシェルの実質的に全体に延びた複数のプロセスガ
スチューブを収容するようになっている。チューブは、
プロセスガスチューブ内から冷却剤への熱エネルギの伝
達を容易にするため、プロセスガスチューブの外面に沿
って冷却剤の流れを差し向ける冷却剤チャンバによっ
て、実質的に全体が囲まれている。プロセスガスチュー
ブは、チューブシートとも呼ばれる取付け手段によっ
て、頂部と底部のところで適当に連結されている。取付
け手段は、プロセスガスチューブの頂部と底部の手前で
プロセスガスチューブを受け入れ拘束するようになって
いる。チューブシートは更に、外部シェルによって形成
される冷却剤チャンバを包囲するようになっている。
な温度勾配を達成し、かつ、熱交換器の構造一体性が維
持されるように予期せぬ電力停止が生じた場合でも熱交
換器内の温度勾配を維持するための手段を提供する、一
連の装置を利用した熱交換器が開示される。さらに、本
発明は、プロセスガスおよび同伴するカーボンブラック
固形物を含む、チューブの内部付着物を減少させる。好
ましくは内面が耐火物又は他の絶縁材で絶縁された外部
シェルを備えた熱交換器が提供される。或いは、冷却剤
のスリップストリームをシェル壁に通してもよい。シェ
ルは全体として円筒形であり、シェル内に長さ方向に配
置されシェルの実質的に全体に延びた複数のプロセスガ
スチューブを収容するようになっている。チューブは、
プロセスガスチューブ内から冷却剤への熱エネルギの伝
達を容易にするため、プロセスガスチューブの外面に沿
って冷却剤の流れを差し向ける冷却剤チャンバによっ
て、実質的に全体が囲まれている。プロセスガスチュー
ブは、チューブシートとも呼ばれる取付け手段によっ
て、頂部と底部のところで適当に連結されている。取付
け手段は、プロセスガスチューブの頂部と底部の手前で
プロセスガスチューブを受け入れ拘束するようになって
いる。チューブシートは更に、外部シェルによって形成
される冷却剤チャンバを包囲するようになっている。
【0008】底部チューブシートは、第2の冷却剤空間
を包囲する頂部と底部によって構成されており、頂部、
底部、及び冷却剤空間は、二重底部チューブシートとし
て知られるものを形成する。二重底部チューブシート
は、冷却剤が出入りするための手段を備えており、出口
は好ましくは、熱交換器の冷却剤チャンバと連通してい
る。プロセスガスチューブは、頂部すなわち上部チュー
ブシートの頂端に取付けられているが、プロセスガスチ
ューブと頂部チューブシートとの構造密封関係を維持し
つつプロセスガスチューブと頂部チューブシートとの相
対移動を可能にする膨張継手を利用して頂部チューブシ
ートに取付けるのが好ましい。膨張継手は好ましくは、
膨張継手を囲むシールド及び実質的に形成されたプロセ
スガスチューブの上部分によって形成されたシールドチ
ャンバ内に包囲されている。これらのシールドチャンバ
は、プロセスガスチューブの幾つか又は全てで利用して
もよいが、好ましくは、一般に冷却剤チャンバの頂部に
配置される冷却剤入口の手前のプロセスガスチューブで
利用される。
を包囲する頂部と底部によって構成されており、頂部、
底部、及び冷却剤空間は、二重底部チューブシートとし
て知られるものを形成する。二重底部チューブシート
は、冷却剤が出入りするための手段を備えており、出口
は好ましくは、熱交換器の冷却剤チャンバと連通してい
る。プロセスガスチューブは、頂部すなわち上部チュー
ブシートの頂端に取付けられているが、プロセスガスチ
ューブと頂部チューブシートとの構造密封関係を維持し
つつプロセスガスチューブと頂部チューブシートとの相
対移動を可能にする膨張継手を利用して頂部チューブシ
ートに取付けるのが好ましい。膨張継手は好ましくは、
膨張継手を囲むシールド及び実質的に形成されたプロセ
スガスチューブの上部分によって形成されたシールドチ
ャンバ内に包囲されている。これらのシールドチャンバ
は、プロセスガスチューブの幾つか又は全てで利用して
もよいが、好ましくは、一般に冷却剤チャンバの頂部に
配置される冷却剤入口の手前のプロセスガスチューブで
利用される。
【0009】シールド又はフェルールは又、好ましく
は、プロセスガスチューブが通され二重底部チューブシ
ートに受け入れられ拘束される箇所で、プロセスガスチ
ューブの底部に取付けられる。従来技術の教示とは異な
り、本発明において利用されるフェルールは、二重底部
チューブシート内の冷却剤に曝されるプロセスガスチュ
ーブの部分が完全に遮蔽されるように、二重底部チュー
ブシートを実質的に完全に通って延びている。プロセス
ガスチューブの遮蔽ならびにシェルの絶縁は、熱交換器
の種々の部分における均一で漸進的な温度勾配の維持を
容易にする。熱交換器は更に、冷却剤を二重底部チュー
ブシートならびに熱交換器を通して推進するための第2
の手段の利用を含んでいる。推進手段は好ましくは、冷
却剤が空気である場合にはブロワである。第2のブロワ
は、熱交換器を通る冷却剤の通常の流れと直列に配置さ
れており、冷却剤の通常の流れに抗力を及ぼさないよう
になっている。通常の作動状態における冷却剤の流れは
一般に、冷却剤の大部分が頂部の入口のところで熱交換
器に流入し、熱交換器の冷却剤チャンバ内に収容された
バフル板の使用により熱交換器本体を通って曲がりくね
ったパターンで下方に差し向けられ、好ましくは熱交換
器の長さ方向長さの下部分のところにある出口を通して
熱交換器から出るように構成されている。通常の冷却剤
の流れのスリップストリームが差し向けられ、二重底部
チューブシートの冷却剤チャンバ内に直接通される。次
いで、好ましくは、二重底部チューブシートから冷却剤
は、熱交換器内にプロセスガスチューブと平行に長さ方
向に配置され、熱交換器の実質的な長さ延びたチューブ
を通して通気される。このチューブは、二重底部チュー
ブシートと流体連通し、二重チューブシートから熱交換
器の冷却剤チャンバの全体長さを通って上方への冷却剤
の通過を可能にするように、取付けられている。しかし
ながら、この冷却剤チューブは、頂部チューブシートの
手前で終わっており、冷却剤の通常の流入流れ内に含ま
れるように熱交換器の冷却剤チャンバ内に冷却剤の流れ
を差し向ける。予期せぬ停止状態においては、主ブロワ
の作動は停止し、感圧弁が閉鎖して主ブロワを熱交換器
システムの残部から隔離し、冷却剤が熱交換器システム
から逆流するのを阻止する。かくして、主電源には依存
しない別の動力源によって動力供給され、好ましくはデ
ィーゼルモータ又はディーゼル電動機によって動力供給
される第2のブロワは、冷却剤を二重底部チューブシー
トを通し、冷却剤チューブを通って上方へ、次いで熱交
換器の冷却剤チャンバを通して推進させ続ける。第2の
ブロワの作動と構成、及び二重底部チューブシートを通
り熱交換器の冷却剤チャンバ内への冷却剤の進行によ
り、予期せぬ電力停止が生じた場合でも、熱交換器の種
々の部分における作動温度勾配を維持することができ
る。これにより、プロセスガスが熱交換器内で浸漬され
た場合に、熱交換器を許容温度範囲内に維持して構造一
体性を確保することができる。
は、プロセスガスチューブが通され二重底部チューブシ
ートに受け入れられ拘束される箇所で、プロセスガスチ
ューブの底部に取付けられる。従来技術の教示とは異な
り、本発明において利用されるフェルールは、二重底部
チューブシート内の冷却剤に曝されるプロセスガスチュ
ーブの部分が完全に遮蔽されるように、二重底部チュー
ブシートを実質的に完全に通って延びている。プロセス
ガスチューブの遮蔽ならびにシェルの絶縁は、熱交換器
の種々の部分における均一で漸進的な温度勾配の維持を
容易にする。熱交換器は更に、冷却剤を二重底部チュー
ブシートならびに熱交換器を通して推進するための第2
の手段の利用を含んでいる。推進手段は好ましくは、冷
却剤が空気である場合にはブロワである。第2のブロワ
は、熱交換器を通る冷却剤の通常の流れと直列に配置さ
れており、冷却剤の通常の流れに抗力を及ぼさないよう
になっている。通常の作動状態における冷却剤の流れは
一般に、冷却剤の大部分が頂部の入口のところで熱交換
器に流入し、熱交換器の冷却剤チャンバ内に収容された
バフル板の使用により熱交換器本体を通って曲がりくね
ったパターンで下方に差し向けられ、好ましくは熱交換
器の長さ方向長さの下部分のところにある出口を通して
熱交換器から出るように構成されている。通常の冷却剤
の流れのスリップストリームが差し向けられ、二重底部
チューブシートの冷却剤チャンバ内に直接通される。次
いで、好ましくは、二重底部チューブシートから冷却剤
は、熱交換器内にプロセスガスチューブと平行に長さ方
向に配置され、熱交換器の実質的な長さ延びたチューブ
を通して通気される。このチューブは、二重底部チュー
ブシートと流体連通し、二重チューブシートから熱交換
器の冷却剤チャンバの全体長さを通って上方への冷却剤
の通過を可能にするように、取付けられている。しかし
ながら、この冷却剤チューブは、頂部チューブシートの
手前で終わっており、冷却剤の通常の流入流れ内に含ま
れるように熱交換器の冷却剤チャンバ内に冷却剤の流れ
を差し向ける。予期せぬ停止状態においては、主ブロワ
の作動は停止し、感圧弁が閉鎖して主ブロワを熱交換器
システムの残部から隔離し、冷却剤が熱交換器システム
から逆流するのを阻止する。かくして、主電源には依存
しない別の動力源によって動力供給され、好ましくはデ
ィーゼルモータ又はディーゼル電動機によって動力供給
される第2のブロワは、冷却剤を二重底部チューブシー
トを通し、冷却剤チューブを通って上方へ、次いで熱交
換器の冷却剤チャンバを通して推進させ続ける。第2の
ブロワの作動と構成、及び二重底部チューブシートを通
り熱交換器の冷却剤チャンバ内への冷却剤の進行によ
り、予期せぬ電力停止が生じた場合でも、熱交換器の種
々の部分における作動温度勾配を維持することができ
る。これにより、プロセスガスが熱交換器内で浸漬され
た場合に、熱交換器を許容温度範囲内に維持して構造一
体性を確保することができる。
【0010】本発明のこれらの及び他の利点と特徴は、
好ましい実施の形態および添付の図面を参照して、より
完全に理解されるであろう。
好ましい実施の形態および添付の図面を参照して、より
完全に理解されるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、外部シェル1
5を有する熱交換器10が提供され、外部シェル15
は、熱交換器10の内部分全体を囲んでいる。外部シェ
ル15は、熱交換器10の長さを構造的に支持するのに
役立ち、全体として円筒形であり、一体構造のものでも
よくセグメント構造のものでもよい。外部シェル15は
一般に、熱交換器10の内部構成要素を包囲し、かつ、
主冷却剤チャンバ12の側方境界を形成するようになっ
ている。熱交換器10は好ましくは、プレナムチャンバ
の上に取付けられるようになっており、両者を互いに接
合し包囲されたチャンバを形成するため、プレナム取付
けフランジ20を備えている。かくして、熱交換器10
は、熱交換器10を通して単一方向に圧送されるプロセ
スガスを受け入れるようになっている。
5を有する熱交換器10が提供され、外部シェル15
は、熱交換器10の内部分全体を囲んでいる。外部シェ
ル15は、熱交換器10の長さを構造的に支持するのに
役立ち、全体として円筒形であり、一体構造のものでも
よくセグメント構造のものでもよい。外部シェル15は
一般に、熱交換器10の内部構成要素を包囲し、かつ、
主冷却剤チャンバ12の側方境界を形成するようになっ
ている。熱交換器10は好ましくは、プレナムチャンバ
の上に取付けられるようになっており、両者を互いに接
合し包囲されたチャンバを形成するため、プレナム取付
けフランジ20を備えている。かくして、熱交換器10
は、熱交換器10を通して単一方向に圧送されるプロセ
スガスを受け入れるようになっている。
【0012】熱交換器10には、好ましくは空気である
冷却剤の主冷却剤チャンバ12からの通路となる冷却剤
入口30と冷却剤出口25が設けられている。主冷却剤
チャンバ12は、外部シェル15、頂部チューブシート
40、及び好ましくは二重底部チューブシート35であ
る底部チューブシートによって構成されている。熱交換
器10には更に、熱交換器10を適当なプロセスガス移
送手段(図示せず)と密封連結するため、出口取付けフ
ランジ45が設けられており、出口取付けフランジ45
は、同伴カーボンブラック固形物をプロセスガスから除
去するためのバッグフィルタに通じている。冷却剤が遭
遇する熱交換器10の内部の表面積の利用を最大にする
ように主冷却剤チャンバ12から冷却剤を曲がりくねっ
た径路内に圧送するため、主冷却剤チャンバ12内に、
一連のバフル50が設けられている。これは、プロセス
ガスから冷却剤への熱伝達を容易にすることを意図して
いる。
冷却剤の主冷却剤チャンバ12からの通路となる冷却剤
入口30と冷却剤出口25が設けられている。主冷却剤
チャンバ12は、外部シェル15、頂部チューブシート
40、及び好ましくは二重底部チューブシート35であ
る底部チューブシートによって構成されている。熱交換
器10には更に、熱交換器10を適当なプロセスガス移
送手段(図示せず)と密封連結するため、出口取付けフ
ランジ45が設けられており、出口取付けフランジ45
は、同伴カーボンブラック固形物をプロセスガスから除
去するためのバッグフィルタに通じている。冷却剤が遭
遇する熱交換器10の内部の表面積の利用を最大にする
ように主冷却剤チャンバ12から冷却剤を曲がりくねっ
た径路内に圧送するため、主冷却剤チャンバ12内に、
一連のバフル50が設けられている。これは、プロセス
ガスから冷却剤への熱伝達を容易にすることを意図して
いる。
【0013】一連のプロセスガスチューブ65が、外部
シェル15の内部に規則的な平行パターンで長さ方向に
取付けられており、プロセスガスが熱交換器10の比較
的真っ直ぐな径路内を長さ方向に移動し、かつ、バフル
50によって差し向けられるように主冷却剤チャンバ1
2内のプロセスガスチューブ65の外面を冷却剤で浸
す。プロセスガスチューブ65は、熱交換器10の入口
から出口への所望の温度減少を達成しつつプロセスガス
の処理量を最大にするように配置されている。プロセス
ガスチューブ65は、頂部チューブシート40および二
重底部チューブシート35に取付けられ拘束されてお
り、熱交換器10の2つの端部間を流体連通する。プロ
セスガスのプロセスガスチューブ65への導入を容易に
するため、図3により明瞭に示されるように、二重底部
チューブシート35の端部のところに、プロセスガスチ
ューブ65の円錐形の入口を設けてもよい。チューブス
リーブ148は、図4により明瞭に示されるように、二
重底部チューブシート35の境界層を形成する下側の底
部チューブシート70と上側の底部チューブシート75
の両方のところで二重底部チューブシート35に溶接さ
れている。プロセスガスチューブ65は、チューブスリ
ーブ148の底端部に溶接されている。下側の底部チュ
ーブシート70と上側の底部チューブシート75は、底
部チューブシート冷却剤チャンバ80を形成しており、
底部チューブシート冷却剤チャンバ80は、詳細には後
述するように、別個の関連した冷却剤のリザーバを有し
ている。冷却剤移送チューブ55が、底部チューブシー
ト冷却剤チャンバ80と主冷却剤チャンバ12とを流体
連通させるようになっている。
シェル15の内部に規則的な平行パターンで長さ方向に
取付けられており、プロセスガスが熱交換器10の比較
的真っ直ぐな径路内を長さ方向に移動し、かつ、バフル
50によって差し向けられるように主冷却剤チャンバ1
2内のプロセスガスチューブ65の外面を冷却剤で浸
す。プロセスガスチューブ65は、熱交換器10の入口
から出口への所望の温度減少を達成しつつプロセスガス
の処理量を最大にするように配置されている。プロセス
ガスチューブ65は、頂部チューブシート40および二
重底部チューブシート35に取付けられ拘束されてお
り、熱交換器10の2つの端部間を流体連通する。プロ
セスガスのプロセスガスチューブ65への導入を容易に
するため、図3により明瞭に示されるように、二重底部
チューブシート35の端部のところに、プロセスガスチ
ューブ65の円錐形の入口を設けてもよい。チューブス
リーブ148は、図4により明瞭に示されるように、二
重底部チューブシート35の境界層を形成する下側の底
部チューブシート70と上側の底部チューブシート75
の両方のところで二重底部チューブシート35に溶接さ
れている。プロセスガスチューブ65は、チューブスリ
ーブ148の底端部に溶接されている。下側の底部チュ
ーブシート70と上側の底部チューブシート75は、底
部チューブシート冷却剤チャンバ80を形成しており、
底部チューブシート冷却剤チャンバ80は、詳細には後
述するように、別個の関連した冷却剤のリザーバを有し
ている。冷却剤移送チューブ55が、底部チューブシー
ト冷却剤チャンバ80と主冷却剤チャンバ12とを流体
連通させるようになっている。
【0014】熱交換器10は、プレナム取付けフランジ
20が二重底部チューブシート35を形成する下側の底
部チューブシート70と上側の底部チューブシート75
を支持するように、構成されている。プロセスガスチュ
ーブ65は、二重底部チューブシート35内に取付けら
れ、底部チューブシート35によって拘束されており、
チューブバンドルとも呼ばれる全てのプロセスガスチュ
ーブ65は、プロセスガスのリアクタからの唯一の排気
路となる。同伴カーボンブラック固形物を含んだプロセ
スガスがリアクタから出ると、プロセスガスは、プロセ
スガスチューブ65内に圧送され、次いでプロセスガス
とカーボンブラック固形物は、熱交換器10を通って長
さ方向上方に移送される。プロセスガスチューブ65は
全て、間隔を隔てて互いに略平行に配列されている。
20が二重底部チューブシート35を形成する下側の底
部チューブシート70と上側の底部チューブシート75
を支持するように、構成されている。プロセスガスチュ
ーブ65は、二重底部チューブシート35内に取付けら
れ、底部チューブシート35によって拘束されており、
チューブバンドルとも呼ばれる全てのプロセスガスチュ
ーブ65は、プロセスガスのリアクタからの唯一の排気
路となる。同伴カーボンブラック固形物を含んだプロセ
スガスがリアクタから出ると、プロセスガスは、プロセ
スガスチューブ65内に圧送され、次いでプロセスガス
とカーボンブラック固形物は、熱交換器10を通って長
さ方向上方に移送される。プロセスガスチューブ65は
全て、間隔を隔てて互いに略平行に配列されている。
【0015】二重底部チューブシート35は、プロセス
ガスが下側の底部チューブシートに当たる箇所で例外的
な熱減少を提供すべく、冷却剤の別個のリザーバを収容
するようになっている。材料が非常な高温に曝されるの
で、この箇所で特別な冷却が必要となる。プロセスガス
が高温で当たる影響を減少させるため、下側の底部チュ
ーブシート70と上側の底部チューブシート75の一方
又は両方に、セラミックの遮熱層を設けてもよく、底部
チューブシート冷却剤チャンバ80内の冷却剤は、二重
底部チューブシート35の内部温度を減少させるのに役
立つ。この著しい高温への露出による崩壊に対して、プ
ロセスガスチューブ65と二重底部チューブシート35
との溶接継手の感受性について特に注意すべきである。
冷却剤は典型的には、冷却剤入口30を通って熱交換器
10に通される。冷却剤入口30は、冷却剤の外部源と
主冷却剤チャンバ12とを流体連通させる。冷却剤の大
部分は、冷却剤入口30を通って主冷却剤チャンバ12
に入り、熱交換器10の入口部分と出口部分との間に均
一な温度勾配を形成するように冷却剤に曝されている熱
交換器10の内部表面積の利用を最大にするようになっ
た一連のバフル50に差し向けられる。
ガスが下側の底部チューブシートに当たる箇所で例外的
な熱減少を提供すべく、冷却剤の別個のリザーバを収容
するようになっている。材料が非常な高温に曝されるの
で、この箇所で特別な冷却が必要となる。プロセスガス
が高温で当たる影響を減少させるため、下側の底部チュ
ーブシート70と上側の底部チューブシート75の一方
又は両方に、セラミックの遮熱層を設けてもよく、底部
チューブシート冷却剤チャンバ80内の冷却剤は、二重
底部チューブシート35の内部温度を減少させるのに役
立つ。この著しい高温への露出による崩壊に対して、プ
ロセスガスチューブ65と二重底部チューブシート35
との溶接継手の感受性について特に注意すべきである。
冷却剤は典型的には、冷却剤入口30を通って熱交換器
10に通される。冷却剤入口30は、冷却剤の外部源と
主冷却剤チャンバ12とを流体連通させる。冷却剤の大
部分は、冷却剤入口30を通って主冷却剤チャンバ12
に入り、熱交換器10の入口部分と出口部分との間に均
一な温度勾配を形成するように冷却剤に曝されている熱
交換器10の内部表面積の利用を最大にするようになっ
た一連のバフル50に差し向けられる。
【0016】冷却剤は、冷却剤として空気を利用する実
施の形態では、主ブロワ95によって冷却剤入口30に
供給される。冷却剤として別の流体又は液体を使用する
実施の形態では、周知のより適当な駆動機構を選定しな
ければならない。主ブロワ95は典型的には、プラント
の主電源に電気接続され、主電源によって駆動され、普
通は、冷却剤の連続流を冷却剤入口30に供給するよう
に構成されている。主ブロワ95の出力のスリップスト
リームが、底部チューブシート入口85を通って底部チ
ューブシート冷却剤チャンバ80に入るように差し向け
られる。第2のブロワ100が、主ブロワ95と底部チ
ューブシート入口85との間に直列に配置されており、
主ブロワ95から底部チューブシート入口85への冷却
剤の流れに抗力を生じさせないようになっている。第2
のブロワ100は必然的に、主ブロワ95の電源とは別
個の電源によって電力供給され、電源が故障した緊急の
場合にも作動し続けるようになっている。好ましくは、
ディーゼル電力発生システム又は同様な主要発動機が利
用され、好ましくは、通常の作動状態における熱交換器
10の普通の作動の際にも作動される。公知の動力発生
システムを利用してもよい。これには、太陽エネルギ発
電や風力発電のような、種々の自然エネルギ源が含まれ
る。好ましい実施の形態では、特に、電力損が突発的に
生じたり主ブロワ95を通る冷却剤の流れが突然途絶し
た場合に、冷却剤の二重チューブシート冷却剤チャンバ
80への流入が遅延したり中断したりしないようになっ
ている。主ブロワ圧力センサ105による主ブロワ95
からの冷却剤の損失の検出によって第2のブロワ100
が作動され、主ブロワ圧力センサ105の作動により冷
却剤が第2のブロワ100を通って流れ始める、別の実
施の形態も提供される。いずれの実施の形態において
も、主ブロワ95からの冷却剤の損失を検知する主ブロ
ワ圧力センサ105の作動により、冷却剤入口の弁10
0が閉鎖され、緊急作動の際、冷却剤流路の非作動部分
を通る冷却剤の逆流による漏れが回避される。
施の形態では、主ブロワ95によって冷却剤入口30に
供給される。冷却剤として別の流体又は液体を使用する
実施の形態では、周知のより適当な駆動機構を選定しな
ければならない。主ブロワ95は典型的には、プラント
の主電源に電気接続され、主電源によって駆動され、普
通は、冷却剤の連続流を冷却剤入口30に供給するよう
に構成されている。主ブロワ95の出力のスリップスト
リームが、底部チューブシート入口85を通って底部チ
ューブシート冷却剤チャンバ80に入るように差し向け
られる。第2のブロワ100が、主ブロワ95と底部チ
ューブシート入口85との間に直列に配置されており、
主ブロワ95から底部チューブシート入口85への冷却
剤の流れに抗力を生じさせないようになっている。第2
のブロワ100は必然的に、主ブロワ95の電源とは別
個の電源によって電力供給され、電源が故障した緊急の
場合にも作動し続けるようになっている。好ましくは、
ディーゼル電力発生システム又は同様な主要発動機が利
用され、好ましくは、通常の作動状態における熱交換器
10の普通の作動の際にも作動される。公知の動力発生
システムを利用してもよい。これには、太陽エネルギ発
電や風力発電のような、種々の自然エネルギ源が含まれ
る。好ましい実施の形態では、特に、電力損が突発的に
生じたり主ブロワ95を通る冷却剤の流れが突然途絶し
た場合に、冷却剤の二重チューブシート冷却剤チャンバ
80への流入が遅延したり中断したりしないようになっ
ている。主ブロワ圧力センサ105による主ブロワ95
からの冷却剤の損失の検出によって第2のブロワ100
が作動され、主ブロワ圧力センサ105の作動により冷
却剤が第2のブロワ100を通って流れ始める、別の実
施の形態も提供される。いずれの実施の形態において
も、主ブロワ95からの冷却剤の損失を検知する主ブロ
ワ圧力センサ105の作動により、冷却剤入口の弁10
0が閉鎖され、緊急作動の際、冷却剤流路の非作動部分
を通る冷却剤の逆流による漏れが回避される。
【0017】通常の作動および緊急時の作動の際、第2
のブロワ100と組み合わせた主ブロワ95の出力、或
いは第2のブロワ100のみの出力は、底部チューブシ
ート入口85に供給され、底部チューブシート入口85
は、主ブロワ95および第2のブロワ100と底部チュ
ーブシート冷却剤チャンバ80とを流体連通させる。底
部チューブシート冷却剤チャンバ80は、二重底部チュ
ーブシート35内に配置されたチューブスリーブ148
によって囲まれているプロセスガスチューブ65の最下
部分に冷却剤を供給し、高温のプロセスガスが直接当た
るプロセスガスチューブ65を更に冷却する。冷却剤
は、底部チューブシート冷却剤チャンバ80から、冷却
剤移送チューブ55と流体連通している底部チューブシ
ート出口90を通して圧送される。冷却剤移送チューブ
55は、底部チューブシート冷却剤チャンバ80と主冷
却剤チャンバ12の最上部分との間に、冷却剤用の導管
として提供されている。冷却剤移送チューブ55は、プ
ロセスガスチューブ65と略平行に配列され、外部シェ
ル15の中央軸線に沿って長さ方向に延びている。底部
チューブシート冷却剤チャンバ80から冷却剤移送チュ
ーブ55に入った冷却剤は、頂部チューブシート40に
よって形成された主冷却剤チャンバ12の最上面に隣接
した箇所の移送チューブ出口60を通して、主冷却剤チ
ャンバ12の頂部のところで排出される。
のブロワ100と組み合わせた主ブロワ95の出力、或
いは第2のブロワ100のみの出力は、底部チューブシ
ート入口85に供給され、底部チューブシート入口85
は、主ブロワ95および第2のブロワ100と底部チュ
ーブシート冷却剤チャンバ80とを流体連通させる。底
部チューブシート冷却剤チャンバ80は、二重底部チュ
ーブシート35内に配置されたチューブスリーブ148
によって囲まれているプロセスガスチューブ65の最下
部分に冷却剤を供給し、高温のプロセスガスが直接当た
るプロセスガスチューブ65を更に冷却する。冷却剤
は、底部チューブシート冷却剤チャンバ80から、冷却
剤移送チューブ55と流体連通している底部チューブシ
ート出口90を通して圧送される。冷却剤移送チューブ
55は、底部チューブシート冷却剤チャンバ80と主冷
却剤チャンバ12の最上部分との間に、冷却剤用の導管
として提供されている。冷却剤移送チューブ55は、プ
ロセスガスチューブ65と略平行に配列され、外部シェ
ル15の中央軸線に沿って長さ方向に延びている。底部
チューブシート冷却剤チャンバ80から冷却剤移送チュ
ーブ55に入った冷却剤は、頂部チューブシート40に
よって形成された主冷却剤チャンバ12の最上面に隣接
した箇所の移送チューブ出口60を通して、主冷却剤チ
ャンバ12の頂部のところで排出される。
【0018】均一な温度勾配を提供する場合は、プロセ
スチューブ内の高温のプロセスガスが主冷却剤チャンバ
12内の冷却剤の低温部分に直接当たるのを避けるのが
望ましい。同様に、図3を参照して詳細に説明されるよ
うに、冷却剤入口30のところで主冷却剤チャンバ12
に入る比較的低温で新しい冷却剤がプロセスガスチュー
ブ65に直接当たるのを避けるのが望ましい。その結
果、底部チューブシート冷却剤チャンバ80から冷却剤
移送チューブ55を通して移送される冷却剤は、通常の
作動の際に冷却剤入口30を通して熱交換器10に入る
とき、比較的低温の冷却剤を温めるのに利用される。次
に図2を参照すると、冷却剤を主冷却剤チャンバ12に
入れるため、別の実施の形態が提供されている。しかし
ながら、図2に示した実施の形態、並びに、図3および
図5に示した実施の形態が図1に示した第1の実施の形
態と交換可能であることに留意すべきである。さらに、
3つの実施の形態の要素は、ここに記載した実施の形態
を含む、種々の要素のいずれか或いは全てを使用して熱
交換器を構成するのように、組み合わせてもよい。
スチューブ内の高温のプロセスガスが主冷却剤チャンバ
12内の冷却剤の低温部分に直接当たるのを避けるのが
望ましい。同様に、図3を参照して詳細に説明されるよ
うに、冷却剤入口30のところで主冷却剤チャンバ12
に入る比較的低温で新しい冷却剤がプロセスガスチュー
ブ65に直接当たるのを避けるのが望ましい。その結
果、底部チューブシート冷却剤チャンバ80から冷却剤
移送チューブ55を通して移送される冷却剤は、通常の
作動の際に冷却剤入口30を通して熱交換器10に入る
とき、比較的低温の冷却剤を温めるのに利用される。次
に図2を参照すると、冷却剤を主冷却剤チャンバ12に
入れるため、別の実施の形態が提供されている。しかし
ながら、図2に示した実施の形態、並びに、図3および
図5に示した実施の形態が図1に示した第1の実施の形
態と交換可能であることに留意すべきである。さらに、
3つの実施の形態の要素は、ここに記載した実施の形態
を含む、種々の要素のいずれか或いは全てを使用して熱
交換器を構成するのように、組み合わせてもよい。
【0019】再び図2を参照すると、シェル15を備え
た熱交換器10が提供されている。シェル15は、主冷
却剤チャンバ12を構成しており、主冷却剤チャンバ1
2は更に、頂部チューブシート40と二重底部チューブ
シート35によって構成されている。冷却剤とプロセス
ガスチューブ65とが相互作用する表面積を最大にする
曲がりくねった径路内に、主冷却剤チャンバ12に入る
冷却剤を導入するため、バフル50も設けられている。
この実施の形態では、冷却剤入口30Aが、シェル15
の下部分に配置されており、冷却剤出口は、図示されて
いない。冷却剤は、図1に関連して説明したように、冷
却剤入口30Aを通って入るが、冷却剤入口30Aか
ら、主冷却剤チャンバ12に直接入るのではなく、主冷
却剤チャンバ12を囲んでいる冷却剤入口プレナム11
2に入る。この実施の形態では、シェル15は、互いに
間隔を隔てて冷却剤入口プレナム112を形成する外側
シェル壁115と内側シェル壁120である2つのシェ
ル壁によって構成されている。冷却剤入口プレナム11
2は、シェル15の長さの実質的に全体に沿って延びて
おり、冷却剤を冷却剤入口30Aから外側シェル壁11
5と内側シェル壁120との間の主冷却剤チャンバ12
のまわりに円周方向に且つ上方に流れさせるようになっ
ている。すると、冷却剤は、主冷却剤チャンバ入口12
3を通って主冷却剤チャンバ12に入り、そこで図1に
関連した説明したのと同様に作用する。冷却剤入口プレ
ナム112は、主冷却剤チャンバ12と熱交換器10の
外部の周囲空気とに冷却絶縁障壁を提供するのに役立
つ。これは、主冷却剤チャンバ12と、全体として熱交
換器10の構造支持体となる外側シェル壁115との温
度差を減少させる。これは、作動の際に引き起こされる
構造要素の疲労や破損を減少させるが、冷却剤チャンバ
123に入る温かい冷却剤も提供する。この構成は又、
比較的低温の冷却剤が頂部チューブシート40に隣接し
てプロセスガスチューブ65に直接当たるのを減少さ
せ、これによりプロセスガスチューブ65内部での付着
物を減少させる。
た熱交換器10が提供されている。シェル15は、主冷
却剤チャンバ12を構成しており、主冷却剤チャンバ1
2は更に、頂部チューブシート40と二重底部チューブ
シート35によって構成されている。冷却剤とプロセス
ガスチューブ65とが相互作用する表面積を最大にする
曲がりくねった径路内に、主冷却剤チャンバ12に入る
冷却剤を導入するため、バフル50も設けられている。
この実施の形態では、冷却剤入口30Aが、シェル15
の下部分に配置されており、冷却剤出口は、図示されて
いない。冷却剤は、図1に関連して説明したように、冷
却剤入口30Aを通って入るが、冷却剤入口30Aか
ら、主冷却剤チャンバ12に直接入るのではなく、主冷
却剤チャンバ12を囲んでいる冷却剤入口プレナム11
2に入る。この実施の形態では、シェル15は、互いに
間隔を隔てて冷却剤入口プレナム112を形成する外側
シェル壁115と内側シェル壁120である2つのシェ
ル壁によって構成されている。冷却剤入口プレナム11
2は、シェル15の長さの実質的に全体に沿って延びて
おり、冷却剤を冷却剤入口30Aから外側シェル壁11
5と内側シェル壁120との間の主冷却剤チャンバ12
のまわりに円周方向に且つ上方に流れさせるようになっ
ている。すると、冷却剤は、主冷却剤チャンバ入口12
3を通って主冷却剤チャンバ12に入り、そこで図1に
関連した説明したのと同様に作用する。冷却剤入口プレ
ナム112は、主冷却剤チャンバ12と熱交換器10の
外部の周囲空気とに冷却絶縁障壁を提供するのに役立
つ。これは、主冷却剤チャンバ12と、全体として熱交
換器10の構造支持体となる外側シェル壁115との温
度差を減少させる。これは、作動の際に引き起こされる
構造要素の疲労や破損を減少させるが、冷却剤チャンバ
123に入る温かい冷却剤も提供する。この構成は又、
比較的低温の冷却剤が頂部チューブシート40に隣接し
てプロセスガスチューブ65に直接当たるのを減少さ
せ、これによりプロセスガスチューブ65内部での付着
物を減少させる。
【0020】次に図3を参照すると、シェル断熱材12
5として耐火材又は他の断熱材料を利用した第3の実施
の形態が提供されている。シェル断熱材125は、主冷
却剤チャンバ12の頂部のところに冷却剤入口30を保
持する構成では、高温のプロセスガスチューブ65、冷
却剤チャンバ12、および熱交換器10の外部の周囲空
気のために断熱機能を提供する。図3には、プロセスガ
スチューブ65と頂部チューブシート40との相対移動
が可能なようにプロセスガスチューブ65を頂部チュー
ブシート40に接合するのに利用される膨張継手130
が示されている。プロセスガスチューブ65およびシェ
ル15を含む、熱交換器の種々の構成要素の熱膨張の差
のため、プロセスガスチューブ65と熱交換器の残部と
の間で相対移動を可能にする必要がある。同様に、後述
するように、一定の作動状態が、種々のプロセスガスチ
ューブ65間で及びプロセスガスチューブ65自体に熱
膨張差を引き起こし、これにより膨張継手の使用が必要
となる。膨張継手の使用は、各実施の形態において適用
可能であり、実際には、ここに記載されている熱交換器
の断熱にとって好ましいことに特に留意すべきである。
5として耐火材又は他の断熱材料を利用した第3の実施
の形態が提供されている。シェル断熱材125は、主冷
却剤チャンバ12の頂部のところに冷却剤入口30を保
持する構成では、高温のプロセスガスチューブ65、冷
却剤チャンバ12、および熱交換器10の外部の周囲空
気のために断熱機能を提供する。図3には、プロセスガ
スチューブ65と頂部チューブシート40との相対移動
が可能なようにプロセスガスチューブ65を頂部チュー
ブシート40に接合するのに利用される膨張継手130
が示されている。プロセスガスチューブ65およびシェ
ル15を含む、熱交換器の種々の構成要素の熱膨張の差
のため、プロセスガスチューブ65と熱交換器の残部と
の間で相対移動を可能にする必要がある。同様に、後述
するように、一定の作動状態が、種々のプロセスガスチ
ューブ65間で及びプロセスガスチューブ65自体に熱
膨張差を引き起こし、これにより膨張継手の使用が必要
となる。膨張継手の使用は、各実施の形態において適用
可能であり、実際には、ここに記載されている熱交換器
の断熱にとって好ましいことに特に留意すべきである。
【0021】プロセスガスチューブ65の最上部分に隣
接して円周方向に取付けられているプロセスガスチュー
ブシールド135が、プロセスガスチューブ65の最上
端部のまわりにプロセスガスチューブチャンバ140を
形成するようになっている。プロセスガスチューブシー
ルド135によって形成されていないプロセスガスチュ
ーブチャンバ140の境界は、頂部チューブシート40
と頂部バフル50Aによって形成されている。プロセス
ガスチューブチャンバ140は、ここで説明されるよう
に、高温のプロセスガスチューブ65と冷却剤12との
絶縁遮熱層として利用される。プロセスガスがプロセス
ガスチューブ65を通過する際、プロセスガスチューブ
65の付着物が発生することがある。リアクタにおける
供給原料の燃焼の際、油を基剤として副生物ならびに未
反応の供給原料は、カーボンブラック固形物とともに、
熱交換器10を通ってプロセスガスに達する。さらに、
供給原料の反応の水冷は、プロセスガスに水分を導入す
る。同伴カーボンブラック固形物を含むプロセスガスが
プロセスガスチューブ65を通過すると、突然の温度低
下により、プロセスガスの水又は油部分が凝縮する。す
ると、凝縮した液体はプロセスガスチューブ65の内面
に付着し、プロセスガス中にも含まれる油とカーボンブ
ラック固形物を捕捉する。時間が経過すると、この物質
が、プロセスガスチューブ65の内壁に付着することが
ある。このような付着は、通過するプロセスガスにとっ
て放熱体としても作用し、付着を生じさせる最初の温度
差を更に悪化させる。一定時間の後、プロセスガスの通
過を遮断するプロセスガスチューブ65の閉塞が生ずる
ことがある。この時点で、プロセスガスチューブ65全
体の温度は、隣接するプロセスガスチューブ65の温度
よりもかなり低い温度に減少し、均一な温度勾配が熱交
換器10の通常の作動内で系統的に達成されるのを更に
妨害する。したがって、付着物の減少、ならびに、局部
的な付着物の主要な原因である温度差の減少が望まれ
る。突然の局部的な温度変化を回避することは、図3を
参照して示した実施の形態において、プロセスガスチュ
ーブチャンバ140にとって基本となる。
接して円周方向に取付けられているプロセスガスチュー
ブシールド135が、プロセスガスチューブ65の最上
端部のまわりにプロセスガスチューブチャンバ140を
形成するようになっている。プロセスガスチューブシー
ルド135によって形成されていないプロセスガスチュ
ーブチャンバ140の境界は、頂部チューブシート40
と頂部バフル50Aによって形成されている。プロセス
ガスチューブチャンバ140は、ここで説明されるよう
に、高温のプロセスガスチューブ65と冷却剤12との
絶縁遮熱層として利用される。プロセスガスがプロセス
ガスチューブ65を通過する際、プロセスガスチューブ
65の付着物が発生することがある。リアクタにおける
供給原料の燃焼の際、油を基剤として副生物ならびに未
反応の供給原料は、カーボンブラック固形物とともに、
熱交換器10を通ってプロセスガスに達する。さらに、
供給原料の反応の水冷は、プロセスガスに水分を導入す
る。同伴カーボンブラック固形物を含むプロセスガスが
プロセスガスチューブ65を通過すると、突然の温度低
下により、プロセスガスの水又は油部分が凝縮する。す
ると、凝縮した液体はプロセスガスチューブ65の内面
に付着し、プロセスガス中にも含まれる油とカーボンブ
ラック固形物を捕捉する。時間が経過すると、この物質
が、プロセスガスチューブ65の内壁に付着することが
ある。このような付着は、通過するプロセスガスにとっ
て放熱体としても作用し、付着を生じさせる最初の温度
差を更に悪化させる。一定時間の後、プロセスガスの通
過を遮断するプロセスガスチューブ65の閉塞が生ずる
ことがある。この時点で、プロセスガスチューブ65全
体の温度は、隣接するプロセスガスチューブ65の温度
よりもかなり低い温度に減少し、均一な温度勾配が熱交
換器10の通常の作動内で系統的に達成されるのを更に
妨害する。したがって、付着物の減少、ならびに、局部
的な付着物の主要な原因である温度差の減少が望まれ
る。突然の局部的な温度変化を回避することは、図3を
参照して示した実施の形態において、プロセスガスチュ
ーブチャンバ140にとって基本となる。
【0022】特に図3およびプロセスガスチューブチャ
ンバ140を参照すると、比較的低温の冷却剤が直接当
たる領域においてプロセスガスチューブ65を遮蔽する
必要があるときは、プロセスガスチューブチャンバ14
0を利用するのが望ましい。プロセスガスチューブチャ
ンバ140は、必要に応じて、熱交換器10における全
てのプロセスガスチューブ65に関連して、或いは冷却
剤入口30に隣接した部分のみに関連して利用すること
ができる。プロセスガスチューブチャンバ140は、そ
の構成にかかわらず、比較的温かいプロセスガスチュー
ブ65と周囲の冷却剤とに漸進的な温度勾配を提供する
のに役立つ。次に図3および図4を参照すると、同様な
概念により、プロセスガスチューブ65の下部分のとこ
ろにフェルール145が付加されている。フェルール1
45は、二重底部チューブシート35の内部のプロセス
ガスチューブ65の下部分に隣接して円周方向に配置さ
れている。フェルール145は、フェルール145とプ
ロセスガスチューブ65との間の隙間に、セラミックの
フェルールフィラー147を充填してもよい。フェルー
ル145は、フェルールフィラー147と共に、二重底
部チューブシート35との接合箇所での機械的荷重に耐
えるようにプロセスガスチューブ65を低温に且つ強固
に維持するため、高温のプロセスガスとプロセスガスチ
ューブ65の底部分との間に遮熱層を形成するようにな
っている。これらは、底部チューブシートの入口85に
隣接してプロセスガスチューブ65に付加してもよい
が、底部チューブシート冷却剤チャンバ内の全てのプロ
セスガスチューブ65が低温の冷却剤に比較して比較的
高温であるため、全てのプロセスガスチューブ65に利
用するのが好ましい。この構成は、上側の底部チューブ
シート75と下側の底部チューブシート70をそれぞれ
効果的に冷却するため、高温のプロセスガスと二重チュ
ーブシートの冷却剤との間に多数の遮熱層を提供する。
ンバ140を参照すると、比較的低温の冷却剤が直接当
たる領域においてプロセスガスチューブ65を遮蔽する
必要があるときは、プロセスガスチューブチャンバ14
0を利用するのが望ましい。プロセスガスチューブチャ
ンバ140は、必要に応じて、熱交換器10における全
てのプロセスガスチューブ65に関連して、或いは冷却
剤入口30に隣接した部分のみに関連して利用すること
ができる。プロセスガスチューブチャンバ140は、そ
の構成にかかわらず、比較的温かいプロセスガスチュー
ブ65と周囲の冷却剤とに漸進的な温度勾配を提供する
のに役立つ。次に図3および図4を参照すると、同様な
概念により、プロセスガスチューブ65の下部分のとこ
ろにフェルール145が付加されている。フェルール1
45は、二重底部チューブシート35の内部のプロセス
ガスチューブ65の下部分に隣接して円周方向に配置さ
れている。フェルール145は、フェルール145とプ
ロセスガスチューブ65との間の隙間に、セラミックの
フェルールフィラー147を充填してもよい。フェルー
ル145は、フェルールフィラー147と共に、二重底
部チューブシート35との接合箇所での機械的荷重に耐
えるようにプロセスガスチューブ65を低温に且つ強固
に維持するため、高温のプロセスガスとプロセスガスチ
ューブ65の底部分との間に遮熱層を形成するようにな
っている。これらは、底部チューブシートの入口85に
隣接してプロセスガスチューブ65に付加してもよい
が、底部チューブシート冷却剤チャンバ内の全てのプロ
セスガスチューブ65が低温の冷却剤に比較して比較的
高温であるため、全てのプロセスガスチューブ65に利
用するのが好ましい。この構成は、上側の底部チューブ
シート75と下側の底部チューブシート70をそれぞれ
効果的に冷却するため、高温のプロセスガスと二重チュ
ーブシートの冷却剤との間に多数の遮熱層を提供する。
【0023】図5を参照すると、図3の第3の実施の形
態(特に、主冷却剤チャンバ12の頂部分のところ)
が、より詳細に示されている。冷却剤移送チューブ55
は、底部チューブシート冷却剤チャンバ80から主冷却
剤チャンバ12の頂部分に上方に冷却剤を供給する導管
を提供する。頂部チューブシート40と主冷却剤チャン
バ12の大部分との部分的な遮断層として役立ち、移送
チューブプレナム150を形成する移送チューブプレナ
ムバフル153が提供されている。移送チューブプレナ
ムバフル153は、プロセスガスチューブ65が通過す
る一連の穴を備えている。これらの穴は、各プロセスガ
スチューブ65を円周方向に囲む移送チューブプレナム
オリフィス155よりも僅かに大きな寸法に形成されて
いる。これらは、図5において矢印で示されるように、
移送チューブプレナム150から主冷却剤チャンバ12
への冷却剤の通過を可能にする。また、図5に示される
ように、冷却剤移送チューブ55を通って上方に移動す
る冷却剤は、移送チューブプレナム150全体にわたっ
て分散され、移送チューブプレナムオリフィス155を
通って流れて、冷却剤入口30を通って主冷却剤チャン
バ12に入る冷却剤と混合する。この構成は、上述のよ
うに、冷却剤入口30にすぐ隣接した空間に温かい冷却
剤を提供し、プロセスガスチューブ65の上部分を温め
て付着と閉塞を減少させるのに役立つ。
態(特に、主冷却剤チャンバ12の頂部分のところ)
が、より詳細に示されている。冷却剤移送チューブ55
は、底部チューブシート冷却剤チャンバ80から主冷却
剤チャンバ12の頂部分に上方に冷却剤を供給する導管
を提供する。頂部チューブシート40と主冷却剤チャン
バ12の大部分との部分的な遮断層として役立ち、移送
チューブプレナム150を形成する移送チューブプレナ
ムバフル153が提供されている。移送チューブプレナ
ムバフル153は、プロセスガスチューブ65が通過す
る一連の穴を備えている。これらの穴は、各プロセスガ
スチューブ65を円周方向に囲む移送チューブプレナム
オリフィス155よりも僅かに大きな寸法に形成されて
いる。これらは、図5において矢印で示されるように、
移送チューブプレナム150から主冷却剤チャンバ12
への冷却剤の通過を可能にする。また、図5に示される
ように、冷却剤移送チューブ55を通って上方に移動す
る冷却剤は、移送チューブプレナム150全体にわたっ
て分散され、移送チューブプレナムオリフィス155を
通って流れて、冷却剤入口30を通って主冷却剤チャン
バ12に入る冷却剤と混合する。この構成は、上述のよ
うに、冷却剤入口30にすぐ隣接した空間に温かい冷却
剤を提供し、プロセスガスチューブ65の上部分を温め
て付着と閉塞を減少させるのに役立つ。
【図1】冷却剤推進システムの概略図を含む、熱交換器
の部分断面側面図である。
の部分断面側面図である。
【図2】熱交換器の第2の実施の形態の部分断面側面図
である。
である。
【図3】熱交換器の第3の実施の形態の部分断面側面図
である。
である。
【図4】図3に示した実施の形態の一部の拡大図であ
る。
る。
【図5】図3に示した熱交換器の入口と頂部チューブシ
ート領域の側断面図である。
ート領域の側断面図である。
10 熱交換器 12 主冷却剤チャンバ 15 外部シェル 25 冷却剤出口 30 冷却剤入口 35 二重底部チューブシート 40 頂部チューブシート 50 バフル 65 プロセスガスチューブ 80 底部チューブシートチャンバ 95 主ブロワ 100 第2のブロワ
フロントページの続き (72)発明者 カドロー パドマナバン ナタラヤン アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 15090 ウェックスフォード オーク リ ッジ ドライヴ 100037 (72)発明者 山路 晴久 東京都世田谷区北烏山4−35−21−409 (72)発明者 アクセル フライターク ドイツ連邦共和国 34246 ヴァルマー エシュペナウアー シュトラーセ 31
Claims (133)
- 【請求項1】 外部シェルと、外部シェル内に設けら
れ、シェルを貫通する冷却剤入口および冷却剤出口をも
つ冷却剤チャンバと、冷却剤チャンバを通って延びた少
なくとも1つのプロセスガス導管とを有し、熱エネルギ
が、冷却剤チャンバ内の冷却剤とプロセスガス導管内の
プロセスガスとの間を伝達する熱交換器であって、 a)前記少なくとも1つのプロセスガス導管の手前で冷
却剤チャンバに取付けられた冷却剤チャンバ底部と、 b)冷却剤チャンバ底部内に設けられた第2の冷却剤チ
ャンバと、 c)冷却剤を第2の冷却剤チャンバに導入するための主
冷却剤推進手段と、 d)冷却剤を第2の冷却剤チャンバに導入するための第
2の冷却剤推進手段とを備え、第2の冷却剤推進手段
が、主冷却剤推進手段が作動しないようなとき、冷却剤
を第2の冷却剤チャンバに導入するようになっており、 e)冷却剤を第2の冷却剤チャンバから冷却剤チャンバ
に導入するための流体連通手段と、 f)外部シェルに隣接して取付けられ、冷却剤チャンバ
から外部シェルへの熱エネルギの伝達を減少させるため
の断熱手段と、 g)前記プロセスガス導管のうち少なくとも1つに隣接
して取付けられたシールド手段とを備え、該シールド手
段が、少なくとも1つのプロセスガス導管、シールド手
段によって形成されたプロセスガス導管チャンバ、前記
プロセスガス導管とシールド手段を取り囲む冷却剤の間
に遮熱層を形成することを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 冷却剤チャンバ底部が、シェル内に第2
の冷却剤チャンバを形成する上側シートと下側シートを
更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の熱交
換器。 - 【請求項3】 シェルの内部、及び第2の冷却剤チャン
バの外部に取付けられた絶縁手段を更に備えていること
を特徴とする請求項2に記載の熱交換器。 - 【請求項4】 シェルを経ずに、第2の冷却剤チャンバ
と流体連通するようになった出口を更に備えていること
を特徴とする請求項2に記載の熱交換器。 - 【請求項5】 シェルを経ずに、冷却剤チャンバと流体
連通するようになった冷却剤入口を更に備えていること
を特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項6】 冷却剤入口がシェルに取付けられている
ことを特徴とする請求項5に記載の熱交換器。 - 【請求項7】 冷却剤チャンバが、冷却剤チャンバ底部
の手前に取付けられていることを特徴とする請求項5に
記載の熱交換器。 - 【請求項8】 少なくとも1つのプロセスガス導管が、
冷却剤チャンバを貫通するように取付けられていること
を特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項9】 冷却剤チャンバ底部が、シェル内に第2
の冷却剤チャンバを形成する上側シートと下側シートを
備え、少なくとも1つのプロセスガス導管が、上側シー
ト、下側シート、及び第2の冷却剤チャンバを通って延
びていることを特徴とする請求項8に記載の熱交換器。 - 【請求項10】 少なくとも1つのプロセスガス導管
が、プロセスガスを導入するようになったフレア形の開
口を更に備えていることを特徴とする請求項9に記載の
熱交換器。 - 【請求項11】 フレア形の開口が下側シートに設けら
れていることを特徴とする請求項10に記載の熱交換
器。 - 【請求項12】 第2の冷却剤チャンバ内の少なくとも
1つのプロセスガス導管に隣接し該導管から間隔を隔て
て設けられたチューブスリーブを更に備えていることを
特徴とする請求項8に記載の熱交換器。 - 【請求項13】 第2の冷却剤チャンバ内の少なくとも
1つのプロセスガス導管に隣接し該導管から間隔を隔て
て設けられたチューブスリーブを更に備えていることを
特徴とする請求項9に記載の熱交換器。 - 【請求項14】 チューブスリーブが、上側シートと下
側シートに固定されており、少なくとも1つのプロセス
ガス導管が、チューブスリーブに隣接して下側シートに
固定されていることを特徴とする請求項13に記載の熱
交換器。 - 【請求項15】 少なくとも1つのプロセスガス導管内
に設けられたフェルールを更に備えていることを特徴と
する請求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項16】 少なくとも1つのプロセスガス導管
が、第2の冷却剤チャンバを通って延び、フェルール
が、第2の冷却剤チャンバの手前の箇所で少なくとも1
つのプロセスガス導管内に設けられていることを特徴と
する請求項15に記載の熱交換器。 - 【請求項17】 少なくとも1つのプロセスガス導管と
フェルールとの間に空間が形成されていることを特徴と
する請求項15に記載の熱交換器。 - 【請求項18】 前記空間に絶縁材料が充填されている
ことを特徴とする請求項17に記載の熱交換器。 - 【請求項19】 絶縁材料がセラミックであることを特
徴とする請求項18に記載の熱交換器。 - 【請求項20】 少なくとも1つのプロセスガス導管
が、プロセスガスを導入するようになったフレア形の開
口を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の
熱交換器。 - 【請求項21】 冷却剤を第2の冷却剤チャンバから冷
却剤チャンバに導入するための流体連通手段が、第2の
冷却剤チャンバと冷却剤チャンバとの間に延びた移送チ
ューブを更に備えていることを特徴とする請求項1に記
載の熱交換器。 - 【請求項22】 移送チューブが、冷却剤チャンバ底部
に取付けられていることを特徴とする請求項21に記載
の熱交換器。 - 【請求項23】 冷却剤チャンバが、外部シェルととも
に冷却剤チャンバを形成する底部と頂部を更に備えてお
り、移送チューブが、第2の冷却剤チャンバから冷却剤
チャンバの頂部に隣接し該チャンバから間隔を隔てた箇
所まで、外部シェル内を軸線方向に延びていることを特
徴とする請求項22に記載の熱交換器。 - 【請求項24】 外部シェルを経ずに、冷却剤チャンバ
と流体連通させる入口を更に備えていることを特徴とす
る請求項21に記載の熱交換器。 - 【請求項25】 移送チューブが、冷却剤チャンバの頂
部および入口に隣接した箇所まで延びていることを特徴
とする請求項24に記載の熱交換器。 - 【請求項26】 冷却剤チャンバの頂部および内部に隣
接した冷却剤チャンバプレナムを更に備えていることを
特徴とする請求項24に記載の熱交換器。 - 【請求項27】 移送チューブが、第2の冷却剤チャン
バから冷却剤チャンバプレナムまで延びていることを特
徴とする請求項26に記載の熱交換器。 - 【請求項28】 入口が、冷却剤チャンバプレナムに隣
接して設けられていることを特徴とする請求項26に記
載の熱交換器。 - 【請求項29】 入口が、冷却剤チャンバプレナムと流
体連通していることを特徴とする請求項26に記載の熱
交換器。 - 【請求項30】 入口が、冷却剤チャンバプレナムに隣
接して設けられ、冷却剤チャンバプレナムと流体連通し
ていることを特徴とする請求項29に記載の熱交換器。 - 【請求項31】 主冷却剤推進手段が、主発動機によっ
て駆動されることを特徴とする請求項1に記載の熱交換
器。 - 【請求項32】 主冷却剤推進手段がブロワであること
を特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項33】 第2の冷却剤推進手段が、主発動機に
よって駆動されることを特徴とする請求項1に記載の熱
交換器。 - 【請求項34】 第2の冷却剤推進手段がブロワである
ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項35】 主冷却剤推進手段が、主電源によって
動力供給されることを特徴とする請求項1に記載の熱交
換器。 - 【請求項36】 第2の冷却剤推進手段が、主電源以外
の第2の電源によって動力供給されることを特徴とする
請求項35に記載の熱交換器。 - 【請求項37】 第2の電源が、燃料燃焼発電機、貯蔵
エネルギ源、自然エネルギ源、太陽エネルギ源、風力エ
ネルギ源のうち少なくとも1つを更に備えていることを
特徴とする請求項36に記載の熱交換器。 - 【請求項38】 第2の冷却剤推進手段が、主冷却剤推
進手段の作動停止の直後に作動されることを特徴とする
請求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項39】 第2の冷却剤推進手段が、主冷却剤推
進手段の作動の際、連続して作動されることを特徴とす
る請求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項40】 第2の冷却剤推進手段が、主冷却剤推
進手段との間の冷却剤の流れが第2の冷却剤チャンバに
妨げられないように通されるようになっていることを特
徴とする請求項39に記載の熱交換器。 - 【請求項41】 主冷却剤推進手段の作動の停止を検出
するようになったセンサを更に備えていることを特徴と
する請求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項42】 第2の冷却剤推進手段が、センサによ
る主冷却剤推進手段の作動の停止の検出時に作動される
ことを特徴とする請求項41に記載の熱交換器。 - 【請求項43】 第2の冷却剤推進手段から流れる冷却
剤が第2の冷却剤チャンバにのみ差し向けられるよう
に、主冷却剤推進手段を冷却剤チャンバから隔離するよ
うになった弁手段を更に備えていることを特徴とする請
求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項44】 弁手段が、主冷却剤推進手段に取付け
られたセンサによる主冷却剤推進手段の作動の停止の検
出時に作動されることを特徴とする請求項43に記載の
熱交換器。 - 【請求項45】 断熱手段が、冷却剤入口プレナムを更
に備え、該入口プレナムが、外部シェルを経ずに冷却剤
チャンバへの冷却剤の流れを可能にする入口と流体連通
していることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項46】 外部シェルが、外側壁と内側壁を更に
備え、外側壁と内側壁との間に空間を形成することを特
徴とする請求項45に記載の熱交換器。 - 【請求項47】 前記空間が、冷却剤入口プレナムを備
えていることを特徴とする請求項46に記載の熱交換
器。 - 【請求項48】 入口が、冷却剤チャンバ底部の手前に
設けられていることを特徴とする請求項45に記載の熱
交換器。 - 【請求項49】 冷却剤チャンバとの流体連通が、冷却
剤チャンバの頂部分の手前で行われることを特徴とする
請求項48に記載の熱交換器。 - 【請求項50】 冷却剤が、外部シェルの長さの実質的
に全体に沿って入口から冷却剤チャンバまで通ることを
特徴とする請求項49に記載の熱交換器。 - 【請求項51】 断熱手段が、外部シェルに隣接して設
けられた固形絶縁材料を備えていることを特徴とする請
求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項52】 固形絶縁材料が、外部シェルの長さの
実質的に全体に沿って取付けられていることを特徴とす
る請求項51に記載の熱交換器。 - 【請求項53】 冷却剤チャンバ頂部を更に備え、前記
シールド手段が、冷却剤チャンバ頂部に取付けられ、少
なくとも1つのプロセスガス導管に沿って冷却剤チャン
バ頂部から円周方向外方に延びていることを特徴とする
請求項1に記載の熱交換器。 - 【請求項54】 シールド手段が、少なくとも1つのプ
ロセスガス導管チャンバを形成することを特徴とする請
求項53に記載の熱交換器。 - 【請求項55】 冷却剤が非線形方向に流れるように、
冷却剤チャンバの内部に間隔を隔てて取付けられた一連
のバフルを更に備えていることを特徴とする請求項54
に記載の熱交換器。 - 【請求項56】 プロセスガス導管チャンバが、冷却剤
チャンバ頂部によって形成され、最上部バフルが冷却剤
チャンバ頂部に隣接して設けられ、シールド手段が間に
延びていることを特徴とする請求項55に記載の熱交換
器。 - 【請求項57】 冷却剤チャンバ内に設けられた冷却剤
チャンバプレナムを更に備え、該冷却剤チャンバプレナ
ムが、プロセスガス導管チャンバを少なくとも部分的に
囲んでいることを特徴とする請求項56に記載の熱交換
器。 - 【請求項58】 プロセスガス導管チャンバと冷却剤チ
ャンバプレナムとが流体連通するように、プロセスガス
導管チャンバが冷却剤チャンバプレナムの壁から間隔を
隔てて設けられていることを特徴とする請求項57に記
載の熱交換器。 - 【請求項59】 プロセスガス導管と冷却剤チャンバ頂
部とが相対移動するように、少なくとも1つのプロセス
ガス導管と冷却剤チャンバ頂部に摺動可能に取付けられ
た膨張継手を更に含むことを特徴とする請求項53に記
載の熱交換器。 - 【請求項60】 膨張継手が、プロセスガス導管チャン
バ内に設けられていることを特徴とする請求項59に記
載の熱交換器。 - 【請求項61】 プロセスガス導管と冷却剤チャンバと
が相対移動するように、少なくとも1つのプロセスガス
導管チャンバと冷却剤チャンバを摺動可能に取付ける膨
張継手を更に備えていることを特徴とする請求項1に記
載の熱交換器。 - 【請求項62】 外部シェルと、外部シェル内に設けら
れ、シェルを貫通する冷却剤入口および冷却剤出口をも
つ冷却剤チャンバと、冷却剤チャンバを通って延びた少
なくとも1つのプロセスガス導管とを有し、熱エネルギ
が、冷却剤チャンバ内の冷却剤とプロセスガス導管内の
プロセスガスとの間を伝達する熱交換器であって、 a)前記少なくとも1つのプロセスガス導管の冷却剤チ
ャンバへの入口の手前で冷却剤チャンバに取付けられた
冷却剤チャンバ底部と、 b)冷却剤チャンバ底部内に設けられた第2の冷却剤チ
ャンバと、 c)冷却剤を第2の冷却剤チャンバに導入するための主
冷却剤推進手段と、 d)冷却剤を第2の冷却剤チャンバに導入するための第
2の冷却剤推進手段とを備え、第2の冷却剤推進手段
が、主冷却剤推進手段が作動しないようなとき、冷却剤
を第2の冷却剤チャンバに導入するようになっており、 e)冷却剤を第2の冷却剤チャンバから冷却剤チャンバ
に導入するための流体連通手段を更に備えていることを
特徴とする熱交換器。 - 【請求項63】 冷却剤チャンバ底部が、シェル内に第
2の冷却剤チャンバを形成する上側シートと下側シート
を更に備えていることを特徴とする請求項62に記載の
熱交換器。 - 【請求項64】 シェルの内部、及び第2の冷却剤チャ
ンバの外部に取付けられた絶縁材料を更に備えているこ
とを特徴とする請求項63に記載の熱交換器。 - 【請求項65】 シェルを経ずに、第2の冷却剤チャン
バと流体連通するようになった出口を更に備えているこ
とを特徴とする請求項63に記載の熱交換器。 - 【請求項66】 シェルを経ずに、冷却剤チャンバと流
体連通するようになった冷却剤入口を更に備えているこ
とを特徴とする請求項62に記載の熱交換器。 - 【請求項67】 冷却剤入口がシェルに取付けられてい
ることを特徴とする請求項66に記載の熱交換器。 - 【請求項68】 冷却剤チャンバが、冷却剤チャンバ底
部の手前に取付けられていることを特徴とする請求項6
6に記載の熱交換器。 - 【請求項69】 少なくとも1つのプロセスガス導管
が、冷却剤チャンバを貫通するように取付けられている
ことを特徴とする請求項62に記載の熱交換器。 - 【請求項70】 冷却剤チャンバ底部が、シェル内に第
2の冷却剤チャンバを形成する上側シートと下側シート
を備え、少なくとも1つのプロセスガス導管が、上側シ
ート、下側シート、及び第2の冷却剤チャンバを通って
延びていることを特徴とする請求項69に記載の熱交換
器。 - 【請求項71】 少なくとも1つのプロセスガス導管
が、プロセスガスを導入するようになったフレア形の開
口を更に備えていることを特徴とする請求項70に記載
の熱交換器。 - 【請求項72】 フレア形の開口が下側シートに設けら
れていることを特徴とする請求項71に記載の熱交換
器。 - 【請求項73】 第2の冷却剤チャンバ内の少なくとも
1つのプロセスガス導管に隣接し該導管から間隔を隔て
て設けられたチューブスリーブを更に備えていることを
特徴とする請求項69に記載の熱交換器。 - 【請求項74】 第2の冷却剤チャンバ内の少なくとも
1つのプロセスガス導管に隣接し該導管から間隔を隔て
て設けられたチューブスリーブを更に備えていることを
特徴とする請求項70に記載の熱交換器。 - 【請求項75】 チューブスリーブが、上側シートと下
側シートに固定されており、少なくとも1つのプロセス
ガス導管が、チューブスリーブに隣接して下側シートに
固定されていることを特徴とする請求項74に記載の熱
交換器。 - 【請求項76】 少なくとも1つのプロセスガス導管
が、プロセスガスを導入するようになったフレア形の開
口を更に備えていることを特徴とする請求項62に記載
の熱交換器。 - 【請求項77】 冷却剤を第2の冷却剤チャンバから冷
却剤チャンバに導入するための流体連通手段が、第2の
冷却剤チャンバと冷却剤チャンバとの間に延びた移送チ
ューブを更に備えていることを特徴とする請求項62に
記載の熱交換器。 - 【請求項78】 移送チューブが、冷却剤チャンバ底部
に取付けられていることを特徴とする請求項77に記載
の熱交換器。 - 【請求項79】 冷却剤チャンバが、外部シェルととも
に冷却剤チャンバを形成する底部と頂部を更に備えてお
り、移送チューブが、第2の冷却剤チャンバから冷却剤
チャンバの頂部に隣接し該チャンバから間隔を隔てた箇
所まで、外部シェル内を軸線方向に延びていることを特
徴とする請求項78に記載の熱交換器。 - 【請求項80】 外部シェルを経ずに、冷却剤チャンバ
と流体連通させる入口を更に備えていることを特徴とす
る請求項77に記載の熱交換器。 - 【請求項81】 移送チューブが、冷却剤チャンバの頂
部および入口に隣接した箇所まで延びていることを特徴
とする請求項80に記載の熱交換器。 - 【請求項82】 冷却剤チャンバの頂部および内部に隣
接した冷却剤チャンバプレナムを更に備えていることを
特徴とする請求項80に記載の熱交換器。 - 【請求項83】 移送チューブが、第2の冷却剤チャン
バから冷却剤チャンバプレナムまで延びていることを特
徴とする請求項82に記載の熱交換器。 - 【請求項84】 入口が、冷却剤チャンバプレナムに隣
接して設けられていることを特徴とする請求項82に記
載の熱交換器。 - 【請求項85】 入口が、冷却剤チャンバプレナムと流
体連通していることを特徴とする請求項82に記載の熱
交換器。 - 【請求項86】 入口が、冷却剤チャンバプレナムに隣
接して設けられ、冷却剤チャンバプレナムと流体連通し
ていることを特徴とする請求項85に記載の熱交換器。 - 【請求項87】 主冷却剤推進手段が、主発動機によっ
て駆動されることを特徴とする請求項62に記載の熱交
換器。 - 【請求項88】 主冷却剤推進手段がブロワであること
を特徴とする請求項62に記載の熱交換器。 - 【請求項89】 第2の冷却剤推進手段が、主発動機に
よって駆動されることを特徴とする請求項62に記載の
熱交換器。 - 【請求項90】 第2の冷却剤推進手段がブロワである
ことを特徴とする請求項62に記載の熱交換器。 - 【請求項91】 主冷却剤推進手段が、主電源によって
動力供給されることを特徴とする請求項62に記載の熱
交換器。 - 【請求項92】 第2の冷却剤推進手段が、主電源以外
の第2の電源によって動力供給されることを特徴とする
請求項91に記載の熱交換器。 - 【請求項93】 第2の電源が、燃料燃焼発電機、貯蔵
エネルギ源、自然エネルギ源、太陽エネルギ源、風力エ
ネルギ源のうち少なくとも1つを更に備えていることを
特徴とする請求項92に記載の熱交換器。 - 【請求項94】 第2の冷却剤推進手段が、主冷却剤推
進手段の作動停止の直後に作動されることを特徴とする
請求項62に記載の熱交換器。 - 【請求項95】 第2の冷却剤推進手段が、主冷却剤推
進手段の作動の際、連続して作動されることを特徴とす
る請求項62に記載の熱交換器。 - 【請求項96】 第2の冷却剤推進手段が、主冷却剤推
進手段との間の冷却剤の流れが第2の冷却剤チャンバに
妨げられないように通されるようになっていることを特
徴とする請求項95に記載の熱交換器。 - 【請求項97】 主冷却剤推進手段の作動の停止を検出
するようになったセンサを更に備えていることを特徴と
する請求項62に記載の熱交換器。 - 【請求項98】 第2の冷却剤推進手段が、センサによ
る主冷却剤推進手段の作動の停止の検出時に作動される
ことを特徴とする請求項97に記載の熱交換器。 - 【請求項99】 第2の冷却剤推進手段から流れる冷却
剤が第2の冷却剤チャンバにのみ差し向けられるよう
に、主冷却剤推進手段を冷却剤チャンバから隔離するよ
うになった弁手段を更に備えていることを特徴とする請
求項62に記載の熱交換器。 - 【請求項100】 弁手段が、主冷却剤推進手段に取付
けられたセンサによる主冷却剤推進手段の作動の停止の
検出時に作動されることを特徴とする請求項99に記載
の熱交換器。 - 【請求項101】 外部シェルと、外部シェル内に設け
られ、シェルを貫通する冷却剤入口および冷却剤出口を
もつ冷却剤チャンバと、冷却剤チャンバを通って延びた
少なくとも1つのプロセスガス導管とを有し、熱エネル
ギが、冷却剤チャンバ内の冷却剤とプロセスガス導管内
のプロセスガスとの間を伝達する熱交換器であって、 a)外部シェルに隣接して取付けられ、冷却剤チャンバ
から外部シェルへの熱エネルギの伝達を減少させるため
の断熱手段と、 b)前記プロセスガス導管のうち少なくとも1つに隣接
して取付けられたシールド手段とを備え、該シールド手
段が、少なくとも1つのプロセスガス導管、シールド手
段によって形成されたプロセスガス導管チャンバ、前記
プロセスガス導管とシールド手段を取り囲む冷却剤の間
に遮熱層を形成することを特徴とする熱交換器。 - 【請求項102】 少なくとも1つのプロセスガス導管
内に設けられたフェルールを更に備えていることを特徴
とする請求項101に記載の熱交換器。 - 【請求項103】 少なくとも1つのプロセスガス導管
が、第2の冷却剤チャンバを通って延び、フェルール
が、第2の冷却剤チャンバの手前の箇所で少なくとも1
つのプロセスガス導管内に設けられていることを特徴と
する請求項102に記載の熱交換器。 - 【請求項104】 少なくとも1つのプロセスガス導管
とフェルールとの間には空間が形成されていることを特
徴とする請求項102に記載の熱交換器。 - 【請求項105】 前記空間に絶縁材料が充填されてい
ることを特徴とする請求項104に記載の熱交換器。 - 【請求項106】 絶縁材料がセラミックであることを
特徴とする請求項105に記載の熱交換器。 - 【請求項107】 少なくとも1つのプロセスガス導管
が、プロセスガスを導入するようになったフレア形の開
口を更に備えていることを特徴とする請求項101に記
載の熱交換器。 - 【請求項108】 冷却剤を第2の冷却剤チャンバから
冷却剤チャンバに導入するための流体連通手段が、第2
の冷却剤チャンバと冷却剤チャンバとの間に延びた移送
チューブを更に備えていることを特徴とする請求項10
1に記載の熱交換器。 - 【請求項109】 移送チューブが、冷却剤チャンバ底
部に取付けられていることを特徴とする請求項108に
記載の熱交換器。 - 【請求項110】 冷却剤チャンバが、外部シェルとと
もに冷却剤チャンバを形成する底部と頂部を更に備えて
おり、移送チューブが、第2の冷却剤チャンバから冷却
剤チャンバの頂部に隣接し該チャンバから間隔を隔てた
箇所まで、外部シェル内を軸線方向に延びていることを
特徴とする請求項109に記載の熱交換器。 - 【請求項111】 外部シェルを経ずに、冷却剤チャン
バと流体連通させる入口を更に備えていることを特徴と
する請求項108に記載の熱交換器。 - 【請求項112】 移送チューブが、冷却剤チャンバの
頂部および入口に隣接した箇所まで延びていることを特
徴とする請求項111に記載の熱交換器。 - 【請求項113】 冷却剤チャンバの頂部および内部に
隣接した冷却剤チャンバプレナムを更に備えていること
を特徴とする請求項111に記載の熱交換器。 - 【請求項114】 移送チューブが、第2の冷却剤チャ
ンバから冷却剤チャンバプレナムまで延びていることを
特徴とする請求項113に記載の熱交換器。 - 【請求項115】 入口が、冷却剤チャンバプレナムに
隣接して設けられていることを特徴とする請求項113
に記載の熱交換器。 - 【請求項116】 入口が、冷却剤チャンバプレナムと
流体連通していることを特徴とする請求項113に記載
の熱交換器。 - 【請求項117】 入口が、冷却剤チャンバプレナムに
隣接して設けられ、冷却剤チャンバプレナムと流体連通
していることを特徴とする請求項116に記載の熱交換
器。 - 【請求項118】 断熱手段が、冷却剤入口プレナムを
更に備え、該入口プレナムが、外部シェルを経ずに冷却
剤チャンバへの冷却剤の流れを可能にする入口と流体連
通していることを特徴とする請求項101に記載の熱交
換器。 - 【請求項119】 外部シェルが、外側壁と内側壁を更
に備え、外側壁と内側壁との間に空間を形成することを
特徴とする請求項118に記載の熱交換器。 - 【請求項120】 前記空間が、冷却剤入口プレナムを
備えていることを特徴とする請求項119に記載の熱交
換器。 - 【請求項121】 入口が、冷却剤チャンバ底部の手前
に設けられていることを特徴とする請求項118に記載
の熱交換器。 - 【請求項122】 冷却剤チャンバとの流体連通が、冷
却剤チャンバの頂部分の手前で行われることを特徴とす
る請求項121に記載の熱交換器。 - 【請求項123】 冷却剤が、外部シェルの長さの実質
的に全体に沿って入口から冷却剤チャンバまで通ること
を特徴とする請求項122に記載の熱交換器。 - 【請求項124】 断熱手段が、外部シェルに隣接して
設けられた固形絶縁材料を備えていることを特徴とする
請求項101に記載の熱交換器。 - 【請求項125】 固形絶縁材料が、外部シェルの長さ
の実質的に全体に沿って取付けられていることを特徴と
する請求項124に記載の熱交換器。 - 【請求項126】 冷却剤チャンバ頂部を更に備え、前
記シールド手段が、冷却剤チャンバ頂部に取付けられ、
少なくとも1つのプロセスガス導管に沿って冷却剤チャ
ンバ頂部から円周方向外方に延びていることを特徴とす
る請求項101に記載の熱交換器。 - 【請求項127】 シールド手段が、少なくとも1つの
プロセスガス導管チャンバを形成することを特徴とする
請求項126に記載の熱交換器。 - 【請求項128】 冷却剤が非線形方向に流れるよう
に、冷却剤チャンバの内部に間隔を隔てて取付けられた
一連のバフルを更に備えていることを特徴とする請求項
127に記載の熱交換器。 - 【請求項129】 プロセスガス導管チャンバが、冷却
剤チャンバ頂部によって形成され、最上部バフルが冷却
剤チャンバ頂部に隣接して設けられ、シールド手段が間
に延びていることを特徴とする請求項128に記載の熱
交換器。 - 【請求項130】 冷却剤チャンバ内に設けられた冷却
剤チャンバプレナムを更に備え、該冷却剤チャンバプレ
ナムが、プロセスガス導管チャンバを少なくとも部分的
に囲んでいることを特徴とする請求項129に記載の熱
交換器。 - 【請求項131】 プロセスガス導管チャンバと冷却剤
チャンバプレナムとが流体連通するように、プロセスガ
ス導管チャンバが冷却剤チャンバプレナムの壁から間隔
を隔てて設けられていることを特徴とする請求項130
に記載の熱交換器。 - 【請求項132】 プロセスガス導管と冷却剤チャンバ
頂部とが相対移動するように、少なくとも1つのプロセ
スガス導管と冷却剤チャンバ頂部に摺動可能に取付けら
れた膨張継手を更に含むことを特徴とする請求項126
に記載の熱交換器。 - 【請求項133】 膨張継手が、プロセスガス導管チャ
ンバ内に設けられていることを特徴とする請求項132
に記載の熱交換器。
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- 1996-11-28 EP EP96308593A patent/EP0777098A3/en not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015507170A (ja) * | 2012-02-13 | 2015-03-05 | プロメテウス テクノロジーズ ゲーエムベーハーPrometheus Technologies Gmbh | カーボンブラックの製造に適した熱交換器 |
JP2015114100A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | バルケ−デュール ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 直管構成を有する管束型熱交換器、プロセスガス冷却器、ガスタービン冷却空気用冷却器、ガスタービン又はガス及び蒸気タービン発電所、及び冷却空気の冷却方法 |
US10006719B2 (en) | 2013-12-09 | 2018-06-26 | Balcke-Durr Gmbh | Tube bundle heat exchanger having straight-tube configuration, process gas cooler, cooler for gas turbine cooling air, gas turbine or gas and steam turbine power plant, and method for the cooling of cooling air |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2191379A1 (en) | 1997-05-29 |
CN1176375A (zh) | 1998-03-18 |
EP0777098A3 (en) | 1998-11-18 |
EP0777098A2 (en) | 1997-06-04 |
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