JPH09323968A - イソシアナート化合物の精製方法 - Google Patents
イソシアナート化合物の精製方法Info
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- JPH09323968A JPH09323968A JP14268196A JP14268196A JPH09323968A JP H09323968 A JPH09323968 A JP H09323968A JP 14268196 A JP14268196 A JP 14268196A JP 14268196 A JP14268196 A JP 14268196A JP H09323968 A JPH09323968 A JP H09323968A
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Abstract
ート化合物を、アミン類の存在下に、エポキシ化合物に
て処理することにより、加水分解性塩素含有量の低減さ
れたイソシアナート化合物を得るイソシアナート化合物
の精製方法。該アミン類は、トリアルキルアミン(該ア
ルキル基の炭素数は4〜15である)、式[H2N−
(CH2CH2NH)n−H(nは2以上の整数)で表さ
れる化合物および2−アルキル−4−アルキルイミダゾ
ール(該アルキル基の炭素数は、それぞれ独立に1〜3
である)のうちから選ばれた少なくとも1種以上の化合
物であることが望ましく、またこのアミン類を、加水分
解性塩素の0.2〜2倍当量の量で用いることが好まし
い。 【効果】 塗料、接着剤、成型物等の原料として広く使
用されているイソシアナート化合物中の不純物である、
加水分解性塩素濃度を著しく低減できる。
Description
精製方法に関し、さらに詳しくは、塗料、接着剤、成型
物等の原料として広く使用されているイソシアナート化
合物中の不純物である、加水分解性塩素濃度を低減する
方法に関する。
級アミノ基、水酸基等の置換基を有する化合物などのよ
うに活性水素を持つ化合物との反応性が高く、このイソ
シアナト基を有する化合物(イソシアナート化合物)
は、塗料、接着剤、成形材料等、多くの用途に使用され
ており、工業上きわめて重要な原料化合物である。
除き、通常では、1級アミノ基をもつ化合物またはその
塩(例:塩酸塩、炭酸塩)と、ホスゲンとの反応により
製造される。
イソシアナトエチルメタクリレートは、2−イソプロペ
ニルオキサゾリンとホスゲンとの反応によっても製造さ
れ(特開昭54−5921号公報)、メタクリロイルイ
ソシアナートは、メタクリル酸アミドとオキサリルジク
ロライドとの反応によって製造することができる[Prog
ress in Organic Coatings,20 (1992), p.471]。
ライド等の塩素化合物を用いた反応により製造されたイ
ソシアナート化合物には、通常、不純物として塩素化合
物が含まれている。
に副生し、一般に「加水分解性塩素」と言われる不純物
を含有するイソシアナート化合物(粗イソシアナート化
合物、不純物含有イソシアナート化合物ともいう)を、
特にウレタン化反応に用いると触媒毒となり、またこの
ような粗イソシアナート化合物から得られる誘導体を重
合反応などに用いると、得られる製品が着色してしまう
ことがあり、またこのような重合体を電子材料として用
いた場合には、得られる電子部品に腐食が発生すること
があるなど、各種の好ましくない影響が現れる。
加水分解性塩素含量を低減する様々な方法が従来より提
案されている。例えば、特開昭53−119823号公
報には、加水分解性塩素含有イソシアナート化合物と、
微細なアルカリ金属炭酸塩とを高温下で長時間混合する
方法が開示され、特開昭59−172450号公報に
は、加水分解性塩素含有イソシアナート化合物に、亜鉛
のカルボン酸塩とヒンダードフェノール系抗酸化剤とを
添加して加熱処理した後、蒸留する方法が開示され、米
国特許3465023号には、水に不溶の溶媒中でイソ
シアナートを合成した後、炭酸水素ナトリウム水溶液で
洗浄する方法が開示され、またドイツ特許224937
5号には、加水分解性塩素を含有するポリメチレンポリ
フェニルイソシアナートをエポキシ化合物で処理する方
法が開示されている。
いない方法として、特開昭61−161250号公報に
は、加水分解性塩素含有イソシアナート化合物を気化さ
せた後、70℃以上の温度で凝縮させることによりイソ
シアナート化合物を精製する方法が示されている。
は、加水分解性塩素含量が充分に低減できず、あるいは
工業的に実施するには種々の解決すべき問題点が存在
し、例えば、上記特開昭53−119823号公報に記
載されているように、加水分解性塩素含有イソシアナー
ト化合物と、アルカリ金属炭酸塩とを高温で混合する方
法では、処理後のイソシアナート化合物と炭酸塩との分
離が困難で、ロスの発生が避けられず、また米国特許3
465023号に示されるように、炭酸水素ナトリウム
水溶液で洗浄する方法では、溶媒相と水相との境界に白
色の不溶物が析出し、以後の分離操作をやっかいにした
り、装置の汚染の原因になったりするとの問題点があ
る。また、これらのような方法では、ナトリウムイオン
によるイソシアナート化合物の汚染の虞があり、たと
え、このナトリウムイオン含量がppmオーダー(百万
分の1)の微量レベルであっても、該イソシアナート化
合物を例えば、電子材料に使用する場合には大きな問題
となる。
ート化合物を精製する場合には、該イソシアナート化合
物同士の重合反応を防止しつつ、加水分解性塩素含量を
効果的に低減することが求められるが、このような炭素
・炭素二重結合含有イソシアナート化合物については、
これまでに満足できるような精製方法はなかった。
%の加水分解性塩素を含むイソシアナトエチルメタクリ
レートの塩化メチレン溶液をビシナルエポキシ基含有化
合物(例:1,2−ブチレンオキシド)で処理すること
により、加水分解性塩素含有量を0.05%に低減でき
ることが示されている。しかしこの方法ではせいぜい数
百ppmまで加水分解性塩素含量を低減できるに過ぎ
ず、このような方法で得られた精製イソシアナート化合
物は、例えば、上述したような電子材料等の用途に用い
るには不充分であった。
問題点を解決しよとするものであって、粗イソシアナー
ト化合物中に不純物として含まれ、あるいは該イソシア
ナート化合物に結合している加水分解性塩素を効率よく
低減・除去して、高純度のイソシアナート化合物を収率
よく得ることができ、しかも工業的に容易に実施可能で
あるようなイソシアナート化合物の精製方法を提供する
ことを目的としている。
除去が困難とされていた脂肪族系イソシアナート化合物
の精製に好適であり、特に重合性二重結合をもった脂肪
族系イソシアナート化合物の精製に好適であるようなイ
ソシアナート化合物の精製方法を提供することを目的と
している。
製方法では、加水分解性塩素が含有され(あるいは結合
し)た粗イソシアナート化合物を、アミン類の存在下
に、エポキシ化合物にて処理することにより、加水分解
性塩素含有量の低減されたイソシアナート化合物を得る
ことを特徴としている。
ソシアナート化合物は、脂肪族炭素に結合しているイソ
シアナト基を有することが望ましく、また炭素・炭素間
二重結合を有することが望ましい。
ミン類は、トリアルキルアミン(但し該アルキル基の炭
素数は4〜15である。)、下記式[A]で表される化
合物および2−アルキル−4−アルキルイミダゾール
(但し該アルキル基の炭素数は、それぞれ独立に1〜3
である。)のうちから選ばれた少なくとも1種以上の化
合物であることが望ましい。
0.2〜2倍当量の量で用いることが望ましく、エポキ
シ化合物は、加水分解性塩素の1〜5倍当量で用いるこ
とが望ましい。
合物の精製方法においては、加水分解性塩素が含有され
あるいは結合した粗イソシアナート化合物を、触媒とし
てのアミン類の存在下(共存下)に、エポキシ化合物に
て処理しているので、イソシアナート化合物の品質に悪
影響を与えることなく、加水分解性塩素含有量の著しく
低減されたイソシアナート化合物を、収率よく効率的に
得ることができる。しかも、このような精製方法は、工
業的に容易に実施可能である。
ト化合物の精製方法について具体的に説明する。
方法では、加水分解性塩素が含有されあるいは結合した
(本発明では、単に、「加水分解性塩素が含有され
た」、または「結合した」ともいう)粗イソシアナート
化合物を、アミン類の存在下に、エポキシ化合物にて処
理することにより、加水分解性塩素含有量の低減された
イソシアナート化合物を得ている。[粗イソシアナート化合物] 本発明において精製に供さ
れる粗イソシアナート化合物には、分離除去すべき加水
分解性塩素が含有されあるいは結合している。このよう
な粗イソシアナート化合物中のイソシアナート化合物と
しては、分子中にイソシアナト基(−N=C=O)を有す
る限り特に限定されず、さらに脂肪族炭化水素基、芳香
族炭化水素基、エステル結合、スルホニル基等を有して
いてもよい。
は、例えば、前述したように、 :メタクリル酸-2-アミノエチルエステル塩酸塩また
は2−イソプロペニルオキサゾリンと、ホスゲンとの反
応によって得られ、加水分解性塩素が結合した2−イソ
シアナトエチルメタクリレート、 :メタクリル酸アミドとオキサリルジクロライドとの
反応によって得られ、加水分解性塩素が結合したメタク
リロイルイソシアナート等の他、 :芳香族アミン(例:アニリン)またはその塩酸塩に
ホスゲンを作用させることにより得られる加水分解性塩
素が結合したフェニルイソシアナート、 :脂肪族アミン(例:イソホロンジアミン)の塩酸塩
にホスゲンを作用させることにより得られる加水分解性
塩素が結合した脂肪族ジイソシアナート、などが挙げら
れる。
て、加水分解性塩素は、例えば、JIS K 1556
「トリレンジイソシアネート試験方法」の5.7に記載
されているように、粗イソシアナート化合物をメタノー
ルで処理した後、硝酸銀溶液を用いて電位差滴定したと
きに定量される塩素として定義されるもので、単一の化
合物ではなく、例としては、イソシアナート化合物をR
−NCOと表す場合、以下のような形で存在している可
能性が考えられるが、その詳細は不明である。
方法は、特に上記、に示すような炭素・炭素二重結
合(不飽和結合)を有するイソシアナート化合物の精製
に好適であり、またイソシアナート化合物としては、イ
ソシアナト基には脂肪族炭化水素基が結合しているもの
(例:2−イソシアナトエチルメタクリレート)が好適
である。このような粗イソシアナート化合物中の加水分
解性塩素含量には、特に限定はないが、できるだけその
加水分解性塩素量が少ないものが好ましく、例えば、処
理すべき粗イソシアナート化合物中に加水分解性塩素が
20〜20,000(2万)ppm、好ましくは100
〜5,000ppm程度の量で含まれているものが用い
られる。 [エポキシ化合物]エポキシ化合物としては、該エポキ
シ化合物と、精製して得られるイソシアナート化合物と
の沸点差がより大きいものが、後述する分離精製の際に
有利であり、通常、その沸点差が5℃以上、好ましくは
20℃以上であることが望ましい。
シ基を有する限り特に限定されず、例えば、脂肪族また
は脂環族アルキレンオキサイド、エポキシ化脂肪酸エス
テル、エポキシ化グリセリド等が挙げられる。また該エ
ポキシ化合物物の性状は、常温(20℃)において液
状、固体の何れであってもよい。
記式[B]:
に水素原子、炭素数1〜10程度のアルキル基を示し、
nは、0〜2程度の整数を示す。]で示され、具体的に
は、エチレンオキサイド(R1=R2=H、n=0)、ト
リメチレンオキサイド(R1=R2=H、n=1)、ブチ
レンオキサイド(R1=R2=CH3、n=0)等が挙げ
られる。
記式[C]:
素数1〜10程度のアルキル基を示し、互いに同一で
も、異なっていてもよく、pは、1〜6程度の整数を示
す。]で示され、具体的には、例えば、シクロヘキセン
オキサイド(R3=R4=H、p=4)、シクロペンテン
オキサイド(R3=R4=H、p=3)等が挙げられる。
式[D]:
は分岐を有していてもよい、炭素数1〜15程度の飽和
あるいは不飽和の鎖状炭化水素基を示し、R7は、エー
テル結合(-O-)を有していてもよい、炭素数1〜15
程度の飽和あるいは不飽和の鎖状炭化水素基を示し、R
8は、炭素数1〜10程度の飽和あるいは不飽和の鎖状
炭化水素基を示し、nは0〜6程度の整数を示す。]で
示され、具体的には、例えば、エポキシ化ステアリン酸
アルキル(R6=CH3(CH2)7、R7=(CH2)7、
R8=アルキル基、n=0)等、分子量400〜500
程度のエポキシ化脂肪酸エステルが挙げられる。
式[E]:
ぞれ独立にエーテル結合を有していてもよい、炭素数1
〜15程度の不飽和結合を有していてもよい(分岐)鎖
状炭化水素結合を示し、R11、R13、R15は、それぞれ
独立に炭素数1〜10程度の飽和あるいは不飽和の(分
岐)鎖状炭化水素基を示す。sは、それそれ独立に0ま
たは1を示し、3個のsのうち少なくとも1個は、1を
示す。]で示され、具体的には、例えば、大豆油、綿実
油等の油脂を、酢酸、ギ酸等の溶媒中で酸触媒の存在下
に過酸化水素水を滴下して得られるエポキシ化トリグリ
セリド[分子量:約500〜1500、ヨウ素価:2〜
14、オキシラン酸素量:2〜15%程度のもの]が挙
げられる。
量は、エポキシ化合物を既知量の塩化水素と反応させた
のち、過剰分をアルカリ標準液で滴定し、滴定量をブラ
ンク値と比較することにより定量される。
種または2種以上組み合わせて用いることができる。上
記のエポキシ化合物のうちでは、エポキシ化脂肪酸エス
テル[D]、エポキシ化トリグリセリド[E]が好まし
く用いられる。
(塩素原子1モル)あたり、1〜5当量、好ましくは
1.5〜3当量の量で用いられることが望ましい。エポ
キシ化合物の使用量が加水分解性塩素1当量当たり1当
量未満では、粗イソシアナート化合物中の加水分解性塩
素を効率よく充分に除去できず、その効果は小さく、ま
た5当量を超える量で用いても、それ以上添加効果は上
がらず、不経済となる。
キシ化合物中に含有される、エポキシ基を構成している
酸素原子(オキシラン酸素)のモル数を、その当量数と
して計算する。
級、3級の各アミンの何れでもよく、また鎖状、分岐状
でも環状でもよく、また鎖状アミン類では脂環、芳香環
構造を有していてもよく、アミノ基は1個でも複数個有
していてもよいが、本発明では、それぞれ下記[A]〜
[VIII]に示すようなものが好ましく用いられる。
[A]: H2N−(CH2CH2NH)n−H ・・・・[A] [式[A]中、nは2以上の整数、好ましくは2〜4の
整数を示す。]で示され、具体的には、例えば、トリエ
チレンテトラミン(n=3)等が挙げられる。
式[F](R17=H)、3級アミン(環状)としては、
例えば、下記式[F](R17≠H):
ぞれ独立に、水素、炭素数1〜20、好ましくは1〜3
程度の鎖状または分岐状アルキル基、シアノエチル基、
アミノエチル基、シアノエチルアミノエチル基、トリメ
リテート基、ジアミノトリアジニルエチル基、ベンジル
基、フェニル基等を示す。]で示され、具体的には、例
えば、2-エチル-4-メチルイミダゾール、4-エチル-
2-メチルイミダゾール、2,4-ジメチルイミダゾー
ル、2,4-ジエチルイミダゾール、イミダゾール、2-
メチルイミダゾール、1-ベンジル-2-メチルイミダゾ
ール、1-シアノエチル-2-エチル-4-メチルイミダゾ
ール等が挙げられ、好ましくは2-エチル-4-メチルイ
ミダゾール、4-エチル-2-メチルイミダゾール、2,
4-ジメチルイミダゾール、2,4-ジエチルイミダゾー
ルが用いられる。
ば下記式[G]:
ぞれ独立に炭素数1〜20、好ましくは4〜15程度の
鎖状または分岐状アルキル基を示し、好ましくはR20、
R21、R22は全て同一の基である。]で示され、具体的
には、例えば、トリオクチルアミン(R20、R21、R22
=C8H15基)、トリエチルアミン(R20、R21、R22
=C2H5基)、トリn-ブチルアミン(R20、R21、R
22=n-C4H9基)等が挙げられる。
ば、下記式[H]:
立に1〜5、好ましくは1〜3程度の整数を示し、好ま
しくはu、v、wは全て同一の数である。] で示さ
れ、具体的には、例えば、トリエチレンジアミン(u、
v、w=2:1,4-ジアザビシクロ[2.2.0]オ
クタン)等の他に、下記式(イ)で示されるDBU
(1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセ
ン)、下記式(ロ)で示されるDBN(1,5-ジアザ
ビシクロ[4.3.0]ー5ーノネン)などが挙げられ
る。
たは2種以上組み合わせて用いることができる。上記の
アミン類の内では、特にトリオクチルアミン、トリエチ
レンテトラミン、トリエチレンジアミン、2−エチル−
4−メチルイミダゾール等が好ましく用いられる。
原子1モル)に対し、通常、0.2〜2当量、好ましく
は0.3〜1.0当量の量で用いられることが望まし
い。このアミン類の使用量が、加水分解性塩素1当量に
対して0.2当量未満では、殆どその添加効果は見られ
ず、一方2当量を超えると好ましくない下記のような副
反応が起こりやすい。
てアミン量が多すぎると、系内が著しく塩基性雰囲気に
なり、下記のようなイソシアナート化合物の重合反応
(イソシアナート化合物のN=C二重結合が解裂し単結
合となるとともに、このC原子、N原子は、それぞれ隣
接するイソシアネート基のN原子、C原子と結合するこ
とにより、3個のイソシアナート化合物からなる環状物
の生成)が起こってしまう。
の加水分解性塩素に比して多過ぎると、下記のような反
応:
ト化合物のイソシアネート基以外の部分(残基)、アミ
ン類のアミノ基以外の部分(残基)を示す。]により、
ウレアが多量にでき、またイソシアナート化合物が、C
=C結合(炭素・炭素二重結合)をもつものである場合
には、これ(上記1,2級アミン)により分子中にC=
C結合を複数個有するものが生成し、ゲル化の原因とな
る。
で計算する。すなわち、アミン類1モルは、これを構成
しているN(窒素)原子のモル数をその当量数として計
算する。
(CH2)2-NH-(CH2)2-NH-(CH2)2-NH2で
は、N原子数は4個(4モル原子)であるから4当量で
ある。また、2-メチル-4-エチルイミダゾールでは、
N原子数は2個(2モル原子)であるから2当量であ
る。
素は大部分がHClに変化しうるので、このような環境
下でアミン類を用いても塩酸塩になってしまい、その添
加効果はないのではないかとの大方の予想に反して、本
発明では、このようにイソシアナート化合物の精製に際
して、エポキシ化合物とともにアミン類を用いているの
で、加水分解性塩素含量が著しく低減された精製イソシ
アナート化合物が得られている。
てアミン類を用いない場合には、加水分解性塩素含量の
減少には限度があり、ある程度以下(例:イソシアナー
ト化合物の種類により異なるが、例えばイソシアナトエ
チルメタクリレートの場合、1000ppm%以下)に
することは極めて困難であるが、イソシアナート化合物
の精製に際して、エポキシ化合物と共にアミン類を用い
た本発明では、このような限界を超えてさらにイソシア
ナート化合物中の加水分解性塩素含量を低減[例えば精
製イソシアナート化合物中の加水分解性塩素含量:20
0ppm以下、好ましくは25〜50ppm程度まで低
減]させることが可能となっている。
るためであろうと推察される。
シアナートと反応しやすく、このようなものを用いる
と、イソシアナートの収量に悪影響を及ぼす上に、効果
もなくなってしまうであろうとの大方の予想に反して、
本発明によれば、驚くべきことに塩素を除去した後のイ
ソシアナート化合物の蒸留収率は、アミン類の添加によ
り悪影響を受けないことが明かとなっている。
類を用いない場合に比べて低くなり、その取り扱いが容
易になる上に、イソシアナートの回収率を上げるために
も好都合となっている。
含有している粗イソシアナート化合物に、加水分解性塩
素1当量あたり、1〜5当量、好ましくは1.5〜3当
量の量の上記エポキシ化合物と、0.2〜2当量、好ま
しくは0.3〜1.0当量の量の上記アミン類とを加
え、加温下で加水分解性塩素と反応させて、精製イソシ
アナート化合物を得ている。
される。特に、重合性二重結合をもつイソシアナート化
合物の精製の場合には、40〜100℃の温度に設定
し、重合性二重結合を持たないイソシアナート化合物の
精製の場合には、60〜120℃の温度に設定すること
が好ましい。
与えないので特に限定されないが、30分〜3時間程度
処理することが適当である。なお、イソシアナート化合
物と、用いられたエポキシ化合物等との沸点差が小さ
く、蒸留法を採用できない場合等には、抽出、その他各
化合物に適した方法で精製すればよい。
製方法によれば、粗イソシアナート化合物中に含まれる
加水分解性塩素を、イソシアナート化合物の収率や品質
に悪影響を与えることなく、工業的に容易に除去でき
る。
塩素の除去が困難とされていた粗脂肪族系イソシアナー
ト中の加水分解性塩素を効率よく除去精製でき、特に重
合性二重結合を有するイソシアナート化合物の精製に好
適である。
らに具体的に説明するが本発明は、このような実施例に
より何等限定されるものではない。[加水分解性塩素含量の定量法] 以下の実施例、比較例
において、粗あるいは精製イソシアナート化合物中の加
水分解性塩素含量は、イソシアナート化合物をメタノー
ルと反応させた後、1/100規定濃度の硝酸銀溶液を
用いた滴定にて測定した。[エポキシ化合物中のオキシラン酸素量の定量法] エポ
キシ化合物中のオキシラン酸素量は、以下のようして定
量される。
エポキシ基とを反応させて、反応したHClの量からオ
キシラン酸素量を求める。具体的には、2〜4mg当量
の試料を200ml共栓付き三角フラスコにとり、25
mlの0.2N濃度のHCl/ジオキサン溶液を加え、
15〜30分間室温で反応させる。次いで、10mlの
メチルセロソルブでフラスコ内壁、栓を洗い、0.1N
濃度のNaOH/エタノール・メチルセロソルブ溶液で
滴定する。この滴定値とブランクテストの滴定値との差
からオキシラン酸素量を計算する。 [粗(2−イソシアナトエチルメタクリレート)の調
製] 下記式に示すように、2−イソプロペニルオキサゾ
リンとホスゲンとを反応させて、下記式で示される主生
成物の2−イソシアナトエチルメタクリレートの他に副
生物の加水分解性塩素を含有する粗(2−イソシアナト
エチルメタクリレート)を得た。
ットルを0℃に冷却しておき、この中に、(1):2−
イソプロペニルオキサゾリン1kgを水1.77リット
ルに溶解したもの、(2):ホスゲン1.35kgをジ
クロロメタン4リットルに溶解したもの、および
(3):35%濃度のNaOH水溶液2.5リットルを
同時に滴下した。
た。その結果、反応液は、2相に分離した。次いで、ジ
クロロメタン相を分取し、飽和重曹水1リットルで2回
洗浄した。次いで、硫酸ナトリウム(無水)にて乾燥し
た後、蒸留して、粗(イソシアナトエチルメタクリレー
ト)1.0kgを得た。
容量500ミリリットルのガラス製反応器に、加水分解
性塩素含量が3153ppmの粗(2−イソシアナトエ
チルメタクリレート/沸点:211℃)300g、オキ
シラン酸素6.1%のエポキシ化油脂系可塑剤[分子
量:約1000、ヨウ素価:7]を14g、トリエチレ
ンテトラミン(沸点277.4℃)0.91gを仕込み、6
0℃で2.5時間加熱した後、約10mmHg、85℃
で蒸留し、精製(2-イソシアナトエチルメタクリレー
ト)約250gを溜出させた。
リリットルの三角フラスコに上記で得られた(精製)イ
ソシアナート化合物10gをとり、この(精製)イソシ
アナート化合物に水10ミリリットル、メタノール90
ミリリットルを加え、1時間還流させた。次いで、この
混合物に、還流冷却器内管を洗ったメタノール水混合液
を加え、さらに1:1硝酸を1ml加えて1/100規
定硝酸銀溶液で滴定し、加水分解性塩素含量を求めたと
ころ、124ppmであった。
ンを用いなかった以外は実施例1と同様の処理を行った
ところ、溜出物[精製(2−イソシアナトエチルメタク
リレート)]中の加水分解性塩素含量は448ppmで
あった。
ンを0.15gの量で用いた以外は実施例1と同様の処
理を行ったところ、溜出物[精製(2−イソシアナトエ
チルメタクリレート)]中の加水分解性塩素含量は40
1ppmであった。
ンを2.0gの量で用いた以外は実施例1と同様の処理
を行ったところ、蒸留中に容器内の温度が上昇し始め、
内容物が重合してしまった。
素含有量498ppmの2-イソシアナトエチルメタク
リレート300g、オキシラン酸素4.7%のエポキシ
化脂肪酸エステル系可塑剤[分子量:約500、ヨウ素
価:4]2.81g、およびトリオクチルアミン0.5
6gを仕込み、10mmHgの減圧下で1時間還流(re
flux)させた。次に分溜管のコックを切り替え、約25
0gを溜出させたところ、この中の加水分解性塩素含量
は31ppmであった。
用いなかった以外は実施例2と同様の操作を行ったとこ
ろ、得られた溜出物中の加水分解性塩素は422ppm
であった。
素含有量366ppmのヘキサメチレンジイソシアナー
ト300g、実施例2で用いた可塑剤2.1g、2−エ
チル−4−メチルイミダゾール0.1gを仕込み、10
0℃で1時間加熱した。次に10mmHgの減圧下で蒸
留し、約250gのヘキサメチレンジイソシアナートを
得た。この中の加水分解性塩素含有量は34ppmであ
った。
ル−4−メチルイミダゾールを用いないで、直接蒸留し
たところ、得られた精製ヘキサメチレンジイソシアナー
ト中の加水分解性塩素濃度は84ppmであった。
1126ppmの2−イソシアナトエチルメタクリレー
ト300g、実施例2と同じ可塑剤6.5g、トリエチ
レンジアミンを0.25g用い、70℃で処理した以外
は、実施例1と同様の処理を行ったところ、溜出物中の
加水分解性塩素含量は118ppmであった。
Claims (3)
- 【請求項1】加水分解性塩素を含有する粗イソシアナー
ト化合物を、アミン類の存在下に、エポキシ化合物にて
処理することにより、加水分解性塩素含有量の低減され
たイソシアナート化合物を得ることを特徴とするイソシ
アナート化合物の精製方法。 - 【請求項2】アミン類が、トリアルキルアミン(但し該
アルキル基の炭素数は4〜15である。)、下記式
[A]で表される化合物および2−アルキル−4−アル
キルイミダゾール(但し該アルキル基の炭素数は、それ
ぞれ独立に1〜3である。)のうちから選ばれた少なく
とも1種以上の化合物であることを特徴とする請求項1
に記載の方法: H2N−(CH2CH2NH)n−H ・・・・[A] (式[A]中、nは2以上の整数を示す。)。 - 【請求項3】アミン類を、加水分解性塩素の0.2〜2
倍当量の量で用いることを特徴とする請求項1〜2の何
れかに記載の方法。
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