JPH09320272A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JPH09320272A JPH09320272A JP8137158A JP13715896A JPH09320272A JP H09320272 A JPH09320272 A JP H09320272A JP 8137158 A JP8137158 A JP 8137158A JP 13715896 A JP13715896 A JP 13715896A JP H09320272 A JPH09320272 A JP H09320272A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数のビット線対それぞれと対応するプリチャ
ージ,バランス用のトランジスタ数を低減してこれらト
ランジスタの制限を緩和し、特性,信頼性の向上をはか
る。 【解決手段】各バランサ回路21〜2nを、ソース,ド
レインのうちの一方を第1,第2のビット線BLj1,
BLj2(j=1〜n)と対応接続し他方を共通接続し
ゲートに制御信号EQ1を受けるトランジスタT21,
T22を含む回路とする。プリチャージ回路30を、バ
ランサ回路21〜2nに対し1個、メモリセルアレイブ
ロックの形成領域外に設け、ソースに電源電位VCCを
受けゲートに制御信号EQ2を受けドレインをトランジ
スタT21,T22のソース,ドレインの他方の共通接
続点と接続するトランジスタT30を含む回路とする。
ージ,バランス用のトランジスタ数を低減してこれらト
ランジスタの制限を緩和し、特性,信頼性の向上をはか
る。 【解決手段】各バランサ回路21〜2nを、ソース,ド
レインのうちの一方を第1,第2のビット線BLj1,
BLj2(j=1〜n)と対応接続し他方を共通接続し
ゲートに制御信号EQ1を受けるトランジスタT21,
T22を含む回路とする。プリチャージ回路30を、バ
ランサ回路21〜2nに対し1個、メモリセルアレイブ
ロックの形成領域外に設け、ソースに電源電位VCCを
受けゲートに制御信号EQ2を受けドレインをトランジ
スタT21,T22のソース,ドレインの他方の共通接
続点と接続するトランジスタT30を含む回路とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に関
し、特にビット線対を所定のタイミングで所定のレベル
にプリチャージ,バランスさせる手段を備えた半導体記
憶装置に関する。
し、特にビット線対を所定のタイミングで所定のレベル
にプリチャージ,バランスさせる手段を備えた半導体記
憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置、中でもスタティック型
の半導体記憶装置においては、対をなす第1及び第2の
ビット線に1つのメモリセルの第1及び第2のデータ入
出力端を接続し、この対をなす第1及び第2のビット線
(以下、必要に応じビット線対という)を通して、メモ
リセルに対するデータの書込み,読出しが行われる。ま
た、ダイナミック型の半導体記憶装置においては、1つ
のメモリセルと接続するビット線は1本であるが、他の
基準電位のビット線と組合せて1対とし、この1対のビ
ット線を通して、メモリセルに対するデータの書込み,
読出しを行うようにした例も多い。
の半導体記憶装置においては、対をなす第1及び第2の
ビット線に1つのメモリセルの第1及び第2のデータ入
出力端を接続し、この対をなす第1及び第2のビット線
(以下、必要に応じビット線対という)を通して、メモ
リセルに対するデータの書込み,読出しが行われる。ま
た、ダイナミック型の半導体記憶装置においては、1つ
のメモリセルと接続するビット線は1本であるが、他の
基準電位のビット線と組合せて1対とし、この1対のビ
ット線を通して、メモリセルに対するデータの書込み,
読出しを行うようにした例も多い。
【0003】このような半導体記憶装置においては、メ
モリセルからデータを読出す場合、対をなす第1及び第
2のビット線(ダイナミック型の場合も含む)を所定の
タイミングで所定のレベルにプリチャージすると共に、
これら第1,第2のビット線の電位をバランスさせる、
プリチャージ回路及びバランサ回路を備えているのが一
般的である。以下、プリチャージ回路及びバランサ回路
を備えた半導体記憶装置の種々の例について説明する。
モリセルからデータを読出す場合、対をなす第1及び第
2のビット線(ダイナミック型の場合も含む)を所定の
タイミングで所定のレベルにプリチャージすると共に、
これら第1,第2のビット線の電位をバランスさせる、
プリチャージ回路及びバランサ回路を備えているのが一
般的である。以下、プリチャージ回路及びバランサ回路
を備えた半導体記憶装置の種々の例について説明する。
【0004】図11は従来のこの種の半導体記憶装置の
第1の例を示す回路図である。
第1の例を示す回路図である。
【0005】この第1の例の半導体記憶装置は,複数行
(m行),複数列(n列)にマトリクス状に配置された
スタティック型の複数のメモリセルM11〜Mmnを含
むメモリセルアレイ10と、メモリセルM11〜Mmn
の複数行それぞれと対応して設けられ対応する行のメモ
リセルを行単位で選択状態とする複数のワード線WL1
〜WLmと、メモリセルM11〜Mmnの複数列それぞ
れと対応して設けられ対応する列のメモリセルの第1及
び第2のデータ入出力端と対応接続して選択状態のメモ
リセルのデータを伝達する複数の対をなす第1及び第2
のビット線BL11,BL12〜BLn1,BLn2
と、複数の対をなす第1及び第2のビット線BL11,
BL12〜BLn1,BLn2それぞれの間に接続し第
1の制御信号EQ1に従ってオン,オフするトランジス
タT20を備え対をなす第1,第2のビット線の電位を
所定のタイミングでバランスさせるバランサ回路21x
〜2nxと、複数の対をなす第1及び第2のビット線B
L11,BL12〜BLn1,BLn2それぞれと対応
接続し第2の制御信号EQ2nに従ってオン,オフする
トランジスタT31x,T32xを備えて対をなす第
1,第2のビット線を所定のタイミングで所定の電位
(例えば電源電位VCC)にプリチャージするプリチャ
ージ回路31〜3nと、複数のメモリセルMC11〜M
Cmnの複数例それぞれと対応して設けられ対応する列
の伝達されたデータを増幅して出力するセンス増幅器5
1〜5nと、列選択信号Y1〜Ynに従って対応する列
のデータをセンス増幅器に伝達するスイッチ回路41〜
4nと、複数の対をなす第1,第2のビット線BL1
1,BL12〜BLn1,BLn2それぞれと対応接続
するトランジスタT61,T62を備えメモリセルのデ
ータの読出し,書込み時に負荷として動作する負荷回路
61〜6nと、書込み用のデータをスイッチ回路41〜
4nを通して第1,第2のビット線BL11,BL12
〜BLn1,BLn2に供給するライト回路70とを有
する構成となっている。
(m行),複数列(n列)にマトリクス状に配置された
スタティック型の複数のメモリセルM11〜Mmnを含
むメモリセルアレイ10と、メモリセルM11〜Mmn
の複数行それぞれと対応して設けられ対応する行のメモ
リセルを行単位で選択状態とする複数のワード線WL1
〜WLmと、メモリセルM11〜Mmnの複数列それぞ
れと対応して設けられ対応する列のメモリセルの第1及
び第2のデータ入出力端と対応接続して選択状態のメモ
リセルのデータを伝達する複数の対をなす第1及び第2
のビット線BL11,BL12〜BLn1,BLn2
と、複数の対をなす第1及び第2のビット線BL11,
BL12〜BLn1,BLn2それぞれの間に接続し第
1の制御信号EQ1に従ってオン,オフするトランジス
タT20を備え対をなす第1,第2のビット線の電位を
所定のタイミングでバランスさせるバランサ回路21x
〜2nxと、複数の対をなす第1及び第2のビット線B
L11,BL12〜BLn1,BLn2それぞれと対応
接続し第2の制御信号EQ2nに従ってオン,オフする
トランジスタT31x,T32xを備えて対をなす第
1,第2のビット線を所定のタイミングで所定の電位
(例えば電源電位VCC)にプリチャージするプリチャ
ージ回路31〜3nと、複数のメモリセルMC11〜M
Cmnの複数例それぞれと対応して設けられ対応する列
の伝達されたデータを増幅して出力するセンス増幅器5
1〜5nと、列選択信号Y1〜Ynに従って対応する列
のデータをセンス増幅器に伝達するスイッチ回路41〜
4nと、複数の対をなす第1,第2のビット線BL1
1,BL12〜BLn1,BLn2それぞれと対応接続
するトランジスタT61,T62を備えメモリセルのデ
ータの読出し,書込み時に負荷として動作する負荷回路
61〜6nと、書込み用のデータをスイッチ回路41〜
4nを通して第1,第2のビット線BL11,BL12
〜BLn1,BLn2に供給するライト回路70とを有
する構成となっている。
【0006】この第1の例において、制御信号EQ1
は、書込み(ライト)状態から読出し(リード)状態へ
の変化及びアドレス信号の変化のうちの一方を感知して
ワンショットパルスを発生する信号であり、このワンシ
ョットパルスの発生期間中、トランジスタT20をオン
にして対をなす第1,第2のビット線BL11,BL1
2〜BLn1,BLn2を同電位にバランスさせる。ま
た、制御信号EQ2は、ライト状態からリード状態への
変化を感知してワンショットパルスを発生する信号であ
り、このワンショットパルスの発生期間中、トランジス
タT31x,T32xをオンにして第1,第2のビット
線BL11,BL12〜BLn1,BLn2を電源電位
VCCレベルにプリチャージする。すなわち、メモリセ
ルのデータの読出し前に、第1,第2のビット線BL1
1,BL12〜BLn1,BLn2のレベルを電源電位
VCCにバランスさせておく。
は、書込み(ライト)状態から読出し(リード)状態へ
の変化及びアドレス信号の変化のうちの一方を感知して
ワンショットパルスを発生する信号であり、このワンシ
ョットパルスの発生期間中、トランジスタT20をオン
にして対をなす第1,第2のビット線BL11,BL1
2〜BLn1,BLn2を同電位にバランスさせる。ま
た、制御信号EQ2は、ライト状態からリード状態への
変化を感知してワンショットパルスを発生する信号であ
り、このワンショットパルスの発生期間中、トランジス
タT31x,T32xをオンにして第1,第2のビット
線BL11,BL12〜BLn1,BLn2を電源電位
VCCレベルにプリチャージする。すなわち、メモリセ
ルのデータの読出し前に、第1,第2のビット線BL1
1,BL12〜BLn1,BLn2のレベルを電源電位
VCCにバランスさせておく。
【0007】なお、メモリセルMC11〜MCmnの具
体的な回路例を図12に示す。この回路は、トランジス
タT1〜T4によるCMOS型のフリップフロップ回路
となっている。
体的な回路例を図12に示す。この回路は、トランジス
タT1〜T4によるCMOS型のフリップフロップ回路
となっている。
【0008】図13は従来の半導体記憶装置の第2の例
のプリチャージ回路及びバランサ回路部分の回路図であ
る。
のプリチャージ回路及びバランサ回路部分の回路図であ
る。
【0009】この第2の例は、第1の例の制御信号EQ
1,EQ2を1つの制御信号EQxに統合し、この制御
信号EQxによりバランサ回路21x〜2nx及びプリ
チャージ回路31〜3nを制御するようにしたものであ
る。
1,EQ2を1つの制御信号EQxに統合し、この制御
信号EQxによりバランサ回路21x〜2nx及びプリ
チャージ回路31〜3nを制御するようにしたものであ
る。
【0010】図14は従来の半導体記憶装置の第3の例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【0011】この第3の例は、第1の例におけるプリチ
ャージ回路31〜3nのトランジスタT31x,T32
xがPチャネル型であったものをNチャネル型のT31
y,T32yに置き換えてプリチャージ回路31x〜3
nxとし、かつその制御信号をEQ2のレベル反転信号
のEQ2*とし、また、同様に負荷回路のトランジスタ
もNチャネル型のT61x,T62xとして負荷回路6
1x〜6nxとしたものである。この場合、トランジス
タT61x,T62xのゲートは、これらトランジスタ
を常時オン状態とするため、電源電位VCC供給端に接
続されている。
ャージ回路31〜3nのトランジスタT31x,T32
xがPチャネル型であったものをNチャネル型のT31
y,T32yに置き換えてプリチャージ回路31x〜3
nxとし、かつその制御信号をEQ2のレベル反転信号
のEQ2*とし、また、同様に負荷回路のトランジスタ
もNチャネル型のT61x,T62xとして負荷回路6
1x〜6nxとしたものである。この場合、トランジス
タT61x,T62xのゲートは、これらトランジスタ
を常時オン状態とするため、電源電位VCC供給端に接
続されている。
【0012】この第3の例では、ビット線BL11,B
L12〜BLn1,BLn2のプリチャージ電位は電源
電位VCCに対してNチャネル型のトランジスタT61
x,T62x,T31y,T32yのしきい値電圧分だ
け低い電位であり、その分、動作の高速化が可能とな
る。
L12〜BLn1,BLn2のプリチャージ電位は電源
電位VCCに対してNチャネル型のトランジスタT61
x,T62x,T31y,T32yのしきい値電圧分だ
け低い電位であり、その分、動作の高速化が可能とな
る。
【0013】図15は従来の半導体記憶装置の第4の例
のプリチャージ回路及びバランサ回路部分の回路図であ
る。
のプリチャージ回路及びバランサ回路部分の回路図であ
る。
【0014】この第4の例は、第3の例における制御信
号EQ1,EQ2*を統合してEQyとし、この制御信
号EQyによりバランサ回路21x〜2nxのトランジ
スタT20を制御し、制御信号EQyのレベル反転信号
によりプリチャージ回路31y〜3nyのトランジスタ
T31y,T32yを制御するようにしたものでプリチ
ャージ回路31y〜3nyには制御信号EQyのレベル
を反転させるためのインバータIV30が設けられてい
る。
号EQ1,EQ2*を統合してEQyとし、この制御信
号EQyによりバランサ回路21x〜2nxのトランジ
スタT20を制御し、制御信号EQyのレベル反転信号
によりプリチャージ回路31y〜3nyのトランジスタ
T31y,T32yを制御するようにしたものでプリチ
ャージ回路31y〜3nyには制御信号EQyのレベル
を反転させるためのインバータIV30が設けられてい
る。
【0015】図16は従来の半導体記憶装置の第5の例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【0016】この第5の例は、第2の例(図13)にお
ける制御信号EQxに代えて、メモリセルMC11〜M
Cmnの複数例それぞれと対応する列選択信号Y1〜Y
nのレベル反転信号によって、バランサ回路及びプリチ
ャージ回路のトランジスタT20,T31x,T32x
を制御するようにしたものであり、バランサ回路21y
〜2nyそれぞれには、列選択信号Y1〜Ynのレベル
反転信号を生成するためのインバータIV20が設けら
れている。
ける制御信号EQxに代えて、メモリセルMC11〜M
Cmnの複数例それぞれと対応する列選択信号Y1〜Y
nのレベル反転信号によって、バランサ回路及びプリチ
ャージ回路のトランジスタT20,T31x,T32x
を制御するようにしたものであり、バランサ回路21y
〜2nyそれぞれには、列選択信号Y1〜Ynのレベル
反転信号を生成するためのインバータIV20が設けら
れている。
【0017】この第5の例では、選択された例のみ、第
1,第2のビット線のプリチャージ及びバランス動作が
行われるので、その充放電による消費電力が少なくな
る。
1,第2のビット線のプリチャージ及びバランス動作が
行われるので、その充放電による消費電力が少なくな
る。
【0018】図17は従来の半導体記憶装置の第6の例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【0019】この第6の例は、第4の例(図15)にお
ける制御信号EQyに代えて、メモリセルMC11〜M
Cmnの複数例それぞれと対応する列選択信号Y1〜Y
nのレベル反転信号によって、バランサ回路21y〜2
ny及びプリチャージ回路31z〜3nzを制御するよ
うにしたものであり、バランサ回路21y〜2nyそれ
ぞれには、列選択信号Y1〜Ynのレベル反転信号を生
成するためのインバータIV20が設けられている。
ける制御信号EQyに代えて、メモリセルMC11〜M
Cmnの複数例それぞれと対応する列選択信号Y1〜Y
nのレベル反転信号によって、バランサ回路21y〜2
ny及びプリチャージ回路31z〜3nzを制御するよ
うにしたものであり、バランサ回路21y〜2nyそれ
ぞれには、列選択信号Y1〜Ynのレベル反転信号を生
成するためのインバータIV20が設けられている。
【0020】この第6の例では、第1,第2のビット線
のプリチャージ電位は、電源電位VCCに対しNチャネ
ルトランジスタのしきい値電圧分だけ低く、高速動作が
可能であり、しかも選択した列のみの第1,第2のビッ
ト線のプリチャージ,バランス動作となるので、消費電
力が少なくなる。
のプリチャージ電位は、電源電位VCCに対しNチャネ
ルトランジスタのしきい値電圧分だけ低く、高速動作が
可能であり、しかも選択した列のみの第1,第2のビッ
ト線のプリチャージ,バランス動作となるので、消費電
力が少なくなる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
記憶装置は、第1及び第2のビット線をプリチャージ,
バランスさせるために、1列あたり少なくとも3個のト
ランジスタが必要であり、微細化が進展する環境下にあ
って、列間隔,ビット線間隔は狭くなる一方であるの
で、これらトランジスタを配置するためのスペース及び
配置位置が制限され、これらトランジスタのサイズ及び
形状が制限されて動作速度の向上、大容量化に伴うビッ
ト線の寄生容量,寄生抵抗の増大に対する動作速度の維
持,向上が困難であるという問題点、これらトランジス
タをビット線上の、特性上(例えば動作速度)最適な位
置に配置することが困難であり、特性の向上が困難であ
るという問題点、及びこれらトランジスタの他層との接
続のための適正なスペース,配置位置が得難く、接続上
の信頼度の低下が発生しやすいという問題点がある。
記憶装置は、第1及び第2のビット線をプリチャージ,
バランスさせるために、1列あたり少なくとも3個のト
ランジスタが必要であり、微細化が進展する環境下にあ
って、列間隔,ビット線間隔は狭くなる一方であるの
で、これらトランジスタを配置するためのスペース及び
配置位置が制限され、これらトランジスタのサイズ及び
形状が制限されて動作速度の向上、大容量化に伴うビッ
ト線の寄生容量,寄生抵抗の増大に対する動作速度の維
持,向上が困難であるという問題点、これらトランジス
タをビット線上の、特性上(例えば動作速度)最適な位
置に配置することが困難であり、特性の向上が困難であ
るという問題点、及びこれらトランジスタの他層との接
続のための適正なスペース,配置位置が得難く、接続上
の信頼度の低下が発生しやすいという問題点がある。
【0022】また、プリチャージ回路が複数の対をなす
第1,第2のビット線(ビット線対)と対応して設けら
れているので、プリチャージ特性の向上対策、例えばプ
リチャージタイミング、電流駆動能力の調整,設定(高
速化、製造ばらつきに対する調整)等の手段が取りにく
いという問題点がある。
第1,第2のビット線(ビット線対)と対応して設けら
れているので、プリチャージ特性の向上対策、例えばプ
リチャージタイミング、電流駆動能力の調整,設定(高
速化、製造ばらつきに対する調整)等の手段が取りにく
いという問題点がある。
【0023】本発明の第1の目的は、複数の対をなす第
1及び第2のビット線(ビット線対)それぞれと対応す
るプリチャージ,バランス用のトランジスタの数を低減
してこれらトランジスタのサイズ,形状,配置位置等の
制限を緩和し、特性及び信頼性の向上をはかることがで
きる半導体記憶装置を提供することにあり、第2の目的
は、プリチャージ特性の向上対策が取りやすくなる半導
体記憶装置を提供することにある。
1及び第2のビット線(ビット線対)それぞれと対応す
るプリチャージ,バランス用のトランジスタの数を低減
してこれらトランジスタのサイズ,形状,配置位置等の
制限を緩和し、特性及び信頼性の向上をはかることがで
きる半導体記憶装置を提供することにあり、第2の目的
は、プリチャージ特性の向上対策が取りやすくなる半導
体記憶装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、複数行,複数例に配置された複数のメモリセルの複
数列それぞれと対応して設けられ対応する列の選択状態
のメモリセルのデータを伝達する対をなす第1及び第2
のビット線からなる複数のビット線対と、これら複数の
ビット線対それぞれと対応して設けられソース,ドレイ
ンのうちの一方を対応するビット線対の第1及び第2の
ビット線と対応接続し他方を共通接続しゲートに第1の
制御信号を受けてオン,オフする第1及び第2のトラン
ジスタを備え所定のタイミングで前記第1及び第2のビ
ット線の電位をバランスさせる複数のバランサ回路と、
ソース,ドレインのうちの一方に所定の電位を受け他方
を前記複数のバランサ回路それぞれの第1及び第2のト
ランジスタのソース,ドレインのうちの他方と共通接続
しゲートに第2の制御信号を受けてオン,オフする第3
のトランジスタを備え所定のタイミングで前記第1及び
第2のトランジスタのソース,ドレインのうちの他方に
所定の電位を供給するプリチャージ回路とを有してい
る。また、プリチャージ回路を、複数行,複数列に配置
された複数のメモリセルと、これら複数のメモリセルの
複数行それぞれと対応して設けられ対応する行のメモリ
セルを行単位で選択状態とする複数のワード線と、前記
複数のメモリセルの複数列をそれぞれと対応して設けら
れ対応する列の選択状態のメモリセルのデータを伝達す
る対をなす第1及び第2のビット線からなる複数のビッ
ト線対とを含むメモリセルアレイブロックの形成領域の
外側領域に形成するようにして構成される。
は、複数行,複数例に配置された複数のメモリセルの複
数列それぞれと対応して設けられ対応する列の選択状態
のメモリセルのデータを伝達する対をなす第1及び第2
のビット線からなる複数のビット線対と、これら複数の
ビット線対それぞれと対応して設けられソース,ドレイ
ンのうちの一方を対応するビット線対の第1及び第2の
ビット線と対応接続し他方を共通接続しゲートに第1の
制御信号を受けてオン,オフする第1及び第2のトラン
ジスタを備え所定のタイミングで前記第1及び第2のビ
ット線の電位をバランスさせる複数のバランサ回路と、
ソース,ドレインのうちの一方に所定の電位を受け他方
を前記複数のバランサ回路それぞれの第1及び第2のト
ランジスタのソース,ドレインのうちの他方と共通接続
しゲートに第2の制御信号を受けてオン,オフする第3
のトランジスタを備え所定のタイミングで前記第1及び
第2のトランジスタのソース,ドレインのうちの他方に
所定の電位を供給するプリチャージ回路とを有してい
る。また、プリチャージ回路を、複数行,複数列に配置
された複数のメモリセルと、これら複数のメモリセルの
複数行それぞれと対応して設けられ対応する行のメモリ
セルを行単位で選択状態とする複数のワード線と、前記
複数のメモリセルの複数列をそれぞれと対応して設けら
れ対応する列の選択状態のメモリセルのデータを伝達す
る対をなす第1及び第2のビット線からなる複数のビッ
ト線対とを含むメモリセルアレイブロックの形成領域の
外側領域に形成するようにして構成される。
【0025】また、プリチャージ回路を、ソースに電源
電位を受けゲートに第2の制御信号を受けドレインを複
数のバランサ回路それぞれの第1及び第2のトランジス
タのソース,ドレインのうちの他方と接続するPチャネ
ル型の第3のトランジスタを含み、前記第2の制御信号
の活性レベルの期間に前記第1及び第2のトランジスタ
のソース,ドレインのちの他方に前記電源電位を供給す
る回路とするか、ドレインに電源電位を受けゲートに第
2の制御信号を受けソースを複数のバランサ回路それぞ
れの第1及び第2のトランジスタのソース,ドレインの
うちの他方と接続するNチャネル型の第3のトランジス
タを含み、前記第2の制御信号の活性レベルの期間に前
記第1及び第2のトランジスタのソース,ドレインのう
ちの他方に前記電源電位に対し前記第3のトランジスタ
のしきい値電圧分だけ低い電位を供給する回路として構
成される。
電位を受けゲートに第2の制御信号を受けドレインを複
数のバランサ回路それぞれの第1及び第2のトランジス
タのソース,ドレインのうちの他方と接続するPチャネ
ル型の第3のトランジスタを含み、前記第2の制御信号
の活性レベルの期間に前記第1及び第2のトランジスタ
のソース,ドレインのちの他方に前記電源電位を供給す
る回路とするか、ドレインに電源電位を受けゲートに第
2の制御信号を受けソースを複数のバランサ回路それぞ
れの第1及び第2のトランジスタのソース,ドレインの
うちの他方と接続するNチャネル型の第3のトランジス
タを含み、前記第2の制御信号の活性レベルの期間に前
記第1及び第2のトランジスタのソース,ドレインのう
ちの他方に前記電源電位に対し前記第3のトランジスタ
のしきい値電圧分だけ低い電位を供給する回路として構
成される。
【0026】また、プリチャージ回路を、ソース,ドレ
インのうちの一方に互いに異なる電源電位を受けゲート
に対応する制御信号を受けソース,ドレインの他方を共
通接続してバランサ回路の駆動端とする複数のトランジ
スタを含む回路として構成される。
インのうちの一方に互いに異なる電源電位を受けゲート
に対応する制御信号を受けソース,ドレインの他方を共
通接続してバランサ回路の駆動端とする複数のトランジ
スタを含む回路として構成される。
【0027】また、プリチャージ回路を、複数のトラン
ジスタと、これら複数のトランジスタそれぞれの活性,
非活性を制御してバランサ回路の電流駆動能力を制御す
る電流駆動能力制御手段とを含む回路とし、電流駆動能
力制御手段を、複数のトランジスタそれぞれと対応して
設けられ、所定の工程で切断可能なヒューズ素子として
構成される。
ジスタと、これら複数のトランジスタそれぞれの活性,
非活性を制御してバランサ回路の電流駆動能力を制御す
る電流駆動能力制御手段とを含む回路とし、電流駆動能
力制御手段を、複数のトランジスタそれぞれと対応して
設けられ、所定の工程で切断可能なヒューズ素子として
構成される。
【0028】また、複数のビット線対それぞれと対応し
て設けられ対応する列選択信号により対応するビット線
対とセンス増幅器との間の接続,非接続を制御する複数
のスイッチ回路を含み、複数のバランサ回路それぞれの
第1及び第2のトランジスタのゲートに、第2の制御信
号に代えて、前記対応する列選択信号から生成され前記
スイッチ回路を非接続とする期間に前記第1及び第2の
トランジスタを導通状態とする列対応制御信号を伝達す
るようにして構成される。
て設けられ対応する列選択信号により対応するビット線
対とセンス増幅器との間の接続,非接続を制御する複数
のスイッチ回路を含み、複数のバランサ回路それぞれの
第1及び第2のトランジスタのゲートに、第2の制御信
号に代えて、前記対応する列選択信号から生成され前記
スイッチ回路を非接続とする期間に前記第1及び第2の
トランジスタを導通状態とする列対応制御信号を伝達す
るようにして構成される。
【0029】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0030】図1は本発明の第1の実施の形態を示す回
路図である。
路図である。
【0031】この第1の実施の形態が図11に示された
従来の半導体記憶装置と相違する点は、バランサ回路2
1X〜21nxに代えて、対をなす第1及び第2のビッ
ト線(BL11,BL12〜BLn1,BLn2)から
なる複数のビット線対それぞれと対応して、ソース,ド
レインのうちの一方を対応するビット線対の第1及び第
2のビット線それぞれと対応接続し他方を共通接続しゲ
ートに第1の制御信号EQ1を受けてオン,オフするP
チャネル型の第1及び第2のトランジスタT21,T2
2を備え所定のタイミングで対応するビット線対の第1
及び第2のビット線の電位をバランスさせる複数のバラ
ンサ回路21〜2nを設け、プリチャージ回路31〜3
nに代えて、ソースに電源電位VCCを受けドレインを
複数のバランサ回路21〜2nそれぞれのトランジスタ
T21,T22のソース,ドレインのうちの他方と共通
接続しゲートに第2の制御信号EQ2を受けてオン,オ
フする第3のトランジスタT30を備え所定のタイミン
グで複数のバランサ回路21〜2nそれぞれのトランジ
スタT21,T22のソース,ドレインのうちの他方に
電源電位VCCを供給するプリチャージ回路30を、メ
モリセルMC11〜MCmn、ワード線WL1〜WLm
及び対をなす第1及び第2のビット線BL11,BL1
2〜BLn1,BLn2を含むメモリセルアレイ10の
形成領域の外側領域に形成して設けた点にある。
従来の半導体記憶装置と相違する点は、バランサ回路2
1X〜21nxに代えて、対をなす第1及び第2のビッ
ト線(BL11,BL12〜BLn1,BLn2)から
なる複数のビット線対それぞれと対応して、ソース,ド
レインのうちの一方を対応するビット線対の第1及び第
2のビット線それぞれと対応接続し他方を共通接続しゲ
ートに第1の制御信号EQ1を受けてオン,オフするP
チャネル型の第1及び第2のトランジスタT21,T2
2を備え所定のタイミングで対応するビット線対の第1
及び第2のビット線の電位をバランスさせる複数のバラ
ンサ回路21〜2nを設け、プリチャージ回路31〜3
nに代えて、ソースに電源電位VCCを受けドレインを
複数のバランサ回路21〜2nそれぞれのトランジスタ
T21,T22のソース,ドレインのうちの他方と共通
接続しゲートに第2の制御信号EQ2を受けてオン,オ
フする第3のトランジスタT30を備え所定のタイミン
グで複数のバランサ回路21〜2nそれぞれのトランジ
スタT21,T22のソース,ドレインのうちの他方に
電源電位VCCを供給するプリチャージ回路30を、メ
モリセルMC11〜MCmn、ワード線WL1〜WLm
及び対をなす第1及び第2のビット線BL11,BL1
2〜BLn1,BLn2を含むメモリセルアレイ10の
形成領域の外側領域に形成して設けた点にある。
【0032】次に、この第1の実施の形態の動作につい
て、図2及び図3に示されたタイミング図を併せて参照
し説明する。
て、図2及び図3に示されたタイミング図を併せて参照
し説明する。
【0033】まず、メモリセルMC11が選択されてそ
のリード動作が終わった後、同一ビット線BL11,B
L12上のメモリセルMCm1が選択され、リード状態
が接続される(ライト/リード信号WRが高レベルのま
ま)図2の場合について説明する。ここで便宜上、メモ
リセルMC11にはビット線BL11側が“0”レベル
(低レベル)、メモリセルMCm1には逆の“1”レベ
ル(高レベル)のデータが保持されているものとする。
のリード動作が終わった後、同一ビット線BL11,B
L12上のメモリセルMCm1が選択され、リード状態
が接続される(ライト/リード信号WRが高レベルのま
ま)図2の場合について説明する。ここで便宜上、メモ
リセルMC11にはビット線BL11側が“0”レベル
(低レベル)、メモリセルMCm1には逆の“1”レベ
ル(高レベル)のデータが保持されているものとする。
【0034】列選択信号Y1及びワード線WL1〜WL
mが非選択レベルの期間(図2のt1)では、常時オン
状態にあるトランジスタT61,T62によってビット
線BL11,BL12〜BLn1,BLn2は電源電位
VCCレベルとなっており、また、アドレス信号ADの
アドレス値の変化により、対をなす第1,第2のビット
線はバランスしている。
mが非選択レベルの期間(図2のt1)では、常時オン
状態にあるトランジスタT61,T62によってビット
線BL11,BL12〜BLn1,BLn2は電源電位
VCCレベルとなっており、また、アドレス信号ADの
アドレス値の変化により、対をなす第1,第2のビット
線はバランスしている。
【0035】ワード線WL1及び列選択信号Y1により
メモリセルMC11が選択されると(図2のt2)、ビ
ット線BL11からメモリセルMC11内に電流が流れ
込み、ビット線BL11は低レベルとなり、一方、ビッ
ト線BL12は電源電位VCCのままである(図2−t
3)。このビット線BL11,BL12の差電位をセン
ス増幅器51で増幅し外部へ出力する。
メモリセルMC11が選択されると(図2のt2)、ビ
ット線BL11からメモリセルMC11内に電流が流れ
込み、ビット線BL11は低レベルとなり、一方、ビッ
ト線BL12は電源電位VCCのままである(図2−t
3)。このビット線BL11,BL12の差電位をセン
ス増幅器51で増幅し外部へ出力する。
【0036】次にメモリセルMCm1を選択するため、
アドレス信号ADのアドレス値が変化すると(図2のt
4)、これを検知して制御信号EQ1に活性レベル(低
レベル)のワンショットパルスが発生する。このワンシ
ョットパルスの発生期間中(図2のt5)、トランジス
タT21,T22はオン状態となりビット線BL11,
BL12はバランスされ、かつトランジスタT61,T
62によって電源電位VCCレベルとなる(図2のt
6)。このビット線BL11,BL12のバランス後、
列選択信号Y1は選択レベルのままでワード線WLmが
選択レベルとなり、メモリセルMCm1が選択される
と、今度はビット線BL12が低レベル、ビット線BL
11は電源電位VCCのままとなり(図2のt7)、ビ
ット線BL11,BL12の差電位がセンス増幅器51
で増幅され、外部へ出力される。
アドレス信号ADのアドレス値が変化すると(図2のt
4)、これを検知して制御信号EQ1に活性レベル(低
レベル)のワンショットパルスが発生する。このワンシ
ョットパルスの発生期間中(図2のt5)、トランジス
タT21,T22はオン状態となりビット線BL11,
BL12はバランスされ、かつトランジスタT61,T
62によって電源電位VCCレベルとなる(図2のt
6)。このビット線BL11,BL12のバランス後、
列選択信号Y1は選択レベルのままでワード線WLmが
選択レベルとなり、メモリセルMCm1が選択される
と、今度はビット線BL12が低レベル、ビット線BL
11は電源電位VCCのままとなり(図2のt7)、ビ
ット線BL11,BL12の差電位がセンス増幅器51
で増幅され、外部へ出力される。
【0037】次に、メモリセルMC11が選択されてそ
のライト動作が終わった後、メモリセルMCm1が選択
されてリード状態になる(WRがMC11選択時低レベ
ル,MCm1選択時高レベル)図3の場合について説明
する。ここで便宜上、メモリセルMCm1に“1”レベ
ルのデータが保持されているものとする。
のライト動作が終わった後、メモリセルMCm1が選択
されてリード状態になる(WRがMC11選択時低レベ
ル,MCm1選択時高レベル)図3の場合について説明
する。ここで便宜上、メモリセルMCm1に“1”レベ
ルのデータが保持されているものとする。
【0038】列選択信号Y1及びワード線WL1〜WL
mが非選択レベルの期間では、図2の場合と同様に、ビ
ット線BL11,BL12は電源電位レベルにバランス
している。
mが非選択レベルの期間では、図2の場合と同様に、ビ
ット線BL11,BL12は電源電位レベルにバランス
している。
【0039】列選択信号Y1及びワード線WL1により
メモリセルMC11が選択されると(図3−t1)、ラ
イト回路70に出力信号によって、ビット線BL11か
らライト回路70の出力信号によって、ビット線BL1
1からライト回路70に電流が流れ込み、ビット線BL
11はVSSレベルの低レベル、ビット線BL12は電
源電位VCCのままとなり、メモリセルMC11への書
込みが行われる(図3のt2)。
メモリセルMC11が選択されると(図3−t1)、ラ
イト回路70に出力信号によって、ビット線BL11か
らライト回路70の出力信号によって、ビット線BL1
1からライト回路70に電流が流れ込み、ビット線BL
11はVSSレベルの低レベル、ビット線BL12は電
源電位VCCのままとなり、メモリセルMC11への書
込みが行われる(図3のt2)。
【0040】次にメモリセルMCm1を選択するために
アドレス信号ADのアドレス値が変化し、このメモリセ
ルMCm1の保持データを読出すためにライト/リード
信号WRが高レベルへ変化すると(図3のt3)、制御
信号EQ1にはアドレス値の変化の検知により、また制
御信号EQ2にはライト状態からリード状態への変化を
検知により、それぞれ活性レベル(低レベル)のワンシ
ョットパルスが発生する。その結果、トランジスタT2
1,T22,T30がオン状態となり、プリチャージ回
路30からビット線BL11に電流が流れ込み、ビット
線BL11は急速に電源電位VCCレベルとなりかつビ
ット線BL11,12は電源電位レベルにバランスする
(図3のt5)。
アドレス信号ADのアドレス値が変化し、このメモリセ
ルMCm1の保持データを読出すためにライト/リード
信号WRが高レベルへ変化すると(図3のt3)、制御
信号EQ1にはアドレス値の変化の検知により、また制
御信号EQ2にはライト状態からリード状態への変化を
検知により、それぞれ活性レベル(低レベル)のワンシ
ョットパルスが発生する。その結果、トランジスタT2
1,T22,T30がオン状態となり、プリチャージ回
路30からビット線BL11に電流が流れ込み、ビット
線BL11は急速に電源電位VCCレベルとなりかつビ
ット線BL11,12は電源電位レベルにバランスする
(図3のt5)。
【0041】このビット線BL11,BL12のプリチ
ャージ及びバランス後、ワード線WLmによりメモリセ
ルMCm1が選択されると、今度はビット線BL12が
低レベルとなり、以下図2の場合と同様にしてMCm1
の保持データが外部へ出力される。
ャージ及びバランス後、ワード線WLmによりメモリセ
ルMCm1が選択されると、今度はビット線BL12が
低レベルとなり、以下図2の場合と同様にしてMCm1
の保持データが外部へ出力される。
【0042】この第1の実施の形態においては、対をな
す第1及び第2のビット線(BL11,BL12〜BL
n1,BLn2)からなる複数ビット線対それぞれと対
応して、2個のトランジスタT21,T22からバラン
サ回路(21〜2n)を配置するだけで済み、かつプリ
チャージ回路30は、これら複数のビット線対に対し1
つで済み、しかもこのプリチャージ回路30は、メモリ
セルアレイ10,ワード線WL1〜WLm,ビット線B
L11,BL12〜BLn1,BLn2を含むメモリセ
ルアレイブロックの形成領域の外側の領域に形成されて
いるので、複数のビット線対それぞれに配置されるプリ
チャージ,バランス用のトランジスタの数を従来の半導
体記憶装置の2/3とすることができ、その分、これら
トランジスタのサイズ及び形状、配置位置等も緩和する
ことができ、特性の向上、信頼性の向上をはかることが
できる。
す第1及び第2のビット線(BL11,BL12〜BL
n1,BLn2)からなる複数ビット線対それぞれと対
応して、2個のトランジスタT21,T22からバラン
サ回路(21〜2n)を配置するだけで済み、かつプリ
チャージ回路30は、これら複数のビット線対に対し1
つで済み、しかもこのプリチャージ回路30は、メモリ
セルアレイ10,ワード線WL1〜WLm,ビット線B
L11,BL12〜BLn1,BLn2を含むメモリセ
ルアレイブロックの形成領域の外側の領域に形成されて
いるので、複数のビット線対それぞれに配置されるプリ
チャージ,バランス用のトランジスタの数を従来の半導
体記憶装置の2/3とすることができ、その分、これら
トランジスタのサイズ及び形状、配置位置等も緩和する
ことができ、特性の向上、信頼性の向上をはかることが
できる。
【0043】なお、この第1の実施の形態において、制
御信号EQ1をアドレス信号ADのアドレス値の変化、
ライト状態からリード状態への変化に応じて活性レベル
(低レベル)のワンショットパルスを発生する信号と
し、制御信号EQ2をライト状態からリード状態への変
化に応じて活性レベル(低レベル)のワンショットパル
スを発生する信号としたが、これら制御信号EQ1,E
Q2には、この半導体記憶装置の外部からのライトイネ
ーブル信号又はライト/リード信号、チップイネーブル
信号、アドレス信号のアドレス値の変化等に同期して生
成された様々な信号、及びこれらを元に生成された信号
を利用することができ、また、1つの信号とすることも
できる。ただし、プリチャージ回路30によりビット線
BL11,BL12〜BLn1,BLn2をプリチャー
ジする期間には、バランサ回路21〜2nのトランジス
タT21,T22をオン状態とする必要がある。
御信号EQ1をアドレス信号ADのアドレス値の変化、
ライト状態からリード状態への変化に応じて活性レベル
(低レベル)のワンショットパルスを発生する信号と
し、制御信号EQ2をライト状態からリード状態への変
化に応じて活性レベル(低レベル)のワンショットパル
スを発生する信号としたが、これら制御信号EQ1,E
Q2には、この半導体記憶装置の外部からのライトイネ
ーブル信号又はライト/リード信号、チップイネーブル
信号、アドレス信号のアドレス値の変化等に同期して生
成された様々な信号、及びこれらを元に生成された信号
を利用することができ、また、1つの信号とすることも
できる。ただし、プリチャージ回路30によりビット線
BL11,BL12〜BLn1,BLn2をプリチャー
ジする期間には、バランサ回路21〜2nのトランジス
タT21,T22をオン状態とする必要がある。
【0044】図4は本発明の第2の実施の形態のプリチ
ャージ回路部分の回路図である。なお、その他の部分は
図1に示された回路と同様である。
ャージ回路部分の回路図である。なお、その他の部分は
図1に示された回路と同様である。
【0045】この第2の実施の形態のプリチャージ回路
30aは、ソースに電源電位VCC1を受けゲートに制
御信号EQ2aを受けるPチャネル型のトランジスタT
31と、ソースに電源電位VCC1とは異なる電源電位
VCC2を受けゲートに制御信号EQ2bを受けドレイ
ンをトランジスタT31のドレインと接続してこれらド
レインをバランサ回路21〜2nのトランジスタT2
1,22のソース,ドレインのうち他方の共通接続点と
接続するPチャネル型のトランジスタT32とを備えた
構成となっている。
30aは、ソースに電源電位VCC1を受けゲートに制
御信号EQ2aを受けるPチャネル型のトランジスタT
31と、ソースに電源電位VCC1とは異なる電源電位
VCC2を受けゲートに制御信号EQ2bを受けドレイ
ンをトランジスタT31のドレインと接続してこれらド
レインをバランサ回路21〜2nのトランジスタT2
1,22のソース,ドレインのうち他方の共通接続点と
接続するPチャネル型のトランジスタT32とを備えた
構成となっている。
【0046】この第2の実施の形態においては、制御信
号EQ2a,EQ2bを例えば内部回路の動作タイミン
グに応じた信号とすることにより、トランジスタT3
1,T32によるビット線BL11,BL12〜BLn
1,BLn2のプリチャージを、内部回路の動作タイミ
ングに応じた信号とすることにより、トランジスタT3
1,T32によるビット線BL11,BL12〜BLn
1,BLn2のプリチャージを、内部回路の動作タイミ
ングに応じて行うことができ、かつ、これらビット線を
異なる電位にプリチャージすることができるので、動作
速度を含む種々の特性の向上をはかることができる。こ
こで、トランジスタT31,T32の電流駆動能力をト
ランジスタT61,T62より十分大きくすることによ
り、ビット線のプリチャージ電位及びプリチャージタイ
ミングを、強制的にプリチャージ回路30aにより制御
できる。ただし、プリチャージ回路30aによるビット
線のプリチャージ期間は、バランサ回路21〜2nのト
ランジスタT21,22をオン状態にしておく必要があ
る。
号EQ2a,EQ2bを例えば内部回路の動作タイミン
グに応じた信号とすることにより、トランジスタT3
1,T32によるビット線BL11,BL12〜BLn
1,BLn2のプリチャージを、内部回路の動作タイミ
ングに応じた信号とすることにより、トランジスタT3
1,T32によるビット線BL11,BL12〜BLn
1,BLn2のプリチャージを、内部回路の動作タイミ
ングに応じて行うことができ、かつ、これらビット線を
異なる電位にプリチャージすることができるので、動作
速度を含む種々の特性の向上をはかることができる。こ
こで、トランジスタT31,T32の電流駆動能力をト
ランジスタT61,T62より十分大きくすることによ
り、ビット線のプリチャージ電位及びプリチャージタイ
ミングを、強制的にプリチャージ回路30aにより制御
できる。ただし、プリチャージ回路30aによるビット
線のプリチャージ期間は、バランサ回路21〜2nのト
ランジスタT21,22をオン状態にしておく必要があ
る。
【0047】なお、この第2の実施の形態においては、
電源電位をVCC1,VCC2、制御信号をEQ2a,
EQ2bとし、トランジスタT31,T32を用いた回
路例について説明したが、本発明はこれらに限定される
ものではなく、周辺回路等からの複数の信号により制御
されて異なる複数の電位をバランサ回路に供給する回路
であればよい。
電源電位をVCC1,VCC2、制御信号をEQ2a,
EQ2bとし、トランジスタT31,T32を用いた回
路例について説明したが、本発明はこれらに限定される
ものではなく、周辺回路等からの複数の信号により制御
されて異なる複数の電位をバランサ回路に供給する回路
であればよい。
【0048】図5は本発明の第3の実施の形態のプリチ
ャージ回路部分の回路図である。なお、その他の部分は
図1に示された回路と同様である。
ャージ回路部分の回路図である。なお、その他の部分は
図1に示された回路と同様である。
【0049】この第3の実施の形態のプリチャージ回路
30bは、ソースに共に電源電位VCCを受け、ゲート
に共に制御信号EQ2を受け互いに異なる電流駆動能力
をもつPチャネル型のトランジスタT31,T32と、
一端をそれぞれトランジスタT31,T32のドレイン
と対応接続し他端を共にバランサ回路21〜2nのトラ
ンジスタ回路21〜2nのトランジスタT21,T22
のソース,ドレインのうちの他方の共通接続点と接続す
るレーザー等で切断可能なヒューズF31,F32とを
備えた構成となっている。
30bは、ソースに共に電源電位VCCを受け、ゲート
に共に制御信号EQ2を受け互いに異なる電流駆動能力
をもつPチャネル型のトランジスタT31,T32と、
一端をそれぞれトランジスタT31,T32のドレイン
と対応接続し他端を共にバランサ回路21〜2nのトラ
ンジスタ回路21〜2nのトランジスタT21,T22
のソース,ドレインのうちの他方の共通接続点と接続す
るレーザー等で切断可能なヒューズF31,F32とを
備えた構成となっている。
【0050】この第3の実施の形態においては、ウェハ
ー等の状態でヒューズF31,F32を切断,非切断状
態とすることにより、例えば、ヒューズF31のみを切
断することによりトランジスタT32の駆動能力、ヒュ
ーズF32のみを切断することによりトランジスタT3
1の駆動能力、ヒューズF31,F32を共に非切断す
ることによりトランジスタT31,T32を合せた駆動
能力のプリチャージ回路30bを得ることができる。す
なわち、プリチャージ回路30bによるバランサ回路2
1〜2n、従ってビット線BL11,BL12〜BL
1,BLn2の駆動能力を調整することができるので、
製造ばらつきや変動等を抑えることができ、特性の向上
をはかることができる。
ー等の状態でヒューズF31,F32を切断,非切断状
態とすることにより、例えば、ヒューズF31のみを切
断することによりトランジスタT32の駆動能力、ヒュ
ーズF32のみを切断することによりトランジスタT3
1の駆動能力、ヒューズF31,F32を共に非切断す
ることによりトランジスタT31,T32を合せた駆動
能力のプリチャージ回路30bを得ることができる。す
なわち、プリチャージ回路30bによるバランサ回路2
1〜2n、従ってビット線BL11,BL12〜BL
1,BLn2の駆動能力を調整することができるので、
製造ばらつきや変動等を抑えることができ、特性の向上
をはかることができる。
【0051】なお、この第3の実施の形態においては、
ヒューズF31,F32及びトランジスタT31,T3
2による回路例について説明したが、これに限定される
ものではなく、電流駆動能力が調整可能なプリチャージ
回路出あればよい。また、これら第2,第3の実施の形
態による特性の向上ができるようになったのは、プリチ
ャージ回路の数が少なくなったことのほか、この回路が
メモリセルアレイブロックの外側の領域に形成され、そ
のスペース上の制限が更に緩和されたためであり、この
ことで各ビット線対形成領域内にはバランサ回路だけを
設ければよいことになる。
ヒューズF31,F32及びトランジスタT31,T3
2による回路例について説明したが、これに限定される
ものではなく、電流駆動能力が調整可能なプリチャージ
回路出あればよい。また、これら第2,第3の実施の形
態による特性の向上ができるようになったのは、プリチ
ャージ回路の数が少なくなったことのほか、この回路が
メモリセルアレイブロックの外側の領域に形成され、そ
のスペース上の制限が更に緩和されたためであり、この
ことで各ビット線対形成領域内にはバランサ回路だけを
設ければよいことになる。
【0052】図6は本発明の第4の実施の形態を示す回
路図である。
路図である。
【0053】この第4の実施の形態は、図14に示され
た従来の半導体記憶装置に本発明を適用したものであ
り、バランサ回路21x〜2nxに代えて、図1に示さ
れた第1の実施の形態のサランサ回路21〜2nを設
け、プリチャージ回路31x〜3nxに代えて、ドレイ
ンに電源電位VCCを受けゲートに制御信号EQ2のレ
ベル反転信号EQ2*を受けソースをバランサ回路21
〜2nのトランジスタT21,T22のソース,ドレイ
ンのうちの他方の共通接続点と接続するNチャネル型の
トランジスタT30aを含み、制御信号EQ2*が活性
レベル(高レベル)のとき、バランサ回路21〜2nを
介してビット線BL11,BL12〜BLn1,BLn
2を電源電位VCCに対してトランジスタT30aのし
きい値電圧分だけ低い電位にプリチャージするプリチャ
ージ回路30cを、メモリセルアレイ10,ワード線W
L1〜WLm及びビット線BL11,BL12〜BLn
1,BLn2を含むメモリセルアレイブロックの形成領
域の外側の領域に形成して設けたものである。
た従来の半導体記憶装置に本発明を適用したものであ
り、バランサ回路21x〜2nxに代えて、図1に示さ
れた第1の実施の形態のサランサ回路21〜2nを設
け、プリチャージ回路31x〜3nxに代えて、ドレイ
ンに電源電位VCCを受けゲートに制御信号EQ2のレ
ベル反転信号EQ2*を受けソースをバランサ回路21
〜2nのトランジスタT21,T22のソース,ドレイ
ンのうちの他方の共通接続点と接続するNチャネル型の
トランジスタT30aを含み、制御信号EQ2*が活性
レベル(高レベル)のとき、バランサ回路21〜2nを
介してビット線BL11,BL12〜BLn1,BLn
2を電源電位VCCに対してトランジスタT30aのし
きい値電圧分だけ低い電位にプリチャージするプリチャ
ージ回路30cを、メモリセルアレイ10,ワード線W
L1〜WLm及びビット線BL11,BL12〜BLn
1,BLn2を含むメモリセルアレイブロックの形成領
域の外側の領域に形成して設けたものである。
【0054】この第4の実施の形態においては、ビット
線BL11,BL12〜BLn1,BLn2のプリチャ
ージ電位が、電源電位VCCに対しトランジスタT30
aのしきい値電圧分だけ低いことを除き、その動作及び
効果は基本的には第1の実施の形態と同様であるので、
これ以上の説明は省略する。
線BL11,BL12〜BLn1,BLn2のプリチャ
ージ電位が、電源電位VCCに対しトランジスタT30
aのしきい値電圧分だけ低いことを除き、その動作及び
効果は基本的には第1の実施の形態と同様であるので、
これ以上の説明は省略する。
【0055】図7は本発明の第5の実施の形態のプリチ
ャージ回路部分の回路図であり、その他の部分は図6に
示された回路と同様である。
ャージ回路部分の回路図であり、その他の部分は図6に
示された回路と同様である。
【0056】この第5の実施の形態においては、プリチ
ャージ回路30dのトランジスタT33,T34がNチ
ャネル型となっており、ビット線BL11,BL12〜
BLn1,BLn2のプリチャージ電位が、電源電位V
CC1,VCC2に対してトランジスタT33,T34
のしきい値電圧分だけ低くなるほかは、その動作及び効
果は基本的には第2の実施の形態と同様であるので、こ
れ以上の説明は省略する。
ャージ回路30dのトランジスタT33,T34がNチ
ャネル型となっており、ビット線BL11,BL12〜
BLn1,BLn2のプリチャージ電位が、電源電位V
CC1,VCC2に対してトランジスタT33,T34
のしきい値電圧分だけ低くなるほかは、その動作及び効
果は基本的には第2の実施の形態と同様であるので、こ
れ以上の説明は省略する。
【0057】図8は本発明の第6の実施の形態のプリチ
ャージ回路部分の回路図であり、その他の部分は図6に
示された回路と同様である。
ャージ回路部分の回路図であり、その他の部分は図6に
示された回路と同様である。
【0058】この第5の実施の形態においては、プリチ
ャージ回路30eのトランジスタT33,T34がNチ
ャネル型となっており、ビット線BL11,BL12〜
BLn1,BLn2のプリチャージ電位が、電源電位V
CCに対してトランジスタT33,T34のしきい値電
圧分だけ低くなるほかは、その動作及び効果は基本的に
は第3の実施の形態と同様であるので、これ以上の説明
は省略する。
ャージ回路30eのトランジスタT33,T34がNチ
ャネル型となっており、ビット線BL11,BL12〜
BLn1,BLn2のプリチャージ電位が、電源電位V
CCに対してトランジスタT33,T34のしきい値電
圧分だけ低くなるほかは、その動作及び効果は基本的に
は第3の実施の形態と同様であるので、これ以上の説明
は省略する。
【0059】図9は本発明の第7の実施の形態を示す回
路図である。
路図である。
【0060】この第7の実施の形態は図16に示された
従来の半導体記憶装置に本発明を適用したものであり、
複数のバランサ回路それぞれのトランジスタT21,T
22のゲートが対応する列選択信号(Y1〜Yn)のレ
ベル反転信号で駆動され、対応する列選択信号(Y1〜
Yn)のレベルを反転するインバータIV20を含んで
バランサ回路21a〜2naとなっているほかは図1に
示された第1の実施の形態と同様である。
従来の半導体記憶装置に本発明を適用したものであり、
複数のバランサ回路それぞれのトランジスタT21,T
22のゲートが対応する列選択信号(Y1〜Yn)のレ
ベル反転信号で駆動され、対応する列選択信号(Y1〜
Yn)のレベルを反転するインバータIV20を含んで
バランサ回路21a〜2naとなっているほかは図1に
示された第1の実施の形態と同様である。
【0061】この第7の実施の形態においても、その動
作及び効果は、基本的には第1の実施の形態と同様であ
る。
作及び効果は、基本的には第1の実施の形態と同様であ
る。
【0062】また、プリチャージ回路に第2及び第3の
実施の形態のプリチャージ回路30a,30bを適用す
ることができる。
実施の形態のプリチャージ回路30a,30bを適用す
ることができる。
【0063】図10は本発明の第8の実施の形態を示す
回路図である。
回路図である。
【0064】この第7の実施の形態は図17に示された
従来の半導体記憶装置に本発明を適用したものであり、
複数のバランサ回路21a〜2naは図9の回路と同じ
であり、プリチャージ回路30cは図6の回路と同じで
ある。
従来の半導体記憶装置に本発明を適用したものであり、
複数のバランサ回路21a〜2naは図9の回路と同じ
であり、プリチャージ回路30cは図6の回路と同じで
ある。
【0065】この第8の実施の形態においても、その動
作及び効果は基本的には第1の実施の形態と同様であ
る。また、プリチャージ回路に、第5,第6の実施の形
態のプリチャージ回路30d,30eを適用することが
できる。
作及び効果は基本的には第1の実施の形態と同様であ
る。また、プリチャージ回路に、第5,第6の実施の形
態のプリチャージ回路30d,30eを適用することが
できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数のビ
ット線対それぞれ対応して2個のトランジスタからなる
バランサ回路を設け、これら複数のバランサ回路を1つ
のプリチャージ回路で駆動して複数のビット線対をプリ
チャージ,バランスさせる構成とすることにより、複数
のビット線対それぞれと対応するプリチャージ,バラン
ス用のトランジスタの数を従来例のほぼ2/3に低減す
ることができるので、その分、これらトランジスタのサ
イズ,形状、配置位置等の制限を緩和することができ、
従って、特性の向上、信頼性の向上をはかることができ
る効果がある。
ット線対それぞれ対応して2個のトランジスタからなる
バランサ回路を設け、これら複数のバランサ回路を1つ
のプリチャージ回路で駆動して複数のビット線対をプリ
チャージ,バランスさせる構成とすることにより、複数
のビット線対それぞれと対応するプリチャージ,バラン
ス用のトランジスタの数を従来例のほぼ2/3に低減す
ることができるので、その分、これらトランジスタのサ
イズ,形状、配置位置等の制限を緩和することができ、
従って、特性の向上、信頼性の向上をはかることができ
る効果がある。
【0067】また、複数のビット線対に対して1個設け
られたプリチャージ回路を、メモリセルアレイ,複数の
ワード線及び複数のビット線対を含むメモリセルアレイ
ブロックの形成領域の外側の領域に形成する構成とする
ことにより、プリチャージ回路及びバランサ回路のスペ
ース上の制限が更に緩和されるので、更に上記効果を助
長することができるほか、プリチャージ回路の回路構成
の変形、調整機能等の回路的工夫がとりやすくなってプ
リチャージ電位、プリチャージタイミング、電流駆動能
力等の調整、設定が容易となり、種々の特性の向上をは
かることができるという効果がある。
られたプリチャージ回路を、メモリセルアレイ,複数の
ワード線及び複数のビット線対を含むメモリセルアレイ
ブロックの形成領域の外側の領域に形成する構成とする
ことにより、プリチャージ回路及びバランサ回路のスペ
ース上の制限が更に緩和されるので、更に上記効果を助
長することができるほか、プリチャージ回路の回路構成
の変形、調整機能等の回路的工夫がとりやすくなってプ
リチャージ電位、プリチャージタイミング、電流駆動能
力等の調整、設定が容易となり、種々の特性の向上をは
かることができるという効果がある。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
る。
【図2】図1に示された第1の実施の形態の動作に説明
するための各部信号の第1のタイミング図である。
するための各部信号の第1のタイミング図である。
【図3】図1に示された第1の実施の形態の動作を説明
するための各部信号の第2のタイミング図である。
するための各部信号の第2のタイミング図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態のプリチャージ回路
部分の回路図である。
部分の回路図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のプリチャージ回路
部分の回路図である。
部分の回路図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態を示す回路図であ
る。
る。
【図7】本発明の第5の実施の形態のプリチャージ回路
部分の回路図である。
部分の回路図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態のプリチャージ回路
部分の回路図である。
部分の回路図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態を示す回路図であ
る。
る。
【図10】本発明の第8の実施の形態を示す回路図であ
る。
る。
【図11】従来の半導体記憶装置の第1の例を示す回路
図である。
図である。
【図12】図11に示された半導体記憶装置のメモリセ
ルの具体例を示す回路図である。
ルの具体例を示す回路図である。
【図13】従来の半導体記憶装置の第2の例のプリチャ
ージ,バランサ回路部分の回路図である。
ージ,バランサ回路部分の回路図である。
【図14】従来の半導体記憶装置の第3の例を示す回路
図である。
図である。
【図15】従来の半導体記憶装置の第4の例のプリチャ
ージ,バランサ回路部分の回路図である。
ージ,バランサ回路部分の回路図である。
【図16】従来の半導体記憶装置の第5の例を示す回路
図である。
図である。
【図17】従来の半導体記憶装置の第6の例を示す回路
図である。
図である。
10 メモリセルアレイ 21〜2n,21a〜2na,21x〜2nx,21y
〜2ny バランサ回路 30,30a〜30e,31〜3n,31x〜3nx,
31y〜3ny,31z〜3nz プリチャージ回路 41〜4n スイッチ回路 51〜5n センス増幅器 61〜6n,61x〜6nx 負荷回路 70 ライト回路 BL11,BL12〜BLn1,BLn2 ビット線 MC11〜MCmn メモリセル WL1〜WLm ワード線
〜2ny バランサ回路 30,30a〜30e,31〜3n,31x〜3nx,
31y〜3ny,31z〜3nz プリチャージ回路 41〜4n スイッチ回路 51〜5n センス増幅器 61〜6n,61x〜6nx 負荷回路 70 ライト回路 BL11,BL12〜BLn1,BLn2 ビット線 MC11〜MCmn メモリセル WL1〜WLm ワード線
Claims (8)
- 【請求項1】 複数行,複数例に配置された複数のメモ
リセルの複数列それぞれと対応して設けられ対応する列
の選択状態のメモリセルのデータを伝達する対をなす第
1及び第2のビット線からなる複数のビット線対と、こ
れら複数のビット線対それぞれと対応して設けられソー
ス,ドレインのうちの一方を対応するビット線対の第1
及び第2のビット線と対応接続し他方を共通接続しゲー
トに第1の制御信号を受けてオン,オフする第1及び第
2のトランジスタを備え所定のタイミングで前記第1及
び第2のビット線の電位をバランスさせる複数のバラン
サ回路と、ソース,ドレインのうちの一方に所定の電位
を受け他方を前記複数のバランサ回路それぞれの第1及
び第2のトランジスタのソース,ドレインのうちの他方
と共通接続しゲートに第2の制御信号を受けてオン,オ
フする第3のトランジスタを備え所定のタイミングで前
記第1及び第2のトランジスタのソース,ドレインのう
ちの他方に所定の電位を供給するプリチャージ回路とを
有することを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 プリチャージ回路を、複数行,複数列に
配置された複数のメモリセルと、これら複数のメモリセ
ルの複数行をそれぞれと対応して設けられ対応する行の
メモリセルを行単位で選択状態とする複数のワード線
と、前記複数のメモリセルの複数列それぞれと対応して
設けられ対応する列の選択状態のメモリセルのデータを
伝達する対をなす第1及び第2のビット線からなる複数
のビット線対とを含むメモリセルアレイブロックの形成
領域の外側領域に形成するようにした請求項1記載の半
導体記憶装置。 - 【請求項3】 プリチャージ回路を、ソースに電源電位
を受けゲートに第2の制御信号を受けドレインを複数の
バランサ回路それぞれの第1及び第2のトランジスタの
ソース,ドレインのうちの他方と接続するPチャネル型
の第3のトランジスタを含み、前記第2の制御信号の活
性レベルの期間に前記第1及び第2のトランジスタのソ
ース,ドレインのちの他方に前記電源電位を供給する回
路とした請求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 プリチャージ回路を、ドレインに電源電
位を受けゲートに第2の制御信号を受けソースを複数の
バランサ回路それぞれの第1及び第2のトランジスタの
ソース,ドレインのうちの他方と接続するNチャネル型
の第3のトランジスタを含み、前記第2の制御信号の活
性レベルの期間に前記第1及び第2のトランジスタのソ
ース,ドレインのうちの他方に前記電源電位に対し前記
第3のトランジスタのしきい値電圧分だけ低い電位を供
給する回路とした請求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項5】 プリチャージ回路を、ソース,ドレイン
のうちの一方に互いに異なる電源電位を受けゲートに対
応する制御信号を受けソース,ドレインの他方を共通接
続してバランサ回路の駆動端とする複数のトランジスタ
を含む回路とした請求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項6】 プリチャージ回路を、複数のトランジス
タと、これら複数のトランジスタそれぞれの活性,非活
性を制御してバランサ回路の電流駆動能力を制御する電
流駆動能力制御手段とを含む回路とした請求項1記載の
半導体記憶装置。 - 【請求項7】 電流駆動能力制御手段を、複数のトラン
ジスタそれぞれと対応して設けられ、所定の工程で切断
可能なヒューズ素子とした請求項6記載の半導体記憶装
置。 - 【請求項8】 複数のビット線対それぞれと対応して設
けられ対応する列選択信号により対応するビット線対と
センス増幅器との間の接続,非接続を制御する複数のス
イッチ回路を含み、複数のバランサ回路それぞれの第1
及び第2のトランジスタのゲートに、第2の制御信号に
代えて、前記対応する列選択信号から生成され前記スイ
ッチ回路を非接続とする期間に前記第1及び第2のトラ
ンジスタを導通状態とする列対応制御信号を伝達するよ
うにした請求項1記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8137158A JPH09320272A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8137158A JPH09320272A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09320272A true JPH09320272A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15192183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8137158A Pending JPH09320272A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09320272A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100320440B1 (ko) * | 1999-12-31 | 2002-01-16 | 박종섭 | 반도체 메모리 장치의 비트 라인 프리차지 회로 |
KR100568544B1 (ko) * | 2004-09-20 | 2006-04-07 | 삼성전자주식회사 | 계층적 비트 라인 구조를 가지는 반도체 메모리 장치 및반도체 메모리 장치의 동작 방법 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP8137158A patent/JPH09320272A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100320440B1 (ko) * | 1999-12-31 | 2002-01-16 | 박종섭 | 반도체 메모리 장치의 비트 라인 프리차지 회로 |
KR100568544B1 (ko) * | 2004-09-20 | 2006-04-07 | 삼성전자주식회사 | 계층적 비트 라인 구조를 가지는 반도체 메모리 장치 및반도체 메모리 장치의 동작 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990209 |