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JPH09304482A - Ic試験装置 - Google Patents

Ic試験装置

Info

Publication number
JPH09304482A
JPH09304482A JP8125373A JP12537396A JPH09304482A JP H09304482 A JPH09304482 A JP H09304482A JP 8125373 A JP8125373 A JP 8125373A JP 12537396 A JP12537396 A JP 12537396A JP H09304482 A JPH09304482 A JP H09304482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
signal
data
circuit
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8125373A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Onishi
富士夫 大西
Ritsuro Orihashi
律郎 折橋
Yoshihiko Hayashi
林  良彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8125373A priority Critical patent/JPH09304482A/ja
Publication of JPH09304482A publication Critical patent/JPH09304482A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】温度、電源電圧変動時の試験信号の発生タイミ
ング誤差及び、応答信号の判定タイミング誤差を低減す
ることを目的とする。 【解決手段】所望の設定周期クロックと周期データを出
力するテスト周期発生回路12、テスト周期発生器12
からの周期クロックに同期して試験パターンを出力する
パターン発生器13と、タイミングデータ演算回路4
1、スキューデータ加算回路42、エッジクロック計数
回路43、遅延回路44から構成するエッジ発生器4
と、エッジ発生器4と同一構成のエッジ発生器5、エッ
ジ発生器4、5からのエッジクロック4a、5aとパタ
ーン発生器13の出により試験波形を生成する波形生成
器7と、その試験波形を所望の電圧レベルに変換して被
試験IC15を印可するドライバ312、322、33
2と、そのドライバの出力を被試験ICまたは位相比較
器14のいずれに出力するかを選択するリレー21〜2
3、被試験IC15からの良否判定を行うための回路で
あるアナログコンパレータ313、デジタルコンパレー
タ314、およびCPU19からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC試験装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ICの試験では、IC試験装置から被試
験ICに試験信号を印可し、被試験ICからの応答信号
をIC試験装置内に取り込み、被試験ICの良否判定を
行っている。この試験信号の作成、応答信号の判定は、
高い時間精度が必要であり、従来は、図11に示すよう
なIC試験装置を用いていた。(本従来例では、IC試
験装置の試験信号を作成する回路だけを例に取り説明す
る。)その回路構成は、ある一定周期のパルスを発生す
る原発振回路11、所望のテスト周期を発生するテスト
周期発生回路12、そのテスト周期内に所望の試験波形
を発生するパターン発生器13、そのテスト周期発生器
12とパターン発生器13からの信号により試験波形を
発生するピン回路31〜33、及びリレー21〜23か
らなる。また、ピン回路31〜33は、タイミングデー
タ演算回路41、エッジクロック計数回路43、53
と、遅延回路44、45と、遅延回路82〜85と、そ
の遅延回路82〜85に遅延量を設定するレジスタと、
また遅延回路82〜85からのエッジクロック82a〜
85aにより試験波形を生成する波形生成回路311
と、その波形生成回路からの出力を所定の電圧レベルに
変換して被試験IC15に試験信号を印可するドライバ
312より構成する。ここで、図16はエッジクロック
計数回路43、53の構成例を示したものであり、原発
振回路11のパルスを計数するカウンタ431と、その
カウンタ431のカウント結果とタイミングデータ演算
回路41の出力とを比較し一致していれば一致信号(一
致時に論理値H)を出す一致比較器432と、その一致
信号が出力されている周期だけ原発振回路11のパルス
を出力するAND433から構成する。また、図15
は、波形生成回路311の構成図であり、遅延回路82
〜85からの出力クロックを波形制御回路440いずれ
かを選択してフリップ・フロップ433のセット・リセ
ット信号入力を決定する。
【0003】次に被試験IC15に印可する試験信号の
生成例を図12、図13で説明する。テスト周期発生器
12は、原発振回路11のパルスを計数してテスト周期
R(n)、R(n+1)、−−−のクロックを発生す
る。(nはテスト周期数)次にピン回路31のエッジ発
生タイミングデータ発生器41、51は、テスト周期ク
ロックR(n)からE(n)だけ遅延したクロックを発
生するためのデータの演算を行い、次にエッジクロック
計数回路43、53と遅延回路44、54によりE
(n)、E(n+1)だけ遅延したエッジクロック91
a、92aを出力する。図12はエッジクロックの発生
方法の構成例を示したものであり、E(n)、E(n+
1)は、エッジクロック計数回路43で原発振回路11
のパルスを計数してE(n)ct、E(n+1)−−−
を発生し、その計数したクロックを遅延回路45で原発
振回路11のパルスの周期以下の遅延量であるE(n)
dly、E(n+1)dly−−−を遅延したエッジク
ロック91a、92aを出力する。次にエッジクロック
91a,92aは、遅延回路82〜85を経由して波形
生成器311で試験波形を生成するためのタイミングク
ロックとして入力する。図13の波形生成回路311の
動作例を示す。ここでは、パターン発生器13からの信
号を波形制御データ#1B(16進数)が入力されてい
るときの例であり、これは、遅延回路82を通過したク
ロックと遅延回路85を通過したクロックにより、フリ
ップフロップ433が動作する設定であり、図13に示
す時間にエッジクロックが入力された時は、波形生成器
43のDRVからRZ波形が出力される。この時、同時
にIO信号は、ドライバ312をONする信号を出力し
て、ドライバ312から所定の電圧レベルに変換され被
試験IC15に試験信号を印可する。
【0004】ここで、上記したようなRZ波形を全ピン
回路31〜33で同一設定を行った場合において、IC
試験装置では、全てのピン回路からの試験信号が、同一
出力時間で出力することが必要であり、また、この試験
信号が全ピン回路間でどれだけ時間差が相対的にあるか
がIC試験装置の精度となる。図11に示す従来のIC
試験装置では、ここでピン回路31〜32を構成するデ
バイスの製造バラツキ等により、原発振回路11のパル
スがAND433、遅延回路44、遅延回路82、波形
生成回路311、ドライバ312を経由して試験波形と
して出力されるまでの信号の伝搬遅延時間(tpdと以
下略する)が異なる。同一設定時の試験波形を同一時間
にドライバ312〜333から出力するために各ピン回
路内で補正を行う。図14はその補正例を示す。ここで
は、ピン回路31、32の出力からRZ波形を出力した
例であり、ピン回路31のtpdがtpd1、ピン回路
32のtpdがtpd2である。IC試験装置の全ピン
回路31〜33のスキュー補正点を基準クロック14b
としたとき、ピン回路31補正時間は、Tskew1、
ピン回路32の補正時間は、Tskew2となり、この
補正時間を遅延回路82の遅延量をレジスタ81に設定
することでエッジクロック1の補正を行う。また、この
基準クロックとピン回路31の出力時間の差であるTs
kew1を検出するための回路が位相比較器14であ
り、リレー21〜23を位相比較器14側を選択する設
定をする事になる。
【0005】ここで、上記に示した様なIC試験装置の
精度を決める信号の経路であるピン回路部のAND4
4、遅延回路45、遅延回路82〜85、波形生成回路
311の経路をCMOSデバイスで構成した場合、CM
OSデバイスは、温度、電源電圧の変動に対して、EC
Lデバイスを比較して2倍以上デバイスの信号伝搬遅延
時間が変動する。例えば、上記Tpdと称した経路の伝
搬遅延時間が、AND433が1ns、遅延回路45の
オフセットが2nsと可変幅で3ns、遅延回路82の
オフセットが2ns、スキュー調整遅延量が10ns、
波形生成器が2nsとした場合、合計で20nsとな
る。
【0006】例えば、温度、電源電圧の変動によって、
ピン回路31〜33間の伝搬遅延時間が最大+5%の変
動幅があった場合、ピン回路31〜33のtpdが20
nsであれば、最大+1nsのスキューがピン回路間で
発生する事となる。通常、IC試験装置の場合、このス
キューの最大幅で精度を保証しており、例えば0.5n
s以下を保証するIC試験装置では、保証範囲を越える
こととなる。また、この種のIC試験装置の関連するも
のには、特開昭58−32178号公報、特開平5−1
42304号公報等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
のIC試験装置においては、原発振回路のクロックの入
力から波形生成器の出力までの伝搬遅延時間を最小にす
る配慮はなされていなかったため、この経路が長くなれ
ば温度、電源電圧の変動を経路の伝搬遅延時間に比例し
て受けることになるので被試験ICへ出力する試験信号
を少ないスキューで印可することは困難であった。
【0008】本発明の目的は、このスキュー原因となる
経路の伝搬遅延時間を短くできるタイミング発生器を具
備したIC試験装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、基本クロック信号を供給する基本クロッ
ク供給手段と、被試験ICに印可するための試験信号を
発生する試験信号発生手段と、その試験信号に応じて被
試験ICが正しく動作した場合に被試験ICから返され
るべき期待信号を発生する期待信号発生手段と、該試験
信号に対して被試験ICから出力される応答信号と該期
待信号を比較して良否判定を行なう手段と、該試験信号
の発生のタイミング及び該良否判定のタイミングを該基
本クロック信号の所定のカウント数とその基本クロック
信号の周期より小さい遅延量で与えて発生するタイミン
グ発生手段とを備える。
【0010】より具体的には、上記タイミング発生手段
は、タイミング発生の所望の時刻のデータを格納する第
1の記憶手段と、各試験信号間の出力時間差あるいは各
良否判定のタイミング間の時間差を補正するため上記時
刻のデータに加算すべき時間のデータを格納する第2の
記憶手段と、タイミングの発生に当って第1の記憶手段
から所望の時刻データを読み出す手段と、この時刻デー
タと第2の記憶手段に格納された時間のデータを加算す
る手段と、この加算されたデータのうち基本クロック信
号の周期の整数倍にあたる第1のデータと残りの基本ク
ロック信号の周期より小さい第2のデータにおいて第1
のデータを用いて基本クロック信号を所定のクロック数
だけ計数する手段と、この計数の結果得られた時刻を第
2のデータの時間分だけ遅延させて所望のタイミングを
得る遅延手段とからなる。
【0011】更に本発明では、被試験ICに印可する各
試験信号間の位相のずれを計測する手段を備えるように
した。この各試験信号間の位相のずれを計測する手段
は、試験信号の発生に係る上記タイミング発生手段と、
試験信号の出力を被試験ICに接続するか次に述べる位
相比較手段に接続するかを選択する手段と、試験信号と
基準となるタイミング時刻との位相差を比較して一致検
出を行なう位相比較手段からなるものである。
【0012】上記の本発明によるIC試験装置では、各
試験信号あるいは応答信号の良否判定のための各タイミ
ング信号は、この基本クロック信号の所定のクロック数
の計数により得られた時間に遅延手段による遅延時間を
加えた時刻位置にて発生することになり、この遅延手段
による遅延時間は基本クロック信号の周期より小さい遅
延時間であるため、伝搬遅延時間の影響をほとんど受け
ないようにすることができる。
【0013】また、各試験信号間の位相のずれの計測
は、試験信号の出力を位相比較器に接続したうえで、ま
ず上記第1の記憶手段には所望の時刻値のデータを設定
して第2の記憶手段には補正のための時間として0を設
定してから、位相比較器において一致検出がなされるま
で、タイミング発生手段における遅延手段における遅延
時間あるいは基本クロック信号のカウント数を適宜増や
していき、一致検出までに要した各試験信号それぞれの
時間の増分でもって位相のずれを計測するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1を用
いて説明する。所望の設定周期クロックと周期データを
出力するテスト周期発生回路12、テスト周期発生器1
2からの周期クロックに同期して試験信号を生成する際
に必要となるデータ13a、13bを出力するパターン
発生器13と、タイミングデータ演算回路41、スキュ
ーデータ加算回路42、エッジクロック計数回路43、
遅延回路44から構成するエッジ発生器4と、エッジ発
生器4と同一構成のエッジ発生器5、エッジ発生器4、
5からのエッジクロック4a、5aとパターン発生器1
3からの出力データ13bにより試験波形を生成する波
形生成器311と、その試験波形を所望の電圧レベルに
変換して被試験ICに試験信号を印可するドライバ31
2、322、332(IC試験装置が最大nピンの被試
験ICを試験できるものであればnピン有するものであ
る)、そのドライバの出力を被試験ICまたは位相比較
器14のいずれに出力するかを選択するリレー21、2
3、被試験IC15からの良否判定を行うための回路で
あるアナログコンパレータ313、デジタルコンパレー
タ314、およびCPU16より構成される。
【0015】本実施例では、まずIC試験装置の試験信
号を印可する場合の実施例について説明する。図2にテ
スト周期発生回路12と、エッジ発生器4の詳細構成例
を示す。まず、テスト周期発生回路12は、パターン発
生器13からの出力データ(ここではメモリ121、4
11を読み出すためのアドレス)により、メモリ121
から被試験IC15を試験に所望されるテスト周期時間
を格納したデータを読み出し、そのデータをアダー12
2とFF124によりテスト周期クロックが出力される
毎に累積加算する。次に、FF124の出力とカウンタ
125の出力を一致比較器126で一致を検出し、テス
ト周期クロック12aを出力する。また、エッジ発生器
4は、テスト周期クロック12aで出力されるデータを
エッジクロック4aで演算するためにデータの再同期化
を行うFIFO45(FirstIn First O
ut)と、FF124の出力であるテスト周期データ1
3aと、メモリ411から読み出してデータをFIFO
45を介してアダー412で加算演算し、スキューデー
タ演算回路42に出力する。スキューデータ演算回路4
2では、レジスタ421、422に設定したデータを波
形生成回路311からのデータであるRise/Fal
lエッジ選択信号によりいずれかを選択したデータとア
ダー412の出力データとをアダー424で加算演算し
て出力する。この出力データは、複数ビット構成であ
り、本例では上位ビットをエッジクロック計数回路43
の計数データ、下位ビットを遅延回路の遅延データに割
り付けている。よって、エッジクロック計数回路43で
は、カウンタ431と一致比較器432と比較して一致
した時だけ、AND433から計数クロックを出力する
ものである。このとき、同時に遅延回路44では、遅延
量を示すデータDLYにより計数クロックを遅延し、エ
ッジクロック4aを発生する。エッジ発生器5も同様に
エッジクロック5aを発生する。図3にFIFO45の
構成例を示す。入力データD1/D2/D3をテスト周
期クロック12a(W)でライトし、エッジクロック4
a(R)でリードする。また、奥行きは、FF453、
454−−−の段数n段で決まる。
【0016】次に、図4に波形生成器7の構成例を説明
する。エッジクロック4a,5aを波形制御回路78か
らの選択信号で選択しFF73のセット信号をだすAN
D−OR71と、同様にFF73のリセット信号をだす
AND−OR72から構成される。また、波形制御回路
78は、パターン発生器13の出力13bによりエッジ
クロック4a,5aをFF73のセットまたはリセット
のいずれかを行うか否かを決めるデコーダ回路である。
また、波形制御回路440からは、エッジ発生器4、5
のスキューデータ加算回路42の内部レジスタ421、
422の選択信号としてRise/Fallエッジ選択
信号7a、7bを出力する。図4の回路では、パターン
発生器13の出力13bのObit目がRise/Fa
ll選択信号に割り付けられており、論理値Hの時FF
73のセット信号が出力され、また、スキューデータ演
算回路42内のレジスタ421を選択する。次に図18
でレジスタ421、422に設定する時間となるデータ
について説明する。図18は、ドライバ312の出力か
らRZ波形の試験信号を出力した例であり、Tpd4r
は、本実施例において、原振11が入力されて、AND
433、遅延回路44、AND−OR71、72、FF
73、ドライバ312を経由して、位相比較器14まで
到達した時間である。従って、基準クロック141にド
ライバ312の出力に位相を一致させる場合、Tske
w4rが、試験信号の立ち上がり時間のスキュー補正時
間となる。また、同様に反転したRZ波形を出力した場
合には、その立ち下がり時間と基準クロック141との
時間差であるTskew4fがスキュー補正時間であ
る。次にその測定方法を図17に示す位相比較器14を
用いて説明する。ドライバ312、322、332の出
力からいずれかを選択するリレー142と、原発振回路
11のパルスを計数するし、所定の計数値になった時に
基準クロックを出力するクロック計数回路141と、F
F143で構成する。また、FF143の出力はCPU
19と接続されており、常にFF143の出力を読み出
している。例えば、Tskew4rは、図18に示すド
ライバ312と基準クロックの位相関係の状態から遅延
回路の最小設定遅延量で徐々にRZ波形を遅延させて行
き、FF143の論理値が1から0に変わる点を検出す
る。その時に遅延回路44の遅延時間がTskew4r
である。Tskew4rが遅延回路の可変幅よりも少な
いので、遅延回路44だけの可変幅で検出できる。ま
た、遅延回路44の最大遅延量を越えるようなTske
w4rであった場合でも、エッジクロック計数回路43
を1カウント毎カウントアップして、そのカウントアッ
プ分と遅延回路の遅延分を加算する事でTskew4r
は容易に測定することができる。同様にTskew4f
についてもFF143の論理値が0から1に変化する点
を検出する事で測定ができる。また、その他のドライバ
についても、リレー142を切り替えて同様の手順で測
定することが可能である。この測定した時間を全スキュ
ーデータ演算回路42のレジスタ421、422に及
び、スキューデータ演算回路52のレジスタ521、5
22に設定する事になる。図5は図3、図4の動作例を
示すタイミングチャート図をである。(本図では原発振
回路11のパルス1周期を1tとした時間とする。)ま
た、パターン発生器12からはメモリ121、411を
読み出すためのデータ13a、および、波形生成器31
1に与えるデータ13bが出力されており、メモリ12
1からは3、メモリ411からは1t、波形生成器31
1にはRZ波形を出力する#1B(16進数)がそれぞ
れ読み出されている。また、Tskew4r、Tske
w4fがそれぞれ0.5t、0.6tとしてレジスタ4
21、422に設定したものである。次に動作は、テス
ト周期クロック12aはメモリ121から常に3tが読
み出されているので0t、3t、6t、9t時に発生
し、またエッジクロック4aは、FF129とメモリ4
11の出力とレジスタ421のデータを加算したアダー
424の出力値0.5t、4.6t、7.5tに発生す
る事になる。このとき、エッジクロック計数回路43が
0t、4t、7tで原発振回路11の計数クロックを出
力し、残りの0.5t、0.6t、0.5tを遅延回路
44で遅延しエッジクロック4aを出力する。また、レ
ジスタ421、422に設定するデータは、予め位相比
較器14を用い、Tskew4rに当たる0.5t及び
Tskew4fの0.6tの時間を測定する。
【0017】本実施例では、レジスタ421、422を
選択回路423を用いたが、Rise/Fall選択信
号をアドレス入力、レジスタ421、422に設定した
データを格納データとするメモリを用いてもなんら問題
はなく、データ数においてもRise、Fallの2種
類以上を設定してもなんら問題はない。更に本スキュー
データ演算回路の代替方法として、試験時に所望するエ
ッジの発生時間データを設定するメモリ411のデータ
に予め、前記説明のTskew4r、Tskew4fを
加算したデータを格納し、パターン発生器13からの読
みだしアドレスを変えることで、容易に実現可能であ
る。
【0018】以上、説明した様に各ピン回路の原発振回
路のパルスの入力から波形生成器までのクロックの経路
から、スキュー補正用の遅延回路分の伝搬遅延時間を取
り除くことが可能となり、温度、電源電圧の変動による
伝搬遅延時間の変動を低減する事が可能である。
【0019】次に第1の実施例の被試験ICからの応答
信号の判定方法について説明する。図1のピン回路31
に被試験IC15からの良否判定を行うための回路であ
るアナログコンパレータ313と、デジタルコンパレー
タ314(図6)と、エッジ発生器6(図7)の構成例
を示す。アナログコンパレータ313は、被試験IC1
5からの応答信号が所定の電圧以上又は以下を判定し、
論理値H、Lを出力する。エッジ発生器6は、エッジ発
生器4、5と同一構成であり、唯一異なる点は、エッジ
発生器6のスキューデータ演算回路が図7の構成となっ
ている点である。図7はその構成例であり、レジスタ4
53、454とそれらレジスタを加算するアダー452
と、その加算結果とタイミングデータ演算回路41の出
力データとを加算するアダー451から構成する。図5
は、デジタルコンパレータ314の構成例を示してお
り、所望の時間に設定されたエッジクロック6aでアナ
ログコンパレータ313からの出力をFF3141でラ
ッチし、パターン発生器13の出力データ13bである
期待値と比較し一致不一致を判定するEOR3142か
ら構成される。次に被試験IC15からの応答信号の判
定時間についてドライバ312の出力からエッジクロッ
ク4aで立ち上がり、エッジクロック5aで立ち下がる
RZ波形を出力した場合を図8、図9を用いて説明す
る。IC試験装置において、良否の判定をする時間は、
図8に示す様にドライバ313の出力点からアナログコ
ンパレータ313を経てデジタルコンパレータ314の
判定回路3141のD入力まで到達する時間(ここで
は、Tpin1)と、図9に示すドライバ313から被
試験IC15までの試験信号の往復する時間(ここで
は、Tpin2とする)を遅延した判定用のエッジクロ
ックで応答信号のデータの変化する時間を検出する。こ
こで、Tpin1とTpin2は、試験信号が出力から
判定回路まで被試験ICの応答信号が戻るまでの遅延時
間である。ここで、Tpin1の測定方法は、ドライバ
312から第1の実施例で示した方法でスキューを測定
し、そのスキュー時間をエッジ発生器4のレジスタ42
1に設定後、図8に示すRZ波形を出す。この波形を出
力状態にして、エッジクロック6aの立ち上がり時間と
応答信号のRZ波形の立ち上がる時間をエッジクロック
6aの出力時間を測定することにより検出でき、その検
出した時点のエッジクロック計数回路と遅延回路の示す
時間がTpin1となる。また、Tpin2は、TDR
等の測定器を使い容易に測定することができる。実際の
試験時にはその測定したTpin1をレジスタ453に
Tpin2をレジスタ454に設定し、Tpin1とT
pin2分だけ遅延した時間に判定用のエッジクロック
6aを所望の出力時間分に加算して出力し、被試験IC
15からの応答信号の良否の判定を行うことになる。
【0020】従って、第1の実施例によれば、IC試験
装置が持つ固有の判定時間の遅延分をその判定に使われ
る信号の伝搬経路の時間を測定し、タイミングデータに
加算することで容易に実現できることになる。
【0021】次に第2の実施例を図10を用いて説明す
る。図10は、図2とほぼ同一構成であり、異なる点は
エッジ発生器4のタイミングデータ演算回路47と、エ
ッジクロック計数回路46である。タイミングデータ演
算回路47は、パターン発生器からのデータにより、メ
モリ411からエッジクロック4aの発生時間データを
読み出すメモリであり、エッジクロック計数回路46
は、原発振回路11のパルスで計数するダウンカウンタ
461と、その出力が0になったことを検出する0検出
器462と、0検出した周期に原発振回路11のパルス
を通過させるAND463から構成される。ダウンカウ
ンタ461は、テスト周期クロック12aをカウンタの
ロードエネーブル(LE)としてアダー424からの出
力データをロードし、原発振回路11のパルスで−1の
ダウンカウントを行う。図19は、その動作タイミング
チャートを示したものである。ここでは、パターン発生
器13から、メモリ121、411のデータを読み出す
ためのアドレスが読み出されており、テスト周期発生回
路12は、メモリ121から3tを読み出して3t周期
毎にテスト周期クロック12aを発生する。このとき、
メモリ411からは、1tが読み出され、また、Ris
e/Fall切替信号311aは、レジスタ421を選
択するデータとなっているので、1tと0.5tを加算
した値1.5tがアダー424から出力されている。こ
こで、原発振回路11のパルスの第1発目でテスト周期
クロック12aが出力されているのでアダー424の出
力データ1t(0.5tは遅延回路の遅延量データとな
る。)がダウンカウンタ461にロードされる。ここ
で、ダウンカウンタ461のカウント値が1なので次の
原振11を計数クロックをして出力し、そのクロックを
遅延回路44で更に0.5tだけ遅延してエッジクロッ
ク4aを出力する。以下同様の手順でエッジクロック4
aを発生する。
【0022】以上、述べたように第3の実施例では、第
1の実施例と同一のエッジクロック4aの発生を異なっ
たエッジ発生器で実現することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、IC試験装置の試験信
号発生のタイミング及び応答信号の良否判定のタイミン
グを、基本クロック信号の所定数のカウント数と、この
基本クロック信号の周期より小さい遅延量の信号遅延だ
けで規定して発生させることができるため、伝搬遅延時
間の影響をほとんど取り除くことができ、温度あるいは
電源電圧が変動しても、各試験信号間及び各応答信号の
良否判定のタイミング間でスキューを大幅に低減できる
IC試験装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図。
【図2】第1の実施例の詳細回路構成例を示す図。
【図3】第1の実施例の詳細回路構成例を示す図。
【図4】第1の実施例の詳細回路構成例を示す図。
【図5】第1の実施例の動作タイミングチャートを示す
図。
【図6】第1の実施例の詳細例の回路構成例を示す図。
【図7】第1の実施例の詳細回路構成例を示す図。
【図8】第1の実施例の補足説明図。
【図9】第1の実施例の補足説明図。
【図10】第2の実施例を示す図。
【図11】従来のIC試験装置を示す図。
【図12】エッジクロックの発生原理を示す図。
【図13】従来例の詳細回路例を示す図。
【図14】各ピン回路間のスキュー補正分を示す図。
【図15】従来の詳細回路の構成を示す図。
【図16】第1の実施例の詳細回路の構成を示す図。
【図17】第1の実施例の詳細回路の構成を示す図。
【図18】第1の実施例の補足説明図。
【図19】第2の実施例の動作タイミングチャートを示
す図。
【符号の説明】
11……原発振回路、12……テスト周期発生器、13
……パターン発生器、14……位相比較器、15……被
試験IC、21〜23……リレー、4〜6……エッジ発
生器、7……波形生成器、312……ドライバ、313
……アナログコンパレータ、314……デジタルコンパ
レータ、16……CPU、41、51、61……タイミ
ングデータ演算回路、42、52、62……スキューデ
ータ演算回路、43、53、63……エッジクロック計
数回路、44、54、64……遅延回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基本クロック信号を供給する基本クロック
    供給手段と、 被試験ICに印可するための試験信号を発生する試験信
    号発生手段と、 その試験信号に応じて被試験ICが正しく動作した場合
    に被試験ICから返されるべき期待信号を発生する期待
    信号発生手段と、 該試験信号に対して被試験ICから出力される応答信号
    と該期待信号を比較して良否判定を行なう手段と、 該試験信号の発生のタイミング及び該良否判定のタイミ
    ングを該基本クロック信号の所定のカウント数とその基
    本クロック信号の周期より小さい遅延量で与えて発生す
    るタイミング発生手段とを備えたことを特徴とするIC
    試験装置。
  2. 【請求項2】上記タイミング発生手段は、 タイミング発生の所望の時刻のデータを格納する第1の
    記憶手段と、 各試験信号間の出力時間差あるいは各良否判定のタイミ
    ング間の時間差を補正するため上記時刻のデータに加算
    すべき時間のデータを格納する第2の記憶手段と、 タイミングの発生に当って第1の記憶手段から所望の時
    刻データを読み出す手段と、 この時刻データと第2の記憶手段に格納された時間のデ
    ータを加算する手段と、 この加算されたデータのうち基本クロック信号の周期の
    整数倍にあたる第1のデータと残りの基本クロック信号
    の周期より小さい第2のデータにおいて第1のデータを
    用いて基本クロック信号を所定のクロック数だけ計数す
    る手段と、 この計数の結果得られた時刻を第2のデータの時間分だ
    け遅延させて所望のタイミングを得る遅延手段とからな
    ることを特徴とする請求項1に記載のIC試験装置。
  3. 【請求項3】上記第2の記憶手段は、 該試験信号のためのタイミング発生においては、該試験
    信号が立ち上りエッジの場合の補正のための時間を格納
    する第3の記憶手段と、該試験信号が立ち下がりエッジ
    の場合の補正のための時間を格納する第4の記憶手段
    と、試験信号の立ち上りエッジの生成あるいは立ち下が
    りエッジの生成のいづれかに応じてそれぞれ第3あるい
    は第4の記憶手段の一方を選択して出力する手段からな
    ることを特徴とする請求項2に記載のIC試験装置。
  4. 【請求項4】上記タイミング発生手段における基本クロ
    ック信号のカウント数とその基本クロック信号の周期よ
    り小さい遅延量でもって被試験ICに印加する各試験信
    号間の位相のずれを計測する手段を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載のIC試験装置。
  5. 【請求項5】基本クロック信号を供給する基本クロック
    供給手段と、 被試験ICに印可するための試験信号を発生する試験発
    生手段と、 その試験信号に応じて被試験ICが正しく動作した場合
    に被試験ICから返されるべき期待信号を発生する期待
    信号発生手段と、 該試験信号に対して被試験ICから出力される応答信号
    と該期待信号を比較して良否判定を行なう手段と各試験
    信号間あるいは各応答信号の良否判定タイミング間のI
    C試験装置内で起こる位相ずれの補正をこれらそれぞれ
    の信号を発生するためのデータ演算に予め加算して補正
    を行なう手段とを備えたことを特徴とするIC試験装
    置。
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