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JPH09295410A - 画像形成装置及び該装置におけるカートリッジ交換制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び該装置におけるカートリッジ交換制御方法

Info

Publication number
JPH09295410A
JPH09295410A JP9050286A JP5028697A JPH09295410A JP H09295410 A JPH09295410 A JP H09295410A JP 9050286 A JP9050286 A JP 9050286A JP 5028697 A JP5028697 A JP 5028697A JP H09295410 A JPH09295410 A JP H09295410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
recording
unit
carriage
recording unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9050286A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Kori
慎一郎 郡
Masanori Momose
雅則 百瀬
Naomi Nakamura
直巳 中村
Taiji Morimoto
泰司 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9050286A priority Critical patent/JPH09295410A/ja
Publication of JPH09295410A publication Critical patent/JPH09295410A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーが開けられた場合でも、記録ヘッド
(カートリッジ)が高温の時はカートリッジの交換モー
ドへの移行を禁止する画像形成装置及び該装置における
カートリッジ交換制御方法を提供する。 【解決手段】 主制御部と、インクカートリッジと記録
ヘッドを搭載したキャリッジを走査させて記録を行う記
録部を備えるファクシミリ装置で、主制御部は記録部の
カバーの開閉を検知するカバーセンサ18を備え、この
センサ18によりカバーが開けられたことが検知される
と、記録部に対してインクカートリッジを交換可能な位
置にキャリッジを移動するように指示する。これにより
記録部はキャリッジをインクカートリッジを交換可能な
位置に移動し、記録ヘッドの温度が所定値以下でカート
リッジが交換可能であると判断すると、そのインクカー
トリッジの交換モードに移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主制御部と記録部
とを備える画像形成装置及び該装置におけるカートリッ
ジ交換制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、交換可能なインクカートリッジを
装着した記録ヘッドを走査して記録を行うインクジェッ
ト・プリンタでは、そのカートリッジを交換する際は、
カートリッジを交換しやすい位置まで手動でキャリッジ
を移動させた後、カートリッジを固定しているレバーを
操作することによりカートリッジをキャリッジより外し
て交換している。また、操作部のキー操作或はプリンタ
部のカバーの開閉、もしくはプリンタに接続されるホス
ト装置を介しての指示によりカートリッジ交換モードに
移行させた後、カートリッジ固定レバーを操作すること
によりカートリッジの交換を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カート
リッジを交換しやすい位置まで手動でキャリッジを移動
した後、カートリッジ固定レバーを操作することにより
カートリッジの着脱を行う場合は、記録ヘッドが高温時
にも交換できるように構成すると、そのユーザが手で高
温部に触れる虞があり好ましくない。
【0004】また、インクジェットヘッドの場合には、
長時間使用されていない場合、キャリッジがキャッピン
グ位置まで移動されてヘッドの前面がキャッピングされ
た状態にある。このような状態でインクカートリッジを
交換しようとすると、カートリッジを着脱可能な位置ま
でキャリッジを移動させた後、カートリッジを交換し、
その後、再度、ヘッドをキャッピング位置まで移動させ
てキャッピングを行わなければならないという煩わしさ
があった。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録部のカバーが開状態になると自動的にカートリ
ッジの交換モードに移行し、カバーが開けられた状態か
ら閉じられた状態に移行すると自動的に交換モードを終
了する画像形成装置及び該装置におけるカートリッジ交
換制御方法を提供することを目的とする。
【0006】また本発明の目的は、カバーが開けられた
場合でも、記録ヘッド(カートリッジ)が高温の時はカ
ートリッジの交換モードへの移行を禁止する画像形成装
置及び該装置におけるカートリッジ交換制御方法を提供
することにある。
【0007】また本発明の他の目的は、記録部のカバー
が開状態から閉状態にされた場合、自動的にカートリッ
ジの交換モードを解除して記録ヘッドを待機状態にでき
る画像形成装置及び該装置におけるカートリッジ交換制
御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は以下のような構成を備える。
即ち、記録部と主制御部とを含む画像形成装置であっ
て、前記記録部は、インクジェット記録カートリッジを
走査させ、キャリッジに着脱可能に実装されたインクジ
ェット記録カートリッジの少なくとも一部分で記録を実
行させるキャリッジと、前記インクジェット記録カート
リッジへのアクセスが禁止される待機位置と、少なくと
も前記カートリッジの着脱可能に実装された部分へのア
クセスが容易な交換位置とを有する所定の経路内で前記
キャリッジ移動させる走査手段とを具備し、前記主制御
部は、画像信号を入力する入力手段と、前記記録部によ
る記録のために前記画像信号を処理する処理手段と、前
記走査手段に前記キャリッジを前記交換位置に移動する
ように指示する指示手段と、前記カートリッジの一部が
前記指示手段による指示に応答して交換可能かどうかを
判断する判断手段と、前記判断手段が前記カートリッジ
の一部分が交換可能であると判断すると前記キャリッジ
を前記交換位置に移動させ、前記判断手段が前記カート
リッジの一部分が交換可能でないと判断すると前記キャ
リッジの前記交換位置への移動を停止させ、前記判断手
段が前記カートリッジの一部分が交換可能でないと判断
した後、前記判断手段が前記カートリッジの部分が交換
可能であると判断すると前記キャリッジを前記交換位置
に移動させる制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するために本発明のカート
リッジ交換制御方法は以下のような工程を備える。即
ち、インクジェット記録カートリッジを走査して、キャ
リッジに着脱可能に実装されるカートリッジの少なくと
も一部分で記録を実行させるキャリッジと、前記インク
ジェット記録カートリッジへのアクセスが禁止される待
機位置と、少なくとも前記カートリッジに着脱可能に実
装された一部分へのアクセスが容易な交換位置とを有す
る所定の経路内で前記キャリッジ移動させる走査手段と
を具備する記録部と、画像信号を入力する入力手段と、
前記記録部による記録のために前記画像信号を処理する
処理手段とを有する主制御部とを有する画像形成装置に
おけるカートリッジ交換制御方法であって、前記走査手
段に指示して前記キャリッジを前記交換位置に移動させ
るように指示する指示工程と、前記指示工程における指
示に応答して前記カートリッジの一部分が交換可能かど
うかを判断する判断工程と、前記判断工程において前記
カートリッジの一部分が交換可能であると判断すると前
記キャリッジを前記交換位置に移動する工程と、前記判
断工程において前記カートリッジの一部分が交換可能で
ないと判断すると前記キャリッジの前記交換位置への移
動を停止する停止工程と、前記停止工程による停止の
後、前記判断工程において前記カートリッジの一部分が
交換可能であることを示すように変更されると、前記キ
ャリッジを交換位置に移動する工程とを有することを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、本実施の形
態ではファクシミリ装置の場合で説明するが、本発明は
これに限定されるものでなく、例えば複写機や各種プリ
ンタなどにも適用できる。
【0011】[実施の形態1]図1は本発明の実施形態
であるインクジェット方式に従う記録部を備えたファク
シミリ装置の機械的構成を示す側断面図である。
【0012】まず、ファクシミリ装置の記録部の構成に
ついて説明する。
【0013】図1において、1は装置全体の主構造であ
るフレーム、2はフレーム1に固着されているASF
(Auto Sheet Feeder:オート・シート・フィーダ)の
シャーシである。ASFシャーシ2は、記録紙を複数枚
搭載しておき記録時に一枚ずつ分離して記録部に送り込
むASF部を備えている。また、3は中板、4は中板押
圧バネである。中板3は、ASFシャーシ2に回動自在
に取付けられていると共に、中板押圧バネ4により図中
時計回り方向に付勢されている。5は駆動系(不図示)
により図中時計回りに回転する記録紙分離ローラ、6は
記録紙分離ローラ5のホームポジションを検出する透過
型センサ(以下、ローラポジションセンサ)である。な
お、図1に示す中板3の位置は、駆動系の中板動作カム
部(不図示)により回動が停止された待機状態の時に対
応している。
【0014】7は駆動系(不図示)により図中反時計回
りに回転する記録紙搬送ローラ、8は記録紙搬送ローラ
7の外周にバネ(不図示)により当接するように設けら
れた記録紙搬送コロである。記録紙搬送ローラ7と記録
紙搬送コロ8とは互いの当接部分で記録紙を挟持し、こ
れを図中左方に搬送する(以下、この搬送方向を副走査
方向という)。9はインクジェット方式に従うヘッド部
分と、インクを貯溜する着脱可能なインクカートリッジ
とを内蔵した記録ヘッド、10は記録ヘッド9を着脱可
能に取付けるキャリッジである。尚、この記録ヘッド9
には、ヘッド部分の温度を検知する温度センサが設けら
れている。
【0015】さて、記録ヘッド9の記録面は図中、記録
ヘッド9の下部にあり、図中横方向に複数のノズルが並
んでヘッド記録面を形成している。記録動作時には記録
ヘッド9をそのノズルの配列方向とは直行する方向(図
面に垂直方向:以下、この方向を主走査方向という)に
移動させ、それらのノズルから選択的にインクを吐出す
ることにより複数のノズルによる記録幅分の領域に記録
をすることが出来る。その後、記録用紙を、その記録幅
分だけ副走査方向に搬送し、記録動作を繰り返すことに
より記録紙上に記録が行なわれる(このような記録方式
はマルチスキャン方式と呼ばれる)。
【0016】また、キャリッジ10には反射型フォトセ
ンサによるインク残量検出センサが取付けられており、
記録ヘッド9内のインクカートリッジにおける残存イン
ク量、及びインクカートリッジの着脱を検出している。
これによりインクが空になると、それを交換することが
できる。このインク残量検出センサの検出方向は、おお
よそ、記録ヘッド9の往復走査方向と同じ方向であり、
そのインク残量センサはキャリッジ10に取付けられて
いるので、キャリッジ10の移動によって記録ヘッド9
とともに移動する。
【0017】12、13は各々、キャリッジ10の主走
査方向への往復移動が円滑になされるように補助するガ
イドレールであり、キャリッジ10はこれら2本のレー
ル12、13に主走査方向に移動可能に取り付けられ、
駆動系(不図示)により往復移動する。14は記録ヘッ
ドに対向し記録用紙を記録ヘッドに対向させ、その記録
位置での記録ヘッドと記録用紙との間の適当な距離を保
持させるプラテン、15は排紙ローラ、16は排紙コロ
である。排紙コロ16は排紙ローラ15に対し押圧部材
(不図示)により付勢されており、排紙ローラ15と排
紙コロ16との当接部に記録用紙を挟持しつつ記録用紙
を排出する。17は記録部カバーで、記録ヘッド9のイ
ンクカートリッジを交換する時などのために下方を支点
に開くような構成となっている。18は、このカバー1
7が開かれているか否かを検知するための記録部カバー
センサで、このセンサ18の出力信号はメイン部の制御
基板31に入力されている。
【0018】次に、ファクシミリ装置の読取部の構成に
ついて説明する。
【0019】20は、駆動系(不図示)により図中反時
計回りに回転して、複数枚セットされた原稿を1枚ずつ
図中左方向へ搬送する読取分離ローラ、21は押圧部材
(不図示)により読取分離ローラ20に対し付勢され、
複数枚セットされた原稿を1枚ずつ分離するゴムのよう
な摩擦力の高い材質で形成された分離片、22は原稿に
描かれた画像を読み取って、その画像が表現する情報を
電気信号に変換する密着型ラインイメージセンサ(以
下、イメージセンサという)、23はCSバネ、24は
駆動系(不図示)により図中時計回りに回転される白色
のCSローラである。ここで、CSバネ23はイメージ
センサ22をCSローラ24に対し押圧するように設け
られている。また、CSローラ24はイメージセンサ2
2の読み取り面全面に原稿を密着させ、原稿を図中左方
向に搬送させ、更には原稿読取のバックグランドとなる
ように白色となている。
【0020】25は読取部及び操作部(後述)を支持す
る構造体も兼ねたフレーム1に固着された原稿の下面を
ガイドするための下部原稿ガイド、この下部原稿ガイド
25は原稿の下部表面に接触している。26は下部原稿
ガイド25に固着され原稿の上面をガイドするための上
部原稿ガイド、27は操作用スイッチを備えた操作部用
基板、28は操作部用基板27を固着し、それ自身が下
部原稿ガイド25に固着されている操作部である。
【0021】30は電源トランスやコンデンサなどで構
成される電源部、31はフレーム1に取付けられ装置全
体の動作を制御する電気制御基板である。電気制御基板
31には、装置各部に振り分けられている電気素子や部
品(イメージセンサ22、操作基板27、電源部30、
記録ヘッド9、各駆動モータ(不図示)、ローラポジシ
ョンセンサ6、各センサ(不図示))からの束線がすべ
て結線されている。なお、ここでは説明されていない読
取部の各種センサや記録用紙有無を検出するセンサなど
が、この電気制御基板31に設けられている。また、外
部インタフェース(例えば、公衆電話回線網インタフェ
ース、付属子電話インタフェース、外部子電話インタフ
ェース、セントロニクスなどのパソコン・インタフェー
ス)は全て電気制御基板31に結線されるよう構成され
ている。
【0022】図2は、本実施の形態におけるファクシミ
リ装置の構成を表わしたブロック図で、前述した部分と
共通する部分は同じ番号で示し、その説明を省略する。
尚、前述したように本実施の形態におけるファクシミリ
装置の構成は大きく2つの部分に分けることができる。
即ち、1つは、通信、読取、データの符号化/復号化等
のファクシミリ装置としての基本動作を行う制御基板3
1を有するメイン部で、制御基板31はこのメイン部の
一部である。他方は、制御基板31から記録データを受
信して記録を行う記録部である。以下、各部について説
明する。
【0023】101は主制御部(図3参照)で、メイン
部全体の動作を制御している。この主制御部101は、
マイクロプロセッサ等のMPU,MPUの制御プログラ
ムや各種データを記憶しているROM,MPUによる処
理の実行時、各種データを一時的に保存するためのワー
クエリアとして使用されるRAM等を備えている。10
2は読取部で、原稿を光学的に読み取って、その原稿画
像を電気信号に変換して出力する。103は通信部で、
呼の接続、切断、及び送信データの変調、受信データの
復調等を行い、回線を介して相手局との間でデータのや
り取りを行っている。28は操作部で、オペレータによ
り操作される操作キー、液晶等の表示器等を備えてい
る。105は登録メモリで、ワンタッチダイヤル等の電
話番号データや通信結果情報等を格納している。
【0024】106は記録部とメイン部とのインターフ
ェース(I/F)を制御するインターフェース(I/
F)、107は符号化されている画像データを復号化す
るための復号化部、108は画像データを符号化するた
めの符号化部である。109は画像メモリで、受信した
画像データや読取部102で読取った画像データ等を記
憶している。110はメイン部の主制御部101と前述
した各部とを接続するためのメインシステムバスであ
る。111はメイン部と記録部を接続するI/F信号線
で、例えばセントロニクス仕様やRS232C等に準拠
した仕様のI/Fである。
【0025】次に記録部の構成を説明する。
【0026】112は記録部全体を制御するための記録
部コントローラで、マイクロコンピュータ等のMPU、
MPUの制御プログラムや各種データなどを記憶してい
るROM、MPUによる制御処理の実行時、各種データ
を一時的に保存するためのワークエリアとして使用され
るRAM等で構成される。113はメイン部と記録部と
の間のインターフェースを制御するインターフェース
(I/F)、114はデータバッファで、記録部I/F
113を介して受信したメイン部からのプリントデータ
を一時的に格納している。115はフォント生成部で、
プリントデータに対応したフォントデータを生成してい
る。116はプリントバッファで、記録ヘッド9に出力
する前のラスタデータ(プリントイメージデータ)を格
納している。9は記録ヘッドで、プリントバッファ11
6からのデータに従ってインク滴の吐出を行って記録紙
(記録媒体)に画像を記録する。
【0027】118は記録紙の搬送用のモータを制御す
る給排紙モータ制御部、119は記録部コントローラと
記録部の各部とを接続するためのシステムバスである。
120は主制御部101と記録部コントローラ112と
を接続している信号線で、本実施の形態ではシリアル信
号を伝播している。121は記録部の機構部を示し、記
録ヘッド9を搬送するためのキャリッジモータや記録ヘ
ッド9の回復機構等が含まれている。122は前述した
インク残量検出センサで、インクカートリッジが装着さ
れているか否かを検出するのに使用される。123は温
度センサで、記録ヘッド9の温度を検出している。
【0028】図3は、本実施の形態のメイン部の主制御
部101の構成を示すブロック図である。
【0029】1100はマイクロコンピュータ等のMP
U,1101はMPU1100で実行される制御プログ
ラム等を記憶しているプログラムメモリ(ROM)、1
102はRAMで、後述するカートリッジ・ステータス
(c_sts)、経過時間を記憶している(chg_timer)、交
換フラグ(chg_fl)等を記憶している。
【0030】図4は、本実施の形態のファクシミリ装置
のメイン部における記録部のカートリッジ交換の際の処
理を示すフローチャートで、この処理はファクシミリ信
号を受信することにより開始される。
【0031】まずステップS1において、ファクシミリ
装置でファクシミリ信号が受信されると電源がオンされ
る。次にステップS2に進み、ファクシミリ装置内部の
初期設定を行い、次にステップS3に進み、記録部に電
力を供給する。これ以降の記録部の制御(記録部コント
ローラ112による処理)は、図11のフローチャート
を参照して後述する。
【0032】次にステップS4に進み、記録部における
カートリッジ交換の観点から見たカートリッジの状態を
示すカートリッジ・ステータス(c_sts)を、カートリ
ッジ交換に対するスタンバイ状態を意味する(C_STBY)
に設定する。
【0033】次にステップS5に進み、カートリッジ・
ステータス(c_sts)がスタンバイ状態(C_STBY)かど
うか確認し、スタンバイ状態(C_STBY)であれば(c_st
s=C_STBY)ステップS6に進み、スタンバイ状態で起
こる事象に対する処理を行う(詳細は図5のフローチャ
ートを参照して後述する)。
【0034】一方、ステップS5において、カートリッ
ジ・ステータス(c_sts)がスタンバイ状態(C_STBY)
でなければ(c_sts≠C_STBY)ステップS7に進み、カ
ートリッジ・ステータス(c_sts)がカートリッジの交
換モードへの移行可能条件を満たしている状態(C_SPO
N)かどうか確認し、そうであればステップS8に進
み、カートリッジの交換モードへの移行する処理を行う
(詳細は図6のフローチャートを参照して後述する)。
【0035】また、ステップS7において、カートリッ
ジ・ステータス(c_sts)がカートリッジの交換モード
への移行可能条件(C_SPON)を満たしていなければ(c_
sts≠C_SPON)ステップS9に進み、カートリッジ・ス
テータス(c_sts)がカートリッジの記録ヘッド9の温
度低下待ち状態(温度が上昇した状態)(C_TMP)かど
うか確認する。この状態は、記録ヘッドの温度が高すぎ
てキャリッジが交換できないことを示している。そうで
あれば(c_sts=C_TMP)ステップS10に進み、記録ヘ
ッド9の温度の低下待ちに対する処理、即ち、記録ヘッ
ド9の温度が許容値まで低下するのを待つ(詳細は図7
のフローチャートを参照して後述する)。
【0036】一方、ステップS9において、カートリッ
ジ・ステータス(c_sts)が温度低下待ち状態(C_TMP)
でなければ(c_sts≠C_TMP)ステップS11に進み、カ
ートリッジ・ステータス(c_sts)がカートリッジの交
換モード状態(c_sts=C_CPOSI)かどうかをみる。そう
であればステップS12に進み、カートリッジの交換モ
ードに対する処理を行う(詳細は図8のフローチャート
を参照して後述する)。
【0037】また ステップS11において、カートリ
ッジ・ステータス(c_sts)がカートリッジ交換モード
(C_CPOSI)でなければ(c_sts≠C_CPOSI)ステップS
13に進み、カートリッジ・ステータス(c_sts)がカ
ートリッジの交換休止モード状態(C_TIME)かどうかを
みる。カートリッジの交換休止モードであればステップ
S14に進み、カートリッジの交換休止モードに対する
処理を行う(詳細は図9のフローチャートを参照して後
述する)。
【0038】またステップS13において、カートリッ
ジ・ステータス(c_sts)がカートリッジ交換休止モー
ド(C_TIME)でなければ(c_sts≠C_TIME)ステップS
15に進み、カートリッジ・ステータス(c_sts)がカ
ートリッジの交換モード終了可能状態(C_SPOFF)かど
うか確認し、そうであればステップS16に進み、カー
トリッジの交換モードの終了処理を行う(詳細は図10
のフローチャートを参照して後述する)。
【0039】また、ステップS15において、カートリ
ッジ・ステータス(c_sts)がカートリッジ交換モード
終了可能状態でなければ(c_sts≠C_SPOFF)、或はステ
ップS6,S8,S10,S12,S14,S16の処
理を終了した後ステップS17に進み、記録部がエラー
かどうか確認し、エラーならば(c_sts=C_ERR)ステッ
プS18に進み、記録部におけるエラー状態を解除する
処理を行う。こうしてエラーが解除されるとカートリッ
ジ・ステータス(c_sts)をスタンバイ状態(C_STBY)
に設定してステップS5に戻る。またステップS17で
エラーでなければそのままステップS5に進む。これ以
降、ステップS5からステップS18までの処理を、装
置の電源がオフされるまで繰り返す。
【0040】図5は、図4のステップS6のカートリッ
ジ交換に対するスタンバイ時の処理を示すフローチャー
トである。
【0041】まずステップS21において、記録部カバ
ーセンサ18よりの信号によって記録部のカバー17が
開いているかどうかを判断し、閉状態ならばスタンバイ
時の処理を終了して図4のステップS17に進む。
【0042】ステップS21で、記録部のカバー17が
開状態ならばステップS22に進み、記録部が動作中か
どうかを確認し、動作中であればステップS23に進
む。この記録部が動作中かどうかの確認は、信号線12
0を介して記録部と記録部コントローラ112との間で
実行される信号のやり取りで判別される。ステップS2
3では、記録部の動作を停止させるモードかどうか確認
し、停止させるモードでなければスタンバイ時の処理を
終了して図4のステップS17に進む。一方、ステップ
S23で停止させるモードならばステップS24に進
み、記録部の動作を停止させて記録部を初期化し、その
後、ステップS25に進む。また、ステップS22にお
いて、記録部が動作中でなければステップS25に進
む。
【0043】ステップS25では、記録ヘッド9、即
ち、インクカートリッジを移動させることを示す表示を
操作部28に表示し、もしまだカートリッジが移動して
いればカートリッジが停止するまで、警告音(可聴音)
の発生及び警告表示を行う。次にステップS26に進
み、記録部を記録(動作)可能状態(ソフトパワーオン
状態)にするためのコマンド(SoftPowerOn)が主制御部
(メイン部:制御基板31)101で発生され、信号線
120を介してメイン部101から記録部に送信され
る。そしてステップS27において、記録部がソフトパ
ワーオン状態に移行したか否かを監視する。こうして遷
移が完了した旨が、信号線120を介して通知されると
ステップS28に進む。
【0044】尚、この記録部の遷移状態の監視時におい
ては、信号線120を介してメイン部から記録部にステ
ータス要求コマンドが送信されており、それに対する応
答として記録部からメイン部にステータス応答信号が送
信される(この処理は図11のフローチャートを参照し
て後述する)。この応答ステータスによって、メイン部
は記録部の各種状態を把握することが可能になる。説明
を簡単にするためにこの処理を示すフローチャートが省
略されているが、ステータス要求及びステータス返送は
定期的に実行されており、これによりメイン部は常にこ
の記録部のステータスを判断することが可能であり、こ
こに示す処理ステップが実行されることになる。
【0045】ステップS28では、記録部がエラー状態
かどうかを調べ、エラー状態であればステップS29に
進み、カートリッジ・ステータス(c_sts)に、記録部
がエラー状態にあることを示す(C_ERR)を設定して、
スタンバイ時の処理を終了する。
【0046】一方、ステップS28で記録部がエラー状
態でなければステップS30に進み、記録ヘッド9の温
度センサ123からの信号に基づいて、記録ヘッド9が
高温であるかどうかを調べ、高温であれステップS31
に進み、カートリッジ・ステータス(c_sts)に記録ヘ
ッド9が高温状態にあることを示す(C_TMP)を設定し
てスタンバイ時の処理を終了する。尚、この(C_TMP)
についての詳細は図7のフローチャートを参照して後述
する。
【0047】ステップS30で記録ヘッド9が高温でな
ければステップS32に進み、カートリッジ・ステータ
ス(c_sts)に、記録部においてカートリッジ交換モー
ドを実行可能であることを示す(C_SPON)を設定してス
タンバイ時の処理を終了する。尚、この(C_SPON)につ
いての詳細は図6のフローチャートを参照して後述す
る。
【0048】図6は図4のステップS8のカートリッジ
の交換モードへの移行処理を示すフローチャートであ
る。この処理は、カートリッジ・ステータス(c_sts)
がカートリッジ交換モードヘ移行可能状態を意味する
(C_SPON)である場合に実行される。
【0049】まずステップS41において、記録部をカ
ートリッジ交換モードへ移行させるためのコマンド(Ch
gCRGMode)を、信号線120を介してメイン部から記録
部に送信する。これにより、キャリッジは交換位置Mに
移動する。次にステップS42に進み、カートリッジが
カートリッジ交換位置に移動されたかどうかを監視し、
この移動が完了するとステップS43に進む。ステップ
S43では、記録部がエラー状態かどうか確認し、エラ
ー状態であればステップS44に進み、カートリッジ・
ステータス(c_sts)に記録部がエラー状態であること
を示す(C_ERR)を設定してカートリッジ交換モードへ
の移行処理を終了する。
【0050】一方、ステップS43で記録部がエラー状
態でなければステップS45に進み、記録部がカートリ
ッジ交換モードへ遷移(図9のS104)したことを示
す表示を操作部28に表示する。次にステップS46に
進み、カートリッジ交換モードへ遷移してから経過した
時間を示す(chg_timer)を“0”に初期化する。この
(chg_timer)は、前述したタイマ1103による計時
に基づいて更新(+1)されている。
【0051】次にステップS47に進み、記録部におい
てカートリッジが交換されたかどうかを示す(chg_fl)
をオフに設定する。そしてステップS48に進み、カー
トリッジ・ステータス(c_sts)にカートリッジ交換モ
ードの準備ができたことを示す(C_CPOSI)を設定し
て、カートリッジ交換モードへの移行処理を終了する。
尚、この(C_CPOSI)についての詳細は図8のフローチ
ャートを参照して後述する。
【0052】図7は、図4のステップS10のヘッド温
度低下待ち処理を示すフローチャートで、カートリッジ
・ステータス(c_sts)が記録ヘッド9の温度低下待ち
状態を意味するフラグ(C_TMP)がセットされている場
合に実行される。
【0053】まずステップS51において、記録ヘッド
9に設けられた温度センサ123からの信号により記録
ヘッド9が高温かどうか確認し、高温でなければステッ
プS52に進み、記録ヘッドが移動中で、警告オンが発
せられていないかどうかを操作部28によりチェックす
る。記録ヘッド9が交換位置Mに到達するとステップS
53に進み、カートリッジ・ステータス(c_sts)にカ
ートリッジ交換モード実行可能であることを示し、温度
待機処理が終了したことを示す(C_SPON)を設定する。
従って、記録ヘッド9の温度があまりに高い時はカート
リッジ交換モードへの遷移が禁止されるので、その記録
ヘッド9を安全に扱うことができる。
【0054】一方、ステップS51において記録ヘッド
9が高温ならばステップS54に進み、記録ヘッド9が
高温であることを示す旨を操作部28の表示器に表示す
る。次にステップS55に進み、記録部における記録部
カバー17が開状態であるかどうか確認し、開状態なら
ば、このヘッド温度低下待ち処理を終了する。
【0055】一方、ステップS55で、記録部のカバー
17が閉状態ならばステップS56に進み、操作部28
の表示により記録ヘッド9の移動をチェックし、カート
リッジが交換位置に移動したかを調べる。次にステップ
S57に進み、カートリッジ・ステータス(c_sts)に
カートリッジ交換モード終了可能状態にあることを示す
(C_SPOFF)を設定して図4のステップS17に進む。
尚、この(C_sts=C_SPOFF)で表される状態に関する詳
細は図10のフローチャートを参照して後述する。
【0056】図8は、図4のステップS12で示す、カ
ートリッジ・ステータス(c_sts)がカートリッジが交
換可能であることを意味する(C_CPOSI)の場合の処理
を示すフローチャートである。
【0057】まずステップS61において、カートリッ
ジの交換モードへ遷移してから経過した時間を示す(ch
g_timer)の値に基づいて10分以上経過していること
を示しているかどうか確認し、10分以上経過している
ときはステップS62に進み、記録部をカートリッジ交
換待機モードへ移行させるためのコマンド(ChgCRGRs
t)を、信号線120を介してメイン部から記録部に送
信する。次にステップS63に進み、記録部がカートリ
ッジ交換待機モードへの遷移を完了しているかを監視
し、そうでないときは遷移が完了するまで待ち、完了す
るとステップS64に進む。
【0058】ステップS64では、記録部がエラー状態
かどうか確認し、エラー状態ならばステップS79に進
み、カートリッジ・ステータス(c_sts)にエラー状態
であることを示す(C_ERR)をセットする。また一方、
エラー状態でなければステップS65に進み、カートリ
ッジ・ステータス(c_sts)にカートリッジ交換待機モ
ード状態にあることを示す(C_TIME)を設定して、カー
トリッジ交換モードを終了する。尚、この(C_sts=C_T
IME)で表されるモードについての詳細は図9のフロー
チャートを参照して後述する。
【0059】一方、ステップS61において、(chg_ti
mer)による計時値が10分未満ならばステップS66
に進み、(chg_timer)による計時値を、その経過した
時間(タイマ1103により計時されている)分インク
リメントする。次にステップS67に進み、記録部のカ
バー17が閉状態になったかどうか確認し、開状態なら
ばステップS68に進み、インクセンサ122によりカ
ートリッジが交換されたか否かを確認し、カートリッジ
が装着されている時(交換されていない時)は、そのま
まカートリッジ交換モード内処理を終了する。一方、ス
テップS68でカートリッジが外されている時はステッ
プS69に進み、操作部28にカートリッジ無しの表示
を行う。
【0060】次にステップS70に進み、カートリッジ
が無いことは交換されたことを意味しているので、カー
トリッジが交換されたかどうかを示すフラグ(chg_fl)
をオンにして、カートリッジ交換モード内処理を終了す
る。このカートリッジ存在の有無は、キャリッジと記録
ヘッドの電極同士の接続がオン/オフされるかどうかに
より判定してもよい。また電極間の接続が所定時間(例
えば0.6秒)より長い間なされない時に、カートリッ
ジが交換されたものとみなしても良い。
【0061】またステップS67において、記録部のカ
バー17が閉状態ならばステップS71に進み、ステッ
プS68と同様にカートリッジの有無を確認し、カート
リッジが外されていればステップS72に進み、カート
リッジが外されていることを示す警告音を発生した後、
カートリッジ交換モード内処理を終了する。
【0062】ステップS71でカートリッジが装着され
ている時はステップS73に進み、記録部においてカー
トリッジ交換処理を終了させるためのカートリッジ交換
終了コマンド(ChgCRGEnd)を、信号線120を介して
メイン部から記録部に送信する。そそして記録部は待機
位置Lに戻る。次にステップS74に進み、記録部にお
いてカートリッジ交換処理が終了したかを監視し、終了
するまで待機する。こうしてカートリッジ交換モードが
終了するとステップS75の処理に進む。
【0063】ステップS75では、記録部がエラー状態
かどうか確認し、エラー状態ならばステップS79に進
み、カートリッジ・ステータス(c_sts)が記録部がエ
ラーであることを示すフラグ(C_ERR)をセットする。
また一方、エラーでなければステップS76に進み、フ
ラグ(chg_fl)がオンかどうか、即ちカートリッジが交
換されたかどうかを判断する。フラグ(chg_fl)がオフ
(カートリッジが交換されていない)ならばステップS
80に進み、またフラグ(chg_fl)がオン(カートリッ
ジが交換されている)ならばステップS77に進み、記
録部が回復動作を完了したかを監視し、そうでなければ
回復動作が完了するまで待ち、完了するとステップS7
8に進む。つまり、カートリッジが交換されたときは回
復処理が実行されるので好ましいプリント条件が維持さ
れ、カートリッジが交換されていないときは回復処理が
実行されないので、インクが浪費されない。
【0064】ステップS78では、信号線120を介し
て記録部がエラー状態かどうか確認し、エラー状態なら
ばステップS79に進んで、カートリッジ・ステータス
(c_sts)に記録部がエラー状態にあることを示す(C_E
RR)を設定して、カートリッジ交換モード内処理を終了
する。また、ステップS78でエラーでなければステッ
プS80に進み、カートリッジ・ステータス(c_sts)
にカートリッジ交換モードを終了可能な状態にあること
を示す(C_SPOFF)を設定して、カートリッジ交換処理
を終了する。
【0065】図9は、図4のステップS14の、カート
リッジ・ステータス(c_sts)がカートリッジ交換休止
モード内処理を示すフローチャートで、(C_TIME)がセ
ットされている場合に実行される。
【0066】まずステップS81において、記録部のカ
バー17が開状態のままであるかどうか確認し、開状態
ならば、そのままカートリッジ交換休止モード内処理を
終了する。
【0067】一方、ステップS81で、記録部のカバー
17が閉状態ならばステップS82に進み、操作部28
に記録ヘッド9の移動を示す表示を行い、記録ヘッドの
移動であれば、それに対する注意を促す警告音を発生す
る。次にステップS83に進み、カートリッジ・ステー
タス(c_sts)にカートリッジ交換休止処理が完了した
ことを示す(C_SPOFF)を設定して、カートリッジ交換
休止モード内処理を終了する。
【0068】図10は、図4のステップS16のカート
リッジ・ステータス(c_sts)がカートリッジ交換終了
処理を示すフローチャートで、この処理はフラグ(c_st
s=C_SPOFF)の場合に実行される。
【0069】まずステップS91において、記録部を待
機状態(ソフトパワーオフ(Soft Power Off)状態)に
するためのコマンド(SoftPowerOff)を、信号線120を
介してメイン部から記録部に送信する。このソフトパワ
ーオフ状態は、少なくともコントローラ112、インタ
ーフェース部113、バッファ等に電力が供給されてい
るが、記録部の機構部121には電力が供給されていな
い状態をいう。次にステップS92に進み、記録部がソ
フトパワーオフ状態に遷移したかを監視し、遷移が完了
していなければステップS92で、その遷移が完了する
まで待ち、完了するとステップS93に進む。
【0070】またソフトパワーオフ状態の確認のための
待機状態において、所定時間、記録に関する命令がない
場合、主制御部101は省電力モードへ移行するための
ESS(エネルギ・セーブ・スタンバイ)コマンドを発
行する。この省電力モードにおいては、記録部の機構部
だけでなく、コントローラ112、インターフェース、
バッファ等、全てへの電力供給が行なわれない。そのた
め、ソフトパワーオフのコマンドにより待機状態にある
ときよりも消費電力を少なくすることができる。この省
電力モードにおいては、記録部側で管理するタイマや、
その他の条件を主制御部101で管理し、省電力モード
から記録部が記録可能な状態のモード、もしくは待機状
態に戻る前に、タイマのカウント値や各種条件を記録部
側へ送出するように構成されている。
【0071】この待機状態では、記録部の状態は定期的
(30m秒毎)に監視されており、もし装置がエラー状
態になると、所定時間コマンドが入力しなくても省電力
モードには移行しない。これは、そのようなエラーがで
きるだけ早く検知されるのが望ましいためである。
【0072】ステップS93では、操作部28に、キャ
リッジの待機位置への移動が終了したことを示す旨を表
示し、ステップS94で、カートリッジ交換処理がスタ
ンバイ状態であることを意味する(C_SPOFF)をカート
リッジ・ステータス(c_sts)設定する。
【0073】図11は、本実施の形態のファクシミリ装
置の記録部におけるカートリッジ交換処理を示すフロー
チャートである。
【0074】この処理は、図4のステップS1で記録部
の電源がオンされることにより開始され、まずステップ
S101で、記録部が初期化される。次にステップS1
02に進み、信号線120を介してメイン部からステー
タスコマンドを受信しているか確認し、コマンドを受信
していないときはステップS102に戻る。
【0075】ステップS102でコマンドを受信すると
ステップS103に進み、受信コマンドがカートリッジ
交換モードへの移行コマンド(ChgCRGMode)か否かを確
認する。カートリッジ交換モードへの移行コマンド(Ch
gCRGMode)ならばステップS104に進み、カートリッ
ジ交換モードへの移行処理を実行してステップS102
に戻る。
【0076】一方、ステップS103で、受信コマンド
がカートリッジ交換モードへの移行コマンド(ChgCRGMo
de)でないならばステップS105に進み、カートリッ
ジ交換モードの終了コマンド(ChgCRGEnd)か否かを確
認する。カートリッジ交換モードの終了コマンド(ChgC
RGEnd)ならばステップS106に進み、カートリッジ
交換の終了処理を実行してステップS102に戻る。
【0077】ステップS105で、受信コマンドが(Ch
gCRGEnd)でないならばステップS107に進み、カー
トリッジ交換処理を休止する休止コマンド(ChgCRGRs
t)か否かを確認する。カートリッジ交換処理の休止コ
マンド(ChgCRGRst)ならばステップS108に進み、
カートリッジ交換処理を休止してステップS102に戻
る。
【0078】一方、ステップS107で、受信コマンド
がカートリッジ交換の休止コマンド(ChgCRGRst)でな
いならばステップS109に進み、ソフトパワーオフ状
態への移行コマンド(SoftPowerOff)か否かを確認す
る。ソフトパワーオフ状態への移行コマンド(SoftPowe
rOff)ならばステップS110に進み、ソフトパワーオ
フ状態への移行処理を実行してステップS102に戻
る。この移行処理は、記録部の記録ヘッド9や機構部1
21への電力供給を遮断する処理を含んでいる。
【0079】またステップS109で、受信コマンドが
ソフトパワーオフ状態への移行コマンド(SoftPowerOf
f)でないならばステップS111に進み、ソフトパワ
ーオン状態への移行コマンド(SoftPowerOn)か否かを
確認する。ソフトパワーオン状態への移行コマンド(So
ftPowerOn)ならばステップS112に進み、ソフトパ
ワーオン状態への移行処理を実行してステップS102
に戻る。このソフトパワーオン時には、各種初期化を含
め、記録ヘッド9におけるインクの吸引等を含む回復処
理、ヘッドのトラッキング補正のための処理などが、こ
のソフトパワーオン状態が確立した時点で実行される。
【0080】またステップS111で、受信コマンドが
ソフトパワーオン状態への移行コマンド(SoftPowerO
n)でないならばステップS113に進み、記録部の状
態を示すステータスの要求コマンドか確認する。そうで
あればステップS114に進み、信号線120を介して
メイン部にステータスを返送してステップS102に戻
る。このステータス要求により、メイン部(主制御部1
01)は、記録部における各種移行処理、モード処理が
完了しているか否かを判別できる。
【0081】またステップS113で、受信コマンドが
ステータス要求コマンドでないならばステップS115
に進み、その受信コマンドが規定されていない不正コマ
ンドであったことをメイン部に通知してステップS10
2に戻る。
【0082】この実施の形態によれば、記録部のカバー
が開いているときは、記録部は自動的にカートリッジ交
換モードに移行し、もしカバーが閉じられていれば、カ
ートリッジ交換モードが自動的に終了される。これによ
り、オペレータがカートリッジを交換し易くなる。また
カートリッジの温度が非常に高い時は、例えばカバーが
開いていてもカートリッジ交換モードへの移行が禁止さ
れる。これにより、ユーザが火傷などの障害を負うのを
防止できる。
【0083】更に、カバーが開けられていて閉じられる
と、カートリッジ交換モードが自動的に解除され、カー
トリッジはスタンバイ状態に戻り、記録ヘッドがキャッ
プされる。従って、インクの粘度増加によるインク吐出
の不良を防止できる。
【0084】以上の実施形態では、特にインクジェット
記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用さ
れるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例
えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネル
ギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いる
ことで記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0085】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0086】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0087】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成でも良い。加え
て、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロットを
電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59
−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収す
る開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基づいた構成としても良い。加
えて、装置本体に装着されることで、装置本体との電気
的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交
換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッ
ド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0088】また、以上の実施の形態の記録装置の構成
に、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは記録動作を一層安定にできるので好
ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘ
ッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、
加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは
別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加
熱手段を設けることや、記録とは別の吐出を行う予備吐
出モードを設けることなどがある。
【0089】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0090】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0091】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0092】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置の形態を取るものであって
も良い。
【0093】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。この場合、本発明に
係るプログラムを格納した記憶媒体が本発明を構成する
ことになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムを
システム或は装置に読み出すことによって、そのシステ
ム或は装置が、予め定められた仕方で動作する。
【0094】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、記録部のカバーを開状態にした場合には記録部をソ
フトパワーオン状態に遷移させ、カートリッジが高温時
には警告を発してカートリッジ交換モードに移行しない
ようにしてユーザに対する危険を防止できる。
【0095】また、記録部のカバー17が開状態から閉
状態にされると、自動的にカートリッジの交換モードを
解除してスタンバイ状態に戻せるため、記録ヘッドが確
実にキャッピングされてインク固着によるインクカート
リッジのインク不吐を防止することができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録部のカバーが開状態になると自動的にカートリッジの
交換モードに移行し、カバーが開けられた状態から閉じ
られた状態に移行すると自動的に交換モードを終了する
画像形成装置及び該装置におけるカートリッジ交換制御
方法を提供できる。
【0097】また本発明によれば、カバーが開けられた
場合でも、記録ヘッド(カートリッジ)が高温の時はカ
ートリッジの交換モードへの移行を禁止することによ
り、オペレータが火傷等に合う虞を無くすことができ
る。
【0098】また本発明によれば、記録部のカバーが開
状態から閉状態にされた場合、自動的にカートリッジの
交換モードを解除して記録ヘッドを待機状態にできるた
め、オペレータの手間を省くことができるという効果が
ある。
【0099】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のファクシミリ装置の構成
を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態のファクシミリ装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の主制御部の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本実施の形態のファクシミリ装置の主制御部に
おけるカートリッジ交換処理の概要を示すフローチャー
トである。
【図5】本実施の形態のファクシミリ装置の主制御部に
おけるカートリッジ交換に対するスタンバイ状態時の処
理を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態のファクシミリ装置の主制御部に
おけるカートリッジ交換に対する交換モードへの移行時
の処理を示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態のファクシミリ装置の主制御部に
おけるカートリッジ交換に対するヘッド温度低下待ち処
理を示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態のファクシミリ装置の主制御部に
おけるカートリッジ交換に対する交換モード内処理を示
すフローチャートである。
【図9】本実施の形態のファクシミリ装置の主制御部に
おけるカートリッジ交換に対する交換休止モード内処理
を示すフローチャートである。
【図10】本実施の形態のファクシミリ装置の主制御部
におけるカートリッジ交換に対する交換モード終了時の
処理を示すフローチャートである。
【図11】本実施の形態のファクシミリ装置の記録部に
おける処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
9 記録ヘッド 17 記録部カバー 18 カバーセンサ 28 操作部 101 主制御部 102 読取部 105 登録メモリ 109 画像メモリ 112 記録部コントローラ 118 給排紙モータ制御部 122 インクせんさ 123 温度センサ 1100 MPU 1101 プログラムメモリ 1102 RAM 1103 タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 泰司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録部と主制御部とを含む画像形成装置
    であって、 前記記録部は、 インクジェット記録カートリッジを走査させ、キャリッ
    ジに着脱可能に実装されたインクジェット記録カートリ
    ッジの少なくとも一部分で記録を実行させるキャリッジ
    と、 前記インクジェット記録カートリッジへのアクセスが禁
    止される待機位置と、少なくとも前記カートリッジの着
    脱可能に実装された部分へのアクセスが容易な交換位置
    とを有する所定の経路内で前記キャリッジ移動させる走
    査手段とを具備し、 前記主制御部は、 画像信号を入力する入力手段と、 前記記録部による記録のために前記画像信号を処理する
    処理手段と、 前記走査手段に前記キャリッジを前記交換位置に移動す
    るように指示する指示手段と、 前記カートリッジの一部が前記指示手段による指示に応
    答して交換可能かどうかを判断する判断手段と、 前記判断手段が前記カートリッジの一部分が交換可能で
    あると判断すると前記キャリッジを前記交換位置に移動
    させ、前記判断手段が前記カートリッジの一部分が交換
    可能でないと判断すると前記キャリッジの前記交換位置
    への移動を停止させ、前記判断手段が前記カートリッジ
    の一部分が交換可能でないと判断した後、前記判断手段
    が前記カートリッジの部分が交換可能であると判断する
    と前記キャリッジを前記交換位置に移動させる制御手段
    と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置であっ
    て、前記判断手段は前記カートリッジの記録ヘッドの温
    度を検出する温度検出回路を含み、検知された温度が所
    定温度以下の時、前記キャリッジが前記交換位置に移動
    されることを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の画像形成装置で
    あって、前記指示手段は更に、前記記録部に対して待機
    状態から動作可能状態に移行するように指示することを
    特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    画像形成装置であって、前記指示手段は、前記記録部を
    カートリッジ交換モードに設定するための信号を発生す
    る回路を含むことを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像形成装置であっ
    て、更に、前記カートリッジ交換モードに移行した後の
    経過時間を計時するタイマを有し、前記判断手段は、前
    記タイマによる前記経過時間が所定時間を越えた時に前
    記カートリッジ交換モードを終了させる信号を供給する
    ことを特徴とする。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の画像形成装置であっ
    て、前記カートリッジの一部分が交換され、前記主制御
    部前記カートリッジ交換モードの終了を示す信号を供給
    すると前記記録部は前記カートリッジの回復処理を行う
    ことを特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の画像形成装置であっ
    て、前記記録部はインクカートリッジが交換されたとき
    に回復処理を行うことを特徴とする。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    画像形成装置であって、前記キャリッジが前記交換位置
    にあるときに前記カートリッジの着脱可能な部分を露呈
    させるために設けられた前記記録部のカバーの開閉を検
    知する検知手段を更に有することを特徴とする。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の画像形成装置であっ
    て、前記検知手段からのカバーオープン信号に応答し
    て、前記指示手段は前記キャリッジを前記交換位置に移
    動するように前記走査手段に指示することを特徴とす
    る。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の画像形成装置であっ
    て、前記主制御部は更に、前記検知手段からのカバーク
    ローズ信号に応答して、前記カートリッジの交換モード
    を終了させる手段を有することを特徴とする。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の画像形成装置であっ
    て、前記主制御部は更に、前記検知手段からのカバーク
    ローズ信号に応答して、前記記録部を待機状態に設定す
    るための手段を有することを特徴とする。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載の画像形成装置であっ
    て、前記主制御部は更に、前記検知手段からのカバーク
    ローズ信号に応答して、前記記録部を待機状態にする手
    段を含み、前記主制御部は前記待機状態が所定時間継続
    すると、前記記録部を省電力モードに設定することを特
    徴とする。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の画像形成装置であ
    って、前記主制御部は、前記記録部がエラー状態でない
    時にのみ前記記録部を省電力モードに設定することを特
    徴とする。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれか1項に記
    載の画像形成装置であって、前記指示手段の指示に応じ
    て前記キャリッジが移動される際、可聴音による又は目
    で見える警報を発生する警報手段を更に有することを特
    徴とする。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14のいずれか1項に記
    載の画像形成装置であって、前記キャリッジに実装され
    たインクカートリッジ部分を検知するカートリッジ検知
    手段と、前記カートリッジ検知手段が前記カートリッジ
    の一部分が実装されていないと検知すると、前記カート
    リッジの状態を示す手段を更に有することを特徴とす
    る。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれか1項に記
    載の画像形成装置であって、前記画像形成装置はファク
    シミリ装置として使用されることを特徴とする。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれか1項に記
    載の画像形成装置であって、前記カートリッジは、熱エ
    ネルギーを利用してインクを吐出する記録ヘッドを含む
    ことを特徴とする。
  18. 【請求項18】 インクジェット記録カートリッジを走
    査して、キャリッジに着脱可能に実装されるカートリッ
    ジの少なくとも一部分で記録を実行させるキャリッジ
    と、前記インクジェット記録カートリッジへのアクセス
    が禁止される待機位置と、少なくとも前記カートリッジ
    に着脱可能に実装された一部分へのアクセスが容易な交
    換位置とを有する所定の経路内で前記キャリッジ移動さ
    せる走査手段とを具備する記録部と、 画像信号を入力する入力手段と、前記記録部による記録
    のために前記画像信号を処理する処理手段とを有する主
    制御部とを有する画像形成装置におけるカートリッジ交
    換制御方法であって、 前記走査手段に指示して前記キャリッジを前記交換位置
    に移動させるように指示する指示工程と、 前記指示工程における指示に応答して前記カートリッジ
    の一部分が交換可能かどうかを判断する判断工程と、 前記判断工程において前記カートリッジの一部分が交換
    可能であると判断すると前記キャリッジを前記交換位置
    に移動する工程と、 前記判断工程において前記カートリッジの一部分が交換
    可能でないと判断すると前記キャリッジの前記交換位置
    への移動を停止する停止工程と、 前記停止工程による停止の後、前記判断工程において前
    記カートリッジの一部分が交換可能であることを示すよ
    うに変更されると、前記キャリッジを交換位置に移動す
    る工程と、を有することを特徴とするカートリッジ交換
    方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のカートリッジ交換
    制御方法であって、前記カートリッジの前記記録ヘッド
    の温度を検出する温度検出工程を更に有し、前記記録ヘ
    ッドの温度が所定温度よりも低いとき、前記記録キャリ
    ッジが前記交換位置に移動されることを特徴とする。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載のカートリッジ交換
    制御方法であって、更に、前記記録部を待機状態から動
    作状態に移行するように指示する工程を更に有すること
    を特徴とする。
  21. 【請求項21】 請求項18乃至20のいずれか1項に
    記載のカートリッジ交換制御方法であって、更に、前記
    記録部をカートリッジ交換モードに移行させる信号を発
    生する工程を有することを特徴とする。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のカートリッジ交換
    制御方法であって、前記カートリッジ交換モードに移行
    してからの経過時間を計時する計時工程を更に有し、前
    記計時工程による計時値が所定時間を超えた場合、前記
    カートリッジ交換モードを終了する信号が供給されるこ
    とを特徴とする。
  23. 【請求項23】 請求項21に記載のカートリッジ交換
    制御方法であって、前記カートリッジの一部が交換さ
    れ、前記カートリッジ交換モードの終了を示す信号が供
    給されると、前記記録部は前記カートリッジの回復処理
    を実行することを特徴とする。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載のカートリッジ交換
    制御方法であって、前記記録部は、前記インクカートリ
    ッジが交換された時にのみ回復処理を実行することを特
    徴とする。
  25. 【請求項25】 請求項18乃至24のいずれか1項に
    記載のカートリッジ交換制御方法であって、前記キャリ
    ッジが交換位置にあるとき、前記カートリッジの着脱可
    能に実装された部分を露呈させるために前記記録部に設
    けられたカバーの開閉を検知する検知工程を更に有する
    ことを特徴とする。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のカートリッジ交換
    制御方法であって、前記検知工程でのカバーオープン信
    号に応答して前記交換位置に前記キャリッジを移動する
    ように前記走査手段に指示する工程を更に含むことを特
    徴とする。
  27. 【請求項27】 請求項25に記載のカートリッジ交換
    制御方法であって、前記カートリッジ交換モードは、カ
    バークローズ信号に応答して終了することを特徴とす
    る。
  28. 【請求項28】 請求項25に記載のカートリッジ交換
    制御方法であって、前記カバークローズ信号に応答して
    前記記録部を待機状態に設定する工程を更に含むことを
    特徴とする。
  29. 【請求項29】 請求項18乃至28のいずれか1項に
    記載のカートリッジ交換制御方法であって、前記カバー
    クローズ信号に応答して前記記録部を待機状態に設定す
    る工程を更に有し、前記待機状態が所定時間継続すると
    前記主制御部は前記記録部を省電力モードに移行させる
    ことを特徴とする。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載のカートリッジ交換
    制御方法であって、前記主制御部は、前記記録部がエラ
    ー状態でない時にのみ前記記録部を省電力モードに移行
    させることを特徴とする。
  31. 【請求項31】 請求項18乃至30のいずれか1項に
    記載のカートリッジ交換制御方法であって、前記カート
    リッジの一部分が実装されているかどうかを検知する工
    程を更に有し、前記カートリッジの一部分が実装されて
    いないと検知されるときに前記カートリッジの状態が示
    されることを特徴とする。
  32. 【請求項32】 請求項18乃至30のいずれか1項に
    記載のカートリッジ交換制御方法であって、前記キャリ
    ッジが前記交換位置に移動されるとき、可聴音により又
    は目で見える警報を発生する工程を更に有することを特
    徴とする。
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