JPH09280023A - 可変動弁機構用駆動装置及び油圧アクチュエータ - Google Patents
可変動弁機構用駆動装置及び油圧アクチュエータInfo
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- JPH09280023A JPH09280023A JP8088664A JP8866496A JPH09280023A JP H09280023 A JPH09280023 A JP H09280023A JP 8088664 A JP8088664 A JP 8088664A JP 8866496 A JP8866496 A JP 8866496A JP H09280023 A JPH09280023 A JP H09280023A
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Abstract
に用いて好適な油圧アクチュエータに関し、動弁系の駆
動タイミングの調整を行なう駆動手段を設置スペースや
取付工数を考慮した適正な位置に配設し、駆動手段をコ
ンパクト、かつ低コストで構成し、駆動手段の応答性や
信頼性を高める。 【解決手段】 シリンダヘッド1の一端側及び他端側に
形成された一対の加工孔69と、その一端側の加工孔6
9を貫通し、その突出した部分に備えられたスプロケッ
ト40を介してクランク軸により回転駆動される第1回
転軸部材11と、第1回転軸部材11と同軸上に相対回
転可能に外嵌されてエンジンバルブを開閉する第2回転
軸部材12と、第2回転軸部材12と第1回転軸部材1
1との一回転中の回転位相を変化させながら伝達する変
速調整手段13と、変速調整手段13による回転位相の
変化特性を内燃機関の運転状態に応じて調整する制御用
部材14とをそなえた可変動弁機構に設けられ、制御用
部材14を駆動する駆動手段33が、シリンダヘッド1
の他端側の加工孔69部分に取り付けられる。
Description
や排気弁を機関の運転状態に応じたタイミングで開閉制
御するのに用いる、可変動弁機構用駆動装置及びかかる
駆動装置に用いて好適な油圧アクチュエータに関する。
ンという)にそなえられた吸気弁や排気弁(以下、これ
らを総称して機関弁とも言う)のように、カムによって
開閉駆動される往復動バルブがある。このようなバルブ
はカムの形状や回転位相に応じたバルブリフト状態で駆
動される。したがって、このようなバルブの開放や閉鎖
のタイミング及び開放期間(バルブを開放している期間
をカムシャフトの回転角度の単位で示した量)も、カム
の形状や回転位相に応じることになる。
や排気弁の場合には、エンジンの負荷状態や速度状態に
応じて最適な開閉タイミングや開放期間が異なる。そこ
で、このようなバルブの開閉タイミングや開放期間を変
更できるようにした装置が各種提案されている。例えば
高速用のカムプロフィルを有するカムと低速用のカムプ
ロフィルを有するカムとを選択して用いるようにして、
高速時と低速時とでそれぞれに適合したバルブ開閉タイ
ミング及び開放期間でバルブを開閉するようにした装置
も開発されており実用化されている。
継手を介装して、この不等速継手を通じて、カムをカム
シャフトに対して相対回転させながらカムをカムシャフ
トとは異なる速度で回転させるようにして、バルブ開閉
タイミング及び開放期間を調整できるようにした装置も
開発されている。例えば、図8,図9はSAE8803
87に開示された米国特許3633555号にかかる可
変バルブタイミングカムシャフト機構を示すものであ
る。この機構は、不等速継手を利用してバルブタイミン
グを変更できるようにしたものであり、図8,図9にお
いて、101はカムシャフト、102はカムであり、カ
ム102はカムシャフト101と同様な軸心上にカムシ
ャフト101と相対回転しうるように設置されている。
そして、これらのカムシャフト101とカム102との
間に、不等速継手103が介装されている。
と一体回転するようにロッキングスクリュー104を介
してカムシャフト101に結合されたカラー105と、
カム102と一体回転するようにドライブピン106及
びスライダ107を介してカム102に結合された中間
部材108と、カラー105から中間部材108へ回転
を伝達するドライブピン109及びスライダ110とを
そなえ、さらに、カラー105及び中間部材108を収
容する回転制御スリーブ111と、この回転制御スリー
ブ111の回転位相を調整するコントロールシャフト1
12とをそなえて構成されている。
部材108の長溝108A,108B内に直径方向へス
ライド自在に内装されており、カムシャフト101の回
転は、不等速継手103のカラー105からドライブピ
ン109,スライダ110を介して中間部材108に伝
達され、更に、スライダ107,ドライブピン106を
介してカム102へと伝達されるようになっている。
8の各外周面105A,108Cは、回転制御スリーブ
111の内周面111Aに摺接して、回転制御スリーブ
111内を自在に回転できるように軸支されているが、
これらのカラー105及び中間部材108の各外周面1
05A,108Cと回転制御スリーブ111の内周面1
11Aの回転中心O2 は、いずれもカムシャフト101
の軸心(回転中心)O 1 に対して偏心している。
ドライブピン109及びスライダ110を介して中間部
材108に伝達される際には、ドライブピン109及び
スライダ110はカラー105と一体に回転中心O1 の
回りを回転するのに対して、これらのドライブピン10
9及びスライダ110を通じて回転駆動される中間部材
108は、回転中心O2 の回りを回転するので、中間部
材108から回転を伝達されるスライダ107及びドラ
イブピン106はカムシャフト101の回転と一致せ
ず、不等速に回転するようになる。
10に示すようになり、ドライブピン109が点P1 ,
ドライブピン106が点P3 にそれぞれ位置する状態と
なる。この状態から、ドライブピン109(即ち、点P
1 )が時計回り(矢印A参照)に回転していくと、ドラ
イブピン109が中心O1 の回りを90°分回転して点
P2 に到達したところで中間部材108は中心O2 の回
りをθ1 (=90°−θ2 ,θ2 >0)だけ回転するこ
とになる。
1 の回りをθ3 (=90°−θ4 ,θ4 =2θ2 )だけ
回転して点P4 に達する。このように、ドライブピン1
06の回転角度θ3 は、90°よりも小さいので、この
間のドライブピン106の回転速度はドライブピン10
9の回転速度よりも遅いことになる。さらに、ドライブ
ピン109が点P2 から点P3 まで中心O1 の回りを更
に90°分回転する間には、中間部材108は中心O2
の回りをθ5 (=90°+θ 2 )だけ回転することにな
る。したがって、ドライブピン106は中心O1 の回り
をθ5 (=90°+θ4 )だけ回転して点P1 に達する
ことになり、この間のドライブピン106の回転角度は
90°よりも大きいので、ドライブピン106の回転速
度はドライブピン109の回転速度よりも速いことにな
る。
点P5 まで中心O1 の回りを90°分回転する間には中
間部材108は中心O2 の回りをθ5 (=90°+
θ2 )だけ回転することになる。したがって、ドライブ
ピン106は中心O1 の回りをθ 5 (=90°+θ4 )
だけ回転して点P6 に達することになり、この間のドラ
イブピン107の回転角度は90°よりも大きいので、
ドライブピン106の回転速度はドライブピン109の
回転速度よりも速いことになる。
点P1 まで中心O1 の回りを90°分回転する間には中
間部材108は中心O2 の回りをθ1 (=90°−
θ2 )だけ回転することになる。したがって、ドライブ
ピン106は中心O1 の回りをθ 3 (=90°−θ4 )
だけ回転して点P3 に達することになり、この間のドラ
イブピン106の回転角度θ3 は90°よりも小さいの
で、ドライブピン106の回転速度はドライブピン10
9の回転速度よりも遅いことになる。
るドライブピン106の回転速度は、カムシャフト10
1と一体回転するドライブピン109よりも先行したり
遅延したりしてドライブピン109の回転速度とは不等
速で回転し、カムシャフト101が等速回転してもカム
102は等速回転しない。カムシャフト101の回転位
相に対するカム102の速度変化は、カムシャフト10
1の中心O1 に対する中間部材108の中心O2 の相対
位置に対応するが、コントロールシャフト112は、ギ
ヤ機構113を介して回転制御スリーブ111を駆動し
うるように結合されており、コントロールシャフト11
2が回転することで、回転制御スリーブ111が回動
し、その内周面111Aの回転中心O 2 (即ち、中間部
材108の中心)の位置が移動するようになっている。
変動弁機構によると、例えば吸気弁が開放する付近では
カム102がカムシャフト101よりも遅くなり、吸気
弁が閉鎖する付近ではカム102がカムシャフト101
よりも速くなるように設定すると、吸気弁の開放タイミ
ングが遅くなって開弁時間も短かくなるため、内燃機関
の低速時に適した弁駆動制御を実現できる。
ム102がカムシャフト101よりも速くなり、吸気弁
が閉鎖する付近ではカム102がカムシャフト101よ
りも遅くなるように設定すると、吸気弁の開放タイミン
グが速くなって開弁時間も長くなるため、内燃機関の高
速時に適した弁駆動制御を実現できる。なお、このよう
な可変動弁機構を備えるカムシャフト101は、一般
に、図示しないシリンダヘッド内に装備されるが、シリ
ンダヘッドには、その一端側及び他端側にそれぞれ加工
孔が形成されており、カムシャフト101の一端は、一
方の加工孔を貫通するようにしてシリンダヘッドの外部
に突出し、この突出部にはスプロケットが備えられクラ
ンクシャフトの回転が伝達されるようになっているが、
カムシャフト101の他端側、即ち、もう一方の加工孔
ではカムシャフト101は貫通しておらず、カムシャフ
トの装着後にキャップによりふさがれている。
内燃機関の可変動弁機構において、バルブの開閉タイミ
ングを調整するには、上述の回転制御スリーブ111の
ような偏心部材の回転位相を調整する必要があり、偏心
部材を回転駆動するための駆動手段が必要になる。
の駆動手段をコントロールシャフト112に接続して、
コントロールシャフト112を回転駆動することで、ギ
ヤ機構113を介して回転制御スリーブ111を回転さ
せて動弁のタイミングを調整することが考えられる。ま
た、駆動手段のモータとしては、電動モータに限られ
ず、油圧モータも考えられる。
ンダヘッドに取り付けられることになるが、シリンダヘ
ッド内には、一般にこのようなモータを取り付けるスペ
ースはほとんどなく、シリンダヘッドの外側にモータを
取り付けることになる。シリンダヘッドの外部といえど
も、エンジンの設置スペース(自動車の場合、エンジン
ルーム)は限られており、いかにコンパクトなモータに
するか、また、取付工数や設置スペースの面で、どのよ
うな箇所にモータを設置するかが、エンジンの構造的条
件からも重要な課題になる。
のモータとして油圧式のものを使用する場合、油圧モー
タの本体であるアクチュエータと油圧を制御するオイル
コントロールバルブ等をどの様にコンパクトに構成する
か、また、どのように油路を形成し、応答性や信頼性を
向上させるかが課題になる。本発明は、このような課題
に鑑み創案されたもので、その第1目的は、動弁系の駆
動タイミングの調整を行なう駆動手段を設置スペースや
取付工数を考慮した適正な位置に配設することである。
その第2目的は、駆動手段をコンパクト、かつ低コスト
で構成することであり、その第3目的は、駆動手段の応
答性や信頼性を高めることである。
の本発明の可変動弁機構用駆動装置は、内燃機関のシリ
ンダヘッドの一端側及び他端側に形成された一対の加工
孔と、上記の一対の加工孔の軸心線に沿うように該シリ
ンダヘッドの一端側から他端側にわたって設置され、該
一端側で該加工孔を貫通し該シリンダヘッド外へ突出し
た部分にスプロケットをそなえ、該スプロケットを介し
てクランク軸により回転駆動される第1回転軸部材と、
該第1回転軸部材と同軸上に相対回転可能に外嵌されて
エンジンバルブを開閉する第2回転軸部材と、該第1回
転軸部材の回転を該第2回転軸部材に伝達する際に、該
第2回転軸部材の一回転中の回転位相を該第1回転軸部
材の1回転中の回転位相に対して変化させながら伝達す
る変速調整手段と、該第1回転軸部材の回転軸心線と同
軸上又は該回転軸心線と平行な軸心線上に配設され、該
変速調整手段による回転位相の変化特性を該内燃機関の
運転状態に応じて調整する制御用部材とをそなえた可変
動弁機構に設けられ、該制御用部材を駆動する駆動手段
が、該シリンダヘッドの該他端側において該加工孔部分
に取り付けられたことを特徴としている。
御用部材の中で第1回転軸部材と同一軸線上に位置する
ものは第1回転軸部材に相対回転可能に支持させる。こ
れにより制御用部材の支持が確実となる。また、請求項
1の好ましい実施態様をしては、駆動手段に、制御用部
材に回転力を伝達する伝達手段(例えば、オルダムジョ
イント)を設けることで駆動手段の着脱が容易となり組
付性が向上する。
動装置は、請求項1記載の装置において、該駆動手段
が、該伝達手段に連結される軸部と、該軸部を収容する
ハウジングと、該軸部の軸線から半径方向に延びる単一
のベーンと、該ハウジング内部に形成されて該ベーンに
より区画された第1及び第2油室と、これらの第1及び
第2油室への油圧供給を調整するオイルコントロールバ
ルブを有し該オイルコントロールバルブによる油圧調整
により該ベーンを該軸線回りに往復回転させて該制御用
部材を回転駆動する油圧供給手段とを備え、上記の第1
及び第2油室が、該軸部を中心に形成され該ベーンの先
端部の摺接する略半円筒状の外周壁と、該外周壁の両端
部に連続するとともに該ベーンの圧力作用面に対向する
ように形成される規制壁とを有し、該オイルコントロー
ルバルブが、該規制壁を挟んで油室と反対側の該ハウジ
ング内部に配設されていることを特徴としている。
動装置は、請求項2記載の装置において、該ハウジング
内部に、上記の第1及び第2油室からのドレン油を該シ
リンダヘッド側に返送するドレン通路が設けられている
ことを特徴としている。請求項4記載の本発明の可変動
弁機構用駆動装置は、請求項1記載の装置において、該
駆動手段が、該伝達手段に連結される軸部と、該軸部を
収容するハウジングと、上記軸部の軸線から半径方向に
延びるベーンと、該ハウジング内部に形成されて該ベー
ンにより区画された第1及び第2油室と、これらの第1
及び第2油室への油圧供給を調整するオイルコントロー
ルバルブを有し該オイルコントロールバルブによる油圧
調整により該ベーンを該軸線回りに往復回転させて該制
御用部材を回転駆動する油圧供給手段と、上記の第1及
び第2油室からのドレン油を返送するドレン通路とを備
え、該ドレン通路が、上記の第1及び第2油室の上方に
配設されていることを特徴としている。
タは、出力軸部と、該出力軸部を収容するハウジング
と、該出力軸部の軸線から半径方向に延びる単一のベー
ンと、該ハウジング内部に形成されて該ベーンにより区
画された第1及び第2油室と、該ベーンを該軸線回りに
往復回転させて該出力軸部を回転駆動させるべく上記の
第1及び第2油室への油圧供給を調整するオイルコント
ロールバルブとを有し、上記の第1及び第2油室が、該
出力軸部を中心に形成され該ベーンの先端部の摺接する
略半円筒状の外周壁と、該外周壁の両端部に連続すると
ともに該ベーンの圧力作用面に対向するように形成され
る規制壁とを有し、該オイルコントロールバルブが、該
規制壁を挟んで油室と反対側の該ハウジング内部に配設
されていることを特徴としている。
ーンを外周壁に付勢する付勢手段を設けることである。
これにより、ベーンを確実に外周壁に摺接させることが
できる。
態について説明すると、図1,図2は本発明の第1実施
形態としての可変動弁機構用駆動装置を示すものであ
り、図3〜図5は本可変動弁機構用駆動装置によって駆
動される可変動弁機構を示すものであり、図6,図7は
本発明の第2実施形態としての可変動弁機構用駆動装置
を示すものである。
本実施形態にかかる可変動弁機構用駆動装置は、レシプ
ロ式の内燃機関(以下、エンジンという)の吸気弁又は
排気弁(これらを総称して、以下、バルブという)の動
き、特に、開閉タイミング等を制御する可変動弁機構を
駆動するためにそなえられている。ここで、内燃機関の
可変動弁機構について説明すると、図2は本可変動弁機
構用駆動装置を示す模式的な断面図であり、図3は本可
変動弁機構用駆動装置及び可変動弁機構を模式的に示す
斜視図である。
図3に示すように、給気ポート又は排気ポートを開閉す
べくエンジンバルブとしてのバルブ2が装備されてい
る。さらに、バルブ2にカム6が当接して、カム6によ
ってバルブスプリング(図示せず)の付勢力に抗するよ
うにしてバルブ2が開方向へ駆動される。つまり、バル
ブ2のステム側端部には、ロッカアーム(ここでは、ロ
ーラロッカアーム)8が装備されており、カム6はこの
ロッカアーム8を揺動させながら、その揺動端部でバル
ブ2を駆動するようになっている。可変動弁機構は、こ
のようにバルブを駆動するカム6の回転速度を変調させ
て、バルブ駆動のタイミングを制御するためにそなえら
れている。
うに、エンジンのクランク軸(図示せず)に連動して回
転駆動される第1回転軸部材としてのカムシャフト11
と、このカムシャフト11の外周に設けられた第2回転
軸部材としてのカムローブ12とをそなえ、カム6はこ
のカムローブ12の外周に突設されている。このカムシ
ャフト11は、シリンダヘッド1の一端側及び他端側に
形成された同一軸線を有する一対の加工孔の軸心線に沿
うように、シリンダヘッド1の一端側から他端側にわた
って設置されている。また、カムシャフト11は、図3
に示すように、その一端側で加工孔(図示せず)を貫通
してシリンダヘッド外へ突出するようにされており、こ
の突出した一端部にスプロケット(プーリ)40が備え
られ、このスプロケット40とクランク軸とに巻回され
たプーリベルト41、及びスプロケット40を介してク
ランク軸に連動するようにして回転駆動されるようにな
っている。
シャフト11と同軸上に相対回転可能に外嵌されてい
る。さらに、カムシャフト11及びカムローブ12の外
周はシリンダヘッド1側の軸受部(図示せず)によって
回転自在に軸支されている。そして、カムシャフト11
とカムローブ12との間に変速調整手段としての不等速
継手13が各気筒毎に設けられている。この不等速継手
13は、カムシャフト11の外周に回動可能に支持され
たコントロールギヤ14と、このコントロールギヤ14
に一体的に設けられた偏心部15と、この偏心部15の
円筒状の外周に偏心部15に対して回転自在に支持され
た係合部材としての係合ディスク16と、係合ディスク
16に接続された第1スライダ部材17及び第2スライ
ダ部材18とをそなえている。
に示すように、第1スライダ部材17を装着するための
穴部16Dが形成されるとともに、第2スライダ部材1
8を装着するための穴部16Eが形成されている。第1
スライダ部材17は、カムシャフト11に突設された第
1接続部としての突設ピン部材26と、この突設ピン部
材26に対して摺動しうるように係合ディスク16に装
備されたコマ部材27とをそなえて構成される。
ラジアル方向へ向けて突設されている。また、コマ部材
27は、図3に示すように、外周に円筒外周面27Bを
そなえている。穴部16Dの内周は、この円筒外周面2
7Bと対応する円筒内周面16Cにより構成され、この
穴部16D内にコマ部材27が内挿されている。コマ部
材27は、その円筒外周面27Bを円筒内周面16Cと
摺動させるようにしながら、穴部16D内での回転が許
容されている。
イダ部材17と干渉しないように、第1スライダ部材1
7のコマ部材27と位相をずらせるようにして(ここで
は180°位相がずらされている)装備される。この第
2スライダ部材18は、スライダ本体22とピン部材と
してのドライブピン24とからなり、スライダ本体22
はカムローブ12のアーム部20に形成されたスライダ
用溝20B内に半径方向(ラジアル方向)に摺動自在に
係合し、ドライブピン24は、係合ディスク16側の穴
部16Eに一端部を内装され他端部をスライダ本体22
の穴部22Aに内装される。また、ドライブピン24は
穴部16E又は穴部22Aに対して回転自在になってい
る。
と、第2スライダ部材18のドライブピン24及びスラ
イダ本体22が係合ディスク16と一体に回転して、こ
の回転力がスライダ本体22からスライダ用溝20Bを
通じてアーム部20からカムローブ12側へ伝わるよう
になっている。したがって、不等速継手13では、カム
シャフト11の回転は、突設ピン部材26から、穴部2
7A,コマ部材27,穴部16Dを経て係合ディスク1
6に伝達して、さらに、穴部16E,ドライブピン2
4,穴部22A,スライダ本体22を経て、アーム部2
0からカムローブ12へと伝達するようになっている。
スク16が偏心していることにより、係合ディスク16
がカムシャフト11に対して先行したり遅延したりする
ことを繰り返し、また、カムローブ12は係合ディスク
16に対して先行したり遅延したりすることを繰り返し
ながら、カムローブ12がカムシャフト11とは不等速
で回転するようになっている。
術の欄で既に説明したものとほぼ同様であり、ここで
は、図4に基づいて、カムシャフト11の各回転位相
(カムシャフト角度)に対するようにして、係合ディス
ク16やカムローブ12の回転位相について説明する。
図4(A)に示すように、カムシャフト角度が0°の基
準状態から、カムシャフト11が、矢印で示すように時
計回りに回転してカムシャフト角度が90°になると、
係合ディスク16やカムローブ12は、図4(B)に示
すように変位する。
り、係合ディスク16の回転量θ1 は、カムシャフト1
1の回転量(=90°)よりも小さくなり、カムローブ
12の回転量θ3 は、この係合ディスク16の回転量θ
1 よりもさら小さくなる。したがって、カムシャフトが
角度0°から90°まで90°だけ回転する間には、カ
ムローブ12はカムシャフト11よりも低速回転する。
180°まで90°だけ回転すると、ピン部材26は、
図4(C)に示すような位置になり、カムシャフト11
が90°だけ回転するのに対して、カムローブ12は回
転量θ5 だけ回転することになり、この間は、カムロー
ブ12はカムシャフト11よりも高速回転する。そし
て、さらに、カムシャフト11が角度180°から27
0°まで90°だけ回転すると、ピン部材26は、図4
(D)に示すような位置になり、係合ディスク16はカ
ムシャフト11の回転量(=90°)よりも角度θ2 分
だけ多い回転量θ6 となり、さらに、カムローブ12の
回転量θ7 はこの係合ディスク16の回転量θ6 よりも
さらに大きくなる。したがって、カムシャフト11が角
度180°から270°まで90°だけ回転する間に
は、カムローブ12はカムシャフト11よりも高速回転
する。
270°から360°(=0°)まで、90°だけ回転
すると、ドライブピン23は、再び図4(A)に示すよ
うな位置になり、カムシャフト11が90°だけ回転す
るのに対して、カムローブ12は回転量θ8 (=90°
−θ4 )だけ回転することになり、この間は、カムロー
ブ12はカムシャフト11よりも低速回転する。
ャフト11に対して先行したり遅延したりしてカムシャ
フト11の回転速度とは不等速で回転しうるので、駆動
手段33を通じてコントロールギヤ14を回転させ係合
ディスク16の偏心位置(偏心中心の位相)を適宜調整
しながら、カムシャフト11を回動させることができ
る。
シャフト11に対して先行したり遅延したりする特性を
利用して、バルブの開閉タイミングを調整することがで
きる。このようなカムローブ12のカムシャフト11に
対する位相のずれ方は、コントロールギヤ14に一体的
に設けられた偏心部15の偏心中心O2 の位置を変える
ことで調整することができる。
置(偏心部15の偏心中心O2 の位置)の調整に応じた
バルブリフト特性を示す図である。なお、曲線A1〜A
5はバルブリフト特性L1〜L5に対応するバルブの加
速度特性を示している。図5に示すように、エンジンの
高速時や高負荷時には、例えば図5の曲線L4やL5の
ようなバルブリフト特性になるようにコントロールギヤ
14の回転位相を調整して、バルブの開放時間を長時間
にするように制御する。また、エンジンの低速時や低負
荷時には、例えば図5の曲線L1やL2のようなバルブ
リフト特性になるようにコントロールギヤ14の回転位
相を調整して、バルブの開放時間を短時間にするように
制御する。
相を例えば0°とした時に、図5の曲線L1に示すよう
に、開放タイミングは遅く且つ閉鎖タイミングは速くな
って、バルブ開放時間の短いものとなり、コントロール
ギヤ14の回転位相を次第に進めていくことで、図5の
曲線L2,L3,L4,L5のように、バルブの開放タ
イミングは次第に速まり又閉鎖タイミングは次第に遅く
なって、バルブ開放時間が次第に長くなるように設定す
る。このような制御は、コントロールギヤ14を180
°の回転範囲で位相制御すれば達成することができる。
ロールギヤ14を回転させて偏心部15の位相調整(位
相角制御)を行なうために、本駆動手段33が設けられ
ている。ここで、本可変動弁機構駆動装置について説明
する。図1は本可変動弁機構駆動装置の駆動手段(以
下、アクチュエータという)33を示す模式的な断面図
であり、図2は本可変動弁機構駆動装置を示す縦断面図
である。
の端部に回動可能に設けられたコントロールディスク
(制御用部材)14Bを駆動するためのものであり、図
1に示すように、オイルコントロールバルブ50を有す
る油圧供給手段51とアクチュエータ本体52とをそな
えて構成される。アクチュエータ本体52は、いわゆる
油圧式アクチュエータであって、油圧供給手段51のオ
イルコントロールバルブ50を制御することによって、
作動油の供給状態を調整することにより、ベーン56を
その軸線回りに往復回転させてコントロールディスク1
4Bを回転駆動するものである。なお、本実施形態で
は、アクチュエータ本体52として、図1に示すよう
に、シングルベーン方式のものを用いている。
2に示すように、ドレン通路53A,53Bを有するハ
ウジング53と、コントロールディスク14Bに回転力
を伝達する伝達手段としてのオルダムジョイント54
と、このオルダムジョイント54に連結される軸部(コ
ントロールシャフト)55と、この軸部55の軸線から
半径方向に延びるベーン56と、このベーン56により
区画された第1油室57A及び第2油室57Bとからな
る。
(A),(B)にそれぞれ示すように、上部にオイルコ
ントロールバルブ50のスプール弁50Bを収容する弁
室用空間62が形成され、下部に作動油を給排される油
室用の空間63が形成されている。弁室用空間62はハ
ウジング53にスプール弁50Bの軸心線方向に沿った
穴をドリリングし、一端側は後述するオイルコントロー
ルバルブ50の本体、即ち、駆動用コイル部分50Aの
ケースにより閉塞し、他端側は蓋部材(省略)により閉
塞することで形成することができ、油室用の空間63は
カムローブ12の軸心線方向(図1の紙面に垂直な方
向)に向けて大きな円筒穴を穿設して、この大きな円筒
穴の内部の上方に半円筒状中詰部材67と軸部55を内
装して、円筒穴の両端部を蓋部材で閉塞すれば形成する
ことができる。このようなハウジング53には、さら
に、作動油を供給するための入口61も形成され、この
入口61が、弁室62に連通している。
62はハウジング53の一端側(取付け時において上
側)に、油室用空間63は他端側(取付け時において下
側)に形成されるようになっている。弁室用空間62内
には、オイルコントロールバルブ50のスプール弁50
Bを収容するスプール室を形成する中空部材64が内装
されている。
0Bの他に、スプリング65,スプリングリテーナ66
が設けられている。つまり、中空部材64の一端にスプ
リングリテーナ66が取り付けられ、このスプリングリ
テーナ66とスプール弁50Bとの間にスプリング65
が圧縮状態で介装され、このスプリング65の付勢力と
オイルコントロールバルブ50のコイル部分50Aから
の電磁力とによってスプール弁50Bが所望の位置に調
整されるようになっている。
3の下部に形成された半円筒状の外周壁57Cの内周面
で外周を規定され、軸部55の外周面でその内周を規定
され、さらに、半円筒状中詰部材67の下端面67A,
67Bでその周端面を規定される。この油室用の空間6
3内には、軸部55から突出したベーン56がその先端
部を外周壁57Cの内周面に摺接するように設けられて
おり、油室用の空間63内は、このベーン56により第
1油室57Aと第2油室57Bとに区分される。そし
て、弁室用空間62と油室用の空間63とを連絡するよ
うに、半円筒状中詰部材67内には第1油路(図中、左
側)60A及び第2油路(図中、右側)60Bが形成さ
れており、第1油路60Aは第1油室57Aに連通し、
第2油路60Bは第2油室57Bに連通している。
円筒状中詰部材67,軸部55及びベーン56が取り付
けられることにより、ベーン56により区画された半円
筒状の第1油室57A及び第2油室57Bが形成される
ことになる。なお、半円筒状部材67の下端面67A,
67Bで構成される規制壁は、ベーン56の回動を直接
に規制する場合もあるが、このベーン56の回動規制
は、他の回動規制用ストッパにより行なう場合もある。
及び第2油室57Bに給排される作動油の油圧によって
回動するが、このベーン56の回動に伴って、軸部55
が回転駆動されるようになっている。また、ベーン56
を外周壁57Cに確実に摺接させるために、ベーン56
は軸部55に設けられたベーン嵌挿穴55Aにその基部
を挿入され、このベーン56の基部とベーン嵌挿穴55
Aの底部との間には油路53Dを通じて入口61から流
入する作動油の一部が供給されるようになっており、ベ
ーン56の先端部を半円筒状の第1油室57A及び第2
油室57Bの外周壁57Cに押圧している。
供給が停止されている時には、入口61からベーン56
の基部に作用する油圧が高まって、ベーン56の先端部
を外周壁57Cに確実に押圧することができ、一方、ス
プール弁50Bを通じた油圧供給が行なわれている時に
は、この油圧供給に応じて入口61の油圧がやや低く変
化するので、ベーン56の先端部の外周壁57Cへの押
圧力が低下して、ベーン56の先端部の外周壁57Cと
のフリクションが弱まるようになるため、ベーン56の
駆動が容易になるという効果もある。
部をベーン56の基部に作用させるようにすることによ
り、ベーン56の先端部の外周壁57C側に付勢する付
勢手段が構成されている。なお、ベーン56の両側面に
は作動油の圧力が作用するため、この面を圧力作用面と
いう。また、軸部55の端部には、例えば、可変抵抗器
等により構成されたポジションセンサ35が取り付けら
れており、軸部55の回転位相からコントロールギヤ1
4Bの回転位相を検出するように構成されている。
により構成されており、駆動手段33の軸部55に直接
取り付けられて、軸部55の角度の変化量に相当する抵
抗値を検出することにより、軸部55の角度を検出する
ことができるようになっている。この軸部55は、コン
トロールギヤ14B,ギヤ軸32Aを介して、各気筒の
コントロールギヤ14に接続されており、このため、ポ
シションセンサ35はコントロールギヤ14の角度を検
出することができる。
第1油室57A及び第2油室57Bの上方にドレン通路
53A,53Bが形成されている。このドレン通路53
A,53Bは、図2に示すように、ドレン通路53Cに
接続されており、第1油室57A及び第2油室57Bか
らのドレン油をシリンダヘッド1側に返送するようにな
っている。この実施形態では、ドレン通路53Cは軸部
55の外側のハウジング53内を通るように設けられて
いる。ドレン通路53Cについては、第2実施形態で後
述するように軸部55内を通るようにしてもよい。
58によって、オイルタンク59から送られてくるオイ
ルをアクチュエータ本体52に供給するためのものであ
り、オイルコントロールバルブ50によってオイルの供
給状態が制御できるようになっている。そして、オイル
コントロールバルブ50のスプール弁50Bは、上述し
たように、ハウジング53内に配設されている。
ントロールバルブ50は、コイル部分50Aとスプール
弁50Bとからなるが、コイル部分50Aに電圧を供給
することによってスプール弁50Bが駆動されるように
なっている。つまり、ポジションセンサ35の検出信号
に基づいて、電子制御ユニット(ECU)34により、
コントロールギヤ14の回転位相が所要の状態になるよ
うにオイルコントロールバルブのコイル部分50Aに電
圧が供給されるようになっており、これによって、スプ
ール弁50Bが作動されるようになっている。
ンサ(図示略)からの検出情報(エンジン回転数情報)
やエアフローセンサ(図示略)からの検出情報(AFS
情報)等が入力されるようになっており、駆動手段33
の制御は、これらの情報に基づいて、エンジンの回転速
度や負荷状態に応じて行なうようになっている。ところ
で、このスプール弁50Bには、溝部M1,M2,M3
が形成されており、これらの溝部M1,M2,M3を入
口61,第1油路60A,第2油路60Bの位置に合う
ように移動させることにより、入口61と第1油路60
A又は第2油路60Bとを連絡できるようになってい
る。
は、オイルコントロールバルブのコイル部分50Aを作
動させる電圧オンモード、オイルコントロールバルブの
コイル部分50Aを作動させない電圧オフモードが設定
されている。電圧オンモードでは、スプール弁50Bに
電圧がかけられてオイルコントロールバルブのコイル部
分50Aが作動して、スプール弁50Bが図1(A),
(B)中、右側へ進んで、図1(A)に示す高速側駆動
モードとなる。このときには、溝部M1が第1油路60
Aとドレン通路53Aとを連通し、溝部M2が第2油路
60Bと入口61とを連通する。これによって、第2油
室57Bにオイルが供給されることになりベーン56が
高速側に移動するようになっている。
バルブのコイル部分50Aが作動しなくなり、スプリン
グ65により、スプール弁50Bが図1(A),(B)
中、左側へ進んで、図1(B)に示す低速側駆動モード
となる。これによって、第1油室57Aにオイルが供給
されることになりベーン56が低速側に移動するように
なっている。
ール弁50Bの位置を調整しており、デューティ比を高
めればスプール弁50Bは高速側へ移動し、デューティ
比を低めればスプール弁50Bは低速側へ移動する。ス
プール弁50Bの位置が所望の状態になったところで、
スプール弁50Bを一定に保持するには、ポジションセ
ンサ35の検出信号に基づいたフィードバック制御によ
り、デューティ比を調整すればよい。
転数が低い場合に応じたベーン56の位置であり、この
ときには、エンジンの低速回転時に適したバルブタイミ
ング特性が得られるように各気筒のコントロールギヤ1
4が調整される。また、高速側とは、エンジン回転数が
高い場合に応じたベーン56の位置であり、このときに
は、エンジンの高速回転時に適したバルブタイミング特
性が得られるように各気筒のコントロールギヤ14が調
整される。実際には、エンジン回転数やエンジン付加に
応じて低速側と高速側との中間の適当な位置に各気筒の
コントロールギヤ14が調整されることになる。
エンジン始動時やエンジン回転数が低い時は、カムシャ
フト11の回転位相とカムローブ12の回転位相との位
相差により開弁期間が短くなるように、ベーン56の位
置が、図1(A),(B)中、最も右側へくるように設定
される。バルブタイミングを高速側に調整する場合に
は、カムシャフト11の回転位相とカムローブ12の回
転位相との位相差により開弁期間が長くなるようにベー
ン56の位置が、図1(A),(B)中、最も左側にく
るように設定されている。
ルブ50のコイル部分50Aの電力供給を停止すればス
プリング65の付勢力が発揮され、スプール弁50B
が、図1(B)に示すように、ベーン56を低速側へ駆
動する位置、即ち、溝部M2の位置が入口61及び第1
油路60Aを連絡する位置となるように設定されてい
る。
ブタイミングは低速側が適しており、このようにオイル
コントロールバルブ50のコイル部分50Aへの電力供
給停止時に、低速側バルブタイミングとなるオイル供給
位置にスプール弁50Bが位置するように構成しておけ
ば、始動時にベーン56を低速側へ駆動するために、わ
ざわざスプール弁50Bを駆動させる必要がなく、エン
ジン始動時等の制御を簡素化することができる。もちろ
ん、無駄な電圧を使用せず、燃費の向上にもつながるも
のである。
に構成されており、図2に示すように、シリンダヘッド
1の他端側に予め形成された加工孔69に取り付けられ
るようになっている。つまり、この加工孔69内をアク
チュエータ33に備えられている軸部55が貫通して、
この軸部55が伝達手段としてのオルダムジョイント5
4により、コントロールディスク中空部14Aと連結さ
れ、アクチュエータ33によるコントロールディスク1
4Bの駆動を行なえるようになっている。カムシャフト
11の端部において、コントロールディスク14Bとカ
ムローブ12との間にはスペーサ16が設けられてい
る。また、コントロールディスク14Bはカムシャフト
11の端部に外嵌して相対回転可能に支持される。図2
中、55Bは、軸部55の外周に装着されたオイルシー
ルである。
ロールギヤ中空部14Aを接続して動力伝達を行なう伝
達手段としてオルダムジョイント54が用いられている
が、伝達手段としては、これに限られず、両者を嵌合さ
せたり、回り止めピンを両者間に介装させること等によ
り接続するようにしてもよい。本実施形態のように着脱
可能なオルダムジョイントを伝達手段として用いること
で駆動手段の取付性が向上する。
部にカムシャフト11の軸受孔を加工する際に同時に形
成され、何も取り付けられずに、キャップで閉塞されて
いた加工孔69にアクチュエータ33を取り付けること
により、アクチュエータ33を取り付けるための取付孔
を別に形成する必要がなく、従来のシリンダヘッドをそ
のまま用いながら本装置を設置することができる。
ク16,カムローブ12,カム6等は、各シリンダ毎に
同様の構成となるようにそれぞれ設けられている。ま
た、コントロールギヤ14は、ギヤ機構32のカムシャ
フト11の回転軸線に対して平行に延びるギヤ軸32A
に形成された第2ギヤ32Bにそれぞれかみあってお
り、コントロールディスク14Bの外周に形成された第
1ギヤ31を通じて制御用部材としてのギヤ機構32に
おける第2ギヤ32Bを回動することによって、ギヤ軸
32Aを通じてコントロールギヤ14の偏心部15の偏
心位置を内燃機関の運転状態に応じた偏心位置調整角度
に変更するようになっている。
ては、オイルコントロールバルブ50をアクチュエータ
本体52が上になるように構成するとともに、アクチュ
エータ本体52の油室57A,57Bはベーン56の回
転中心よりも下に位置するように設定しているが、これ
は、以下の理由による。つまり、このような油圧式アク
チュエータでは長時間エンジンを使用しない場合、アク
チュエータ油圧室内のオイルがドレンから抜けて、エア
が溜まってしまうことになる。このようにエアが溜まっ
てしまうと、オイルは非圧縮性であるのに対し、空気は
加圧すると体積変化を起こす圧縮性であるので、油圧室
内にエアが混入するとベーン制御のレスポンスが悪化
し、目標とする位相角が精度よく得られにくく、性能低
下につながることになる。
クチュエータ本体52を上方に配置して、アクチュエー
タにおけるベーンレイアウトを適正にし、エアの溜まり
にくい構造としているのである。これにより、油室57
A,57B内のエアの混入を最小限にすることができる
とともに、エア抜きを行ないやすくすることができる。
構用駆動装置は、上述のように構成され、この装置は、
以下のように動作させることができる。つまり、図1
(A),(B)中の矢印はオイルの流れを示しており、例
えば、ベーン56を時計回りに回転移動させるには、図
1(A)に示すように、入口61から入ったオイルは、
スプール弁50Bによって第2油路60Bに導かれ、第
2油室57Bに流入することによって、オイル(油圧)
がベーン56に作用し、ベーン56を時計回りに駆動す
る。そして、第2油室57Bに供給されたオイルと同量
のオイルが第1油室57Aから第1油路60A,スプー
ル弁50Bを介して、ドレン通路53Aから排出される
ことになる。この場合、第2油室57B内のオイルは加
圧されることになり、第1油室57A内のオイルは減圧
されることになる。
るには、図1(B)に示すように、入口61から入った
オイルは、スプール弁50Bによって第1油路60Aに
導かれ、第1油室57Aに流入することによって、オイ
ル(油圧)がベーン56に作用し、ベーン56を反時計
回りに駆動する。そして、第1油室57Aに供給された
オイルと同量のオイルが第2油室57Bから第2油路6
0B,スプール弁50Bを介して、ドレン通路53Bか
ら排出されることになる。この場合、第1油室57A内
のオイルは加圧されることになり、第2油室57B内の
オイルは減圧されることになる。
せることができ、これによって軸部55及びコントロー
ルディスク14Bを回転させることができる。つまり、
ECUによってエンジン回転数情報やAFS情報等に基
づいて、エンジンの回転速度や負荷状態に応じたコント
ロールディスク14B(コントロールギヤ14)の回転
位置が設定され、ポジションセンサ35の検出信号に基
づいて、コントロールディスク14Bの実際の回転位置
が設定された状態になるように、オイルコントロールバ
ルブ50への電圧の供給が行なわれ、スプール弁50A
が作動され、オイルの給排が行なわれることによって、
ベーン56を回転移動させ、コントロールディスク14
Bを回転させることができる。
4Bを回転させることによって、ギヤ機構32を介し
て、各気筒のコントロールギヤ14が回転し、偏心部1
5の偏心位置が変更されることでバルブの開放タイミン
グ又はバルブ開放時間を調整することができる。このよ
うな本装置では、1つのハウジング53内にオイルコン
トロールバルブ50とアクチュエータ本体52とが一体
に設けられていることにより、駆動手段33がコンパク
トに形成されており、全体として可変動弁機構駆動装置
の小型化を図ることができるという利点がある。
を短く設定しているため、応答性が良いという利点もあ
る。さらに、ドレン油をハウジング53内に設けられた
ドレン通路53A,53Bを通して、シリンダヘッド1
内に戻すようにしているため、戻し油を潤滑に用いるこ
ともでき、有効活用を図ることができるという利点もあ
る。
クチュエータ本体52から、軸部55を通じて、コント
ロールディスク14B及びギヤ機構32を介してコント
ロールギヤ14の偏心部15へと伝達されるようにされ
ており、この軸部55とコントロールディスク14Bと
はオルダムジョイント54により連結するようにしてお
り、偏心位置の調整に際して、ベーン56の回転角とカ
ムシャフト11の回転角とが1対1に対応するようにな
っているため、ベーン56とカムシャフト11の回転角
差を考慮しなくてもよく、バルブタイミングの調整をよ
り精度良く行なうことができ、バルブ駆動を適切なタイ
ミングで行なえるという利点もある。なお、ギヤ機構3
2はバックラッシュを除去するためにシザースギヤの使
用が好ましい。
置では、オイルコントロールバルブ50のスプール弁5
0Bをデューティ制御で行なっているが、スプール弁5
0Bの駆動について、高速側移動モード,低速側移動モ
ード及び停止オフモードとを設けるようにして、デュー
ティ制御によらず、ベーン56の位置を制御することも
考えられる。
置では、単一のベーン56を設けることとしているが、
複数のベーン56を設けるようにしてもよい。次に、第
2実施形態について説明すると、この可変動弁機構用駆
動装置は、図6,7に示すように、第1実施形態のもの
と、ベーンの軸部への取付け、ドレン通路、装置全体が
よりコンパクトに構成されている点が異なる。
軸部55に設けられたベーン嵌挿穴55Aに挿入される
ようになっており、このベーン56と軸部55との間に
はスプリング68が介装されており、ベーン56の先端
部が半円筒状の第1油室57A及び第2油室57Bの外
周壁57Cに摺接するようにされている。即ち、この実
施形態では、ベーンの外周壁への付勢手段としてスプリ
ング68が用いられている。
の非回転部ではなく、回転する軸部55の内側を通るよ
うに配設され、カムシャフト11の内側の油孔に接続さ
れるようになっている。さらに、半円筒状の第1油室5
7A及び第2油室57Bに対し、軸部55の軸線を挟ん
だ反対側に、しかも、第1及び第2油室57A,57B
を形成する半円筒状とほぼ同一の範囲内にコントロール
バルブ50のスプール弁50Bが取り付けられている。
変動弁機構用駆動装置では、第1実施形態と同様に動作
させることができる。また、第1実施形態の半円筒状中
詰部材67を用いずコントロールバルブ50を軸部55
に近づけて配設しているので、第1実施形態と比較し
て、さらなる装置の小型化を図ることができるととも
に、油路60A,60Bをさらに短くすることができる
ため、応答性に優れるという利点がある。
に設けられていることから、ドレン油をシリンダヘッド
内の装置(例えば、カムシャフト等)の潤滑に連続的に
使用することができる。さらに、ドレン油の一部を軸部
55の外周の潤滑にも使用しうるようになる。ベーン5
6と油室57A,Bを中心に構成される駆動機構部分
(必要に応じて軸部55を含む)とスプール弁50B
(あるいは、コントロールバルブ50全体)を中心に構
成される制御機構部分とが一体化されたハウジング内に
収容されてアセンブリ化(一部品として構成)されてお
り、コンパクト、且つ持ち運び、装着性に優れたものと
なっている。
施態様の可変動弁機構への適用に限定されるものではな
く、従来技術で記載した可変動弁機構や特開平3−16
8309号公報,特開平6−185321号公報等の可
変動弁機構への適用もできる。また、可変動弁機構以外
への適用も考えられ(例えば、ルーバ等を往復動させる
ような工業製品)、いずれのものに適用しても、アクチ
ュエータとして小型で応答性にすぐれているという利点
を活用しうるものである。
ムシャフト11の端部に設けられたコントロールディス
ク14B,ギヤ機構32を介して、各気筒に配設された
コントロールギヤ14に伝達し、偏心部15の偏心位置
を調整しているが、軸部55に直接ギヤを設け、ギヤ機
構32を直接駆動してもよい。また、アクチュエータ3
3を一例として示す本実施形態にかかるアセンブリ化さ
れた油圧アクチュエータにおいては、駆動機構部分と制
御機構部分とが収容されるハウジングは全体が一体に構
成されるものに限らず、ハウジングは複雑に分割して形
成されていて、ボルト等の結合手段により一体化される
ものであってもよい。
発明の可変動弁機構用駆動装置によれば、駆動手段をシ
リンダヘッドに取り付ける際にシリンダヘッドに新たな
加工孔を必要とせず、加工工数を抑えながら本装置を設
置することができるという利点がある。また、内燃機関
を大型化しないで本装置を設置することができる。
動装置によれば、請求項1記載の効果に加えて、駆動手
段を小型化することができ、内燃機関を大型化しないで
本装置を設置することができるという利点がある。ま
た、油圧供給経路を短くし易いので、駆動時の応答性を
高め易い利点もある。請求項3記載の本発明の可変動弁
機構用駆動装置によれば、請求項2に記載の効果に加え
て、ハウジング外部にドレン通路を設ける必要がなく、
コストを減らすことができるという利点がある。
動装置によれば、請求項1に記載の効果に加えて、エン
ジン停止時における油室からの油漏れを防止することが
できるため、ベーン制御におけるレスポンスの悪化の防
止や駆動装置ひいては可変動弁機構の信頼性の向上に寄
与しうる利点がある。請求項5記載の本発明の油圧アク
チュエータによれば、油室とコントロールバルブをアセ
ンブリ化した油圧アクチュエータが提供され、コンパク
トに構成することができ、信頼性が高く、かつ取付性を
向上させることができるという利点がある。
における駆動装置を示す断面図〔図2のA−A矢視断面
図〕であり、(A)は制御用部材を高速側へ駆動する状
態を示し、(B)は制御用部材を低速側へ駆動する状態
を示している。
動装置を示す模式的な断面図である。
動装置及びその可変動弁機構を模式的に示す斜視図であ
る。
おける不等速機構の作動について、(A)〜(D)の順
に示す断面図である。
よる偏心位置調整に応じたバルブリフト特性を示す図で
ある。
断面図であり、図7のB−B矢視断面図である。
動装置を示す模式的な断面図である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドの一端側及び
他端側に形成された一対の加工孔と、 上記の一対の加工孔の軸心線に沿うように該シリンダヘ
ッドの一端側から他端側にわたって設置され、該一端側
で該加工孔を貫通し該シリンダヘッド外へ突出した部分
にスプロケットをそなえ、該スプロケットを介してクラ
ンク軸により回転駆動される第1回転軸部材と、 該第1回転軸部材と同軸上に相対回転可能に外嵌されて
エンジンバルブを開閉する第2回転軸部材と、 該第1回転軸部材の回転を該第2回転軸部材に伝達する
際に、該第2回転軸部材の一回転中の回転位相を該第1
回転軸部材の1回転中の回転位相に対して変化させなが
ら伝達する変速調整手段と、 該第1回転軸部材の回転軸心線と同軸上又は該回転軸心
線と平行な軸心線上に配設され、該変速調整手段による
回転位相の変化特性を該内燃機関の運転状態に応じて調
整する制御用部材とをそなえた可変動弁機構に設けら
れ、 該制御用部材を駆動する駆動手段が、該シリンダヘッド
の該他端側において該加工孔部分に取り付けられたこと
を特徴とする、可変動弁機構用駆動装置。 - 【請求項2】 該駆動手段が、該伝達手段に連結される
軸部と、該軸部を収容するハウジングと、該軸部の軸線
から半径方向に延びる単一のベーンと、該ハウジング内
部に形成されて該ベーンにより区画された第1及び第2
油室と、これらの第1及び第2油室への油圧供給を調整
するオイルコントロールバルブを有し該オイルコントロ
ールバルブによる油圧調整により該ベーンを該軸線回り
に往復回転させて該制御用部材を回転駆動する油圧供給
手段とを備え、 上記の第1及び第2油室が、該軸部を中心に形成され該
ベーンの先端部の摺接する略半円筒状の外周壁と、該外
周壁の両端部に連続するとともに該ベーンの圧力作用面
に対向するように形成される規制壁とを有し、 該オイルコントロールバルブが、該規制壁を挟んで油室
と反対側の該ハウジング内部に配設されていることを特
徴とする、請求項1記載の可変動弁機構用駆動装置。 - 【請求項3】 該ハウジング内部に、上記の第1及び第
2油室からのドレン油を該シリンダヘッド側に返送する
ドレン通路が設けられていることを特徴とする、請求項
2に記載の可変動弁機構用駆動装置。 - 【請求項4】 該駆動手段が、該伝達手段に連結される
軸部と、該軸部を収容するハウジングと、上記軸部の軸
線から半径方向に延びるベーンと、該ハウジング内部に
形成されて該ベーンにより区画された第1及び第2油室
と、これらの第1及び第2油室への油圧供給を調整する
オイルコントロールバルブを有し該オイルコントロール
バルブによる油圧調整により該ベーンを該軸線回りに往
復回転させて該制御用部材を回転駆動する油圧供給手段
と、上記の第1及び第2油室からのドレン油を返送する
ドレン通路とを備え、 該ドレン通路が、上記の第1及び第2油室の上方に配設
されていることを特徴とする、請求項1記載の可変動弁
機構用駆動装置。 - 【請求項5】 出力軸部と、該出力軸部を収容するハウ
ジングと、該出力軸部の軸線から半径方向に延びる単一
のベーンと、該ハウジング内部に形成されて該ベーンに
より区画された第1及び第2油室と、該ベーンを該軸線
回りに往復回転させて該出力軸部を回転駆動させるべく
上記の第1及び第2油室への油圧供給を調整するオイル
コントロールバルブとを有し、 上記の第1及び第2油室が、該出力軸部を中心に形成さ
れ該ベーンの先端部の摺接する略半円筒状の外周壁と、
該外周壁の両端部に連続するとともに該ベーンの圧力作
用面に対向するように形成される規制壁とを有し、 該オイルコントロールバルブが、該規制壁を挟んで油室
と反対側の該ハウジング内部に配設されていることを特
徴とする、油圧アクチュエータ。
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