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JP3355219B2 - 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸排気弁駆動制御装置

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Publication number
JP3355219B2
JP3355219B2 JP14349993A JP14349993A JP3355219B2 JP 3355219 B2 JP3355219 B2 JP 3355219B2 JP 14349993 A JP14349993 A JP 14349993A JP 14349993 A JP14349993 A JP 14349993A JP 3355219 B2 JP3355219 B2 JP 3355219B2
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JP
Japan
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intake
camshaft
shaft
drive shaft
cam
Prior art date
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JP14349993A
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JPH06185321A (ja
Inventor
誠之助 原
吉彦 山田
正二 盛田
章 日高
Original Assignee
株式会社日立ユニシアオートモティブ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日立ユニシアオートモティブ filed Critical 株式会社日立ユニシアオートモティブ
Priority to JP14349993A priority Critical patent/JP3355219B2/ja
Publication of JPH06185321A publication Critical patent/JPH06185321A/ja
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の運転状態に
応じて吸気・排気弁の開閉時期を可変制御する吸排気弁
駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の装置としては種々提供さ
れているが、その一つとして例えば実開昭57−198
306号公報等に記載されているものが知られている。
【0003】図20及び図21に基づいて概略を説明す
れば、図中2はカムシャフト1の外周に回転自在に設け
られて、吸気バルブ16をバルブスプリング17のばね
力に抗して開作動させるカムであって、このカム2はカ
ム軸受用ブラケット3とカムシャフト1にキー4を介し
て固設されたフランジ部5とにより軸方向の位置決めが
なされている。また、カム2の一側部に形成されたフラ
ンジ部7にU字溝6が形成されている一方、前記フラン
ジ部5にもU字溝8が形成されている。また、両フラン
ジ部5,7間に円環状のディスク9が介装されている。
このディスク9は、両側の対向位置に前記両U字溝6,
8に係止するピン10,11が設けられていると共に、
外周が制御環12に回転自在に支持されている。この制
御環12は、外周の突起12aを介してシリンダヘッド
18側の支持孔13に揺動自在に支持されていると共
に、該突起12aの反対側に有する歯車部12bがロッ
カアーム15を軸支するロッカシャフト14外周の歯車
環14aに噛合している。
【0004】そして、制御環12は、歯車部12bに噛
合した歯車環14aを介して図外の駆動機構により機関
運転状態に応じて一方あるいは他方向へ揺動するように
なっている。即ち、ディスク9の中心Pが図20に示す
位置にある場合は、カムシャフト1とディスク9との回
転中心が一致し、したがってディスク9は、ピン11と
U字溝8を介してカムシャフト1に同期回転する一方、
カム2はピン10とU字溝6を介してカムシャフト1に
同期回転する。
【0005】また、機関運転状態の変化に伴い駆動機構
の油圧アクチュエータによってロッカシャフト14を回
動させると、歯車環14aと歯車部12bを介して制御
環12が突起12aを支点として揺動し、これによって
ディスク9の中心Pがカムシャフト1の中心に対し前記
回動方向に偏心する。このため、ピン10,11が夫々
U字溝6,8に沿って移動し、かつ偏心方向にフランジ
部5,7をカムシャフト1を中心に回動させる。依っ
て、カムシャフト1の1回転毎に、ディスク9の回転位
相がカムシャフト1に対して変化し、同時にカム2の回
転位相もディスク9に対して変化する。したがって、カ
ム2は、カムシャフト1に対し、ディスク9のカムシャ
フト1に対する位相差の2倍の位相差で回転する。この
結果、バルブタイミングをカム2の位相差に応じて可変
にすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
装置にあっては、制御環12を歯車部12bと歯車環1
4aとの噛合回転により揺動させるようにしたため、作
動中にカムシャフト1に発生する正負の回転トルク変動
に起因して制御環12に作用する交番荷重、つまり正逆
回転方向の繰り返し荷重により、歯車部12bと歯車環
14aとの間に打音が発生すると共に、該両者12b,
14a間に経時的に摩耗が発生して制御環12の揺動作
用が不安定になる。この結果、バルブタイミングの可変
制御精度が低下してしまう。
【0007】また、斯かる装置を組み立てるには、カム
2やディスク9及び制御環12等が組み付けられたカム
シャフト1の組立ユニットと、制御シャフト兼用のロッ
カシャフト14とを、シリンダヘッド18に対して夫々
別個に組み付けるようになっている。このため、斯かる
シリンダヘッド18への組み付けの際には、ロッカシャ
フト14の歯車環14aに制御環12の歯車部12bを
最適な位置で噛み合わせながら組み付けなければならな
い。この結果、組立作業が煩雑になり、該作業能率の低
下を招いている。
【0008】しかも、カムシャフト1の組立ユニットや
ロッカアーム15及びロッカシャフト14等を、予め定
められた組み付け仕様にしたがって順次組み付けるよう
になっているため、組み付け後の各構成部品の位置精度
が出しにくいといった問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の問
題点に鑑みて案出されたもので、請求項1に記載の発明
は、シリンダヘッドの上方位置に機関前後方向に沿って
設けられた駆動軸と、該駆動軸の同軸上に相対回転自在
に設けられ、外周に吸気弁あるいは排気弁を作動させる
カムを有するカムシャフトと、前記駆動軸とカムシャフ
トとを連繋しかつ駆動軸の軸心に対して変位して駆動軸
とカムシャフトとの角速度を変化させる制御機構と、機
関運転状態に応じて前記制御機構を制御シャフトを介し
て変位制御する駆動機構を備えた吸排気弁駆動制御装置
において、前記シリンダヘッドの上端部に、機関の長手
方向に沿って形成された一対の支持部と該両支持部間に
直角方向から連結された横梁部とからなる枠体を設ける
と共に、前記横梁部の上面に形成された軸受溝と横梁部
の上部に装着されたベアリングキャップとの間に、前記
制御シャフトを回転自在に軸支すると共に、前記横梁部
の下面に形成されたカム軸受溝に、前記カムシャフトを
支持することによって各構成部品全体をユニット化し、
該ユニットにおける前記カムシャフトをシリンダヘッド
の上端部に形成されたカム軸受に支持させたことを特徴
としている。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記枠体に、前
記制御シャフトを回転制御する前記駆動機構のアクチュ
エータを固定したことを特徴としている。
【0011】請求項3の発明は、前記枠体の両支持部を
機関の両側部に配置すると共に、横梁部を吸気側と排気
側に跨設したことを特徴としている。
【0012】
【作用】前記構成の本発明によれば、環状ディスクの中
心が駆動軸の中心と合致している場合は、カムシャフト
は前記環状ディスク等を介して駆動軸に同期して位相差
なしで回転する。
【0013】一方、機関運転状態の変化に伴い駆動機構
によってディスクハウジングが一方向へ揺動すると、環
状ディスクの中心が駆動軸の中心と偏心する。したがっ
て、駆動軸側のフランジ部の係止溝と一方側ピン並びに
カムシャフト側のフランジ部の係止溝と他方側のピンの
摺動位置が、駆動軸の1回転毎に移動する。つまり、例
えば駆動軸側の係合溝とピンの摺動位置が駆動軸の中心
に接近する場合は、カムシャフト側の係合溝とピンの摺
動位置が逆に駆動軸中心から離間するため、環状ディス
クの角速度が駆動軸に対して小さくなり、カムシャフト
の角速度も環状ディスクに対して小さくなる。依って、
カムシャフトは、駆動軸に対して2重に減速された形に
なり、斯かる減速作用によりカムを介して所望のバルブ
タイミングを得ることができる。尚、環状ディスクを前
記とは逆の位置に偏心させた場合は、カムシャフトは駆
動軸に対して2重に増速される。
【0014】
【0015】請求項1の発明によれば、装置を組み立て
るには、予め駆動軸の各気筒に対応する位置に、制御機
構の各構成部品及びカムシャフトを組み付け、この組立
ユニットを、枠体に組み付ける。その後、制御シャフト
を軸受溝に保持してベアリングキャップを上方から固定
すると共に、ボルトにより枠体をシリンダヘッド上端部
に固定すれば、全体を容易に組み付けることができる。
【0016】請求項3の発明によれば、シリンダヘッド
に対して枠体を吸気側と排気側に夫々個々に設けるので
はなく、吸気側と排気側とを包囲する形で設けるため、
個々に設けた場合と比較して部品点数の削減や組み付け
性の向上が図れると共に、軽量化等が図れる。
【0017】
【実施例】図1〜図3は請求項1及び請求項2の発明に
係る吸排気弁駆動制御装置を4気筒機関に適用した第1
実施例を示し、図1の21は図外の機関のクランク軸か
らスプロケットを介して回転力が伝達される駆動軸、2
2は該駆動軸21の外周に一定の隙間をもって配置さ
れ、かつ駆動軸21の中心Xと同軸上に設けられたカム
シャフト、45はシリンダヘッド43の上端部にボルト
44で固定されて、前記カムシャフト22等が保持され
る枠体であって、前記駆動軸21は、機関前後方向に延
設されていると共に、軽量化等の要請から内部中空状に
形成されている。
【0018】前記カムシャフト22は、中空状に形成さ
れ、シリンダヘッド43上端部に有する図外のカム軸受
に回転自在に支持されていると共に、図2に示すように
外周の所定位置に吸気弁23をバルブスプリング24の
ばね力に抗してバルブリフター25を介して開作動させ
る複数のカム26…が一体に設けられている。また、カ
ムシャフト22は、長手方向の所定位置で軸直角方向か
ら分割形成されていると共に、一方側の分割端部にフラ
ンジ部27が設けられている。また、この両分割端部間
にスリーブ28と環状ディスク29が配置されている。
前記フランジ部27は、図5にも示すように中空部から
半径方向に沿った細長い矩形状の係合溝30が形成され
ていると共に、その外周面の円周方向に環状ディスク2
9の一側面に摺接する突起面27aが一体に設けられて
いる。
【0019】前記枠体45は図2〜図4に示すように全
体がシリンダヘッド43上端部の吸気側を包囲する略矩
形枠状を呈し、ロッカカバー49の内側に配置されて機
関前後方向に沿って延設された両側一対の支持部45
a,45aと、該両支持部45a,45a間に直角方向
から架設された複数の横梁部45b…とから構成されて
いる。前記横梁部45bは、上面の一端側に後述の制御
シャフト42を軸受けする半円状の軸受溝46が形成さ
れていると共に、下面の略中央位置にカムシャフト22
の上半分を軸受けする円弧溝たるカム軸受溝50が形成
されている。また、横梁部45bの他端側略中央位置に
は、後述する軸受40の一端部を回転自在に支持する軸
孔45cが貫通形成されている。
【0020】前記スリーブ28は、小径な一端部28b
がカムシャフト22の前記他方側の分割端部内に回転自
在に挿入している共に、略中央位置に直径方向に貫通し
た連結軸31を介して駆動軸21に連結固定されてい
る。また、スリーブ28の他端部に設けられたフランジ
部32は、図6にも示すように前記係溝30と反対側
に半径方向に沿った細長い矩形状の係合溝33が形成さ
れていると共に、外周面に環状ディスク29の他側面に
摺接する突起面28aが一体に設けられている。
【0021】前記環状ディスク29は、略ドーナツ板状
を呈し、内径がカムシャフト22の内径と略同径に形成
されて、駆動軸21の外周面との間に環状の隙間部Sが
形成されていると共に、小巾の外周部29aが環状のデ
ィスクハウジング34の内周面34aに回転自在に支持
されている。また、直径線上の対向位置に貫通形成され
たピン孔29b,29cには、各係合溝30,33に係
入する一対のピン36,37が設けられている。この各
ピン36,37は、互いにカムシャフト軸方向へ逆向き
に突出しており、基部がピン孔29b,29c内に回転
自在に支持されていると共に、先端部の両側縁に図5及
び図6に示すように前記係合溝30,33の対向内面3
0a,30b、33a,33bと当接する2面巾状の平
面部36a,36b、37a,37bが形成されてい
る。
【0022】前記ディスクハウジング34は、図2に示
すように略円環状を呈し、外周の上端部に有するボス部
35の一端部外端縁に略U字形の支持溝38が形成され
ていると共に、ボス部35の他端部にカム孔39が貫通
形成されている。そして、前記支持溝38内に挿通した
支軸40によってディスクハウジング34の一端部が回
動及びスライド移動自在に支持されていると共に、前記
カム孔39内に挿通された偏心カム41の回動によって
ディスクハウジング34が揺動するようになっている。
【0023】前記支軸40は、図3にも示すように、機
関の前後方向に延設されて軸孔45cに回転自在に挿通
支持されていると共に、ディスクハウジング34に対応
した部位の両端縁に平坦な当接面40a、40bが形成
され、この当接面40a、40bが支持溝38の対向面
38a、38bに面接触状態で当接している。そして、
本実施形態においては、前記各フランジ部27,32と
環状ディスク29、ディスクハウジング34及び支軸4
0によって制御機構が構成されている。
【0024】前記偏心カム41は、リング状を呈し、外
径がカム孔39の内径より若干小さく設定されていると
共に、周方向の肉厚が薄肉部41aから漸次厚肉部41
bに変化している。また、軸方向に貫通形成された貫通
孔41cを介して中空状の制御シャフト42に固定支持
されている。この制御シャフト42は、図1及び図3に
示すように、機関の前後方向に沿って延設されて、前記
横梁部45bの軸受溝46と枠体45の上部にボルト4
8によって固定されたベアリングキャップ47との間に
軸受されている。また、この制御シャフト42は、駆動
機構51によって回転制御されるようになっている。
【0025】前記駆動機構51は、図7に示すように制
御シャフト42の一端部に設けられた油圧アクチュエー
タ52と、油圧アクチュエータ52に油圧を給排する油
圧回路53とを備えていえる。前記油圧アクチュエータ
52は、図3に示すように枠体45の一端部に有する隔
壁45dに固定されており、筒状ハウジング54内に2
枚羽根の回転ベーン55が対角線上に位置する各第1油
室56,56及び第2油室57,57を隔成しつつ回動
自在に設けられていると共に、該回転ベーン55が制御
シャフト42に連結されている。前記油圧回路53は、
第1,第2油室56,57に油圧を給排する一対の第
1,第2油通路58a,58bと、該両油通路58a,
58bの端部に設けられた4ポート2位置型の電磁切換
弁59と、オイルメインギャラリ60の上流端に設けら
れたオイルポンプ61と、各油通路58a,58bと適
宜連通してオイルパン62内に作動油を戻すドレン通路
63と、ポンプ吐出圧を一定圧に制御するリリーフバル
ブ64とを備えている。更に、前記電磁切換弁59は、
機関回転数や吸気空気量等の信号に基づいて現在の機関
運転状態を検出するコントローラ65からのON−OF
F信号によって切り換え作動し、OFF信号によってオ
イルポンプ61と第1油通路58aとを連通させると共
に、第2油通路58bとドレン通路63を連通させ、O
N信号によって前記とは逆に連通させるようになってい
る。
【0026】以下、本実施例の作用について説明する。
まず、機関低速低負荷時には、コントローラ65から電
磁切換弁59にON信号が出力されてオイルポンプ61
から吐出された油圧が第1油室56,56内に流入する
一方、第2油室57,57内の作動油がドレン通路63
からオイルパン62内に排出される。このため、回転ベ
ーン55が図中反時計方向に回転して制御シャフト42
を周方向に回転させる。したがって、偏心カム41は、
図8に示すように、図2に示す位置(破線位置)から図
中反時計方向へ回転して、θ角度位置まで最大に回転
し、最大厚肉部41bが上部側に移動する。よって、デ
ィスクハウジング34は、カム孔39を介して支軸40
を支点として揺動し、環状ディスク29の中心Yが駆動
軸21(カムシャフト22)の中心Xから偏心する。
つまり、偏心カム41の回動に伴いボス部35のカム孔
39側が左上方向へ引き上げられると支持溝38の対向
面38a,38bが支軸40の当接面40a,40b上
をスライドしつつ全体が反時計方向へ揺動して所定量偏
する。したがって、スリーブ28側の係溝33と
ピン37並びにカムシャフト21側の係溝30とピン
36との摺動位置が駆動軸21の1回転毎に移動し、環
状ディスク29の角速度が変化して不等角速度回転にな
る。
【0027】即ち、係溝30とピン36の摺動位置が
駆動軸21の中心Xに接近する場合は、係溝33とピ
ン37の摺動位置が中心Xから離れる関係になる。この
場合は、環状ディスク29は、駆動軸21に対して角速
度が大きくなり、環状ディスク29に対しカムシャフト
22の角速度も大きくなる。したがって、カムシャフト
22は、駆動軸21に対して、部分的に2重に増速され
た状態になる。
【0028】一方、機関が高速高負荷域に移行した場合
は、コントローラ65から電磁切換弁59にOFF信号
が出力されて、第1油室56,56内の作動油がドレン
通路63から排出されると共に、第2油室57,57内
にオイルポンプ61から油圧が圧送され、回転ベーン5
5が逆に時計方向に回転する。したがって、偏心カム4
1は、図2に示すように時計方向に回転して、原状位置
に戻り、これによってディスクハウジング34も元の位
置に揺動して、環状ディスク29の中心Yが駆動軸21
の中心Xと合致する。依って、この場合は、環状ディス
ク29と駆動軸21との間に回転位相は生じず、またカ
ムシャフト22の中心と環状ディスク29の中心Yも合
致しているため、両者22,29間の回転位相差も生じ
ない。したがって、駆動軸21の回転に伴い連結軸31
を介してスリーブ28が同期回転すると共に、スリーブ
側の係溝33とピン37,環状ディスク29,ピン3
6,カムシャフト22側の係溝30を介してカムシャ
フト22も同期回転する。
【0029】この結果、該夫々の角速度の変化に基づき
カムシャフト22及びカム26と駆動軸21との回転位
相差は、図9Aに示すように変化し、バルブタイミング
は同図Bに示すようにバルブリフトを一定のままカムシ
ャフト22の位相差に応じて変化する。
【0030】つまり、カムシャフト22の角速度が相対
的に大きい場合は、駆動軸21に対する回転位相は両者
21,22が等速になるまで進み、やがてカムシャフト
22の角速度が相対的に小さくなると回転位相は両者2
1,22が等速になるまで遅れる。そして、図9Aで示
すように回転位相差の最大,最小点の途中に同位相点
(P点)が存在し、同図の破線で示す回転位相の変化で
は、P点よりも前の吸気弁23の開弁時期が遅れ、P点
より後の閉弁時期は進み、図9Bの破線で示すように弁
の作動角が小さくなる。
【0031】したがって、前記のように機関低速低負荷
域では、吸気弁23のバルブタイミングが図9Bの破線
で示すように作動角が小さくなり、開時期が少し遅れ、
閉時期が早くなる。これによって、吸排気弁のバルブオ
ーバラップが小さくなり、燃焼室の残留ガスが減少し、
安定した燃焼により燃費の向上が図れる。また、早い閉
時期により、吸気充填効率が向上し、低速トルクを高め
ることができる。
【0032】一方、高速高負荷域では、図9Bの実線で
示すように作動角が大きくなり、同時期が早くなると共
に、閉時期が遅くなるため、吸気慣性力を利用した吸気
充填効率が向上し、高出力化が図れる。尚、斯かる高速
高負荷域において、偏心カム41をさらに時計方向に回
動して図8のディスクハウジング34及び環状ディスク
29を右下方に移動することにより、図9Bの一点鎖線
で示すように吸気弁23の作動角が一層大きくなり、高
出力化を助長できる。
【0033】このように、本実施例では、機関運転変化
に応じてバルブタイミングを高精度に可変制御できるこ
とは勿論のこと、特に、ディスクハウジング34を、従
来のように歯車等を用いずに偏心カム41を用いて揺動
させるようにしたため、カムシャフト22の回転トルク
変動に起因するディスクハウジング34の交番荷重によ
る打音や摩耗等の発生を確実に防止できる。
【0034】また、前述のように各ピン36,37は両
側縁が平面部36a,36b,37a,37bに形成さ
れているため、各係溝30,33の対向内面30a,
30b、33a,33bと面接触状態で当接する。した
がって、駆動軸21からカムシャフト22への回転伝達
時及び環状ディスク29の偏心状態における平面部36
a,36b、37a,37bと対向内面30a,30
b、33a,33bとの摺動時に両者間の集中荷重の発
生が防止されて、面圧が低下する。この結果、係溝3
0,33とピン36,37間に経時的な摩耗の発生が防
止されて、カムシャフト22の回転トルク変動に伴う各
フランジ部27,32と各ピン36,37との打音の発
生やバルブタイミングのズレによる制御精度の低下等が
防止される。
【0035】更に、各ピン36,37は、環状ディスク
29のピン孔29b,29cに回転自在に支持されてい
るため、環状ディスク29の揺動時においても各ピン3
6,37が適宜回転して平面部36a,36b,37
a,37bと係溝30,33の対向内面30a,30
b、33a,33bが常に面接触する形になる。したが
って、両者30,36、33,37間の摩耗の発生が一
層確実に防止される。
【0036】しかも、支軸40の当接面40a,40b
も平坦状に形成されて、ディスクハウジング34の支持
溝38の対向面38a,38bに面接触状態で当接する
ため、面圧が低下し、経時的な摩耗の発生が防止され
る。また、支軸40の自由回動により当接面40a,4
0bが常時対向面38a,38bに面接触状態になるた
め、摩耗等の発生がさらに防止される。
【0037】また、ディスクハウジング34は、単に支
点を中心に揺動するのではなく、支軸40上を支持溝3
8を介してスライド移動しながら揺動するため、駆動軸
21の中心Xに対する環状ディスク29の中心Yの偏心
量つまりオフセット量を大きく取ることが可能になる。
【0038】更にまた、枠体45で制御シャフト42や
支軸40等の構成部品を支持する構造としたため、駆動
機構51を含めた全体のユニット化が可能になり、シリ
ンダヘッド43に対する組付性が極めて良好になる。
【0039】即ち、各構成部品をシリンダヘッド43に
組み付けるには、まず駆動軸21の各気筒に対応する位
置に、スリーブ28を夫々圧入して、連結軸31で連結
した後、各ピン36,37を環状ディスク29のピン孔
29b,29cに挿入する。その後、駆動軸21に、環
状ディスク29,ディスクハウジング34,カムシャフ
ト22の順に組み付ける。そして、斯かる工程により各
構成部品を各気筒毎に組み付け、最後に駆動軸21の端
部に図外のCリングを嵌着させて各カムシャフト22の
抜け止めをする。
【0040】斯かる組立ユニットを枠体45に組み付
け、該枠体45の組立ユニットを、カム軸受溝50でカ
ムシャフト22を支持しながらシリンダヘッド43の上
端部にボルト44で固定する。尚、支軸40は、予め枠
体45の各軸孔45cに挿通されており、駆動軸21等
の組立ユニットを枠体45に組み付ける際に、ディスク
ハウジング34の支持溝38に嵌合させる。
【0041】また、カムシャフト22のカム軸受用ブラ
ケットと制御シャフト42の軸受を横梁部45bで兼用
したため、部品点数の削減が図れ、組付性が一層良好に
なるばかりか、駆動軸21の中心Xと、制御シャフト4
2の中心を介して環状ディスク29の中心Yとの位置精
度が出し易くなる。また、前記ユニット化によって各構
成部品の芯出しやクリアランスの精度を向上させること
が可能になる。
【0042】図10〜図13は本発明の第2実施例を示
し、枠体45の構造を変更したもので、支持部45a,
45aの間に連結された横梁部45bは、上面に制御シ
ャフト42の軸受溝46のみを有し、カムシャフト22
の軸受用ブラケット66…とは別個に形成した。また、
横梁部45bの下面には、図13に示すようにカムシャ
フト22の遊挿を確保する大径な円弧溝67が形成され
ている。
【0043】したがって、枠体45に制御シャフト42
や偏心カム41等の構成部品を組み付けたユニットを、
予めブラケット66でカムシャフト22を軸受したシリ
ンダヘッド43に後から組み付けることが可能になる。
このため、枠体45のユニットと機関本体とを別個に製
造する場合の組付性が良好になる。
【0044】図14は本発明の第3実施例を示し、ディ
スクハウジング34のボス部35の一端部に、支持溝に
替えて支持孔68が形成され、該支持孔68内に挿通さ
れた円柱状の支軸40を揺動支点とする一方、ボス部3
5の他端部に、カム孔に替えて略コ字形状のカム溝69
が形成され、該カム溝69内に制御シャフト42に支持
された偏心カム41が回転摺動自在に設けられている。
【0045】したがって、この実施例では、支持孔68
の中心と駆動軸21の中心Xとの芯出しが容易になるの
で、カムシャフト22中心Xに対するディスクハウジン
グ34の相対的な位置決めも容易になる。
【0046】図15は本発明の第4実施例を示し、コ字
形のカム溝69と偏心カム11との間に耐摩耗材からな
る略正方形枠状のスペーサ70を介装したものである。
したがって、スペーサ70により、カム溝69の内周面
と偏心カム41の外周面との間の面圧を低下させて、耐
摩耗性を向上させることができる。
【0047】図16〜図19は請求項3の発明に係る実
施例を示し、枠体45の構造をさらに変更すると共に、
ディスクハウジング34の形状や配置等を変更したもの
である。
【0048】即ち、前記枠体45は、シリンダヘッド4
3の上端部全体つまり吸気側と排気側全体を包囲する形
に形成されていると共に、シリンダヘッド43の上端部
にボルト44により固定されている。そして、機関の前
後方向に沿って延設された支持部45a,45aは、シ
リンダヘッド43の上端部両側縁に沿って配置されてい
ると共に、該両支持部45a,45aの各前後端部間に
隔壁部45d,45dが一体に架設されている。また、
両支持部45a,45a間に4つ架設された横梁部45
b…は、下面の両側に吸気側カムシャフト22の一端側
に配置された前記吸気側のスリーブ28と、排気弁71
を開作動させる排気側カムシャフト72の一端側に配置
された排気側のスリーブ80との上半分が一定の隙間を
もって遊嵌する円弧溝67,73が形成されている一
方、上面の一側部には前記制御シャフト42を軸受けす
る円弧状の軸受溝46が形成されている。また、横梁部
45bの略中央には、短尺な支軸40の基部を圧入固定
する軸孔45cが貫通形成されている。また、枠体45
の上端部には、直接ロッカカバー49がボルトにより固
定されている。
【0049】また、前記ディスクハウジング34は、前
記各実施例と異なりボス部35の支軸40に支持される
一端部が中央側位置に配置されており、この一端部に第
2のカム孔74が形成されていると共に、他端部に前述
の偏心カム41が回動自在に設けられたカム孔39が形
成されている。前記第2のカム孔74内には、支持軸4
0の先端部に回転自在に支持された第2の偏心カム75
が回動自在に設けられている。
【0050】更に、前記第2の偏心カム75は、図17
に示すように支軸40の先端部に嵌着されたCリング7
6によって抜け止めされている。更にまた、前記枠体4
5の一端側の隔壁45dには、駆動機構51の油圧アク
チュエータ52がボルト固定されている。
【0051】尚、前記吸気側,排気側のカムシャフト2
2,72は、シリンダヘッド43上端部の図外のカム溝
とブラケット66,77とによって軸受けされている。
また、制御シャフト42は、前述と同様に軸受溝46と
ベアリングキャップ47に軸受けされている。
【0052】したがって、この実施例によれば、機関運
転状態の変化に伴い油圧アクチュエータ52を介して制
御シャフト42が一方向に回転すると、偏心カム41が
偏心回動し、これに伴って第2の偏心カム75も支軸4
0を中心に同一方向へ偏心回動する。このため、ディス
クハウジング34は支軸40を支点として揺動する。こ
の結果、環状ディスク29の中心Yが駆動軸21の中心
Xから偏心あるいは同心となり、前述の作用が得られ
る。
【0053】また、この実施例では、特に枠体45を、
他の実施例のように吸気側と排気側に個々に設けるので
はなく、両者を包囲する形で一体に設けたため、個々に
設けた場合に比較して部品点数が削減されると共に、構
造が簡素化される。したがって、製造作業能率や組み付
け作業能率の向上とコストの低廉化が図れると共に、軽
量化が図れる。また、支持部45a,45aがシリンダ
ヘッド43の両側部に位置することにより、中央に障害
壁がなく開放状態になるため、シリンダヘッド43の中
央に有する点火栓孔78…対する点火栓の取り付け作業
性が良好になる。
【0054】しかも、枠体45の上端部形状をロッカカ
バー49と同一に形成して、該ロッカカバー49を直接
取り付けるようにしたため、枠体45とロッカカバー4
9との一体化が可能になる。
【0055】また、支軸40を横梁部45bの中央位置
に設けて、ディスクハウジング34の一端部をシリンダ
ヘッド43の中央側に配置したため、装置全体のシリン
ダヘッド43巾方向のコンパクト化が図れる。
【0056】更に、油圧アクチュエータ52を、枠体4
5の隔壁45dに直接取り付けるようにしたので、該油
圧アクチュエータ52の取り付け作業性も向上する。
また、枠体45の支持部45aより横梁部を延設し、カ
ムシャフト22の上面を軸受するようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、枠体によって制御シャフトやカムシャフト及び
制御機構の各構成部品を支持する構造としたため、該構
成部品全体のユニット化が可能になり、シリンダヘッド
に対する組付作業性が向上する。
【0058】また、請求項2に記載の発明によれば、ア
クチュエータを、枠体の隔壁に直接取り付けるようにし
たので、該アクチュエータの取り付け作業性も向上す
る。
【0059】更に、前記構成部品のユニット化により、
該各構成部品の芯だしやクリアランスの精度を向上させ
ることができると共に、枠体に対する確定的な制御シャ
フトの位置決めにより、駆動軸の中心とディスクの中心
との位置精度が出し易くなり、全体的な組付精度の向上
が図れる。
【0060】更に、請求項3の発明によれば、枠体を吸
気側と排気側に個々に設ける場合に比較して、部品点数
の削減と構造の簡素化が図れる。この結果、製造作業能
率の向上とコストの低廉化が図れると共に、軽量化も図
れる。また、シリンダヘッドの上端部中央付近が開放状
態になるので、点火栓等の取り付け性も良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図2のA−A線断面
図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】本実施例の平面図。
【図4】図3のC−C線断面図。
【図5】図3のD−D線断面図。
【図6】図3のE−E線断面図。
【図7】本実施例の駆動機構を示す概略図。
【図8】本実施例の作用を示す図1のB−B線断面図。
【図9】本実施例の駆動軸とカムシャフトとの回転位相
差とバルブタイミングの特性図。
【図10】本発明の第2実施例を示す図11のF−F線
断面図。
【図11】図10のG−G線断面図。
【図12】本実施例の平面図。
【図13】図12のH−H線断面図。
【図14】本発明の第3実施例を示す要部断面図。
【図15】本発明の第4実施例を示す要部断面図。
【図16】請求項3の発明に係る実施例の横断面図。
【図17】同実施例を示す平面図。
【図18】図17のJ−J線断面図。
【図19】本実施例に供される枠体を示す横断面図。
【図20】従来の吸排気弁駆動制御装置の断面図。
【図21】図16のI−I線断面図。
【符号の説明】
21…駆動軸 22,70…カムシャフト 27…フランジ部 32…フランジ部 29…環状ディスク 29b,29c…ピン孔 30,33…係合溝 34…ディスクハウジング 36,37…ピン 40…支軸 41…偏心カム 42…制御シャフト 45…枠体 45a…支持部 45b…横梁部 46…軸受溝 51…駆動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日高 章 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社 ユニシアジェックス内 (56)参考文献 特開 昭57−173655(JP,A) 実開 昭57−198306(JP,U) 実開 平4−82342(JP,U) 実公 平2−19522(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 13/00 301 F02F 1/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドの上方位置に機関前後方
    向に沿って設けられた駆動軸と、該駆動軸の同軸上に相
    対回転自在に設けられ、外周に吸気弁あるいは排気弁を
    作動させるカムを有するカムシャフトと、前記駆動軸と
    カムシャフトとを連繋しかつ駆動軸の軸心に対して変位
    して駆動軸とカムシャフトとの角速度を変化させる制御
    機構と、機関運転状態に応じて前記制御機構を制御シャ
    フトを介して変位制御する駆動機構を備えた吸排気弁駆
    動制御装置において、 前記シリンダヘッドの上端部に、機関の長手方向に沿っ
    て形成された一対の支持部と該両支持部間に直角方向か
    ら連結された横梁部とからなる枠体を設けると共に、前
    記横梁部の上面に形成された軸受溝と横梁部の上部に装
    着されたベアリングキャップとの間に、前記制御シャフ
    トを回転自在に軸支すると共に、前記横梁部の下面に形
    成されたカム軸受溝に、前記カムシャフトを支持するこ
    とによって各構成部品全体をユニット化し、該ユニット
    における前記カムシャフトをシリンダヘッドの上端部に
    形成されたカム軸受に支持させたことを特徴とするたこ
    とを特徴とする内燃機関の吸排気弁駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記枠体に、前記制御シャフトを回転制
    御する前記駆動機構のアクチュエータを固定したことを
    特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸排気弁駆動制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記枠体の両支持部を機関の両側部に配
    置すると共に、横梁部を吸気側と排気側に跨設したこと
    を特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸排気弁駆動
    制御装置。
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