[go: up one dir, main page]

JPH09261491A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH09261491A
JPH09261491A JP8061107A JP6110796A JPH09261491A JP H09261491 A JPH09261491 A JP H09261491A JP 8061107 A JP8061107 A JP 8061107A JP 6110796 A JP6110796 A JP 6110796A JP H09261491 A JPH09261491 A JP H09261491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
color
saturation
image
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8061107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3609525B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Hirota
好彦 廣田
Hiroyuki Suzuki
浩之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP06110796A priority Critical patent/JP3609525B2/ja
Priority to US08/819,456 priority patent/US5867285A/en
Publication of JPH09261491A publication Critical patent/JPH09261491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3609525B2 publication Critical patent/JP3609525B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/20Image enhancement or restoration using local operators

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色収差の.影響を受けず、正確に黒文字の判
別を行う。 【解決手段】 本発明の画像処理装置は、上記課題を解
決するために、縮小光学系によってカラーCCDセンサ
に原稿情報を投影して画像を読み取る手段を備え、得ら
れたカラーデータに基づいて、カラー画像を再現する画
像形成手段を有する画像処理装置において、得られた画
像データを長波長データと短波長データとに分解する手
段と、分解された長波長データと短波長データを主走査
方向にずらして、新たなカラーデータを生成する複数の
生成手段と、新たに生成された複数組のカラーデータに
基づいて、原稿が白黒部か否かを判定するのに必要な彩
度量を検出する手段と検出した彩度量に基づいて、画像
処理内容を変更することを特徴とする。さらに本発明の
前記画像処理手段は、彩度量とは別に画像のエッジを検
出する手段を有し、彩度量とエッジ検出結果に基づい
て、原稿の黒文字部に相当する領域に対して、色再現に
必要なカラーデータに補正を加えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカラーP
PCにおける画像処理手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フルカラーPPCでは、原稿内の黒文字
部を判別し、黒文字部の再現性が向上させる技術が一般
化している。 この判別方法は、原稿内の文字部(エッ
ジ部)と無彩色部を判別することで実現されている。
後者の無彩色判定は、様々な方法が提案されているが、
いずれも入力したR,G,B信号に基づいて無彩色か否かを
判定していることが普通である。たとえば、R,G,Bのカ
ラーデータ(R、G、B)の最大色と最小色の差(MAX(R,G,B)-
MIN(R,G,B))によって、得られた信号を彩度データとし
て用いる例がある。つまり、(MAX(R,G,B)-MIN(R,G,
B))が大きい程、彩度が高いカラー画像部で、小さい
程、彩度が低い白黒画像部ということを利用して判定す
る。一方で、画像読み取り系は、縮小型カラーセンサを
利用した縮小光学系の装置がコスト面から一般的になっ
ている。このカラーセンサは、図2に示すように主走査
方向R,G,Bの各センサを平行に配置したものが一般的あ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】R,G,B,データの分光分
布は、図10に示すようにRのデータは長波長であり、B
のデータは短波長となっている。また、一般的な縮小光
学レンズの特性として、レンズに入射する画像光は、そ
の読み取りの主走査方向における端部において、分光分
布が長波長側のデータは内側(原稿中央側)に、短波長
側のデータは外側に集光してしまう。従って、図29に
示す縦線のような画像は、主走査方向の端部でR,G,Bの
位相がずれてCCDセンサに集光されることになるここで
問題になるのは、画像をCCDセンサに投影する際の光学
レンズにおいて色収差という現象が前記した無彩色判定
に影響及ぼす。低解像度のセンサであれば、ほとんど、
この問題は無視できるが、カラーPPCでは400dpiから
600dpiというように解像度は上がっていく方向にあり、
これは無視できない課題になってきており、この位相ず
れは、文字などのエッジ部では、色ずれとなったりす
る。特に、この現象によって、黒文字判別処理の無彩色
部判定に必要な彩度データが黒エッジ部において、通常
の値よりも高い値を示し、黒エッジ部でカラーエッジと
判定する誤判定を引き起こす原因となる。(黒エッジ部
での色にじみやかすれ)レンズの性能が向上すると色収
差はかなり改善されるが、レンズの外形が大きくなった
り、他の特性(解像度etc)が悪化したりすることが有
る。また、製造のばらつきによって必ずしも設計値通り
の特性にならないことが多い。予めレンズの色収差によ
って主走査方向に位相がずれた場合を想定して、主走査
方向1dot毎に補正係数を記憶させて、この補正係数に
応じたR,G,Bデータの位相補正を行うことも考えられる
が、レンズの製造ばらつき毎に補正係数が異なるためマ
シン毎に係数を予め測定機などで求めておく必要があ
り、生産効率が良くならない。そこで本発明では、レン
ズの色収差現象の特徴を考慮して、R,G,Bデータの位相
ずれが生じても正確な彩度データを得る補正方法を考案
した。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、縮小光学系によってカラーCCDセン
サに原稿情報を投影して画像を読み取る手段を備え、得
られたカラーデータに基づいて、カラー画像を再現する
画像形成手段を有する画像処理装置において、得られた
画像データを長波長データと短波長データとに分解する
手段と、分解された長波長データと短波長データを主走
査方向にずらして、新たなカラーデータを生成する複数
の生成手段と、新たに生成された複数組のカラーデータ
に基づいて、原稿が白黒部か否かを判定するのに必要な
彩度量を検出する手段と、検出した彩度量に基づいて、
画像処理内容を変更することを特徴とする。さらに本発
明の前記画像処理手段は、彩度量とは別に画像のエッジ
を検出する手段を有し、彩度量とエッジ検出結果に基づ
いて、原稿の黒文字部に相当する領域に対して、色再現
に必要なカラーデータに補正を加えることを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】画像読み取り手段によって読み取
られた画像データは、分解手段によって長波長データと
短波長データとに分解され、生成手段によってこれら分
解された長波長データと短波長データを主走査方向にず
らしたカラーデータが複数組生成される。そして、彩度
量検出手段によって、これら複数組のカラーデータから
画像の彩度量が検出され、これ基づいて画像処理内容が
変更される。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
を説明する。
【0007】(1)デジタルカラー複写機の全体構成 図1はデジタルフルカラー複写機の全体構成を示す。イ
メージスキャナ部30で原稿を読取り、デジタル信号処
理ユニット10で信号処理を行なう。プリンタ部20
は、イメージスキャナ部30で読取られた原稿画像に対
応した画像を用紙にフルカラーでプリント出力する。
【0008】イメージスキャナ部30において、原稿台
ガラス31上に置かれた原稿は、抑え圧板39で押えら
れるが、自動原稿搬送装置(図示しない)を装着する時
には、これが取って代わる。原稿台ガラス31上の原稿
は、ランプ32で照射され、ミラー33a,33b,33
cに導かれ、レンズ34によりリニアフルカラーセンサ
(CCD)36上に像を結び、フルカラー情報レッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)成分に変換され信号処理
部10に送られる。なおスキャナ−モータ37を駆動す
ることにより、第1スライダ35は速度Vで、第2スラ
イダ40はV/2でカラーセンサの電気的走査方向に対
して垂直方向に機械的に動き、原稿全面を走査する。ま
た、シェーディング補正用の白色板38は、原稿台ガラ
ス31の端に配置される。
【0009】信号処理部10は、読取られた信号を電気
的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),
ブラック(Bk)の各成分に分解してプリンタ部20に送
る。イメージスキャナ部30における1回の原稿走査に
つき、C,M,Y,Bkのうちひとつの成分が順次プリンタ
部20に送られ、計4回の原稿走査により1回のプリン
トアウトが完成する(面順次転送方式)。
【0010】信号処理部10より送られてくるC,M,
Y,Bkの画像信号は、レーザダイオードドライブ(PH
C部)で画像信号レベルに応じて半導体レーザ214を
駆動変調する。レーザ光はポリゴンミラー215、f−
θレンズ216、折り返しミラー217a,bを介して感
光ドラム206上を走査する。
【0011】現像ユニットは、C,M,Y,Bkの各現像部
208a、208b、208c、208dにより構成さ
れており、現像器208a,208b,208c,208dが
感光ドラム206に接し、帯電チャージャー207によ
り帯電された感光ドラム206上に形成された静電潜像
をトナーで現像する。一方、給紙ユニット201a,20
1b,201cより給紙されてきた用紙を転写ドラム20
2に吸着チャージャー204により巻き付け、タイミン
グローラ203により転写位置へ搬送し、転写チャージ
ャー205により感光ドラム206上に現像された像を
用紙に転写する。このようにしてC,M,Y,Bkの4色が
順次転写された後、分離チャージャー209a、209
bにより用紙は分離され、搬送され、定着ローラ210
a,210bを通過し、排紙トレー211に排出される。
なお、218,219は転写ドラムの基準位置センサ、
220は用紙を転写ドラムから分離する分離爪である。
【0012】(2)信号処理部における画像信号の処理 図3と図4は、信号処理部10の画像処理の全体の構成
を示す。イメージスキャナ部30は、縮小光学系によっ
て原稿面からの反射光をリニアCCDセンサ36上に結
像させ、R,G,Bの各色分解情報に光電変換されたアナ
ログ信号を得る。これらの信号は、信号処理部10に送
られる。
【0013】A/D変換部100は、CCDセンサ36
で光電変換された400DPIの画像データを、A/D
変換器によってR,G,Bの色情報毎に8ビット(256
階調)のデジタルデータに変換する。シェーディング補
正部102は、R,G,Bデータの主走査方向の光量ムラ
をなくすため、各R,G,B毎に独立して、原稿読み取り
に先だって、シェーディング補正用の白色板38を読み
取ったデータを内部のシェーディングメモリ(図示しな
い)に基準データとして格納しておき、逆数に変換した
後で原稿情報の読み取りデータと乗算してシェーディン
グの補正を行う。ライン間補正部104は、R,G,Bの
各センサチップのスキャン方向の読み取り位置を合わせ
るためにスキャン速度(副走査側の変倍率)に応じて、内
部のフィールドメモリ(図示しない)を用いて、白色デ
ータをライン単位でディレイ制御して、R,G,Bのデー
タを出力する。タイミング制御部106は、CCDセン
サ36、A/D変換部100、シェーディング補正部1
02およびライン間補正部104のタイミングを制御す
る。ライン間補正部104から出力されたR,G,Bデー
タについて、変倍・移動制御部108は、R,G,Bデー
タ毎に変倍用のラインメモリを2個用いて、1ラインに
入出力を交互に行い、その書き込みタイミングと読み出
しタイミングを独立して制御することで主走査方向の変
倍・移動制御を行う。この制御において、変倍率に応じ
て縮小側では書き込み前に、拡大側では読み出した後に
補間処理を行い、画像の欠損やがたつきを防止してい
る。また、この制御によって、イメージリピート処理や
拡大連写処理、鏡処理を行う。
【0014】ヒストグラム生成部110は、原稿情報を
予備スキャンして得られたライン間補正後のR,G,Bデ
ータから、明度信号を生成し、原稿のヒストグラムを作
成する。得られたヒストグラム情報から、原稿がカラー
/白黒を判断する自動カラー選択判別や原稿の下地レベ
ルを自動的に飛ばすために原稿下地レベルの判断、及び
コピー動作の原稿モード(標準/写真モード)の設定を自
動的に行う。
【0015】HVC変換部114は、変倍・移動制御部
108からのR,G,Bデータを明度信号(Vデータ)と色
差信号(Cr,Cbデータ)に一旦変換する。編集処理部1
16は、V,Cr,Cbデータを受けて、オプションである
エディタの指定に基づいて、カラーチェンジや閉ループ
領域検出による色づけなどの編集作業を行う。
【0016】紙幣認識部118は、原稿ガラス31上に
積載された原稿が、紙幣や有価証券などであるか否かを
判断し、その結果に基づきコピー禁止を命令する。
【0017】画像インターフェイス部120は、第1画
像セレクタ122を介して送られるV,Cr,Cbデータを
受けて、外部装置へイメージデータを転送する。様々な
イメージデータの色信号インターフェースに対応するた
め、このブロックでは、V,Cr,Cb信号からR,G,B信
号や汎用色空間であるX,Y,Z信号やL*,a*,b*信号な
どに変換し外部装置へ出力したり、逆に外部から転送さ
れてくる画像データをV,Cr,Cb信号に変換する機能を
有している。さらにプリンタ部20に転送するC,M,
Y,Bkデータを外部装置に転送したり、外部装置からの
C,M,Y,Bk信号を受けて、プリンタ部20側に転送す
る機能もある。
【0018】画像合成部124は、第2画像セレクタ1
26を介して画像インターフェイス部120または編集
処理部116から出力されたV,Cr,Cbデータのいずれ
かを選択した後、HVC変換部114からの原稿データ
との画像合成(はめ込み・文字合成)を行う。
【0019】HVC調整部128は、画像合成部124
からのV,Cr,Cbデータについて明度(V:明るさ)、色
相(H:色合い)、彩度(C:あざやかさ)という人間の3感
覚に対応した画像調整を行う目的で、操作パネルの指定
に基づいてH,V,C毎に独立して調整を行う。
【0020】AE処理部130は、ヒストグラム生成部
で得られた情報に基づいて、明度成分に対して原稿の下
地レベルを制御する。
【0021】逆HVC変換部132は、再びV,Cr,Cb
データからR,G,Bデータにデータ変換をする。
【0022】色補正部134では、まずLOG補正部1
36が、再変換されたR,G,Bデータを濃度データ(D
R,DG,DB)に変換する一方、単一色データ生成部1
38が、R,G,Bデータより明度データを作成後、単一
色再現用の階調データ(DV)を生成する。UCR・BP
処理部140は、R,G,Bデータの最大値と最小値の差
(MAX(R,G,B)−MIN(R,G,B))を原稿彩度情報
とし、DR,DG,DBの最小値(MIN(DR,DG,D
B))を原稿下色成分として、それらの値に応じた下色除
去・墨加刷処理を行い、DR,DG,DBデータからC
O,MO,YO,Bkデータを作成する。マスキング演算部
142は、色補正用マスキング演算処理を行って、UC
R処理後のC,M,Yデータ(CO,MO,YO)をプリンタ
部20のカラートナーに応じた色再現用のCMYデータ
に変換する。色データ選択部144は、操作パネルの指
定あるいはACS判別で白黒と判断された場合、白黒コ
ピーモードとして、単一色用のDVデータを出力し、フ
ルカラーモードでは、再現工程信号(CODE)に従い、
C,M,Y再現工程時には、マスキング演算処理データ
(C,M,Yデータ)を、Bk再現工程時には、BP処理デ
ータ(Bkデータ)を選択して出力する。
【0023】一方、領域判別部146は、R,G,Bデー
タより、最小値(MIN(R,G,B))と最大値と最小値の
差(MAX(R,G,B)−MIN(R,G,B))より、黒文字
判別や網点判別などの判別を行い、その結果(JD信号)
と補正データ(USM信号)を出力する。また、画像文字
領域の再現性と画像の粒状性を両立するため、プリンタ
側に画像再現周期を可変するためのLIMOS信号を出
力する。
【0024】MTF補正部/シャープネス調整部148
は、入力されるC,M,Y,Bkデータに対して、領域判別
結果からエッジ強調・色にじみ補正・スムージング処理
など制御することで、コピー画像の最適な補正を行う。
【0025】さらに、γ補正/カラーバランス調整部1
50は、操作パネル上から入力された濃度レベル情報に
応じて、γカーブやC,M,Y,Bkのカラーバランスを調
整する。こうして、様々な補正を行ったC,M,Y,Bkデ
ータをプリンタ側に階調再現方法を切り替えるLIMO
S信号とともに転送し、400DPI、256階調のフ
ルカラーコピー画像を得る。
【0026】ここで、CPU152は信号処理部10を
制御し、また、操作パネル154は、データの入出力と
表示を行う。
【0027】図5〜7は領域判別部146の詳細を示す
ブロック図である。図5において、逆HVC変換処理部
から転送されたR,G,Bデータ(R,G,B)から次段の判別処
理に必要な疑似彩度・明度信号を作成する。 彩度信号
(W7-0)は、UCR/BP処理部で述べたものと同様で、R,G,
Bデータの最大色と最小色の差(MAX(R,G,B)-MIN(R,G,
B))によって作成している。 つまり、W7-0が大きいほ
ど彩度が大きいカラー画像成分で、小さいほど無彩色す
なわち白黒画像成分ということができる。
【0028】この彩度データを求める前段で、R,G,Bデ
ータの色収差現象による位相ずれを補正している。 こ
れはレンズの色収差の影響によって、図29に示すよう
に主走査方向の端部で光学系の色ずれが生じる。 レン
ズの中央部に比べ端部は、光の波長によって長波長側
(R)は内側に集光し、短波長側(B)は外側に集光す
る。この為、縦線のような画像は、R,G,Bの位相がずれ
てCCDに集光される。色収差は、カラーハ゜ッチなどの比較
的平坦な濃度分布の画像では問題とならないが、文字な
どのエッシ゛部では色ずれとなったりする。 特に後述する
黒文字判別処理において、黒エッシ゛部で誤判定を起こし文
字周辺に色にじみや文字切れが発生する。
【0029】このため、カラーCCDを用いたPPCで
は、高品質なレンズが求められるが、レンズ性能を向上
させてもレンズ系が大きくなり、スキャナの光学系を含
めた装置が大きくなる。また、レンズの部品差ばらつき
も無視できない。このため、画像処理系でこれを補正す
る方法として考えられるのは、主走査方向に色収差の状
態を示すデータ(補正係数)をあらかじめ1dot毎にメ
モリなどに記憶しておき、そのデータに基づいてRとB
データは隣接画素と混合し、Gデータと位相を合わせる
方法がある。
【0030】 R(n) = a1(n)*R(n-1)+a2(n)*R(n)+a3(n)*R(n+1) G(n) = G(n) B(n) = a3(n)*B(n-1)+a2(n)*B(n)+a1(n)*B(n+1) n : 主走査基準位置からのR,G,Bdot位置 a1(n),a2(n),a3(n) :主走査ndot目補正係数 しかしこの方法では、レンズによる製造ばらつきの為決
まった色収差の状態が異なり、マシン毎に色収差の状態
を求めて補正係数を前もって記憶しておく必要が生じ、
生産効率が良くない。
【0031】そこで本システムでは、図5に示すように
予め4種の色収差状態を補正する位相補正回路1461
〜1464を用意しておき、各補正回路のR,G,Bデータ
の彩度データ(=最大色−最小色)を彩度検出回路14
65〜1469で求め、その彩度データの中で最も小さ
いデータを選択回路1471にて選択して、色収差補正
した彩度データとしている。
【0032】 主走査基準位置側 R(n) = .25*R(n+1)+.75*R(n) 1/4 dotずれ G(n) = G(n) B(n) = .75*B(n)+.25*B(n-1) 主走査基準位置側 R(n) = .125*R(n+1)+.875*R(n) 1/8 dotずれ G(n) = G(n) B(n) = .875*B(n)+.125*B(n-1) 主走査中央位置 R(n) = R(n) ずれなし G(n) = G(n) B(n) = B(n) 主走査基準位置逆側 R(n) = .875*R(n)+.125*R(n-1) 1/8 dotずれ G(n) = G(n) B(n) = .125*B(n+1)+.825*B(n) 主走査基準位置逆側 R(n) = .75*R(n)+.25*R(n-1) 1/4 dotずれ G(n) = G(n) B(n) = .25*B(n+1)+.75*B(n) これは、色収差が補正された条件 → R,G,Bの位相ずれ
がない → MAx(R,G,B)-MIN(R,G,B)が最も小さいという
論理に基づいている。この方法では、マシン毎のレンズ
性能のばらつきをに影響されることなく、色収差補正さ
れた彩度データが得られる。(図11)このように、本
実施例では予め決まった補正係数を持った位相補正回路
を複数用意しておき、各補正回路のR、G、Bデータの
彩度データ(=MAX(R,G,B)-MIN(R,G,B))を求め、その彩
度データの中で最も小さいデータを選択して、色収差補
正した彩度データとすれば、レンズ毎ばらつきを考慮し
なくて済む。
【0033】これは、色収差現象の特性を利用して、R
センサとBセンサのずれ方向が逆で、かつ、ほぼずれ量
が等しいことを利用する。すなわち、Rデータを主走査
に+1/n dotずらし、Bデータを逆に-1/n dotずらしたも
ので彩度データを求め、一方でこれとは、逆にずらした
R、Bデータをもとに別の彩度データを求める。nの異
なる彩度データをこのように複数用意しておき、その中
から最も無彩色に近い特性の彩度データを選択する方法
である。1470は、疑似明度信号作成部である。疑似
明度信号(V7-0)は、R,G,Bデータの最小色データ(MIN
(R,G,B))にしている。
【0034】最小色値を疑似明度成分にしている理由
は、黒文字判別や網点判別時のエッジ判定や孤立点判定
に原稿の色による依存性を無くしていることである。R,
G,Bデータの最小色は、R,G,Bデータの中で最も濃度の高
い色成分である。したがって、R,G,Bの最小値は、本来
明度の高いイエローなどの色とブルーなどの明度が低い
色や黒と同様の階調レベル特性を示してくれる。このた
め、本来の明度信号に比べて、彩度や色みに影響されず
にエッジ判定や孤立点判定が行うことができる。
【0035】(b-1)領域判別部 図6及び図7は、原稿画像中の黒文字部分の判別と、網
点領域の判別処理を実行する領域判別部146の構成を
示す。
【0036】黒文字判別は、大別すれば”文字(エッ
ジ)の判定”、”黒の判定”、”黒文字誤判別領域の抽
出”、”エッジの外側と内側部分の識別”そして後に説
明するMTF補正部148で黒文字の再現性を向上する
ために実行する”黒エッジ再生信号の生成”の5つの処
理に分類される。以下、この5つの処理について説明す
る。
【0037】(b-1-1)文字(エッジ)の判定 文字は、基本的に”エッジ部分”及びそのエッジ部分に
挟まれた”べた塗り”の部分の2つの要素より成り立っ
ている。以下、この”エッジ部分”の外側を外側エッジ
部分といい、エッジ部分に挟まれた”べた塗り”の部分
を内側エッジ部分という。線の細い文字は、エッジ部分
のみで構成されている。即ち、文字の判定は、エッジ部
分の判定を行うことで達成される。
【0038】疑似明度信号作成部1470で作成された
明度信号V7〜0は、N/P反転部1501を介して、ラ
インメモリ1502に入力される。N/P反転部150
1は、入力される−NEGA信号が”L”の場合、入力
された明度信号V7〜0のデータを反転して出力する。こ
こで、”L”の−NEGA信号は、不図示の操作パネル
のネガ/ポジ反転キーの押下によって設定されるオプシ
ョナル信号である。
【0039】ラインメモリ1502より読み出されるデ
ータは、それぞれ5×5マトリクスよりなる主走査方向
の1次微分フィルタ1503及び副走査方向の1次微分
フィルタ1504に入力されると共に、2次微分フィル
タ1508に入力される。
【0040】(b-1-1-1)1次微分フィルタ 図6に示すラインメモリ1502から読み出されるデー
タは、5×5マトリクスよりなる主走査方向の1次微分
フィルタ1503及び副走査方向の1次微分フィルタ1
504に入力される。主走査方向の1次微分フィルタ1
503は、図12に示すフィルタが用いられる。また、
副走査方向の1次微分フィルタ1504は、図13に示
すフィルタが用いられる。各1次微分フィルタ1503
及び1504により求められた微分結果は、次の演算器
1505及び1506に入力され、その絶対値が求めら
れる。ここで、1次微分結果の絶対値を求めるのは、図
12及び図13に示した1次微分フィルタ1503及び
1504内に負の係数が存在するためである。1次微分
フィルタ1503及び1504による1次微分結果の絶
対値は、次の演算器1507において平均値が求められ
る。このように平均値を求めるのは、主走査方向及び副
走査方向の双方の1次微分結果を考慮に入れるためであ
る。このようにして求められた平均値FL17〜10は、図
7に示すエッジ判定コンパレータ1521,1524及
び1528のそれぞれに入力される。 (b-1-1-2)2次微分フィルタ 図6に示すラインメモリ1502から読み出されるデー
タは、2次微分フィルタ1508にも入力される。2次
微分フィルタ1508は、図14に示すフィルタが用い
られる。2次微分結果FL38〜30は、演算器1509に
より絶対値FL27〜20が求められる。これは、上記1次
微分フィルタと同じくフィルタ内に負の係数が存在する
ためである。この絶対値FL27〜20は、図7に示すエッ
ジ判定コンパレータ1522,1523及び1527の
それぞれに入力される。また、2次微分結果FL38〜30
は、VMTFテーブル1512に入力される。図15
は、VMTFテーブル1512を示す。VMTFテーブ
ル1512は、入力される2次微分結果FL38〜30に対
応する明度エッジ成分VMTF7〜0を出力する。
【0041】(b-1-1-3)エッジ部分の内側と外側の識別 図6に示す2次微分フィルタ1508による2次微分結
果であるFL38〜30の最上位ビットFL38は、符合を表
すビットデータであり、”H”はマイナス、”L”はプ
ラスを表す。従って、”L”の時には、文字部などエッ
ジ検出されたエッジの外側を示し、”H”の時には、エ
ッジの内側を示す。このFL38〜30の最上位ビットFL
38を、エッジ識別信号−TOTOとして次段のMTF補
正部1600に出力する。MTF補正部1600では、
この−TOTO信号の値よりエッジ部分の外側と内側を
識別することができる。
【0042】(b-1-1-4)エッジ判定 図7に示すエッジ判別コンパレータ1521は、1次微
分結果FL17〜10と第1エッジリファレンスレベルEDGr
ef17〜10とを比較する。ここで、1次微分結果FL17〜
10が第1エッジリファレンスレベルEDGref17〜10よりも
大きな場合には、”L”の信号を出力する。また、エッ
ジ判別コンパレータ1522は、2次微分結果FL27〜
20と第2エッジリファレンスレベルEDGref27〜20とを比
較する。ここで、2次微分結果が第2エッジリファレン
スレベルEDGref27〜20よりも大きな場合には、”L”の
信号を出力する。エッジ判定コンパレータ1521及び
1522における判定結果は、ANDゲート1533に
入力される。ANDゲート1533は、エッジ判定コン
パレータ1521又は1522の少なくとも一方から”
L”の信号を受け取った場合には、エッジ部分であるこ
とを意味する”L”の−EG信号を出力する。
【0043】(b-1-2)黒の判定 黒の判定は、彩度データW7〜0の値に基づいて行われ
る。即ち、彩度データW7〜0の値が所定の基準値以下の
場合にこれを黒と判定する。
【0044】まず、図5の位相補正回路1461〜14
64、彩度検出回路1465〜1469、選択回路14
71等で求められた彩度データW7〜0を図6に示すライ
ンメモリ1514に入力して3×3マトリクスのデータ
にした後、図16に示すスムージングフィルタ1515
を用いてスムージング処理を施す。
【0045】スムージング処理の施された彩度データW
S7〜0は、図7に示す彩度判定コンパレータ1529で
彩度リファレンスデータWREF7〜0と比較される。彩
度データWS7〜0の値が彩度リファレンスデータWRE
F7〜0の値よりも小さい場合、この彩度データWS7〜0
をもつ画素は、黒色であると判定する。この場合、コン
パレータ1529は、”L”の−BK信号をORゲート
1537に出力する。上記彩度リファレンスデータWR
EF7〜0は、図6に示すラインメモリ1502に入力さ
れた明度データV7〜0をWREFテーブル1513に入
力して得る。WREFテーブル1513は、図17に示
すように、明度データV7〜0が所定の値よりも明るい場
合には、WREF7〜0の値をその明るさに比例して小さ
くすることを特徴とする。これは、明度の明るい箇所で
は、誤判定により生じる黒色画素が目立つことを考慮し
たものである。
【0046】以上、文字(エッジ)判定及び黒の判定の
行われた画素が、エッジ部分の画素であり(−EG信号
が”L”である)、黒色画素であって(−BK信号が”
L”である)、かつ−BKEGEN信号が”L”の場
合、ORゲート1537は、当該画素が黒色のエッジ部
分であることを意味する”L”の−BKEG信号を出力
する。
【0047】(b-1-3)黒文字誤判別領域の抽出 上記文字(エッジ)判定及び黒の判定のみでは、明度デ
ータV7〜0の値が低く、かつ彩度データWS7〜0の値も
低い(例えば濃い青色や深緑色の)文字を黒文字のエッ
ジ部分と誤判別することがある。
【0048】また、図18に示すように、シアンとイエ
ローといった反対色に対応する画像の隣り合う箇所で
は、その色の移り変わり部分において彩度データW7〜0
の値が一旦低くなる。即ち、色の移り変わりの部分で黒
色に変化する箇所が生じる。上記文字(エッジ)判定及
び黒の判定のみでは、この箇所を黒文字のエッジ部分で
あると誤って判定してしまう。エッジ部分であると誤判
定された場合、シアンと、イエローの色の移り変わりに
黒いラインが描かれてしまう。このようなケースは、雑
誌の表紙などで黄色の下地に青色の文字が印刷されるよ
うな場合に発生し易い。
【0049】領域判別部1500においては、黒文字誤
判別領域の抽出処理として上記課題を解消するために色
べた部分を判別する。そして、上記黒文字と判定された
場合であっても、この色べた部分であると判定された部
分についてはその判定をキャンセルする。これにより、
より確実な黒文字の判定を実現する。
【0050】色べた部分は、非エッジ部であって、カラ
ーモードエリアの画素であり、さらに明度の低い画素が
所定の範囲内に一定レベル以上存在することを特徴とす
る。この特徴に基づいて、色べた部の判定は以下のよう
に実行される。1次微分フィルタの結果FL17〜10及び
2次微分フィルタの結果FL27〜20がエッジ判定コンパ
レータ1523及び1524において第3エッジリファ
レンスレベルEDGref37〜30及び第4エッジリファレンス
レベルEDGref47〜40の値よりも低い場合、ORゲート1
534は、非エッジ部の画素であることを意味する”
L”の−BETA1信号を出力する。また、彩度判定コ
ンパレータ1530において彩度データWS7〜0の値が
所定の基準値Wref27〜20より小さい場合、コンパレー
タ1530は、この部分がカラーデータであることを意
味する”L”の−COL信号を出力する。更に、明度判
定コンパレータ1531は、明度データV17〜10の値が
所定の基準値Vref17〜10よりも小さい場合、”L”の
−VL信号を出力する。ORゲート1538は、それぞ
れ”L”の−BETA1信号、−COL信号及び−VL
信号の入力に対して、当該画素が非エッジ部であって、
カラーモードエリアの画素であり、さらに明度の低い画
素であることを意味する”L”の−CAN信号を出力す
る。この部分は、非背景部の有彩色平坦部であると見な
される。次のカウンタ1542は”L”の−CAN信号
の数を、9×9画素単位でカウントする。カウント判定
コンパレータ1543は、カウンタ1542より入力さ
れるカウント結果データCnt15〜10の値が基準値Cn
tref7〜0よりも小さな場合に”L”の−BKEGON
信号を出力する。
【0051】ORゲート1544には、上記−BKEG
信号と−BKEGON信号とが入力される。上記BKE
G信号は、ORゲート1544に同一画素についての信
号が入力されるように遅延回路1541により遅延され
ている。ORゲート1544に黒のエッジ部であるとの
判定結果を表す”L”の−BKEG信号が入力されてい
る場合であっても、所定の範囲内にカラーデータが所定
の基準値以上存在し、色べた部分であると判断された場
合には、”H”の−BKEGON信号が入力され、上記
黒のエッジ部であるとの判定をキャンセルし、”H”の
−PAPA信号を出力する。本例では、無彩色の下地に
黒文字が描かれている場合にのみエッジ強調処理を実行
する。また、所定の範囲内に色べた部分と判定された画
素が所定の基準値に満たない場合、黒のエッジ部分であ
るとの判定を維持して”L”の−PAPA信号を出力す
る。
【0052】(b-1-5)他の判別 明度データV17〜10を図7に示す明度判定コンパレータ
1532に入力して、第2明度リファレンスレベルVre
f27〜20と比較する。ここで、明度データV17〜10が、
第2明度リファレンスレベルVref27〜20よりも大きな
値の場合、この部分がハイライト部分であることを意味
する”L”の−VH1信号を出力する。また、黒の判定
の場合と同様に、非エッジ部分の判定を行う。1次微分
フィルタの結果FL17〜10及び2次微分フィルタの結果
FL27〜20がエッジ判定コンパレータ1527及び15
28において第7エッジリファレンスレベルEDGref77〜
70及び第8エッジリファレンスレベルEDGref87〜80の値
よりも低い場合、ORゲート1536は、非エッジ部の
画素であることを意味する”L”の−BETA2信号を
出力する。ORゲート1539は、それぞれ”L”の−
VH1信号及び−BETA2信号の入力に対して、当該
部分がハイライト平坦部であることを意味する”L”信
号を出力する。この信号は遅延回路1546により遅延
され、−HLIGHT信号として出力される。
【0053】(b-2)MTF補正部 図8及び図9は、MTF補正部1600の構成を示す。
MTF補正部1600は、領域判別部1500による領
域判別結果(−PAPA、−EDG、−HLIGHT、
−TOTO)により認識される画素の種類、及び状態信
号(MODE、−CMY/K、−BKER、−COLE
R)により認識される印字状況に基づいて、画素データ
(MVIDEO7〜0またはVIDEO7〜0)に対して最
も適当なエッジ強調処理及びスムージング処理を実行す
る。また、認識された画素の種類に応じて画素クロック
1サイクル単位でのレーザ発光デューティ比を変更す
る。ここで、発光デューティ比とは、画素クロックが1
サイクルする間にレーザ発光しない期間を設けた場合に
おけるレーザ発光期間の割合をいう。さらに、エッジの
立ち上がり及び立ち下がり部分の画素データに所定値を
加算し、感光体ドラム41上に形成したトナー像を複写
紙上に転写する際に生じるエッジの立ち上がり部分での
トナーのつき過ぎ及び立ち下がり部分でのトナーのかす
れを補正する。MTF補正部1600は、−CMY/K
信号より現在印字処理中のトナーの色を認識する。−C
MY/K=”L”の場合には、C(シアン),M(マゼ
ンタ),Y(イエロー)のトナーについての印字処理を
行っていることが認識される。また、−CMY/K=”
H”の場合には、BK(ブラック)のトナーについての
印字処理を行っていることが認識される。また、MOD
E、−BKER、−COLERの3つの信号より、フル
カラー標準モード(-BKER="H",-COLER="H",MODE="H")の
他、フルカラー写真モード(-BKER="H",-COLER="H",MODE
="L")、モノカラー標準モード(-BKER="H",-COLER="L",M
ODE="H")、モノカラー写真モード(-BKER="H",-COLER="
L",MODE="L")、モノクロ標準モード(-BKER="L",-COLER
="L",MODE="H")、またはモノクロ写真モード(-BKER="
L",-COLER="L",MODE="L")の何れのモードが設定されて
いるかを認識する。さらに、領域判別結果に基づいて、
印字処理する画素の種類が、ハイライト平坦部(-HLIGH
T="L")の画素、非エッジ部(-HLIGHT="H",-EDG="H",-PAP
A="H")の画素、色エッジ部(-HLIGHT="H",-EDG="L",-PAP
A="H")の画素及び黒エッジ部(-HLIGHT="H",-EDG="L",-P
APA="L")の画素の何れであるのかを認識する。更に黒エ
ッジ部は、エッジ別信号(-TOTO)によって、外側エッジ
部(-TOTO="L")、及び内側エッジ部(-TOTO="H")に識別さ
れる。以下、フルカラー標準モード設定時における各画
素に実行されるMTF補正について説明した後に図8及
び図9に示す構成図に基づいてMTF補正部1600の
説明を行う。
【0054】(b-2-1)フルカラー標準モード設定時(-BKE
R="H",-COLER="H",MODE="H")におけるMTF補正 次の表1は、フルカラー標準モード設定時に、MTF補
正パラメータ制御部1601に入力される各データの信
号のレベルと、各信号のレベルが意味する印字状況と、
この場合にMTFパラメータ制御部1601より出力さ
れるDMPX0、DMPX1、DMPX5及びDMPX
6の各信号レベルとを表示する。
【0055】
【表1】
【0056】(b-2-1-1)黒エッジ部(-HLIGHT="H",-EDG="
L",-PAPA="L") (b-2-1-1-1)BKの印字処理中(-CMY/K="H") (b-2-1-1-1-1)エッジの内側部(-TOTO="H") フルカラー標準モード設定時におけるBK(ブラック)
のトナーの印字処理中、黒エッジ部の内側の画素につい
ては、通常の画像データSD7〜0に明度エッジ成分VM
TF7〜0を加算したデータをVIDEO27〜20として出
力する。ここで、後述する濃度エッジ成分DMTF7〜0
のかわりに明度エッジ成分VMTF7〜0を使用するの
は、明度エッジ成分の方が濃度エッジ成分よりも下地か
らの画像エッジに対して敏感に反応するためである。こ
こで、画素が網点画像を構成する場合、その程度(網点
の密度)に応じてエッジ強調量(明度エッジ成分VMT
F7〜0の値)を制限する。これにより、網点画像をエッ
ジ強調した場合に生じるモアレの発生を防止する。
【0057】(b-2-1-1-1-2)エッジの外側部(-TOTO="L") 黒エッジ部の外側の画素については、エッジ強調は行わ
ず、5×5又は3×3画素マトリクス内で最も小さな値
のデータMIN7〜0をVIDEO27〜20として出力す
る。このように、所定のマトリクス内の最小値データを
黒画素の画像データとすることで、黒文字をエッジ強調
によりエッジの外側部分(文字の輪郭)が太ったり、が
たついたりするのを防止することができる。
【0058】(b-2-1-1-2)C,M,Yの印字処理中(-CMY
/K="L") C,M,Yの印字処理にある黒エッジ部の内側と外側の
画素については、エッジ強調は行わず、5×5又は3×
3画素マトリクス内で最も小さな値のデータMIN7〜0
をVIDEO27〜20として出力する。このように、所定
のマトリクス内の最小値データをC,M,Yの画像デー
タとすることで、図19(a)に破線で囲まれた部分に
示されるC,M,Yデータの微細なはみ出し線を消去
し、図19(b)に破線で囲まれた部分に示す状態に変
更する。また、BK印字処理中の黒エッジ部の外側の画
素についても、上記と同じ処理を行う。図19(a)に
破線で囲まれた部分に示すC,M,Yデータの微細なは
み出し線を消去するのに、所定のマトリクス内の最小値
のデータMIN7〜0を用いるのは、以下の理由による。
【0059】従来、上記微細なはみ出し線を消去するた
め、C,M,Yの各画像データの値からエッジ検出結果
(本例ではFL17〜10又はFL27〜20)を差し引いたデ
ータをC,M,Yの各画像データとして使用する複写機
があった。しかし、上記従来の複写機では、黒文字のエ
ッジ部分周辺のCMYデータの値まで0になってしま
い、図24(a)に示すように、黒文字のエッジ部分周
辺に白抜けが生じるといった課題があった。
【0060】そこで、本実施形態では、上記所定のマト
リクス内の最小値のデータMIN7〜0を用いることで、
図19(b)に示すように黒文字の内側及び外側のエッ
ジ部のC,M,Yの各画像データと黒文字の外側のエッ
ジ部のBKの画像データの値を小さくする。これにより
図20(b)に示すように、白抜けのない、エッジ強調
された黒文字を印刷することができる。また、黒文字の
外側のエッジ部のBKの画像データの値を小さくするの
でエッジ強調処理によって文字が太ったり、がたついた
りすることがない。
【0061】(b-2-1-2)色エッジ部(-HLIGHT="H",-EDG="
L",-PAPA="H") 前に説明したように、領域判別1500では、”(b-1-
3)黒文字誤判別領域の抽出”の処理を実行し、色文字と
黒文字のエッジ部分を区別する。MTF補正部1600
は、フルカラー標準モード設定時における色エッジ部の
画素については、BKトナーの印字処理中はエッジ強調
を行わずに通常の画素データSD7〜0をVIDEO27〜
20として出力する。また、C,M,Yの印字処理中は、
画素データSD7〜0に濃度エッジ成分データDMTF7
〜0を加算したデータをVIDEO27〜20として出力す
る。MTF補正部1600は、色文字のエッジ部分の画
素のデータに対してBK印字処理中のエッジ強調を取り
やめる。これによりエッジ強調された文字の周囲が黒く
縁取られることを排除する。
【0062】(b-2-1-3)ハイライト平坦部(−HLIG
HT=”L”) ハイライト平坦部では、エッジ強調せず、スムージング
処理の施されたFSD7〜0を画像データVIDEO27
〜20として用いる。これによりハイライト部でのノイズ
を目立たなくする。
【0063】(b-2-1-4)非エッジ部(-HLIGHT="H",-EDG="
H",-PAPA="H") 非エッジ部、即ち、色べた部では、エッジ強調せず、通
常の画素データSD7〜0をVIDEO27〜20として出力
する。
【0064】(b-2-2)MTF補正部1600の説明 次に、図8及び図9に示すMTF補正部1600の構成
に基づいて、MTF補正部1600の実行するMTF補
正について説明する。
【0065】MTF補正パラメータ制御部1601に
は、前に説明した領域判別部1500より各1ビットの
−AMI0信号〜−AMI3信号、−HLIGHT信
号、−EDG信号、−PAPA信号、−TOTO信号と
が入力される。更に、制御部1601には、各1ビット
のMODE信号、−CMY/K信号、−BKER信号そ
して−COLER信号が入力される。MODE信号は、
原稿の種類を表す信号であり、写真モードの場合には”
L”であり、通常モードの場合には”H”である。−C
MY/K信号は、印字状況を示す状態信号であり、C
(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)のトナー
についての印字処理中は”L”であり、BK(ブラッ
ク)のトナーについての印字処理中は”H”である。−
BKER信号は、モノクロモードで信号処理を実行する
ことを要求する信号である。−COLER信号は、モノ
カラーモードで信号処理をすることを要求する1ビット
の信号である。−BKER信号及び−COLER信号
は、エリア信号である。MTF補正パラメータ制御部1
601は、入力される上記8種類の信号の値に基づい
て、上記の表1に示すようにDMPX0〜DMPX6を
出力すると共に、次の表2に示すようにLIMOS信号
を出力する。
【0066】
【表2】
【0067】LIMOS信号は、イメージデータに対す
るレーザダイオードの発光デューティ比を変更する信号
である。ここで、発光デューティ比とは、画素クロック
が1サイクルする間にレーザ発光しない期間を設けた場
合におけるレーザ発光期間の割合をいう。また、レーザ
ダイオードの発光デューティ比の変更とは、画素クロッ
ク1周期中に所定の割合の非発光期間を設けることをい
う。図21は、画素クロックに同期して送られてくるイ
メージデータの値に対応して生成される発光デューティ
比100%のLD駆動信号と、制限パルスにより発光デ
ューティ比を80%に制限されたLD駆動信号とを示
す。本例では、LIMOS=”L”の場合に発光デュー
ティ比を、100%に設定する。また、LIMOS=”
H”の場合に発光デューティ比を、80%に設定する。
表示されるように、標準モード設定時(MODE="H")におい
て、黒文字の内側エッジ部(-PAPA="L",-TOTO="H")の画
素に対しては、LIMOS=”L”を設定する。これに
より、エッジ部の再現性を向上させる。一方、標準モー
ド設定時(MODE="H")における、黒文字の外側エッジ部(-
PAPA="L",-TOTO="L")と非エッジ部(-PAPA="H")の画素、
及び、写真モード設定時(MODE="L")には、LIMOS
=”H”としてレーザダイオードの非発光期間を設け
る。これにより、主走査方向に生じる白色のライン間ノ
イズを目立たなくする。
【0068】MODE信号、−CMY/K信号、−BK
ER信号及び−COLER信号は、そのままNANDゲ
ート1602に入力され、−PAPA信号は、反転され
た後にNANDゲート1602に入力される。これらの
5つの信号が入力されたNANDゲート1602は、D
MPX7信号をセレクタ1603のS端子に出力する。
NANDゲート1602は、MODE信号、−CMY/
K信号、−BKER信号及び−COLER信号が”H”
であって、−PAPA信号が”L”の場合にのみ”L”
の信号を出力する。即ち、ANDゲート1602は、フ
ルカラー標準コピーモード設定時であって、黒エッジ部
のBK印字処理中にのみ”L”の信号をセレクタ160
3のS端子に出力する。セレクタ1603は、”H”信
号の入力に対して濃度データVIDEO7〜0を出力
し、”L”信号の入力に対してマスキング処理の施され
た明度データMVIDEO7〜0を出力する。
【0069】セレクタ1603のA端子にはマスキング
処理された画像データMVIDEO7〜0がC,M,Y,
BKの順で入力され、B端子には、濃度変換されたVI
DEO7〜0データがC,M,Y,BKの順で入力され
る。セレクタ1603より出力されるデータは、それぞ
れ5×5マトリクスのデータを形成するラインメモリ1
604を介してラプラシアンフィルタ1605、スムー
ジングフィルタ1607〜1609、5×5マトリクス
最小値検出フィルタ1612、3×3マトリクス最小値
検出フィルタ1613に入力される。
【0070】ラプラシアンフィルタ1605は、図22
に示すフィルタであり、中央に位置する注目画素のデー
タを強調データに変換する。ラプラシアンフィルタ16
05より出力されたデータは次のDMTFテーブル16
06に入力される。DMTFテーブル1606は、図2
3に示す変換を実行して濃度エッジ成分データDMTF
7〜0を出力する。
【0071】スムージングフィルタ1607〜1609
は、入力されるデータを、それぞれ300dpi、20
0dpi及び100dpi相当にまで平滑化するフィル
タであり、例えば、図24〜図26に示すフィルタを用
いる。各フィルタによりスムージング処理の施された各
データは、スムージングしていないデータと共にスムー
ジングフィルタ制御部1610に入力される。
【0072】スムージングフィルタ制御部1610は、
入力されたシャープネス切換信号SH2〜0の値に応じて
スムージングされていないデータ及びスムージングフィ
ルタ1607〜1609によりスムージングされたデー
タから該当するデータを選択してSD7〜0として出力す
る。
【0073】図27及び図28は、5×5マトリクス最
小値検出フィルタ1612及び3×3マトリクス最小値
検出フィルタ1613を示す。5×5マトリクス最小値
検出フィルタ1612は、中央に注目画素a33を配置し
た場合に、当該マトリクス内にあるデータの最小値MI
N(a11,a12,…,a54,a55)をMINA7〜0とし
て出力する。3×3マトリクス最小値検出フィルタ16
13は、各マトリクスの中央に注目画素a22を配置した
場合の当該マトリクス内にあるデータの最小値MIN
(a11,a12,…,a32,a33)をMINB7〜0として
出力するフィルタである。最小値検出フィルタ1612
及び1613から出力される最小値データMINA7〜0
及びMINB7〜0は、セレクタ1614に入力される。
セレクタ1614は、フィルタ選択信号FSELの値に
応じて上記入力される最小値データMINA7〜0及びM
INB7〜0の内の何れか一方のデータを選択し、MIN
7〜0として出力する。フィルタ選択信号FSELの値
は、実験的に定められる。このように、所定の画素マト
リクス内の最小値データを注目画素のデータとすれば、
線の細い文字部は削除されることとなる。なお、図23
(a)に破線で囲まれた部分に示すC,M,Yデータの
微細なはみ出し線を消去するのに、所定のマトリクス内
の最小値のデータMIN7〜0を用いるのは、上述した
(2-1-1-2)で説明した通りである。
【0074】更に、図22に示すMTF補正部の構成に
基づいて、MTF補正部1600の実行するMTF補正
について説明する。
【0075】図示するセレクタ1616及びセレクタ1
617は、前述したように、印字処理にある画素の種類
に応じて明度エッジ成分データVMTF7〜0、濃度エッ
ジ成分データDMTF7〜0もしくはエッジ強調量0のデ
ータから適当なデータを選択してエッジ強調成分データ
USM7〜0として出力する。セレクタ1616及びセレ
クタ1617には、MTF補正パラメータ制御部160
1より出力されるDMPX0及びDMPX1がそれぞれ
入力される。DMPX0及びDMPX1は、各モード設
定時における印字処理中にある画素の種類に応じて前に
説明した表1に示すように出力される。
【0076】セレクタ1626及びセレクタ1627に
は、MTF補正パラメータ制御部1601より出力され
るDMPX5及びDMPX6がそれぞれ入力される。こ
こでは、印字に用いる画像データを、印字処理にある画
素の種類に応じて通常の画素データSD7〜0、スムージ
ング処理の施されたデータFSD7〜0、図21に示した
セレクタ1614より出力されるデータMIN7〜0より
選択してVIDEO17〜10として出力する。DMPX5
及びDMPX6は、各モード設定時における印字処理中
にある画素の種類に応じて前に説明した表1に示すよう
に出力される。加算器1624は、エッジ強調量USM
17〜10を画素データVIDEO17〜10に加算し、これを
VIDEO27〜20として出力する。
【0077】『発明の効果』上記のように、本発明によ
ると、カラーデータから分解される長波長データと短波
長データとを主走査方向にずらして新たに作成されるカ
ラーデータを復数組設け、これらの新たに作成された複
数のカラーデータにもとずいて彩度を検出するので、主
走査方向の端部の画像であっても黒文字領域を正確に判
定することができ、従来生じていた縮小型レンズの色収
差の影響による黒文字部での色にじみやかすれを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される装置の中央断面図である。
【図2】縮小型イメージセンサーの構成図である。
【図3】読み取り信号処理部10の処理ブロック図であ
る。
【図4】読み取り信号処理部10の処理ブロック図であ
る。
【図5】領域判別部146の処理ブロック図である。
【図6】領域判別部146の処理ブロック図である
【図7】領域判別部146の処理ブロック図である
【図8】MTF補正部148の処理ブロック図である。
【図9】MTF補正部148の処理ブロック図である
【図10】R,G,Bデータの分光分布を示す図であ
る。
【図11】色収差補正前の彩度データと色収差補正後の
彩度データを示すグラフである。
【図12】主走査方向の1次微分フィルタ1503を示
す図である。
【図13】副走査方向の1次微分フィルタ1504を示
す図である。
【図14】2次微分フィルタ1508を示す図である
【図15】領域判別部1500に設けられているVMT
Fテーブル1512の特性を示す図である。
【図16】スムージングフィルタ1515を示す図であ
る。
【図17】領域判別部1500に設けられているWRE
Fテーブル1513の特性を示す図である。
【図18】明度データの値が低く、かつ彩度データの値
も低い文字の彩度データを示す図である。
【図19】(a)は、C,M,YデータがBKデータか
らわずかにはみ出していることを示し、(b)は、C,
M,Yデータの値を所定の最小値MIN7〜0として上記
データのはみ出しを削除した場合の各データの関係を示
す図である。
【図20】(a)は、黒文字周辺に白抜けが生じている
従来の問題点を示す画像を表し、(b)は、従来の問題
点を解決する理想の画像を表す。
【図21】画素クロックに同期して送られるイメージデ
ータの値に対応して生成される発光デューティ比100
%のLD駆動信号と、制限パルスにより発光デューティ
比を80%に制限されたLD駆動信号とを示す図であ
る。
【図22】ラプラシアンフィルタを示す図である。
【図23】DMTFテーブルを示す図である
【図24】入力される400dpiのデータを300d
pi相当に平滑化するスムージングフィルタである。
【図25】入力される400dpiのデータを200d
pi相当に平滑化するスムージングフィルタである。
【図26】入力される400dpiのデータを100d
pi相当に平滑化するスムージングフィルタである。
【図27】5×5マトリクス最小値検出フィルタを示す
図である。
【図28】3×3マトリクス最小値検出フィルタを示す
図である。
【図29】従来の縮小型CCDの色収差による位相ずれを
示す図面である。
【符号の説明】
30…イメージスキャナ部 34…レンズ 36…フルカラーセンサ 146…領域判別部 148…MTF補正部 1461〜1464…位相補正回路 1465〜1469…彩度検出部 1470…疑似明度生成部 1471…最小値検出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縮小光学系によってカラーCCDセンサ
    に原稿情報を投影して画像を読み取る手段を備え、得ら
    れたカラーデータに基づいて、カラー画像を再現する画
    像形成手段を有する画像処理装置において、 得られた画像データを長波長データと短波長データとに
    分解する手段と、 分解された長波長データと短波長データを主走査方向に
    ずらして、新たなカラーデータを生成する複数の手段
    と、 新たに生成された複数組のカラーデータに基づいて、原
    稿が白黒部か否かを判定するのに必要な彩度量を検出す
    る手段と検出した彩度量に基づいて、画像処理内容を変
    更することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記画像処理手段
    は、彩度量とは別に画像のエッジを検出する手段を有
    し、彩度量とエッジ検出結果に基づいて、原稿の黒文字
    部に相当する領域に対して、色再現に必要なカラーデー
    タに補正を加えることを特徴とする。
JP06110796A 1996-03-18 1996-03-18 画像処理装置 Expired - Fee Related JP3609525B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06110796A JP3609525B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 画像処理装置
US08/819,456 US5867285A (en) 1996-03-18 1997-03-17 Image processor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06110796A JP3609525B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09261491A true JPH09261491A (ja) 1997-10-03
JP3609525B2 JP3609525B2 (ja) 2005-01-12

Family

ID=13161534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06110796A Expired - Fee Related JP3609525B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5867285A (ja)
JP (1) JP3609525B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7142238B1 (en) 1998-10-26 2006-11-28 Minolta Co., Ltd. Image pick-up device
US7339699B1 (en) 1999-02-03 2008-03-04 Minolta Co., Ltd. Image processing apparatus
JP2014123874A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Kyocera Document Solutions Inc 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996022659A1 (fr) 1995-01-18 1996-07-25 Sony Corporation Dispositif et procede pour convertir la couleur de donnees image
JP3700381B2 (ja) 1998-03-18 2005-09-28 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置
JPH11266372A (ja) 1998-03-18 1999-09-28 Minolta Co Ltd カラー画像処理装置
JP3777785B2 (ja) 1998-03-18 2006-05-24 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置
JPH11298736A (ja) * 1998-04-14 1999-10-29 Minolta Co Ltd 画像処理方法、画像処理プログラムが記録された可読記録媒体及び画像処理装置
US6625331B1 (en) 1998-07-03 2003-09-23 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus
US6577408B1 (en) * 1999-02-05 2003-06-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for correcting blue drift in an image scanner
JP3777906B2 (ja) * 1999-09-29 2006-05-24 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置
TW591549B (en) * 2000-01-28 2004-06-11 Benq Corp Image processing method to perform smoothing processing onto the boundary area surrounding the image area
JP4574045B2 (ja) * 2001-03-30 2010-11-04 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路および撮像システム
JP4549964B2 (ja) * 2005-11-28 2010-09-22 株式会社リコー 光学ユニット、画像読取装置および画像形成装置
US7809208B2 (en) * 2007-05-30 2010-10-05 Microsoft Corporation Image sharpening with halo suppression
US7792357B2 (en) * 2007-05-30 2010-09-07 Microsoft Corporation Chromatic aberration correction
JP5818586B2 (ja) * 2011-08-31 2015-11-18 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP2017099616A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 ソニー株式会社 手術用制御装置、手術用制御方法、およびプログラム、並びに手術システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3311332A (en) * 1966-04-29 1967-03-28 Takus Alphonse John Folding holder for fishing pole
US5181105A (en) * 1986-05-30 1993-01-19 Canon Kabushiki Kaisha Color image correction based on characteristics of a highlights or other predetermined image portion
US4978226A (en) * 1988-03-11 1990-12-18 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Digital color copying machine for composing and controlling the color of a composed image
US5165071A (en) * 1988-07-20 1992-11-17 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Digital color copying machine
JP3320100B2 (ja) * 1991-07-19 2002-09-03 キヤノン株式会社 画像処理方法及び装置
JP2994153B2 (ja) * 1991-12-03 1999-12-27 株式会社リコー 色信号変換装置
US5557688A (en) * 1992-11-18 1996-09-17 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of extracting characteristic image data and color data conversion device for image processing apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7142238B1 (en) 1998-10-26 2006-11-28 Minolta Co., Ltd. Image pick-up device
US7339699B1 (en) 1999-02-03 2008-03-04 Minolta Co., Ltd. Image processing apparatus
JP2014123874A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Kyocera Document Solutions Inc 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3609525B2 (ja) 2005-01-12
US5867285A (en) 1999-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3626966B2 (ja) 画像処理装置
US6118895A (en) Image forming apparatus for distinguishing between types of color and monochromatic documents
JP3772368B2 (ja) 画像処理装置
JP3777785B2 (ja) 画像処理装置
EP0557099B1 (en) Image processing apparatus and method
US5357353A (en) Image forming apparatus
JP3700381B2 (ja) 画像処理装置
JP3609525B2 (ja) 画像処理装置
US6028957A (en) Image forming apparatus having a noise removing unit
JP3401977B2 (ja) 画像再現装置
US6323959B1 (en) Color image processor
US6538769B2 (en) Image processing apparatus
US20010021042A1 (en) Image processor
JP3477858B2 (ja) 画像処理装置及び画像データ処理方法
JP3333894B2 (ja) 画像処理装置
JP3407525B2 (ja) 画像再現装置
JPH08149323A (ja) 画像処理装置
JP3306875B2 (ja) 画像形成装置
JP3245883B2 (ja) 画像形成装置
JP2000172850A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP3289530B2 (ja) 画像処理装置
JPH07273973A (ja) 画像処理装置
JP3500639B2 (ja) 画像形成装置
JP3216149B2 (ja) 画像形成装置
JPH11266360A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040120

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071022

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121022

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121022

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees