JPH09254293A - シール材及びその製造方法 - Google Patents
シール材及びその製造方法Info
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- JPH09254293A JPH09254293A JP8090286A JP9028696A JPH09254293A JP H09254293 A JPH09254293 A JP H09254293A JP 8090286 A JP8090286 A JP 8090286A JP 9028696 A JP9028696 A JP 9028696A JP H09254293 A JPH09254293 A JP H09254293A
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Landscapes
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- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 強化層と、その両面に形成された発泡体層と
からなり、形状保持の特性を有し、且つ接着剤等が使用
されていないため、使用時に有機溶剤等の蒸気の発生の
ないシール材及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ステンレス鋼箔、アルミニウム箔等の金
属箔、或いはポリオレフィン、ポリエステル等汎用樹脂
のフィルムなどを強化層とし、この強化層の両面に、粘
着剤、接着剤、両面粘着テープ等を用いることなく、発
泡体層が直接接合されているシール剤である。接着剤等
を用いないため、反応、硬化した発泡体を接合すること
はできず、連続的に供給される強化材の両面に発泡体原
料を吐出して、発泡体原料層を形成し、その後、この発
泡体原料を反応、硬化させて積層体を得、この積層体か
ら打ち抜き等によって所定形状のシール材を得る。
からなり、形状保持の特性を有し、且つ接着剤等が使用
されていないため、使用時に有機溶剤等の蒸気の発生の
ないシール材及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ステンレス鋼箔、アルミニウム箔等の金
属箔、或いはポリオレフィン、ポリエステル等汎用樹脂
のフィルムなどを強化層とし、この強化層の両面に、粘
着剤、接着剤、両面粘着テープ等を用いることなく、発
泡体層が直接接合されているシール剤である。接着剤等
を用いないため、反応、硬化した発泡体を接合すること
はできず、連続的に供給される強化材の両面に発泡体原
料を吐出して、発泡体原料層を形成し、その後、この発
泡体原料を反応、硬化させて積層体を得、この積層体か
ら打ち抜き等によって所定形状のシール材を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスケット、パッ
キン等として使用されるシール材、及びその製造方法に
関する。本発明のシール材は、形状を保持する特性に優
れ、非常に取り扱い易く、電子機器、精密機器等のシー
ル材として好適である。
キン等として使用されるシール材、及びその製造方法に
関する。本発明のシール材は、形状を保持する特性に優
れ、非常に取り扱い易く、電子機器、精密機器等のシー
ル材として好適である。
【0002】
【従来の技術】電子機器、精密機器等では、本体と上蓋
間などにガスケットを介在させて組み立てられている。
そして、近年、電子機器、精密機器等の本体の薄肉化及
び軽量化が進むにつれ、ガスケットも薄くて軟らかいも
のが要求されるようになってきた。このようなガスケッ
トを構成する素材としては、従来より、優れた柔軟性を
有する発泡体が使用されている。特に長期間使用しても
へたりのないポリウレタンフォームが多用されている。
間などにガスケットを介在させて組み立てられている。
そして、近年、電子機器、精密機器等の本体の薄肉化及
び軽量化が進むにつれ、ガスケットも薄くて軟らかいも
のが要求されるようになってきた。このようなガスケッ
トを構成する素材としては、従来より、優れた柔軟性を
有する発泡体が使用されている。特に長期間使用しても
へたりのないポリウレタンフォームが多用されている。
【0003】しかし、薄くて軟らかいポリウレタンフォ
ーム製のガスケットは、シール性には優れるものの、形
状を保持する特性には劣る。そのため、粘着テープによ
って強化し、取り扱い易くしている。特にポリエステル
フィルムのように腰の強い基材を用いた粘着テープで
は、形状保持の特性はより高められる。また、形状保持
の特性に劣るこのガスケットを、電子機器等の本体又は
上蓋の所定位置に固定するため、粘着テープによって仮
止めすることもある。
ーム製のガスケットは、シール性には優れるものの、形
状を保持する特性には劣る。そのため、粘着テープによ
って強化し、取り扱い易くしている。特にポリエステル
フィルムのように腰の強い基材を用いた粘着テープで
は、形状保持の特性はより高められる。また、形状保持
の特性に劣るこのガスケットを、電子機器等の本体又は
上蓋の所定位置に固定するため、粘着テープによって仮
止めすることもある。
【0004】この薄くて軟らかいガスケット自体に形状
保持の特性があれば、粘着テープによって強化する必要
はない。そのようなガスケットとして、例えば、金属シ
ートの片面若しくは両面にポリウレタンフォームからな
る層を接合したものが提案されている。そして、金属シ
ートとポリウレタンフォームとは、一般に、粘着剤又は
接着剤或いは粘着テープによって接合されている。
保持の特性があれば、粘着テープによって強化する必要
はない。そのようなガスケットとして、例えば、金属シ
ートの片面若しくは両面にポリウレタンフォームからな
る層を接合したものが提案されている。そして、金属シ
ートとポリウレタンフォームとは、一般に、粘着剤又は
接着剤或いは粘着テープによって接合されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
金属とフォームとが接合されたガスケットを使用した場
合、電子機器、精密機器等の発熱のためか、ガスケット
から、例えば、アルコール類等の有機溶剤の蒸気が発生
することがある。そして、この蒸気によって内部の部品
にトラブルを生ずることがある。このガスケットから発
生する蒸気の多くは、金属とフォームとを接合している
粘着剤、接着剤或いは粘着テープから発生している。そ
のため、形状保持の特性に優れ、且つ有害な蒸気の発生
のないガスケット等、シール材の開発が望まれている。
金属とフォームとが接合されたガスケットを使用した場
合、電子機器、精密機器等の発熱のためか、ガスケット
から、例えば、アルコール類等の有機溶剤の蒸気が発生
することがある。そして、この蒸気によって内部の部品
にトラブルを生ずることがある。このガスケットから発
生する蒸気の多くは、金属とフォームとを接合している
粘着剤、接着剤或いは粘着テープから発生している。そ
のため、形状保持の特性に優れ、且つ有害な蒸気の発生
のないガスケット等、シール材の開発が望まれている。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、シール材自体が形状保持の持性を有し、しかも接着
剤、粘着テープ等を使用していないため、使用時に有機
溶剤等の蒸気が発生することのないシール材及びその製
造方法を提供することを目的とする。
り、シール材自体が形状保持の持性を有し、しかも接着
剤、粘着テープ等を使用していないため、使用時に有機
溶剤等の蒸気が発生することのないシール材及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明のシール材は、
第1の発泡体層、強化層及び第2の発泡体層が、この順
に積層されてなり、且つ該強化層と、該第1の発泡体層
及び該第2の発泡体層とが直接接合されていることを特
徴とする。また、第2発明のシール材は、上記第1の発
泡体層及び上記第2の発泡体層のうちの少なくとも一方
が軟質ポリウレタンフォームからなることを特徴とす
る。
第1の発泡体層、強化層及び第2の発泡体層が、この順
に積層されてなり、且つ該強化層と、該第1の発泡体層
及び該第2の発泡体層とが直接接合されていることを特
徴とする。また、第2発明のシール材は、上記第1の発
泡体層及び上記第2の発泡体層のうちの少なくとも一方
が軟質ポリウレタンフォームからなることを特徴とす
る。
【0008】また、第3発明のシール材の製造方法は、
連続的に供給される強化材の一表面に、第1の発泡原料
を供給して第1の発泡原料層を形成し、反応、硬化させ
て第1の発泡体層とし、同時に上記強化材の一表面と上
記第1の発泡体層とを接合し、その後、この2層の積層
体を連続的に供給し、上記強化材の他表面に、第2の発
泡原料を供給して第2の発泡原料層を形成し、反応、硬
化させて第2の発泡体層とし、同時に上記強化材の他表
面と上記第2の発泡体層とを接合し、得られる3層の積
層体から所定形状のシール材を得ることを特徴とする。
連続的に供給される強化材の一表面に、第1の発泡原料
を供給して第1の発泡原料層を形成し、反応、硬化させ
て第1の発泡体層とし、同時に上記強化材の一表面と上
記第1の発泡体層とを接合し、その後、この2層の積層
体を連続的に供給し、上記強化材の他表面に、第2の発
泡原料を供給して第2の発泡原料層を形成し、反応、硬
化させて第2の発泡体層とし、同時に上記強化材の他表
面と上記第2の発泡体層とを接合し、得られる3層の積
層体から所定形状のシール材を得ることを特徴とする。
【0009】更に、第4発明は、シール材を構成する3
層を連続的に製造する方法である。即ち、連続的に供給
される離型材の表面に、第1の発泡原料を供給して第1
の発泡原料層を形成し、その後、強化材を連続的に供給
して、上記第1の発泡原料層に接触させ、次いで、上記
強化材の他表面に第2の発泡原料を供給して第2の発泡
原料層を形成し、その後、上記第1及び第2の発泡原料
を反応、硬化させて発泡体層を形成し、同時に上記強化
材と上記第1の発泡体層及び上記第2の発泡体層とを接
合し、得られる3層の積層体から所定形状のシール材を
得ることを特徴とする。
層を連続的に製造する方法である。即ち、連続的に供給
される離型材の表面に、第1の発泡原料を供給して第1
の発泡原料層を形成し、その後、強化材を連続的に供給
して、上記第1の発泡原料層に接触させ、次いで、上記
強化材の他表面に第2の発泡原料を供給して第2の発泡
原料層を形成し、その後、上記第1及び第2の発泡原料
を反応、硬化させて発泡体層を形成し、同時に上記強化
材と上記第1の発泡体層及び上記第2の発泡体層とを接
合し、得られる3層の積層体から所定形状のシール材を
得ることを特徴とする。
【0010】一般に、シール材は、固定用シール材であ
るガスケットと、運動用シール材であるパッキンとに大
別される。本発明の上記「シール材」は、ガスケットと
しても、またパッキンとしても使用することができる。
尚、本発明において強化材として金属の薄板を使用すれ
ば、セミメタリックガスケットに相当する製品が得られ
る。
るガスケットと、運動用シール材であるパッキンとに大
別される。本発明の上記「シール材」は、ガスケットと
しても、またパッキンとしても使用することができる。
尚、本発明において強化材として金属の薄板を使用すれ
ば、セミメタリックガスケットに相当する製品が得られ
る。
【0011】上記「強化層」は、シール材が十分に機能
し、且つシール材の優れた柔軟性が損なわれないために
は、薄層であることが好ましい。その厚さは、強化層を
構成する強化材の剛性にもよるが、強化材が金属の薄板
である場合は、数十μmから100μm、特に10〜7
0μm程度が好ましい。また、強化材が樹脂フィルム、
紙等である場合は、それらの種類にもよるが、同じく数
十μmから500μm、特に100〜250μm程度が
好ましい。
し、且つシール材の優れた柔軟性が損なわれないために
は、薄層であることが好ましい。その厚さは、強化層を
構成する強化材の剛性にもよるが、強化材が金属の薄板
である場合は、数十μmから100μm、特に10〜7
0μm程度が好ましい。また、強化材が樹脂フィルム、
紙等である場合は、それらの種類にもよるが、同じく数
十μmから500μm、特に100〜250μm程度が
好ましい。
【0012】上記「強化材」としては、ステンレス鋼
箔、アルミニウム箔等の金属箔を使用することができ
る。また、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリ塩化ビニル等の汎用樹脂からなるフィルムを使
用するもできる。この他、通常の紙、樹脂繊維によって
強化された紙等も使用し得るが、耐久性等に優れる金属
箔又は樹脂フィルムが好ましい。これらの強化材は、第
3及び第4発明のような連続的な製造方法において好適
である。
箔、アルミニウム箔等の金属箔を使用することができ
る。また、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリ塩化ビニル等の汎用樹脂からなるフィルムを使
用するもできる。この他、通常の紙、樹脂繊維によって
強化された紙等も使用し得るが、耐久性等に優れる金属
箔又は樹脂フィルムが好ましい。これらの強化材は、第
3及び第4発明のような連続的な製造方法において好適
である。
【0013】上記「第1の発泡体層」及び上記「第2の
発泡体層」は、同種の発泡体からなっていてもよいし、
異種の発泡体からなっていてもよい。また、発泡体の種
類はシール材の種類、用途等によって適宜選択すればよ
い。上記各発泡体層の厚さは同じでもよいし、異なって
いてもよく、シール材としての全厚さが従来のこの種の
製品と同程度になればよい。
発泡体層」は、同種の発泡体からなっていてもよいし、
異種の発泡体からなっていてもよい。また、発泡体の種
類はシール材の種類、用途等によって適宜選択すればよ
い。上記各発泡体層の厚さは同じでもよいし、異なって
いてもよく、シール材としての全厚さが従来のこの種の
製品と同程度になればよい。
【0014】上記「第1の発泡原料」及び上記「第2の
発泡原料」としては、液状で連続的に供給することがで
き、強化層と接触させた後、必要に応じて適宜加温する
などして、反応、硬化させることができる原料、例え
ば、軟質ポリウレタンフォームの原料が好ましい。ま
た、本発明のシール材のように、強化材と積層、接合す
る用途では、より接着性に優れ、またへたりの少ないシ
ール材が得られるという点において、上記のポリウレタ
ンフォーム原料は特に好ましい。
発泡原料」としては、液状で連続的に供給することがで
き、強化層と接触させた後、必要に応じて適宜加温する
などして、反応、硬化させることができる原料、例え
ば、軟質ポリウレタンフォームの原料が好ましい。ま
た、本発明のシール材のように、強化材と積層、接合す
る用途では、より接着性に優れ、またへたりの少ないシ
ール材が得られるという点において、上記のポリウレタ
ンフォーム原料は特に好ましい。
【0015】ポリウレタンフォームは、ポリオール、発
泡剤、触媒、整泡剤等を含むポリオール成分と、イソシ
アネート成分とを混合し、反応、硬化させて得られる。
ポリオールとしては、通常、ポリエーテルポリオールが
使用される。また、ポリエステルポリオール、ポリカー
ボネートポリオール、ポリジエン系ポリオール等を使用
することもできる。これらポリオールは1種のみを使用
してもよいし、2種以上を併用してもよい。
泡剤、触媒、整泡剤等を含むポリオール成分と、イソシ
アネート成分とを混合し、反応、硬化させて得られる。
ポリオールとしては、通常、ポリエーテルポリオールが
使用される。また、ポリエステルポリオール、ポリカー
ボネートポリオール、ポリジエン系ポリオール等を使用
することもできる。これらポリオールは1種のみを使用
してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0016】イソシアネートとしても、一般にポリウレ
タンフォームの製造に使用されるものを特に制限される
ことなく使用することができる。例えばTDI、MDI
及びTDIとMDIとの混合物、又はMDI、TDI等
の変性物などを使用することができる。
タンフォームの製造に使用されるものを特に制限される
ことなく使用することができる。例えばTDI、MDI
及びTDIとMDIとの混合物、又はMDI、TDI等
の変性物などを使用することができる。
【0017】その他の原料成分としては、化学発泡で
は、発泡剤として水が主に使用されるが、発熱の抑制等
を目的としてジクロルメタン等を併用することもでき
る。触媒としては、主としてスタナスオクトエート、ジ
ブチルチンジアセテート、ジブチルチンジラウレート等
の有機錫化合物を使用する。これに比較的少量のアミン
系触媒、特に3級アミンを併用することもできる。更
に、整泡剤としては、通常、ジメチルポリシロキサンと
ポリエーテルのブロック共重合体を使用する。この他、
着色剤、充填剤等を必要に応じて配合することもでき
る。
は、発泡剤として水が主に使用されるが、発熱の抑制等
を目的としてジクロルメタン等を併用することもでき
る。触媒としては、主としてスタナスオクトエート、ジ
ブチルチンジアセテート、ジブチルチンジラウレート等
の有機錫化合物を使用する。これに比較的少量のアミン
系触媒、特に3級アミンを併用することもできる。更
に、整泡剤としては、通常、ジメチルポリシロキサンと
ポリエーテルのブロック共重合体を使用する。この他、
着色剤、充填剤等を必要に応じて配合することもでき
る。
【0018】本発明において、発泡体層を構成する軟質
ポリウレタンフォームは、化学発泡、揮発性溶剤による
発泡等によって生成させることができる。また、物理発
泡、例えば不活性ガスを機械的に混入させるメカニカル
フロス法等によって生成させてもよい。本発明では、特
にメカニカルフロス法が好ましい。
ポリウレタンフォームは、化学発泡、揮発性溶剤による
発泡等によって生成させることができる。また、物理発
泡、例えば不活性ガスを機械的に混入させるメカニカル
フロス法等によって生成させてもよい。本発明では、特
にメカニカルフロス法が好ましい。
【0019】メカニカルフロス法では、フォーム原料に
不活性ガスが混入されている。そのため、強化材表面に
原料を吐出し、所定厚さの原料層とした後、反応、硬化
させた場合に、反応、硬化前後の厚さの変化が少ない。
一方、化学発泡法では、反応、硬化時に化学的に発泡剤
を生成するため、反応、硬化前後の厚さの変化が大き
く、形成される発泡体層の厚さの精度が低下する。この
ように厚さの変化が大きい発泡法では、特に第4発明の
ように3層を連続的に形成することは困難である。
不活性ガスが混入されている。そのため、強化材表面に
原料を吐出し、所定厚さの原料層とした後、反応、硬化
させた場合に、反応、硬化前後の厚さの変化が少ない。
一方、化学発泡法では、反応、硬化時に化学的に発泡剤
を生成するため、反応、硬化前後の厚さの変化が大き
く、形成される発泡体層の厚さの精度が低下する。この
ように厚さの変化が大きい発泡法では、特に第4発明の
ように3層を連続的に形成することは困難である。
【0020】本発明のシール材は、強化層と、その両面
に形成される発泡体層とが「直接」接合されていること
を特徴とする。この直接とは、強化層と発泡体層との間
に、粘着剤、接着剤或いは両面粘着テープ等、両層を接
合するための何らの層も介在していないことを意味す
る。そのため、本発明のシール材では、従来の強化され
たシール材のように、ガスケット等として使用している
うちに、粘着剤、接着剤等から有機溶剤などの蒸気が発
生するという問題がまったくない。
に形成される発泡体層とが「直接」接合されていること
を特徴とする。この直接とは、強化層と発泡体層との間
に、粘着剤、接着剤或いは両面粘着テープ等、両層を接
合するための何らの層も介在していないことを意味す
る。そのため、本発明のシール材では、従来の強化され
たシール材のように、ガスケット等として使用している
うちに、粘着剤、接着剤等から有機溶剤などの蒸気が発
生するという問題がまったくない。
【0021】上記のように、本発明のシール材では、接
着剤等をまったく使用しない。そのため、反応、硬化が
終了した発泡体を強化材に接合することはできない。従
って、発泡体原料と強化材の表面とを直接接触させ、そ
の状態で反応、硬化させる必要がある。そのような方法
としては、圧縮成形法等、種々考えられるが、バッチ方
式では生産効率が低いため、第3及び第4発明のよう
な、連続的な方法がより好ましい。
着剤等をまったく使用しない。そのため、反応、硬化が
終了した発泡体を強化材に接合することはできない。従
って、発泡体原料と強化材の表面とを直接接触させ、そ
の状態で反応、硬化させる必要がある。そのような方法
としては、圧縮成形法等、種々考えられるが、バッチ方
式では生産効率が低いため、第3及び第4発明のよう
な、連続的な方法がより好ましい。
【0022】第3発明の製造方法では、一旦、2層品を
成形した後、同様の操作を繰り返して3層品としている
ため、連続方式ではあるが生産性はそれほど高くはな
い。また、先に成形された発泡体層が、後工程において
損傷しないよう注意する必要もある。しかし、装置は簡
易であり、操作も容易である。一方、第4発明の製造方
法では、一時に3層品を成形するため、生産性は相当に
高い。しかし、装置は複雑となり、操作も煩雑になっ
て、所定厚さの発泡体層とするためには、注意深く製造
する必要がある。
成形した後、同様の操作を繰り返して3層品としている
ため、連続方式ではあるが生産性はそれほど高くはな
い。また、先に成形された発泡体層が、後工程において
損傷しないよう注意する必要もある。しかし、装置は簡
易であり、操作も容易である。一方、第4発明の製造方
法では、一時に3層品を成形するため、生産性は相当に
高い。しかし、装置は複雑となり、操作も煩雑になっ
て、所定厚さの発泡体層とするためには、注意深く製造
する必要がある。
【0023】
【発明の実施の形態】ポリエーテルポリオール(平均分
子量;3000、水酸基価;43)100重量部、金属
触媒(スタナスオクトエート)0.1重量部及びシリコ
ーン整泡剤3重量部の量比となるように、ポリオール成
分を連続的にミキシングヘッドに流入させた。また、こ
のミキシングヘッドに流入する直前のポリオール成分に
0.1NL/分の流量で発泡剤(不活性ガス)を混入さ
せた。
子量;3000、水酸基価;43)100重量部、金属
触媒(スタナスオクトエート)0.1重量部及びシリコ
ーン整泡剤3重量部の量比となるように、ポリオール成
分を連続的にミキシングヘッドに流入させた。また、こ
のミキシングヘッドに流入する直前のポリオール成分に
0.1NL/分の流量で発泡剤(不活性ガス)を混入さ
せた。
【0024】同時に、ミキシングヘッドには、イソシア
ネートインデックスが1.00となるようにポリイソシ
アネート(クルードMDI、NCO含有量;31%)を
流入させた。その後、ミキシングヘッドにおいて混合さ
れた発泡原料を、オークスミキサ、先端を絞り込んだノ
ズル等に供給し、強化材又は離型紙の表面に吐出した。
ネートインデックスが1.00となるようにポリイソシ
アネート(クルードMDI、NCO含有量;31%)を
流入させた。その後、ミキシングヘッドにおいて混合さ
れた発泡原料を、オークスミキサ、先端を絞り込んだノ
ズル等に供給し、強化材又は離型紙の表面に吐出した。
【0025】以下、本発明の一実施例について、図1に
よって説明する。図1は、第3発明の製造方法によって
シール材を製造する場合の装置、及び強化材と第1の発
泡原料との2層の積層体を形成する工程の縦断面を示す
概略図である。図1において、11はポリエステルフィ
ルムからなる強化層、12は軟質ポリウレタンフォーム
原料層、11’はポリエステルフィルムからなる強化材
である。また、2は無端のベルトコンベア、3はオーク
スミキサーの吐出口、4はドクターブレードである。
よって説明する。図1は、第3発明の製造方法によって
シール材を製造する場合の装置、及び強化材と第1の発
泡原料との2層の積層体を形成する工程の縦断面を示す
概略図である。図1において、11はポリエステルフィ
ルムからなる強化層、12は軟質ポリウレタンフォーム
原料層、11’はポリエステルフィルムからなる強化材
である。また、2は無端のベルトコンベア、3はオーク
スミキサーの吐出口、4はドクターブレードである。
【0026】無端のベルトコンベア2上に、このコンベ
ア2の移動速度と同調させて厚さ125μmのポリエス
テルフィルム11’を連続的に供給した。そして、この
フィルム11’の表面上に、上記の軟質ポリウレタンフ
ォーム原料を、オークスミキサの吐出口3から連続的に
吐出し、ドクターブレード4によって、厚さ0.8mm
の軟質ポリウレタンフォーム原料層12とした。
ア2の移動速度と同調させて厚さ125μmのポリエス
テルフィルム11’を連続的に供給した。そして、この
フィルム11’の表面上に、上記の軟質ポリウレタンフ
ォーム原料を、オークスミキサの吐出口3から連続的に
吐出し、ドクターブレード4によって、厚さ0.8mm
の軟質ポリウレタンフォーム原料層12とした。
【0027】その後、このポリエステルフィルム11’
と原料層12とからなる2層の積層体を、乾燥炉(図示
せず)によって160℃で約3分間加熱して軟質ポリウ
レタンフォーム原料を反応、硬化させ、強化層と第1の
発泡体層とからなる2層の積層体を得た。
と原料層12とからなる2層の積層体を、乾燥炉(図示
せず)によって160℃で約3分間加熱して軟質ポリウ
レタンフォーム原料を反応、硬化させ、強化層と第1の
発泡体層とからなる2層の積層体を得た。
【0028】以後の工程は図示はされていないが、上記
のようにして得られた積層体を一旦ドラムに巻き取り、
次いで、この2層の積層体をポリエステルフィルムが取
り付けてあった位置に固定して、連続的に供給した。そ
して、上記と同様の操作を繰り返し、ポリエステルフィ
ルムの他の表面に厚さ0.8mmの第2の軟質ポリウレ
タンフォーム原料層を形成した。
のようにして得られた積層体を一旦ドラムに巻き取り、
次いで、この2層の積層体をポリエステルフィルムが取
り付けてあった位置に固定して、連続的に供給した。そ
して、上記と同様の操作を繰り返し、ポリエステルフィ
ルムの他の表面に厚さ0.8mmの第2の軟質ポリウレ
タンフォーム原料層を形成した。
【0029】その後、このポリエステルフィルムと、第
1の発泡体層及び第2の原料層とからなる3層の積層体
を、同様の装置、条件によって加熱し、第2の原料層を
反応、硬化させて第2の発泡体層とした。尚、原料層
と、反応、硬化後の発泡体層との厚さの変化はまったく
なかった。このようにして成形した3層の積層体を所定
形状に打ち抜き、ガスケットを得た。
1の発泡体層及び第2の原料層とからなる3層の積層体
を、同様の装置、条件によって加熱し、第2の原料層を
反応、硬化させて第2の発泡体層とした。尚、原料層
と、反応、硬化後の発泡体層との厚さの変化はまったく
なかった。このようにして成形した3層の積層体を所定
形状に打ち抜き、ガスケットを得た。
【0030】以下、本発明の他の実施例について、図2
によって説明する。図2は、第4発明の製造方法によっ
てシール材を製造した場合の、装置、工程の縦断面を示
す概略図である。図2において、1はシール材、11は
ポリエステルフィルムからなる強化層、12、13は軟
質ポリウレタンフォーム原料層、11’はポリエステル
フィルムからなる強化材、5は離型紙である。また、2
は無端のベルトコンベア、3、3’はオークスミキサー
の吐出口、4、4’はドクターブレードである。
によって説明する。図2は、第4発明の製造方法によっ
てシール材を製造した場合の、装置、工程の縦断面を示
す概略図である。図2において、1はシール材、11は
ポリエステルフィルムからなる強化層、12、13は軟
質ポリウレタンフォーム原料層、11’はポリエステル
フィルムからなる強化材、5は離型紙である。また、2
は無端のベルトコンベア、3、3’はオークスミキサー
の吐出口、4、4’はドクターブレードである。
【0031】無端のベルトコンベア2上に、このコンベ
ア2の移動速度と同調させて離型紙5を連続的に供給
し、この離型紙5の表面上に、上記の軟質ポリウレタン
フォーム原料を、オークスミキサの吐出口4から連続的
に吐出し、ドクターブレード5によって、厚さ0.8m
mの軟質ポリウレタンフォーム原料層12とした。その
後、この原料層12上に、同様にコンベア2の移動速度
と同調させて厚さ125μmのポリエステルフィルム1
1’を連続的に供給した。そして、このフィルム11’
の表面上に、更に上記の軟質ポリウレタンフォーム原料
を、オークスミキサの吐出口3’から連続的に吐出し、
ドクターブレード4’によって、厚さ0.8mmの軟質
ポリウレタンフォーム原料層13を形成した。
ア2の移動速度と同調させて離型紙5を連続的に供給
し、この離型紙5の表面上に、上記の軟質ポリウレタン
フォーム原料を、オークスミキサの吐出口4から連続的
に吐出し、ドクターブレード5によって、厚さ0.8m
mの軟質ポリウレタンフォーム原料層12とした。その
後、この原料層12上に、同様にコンベア2の移動速度
と同調させて厚さ125μmのポリエステルフィルム1
1’を連続的に供給した。そして、このフィルム11’
の表面上に、更に上記の軟質ポリウレタンフォーム原料
を、オークスミキサの吐出口3’から連続的に吐出し、
ドクターブレード4’によって、厚さ0.8mmの軟質
ポリウレタンフォーム原料層13を形成した。
【0032】その後、この3層の積層体を、乾燥炉(図
示せず)によって160℃で約3分間加熱して軟質ポリ
ウレタンフォーム原料を反応、硬化させ、第1の原料層
12と第2の原料層13を、それぞれ第1及び第2の発
泡体層とした。尚、原料層と、反応、硬化後の発泡体層
との厚さはまったく変化がなかった。このようにして成
形した3層の積層体を所定形状に打ち抜き、ガスケット
を得た。
示せず)によって160℃で約3分間加熱して軟質ポリ
ウレタンフォーム原料を反応、硬化させ、第1の原料層
12と第2の原料層13を、それぞれ第1及び第2の発
泡体層とした。尚、原料層と、反応、硬化後の発泡体層
との厚さはまったく変化がなかった。このようにして成
形した3層の積層体を所定形状に打ち抜き、ガスケット
を得た。
【0033】
【発明の効果】第1発明のシール材では、構成素材が薄
くて柔らかいにもかかわらず、それ自体が形状保持の特
性を有し、且つ強化層と発泡体層とが接着剤等を介さ
ず、直接接合されているため、使用時に有機溶剤等の蒸
気が発生することがない。また、第3発明及び第4発明
の製造方法によれば、積層体の製造に通常用いられる装
置、操作によって、容易に且つ連続的に、第1発明の特
定のシール材を製造することができる。
くて柔らかいにもかかわらず、それ自体が形状保持の特
性を有し、且つ強化層と発泡体層とが接着剤等を介さ
ず、直接接合されているため、使用時に有機溶剤等の蒸
気が発生することがない。また、第3発明及び第4発明
の製造方法によれば、積層体の製造に通常用いられる装
置、操作によって、容易に且つ連続的に、第1発明の特
定のシール材を製造することができる。
【図1】本発明のシール材を、第3発明の方法によって
製造する場合の装置、及び工程の途中までの概要を表す
概略図である。
製造する場合の装置、及び工程の途中までの概要を表す
概略図である。
【図2】本発明のシール材を、第4発明の方法によって
製造する場合の、装置、工程の概要を表す概略図であ
る。
製造する場合の、装置、工程の概要を表す概略図であ
る。
1;シール材、11;ポリエステルフィルムからなる強
化層、11’;ポリエステルフィルムからなる強化材、
12、13;軟質ポリウレタンフォーム原料層、2;無
端のベルトコンベア、3、3’;オークスミキサーの吐
出口、4、4’;ドクターブレード、5;離型紙。
化層、11’;ポリエステルフィルムからなる強化材、
12、13;軟質ポリウレタンフォーム原料層、2;無
端のベルトコンベア、3、3’;オークスミキサーの吐
出口、4、4’;ドクターブレード、5;離型紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:36
Claims (4)
- 【請求項1】 第1の発泡体層、強化層及び第2の発泡
体層が、この順に積層されてなり、且つ該強化層と、該
第1の発泡体層及び該第2の発泡体層とが直接接合され
ていることを特徴とするシール材。 - 【請求項2】 上記第1の発泡体層及び上記第2の発泡
体層のうちの少なくとも一方が軟質ポリウレタンフォー
ムからなる請求項1記載のシール材。 - 【請求項3】 連続的に供給される強化材の一表面に、
第1の発泡原料を供給して第1の発泡原料層を形成し、
その後、上記第1の発泡原料を反応、硬化させて、上記
第1の発泡原料層を第1の発泡体層とし、同時に上記強
化材の一表面と上記第1の発泡体層とを接合し、次い
で、上記強化材と該第1の発泡体層とからなる2層の積
層体を連続的に供給し、上記強化材の他表面に、第2の
発泡原料を供給して第2の発泡原料層を形成し、その
後、上記第2の発泡原料を反応、硬化させて、上記第2
の発泡原料層を第2の発泡体層とし、同時に上記強化材
の他表面と上記第2の発泡体層とを接合し、得られる3
層の積層体から所定形状のシール材を得ることを特徴と
するシール材の製造方法。 - 【請求項4】 連続的に供給される離型材の表面に、第
1の発泡原料を供給して第1の発泡原料層を形成し、そ
の後、強化材を連続的に供給して、その一表面を上記第
1の発泡原料層に接触させ、次いで、上記強化材の他表
面に第2の発泡原料を供給して第2の発泡原料層を形成
し、その後、上記第1の発泡原料及び上記第2の発泡原
料を反応、硬化させて、上記第1の発泡原料層と上記第
2の発泡原料層を、それぞれ第1の発泡体層及び第2の
発泡体層とし、同時に上記強化材の一表面と上記第1の
発泡体層、及び上記強化材の他表面と上記第2の発泡体
層とを接合し、得られる3層の積層体から所定形状のシ
ール材を得ることを特徴とするシール材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090286A JPH09254293A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | シール材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090286A JPH09254293A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | シール材及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09254293A true JPH09254293A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13994291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8090286A Pending JPH09254293A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | シール材及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09254293A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003001648A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Mitsui Chemicals Inc | ポリウレタンシートの製造方法および製造装置 |
JP2003039580A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Inoac Corp | 導電性シートおよびその製造方法 |
KR100765802B1 (ko) * | 2006-06-20 | 2007-10-12 | 에스엔케이폴리텍(주) | 복층 구조의 폴리우레탄 폼 또는 엘라스토머 시트 |
JP2007335820A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Sharp Corp | ガスケット、ならびにこれを用いた、回路基板の積層体および電子機器 |
KR100852887B1 (ko) * | 2006-12-27 | 2008-08-19 | 한국스카파테이프(주) | 기재층을 갖는 핸드폰용 양면 아크릴폼 테이프 |
JP2011514267A (ja) * | 2008-02-15 | 2011-05-06 | バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト | 高可撓性シート状複合材料 |
JPWO2022030649A1 (ja) * | 2020-08-07 | 2022-02-10 | ||
WO2022137875A1 (ja) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | 株式会社イノアックコーポレーション | シート及びシートの製造方法 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP8090286A patent/JPH09254293A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003001648A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Mitsui Chemicals Inc | ポリウレタンシートの製造方法および製造装置 |
JP2003039580A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Inoac Corp | 導電性シートおよびその製造方法 |
JP2007335820A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Sharp Corp | ガスケット、ならびにこれを用いた、回路基板の積層体および電子機器 |
KR100765802B1 (ko) * | 2006-06-20 | 2007-10-12 | 에스엔케이폴리텍(주) | 복층 구조의 폴리우레탄 폼 또는 엘라스토머 시트 |
KR100852887B1 (ko) * | 2006-12-27 | 2008-08-19 | 한국스카파테이프(주) | 기재층을 갖는 핸드폰용 양면 아크릴폼 테이프 |
JP2011514267A (ja) * | 2008-02-15 | 2011-05-06 | バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト | 高可撓性シート状複合材料 |
JPWO2022030649A1 (ja) * | 2020-08-07 | 2022-02-10 | ||
WO2022030649A1 (ja) * | 2020-08-07 | 2022-02-10 | 積水化学工業株式会社 | 多層発泡体シート |
CN116096560A (zh) * | 2020-08-07 | 2023-05-09 | 积水化学工业株式会社 | 多层发泡体片 |
WO2022137875A1 (ja) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | 株式会社イノアックコーポレーション | シート及びシートの製造方法 |
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