JPH09250541A - 送りねじ付き直線運動案内装置およびそのインナブロックの成形方法 - Google Patents
送りねじ付き直線運動案内装置およびそのインナブロックの成形方法Info
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- JPH09250541A JPH09250541A JP35884196A JP35884196A JPH09250541A JP H09250541 A JPH09250541 A JP H09250541A JP 35884196 A JP35884196 A JP 35884196A JP 35884196 A JP35884196 A JP 35884196A JP H09250541 A JPH09250541 A JP H09250541A
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Abstract
かも成形を容易にできる送りねじ付き直線運動案内装置
を提供する。 【解決手段】ブロック本体31の外周部の内少なくとも
転動体転走面42が形成される両側面部を薄肉レース部
材33によって構成し、ブロック本体31の中実部を薄
肉レース部材33間を埋める充填材34によって構成
し、送りねじ孔5と直線案内用転動体戻し孔43を充填
材34に成形したことを特徴とする。また、送りねじが
ボールねじの場合に、インナブロック31の中実部を構
成する充填材34に、ボール6を循環させるためのボー
ルねじ用ボール戻し孔63を設け、側蓋32に送りねじ
軸7と送りねじ孔5のねじ溝61,62間の負荷域のボ
ール6をボールねじ用ボール戻し孔63に案内するボー
ルねじ用ボール方向転換路64が設けられていることを
特徴とする。
Description
各種産業機械の直線案内部に用いられる送りねじ付き直
線運動案内装置に関し、特に、軽量化,成形容易化の技
術に関する。
は、たとえば図6に示すようなものがある。すなわち、
所定間隔を隔てて互いに平行に設けられる一対の側壁1
01,101を備えた軌道レール100と、軌道レール
100の側壁101,101間に挿入され軌道レール1
00の長手方向に往復移動自在に設けられるインナブロ
ック102と、インナブロック102の左右側面と軌道
レール100の側壁101,101間に転動自在に介装
される多数の直線案内用転動体103と、インナブロッ
ク102に貫通形成された送りねじ孔104に螺合され
る送りねじ軸105と、を備えている。
06と、ブロック本体106の軸方向両端に取り付けら
れる側蓋107,107と、を備えている。そして、ブ
ロック本体106の両側面に前記軌道レール100の側
壁101,101内側面に形成された転動体転走溝10
8,108と対向するように転動体転走溝109,10
9を形成すると共に、前記ブロック本体106の中央部
に前記送りねじ孔104を貫通形成し、さらにブロック
本体106の両側面と送りねじ孔104との間の中実部
に軸方向に貫通する直線案内用転動体戻し孔110を形
成している。
00とブロック本体106の対向する転動体転走面10
8,109間を転動する負荷域の転動体103を直線案
内用転動体戻し孔110に方向転換させる直線案内用転
動体方向転換路111が設けられている。
従来技術の場合には、インナブロック102に送りねじ
軸のねじ孔および直線案内用転動体戻し孔を加工する必
要があり、加工に手間がかかる。
く、慣性力によって起動,停止時の応答性が悪いという
問題があった。
るためになされたもので、その目的とするところは、高
剛性を保ちつつ軽量化を図ることができ、しかも成形を
容易にできる送りねじ付き直線運動案内装置およびイン
ナブロックの成形方法を提供することにある。
に、本発明の直線運動案内装置にあっては、所定間隔を
隔てて互いに平行に設けられる一対の側壁を備えた軌道
レールと、該軌道レールの側壁間に挿入され軌道レール
の長手方向に往復移動自在に設けられるインナブロック
と、該インナブロックの左右側面と軌道レールの側壁間
に転動自在に介装される多数の直線案内用転動体と、前
記インナブロックに貫通形成された送りねじ孔に螺合さ
れる送りねじ軸と、を備え、前記インナブロックは、ブ
ロック本体と、該ブロック本体の軸方向両端に取り付け
られる側蓋と、を備え、前記ブロック本体の両側面に前
記軌道レールの側壁内側面に形成された転動体転走溝と
対向するように転動体転走溝を形成すると共に、前記ブ
ロック本体の中央部に前記送りねじ孔を貫通形成し、さ
らにブロック本体の両側面と送りねじ孔との間の中実部
に軸方向に貫通する直線案内用転動体戻し孔を形成し、
一方、側蓋には、前記軌道レールとブロック本体の対向
する転動体転走面間を転動する負荷域の転動体を直線案
内用転動体戻し孔に方向転換させる直線案内用転動体方
向転換路が設けられた送りねじ付き直線運動案内装置に
おいて、前記ブロック本体の外周部の内少なくとも転動
体転走面が形成される両側面部を前記転動体を介して作
用する荷重に対する耐圧性を有する薄肉レース部材によ
って構成し、前記ブロック本体の中実部を薄肉レース部
材間を埋める充填材によって構成し、前記送りねじ孔と
直線案内用転動体戻し孔を充填材に成形したことを特徴
とする。
硬質材が用いられ、充填材としては、熱可塑性の樹脂、
ダイカスト、グラナイト、アルミニウム(Al)系の軽
金属等が用いられる。ここで、グラナイトの語自体の意
味は花こう岩であるが、ここではエポキシ系の樹脂と花
こう岩等の砕石を混合し、金型に流し込み成形する構造
材の意味として用いるものとする。
転走面を構成する左右側面部のみを構成するようにして
もよいし、ブロック本体の左右側面部と上面部あるいは
下面部の形成する断面コ字形あるいは断面逆コ字形に成
形してもよいし、左右側面部と上下面部の全周を取り囲
む四角形の閉断面構造としてもよい。
とによって所定の断面形状に成形すれば、歩留りがよ
く、成形を極めて効率的に行える。
ース部材によって形成し、中実部は充填材によって形成
したので、転動体を介して作用する荷重に対する耐圧性
を確保しつつ、軽量化を図ることができる。
面逆コ字形状あるいは閉断面構造とすることによって、
ブロック本体の剛性を高くでき、高剛性でしかも軽量の
ブロック本体を成形できる。また、充填材によって薄肉
レース部材が補強され、剛性がより増大する。
内用転動体戻し孔を、充填材によって型成形によって成
形するので、従来のように硬いブロックに加工する場合
に比べて成形が容易にできる。
挿入して充填材を充填する型成形によって一体成形し、
前記送りねじ孔と直線案内用転動体戻し孔を型成形によ
って成形すれば、送りねじ孔および直線案内用転動体戻
し孔を後加工する必要は無く、加工がきわめて簡単にで
きる。
部についても、充填材によって一体成形すれば、部品点
数が少なくなると共に、組み付け行程を削減でき、組み
付け誤差等に起因する、転動体転走溝と方向転換路内周
部間の段差および転動体戻し孔と方向転換路内周部間の
段差が無く、転動体のスムーズな転動移行を実現でき
る。
体転走溝に沿って、軌道レールからインナブロックを外
した際にブロック本体の転動体転走溝に位置する転動体
の脱落を防止する保持部材を有し、該保持部材を充填材
と同一材料にて成形すると共に、薄肉レース部材と一体
成形したことを特徴とする。
填材によってレース部材と一体成形すれば、組み付け工
程を削減できると共に、インナブロックを軌道レールに
組み付けた状態での転動体と転動体保持部材間の隙間を
一定に保つことができ、転動体と転動体保持部材との干
渉を避けることができる。
じ溝間に多数のボールを介装したボールねじであり、イ
ンナブロックの中実部を構成する充填材に、ボールを循
環させるためのボールねじ用ボール戻し孔が設けられ、
側蓋に送りねじ軸と送りねじ孔のねじ溝間の負荷域のボ
ールをボールねじ用ボール戻し孔に案内するボールねじ
用ボール方向転換路が設けられていることを特徴とす
る。
いても、送りねじ孔,直線案内用転動体戻し孔と共に、
ブロック本体の中実部を構成する充填材に一体成形すれ
ば、ボールねじ用ボールの循環路についても容易に成形
することができる。
部も充填材によって一体成形すれば、ボールねじ用ボー
ル方向転換路内周部とボール戻し孔およびめねじ溝との
間に段差が生じることなく、ボールがスムーズに転動移
行する。
部が送りねじ孔のねじ部に直接すべり接触するすべりね
じでもよく、その場合には送りねじ孔のねじ部を充填材
にて成形することが好ましい。
た円筒状レース部材を充填材内に一体的に埋設して成形
してもよい。
は、直線案内用転動体の転動体転走溝に係合する直線状
の凸部とねじ軸の軸孔に対応するコアを有する金型を用
意し、直線状のボール転走溝が形成された薄肉レース部
材を金型内に配置し、金型内に充填される成形材の充填
圧力によって金型の凸部に対して薄肉レース部材を押圧
し、金型内での薄肉レース部材の位置を正確に位置決め
することにより、送りねじ軸の送りねじ孔と転動体転走
溝の相対位置関係を正確な位置関係に定めてインナブロ
ックを型成形することを特徴とする。
ねじ孔と側面の転動体転走溝の位置関係が正確に定ま
る。
係合する直線状凸部と、ねじ軸のねじ溝に係合する螺旋
状凸部が設けられたねじコアを有する金型を用意し、薄
肉レース部材を金型内に挿入し該薄肉レース部材に設け
られた直線状の転動体転走溝を金型の直線状凸部に係合
させ、一方、円筒状レース部材内周を金型内のねじコア
外周の螺旋状凸部にねじ係合させ、金型内に充填される
成形材の充填圧力によって金型の凸部に対して薄肉レー
ス部材を押圧し、金型内での薄肉レース部材の位置を正
確に位置決めすることにより、ねじ軸が螺合する円筒状
レース部材と薄肉レース部材と転動体転走溝の相対位置
関係を正確な位置関係に定めてインナブロックを型成形
することを特徴とする。
を側面の直線案内用転動体の転動体転走溝を基準にして
正確に定まる。
動体の転動体転走溝が設けられる側面の他に、相手部材
との取付面を有し、一方、金型には前記取付面に対応す
る取付面形成部を設け、成形材料の充填圧力によって薄
肉レース部材の取付面を金型の取付面形成部に圧接さ
せ、取付面と直線案内用転動体の転動体転走溝間の相対
位置関係を正確に決めてインナブロックを型成形するこ
とを特徴とする。
面と転動体転走溝との位置関係を正確に定めることがで
きる。
に基づいて説明する。
明の第1の実施の形態に係る送りねじ付き直線運動案内
装置が示されている。
所定間隔を隔てて互いに平行に設けられる一対の側壁2
1,21を備えた軌道レール2と、軌道レール2の側壁
21,21間に挿入され軌道レール2の長手方向に往復
移動自在に設けられるインナブロック3と、インナブロ
ック3の左右側面と軌道レール2の側壁21,21間に
転動自在に介装される多数の直線案内用転動体としての
直線案内用ボール4と、インナブロック3に貫通形成さ
れた送りねじ孔5に多数のボールねじ用ボール6を介し
て螺合される送りねじ軸としてのボールねじ軸7と、を
備えている。
1と、ブロック本体31の軸方向両端に取り付けられる
側蓋32と、を備えている。
ル2の側壁21,21内側面に形成されたボール転走溝
41,41と対向するボール転走溝42,42が形成さ
れると共に、前記ブロック本体31の中実部に前記送り
ねじ孔5が貫通形成され、さらにブロック本体31の両
側面と送りねじ孔5との間の中実部に軸方向に貫通する
直線案内用ボール戻し孔43が形成されている。
ブロック本体3の対向するボール転走溝41,42間を
転動する負荷域の直線案内用ボール4を直線案内用ボー
ル戻し孔43に方向転換させる直線案内用ボール方向転
換路外周部44aと、ボールねじ軸7と送りねじ孔5の
ねじ溝61,62間の負荷域のボールねじ用ボール6を
ボールねじ用ボール戻し孔63に方向転換させるボール
ねじ用ボール方向転換路外周部64aとが設けられてい
る。ブロック本体3側に上記直線案内用及びボールねじ
用ボール方向転換路内周部44a,64aと組み合わさ
れて直線案内用及びボールねじ用ボール方向転換路4
4,46を構成する直線案内用及びボールねじ用ボール
方向転換路内周部44b,64bが設けられている。
動体転走溝42が形成される両側面部が、直線案内用ボ
ール4を介して作用する荷重に対する耐圧性を有する薄
肉レース部材33によって構成されている。また、ブロ
ック本体3の中実部が薄肉レース部材33間を埋める充
填材34によって構成され、前記送りねじ孔5と直線案
内用ボール戻し孔43およびボールねじ用ボール戻し孔
63が充填材34に設けられている。
じ溝62が形成された円筒状のねじ用レース部材51が
埋設されている。このねじ用レース部材51はねじ溝6
2を切削したものであるが、たとえば、極く薄い薄肉円
筒を塑性変形によってねじ形状に成形したものでもよ
く、また、ねじ用レース部材が無くてもよい。
材51には耐圧性を有する鋼等の硬質材が用いられる。
薄肉レース部材33は、左右側面部と上下面部の全周を
取り囲む四角形の閉断面構造となっている。
との取付穴36が形成されるが、ブロック本体31の上
面を構成する薄肉レース部材33が厚みが薄いので、取
付穴36は薄肉レース部材33を貫通して中実部の充填
材34に達する。この例では、図4(c)に示すよう
に、取付けボルトのねじ孔を形成したプラスチック等の
ねじ形インサート37を薄肉レース部材33に予め形成
したねじ孔38に螺合し、この状態で形成形を行い、形
成形後にねじ形インサート37を取り外す。このように
すれば、取付穴36のネジ切り加工が不要となる。
ク本体31の外周部の内、少なくともボール転走溝42
を構成する左右側面部を構成していればよく、図3(b)
に示す薄肉レース部材332のように、左右側面部のみ
を構成する2部材構成としてもよいし、図3(a)に示す
薄肉レース部材331のように、ブロック本体の左右側
面部と下面部を形成する上方に開いた断面コ字形状、あ
るいは図3(c)に示す薄肉レース部材333のように、
左右側面部と上面部を形成する下方に開いた断面逆コ字
形状に成形してもよい。
くことによって所定の断面形状に成形することが好適で
ある。このようにすれば、歩留りがよく、成形を極めて
効率的に行える。
イカスト,グラナイト,アルミニウム(Al)系の軽金
属等が用いられ、薄肉レース部材33間の空間に密に充
填される。この充填材34の成形は、熱可塑性の樹脂成
形、ダイカスト成形、あるいはグラナイト流し込み、ま
た、Al系の軽金属を芯金としてパイプ引抜きによって
容易に成形することができる。
シ系の樹脂と花こう岩等の砕石とを混合し金型に流し込
んで成形する構造材であって、減衰性及び熱変形が小さ
い利点がある。インナブロック2内は無負荷状態のボー
ルが循環するためにボールの循環音が問題となってお
り、グラナイトを用いれば、静粛性を高めることができ
る。
して直線案内用ボール方向転換路内周部44b,ボール
ねじ用ボール方向転換路内周部64bおよび直線案内用
ボール保持部材35と同一の樹脂材料が用いられ、直線
案内用ボール保持部材35直線案内用ボール方向転換路
内周部44b及びボールねじ用ボール方向転換路内周部
64bが薄肉レース部材33と一体成形されている。
はなく、薄肉レース部材33を引き抜き加工する際に、
薄肉レース部材33成形用の素材を充填材34成形用の
素材を芯金として引き抜き、薄肉レース部材33を所定
断面形状に成形すると共に軟質の充填材34を薄肉レー
ス部材33の断面形状に倣って塑性変形させ、引き抜き
成形品を所定寸法で切断すれば、充填材34の充填を引
抜き工程と同時に行うことができる。このように芯金を
用いて引抜き充填を行う場合、直線案内用ボール戻し孔
43およびボールねじ用ボール戻し孔63の加工は、別
途行う必要がある。
溝42を薄肉レース部材33によって形成し、中実部は
充填材34によって形成したので、直線案内用ボール4
を介して作用する荷重に対する耐圧性を確保しつつ、軽
量化を図ることができる。
状,断面逆コ字形状あるいは閉断面構造とすることによ
って、ブロック本体31の剛性を高くでき、高剛性でし
かも軽量のブロック本体31を成形できる。また、充填
材34によって薄肉レース部材33が補強され、剛性を
より増大させることができる。
案内用ボール戻し孔43を、充填材34によって型成形
によって成形するので、従来のように硬いブロックに加
工する場合に比べて成形が容易にできる。
金型内に挿入して充填材34を充填する型成形によって
一体成形し、送りねじ孔5と直線案内用ボール戻し孔4
3を型成形によって成形すれば、送りねじ孔5および直
線案内用ボール戻し孔43を後加工する必要は無く、加
工がきわめて簡単にできる。
部44bおよびボールねじ用ボール方向転換路内周部6
4bについても、充填材34と共に一体成形すれば、部
品点数が少なくなると共に、組み付け行程を削減でき、
組み付け誤差等に起因する、ボール転走溝42と直線案
内用ボール方向転換路内周部44b間の段差および直線
案内用ボール戻し孔43と直線案内用ボール方向転換路
内周部44b間の段差、送りねじ孔5のねじ溝62とボ
ールねじ用ボール方向転換路内周部64b間の段差およ
びボールねじ用ボール戻し孔64とボールねじ用ボール
方向転換路内周部64b間の段差が無く、直線案内用ボ
ール4およびボールねじ用ボール6のスムーズな転動移
行を実現できる。
ついても充填材34によって薄肉レース部材33と一体
成形すれば、組み付け工程を削減できると共に、インナ
ブロック3を軌道レール2に組み付けた状態での直線案
内用ボール4と直線案内用ボール保持部材35間の隙間
を一定に保つことができ、直線案内用ボール4と直線案
内用ボール保持部材35との干渉を避けることができ
る。
3の成形方法を説明する。
ース部材51を引き抜き,プレス成形等によって所定形
状に成形する。この実施の形態では薄肉レース部材51
は断面四角形状で、両側面部外周には直線的に延びる直
線案内用ボール4のボール転走溝41,42が形成され
ている。
レース部材51を金型200内に挿入して型成形を行
う。型成形は成形圧力を有する射出成形、トランスファ
成形、ダイカスト成形等、成形材料に応じて種々の成形
方法を適用し得る。
型220とから構成され、固定型210はインナブロッ
ク3の外周断面形状に倣った四角形断面の内孔を有する
第1固定型211と、この第1固定型211の内孔内の
ほぼ中心に位置するねじコア212とから構成されてい
る。第1固定型211の内孔の対向する内側壁213,
213には、直線案内ボール4のボール転走溝42に係
合する直線状凸部214,214が設けられている。ま
た、ねじコア212にはボールねじ溝61に螺合する螺
旋状凸部215が設けられている。このねじコア212
を第1固定型211に対して回転自在に支持し、回転駆
動するようにしておけば、ねじコア212を回転させる
ことによって成形体を固定金型210に対して自動的に
挿入,離型させることができる。一方、移動型220に
は直線案内用ボール4のボール戻し孔43及びボールね
じ用ボールのボール戻し孔63に対応する小径のピン2
21,222が突出している。
材51外周の間に第1キャビテイ201が、薄肉レース
部材33の側面部外周には直線案内用ボール保持部材3
5を成形するための第2キャビテイ202が、薄肉レー
ル部材33の側面部両端部には直線案内用ボール4の方
向転換路内周部44bを成形するための第3キャビテイ
203が、円筒状レール部材51の両端部にはボールね
じ用ボール6の方向転換路内周部64bを成形するため
の第4キャビティ204が、それぞれ設けられている。
3両側壁のボール転走溝42が第1固定型211の直線
状凸部214に係合し、薄肉レース部材33はボール転
走溝42を基準にして金型200内での位置決めがなさ
れる。したがって、ボール転走溝42を基準にして円筒
状レース部材41の中心が正確に定められることにな
る。また、ボール転走溝42にバリが発生しない。
レース部材33の両側面部は第1固定型211の内側壁
の直線状凸部214に押しつけられるので、きわめて正
確に位置決めされることになる。
3の取付面33bが膨らみ勝手となって第1固定型21
1の取付面形成部211bに押しつけられるので、取付
面33bについても、ボール転走溝42を基準にして正
確に成形されることになる。
負荷ボール戻し孔43の位置及びリテーナ部35の位
置、さらに方向転換路内周部44b,64b位置につい
ても正確に定まるので、ボール循環路を構成する負荷ボ
ール転走路,方向転換路及び無負荷ボール戻し孔間の相
対的位置関係を正確に設定することができる。
ール4の循環路およびボールねじ用ボール循環路にボー
ル4を収納して側蓋32を取り付ける。
ている。
送りねじ孔5のねじ部に直接すべり接触するすべりねじ
である場合である。この送りねじ孔5のねじ部が充填材
34にて直接成形されている。
実施の形態のように、ボールねじ用ボール戻し孔、ボー
ルねじ用ボール方向転換路内周部は無く、また、側蓋に
もボールねじ用ボール方向転換路外周部が形成されてい
ない。
の実施の形態と全く同一であるので、同一の構成部分に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。
図4において、ねじ用レース部材51を設けないで、成
形材料を直接ねじコアに接触させればよい。その他の構
成および作用については、図4の成形方法と全く同一で
ある。
転動体転走面を薄肉レース部材によって形成し、中実部
は充填材によって形成したので、転動体を介して作用す
る荷重に対する耐圧性を確保しつつ、軽量化を図ること
ができる。
面逆コ字形状あるいは閉断面構造とすることによって、
ブロック本体の剛性を高くでき、高剛性でしかも軽量の
ブロック本体を成形できる。また、充填材によって薄肉
レース部材が補強され、剛性がより増大する。
内用転動体戻し孔を、充填材によって型成形によって成
形するので、従来のように硬いブロックに加工する場合
に比べて成形が容易にできる。
挿入して充填材を充填する型成形によって一体成形し、
前記送りねじ孔と直線案内用転動体戻し孔を型成形によ
って成形すれば、送りねじ孔および直線案内用転動体戻
し孔を後加工する必要は無く、加工がきわめて簡単にで
きる。
部についても、充填材によって一体成形すれば、部品点
数が少なくなると共に、組み付け行程を削減でき、組み
付け誤差等に起因する、転動体転走溝と方向転換路内周
部間の段差および転動体戻し孔と方向転換路内周部間の
段差が無く、転動体のスムーズな転動移行を実現でき
る。
ても充填材によって薄肉レース部材と一体成形すれば、
組み付け工程を削減できると共に、インナブロックを軌
道レールに組み付けた状態での転動体と転動体保持部材
間の隙間を一定に保つことができ、転動体と転動体保持
部材との干渉を避けることができる。
ロックの中実部を構成する充填材に、ボールを循環させ
るためのボールねじ用ボール戻し孔を設け、側蓋に送り
ねじ軸と送りねじ孔のねじ溝間の負荷域のボールをボー
ルねじ用ボール戻し孔に案内するボールねじ用ボール方
向転換路が設ければ、ボールねじ用ボールの循環路につ
いても容易に成形することができる。
部も充填材によって一体成形すれば、ボールねじ用ボー
ル方向転換路内周部とボール戻し孔およびめねじ溝との
間に段差が生じることなく、ボールがスムーズに転動移
行する。
圧力によって金型の凸部に対して薄肉レース部材を押圧
し、金型内での薄肉レース部材の位置を正確に位置決め
することにより、ねじ軸の軸孔とボール転走溝の相対位
置関係を正確な位置関係に定まる。また、転動体転走溝
にバリが発生せず、転動体の円滑な移動が保障される。
ア外周の螺旋状凸部にねじ係合させれば、インナブロッ
クの位置を側面の直線案内用ボールのボール転走溝を基
準にして正確に定まる。
レース部材の取付面を金型の取付面形成部に圧接させれ
ば、取付面と直線案内用ボールのボール転走溝間の相対
位置関係を正確に決めることができる。
じ付き直線運動案内装置を示す図である。
一部破断斜視図である。
様を示す図である。
す図である。
動案内装置を示す図である。
断面図である。
内周部 5 送りねじ孔 51 ねじ用レース部材 6 ボールねじ用ボール 61,62 ねじ溝 63 ボールねじ用ボール戻し孔 64a,64b ボールねじ用ボール方向転換路外周
部,内周部 7 ボールねじ軸
Claims (11)
- 【請求項1】所定間隔を隔てて互いに平行に設けられる
一対の側壁を備えた軌道レールと、 該軌道レールの側壁間に挿入され軌道レールの長手方向
に往復移動自在に設けられるインナブロックと、 該インナブロックの左右側面と軌道レールの側壁間に転
動自在に介装される多数の直線案内用転動体と、 前記インナブロックに貫通形成された送りねじ孔に螺合
される送りねじ軸と、を備え、 前記インナブロックは、ブロック本体と、該ブロック本
体の軸方向両端に取り付けられる側蓋と、を備え、 前記ブロック本体の両側面に前記軌道レールの側壁内側
面に形成された転動体転走溝と対向するように転動体転
走溝を形成すると共に、前記ブロック本体の中実部に前
記送りねじ孔を貫通形成し、さらにブロック本体の両側
面と送りねじ孔との間に軸方向に貫通する直線案内用転
動体戻し孔を形成し、 一方、側蓋には、前記軌道レールとブロック本体の対向
する転動体転走面間を転動する負荷域の転動体を直線案
内用転動体戻し孔に方向転換させる直線案内用転動体方
向転換路外周部が設けられた送りねじ付き直線運動案内
装置において、 前記ブロック本体の外周部の内少なくとも転動体転走面
が形成される両側面部を薄肉の薄肉レース部材によって
構成し、 前記ブロック本体の中実部を薄肉レース部材間を埋める
充填材によって構成し、前記送りねじ孔と直線案内用転
動体戻し孔を充填材に成形したことを特徴とする送りね
じ付き直線運動案内装置。 - 【請求項2】ブロック本体を薄肉レース部材を金型内に
挿入して充填材を充填する型成形によって一体成形し、
前記送りねじ孔と直線運動用転動体戻し孔を型成形によ
って成形したことを特徴とする請求項1に記載の送りね
じ付き直線運動案内装置。 - 【請求項3】転動体方向転換路内周部を充填材によって
成形したことを特徴とする請求項1または2に記載の送
りねじ付き直線運動案内装置。 - 【請求項4】薄肉レース部材に形成された転動体転走溝
に沿って、軌道レールからインナブロックを外した際に
ブロック本体の転動体転走溝に位置する転動体の脱落を
防止する保持部材を有し、該保持部材を充填材と同一材
料にて成形すると共に、薄肉レース部材と一体成形した
ことを特徴とする請求項1,2または3に記載の送りね
じ付き直線運動案内装置。 - 【請求項5】送りねじが、送りねじ軸と送りねじ孔のね
じ溝間に多数のボールを介装したボールねじであり、イ
ンナブロックの中実部を構成する充填材に、ボールを循
環させるためのボールねじ用ボール戻し孔が設けられ、
側蓋に送りねじ軸と送りねじ孔のねじ溝間の負荷域のボ
ールをボールねじ用ボール戻し孔に案内するボールねじ
用ボール方向転換路が設けられている請求項1,2,3
または4に記載の送りねじ付き直線運動案内装置。 - 【請求項6】ボールねじ用ボール方向転換路内周部が充
填材によって成形されている請求項5に記載の送りねじ
付き直線運動案内装置。 - 【請求項7】送りねじが、送りねじ軸のねじ部が送りね
じ孔のねじ部に直接すべり接触するすべりねじであり、
送りねじ孔のねじ部が充填材にて成形されている請求項
1,2,3または4に記載の送りねじ付き直線運動案内
装置。 - 【請求項8】送りねじ孔をねじ溝部を形成する円筒状レ
ース部材が充填材内に一体的に埋設されている請求項
1,2,3,4,5または6に記載の送りねじ付き直線
運動案内装置。 - 【請求項9】直線案内用ボールのボール転走溝に係合す
る直線状の凸部と送りねじ軸の軸孔に対応するコアを有
する金型を用意し、 直線状のボール転走溝が形成された薄肉レース部材を金
型内に配置し、 金型内に充填される成形材料の充填圧力によって金型の
凸部に対して薄肉レース部材を押圧し、金型内での薄肉
レース部材の位置を正確に位置決めすることにより、送
りねじ軸の送りねじ軸孔と転動体転走溝の相対位置関係
を正確な位置関係に定めてインナブロックを型成形する
ことを特徴とする送りねじ付き直線運動案内装置のイン
ナブロックの成形方法。 - 【請求項10】直線案内用転動体の転動体転走溝に係合
する直線状凸部と、送りねじ軸のねじ溝に係合する螺旋
状凸部が設けられたねじコアを有する金型を用意し、 薄肉レース部材を金型内に挿入し該薄肉レース部材に設
けられた直線状の転動体転走溝を金型の直線状凸部に係
合させ、 一方、円筒状レース部材内周を金型内のねじコア外周の
螺旋状凸部にねじ係合させ、 金型内に充填される成形材料の充填圧力によって金型の
凸部に対して薄肉レース部材を押圧し、金型内での薄肉
レース部材の位置を正確に位置決めすることにより、ね
じ軸が螺合する円筒状レース部材と薄肉レース部材と転
動体転走溝の相対位置関係を正確な位置関係に定めてイ
ンナブロックを型成形することを特徴とする送りねじ付
き直線運動案内装置のインナブロックの成形方法。 - 【請求項11】薄肉レース部材は、直線案内用転動体の
転動体転走溝が設けられる側面の他に、相手部材との取
付面を有し、 一方、金型には前記取付面に対応する取付面形成部を設
け、 成形材料の充填圧力によって薄肉レース部材の取付面を
金型の取付面形成部に圧接させ、取付面と直線案内用転
動体の転動体転走溝間の相対位置関係を正確に決めてイ
ンナブロックを型成形することを特徴とする請求項9ま
たは10に記載の送りねじ付き直線運動案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35884196A JPH09250541A (ja) | 1996-01-11 | 1996-12-27 | 送りねじ付き直線運動案内装置およびそのインナブロックの成形方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1923196 | 1996-01-11 | ||
JP8-19231 | 1996-01-11 | ||
JP35884196A JPH09250541A (ja) | 1996-01-11 | 1996-12-27 | 送りねじ付き直線運動案内装置およびそのインナブロックの成形方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006294081A Division JP2007051785A (ja) | 1996-01-11 | 2006-10-30 | 送りねじ付き直線運動案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09250541A true JPH09250541A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=26356060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35884196A Pending JPH09250541A (ja) | 1996-01-11 | 1996-12-27 | 送りねじ付き直線運動案内装置およびそのインナブロックの成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09250541A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023199700A1 (ja) * | 2022-04-11 | 2023-10-19 | Thk株式会社 | 運動案内装置 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35884196A patent/JPH09250541A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070821 |
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