JPH09249547A - 油中水乳化組成物 - Google Patents
油中水乳化組成物Info
- Publication number
- JPH09249547A JPH09249547A JP8879896A JP8879896A JPH09249547A JP H09249547 A JPH09249547 A JP H09249547A JP 8879896 A JP8879896 A JP 8879896A JP 8879896 A JP8879896 A JP 8879896A JP H09249547 A JPH09249547 A JP H09249547A
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- JP
- Japan
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- acid
- water
- oil
- emulsion composition
- oil emulsion
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 1)油剤10〜60重量%、2)親油性界面
活性剤1〜10重量%、3)12−ヒドロキシステアリ
ン酸0.1〜10重量%を含有する、油中水乳化組成
物。 【効果】 本発明の乳化組成物は使用性、密着性及び持
ちに優れる。
活性剤1〜10重量%、3)12−ヒドロキシステアリ
ン酸0.1〜10重量%を含有する、油中水乳化組成
物。 【効果】 本発明の乳化組成物は使用性、密着性及び持
ちに優れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料や皮膚外用
剤に有用な油中水乳化組成物に関する。
剤に有用な油中水乳化組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】乳化組成物は化粧料や医薬皮膚外用剤な
どの有用な剤形である。これは親油性成分と親水性成分
を含むため、色々な物性の薬効物質の担体に適当である
為である。中でも、薬効物質の多くが親油的な性質を有
しているため、連続相が油性成分である、油中水乳化型
の乳化物はこの様な担体として大変有望であった。更に
化粧品に於いては、化粧持ちの阻害要因の一つである親
水性界面活性剤の使用量が抑えられるため、化粧持ちを
良くさせる有望な剤形であった。この為、製剤化用の担
体として吸水軟膏が日本薬局方でも取り扱われている。
しかしながら、従来の油中水乳化物はワックス等の構造
の中に水性成分を押し込んだ形の物が多く、使用性でベ
タつく或いは密着性が悪く時として経皮吸収をこの密着
性の悪さが阻害するという欠点があった。この欠点を解
決する手段として、マルチトースと親油性非イオン界面
活性剤の作るゲル構造を利用した、高内相油中水乳化組
成物が発明され、その使用性と密着性は格段に向上し
た。しかしながら、極めて親水性の高いマルチトース等
の多価アルコールを必須の成分とする為、持ちと薬物移
行性の面で課題は解決しきれていなかった。
どの有用な剤形である。これは親油性成分と親水性成分
を含むため、色々な物性の薬効物質の担体に適当である
為である。中でも、薬効物質の多くが親油的な性質を有
しているため、連続相が油性成分である、油中水乳化型
の乳化物はこの様な担体として大変有望であった。更に
化粧品に於いては、化粧持ちの阻害要因の一つである親
水性界面活性剤の使用量が抑えられるため、化粧持ちを
良くさせる有望な剤形であった。この為、製剤化用の担
体として吸水軟膏が日本薬局方でも取り扱われている。
しかしながら、従来の油中水乳化物はワックス等の構造
の中に水性成分を押し込んだ形の物が多く、使用性でベ
タつく或いは密着性が悪く時として経皮吸収をこの密着
性の悪さが阻害するという欠点があった。この欠点を解
決する手段として、マルチトースと親油性非イオン界面
活性剤の作るゲル構造を利用した、高内相油中水乳化組
成物が発明され、その使用性と密着性は格段に向上し
た。しかしながら、極めて親水性の高いマルチトース等
の多価アルコールを必須の成分とする為、持ちと薬物移
行性の面で課題は解決しきれていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
を踏まえてなされた物であり、使用性、密着性及び持ち
を改善した油中水乳化組成物を提供することを課題とす
る。
を踏まえてなされた物であり、使用性、密着性及び持ち
を改善した油中水乳化組成物を提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等はこの様な状
況に鑑みて、使用性、密着性及び持ちを改善した油中水
乳化組成物を求めて鋭意研究を重ねた結果、1)油剤1
0〜60重量%、2)親油性非イオン界面活性剤1〜1
0重量%、3)12−ヒドロキシステアリン酸0.1〜
10重量%を含有する、油中水乳化組成物がその様な性
質を有していることを見いだし発明を完成させた。以
下、本発明について詳細に説明する。
況に鑑みて、使用性、密着性及び持ちを改善した油中水
乳化組成物を求めて鋭意研究を重ねた結果、1)油剤1
0〜60重量%、2)親油性非イオン界面活性剤1〜1
0重量%、3)12−ヒドロキシステアリン酸0.1〜
10重量%を含有する、油中水乳化組成物がその様な性
質を有していることを見いだし発明を完成させた。以
下、本発明について詳細に説明する。
【0005】本発明の油中水乳化組成物は、1)油剤、
2)親油性非イオン界面活性剤、3)12−ヒドロキシ
ステアリン酸を含有することを特徴とする。本発明の乳
化組成物におけるこれらの成分の好ましい含有量は、油
剤は10〜60重量%が好ましく、15〜55重量%が
より好ましく、20〜50重量%が更に好ましい。親油
性非イオン界面活性剤については、1〜10重量%が好
ましく、2〜8重量%がより好ましく、3〜6重量%が
更に好ましい。又、12−ヒドロキシステアリン酸につ
いては、0.1〜10重量%が好ましく、0.5〜7重
量%がより好ましく、1〜5重量%が更に好ましい。
2)親油性非イオン界面活性剤、3)12−ヒドロキシ
ステアリン酸を含有することを特徴とする。本発明の乳
化組成物におけるこれらの成分の好ましい含有量は、油
剤は10〜60重量%が好ましく、15〜55重量%が
より好ましく、20〜50重量%が更に好ましい。親油
性非イオン界面活性剤については、1〜10重量%が好
ましく、2〜8重量%がより好ましく、3〜6重量%が
更に好ましい。又、12−ヒドロキシステアリン酸につ
いては、0.1〜10重量%が好ましく、0.5〜7重
量%がより好ましく、1〜5重量%が更に好ましい。
【0006】本発明で用いる油剤としては、極性の低い
物、即ち、水酸基やカルボキシル基を有しない油剤或い
はこれらがエステル結合やエーテル結合で塞がれた形の
物が好ましく、この様な油剤としては、ワセリン、流動
パラフィン、スクワラン、重質流動イソパラフィン等の
炭化水素、オリーブ油、イソステアリン酸トリグリセラ
イド、リノール酸トリグリセライド、イソオクタン酸ト
リグリセライド等の脂肪酸トリグリセライド、ホホバ
油、イソプロピルミリステート、メチルオクタデシレー
ト等の脂肪酸と1価のアルコールとのエステル、ジメチ
ルポリシロキサンやメチルフェニルポリシロキサン等の
シリコーン類、エチレングリコールジオレート、エチレ
ングリコールジイソステアレート、ネオペンチルグリコ
ールジイソオクタネート等のグリコール類のジエステ
ル、アジピン酸ジエチル、蓚酸ジエチル等の2塩基酸の
ジエステル及びクエン酸トリエチル等の3塩基酸のトリ
エステル等が好ましく例示できる。これらの内更に好ま
しい物は、炭化水素、脂肪酸と1価のアルコールのエス
テル、シリコーン類及び脂肪酸トリグリセライドであ
る。これらは唯1種のみを用いても良いし、2種以上を
混合して用いても良い。
物、即ち、水酸基やカルボキシル基を有しない油剤或い
はこれらがエステル結合やエーテル結合で塞がれた形の
物が好ましく、この様な油剤としては、ワセリン、流動
パラフィン、スクワラン、重質流動イソパラフィン等の
炭化水素、オリーブ油、イソステアリン酸トリグリセラ
イド、リノール酸トリグリセライド、イソオクタン酸ト
リグリセライド等の脂肪酸トリグリセライド、ホホバ
油、イソプロピルミリステート、メチルオクタデシレー
ト等の脂肪酸と1価のアルコールとのエステル、ジメチ
ルポリシロキサンやメチルフェニルポリシロキサン等の
シリコーン類、エチレングリコールジオレート、エチレ
ングリコールジイソステアレート、ネオペンチルグリコ
ールジイソオクタネート等のグリコール類のジエステ
ル、アジピン酸ジエチル、蓚酸ジエチル等の2塩基酸の
ジエステル及びクエン酸トリエチル等の3塩基酸のトリ
エステル等が好ましく例示できる。これらの内更に好ま
しい物は、炭化水素、脂肪酸と1価のアルコールのエス
テル、シリコーン類及び脂肪酸トリグリセライドであ
る。これらは唯1種のみを用いても良いし、2種以上を
混合して用いても良い。
【0007】本発明で用いる親油性非イオン界面活性剤
としては、HLB(親水性親油性バランス)が10以下
の物が好ましく、8以下の物がより好ましく、6以下の
物が更に好ましい。又、状態としては常温常圧下で液体
乃至は半固体の物が好ましい。この様な親油性非イオン
界面活性剤を具体的に例示すれば、グリセリルモノオレ
ート、グリセリルモノイソステアレート、ジグリセリル
モノオレート、ジグリセリルジオレート、ジグリセリル
モノイソステアレート、ジグリセリルジイソステアレー
ト、トリグリセリルモノイソステアレート、トリグリセ
リルジイソステアレート、トリグリセリルジオレート、
トリグリセリルジオレート、ソルビタンモノオレート、
ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノイソステア
レート、ソルビタンジイソステアレート等が挙げられ
る。これらの内、ジグリセリルモノオレート、ジグリセ
リルモノイソステアレート、トリグリセリルジオレート
及びトリグリセリルジイソステアレート等がより好まし
く、ジグリセリルモノオレートとトリグリセリルジイソ
ステアレートが更に好ましい。
としては、HLB(親水性親油性バランス)が10以下
の物が好ましく、8以下の物がより好ましく、6以下の
物が更に好ましい。又、状態としては常温常圧下で液体
乃至は半固体の物が好ましい。この様な親油性非イオン
界面活性剤を具体的に例示すれば、グリセリルモノオレ
ート、グリセリルモノイソステアレート、ジグリセリル
モノオレート、ジグリセリルジオレート、ジグリセリル
モノイソステアレート、ジグリセリルジイソステアレー
ト、トリグリセリルモノイソステアレート、トリグリセ
リルジイソステアレート、トリグリセリルジオレート、
トリグリセリルジオレート、ソルビタンモノオレート、
ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノイソステア
レート、ソルビタンジイソステアレート等が挙げられ
る。これらの内、ジグリセリルモノオレート、ジグリセ
リルモノイソステアレート、トリグリセリルジオレート
及びトリグリセリルジイソステアレート等がより好まし
く、ジグリセリルモノオレートとトリグリセリルジイソ
ステアレートが更に好ましい。
【0008】本発明ではこれら必須成分以外に、通常乳
化組成物で用いられる任意成分を、本発明を損なわない
範囲に於いて、含有させることが出来る。この様な任意
成分としては、例えば化粧料に於いては、固形パラフィ
ンやマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素
類、カルナウバワックスやゲイロウ等のエステル類、牛
脂、パルミチン酸トリグリセライド等のトリグリセライ
ド類、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコ
ール類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセ
リンや1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、
親水性非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチ
オン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カーボ
ポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、
色素、粉体類等が挙げられ、医薬組成物としては、賦形
剤、結合剤、被覆剤、滑沢剤、糖衣剤、崩壊剤、増量
剤、矯味矯臭剤、乳化・可溶化・分散剤、安定剤、pH
調整剤、等張剤等が挙げられる。本発明の組成物中に配
合できる有効成分としては、通常、化粧料或いは皮膚外
用医薬組成物で用いられている物であれば特段の限定を
受けずに配合できる。この様な有効成分としては、各種
ビタミン類、グリチルリチン関連物質、抗真菌剤、抗炎
症剤、ステロイド類、鎮痛剤等が挙げられる。本発明の
組成物は、上記成分を通常の方法によって乳化すること
によって製造することが出来る。即ち、全成分を油相と
水相に分け、80℃程度に加熱し、油相に水相を徐々に
攪拌しながら加え、攪拌冷却すればよい。
化組成物で用いられる任意成分を、本発明を損なわない
範囲に於いて、含有させることが出来る。この様な任意
成分としては、例えば化粧料に於いては、固形パラフィ
ンやマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素
類、カルナウバワックスやゲイロウ等のエステル類、牛
脂、パルミチン酸トリグリセライド等のトリグリセライ
ド類、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコ
ール類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセ
リンや1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、
親水性非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチ
オン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カーボ
ポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、
色素、粉体類等が挙げられ、医薬組成物としては、賦形
剤、結合剤、被覆剤、滑沢剤、糖衣剤、崩壊剤、増量
剤、矯味矯臭剤、乳化・可溶化・分散剤、安定剤、pH
調整剤、等張剤等が挙げられる。本発明の組成物中に配
合できる有効成分としては、通常、化粧料或いは皮膚外
用医薬組成物で用いられている物であれば特段の限定を
受けずに配合できる。この様な有効成分としては、各種
ビタミン類、グリチルリチン関連物質、抗真菌剤、抗炎
症剤、ステロイド類、鎮痛剤等が挙げられる。本発明の
組成物は、上記成分を通常の方法によって乳化すること
によって製造することが出来る。即ち、全成分を油相と
水相に分け、80℃程度に加熱し、油相に水相を徐々に
攪拌しながら加え、攪拌冷却すればよい。
【0009】本発明の乳化組成物は、化粧料として用い
た場合には、密着性が高く持ちの良いハンドクリーム、
アンダーメークアップ、ファンデーション、栄養クリー
ム等が提供でき、皮膚外用医薬組成物として用いる場合
には、密着性が良く生体利用性の高い基剤が提供でき
る。本発明の応用分野としては、本発明の組成物の持っ
ている使用する際の感触の良さから化粧料に適用するの
がより好ましい。
た場合には、密着性が高く持ちの良いハンドクリーム、
アンダーメークアップ、ファンデーション、栄養クリー
ム等が提供でき、皮膚外用医薬組成物として用いる場合
には、密着性が良く生体利用性の高い基剤が提供でき
る。本発明の応用分野としては、本発明の組成物の持っ
ている使用する際の感触の良さから化粧料に適用するの
がより好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に例を挙げながら、発明の実
施の形態について詳細に説明するが、本発明がこれらの
例のみに限定を受けないことは言うまでもない。
施の形態について詳細に説明するが、本発明がこれらの
例のみに限定を受けないことは言うまでもない。
【0011】例1〜5(配合例) 表1に示す処方に従って、クリームを作成した。即ち、
油相、水相をそれぞれ80℃に加熱し溶解させ、油相
(水以外の成分)に水を徐々に加え乳化し冷却しクリー
ムを得た。
油相、水相をそれぞれ80℃に加熱し溶解させ、油相
(水以外の成分)に水を徐々に加え乳化し冷却しクリー
ムを得た。
【0012】
【表1】
【0013】例6〜10(配合例) 表2に示す処方に従って、クリームを作成した。即ち、
油相、水相をそれぞれ80℃に加熱し溶解させ、油相
(水以外の成分)に水を徐々に加え乳化し冷却しクリー
ムを得た。
油相、水相をそれぞれ80℃に加熱し溶解させ、油相
(水以外の成分)に水を徐々に加え乳化し冷却しクリー
ムを得た。
【0014】
【表2】
【0015】例11〜15(配合例) 表3に示す処方に従って、クリームを作成した。即ち、
油相、水相をそれぞれ80℃に加熱し溶解させ、油相
(水以外の成分)に水を徐々に加え乳化し冷却しクリー
ムを得た。
油相、水相をそれぞれ80℃に加熱し溶解させ、油相
(水以外の成分)に水を徐々に加え乳化し冷却しクリー
ムを得た。
【0016】
【表3】
【0017】
実施例1 例1〜10のクリームについて使用性を専門パネラー5
名で評価した。評価項目は密着性、伸びの軽さ、しっと
り感、使用後のさっぱり感であった。評価基準は非常に
よいを5点、非常に悪いを1点とした。平均評点を表4
に示す。対照としては、下記に示す処方1の従来の高内
相の油中水乳化クリーム(比較例1)を用いた。これよ
り本発明の油中水乳化クリームは、感触が改善されてい
る従来の高内相油中水乳化クリームよりも更に感触が改
善されていることが判る。
名で評価した。評価項目は密着性、伸びの軽さ、しっと
り感、使用後のさっぱり感であった。評価基準は非常に
よいを5点、非常に悪いを1点とした。平均評点を表4
に示す。対照としては、下記に示す処方1の従来の高内
相の油中水乳化クリーム(比較例1)を用いた。これよ
り本発明の油中水乳化クリームは、感触が改善されてい
る従来の高内相油中水乳化クリームよりも更に感触が改
善されていることが判る。
【0018】 (処方1) 流動パラフィン 20 ジメチルポリシロキサン 20 トリグリセリルジイソステアレート 5 70%マルチトース水溶液 10 ブチルパラベン 0.1 水 44.9
【0019】
【表4】
【0020】実施例2 化粧持ちテスト 例1〜10のクリームと比較例1のクリームを下地に使
用した場合のメークアップ化粧料の持ちを、専門パネラ
ーによる実使用テストで評価した。評価基準は非常によ
いが5点で非常に悪いが1点とした。結果を表5に示
す。本発明の組成物は従来品より化粧持ちを更に向上さ
せていることが判る。
用した場合のメークアップ化粧料の持ちを、専門パネラ
ーによる実使用テストで評価した。評価基準は非常によ
いが5点で非常に悪いが1点とした。結果を表5に示
す。本発明の組成物は従来品より化粧持ちを更に向上さ
せていることが判る。
【0021】
【表5】
【0022】実施例3 使用テスト アトピー性皮膚炎患者30名を用いて、例15のクリー
ム、比較例1のクリームの水の1%分をプレドニゾロン
に置換した物(比較例2)、プレドニゾロンの1%ワセ
リン軟膏について使用テストを行った。患者を10名づ
つ3群に分け、それぞれのクリームを各群4週間使用
し、アトピー性皮膚炎の改善を、改善した、やや改善し
た、改善しないの何れかであるかを自分で判断し答えて
もらった。結果を表6に示す。本発明のクリームはプレ
ドニゾロンの経皮吸収を促進し、アトピー性皮膚炎を改
善していることが判る。
ム、比較例1のクリームの水の1%分をプレドニゾロン
に置換した物(比較例2)、プレドニゾロンの1%ワセ
リン軟膏について使用テストを行った。患者を10名づ
つ3群に分け、それぞれのクリームを各群4週間使用
し、アトピー性皮膚炎の改善を、改善した、やや改善し
た、改善しないの何れかであるかを自分で判断し答えて
もらった。結果を表6に示す。本発明のクリームはプレ
ドニゾロンの経皮吸収を促進し、アトピー性皮膚炎を改
善していることが判る。
【0023】
【表6】
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、使用性、密着性及び持
ちを改善した油中水乳化組成物が提供できる。
ちを改善した油中水乳化組成物が提供できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 1)油剤10〜60重量%、2)親油性
非イオン界面活性剤1〜10重量%、3)12−ヒドロ
キシステアリン酸0.1〜10重量%を含有する、油中
水乳化組成物。 - 【請求項2】 油剤が、炭化水素、脂肪酸トリグリセラ
イド、脂肪酸と1価のアルコールとのエステル、シリコ
ーン類、グリコール類のジエステル、2塩基酸のジエス
テル及び3塩基酸のトリエステルから選ばれる1種乃至
は2種以上である、請求項1記載の乳化組成物。 - 【請求項3】 親油性界面活性剤が、ジグリセリンのオ
レイン酸又はイソステアリン酸とのモノエステル及びト
リグリセリンのオレイン酸又はイソステアリン酸とのジ
エステルから選ばれる1種乃至は2種以上である、請求
項1又は2記載の乳化組成物。 - 【請求項4】 乳化組成物の用途が化粧料である、請求
項1〜3の何れか一項に記載の乳化組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8879896A JPH09249547A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 油中水乳化組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8879896A JPH09249547A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 油中水乳化組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09249547A true JPH09249547A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13952889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8879896A Pending JPH09249547A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 油中水乳化組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09249547A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09268111A (ja) * | 1996-04-03 | 1997-10-14 | Pola Chem Ind Inc | 油中水乳化組成物 |
JPH09268120A (ja) * | 1996-04-03 | 1997-10-14 | Pola Chem Ind Inc | 油中水乳化組成物 |
JP2004514688A (ja) * | 2000-11-29 | 2004-05-20 | コグニス・ドイッチュランド・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト | 化粧品用および/または薬剤用エマルジョン |
JP2007308383A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-29 | Pola Chem Ind Inc | 油中水乳化剤形の皮膚外用剤 |
CN104114035A (zh) * | 2012-02-15 | 2014-10-22 | 日清奥利友集团株式会社 | 饲料用组合物、饲料、及饲料的制造方法 |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP8879896A patent/JPH09249547A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09268111A (ja) * | 1996-04-03 | 1997-10-14 | Pola Chem Ind Inc | 油中水乳化組成物 |
JPH09268120A (ja) * | 1996-04-03 | 1997-10-14 | Pola Chem Ind Inc | 油中水乳化組成物 |
JP2004514688A (ja) * | 2000-11-29 | 2004-05-20 | コグニス・ドイッチュランド・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト | 化粧品用および/または薬剤用エマルジョン |
JP2007308383A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-29 | Pola Chem Ind Inc | 油中水乳化剤形の皮膚外用剤 |
CN104114035A (zh) * | 2012-02-15 | 2014-10-22 | 日清奥利友集团株式会社 | 饲料用组合物、饲料、及饲料的制造方法 |
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