JPH09238040A - Lc共振部品 - Google Patents
Lc共振部品Info
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- JPH09238040A JPH09238040A JP8231724A JP23172496A JPH09238040A JP H09238040 A JPH09238040 A JP H09238040A JP 8231724 A JP8231724 A JP 8231724A JP 23172496 A JP23172496 A JP 23172496A JP H09238040 A JPH09238040 A JP H09238040A
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- H03H7/17—Structural details of sub-circuits of frequency selective networks
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Abstract
を表面に設けると共にこのグランド電極3に接続したビ
アホール7を中央部に設けた絶縁体シート2と、ビアホ
ール4を中央部に設けた絶縁体シート2と、コンデンサ
電極5,6をそれぞれ表面に設けた絶縁体シート2,2
と、表面の絶縁体シート2等からなる。ビアホール7は
ビアホール4に連接し、ビアホール4と共にインダクタ
導体8を形成することになる。このインダクタ導体8は
コンデンサ電極5,6に対して垂直に配置され、インダ
クタ導体8の周囲に発生する磁束φがコンデンサ電極
5,6を貫通することはない。
Description
に、携帯電話等の高周波電子機器に組み込まれて使用さ
れる積層型のLC共振部品に関する。
Cフィルタ120は、渦巻状のインダクタ導体122を
設けた絶縁体シート121と、コンデンサ電極123,
124をそれぞれ設けた絶縁体シート121,121
と、表面の絶縁体シート121等を積み重ねて一体化し
た構造であった。インダクタ導体122とコンデンサ電
極123は、絶縁体シート121に設けたビアホール1
25を介して電気的に接続されている。
20にあっては、インダクタ導体122とコンデンサ電
極123,124とが平行に配設されており、インダク
タ導体122に電流が流れた際に発生する磁束φはコン
デンサ電極123,124に対して垂直な関係にある。
この磁束φがコンデンサ電極123,124を貫くと、
コンデンサ電極123,124に渦電流が発生し、渦電
流損が生じる。このため、LCフィルタ120のQが低
下するという問題があった。特に、この問題はインダク
タ導体122とコンデンサ電極123の間隔を小さくす
るにつれて深刻になり、LCフィルタの薄型化の障害に
なっていた。
つ、薄型のLC共振部品を提供することにある。
め、本発明に係るLC共振部品は、インダクタ導体がコ
ンデンサ電極に対して垂直に配置されていることを特徴
とする。インダクタ導体としては、例えばビアホール等
が用いられる。さらに、本発明に係るLC共振部品は、
コンデンサ電極を内蔵した絶縁体の、前記コンデンサ電
極に対して垂直に設けた孔に導電材を充填して構成した
インダクタ導体を備えたことを特徴とする。
サ電極は垂直関係にある。従って、インダクタ導体を電
流が流れることによって発生する磁束はコンデンサ電極
に対して平行であり、コンデンサ電極に渦電流が発生し
ない。
の実施形態について添付図面を参照して説明する。 [第1実施形態、図1〜図5]図1に示すように、積層
型LCフィルタ1は、グランド電極3を表面に設けると
共にこのグランド電極3に接続したビアホール7を中央
部に設けた絶縁体シート2と、ビアホール4を中央部に
設けた絶縁体シート2と、コンデンサ電極5,6をそれ
ぞれ表面に設けた絶縁体シート2,2と、保護用の絶縁
体シート2等からなる。
体粉末を結合剤等と一緒に混練したものをシート状にし
たもの等が用いられる。各電極3,5,6はAg,C
u,Au,Pd,Ag−Pd等からなり、印刷等の手段
により形成される。また、ビアホール4,7はAg,C
u,Au,Pd,Ag−Pd等の導電性ペーストを予め
絶縁体シート2,2に設けた穴に充填すること等によっ
て形成される。
それぞれシート2の左側の辺及び右側の辺に露出してい
る。ビアホール7はビアホール4に連接し、ビアホール
4と共にインダクタ導体8を形成することになる。ビア
ホール4の下部端面4aは、コンデンサ電極5の中央部
に直接に接続することになる。ビアホール4は、軸方向
に長尺状のものであり、その軸方向がシート2の厚み方
向に平行になるように、シート2に形成されている。但
し、ビアホール4の形成方法はこれに限るものではな
く、例えば、薄いシートにビアホールを形成し、この薄
いシートを複数枚積層することによりそれぞれのシート
に形成したビアホールを連接させてもよい。
がそれぞれシート2の手前側の辺及び奥側の辺に露出し
ている。コンデンサ電極5と対の関係にあるコンデンサ
電極6は、その端部6a,6bがそれぞれシート2の左
側の辺及び右側の辺に露出している。
られた後、一体的に焼結されて積層体とされる。次に、
図2及び図3に示すように、積層体の手前側及び奥側の
側面にそれぞれ入出力用外部電極10,11が形成さ
れ、左側及び右側の側面にそれぞれグランド用外部電極
12,13が形成される。外部電極10〜13は、塗
布、焼付、スパッタリング、あるいは蒸着等の手段によ
り形成される。入出力用外部電極10,11にはそれぞ
れコンデンサ電極5の端部5a,5bが接続され、グラ
ンド用外部電極12にはグランド電極3の端部3aとコ
ンデンサ電極6の端部6aが接続され、グランド用外部
電極13にはグランド電極3の端部3bとコンデンサ電
極6の端部6bが接続されている。
て、ビアホール4,7にて形成されたインダクタ導体8
が有するインダクタンスとコンデンサ電極5,6間に発
生するキャパシタンスが組み合わされて、図4に示すよ
うに、LC並列共振回路が形成される。
ダクタ導体8の周囲に、インダクタ導体8の軸方向に対
して垂直に周回する磁束φが発生する。しかしながら、
インダクタ導体8がコンデンサ電極5,6に対して垂直
に配置されているので、磁束φがコンデンサ電極5,6
を貫通せず、コンデンサ電極5,6に渦電流が発生しな
い。この結果、渦電流損が少なく、Qの高いLCフィル
タ1が得られる。また、インダクタ導体8とコンデンサ
電極5とが、接続用導体を介することなく直接に接続さ
れているので、接続用導体自身が有するインダクタンス
成分の影響を抑えることができ、良好なスプリアス特性
を有するフィルタとなる。
極5の中央部に接続するようにしているため、コンデン
サ電極5自身が有するインダクタンス成分の影響を最小
にすることができ、より一層のスプリアス特性の改善を
図ることができる。図5は、インダクタ導体8がコンデ
ンサ電極5の中央部に接続している場合(実線17)
と、インダクタ導体8がコンデンサ電極5の縁部に接続
している場合(点線18)との減衰量を比較したグラフ
である。さらに、インダクタ導体8とコンデンサ電極5
の間隔を小さくしても、Qが低下しないのでLCフィル
タ1を薄型化することができる。
ように、積層型LCフィルタ21は、グランド電極23
及びビアホール24,25,26を設けた絶縁体シート
22と、ビアホール27,28,29を設けた絶縁体シ
ート22と、コンデンサ電極30及びビアホール31,
32を設けた絶縁体シート22と、コンデンサ電極33
を設けた絶縁体シート22と保護用の絶縁体シート22
等からなる。
表面の外周縁部を残して設けられている。このグランド
電極23の中央部に横断面が円形のビアホール24が形
成され、左縁部及び右縁部にそれぞれ横断面がスリット
形状のビアホール25,26が形成されている。一方、
ビアホール27〜29は軸方向に長尺状のものであり、
ビアホール27は横断面が円形、ビアホール28,29
は横断面がスリット形状である。これらのビアホール2
7〜29は、その軸方向がシート22の厚み方向に平行
になるように、それぞれシート22の中央部、左右縁部
に形成されている。ビアホール27はビアホール24に
連接し、ビアホール24と共にインダクタ導体34を形
成することになる。ビアホール27の下部端面27a
は、コンデンサ電極30の中央部に直接接続する。
30bがそれぞれシート22の手前側の辺及び奥側の辺
に露出している。コンデンサ電極30を間にして、横断
面がスリット形状のビアホール31,32がそれぞれシ
ート22の左側縁部及び右側縁部に形成されている。ビ
アホール25,28,31は連接され、中継導体35を
形成することになり、同様にビアホール26,29,3
2も連接され、中継導体36を形成することになる。ビ
アホール31,32の下部端面31a,32aは、コン
デンサ電極33の左右の縁部に直接に接続することにな
る。コンデンサ電極30と対の関係にあるコンデンサ電
極33は、その一端部33aがシート22の右側の辺に
露出している。
ねられた後、一体的に焼結されて積層体とされる。次
に、図7及び図8に示すように、積層体の手前側及び奥
側の側面にそれぞれ入出力用外部電極37,38が形成
され、右側面にグランド用外部電極39が形成される。
入出力用外部電極37,38にはそれぞれコンデンサ電
極30の端部30a,30bが接続され、グランド用外
部電極39にはコンデンサ電極33の端部33aが接続
されている。
て、ビアホール24,27にて形成されたインダクタ導
体34が有するインダクタンスとコンデンサ電極30,
33間に発生するキャパシタンスが組み合わされて、図
9に示すように、LC並列共振回路が形成される。
ンダクタ導体34の周囲に、インダクタ導体34の軸方
向に対して垂直に周回する磁束φが発生する。しかしな
がら、インダクタ導体34がコンデンサ電極30,33
に対して垂直に配置されているので、磁束φがコンデン
サ電極30,33を貫通せず、コンデンサ電極30,3
3に渦電流が発生しない。以上の構成からなるLCフィ
ルタ21は、前記第1実施形態のフィルタ1と同様の作
用効果を奏する。
に示すように、積層型LCフィルタ41は、引出し電極
43を表面に設けると共にこの引出し電極43の先端部
に接続したビアホール44を中央部に設けた絶縁体シー
ト42と、ビアホール45を中央部に設けた絶縁体シー
ト42と、引出し電極46を表面に設けた絶縁体シート
42と、コンデンサ電極47,48をそれぞれ表面に設
けた絶縁体シート42,42と、保護用の絶縁体シート
42等からなる。
2の右側の辺に露出している。ビアホール44はビアホ
ール45に連接し、ビアホール45と共にインダクタ導
体49を形成することになる。ビアホール45の下部端
面45aは、引出し電極46の先端部46bに直接に接
続することになる。ビアホール45は、軸方向に長尺状
のものであり、その軸方向がシート22の厚み方向に平
行になるように、シート42に形成されている。引出し
電極46の一端部46aは、シート42の左側の辺に露
出している。コンデンサ電極47,48は、それぞれの
端部47a,48aがシート42,42の左側の辺及び
右側の辺に露出している。
ねられた後、一体的に焼結されて積層体とされる。次
に、図11及び図12に示すように、積層体の左側面及
び右側面にそれぞれ外部電極51,52が形成される。
外部電極51には引出し電極46の端部46a及びコン
デンサ電極47の端部47aが接続され、外部電極52
には引出し電極43の端部43a及びコンデンサ電極4
8の端部48aが接続されている。
て、ビアホール44,45にて形成されたインダクタ導
体49が有するインダクタンスは、引出し電極46及び
外部電極51を介してコンデンサ電極47,48間に発
生するキャパシタンスと組み合わされて、図13に示す
ように、LC並列共振回路を形成する。すなわち、第3
実施形態のフィルタ41は、前記第1及び第2実施形態
のフィルタ1,21がインダクタ導体とコンデンサ電極
を直接接続させているのに対して、インダクタ導体とコ
ンデンサ電極を直接接続させていない点で異なる。
ンダクタ導体49の周囲に、インダクタ導体49の軸方
向に対して垂直に周回する磁束φが発生する。しかしな
がら、インダクタ導体49がコンデンサ電極47,48
に対して垂直に配置されているので、磁束φがコンデン
サ電極47,48を貫通せず、コンデンサ電極47,4
8に渦電流が発生しない。この結果、渦電流損が少な
く、Qの高いLCフィルタ41が得られる。
が異なる絶縁体シート42を組み合わせて使用する場合
に有効である。例えば、図10において、上から4枚の
絶縁体シート42はフェライトシートを用い、残りの2
枚の絶縁体シート42は誘電体シートを用いれば、磁束
φの磁路とコンデンサ電極47が接することなく、一定
の間隔を保って離れているため、渦電流損を一層抑える
ことができる。
に示すように、積層型LCフィルタ61は、グランド電
極63を表面に設けた絶縁体シート62と、コンデンサ
電極64,65をそれぞれ表面に設けた絶縁体シート6
2,62と、保護用及び中間部の絶縁体シート62,6
2等からなる。グランド電極63は、その端部63a,
63bがそれぞれシート62の左側の辺及び右側の辺に
露出している。コンデンサ電極64は、その端部64
a,64bがそれぞれシート62の手前側の辺及び奥側
の辺に露出している。コンデンサ電極64と対の関係に
あるコンデンサ電極65は、その端部65a,65bが
それぞれシート62の左側の辺及び右側の辺に露出して
いる。
ねられた後、一体的に焼結されて積層体とされる。グラ
ンド電極63を表面に設けたシート62とコンデンサ電
極64を表面に設けたシート62の間には、表面に何も
設けてないシート62が配設されている。
の積層体の上面側から、ドリル又はレーザビーム又は電
子ビーム、あるいはこれらの組み合わせにより、積層体
の上面中央部からコンデンサ電極64に達する孔をコン
デンサ電極64に対して垂直に設けた後、導電材をこの
孔に充填させてインダクタ導体66を形成する。
れぞれ入出力用外部電極70,71が形成され、左側及
び右側の側面にそれぞれグランド用外部電極72,73
が形成される。入出力用外部電極70,71にはそれぞ
れコンデンサ電極64の端部64a,64bが接続さ
れ、グランド用外部電極72にはグランド電極63の端
部63aとコンデンサ電極65の端部65aが接続さ
れ、グランド用外部電極73にはグランド電極63の端
部63bとコンデンサ電極65の端部65bが接続され
ている。
て、インダクタ導体66が有するインダクタンスとコン
デンサ電極64,65間に発生するキャパシタンスが組
み合わされて、図4と同様のLC並列共振回路が形成さ
れ、第1実施形態のLCフィルタ1と同様の作用効果を
奏する。
に示すように、積層型LCフィルタ81は、導体パター
ン83を表面に設けると共にこの導体パターン83の先
端部に接続したビアホール84を中央部に設けた絶縁体
シート82と、ビアホール85を中央部に設けた絶縁体
シート82と、コンデンサ電極86,87をそれぞれ表
面に設けた絶縁体シート82,82と、保護用の絶縁体
シート82等からなる。
82の右側の辺に露出している。ビアホール84はビア
ホール85に連接し、ビアホール84,85と導体パタ
ーン83とがインダクタ導体を形成することになる。ビ
アホール85の下部端面85aは、コンデンサ電極86
の中央部に直接に接続することになる。ビアホール85
は、軸方向に長尺状のものであり、その軸方向がシート
82の厚み方向に平行になるように、シート82に形成
されている。コンデンサ電極86は、その端部86a,
86bがそれぞれシート82の手前側の辺及び奥側の辺
に露出している。コンデンサ電極86と対の関係にある
コンデンサ電極87は、その端部87a,87bがそれ
ぞれシート82の左側の辺及び右側の辺に露出してい
る。
ねられた後、一体的に焼結されて積層体とされる。次
に、図18に示すように、積層体の手前側及び奥側の側
面にそれぞれ入出力用外部電極91(図18では手前側
の外部電極は図示せず)が形成され、積層体の左側面及
び右側面にそれぞれグランド用外部電極92,93が形
成される。図示しない手前側の外部電極にはコンデンサ
電極86の端部86aが接続され、奥側の外部電極91
には端部86bが接続され、グランド用外部電極92に
はコンデンサ電極87の端部87aが接続され、グラン
ド用外部電極93には導体パターン83の一端部83a
及びコンデンサ電極87の端部87bが接続されてい
る。
て、導体パターン83とビアホール84,85にて形成
されたインダクタ導体が有するインダクタンスと、コン
デンサ電極86,87間に発生するキャパシタンスが組
み合わされて、図4と等価のLC並列共振回路を形成す
る。
クタ導体の周囲に、インダクタ導体の軸方向に対して垂
直に周回する磁束φが発生する。しかしながら、インダ
クタ導体がコンデンサ電極86,87に対して垂直に配
置されているので、磁束φがコンデンサ電極86,87
を貫通せず、コンデンサ電極86,87に渦電流が発生
しない。この結果、渦電流損が少なく、Qの高いLCフ
ィルタ81が得られる。
すると、図19に示す電場及び磁場が形成されている。
インダクタ導体は一端がグランド用外部電極93に接続
され、他端がコンデンサ電極86に接続されている。こ
の場合、ビアホール85の下部端面85aとコンデンサ
電極86の接続部分の磁場が最も強い。磁場が強いと輻
射が発生しやすくなるが、コンデンサ電極86に対向し
ていまひとつのコンデンサ電極87(グランドされてい
る)が設置されているため、輻射は抑えられる。導体パ
ターン83には弱い磁場が発生するものの、グランド用
外部電極93に接続されているために輻射は発生しな
い。従って、一般的に輻射防止用に配置するシールド電
極が不要になり、電子部品としての小型化が達成でき
る。
グランド用外部電極93に接続されているため、例えば
外部から金属導体が近付けられたとしても、容量が発生
しにくい。従って、共振特性が安定したものとなる。本
第5実施形態は、以上の如く、理想的な共振器として構
成されている。
に示すように、積層型LCフィルタ101は、導体パタ
ーン103を表面に設けると共にこの導体パターン10
3の中央部に接続したビアホール104を設けた絶縁体
シート102と、ビアホール105を中央部に設けた絶
縁体シート102と、コンデンサ電極106,107を
それぞれ表面に設けた絶縁体シート102,102と、
保護用の絶縁体シート102等からなる。
3bはそれぞれシート102の左側の辺及び右側の辺に
露出している。ビアホール104はビアホール105に
連接し、ビアホール104,105と導体パターン10
3とがインダクタ導体を形成することになる。ビアホー
ル105の下部端面105aは、コンデンサ電極106
の中央部に直接に接続することになる。ビアホール10
5は、軸方向に長尺状のものであり、その軸方向がシー
ト102の厚み方向に平行になるように、シート102
に形成されている。コンデンサ電極106は、その端部
106a,106bがそれぞれシート102の手前側の
辺及び奥側の辺に露出している。コンデンサ電極106
と対の関係にあるコンデンサ電極107は、その端部1
07a,107bがそれぞれシート102の左側の辺及
び右側の辺に露出している。
重ねられた後、一体的に焼結されて積層体とされる。次
に、図21に示すように、積層体の手前側及び奥側の側
面にそれぞれ入出力用外部電極111(図21では手前
側の外部電極は図示せず)が形成され、積層体の左側面
及び右側面にそれぞれグランド用外部電極112,11
3が形成される。図示しない手前側の外部電極にはコン
デンサ電極106の端部106aが接続され、奥側の外
部電極111には端部106bが接続され、グランド用
外部電極112には導体パターン103の端部103a
及びコンデンサ電極107の端部107aが接続され、
グランド用外部電極113には導体パータン103の端
部103b及びコンデンサ電極107の端部107bが
接続されている。
いて、導体パターン103とビアホール104,105
にて形成されたインダクタ導体が有するインダクタンス
と、コンデンサ電極106,107間に発生するキャパ
シタンスが組み合わされて、図4と等価のLC並列共振
回路を形成する。
クタ導体の周囲に、インダクタ導体の軸方向に対して垂
直に周回する磁束φが発生する。しかしながら、インダ
クタ導体がコンデンサ電極106,107に対して垂直
に配置されているので、磁束φがコンデンサ電極10
6,107を貫通せず、コンデンサ電極106,107
に渦電流が発生しない。この結果、渦電流損が少なく、
Qの高いLCフィルタ101が得られる。さらに、前記
第5実施形態で説明した電場及び磁場の強弱関係が本第
6実施形態にも該当し、輻射がなく、共振特性が安定す
る。
共振部品は前記実施形態に限定するものではなく、その
要旨の範囲内で種々に変更することができる。前記各実
施形態はLC並列共振回路を有する共振部品を例にして
説明しているが、LC直列共振回路を有する共振部品で
あっもよいことは言うまでもない。また、第3実施形態
の共振部品は外部電極を介してインダクタ導体とコンデ
ンサ電極を接続しているが、第2実施形態で説明したよ
うに、ビアホールを連接して形成した中継導体を外部電
極の替わりに用いてインダクタ導体とコンデンサ電極を
接続してもよい。
重ねた後、一体的に焼結するものであるが、必ずしもこ
れに限定されない。シートは予め焼結されたものを用い
てもよい。また、以下に説明する製法によってLC共振
部品を製作してもよい。すなわち、印刷等の手段により
ペースト状の絶縁体材料を塗布、乾燥して絶縁体膜を形
成した後、その絶縁体膜の表面にペースト状の導電体材
料を塗布、乾燥してコンデンサ電極やインダクタ導体を
形成する。こうして順に重ね塗りすることによって積層
構造を有する共振部品が得られる。
よれば、インダクタ導体がコンデンサ電極に対して垂直
に配置されているので、インダクタ導体を電流が流れる
ことにより発生する磁束がコンデンサ電極に渦電流を発
生させない。この結果、渦電流損が少なくなり、Qの高
いLC共振部品が得られる。
ことにより、インダクタ導体がコンデンサ電極に対して
垂直に配置されたLC共振部品を容易に形成することが
できる。さらに、インダクタ導体とコンデンサ電極の間
隔を小さくしても、Qが低下しないのでLC共振部品を
薄型化することができる。
す分解斜視図。
図。
ラフ。
す分解斜視図。
図。
示す分解斜視図。
視図。
図。
示す分解斜視図。
視図。
示す分解斜視図。
の強弱を示すグラフ。
示す分解斜視図。
87,106,107…コンデンサ電極 4,7,24,27,44,45,84,85,10
4,105…ビアホール 8,34,49,66…インダクタ導体 83,103…導体パターン
Claims (3)
- 【請求項1】 インダクタ導体とコンデンサ電極を内蔵
したLC共振部品において、 前記インダクタ導体が前記コンデンサ電極に対して垂直
に配置されていることを特徴とするLC共振部品。 - 【請求項2】 インダクタ導体がビアホールであること
を特徴とする請求項1記載のLC共振部品。 - 【請求項3】 コンデンサ電極を内蔵した絶縁体の、前
記コンデンサ電極に対して垂直に設けた孔に導電材を充
填して構成したインダクタ導体を備えたことを特徴とす
るLC共振部品。
Priority Applications (3)
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