JPH09186050A - Lc共振部品 - Google Patents
Lc共振部品Info
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Abstract
特性が優れたLC共振部品を得る。 【解決手段】 積層型LCフィルタ1は、グランド電極
3とビアホール8を設けた絶縁体シート2と、ビアホー
ル9を設けた絶縁体シート2と、コンデンサ電極4とビ
アホール10を設けた絶縁体シート2と、コンデンサ電
極5とビアホール11を設けた絶縁体シート2と、コン
デンサ電極6,7をそれぞれ設けた絶縁体シート2と、
表面の絶縁体シート2等からなる。ビアホール8〜11
は、連接してインダクタ導体12を形成することにな
る。このインダクタ導体12は、電気等価回路的にはコ
ンデンサ電極4によって分割され、ビアホール8,9に
て構成されたインダクタ導体12aと、ビアホール1
0,11にて構成されたインダクタ導体12bとされ
る。
Description
に携帯電話等の高周波電子機器に組み込まれて使用され
るLC共振部品に関する。
1及びキャパシタンスC21にて構成されたLC並列共
振回路を内蔵したLC共振部品81において、高周波側
の減衰特性を改善するには、高周波側に極を形成すれば
良いことが知られている。具体的には、インダクタンス
L22及びキャパシタンスC22にて構成されたLC直
列共振回路を内蔵したLC共振部品85を別に準備し、
このLC共振部品85とLC共振部品81を接続用導体
87,88を介して並列接続すれば、高周波側に極が形
成される。あるいは、図15に示すLC共振部品91の
ように、インダクタンスL23及びキャパシタンスC2
3にて構成されたLC並列共振回路のグランド側に、イ
ンダクタンスL24を直列に挿入しても、高周波側に極
が形成される。
部品を組み合わせて極を形成しても、あるいはLC共振
回路のグランド側にインダクタンスを挿入して極を形成
しても、高周波側のスプリアス特性が悪くなるという問
題があった。そこで、本発明の目的は、減衰特性が良
く、かつ高周波側のスプリアス特性が優れたLC共振部
品を提供することにある。
め、本発明に係るLC共振部品は、減衰特性において共
振周波数より高周波側に極を形成すると共に高周波側の
スプリアスを改善するため、直列共振回路と並列共振回
路を1チップに内蔵したことを特徴とする。また、本発
明に係るLC共振部品は、コンデンサ電極で分割された
インダクタ導体の一方のインダクタ導体が直列共振回路
のインダクタンスを構成し、他方のインダクタ導体が並
列共振回路のインダクタンスを構成していることを特徴
とする。
列共振回路を構成するインダクタ導体又は並列共振回路
を構成するインダクタ導体の少なくともいずれか一方の
インダクタ導体が、直列共振回路及び並列共振回路を構
成するコンデンサ電極に対して垂直に配置されているこ
とを特徴とする。
と並列共振回路を内蔵し、これら直列共振回路と並列共
振回路を、入出力電極とグランド電極間に並列になるよ
うに組み合わせることにより、減衰特性において共振周
波数より高周波側に極が形成され、かつ、高周波側のス
プリアスが改善される。
の実施形態について添付図面を参照して説明する。 [第1実施形態、図1〜図5]図1に示すように、積層
型LCフィルタ1は、グランド電極3を表面に設けると
共にこのグランド電極3に接続したビアホール8を中央
部に設けた絶縁体シート2と、ビアホール9を中央部に
設けた絶縁体シート2と、コンデンサ電極4を表面に設
けると共にこのコンデンサ電極4に接続したビアホール
10を中央部に設けた絶縁体シート2と、コンデンサ電
極5を表面に設けると共にこのコンデンサ電極5に接続
しないビアホール11を中央部に設けた絶縁体シート2
と、コンデンサ電極6,7をそれぞれ表面に設けた絶縁
体シート2と、表面の絶縁体シート2等からなる。
末を結合剤等と一緒に混練したものをシート状にしたも
のである。各電極3〜7はAg,Pd,Cu,Au,A
g−Pd等からなり、印刷等の手段により形成される。
また、ビアホール8〜11はAg,Pd,Cu,Au,
Ag−Pd等の導電性ペーストを予め絶縁体シート2に
設けた穴に充填することによって形成される。
2の左側の辺に露出している。コンデンサ電極4は、そ
の端部4aがシート2の右側の辺に露出している。コン
デンサ電極5は、その端部5aがシート2の左側の辺に
露出し、中央部に円形(あるいは方形)のギャップ5b
を形成してビアホール11から所定寸法離れている。コ
ンデンサ電極6は、シート2の外周縁部を残してシート
表面に設けられている。コンデンサ電極7は、その端部
7aがシート2の左側の辺に露出している。
タ導体12を形成することになる。ビアホール11の下
部先端面11aは、コンデンサ電極6の中央部に直接に
接続することになる。ビアホール9は軸方向に長尺状の
ものであり、第1実施形態の場合、ビアホール9の軸方
向がシート厚み方向に平行になるように、ビアホール9
をシート2に形成している。但し、ビアホール9の形成
方法はこれに限るものではなく、例えば、薄いシートに
ビアホールを形成し、この薄いシートを複数枚積層させ
ることによりそれぞれのシートに形成したビアホールを
連接させてもよい。
はコンデンサ電極4によって分割され、インダクタンス
L1を有するインダクタ導体12aと、インダクタンス
L2を有するインダクタ導体12bとされる。インダク
タ導体12aはビアホール8,9にて構成され、インダ
クタ導体12bはビアホール10,11にて構成され
る。
られた後、一体的に焼結されて積層体とされる。次に、
図2及び図3に示すように、積層体の左側及び右側の側
面にそれぞれグランド用外部電極15、入出力用外部電
極16が形成される。外部電極15,16は、塗布焼
付、スパッタリング、あるいは蒸着等の手段により形成
される。グランド用外部電極15にはグランド電極3の
端部3aとコンデンサ電極5,7の端部5a,7aが接
続され、入出力用外部電極16にはコンデンサ電極4の
端部4aが接続されている。
フィルタ1において、ビアホール8,9にて構成された
インダクタ導体12aが有するインダクタンスL1とコ
ンデンサ電極4,5間に発生するキャパシタンスC1が
組み合わされてLC並列共振回路を形成し、ビアホール
10,11にて構成されたインダクタ導体12bが有す
るインダクタンスL2とコンデンサ電極6,5,7間に
発生するキャパシタンスC2が組み合わされてLC直列
共振回路を形成する。LC並列共振回路とLC直列共振
回路は、入出力用外部電極16とグランド用外部電極1
5間に、並列関係で接続されている。従って、このLC
フィルタ1は、1チップ内にLC並列共振回路とLC直
列共振回路を内蔵しており、その減衰特性は、図5に示
すように、共振周波数f0より高周波側の位置Aに極が
形成され、かつ、高周波側のスプリアスが改善されたも
のになる。図5には、比較のために、LC並列共振回路
を有した部品とLC直列共振回路を有した部品を組み合
わせた従来のLCフィルタの減衰特性も示している(一
点鎖線19参照)。
流が流れると、インダクタ導体12a,12bの周囲
に、インダクタ導体12a,12bの軸方向に対して垂
直に周回する磁束φが発生する。しかしながら、インダ
クタ導体12a,12bとコンデンサ電極4〜7が垂直
に配置されているので、磁束φがコンデンサ電極4〜7
を貫通せず、コンデンサ電極4〜7に渦電流が発生しな
い。この結果、渦電流損が少なく、Qの高いLCフィル
タ1が得られる。また、インダクタ導体12a,12b
とコンデンサ電極4,6が、接続用導体を介することな
く積層体内で直接に接続されるので、接続用導体自身が
有するインダクタンス成分の影響を抑えることができる
と共に、耐シールド性、輻射性能が向上し、良好なスプ
リアス特性を有するフィルタとなる。
コンデンサ電極4,6の中央部に接続するようにしてい
るため、コンデンサ電極4,6自身が有するインダクタ
ンス成分の影響を最小にすることができ、より一層のス
プリアス特性の改善を図ることができる。
ように、積層型LCフィルタ21は、グランド電極23
を表面に設けると共にこのグランド電極23に接続した
ビアホール27を右寄りの位置に設けた絶縁体シート2
2と、ビアホール28を右寄りの位置に設けた絶縁体シ
ート22と、ビアホール29を右寄りの位置に設けると
共にビアホール30bを左寄りの位置に設けた絶縁体シ
ート22と、コンデンサ電極24,25を右寄りの位置
及び左寄りの位置に設けた絶縁体シート22と、コンデ
ンサ電極26を表面に設けた絶縁体シート22と、表面
の絶縁体シート22等からなる。
ート22の左側の辺に露出している。コンデンサ電極2
4は、その端部24aがシート22の右側の辺に露出し
ている。コンデンサ電極25はいずれの電極にも接続さ
れておらず、その外周縁部はシート22の外周辺に露出
していない。コンデンサ電極26は、その端部26aが
シート22の左側の辺に露出している。
タ導体30aを形成し、ビアホール30bは単独でイン
ダクタ導体30bを形成することになる。ビアホール2
9の下部先端面29aはコンデンサ電極24の中央部に
直接に接続することになる。インダクタ導体30aの軸
方向は、シート22の厚み方向に平行である。一方、イ
ンダクタ導体30bの軸方向は、シート22の厚み方向
に対して垂直である。インダクタ導体30bの両端部は
それぞれコンデンサ電極24,25に接続される。すな
わち、電気等価回路的には、インダクタ導体30aとイ
ンダクタ導体30bはコンデンサ電極24によって分割
された構造となっており、インダクタ導体30aはイン
ダクタンスL5を有し、インダクタ導体30bはインダ
クタンスL6を有している。
られた後、一体的に焼結されて積層体とされる。次に、
図7に示すように、積層体の左側及び右側の側面にそれ
ぞれグランド用外部電極42,入出力用外部電極43が
形成される。グランド用外部電極42にはグランド電極
23の端部23aとコンデンサ電極26の端部26aが
接続され、入出力用外部電極43にはコンデンサ電極2
4の端部24aが接続されている。
フィルタ21において、ビアホール27〜29にて構成
されたインダクタ導体30aが有するインダクタンスL
5とコンデンサ電極24,26間に発生するキャパシタ
ンスC5が組み合わされてLC並列共振回路を形成し、
インダクタ導体30bが有するインダクタンスL6とコ
ンデンサ電極25,26間に発生するキャパシタンスC
6が組み合わされてLC直列共振回路を形成する。LC
並列共振回路とLC直列共振回路は、入出力用外部電極
43とグランド用外部電極42間に並列関係で接続され
ている。
プ内にLC並列共振回路とLC直列共振回路を内蔵して
おり、その減衰特性は、共振周波数より高周波側に極が
形成され、かつ、高周波側のスプリアスが改善されたも
のになる。
すように、積層型LCフィルタ41は、グランド電極4
3及びこのグランド電極43に接続したビアホール5
3,63を設けた絶縁体シート42と、ビアホール5
4,64を設けた絶縁体シート42と、コンデンサ電極
44,45,46及びビアホール55,56を設けた絶
縁体シート42と、コンデンサ電極47,48とこのコ
ンデンサ電極47,48に接続したビアホール56,6
6を設けた絶縁体シート42と、コンデンサ電極49及
びビアホール57,67を設けた絶縁体シート42と、
コンデンサ電極50,51を設けた絶縁体シート42
と、コンデンサ電極52を設けた絶縁体シート42と、
表面の絶縁体シート42等からなる。
3bがそれぞれシート42の手前側の辺及び奥側の辺に
露出している。コンデンサ電極44は、その端部44a
がシート42の左側の辺に露出している。コンデンサ電
極45はいずれの電極にも接続されておらず、その外周
縁部はシート42の外周辺に露出していない。コンデン
サ電極46は、その端部46aがシート42の右側の辺
に露出している。コンデンサ電極47,48及び50,
51はいずれの電極にも接続されておらず、その外周縁
部はシート42の外周辺に露出していない。コンデンサ
電極49,52は、それぞれの端部49a,49b、5
2a,52bがシート42の手前側の辺及び奥側の辺に
露出している。そして、コンデンサ電極49は、ビアホ
ール57,67とその周辺部を残した円形(あるいは方
形)のギャップ49c,49dを有している。
67は、それぞれ連接してインダクタ導体58,68を
形成することになる。インダクタ導体58は、電気等価
回路的には、コンデンサ電極47によって分割され、イ
ンダクタンスL11を有するインダクタ導体58aと、
インダクタンスL12を有するインダクタ導体58bと
される。インダクタ導体58aはビアホール53,5
4,55にて構成され、インダクタ導体58bはビアホ
ール56,57にて構成される。同様にして、インダク
タ導体68は、電気等価回路的にはコンデンサ電極48
によって分割され、インダクタンスL13を有するイン
ダクタ導体68aと、インダクタンスL14を有するイ
ンダクタ導体68bとされる。インダクタ導体68aは
ビアホール63,64,65にて構成され、インダクタ
導体68bはビアホール66,67にて構成される。
ねられた後、一体的に焼結されて積層体とされる。次
に、図10及び図11に示すように、積層体の左側及び
右側の側面にそれぞれ入出力用外部電極71,72が形
成され、手前側及び奥側の側面にそれぞれグランド用外
部電極73,74が形成される。入出力用外部電極71
にはコンデンサ電極44の端部44aが接続され、入出
力用外部電極72にはコンデンサ電極46の端部46a
が接続され、グランド用外部電極73にはグランド電極
43の端部43a及びコンデンサ電極49,52の端部
49a,52aが接続され、グランド用外部電極74に
はグランド電極43の端部43b及びコンデンサ電極4
9,52の端部49b,52bが接続されている。
Cフィルタ41において、インダクタ導体58aが有す
るインダクタンスL11とコンデンサ電極47,49間
に発生するキャパシタンスC11が組み合わされてLC
並列共振回路を形成し、インダクタ導体58bが有する
インダクタンスL12とコンデンサ電極49,50,5
2間に発生するキャパシタンスC12が組み合わされて
LC直列共振回路を形成する。
るインダクタンスL13とコンデンサ電極48,49間
に発生するキャパシタンスC13が組み合わされてLC
並列共振回路を形成し、インダクタ導体68bが有する
インダクタンスL14とコンデンサ電極49,51,5
2間に発生するキャパシタンスC14が組み合わされて
LC直列共振回路を形成する。
入出力用外部電極71,72とグランド用外部電極7
3,74間に並列関係で接続されている。また、コンデ
ンサ電極44,47間に発生するキャパシタンスC1
5、コンデンサ電極45,47,48間に発生するキャ
パシタンスC16及びコンデンサ電極46,48間に発
生するキャパシタンスC17はそれぞれ結合コンデンサ
として利用される。
第1実施形態のLCフィルタを2個備え、この2個のL
Cフィルタを入出力用外部電極71−72間に3個の結
合コンデンサを介して2段結合したものである。従っ
て、このLCフィルタ41は、前記第1実施形態のLC
フィルタ1と比較して、より急峻なフィルタ特性を得る
ことができる。
共振部品は前記実施形態に限定するものではなく、その
要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、
前記第1実施形態において、コンデンサ電極4を表面に
設けた絶縁体シート2の替わりに、図13に示した2枚
の絶縁体シート2を用いてもよい。この2枚の絶縁体シ
ート2は、それぞれ入出力引出し電極75を表面に設け
ると共にビアホール77を中央部に設けた絶縁体シート
2と、コンデンサ電極76を表面に設けると共にこのコ
ンデンサ電極76に接続したビアホール78を中央部に
設けた絶縁体シート2である。入出力引出し電極75と
コンデンサ電極76は容量性結合をしている。引出し電
極75の端部75aはシート2の右側の辺に露出してい
る。ビアホール77,78は他のビアホール8,9,1
1と連接し、ビアホール8,9,77にてインダクタ導
体12aを構成し、ビアホール78,11にてインダク
タ導体12bを構成することになる。
にして説明したが、量産の場合には複数の電極が形成さ
れたマザーシートの状態で生産されることは言うまでも
ない。この場合、マザーシートを積み重ねた後、所定の
製品のサイズ毎に切り出される。さらに、前記実施形態
は、シートを積み重ねた後、一体的に焼結するものであ
るが、必ずしもこれに限定されない。シートは予め焼結
されたものを用いてもよい。また、以下に説明する製法
によってLC共振部品を生産してもよい。印刷等の手段
によりペースト状の絶縁体材料を塗布、乾燥して絶縁体
膜を形成した後、その絶縁体膜の表面にペースト状の導
電体材料を塗布、乾燥してコンデンサ電極やインダクタ
導体を形成する。こうして順に重ね塗りすることによっ
て積層構造を有する共振部品が得られる。
よれば、1チップ内に直列共振回路と並列共振回路を内
蔵したので、共振周波数より高周波側に極が形成され、
かつ、高周波側のスプリアスが改善された減衰特性を有
するLC共振部品が得られる。また、コンデンサ電極で
分割されたインダクタ導体の一方のインダクタ導体が直
列共振回路のインダクタンスを構成し、他方のインダク
タ導体が並列共振回路のインダクタンスを構成している
ので、インダクタ導体とコンデンサ電極が、接続用導体
を介することなく積層体内で直接に接続され、接続用導
体自身が有するインダクタンス成分の影響を抑えること
ができると共に、耐シールド性、輻射性能が向上し、良
好なスプリアス特性を有するLC共振部品となる。
タ導体又は並列共振回路を構成するインダクタ導体の少
なくともいずれか一方のインダクタ導体が、直列共振回
路及び並列共振回路を構成するコンデンサ電極に対して
垂直に配置されているので、インダクタ導体に電流が流
れることによって発生する磁束がコンデンサ電極を貫通
せず、コンデンサ電極に渦電流が発生しない。この結
果、渦電流損が少なく、Qの高いLC共振部品が得られ
る。
す分解斜視図。
図。
ラフ。
す分解斜視図。
す分解斜視図。
図。
図。
図。
8a,68b…インダクタ導体
Claims (3)
- 【請求項1】 減衰特性において共振周波数より高周波
側に極を形成すると共に高周波側のスプリアスを改善す
るため、直列共振回路と並列共振回路を1チップに内蔵
したことを特徴とするLC共振部品。 - 【請求項2】 コンデンサ電極で分割されたインダクタ
導体の一方のインダクタ導体が直列共振回路のインダク
タンスを構成し、他方のインダクタ導体が並列共振回路
のインダクタンスを構成していることを特徴とする請求
項1記載のLC共振部品。 - 【請求項3】 直列共振回路を構成するインダクタ導体
又は並列共振回路を構成するインダクタ導体の少なくと
もいずれか一方のインダクタ導体が、直列共振回路及び
並列共振回路を構成するコンデンサ電極に対して垂直に
配置されていることを特徴とする請求項1記載のLC共
振部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34304195A JP3419187B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 積層型lc共振部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34304195A JP3419187B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 積層型lc共振部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09186050A true JPH09186050A (ja) | 1997-07-15 |
JP3419187B2 JP3419187B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=18358489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34304195A Expired - Lifetime JP3419187B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 積層型lc共振部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3419187B2 (ja) |
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-
1995
- 1995-12-28 JP JP34304195A patent/JP3419187B2/ja not_active Expired - Lifetime
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