JPH09229119A - 回転時の端末部のふくらみを抑える対策を施したコイルドウェーブスプリング - Google Patents
回転時の端末部のふくらみを抑える対策を施したコイルドウェーブスプリングInfo
- Publication number
- JPH09229119A JPH09229119A JP8033641A JP3364196A JPH09229119A JP H09229119 A JPH09229119 A JP H09229119A JP 8033641 A JP8033641 A JP 8033641A JP 3364196 A JP3364196 A JP 3364196A JP H09229119 A JPH09229119 A JP H09229119A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- wave spring
- projection
- coiled wave
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000008961 swelling Effects 0.000 title abstract 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 abstract description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 2
- 238000005476 soldering Methods 0.000 abstract 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 強い遠心力がかかっても座巻部が外側へふく
らまないようにしたコイルドウェーブスプリングを提供
すること。 【解決手段】 コイルの中心軸を中心として回転したと
き、端末部2が外部に突出しないような構造を有するコ
イルドウェーブスプリング1。具体的には、端末部2を
隣接する板に接合、または係合する。端末部2の外角を
削除する。端末を内側に弯曲させる。端末部を二重以上
の並列巻きにすることである。
らまないようにしたコイルドウェーブスプリングを提供
すること。 【解決手段】 コイルの中心軸を中心として回転したと
き、端末部2が外部に突出しないような構造を有するコ
イルドウェーブスプリング1。具体的には、端末部2を
隣接する板に接合、または係合する。端末部2の外角を
削除する。端末を内側に弯曲させる。端末部を二重以上
の並列巻きにすることである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコイルドウェーブス
プリング、特に、コイルの中心軸を中心として回転する
場所に用いるのに適するコイルドウェーブスプリングに
関する。
プリング、特に、コイルの中心軸を中心として回転する
場所に用いるのに適するコイルドウェーブスプリングに
関する。
【0002】
【従来の技術】コイルドウェーブスプリング1は普通、
図6に示すように、波形にしたリボンを、その山10と
谷11とが接触するようにコイルに巻いたものであり、
巻始めと巻終りは波形にしないで平らなコイルに巻き、
座巻き3とし、端末部2で終っている。
図6に示すように、波形にしたリボンを、その山10と
谷11とが接触するようにコイルに巻いたものであり、
巻始めと巻終りは波形にしないで平らなコイルに巻き、
座巻き3とし、端末部2で終っている。
【0003】このコイルドウェーブスプリング1は取り
付けスペースが小さくて済むうえに、短いストロークで
大きな支持力が得られるので、例えば自動車のトランス
ミッションの部品として用いるのに適している。しか
し、トランスミッションのように速い回転運動をする所
に用いるとコイルに作用する遠心力によって座巻き部3
の端末部2が外周にふくらんで、このスプリング1の外
周部にある他の部材と接触し、その磨擦によって、部材
を損傷させることがあった。
付けスペースが小さくて済むうえに、短いストロークで
大きな支持力が得られるので、例えば自動車のトランス
ミッションの部品として用いるのに適している。しか
し、トランスミッションのように速い回転運動をする所
に用いるとコイルに作用する遠心力によって座巻き部3
の端末部2が外周にふくらんで、このスプリング1の外
周部にある他の部材と接触し、その磨擦によって、部材
を損傷させることがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、強い遠心力
が作用しても座巻部がふくらまないようにしたコイルド
ウェーブスプリングを提供しようとするものである。
が作用しても座巻部がふくらまないようにしたコイルド
ウェーブスプリングを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は特許請求の範囲に記載されたとおりの
コイルドウェーブスプリングである。すなわち、コイル
の中心軸を中心として回転したとき、端末部が外部にふ
くらむのを防止する構造を有するコイルドウェーブスプ
リングである。
の本発明の構成は特許請求の範囲に記載されたとおりの
コイルドウェーブスプリングである。すなわち、コイル
の中心軸を中心として回転したとき、端末部が外部にふ
くらむのを防止する構造を有するコイルドウェーブスプ
リングである。
【0006】端末部が外部にふくらむのを防止する手段
としては(1)端末部を隣接する板に接合するか係合す
る。(2)端末部の外角を削除するか、端末部をコイル
の内側へ弯曲させることである。(3)また、端末部が
二重以上の並列巻きになっていてもよい。
としては(1)端末部を隣接する板に接合するか係合す
る。(2)端末部の外角を削除するか、端末部をコイル
の内側へ弯曲させることである。(3)また、端末部が
二重以上の並列巻きになっていてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】端末部を隣接する板に接合する手
段は、例えば図1に示すように、スプリング1の山10
に隣接している座巻き部3の端末部2を溶接して端末部
を山10に固着したものである。溶接のかわりにろう付
(4)でもよい。こうすることによって遠心力が作用し
ても、端末部2がコイルの外周へ突出することがなくな
る。
段は、例えば図1に示すように、スプリング1の山10
に隣接している座巻き部3の端末部2を溶接して端末部
を山10に固着したものである。溶接のかわりにろう付
(4)でもよい。こうすることによって遠心力が作用し
ても、端末部2がコイルの外周へ突出することがなくな
る。
【0008】図2は平らな座巻き3の端末部2に孔5を
あけ、これに隣接するスプリング1の本体の山10の先
端に、上記孔5に係合できる突起6を設けたものであ
る。端末部2は波形の山10と接触し、押圧されている
ので突起6が孔5に係合し、端末部2が遠心力によって
山10より外周に突出することがない。
あけ、これに隣接するスプリング1の本体の山10の先
端に、上記孔5に係合できる突起6を設けたものであ
る。端末部2は波形の山10と接触し、押圧されている
ので突起6が孔5に係合し、端末部2が遠心力によって
山10より外周に突出することがない。
【0009】図3は、端末部2の外角部分すなわち、点
線で示した部分7を削除することによって、端末部2が
多少、外周へふくらむような変形をしても、外周に突出
する部分がないようにした例である。またこの削除部分
7の質量だけ端末部が軽いので、作用する遠心力も小さ
く、それによる端末部2の変形も小さいという効果もあ
る。
線で示した部分7を削除することによって、端末部2が
多少、外周へふくらむような変形をしても、外周に突出
する部分がないようにした例である。またこの削除部分
7の質量だけ端末部が軽いので、作用する遠心力も小さ
く、それによる端末部2の変形も小さいという効果もあ
る。
【0010】図4は、もともと点線で示した位置にある
端末部2を内側に弯曲させた例である。こうすることに
よって端末部2の外角は外周に突出することがなくな
る。
端末部2を内側に弯曲させた例である。こうすることに
よって端末部2の外角は外周に突出することがなくな
る。
【0011】図5は、座巻き部分3を並列巻き部分9と
したものである。この例では二重巻きになっているが、
これは二重以上に巻いてもよい。このように並列重ねす
ることによって、曲げによる変形を相互に拘束し、端末
部2が外周に突出するのを防ぐ。また座巻き3が波形に
なっていると、接触部分の摩擦力が大きくなるので効果
が一層大である。
したものである。この例では二重巻きになっているが、
これは二重以上に巻いてもよい。このように並列重ねす
ることによって、曲げによる変形を相互に拘束し、端末
部2が外周に突出するのを防ぐ。また座巻き3が波形に
なっていると、接触部分の摩擦力が大きくなるので効果
が一層大である。
【0012】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のコイル
ドウェーブスプリングは、端末2が外周に突出すること
がないので、大きな遠心力が作用する所に用いてもその
外周の部材を損傷することがない。
ドウェーブスプリングは、端末2が外周に突出すること
がないので、大きな遠心力が作用する所に用いてもその
外周の部材を損傷することがない。
【図1】コイルドウェーブスプリングの端末部を溶接ま
たはろう接をした部分の説明図。
たはろう接をした部分の説明図。
【図2】同じく、端末部を係合させた部分の説明図。
【図3】同じく、端末部の外角を削除した部分の説明
図。
図。
【図4】同じく、端末部を内側に弯曲させた部分の説明
図。
図。
【図5】同じく、端末部を並列巻きにした部分の説明
図。
図。
【図6】コイルドウェーブスプリングの一例の説明図。
1 コイルドウェーブスプリング 2 端末部 3 座巻 4 溶接またはろう付部分 5 孔 6 突起 7 切削部 8 弯曲部 9 並列巻き部 10 山 11 谷
Claims (4)
- 【請求項1】コイルの中心軸を中心として回転したと
き、端末部が外部に突出しないような構造を有すること
を特徴とするコイルドウェーブスプリング。 - 【請求項2】端末部が隣接する板に接合または係合され
ていることを特徴とする請求項1記載のコイルドウェー
ブスプリング。 - 【請求項3】端末部の外角が削除されるか、内側に弯曲
していることを特徴とする請求項1記載のコイルドウェ
ーブスプリング。 - 【請求項4】端末部が二重以上の並列巻きになっている
ことを特徴とする請求項1記載のコイルドウェーブスプ
リング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8033641A JPH09229119A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 回転時の端末部のふくらみを抑える対策を施したコイルドウェーブスプリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8033641A JPH09229119A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 回転時の端末部のふくらみを抑える対策を施したコイルドウェーブスプリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09229119A true JPH09229119A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12392082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8033641A Pending JPH09229119A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | 回転時の端末部のふくらみを抑える対策を施したコイルドウェーブスプリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09229119A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11257393A (ja) * | 1998-03-09 | 1999-09-21 | Matsumura Koki Kk | ウエイブリングスプリング |
JPH11325283A (ja) * | 1998-05-11 | 1999-11-26 | Koyo Seiko Co Ltd | 逆止弁 |
JP2001003969A (ja) * | 1999-06-23 | 2001-01-09 | Suncall Corp | 波形ばね |
JP2002174282A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-21 | Piolax Inc | ウエーブコイルばね |
JP2006515049A (ja) * | 2003-01-16 | 2006-05-18 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 非常に高い温度で使用するための板状内部構造を備えたシール継手 |
JP2010204660A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Harting Electric Gmbh & Co Kg | 光導波体用コネクタ |
WO2010137639A1 (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-02 | 株式会社パイオラックス | 波形コイルばね |
JP2013520308A (ja) * | 2010-02-24 | 2013-06-06 | アプター フランス エスアーエス | 流体ディスペンサ部材及び当該流体ディスペンサ部材を含む流体ディスペンサ装置 |
JP2017227241A (ja) * | 2016-06-21 | 2017-12-28 | 株式会社昌和発條製作所 | 圧縮型コイルばね |
KR20190103815A (ko) * | 2018-02-28 | 2019-09-05 | 이씨에스프라임 주식회사 | 통합 컨트롤 다이얼 장치 |
WO2020209386A1 (ja) * | 2019-04-11 | 2020-10-15 | 日本発條株式会社 | 可撓部材 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS468492Y1 (ja) * | 1966-08-18 | 1971-03-25 | ||
JPS5058155U (ja) * | 1973-09-27 | 1975-05-30 | ||
JPH0554833U (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-23 | サンコール株式会社 | 波形ばね |
JPH0567836U (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-10 | 加藤発条株式会社 | ウエーブコイルスプリング |
JPH076537U (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-31 | 加藤発条株式会社 | ウエーブコイルスプリング |
-
1996
- 1996-02-21 JP JP8033641A patent/JPH09229119A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS468492Y1 (ja) * | 1966-08-18 | 1971-03-25 | ||
JPS5058155U (ja) * | 1973-09-27 | 1975-05-30 | ||
JPH0554833U (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-23 | サンコール株式会社 | 波形ばね |
JPH0567836U (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-10 | 加藤発条株式会社 | ウエーブコイルスプリング |
JPH076537U (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-31 | 加藤発条株式会社 | ウエーブコイルスプリング |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11257393A (ja) * | 1998-03-09 | 1999-09-21 | Matsumura Koki Kk | ウエイブリングスプリング |
JPH11325283A (ja) * | 1998-05-11 | 1999-11-26 | Koyo Seiko Co Ltd | 逆止弁 |
JP2001003969A (ja) * | 1999-06-23 | 2001-01-09 | Suncall Corp | 波形ばね |
JP2002174282A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-21 | Piolax Inc | ウエーブコイルばね |
JP2006515049A (ja) * | 2003-01-16 | 2006-05-18 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 非常に高い温度で使用するための板状内部構造を備えたシール継手 |
JP2010204660A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Harting Electric Gmbh & Co Kg | 光導波体用コネクタ |
WO2010137639A1 (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-02 | 株式会社パイオラックス | 波形コイルばね |
JP5134728B2 (ja) * | 2009-05-29 | 2013-01-30 | 株式会社パイオラックス | 波形コイルばね |
JP2013520308A (ja) * | 2010-02-24 | 2013-06-06 | アプター フランス エスアーエス | 流体ディスペンサ部材及び当該流体ディスペンサ部材を含む流体ディスペンサ装置 |
JP2017227241A (ja) * | 2016-06-21 | 2017-12-28 | 株式会社昌和発條製作所 | 圧縮型コイルばね |
KR20190103815A (ko) * | 2018-02-28 | 2019-09-05 | 이씨에스프라임 주식회사 | 통합 컨트롤 다이얼 장치 |
WO2020209386A1 (ja) * | 2019-04-11 | 2020-10-15 | 日本発條株式会社 | 可撓部材 |
JP2020172001A (ja) * | 2019-04-11 | 2020-10-22 | 日本発條株式会社 | 可撓部材 |
CN113677487A (zh) * | 2019-04-11 | 2021-11-19 | 日本发条株式会社 | 可挠构件 |
US12098755B2 (en) | 2019-04-11 | 2024-09-24 | Nhk Spring Co., Ltd. | Flexible member |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09229119A (ja) | 回転時の端末部のふくらみを抑える対策を施したコイルドウェーブスプリング | |
EP1326043B1 (en) | Flexible tube | |
JPH07335193A (ja) | バッテリーターミナル | |
US5915677A (en) | Circular plate spring | |
US6299403B1 (en) | Spare tire carrier | |
EP0558064B1 (en) | Exhaust purifying device | |
JP2001342825A (ja) | 内燃機関の触媒コンバータ | |
JPH11270605A (ja) | コイルばね | |
JP3112419B2 (ja) | 相対回転部材間継電装置 | |
JP2602896Y2 (ja) | 捩り振動低減装置 | |
JP2899872B2 (ja) | 吸気管用消音器の取り付け構造 | |
JP3117518B2 (ja) | カム軸 | |
JP3273894B2 (ja) | 熱交換器 | |
JPH08293715A (ja) | 摺動接点構造およびそれを用いた伸縮導電装置 | |
JP2593559B2 (ja) | 自動車のステアリング軸部用伝送装置 | |
JP2661365B2 (ja) | スペーサを用いた連結部構造 | |
JPH08262926A (ja) | 感光体ドラムのアース板構造 | |
JPS5836213Y2 (ja) | 小型モ−タ | |
JPH0753029Y2 (ja) | 締付けバンド | |
JPH1155894A (ja) | モータ | |
JP3324709B2 (ja) | プラグ端子 | |
JP4018248B2 (ja) | 自動車用ディスクホイール | |
JPH01148621A (ja) | プロペラシャフト内の厚紙の固定方法 | |
JP3002695U (ja) | 車両のステアリング用伝送装置 | |
JP3390192B2 (ja) | バランスピース取付方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050329 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050719 |