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JPH09228706A - ステアリングロック装置 - Google Patents

ステアリングロック装置

Info

Publication number
JPH09228706A
JPH09228706A JP4002996A JP4002996A JPH09228706A JP H09228706 A JPH09228706 A JP H09228706A JP 4002996 A JP4002996 A JP 4002996A JP 4002996 A JP4002996 A JP 4002996A JP H09228706 A JPH09228706 A JP H09228706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
rotor
key cylinder
pin
housing case
Prior art date
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Application number
JP4002996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3470844B2 (ja
Inventor
Toshikazu Kiso
寿和 木曽
Takefumi Kurata
剛文 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpha Corp filed Critical Alpha Corp
Priority to JP04002996A priority Critical patent/JP3470844B2/ja
Publication of JPH09228706A publication Critical patent/JPH09228706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3470844B2 publication Critical patent/JP3470844B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 不正な解錠操作によるロッキングロッドの解
錠位置への移動を阻止するステアリングロック装置の提
供。 【解決手段】 ケーシング11内で軸方向に移動可能に
配置され、ハウジングスプリングで外方に付勢されたハ
ウジングケース12内に回転可能に収容されたキーシリ
ンダ16及び、それに係合するロータ23を備える。ロ
ータはフランジ部43とカム44を有し、カムによって
上下に操作されるハンガ53及びハンガーに係合するロ
ッキングロッド18と、ハンガを固定するピン56とか
らなる。キー28を解錠位置から解錠位置に回動する
と、ピンはロータの縁部に係止され、ハンガとロッキン
グロッドは解錠位置に保持される。キーをキーシリンダ
から抜き取ると、キーシリンダ及びロータの軸方向の移
動にともない、ピンがロータ縁部より外れ、ハンガ及び
ロッキングロッドが施錠位置に移動し、外部からの衝撃
等によってもピンのロータ縁部への係止は阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロック装置、特
に自動車のステアリングシャフトの回転を制御するステ
アリングロック装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭61ー295154号公報
に示されるように、自動車のステアリングシャフトとイ
グニッションスイッチとを同時に制御するステアリング
ロックが使用されている。このステアリングロックは、
フレーム内に収容されかつキーにより施錠位置及び解錠
位置間で回転されるキーシリンダと、キーシリンダと共
に回転されるカムと、ステアリングシャフトに係合する
施錠位置とこの係合が解除される解錠位置との間でカム
とスプリングにより移動されるロッキングロッドと、カ
ムの後方に作動連結されたイグニッションスイッチとを
有する。
【0003】キーシリンダにキーを挿入して回転する
と、キーは、ロック位置、オフ位置、ACC位置、オン
位置、スタータモータを作動するスタート位置の各位置
に順次回転することができる。ロック位置でキーを抜き
取ると、キーシリンダの回転が不能となりイグニッショ
ンスイッチの作動を禁止すると共に、ロッキングロッド
がステアリングシャフトと係合し、ステアリングシャフ
トの回転が阻止され盗難防止が図られている。
【0004】例えば、特公平3−730号公報に示され
るように、ステアリングロック装置内に揺動レバーを設
けてステアリングロック装置内に挿入するキーを検出す
るスイッチ装置は公知である。このスイッチ装置では、
シリンダ錠と、シリンダ錠のキー挿入溝と直交する位置
に係合子を設け、係合子の一端をキー挿入溝内に臨ませ
ると共に係合子の他端をシリンダ錠の外部に中間部を軸
支して設けた揺動部材の短挺側端部と接触させ、揺動部
の長挺側端部をスイッチの可動子に接離自在とし、キー
をシリンダ錠に挿入又は抜取りしたときに、係合子の動
作を揺動部材によって拡大して可動子に伝えてスイッチ
を作動させる。このスイッチ装置では、キーの挿入又は
抜取りにより係合子の動作を揺動部材により拡大してス
イッチの開閉を確実に行う利点がある。
【0005】特開平1−250577号公報にはキーの
挿入時にキーシリンダが長さ方向に移動してキーの挿入
を検出できると共に部品数の少ないステアリングロック
装置が開示されている。このステアリングロック装置で
は、キー検知レバーを使用してキーの挿入によりキーシ
リンダを大きな移動ストロークで移動することができ、
イグニッションスイッチ装置に内蔵されたキー検知スイ
ッチを確実に作動することができる。
【0006】現在の自動車では、特開平2−3561号
公報に示されるように、ステアリングロック装置へのキ
ーの挿入時にステアリングロック装置内に設けられたキ
ーシリンダが内側に移動する構造が提案されている。こ
の公知のステアリングロック装置はキーの挿入時にキー
シリンダが内側に移動してイグニッションスイッチ内の
スイッチによってキーの挿入を検出する。また、キーの
回転によって解錠位置に移動したロッキングロッドは、
係止ロッドによってキーがステアリングロック装置から
抜き取られるまで解錠位置に保持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のステアリングロ
ック装置では、特殊工具をキーシリンダに挿入してロー
タのフランジ部を押圧位置に移動した後、ステアリング
ロック装置に衝撃を加えると、ロッキングロッドが解錠
位置に移動し、このため、ピンはロータのフランジ部の
上方に係止され、ロッキングロッドが解錠位置に不正に
保持される危険がある。
【0008】そこで、施錠状態で衝撃を加えても、ロッ
キングロッドが解錠位置に保持されないステアリングロ
ック装置を開発する必要がある。例えば、特公平63−
16296号公報には、駆動カム又は摺動部材のいずれ
か一方に突出方向に付勢されかつ出没可能に支持された
阻止部材を設けたステアリングロック装置が開示されて
いる。このステアリングロック装置では、阻止部材はロ
ーターが回動されずにロックボルトの解錠方向への移動
を駆動カム又は摺動部材の他方に係合することにより阻
止している。しかしながら、このステアリングロック装
置ではキーのキーシリンダへの挿入時にキーシリンダが
軸方向に移動しないため、キーシリンダが軸方向に移動
するステアリングロック装置に対して前記不正解錠を防
止するには基本構造を変更しなければならない。また、
実開平4−74163号公報に示されるように、ピンに
よりロック部材に回動可能にストッパ部を取り付けて、
施錠位置においてストッパ部をカム部材の係止凸部に係
合させると共にキーによる回転時にカム部材の係止凸部
とストッパ部との係合を解除するステアリングロック装
置も知られている。しかしながら、このステアリングロ
ック装置もキーの挿入時にキーシリンダが軸方向に移動
せず、ストッパ部を特別に増設しなければならない。
【0009】そこで、この発明はキーの挿入時にキーシ
リンダが軸方向に移動し、キーシリンダを解錠位置に回
転したときにロッキングロッドを解錠位置に保持すると
共に、施錠状態において衝撃が加えられたときにロッキ
ングロッドの解錠位置への移動を阻止できるステアリン
グロック装置を提供することを目的とする。
【0010】また、この発明はキーの挿入時にキーシリ
ンダが軸方向に移動し、キーシリンダをアンロック位置
に回転するときにキーシリンダの軸方向移動を要求する
と共に、施錠状態において衝撃が加えられたときにロッ
キングロッドの解錠位置への移動を阻止できるステアリ
ングロック装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を達成するための手段】この発明によるステアリ
ングロック装置は、ケーシングと、ケーシングの前部に
固定されたカバーと、キーにより回動可能かつ軸方向に
移動可能にケーシング内に配置されたキーシリンダと、
ステアリングシャフトに係脱可能に移動されるロッキン
グロッドと、キーシリンダと一体回転可能に連結されか
つカムを有するロータと、ロッキングロッドに連結され
かつロータの回転時にロータのカムにより解錠位置に移
動されるハンガと、ハンガを施錠位置に向かって押圧す
るハンガスプリングと、ハンガ内に支持されかつロータ
に向かって突出するピンと、ピンをロータに向かって付
勢するピンスプリングとを備えている。このステアリン
グロック装置は、キーシリンダ内に配置されたキー検知
レバーとを備えている。ピンと対向するロータの当接面
に径方向内側面を有するストッパ部が形成される。キー
シリンダにキーを挿入したとき、キー検知レバーが回転
して、ハウジングスプリングの弾力に抗してキーシリン
ダ及びロータが軸方向内側に移動しかつピンの先端部は
ストッパ部の径方向内側に配置される。キーをロック位
置からアンロック位置に回転して、ハンガ及びロッキン
グロッドを施錠位置から解錠位置に移動したとき、ピン
はロータの縁部に係合される。キーをアンロック位置か
らロック位置に移動すると、ピンはロータの縁部に係合
され、ハンガとロッキングロッドは解錠位置に保持され
る。キーをキーシリンダから抜き取ると、ハウジングス
プリングの弾力によりキーシリンダ及びロータが軸方向
外側に移動し、ハンガスプリングの弾力によりハンガ及
びロッキングロッドが解錠位置から施錠位置に移動され
ると共に、ロータとピンとの係合が解除される。ロック
状態及びロータが軸方向内側に移動した状態にあるステ
アリングロック装置に衝撃を加えたときに、ピンの先端
部がストッパ部の径方向内側面に当接してピンのロータ
への縁部の係合を阻止する。
【0012】この発明の実施形態では、ケーシング内で
外側位置と内側位置との間で軸方向に移動可能に配置さ
れかつキーシリンダを回転可能に収容するハウジングケ
ースと、ハウジングケースを外側位置に向かって付勢す
るハウジングスプリングと、カバーとハウジングケース
との間に回転可能に配置されたガードプレートと、キー
シリンダ及びハウジングケースの一方に形成された凸部
と、キーシリンダ及びハウジングケースの他方に形成さ
れかつ凸部が嵌合する凹部を有するカムと、キーシリン
ダに設けられたストッパ部材と、ストッパ部材を径方向
外側に押圧するストッパスプリングと、ハウジングケー
スに形成された係止突起とが設けられる。ガードプレー
トはハウジングケースの突起が嵌合される切欠部を有す
る。キーシリンダ内にキーを挿入したときにキーがキー
検知レバーを回転させて、ハウジングケース及びロータ
を内側位置に向かって軸方向に移動し、これにより、ハ
ウジングケースとガードプレートとの係合が解除され、
ガードプレートはハウジングケースに対して相対的に回
転することができかつハウジングケースをハウジングス
プリングの弾力に抗して内側位置に保持する。ハウジン
グケースを内側位置に移動した後、キーシリンダをロッ
ク位置からアンロック位置に回転することができる。キ
ーシリンダをキーと共にアンロック位置からロック位置
に向かって回転するとき、押圧位置においてキーと共に
キーシリンダを軸方向内側に押圧して凸部を凹部に嵌合
させることにより、係止突起とストッパ部材との係合を
解除した後、キーシリンダをロック位置に回転すること
ができる。
【0013】キーシリンダにキーを挿入したとき、ピン
の先端部はスプリングの弾力に抗して押圧され、ストッ
パ部はロータの当接面に形成された突起によって構成さ
れる。例えば、突起の径方向内側に径方向内側面が形成
される。他の実施形態では、ストッパ部はロータの当接
面に形成された凹部によって構成され、凹部の径方向外
縁に径方向内側面が形成される。
【0014】凹部には径方向外側に突出し縁部に連続す
る傾斜部が形成される。キーシリンダにキーを挿入した
とき、ピンの先端部はスプリングの弾力に抗してロータ
に押圧される。ストッパ部は、径方向外側に形成された
傾斜面を備え、ハウジングケースが外側にあるとき、ピ
ンはストッパ部の径方向内側に配置される。
【0015】キーをキーシリンダに挿入し、解錠位置に
回転した後に、キーを施錠位置に戻してキーをキーシリ
ンダから引き抜くと、ピンがロータのフランジ部から完
全に離間する。このため、ハンガとロッキングロッドは
円滑に施錠位置に移動する。また、ロッキングロッドが
施錠位置にあるときに衝撃がステアリングロック装置に
加えられても、ピンがストッパ部に当接してロッキング
ロッドの解錠位置への移動が阻止される。
【0016】また、キーの抜取り後にハウジングケース
及びロータは確実に外側位置に向かって軸方向に移動さ
れるため、ピンとロータとの係合を確実に解除して、ロ
ッキングロッドを施錠位置に移動することができる。ま
た、キーの挿入時に内側に移動されるキーシリンダを更
に押圧してロック位置に回転できるので、運転者はステ
アリングロック装置を誤操作なく正確に操作することが
できる。
【0017】ストッパ部には径方向外側に傾斜面が形成
されるので、ハンガスプリングの弾力によりピンが傾斜
面上を滑動し、ハンガ及びロッキングロッドを施錠位置
に円滑に移動することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるステアリン
グロック装置の実施の形態を図1〜図24について説明
する。
【0019】図1に示すように、この発明によるステア
リングロック装置10はケーシング11と、ケーシング
11の空洞部11a内に配置されたハウジングケース1
2と、ハウジングケース12の前部に固定されたカバー
13とを有する。ハウジングケース12は図1に示す外
側位置と、図13及び図14に示す内側位置との間で軸
方向に移動可能にケーシング11内に設けられる。ハウ
ジングケース12の孔14内には、フランジ部15を有
するキーシリンダ16が回転可能に配置され、キーシリ
ンダ16には複数のタンブラ孔16aが形成され、各タ
ンブラ孔16a内に装着されたタンブラ16bは図示し
ないタンブラスプリングにより外側に付勢される。図2
及び図6に示すように、キーシリンダ16のフランジ部
15には凸部15bが形成され、凸部15bは図11に
示すハウジングケース12のカム12cに当接し、カム
12cはキーシリンダ16をロック位置の手前約60゜
まで回転した押圧位置に形成された凹部12dを有す
る。キーシリンダ16を押圧位置まで回転したときに、
キーシリンダ16をハウジングケース12に対して押圧
して凸部15bを凹部12dに嵌合可能である。
【0020】図2に示すように、ほぼ筒状に形成される
ハウジングケース12にはガイド突起12aと、ばね受
け部12bとが形成される。ガイド突起12aは図2に
示すケーシング11の溝11bに滑動可能に配置され、
ばね受け部12bはケーシング11の凹部11c(図
1)内に配置されたハウジングスプリング20の弾力に
よりカバー13に向かって外側位置に押圧される。カバ
ー13に形成された孔13aは一対のピン74によりケ
ーシング11に固定される。
【0021】図2に示すように、キーシリンダ16のフ
ランジ部15にはキーを挿入するキー溝26に連絡しか
つこれに直角にスロット30が形成される。スロット3
0はキーシリンダ16の径方向に伸びる横スロット31
と横スロット31と直角にかつキー溝26と平行に形成
された縦スロット32とを有する。
【0022】スロット30に装着されるキー検知レバー
33は、矩形断面でほぼL字形状のレバー本体34と、
レバー本体34から直角に突出する一対のピン35とを
有する。キー検知レバー33のレバー本体34は一端3
4aと他端34bとを有する。ピン35から他端34b
までの長さはピン35から一端34aまでの長さより大
きい。このため、キー検知レバー33がピン35を中心
にして回動したとき、キーシリンダ16の大きな移動ス
トロークを得ることができるが、ピン35から一端34
a及び他端34bまでの長さは設計上任意に設定でき
る。
【0023】キー検知レバー33をスロット30に装着
したとき、レバー本体34は横スロット31内に配置さ
れ、ピン35は縦スロット32内に配置される。詳細に
は図示しないが、縦スロット32は円形断面のピン35
と相補的形状を有し半円筒状を有する。従って、キー検
知レバー33をスロット30に装着したとき、縦スロッ
ト32内に配置されたピン35を中心にして、レバー本
体34は横スロット32内に揺動可能に配置される。
【0024】図1及び図2に示すように、カバー13の
内壁には硬質金属で形成されたガードプレート40が装
着される円形凹部41が設けられ、ガードプレート40
はハウジングケース12とカバー13との間の円形凹部
41内に回転可能に配置されるが、軸方向には移動しな
い。ガードプレート40は、キーシリンダ16のキー溝
26内に不正に工具が挿入されたとき、工具の侵入を阻
止する作用がある。図9及び図10に示すように、円形
のガードプレート40は、ほぼ中心に形成されたキーを
挿入するキー孔42と、周縁部に形成された円弧状の一
対のリム40aと、一対のリム40aの間に形成された
切欠部40bとを備えている。キーをステアリングロッ
ク装置10に挿入しないとき、ハウジングケース12の
ガイド突起12a及びばね受け部12bの各突起38が
切欠部40bに嵌合される。また、ガードプレート40
に形成された孔40cにはキーシリンダ16のフランジ
部15から前方に突出する突起15aが嵌合される。
【0025】図2及び図3に示すように、キーシリンダ
16の内端部側に形成されたタンブラ孔16cにはスト
ッパ部材29が径方向に滑動可能に配置され、ストッパ
部材29はストッパスプリング47により径方向外側に
向かって付勢される。図3に示すように、ストッパ部材
29は傾斜面46及び垂直面48を有する突起45を備
え、突起45はハウジングケース12の端部に形成され
たガイド通路49内を移動する。ガイド通路49には傾
斜面51及び垂直面52を有する係止突起50が設けら
れる。キーシリンダ16をロック位置からアンロック位
置に回転すると、図4に示すように、突起45の傾斜面
46が係止突起50の傾斜面51に当接し、更にキーシ
リンダ16を回転すると、ストッパスプリング47の弾
力に抗してストッパ部材29は径方向内側に移動し、自
動的に係止突起50を乗り越えることができる。アンロ
ック位置からロック位置にキーシリンダ16を回転する
と、図5に示すように、突起45の垂直面48が係止突
起50の垂直面52に当接してキーシリンダ16のロッ
ク位置への回転が阻止される。これは、キーシリンダ1
6のロック位置から約60゜の位置であり、キーと共に
キーシリンダ16を内側に押圧すると、ストッパ部材2
9と係止突起50との係合が解除され、キーシリンダ1
6をロック位置に回転することができる。これにより、
運転者に対してロック位置へ回転する場合の危険を認識
させることができる。また、ストッパ部材29はキーシ
リンダ16がハウジングケース12からの外側移動も阻
止する。
【0026】ケーシング11に取り付けられたキー検知
スイッチ70の可動片71をハウジングケース12に係
合させて、キーの挿入時にハウジングケース12と一体
に移動させて、キー検知スイッチ70のオン・オフ動作
を行うことができる。
【0027】キーシリンダ16の内端部17は軸方向に
突出する連結部17aと、連結部17aから横に突出す
る折曲げ部17bとを有する。ロータ23の孔24内に
配置されたシリンダスプリング27によりキーシリンダ
16はカバー13に向かって押圧される。キーシリンダ
16の非円形断面の折曲げ部17bは、図7に示すよう
に、ロータ23の孔24に形成された内側突起24aに
係合し、ロータ23はキーシリンダ16と一体に回転す
ると共に、キーをキーシリンダ16から抜いたときにキ
ーシリンダ16が軸方向に移動するとき、折曲げ部17
bが内側突起24aに係合してロータ23を一体に軸方
向に移動させる。
【0028】ロータ23はフランジ部43と、フランジ
部43に連結されたカム44と、カム44から延び出し
て、イグニッションスイッチ80に連結される後方端部
44aを有する。ケーシング11の孔19から進退可能
に取付けられたロッキングロッド18には、フック部1
8a(図2)が形成され、公知の方法でフック部18a
にハンガ53が連結される。ハンガ53はロータ23の
カム44に当接する従動部54と、ピン56、ピンスプ
リング57及びプラグ58が装着される貫通孔55とが
形成される。図1及び図2に示すように、ピン56はピ
ンスプリング57によりロータ23のフランジ部43に
向かって突出する。ハンガ53及びロッキングロッド1
8はハンガ53とキャップ59との間に配置されたハン
ガスプリング60により施錠位置に向かって押圧され
る。
【0029】図1及び図8に示すように、ロータ23の
フランジ部43の当接面43aの上部で径方向外縁にス
トッパ部73が形成される。ストッパ部73は図8に示
すように、やや円弧状の長方形を有し、図1に示すよう
にストッパ部73の上側には傾斜面73aが形成され、
下側には径方向内側面73bが形成される。
【0030】ステアリングロック装置10を組み立てる
とき、必要な部品を組立状態でケーシング11内に配置
した後、カバー13をピン74で固定すると共にキャッ
プ59の周囲をかしめてキャップ59を固定する。ま
た、ケーシング11の凹部65内にはキー検知スイッチ
を含むイグニッションスイッチ80が取付けられる。
【0031】図1に示す施錠位置にあるステアリングロ
ック装置10のキーシリンダ16のキー溝26内にキー
28を挿入すると、図13及び図14に示すようにキー
28の先端はキー検知レバー33のレバー本体34のキ
ー溝26内に突出する一端34aに当接する。このた
め、図1に示すキー検知レバー33は図13に示すよう
に反時計方向に回動され、レバー本体34の他端34b
がガードプレート40の内面を押圧する。従って、キー
検知レバー33が回動しながら、キーシリンダ16が内
側位置に移動される。キーシリンダ16の軸方向移動に
伴ってハウジングスプリング20の弾力に抗してハウジ
ングケース12及びハウジングケース12に当接するロ
ータ23も軸方向に移動する。このため、ハウジングケ
ース12のガイド突起12a及びばね受け部12bの各
突起38はガードプレート40の切欠部40bに嵌合さ
れた状態から軸方向に移動して、嵌合が解除される。ま
た、ハウジングケース12が軸方向に移動すると、キー
検知スイッチ70の可動片71がハウジングケース12
のガイド突起12aと共に移動され、キー検知スイッチ
70はオンとなる。また、図13に示すようにロータ2
3のフランジ部43はピンスプリング57の弾力に抗し
てピン56を押圧する。キーシリンダ16にキー28を
挿入しても、ガードプレート40はキー検知レバー33
の他端に当接するため軸方向には移動しない。突起15
aが孔40c内に装着された状態ではカードプレート4
0はキーシリンダ16と一体でとなるが、ガードプレー
ト40及びキーシリンダ16にキー28を挿入すると、
キーシリンダ16はキー検知レバー33により軸方向に
移動して、突起15aが孔40cから離間するが、キー
28がガードプレート40のキー孔42及びキーシリン
ダ16内に挿入されているため、ガードプレート40は
キーシリンダ16と一体に回転する。
【0032】次に、キーシリンダ16をキー28と共に
ロック位置からアンロック位置に回転すると、ロータ2
3のカム44が回転するので、ハンガ53の従動部54
はカム44により施錠位置から解錠位置に移動し、ロッ
キングロッド18はステアリングシャフトとの係合が解
除される。キーシリンダ16を完全にアンロック位置に
回転すると、ハンガ53が十分に上方に移動し、ピン5
6は図8示す下方位置から図22に示す上方位置に移動
する。ピン56がロータ23のフランジ部43の上方に
移動すると、ピンスプリング57の弾力によりフランジ
部43の上方に突出する。ここで、イグニッションスイ
ッチ80をオンにすることができる。
【0033】その後、キーシリンダ16をキー28と共
にアンロック位置からロック位置に回転すると、アンロ
ック位置から一定角度回転したときに、図5に示すよう
に突起45の垂直面48がハウジングケース12の係止
突起50の垂直面52に当接してキーシリンダ16のロ
ック位置への回転が阻止される。このとき、図12に示
すように、キーシリンダ16の凸部15bはハウジング
ケース12の凹部12dに嵌合可能である。そこで、キ
ー28と共にキーシリンダ16を内側に押圧すると、キ
ーシリンダ16の折曲げ部17bはシリンダスプリング
27の弾力に抗してロータ23の間隙25内で移動す
る。このため、ストッパ部材29と係止突起50との係
合が解除され、キーシリンダ16をロック位置に回転す
ることができる。ハウジングケース12の突起38はガ
ードプレート40のリム40aに当接しているため、キ
ーシリンダ16の移動に係わらず外側に突出しない。
【0034】キーをキーシリンダ16から抜き取ると、
ハウジングスプリング20の弾力によりハウジングケー
ス12、キーシリンダ16及びロータ23は軸方向に図
1に示す初期の位置に戻され、キー検知レバー33も図
1に示す位置に戻され、キー検知レバー33の一端はキ
ー溝26内に突出する。また、キー検知スイッチ70の
可動片71は、図1に示すように再び初期の位置に移動
してオン状態からオフ状態に切り換えられる。また、キ
ー28をキーシリンダ16から抜き取ると、ハウジング
ケース12が軸方向に移動し、フランジ部43に係止さ
れたピン56はハンガスプリング60の弾力によりスト
ッパ部73の傾斜面73aに沿って下方に押圧され、ス
トッパ部73を乗り越え、図1に示す施錠位置に移動さ
れる。ストッパ部73には径方向外側に傾斜面73aが
形成されるので、ハンガスプリング60の弾力によりピ
ン56が傾斜面73a上を滑動し、ハンガ53及びロッ
キングロッド18を施錠位置に円滑に移動することがで
きる。このように、ピン56とフランジ部43との係合
が解除されるため、ハンガ53とロッキングロッド18
はハンガスプリング60の弾力に抗して解錠位置から施
錠位置に移動される。このため、ハンガ53とロッキン
グロッド18はキーをキーシリンダ16から抜き取るま
で解錠位置に確実に保持される。
【0035】図1に示すように、キー28をステアリン
グロック装置10に挿入せず、ロッキングロッド18が
施錠位置にあるとき、ピン56の先端はストッパ部73
の径方向内側面73bの突出範囲内にある。図13及び
図14に示すように、ステアリングロック装置10にキ
ー28を挿入すると、フランジ部43が移動し、ピン5
6の先端はフランジ部43の当接面43aに接触する。
図1又は図13に示すように、ロッキングロッド18が
施錠位置にあるときには、キー29の挿入の有無に係わ
らずステアリングロック装置10に衝撃を加えても、ピ
ン56はストッパ部73の径方向内側面73bに当接す
るから、ピン56がストッパ部73を越えることができ
ず、フランジ部43の縁部43bへのピン56の係止及
びロッキングロッド18の解錠位置への移動が阻止され
る。
【0036】図18〜図23はこの発明の他の実施形態
を示す。この実施形態では、ストッパ部73は図20に
示すようにほぼU字形の切欠部75によって形成され、
切欠部75の輪郭に沿って径方向外縁にストッパ部73
の径方向内側面73bが形成される。図18〜図23の
実施形態ではキー28をステアリングロック装置10に
挿入しない状態ではストッパ部73はピン56の先端か
ら軸方向に離間する。ステアリングロック装置10にキ
ーを挿入すると、ピン56の先端は径方向内側面73b
の下方に配置される。このため、ピン56がフランジ部
43の当接面43aに接触しかつロッキングロッド18
が施錠位置にあるときに衝撃がステアリングロック装置
10に加えられても、ピン56はストッパ部73の径方
向内側面73bに当接する。このため、ピン56がフラ
ンジ部43の縁部43bに係止することが阻止され、ロ
ッキングロッド18の解錠位置への移動が阻止される。
【0037】キー28をキーシリンダ16に挿入し、解
錠位置に回転すると、カム44が回転するため、ピン5
6はストッパ部73に当接せずに上昇し、縁部43bで
突出し係止する。その後に、キー28を施錠位置に戻し
てキー28をキーシリンダ16から引き抜くと、ピン5
6がフランジ部43のストッパ部73から軸方向に完全
に離間する。このため、ハンガ53とロッキングロッド
18はハンガスプリング60の弾力によって円滑に施錠
位置に移動する。当接面43a(凹部)に縁部に連絡す
る傾斜部を突出形成した場合は、ピン56の先端はキー
挿入時に当接面43aに当接させなくても解錠位置で縁
部に係止できる。
【0038】本実施例では、キーの抜取りに対してハウ
ジングケース12及びロータ23は確実に軸方向に移動
されるため、キーの抜取り後にロッキングロッド18を
確実に施錠位置に移動することができる。また、キー2
8の挿入時に内側に移動される図22に示すキーシリン
ダ16を図23に示すように更に押圧してロック位置に
回転できるので、運転者はステアリングロック装置10
を誤操作なく正確に操作することができる。更に、ハウ
ジングケース12の移動によりキー検知スイッチ70を
操作できるので、キー検知スイッチ70をキーシリンダ
16の入口から離間して自動車のダッシュボードとは干
渉しないケーシング11の中間部の外側に取り付けられ
るので、従来のように揺動部材又はチェックレバー及び
ドグ等のを使用する必要がなく、部品数を削減すると共
に、ステアリングロック装置10の周囲のレイアウトの
自由度が増大する利点がある。
【0039】キー28をキーシリンダ16と共に回転し
たとき、キーシリンダ16はキー検知レバー33及びガ
ードプレート40と共に回転し、キー検知レバー33の
他端は常時ガードプレート40に当接する。従って、キ
ー検知レバー33に摩耗等の損傷が発生せず、また、キ
ー28を円滑に回転することができる。このように、キ
ー28がキーシリンダ16から抜き取られるとき、ハウ
ジングスプリング20はキーシリンダ16、ハウジング
ケース12及びロータ23をカバー13に向かって移動
すると共に、キー検知レバー33を回動させかつキー検
知スイッチ70をオフに切り換える3つの作用がある。
【0040】この発明の実施形態は前記の実施形態に限
定されず変更が可能である。例えば、図24に示すよう
に、ガードプレート40からリム40aを除去すると共
に切欠部40bを凹部として形成してもよい。キーシリ
ンダ26に凸部15bを形成し、ハウジングケース12
にカム12cを形成する代わりに、ハウジングケース1
2に凸部を形成し、キーシリンダに16にカムを形成し
てもよい。施錠時では、ガードプレート40の切欠部4
0bと突起38が係合するため、ガードプレート40に
形成された孔40c及びキーシリンダ16から前方に突
出する突起15aを省略してもよい。図1におけるピン
56の先端をストッパ部73の径方向内側面73bの突
出範囲外とし、傾斜面73aを省略してもよい。逆に、
図18においてストッパ部73を突出範囲内とし傾斜面
を形成してもよい。
【0041】
【発明の効果】上述のように、この発明では、キーの挿
入時にキーシリンダが軸方向に移動し、キーシリンダを
解錠位置に回転したときにロッキングロッドを解錠位置
に保持するステアリングロック装置に施錠状態において
衝撃が加えられたときにロッキングロッドの解錠位置へ
の移動を阻止することができ、不正解錠を防止すること
ができる。また、キーの挿入時に内側に移動されるキー
シリンダを更に押圧してロック位置に回転できるので、
運転者はステアリングロック装置を誤操作なく正確に操
作することができる。更に、ハウジングケースの移動に
よりキー検知スイッチを操作できるので、キー検知スイ
ッチをキーシリンダの入口から離間して自動車のダッシ
ュボードとは干渉しないケーシングの中間部の外側に取
り付けられるので、従来のように揺動部材又はチェック
レバー及びドグ等を使用する必要がなく、部品数を削減
すると共に、ステアリングロック装置の周囲のレイアウ
トの自由度が増大する利点がある。キーをキーシリンダ
と共に回転したとき、キーシリンダはキー検知レバー及
びガードプレートと共に回転し、キー検知レバーの他端
は常時ガードプレートに当接する。従って、キー検知レ
バーに摩耗等の損傷が発生せず、また、キーを円滑に回
転することができる。また、従来のステアリングロック
装置のロータのフランジ部の形状のみを変更すればこの
発明を容易に実施することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるステアリングロック装置の断
面図
【図2】 この発明によるステアリングロック装置の分
解斜視図
【図3】 ストッパ部材を示す断面図
【図4】 ストッパ部材がハウジングケースの突起を乗
り越える状態を示す断面図
【図5】 ストッパ部材がハウジングケースの突起に当
接する状態を示す断面図
【図6】 この発明によるステアリングロック装置の前
部の部分断面図
【図7】 ロータの側面図
【図8】 施錠位置にあるハンガのピンとロータのフラ
ンジ部との関係を示す側面図
【図9】 ガードプレートの斜視図
【図10】 ガードプレートの背面図
【図11】 キーシリンダの突起とハウジングケースの
凹部との関係を示す展開図
【図12】 キーシリンダの押圧位置にあるキーシリン
ダの突起とハウジングケースの凹部との関係を示す展開
【図13】 図1のステアリングロック装置にキーを挿
入した状態を示す断面図
【図14】 キーシリンダを押圧位置まで回転した状態
を示す断面図
【図15】 ガードプレートとハウジングケースとの嵌
合状態を示す断面図
【図16】 ガードプレートとハウジングケースとの嵌
合が解除された状態を示す断面図
【図17】 ハンガのピンをロータのフランジ部に係止
した状態を示す側面図
【図18】 この発明によるステアリングロック装置の
他の実施形態を示す断面図
【図19】 施錠位置にあるハンガのピンとロータのフ
ランジ部との関係を示す側面図
【図20】 ロータの部分断面図
【図21】 キーを挿入した状態を示す断面図
【図22】 ハンガのピンをロータのフランジ部に係止
した状態を示す断面図
【図23】 キーと共にキーシリンダを押圧した状態を
示す断面図
【図24】 ガードプレートの別の実施形態を示す斜視
【符号の説明】
10..ステアリングロック装置、 11..ケーシン
グ、 12..ハウジングケース、 12a..空洞
部、 12d..凹部、 13..カバー、 14
a..タンブラ溝、 15b..凸部、 16..キー
シリンダ、 16b..タンブラ、 18..ロッキン
グロッド、 23..ロータ、 25..間隙、 2
9..ストッパ部材、 33..キー検知レバー、 4
0..ガードプレート、 44..カム、 53..ハ
ンガ、 56..ピン、 60..ハンガスプリング、
73..ストッパ部、 73a..傾斜面、 73
b..径方向内側面、

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、ケーシングの前部に固定
    されたカバーと、キーにより回動可能かつ軸方向に移動
    可能にケーシング内に配置されたキーシリンダと、ステ
    アリングシャフトに係脱可能に移動されるロッキングロ
    ッドと、キーシリンダと一体回転可能に連結されかつカ
    ムを有するロータと、ロッキングロッドに連結されかつ
    ロータの回転時にロータのカムにより解錠位置に移動さ
    れるハンガと、ハンガを施錠位置に向かって押圧するハ
    ンガスプリングと、ハンガ内に支持されかつロータに向
    かって突出するピンと、ピンをロータに向かって付勢す
    るピンスプリングとを備えたステアリングロック装置に
    おいて、 キーシリンダ内に配置されたキー検知レバーとを備え、 ピンと対向するロータの当接面に径方向内側面を有する
    ストッパ部を形成し、 キーシリンダにキーを挿入したとき、キー検知レバーが
    回転して、ハウジングスプリングの弾力に抗してキーシ
    リンダ及びロータが軸方向内側に移動しかつピンの先端
    部はストッパ部の径方向内側に配置され、 キーをロック位置からアンロック位置に回転して、ハン
    ガ及びロッキングロッドを施錠位置から解錠位置に移動
    したとき、ピンはロータの縁部に係合され、 キーをアンロック位置からロック位置に移動すると、ピ
    ンはロータの縁部に係合され、ハンガとロッキングロッ
    ドは解錠位置に保持され、 キーをキーシリンダから抜き取ると、ハウジングスプリ
    ングの弾力によりキーシリンダ及びロータが軸方向外側
    に移動し、ハンガスプリングの弾力によりハンガ及びロ
    ッキングロッドが解錠位置から施錠位置に移動されると
    共に、ロータとピンとの係合が解除され、 ロック状態及びロータが軸方向内側へ移動した状態でス
    テアリングロック装置に衝撃を加えたときに、ピンの先
    端部がストッパ部の径方向内側面に当接してピンのロー
    タへの縁部の係合を阻止することを特徴とするステアリ
    ングロック装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング内で外側位置と内側位置との
    間で軸方向に移動可能に配置されかつキーシリンダを回
    転可能に収容するハウジングケースと、 ハウジングケースを外側位置に向かって付勢するハウジ
    ングスプリングと、 カバーとハウジングケースとの間に回転可能に配置され
    たガードプレートと、 キーシリンダ及びハウジングケースの一方に形成された
    凸部と、 キーシリンダ及びハウジングケースの他方に形成されか
    つ凸部が嵌合する凹部を有するカムと、 キーシリンダに設けられたストッパ部材と、 ストッパ部材を径方向外側に押圧するストッパスプリン
    グと、 ハウジングケースに形成された係止突起とを備え、 ガードプレートはハウジングケースの突起が嵌合される
    切欠部を有し、 キーシリンダ内にキーを挿入したときにキーがキー検知
    レバーを回転させて、ハウジングケース及びロータを内
    側位置に向かって軸方向に移動し、これにより、ハウジ
    ングケースとガードプレートとの係合が解除され、ガー
    ドプレートはハウジングケースに対して相対的に回転す
    ることができかつハウジングケースをハウジングスプリ
    ングの弾力に抗して内側位置に保持し、 ハウジングケースを内側位置に移動した後、キーシリン
    ダをロック位置からアンロック位置に回転することがで
    き、 キーシリンダをキーと共にアンロック位置からロック位
    置に向かって回転するとき、押圧位置においてキーと共
    にキーシリンダを軸方向内側に押圧して凸部を凹部に嵌
    合させることにより、係止突起とストッパ部材との係合
    を解除した後、キーシリンダをロック位置に回転するこ
    とができる請求項1に記載のステアリングロック装置。
  3. 【請求項3】 キーシリンダにキーを挿入したとき、ピ
    ンの先端部はスプリングの弾力に抗してロータにより押
    圧され、ストッパ部はロータの当接面に形成された突起
    によって構成され、突起の径方向内側に径方向内側面が
    形成される請求項1に記載のステアリングロック装置。
  4. 【請求項4】 ストッパ部はロータの当接面に形成され
    た凹部によって構成され、凹部の径方向外縁に径方向内
    側面が形成される請求項1に記載のステアリングロック
    装置。
  5. 【請求項5】 凹部には径方向外側に突出し縁部に連続
    する傾斜部を形成した請求項4に記載のステアリングロ
    ック装置。
  6. 【請求項6】 キーシリンダにキーを挿入したとき、ピ
    ンの先端部はスプリングの弾力に抗してロータに押圧さ
    れる請求項4又は5のいずれか1項に記載のステアリン
    グロック装置。
  7. 【請求項7】 ストッパ部は、径方向外側に形成された
    傾斜面を備え、ハウジングケースが外側にあるとき、ピ
    ンはストッパ部の径方向内側に配置される請求項1に記
    載のステアリングロック装置。
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