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JPH09225166A - 鳩目穴かがりミシン - Google Patents

鳩目穴かがりミシン

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Publication number
JPH09225166A
JPH09225166A JP3960696A JP3960696A JPH09225166A JP H09225166 A JPH09225166 A JP H09225166A JP 3960696 A JP3960696 A JP 3960696A JP 3960696 A JP3960696 A JP 3960696A JP H09225166 A JPH09225166 A JP H09225166A
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JP
Japan
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looper
looper thread
eyelet
thread
needle
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Granted
Application number
JP3960696A
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English (en)
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JP3508371B2 (ja
Inventor
Akihiro Funahashi
暁洋 舟橋
Hideo Ando
英夫 安藤
Atsushi Kamano
淳 蒲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP03960696A priority Critical patent/JP3508371B2/ja
Publication of JPH09225166A publication Critical patent/JPH09225166A/ja
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Publication of JP3508371B2 publication Critical patent/JP3508371B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロ−トプレ−トから飛び出ている切断され
たル−パ−糸端を、鳩目穴を塞ぐことがないように、次
の鳩目穴の縫い目中に巻き込んでいくことができる鳩目
穴かがりミシンを提供すること。 【解決手段】 加工布に縫い目を形成した後、送り台2
5によって加工布を原点へ移動させるときに、ルーパー
糸が最後の縫い目から案内溝62aを介して針孔に案内
され、その後、そのルーパー糸をスロートプレート62
の後端部とルーパー糸押え部57bとで保持した後、ル
ーパー糸切断機構49によって切断し、その切断さした
ルーパー糸端を、次の鳩目穴を縫うために加工布を送り
台25によって移動させることで次の縫い目に巻き込む
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鳩目穴の縫い操作
の終わった後に、ルーパー糸を切断しその次の鳩目穴の
縫い操作を始めるに当たり、ルーパー糸を正しく準備す
ることができる鳩目穴かがりミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図13に示すように、加工布に鳩
目穴部とこれに連続する直線穴部とからなる鳩目穴を形
成し、こののち、直線穴部の右側を縫い、次に、鳩目部
を縫い、引き続き直線穴部の左側を縫うといった手順で
鳩目穴に対してかがり縫いを自動的に実行する鳩目穴か
がりミシンが提供されている。
【0003】この鳩目穴かがりミシン本体は、略矩形箱
状をなすベッド部に、その奥方上部から前方に延びるア
ーム部を一体的に有して構成されている。アーム部の先
方部には、縫い針が取り付けられた針棒が上下動可能に
設けられ、ベッド部には、針棒の直下に位置して2個の
ルーパーを備えたルーパー土台95(図9に示す)が設
けられている。これらのルーパーは、針棒の上下に同期
して作動することにより縫い針と協動して加工布に縫い
目を形成する。また、ベッド部にはルーパー土台の奥方
側に位置した下メスと、この下メスに対し上方より接離
するハンマーとからなるカッター装置が設けられ、この
カッター装置によって加工布に鳩目穴部と直線穴部とが
連なる鳩目穴状の切り込みを形成できるようになってい
る。
【0004】前記ベッド部の上面部には加工布がセット
される送り台が設けられると共に、セットされた加工布
を前記切り込みの両側で押さえるための一対の布押さえ
がその送り台上に設けられている。送り台は、全体とし
て薄形の矩形箱状をなし、X方向用及びY方向用の2つ
のパルスモータを備えた送り装置により、互いに直交す
るX方向及びY方向の所要の位置に移動される。
【0005】次に、前記ルーパー土台95について図9
乃至図11を用いて説明する。
【0006】図9は、ルーパー土台95をミシン側面か
ら見た図である。図10は、ルーパー土台95をミシン
前面から見た図である。図11は、図9を上方から見た
図である。
【0007】前記ルーパー土台95の上端には、針孔を
備えた針板としてのスロ−トプレ−ト90が設けられて
おり、そのスロートプレート90の前方部には、糸ガイ
ド溝92が設けられ、更に、前記スロ−トプレ−ト90
の前端部に糸保持機構94が設けられている。前述した
2個のル−パ−が取り付けられているル−パ−ホルダ−
80は、支え軸81により回動可能に支持されている。
同様に、レバ−82も前記支え軸81により回動可能に
支持されている。前記レバ−82は、通常バネ83によ
って一方向に引っ張られており、前記レバ−82に締め
ネジ84、ナット85によって構成されている調整可能
なストッパによって位置決めされている。ル−パ−糸押
え台86は、前記レバ−82に上下方向調整可能に取り
付けられている。ル−パ−糸押え87は、前記ル−パ−
糸押え台86に支持ピン88により回動可能に支持され
ており、常にバネ93により、前記ル−パ−糸押さえ8
7のル−パ−糸押さえ部87aが前記スロ−トプレ−ト
90の前端面に押圧されている。更に、前記レバ−82
は、レバ−ハンマ−61の上下動によりストッパ部82
aと前記ル−パ−土台95のストッパ部96とが当たる
まで回動する。このとき、前記ル−パ−糸押さえ87
は、前記ル−パ−糸押え台86に取り付けられた前記バ
ネ93をガイドしている締めネジ89のネジ頭に当たる
ことにより位置決めされており、図11に示すように、
前記ル−パ−糸押え87のル−パ−糸押え部87aはル
−パ−糸を確実に保持するために、前記スロ−トプレ−
ト90の前端面に対し一定量オーバーラップするように
構成されている。前記ルーパー糸押さえ87と前記ルー
パー糸押さえ部87aとで糸保持機構94を構成してい
る。
【0008】このように構成された鳩目穴かがりミシン
では、加工布を送り台にセットした後、加工布を前記カ
ッター装置によって鳩目穴を形成する位置へ移動させ
る。この位置が原点となる。その後、ルーパーと針棒と
によって図12(a)に示すように、縫い目が形成され
る。次に、加工布は、送り台によって原点に移動される
と共に、前記レバーハンマー61が作動することによっ
て前記レバー82が前記支え軸81を中心に回動する。
すると、前記ルーパー糸押さえ部87aは、図12
(b)において右側に移動する。従って、ルーパー糸
は、前記ガイド溝に導かれ、その後、再び前記レバーハ
ンマー61が作動することによって前記レバー82が前
記支え軸81を中心に回動し、前記ルーパー糸押さえ部
87aは、図12(c)に示すように左側に移動し、ス
ロートプレート90の端面とルーパー糸押さえ部87a
とによってルーパー糸を保持する。その後、最後の縫い
目近辺で図示しないカッターによってルーパー糸が切断
され、スロートプレート90の端面とルーパー糸押さえ
部87aとによって保持されたルーパー糸の糸端は、不
安定な状態となる(図12(d))。その後、ルーパー
土台95を180度回転させ(図12(e))、加工布
に次の鳩目穴をカッター装置によって形成した後、その
加工布を送り台と共に縫い始めの位置へ移動させる(図
12(f))。その後、次の縫い目を形成し始める(図
12(g))。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
糸保持機構を備えている鳩目穴かがりミシンでは、図1
2(d)に示すように、縫製終了後ル−パ−糸の糸切り
を行ったとき、スロ−トプレ−ト針穴部から一定量のル
−パ−糸が飛び出ているため、次の鳩目穴縫製を行うと
き加工布の第一針目の所から前記一定量のル−パ−糸1
00が垂れ下がってしまっていた。前記垂れ下がったル
−パ−糸100は、不安定な状態となっているため、次
の鳩目穴の縫目中に縫い込んでしまうことがあった。こ
の場合、鳩目穴を塞ぐように縫われてしまうと、その縫
い込まれたルーパー糸100を取り除く手間が発生する
という問題点があった。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、スロ−トプレ−トから飛び出て
いる切断されたル−パ−糸端を、鳩目穴を塞ぐことがな
いように、次の鳩目穴の縫い目中に巻き込んでいくこと
ができる鳩目穴かがりミシンを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の鳩目穴かがりミシンは、ベッド部
の上面部に設けられた加工布がセットされる送り板と、
この送り板を前記加工布に形成された鳩目穴の切り込み
形状に沿わせて送り移動させるための送り装置と、アー
ム部に設けられ縫い針を備える針棒と、前記ベッド部に
前記針棒と対向して設けられるルーパーを備えるルーパ
ー土台と、前記ルーパー土台上部に設けられ、針孔を有
する針板と、前記ルーパ土台に設けられ、前記針板端部
と共にルーパー糸を保持する糸押さえ部と、前記糸押さ
え部によって押さえられたルーパー糸を切断する切断部
とを備えたものを対象とし、特に、前記針板の後部に、
前記加工布に縫い目を形成した後、前記送り装置によっ
て前記加工布を原点へ移動させるときに、最後の縫い目
から前記針孔に前記ルーパー糸を案内する案内溝を設
け、前記糸押さえ部を前記案内溝近傍に配置している。
従って、加工布に縫い目を形成した後、送り装置によっ
て加工布を原点へ移動させるときに、ルーパー糸が最後
の縫い目から案内溝を介して針孔に案内され、その後、
そのルーパー糸が針板の後端部とルーパー糸押え部とで
保持された後、切断部によって切断され、その切断され
たルーパー糸端を、次の鳩目穴を縫うために加工布を送
り装置によって移動させることで次の縫い目に巻き込む
ようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鳩目穴かがりミシ
ンの実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】本実施の形態の鳩目穴かがりミシン本体4
は、図4に示すように、ミシンテーブル9上に固定され
ており、作業者は図4において左側に位置する。従っ
て、鳩目穴かがりミシン本体4の前面とは、図4におけ
る左側となる。前記鳩目穴かがりミシン本体4は、略矩
形箱状をなすベッド部5に、その奥方上部から前方に延
びるアーム部6を一体的に有して構成されている。
【0014】前記ミシンテーブル9には、図5に示すよ
うに、後述する駆動源となるミシンモータ10、図7に
示すような操作パネル11、足踏み式の布押えスイッチ
38及び起動スイッチ12等が設けられ、更に、各機構
の動作を制御するCPU13、ROM14、RAM15
等からなる制御装置16が設けられている。
【0015】前記アーム部6に設けられた針棒8は、詳
しく図示はしないが、前記ミシンモータ10の駆動によ
り回転される主軸18の回転力がカム機構により伝達さ
れ、所定幅Lにて左右に揺動しながら上下駆動されるよ
うになっている。また、前記ベッド部5には針棒8に対
向して2個のルーパー(図示せず)を備えたルーパー土
台17が設けられ、前記主軸18の回転が図示しないカ
ム機構を介してルーパーにも伝達され、そのルーパーが
前記針棒8の上下動と同期して駆動されるようになって
いる。
【0016】また、前記針棒8及びルーパー土台17
は、ベッド部5内に設けられたθ軸用パルスモータ19
及びギア機構20からなる回動機構21により、それぞ
れ水平方向に一体的に回動するようになっている。
【0017】前記ベッド部5には、前記ルーパー土台1
7の奥方側に位置してメス22が取り付けられていると
共に、このメス22に対し上方より接離するハンマー2
3が設けられている。前記ハンマー23はベッド部5内
に設けられたエアシリンダ等からなるメス駆動機構24
(図5に示す)により駆動される。
【0018】そして、ベッド部5の上面部には加工布が
セットされる送り台25が設けられている。この送り台
25の上面には、加工布を鳩目穴の左右の部位にて押え
るための布押え41(図6に示す)が設けられている。
そして、この送り台25は、詳しく図示はしないが、ベ
ッド部5内に設けられたX軸用パルスモータ26及びY
軸用パルスモータ27からなる送り装置としての送り機
構28(図1に示す)により、X軸方向(左右方向)及
びY軸方向(前後方向)に水平移動されるようになって
いる。
【0019】前記送り台25の上面には、図6に示すよ
うに、金属製のクロスプレート44が設けられている。
前記クロスプレート44には、前記メス22に対応して
前後に長く延びる開口部43が設けられている。また、
このクロスプレート44上には、前記開口部43の左右
両側には、前記布押さえ41が設けられている。更に、
クロスプレート44には、切断部としてのルーパー糸切
断機構49が設けられている。このルーパー糸切断機構
49は、送り台25内に設けられたルーパー糸カッター
47と、送り台25内に設けられた図示しないエアーシ
リンダとから構成されている。前記ルーパー糸カッター
47は、バネ48により反時計回り方向に付勢され、常
には図6に示す位置にあり、前記エアーシリンダが作動
されると、時計回り方向に回動するようになっている。
【0020】次に、前記ルーパー土台17について図1
乃至図3を用いて説明する。
【0021】前記ルーパー土台17の上端部には、針板
としてのスロ−トプレ−ト62と、そのスロートプレー
ト62端部と協同してルーパー糸を保持する糸押さえ部
3とが設けられている。更に、前記ルーパー土台17に
は、後述するルーパーホルダー50が設けられている。
前記2個のル−パ−(図示せず)が取り付けられている
ル−パ−ホルダ−50は、支え軸51により回動可能に
支持されている。同様に、レバ−52も前記支え軸51
により回動可能に支持されている。レバ−52は、通常
バネ53によって一方向に引っ張られており、前記レバ
−52に締めネジ54、ナット55によって構成されて
いる調整可能なストッパによって位置決めされている。
また、前記レバ−52のスラスト方向は、セットカラ−
60によって位置決めされている。ル−パ−糸押え台5
6は、前記レバ−52に上下方向調整可能に取り付けら
れている。ル−パ−糸押え57は、前記ル−パ−糸押え
台56に支持ピン58により回動可能に支持されてお
り、常にバネ63により、前記ルーパー糸押さえ57の
先端に設けられたル−パ−糸押さえ部57bが前記スロ
−トプレ−ト62の後端面に押圧されている。前記バネ
63は、締めネジ59にガイドされており、前記締めネ
ジ59を締め込むことにより押圧力は強くなり、前記締
めネジ59を緩めることにより押圧力は弱くなる。
【0022】更に、前記レバ−52は、レバ−ハンマ−
61によりストッパ部52aと前記ル−パ−土台17の
ストッパ部67とが当たるまで回動する。このとき、前
記ル−パ−糸押さえ57は、前記ル−パ−糸押え台56
に設けられたストッパ部56aと前記ルーパー糸押さえ
57に設けられストッパ部57aとが当たることにより
位置決めされている。図3に示すように、前記ル−パ−
糸押え57のル−パ−糸押え部57bがル−パ−糸を確
実に保持するために、前記スロ−トプレ−ト62の後端
面に対し一定量ラップするように構成されている。ま
た、前記スロ−トプレ−ト62には、ル−パ−糸をガイ
ドする案内溝62aが設けられている。
【0023】前記制御装置16は、図5に示すように、
布押えスイッチ38及び起動スイッチ12の操作に基づ
き、ROM14内に記載されたプログラム及び後述する
RAM15内に記憶された縫製データに従ってメス駆動
機構24を制御すると共に、ドライバ33、34、3
5、36を介して、ミシンモータ10、X軸用パルスモ
ータ26、Y軸用パルスモータ27、θ軸用パルスモー
タ19を制御するようになっている。また、制御装置1
6には、前記主軸18の回転位置を検出する針位置検出
センサ37からの針位置検出信号が入力されるようにな
っており、この信号によってX軸用パルスモータ26、
Y軸用パルスモータ27、θ軸用パルスモータ19の駆
動タイミングをとるようになっている。
【0024】さて、前記操作パネル11には、図7に示
すように、縫い形状を選択するための項目表示部29、
数字を3桁まで表示する数値表示部30、入力手段とし
てのキー操作部31が設けられている。キー操作部31
は、項目を選択するための選択キー31a、数値をアッ
プ及びダウンするためのアップキー31b、ダウンキー
31cより構成される。前記項目表示部29には、縫い
長さA、ピッチB、針数C、直線閂長さD、直線閂針数
E、直線閂巾補正F、直線閂重ね量Gが記載されてお
り、各項目にはそれぞれ対応してLED32が設けられ
ている。
【0025】前記操作パネル11において、選択キー3
1a、アップキー31b、ダウンキー31c等を操作し
て、直線閂長さD、直線閂針数E、直線閂巾補正F、直
線閂重ね量G等を入力する事により直線閂止縫いのプロ
グラムが可能である。作成アルゴリズムはここでは省略
するが、このような条件下で作成された縫製データに基
づいて縫製を行うと図13に示すような縫い目が形成さ
れる。
【0026】次に、直線閂止縫製の動作について図8を
参照して説明する。
【0027】前記送り台25の上面部に加工布をセット
して起動スイッチ12が押されると、加工布を鳩目穴の
左右の部位にて押える為の図示しない布押えが作動する
と同時に、前記送り台25が所定の縫製開始位置に移動
する。前記操作パネル11においてプログラムされた縫
製デ−タに基づいて縫製が開始し、図13に示すような
縫い目が形成される。縫製が終了した時点(図8
(a))で、前記針棒8及びル−パ−土台17は、縫製
開始位置を0°とすれば、270°の位置にあるため、
前記針棒8及びル−パ−土台17を180°の位置に回
動させた後、前記レバ−ハンマ−61が作動し、前記ス
ロ−トプレ−ト62の前部に構成されている上糸切り機
構(図示せず)が作動して上糸切りを行う(図8
(b))。次に、前記針棒8及びル−パ−土台17を0
°の位置に回動させた後、前記レバ−ハンマ−61が再
び作動し、そのレバーハンマー61の作動によって前記
レバ−52が前記支持軸51を中心にして回動する。従
って、前記ル−パ−糸押さえ57も回動して前記スロ−
トプレ−ト62のル−パ−糸案内溝62aが開放される
(図8(c))。前記ル−パ−糸押さえ57が回動した
状態のまま前記送り台25は布セット位置(原点)に移
動することにより、縫目からつながっているル−パ−糸
が前記案内溝62aの中に入り込み(図8(d))、前
記送り台25が布セット位置(原点)に移動し終わると
同時に前記レバ−ハンマ−61が作動して前記ル−パ−
糸押え57のル−パ−糸押え部57bとスロ−トプレ−
ト62の後端部とでル−パ−糸を確実に保持する(図8
(e))。
【0028】次に、布押さえ(図示せず)が上昇してル
−パ−糸切断機構49が作動して、ル−パ−糸が切断さ
れて一つの鳩目穴縫いが終了する(図8(f))。
【0029】このとき、前記ル−パ−糸押え部57bと
スロ−トプレ−ト62の後端部とで保持されていたル−
パ−糸は、前記スロ−トプレ−ト62の後端部から飛び
出した状態となる。この状態で、次の鳩目穴縫製をする
加工布を、前記送り台25にセットして起動スイッチ1
2を押下すると、前記送り台25が縫製開始位置まで移
動して第一針目の縫目が形成される。その後、第二針、
第三針・・・と針数が進むにしたがって前記スロ−トプ
レ−ト62の後端部から飛び出していたル−パ−糸は、
案内溝62aにガイドされて縫目の中に縫い込まれる
(図8(g、h))。
【0030】以上説明したことから明らかなように本実
施の形態の鳩目穴かがりミシンでは、加工布に縫い目を
形成した後、送り台25によって加工布を原点へ移動さ
せるときに、ルーパー糸が最後の縫い目から案内溝を介
して針孔に案内され、その後、そのルーパー糸がスロー
トプレート62の後端部とルーパー糸押え部57bとで
保持された後、ルーパー糸切断機構49によって切断さ
れ、その切断されたルーパー糸端を、次の鳩目穴を縫う
ために加工布を送り台25によって移動させることで次
の縫い目に巻き込むようにしているため、スロ−トプレ
−トから飛び出ている切断されたル−パ−糸端によっ
て、鳩目穴を塞ぐことがなくなる。
【0031】尚、本実施の形態では、ル−パ−糸保持圧
を調整可能に構成しているが、ル−パ−糸保持圧固定式
に構成してもよい。また、本実施の形態では、直線閂止
付鳩目穴かがりミシンで説明しているが、丸閂止付鳩目
穴かがりミシン等要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更し
て実施し得るものである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明の鳩目穴かがりミシンでは、加工布に縫い目を形成
した後、送り装置によって加工布を原点へ移動させると
きに、ルーパー糸が最後の縫い目から案内溝を介して針
孔に案内され、その後、そのルーパー糸が針板の後端部
とルーパー糸押え部とで保持された後、ルーパー糸切断
機構によって切断され、その切断されたルーパー糸端
を、次の鳩目穴を縫うために加工布を送り装置によって
移動させることで次の縫い目に巻き込むようにしている
ため、針板から飛び出ている切断されたル−パ−糸端に
よって、鳩目穴を塞ぐことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の鳩目穴かがりミシンに用いられ
るルーパー土台の側面図である。
【図2】本実施の形態の鳩目穴かがりミシンに用いられ
るルーパー土台の前面図である。
【図3】本実施の形態の鳩目穴かがりミシンに用いられ
るルーパー土台の上面図である。
【図4】本実施の形態の鳩目穴かがりミシンの側面図で
ある。
【図5】本実施の形態の鳩目穴かがりミシンに用いられ
る電気的回路構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態の鳩目穴かがりミシンに用いられ
るルーパー糸切断機構を示す図である。
【図7】本実施の形態の鳩目穴かがりミシンに用いられ
るパネルを示す図である。
【図8】本実施の形態の鳩目穴かがりミシンの縫い動作
を示す図であり、(a)は、縫い目終了状態を示し、
(b)は、上糸を切断した状態を示し、(c)は、ルー
パー糸押さえ部が案内溝を開放した状態を示し、(d)
は、加工布が原点に移動した状態を示し、(e)は、ル
ーパー糸が針板端部とルーパー糸押さえ部とによって保
持された状態を示し、(f)は、ルーパー糸切断機構に
よってルーパー糸が切断された状態を示し、(g)は、
次の鳩目穴に縫製が開始された状態を示し、(h)は、
切断されたルーパー糸端が、次の鳩目穴の縫い目に巻き
込まれた状態を示している。
【図9】従来の鳩目穴かがりミシンに用いられるルーパ
ー土台の側面図である。
【図10】従来の鳩目穴かがりミシンに用いられるルー
パー土台の前面図である。
【図11】従来の鳩目穴かがりミシンに用いられるルー
パー土台の上面図である。
【図12】従来の鳩目穴かがりミシンの縫い動作を示す
図であり、(a)は、縫い目終了状態を示し、(b)
は、加工布が原点に移動した状態を示し、(c)は、ル
ーパー糸が針板前面とルーパー糸押さえ部とで保持され
た状態を示し、(d)は、ルーパー糸切断機構によって
ルーパー糸が切断された状態を示し、(e)は、ルーパ
ー土台が縫い始めの位置に回動した状態を示し、(f)
は、次の鳩目穴に縫製が開始された状態を示し、(h)
は、切断されたルーパー糸端が、次の鳩目穴の縫い目開
始位置からはみ出た状態を示している。
【図13】鳩目穴の縫い目を説明するための図である。
【符号の説明】 4 ミシン本体 7 縫い針 8 針棒 17 ルーパー土台 25 送り台 49 ルーパー糸切断機構 57 ルーパー糸押さえ 57b ルーパー糸押さえ部 62 スロートプレート 62a 案内溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド部の上面部に設けられた加工布が
    セットされる送り板と、 この送り板を前記加工布に形成された鳩目穴の切り込み
    形状に沿わせて送り移動させるための送り装置と、 アーム部に設けられ縫い針を備える針棒と、 前記ベッド部に前記針棒と対向して設けられるルーパー
    を備えるルーパー土台と、 前記ルーパー土台上部に設けられ、針孔を有する針板
    と、 前記ルーパ土台に設けられ、前記針板端部と共にルーパ
    ー糸を保持する糸押さえ部と、 前記糸押さえ部によって押さえられたルーパー糸を切断
    する切断部とを備えた鳩目穴かがりミシンにおいて、 前記針板の後部に、前記加工布に縫い目を形成した後、
    前記送り装置によって前記加工布を原点へ移動させると
    きに、最後の縫い目から前記針孔に前記ルーパー糸を案
    内する案内溝を設け、 前記糸押さえ部を前記案内溝近傍に配置し、 前記針板後部において前記切断部によって切断されたル
    ーパー糸端を、次の縫い目を形成するために、前記送り
    装置によって前記加工布を移動させることによって次の
    縫い目に巻き込むようにしたことを特徴とする鳩目穴か
    がりミシン。
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