JPH0921438A - ラジアル軸受 - Google Patents
ラジアル軸受Info
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- JPH0921438A JPH0921438A JP8168724A JP16872496A JPH0921438A JP H0921438 A JPH0921438 A JP H0921438A JP 8168724 A JP8168724 A JP 8168724A JP 16872496 A JP16872496 A JP 16872496A JP H0921438 A JPH0921438 A JP H0921438A
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- elastomer
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 67
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 claims abstract description 43
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 8
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 claims description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 4
- 230000008961 swelling Effects 0.000 abstract description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 230000002146 bilateral effect Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/38—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type
- F16F1/387—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type comprising means for modifying the rigidity in particular directions
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Springs (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外側スリーブ11とこの外側スリーブ11に
対して同軸的なスリーブ芯として形成された内側スリー
ブ12とを有し、内側スリーブ12がその外周面に半径
方向に延びる少なくとも一つのエラストマ体21および
少なくとも一つのゴム終端ストッパ20を備え、ゴム終
端ストッパ20がエラストマ体21の所定の弾性変形後
にはじめて作用するような特に自動車エンジンにおける
トルクサポート10用のラジアル軸受において、これを
種々の剛性を備えた少なくとも三つの線形特性範囲を有
するようにする。 【解決手段】 内側スリーブ12がその外周面の両側に
位置する弾性支持体17a、17bを有し、これらの支
持体により内側スリーブ12が外側スリーブ11に弾性
的に支持されている。
対して同軸的なスリーブ芯として形成された内側スリー
ブ12とを有し、内側スリーブ12がその外周面に半径
方向に延びる少なくとも一つのエラストマ体21および
少なくとも一つのゴム終端ストッパ20を備え、ゴム終
端ストッパ20がエラストマ体21の所定の弾性変形後
にはじめて作用するような特に自動車エンジンにおける
トルクサポート10用のラジアル軸受において、これを
種々の剛性を備えた少なくとも三つの線形特性範囲を有
するようにする。 【解決手段】 内側スリーブ12がその外周面の両側に
位置する弾性支持体17a、17bを有し、これらの支
持体により内側スリーブ12が外側スリーブ11に弾性
的に支持されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外側スリーブとこ
の外側スリーブに対して同軸的なスリーブ芯として形成
された内側スリーブとを有し、内側スリーブと外側スリ
ーブとの間に存在する自由空間の中に、軸方向に延びる
中空溝を備えた半径方向に延びる少なくとも一つのエラ
ストマ体およびこのエラストマ体の所定の弾性変形後に
作用する少なくとも一つのゴムストッパが配置されてい
る、特に自動車のエンジンにおけるトルクサポート用の
ラジアル軸受に関する。
の外側スリーブに対して同軸的なスリーブ芯として形成
された内側スリーブとを有し、内側スリーブと外側スリ
ーブとの間に存在する自由空間の中に、軸方向に延びる
中空溝を備えた半径方向に延びる少なくとも一つのエラ
ストマ体およびこのエラストマ体の所定の弾性変形後に
作用する少なくとも一つのゴムストッパが配置されてい
る、特に自動車のエンジンにおけるトルクサポート用の
ラジアル軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のラジアル軸受はドイツ特許第4
025284号明細書で知られている。この公知のラジ
アル軸受の場合、円筒状外側スリーブおよびこれと同軸
的な内側スリーブが設けられ、外側スリーブと内側スリ
ーブとの間の環状隙間の中に互いに間隔を隔てられた二
つのエラストマ体が配置されている。エラストマ体はそ
れぞれ軸方向に延びる中空溝を有している。両エラスト
マ体間に環状のゴム終端ストッパが内側スリーブ上に設
けられている。このラジアル軸受に半径方向の荷重がか
かる際にまず両エラストマ体が圧縮される。この場合エ
ラストマ体に設けられた中空溝の配置および形状によっ
て半径方向並びに軸方向における剛性を変化させること
ができる。
025284号明細書で知られている。この公知のラジ
アル軸受の場合、円筒状外側スリーブおよびこれと同軸
的な内側スリーブが設けられ、外側スリーブと内側スリ
ーブとの間の環状隙間の中に互いに間隔を隔てられた二
つのエラストマ体が配置されている。エラストマ体はそ
れぞれ軸方向に延びる中空溝を有している。両エラスト
マ体間に環状のゴム終端ストッパが内側スリーブ上に設
けられている。このラジアル軸受に半径方向の荷重がか
かる際にまず両エラストマ体が圧縮される。この場合エ
ラストマ体に設けられた中空溝の配置および形状によっ
て半径方向並びに軸方向における剛性を変化させること
ができる。
【0003】トルク・ロール・エンジンマウント装置に
おいては、エンジンの重量はいわゆるトルク・ロール・
車軸において二つの軸受によって支持されている。発生
するトルクはエンジンにロール運動を生じさせ、このロ
ール運動はいわゆるトルクサポートによって受けとめら
れる。このような軸受は例えば無負荷運転の際に生ずる
小さな振動に対して非常に柔軟でなければならない。し
かしこの軸受は発生するトルクを支持するために非常に
大きな力も受けとめる必要がある。
おいては、エンジンの重量はいわゆるトルク・ロール・
車軸において二つの軸受によって支持されている。発生
するトルクはエンジンにロール運動を生じさせ、このロ
ール運動はいわゆるトルクサポートによって受けとめら
れる。このような軸受は例えば無負荷運転の際に生ずる
小さな振動に対して非常に柔軟でなければならない。し
かしこの軸受は発生するトルクを支持するために非常に
大きな力も受けとめる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、種々
の剛性を備えた少なくとも三つの線形特性範囲を有する
ラジアル軸受を提案することにある。
の剛性を備えた少なくとも三つの線形特性範囲を有する
ラジアル軸受を提案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は冒頭に述べた形式のラジアル軸受において、内側スリ
ーブの外周面の両側に位置する少なくとも二つの弾性支
持体によって外側スリーブに、力が増大するにつれてそ
れぞれ異なった剛性を有する弾性支持体、少なくとも一
つのエラストマ体および少なくとも一つのゴムストッパ
が次々に作用するように支持されていることによって解
決される。
は冒頭に述べた形式のラジアル軸受において、内側スリ
ーブの外周面の両側に位置する少なくとも二つの弾性支
持体によって外側スリーブに、力が増大するにつれてそ
れぞれ異なった剛性を有する弾性支持体、少なくとも一
つのエラストマ体および少なくとも一つのゴムストッパ
が次々に作用するように支持されていることによって解
決される。
【0006】本発明に基づくラジアル軸受の場合、内側
スリーブの外周面に設けられた弾性支持体は小さな剛性
の特性開始範囲を生じさせる。この場合支持体は組立の
際にバイアス圧が与えられるので、発生するねじり剛性
はさらに減少される。このバイアス圧によって構造部品
の寿命は著しく改善される。大きな力が導入されると、
少なくとも一つのエラストマ体のばね剛性が決定的な作
用をする。このばね剛性は特性の開始範囲より高い剛性
を有し、その剛性は少なくとも一つのエラストマ体に設
けられた軸方向に延びる中空溝によって変更できる。こ
の場合横断面積が変化している中空溝を用いることもで
きる。力が一層増大した場合、ゴム終端ストッパは外側
スリーブに接触し、ゴム終端ストッパの剛性が特性を決
定づけるものとなる。本発明に基づくラジアル軸受の主
な利点は、原理的に同じ構造において大きな変更可能性
が存在し、これにより幅広い用途領域が開発されるとい
う点にある。
スリーブの外周面に設けられた弾性支持体は小さな剛性
の特性開始範囲を生じさせる。この場合支持体は組立の
際にバイアス圧が与えられるので、発生するねじり剛性
はさらに減少される。このバイアス圧によって構造部品
の寿命は著しく改善される。大きな力が導入されると、
少なくとも一つのエラストマ体のばね剛性が決定的な作
用をする。このばね剛性は特性の開始範囲より高い剛性
を有し、その剛性は少なくとも一つのエラストマ体に設
けられた軸方向に延びる中空溝によって変更できる。こ
の場合横断面積が変化している中空溝を用いることもで
きる。力が一層増大した場合、ゴム終端ストッパは外側
スリーブに接触し、ゴム終端ストッパの剛性が特性を決
定づけるものとなる。本発明に基づくラジアル軸受の主
な利点は、原理的に同じ構造において大きな変更可能性
が存在し、これにより幅広い用途領域が開発されるとい
う点にある。
【0007】本発明の有利な実施態様は従属請求項に記
載されている。
載されている。
【0008】互いに間隔を隔てられた二つのエラストマ
体が設けられ、これらのエラストマ体間にゴム終端スト
ッパが配置されていると有利である。
体が設けられ、これらのエラストマ体間にゴム終端スト
ッパが配置されていると有利である。
【0009】本発明の一実施態様においては、少なくと
も一つのエラストマ体が両側範囲を有し、これらの間に
内側スリーブが収容されている。
も一つのエラストマ体が両側範囲を有し、これらの間に
内側スリーブが収容されている。
【0010】少なくとも一つのエラストマ体および/又
はその両側範囲は円周方向において支持体に対してずら
して配置され、支持体と特に90°の角度を成してい
る。
はその両側範囲は円周方向において支持体に対してずら
して配置され、支持体と特に90°の角度を成してい
る。
【0011】少なくとも一つのエラストマ体が内側スリ
ーブに固定され、少なくとも一つのエラストマ体の外周
面が外側スリーブと間隙(S1 )を境界づけていると有
利である。従ってエラストマ体は間隙を克服した後には
じめて作用する。
ーブに固定され、少なくとも一つのエラストマ体の外周
面が外側スリーブと間隙(S1 )を境界づけていると有
利である。従ってエラストマ体は間隙を克服した後には
じめて作用する。
【0012】ゴム終端ストッパが内側スリーブから半径
方向に突出した金属膨出部に設けられていると有利であ
る。その場合金属膨出部に例えば加硫接続によって弾性
ゴム層が設けられる。
方向に突出した金属膨出部に設けられていると有利であ
る。その場合金属膨出部に例えば加硫接続によって弾性
ゴム層が設けられる。
【0013】ゴム終端ストッパが外側スリーブと、エラ
ストマ体と外側スリーブとの間隙(S1 )より大きい間
隙(S2 )を境界づけていると有利である。これにより
ゴム終端ストッパは間隙S2 の克服後にはじめて作用す
ることになる。
ストマ体と外側スリーブとの間隙(S1 )より大きい間
隙(S2 )を境界づけていると有利である。これにより
ゴム終端ストッパは間隙S2 の克服後にはじめて作用す
ることになる。
【0014】少なくとも一つのエラストマ体の中空溝が
軸方向に変化した横断面積を有していると有利である。
例えばエラストマ体はドイツ特許第4025284号明
細書に基づく中空溝を持つことができる。
軸方向に変化した横断面積を有していると有利である。
例えばエラストマ体はドイツ特許第4025284号明
細書に基づく中空溝を持つことができる。
【0015】他の有利な実施態様においては、内側スリ
ーブに配置された内側部品が設けられ、この内側部品が
互いに間隔を隔てて配置されたエラストマ体、これらの
エラストマ体間に位置するゴム終端ストッパ、内側スリ
ーブの外側面に設けられ円周方向においてエラストマ体
に対してずらして配置された支持体、およびこれらの支
持体の外側面に設けられた端板を有し、この内側部品が
外側スリーブに固定される。このような内側部品はラジ
アル軸受を組み立てる際に外側スリーブの中に挿入さ
れ、そこに固定され、その際に内側スリーブを収容する
支持体にバイアス圧が与えられる。
ーブに配置された内側部品が設けられ、この内側部品が
互いに間隔を隔てて配置されたエラストマ体、これらの
エラストマ体間に位置するゴム終端ストッパ、内側スリ
ーブの外側面に設けられ円周方向においてエラストマ体
に対してずらして配置された支持体、およびこれらの支
持体の外側面に設けられた端板を有し、この内側部品が
外側スリーブに固定される。このような内側部品はラジ
アル軸受を組み立てる際に外側スリーブの中に挿入さ
れ、そこに固定され、その際に内側スリーブを収容する
支持体にバイアス圧が与えられる。
【0016】本発明の他の実施形態は上述の本発明に基
づくラジアル軸受を備えた自動車におけるトルク・ロー
ル・エンジンマウントに対するトルクサポートに関す
る。この用途領域に対して特に、開始範囲において非常
に柔軟な特性およびほんの僅かな剛性が存在することが
特に有利である。それでもこのようなトルクサポートは
トルクが発生した場合も大きな力を吸収できる。全体と
して本発明に基づくトルクサポートは、増大するばね特
性を備えた弾性変形に関係して存在する三つの特性範囲
を有している。
づくラジアル軸受を備えた自動車におけるトルク・ロー
ル・エンジンマウントに対するトルクサポートに関す
る。この用途領域に対して特に、開始範囲において非常
に柔軟な特性およびほんの僅かな剛性が存在することが
特に有利である。それでもこのようなトルクサポートは
トルクが発生した場合も大きな力を吸収できる。全体と
して本発明に基づくトルクサポートは、増大するばね特
性を備えた弾性変形に関係して存在する三つの特性範囲
を有している。
【0017】
【実施例】以下図に示した実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0018】図1に示されているラジアル軸受はトルク
サポート10として形成されている。トルクサポート1
0は、自動車のエンジンがいわゆるトルク・ロール・車
軸において二つの軸受によって支持されトルクがトルク
サポートによって受けとめられるようなトルク・ロール
・エンジンマウント装置において使用されている。
サポート10として形成されている。トルクサポート1
0は、自動車のエンジンがいわゆるトルク・ロール・車
軸において二つの軸受によって支持されトルクがトルク
サポートによって受けとめられるようなトルク・ロール
・エンジンマウント装置において使用されている。
【0019】図1ないし図3から明らかなように、トル
クサポート10は固定部品14から垂直に突出している
外側スリーブ11を有している。固定部品14には図示
していない自動車の車体に固定するための二つの取付け
孔16a、16bが設けられている。外側スリーブ11
は複数の構造部品から構成されている内側部品23が収
容される自由空間13を境界づけている。図4ないし図
6には内側部品23が種々の方向から見て示されてい
る。内側部品23は組立状態において外側スリーブ11
に対して同軸的に配置され内側孔15を備えた内側スリ
ーブ12を有している。
クサポート10は固定部品14から垂直に突出している
外側スリーブ11を有している。固定部品14には図示
していない自動車の車体に固定するための二つの取付け
孔16a、16bが設けられている。外側スリーブ11
は複数の構造部品から構成されている内側部品23が収
容される自由空間13を境界づけている。図4ないし図
6には内側部品23が種々の方向から見て示されてい
る。内側部品23は組立状態において外側スリーブ11
に対して同軸的に配置され内側孔15を備えた内側スリ
ーブ12を有している。
【0020】図3および図4から特に良好に理解できる
ように、内側スリーブ12の外周面には互いに間隔を隔
てて二つのエラストマ体21、22が取り付けられてい
る。各エラストマ体21、22はそれぞれ両側範囲21
a、21bを有し、それらの中間に内側スリーブ12が
配置されている。エラストマ体21、22に軸方向に延
びる中空溝24が設けられている。中空溝24によって
エラストマ体21、22の剛性を変化できる。中空溝2
4は軸方向に異なった横断面積経過を持たせることがで
きる。
ように、内側スリーブ12の外周面には互いに間隔を隔
てて二つのエラストマ体21、22が取り付けられてい
る。各エラストマ体21、22はそれぞれ両側範囲21
a、21bを有し、それらの中間に内側スリーブ12が
配置されている。エラストマ体21、22に軸方向に延
びる中空溝24が設けられている。中空溝24によって
エラストマ体21、22の剛性を変化できる。中空溝2
4は軸方向に異なった横断面積経過を持たせることがで
きる。
【0021】両エラストマ体21、22間にゴム終端ス
トッパ20が設けられ、このゴム終端ストッパ20は内
側スリーブ12から半径方向に突出した金属膨出部19
の外周面に設けられている。
トッパ20が設けられ、このゴム終端ストッパ20は内
側スリーブ12から半径方向に突出した金属膨出部19
の外周面に設けられている。
【0022】図3から明らかなように、エラストマ体2
1、22は外側スリーブ11と間隙S1 を境界づけてい
る。中間位置に配置されたゴム終端ストッパ20は外側
スリーブ11と間隙S1 より大きい間隙S2 を境界づけ
ている。
1、22は外側スリーブ11と間隙S1 を境界づけてい
る。中間位置に配置されたゴム終端ストッパ20は外側
スリーブ11と間隙S1 より大きい間隙S2 を境界づけ
ている。
【0023】内側スリーブ12は二つの支持体17a、
17bを備えており、これらの支持体17a、17bは
円周方向にエラストマ体21、22と90°の角度を成
している。図4におけるV−V線に沿った断面図である
図5から明らかなように、弾性支持体17a、17bは
端面側に端板25a、25bを有している。内側部品2
3を外側スリーブ11に固定するために使用される固定
ボルト26a、26bが各端板25a、25bからそれ
ぞれ垂直に突出している。
17bを備えており、これらの支持体17a、17bは
円周方向にエラストマ体21、22と90°の角度を成
している。図4におけるV−V線に沿った断面図である
図5から明らかなように、弾性支持体17a、17bは
端面側に端板25a、25bを有している。内側部品2
3を外側スリーブ11に固定するために使用される固定
ボルト26a、26bが各端板25a、25bからそれ
ぞれ垂直に突出している。
【0024】図6からも内側部品23を形成する構造部
品が明らかである。
品が明らかである。
【0025】トルクサポート10を組み立てる際に完成
された内側部品23が外側スリーブ11にある対応した
受け部の中に挿入される。内側部品23を固定するため
に支持体17a、17bに、外側スリーブ11にかみ合
い結合で巻きつけられる固定クランプ18a、18bが
設けられている。これによってトルクサポート10を再
び簡単に分解することができる。組み立てる際に支持体
17a、17bはバイアス圧を与えられ、これによって
剛性がさらに減少される。
された内側部品23が外側スリーブ11にある対応した
受け部の中に挿入される。内側部品23を固定するため
に支持体17a、17bに、外側スリーブ11にかみ合
い結合で巻きつけられる固定クランプ18a、18bが
設けられている。これによってトルクサポート10を再
び簡単に分解することができる。組み立てる際に支持体
17a、17bはバイアス圧を与えられ、これによって
剛性がさらに減少される。
【0026】次に力・行程特性を示している図7を参照
してトルクサポート10の機能を詳細に説明する。
してトルクサポート10の機能を詳細に説明する。
【0027】開始範囲Aにおいて力・行程特性は支持体
17a、17bの剛性によって決定される。この開始範
囲Aにおいてトルクサポート10は非常に柔軟に設計さ
れ、ほんの僅かな剛性しか有していない。従って例えば
無負荷運転の際に生ずるような小さな振動が良好に遮断
される。この開始範囲Aにおいてエラストマ体21、2
2は間隙S1 がまだ克服されていないので作用しない。
大きな力がかかる際にはじめて間隙S1 が克服されるほ
どに弾性変形が大きくなる。この中間範囲Bにおいて力
・行程特性はエラストマ体21、22の剛性によって増
大される。従って中間範囲Bにおける剛性は支持体17
a、17bおよびエラストマ体21、22によって決定
される。図7から明らかなようにこの中間範囲Bに比較
的大きな剛性が存在する。この剛性はエラストマ体2
1、22に設けられている中空溝24によって広範囲に
変更できる。もっと大きな力がかかる際には間隙S2 も
克服され、これによりゴム終端ストッパ20のばね剛性
もトルクサポート10に対して有効に作用し、中間範囲
Bに存在している剛性に加算される。従って図7から明
らかなように最終範囲Cにおいて高い剛性が存在する。
17a、17bの剛性によって決定される。この開始範
囲Aにおいてトルクサポート10は非常に柔軟に設計さ
れ、ほんの僅かな剛性しか有していない。従って例えば
無負荷運転の際に生ずるような小さな振動が良好に遮断
される。この開始範囲Aにおいてエラストマ体21、2
2は間隙S1 がまだ克服されていないので作用しない。
大きな力がかかる際にはじめて間隙S1 が克服されるほ
どに弾性変形が大きくなる。この中間範囲Bにおいて力
・行程特性はエラストマ体21、22の剛性によって増
大される。従って中間範囲Bにおける剛性は支持体17
a、17bおよびエラストマ体21、22によって決定
される。図7から明らかなようにこの中間範囲Bに比較
的大きな剛性が存在する。この剛性はエラストマ体2
1、22に設けられている中空溝24によって広範囲に
変更できる。もっと大きな力がかかる際には間隙S2 も
克服され、これによりゴム終端ストッパ20のばね剛性
もトルクサポート10に対して有効に作用し、中間範囲
Bに存在している剛性に加算される。従って図7から明
らかなように最終範囲Cにおいて高い剛性が存在する。
【0028】弾性支持体17a、17b、エラストマ体
21、22およびゴム終端ストッパ20を直列に接続す
ることによって、それぞれ異なって線形に延び種々の剛
性を有する三つの範囲A、B、Cを有するトルクサポー
ト10が作られる。これによって一方では特に無負荷運
転の際に生ずる小さな振動が良好に遮断され、他方では
導入されたトルクに伴う非常に大きな力も吸収できる。
21、22およびゴム終端ストッパ20を直列に接続す
ることによって、それぞれ異なって線形に延び種々の剛
性を有する三つの範囲A、B、Cを有するトルクサポー
ト10が作られる。これによって一方では特に無負荷運
転の際に生ずる小さな振動が良好に遮断され、他方では
導入されたトルクに伴う非常に大きな力も吸収できる。
【図1】本発明に基づくラジアル軸受の側面図。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図。
【図3】図1におけるIII−III線に沿った断面
図。
図。
【図4】図1におけるラジアル軸受の内側部品の断面
図。
図。
【図5】図4におけるV−V線に沿った断面図。
【図6】図1におけるラジアル軸受の内側部品の詳細
図。
図。
【図7】図1におけるラジアル軸受の力・行程特性図。
10 トルクサポート 11 外側スリーブ 12 内側スリーブ 17a 支持体 17b 支持体 21 エラストマ体 22 エラストマ体 23 内側部品 24 中空溝
フロントページの続き (72)発明者 カイ ブラウエル ドイツ連邦共和国 56242 ゼルタース ゲルベライヴエーク 8 (72)発明者 トーマス ゲントナー ドイツ連邦共和国 68753 ワグホイゼル カステルシユトラーセ 18
Claims (10)
- 【請求項1】 外側スリーブとこの外側スリーブに対し
て同軸的なスリーブ芯として形成された内側スリーブと
を有し、内側スリーブと外側スリーブとの間に存在する
自由空間の中に、軸方向に延びる中空溝を備えた半径方
向に延びる少なくとも一つのエラストマ体およびこのエ
ラストマ体の所定の弾性変形後に作用する少なくとも一
つのゴム終端ストッパが配置されている、特に自動車の
エンジンにおけるトルクサポート用のラジアル軸受にお
いて、内側スリーブ(12)の外周面の両側に位置する
少なくとも二つの弾性支持体(17a、17b)によっ
て外側スリーブ(11)に、力が増大するにつれてそれ
ぞれ異なった剛性を有する弾性支持体(17a、17
b)、少なくとも一つのエラストマ体(21、22)お
よび少なくとも一つのゴムストッパ(20)が次々に作
用するように支持されていることを特徴とするラジアル
軸受。 - 【請求項2】 互いに間隔を隔てられた二つのエラスト
マ体(21、22)が設けられ、これらの両エラストマ
体(21、22)間にゴム終端ストッパ(20)が配置
されていることを特徴とする請求項1記載のラジアル軸
受。 - 【請求項3】 少なくとも一つのエラストマ体(21、
22)の両側範囲(21a、21b)の間に内側スリー
ブ(12)が収容されていることを特徴とする請求項1
又は2記載のラジアル軸受。 - 【請求項4】 少なくとも一つのエラストマ体(21、
22)および/又はその両側範囲(21a、21b)が
円周方向において支持体(17a、17b)に対してず
らして配置され、支持体(17a、17b)と特に90
°の角度を成していることを特徴とする請求項1ないし
3のいずれか1つに記載のラジアル軸受。 - 【請求項5】 少なくとも一つのエラストマ体(21、
22)が内側スリーブ(12)に固定され、少なくとも
一つのエラストマ体(21、22)の外周面が外側スリ
ーブ(11)と間隙(S1 )を境界づけていることを特
徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のラジ
アル軸受。 - 【請求項6】 ゴム終端ストッパ(20)が内側スリー
ブ(12)から半径方向に突出した金属膨出部(19)
に設けられていることを特徴とする請求項1ないし5の
いずれか1つに記載のラジアル軸受。 - 【請求項7】 ゴム終端ストッパ(20)が外側スリー
ブ(11)と、エラストマ体(21、22)と外側スリ
ーブ(11)との間隙(S1 )より大きい間隙(S2 )
を境界づけていることを特徴とする請求項1ないし6の
いずれか1つに記載のラジアル軸受。 - 【請求項8】 少なくとも一つのエラストマ体(21、
22)の中空溝(24)が軸方向に変化した横断面積を
有していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
か1つに記載のラジアル軸受。 - 【請求項9】 内側スリーブ(12)に配置された内側
部品(23)が設けられ、この内側部品(23)が互い
に間隔を隔てて配置されたエラストマ体(21、2
2)、これらのエラストマ体(21、22)間に位置す
るゴム終端ストッパ(20)、内側スリーブ(12)の
外側面に設けられ円周方向においてエラストマ体(2
1、22)に対してずらして配置された支持体(17
a、17b)、およびこれらの支持体(17a、17
b)の外側面に設けられた端板(25a、25b)を有
し、この内側部品(23)が外側スリーブ(11)に固
定されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
1つに記載のラジアル軸受。 - 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1つに記
載のラジアル軸受を備えた自動車におけるトルク・ロー
ル・エンジンマウント用のトルクサポート。
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