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JPH09205205A - Mos型半導体装置の製造方法及びmos型半導体装置 - Google Patents

Mos型半導体装置の製造方法及びmos型半導体装置

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Publication number
JPH09205205A
JPH09205205A JP13042396A JP13042396A JPH09205205A JP H09205205 A JPH09205205 A JP H09205205A JP 13042396 A JP13042396 A JP 13042396A JP 13042396 A JP13042396 A JP 13042396A JP H09205205 A JPH09205205 A JP H09205205A
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JP
Japan
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insulating film
semiconductor device
manufacturing
forming
cover layer
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Hideyuki Akanuma
英幸 赤沼
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】MOS型トランジスタのチャネル部と、ソース
及びドレインの間に低濃度の不純物拡散層(オフセッ
ト)を設ける半導体装置に関し、オフセットを任意の大
きさにすることができ、しかも均一にする。 【解決手段】ゲート電極304形成と同時に、後にソー
ス、ドレインとなる部分を覆う領域(カバー領域)に導
電膜305をフォトリソグラフィで形成し、低濃度拡散
層306を形成する。絶縁膜307を堆積し、化学的機
械的研磨(CMP)技術を用いて絶縁膜307を頂部か
ら徐々に除去し、導電膜305の頂部を露出させる。こ
の結果、ゲート電極304と導電膜305の間に絶縁膜
307が残り、これをスペーサとしてイオン注入を行う
ことによりソース、ドレイン領域310を形成する。オ
フセット長が一度のフォトリソグラフィで決まるため電
気的特性が均一であり、ソース、ドレイン間耐圧の設定
の自由度が大きくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法、特にMOS型トランジスタであってチャネル部
と、高濃度の不純物拡散層からなるソース及びドレイン
の間に低濃度の不純物拡散層(以下これを仮にオフセッ
トと呼ぶ。尚、Lightly DopedDrain
(略してLDD)と呼ぶことも多い)を設けることで電
界緩和効果を得てソース、ドレイン間の耐圧を向上した
高耐圧な半導体装置(以下これをオフセットを有する半
導体装置と略称する。)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオフセットを有する半導体装置の
製造方法には、主なものとして以下に述べる2種類の方
法がある。一つはゲート電極の側壁にサイドウオールス
ペーサを設けることでオフセットを作るいわゆるサイド
ウオール法であり、もう一つはゲート電極をフォトレジ
ストで覆うことでオフセットを作るいわゆるマスクオフ
セット法である。
【0003】まず、いわゆるサイドウオール法につい
て、図1を用いて説明する。
【0004】半導体基板101上にゲート絶縁膜102
を形成し、次いでゲート電極103を形成する。ゲート
電極103をマスクにイオン注入104を行い、半導体
基板中101に低濃度の不純物拡散層105を形成する
(図1a)。次に、絶縁膜106を堆積し(図2b)、
この絶縁膜106を異方性エッチングで除去する。エッ
チング後には、ゲート電極の側壁にサイドウオールスペ
ーサ107が残る(図1c)。サイドウオールスペーサ
107及びゲート電極103をマスクにしてイオン注入
108を行い、高濃度の不純物拡散層109を形成す
る。引き続き層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜に接続孔
を開口し、金属配線を形成するなどして半導体装置を完
成する。
【0005】次に、いわゆるマスクオフセット法を図2
を用いて説明する。
【0006】半導体基板201上にゲート絶縁膜202
を形成し、次いでゲート電極203を形成する。ゲート
電極203をマスクにイオン注入を行い、半導体基板2
01中に低濃度の不純物拡散層204を形成する(図2
a)。次いでゲート電極203を覆うようにフォトレジ
スト205を形成し、これをマスクにイオン注入206
を行うことで高濃度の不純物拡散層207を形成する
(図2b)。続いてフォトレジスト205を除去した後
は上に述べたサイドウオール法と同様にして、半導体装
置を完成する。
【0007】サイドウオール法でもマスクオフセット法
でも、チャネルと高濃度の不純物拡散層の間に低濃度の
不純物拡散層(オフセット)を設けることで水平方向の
電界を緩和してトランジスタのソース、ドレイン間の耐
圧を向上している。また、オフセットを設けることでホ
ットキャリアのゲート絶縁膜への注入を抑制し、半導体
装置の特性変動を抑える効果もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サイド
ウオール法ではオフセットの大きさ、すなわち低濃度の
不純物拡散層の水平方向(チャネルとドレインを結ぶ方
向)の距離が小さく、十分な耐圧を得られない場合があ
るという問題があった。すなわち、オフセットの大きさ
がサイドウオールの水平方向(ソースとドレインを結ぶ
方向)の長さで決まり、このサイドウオールの水平方向
の長さが大きくてもゲート電極の厚さ程度で有ることか
ら、オフセットの大きさを大きくしようとしても自ずと
限界があった。
【0009】また、マスクオフセット法では、任意の大
きさのオフセットを設けて耐圧を向上することが可能で
はあるが、高濃度の不純物拡散層を形成するためのイオ
ン注入のマスク(図2のフォトレジスト205)をフォ
トリソグラフィで形成するため、露光の際に位置合わせ
ずれが生じてオフセットの大きさが変わり、従って電気
特性が不均一になるという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、少なくとも、半導体層上にゲート絶縁膜を形
成する工程と、後にソース及びドレインの不純物拡散層
になるべき半導体層の部分を覆う領域とゲート電極とを
一度のフォトリソグラフィで形成する工程と、絶縁膜を
堆積する工程と、前記領域の頂部が露出し、かつ前記領
域とゲート電極の間の絶縁膜が残るように絶縁膜を除去
する工程と、前記ゲート電極及び前記絶縁膜を残して前
記領域を除去する工程と、除去した前記領域の下の半導
体層に不純物イオンを注入する工程を含むことを特徴と
し、ソース、ドレイン間の耐圧が高く、かつ電気特性の
均一性に優れた半導体装置を製造できる、半導体装置の
製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の半導体装置の製造方法の
第1の実施例を図3と図4を用いて詳しく説明する。
【0012】図3と図4は本発明の半導体装置の製造方
法を示す工程断面図である。まず、半導体層301上に
第1の絶縁膜302を形成し、次いで第1の絶縁膜30
2上に第1の導電膜303を堆積した(図3a)。本実
施例では半導体層301は単結晶シリコン(Si)であ
り、第1の絶縁膜302は単結晶シリコンの表面を熱酸
化した酸化シリコン(SiO2)である。第1の絶縁膜
302はMOS型トランジスタのゲート絶縁膜である。
第1の導電膜303は多結晶シリコンを用いた。
【0013】次に、第1の導電膜303を一度のフォト
リソグラフィを用いて加工成形し、第1の導電膜領域3
04と第2の導電膜領域305を同時に形成した。第1
の導電膜領域304はMOS型トランジスタのゲート電
極であり、第2の導電膜領域305は後に高濃度の不純
物拡散層(MOSトランジスタのソース及びドレイン)
を形成する部分を覆う領域である(以後、カバー層と略
称する)。更に、第1の導電膜領域304と第2の導電
膜領域305の上からイオン注入を行い、半導体層30
1中に低濃度の不純物拡散層306を形成した(図3
b)。
【0014】低濃度の不純物拡散層を形成する際のイオ
ン注入の条件として、注入量は、好ましくは1010〜1
14(1/cm2)、より好ましくは1012〜1013(1
/cm2)である。注入エネルギーは、好ましくは10〜
150keV、より好ましくは、30〜100keVである。
イオン種は、B+、BF2 +、P+及びAs+等であるが、
半導体基体にドナーあるいは、アクセプターとして機能
し得る物質であれば特に限定されることはない。これら
のイオン注入条件は、一例であり、一般に必要とするM
OSトランジスタの耐圧、能力などにより決定される。
【0015】たとえば、イオン種がBF2 +の場合、注入
量は、好ましくは1010〜1014(1/cm2)、より好
ましくは1012〜1013(1/cm2)、さらに好ましく
は、4×1012〜1013(1/cm2)である。10
10(1/cm2)未満では、拡散層抵抗が大きくなりすぎ
てMOSトランジスタとしての能力が不足してしまい、
また希望する導電型が得られない場合もあるからであ
る。1014(1/cm2)より大きいと電界緩和効果が小
さくなり十分な耐圧が確保できないことが多いためであ
る。注入エネルギーは、特に限定されないが、好ましく
は20〜60keV、より好ましくは30〜50keV、さら
に好ましくは40±5keVである。20keV未満では不純
物がゲート絶縁膜を貫通しない場合があるためである。
60keVより大きいとイオン注入のマスク層まで貫通す
る場合があるためである。もちろん、このような不都合
が生じないのであれば、注入エネルギーは、求められる
MOSトランジスタの特性にあわせ自由に設定すること
が可能であり、他のイオン種、他のイオン注入工程であ
っても事情は同じである。
【0016】イオン種がB+の場合、注入量は、好まし
くは1010〜1014(1/cm2)、より好ましくは10
12〜1013(1/cm2)、さらに好ましくは、4×10
12〜1013(1/cm2)である。注入エネルギーは、特
に限定されないが、好ましくは10〜40keV、より好
ましくは20〜30keVである。
【0017】イオン種がP+の場合、注入量は、好まし
くは1010〜1014(1/cm2)、より好ましくは5×
1012〜5×1013(1/cm2)、さらに好ましくは1
13〜4×1013(1/cm2)である。注入エネルギー
は、特に限定されないが、好ましくは40〜80keV、
より好ましくは50〜70keV、さらに好ましくは60
±5keVである。
【0018】イオン種がAs+の場合、注入量は、好ま
しくは1010〜1014(1/cm2)、より好ましくは5
×1012〜5×1013(1/cm2)である。注入エネル
ギーは、特に限定されないが、好ましくは40〜80ke
V、より好ましくは50〜70keVである。
【0019】次に、第2の絶縁膜307を堆積した(図
3c)。この第2の絶縁膜307は、一部が後にオフセ
ット形成のためのスペーサとなる、いわゆるスペーサ絶
縁膜である。第2の絶縁膜307は気相成長法を用いて
堆積した酸化シリコンである。この後、化学的機械的研
磨(CMP)技術を用いて第2の絶縁膜307を頂部か
ら徐々に除去し、第2の導電膜領域305の頂部を露出
させた。この時第1の導電膜領域304と第2の導電膜
領域305の間には第2の絶縁膜307の一部が残り、
これが第1の導電膜領域304と後に形成する高濃度の
不純物拡散層を離す(オフセットを形成する)為のスペ
ーサ308である(図3d)。
【0020】次に、第1の導電膜領域304を覆うよう
に、かつ第2の導電膜領域305は露出するようにフォ
トレジスト309を形成してから、第2の導電膜領域3
05を除去した(図3e)。半導体層301の第1の導
電膜領域304とスペーサ308に覆われていない部分
にイオン注入を行い、高濃度の不純物拡散層310を形
成した(図4a)。
【0021】高濃度の不純物拡散層を形成する際のイオ
ン注入の条件として、注入量は、好ましくは1014〜1
17(1/cm2)、より好ましくは1015〜1016(1
/cm2)である。注入エネルギーは、好ましくは10〜
150keV、より好ましくは、30〜100keVである。
イオン種は、B+、BF2 +、P+及びAs+等であるが、
半導体基体にドナーあるいは、アクセプターとして機能
し得る物質であれば特に限定されることはない。これら
のイオン注入条件は、一例であり、一般に必要とする耐
圧、能力などにより決定される。
【0022】たとえば、イオン種がBF2 +の場合、注入
量は、好ましくは1014〜1017(1/cm2)、より好
ましくは1015〜1016(1/cm2)、さらに好ましく
は1×1015〜8×1015(1/cm2)である。1014
(1/cm2)未満では、拡散層抵抗(ソース、ドレイン
の寄生抵抗)が大きくなり、トランジスタの能力が阻害
される場合があるためである。また、1017(1/c
m2)より大きいと後の工程でイオン注入による結晶欠陥
を回復することが困難になり、ジャンクションリークな
どによりトランジスタの特性を阻害する場合があるから
である。注入エネルギーは、特に限定されないが、好ま
しくは20〜60keV、より好ましくは30〜50keV、
さらに好ましくは40±5keVである。20keV未満では
不純物がゲート絶縁膜を貫通しない場合があるためであ
る。また、60keVより大きいとイオン注入のマスク層
まで貫通する場合があるためである。
【0023】イオン種がB+の場合、注入量は、好まし
くは1014〜1017(1/cm2)、より好ましくは10
15〜1016(1/cm2)、さらに好ましくは1×1015
〜8×1015(1/cm2)である。注入エネルギーは、
特に限定されないが、好ましくは20〜60keV、より
好ましくは30〜50keV、さらに好ましくは40±5k
eVである。
【0024】イオン種がP+の場合、注入量は、好まし
くは1014〜1017(1/cm2)、より好ましくは10
15〜1016(1/cm2)、さらに好ましくは1×1015
〜8×1015(1/cm2)である。注入エネルギーは、
特に限定されないが、好ましくは50〜90keV、より
好ましくは60〜80keV、さらに好ましくは70±5k
eVである。
【0025】イオン種がAs+の場合、注入量は、好ま
しくは1014〜1017(1/cm2)、より好ましくは1
15〜1016(1/cm2)、さらに好ましくは1×10
15〜8×1015(1/cm2)である。注入エネルギーは、
特に限定されないが、好ましくは30〜70keV、より
好ましくは40〜60keV、さらに好ましくは、50±
5keVである。
【0026】この後、層間絶縁膜311を堆積し、不純
物の活性化の為の加熱処理を施し、接続孔を開口し、金
属配線312を形成して半導体装置を完成した(図4
b)。
【0027】本実施例では半導体層301は単結晶シリ
コンとしたが、他に、例えば多結晶シリコン薄膜トラン
ジスタを製造する場合であって半導体層301がガラス
や石英ガラスの基板上に形成した多結晶シリコンであっ
ても、また非晶質シリコン薄膜トランジスタを製造する
場合であって半導体層301がガラスや石英ガラスの基
板上に形成した非晶質シリコンであってもよい。
【0028】更に言えば、半導体層301の単結晶シリ
コンは、単結晶シリコン基板でも、SOI(Silic
on on Insulator)やSOS(Sili
con on Saphire)上に成長した単結晶シ
リコンであっても、本発明の方法で製造することで得ら
れる効果にはなんら変わるところはない。
【0029】しかしながら、実際に単結晶シリコン基板
を用いて本発明の方法で半導体装置を製造する場合に
は、素子分離の方法等も考慮しなければならない。これ
は本実施例で示した図に含まれる部分以外、すなわち素
子分離領域に段差を生じて、特に化学的機械的研磨(C
MP)を用いる際に、素子分離絶縁膜上の第1の導電層
領域304が薄くなってしまい、素子分離領域での配線
に使えなくなってしまうためである。単結晶シリコン基
板を用い、LOCOS(Local Oxidatio
n Of Silicon)で素子分離を行う場合につ
いて後に別の実施例として述べる。
【0030】また、本実施例では第2の絶縁膜307の
除去に化学的機械的研磨(CMP)を用いたが、第2の
導電膜領域305の頂部を露出し、かつスペーサ308
になる第2の絶縁膜307をイオン注入の阻止マスクと
なりうる膜厚で残せれば、他の技術を用いても構わな
い。例えば図3cの様に第2の絶縁膜307を堆積した
状態で、上にフォトレジストを塗布してからフォトレジ
ストと第2の絶縁膜307のエッチング速度がほぼ同じ
になるような条件で全面をエッチングする、いわゆるレ
ジストエッチバック法でも本発明の目的にかなう。
【0031】更にいえば、本実施例では第1の導電層3
03に多結晶シリコンを用いたが、これをモリブデン
(Mo)、タングステン(W)、チタン(Ti)等の高
融点金属のケイ化物(シリサイド)や、これらと多結晶
シリコンとの積層構造とする事もある。
【0032】本実施例の半導体装置の製造方法では、ゲ
ート電極とソース、ドレインの位置関係、すなわちMO
S型トランジスタにおけるソース、ドレインのオフセッ
ト長が、第1の導電膜303を加工、成形して第1の導
電膜領域304と第2の導電膜領域305を形成する為
の一度のフォトリソグラフィで決まる。そのため、ゲー
ト電極とソース、ドレインの間隔(オフセット長)を、
従来のマスクオフセット法のように露光装置の位置合わ
せ精度によらず、常に一定に保つことができ、従って電
気的特性が均一な半導体装置を製造することができた。
しかも、従来のサイドウオール法と違い、オフセットの
大きさを任意に決めることが可能であり、必要に応じた
ソースドレイン間耐圧を得ることが容易にできた。
【0033】以下、図5を用いて本発明の半導体装置の
製造方法の第2の実施例について製造工程順に説明す
る。第2の実施例は単結晶シリコン基板上に素子分離の
為の酸化シリコン膜をLOCOS法で形成した後、本発
明の製造方法を適用した例である。これは先に述べた第
1の実施例の方法を、素子分離のための酸化シリコン膜
を基板から盛り上がるように形成しなければならない単
結晶シリコン基板を用いた半導体装置の製造に適用する
と、ゲート電極と同層でゲート電極から延びる配線部分
が素子分離のための酸化シリコン膜上に有るために(第
1の実施例を説明した図3、図4では図示されていな
い)、平坦化技術を用いる際にこの配線部分が薄くなっ
たり無くなってしまうことがあることから、この問題を
解決した製造方法の例である。
【0034】単結晶シリコン基板501上に薄い酸化シ
リコン膜を形成した後、窒化シリコン膜をマスクとして
露出したシリコン部分を熱酸化し、その後窒化シリコン
膜を除去といういわゆるLOCOS法で素子分離絶縁膜
502を形成して有り、素子分離絶縁膜502以外の部
分にはゲート絶縁膜503を形成して有り、さらに多結
晶シリコンからなる第1の導電膜504を堆積して有る
(図5a)。
【0035】第1の導電膜504を一度のフォトリソグ
ラフィを用いて加工成形し、第1の導電膜領域505と
第2の導電膜領域506を同時に形成した。第1の導電
膜領域505はMOS型トランジスタのゲート電極であ
り、第2の導電膜領域506は後に高濃度の不純物拡散
層(MOSトランジスタのソース及びドレイン)を形成
する部分を覆うようにしてある。更に、第1の導電膜領
域505と第2の導電膜領域506の上からイオン注入
を行い、単結晶シリコン基板501中に低濃度の不純物
拡散層507を形成し、第2の絶縁膜508を堆積した
(図5b)。
【0036】次に、化学的機械的研磨(CMP)技術を
用いて第1の導電膜領域505と第2の導電膜領域50
6の頂部が露出するまで508を除いた(図5c)。
【0037】次に、第1の導電膜領域505を覆い、第
2の導電膜領域506が露出するように第1の配線50
9を形成し、第1の配線509をマスクに第2の導電膜
領域506を除去した。続いて、第2の導電膜領域50
6の下にあった部分の単結晶シリコン501中にイオン
注入で高濃度の不純物拡散層510を形成した(図5
d)。低濃度及び高濃度の不純物拡散層を形成する際の
イオン注入条件は、実施例1に準ずる。
【0038】以後、層間絶縁膜511、接続孔512、
金属配線513を形成し半導体装置を完成した(図5
e)。
【0039】第2の実施例で各部位に用いた材質、技術
は単結晶シリコン基板501以外は基本的に第1の実施
例の対応する部位と同じであり、材質や技術の変更も第
1の実施例に準ずる。本第2の実施例にのみ必要な第1
の配線509は多結晶シリコンとした。第1の配線50
9を多結晶シリコンとし、第1の導電膜504も多結晶
シリコンであるので、本実施例では、第1の配線509
の加工のためのエッチングで第2の導電膜領域506ま
で除去することが可能であった。しかし、第1の導電膜
領域505と導通のとれる材質で有れば、他の材質を第
1の配線509に用いて良い。
【0040】第2の実施例の方法で製造した半導体装置
では、第1の実施例の場合と同じ理由により、電気特性
の均一性が良く、また、ゲート電極とソース、ドレイン
の間隔に応じて必要な耐圧を得ることができた。
【0041】第2の実施例では単結晶シリコン基板を用
いたが、例えば多結晶シリコン薄膜トランジスタを製造
する場合であって半導体層がガラスや石英ガラスの基板
上に形成した多結晶シリコンであっても、また非晶質シ
リコン薄膜トランジスタを製造する場合であって半導体
層がガラスや石英ガラスの基板上に形成した非晶質シリ
コンであってもよい。
【0042】更に言えば、半導体層の単結晶シリコン
は、SOI(Silicon onInsulato
r)やSOS(Silicon on Saphir
e)上に成長した単結晶シリコンであっても、本実施例
の方法で製造することで得られる、均一性が高く高耐圧
な半導体装置が得られると言う効果にはなんら変わると
ころはない。
【0043】その上、第2の実施例では第1の実施例と
異なり、単結晶シリコン基板を用いた本発明の方法で半
導体装置を製造する際に、素子分離の為にLOCOS法
で素子分離絶縁膜を形成し、素子分離領域に段差を生じ
た場合でも、第1の配線509を形成しているので、素
子分離領域の配線を確保することが出来る。
【0044】なお、以上に述べた二つの実施例では、ゲ
ート電極の中央を境に左右対象に図を描いて有るが、こ
れは必要に応じて左右非対象にし、ソース側のオフセッ
トとドレイン側のオフセットの長さを変え、ソース側と
ドレイン側を使い分けることも容易にできる。
【0045】以下に本発明の半導体装置の製造方法のさ
らに別の実施例を、第3の実施例として図6を用いて説
明する。第3の実施例は単結晶シリコン基板上に素子分
離の為の酸化シリコン膜をLOCOS法で形成した後、
本発明の製造方法を適用した例である。これは、先に述
べた第1の実施例の方法を、素子分離のための酸化シリ
コン膜を基板から盛り上がるように形成しなければなら
ない単結晶シリコン基板を用いた半導体装置の製造に適
用すると、ゲート電極と同層でゲート電極から延びる配
線部分が素子分離のための酸化シリコン膜の段差の上に
有るために、平坦化技術を用いる際にこの配線部分が薄
くなったり、無くなってしまうことがあることから、こ
の問題を解決した製造方法の第2の実施例とは別の例で
ある。
【0046】単結晶シリコン基板601上に薄い酸化シ
リコン膜を形成した後、窒化シリコン膜をマスクとして
露出したシリコン部分を熱酸化し、その後窒化シリコン
膜を除去といういわゆるLOCOS法で素子分離絶縁膜
602を形成して有り、素子分離絶縁膜602以外の部
分にはゲート絶縁膜603を形成して有り、さらに多結
晶シリコンからなる第1の導電膜604を堆積して有る
(図6a)。
【0047】第1の導電膜604を一度のフォトリソグ
ラフィを用いて加工成形し、第1の導電膜領域605と
第2の導電膜領域606を同時に形成した。
【0048】ここで、素子分離のための酸化シリコン膜
上に配線部分を有する構造とする場合には、第1の導電
膜604をフォトリソグラフィを用いて加工成形し、上
述の第1の導電膜領域605及び第2の導電膜領域60
6の他に、素子分離絶縁膜602上に導電膜領域を形成
すればよい。第1の導電膜領域605はMOS型トラン
ジスタのゲート電極であり、第2の導電膜領域606は
後に高濃度の不純物拡散層(MOSトランジスタのソー
ス及びドレイン)を形成する部分を覆うようにしてあ
る。更に、第1の導電膜領域605と第2の導電膜領域
606の上からイオン注入を行い、単結晶シリコン基板
601中に低濃度の不純物拡散層607を形成し、第2
の絶縁膜608を堆積した(図6b)。
【0049】次に、フォトリソグラフィでフォトレジス
ト609を形成し、これをマスクとして第2の導電膜領
域606の上の第2の絶縁膜608を、第2の導電膜領
域606の頂部が露出するように、かつ第2の絶縁膜6
08が残るように上部から部分的に除去した(図6
c)。残す第2の絶縁膜608の下部は、後の高濃度の
不純物を形成するためのイオン注入で注入されるイオン
が下の単結晶シリコン基板601に到達しないだけの厚
さが必要である。
【0050】さらに第2の導電膜領域606を除去し、
できた空隙の下の単結晶シリコン基板601の部分にイ
オン注入で高濃度の不純物拡散層610を形成した(図
6d)。低濃度及び高濃度の不純物拡散層を形成する際
のイオン注入条件は、実施例1に準ずる。
【0051】以降、層間絶縁膜611、接続孔612、
金属配線613を形成し半導体装置を完成した(図6
e)。
【0052】第3の実施例で各部位に用いた材質、技術
は単結晶シリコン基板601以外は基本的に第1の実施
例の対応する部位と同じであり、材質や技術の変更も第
1の実施例に準ずる。
【0053】第3の実施例の方法で製造した半導体装置
でも、第1の実施例や第2の実施例の場合と同じ理由に
より、電気特性の均一性が良く、また、ゲート電極とソ
ース、ドレインの間隔に応じて必要な耐圧を得ることが
できた。
【0054】第3の実施例の製造方法では、第2の実施
例に比べ、新たな配線(第1の配線509)を形成する
必要が無く、第1の導電膜領域605をそのまま配線と
して使えるという利点がある。
【0055】また、第3の実施例でもゲート電極の中央
を境に左右対象に図を描いて有るが、これは他の実施例
同様、必要に応じて左右非対象にし、ソース側のオフセ
ットとドレイン側のオフセットの長さを変え、ソース側
とドレイン側を使い分けることも容易にできる。
【0056】以上述べたような本発明の半導体装置の製
造方法で製造したMOS型トランジスタはオフセットの
長さがマスクオフセット法のようには露光装置の合わせ
ずれの影響を受けないので電気特性の均一性が良く、し
かもサイドウオール法よりも寸法の大きいオフセットを
設けることが出来る。このような効果とは別に本発明の
半導体製造方法を用いて製造するMOS型トランジスタ
では、ゲート長の不均一による電気特性の不均一を軽減
することが可能である。
【0057】MOS型トランジスタ電気特性の不均一性
の他の要因としてはゲート長の不均一性をあげることが
出来る。ゲート長の不均一は主にゲート電極形成の為の
フォトリソグラフィの不均一に起因し、一部はその後の
エッチング工程の不均一にも起因する。ゲート長はMO
S型トランジスタの電気特性を決定する大きな要素であ
り、ゲート長のわずかな変化はそのまま電気特性の変化
となって現れてしまう。しかしながら、本発明の半導体
装置の製造方法で製造したMOS型トランジスタであっ
て、以下に第4の実施例として述べるように、ソース及
びドレインの不純物拡散層とチャネルの間の部分(低濃
度の不純物拡散層あるいはオフセットと呼んでいる)
の、チャネル長方向の単位長さあたりの電気抵抗を、ゲ
ート及びドレインに規定の電圧、例えば定格電圧、を加
えた場合のチャネルの単位長さあたりの電気抵抗の概2
分の1としたMOS型トランジスタでは、ゲート長の不
均一に起因する電気特性の不均一を軽減することが可能
である。
【0058】以下に第4の実施例を図7を用いて説明す
る。
【0059】図7は第2の本発明のMOS型トランジス
タを第2の実施例の製造方法で製造した場合の断面図で
ある。図の左右方向がMOS型トランジスタのチャネル
長方向、すなわちゲート長方向である。
【0060】低濃度の不純物拡散層701(オフセッ
ト)のチャネル長方向の単位長さあたりの抵抗をRoと
する。また、ソース端子702を0Vとしてゲート端子
703とドレイン端子704に規定の電圧を加えた場合
の導通状態(以後オン状態と称す)のチャネル705の
端から端までの平均の抵抗値をゲート長で割った、単位
長さ当たりの抵抗をRcとする。本実施例のMOS型ト
ランジスタでは、RoはRcの概ね2分の1とした。R
oは低濃度の不純物拡散層を形成する際のイオン注入の
注入イオン量を調整することで所望の値を得た。
【0061】ここでゲート電極706の寸法が変動した
場合を考える。図7におけるゲート電極706の横方向
の幅、すなわちゲート長がdLだけ変動するとチャネル
長もdL変動する。この時のオフセットの長さの変動は
ソース側、ドレイン側あわせて−2dLとなる。これは
図7のMOS型トランジスタは第2の実施例に説明した
方法で製造したので、図5bにあるようにMOS型トラ
ンジスタのゲート電極となる第1の導電膜領域505の
寸法と第2の導電膜領域506の寸法が同一であり、第
1の導電膜領域505の寸法がdLだけ変動すると、同
時に形成された第2の導電膜領域506の寸法も同じく
dL変動し、第1の導電膜領域505と第2の導電膜領
域506の間隔、つまりオフセット片側分で−dLだけ
変動することによる。このようにチャネル長がdL変動
したとき、dLがゲート長に比べ十分小さく、例えばd
Lがゲート長の10%に満たない程度ならば、オン状態
のチャネルの全抵抗の変動はRcにdLを乗じた大きさ
にほぼ等しい。これに対しオフセットの寸法の変動がソ
ース側、ドレイン側あわせて−2dLであるからオフセ
ットの抵抗の変動は−2dLにRoを乗じた大きさであ
る。本実施例のMOS型トランジスタはRoがRcの概
ね2分の1であるので、オン状態のチャネル抵抗の変動
はオフセットの抵抗の変動でほぼ相殺される。すなわち
第4の実施例のMOS型トランジスタではゲート長の変
動による電気特性の変化を軽減できた。
【0062】第4の実施例のMOS型トランジスタは、
第2の実施例の製造方法で製造したのであるが、これに
限らず本発明の他の実施例の製造方法で製造した場合で
も同じ効果が得られる。
【0063】なお、第4の実施例のMOS型トランジス
タではオフセット(低濃度の不純物拡散層701)は必
ずしもドレイン端の電界緩和による耐圧の向上を第1の
目的とはしていない。なぜならRoをRcの概ね2分の
1とするためにオフセットの不純物濃度を決定しなけれ
ばならない場合、決定された濃度ではオフセットの電界
緩和効果が十分得られない場合もあるためである。しか
しながら、本発明の半導体装置の製造方法を用いた上
で、MOS型トランジスタのオフセットに電界緩和効果
を付加しつつゲート長の不均一による電気特性の不均一
を軽減する効果を得たとすれば、それは本発明の効果の
一端であることを付記しておく。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体装置
の製造方法では、MOS型トランジスタのオフセットの
大きさを均一に、しかも任意の大きさにする事ができ
る。従って、本発明の半導体装置の製造方法で、オフセ
ットを有する半導体装置を製造すると、電気的特性が均
一であり、ソース、ドレイン間耐圧の設定の自由度が大
きい半導体装置を得ることができるという効果がある。
これは本発明の半導体装置の製造方法のいずれの実施例
でも得られる効果である。
【0065】また、本発明の半導体装置の製造方法で製
造し、ソース及びドレインの高濃度不純物拡散層とチャ
ネルの間のいわゆるオフセット部分の、チャネル長方向
の単位長さあたりの電気抵抗が、ゲート電極及びドレイ
ンに規定の電圧を加えた場合のチャネルの単位長さあた
りの電気抵抗の概2分の1である本発明のMOS型トラ
ンジスタでは、フォトリソグラフィの不均一に由来する
ゲート長の変動で起こる電気特性の不均一を軽減するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のオフセットを有する半導体装置の製造方
法のうち、いわゆるサイドウオール法の工程を示す工程
断面図。
【図2】従来のオフセットを有する半導体装置の製造方
法のうち、いわゆるマスクオフセット法の工程を示す工
程断面図。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法の第1の実施例
を説明する工程断面図。はじめから途中の工程までを示
し、以後の工程は図4に示した。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法の第1の実施例
を説明する工程断面図。図3からの続きの工程を示す。
【図5】本発明の半導体装置の製造方法の第2の実施例
を説明する工程断面図。
【図6】本発明の半導体装置の製造方法の第3の実施例
を説明する工程断面図。
【図7】第4の実施例の本発明のMOS型トランジスタ
を説明する断面図。
【符号の説明】
101、201・・・半導体基板 102、202、503、603・・・ゲート絶縁膜 103、203、706・・・ゲート電極 104、108、206・・・イオン注入 105、204、306、507、607、701・・
・低濃度の不純物拡散層 106・・・絶縁膜 107・・・サイドウオールスペーサ 109、207、310、510、610・・・高濃度
の不純物拡散層 205、309、609・・・フォトレジスト 301・・・半導体層 302・・・第1の絶縁膜 303、504、604・・・第1の導電膜 304、505、605・・・第1の導電膜領域 305、506、606・・・第2の導電膜領域 307、508、608・・・第2の絶縁膜 308・・・スペーサ 311、511、611・・・層間絶縁膜 312、513、613・・・金属配線 501、601・・・単結晶シリコン基板 502、602・・・素子分離絶縁膜 509・・・第1の配線 512、612・・・接続孔 702・・・ソース端子 703・・・ゲート端子 704・・・ドレイン端子 705・・・チャネル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MOS型半導体装置の製造方法であって、
    少なくとも、半導体層上にゲート絶縁膜を形成する工程
    と、カバー層とゲート電極とを一度のフォトリソグラフ
    ィで形成する工程と、前記カバー層と前記ゲート電極の
    間にスペーサを形成する工程と、前記カバー層を除去す
    る工程と、除去した前記カバー層の下の前記半導体層に
    不純物イオン注入を行う工程を含むことを特徴とするM
    OS型半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】MOS型半導体装置の製造方法であって、
    少なくとも、半導体層上にゲート絶縁膜を形成する工程
    と、カバー層とゲート電極とを一度のフォトリソグラフ
    ィで形成する工程と、スペーサ絶縁膜を堆積する工程
    と、前記カバー層の頂部が露出し、かつ前記スペーサ絶
    縁膜の下部が残るように前記スペーサ絶縁膜を上部から
    除去してスペーサを形成する工程と、前記ゲート電極及
    び前記スペーサを残して前記カバー層を除去する工程
    と、除去した前記カバー層の下の半導体層に不純物イオ
    ンを注入する工程を含むことを特徴とするMOS型半導
    体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】MOS型半導体装置の製造方法であって、
    少なくとも、単結晶シリコン基板上に素子分離絶縁膜を
    形成する工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、カバ
    ー層とゲート電極とを同一の材質を用い、一度のフォト
    リソグラフィで形成する工程と、スペーサ絶縁膜を堆積
    する工程と、前記カバー層の頂部及び前記ゲート電極の
    頂部が露出し、かつ前記スペーサ絶縁膜の下部が残るよ
    うに前記スペーサ絶縁膜を上部から除去してスペーサを
    形成する工程と、少なくとも前記ゲート電極を覆い、前
    記カバー層を覆わないように第1の配線を形成する工程
    と、前記カバー層を除去する工程と、除去した前記カバ
    ー層の下の単結晶シリコン基板中に不純物イオンを注入
    する工程、を含むことを特徴とするMOS型半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】前記請求項2乃至請求項3記載の半導体装
    置の製造方法であって、前記スペーサ絶縁膜の下部が残
    るように前記スペーサ絶縁膜を上部から除去する工程に
    おいて、前記スペーサ絶縁膜の除去を化学的機械的研磨
    を用いて行うことを特徴とするMOS型半導体装置の製
    造方法。
  5. 【請求項5】請求項2乃至請求項3記載の半導体装置の
    製造方法であって、スペーサ絶縁膜の下部が残るように
    前記スペーサ絶縁膜を上部から除去する工程において、
    前記スペーサ絶縁膜の除去をエッチバック法を用いて行
    うことを特徴とするMOS型半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】MOS型半導体装置の製造方法であって、
    少なくとも、単結晶シリコン基板上に素子分離絶縁膜を
    形成する工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、カバ
    ー層とゲート電極とを、同一の材質で、一度のフォトリ
    ソグラフィで形成する工程と、スペーサ絶縁膜を形成す
    る工程と、前記カバー層の上以外の前記スペーサ絶縁膜
    上に、フォトリソグラフィを用いてエッチングのマスク
    を形成する工程と、前記エッチングのマスクの無い部分
    の前記スペーサ絶縁膜の上部を、前記カバー層が露出
    し、かつ前記スペーサ絶縁膜下部が残るようにエッチン
    グして除去する工程と、前記カバー層を除去する工程
    と、除去した前記カバー層の下の単結晶シリコン基板に
    不純物イオンを注入する工程を含むことを特徴とするM
    OS型半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6記載の半導体装置の
    製造方法で製造したMOS型半導体装置であって、ソー
    ス及びドレインの不純物拡散層とチャネルの間の部分
    の、チャネル長方向の単位長さあたりの電気抵抗が、ゲ
    ート電極及びドレインに規定の電圧を加えた場合のチャ
    ネルの単位長さあたりの電気抵抗の概2分の1であるこ
    とを特徴とするMOS型半導体装置。
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JP2007067440A (ja) * 2006-11-13 2007-03-15 Toshiba Corp 半導体装置
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