JPH09203629A - 操作レバーの操作角検知装置 - Google Patents
操作レバーの操作角検知装置Info
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- JPH09203629A JPH09203629A JP3278496A JP3278496A JPH09203629A JP H09203629 A JPH09203629 A JP H09203629A JP 3278496 A JP3278496 A JP 3278496A JP 3278496 A JP3278496 A JP 3278496A JP H09203629 A JPH09203629 A JP H09203629A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 互いに直行するX、Y方向に操作可能な操作
レバーを設けるにあたり、操作レバーの操作角検知装置
を簡略な構成としながら検知精度の優れたものにする。 【解決手段】 操作レバー8に、X方向用の第一回転角
検知センサ14とY方向用の第二回転角検知センサ15
を設け、これら回転角検知センサ14、15を、操作レ
バー8側に固定されるセンサ軸14a、15aとこれに
回動自在に外嵌するセンサ本体14b、15bとでそれ
ぞれ構成し、センサ本体14b、15bを、第一、第二
シリンダ部材16、17を介して躯体側の第一、第二ガ
イド部材18、19にそれぞれ連結して常に一定方向を
向くように姿勢保持させることで、操作レバー8の操作
角を検知する構成とした操作レバーの操作角検知装置。
レバーを設けるにあたり、操作レバーの操作角検知装置
を簡略な構成としながら検知精度の優れたものにする。 【解決手段】 操作レバー8に、X方向用の第一回転角
検知センサ14とY方向用の第二回転角検知センサ15
を設け、これら回転角検知センサ14、15を、操作レ
バー8側に固定されるセンサ軸14a、15aとこれに
回動自在に外嵌するセンサ本体14b、15bとでそれ
ぞれ構成し、センサ本体14b、15bを、第一、第二
シリンダ部材16、17を介して躯体側の第一、第二ガ
イド部材18、19にそれぞれ連結して常に一定方向を
向くように姿勢保持させることで、操作レバー8の操作
角を検知する構成とした操作レバーの操作角検知装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル、ブ
ルドーザ、クレーン等の建設機械や船舶等に装備される
操作レバーの操作角検知装置の技術分野に属するもので
ある。
ルドーザ、クレーン等の建設機械や船舶等に装備される
操作レバーの操作角検知装置の技術分野に属するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種建設機械等においては、
レバー軸を軸心にして揺動(回動)する操作レバーが設
けられることが多く、この場合に、操作レバーの揺動操
作量に対応してアクチュエータの作動速度や作動量等を
調整制御することが行われている。ところでこの場合
に、操作レバーを、連結ワイヤや連結リンク等の連結手
段を介してスプールに直接的に連結してアクチュエータ
の切換え弁のスプール調整をするようにしたものがある
が、このものでは、連結手段が長くなるほど連結手段の
延びや誤差が大きくなって精度の高いスプール調整がで
きなくなるという問題がある。
レバー軸を軸心にして揺動(回動)する操作レバーが設
けられることが多く、この場合に、操作レバーの揺動操
作量に対応してアクチュエータの作動速度や作動量等を
調整制御することが行われている。ところでこの場合
に、操作レバーを、連結ワイヤや連結リンク等の連結手
段を介してスプールに直接的に連結してアクチュエータ
の切換え弁のスプール調整をするようにしたものがある
が、このものでは、連結手段が長くなるほど連結手段の
延びや誤差が大きくなって精度の高いスプール調整がで
きなくなるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、図5(A)、
(B)に示すように操作レバー8の揺動方向近傍にスト
ロークセンサ21を設け、ストロークセンサ21から出
没するワイヤ21aを操作レバー8に緊張状に連結して
操作レバー8の揺動操作に伴うワイヤ21aの出没量を
検知し、該検知値に基づいてスプール調整をすることが
試みられる。ところがこの場合に、操作レバー8が一方
向に揺動するものでは揺動操作量検知を問題なく行うこ
とができるが、操作レバー8が互いに直行する方向に揺
動するように構成されたものを検知する場合では、各揺
動方向に対応して設けられたストロークセンサ21が両
方向のレバー操作に対して揺動量検知をすることになっ
て採用することができない。また、図6(A)、(B)
に示すもののように、操作レバー8にプレート22を一
体取付けして、該プレート22上面に傾斜角検知センサ
23、24を固設し、操作レバー8の変位に伴う前後方
向並びに左右方向の傾斜角をれぞれ検知してこれを操作
レバー8の変位量とする手法等が提唱される。しかしな
がらこのものでは、傾斜角検知センサ23、24は、水
平姿勢に対する傾斜角を検知するものである故、車体自
体が傾斜しているような場合でも傾斜角検知をしてしま
うことになり、操作レバーの変位量を正確に検知できな
いという問題がある。
(B)に示すように操作レバー8の揺動方向近傍にスト
ロークセンサ21を設け、ストロークセンサ21から出
没するワイヤ21aを操作レバー8に緊張状に連結して
操作レバー8の揺動操作に伴うワイヤ21aの出没量を
検知し、該検知値に基づいてスプール調整をすることが
試みられる。ところがこの場合に、操作レバー8が一方
向に揺動するものでは揺動操作量検知を問題なく行うこ
とができるが、操作レバー8が互いに直行する方向に揺
動するように構成されたものを検知する場合では、各揺
動方向に対応して設けられたストロークセンサ21が両
方向のレバー操作に対して揺動量検知をすることになっ
て採用することができない。また、図6(A)、(B)
に示すもののように、操作レバー8にプレート22を一
体取付けして、該プレート22上面に傾斜角検知センサ
23、24を固設し、操作レバー8の変位に伴う前後方
向並びに左右方向の傾斜角をれぞれ検知してこれを操作
レバー8の変位量とする手法等が提唱される。しかしな
がらこのものでは、傾斜角検知センサ23、24は、水
平姿勢に対する傾斜角を検知するものである故、車体自
体が傾斜しているような場合でも傾斜角検知をしてしま
うことになり、操作レバーの変位量を正確に検知できな
いという問題がある。
【0004】これに対し、操作レバーのレバー軸の回転
角を回転センサで検知し、この回動検知値に基づいてス
プール調整することが試みられる。しかるにこのものに
おいて、レバーボス部を、躯体側に固定の回動軸に回動
自在に軸支している場合では、レバーボス部から芯合わ
せされた状態の連結部材を延設し、該連結部材を回転セ
ンサに連結する必要があり、その場合の芯合わせが難し
く精度も低下するという問題があり、特に、互いに直交
する方向の回動検知をする場合には、X、Y両方向の芯
出しが必要になって構造が複雑化するという問題があ
り、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
角を回転センサで検知し、この回動検知値に基づいてス
プール調整することが試みられる。しかるにこのものに
おいて、レバーボス部を、躯体側に固定の回動軸に回動
自在に軸支している場合では、レバーボス部から芯合わ
せされた状態の連結部材を延設し、該連結部材を回転セ
ンサに連結する必要があり、その場合の芯合わせが難し
く精度も低下するという問題があり、特に、互いに直交
する方向の回動検知をする場合には、X、Y両方向の芯
出しが必要になって構造が複雑化するという問題があ
り、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、互いに直交するX、Y方向に回動
操作できる操作レバーの各操作角検知をする検知手段を
設けるにあたり、該検知手段はX方向用の第一回転セン
サとY方向用の第二回転センサとからなり、該各回転セ
ンサのセンサ本体、センサ軸の何れか一方は操作レバー
にそれぞれ固定され、他方は、対応する回転センサで検
知される検知方向のレバー操作では躯体側基準面に対し
て常に一定方向を向くよう姿勢保持されるが、検知方向
と直交する非検知方向のレバー操作では該レバー操作と
の一体回動を許容する姿勢保持手段を介して躯体側にそ
れぞれ連結されているものである。このように構成する
ことによって、簡略な構造でありながら、各方向へのレ
バー操作の操作量を精度良く検知することができる。こ
のものにおいて、本発明の各姿勢保持手段は、伸縮自在
なシリンダ部材と、該シリンダ部材の先端と回転センサ
とを、該回転センサで検知される検知方向と直交する非
検知方向の回動については許容するよう連結する連結軸
と、シリンダ部材の他端を前記非検知方向の回動を許容
する状態で検知方向に向けて移動案内する躯体側のガイ
ド部材とを備えてそれぞれ構成することができる。
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、互いに直交するX、Y方向に回動
操作できる操作レバーの各操作角検知をする検知手段を
設けるにあたり、該検知手段はX方向用の第一回転セン
サとY方向用の第二回転センサとからなり、該各回転セ
ンサのセンサ本体、センサ軸の何れか一方は操作レバー
にそれぞれ固定され、他方は、対応する回転センサで検
知される検知方向のレバー操作では躯体側基準面に対し
て常に一定方向を向くよう姿勢保持されるが、検知方向
と直交する非検知方向のレバー操作では該レバー操作と
の一体回動を許容する姿勢保持手段を介して躯体側にそ
れぞれ連結されているものである。このように構成する
ことによって、簡略な構造でありながら、各方向へのレ
バー操作の操作量を精度良く検知することができる。こ
のものにおいて、本発明の各姿勢保持手段は、伸縮自在
なシリンダ部材と、該シリンダ部材の先端と回転センサ
とを、該回転センサで検知される検知方向と直交する非
検知方向の回動については許容するよう連結する連結軸
と、シリンダ部材の他端を前記非検知方向の回動を許容
する状態で検知方向に向けて移動案内する躯体側のガイ
ド部材とを備えてそれぞれ構成することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図4に基づいて説明する。図面において、1は油圧シ
ョベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下
部走行体2、該下部走行体2の上方に旋回自在に設けら
れる上部旋回体3、該上部旋回体3の前部に装備される
フロントアタッチメント4等の部材装置から構成されて
いるが、該フロントアタッチメント4は、基端部が上部
旋回体3に揺動自在に取付けられるブーム5、該ブーム
5の先端部に揺動自在に取付けられるアーム6、該アー
ム6の先端部に取付けられるバケット7等の部材から構
成され、上部旋回体3の後部に搭載される図示しないエ
ンジンの動力で油圧作動するようになっていること等は
何れも従来通りの構成となっている。
〜図4に基づいて説明する。図面において、1は油圧シ
ョベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下
部走行体2、該下部走行体2の上方に旋回自在に設けら
れる上部旋回体3、該上部旋回体3の前部に装備される
フロントアタッチメント4等の部材装置から構成されて
いるが、該フロントアタッチメント4は、基端部が上部
旋回体3に揺動自在に取付けられるブーム5、該ブーム
5の先端部に揺動自在に取付けられるアーム6、該アー
ム6の先端部に取付けられるバケット7等の部材から構
成され、上部旋回体3の後部に搭載される図示しないエ
ンジンの動力で油圧作動するようになっていること等は
何れも従来通りの構成となっている。
【0007】8は上部旋回体3の運転席部3aに設けら
れる操作レバーであって、該操作レバー8は、そのレバ
ー軸部8aが躯体側に前低後高状に設けられるカバー体
9から上方に向けて突出する状態で設けられている。そ
してレバー軸部8aの突出先端部にグリップ部材10が
嵌着される一方、基端部8bはカバー体9下方に没入さ
れ、該カバー体9下方の躯体側に設けられたボールジョ
イント11に支持されており、これによって、操作レバ
ー8が互いに直行するX方向、Y方向(前後左右方向)の
二次元方向に回動操作可能に構成されている。また、カ
バー体9の操作レバー8突出部位は、レバー軸部8aの
回動操作が可能となるよう、前記X、Y方向を向く側辺
を有する略四角形状に切欠かれており、該切欠き外周縁
部に基台12が一体的に設けられている。
れる操作レバーであって、該操作レバー8は、そのレバ
ー軸部8aが躯体側に前低後高状に設けられるカバー体
9から上方に向けて突出する状態で設けられている。そ
してレバー軸部8aの突出先端部にグリップ部材10が
嵌着される一方、基端部8bはカバー体9下方に没入さ
れ、該カバー体9下方の躯体側に設けられたボールジョ
イント11に支持されており、これによって、操作レバ
ー8が互いに直行するX方向、Y方向(前後左右方向)の
二次元方向に回動操作可能に構成されている。また、カ
バー体9の操作レバー8突出部位は、レバー軸部8aの
回動操作が可能となるよう、前記X、Y方向を向く側辺
を有する略四角形状に切欠かれており、該切欠き外周縁
部に基台12が一体的に設けられている。
【0008】さらに、操作レバー8には、グリップ部材
10直下のレバー軸部8aに位置してセンサ取付け台1
3が固設されているが、該センサ取付け台13は四角筒
形状をし、その筒部がレバー軸部8aに外嵌する状態で
設けられ、筒外周面がそれぞれ前記X、Y方向を向くよ
うに設定されている。そして、これら外周面のうち、X
方向を向く第一取付け面13aとY方向を向く第二取付
け面13bとが設定され、これら第一、第二取付け面1
3a、13bに、操作レバー8のX、Y方向の回転角
(操作角)を検知する第一、第二回転角検知センサ(本
発明の回転センサに相当する)14、15がそれぞれ取
付けられている。そして、これら第一、第二回転角検知
センサ14、15が後述するように第一、第二シリンダ
部材16、17を介して前記基台12側に設けられた第
一、第二ガイド部材18、19にそれぞれ連結される構
成となっている。ここで、第一、第二回転角検知センサ
14、15は、その構成、取付け構造、そして検知手法
については何れも同じであるので、以降、第一回転角検
知センサ14について詳細に説明し、第二回転角検知セ
ンサ15については対応する符号を図面に付すものと
し、特に述べる以外はその詳細は省略する。
10直下のレバー軸部8aに位置してセンサ取付け台1
3が固設されているが、該センサ取付け台13は四角筒
形状をし、その筒部がレバー軸部8aに外嵌する状態で
設けられ、筒外周面がそれぞれ前記X、Y方向を向くよ
うに設定されている。そして、これら外周面のうち、X
方向を向く第一取付け面13aとY方向を向く第二取付
け面13bとが設定され、これら第一、第二取付け面1
3a、13bに、操作レバー8のX、Y方向の回転角
(操作角)を検知する第一、第二回転角検知センサ(本
発明の回転センサに相当する)14、15がそれぞれ取
付けられている。そして、これら第一、第二回転角検知
センサ14、15が後述するように第一、第二シリンダ
部材16、17を介して前記基台12側に設けられた第
一、第二ガイド部材18、19にそれぞれ連結される構
成となっている。ここで、第一、第二回転角検知センサ
14、15は、その構成、取付け構造、そして検知手法
については何れも同じであるので、以降、第一回転角検
知センサ14について詳細に説明し、第二回転角検知セ
ンサ15については対応する符号を図面に付すものと
し、特に述べる以外はその詳細は省略する。
【0009】扨、前記第一回転角検知センサ14は、前
記第一取付け面13aに突出状に固定されるセンサ軸1
4aと該センサ軸14aに軸回り方向回動自在に外嵌さ
れる有底筒状のセンサ本体14bとで構成されている。
そして、センサ本体14bから垂設される支持片14c
には、X方向を向く連結軸14dを介して前記第一シリ
ンダ部材16を構成するロッド16aの先端が回動自在
に軸支されている。一方、前記ロッド16aが出入り自
在に内嵌するシリンダ部16bの基端には、X方向を向
く孔状の被ガイド体16cが形成された連結部材16d
が設けられている。そして該被ガイド体16cが、基台
側辺12aにX方向を向く状態で設けられた第一ガイド
部材18に移動自在に取付けられている。ここで第一ガ
イド部材18は、ロッド状部材の両端部を折曲して略コ
字形とし、その折曲両端部が基台側辺12aに取付け固
定されたものであり、そしてその跨部の略全長に亘っ
て、前記被ガイド体16cをX方向に移動自在にガイド
すると共に、軸心回り(X軸回り)に自由回動自在に支
持している。而して、第一シリンダ部材16は、検知方
向であるX方向への回動は規制されるが非検知方向であ
るY方向への回動は許容される状態で、しかもX方向に
は伸縮を伴う状態で平行移動する状態で第一回転角検知
センサ14と第一ガイド部材18とのあいだに介装され
ている。
記第一取付け面13aに突出状に固定されるセンサ軸1
4aと該センサ軸14aに軸回り方向回動自在に外嵌さ
れる有底筒状のセンサ本体14bとで構成されている。
そして、センサ本体14bから垂設される支持片14c
には、X方向を向く連結軸14dを介して前記第一シリ
ンダ部材16を構成するロッド16aの先端が回動自在
に軸支されている。一方、前記ロッド16aが出入り自
在に内嵌するシリンダ部16bの基端には、X方向を向
く孔状の被ガイド体16cが形成された連結部材16d
が設けられている。そして該被ガイド体16cが、基台
側辺12aにX方向を向く状態で設けられた第一ガイド
部材18に移動自在に取付けられている。ここで第一ガ
イド部材18は、ロッド状部材の両端部を折曲して略コ
字形とし、その折曲両端部が基台側辺12aに取付け固
定されたものであり、そしてその跨部の略全長に亘っ
て、前記被ガイド体16cをX方向に移動自在にガイド
すると共に、軸心回り(X軸回り)に自由回動自在に支
持している。而して、第一シリンダ部材16は、検知方
向であるX方向への回動は規制されるが非検知方向であ
るY方向への回動は許容される状態で、しかもX方向に
は伸縮を伴う状態で平行移動する状態で第一回転角検知
センサ14と第一ガイド部材18とのあいだに介装され
ている。
【0010】そうして、操作レバー8を中立位置(中立
姿勢)からX方向に回動した場合に、第一回転角検知セ
ンサ14はセンサ取付け台13と共にX方向に移動する
ことになるが、このとき、センサ軸14aはセンサ取付
け台13と一体移動するのに対し、センサ本体14b
は、前述したように第一シリンダ部材16がX方向に平
行移動することになって、センサ本体14bが常に第一
ガイド部材18方向を基準とする一定方向を向いた姿勢
に姿勢保持される。このため、センサ本体14bがセン
サ軸14aに対して相対的な回動をすることになって、
第一回転角検知センサ14による回転角検知がなされる
設定になっている。ここで、前記検知された回転角が操
作レバー8の回転角と等しいことは言うまでもなく、該
検知量に基づいて対応するアクチュエータの作動量が制
御されるように設定されている。これに対し、操作レバ
ー8をY方向に回動した場合では、第一回転角検知セン
サ14は、シリンダ部材13の各連結部位がY方向への
回動を許容されており、これによって、センサ本体14
bは中立姿勢を維持してセンサ軸14aとセンサ本体1
4bとのあいだの相対回動がない状態のまま操作レバー
8と一体回動するように設定されている。尚、20はジ
ャバラ状の軸部カバーであって、該軸部カバー20は、
レバー軸部8aの回動を許容する状態でカバー体9の上
方に露出するレバー軸部8aを覆蓋している。
姿勢)からX方向に回動した場合に、第一回転角検知セ
ンサ14はセンサ取付け台13と共にX方向に移動する
ことになるが、このとき、センサ軸14aはセンサ取付
け台13と一体移動するのに対し、センサ本体14b
は、前述したように第一シリンダ部材16がX方向に平
行移動することになって、センサ本体14bが常に第一
ガイド部材18方向を基準とする一定方向を向いた姿勢
に姿勢保持される。このため、センサ本体14bがセン
サ軸14aに対して相対的な回動をすることになって、
第一回転角検知センサ14による回転角検知がなされる
設定になっている。ここで、前記検知された回転角が操
作レバー8の回転角と等しいことは言うまでもなく、該
検知量に基づいて対応するアクチュエータの作動量が制
御されるように設定されている。これに対し、操作レバ
ー8をY方向に回動した場合では、第一回転角検知セン
サ14は、シリンダ部材13の各連結部位がY方向への
回動を許容されており、これによって、センサ本体14
bは中立姿勢を維持してセンサ軸14aとセンサ本体1
4bとのあいだの相対回動がない状態のまま操作レバー
8と一体回動するように設定されている。尚、20はジ
ャバラ状の軸部カバーであって、該軸部カバー20は、
レバー軸部8aの回動を許容する状態でカバー体9の上
方に露出するレバー軸部8aを覆蓋している。
【0011】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、操作レバー8がX、Y方向に操作された場合
に、その操作角は、対応する第一、第二回転角検知セン
サ14、15によりそれぞれ検知されることになるが、
X方向の操作があったときには第一回転角検知センサ1
4のみが検知作動をして第二回転角検知センサ15はレ
バー操作に追随して回動することとなって非検知状態の
ままに姿勢保持され、Y方向の操作があったときにはそ
の逆の動きとなる。また、X、Y方向に同時に操作した
場合では、X方向、Y方向をそれぞれの回動角に対応す
るようセンサ14、15が個別に検知作動を行うことに
なる。この結果、従来の傾斜角検知センサを用いたもの
のように操作レバーの回動量だけでなく車体自体の傾斜
等も検知してしまうような不都合がなく、簡単な構成で
ありながら高い検知精度を維持することができる。
において、操作レバー8がX、Y方向に操作された場合
に、その操作角は、対応する第一、第二回転角検知セン
サ14、15によりそれぞれ検知されることになるが、
X方向の操作があったときには第一回転角検知センサ1
4のみが検知作動をして第二回転角検知センサ15はレ
バー操作に追随して回動することとなって非検知状態の
ままに姿勢保持され、Y方向の操作があったときにはそ
の逆の動きとなる。また、X、Y方向に同時に操作した
場合では、X方向、Y方向をそれぞれの回動角に対応す
るようセンサ14、15が個別に検知作動を行うことに
なる。この結果、従来の傾斜角検知センサを用いたもの
のように操作レバーの回動量だけでなく車体自体の傾斜
等も検知してしまうような不都合がなく、簡単な構成で
ありながら高い検知精度を維持することができる。
【0012】さらに、このものは、従来の操作レバーの
レバーボス部に連結部材を延設し、該連結部材を回転セ
ンサに連結するため芯出しをするもののように、構造が
複雑になることがなく、コスト的にも安価なものにする
ことができ、二方向に操作可能な操作レバー8を手軽に
採用できて、低価格に設定される小型作業機等にも搭載
することが可能となる。
レバーボス部に連結部材を延設し、該連結部材を回転セ
ンサに連結するため芯出しをするもののように、構造が
複雑になることがなく、コスト的にも安価なものにする
ことができ、二方向に操作可能な操作レバー8を手軽に
採用できて、低価格に設定される小型作業機等にも搭載
することが可能となる。
【図1】油圧ショベルの全体側面図である。
【図2】操作レバー部の側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】操作レバーがX方向に回動した状態を示す側面
図である。
図である。
【図5】図5(A)、(B)はそれぞれ従来の操作レバ
ー部を示す側面図である。
ー部を示す側面図である。
【図6】図6(A)、(B)はそれぞれ他の従来の操作
レバー部を示す側面図である。
レバー部を示す側面図である。
1 油圧ショベル 2 下部走行体 3 上部旋回体 8 操作レバー 8a レバー軸部 9 カバー体 10 グリップ部材 11 ボールジョイント 12 基台 13 センサ取付け台 13a 第一取付け面 14 第一回転角検知センサ 14a センサ軸 14b センサ本体 14d 連結軸 16 第一シリンダ部材 16a ロッド 16b シリンダ部 16d 連結部材 18 第一ガイド部材 20 ジャバラ
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに直交するX、Y方向に回動操作で
きる操作レバーの各操作角検知をする検知手段を設ける
にあたり、該検知手段はX方向用の第一回転センサとY
方向用の第二回転センサとからなり、該各回転センサの
センサ本体、センサ軸の何れか一方は操作レバーにそれ
ぞれ固定され、他方は、対応する回転センサで検知され
る検知方向のレバー操作では躯体側基準面に対して常に
一定方向を向くよう姿勢保持されるが、検知方向と直交
する非検知方向のレバー操作では該レバー操作との一体
回動を許容する姿勢保持手段を介して躯体側にそれぞれ
連結されている操作レバーの操作角検知装置。 - 【請求項2】 請求項1において、各姿勢保持手段は、
伸縮自在なシリンダ部材と、該シリンダ部材の先端と回
転センサとを、該回転センサで検知される検知方向と直
交する非検知方向の回動については許容するよう連結す
る連結軸と、シリンダ部材の他端を前記非検知方向の回
動を許容する状態で検知方向に向けて移動案内する躯体
側のガイド部材とを備えてそれぞれ構成されている操作
レバーの操作角検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3278496A JPH09203629A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 操作レバーの操作角検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3278496A JPH09203629A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 操作レバーの操作角検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09203629A true JPH09203629A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12368487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3278496A Withdrawn JPH09203629A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 操作レバーの操作角検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09203629A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018128201A1 (ko) * | 2017-01-04 | 2018-07-12 | 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 | 건설기계용 티칭 및 플레이백 장치 |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP3278496A patent/JPH09203629A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018128201A1 (ko) * | 2017-01-04 | 2018-07-12 | 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 | 건설기계용 티칭 및 플레이백 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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